食生活改善推進員とは?~私達の健康は私達の手で~
「食生活改善推進員」は、地域住民の健康づくりを食の面から支えるために活動しているボランティアです。
保健所や自治体が実施する養成講座を修了した方々で、「私達の健康は私達の手で」を合言葉に、
地域に根ざした健康づくりを推進しています。
主な活動内容には、料理教室や健康講話の開催、食育活動、生活習慣病予防の啓発など、
誰もが健やかに暮らせる地域づくりに貢献しています。
詳しくはこちらから → https://www.shokuseikatsu.or.jp/kyougikai/index.php
食生活改善推進員の主な活動内容
1. 料理教室・食育講座の開催
栄養バランスの取れた献立の紹介や、健康的な調理法の実演を通じて、家庭でも実践できる食生活を提案します。
2. 健康づくりに関する普及啓発
地域のイベントや学校、公共施設などで、減塩、野菜摂取、朝食の大切さなどを伝える啓発活動を行います。
3. 食育活動の支援
小学校や保育所での食育出前授業や、親子クッキングなどを通じて、子どもたちに「食の大切さ」を伝える活動も行っています。
4. 生活習慣病予防の取り組み
減塩メニューの紹介や、野菜摂取量アップの工夫などを通して、地域住民の生活習慣病予防に貢献しています。
5. 地域行事や健康関連イベントへの協力
健康まつりや福祉まつりなどの地域イベントに参加し、健康相談や栄養ミニ講話、ヘルシーな料理の試食などを提供します。
令和7年度 桜川市食生活改善推進員総会を開催
5月15日(木曜日)に桜川市生涯学習センターさくらすにて、令和7年度桜川市食生活改善推進員協議会総会を開催しました。
総会では昨年度の事業実績や決算報告を行い、今年度の事業計画や予算について審議をいたしました。
今年度も引き続き、「私達の健康は私達の手で」をスローガンに、子どもからお年寄りまで幅広い世代に親しまれる
食育活動を推進してまいります。
研修会ではナトカリ比について勉強
総会のあとには毎年恒例の研修会を開催し、今年度は(一社)ナトカリ普及協会 管理栄養士の吉田様をお迎えして
ナトカリ比についてお話いただきました。
「ナトカリ比」とは、尿中に排泄されるナトリウム(Na)とカリウム(K)の比(Na/K)です。
尿検査により測定され、食事に含まれる「ナトリウム(塩分)」と「カリウム」のバランスを示す指標として注目されています。
ナトリウム(塩)のとり過ぎとカリウムの不足は、血圧を上昇させ、心臓病や脳卒中を引き起こすため注意が必要です。
ナトカリ比を良くする食事のポイント
- めん類の汁やスープを残す:汁やスープを全部残せば、2~3g減塩できます。
- 塩味の濃い加工食品(練り物、ハム・ソーセージ等)や惣菜は控える:加工食品には目に見えない食塩が多く含まれています。
栄養成分表示を確認し、とり過ぎに注意しましょう。 - 野菜や果物をたっぷり食べよう:ほうれん草やバナナなど、カリウムが豊富な食材を積極的に取り入れる。
- 具だくさんの味噌汁を作る:野菜や豆腐を多めに入れて、カリウムを補う。
- カリウムを含む食材を「ちょい足し」する:例えば、ラーメンにほうれん草やもやしを加えることで、ナトカリ比を改善する。
ナトリウム(塩分)を減らすことに加え、野菜や果物からカリウムを多く摂り、ナトカリ比を意識した食生活を心がけましょう!
食生活改善推進員が提案するレシピにもこれらを意識したメニューが多くあります。
教室への参加は随時受付しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
料理教室のご案内
― 健康的な食生活の実践を学びませんか ―
食生活改善推進員協議会では、地域の皆さまの健康づくりを支援するため、栄養バランスに配慮した料理教室を定期的に開催しています。
初めて参加された方からは「意外と簡単にできた」「いつも惣菜の素を買っていたが、家にある調味料で作れることが分かった」など
うれしい声をいただいています。
本教室では、身近な食材を活用しながら、日々の食事をより健康的で実践しやすいものにするための調理方法や栄養の知識を学んでいただけます。
健康づくりの第一歩として、ぜひご参加ください。令和7年度の事業計画についてはこちらから→R7年度事業計画
地域の皆さまのご参加を、心よりお待ちしております。