桜川市とキッコーマン株式会社は、ともに連携を図りながら、桜川市の里山環境と水資源を守る取り組みを行っています。
一見するとなかなか接点がなさそうな両者ですが、実は地下深くに密接な関係があったのです。
深層地下水の水源地は“筑波山”?
キッコーマンは、日本で一番しょうゆを作っている会社です。
本社並びに主要生産拠点を千葉県野田市に有しており、桜川市からは直線距離で約40キロメートル離れています。
その主要生産拠点で使用する野田市内の深層地下水の水源について調査をしたところ、約12%が筑波山西側から流入していることが示されました。
筑波山周辺で降った雨が、地下深くまでしみこみ、地下にある“地層”をたどってゆっくりと、約40キロメートル離れた野田市内まで流れていたのです。
そこでキッコーマンでは、筑波山麓での水源かん養を検討し、桜川市へ訪問。
桜川市のヤマザクラ保全活動と、キッコーマンの水源かん養の親和性が高いことをお互いに確認したのち、協議を進めながら「桜川ヤマザクラの森整備活用推進協議会」を設立。
ともに連携を図りながら筑波山麓の森林とその水源を守っていく取り組みを始めました。
“桜川ヤマザクラの森”ってどこにあるの?
協議会で保全活動に取り組む“桜川ヤマザクラの森”は、日本百名山に数えられる“筑波山”の北側斜面中腹部にあります。
元々は、国有林の一部として茨城森林管理署が管理をしていた場所でしたが、令和5年1月に茨城森林管理署と桜川市で“「ふれあいの森」における国民参加の森林づくり活動に関する協定”を締結。
当該地を桜川市で管理していくと共に、当該地の名称を「桜川ヤマザクラの森」とすることを取り決めました。
協議会のPR動画を作成しました
協議会のPR動画を作成しました。
ご参画いただいている方々にインタビューを行い、それぞれの想いを伺いました。
ぜひご覧ください。
協議会のリーフレットを作成しました
当協議会の成り立ちをわかりやすくまとめたリーフレット桜川の里山を守ろう大作戦パンフレット [PDF形式/3.11MB]を作成しました。
作成は桜川市地域おこし協力隊 清田 羽菜さんに依頼しました。
とても分かりやすくまとまっておりますので、ぜひご覧になってください。

≪令和7年8月6日≫設立総会を開催しました
令和7年8月6日、桜川市役所真壁庁舎にて「桜川ヤマザクラの森整備活用推進協議会」の設立総会が開催されました。
当日は桜川市(ヤマザクラ課、商工観光課、農林課)、キッコーマン株式会社、地元羽鳥地区、地域おこし協力隊が参加したほか、オブザーバーとして茨城森林管理署にもご参画いただき、規約の承認や役員の選任など諸般の手続きを踏みながら、無事設立に至ることができました。
最後はご参画いただくみなさんで記念撮影。
これから末永く、桜川市の里山保全・水源涵養に取り組んでいきたいと思います。

≪令和7年11月22日≫協議会合同草刈りを実施しました
令和7年11月22日、当協議会で「桜川ヤマザクラの森」の草刈りを実施しました。
当日は22名の方々(うち地元羽鳥地区住民16名)にご参加いただき、約2時間の除草作業に取り組んでいただきました。

≪令和8年2月14日≫ヤマザクラ苗木植樹会を開催しました
令和8年2月14日、「桜川ヤマザクラの森」において「ヤマザクラの苗木植樹会」を開催しました。
当日は22名の方々(うち地元羽鳥地区小学生6名)にご参加いただき、新たにヤマザクラの苗木を5本植樹しました。
活用した苗木は、「ヤマザクラの花咲く里事業」の一環として地元真壁学園の3年生(当時)が種から育てた苗木です。
植樹をした苗木には自分の名前を記入したプレートを取り付け、自身の“マイツリー”としてもらいました。
この“マイツリー”が、今回参加した子どもたちの郷土愛醸成の一端を担ってくれることを期待します。

≪令和8年8月20日≫水脈をたどってキッコーマンの工場見学へ!
令和8年8月20日、“桜川ヤマザクラの森”がある羽鳥地区の子どもたちを中心としたメンバー35名で、千葉県野田市にある「キッコーマンもの知りしょうゆ館」へ工場見学に行きました。
筑波山からの水脈をたどって行ったこのツアーでは、目に見える景色だけではなく、地下深くに流れている水脈についても意識をしながらの訪問でした。
参加者からは「筑波山から野田市まで地下水が流れていることを初めて知った。新しい発見がたくさんあり、改めて自然の雄大さを感じた一日でした。」と感激した様子でした。
