睡眠や休養 足りていますか?
長時間労働の常態化やインターネット・ゲームの普及などにより、日本人の睡眠不足は深刻な問題となりつつあります。
慢性的な寝不足や睡眠の乱れを招くと、様々な生活習慣病や循環器疾患、うつ、認知症、免疫力の低下のリスクを上げると言われており、逆に、質の良い睡眠は、仕事や学業のパフォーマンス、健康、そして幸福感に大いに貢献するとされています。
「睡眠」の重要性について見直してみましょう。
桜川市における睡眠の現状
桜川市では、十分に睡眠をとれていると感じている割合は全体の27.2%となっており、8時間以上の睡眠をとっている方は全体の7.3%となっています。 ※第二次きらり健康プランより
睡眠の質を高める6つのポイント
あなたの睡眠時間は足りていますか?
心身の休養には、健やかな睡眠が重要です。
睡眠不足や睡眠の質の低下は、日中の心身の調子にも支障をきたしやすくなるだけでなく、生活習慣病の悪化やうつ病、事故の発生などにもつながりやすくなります。
最も身近な生活習慣の一つである睡眠の質を、より良くするための6つのポイントをご紹介します。
(1)規則正しい生活を
・規則正しい生活により、体内時計が整い、就寝時間に合わせて、体が睡眠に備えてくれるようになります。
(2)適度な運動をする
・習慣的に続けることが重要です。日中、家事や社会活動を通して体を動かすことも大切ですが、散歩や軽いランニングなどの有酸素運動も効果的です。
・就寝の3時間くらい前に、軽めの運動を行うと特に効果的です。就寝前の運動は、体を興奮させてしまい、逆効果となります。
(3)入浴で体を温める
・入浴により、就寝前に一時的に体温が上げることで、深い睡眠をとりやすくなります。
・寝つきよく入眠し、深い睡眠をとるためには、就寝の2~3時間前の入浴が理想的です。
(4)日光を浴びる
・朝の光は、体内時計を整え、規則正しい就寝時間につながりやすくなります。
・昼間に明るい光を浴びることで、夜にメラトニン(眠気を催すホルモン)が分泌されやすくなります。
・夜に強い光を浴びると、体内時計が遅れやすくなります。就寝前には、パソコンやスマートフォンの使用を避け、強い光を浴びないようにしましょう。
(5)食事
・就寝前の食事は、食べ物の消化のために内臓が活発に動くようになるため、睡眠を妨げます。就寝前の食事や夜食は、できるだけ控えましょう。
・コーヒーや緑茶、チョコレートに含まれるカフェインは、眠りを妨げるので、敏感な人は就寝の5~6時間前から控えましょう。
・温かい飲み物には、内臓そのものの温度を上昇させる効果が期待されます。自然に体温が下がりはじめる時間帯に合わせて眠気が起こりやすくなります。
(6)適度な昼寝
・昼寝は午後の眠気を解消し、夜の快眠につながりやすくなります。日中疲れや眠気を感じたら、 15分程度の昼寝を取り入れてみましょう。