悪質商法にご用心!
○点検で不安をあおって契約させる「点検商法」
《点検商法とは》
無料で点検すると言って家に上がりこみ、「布団にダニがいる」「シロアリの被害がある」「屋根がめくれている」などと不安をあおり、高額な商品や工事を契約させるものです。
(被害にあわないためには)
無料で点検しますという言葉の裏に販売目的が隠されています。突然訪問した業者に工事を勧められたら、すぐに契約せず、他の業者に見てもらうようにしましょう。無料という言葉に飛びつくのは危険です。タダほど高いものはないと肝に銘じましょう。
契約しても8日間以内であればクーリングオフができます。
○同一業者、別業者から次々契約させられる「次々販売」
《次々販売とは》
一度商品やサービスを契約したあと、同一業者や情報が流れた別業者に、関連商品やサービスを次々に契約させられるものです。屋根や床下の無料点検後の契約から始まるケースや、無料で展示会や旅行などに誘われ着物やアクセサリーを契約したことから始まるケースがあります。クレジットと現金払いを組み合わせ高額な取引と気づかせないのも特徴です。
(被害にあわないためには)
日頃から、無料と言う言葉に惑わされず必要のないものはきっぱりと断る習慣をつけましょう。支払いの仕方を業者に任せず、総額いくらなのかをしっかりと理解して契約するようにしましょう。
○無料で配り、最後に高額な商品を売りつける「SF商法」
《SF商法とは》
「くじに当たった」「新商品を紹介する」と言って人を集め、閉め切った会場で、台所商品などを無料で配り、得した気分にさせ高揚した雰囲気の中で、最後に高額な商品を売りつけるものです。
(被害にあわないためには)
無料という甘い言葉にひかれ、安易に会場に行かないようにしましょう。タダほど高いものはないと心得ましょう。
契約しても、8日間以内であればクーリングオフができます。
○わかりにくいハイリスクな商品を契約させる「利殖商法」
《利殖商法とは》
低金利時代、銀行に預けていても利子が付かないなどと言って、リスクや仕組みなどの説明が不十分なまま、素人にわかりにくいハイリスクの商品を契約させるものです。中には、実際に取引を行わずお金を騙し取る詐欺的なものもあります。
(被害にあわないためには)
低金利であっても、貯金であれば元本がなくなってしまうことはありません。仕組みがよく理解できないままハイリスクで複雑な取引に手を出すことは絶対に避けましょう。