麻しんは、麻しんウイルスによる感染力が極めて強い感染症です。
茨城県内においても、令和7年度に入り麻しんの発生報告がありました。
麻しん(はしか)とは
麻しんは「麻しんウイルス」によって引き起こされる、急性の全身感染症です。
感染経路は空気感染(飛沫核感染)、飛沫感染、接触感染とさまざまで、ヒトからヒトへ非常に強い感染力で広がります。
免疫を持たない人が感染すると、ほぼ100%の確率で発症します。一度発症すると、生涯にわたって免疫が持続するとされています。
主な症状
・発熱、発疹、咳、鼻水、目の充血 など
感染経路
・空気感染(飛沫核感染)、飛沫感染、接触感染
潜伏期間
・10〜12日(最大21日)
治療法
・特別な治療法はなく、症状に合わせた対応をします。
予防方法
・ワクチン接種がもっとも有効です。
麻しん(はしか)を予防するために
麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。
麻しんの予防に最も有効は方法は、麻しんワクチン(麻しん風しん混合ワクチン)の接種です。
- 母子健康手帳で麻しんワクチン(麻しん風しん混合ワクチン)の接種歴を確認しましょう
- 麻しんワクチン(麻しん風しん混合ワクチン)接種歴がない場合や、接種歴不明の場合はワクチン接種を検討しましょう
麻しん風しんの定期予防接種に関する情報は、こちらをご覧ください。
・子どもの予防接種
・成人の予防接種
麻しん(はしか)が疑われる症状が出現した場合は
■ 麻しんが疑われる場合の対応について
発熱や発疹などの症状から麻しんが疑われる場合は、必ず事前に筑西保健所(☎0296-24-3911)に連絡のうえ、保健所の指示に従って医療機関を受診してください。
受診の際は、周囲への感染を防ぐためにマスクを着用し、公共交通機関の利用は避けてください。
※筑西保健所:☎0296-24-3911
※問い合わせ可能時間:8時30分~17時15分(土日祝を除く)
■ 麻しんの予防について
麻しんを防ぐ最も効果的な方法はワクチン接種です。以下の方は、予防接種の確認と早めの接種をご検討ください。
・定期予防接種の対象となるお子さん(第1期:1歳児、第2期:小学校就学前の1年間)で、まだ接種を受けていない場合は、かかりつけ医に相談のうえ、早めに接種しましょう。
※一部の対象者については、接種期間が延長されています。詳細は下記(*)をご覧ください。
・麻しんにかかったことがなく、ワクチンを2回接種していない方
・麻しんにかかったことがない方で、海外渡航を予定している方
→ 渡航先の流行状況やご自身の接種歴を確認し、2回接種していない場合や接種歴が不明な場合は、予防接種を受けることをおすすめします。
※疾患についてなど詳細につきましては、厚生労働省ホームページを参考にしてください。
【茨城県】麻しん(はしか)がご心配な方へ(PDFファイル:341.4KB)
【茨城県】麻しん接触者の方へ(PDFファイル:122.7KB)