将来的な高齢者の増加に伴い、今後の医療体制や患者側の医療の受け方次第で、いざという時に地域の医療機関の入院病床が不足するなど、患者や家族の望む医療が受けられなくなるおそれがあります。そのため、いくつになっても住み慣れた場所で、必要な医療やサービスが確実に受けられ、安心して自分らしい暮らしが続けられる社会を目指して、かかりつけ医を中心とした地域ぐるみの体制づくりの取り組みが始まっています。
かかりつけ医はいますか?
「かかりつけ医・歯科医・薬局」とは、日常的な診療や健康管理を行う身近な医療の専門家です。
また、高度な医療や検査等が必要な時には、適切な医療機関や専門医を紹介するなどの役割を担っています。
風邪などの日常的な病気や、健康診断や人間ドックで異常を指摘された時、ちょっと体の具合がおかしいなと感じたときは、まず近くのかかりつけ医で受診しましょう。歯科では口腔ケア、薬局では処方箋の管理や説明などもしてくれます。
乳幼児の場合、急な発熱があったり多くの予防接種を受けるため、かかりつけ医をもつことで、その子の病歴や予防接種の履歴を病院や医師が正確に把握できます。そのほか、アレルギー対応や予防接種の誤接種の可能性も最小限に抑えることができます。
どんなメリットがあるの?
【メリット1】
大病院と比べて、受診手続きが簡単で待ち時間が短く、診察も丁寧にしてもらえます。
【メリット2】
病歴や体質など継続的なカルテがあるので、早めに適切な対応がしてもらえます。
【メリット3】
精密検査や高度な治療が必要な時には、専門医などを紹介してもらえます。
【メリット4】
病気治療だけでなく、健診結果などをもとに生活改善のアドバイスもしてもらえます。
かかりつけ医を見つけるには・・・
以前から診てもらっているお医者さんがいれば別ですが、初めて受診するときや引っ越してきたばかりで医療機関がわからないときなどは
・市町村、保健所、地域の医師会に問い合わせる
・インターネットを使って調べる
などの方法があります。
茨城県では、インターネットや電話で医療機関を紹介するシステムがあります。
「茨城県救急医療情報システム」
桜川市内には、内科・歯科ともにたくさんの医療機関があります。
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