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  • 【更新日】2024年7月24日
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一次救命処置(心肺蘇生とAED)

応急手当と救命処置

私たちは、いつ、どこで突然のケガや病気におそわれるか分かりません。
そんな時に、できる手当のことを「応急手当」といいます。病院に行くまでに応急手当をすることで、ケガや病気の悪化を防ぐことができます。
ケガや病気の中でも最も重篤で緊急を要するものは、心臓や呼吸が止まってしまった場合です。急性心筋梗塞や脳卒中などは、何の前触れもなく、心臓と呼吸が突然止まってしまう原因となります。また、プールで溺れたり、喉に餅を詰まらせたりすることも心臓や呼吸が止まる原因です。
応急手当のうち、心臓や呼吸が止まってしまった場合の対応を特に「救命処置(一次救命処置)」といいます。


一次救命処置について

救命


(1)心肺蘇生とは

心臓が止まって全身への血液の供給が停止すると、10秒余りで意識がなくなり、3~4分そのままの状態が続くと脳の回復が困難となります。
心肺蘇生とは、胸を強く圧迫する「胸骨圧迫」と口から肺に息を吹き込む「人工呼吸」によって止まった心臓と呼吸を補い、助ける方法です。
心臓が止まっている間、胸骨圧迫によって脳や心臓に血液を送り続けることがAEDの効果を高めるとともに、心臓の動きが戻った後に後遺症を少なくするためにも重要です。

(2)AEDとは

心臓が突然止まるのは、心臓がぶるぶると細かく震える「心室細動」が原因となることが少なくありません。
この場合、できるだけ早く心臓に電気ショックを与え、心臓の震えを取り除くことが重要となります。
これを「除細動」といいます。
AEDは電気ショックにより除細動を行うための機器です。自動的に心電図を解析して電気ショックが必要かどうかを判断し、音声メッセージで対応を指示してくれます。
現在では、公共施設や民間企業、駅やコンビニなど各所にAEDが設置されています。
いざというとき、居合わせた人がAEDを活用することで、一人でも多くの命を救おうとする動きが広まっています。
普段からAEDがどこに設置されているのか、意識することが重要です。
AEDの設置場所については下記リンクをご参照ください。

AEDのココロエ(茨城県AED普及啓発サイト)

財団全国AEDマップ(※検索画面の設置施設住所に【桜川市】と入力してください)

いばらきデジタルまっぷ

日本救急医療財団全国AEDマップ

日本全国AEDマップ

(3)心肺蘇生術とAEDの使い方について

日本では毎日多くの人が心臓突然死で命を失っています。
心臓が原因で突然心停止となる人は1年間で約9.1万人。一日に約250人といわれています。
心臓が停止すると、全身に血液を送れなくなり、たちまち意識がなくなり、脳をはじめとした全身の細胞が死んでしまいます。
突然の心停止から救命するためにできることは、
(1)119番通報 (2)胸骨圧迫(心臓マッサージ) (3)AEDによる電気ショックです。
このうち、119番通報をして救急隊の到着を待っていたのでは約7%の人しか救命できません。
しかし、胸骨圧迫をすることで2倍近く、さらにAEDを用いた電気ショックが行われることで、突然の心停止の約半数の人を救えます。
これは、そばにいあわせた人がすぐに実施するからこそ得られる効果であり、救急隊や、病院到着後に医師や看護師が行なう処置と比べて、数倍の効果です。
勇気を持って一歩を踏み出すことで、救われる命が多くあります。

心肺蘇生法の手順(日本医師会)

応急手当WEB講習(総務省消防庁)

AEDの知識(日本AED財団)

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健康推進課

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