全国報徳サミットとは
全国報徳サミットとは、全国報徳研究市町村協議会(※1)に加盟している17市町村(※2)が一堂に会し、二宮尊徳の教えである「報徳仕法」の検証を通じて、これからのまちづくり・ひとづくりに必要な取り組みについての意見や情報を交換しあうとともに、二宮尊徳の教えを広く周知するための場として開催されています。
毎年持ち回りで開催されおり、令和6年度に桜川市で開催することとなりました。(令和4年度は相馬市、令和5年度は御殿場市で開催。桜川市では平成23年度に開催し2回目となります。)
本市では、青木村(現青木地区)にある青木堰を築造したことから、ゆかりの地となっています。
※1 二宮尊徳ゆかりの地の市町村長及び、協議会の活動に賛同する市町村長をもって構成。
※2 加盟市町村 北海道:豊頃町
福島県:相馬市、南相馬市、大熊町、浪江町、飯舘村
茨城県:筑西市、桜川市
栃木県:日光市、真岡市、那須烏山市、茂木町
神奈川県:小田原市、秦野市
静岡県:掛川市、御殿場市
三重県:大台町
桜川市大会概要(随時更新)
<令和6年9月4日更新> チラシを掲載しました!
【開催趣旨】
現在我々は、急激な人口減少や少子高齢化の進行、地方・都市間格差、デジタル化、環境問題、大規模な自然災害や感染症などへの対応など、先行きが不透明で将来の予測が困難な社会情勢に翻弄されています。これは決して他人ごとではありません。
VUCA※の時代ともいわれる現代、江戸時代末多くの疲弊した農民や人々を救った、二宮尊徳翁の「至誠」「勤労」「分度」「推譲」の教えは、令和の時代となっても変わらず、重要なものであります。今を生きる私たちも、二宮尊徳翁の教えに触れることで、多くのことを学び、様々な気付きを得ることができると考えます。
そこで、二宮尊徳ゆかりの市町村が一堂に会し、地域が抱える問題と解決へのアプローチ及び取組み事例等を共有し、共に考え、これからの時代へ対応したひとづくり・まちづくりに必要な取組みを報徳仕法から学ぶため、全国報徳サミット桜川市大会をここに開催します。
※ Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字をとった造語。先行きが不透明で、将来の予測が困難な状況を意味する。
【テ ー マ】 時代を超えて息づく 報徳仕法によるまちづくり
【開催期日】 令和6年11月16日(土)
【会 場】 大和ふれあいセンター「シトラス」
【主 催】 桜川市報徳サミット実行委員会
【参加市町村】 令和6年度全国報徳研究市町村協議会加盟17市町村
その他開催趣旨に賛同する市町村
<令和6年6月14日更新>
<令和6年9月8日更新> 基調講演の演題及び講師紹介を追加しました!
桜川市大会の内容をお知らせします。
令和6年11月16日(土) 【報徳サミット】参加自由・入場無料・申込不要
・オープニングイベント
・開会行事
・報徳学習発表 大国小学校児童による発表、
市内小学校・義務教育学校前期課程の授業風景動画、
夢さくら交流会(市内中学校・義務教育学校後期課程)の代表生徒発表
・基調講演 講師:早田 旅人 氏(平塚市博物館 学芸員)
演題:「報徳仕法における公共性と再分配―常州真壁郡青木村仕法を中心に―」
・まちづくりパネルディスカッション
・大会宣言決議
・閉会行事
・会場において、二宮尊徳絵画コンクールの作品を展示
基調講演講師紹介
講師:早田 旅人 氏 (平塚市博物館 学芸員)
1974年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科史学(日本史)専攻博士後期課程単位取得。博士(文学)。
2003年から平塚市博物館にて学芸員として勤務。
報徳関連の著書に、『報徳仕法と近世社会』(東京堂出版、2014年)、『近代西相模の報徳運動 報徳運動の源流と特質』(夢工房、2013年) [いずれも単著]、論文に、「報徳仕法における復興論理の展開と変容―近世後期の政治・社会理念の再編」(『歴史学研究』1041号、2023年)、「二宮尊徳の仕法と思想」(『報徳思想とその展開―近世から近現代へ 』不二出版、2023年)ほか。