令和5年第3回桜川市議会定例会議事日程(第2号)
令和5年8月30日(水)午前10時開議
日程第 1 一般質問
〇出席議員(15名)
1番 中 田 拓 也 君 2番 川 股 驕@ 君
3番 軽 部 徹 君 4番 飯 島 洋 省 君
5番 武 井 久 司 君 6番 榎 戸 和 也 君
7番 萩 原 剛 志 君 9番 仁 平 実 君
10番 菊 池 伸 浩 君 11番 風 野 和 視 君
12番 市 村 香 君 13番 小 高 友 徳 君
14番 小 林 正 紀 君 15番 潮 田 新 正 君
16番 林 悦 子 君
〇欠席議員(1名)
8番 鈴 木 裕 一 君
〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
市 長 大 塚 秀 喜 君
副 市 長 石 川 武 彦 君
教 育 長 稲 川 善 成 君
市 長 公 室 長 柴 山 兼 光 君
総 務 部 長 園 田 哲 也 君
総 合 戦略部長 秋 山 健 一 君
市 民 生活部長 藤 田 幹 夫 君
保 健 福祉部長 小 幡 康 君
経 済 部 長 佐 伯 純 一 君
建 設 部 長 五十嵐 貴 裕 君
上 下 水道部長 島 田 晴 朗 君
教 育 部 長 佐 谷 智 君
会 計 管 理 者 田 口 浩 江 君
〇職務のため出席した者の職氏名
議 会 事務局長 増 渕 孝 明 君
議会事務局書記 田 谷 信 之 君
議会事務局書記 庭 美代子 君
議会事務局書記 成 田 大 地 君
開 議 (午前10時00分)
〇開議の宣告
〇議長(萩原剛志君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席議員は14名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立します。これより本日の会議を開きます。
〇一般質問
〇議長(萩原剛志君) 日程第1、一般質問を行います。
質問においては、昨日に引き続き簡潔明瞭に行い、通告にない発言は差し控えるようお願いします。
執行部の答弁も簡潔明瞭に行うよう議事運営にご協力お願いします。
なお、映像、音声配信を行いますので、発言には十分注意するようお願いします。
それでは、4番、飯島洋省君。
〔4番(飯島洋省君)登壇〕
〇4番(飯島洋省君) 4番、飯島です。一般質問通告に従いまして大きく4点質問いたします。
まず1点目、部活動の改革についてです。県の教育委員会は、国の学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン及び県有識者会議の学校の働き方改革を踏まえた部活動改革に関する提言を踏まえ、学校教育の働き方改革などを進めるため、公立の中学校と高校の部活動に平日は1日2時間といった上限を設けるほか、中学校の休日の部活動は、地域のスポーツクラブに移行していくことなどによって、多様で持続可能なスポーツ・文化・芸術環境を整備していくということなどの方針を示しています。それを受けまして、一方で部活動の活動時間に上限を設定することについては、生徒の可能性を引き出せなくなるなどの懸念を示す競技団体や保護者からの見直しを求める声も上がっています。我が桜川市においても、地域のスポーツクラブや外部指導員等に移行することなどについては、人材の確保や費用の問題など都市部にはない様々なハードル、課題があると思っています。
そこで、何点かお伺いいたします。茨城県が示している部活動改革の内容はどのようなもので、それを市はどのように受け止めているのでしょうか。
そして、その改革方針を受けて、当市ではどのような対応を取ろうとしているのでしょうか。
また、既に対応しているような項目があるのでしょうか、お伺いいたします。
県立高校では、現場での様々な混乱や競技力の低下につながるとのことで、私立校との差が出るとの懸念などから、1年間の猶予期間が設けられたと聞いています。一方、中学校では、時間設定や休養日の確保等は混乱が少ないとの判断から、今年度から新方針を適用するとされていますが、いかがでしょうか。
また、この部活動改革の当市の対応の今後の具体的なスケジュールについても市の考えをお伺いいたします。
大きく2点目、市内の観光名所への取組です。市の活性化には、観光客などの市外の人を受け入れる流入人口の増加対策も重点項目の一つであることは確かであるというふうに考えています。今回、全員協議会の中でも今後の内容変更の予定が示されました新市都市計画の中で、レクリエーション及び歴史・文化をテーマにしたまちの活性化のための拠点整備を行っていくというふうに示されています。特に歴史・文化拠点は、歴史的、文化的遺産の保全と整備に努めて、地域内外からの観光拠点として整備を進めるというふうに示されています。この新市都市計画の中の22ページでも、歴史・文化拠点として位置づけられているのが、北から旧岩瀬の富谷観音を中心とした富谷観音エリア、旧大和の雨引観音エリア、そして旧真壁の真壁城跡エリアの3か所となっています。雨引観音は、安産や子育てのご利益があり、坂東三十三箇所霊場第二十四番札所でもあり、桜やアジサイなどでも有名で、アジサイは参道をはじめ全山にわたり至るところに咲き誇り、あじさい寺とも呼ばれています。動態調査によると、調査日の状況にもよりますが、平均して年間10万人から20万人ほどの参拝者、観光者があると関東屈指のお寺になっています。また、真壁城跡は、毎年予算づけをしながら、城跡跡の発掘が進められ、今後上曽トンネルの開通に伴い、流動人口獲得へ整備が検討されている地区でもあります。一方で、富谷観音は、室町時代の建立で、関東以北では最古になる国の重要文化財に指定されている三重塔や運慶の作と言われている多聞天などの文化財の宝庫でもあるにもかかわらず、あまりPRされず、観光客の姿は少なく、宝の持ち腐れにあるのではないかというふうに考えています。今は観光客が少ないが、かつては皇后陛下が雨引観音で安産祈願をして全国的に有名になるまでは、富谷観音のほうが観光客が多かったというような話もあります。この新市都市計画の中の方針にもある整備していくとのことも受け、富谷観音について何点か質問いたします。
1点目、富谷観音、富谷ふれあい公園、そして富谷山公園を含めたエリアに市では年間どのぐらいの予算をかけて整備しているのでしょうか。
また、その具体的な取組はどのようなものなのでしょうか。
3点目は、これは提案ですが、今後例えば旧参道を花いっぱい運動の一環として予算づけしながら、アジサイを植え、雨引観音と一体となり、桜川市全体で梅雨の時期の観光客誘客に向けて整備していくなどの新市都市計画に従って、観光名所の一つとして、流動人口の増加、誘客を目的として市が整備、検討していく考えはないかをお伺いいたします。
大きく3点目です。さくらがわ人生応援住宅取得助成金について。市では今年度から今後も続く人口減少に歯止めをかける施策として、市民の人生をトータルで応援するさくらがわ人生応援プロジェクトを立ち上げ、各種事業を開始しているところです。その中の施策の一つとして、さくらがわ人生応援住宅取得助成金事業が本年度から始まりました。これは、当市に定住するために、市内に新たに住宅を取得された方のうち、所定の要件を満たす方に最大200万円の住宅取得補助金を支給するものであり、今回の当市の過疎地域指定人口減少対策への施策の目玉の一つと位置づけられているものです。そのような重要施策について伺います。
1点目、公告後の反響はいかがなものでしょうか。また、期間も浅いところではありますが、市のつかんでいる感触的なもので構いませんので、答弁いただければと思います。
また、2点目、具体的な申込み状況についても併せてお伺いいたします。
最後に、これまでのところの運営上の今後の課題等がありますでしょうか。併せてご説明いただければと思います。
最後、4点目です。市のし尿処理の現況についてです。筑北環境衛生組合クリーンセンターは、現在桜川市全域と笠間市の旧笠間地域の各家庭から収集される浄化槽汚泥処理、そしてし尿を処理しており、我が桜川市においても下水道普及率が20%弱であり、市内の多くの家庭がこの施設を利用していることになります。この組合は、現在桜川市と笠間市の負担金により運営されているわけですが、現在桜川市の負担割合と処理量、そして処理割合等は現状どのようになっているのでしょうか、お伺いいたします。
また、2点目の今後の市のし尿処理の在り方についてですが、笠間市では現在茨城町と笠間市で新たな一部事務組合を令和6年度に設立するため準備を進めているというふうに聞いております。この話が進み、笠間市が筑北環境衛生組合から脱退するようなことであれば、桜川市が単独で運営していくようなことになり、今までの笠間市で負担していた分も当市で負担が必要になってくることが予想されます。このことを踏まえた今後のし尿処理の将来の在り方について、市はどのように考えているのか。また、既にそれを見越した動きがあるのか、見解をお伺いいたします。
以上、大きく4点質問をさせていただきまして、答弁によりましては、前にて再質問させていただきます。よろしくお願いします。
〇議長(萩原剛志君) 飯島洋省君の質問に対する答弁を願います。
稲川教育長。
〔教育長(稲川善成君)登壇〕
〇教育長(稲川善成君) 飯島議員からの1つ目の質問、茨城県部活動改革についての質問にお答えいたします。
茨城県では、スポーツ庁通知、「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」や文化庁通知、「文化部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」を踏まえ、茨城県部活動の運営方針を定めて部活動改革を行っているところでございます。桜川市におきましても、桜川市部活動の方針を策定し、適切な休養日や活動時間の上限等を設定することのほか、生徒の多様なニーズを踏まえた活動環境の整備や大会の見直しなどに取り組んでいるところでございます。特に改革の内容を例としましては、これまで取り組んでいた始業前の朝練を原則禁止とすること、さらに週当たりの休養日を2日以上、平日1日、休養日1日を最低取ること、1日の活動時間を平日は2時間を上限とし、休日は3時間を上限とすること、よって、週の活動時間の上限を11時間とすることなどを運営方針として定めています。
また、部活動改革の一環として、部活動の地域移行への取組が行われています。部活動の地域移行とは、これまで公立の中学校や高等学校が行ってきた部活動を地域スポーツクラブやスポーツ少年団、クラブチーム、民間事業者などによる地域クラブが行うようにすることで、部活動を学校から地域の活動に位置づけることです。国ではこうした取組のことを地域部活動と呼んでいます。
地域移行の必要性としては、2つのことが挙げられます。1つ目は、少子化の中でも将来にわたり生徒がスポーツ・文化・芸術活動に継続して親しむことができる機会を確保することです。2つ目は、学校における働き方改革を推進し、教員が本務に専念できる環境を整備することができるということです。そして、そのためにはまずは休日における地域のクラブ活動の環境整備を着実に進めることが大切であるとされています。したがって、国も県も令和5年から令和7年の3年間に休日の部活動を地域移行にする方針を打ち立てております。茨城県におきましても、現在水戸市をはじめとする市町村18市町村で実証事業が行われており、その形態は高等学校やスポーツ少年団との連携、総合型地域スポーツクラブ、民間業者等への委託など様々でございます。運営資金面での予算が絡むため、ハードルが高いのが現実でございます。
桜川市では、今年度の総合体育大会において、バスケットボール、バレーボール、野球、サッカーの各部が合同チームを形成して出場いたしました。特にバスケットボール、サッカー等は県大会出場という成果を上げましたし、またバドミントンについては、スポーツ少年団と連携して活動しています。今年度も関東大会出場を遂げました。生徒が将来にわたってスポーツや文化・芸術活動に継続して親しむことができるようにするために、現在教育委員会の関係各課において連携を進め、地域移行に向けての地域部活動検討委員会の立ち上げに向けて準備を進めているところでございます。
今後の予定といたしましては、関係各課による準備委員会での協議を基に、各学校、市、スポーツ関係団体の代表、市文化関係団体の代表等を加えた地域部活動検討委員会を設置して、定期的に協議を重ね、令和6年度以降、可能な種目から実施していく予定でございます。部活動の地域移行については、生徒にとって部活動についての選択肢が広がる、専門的な指導が受けやすくなるなどのメリットがありますが、一方で指導者や練習場の確保、練習に参加するための交通機関、運営費、保険など検討すべき課題もたくさん存在いたします。このような課題を整理して、桜川市に合った形で地域移行ができるよう今後慎重に検討し、取り組んでまいります。
以上でございます。
〇議長(萩原剛志君) 続いて、佐伯経済部長。
〔経済部長(佐伯純一君)登壇〕
〇経済部長(佐伯純一君) それでは、飯島議員2番目のご質問の1点目、観光名所保全への市の予算についてお答えいたします。
初めに、富谷観音の周辺の各施設は、農林課並びに商工観光課において、富谷ふれあいの森にございます富谷ふれあい公園、富谷山公園を管理しております。
まず、富谷ふれあい公園は、高台にあり、市内を一望することができる公園となっており、天気のいい日は富士山を望むことができ、国の関東富士見百景にも選ばれている名所となっております。また、富谷山公園は、森林の公益的機能を総合的に発揮することを目的とした生活環境保全整備事業により、森林整備がなされ、管理用歩道等が整備された公園となっております。
公園管理に係る市の予算でございますが、昨年度の実績で申し上げますと、富谷山公園関係経費は公園内の林道及び管理用道路等の除草などに469万7,000円、トイレ清掃と展望台周辺清掃に60万9,870円、あずまや修繕工事として118万8,000円、そのほか7,835平米の土地借上料が26万5,860円、続きまして、富谷ふれあい公園関係経費としまして1万7,510平米の土地借上料が62万1,344円、施設内除草に22万2,810円となっております。
次に、具体的な取組でございますが、富谷山公園は異なる種類の樹木や動植物が共生、相互作用しながら共存している共生林と生活環境保全整備事業で整備された生環林区域約16.47ヘクタールのうち、約3ヘクタールの林道敷及び管理歩道の除草と展望台周辺の除草を年2回実施しております。施設の清掃につきましては、トイレ及び展望台周辺の清掃を月1回実施しております。また、管理歩道部分の木道階段や手すり等につきましては、経年劣化により腐食等をしているところが多い状況になっております。毎年状況を見ながら修繕をしているところでありますが、広範囲になることから、進捗が思うようでない部分もございます。展望台につきましても、再塗装や修繕を行っているところでございますが、今後も快適で安全に利用してもらえるよう継続的に修繕を進めてまいります。
富谷ふれあい公園につきましても、富谷山公園同様に年2回の除草等を実施しております。また、関東富士見百景に選ばれているものの、公園整備後樹木が成長し、展望場所から富士山が見えないといった意見もございました。こちらにつきましては、昨年度地権者の同意をいただき、支障木を伐採し、景観確保をしております。
次に、雨引観音に並ぶ参道名所の整備の可能性でございますが、現在のところ新たな周辺整備の計画はございませんので、既存事業で申し上げますと、各行政区や子供会、また多くのボランティアの方々に花苗を提供している花いっぱい運動を推進しております。今後この取組をさらに広げながら、ボランティアの方々に地域に根差した緑化運動を推進していただくことで、参道名所や市道などの環境が整備され、四季折々の景観を堪能できるよう、さらなる推進を図ってまいります。
以上でございます。
〇議長(萩原剛志君) 続いて、五十嵐建設部長。
〔建設部長(五十嵐貴裕君)登壇〕
〇建設部長(五十嵐貴裕君) 飯島議員の3番目のご質問、さくらがわ人生応援住宅取得助成金についてお答えいたします。
さくらがわ人生応援住宅取得助成金は、昨年度まで実施しておりました移住者向けの定住促進助成金の見直しを図り、さくらがわ人生応援プロジェクトの下、制度拡充を図りました新たな助成制度でございます。これまで議会からもご意見をいただきましたが、移住者のみでなく、市内在住者までを補助対象とした制度といたしました。この施策につきましては、市内からの人口流出を抑える効果も念頭に置いたものです。また、補助金の上限を50万円から200万円に引き上げ、県内市町村と比較してもインパクトのある助成内容となっております。
まず、1点目の公告後の反響についてですが、先ほども申しましたが、令和5年4月より移住者だけでなく、市内に住宅を取得し、住所が市内の方全員を対象として、最高助成額を200万円としたことにより、住宅取得者や事業者からの問合せを多数いただいております。問合せの内容につきましては、主に住宅取得者が補助対象になるのかといったことから、加算項目への該当要件の可否、申請方法、必要書類についてでございます。
続きまして、2点目の申込み状況についてですが、令和5年4月から8月末現在につきましては、18件、1,980万円の交付決定をしております。制度は変わっておりますが、参考までに令和2年度から令和4年度の8月末の定住促進助成金の交付決定件数及び金額は、令和2年度が8件で400万円、令和3年度が4件で200万円、令和4年度が11件で535万円という状況で、増加傾向にあると考えております。
なお、先ほど申し上げました8月末現在の交付決定件数18件のうち、移住者は10件、市内在住者は8件となります。その中で助成金の最高額は170万円が1件で、内訳としましては、基本額30万円、新婚・子育て世代加算50万円、移住者加算50万円、市内事業者施工加算30万円、長期優良住宅加算10万円となります。申請が増えている要件は、補助対象者を拡充したことと推測されますが、制度が開始され、まだ5か月ほどのため、今後年間を通した申請内容を見ながら、要因を分析していきたいと考えております。
続きまして、3点目の運営上の課題につきましては、加算要件により添付書類が異なるため、書類不足が多く見られることや、不動産登記をした年度の申請という制度設計のため、3月に不動産登記を行った場合は、3月中に申請しなければならないというタイトなスケジュールになることが課題となるかと思います。補助交付の申請時期につきましては、今後ホームページを活用し、より詳しい説明を追記したいと考えております。
以上でございます。
〇議長(萩原剛志君) 続いて、藤田市民生活部長。
〔市民生活部長(藤田幹夫君)登壇〕
〇市民生活部長(藤田幹夫君) 飯島議員4番目のご質問、市のし尿処理の現況についてお答えいたします。
1つ目のご質問、筑北環境衛生組合の市の負担金についてからお答えいたします。筑北環境衛生組合は、主に桜川市、笠間市、2市の負担金により運営されております。各市の負担金額は当該年度の2年前の搬入量実績割合により決定されており、本年度は令和3年度のそれにより負担金額が決定されております。筑北環境衛生組合に令和3年度に搬入処理されました量は2万6,392トンです。そのうち桜川市分は1万4,681トン、搬入割合は55.63%となり、令和5年度桜川市分負担金算出額は、負担金所要額の総額に先ほどの割合を乗じた1億2,821万2,000円となっております。
続きまして、2つ目のご質問、今後の市のし尿処理の在り方についてお答えいたします。現在、笠間市はそのし尿処理方針に基づき、茨城町と笠間市での新たな一部事務組合を令和6年度に設立するため準備を進めていると聞いております。組合が設立されれば、施設整備計画等が順次進められ、予定では令和11年度末に筑北環境衛生組合を脱退、令和12年度からは新組合で整備する施設が稼働し、処理が開始されることになっております。そのため、この計画どおり進みますと、令和12年度からは桜川市単独で運営していくことになりますので、市といたしましても様々な可能性を検討し、将来的な桜川市のし尿処理の方針を笠間市の新組合設立以降にお示しできればと考えております。
以上でございます。
〇議長(萩原剛志君) 答弁が終わりました。
再質問があれば質問願います。
4番、飯島洋省君。
〇4番(飯島洋省君) まず1点目、部活動改革の件ですが、先ほどの答弁で、これから地域部活動検討委員会を立ち上げていくということで、その準備を進めているということですけれども、そこから検討を始めて、令和6年度から改革を実施していくというようなことですが、もう既に9月です。検討から実施への期間としてはかなりタイトであるというふうに考えますけれども、具体的な行程はどのように考えているのか、お答えいただければと思います。
〇議長(萩原剛志君) 答弁願います。
稲川教育長。
〇教育長(稲川善成君) 今後のスケジュールについてでございますが、大変ご指摘のとおり、タイトなスケジュールでございます。今年度中に地域移行のための組織づくりを行うためにということで、9月にその準備委員会を立ち上げます。10月にはその検討委員会を設置して、そこから協議を重ねながら進めていくわけでございますけれども、県内に18の実証事業を展開しているところでありますので、そちらを参考にしながら、桜川市に合う形のものを摸索していこうと考えてございます。
なお、来年度、令和6年度からのスタートを考えておるわけでございますので、ただ条件が全ての部活が一緒にという形は難しいかなというふうに考えてございます。可能な部活ができれば段階的に順次進めていこうと、そのように考えてございます。
〇議長(萩原剛志君) 再質問ありますか。
4番、飯島洋省君。
〇4番(飯島洋省君) 今の説明で、県内で18の実証事業というようなことで行われているということでしたけれども、現在近隣の市などでこの部活動改革に具体的に取り組んでいる市町村はあるのでしょうか。また、その内容はどのようなものか、分かる範囲で教えていただければと思います。
〇議長(萩原剛志君) 答弁願います。
稲川教育長。
〇教育長(稲川善成君) 私のほうで情報としてつかんでいるところを申し上げます。
近隣ですと、こちら笠間市でございますけれども、笠間市におきましては、女子バレーボールが通信制の高等学校ウェルネスがございます。そこと連携を取って指導しているという事例がございます。また、相撲と剣道、こちらは少年団と連携をして進めているというふうに情報が入りました。または下妻市、こちらは2学期からでございますけれども、柔道と剣道をモデル事業として実施するということで情報が入っております。
〇議長(萩原剛志君) 再質問ありますか。
4番、飯島洋省君。
〇4番(飯島洋省君) 部活動改革については、ちょっと最後1点、もう一点だけ。
地域部活動検討委員会のメンバーがどのような構成になっているかというのは分かりませんけれども、ぜひ積極的に部活動に取り組んでいる保護者の意見を吸い上げていただければと。それで、内容に反映をさせていただきたいと考えますけれども、市の見解をお伺いできればと思います。
〇議長(萩原剛志君) 答弁願います。
稲川教育長。
〇教育長(稲川善成君) この地域移行におきましては、保護者の皆様のご理解、それからご意見というのは大変重要視していかなければならない問題だなというふうに思ってございます。したがいまして、十分にアンケート等を取ることと、または直接的に検討委員会のほうに招聘してご意見を伺うなどしながら、内容に反映させていきたい、そのように考えてございます。
〇議長(萩原剛志君) 再質問ありますか。
4番、飯島洋省君。
〇4番(飯島洋省君) ぜひよろしくお願いいたします。
続いて、さくらがわ人生応援住宅取得助成金についてちょっと何点かお伺いいたします。先ほどの答弁で、これまでの交付決定の最高額が170万円とのことでしたけれども、1申請について最大200万円というような上限が設定されておりますが、その200万円に届かなかった加算項目というのは何だったのでしょうか、お伺いいたします。
〇議長(萩原剛志君) 答弁願います。
五十嵐建設部長。
〇建設部長(五十嵐貴裕君) 飯島議員のご質問にお答えいたします。
最大200万円にならなかった加算項目は、景観重点地区の30万円でございます。こちらは、市の定める景観形成重点地区が真壁重点地区、磯部重点地区、大和駅北重点地区の3地区あり、このエリアの中で景観形成基準に適合する住宅が助成対象となるものでございます。
以上でございます。
〇議長(萩原剛志君) 4番、飯島洋省君。
〇4番(飯島洋省君) まだ5か月ということで、今後事業を継続させることが最も重要であるというふうに考えていますけれども、住宅取得助成金の財源についてお考えをお伺いいたします。
〇議長(萩原剛志君) 答弁願います。
五十嵐建設部長。
〇建設部長(五十嵐貴裕君) 飯島議員のご質問にお答えいたします。
本年度予算計上した住宅取得助成金1億円の財源につきましては、国庫補助金、社会資本整備総合交付金の民間住宅関連助成事業として405万円、地域づくり推進事業基金6,600万円、一般財源2,995万円でございます。来年度以降の予算額につきましては、本年度の実績を踏まえ、要求してまいりたいと考えております。なお、財源につきましては、財政部局と協議してまいります。
以上でございます。
〇議長(萩原剛志君) 4番、飯島洋省君。
〇4番(飯島洋省君) 住宅取得助成金の課題の一つとして、先ほどまさに再質問の答弁がありました景観形成基準に適合するといった適合判断が必要な項目が含まれています。せっかく最大200万円というふうにうたっていても、なかなかそこまで到達しないのではないかというふうに考えております。せっかくの目玉政策です。1年間運用して、そして見直しすることも必要であると考えます。また、この事業は人生応援プロジェクトの柱だと考えておりますので、しっかりと財源を確保して、そしてアップデートしながら継続することを要望して、これについては質問を終わります。
最後、もう一点だけ、市のし尿処理の現況についてお伺いします。先ほどの答弁で、笠間市は新組合の設立に向けて準備しているということですけれども、それに伴って市のし尿処理の在り方の方針が出されるとのことですけれども、経過など今の状況を分かる範囲で教えていただければと思います。
〇議長(萩原剛志君) 答弁願います。
藤田市民生活部長。
〇市民生活部長(藤田幹夫君) ただいまの飯島議員のご質問にお答えいたします。
今現在、笠間市では新組合設立に向けた笠間市・茨城町広域し尿処理施設整備促進協議会を設立し、職員1名を出向させ、令和6年度中の新組合設立に向けて準備をしていると聞いております。桜川市でも施設改修、ランニングコスト等を念頭に置きながら、様々なし尿、浄化槽汚泥処理の可能性を総合的に今年度検討し、市としてのし尿処理の在り方をお示しできればと考えております。
以上でございます。
〇議長(萩原剛志君) 4番、飯島洋省君。
〇4番(飯島洋省君) 先ほどの答弁の笠間市の新組合設立以降に示していただくというようなことでありましたけれども、これは笠間市の方針が決まってから動き出すのでは遅くて、スピード感を持って様々な可能性の検討を今の段階から行っていただくことを要望しまして、私の一般質問を終わります。
〇議長(萩原剛志君) これで、飯島洋省君の一般質問を終わります。
ここで暫時休憩とします。
休 憩 (午前10時37分)
再 開 (午前10時46分)
〇議長(萩原剛志君) 休憩前に引き続き、会議を再開します。
続いて、6番、榎戸和也君。
〔6番(榎戸和也君)登壇〕
〇6番(榎戸和也君) では、事前通告に基づきまして質問させていただきます。
まず1番目、大塚市長のコンプライアンスについてと。これは、この前の議会でもこういう趣旨でやったところ、途中で発言ができなくなって、一般質問が20分残して打ち切られてしまったと。非常に貴重な、年に4回しかない市民の、私も市民を代表して議員になっておりますので、今日はぜひそういうことのないように、私も事前通告で具体的なことを相当書きました。ですけれども、今日ここにお見えになっている方が分かるように、それを議会のほうで要約しまして、大きな枠しか皆さんのところには行っていないと。傍聴席、ちょっとうるさいのですけれども。
前には例えば大塚市長の東京出張についてと聞いて、具体的なことを聞いたら、その質問はできないということで封じられたわけです。今回は書きました。そうしたら書いたら、今度は逆に皆さんのところへお手元に届いたのには、それがなくなってしまっていると。私はどうしたらいいのだという話であります。
具体的に1番目伺っていきます。この1番目は、大きく3つありまして、1つは、この間途中で止まってしまったその大塚市長が東京に出張したときの令和3年5月31日のときのお話であります。
それから、2番目が、これはちょっと古いというふうに今ご指摘もいただいたのですが、鬼怒川が決壊して、ちょうど今の決算議会のときでした。その最終日の前日に決壊したのです。ここでみんなで話し合って、恒例の宴会なんかはやらないと決めたわけですけれども、確認したら次の日、最終日に公用車を使って日立市近くまで行って、その後いわゆる救援物資を持って、夜の普通に考えると11時にならないとおにぎり来ないというので、11時過ぎに水海道といいますか、常総市のほうに救援物資のおにぎりを届けたと、そういう説明なわけです。この件について2点目お伺いしたいと。
それと、3点目は、私がこの間もこれ質問でやりましたけれども、議員として市のいろんな部署に行って、いろんな聞き取りをしたようなことが何をやったのだか、市のほうで証明してくれと、証明といいますか、回答してくれという照会状が市長のところへ来て、私が何時何分から何時何分までどの課に行って、どういう話をしたというようなことを市長名でその方に回答書を出していると。この件についてもこの間入れてあるのですが、もうちょっと詳しく伺いたいと思います。
その1番目のことについて少し具体的にお聞きしたいと思います。何度も申し上げているように、これはコロナの感染拡大市町村に県知事のほうから認定されたのがこの5月31日、市長は企業版ふるさと納税、そういうことで東京へ行かれたと。行ったのは当然公用車で行って、最初の場所と違って、途中で相手から電話があって、六本木の六本木ヒルズで会談をしたと。急に職員も連れていくことになったと、そういう話であります。そのときに普通は市がそういう状況なのだから、キャンセルするとか、会談が終わったら帰ってくる。職員はそのまま帰ってきていますから、電車で。ですけれども、東京へ泊まって、しかも帰ってきた場所が用賀だというので、聞いたら「いや、青果市場を見に行ったんだと、今後の市のそういう農産物とか、市のそういうことを振興するために行ったんだ」と、こういうことなのです。これについて、私は今までもお尋ねしたのですが、市長にお尋ねしますが、青果市場というのは、これ毎日やっているわけではないのです。休みの日があるのです。こういうことを市長はご存じかどうか、まず1点伺いたい。
それから、この墨田区のホテルに当初予定したところはキャンセルして、別なところへ泊まったのだけれども、運転手が払いに行ったのだみたいな説明なのです。運転手さんの説明では、払ってきて領収書をもらってきて、秘書広報課のほうに出したのだと、運転手さんは私にそう説明しているわけです。ですけれども、前のいろんな議会での質問であるとか、あるいは監査請求私かけましたから、お金の使い方おかしいでしょうと。監査委員会が開かれても、いや、公用車の使用は適切であると、泊まってきたのも適切だと、そういうお金の使い方も問題ないのだと、自分で別なほうは払ったので、問題ないのだと、こういうことなのです。ですけれども、ここを具体的に聞きます。これは、運転手さんはいつ払ったのか。運転手さんというか、本当に運転手さんが払ったのか。誰がいつ最初に予定して金もらっていったわけですから、それは払ったのか。これをお答え願いたい。
それから、そのとき、私が質問しているときには、一般の職員が行っているなんて話はおくびにも出さないのです。私が聞かなかったからだと言いますけれども、住民監査請求をかけた段階で、監査委員はそういうことまでちゃんと全体を踏まえて判断をするものです。つまりそれを監査委員会には職員が行ったということは言っているのかどうか、執行部のほうで。その点をお伺いしたいと思います。
急遽行くことになったというのは、何で急遽その日になって一緒に行こうということになったから、出張伺も後から書いたのだと、こういう話なのです。何で急遽それだけの職員が仕事やっているところ、今から行くのだから来いと言われて行ったみたいな話なのですが、何で急遽行かなければならなくなったのかと、そこもお伺いしたい。
それから、2番目の部分であります。救援物資を届けに行ったのは、どなたが行ったのかと、夜の11時ですから、片一方は片一方では宴会やってきているわけでしょう。お酒も入っていた人もいたかもしれない。その人が行ったとは当然思いません。酔いをさまして行ったのかもしれませんが、誰が救援物資を届けに行ったのかと、車は誰の車で行ったのかと、多分市長公用車であろうと私は思うのですが、それとも一般の職員が帰ってきてから、「おい、今から届けに行くから」と言って、その宴会に行った人らではない一般の職員が夜の11時過ぎに来て、その人らが届けてきたのかと、その点をお伺いしたいと。
それから、公用車使っていますから、公用車に乗せた人は誰かは基本的には言わなければならないです。公用車に乗って行かれたのは、市長と一緒に行かれたのはどなたなのですか。それを伺います。
それから、そもそも不謹慎で、つまり桜川市でも災害が起こるかもしれないから、そういうところは行かないのだと、つまり危機管理として行かないのだと、そういう姿勢でいたのに、自分らはこっそり行って宴会をやってきたということです。こういうことについて市長はどのように考えるのかと。今回もちょっと余談ですけれども、市長、この間の話がそのまま私間違いなければ、市長、副市長、議長、職員2名ブルガリアに行くのだそうです。こんなのだって、市の頭がみんなで出張してしまって、市に残っている人、誰が責任者になるのだと、普通は片一方行きます。例えばアメリカのバイデン大統領がどこかへ行くときに、副大統領も一緒に行ってしまったら大変でしょう。そういう意識が何か当たり前だと、議長まで行ってしまうと。この辺のこの桜川市の感覚、私にはちょっと信じられないと。それと同じですよ、これ。今、非常事態なのだからやめようと言ったのに、要するに自分らだけで飲み会に行ってしまったと、しかも公用車使って。こういうことがどうなのですかと、これは市長に伺いたいです。
それから、最後の3番目ですけれども、この文書見ると、これ一応黒塗りですから、誰か分からないのです。Xさんとしましょう。Xさんが市長にそういうものを出して、市長が出したものをXさんは、XさんがYさんなのかどうか分からないのですが、Yさんがネット上にアップして、「榎戸は今、刑事告訴されて捕まるんだ」というようなことをネットでバンバン書きましたね。今も私のこと刑事告訴されて裁判にかかるのだと書いている議員がいるのです。これもとんでもない話なのです。これうそですから。こういうことを堂々とネットに流すという文化が桜川市にはあるのです。すごいです。私を名誉毀損なんて訴えるなんてとんでもない話ですよ、そういうことをやっている人が。この辺の感覚のずれが桜川市にはあるのではないかと私はそう思っていますが、いずれにしてもこの方にそういうものを出したことは、個人情報保護とか、そういう観点で、一般の市民が市役所に聞きに行ったら、そのことをみんな、誰が何時に来てこういうことを聞いたのだと外部の人に教えるのですか、そういう話です。これについて執行部の見解を求めます。
それから、農林課の令和4年度一般会計予算書にある農林振興費についてであります。農林課が桜川市の農産品を外に宣伝して買ってもらったりするために、約500万円近いお金を農林課が出して、プロモーションですから、いわゆる試供品です。いろんなイベントのときにただであげる。そのあげるものはどこから買っているかというと、加波山市場から買っている。お米が約5トン、それから蜂蜜、当時の値段で言うと1,400円のもの、120グラム入りのものを500本、それと別なあるAという米穀店、そこからやっぱり約1,000近い米袋を買って、それを皆さんにお配りしたと、その数は相当なものです。5トン近いものはどういうふうに、どこでいつ配ったのかということが分からないです。私はその情報開示で取って、それを表にしてまとめて、どういうものをいつ買ってというようなものを全部まとめました。ある方たちにはその資料をお渡ししてあります。1枚150円で、3,000枚の米袋を買ったというのです。1枚150円の米袋って結構高いです。ヤマザクラ課がつくったピンク色の何かそういうものなのかも、多分そうでしょう。これは、何キロ入りなのかと。例えば5キロ入りで3,000枚買ったら相当な数を、これ試供品ですから、おまけにあげるということです。ただでやるのですから、売るのではないのです。そういうものを桜川市が加波山市場から買っているのです。それを加波山市場に預けるのです。加波山市場に49万5,000円払って、市のものをいろいろ宣伝してくれと頼んでいるのです。そのほかにも蜂蜜も500個買って、1,400円のを500個買って、それも加波山市場に頼むと。ただで配るということです。それと、別なお米屋さんから約1,000袋の米、これを買って、それもおまけに配ってもらうと。ではこれどこで、どういうイベントで配ったのだというようなことも分かりません。まず、先ほどのは1番目。
2番目は、そのある米穀店さんから買い入れた900円、1袋900円の米なのです。これは、何キロ入りかと、900円の米というのは何キロ入りの米なのかとお尋ねします。
それから、3番目に、それが今、先になってしまいましたけれども、それだけ買い入れたものを400万円ぐらい買い入れたのです。それをどのイベントでやったのかと。イベント数は市のほうの説明では出店したイベントは10、10のイベントだと言うのです。私それを見て、私も資料につけましたけれども、ネットで探して、これ何日にやって、何日間やったのだ。それみんな作りました。それ以上は分かりません。つまり市が500万円もかけて預けて、トータルで。それがいつ、どこで配られたのだということは、頼んだ側から言えばちゃんとしてもらわないと困ると、そこをお示しいただきたいと、把握しているかどうか。把握していないなら把握していないと、預けたので、あとそれ何に使ってしまったか分からないよと言うのなら、それでも結構です。これはこれで問題でしょう。
では、続きまして、3番目です。クラセル桜川の決算についてですが、これは令和3年度にも私いろいろ問題にしたのですが、1,500万円の補助金を入れています。これは、概算払いというやり方です。必ず補助金は後からチェックしなければ駄目です。我々がイノシシの柵もらうときは、これは事後払いです。買いました。領収書も出します。お金もらうのです。これは、先にやってしまって、間違いなく適正に使っているかというので、書類を交わして、そのお金をそっくりそのままもらいましたよと、こういうことになるのです。ですから、これはチェックしなければいけないわけです。普通はチェックしたものは、こっちになければおかしいです。例えば伝票の写しとか、向こうにやった内容はこういうふうに使われましたよと、そういうものがあって、そのいわゆる最後の処理を精算と言います。精算払い、ちゃんとやるほうの精算です。その精算払いという形で精算手続をやっているようなので、具体的にその精算したときに、何を持ってきたのだと。ただ行った人がこれどっちも実は市役所の職員ですから、検査に行くのも市役所の職員、向こうで働いているのも一応出向しているけれども、市役所がお金払っている職員です。ですから、悪く言えばなあなあになってしまう可能性があるのです。だから現物でちゃんとはっきりとこうこうこういうものですというのを持ってこないとまずいのです。私はそう思うのです。ですから、そこのところをちゃんと市は把握しているか、現物を市が持っているかということです。ただ、行った人間が「ああ、いいよ」と言って判こ押して、「問題ないですよ」と言うのはまずいでしょうと私は思うので、聞いています。把握しているかどうか。現物をこっちに持っているかどうか。持っていれば私、情報開示かけますので、そこのところを教えていただきたいと思います。
それから、ふるさと納税の令和4年度実績と返礼品についてお尋ねします。まず、1番目の事前通告で出しておいたのは、ふるさと納税で幾ら金入ったのだと、これについては実は昨日の別な議員の質問で、1億4,300万円でしたっけ、1億4,300万円入ったのだと分かっていますので、これは答えていただかなくて結構です。
それで、それだけの金が入って、返礼品とか、いろんな郵送料とかかかりますから、そういうもろもろの返礼品代とか、送料とか、委託料とかいろいろあって、そういうものを合わせると幾らかと、つまり1億4,300万円がまるまるではなくて、その経費、経費はトータルで5割以内でなければならないというルールがあるわけです。だから、七千何百万円は桜川市の実入りになるというのがちゃんとやっていれば、そういうことなのです。ですから、経費が幾らかかったのか。これ人件費は除きます。職員の人件費除いてもろもろ外へ払ったのは幾らなのか、これを教えていただきたいと。
それから、3番目として、クラセル桜川は会社だから答えないということが予想されるのですが、桜川のものも返礼品として市は登録して返礼品で送ってもらっているわけです。ですから、桜川の返礼品はどのぐらいだったのかと、売上高。先ほど言ったように、農林課が買ったのはこれ別です。農林課が買った約500万円、500万円までいかないのですけれども、400万円ぐらいのお金はこれは買ったり委託したのは、これは加波山市場の売上げの中に入っているわけです。ですけれども、そうではなくて、ふるさと納税でクラセル桜川がどこかにいろんな人に送って、その分桜川に請求してくるわけですね、実質的には。クラセル桜川は新しいいろんなものをアイデアを出して、返礼品つくるのだと、職員がそこへ市の給料をもらって行っていろいろやっているわけですから、どのぐらいクラセルは返礼品を売ったのかということをお聞かせ願いたい。
それと、クラセルの返礼品のうち、桜川市の中でできたものと、例えばその北茨城の常陸牛だとか、いろいろほかのものあるわけです。どこどこのメロンだとか、マスカットだとか、共通返礼品というのか、何というのですか、県内のものだけですけど。そのものとの比率はどうなのだと、桜川のものを売ってお金が入ってくるのは、さらにまずいいわけですけれども、よそのものを売ってもお金は入ってくるのです。だから、よそのものをうんと売れたって、そんなに喜んでもいられないのかなという気がするものですから、お尋ねします。
それと、1点だけ絞って聞きます。5番目、ふるさと納税を1万円くれると、5,000円までは経費として使う。つまり返礼品は3割です、上限3割。つまり3,000円までのものしかあげられないのです。あとは輸送費とかポータルサイトの手数料とか、そういうので2割、合わせて5,000円までです。だから5,000円は実入りになるのだと。だから、これどんどん、どんどん膨らませば、安いものもらえば、みんな「ああ、こんな安いものだ」と言って桜川市にお金が集まってしまいます。それはフェアではないから、ルールがあって、3,000円までしか送れないのです。そういう観点から、桜川市のこのクラセル桜川では、1万円を送ってもらったら、桜川市のコシヒカリ、新米です。その年の米を5キロ袋で3袋、15キロ送るというのがあるのです。これが非常に分かりやすい。1万円入れたら15キロもらえると。この送っている袋の代金は幾らかと。先ほどの別なほうの農林課でやっているのは、1枚150円というのです。だから、これも多分150円ではないかなと、いわゆる5キロ入りの袋です。何か色はピンクっぽい色なのだそうですが、それは一応確認します。
それと、何よりも加波山市場が仕入れている米の仕入れ先はどこか。これも民間企業だから答えませんと、こう来るのですが、でも一応聞きます。よろしくお願いします。
それから、5番目です。長方地区へのベイシアの件です。地権者との借地契約の仮契約の進捗状況はどうなっているか、まず1つ伺います。
それから、次の開発許可の件については、昨日の別の議員の質問で、これはまだ手がついていないと、何も相談に来ていないと。これは、ですから省略、質問、そういう内容で分かりましたので、結構です。
それから、3番目、開発許可が整えば、市が8,000平米の土地を買って、あそこに直売所をつくりたい。これは、去年の7月の全員協議会でそういう話が出て、私、議員に復帰して、去年の9月議会で聞きました。そうしたらそのときの説明で、地権者との話がまとまって、開発許可が下りた段階で、その土地を買うことをやる、直売所をつくることを本格的に考えていきたいというお話だったのです。ですから、これも昨日の回答を見ると、開発許可のものは出ていないと言うのですから、これも実際には多分進んでいないのだろうなと思うのですが、一応お伺いします。
その土地は8,000平米、これを買うということは、今の段階でどのレベルになっているのか、相手の地権者と何か市が話合いをしているのかどうか、こういうことは一切していないのか、その辺のところを伺いたい。
それから、まだ開発許可も出ていないし、何もないのだけれども、加波山市場、実証店舗として今までも令和2年、3年、4年、5年やってきているわけです。いろいろ私から言えば、とんでもない、中身はぐちゃぐちゃの訳の分からない組織になっていると。でも、それがそれを基に直売所つくるのだと言っているわけですから、私はこういうの大反対ですけれども、でも、一応市はそう言っているので、では市の直売所をつくる形態をどういうふうに考えているのだと、今みたいに何にも分からない素人の市の職員が入っていって、職員でいろんなことをやると。笠間市聞いたら、笠間市は農協に全部委託しているそうです。農協があそこ中やっているのです。つくったのは、笠間市が73%、5,000万円の資本金だったのです。73%。それから、農協が1,000万円、20%、それとJAかな、あそこのJAが250万円と言ったかな。ごめんなさい。JAが1,000万円です。それから、常陽銀行が250万円、それと商工会が100万円と、それで5,000万円だそうです。ですから、向こうは専門家がやっているのですよ、ある程度。ところが、桜川市は何も分からない市の職員が行って、給料は保証されているし、いろんなアイデアを出すのはいいのだけれども、まとまらない。こういう形態でまだやるつもりなのか、この直売所。それで、土地8,000平米も買うのか。この土地は相当高くなりますよ、今度は。国道4車線になって、あそこに病院に下がる道路もできたのですから。そういうことをやられるつもりがあるのかどうか。つまり直売所があそこにやるということについてどういうスタイルでやるというようなことを検討しているのかどうか、そこを伺います。
それと、直売所ができれば、現在の加波山市場はなくなるという理解でいいのかと。逆に言えば直売所ができなければ、加波山市場はずっと今のままやっていくのかと、そういうことであります。その辺のところをよろしくお願いします。
それから、最後になりますが、土地開発公社による市立病院東側での宅地造成について伺います。昨日の質問でも別の議員が言われていましたが、売れ残った部分どうするのだと。これは、売れ残ったら向こうが買い取ってくれて、その地代分だけは入ってくるのだと、こういう説明です。これは、この間の全協で資料をお持ちの方は一番最後に出ていると思うのですが、2,270万円と、これは委託契約書読ませてもらいましたけれども、川股議員が取って、私もらって、委託契約書見たのですが、2,270万円と出ています。契約書です。そうしたらこの間何か聞いていたら、2,700万円になったと言うのです。我々に説明したものが、今実際に契約書を更新したのか、我々に説明なく更新したのか、あるいはまだそれは単なるお話なのか。仮に2,700万円であるとしても、これは一般質問入れたときには分からないで、そういうことが出てきているので、一応確認のために聞きます。売れなかったら買い取るとしているのですが、委託契約書では令和6年のたしか12月までが期限なのです。それ過ぎて売れなかったときには、向こうが買い取るというふうな理解でいいのかどうか。それを判断する時期がいわゆる令和6年の12月ということでいいかどうかです。買取り価格は幾らとするかと。これがさっき言った2,270万円なのだと思うのですが、2番、3番、ですからこの第一工区でいうと、2,270万円と今の段階ではなっているということですね。そこの確認です。しかもそれが何か変わってきているようなニュアンスも2,700万円という話もあるのです。でも、いずれにしても公社が基本的にはべたで160万円で買うのだと言って買った土地、実はべたではなかったのです。あるところは1反歩一千何百万円なんていう値段で買っているのですから、あの駅の近く。そうするとそういう値段を入れると、私の計算ではとても2,270万円なんか回収したって、かけた金が全然返ってきていないと。ですから、160万円で仮に買っただの何だの言ったとして、売る値段は決めているのは何を積み上げてこれだけ公社は、これだけ1万平米の土地に対してお金頂戴よと言っているのか。その積み上げている積算根拠というか、中身。
例えば我々のところへこの間チラシなんかも入りましたよ、全戸に。区長を通じて。あれなんかも多分公社がやっているのでしょうね。公社が負担しているのですよ。だから、ああいう金は当然みんな乗っかってくるわけですよね。あるいはコンサルにいろいろ頼んでいると。今までもいろんな図面できてきたでしょう、あれ。かなりのもの、何度も何度も作りましたよ。あれみんな公社が頼んでコンサル作っているわけです。あれも相当な金払っているわけですから、そういうものを乗せてくれないとあの開発行為には、市が、要するに市のお金で相当入れてやっていると、回収できないと。ですから、この積算根拠を示していただきたいと。
以上の大きく6点ですけれども、よろしくお願いいたします。あと、再質問は自席でさせていただきます。よろしくお願いします。
〇議長(萩原剛志君) 榎戸和也君の質問に対する答弁を願います。
柴山市長公室長。
〔市長公室長(柴山兼光君)登壇〕
〇市長公室長(柴山兼光君) それでは、榎戸議員の1つ目の大塚市長のコンプライアンスについての質問にお答えいたします。
初めに、1つ目、桜川市が感染拡大市町村に認定された令和3年5月31日の市長の東京出張全般についての1つ目、市長の東京世田谷青果市場訪問については、新たな商業施設や加波山市場の参考とするため、東京中央卸売市場世田谷市場を見てきたと伺っております。東京都中央卸売市場につきましては、当時、5月、6月は基本的に日曜日と水曜日が休みだったと認識しております。
次に、当初宿泊予定の墨田区の第一ホテル両国への宿泊費の支払いについて(誰がいつ支払ったか)につきましては、既に令和3年第3回定例会において榎戸議員さんからの質問に既にお答えしておりますが、改めてお答えいたします。公用車の運転手が受付時に支払いをしております。
次に、企画課職員の帯同を急遽決めた点につきましては、担当職員も同行したほうがよいという判断があったためとお伺いしております。
続きまして、2番目、平成27年に鬼怒川堤防が決壊した翌日の市長公用車の使用と救援物資の送達についての1つ目、被災地に市長のコンビニで買った支援物資を届けに行ったのは誰かにつきましては、平成29年第3回定例会において、榎戸議員からの質問にお答えしておりますが、改めてお答えいたします。市長と議員さん及び職員と伺っております。
次に、2つ目、市長公用車に同乗して日立近くまで行ったのは誰かにつきましても、平成29年3月定例会において榎戸議員からの質問に既にお答えしておりますが、改めてお答えします。議員さんと伺っております。
次に、B、懇親会は控えるとしていたのに、市長と一部の議員が懇親会のために日立近くに行くのに、市長公用車を使用したのはなぜかにつきましても、平成29年第3回定例会において榎戸議員からの質問にお答えしておりますが、改めてお答えします。懇親会は行っておりません。決算議会のお疲れのところ、常総市へ支援物資が届くまでの間休憩されたためで、公務と公務の間に使用されたと伺っております。
続きまして、3番目、市の回答文書、「桜職第30号」の発給についてお答えします。桜川市文書管理規定第3条に基づき、「文書は全て正確かつ迅速に取り扱い、常にその処理過程を明らかにするとともに、事務が効率的に処理されるよう努めなければならない」とされておりますので、文書事務処理の原則に従い、担当部署において対応したものと考えております。
以上でございます。
〇議長(萩原剛志君) 続いて、佐伯経済部長。
〔経済部長(佐伯純一君)登壇〕
〇経済部長(佐伯純一君) 榎戸議員の2つ目のご質問、農林課の令和4年度一般会計予算にある「農業振興費」についての質問にお答えいたします。
1つ目、市が株式会社クラセル桜川から1枚150円で3,000枚買った袋は、何キロ入りの袋かとのご質問でございますが、今回購入した袋の容量は5キログラムが入る規格になります。
2つ目のご質問、市内事業者から買い入れた900円の米は何キロ入りの米かとのご質問でございますが、米の容量により単価が明確になってしまうことから、事業所の今後の営業に支障を来すおそれがございますので、答弁は差し控えさせていただきます。
3つ目のご質問、農林課が株式会社クラセル桜川から買い入れた約307万円と市内事業者から買い入れた約86万円、合わせて約400万円の試供品は、どのイベントでそれぞれどれだけ配られたのか市は把握しているのかとのご質問でございますが、先ほど議員よりお話があったとおり、株式会社クラセル桜川に農産物等プロモーション業務を委託しております。業務内容は、市内外のイベント等において桜川市産農産物のプロモーションをしていただく業務が主な内容となっております。それぞれのイベントでどれだけのプロモーション活動がなされたかとのご質問でございますが、イベント出展による農産物のプロモーションの主なものとしまして、埼玉県川島町で開催されました「CARFESTIVAL in KAWAJIMA」、同じく川島町で開催されました「かわじまランタン祭」、笠間市で開催されました「陶と暮らし。」、東京都千代田区で開催された「茨城ふるさとフェア」、東京駅で開催された「東京駅いばキュン!Marche」など、市内外合わせて10か所のイベントにおいてプロモーション活動をしていただきました。そのほか、加波山市場で開催されたイベントでも、農産物プロモーション活動をしていただいております。各イベントで配布した数量についてでございますが、株式会社クラセル桜川に業務委託しており、プロモーションを行ったイベントは、実績報告書にて報告されておりますが、おのおのの配布内容は把握しておりません。これまで桜川市においては、農産物のプロモーションが不十分であったことから、桜川市産の農産物や加工品のイメージアップを図ることを目的に、令和4年度より株式会社クラセル桜川に業務委託し、これまで参加できなかったイベント等において積極的なプロモーション活動を行っていただきました。この活動により、桜川市産の農産物の魅力を今まで以上に発信できたのではないかと思っております。また、本年度も株式会社クラセル桜川に同内容の業務委託をしてございます。各イベントでの配布内容の把握ができなかった点につきましては、こちらの指示不足であり、大変申し訳ございませんでした。今年度はイベントごとの配布内容について実績報告書に記載するよう指導してございます。
以上でございます。
〇議長(萩原剛志君) 続いて、秋山総合戦略部長。
〔総合戦略部長(秋山健一君)登壇〕
〇総合戦略部長(秋山健一君) 榎戸議員さんの3番目の株式会社クラセル桜川の決算についてから6番目の市土地開発公社による市立病院東側での宅地造成事業についてまでの4項目にお答えいたします。
まず3番目、株式会社クラセル桜川の決算について、1,500万円が何に使用されたのかを市はきちんと把握しているかのご質問にお答えします。株式会社クラセル桜川への補助金につきましては、桜川市地域商社運営補助金交付要項に基づいた手続を行っております。一般的な補助金を受けて活動しているほかの団体と同様に、補助事業が完了した後に提出される事業実績報告書を確認し、補助金が何に使用されたかなどの内容を確認しております。さらに、クラセル桜川においては、令和3年度に赤字決算や累積超過に陥った状況がありましたので、補助金を活用した事業運営が適正になされていることを確認するため、提出された事業実績報告書の詳細について、ヤマザクラ課でクラセル桜川に対し、当該補助金の伝票や関係資料の現地確認も実施しております。
株式会社クラセル桜川の決算については以上でございます。
次に、4番目の質問、ふるさと納税の令和4年度実績と返礼品についてお答えします。
2つ目、職員人件費を除き、返礼品代と、送料や委託業者への委託料など、返礼に要した経費の総額は幾らだったかにつきましては、6,697万114円です。
次に、3つ目、クラセル桜川も返礼品を提供しているが、同社の返礼品売上高は幾らだったか。4つ目、上記クラセル桜川の売上高のうち、桜川市内で生産された返礼品額は合計で幾らだったかにつきましては、これまでにも説明しておりますとおり、返礼品はあくまでも事業者のご協力により提供いただいているものであり、公表により事業者の営業活動や、場合によっては返礼品の提供に支障を来すおそれがございますので、金額の説明は差し控えさせていただきます。
5つ目の本市に対して納められたふるさと納税額1万円に対する米返礼品のうち、クラセル桜川の返礼品、5キログラム袋3袋について伺う。袋代を含むその原価はおおよそ幾らか。6つ目、上記の米の仕入れ先はどこかにつきましては、返礼品の原価や仕入れ先は事業者の経営情報であるため、市では全ての返礼品事業者において原価や仕入れ先を把握することはできません。
ふるさと納税の令和4年度実績と返礼品については以上でございます。
続いて、5番目の質問、国道南側長方地区へのショッピングセンターの進出についてにお答えいたします。
まず、1点目の地権者との借地契約の仮契約の進捗状況はどうなっているかにつきましては、今後開発事業者である日計商事株式会社において、各地権者と仮契約を締結する予定であると聞いております。
続きまして、3点目、同地域内に直売所の用地約8,000平方メートルを取得する予定とのことだが、今後どうなるのかについてお答えいたします。市といたしましては、ショッピングセンターに係る開発許可の見通しが立った段階で長方地区準工業地域内の土地約8,000平方メートルを市の直売所や情報発信施設等の用地として取得する計画でございます。
次に、4点目、直売所の経営主体についてどう考えているかについてお答えいたします。長方ショッピングセンターの敷地内に設置の予定がある直売所につきましては、現在市がデジタル田園都市国家構想交付金で地域振興拠点施設を整備するための計画について検討しております。そのため、現在のクラセル桜川に市から業務委託している直売所、いわゆる加波山市場の機能の移転や、移転した際の地域振興施設の経営主体についても、今後のショッピングセンターの整備動向を踏まえ検討を進めてまいります。
最後に、5点目の直売所ができると、現在の加波山市場はどうなるのかの件につきましては、現在の店舗につきましては、返却になるものと考えております。
国道南側長方ショッピングセンターの進出については以上でございます。
続いて、6番目のご質問、市土地開発公社による市立病院東側での宅地等造成事業については、桜川市土地開発公社が進める事業でございますので、私が土地開発公社常任理事としての立場でお答えいたします。
まず1点目、売れ残った場合は、公社から宅地造成を業務受託した合同会社が買い取るとしているが、売れ残ったと判断する期限はいつかについてですが、契約上、「業務代行者は令和6年12月31日までに土地の購入者を確保しなければならない」としておりますので、その結果をもって判断することになります。なお、公社と業務代行者との協議により、その期限を延長することも可能としております。
続きまして、2点目、この期限を超過した場合、造成した土地は合同会社が買い取るとしているが、その買取り価格は幾らとするのかについてでございますが、業務代行者が作成したチラシや市のホームページ等でも掲載している区画ごとの販売価格と同額になる予定でございます。なお、販売価格につきましては、契約上、公社の承認を得た場合を除き変更ができないこととしております。
続きまして、3点目、第一工区の宅地造成事業分で、公社所有の約1ヘクタールの土地代等の回収額が幾らを見込んでいるか。4点目、回収すべきとして定めた土地代等の額、公社への返戻金約2,700万円の積算根拠についてお答えいたします。
第一工区につきましては、約2,700万円の回収を見込んでおります。契約上は土地の総販売価格から業務代行者へ支払う委託料を差し引いた金額を公社への返戻金として設定しております。当該返戻金の積算根拠としましては、住宅地造成事業に係る土地の先行取得にかかった費用のほか、土地の取得時から現在までにかかった諸経費や将来的に販売に至るまでに想定される必要な経費等を加算した金額となります。
以上でございます。
〇議長(萩原剛志君) 答弁が終わりました。
再質問があれば質問願います。
6番、榎戸和也君。
〇6番(榎戸和也君) 東京出張の件について、みんな伺っている、伺っているというご返事なのですね。伺っているのではなくて、ここにご本人がいるのですから、ご本人がお答えいただけないですか。よろしくお願いします。
〇議長(萩原剛志君) 答弁願います。
大塚市長。
〇市長(大塚秀喜君) はい、部長の答弁どおりであります。
〇議長(萩原剛志君) 再質問ありますか。
6番、榎戸和也君。川股議員、静粛に願います。
〇6番(榎戸和也君) 要するに市長が行っているのだから、領収書なんかも、あとさっきのあれで言うと、運転手がお金を払いに行ったと言うのでしょう。それはどの段階で行ったのですか。それは分からないのだよ、多分普通は。分かっているの。答えてください。つまり用賀から六本木までは行ったわけだよ。市長は降ろしたわけ。一緒に運転手はいて、ずっと後になったら行ったのか、それとも降ろしておいて、運転手は第一ホテルまで行ったのか。時間ですよ。それから、運転手はどこへ泊まったの。
〇議長(萩原剛志君) 答弁願います。
柴山市長公室長。
〇市長公室長(柴山兼光君) 支払いにつきましては……
〇6番(榎戸和也君) 市長に言ってもらえばいいでしょうよ。
〇市長公室長(柴山兼光君) 運転手の支払いにつきましては、ホテルの受付時に支払いをしております。
〇6番(榎戸和也君) 受付っていつよ。
〇市長公室長(柴山兼光君) チェックインのときです。
〇6番(榎戸和也君) チェックインはいつでしょう。
〇議長(萩原剛志君) 勝手に質問しないでください。まだ認めておりませんので。
〇市長公室長(柴山兼光君) チェックインにつきましては、5月……
〇議長(萩原剛志君) マイク、調子悪いの。
〇市長公室長(柴山兼光君) 運転手につきまして……
〇6番(榎戸和也君) 第一ホテルへの支払いだよ。
〇市長公室長(柴山兼光君) 第一ホテルへの支払いです。はチェックイン時で、5月31日だと思いますが、時間についてはちょっと確認しておりません。
〇6番(榎戸和也君) 市長が一緒に行っているのだから。
〇議長(萩原剛志君) 再質問ありますか。
6番、榎戸和也君。
〇6番(榎戸和也君) 前の例の産廃問題のときもそうですが、私が市長に聞いたのに、市長からこういうふうですと伺っていますなんて答弁しているのですよ。そんな答弁はやらないでもらいたい、市長に聞いているのだから。もうこの問題もそういうふうに何だか得体の知れない、何かそういう内部のあれがあって、市長に聞いたら、市長が答えるのは当たり前でしょうよ、市長しか知らないのだから。
〇議長(萩原剛志君) 答弁願います。
大塚市長。
〇市長(大塚秀喜君) 何と質問されても事実は変わらないと思いますので、運転手が支払いしたのというのは、私は把握していませんので、運転手から聞くしかないと。
それと、榎戸議員、コンプライアンスって、榎戸議員なりに法令違反や規則違反ありましたか。それで、監査請求までしたのですよね。結果はもう出ていると。前向きに仕事しているのに、何回同じ質問しているのですかと。そうしたら前と同じ答弁になるしかないでしょうよ。
〇議長(萩原剛志君) 再質問ありますか。
6番、榎戸和也君。
〇6番(榎戸和也君) 監査請求しているのにと言ったよね。さっき聞いたでしょう。監査請求に職員が同乗したということは出したのですか、執行部は。
〇議長(萩原剛志君) 答弁願います。
柴山市長公室長。
〇市長公室長(柴山兼光君) 現時点で手元に資料がないので分かりませんので、後で確認しておきます。
〇議長(萩原剛志君) 再質問ありますか。
6番、榎戸和也君。
〇6番(榎戸和也君) 監査請求の場合には、いろんな情報を監査委員は調べることできるのですよ、我々に知らせなくても。内部的なことどうなっているのだ、ああなっているのだと。これ非常に大きな問題でしょう。だって、その職員は行って帰ってきているのだから。帰ってこられる職員がいるのに、片一方はコロナ感染であれしているのに、泊まってきて、しかもどこでかかったか分からないけれども、前後の関係で言えば、東京でかかってきているのだよ。それで、大迷惑したのですよ、みんな。こういう姿勢でいいのですかと。これは、コンプライアンス、コンプライアンスって法令遵守だけではないのですよ。もっとそういう取るべき点でちゃんとやっていないということで私申し上げていると。それで、ちょっと私は……
〔何事か声あり〕
〇6番(榎戸和也君) 答弁させてください。質問しているのは俺なのだよ。
〇市長(大塚秀喜君) だから、質問……
〇6番(榎戸和也君) だから、答弁させてくれ。やめてください。
それで……
〇市長(大塚秀喜君) いいかげんな推測で話だけしないでください、では。議長。
〇6番(榎戸和也君) いや、いや、これを止めるのだよ、議長は。
〇市長(大塚秀喜君) 監査請求して内容を分からない……
〇議長(萩原剛志君) 市長、発言認めておりませんので……
〇6番(榎戸和也君) 分からなくないよ。
〇議長(萩原剛志君) 市長、静粛に願います。
〔何事か声あり〕
〇議長(萩原剛志君) 川股議員も静粛に願います。
〇6番(榎戸和也君) ちょっと米のことについては、経済委員会のほうでできるので、大綱質疑でもできるので、ちょっとそっちでやりたいとは思うのですが、1点だけ米について聞きます。
この農林課が加波山市場から買っているのは、1キロ260円で買っているのだよ。1キロ260円で買っているの。この買入れ価格は適正だと思いますか。
〇議長(萩原剛志君) 答弁願います。
大塚市長。
〇市長(大塚秀喜君) はい、適正だと思います。榎戸議員、本当に……
〇6番(榎戸和也君) いや、そういう……
〇市長(大塚秀喜君) 答弁させろと。
〇6番(榎戸和也君) 適正だと思いますと、それだけ聞いたのだから。時間もないので。
〇市長(大塚秀喜君) いいかげんにしろと。榎戸議員、桜川市をどうしたいのだ。邪魔するだけはやめてくれと。
〇6番(榎戸和也君) 質問しているのだから。いいですか、議長。今、答えたから、適正だと思います。聞いたのだから……
〇市長(大塚秀喜君) 去年、去年……
〇6番(榎戸和也君) 適正だと答えたのだから。
〇市長(大塚秀喜君) 1億4,300万円、7,610万円プラスになった。それだけのいい仕事をしたでしょうよ、職員が。
〔「いや、議長、まずいんじゃないですか……」の声あり〕
〇議長(萩原剛志君) 再質問ありますか。
6番、榎戸和也君。
〇6番(榎戸和也君) 宣伝したことは非常にいいことだと思います。それで、今のは農林課が加波山市場から1キロ260円で買いました。はい、これ1俵に直すと、玄米で60キロで買うと、これは1万4,400円かそこらになります。この買入れ価格が適正ということでよろしいのですね。
〇議長(萩原剛志君) 答弁願います。
佐伯経済部長。
〔「市長が答えるやつ……」「私は、1万5,000円で買っています」
の声あり〕
〇議長(萩原剛志君) 市長、発言認めておりません。
佐伯経済部長。
〇経済部長(佐伯純一君) 榎戸議員のご質問でございますが、価格については精米で購入してございます。1キロ260円、消費税抜きで、税込みだと281円弱でございますが、精米でございますので、適正だと解釈してございます。
以上です。
〇議長(萩原剛志君) 6番、榎戸和也君。
〇6番(榎戸和也君) そうすると、これは玄米ベース、そのほか精米費とかかかるのです。だけれども、精米して260円で買っているその元の米は、私の計算では1万4,000円ちょっとなのです。これが適正な価格だと。そうしますと加波山市場が返礼品で送っている米は、15キロで3,000円超えられないのです、袋代とか何か入れて。15キロで3,000円超えない米というのは、実はこれ9,000円で仕入れないと駄目なのです。片一方は1万4,000円で買っていて、それが適正だとしている。そうしたら9,000円で誰か売ってくれておいしい米だという米になって、評判もいいのだというのでしょう。こんなことあり得ますか。
だから、ちょっといいですか、1つ。つまり高い金で実は買っている。だけれども、返礼品は安く売っている。出している。そうすると、いや、3,000円にするのにはそれではないと収まらないのです。つまり1万4,000円で買っている値段で15キロやると、それは三千幾らになるのです。単なる米だけで3,000円超えてきてしまうのです。3,600円ぐらいになる。そこに精米費だの、袋が3枚送れば、150円の袋、5キロ袋3枚で450円ですから、そうしたら下手すると4,000円まではいかないけれども、でも、いくかもしれない。そうすると6,000円とか、そういう額になってしまうのだ。そうするとこれは向こうの指導に合わないのです。
〔「3割超えちゃうよ」の声あり〕
〇6番(榎戸和也君) 3割大幅に超えているのです。でも、そこまで、いいですか、ちょっと先があるのです。そこまで計算して、つまり実際は高い米買っているのだけれども、安くやって、それでも人気が出れば、入ってくるわけです。だから少しぐらい、5,000円もうからなくても、5,000円もうからなくても、もうかるって、その実入りがなくても、それが例えば4,000円とか三千幾らしか実入りがなくても、数でこなせば採算取れてしまうということも論理的にはあり得るのです。そういうことはやっていないということでよろしいですね。つまり1万4,000円が適正だと言っているのに、あの値段でやるのには、9,000円ぐらいで買わないとできないのです。そんな買えるわけないので。
〇議長(萩原剛志君) 答弁願います。
秋山総合戦略部長。
〇総合戦略部長(秋山健一君) 榎戸議員さんのご質問は、寄附金額が3割以下とすると、返礼品の価格が安過ぎではないかということだと思いますが、この返礼品の代金につきましては、事業者が市のほうに提示した金額となっております。クラセル桜川も同様でございます。市のその事業者が提示した額が寄附額の3割以下となるよう市は寄附額を設定して、ふるさと納税をいただいております。返礼品の品がこのお得に感じられるこの寄附額が設定できるということは、この提供していただいている事業者さんの企業努力によるものであると考えております。
以上です。
〇議長(萩原剛志君) 6番、榎戸和也君。
〇6番(榎戸和也君) すごい経営努力ですけれども、これさっき言った1,500万円の補助金で埋めれば埋まるのです。例えば1万4,000円で実際買っているのだと、それ適正なのだと言うのだから、同じ加波山市場が買うのだから、1万4,000円で買っていて、その分足りない分は補助金の例の部分を埋めれば埋まってしまうのです。それで、さっき言ったように、グロスを上げれば、それ国は駄目だと言っているのです。高い値段で買ったものも安くやれば、みんな金くれると。普通で言えば5割もうかるのだけれども、そのもうけが、もうけというか、極端に言えば3割になっても量で稼げばいいのだと、そういう理屈はあるのです。そういうことは絶対ないと。よろしいですか。それなら1,500万円の内訳ははっきりしてくださいよ。
〇議長(萩原剛志君) 答弁願います。
秋山総合戦略部長。
〇総合戦略部長(秋山健一君) 地域商社の運営補助金1,500万円の使途につきましては、令和5年6月8日の議会全員協議会でクラセル桜川経営状況の報告として、地方自治法第243条3第2項の規定に基づき、第三セクター株式会社クラセル桜川の決算報告書を提出しております。その中の損益計算書で営業外収益として補助金が計上されており、その使途の内訳は販売費、一般管理費に充当されて、それをちゃんと確認しております。
〇議長(萩原剛志君) これで榎戸和也君の一般質問を終わります。
ここで暫時休憩とします。
休 憩 (午前11時47分)
再 開 (午後 1時29分)
〇議長(萩原剛志君) 休憩前に引き続き会議を再開します。
続いて、2番、川股骭N。
〔2番(川股 骭N)登壇〕
〇2番(川股 骭N) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきたいと思います。
まず初めに、今回初めて僕は議員出張させていただきました。北海道の北広島市、それから沼田町に行かせていただきましたので、その成果も含めて一般質問したいと思います。あわせまして、市議会議長の萩原さんにはお礼を申し上げたいと思います。北広島市の島崎議長さん、長い時間かけてご挨拶と市政の概要、それから議員の議会活動等報告いただきました。読み原稿なしで20分ほどしっかりとしゃべっていただきました。萩原議長さんからもよろしくということだったので、懇切に説明しますということでした。読み原稿なしでした。それから、沼田町の小峯議長さんもしっかりとしたお話をいただきました。読み原稿なしでいただきました。市議会議員あるいは町議会議員というものはこうあるべきだということを見せていただいたような場面でした。そういう点で、私もぜひ見習いたいというふうに思っております。
内容に入ります。まず1番目に、図書館などの指定管理者の制度の問題です。図書館などの指定管理者の問題として、私が一番懸念していますのは、今まで何度かさくらがわ地域医療センターについての質問もしてきましたけれども、病院長とか、図書館長などの方というのは、この議会に出てくることはないのです。市にとっての市立の病院である、市立の図書館であるということになっていますが、その責任者である方がここに出てきて、私たち議員の質問に答えるとかで、そういうことはありません。これは、ある意味では非常に問題があるといいますか、それが非常に重要な施設なわけでして、当然にも私たちのいろんな質問、私たちも聞きたいこと、要望したいこと、市民の方もそうですので、その人たちが議会に出る義務もないし、その必要もない。その結果として、私たちのお話を聞いてもらおうと思っても、なかなか聞いてもらえません。市議会でもっての私たちがいろいろ質問して、部長さん方のお答えは、病院長さんというか、医療センターに伝えておきます。そういうことについていろいろお聞きしますというようなことでもっての第三者のお答えなのです。その結果が例えば私も医療センター何度か質問しました。例えばインフルエンザ注射やるのに、なぜ2回も高齢者でありながら行かなければいけないのか、そういうことを質問しましたけれども、しっかりとした納得いくようなことの回答はないわけです。
今回、図書館についても指定管理者という形で今、公募しているわけですけれども、そうしますと、ますます私たち市民から、あるいは議会からそういう存在が遠くなりかねない。肝腎なことがあっても聞くことができないということでは大変まずいだろうと思います。具体的にこの議会でもって病院長さんや図書館長さんが出ていただくことは、議会の規則でもって議会の議決を経て、参考人という形になれば出てくることは可能なわけですけれども、なかなかそういう手続をするのは結構面倒くさい手続になるかと思います。本会議とは言わずとも、常任委員会に来て説明していただくとか、やはりそういう重要な市の施設なわけですから、市民がお金を出している施設なわけですから、そういうところについては、その病院長さんや図書館長という責任者が、やはりあまりハードルを高くしないで、来て説明していただく、質問に答えていただくと、そういうことが必要だろうというふうに思います。議会にということになると、当然にも議会でもっての議長や、あるいは委員長の判断ということになるわけですけれども、逆に今回の場合でいきますと、図書館の場合は図書館協議会には出席するように努めるというようなことが指定管理者の基準には書かれていますけれども、そうではなくて、もうそこは図書館協議会ということではなくて、議会とか、そういうところにも要請があれば積極的に出席すると、そういう形でもっての規定を、今回図書館も今からなわけですから、ぜひお願いしたいと思いますし、医療センターについても、そういうふうな形でもって市の規則なり、あるいは医療センターとの協定を結ぶ場合に、そういうことをしていただきたいなというふうに考えております。そうしないと、私たちの議会の質問とか、そういうことについても内容が非常に貧しくなってしまう、あるいは空洞化してしまう。市民の要望に応えられないということになるかと思いますので、ぜひその点はよろしくお願いしたいなと思っております。そういうことについてできるかどうか、そういうことがやっていただけるかどうか、お答え願いたいと思います。失礼しました。
第2点は、指定管理者制度を適用するという形で今進めているわけですけれども、私が一番図書館の指定管理者制度でもって懸念していますのは、個人情報の問題です。個人情報につきましては、桜川市が、市というところが、個人情報について大切にしている。非常にそこについて敏感な対応をしているというふうには私は全く思えません。これは、ちょっと今回ここでもって言いますのは、記録に残るから、議事に残るからはっきり言っておきたいのですけれども、昨年のお盆の前に市議会議員である私のところに市内でもって亡くなった方のリスト300人以上だと思いますけれども、亡くなった方、それからその届出をした方の住所、そういうのが記載されたものが送られてきました。私は、これは住民基本台帳法違反、戸籍法違反であるということを申し上げて、厳重に市議会の事務局のほうに抗議をしました。住民基本台帳法に何と書かれているか、ご存じのはずですよね。
昨日でもある議員さんの自衛隊の適格者名簿の中で、住民基本台帳法というか、自衛隊法の中で法律に基づいてそういうものが住民基本台帳から抜き出して提出することができると自衛隊法に書かれているので、そういうことは法にのっとって提出しますと言っていました。では、昨年亡くなった市内の方のリストというのは、住民基本台帳か、戸籍法か、保護法か何か知りませんけれども、そういう国の法律でもって書かれているのですか。そんなこと絶対ないと思います。要するに自分たちの桜川市の職員の方、自分たちはこういうのがあると便利だと、便利だと思うと、そういう住民基本台帳法からリストアップして、それを自分たちの中で使うだけではなくて、私たち市議会議員にまで送ってくるわけです。死んだ方にもプライバシーはあるし、死んだ方にも人権はあるのです。いわんや、その届出をした方にも人権はあるのです。というのが桜川市の……
〔何事か声あり〕
〇議長(萩原剛志君) 市村議員、何ですか。すみません。何か、動議ですか。
〇2番(川股 骭N) 何ですか、動議ですか。
〇12番(市村 香君) 通告の内容……
〇2番(川股 骭N) 個人情報の保護ではないですか。
〇議長(萩原剛志君) 川股議員……
〇2番(川股 骭N) 個人情報の保護問題を語っているのですけれども……
〇議長(萩原剛志君) 通告内の話にしてください。注意いたします。
〇2番(川股 骭N) よろしいですか。個人情報の保護の問題を言っているのです、私は。
そういうのが桜川市の実態ですので、図書館か、図書館というところは言ってみれば個人情報の集まりの集積の場です。図書館カードを作れば、桜川市の市民の方の半数以上が登録すれば、図書館は個人情報をみんな集めることになるわけです。そういうところが相当きちんとした個人情報の管理をしていただかないと、非常に私たちは安心できないと。
ところが、今回の指定管理のところを見ますと、相手方、どういう業者さんになるか分かりませんが、その人に個人情報の保護を求めているわけです。僕はむしろ逆ではないかなと。やはりこういうふうな形でもって図書館における個人情報の保護はしてほしいということをこちらが市が定めて、相手方にこういうふうにやってくださいと伝えるということが必要なのではないかなと思います。資料にも書いておきましたけれども、桜川市さんのほうから勧められた潮来市の図書館、そこも市の条例でもって個人情報の保護は図書館条例の中でうたっています。そういう意味で、大切なことはやはり市の規則なり、市の内部で決めて、指定管理者にこういうふうにやってくださいというふうにしないといけないだろうと思います。個人情報、極めて安易に考えると、非常に大変なことになりますので、そこの点は単に指定管理基準という問題ではなくて、市の中で決めて相手方に伝えるということが必要だろうと思っています。
それから、第3点で、指定管理の基準の中で、管理運営の基本方針を指定管理者がある意味では提案するような形で書かれています。そうすると、その提案のところが総点数のうちの10点をこの管理運営方針でもって充てるというような形で書かれていますが、管理運営の基本方針というものは、どちらかというと、これは桜川市そのものが一生懸命に考えて、この図書館は桜川というこの地域特性に合った図書館にしていくには、こういうふうな基本方針で臨んでほしいというようなことを桜川市が考えるべきであろうというふうに私は思います。これも先ほどの潮来で、潮来を勉強しろということが前回の教育委員会から私に対する指摘でしたので、それを見ますと、非常に具体的に潮来の場合は書かれています。お手元に資料を配っておきましたので、潮来市の事例を見ていただきますと、書かれています。やはりこういうものを市の中でもって考えて、管理運営の基本的なベースに置くということをしないと、相手方の指定管理者にある意味では丸投げというか、向こうで提案したもので、いいところだけ取り入れますよみたいなことでは、なかなか立派な図書館というか、地域文化を支える図書館にはならないだろうというふうに思いますので、ここについてやはり基本方針はその細部まで市が定めるべきではないかというふうに私は考えますので、その点どういうふうな形で考えているのかどうか、お聞きしたいと思います。
それから、図書館法をしっかり読みますと、図書館法の第3条は、郷土資料を集めると、郷土資料を収集しなさいというふうに、こう書かれています。私たちのこの桜川でもって郷土資料ということになりますと、一番最初に頭に浮かぶのは、これは特に大和村生まれの私のあれかもしれませんが、「ああ、二宮尊徳だろうな」というふうに思ったりします。そういう点では、ほかの方々が来て、この図書館でもって二宮尊徳の資料を見たいという方もたくさんあるだろうと思いますけれども、この二宮尊徳の資料とか、いろんな功績、事跡、そういうものについては今回の図書館はどの程度集まる見込みなのでしょうかということをお聞きしたいと思います。あるいは特別コーナーぐらいがあってもいいのではないかなというふうに思いますので、それをお聞きしたいと思います。
それから、5番目です。市のその指定文化財は、何かいつか広報に載っていましたけれども、水戸が茨城県で一番多くて、2番目は桜川市であるというふうに聞いておりますし、そういうふうなようです。だけれども、桜川市の指定文化財はどこにどうあって、どういうふうに保存されているのかとか、それがどういうふうに私たちが身近に見ることができるのかということを考えますと、極めてお寒い限りだと思います。水戸に次いで桜川が2番目に多いということは、それだけ歴史的な遺産というか、資料がたくさんあるわけですので、このような文化財をちゃんとデジタル化するとか、あるいは本来昔の本だけれども、今は古本で購入できないので、借用して複製化するとか、あるいは古本として水戸や神田まで行って買っておくとか、アーカイブス化するとか、そういうことはもう早くやらないと、通常私なんかが考えますと、図書館開館の前に、2年前、3年前から資料収集というのは始めているわけだと思うのですが、今回ですと指定管理者を選んでから、それから始めるみたいな形で書かれています。これではなかなか来年の11月にオープンしたときに、「いやあ、立派な図書館だな」と言えるようにしてほしいと思うのですが、残念ながらそこまでもうとてもとてもいかないのかなというふうに心配します。この点、早く資料の収集なり、書籍の購入を始めるべきだろうと思うのですが、この点はいかがなのかということをお伺いいたします。それが1番目です。
2番目ですが、消防団の地元の寄附金の問題です。これは、私も請願の署名になりました学校後援会、地域における学校後援会から寄附を集めて、学校に備品を購入して渡すということなどと全く同じ構造だろうと思います。今回はまだ陳情、その学校後援会に関しては、教育予算の充実という陳情で継続審議になっておりますけれども、こういう事例が大きくは、この学校後援会とこの消防団という形で残っていると思います。要は地域の中から無理やりにこういう寄附を集めるのではなくて、私が言いたいのは、お金があるのだから、桜川市はお金があるのだから、ちゃんと公費で見なさいと、公費で見ることが必要ですよということです。いや、それでも私はどうしても教育委員会なり、消防団に寄附したいという方がいらっしゃれば、それは桜川市への指定寄附金として桜川市が受けて、それを消防団についている予算だとか、非常備消防費だとか、教育予算に予算計上すればいいわけですし、今回の補正予算でも区長会でもってのゴルフ大会の余りをそういう予算で計上していますよね。そういう形でもって指定寄附金で受ければいいのですから、そういうことはやめてほしいということがこの2番目のところです。
消防団については、私も自分の同級生の息子さんがあるところの分団長ですので、消防団の方々がいかに苦労しているか、いかに地域の皆さん方のために働いているかということはよくよく知っておるつもりです。そういう上でもってお聞きします。
まず1番目です。1世帯当たり2,000円、資料に配っておきましたけれども、2,000円で徴収しているところもありますし、私の地域のように1,500円で徴収しているところもありますし、もっと小さい額で集めているところもあります。また、区が集めているところもありますし、消防団員の方がそれぞれのうちを回って集めているところもあります。いろいろです。それは私がいろいろ聞いている中で、いろんな形で集めている。しかし、消防団というのは、特別職の公務員なのですよね、消防団員の方というのは。こういう特別職の公務員であって、市の組織ですよ、市の条例で定めた組織。そういうところになぜそれぞれの区が集めたお金を寄附しなければいけないのか。それから、何で一部は消防団員の方がそれぞれのうちを肩身の狭い思いをしてお金を集めなければいけないのか、全く僕はその理由、理屈が分かりません。それ以上に問題だと思うのは、特別職であっても、この方は公務員なのです。要するに私たちと全く同じなのです。私たちも特別職の公務員です、議員も。こういう公務員の方がそういうお金を受け取る、あるいは集めるということは、道徳的、倫理的に問題はないのですかということです。僕は道徳的、倫理的に非常に問題だろうと思います。ということについて、これはもう長年やっているわけですから、よくよくこういう指摘もあっただろうと思いますので、いろんな勉強していると思いますが、これについてこういう公務員の倫理、道徳上問題はないのかということについてお答え願いたいと思います。
でも、こういうお金が必要なのだということならば、先ほど申しましたように必要なのかもしれません、ずっと集めていたのだったらば。必要なのだったら、市の予算で見てくださいと、資料にも配っておきましたように、消防団の経費、これは非常備消防費というお金ですが、毎年度1,500万円以上の予算計上額の2割ぐらいを不用額で出しているわけだ。2割も使わないで不用額で出しているのだったら、この一部を充てるだけでもってどうしてもそのお金が必要ならば使えるだろうと思います。何で市の組織で公務員でありながら、税金で賄わないのですか。賄うのが当然ではないですかというのが私の質問ですので、ぜひ明確にお答え願いたいと思います。
それから、3番目です。これは、それこそ沼田町に視察をして、そこでもっていろいろ考えさせられたことに関係してお答えします。沼田町では常任委員会の武井委員長のほうから報告もあったと思いますが、エゾシカとか、アライグマとか、そういうのが、ヒグマはあまりいないと思いますが、ヒグマも時々出るようですけれども、そういうことのための鳥獣捕獲員の方を地域おこし協力隊として若い方を3年間来ていただいて、いろんなネットワークもつくって、地元の農家の人たちとも協力して、ちゃんとした対応をしました。その方が3年終わったら、その後、市の職員としてその鳥獣捕獲の専門員として働いてもらうという形を今行っているそうですし、その方から私たちも具体的な非常に細かな説明を受けました。
それから、この地域と全く同じような実情だと思いますが、新しい就農する農家に就く方が減っていると、いないということでもって、やはりぬまたアグリファームというものをつくりまして、そこでもって任期付地域おこし協力隊の方をご夫婦で3年間そこで研修していただくと、研修しながら働いてもらうと。それで3年間たった後には、さらに5年間のいろんな伴走型の支援をしていって、花卉栽培だったそうですけれども、そういうことの農家として自立してもらうと、そういうのを毎年1組ずつ受け入れていくのだと、その具体的なこともお聞きしました。地域おこし協力隊というのはまさにそうだと思うのです。ちゃんとこの地域に希望して来ていただく。それで条件としても桜川市に定住するというふうになっているわけですから、やはり市の職員も一緒になってちゃんとした支援を行って、その結果としてここに、桜川市に定住してもらうということだと思います。桜川市にとっても、それは桜川市という組織にとっても、それから私たち市民にとっても、こういう人はなかなか不可欠であると。こういう能力というのは我々はなかなか手に入れられないという方にぜひ来ていただいて、ここに定住してもらうということだろうと思います。
ところが、桜川はどうなのでしょうかということでもって、お手元の資料にもありますけれども、今まで地域おこし協力隊という形でもって6人の方が既に退任しています。そのうち多少とも定住していますのは、1人の方だけです。あとの5人の方は、例えば加波山市場にいて、野沢温泉村ですか、野沢温泉村の直売所の責任者になっていったとか、言ってみれば何か本来ここに定住していただいて、ここのその能力というか、桜川市がパワーアップしていただくべき方なのですけれども、みんなほかへ行ってしまっているわけです。定住していないわけです。これは、いかがなものだろうかというふうに思います。
そういう点では、3年間終わって、すぐに何かビジネスができるとか、食べていけるということでなければ、あるいはもうちょっと前からこの仕事をきちんとやってもらうのだということを決めて、例えば会計年度任用職員として、1年ないし2年間雇うとか、あるいは非常に高い能力、非常に特殊な能力を持っている、桜川市内でもってはとても得難いような能力を持っているならば、任期付職員として雇って、桜川市の市役所のパワーアップを図るとか、そういうふうな形でもって行うべきではないのだろうかと思います。少なくても沼田町はそうやっている。全国でそういうことをやっている自治体幾つでもあるはずです。やっぱりそういうところを見習って、桜川市もそうすべきではないかと思います。何よりも残念ながら、お手元の資料にもありますように、この4年間に6,000万円以上の金を使っているわけです。よく僕は非常に気に食わない言い方なのですけれども、特別交付税で国が見ていますから、市のお金は一銭もかかりませんとおっしゃいます。特別交付税も私たちの税金です。私たちの所得税なり、法人税なり、そういう形でもって払っている税金が地方自治体共通の財源から来ているわけです。だから、別に特別交付税だからって私たちの税金ではないことはないのであって、やっぱりそういう税金6,000万円も使って、6,000万円以上も使っていながら、成果がないということについては、やっぱり非常に困るので、ここはそういう支援ができないか。任期付職員あるいは会計年度職員、伴走型支援でもってちゃんとしたビジネスになるようにする、そういうことができないのか、お伺いします。そうすべきではないか。なぜできなかったのかを含めてお伺いします。
それから、会計年度任用職員が桜川市の場合は280人とか、非常にたくさん、これは全国的にそうですけれども、多いわけです。桜川市は、市の補完的な位置づけをしていると思うのですが、やっぱり行政実務というか、行政任務の大きな役割を、例えば昨日も質問出ていましたけれども、学童保育なんかについて、職員が不足していると出ていましたけれども、学童保育なんかも別に市の補完的な業務ではないわけです。市の重要な業務なわけです。そこで、リーダー的な役割を果たす人はきちんと育てておかないと、なかなか立派な学童保育にはなれない。そう考えますと、その一部の方がやはり任期付職員という形でもって、もうちょっと高い給与をあげ、しっかりとした仕事をやってもらうということも必要だろうと思いますし、地方自治体の雇用も結構いろんな意味で柔軟になっていますので、この辺は雇用形態も見直すべきではないかなというふうに私は思いますので、その点をお聞きします。
それから、4番目です。広報とか広聴の関係なのですけれども、特に広報はしっかりしているかと思いますけれども、広聴は僕は非常に残念だなと思っています。市政モニターとか、市長と語る会、実績については私が聞きまして、お手元の資料にお配りしていますので、何か特段つけ加えることがあれば、それにつけ加えていただけばいいのですが、そういうことの中で例えば事業化したこういういい事例があるということならば教えていただければというふうに思います。
それから、僕は広聴、広報と言うよりも、市の職員の方がいろんな形で勉強する、市民の方と接するという意味では、(2)番目にありますように、この近くの3市、笠間、筑西、つくば、みんなそれぞれ職員の方が行う出前講座の制度を持っています。地域の方からお呼ばれすると、職員の課長、係長さんが出ていって、5人、10人の方にいろんな例えでいいますと、笠間市なんかは83ぐらいの事例があって、その中には「図書館の使い方」とかという講座もあるわけです。そういうことをやっています。それは地域の方が勉強できる、交流できるということもありますし、同時に職員の方の勉強にもなると思います。ぜひこの広報、広聴の活動の一環として、この出前講座やっていただきたいと思うのですけれども、これについてどういうふうにお考えなのか、その点をお聞きしたいと思います。
答弁によっては再質問をしたいと思います。よろしくお願いいたします。
〇議長(萩原剛志君) 川股骭Nの質問に対する答弁を願います。
園田総務部長。
〔総務部長(園田哲也君)登壇〕
〇総務部長(園田哲也君) 川股議員の1番目のご質問、図書館などの指定管理者制度についてのうち、1つ目、病院長や図書館長は市議会への参考人出席を柔軟に行えるよう、協定や規則で定めるべきと考えるが、いかがかとのご質問にお答えいたします。
市議会への参考人出席につきましては、地方自治法第115条の2第2項において、「議会は、会議において、当該地方公共団体の事務に関する調査又は審査のため必要があると認めるときは、参考人の出頭を求め、その意見を聴くことができる」となっております。また、桜川市議会会議規則第84条において、「会議において参考人の出席を求める議決があったときは、議長は、参考人にその日時、場所及び意見を聴こうとする案件その他必要な事項を通知しなければならない」となっております。以上のように、参考人を市議会に出席させる件につきましては、地方自治法及び桜川市議会会議規則において既に定められていると考えております。
続けて、2つ目、図書館等について、指定管理者制度を適用するならば、「個人情報の保護」を相手方に求めるのではなく、市が定めるべきではないかとのご質問にお答えいたします。指定管理者において取り扱う個人情報は、個人情報の保護に関する法律、いわゆる個人情報保護法の適用を受けることになります。個人情報保護法第66条は、「行政機関の長などは保有個人情報の漏洩、滅失又は毀損の防止、その他の保有個人情報の安全管理のために必要かつ適切な措置を講じなければならない」と規定しており、同条第2項では、「指定管理者についても第66条の規定を準用する」と規定されているため、指定管理者においても保有個人情報の安全管理のために必要かつ適切な措置を講じなければならないことになります。個人情報保護法第66条の規定に基づく市の措置としましては、桜川市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例第13条において、「指定管理者又はその管理する公の施設の業務に従事している者は、個人情報保護法を遵守し、個人情報が適切に保護されるよう配慮するとともに、当該施設の管理に関し知り得た秘密をほかに漏らし、又は自己の利益のために利用し、若しくは不当な目的に使用してはならない」としております。なお、指定管理者の指定の期間が満了し、若しくは指定を取り消され、又は従事者の職務を退いた後においても同様でございます。以上のように個人情報の取扱いについては、市、指定管理者とも法律の規定を遵守してまいります。
次に、2番目のご質問、消防団への地元寄附金についてお答えいたします。国では平成25年12月に消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律が施行され、消防団は地域防災力の中核として欠くことのできない存在として規定されております。しかし、現在全国的に消防団員の人員不足、なり手不足が深刻化しており、桜川市でも消防団員の確保が困難となっており、地域防災力の低下が大いに心配されています。また、今後は大規模災害の発生が危惧されていることもあり、消防団員の確保は喫緊の課題でございます。市では近い将来、消防団の運営が立ち行かなくなることが想定されることから、消防団適正規模等検討委員会を設置し……
〔「……を聞いているわけじゃないんだよ」の声あり〕
〇総務部長(園田哲也君) 地域消防力の維持を図りながら、人員不足の問題や担当エリアの見直しに関する協議を進め、令和5年4月に市消防団の組織再編に伴う適正規模に関する答申をいただいたところです。
〔「議長、何で……」の声あり〕
〇総務部長(園田哲也君) 地域にとってなくてはならない消防団の活動は、火災における消火活動のほか、大雨や台風などの警戒活動に従事していることから、昼夜を問わず出動し、その活動が長時間にわたることも少なくありません。7月2日日曜日の真壁地区の火災活動では、消防団員118名が出動し、深夜12時頃から翌日の正午過ぎまで約12時間にわたり対応していただきました。消防団はいざ何かがあった際には、自分の仕事をさておき、家族をさておき、地域のために貢献されています。
〔「実際に取るのがいいかどうかと言っているんだ」の声あり〕
〇総務部長(園田哲也君) また、消防団の活動は、火災の消火活動や災害対応だけではありません。地域で行うどんど焼きの警護や、花火大会の警護、お祭りの警護、神社の草刈りなど、自治会や住民が行う祭事にも積極的に参加するなど、地域への貢献度はとても高いものがあります。
それでは、ご質問の消防団員は特別職の公務員であるのに寄附を受けることは倫理上いかがかという件についてお答えいたします。市ではこれらの寄附は後援会費または協力金といった形で自治会等から消防団へ金銭等が渡されていると推察しており、徴収方法や金額、使い道などの詳細については把握しておりません。このような自治会等から消防団への寄附において、ほかの地域の裁判の判示から読み取りますと、消防団への寄附が直ちに違法とまでは言えないものと考えているところです。寄附は各自治会での役員会議や総会などを経て決議されていると考えられ、消防団と地域のつながりはその地域によって様々であることから、市が深く関与するものではないとも考えております。今後の対応につきましては、各自治会などから寄附に対する反対意見などが大きくなってくるような場合において、地区ごとなど個々に対応してまいりたいと考えております。また、その際には近隣市町村や県内の状況を参考にするとともに、地域防災力の低下を招かないよう留意し、十分に時間をかけて対応してまいります。
以上でございます。
〇議長(萩原剛志君) 続いて、佐谷教育部長。
〔教育部長(佐谷 智君)登壇〕
〇教育部長(佐谷 智君) 川股議員さんの1番目のご質問のうち、(3)、「管理運営の基本方針」、(4)、尊徳の事跡資料の収集見込み、(5)、市の指定文化財などのデジタル化についてお答えいたします。
初めに、(3)、「管理運営の基本方針」についてお答えいたします。当市の考える生涯学習センターの基本的な考え方については、1つ目に、令和2年度策定、桜川市新図書館建設基本構想における図書館のコンセプトやコンセプト実現のために必要となる基本的機能と、2つ目に、(仮称)桜川市複合施設基本設計概要書における設計コンセプトや建築計画等、3つ目に、桜川市生涯学習センター管理運営指定管理業務基準書における基本方針等によりお示ししたところです。今回の公募に当たり、事業者に求められているのは、これまで市が示してきた施設の基本的な方針、コンセプトを踏まえ、どのような考えを持って施設運営に当たるのかという事業者の理解度を問うているものです。市の考え方と近い事業者と遠い事業者であれば、近い事業者のほうが本件の指定管理事業者としてふさわしいと言えます。事業者によっては、さらに進んだ考え方を提案していただける可能性もございます。指定管理者制度のよいところは、市の考え方と事業者の考え方を組み合わせて、直営だけで運営するよりも多様で新たな取組が実現しやすいところです。より優れた理解を示した事業者を選定することにより、開館準備を進めていく中で事業者の提案を取り入れながら、管理運営方針を固めていければと考えております。
次に、(4)、二宮尊徳の郷土資料の収集についてお答えします。旧岩瀬町、旧真壁町では町史編さん事業の基本となる古文書の資料所在調査が行われておりますが、旧大和村については悉皆調査や目録の作成等が行われておりませんので、現時点で資料の所在や分量の総体を把握しておりません。岩瀬町史、真壁町史では、編さん委員会を組織し、資料を借用して整理、写真撮影等を行い、史料そのものは返却しており、現物は基本的に収集しておりません。二宮尊徳に関する古文書史料をデータとして収集するという作業は戦前から関係団体や研究者によって行われており、現在でも小田原市の報徳博物館等が拠点となって、継続的に調査研究が続けられております。桜川市としては、市内に残る古文書史料や歴史資料の調査研究を継続的に行っており、そうした郷土資料の中に、二宮尊徳に関する資料も混じっております。郷土資料は、基本的に現地で、現地の環境とともに保存されることが望ましく、調査資料は基本的に返却し、所有者や管理者の方がどうしても保存管理ができないという場合に寄附の受入れを行っております。新図書館では、真壁図書館の蔵書の約1.5倍の閉架書庫を備えておりますので、これから市が受け入れられるであろう資料についても、十分受入れ可能なものと考えられます。
続いて、(5)、指定文化財などのデジタル化についてお答えいたします。郷土資料の記録作成等はこれまで文化財課が担当しております。指定文化財についても常に保存化に努めておりますが、その一環として、写真データの更新、デジタル写真撮影等は順次実施しており、今後も進めてまいります。特に市の所有する真壁家資料など、展示頻度が高かったり、傷みが激しかったりするものは複製品を作成しており、今後もそういった複製作成を進められるよう努めてまいります。また、資料の収集は、基本的に市内の資料を寄贈により受け入れております。また、何らかの理由により市外に流出している資料については、発見された際に購入していくようなことも行っております。なお、個人が所有されている古文書史料等については、町史編さんの過程において写真撮影等により保存されております。この種類、内容により公開範囲が分けられている性格のものもありますが、デジタルアーカイブは今後の保存管理に向けて必要なものと考えております。現在は担当できる職員が限られておりますが、新図書館開館の際にそういったことが進められる人材の確保、機材の購入などを含めて進めていければと考えております。デジタル化や資料収集、アーカイブ化等については当然必要と考えておりますが、直ちに進めなければならないという性格のものではございませんので、今は市の文化財課を中心にできる範囲で進めているという状況でございます。今後は、岩瀬中央公民館や大和中央公民館で保存した郷土資料や市で管理している文化財の歴史資料等を新図書館の郷土資料関連蔵書として整理、無事開館させることが当面の優先事項と認識しております。
以上でございます。
〇議長(萩原剛志君) 続いて、秋山総合戦略部長。
〔総合戦略部長(秋山健一君)登壇〕
〇総合戦略部長(秋山健一君) 川股議員さんの3番目のご質問、地域おこし協力隊と「任期付き職員」制度についてのうち、地域おこし協力隊についてお答えいたします。
地域おこし協力隊とは、地域の活性化に関心や意欲のある都市部の方が過疎地域等に移住して、最大3年の任期期間で地場産品の開発、農林水産業に従事、地域の魅力PRなど地域協力活動を行いながら、地域に定住、定着を図る取組でございます。地域おこし協力隊は、都市部から桜川市に着任するに当たり、それぞれの人生における大きな決断をして移住をします。慣れない生活の中、地域協力活動に従事することとなるため、業務面のみならず、生活面を含めたサポートが隊員の円滑かつ有意義な地域協力活動につながるものであると考えます。
ご質問の任期終了後、会計年度任用職員、任期付職員やスモールビジネスができるよう、伴走型支援を行うべきではないかについてでございますが、地域おこし協力隊の任期期間の3年間は地域協力活動に取り組むことはもちろん、任期終了後に桜川市へ定住するための準備期間でもあります。議員ご指摘のとおり、任期終了後も桜川市に定住していただくために、地域おこし協力隊一人一人に対し、きめ細やかな支援を行っていくことが重要であると考えております。これまでも地域おこし協力隊の定住につながる活動や就農、就業に対する考え方、任期終了後に桜川市で起業し、定住を希望された方への補助金の支給、起業支援サポートの窓口の紹介など綿密にコミュニケーションを取りながら支援をしてまいりました。その結果でございますが、任期終了した地域おこし協力隊、議員さんは6名と申しておりましたが、実際は7名おりました。そのうちの1名の方が起業し、定住につながりました。そのため、残念ですが、協力隊の定住率、全国では65%に対し、市は14.3%と低い状況です。現在は3名が活動中でありますので、引き続き定住につながるよう、隊員と地域の関係者へのパイプ役、隊員からの相談、隊員向けの研修案内など、活動に必要な支援や生活面でのサポートを行ってまいります。
最後になりますが、地域おこし協力隊員の任期終了後の対応につきましては、今後もそれぞれの隊員に寄り添いながら、本人の意向を尊重しつつ、必要な支援をきめ細かに行ってまいります。
以上でございます。
〇議長(萩原剛志君) 続いて、柴山市長公室長。
〔市長公室長(柴山兼光君)登壇〕
〇市長公室長(柴山兼光君) それでは、川股議員さんのご質問、会計年度任用職員の一部を「任期付職員」に登用するなど、雇用形態を見直すべきではないかについてお答えします。
まず、桜川市の会計年度任用職員制度は、国の制度の開始に合わせて令和2年4月1日から桜川市会計年度任用職員の任用に関する規則により運用を開始しております。地方公務員法第22条の2の規定に基づき、1会計年度を任期として採用される一般職の非常勤職員で、桜川市においては窓口対応などの一般事務補助のほか、45の職種に従事しております。報酬につきましては、職種や雇用条件等により、時間額、月額の支給となっております。そのほか期末手当や通勤費の支給、勤務日数や継続勤務期間に応じて年次休暇等が付与され、勤務条件により、健康保険、厚生年金、雇用保険、公務災害が適用されます。
次に、桜川市の任期付職員の任用制度につきましては、地方公共団体の一般職の任期付職員の採用に関する法律の規定に基づき、高度の専門性を備えた民間人材の活用等の観点から、専門的知識経験等を有する者等の採用を行うもので、桜川市におきましても平成30年6月に桜川市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例を定めております。任用区分としまして、桜川市で大きく2つございます。
1つ目は、特定任期付職員です。高度の専門的知識経験等を有する者を5年以内の任期において一定の期間活用し、常勤で業務に従事していただくもので、行政内部では得難い高度な専門性が必要とされる分野で幅広い活躍が期待されるものです。
2つ目は、任期付職員、時限的な職です。1つの期間内に終了することが見込まれる業務や一定の期間内に限り業務量の増加が見込まれる業務において3年以内の任期において期間を限定し、常勤で業務に従事していただくもので、一時的な業務量の増加に対応するための職やイベント開催、施設整備、災害復興等一時的な業務量への対応などのために活用しております。今年度任期付職員の採用はございませんが、過去に任期付職員を採用したケースはございます。
1番の特定任期付職員としては、平成30年7月から令和3年1月末までヤマザクラ課に配属し、専門官として専門的な知識経験を生かした地域資源であるヤマザクラの保全管理、植樹や人材育成等に携わっていただくため、採用をして行っております。
2つ目に、一般任期付職員としては、令和2年4月から令和3年3月末までの期間において、市民課に1名配属し、マイナンバーカード制度を推進するための事業に従事する者、また令和2年度開催のオリンピック・パラリンピック事業のため、平成31年4月から令和2年3月末まで企画課に1名配属し、東京オリンピック・パラリンピック事前キャンプ誘致事業に従事する者を採用いたしました。また、令和元年度開催の国体事業に伴い、平成31年4月から企画課に配属し、国体事業に従事させるため採用しております。任期付職員としての期間終了後、市の採用試験に受験し、現在市の職員として活躍している者もございます。
さて、議員さんのご質問にあります会計年度任用職員の一部を任期付職員に登用するなど、雇用形態を見直すべきではないかについてでございますが、会計年度任用職員の職種によりましては、職務経験や研修受講、資格の有無等によって報酬の差を生じる業種もございます。児童福祉課が任用担当課になりますが、学童クラブ支援補助員として経験を積んだ後、研修等を受講し、学童クラブ支援員として活躍している職員がおります。主たる勤務時間は、放課後から午後6時まで、延長希望の対応や土曜日勤務対応がございます。また、介護保険課が任用担当課となりますが、介護認定調査員は認定調査に活用できる資格を生かして業務に当たっていただいております。週5日のほか、週2日、週4日の勤務で働いている職員もおります。このように働き方を選べたり、経験や資格を生かせたり、時間を活用したりなど、ライフワークバランスの充実により、仕事への効果も発揮されていると感じます。
また、地域おこし協力隊につきましては、地域外から桜川市に生活拠点を移して活動目的に合った取組を行っていただいております。桜川市の魅力を市内外に発信する起爆剤となることが大いに期待されるものです。3年を超えない範囲内で更新は可能ですので、ぜひこの間に従事すべき業務に尽力していただき、任期終了後は企業や事業承継など、桜川市の定住につながれば幸いだと思います。
なお、会計年度任用職員と任期付職員とでは、法律により定められた条例により規定が異なります。会計年度任用職員との違いでございますが、任期付職員として常勤の職員に任用される場合には、服務規程により兼業が認められない場合があります。今後、市の需要に見合った人材が必要となった場合には、事業の内容や業務量に応じ採用を検討してまいりたいと思っております。また、各任用制度を活用し、公務の能率の維持向上を図る上で、必要な人材の確保に努めてまいりたいと考えております。貴重なご意見ありがとうございました。
続きまして、4つ目の広報、広聴などについての質問にお答えします。まず、1つ目の市政モニター、「市長と語る会」の実績と事業化の事例を知りたいについてですが、市政モニターにつきましては、年2回のモニター会議と、はがきによる通年意見を募っております。昨年度につきましては、延べ27名から26件の教育、福祉、公共交通など、市政に関する意見、ご提案をいただきました。過去の事業化の事例といたしましては、図書館の建設や生徒の自転車通学用ヘルメットの変更などがございます。「市長と語る会」につきましては、年6回、市役所各庁舎において実施をしております。昨年度の来庁者数は延べ21名で、36件の児童福祉や教育、水道など多岐にわたるご意見がございました。過去に事業化した事例といたしましては、ランドセル贈呈の色の選択や、学校給食におけるパン用小麦「ユメシホウ」の取扱いなどがございます。そのほか、市民ご意見ボックスを市役所各庁舎と出先機関を含め8か所設置し、市民の方から市政に関するご意見を幅広く募っております。昨年度につきましては、延べ23名から職員の接遇や公共交通、施設などの23件のご意見をいただきました。
続きまして、2つ目の近隣3市は職員による出前講座の制度がある。桜川市も行ってはどうかについてお答えいたします。出前講座につきましては、担当課で開催しているものが幾つかございます。健康推進課や高齢福祉課では、生涯健康づくりのきっかけに、健康をテーマとして保健師や栄養士による出前講座を実施しております。また、生活環境課所管の桜川市消費生活センターにおいて、悪質商法に遭わないための「消費生活出前講座」を開催しております。防災課においては、各学校で「防災出前授業」などを行い、児童生徒の防災意識の向上に努めております。秘書広報課におきましては、出前講座とは名称が異なりますが、市長や市執行部の職員2名及び秘書広報課職員2名の計5名が各地区に伺い、区長や地域の皆様と地域課題や市政全般について意見を交わす地区懇談会を開催しております。令和3年度以降、新型コロナウイルス感染症対応対策の観点から、開催を見合わせておりましたが、参加された地域の皆様から、道路、農業問題をはじめ、生活環境、教育、福祉行政など多岐にわたって意見が交わされました。いただいたご意見は、問題解決に向けて担当課において対応を検討してまいりました。今回、川股議員から提案をいただきました出前講座について、近隣自治体においては団体やグループを対象に、市職員が会場まで出向き、日々の暮らしにおける日常的な課題や役立つ市政情報について各種講座を開催されているようでございます。実施については、全庁的なものとなることから、他自治体の事例などを研究した上で、庁内で検討してまいります。
以上でございます。
〇議長(萩原剛志君) 答弁が終わりました。
再質問があれば質問願います。
2番、川股骭N。
〇2番(川股 骭N) 答弁がいろいろ説明もあって、非常に長かったので、市長にまず1点だけお伺いします。
消防組織法によれば、消防団長を任命するのは市長の権限ですよね。ということで聞きたいのですが、特別職の公務員である消防団員、これは私たちも特別職の公務員ですし、例えば学校医の方もそうです。学校医の方あるいは私たちが「いや、地域でもって活躍しているから、頑張ってくれているから地域で集めたお金を寄附しますよ」、あるいは「地域でもってお金を集めてくださいね」というのは、公務員の方がこういうことを行うのは、倫理的、道徳的に僕は非常にいかがわしい行為だと思うのですが、市長はどうお考えですか。市長も特別職である公務員ですので、私たちと同じ立場であるし、ある意味では消防団員と同じ特別職の公務員ですので、ちょっとお聞かせください。市長の考え方です。
〇議長(萩原剛志君) 答弁願います。
大塚市長。
〇市長(大塚秀喜君) 先ほど部長の答弁のとおり、寄附は各自治会での役員会議や総会などを経て決議されていると考えられ、消防団との地域のつながりは地域によって様々であることから、市が深く関与するものではないと考えております。
〇議長(萩原剛志君) 再質問ありますか。
2番、川股骭N。
〇2番(川股 骭N) 地域でもって決めたことだから、例えば学校医さんに対して、あるいは私も特別職の公務員ですから、地域の自治会か協議会で決めたことだから、川股なら川股驍ノ何か地域で活動しているお金を10万円なら10万円寄附しますよ。あるいは学校医さんも同じ特別職の公務員ですが、地域で決めたから学校医さんに対してそういう10万円なら10万円を寄附しますよ。地域だから地域から、地域で決めたのだから、それは倫理的、道徳的に問題はないという発言ですか。
〇議長(萩原剛志君) 答弁願います。
石川副市長。
〇副市長(石川武彦君) 消防団の寄附に関しましては、平成22年に横浜地裁のほうである判決が出ておりまして、まさに寄附金がどうかという判断ではなかったのですけれども、その裁判の中では消防団が本来業務のほかの業務との関連が疑われる活動に市民等からの慰労の趣旨で寄附金を受領することは違法となる余地があると言っております。ただ一方で、消防団が行政組織とは個別の団体としての一面も有していることから、少なくとも自治会、町内会等の地元コミュニティーのための各種業務の慰労の趣旨から取得した金員まで、これについては倫理上も問題はないのではないかというふうに考えているところでございます。
以上です。
〇議長(萩原剛志君) 再質問ありますか。
川股骭N。
〇2番(川股 骭N) 時間もないのですけれども、本来の業務として集めて、その地区の区のほうは出しているのではないのですか。
〇議長(萩原剛志君) 石川副市長。
〇副市長(石川武彦君) 寄附金の趣旨については、先ほど部長も答弁したとおり、市ではその辺の趣旨については個別の事情があるので、把握できていないところでございます。
以上です。
〇議長(萩原剛志君) 再質問ありますか。
これで川股骭Nの一般質問を終わります。
〇散会の宣告
〇議長(萩原剛志君) 以上で本日の日程は終了しました。
本日はこれで散会します。
ご苦労さまでした。
散 会 (午後 2時30分)