クビアカツヤカミキリについて
クビアカツヤカミキリは、幼虫がサクラ、モモ、スモモ、ウメなど、主にバラ科の樹木の内部を食害する昆虫です。平成30年(2018年)1月に、外来生物法に基づく特定外来生物に指定されました。
県内では、令和元年(2019年)8月に初めて確認され、令和8年(2026年)8月時点で15市町で確認されています。本市でも、令和7年(2025年)7月に確認され、令和8年(2026年)も引き続き確認されており、今後も被害の拡大に注意が必要です。
成虫の体長は約2.5~4cm(触角・脚を除く)で、体は光沢のある黒色です。首のように見える前胸部は、そろばんの珠に似た形で、鮮やかな赤色をしています。成虫は主に5月中旬から8月頃に見られ、メスは樹皮の割れ目などに多数の卵を産みます。
クビアカツヤカミキリの幼虫は、成虫になるまでの間、樹木の中で生活するため、普段、私たちが目にする機会はありません。幼虫は2~3年間、樹木の内部を食害しながら成長し、樹を弱らせますが、その間、主に初夏から秋にかけて、樹木に開けた排出口からフンと木くずの混ざった「フラス」といわれる排出物を大量に排出します(下の写真参照)。樹木の内部に幼虫がいるかどうかは、フラスの発生で判断します。(フラスを排出する昆虫はほかにもいます。判別が難しいときは,茨城県生物多様性センターまでご相談ください。)
色は茶色又は黄褐色で、特徴的な「あらびきのひき肉」状をしています。4月頃から秋にかけて活発に排出されます。比較的固いものから簡単に崩れるものまで様々です。若い幼虫のものは細く、成長すると太くなります。被害を受けた木の根元や幹の股などには、排出口から落ちたフラスが大量に堆積します。樹液が混ざるとペースト状になります。
※クビアカツヤカミキリに関する詳細な情報は、以下リンク先のPDFファイルをご覧ください。
※環境省 クビアカツヤカミキリ1.
※環境省 クビアカツヤカミキリ2.
ツヤハダゴマダラカミキリについて
ツヤハダゴマダラカミキリは、カツラ、アキニレ、ベニバナトチノキ、セイヨウトチノキ、ヤナギ類など、多種類の樹木を食害する昆虫です。令和5年(2023年)9月1日に、外来生物法に基づく特定外来生物に指定されました。
県内では、令和8年(2026年)7月時点で20市町で確認されています。本市でも、令和5年(2023年)7月に確認され、その後も令和8年(2026年)にかけて新たな発生が確認されています。
ツヤハダゴマダラカミキリの幼虫が樹木の内部を食害し、被害が進行すると樹木が枯れ、倒木や落枝による事故につながるおそれがあります。街路樹や公園の樹木だけでなく、河川敷のヤナギ類でも発生が確認されており、被害の拡大を防ぐため、早期発見・早期駆除が重要です。
ツヤハダゴマダラカミキリには以下の特徴があります
・在来種のゴマダラカミキリに似ているが、胸部の白紋がない。
・胸部に近い翅部分には白紋がなく、顆粒状突起がない。
※ツヤハダゴマダラカミキリに関する詳細な情報は、以下リンク先のPDFファイルをご覧ください。
※森林総合研究所 ツヤハダゴマダラカミキリ

撮影:佐々木泰弘
サビイロクワカミキリについて
サビイロクワカミキリは、イヌエンジュやエンジュなど、マメ科の樹木を食害する昆虫です。令和5年(2023年)9月1日に、外来生物法に基づく特定外来生物に指定されました。
県内では、令和8年(2026年)8月に、笠間市で初めて成虫が確認されました。
成虫の体はさび色で、背面に白い斑点があり、翅(はね)の付け根には粒状の突起があります。
幼虫が樹木の内部を食害し、被害が進行すると樹木が衰弱し、枯れることがあります。街路樹や公園の樹木などに被害が生じると、景観への影響に加え、倒木や落枝による事故につながるおそれがあります。また、森林に侵入・定着した場合には、森林生態系への悪影響も懸念されます。
※サビイロクワカミキリに関する詳細な情報は、以下リンク先のPDFファイルをご覧ください。
3種類のカミキリムシや被害の疑いがある樹木を見つけたら
すぐに、茨城県生物多様性センターか、桜川市生活環境課まで、発見した場所(住所)、個体の数、被害を受けた木の樹種や本数等の情報をご連絡お願いします。また、樹木の所有者又は管理者の方の場合は、直ちにカミキリムシをその場でたたきつぶすか踏みつぶすなどして駆除も併せて行ってください。
※上記3種類のカミキリムシは『特定外来生物』に指定されているため、生きたままの個体の移動が禁止されています。
茨城県生物多様性センター029-301-2940