桜川市の救急医療について
急な病気になった時やケガをした時、私たちは当然のように病院で診療を受けることができると思っていますが、これは、「救急医療」と言って、休日や夜間などに急な病気やけがをした方を診療するための体制が整備されているからなのです。
救急医療体制は症状や緊急度に応じて、初期・二次・三次の3つに分かれており、それぞれ役割分担をしています。
これまで市内では県西総合病院が二次救急を担っておりましたが、平成16年以降、新医師臨床研修制度の影響等で医師不足が深刻化し、救急医療の体制維持が困難な状況となりました。スタッフや設備などの医療資源の分散は、地域の医療機能の低下を招きます。そこで、医療機関・医療機能の再編統合を行い、二次救急を茨城県西部メディカルセンター、初期救急をさくらがわ地域医療センターや市内の診療所で対応する体制が再構築されました。
【一次救急】
かぜによる高熱や、家庭で処置できない切り傷などの軽症患者さんが対象。
平日の昼間はかかりつけ医、休日はさくらがわ地域医療センターや休日在宅当番医などが対応します。
【二次救急】
入院治療や手術が必要な患者さんが対象。
地域では二次救急病院群輪番制で4病院(西部メディカルセンター・協和中央病院・城西病院・結城病院)が対応しています。
【三次救急】
命にかかわる危篤な重症患者さん、 二次救急医療機関では対応できない重 篤な患者(心筋梗塞、脳卒中、大やけど) が対象です。