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  • 【更新日】2023年1月31日
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旧木村家住宅

旧木村家住宅

名称   : 木村家住宅(小田部生花店)見世蔵ほか1棟(平成121018日登録)
所在   : 桜川市真壁町大字真壁217-1
建築年代 : 嘉永6年(1853)以前
構造   : 土蔵造2階建
建築面積 : 見世蔵(66平方メートル)、主屋(79平方メートル) 

 木村家の見世蔵と主屋は、江戸時代に真壁町の中心にあたる通称「御陣屋前通り」の西側に位置する。
 木村家は江戸時代中期にこの地で酒屋を営んでいたが、明治5年に真壁町屋郵便取扱所を開設以来、近年に至るまで4代にわたって真壁町の郵便局長を務めた。明治31年からは、旧第五十銀行の建物(旧真壁郵便局)を取得して局舎とした。その間、穀商や生糸の販売、真壁銀行の設立(有志と共同)も行っている。
 見世蔵は桁行5間、梁間2間半で1階前面に下屋庇を張り出している。屋根は切妻・平入りである。内部は1階に土間と10畳の座敷が設けてられている。2階正面は軒を低く押さえ、漆喰塗の外壁の北寄りに小さな窓を設けるなど、江戸時代後期の見世蔵の特徴を備えている。
 主屋は見世蔵と棟を直交させ、背面北寄りに接続して建っている。桁行6間、梁間3間半(一部4間)切妻造の2階建で、外壁は見世蔵と同じ土蔵造である。1階は和室3室と板の間、2階は床や棚を備えた和室3室からなる。
 木村家の見世蔵と主屋は、天保8年(1837)に焼失した家屋のあとに建てられたものであり、同家には敷地全体の間取図が残されており、位置や平面が現状とほぼ一致している。保存状態も良く、関東一帯でも数少ない江戸時代末期の遺構としても貴重である。

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