令和4年第3回桜川市議会定例会議事日程(第6号)

                       令和4年10月28日(金)午後1時30分開議
日程第 1 議案第86号 令和3年度桜川市一般会計歳入歳出決算認定について        
日程第 2 議案第87号 令和3年度桜川市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について  
日程第 3 議案第88号 令和3年度桜川市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について    
日程第 4 議案第89号 令和3年度桜川市介護サービス事業特別会計歳入歳出決算認定について
日程第 5 議案第90号 令和3年度桜川市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について 
日程第 6 議案第91号 令和3年度桜川市水道事業会計決算認定について          
日程第 7 議案第92号 令和3年度桜川市病院事業会計決算認定について          
日程第 8 議案第93号 令和3年度桜川市下水道事業会計決算認定について         
日程第 9 議長報告第1号の委員長報告                          
日程第10 議会運営委員会、各常任委員会、議会広報特別委員会の閉会中の継続調査      
追加日程第1 議員提出議案第5号 教職員定数改善及び義務教育費国庫負担制度堅持に係る意見書
日程第11 執行部あいさつ                                

出席議員(14名)
  1番   中  田  拓  也  君     2番   川  股     驕@ 君
  4番   飯  島  洋  省  君     5番   武  井  久  司  君
  6番   榎  戸  和  也  君     7番   萩  原  剛  志  君
  8番   鈴  木  裕  一  君     9番   仁  平     実  君
 10番   菊  池  伸  浩  君    12番   市  村     香  君
 13番   小  高  友  徳  君    14番   小  林  正  紀  君
 15番   潮  田  新  正  君    16番   林     悦  子  君

欠席議員(2名)
  3番   軽  部     徹  君    11番   風  野  和  視  君

地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
   市     長  大 塚 秀 喜 君
   副  市  長  小 林 達 徳 君
   教  育  長  稲 川 善 成 君
   市 長 公 室 長  田 口 瑞 男 君
   総 務 部 長  柴 山 兼 光 君
   総 合 戦略部長  秋 山 健 一 君
   市 民 生活部長  藤 田 幹 夫 君
   保 健 福祉部長  仁 平 博 章 君
   経 済 部 長  佐 伯 純 一 君
   建 設 部 長  五十嵐 貴 裕 君
   上 下 水道部長  仙 波 朝 孝 君
   教 育 部 長  園 田 哲 也 君
   会 計 管 理 者  二 宮 浩 子 君

職務のため出席した者の職氏名
   議 会 事務局長  仲 田 浩 司 君
   議会事務局書記  大 畠 美智代 君
   議会事務局書記  田 谷 信 之 君
   議会事務局書記  成 田 大 地 君

          開 議  (午後 1時30分)
    開議の宣告
議長(萩原剛志君) 皆さん、こんにちは。
 本日の出席議員は14名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立しますので、ただいまより本日の会議を開きます。
                                           
    議案第86号〜議案第93号の委員長報告、質疑、討論、採決
議長(萩原剛志君) 日程第1、議案第86号 令和3年度桜川市一般会計歳入歳出決算認定についてから日程第8、議案第93号 令和3年度桜川市下水道事業会計決算認定についてまで、以上8議案を一括議題といたします。
 本案について、委員長より報告を求めます。
 なお、討論、採決は全ての常任委員長の報告及び質疑終了後に行います。
 初めに、総務常任委員長、飯島洋省君、登壇の上、報告願います。
          〔総務常任委員長(飯島洋省君)登壇〕
総務常任委員長(飯島洋省君) 総務常任委員会審査報告書。総務常任委員会の審査の結果並びに審議の経過概要について、会議規則第110条の規定により報告いたします。
 本委員会は、10月25日午前9時より岩瀬庁舎2階大会議室において、委員6名出席の下開会し、関係部課長の出席を求め、書記4名を任命し、付託案件につき説明を聴取し、審議を行いました。
 本委員会に付託されました案件は、議案第86号 令和3年度桜川市一般会計歳入歳出決算のうち、市長公室、総務部、総合戦略部、市民生活部、議会事務局、会計課、選挙管理委員会、固定資産評価審査委員会、公平委員会、監査委員の所管に属する事項、議案第87号 令和3年度桜川市国民健康保険特別会計歳入歳出決算、議案第90号 令和3年度桜川市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算についてであります。
 審議の結果、本委員会に付託された内容と提起された意見及び要望は次のとおりであります。
 一般会計の歳入についてでありますが、予算現額は269億258万8,000円、調定額235億7,399万1,415円、収入済額230億3,967万4,759円で、収入割合97.7%、不納欠損額5,026万3,129円、収入未済額4億8,405万3,527円となっております。
 歳入決算の構成比の主なものは、地方交付税26.8%、市税が20.3%、国庫支出金が18.4%、繰越金が10.5%、市債が8.4%、県支出金が5.8%の順になっております。
 歳入の主なものといたしまして、地方交付税につきましては予算現額60億4,440万2,000円に対し、調定額、収入済額ともに61億8,463万9,000円となっております。
 市税につきましては、予算現額43億8,792万円、調定額48億8,649万701円、収入済額46億8,433万520円、不納欠損額4,103万7,949円となっております。
 国庫支出金につきましては、予算現額56億603万8,000円に対し、調定額、収入済額とも42億4,740万7,257円となっております。
 県支出金につきましては、予算現額14億5,446万2,000円に対し、調定額、収入済額とも13億3,145万1,564円となっております。
 市債につきましては、予算現額52億330万円、調定額、収入済額とも19億3,444万8,000円となっております。
 次に、歳入に関する審議の内容についてご報告いたします。市税については、課税並びに納税に対して、公平性の確保を念頭に置いて、さらなる収納率アップを目指し、財源の確保に取り組むよう要望いたします。
 次に、歳出に関する審議の内容についてご報告いたします。財政調整基金をはじめとした各種基金について、積立てや取崩しの状況、その目的等を確認しました。また、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金事業においては、避難所における感染対策やコロナ禍における医療機関の体制確保など、目的に応じて適正に使用していることを確認しました。新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の増額強化策として、電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金の内示が国からあったとの説明がありました。桜川市民も現在の物価高騰の影響を受けておりますので、速やかに実施するよう要望しました。
 筑西広域市町村圏事務組合負担金の遊湯館費については、桜川市民の利用者が少ないことから、これまでも利用割合による負担の公平性を要望していますが、筑西広域市町村圏事務組合から、利用率に応じた市ごとの負担割は難しいとの回答でした。しかし、近年のコロナ禍により、施設利用者の住所を含めた利用状況も把握しやすいことから、改めて施設利用者数に応じた受益者割の導入を図るよう同組合に働きかけることを要望いたします。
 新庁舎建設事業及び複合施設建設事業に関連して、現在市内で開催されている「雨引の里と彫刻」は1996年に初開催され、今回12回目の開催となりました。そこで、新たな公共施設が建設されるのに合わせて、長年地域に貢献している同イベントの作品を購入し、公共施設等で展示することを検討するよう要望いたします。
 地域商社支援事業については、地域商社が地域の魅力ある農産物・加工品を地域経済の活性化につなげることを支援しています。地域商社の新商品開発については、市から補助金を受けて加工所を整備し、開発を進めたものであるため、詳細な報告を求め、加工所の改修工事や備品購入等の執行状況及び補助金交付要綱に基づく調査結果を確認しました。
 市は、現在の株式会社クラセル桜川の経営状況や資産・債務の状況について適切に把握し、副市長から同社の社長宛てに通知した指摘事項を踏まえ、速やかな改善を図り、補助事業者として補助金を公正かつ効率的に使用し、目的に従って誠実に実施するよう、市から経営健全化に向けた取組も含め、必要な助言・指導することを要望いたします。
 ふるさと応援寄附金事業については、地域経済の活性化につながる事業であることから、魅力的な返礼品を創出するために、地域商社の持つ地場産品を発掘する機能と連携し、今後さらなる事業の拡大を図るよう要望いたします。
 桜川筑西インターチェンジ周辺地区における古墳公園の土地借上料については、周辺開発の状況を踏まえ、借地の見直しも含めて適切な土地利用につながるよう検討を要望いたします。
 桜川市の出生数について、令和2年度153名、令和3年度141名で、年々減少傾向にあります。これらの状況を踏まえ、子育て世代が安心して子供を産み、育てることができるように、公共料金等の減免や無料化、出産お祝い金の増額など、思い切った対策を検討するよう要望いたします。
 茨城県と茨城県労働者福祉協議会が共同で設立したいばらき出会いサポートセンターは、県内の全市町村をはじめ、多くの企業・団体の支援を得て結婚支援活動を行っています。これまでも本市では農業後継者を対象に5,500円の補助制度がありましたが、結婚を希望する男女の出会い、そして結婚への支援を推し進めるために、入会登録料1万1,000円の全額補助を要望いたします。
 以上が付託案件に対する総務常任委員会の審査の経過及び結果であります。本委員会に付託された決算事項は、出席委員全員の賛成により認定すべきものと決しました。
 各位におかれましては、本委員会の報告をご了承の上、ご賛同くださるようお願いいたします。
  令和4年10月28日
                          総務常任委員会委員長  飯島 洋省
  桜川市議会議長  萩原 剛志 様
 以上です。
議長(萩原剛志君) 報告が終わりました。
 これより質疑を行います。
 総務常任委員会以外の方、質疑ありませんか。
 10番、菊池伸浩君。
10番(菊池伸浩君) 私は、一般質問では大和駅北地区開発は凍結すべきとの立場で質問いたしました。総務委員会での質疑では、桜川筑西インターチェンジ周辺開発事業ではどのような論議をしたのでしょうか。これ以上開発にお金を使うことに心配し、凍結の声は出なかったのでしょうか、伺います。
議長(萩原剛志君) 答弁を願います。
 飯島委員長。
          〔総務常任委員長(飯島洋省君)登壇〕
総務常任委員長(飯島洋省君) お答えします。
 桜川筑西インターチェンジ周辺地区開発事業につきましては、決算の執行状況と内容についての議論は行いましたが、それ以外については行っておりません。
 以上です。
議長(萩原剛志君) ほかにありませんか。
 2番、川股骭N。
2番(川股 骭N) 2点ほどあります。
 先ほどの大和駅北口開発と、それから予算の執行率の悪さについてです。もう一つ、雨引の里の展示品についての購入ということが検討されるようですので、ぜひともこれは30年来続いているイベントですので、ぜひお願いしたいと思います。
 質問の2点ですが、既に大和駅開発については、昨年の11月の段階でもって開発協議が終了しているということでもって報告を受けました。それ以降工事に着手したという話はないわけです。そういう点からしても、この事業について、先ほど全く飯島委員長の話では予算の関係、お金の関係を除いては何もありませんでしたということでしたけれども、そういうことでよろしいのかなということで疑問がありますので、ちょっと再度お聞きしたいと思います。
 それからもう一点、予算の執行率です。予算の執行率については、私も総括質疑で申し上げました。78%という近隣市の中では極めて悪い水準にあるわけです。これは大変市民への約束をほごにするということや、非常に恥ずべきことなわけです、78%という数字は。それで、具体的に予算の執行率をどう上げていくのかという議論がなされたのかどうかということをお聞きしたいと思います。
 一生懸命に努力しましょうでは話にならないわけであって、具体的に例えば非常に単純な話ですが、複合施設建設事業、多分来年継続費の逓次繰越しになっていますけれども、さらにまた来年10億円以上繰り越すだろうと思うのです。20億円近いのを繰越しをしていますけれども、さらにその半分以上繰り越すだろうと思います。これはもう12月か3月の補正予算のときに継続費の逓次繰越しを補正の修正でもって全部やめてしまうと、ゼロにしてしまう。そして、契約が行われたときに債務負担行為を設定すると、そういうことにすれば、繰越しはなくなるわけです。そういう意味で、いろんな繰越しを少なくしていく技術的な方法、予算措置上の方法、内部的な事務執行の在り方をいろいろ検討すれば、予算の執行率は90%以上になるはずです。そういう努力をしたのかどうか、お伺いしたい。そういう検討をしたのかどうか、議論したのかどうかをお伺いいたします。
 以上です。
議長(萩原剛志君) 答弁を願います。
 飯島委員長。
          〔総務常任委員長(飯島洋省君)登壇〕
総務常任委員長(飯島洋省君) 1点目のご質問の桜川筑西インター周辺地区開発事業についての継続、そして凍結等の議論については、行っておりません。
 また、先ほどの繰越しにつきましては、トンネル、そして複合施設の繰越金、こちらを省けば95%というような数字の確認はしております。また、その執行率を上げる検討ということは、これから市のほうで検討してもらうことで要望として上げております。
 以上です。
議長(萩原剛志君) ほかに質疑ありませんか。
 6番、榎戸和也君。
6番(榎戸和也君) 委員長への委員会の報告に対する質疑ということなのですが、基本的にいわゆる総括質疑で我々は質問しております。総括質疑においては20分という制約の中でやっているわけでありまして、その質疑は、不十分な点もあるわけです。ですから、少なくとも総括質疑で出たような部分については、委員会においてしっかり協議いただくというのが基本的な枠組みであると、そのように思っております。そういう観点から、私総括質疑で加波山市場についてお尋ねしましたので、これについてお尋ねしたいと思います。
 加波山市場は令和2年度に市が約6,600万円ですか、入れて立ち上げて、令和3年度においても約1,800万円を投入していると。同市場においては、いろんな意思決定とかそういうことがどういうふうにされているのか、そういうことが非常によく分からないという質問をいたしました。その中で令和3年度末で1,900万円の損失が積み上がっているということであります。幾ら地域商社を立ち上げるための実証店舗であるといっても、これほどの損失を積み上げているというのは大変問題であると、私はそのように考えます。いわゆるおんぶにだっこで公金を投入して、そのことを我々議会が公金の使用についてしっかりと議会として検討するということが問われているのだろうと、そのように私は考えます。
 したがって、この補助事業について審査を所管する総務常任委員会において、加波山市場の経営の実態、これがどうなっているか。それから、今後の方向性についてどのようなことを話し合われたのか、それについてお聞かせいただきたいと。具体的に私あそこで何点か質問しましたので、例えばほかの人でもいいのに、なぜ無理をして市長が社長になったのかと、その経緯、理由です。そういうことについては話し合われたのかどうか。あるいは商社であるといいながら、実際には例えば製造加工のようなことも始めているというようなこともあります。こういうことは定款にはいろいろ書いてあるようですけれども、いわゆる地域商社として初めてそれが製造も始めるあるいは食堂も始めるというようなことが実態としてあるわけです。こういうことについてはどのような討議がなされたのか、これも伺いたい。
 それから、そのそばプリンの製造については、加波山市場の外に場所を借りて、クラセル桜川の社員が行っていると。これについて、その場所の賃借料は発生しているのかどうか。また、もし賃借料が発生していた場合には、それは誰に対して支払っているのか、こういうことに対してもご協議いただけたのかどうか、お伺いしたいと思います。
 それから、クラセル桜川が日本政策金融公庫から借り入れた1,000万円、計1,000万円ですね。
議長(萩原剛志君) 榎戸議員、質疑は簡単明瞭にお願いします。これ委員長報告に対する質疑です。
6番(榎戸和也君) 私は……
議長(萩原剛志君) 審査の経過と結果に対する質疑となりますので、ご理解願います。
6番(榎戸和也君) ですから、総括質疑でやっていることについては……
議長(萩原剛志君) 総括質疑とは違います。
6番(榎戸和也君) 委員会で……
議長(萩原剛志君) 暫時休憩します。
          休 憩  (午後 1時48分)
                                           
          再 開  (午後 1時53分)
議長(萩原剛志君) 休憩前に引き続き会議を再開します。
 榎戸議員、質問はまとめて簡潔明瞭に願います。
6番(榎戸和也君) 簡潔明瞭だと思うのですけれども、この間の話で情報開示で取った資料を見ると、あと回答を含めると、2回で1,000万円の借入れがあると。5年だと、5年で返済だと。年に200万円ずつ返していく。そうすると、そのクラセル桜川の収支の状況というのは、補助金を入れている関係から、やはりそれなりにしっかり検討いただきたかったと私は思うわけです。200万円を月々返済して、そのほかに人件費やらいろんなものがかかっていくと。そういうものの収支計画はどうなっているのかということについては検討いただいたのかどうか。
 さらに、この計画は2年をめどに始まったということなのですが、これだけのお金を入れても実態はかなり厳しいように見えるということです。そういうことを総体的に踏まえて、いわゆる委員会においてはこの加波山市場を今後どうしていくのかと、今後もそれなりのお金を入れてやっていくのかどうかというようなことについて、議会としてどのようなお話がなされたのか、それをお聞きしたいと、これが大きな1点であります。
 もう一点は、先ほどの委員長の報告にあったいわゆるその古墳公園の件。借地の見直しを含め適切な土地利用につながるよう検討を要望するとありました。私が知る限りでは、あそこの土地を購入するに際して、公園を持っている方については、かなり大きな土地を持っていらっしゃって、それを協力していただくという状況の中で、それを前提にそれなりの面積なり、借地料というのが設定されたというふうに私は理解しております。
 したがって、これは議会として要望するのは、それは構わないのですけれども、その辺について市としてはどういう見解をその協議の中で、委員会の中で述べられたか、その点についてもお伺いしたいと。大きく2つの点であります。よろしくお願いします。
議長(萩原剛志君) 答弁を願います。
 飯島委員長。
          〔総務常任委員長(飯島洋省君)登壇〕
総務常任委員長(飯島洋省君) クラセル桜川への運営補助金の1,500万円、この使途についての審議は行いましたが、その内容だけでございます。審議いたしました結果、報告のとおり詳細な報告を求め、加工所の改修工事や備品購入等の執行状況の確認を行い、市は地域商社が補助事業者として補助金を公正かつ効率的に使用し、目的に従って誠実に実施するために必要な助言・指導するよう要望した次第でございます。
 また、古墳につきましては要望のとおりで、古墳の土地借上料については、次回見直しも含めて検討するよう要望し、市としては検討するというような回答でございました。委員会の中では回答でございました。
 以上です。
議長(萩原剛志君) 質疑を終わります。
 続いて、文教厚生常任委員長、鈴木裕一君、登壇の上、報告願います。
          〔文教厚生常任委員長(鈴木裕一君)登壇〕
文教厚生常任委員長(鈴木裕一君) それでは、文教厚生常任委員会の審査の結果並びに審議の経過概要について、会議規則110条の規定によりご報告を申し上げます。
 本委員会に付託されました案件は、議案第86号、議案第88号、議案第89号、議案第92号の令和3年度決算認定についてであります。
 執行部から詳細なる説明を求め、慎重に審議した結果、いずれも原案のとおり認定すべきものと決しました。
 審査の過程で議論された内容の主なものは、次のとおりであります。
 まず、一般会計の教育委員会及び公民館活動の所管に属する事項について質疑を行いました。
 学校教育課については、旧猿田小学校における借地料についての質疑が行われました。学校跡地の利活用における方向性を早急に決定し、利用しないまま借地料を払い続けることのないよう要望いたします。また、大和中学校体育館は新校舎建設のため、今年度中に取壊しに着手するとのことになるので、地域住民の方々に周知するよう要望いたします。
 教育指導課については、外国語指導助手の活用について質疑が行われました。児童生徒の英語力向上のため、ALTのさらなる活用を要望いたします。また、教員の働き方改革については、全ての教員が子供たちと向き合う時間をさらに取れるように、教員の勤務環境の改善に努力されるよう要望いたします。
 文化財課については、現在工事中の上曽トンネルと真壁城跡との連携について質疑が行われました。トンネルの開通に合わせた地域活性化のため、真壁城跡については市民に親しんで利用してもらえるような整備方法を検討するよう要望いたします。
 次に、保健福祉部及び福祉事務所の所管に属する事項について質疑を行いました。
 社会福祉課所管、社会福祉総務費については、非課税世帯を対象とした臨時特別給付金についての質疑がなされました。新型コロナウイルス感染症の長期化や物価高騰の影響がある中、子育て世帯や様々な困難に直面した方々に対し、速やかな支援が行き届くよう適切な配慮を要望いたします。
 また、社会福祉協議会補助金について質疑がなされました。社会福祉協議会補助金は、市からの補助金という性質上、適切に情報を公開していただくよう、所管課より指導していただくことを要望いたします。
 児童福祉課所管、児童福祉費については、地域子育て支援拠点事業についての質疑がなされました。子育てをしている方々の交流が生まれ、子育てがしやすい環境づくりがなされることを要望いたします。
 介護保険特別会計については、認知症初期集中支援事業について質疑がなされました。今後高齢化が進み、認知症の方の増加も見込まれることから、要介護認定が適正に行われ、ケアが必要な方全てに支援が行き届くようにしていくとともに、地域での見守り体制づくりについても強化を図っていただくよう要望いたします。
 最後になりますが、教育委員会及び保健福祉部所管のほぼ全ての事業において、新型コロナウイルス感染症対策が伴います。ウィズコロナに向けて行動制限、経済活動制限の見直しが行われているところですが、今後も連携を緊密に図り、全ての市民の健康と安全のために、適切な感染症対策を講じながら事務継続に努めてください。
 以上が文教厚生常任委員会に付託された案件に対する審査の経過及び結果であります。
 各位におかれましては、本委員会の報告をご了承の上、ご賛同くださるようお願い申し上げます。
  令和4年10月28日
  桜川市議会議長  萩原 剛志 様
 以上です。
議長(萩原剛志君) 報告が終わりました。
 これより質疑を行います。
 文教厚生常任委員会以外の方、質疑ありませんか。
 2番、川股骭N。
2番(川股 骭N) 文教厚生でもって審議の対象になっていましたのは、病院事業会計もあったはずなのですが、病院事業会計については一言も何か触れられていないのは、大変残念に思います。
 それから、総括質疑においても、ある議員からは病院事業会計についての質問もあったと思いますので、その辺について非常に残念だなということをまず申し上げまして、病院事業会計でもって大きく3つどういう議論があったのか。議論はしているのだろうと思いますので、3点ほど、大きく3点。
 1つは病院のサービスの問題、2点目は病院事業への繰り出しの問題、3点は指定管理によって5年になりますので、基本協定によって必要ならば見直しをすると書かれていますので、その見直しの件について、どのような議論があったかお尋ねします。
 まず、医療センターのサービスの面ですが、2つあります。1つは、前から申し上げていますが、私たち高齢者のインフルエンザ注射については、どの病院あるいはクリニックに行きましても電話で一回で済むにもかかわらず、さくらがわ医療センターについては、事前に予約のために行って問診票を頂いてくる。それで1回行かなければいけない。それから、2回目として、接種に行かなければいけない。そういう2回行っているわけです。これ前から改善してほしいという意見がありますということを申し上げていますが、一向に改善されていませんけれども、この辺の患者サービスについてどのような議論があったのかお伺いしたい。
 それから2点目は、公的な病院の大きな役割というのは救急搬送なわけですけれども、救急車による救急搬送の受入率というのは69.8%です。これは当局のほうから配られた資料でそういうふうに出ております。本来さくらがわ医療センターは一次救急ですので、患者全部を受け入れるということがあっていいわけです。例えば外科ですと、本格的な手術ということは二次救急になりますから、そういう患者は来ないわけです。そうしますと、お医者さんがいれば必ず一次救急は受け入れられるはずなのです。なぜこのように7割も切ると、救急隊が電話して受け入れていいですよというのが7割しかない、3割はお断りしているという、なぜこのように受入率が低いのかという議論もどのようになされたのか、お伺いしたいと思います。
 私が以前調べた、聞いたところによれば、市内の救急搬送のうち15%がさくらがわ医療センターで、20%を超える部分は西部メディカルセンターであると。西部メディカルのほうが中心になってしまっているのです。これでよろしいのでしょうかというのが、せっかく市立の病院を造っておきながら、こういうサービスが悪いのでは問題ではないかなと思いますので、この辺の議論がどのように行われたのかをお聞きしたいと思います。
 2点目は、病院事業会計への繰出金です。病院事業会計への繰出金が……
議長(萩原剛志君) 川股議員、委員長報告に対する質疑は審査の経過と結果に対する質疑となります。質疑は簡単明瞭にお願いいたします。
2番(川股 骭N) 極めて簡単明瞭だと思います。ちゃんと順番を追って言っておりますし、どういうふうな質問するかも冒頭に申し上げていますので、議論していなければしていないで仕方がないわけですけれども。
 それから、病院事業会計の繰出金です。ある人は、従来の県西病院に比べて大きく繰出金が減ったということを聞いていますけれども、患者さん1人当たりで計算すると、決してそんなことはないのです。病院事業会計に対する繰出金を4億4,394万2,000円です。これを患者数6万6,500人で割ると、1人当たりの繰出金は6,676円になります。県西病院、これは二次病院だったわけですけれども、こちらが6億7,800万円の繰り出しに対して、患者数が非常に明確につかめないのですが、改革プランに載っている患者数を基に計算してみますと、10万6,580人、6,361円となります、1人当たり。つまり病院は大きな病院からちっちゃな病院に変わってしまったのです。だから、繰出金が減るのは、ある意味では当たり前で、患者さんに対してどのぐらい市が負担しているのかと考えると、今回のさくらがわ医療センターのほうが多いのです。
 ということは、病院事業会計に対する繰出金が多過ぎるというふうに私は考えられます。こういうふうに繰出金が多くなっている理由は何でしょうかということが2点目です。
 3点目は、指定管理者との基本協定がありますけれども、ちょうど5年でもって必要ならば見直すというふうに書かれています。第2条でもって5年ごとに見直しの必要があれば、5年ごとに見直すと書かれています。先ほど申しましたように、患者サービスの面でもって結構悪いと、特に救急搬送について非常に問題が多いということ。それから、指定管理料などについても、指定管理料は基本協定でもって指定管理料負担金、病院側から払う指定管理料負担金は、指定管理料の10分の1というふうに定められているとなっています。これは幾ら何でも低過ぎるのではないかと思います。
 今決算にも出ていますけれども、1億3,000万円ぐらいの指定管理料を払っています。指定管理料負担金として黒字の病院からいただくのは1,300万円と。これはちょっとないのではないかなと。こういうことをちょうど見直しの時期ということになっていますので、見直しの議論とか、どういう方向で見直すべきなのかという議論が行われたのかどうか。せめて備品整備については、2分の1を病院側が負担することになっていますので、指定管理料負担金も2分の1、つまり1億3,000万円が指定管理料として払われているとすると、6,500万円は指定管理料負担金として戻ってくるという形のような議論があってしかるべきではないかなと思いますけれども、この辺の議論が行われたのかどうか、この辺についてお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。
議長(萩原剛志君) 答弁を願います。
 鈴木委員長。
          〔文教厚生常任委員長(鈴木裕一君)登壇〕
文教厚生常任委員長(鈴木裕一君) ちょっと順番があまり、俺も分からなかったのですけれども、取りあえずサービスの面の審議はございません。
 救急に対しては、もう少し努力はしていただきたいと。
 繰出金についても質疑はございません。
 指定管理料の見直し、これについても質疑はございませんでした。説明だけです。よろしくお願いします。
議長(萩原剛志君) ほかに質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(萩原剛志君) 質疑を終わります。
 続いて、建設経済常任委員長、武井久司君、登壇の上、報告願います。
          〔建設経済常任委員長(武井久司君)登壇〕
建設経済常任委員長(武井久司君) それでは、建設経済常任委員会審査報告ということで報告書。
 建設経済常任委員会の審査の結果並びに審議の経過概要について、会議規則第110条の規定により報告いたします。
 本委員会は、10月25日午前9時より岩瀬庁舎第2委員会室において開会し、本委員会委員4名の出席の下、説明員として関係部課局長の出席を求め、書記を任命して審議を行いました。
 本委員会に付託された案件は、議案第86号 令和3年度桜川市一般会計歳入歳出決算のうち、農業委員会の所管に属する事項について、経済部の所管に属する事項について、建設部の所管に属する事項について、議案第91号 令和3年度桜川市水道事業会計決算について、議案第93号 令和3年度桜川市下水道事業会計決算についてであります。
 委員会付託案件について詳細なる説明を求め、慎重に審議した結果、出席委員全員の賛成によりいずれも原案どおり認定すべきものとして決定いたしました。
 なお、審議の過程において論議された意見並びに要望事項は次のとおりであります。
 農業委員会においては、農業委員会関係の決算について審議を行いました。
 農業委員会について、引き続き関係機関と連携し、適切な事務の執行と、兼業農家を含む農業従事者及びその配偶者の老後生活の安心・充足を図るため、農業者年金のさらなる加入推進活動を要望いたします。
 経済部所管においては、初めに農林課関係の決算について審議を行いました。
 農業用廃プラスチック適正処理推進協議会補助金につきましては、廃プラスチックの処分方法の変更や処分費の高騰対策の一環として、北つくば農協地域農業振興協議会からの補助金の増額を要請し、農家負担の軽減が図れるよう要望いたします。
 また、新規需要米推進事業補助金については、米余りの状況が解消し、米の価格が上昇していくまでの間、農家の転作する士気が下がらないように、補助金の減額等がないように要望いたします。
 次に、商工観光課関係の決算について審議を行いました。
 石材振興事業については、桜川市の主要産業である石材業を県内外に広くアピールするため、石材関連企業が展示会やイベント等に参加できるよう、今後も連携・支援するように要望いたします。
 また、観光事業については、やすらぎの里キャンプ場及び筑波高原キャンプ場の施設の老朽化が進んでおり、施設の更新や長寿命化に取り組み、キャンプ利用者の増進につながるよう要望いたします。
 建設部所管においては、初めに建設課関係の決算について審議を行いました。
 道路橋梁費について、道路新設改良の通学路整備事業は、登下校する桃山学園の生徒の安全性の確保や送り迎えをする車の交通の流動性にも関わってきます。また、学校の統合など学校再編にも大きく影響する内容であることから、早期の整備促進を要望いたします。
 続いて、都市整備課関係の決算について審議を行いました。
 公共交通事業の中で、令和2年度に始まった市内巡回ワゴン(ヤマザクラGOミニ)について、実証実験が令和4年度で終了する予定であることから、今後は市民から声が上がっている高齢者輸送の観点などを踏まえた市民にとってよりよい公共交通の運用を要望いたします。
 上下水道部所管においては、初めに水道事業会計について審議を行いました。
 水道事業においては、水道水の安全安心な安定供給を継続するために、人工衛星を使った調査結果から、漏水可能性のエリアについて早期に調査し、漏水の発見に努めるとともに、さらなる有収率向上に取り組むこと。また、老朽化した施設の保守点検及び更新を進めるとともに、経費の削減に努めながら、施設の適正な管理運営を要望いたします。
 最後に、下水道事業会計について審議を行いました。
 公共下水道事業については、引き続き接続率向上に努め、財政面と整合を図りながら効率的な整備をされるよう要望いたします。
 また、農業集落排水事業については、老朽化に伴う修繕等を計画的に行い、施設の維持管理に取り組むとともに、厳しい財政状況を踏まえ、効果的な予算執行を要望いたします。
 以上が付託案件に対します建設経済常任委員会の審議の経過並びに結果であります。
 各位におかれましては、本委員会の報告をご了承の上、ご賛同くださるようお願い申し上げます。
  令和4年10月28日
                        建設経済常任委員会委員長  武井 久司
  桜川市議会議長  萩原 剛志 様
議長(萩原剛志君) 報告が終わりました。
 これより質疑を行います。
 建設経済常任委員会以外の方、質疑ありませんか。
 6番、榎戸和也君。
6番(榎戸和也君) 水道事業についてお尋ねいたします。
 衛星を使って調査して、今後漏水を発見して有収率向上に取り組むというようなお話ございました。これは発見するだけでは駄目なのであって、その後どうするのかという非常にお金のかかることでありますけれども、その辺についてどのような議論がなされたのか。もしあればお聞かせいただきたいと。
 それと、有収率が令和2年度においては市全体で59.4%と、それが令和3年度については63.7%、4%以上上がっていると、非常にこれは好ましいことであるなというふうに思います。ただし、給水原価は令和2年度が1立米当たり300円、約。それから、令和3年度においては311円強になっております。つまり上がっているわけです。水道事業会計に対する繰入れも、令和2年度に比べて令和3年度は相当上がってきております、この決算において。ですから、市がそれだけお金が足りなくて入れて、有収率も上がっているのだけれども、給水原価は高くなっていると、この辺については委員会の中でどのようなお話合いが行われたのか、もしお聞かせいただければと思います、あれば。よろしくお願いいたします。
議長(萩原剛志君) 答弁を願います。
 武井委員長。
          〔建設経済常任委員長(武井久司君)登壇〕
建設経済常任委員長(武井久司君) 審議結果、では報告します。
 先ほどの人工衛星の進捗状況については、今調査を進めているところということで、その結果はまだ出ておりません。
 それから、あと水道事業の単価についても、これ審議しておりませんでした。
 以上です。
議長(萩原剛志君) ほかに質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(萩原剛志君) 質疑を終わります。
 これから討論と採決を行います。
 議案第86号 令和3年度桜川市一般会計歳入歳出決算認定について討論ありませんか。
 10番、菊池伸浩君。
          〔10番(菊池伸浩君)登壇〕
10番(菊池伸浩君) 令和3年度一般会計決算認定反対討論を行います。10番の菊池伸浩です。
 決算に反対しても、つまり不認定としても既に執行した予算ですから、結果には影響しないことは承知をしております。しかし、次年度の予算策定には警告という意味を持っていると考えます。つまり、来年度に同じような予算を組んだのでは、また反対するという意味です。その意味で私の反対討論をお聞きいただきたいと思います。
 一番大きな問題は、大和駅北地区開発事業です。この計画は2015年12月議会の追加議案で提案された5億円を超える用地買収から始まっております。当初は大和駅北地区開発でしたが、その後桜川筑西インターチェンジ周辺開発事業と名称も変わり、内容もどんどん広がっております。私は今回の一般質問でも3点を挙げて質問いたしました。1つはサンヨーホーム撤退後の商業施設開発、2つは桜開発による住宅建設、3つはダイヤモンド地所による開発です。総合戦略部長の答弁でも、今年度末の開発許可を目指しています。いつまでに契約できるか明言できませんが、早期に契約するよう調整しています。協議を行うための資料作りを進めますという答弁でした。この答弁を聞きましても、私は桜川筑西インターチェンジ周辺開発事業は、開発の見込みがないと考えております。もうこの事業は凍結し、方向転換する時期にあるのではないでしょうか。
 よって、この開発の決算が大きな額を占める決算議案の認定には反対を表明して、反対討論を終わります。
議長(萩原剛志君) 次に、原案に賛成の立場での討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(萩原剛志君) これで討論を終わります。
 これから本案を採決します。
 この表決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり認定することに賛成の方は起立願います。
          〔起立多数〕
議長(萩原剛志君) 起立多数です。
 よって、議案第86号は原案のとおり認定することに決定しました。
 続いて、議案第87号 令和3年度桜川市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、討論、採決を行います。
 討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(萩原剛志君) 討論を終わります。
 お諮りします。議案第87号は委員長報告のとおり認定することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(萩原剛志君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第87号は委員長報告のとおり認定することに決定しました。
 続いて、議案第88号 令和3年度桜川市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について、討論、採決を行います。
 討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(萩原剛志君) 討論を終わります。
 お諮りします。議案第88号は委員長報告のとおり認定することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(萩原剛志君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第88号は委員長報告のとおり認定することに決定しました。
 続いて、議案第89号 令和3年度桜川市介護サービス事業特別会計歳入歳出決算認定について、討論、採決を行います。
 討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(萩原剛志君) 討論を終わります。
 お諮りします。議案第89号は委員長報告のとおり認定することにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(萩原剛志君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第89号は委員長報告のとおり認定することに決定しました。
 続いて、議案第90号 令和3年度桜川市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について、討論、採決を行います。
 討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(萩原剛志君) 討論を終わります。
 お諮りします。議案第90号は委員長報告のとおり認定することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(萩原剛志君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第90号は委員長報告のとおり認定することに決定しました。
 続いて、議案第91号 令和3年度桜川市水道事業会計決算認定について、討論、採決を行います。
 討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(萩原剛志君) 討論を終わります。
 お諮りします。議案第91号は委員長報告のとおり認定することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(萩原剛志君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第91号は委員長報告のとおり認定することに決定しました。
 続いて、議案第92号 令和3年度桜川市病院事業会計決算認定について、討論、採決を行います。
 討論ありませんか。
 それでは、原案に反対の発言を許します。
 2番、川股骭N。
          〔2番(川股 骭N)登壇〕
2番(川股 骭N) 先ほども申し上げましたけれども、さくらがわ地域医療センターが開業して5年になりました。基本協定によれば、5年目でもって必要ならば見直しを行うという形に第2条でもって記されております。まさに今回は5年目になりますので、見直しの時期です。この見直しの時期において、議会としてきちっとしたことを申し入れておくということは極めて重要だと思います。しかし、残念ながら今回の決算の内容も、それから先ほどの委員会でもっての審議も、全く病院事業については触れられておりません。大変残念です。
 先ほども申しましたけれども、当初の目標に比べてさくらがわ医療センターは外来患者の受入れについても、救急搬送の受入れについても、2分の1程度です。にもかかわらず、県西病院から大きく、大きな病院から小さな病院になったにもかかわらず、繰出金は1人当たりで見ると決して少なくなっていないどころか、むしろ増えている。これは多分入院患者とか、救急患者1人当たりで見ていったら、さらに県西病院よりも大きくなるだろうと思います。
 また、先ほども申しましたように、桜川市内でもって救急隊が搬送する救急搬送の一番大きなところは、20%以上は県西メディカルになっています。ということは、今後どちらかというと、もしかすると、ある段階でもっては筑西市のほうから県西メディカルに対して、こんなに桜川市にお客さん、お客さんというか、患者さんが来てしまうのだということの苦情があるかもしれません。やはりせっかく指定管理者としてさくらがわ地域医療センターを造ったならば、指定管理者に対してこの決算という場においても、きちっとした申入れを行うような決算の内容を行うべきだと思います。これでは、ますますさくらがわ地域医療センターから桜川市民は患者離れを起こしてしまうというふうに私は大変心配しますので、このちょうど5年目に当たった基本協定の見直しの時期に、きちっとしたことを申し上げるべきだと思いますし、それがなされていない決算については反対いたします。
 以上です。
議長(萩原剛志君) 次に、原案に賛成の発言を許します。
 16番、林悦子君。
          〔16番(林 悦子君)登壇〕
16番(林 悦子君) 勉強していないと言われました。ノー原稿です。川股さんみたいに原稿を読み上げることはできませんので、話がちょっと散らかるかもしれませんが、お聞きいただきたいと思います。
 病院経営というのは、本当に難しいと思います。特に公的病院、特に桜川市みたいなところは、今まで50年来、県西病院が個人の病院、そして中核病院と、その両方を担ってやってきたわけです。それが、結果はいずれにしても、このような形でほぼ解体をされまして、そして今までは50号の中で水戸にはいっぱい病院があります。済生会等々、それから県西病院、それと協和中央、そして下館市民病院、そして小山病院があって、その前に城西病院等々あるということで、ほぼ10キロ圏内で病院がバランスよく配置されていたのです。そのバランスが大きく崩れたわけです。この病院を2つ一緒にメディカルとするかあるいは今回の形にするかについては、大きく議論がなされましたし、分かれました。そのときにプラスもあるし、マイナスもあるということを承知の上で、経営は大変かもしれないけれども、やはり地域に比較的近いところに市民が困らないように病院を造らなければならない。そして、民間並みの努力を当然していただくと。しかし、市もきちんとサポートするところはサポートしなければならないということで、私は頑張ってきたと思います。
 ですから、今5年目で患者数が減るとか、そんなに収益が上がっていないとかおっしゃいますけれども、まさにそういうことを言い募って、そしてあたかもよくない病院であるかのようなことを振りまくことのほうが、はるかに私は患者離れを招くと思います。ですから、やはりここは公的病院であっても、これだけの人口4万を切るところでほぼ支えている病院だと言っても過言ではないのです。その中では頑張ってきたと思いますので、やはりこの体制を、もちろん直すものは直し、検討するべきものは検討しながら守り、支え抜くという覚悟こそが議会が証明すべきことではないかと思いまして、賛成の討論といたします。
 以上です。
議長(萩原剛志君) ほかに討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(萩原剛志君) これで討論を終わります。
 これから本案を採決します。
 この表決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり認定することに賛成の方は起立願います。
          〔起立多数〕
議長(萩原剛志君) 起立多数です。
 よって、議案第92号は原案のとおり認定することに決定しました。
 続いて、議案第93号 令和3年度桜川市下水道事業会計決算認定について、討論、採決を行います。
 討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(萩原剛志君) 討論を終わります。
 お諮りします。議案第93号は委員長報告のとおり認定することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(萩原剛志君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第93号は委員長報告のとおり認定することに決定しました。
                                           
    議長報告第1号の委員長報告、質疑、討論、採決
議長(萩原剛志君) 日程第9、議長報告第1号、付託された案件について報告を求めます。
 請願第11号 教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度堅持のための政府予算に係る意見書採択を求める請願について、文教厚生常任委員長、鈴木裕一君、登壇の上、報告願います。
          〔文教厚生常任委員長(鈴木裕一君)登壇〕
文教厚生常任委員長(鈴木裕一君) 文教厚生常任委員会審査報告書。
 本委員会に付託された案件は、請願第11号 教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度堅持のための政府予算に係る意見書採択を求める請願であります。
 本委員会は、10月25日、岩瀬庁舎3階議会全員協議会室において、委員5名出席の下、関係部課長の出席を求め、書記を任命し、付託された案件について詳細な説明を受けました。
 慎重に審議した結果、計画的な教職員定数改善の推進や義務教育費国庫負担制度の堅持は、桜川市の将来を担う子供たちの教育環境を整備していく上で極めて重要なことから、全員一致で採択することに決しました。
 以上が文教厚生常任委員会に付託された案件に対する審査の結果であります。
 各位におかれましては、本委員会の報告をご承認の上、ご賛同くださるようにお願いします。
  令和4年10月28日
  桜川市議会議長  萩原 剛志 様
議長(萩原剛志君) 報告が終わりました。
 これより質疑を行います。
 文教厚生常任委員会以外の方、質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(萩原剛志君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(萩原剛志君) 討論を終わります。
 お諮りします。請願第11号について、委員長報告は採択です。委員長報告のとおり決定することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(萩原剛志君) 異議なしと認めます。
 よって、請願第11号は委員長報告のとおり採択することに決定しました。
 続いて、陳情第10号 「ほとんどの旧岩瀬町住民が利用しないと推測される上曽トンネル」を「合併特例債を用いた桜川市の事業」とした理由とその経緯について市民への丁寧な説明を市行政に求める陳情について、委員長の報告を求めます。
 建設経済常任委員長、武井久司君、登壇の上、報告願います。
          〔建設経済常任委員長(武井久司君)登壇〕
建設経済常任委員長(武井久司君) それでは、建設経済常任委員会陳情報告書。
 建設経済常任委員会の審査結果並びに審議の経過概要について、会議規則143条の規定により報告申し上げます。
 本委員会に付託された案件は、陳情第10号 「ほとんどの旧岩瀬町住民が利用しないと推測される上曽トンネル」を「合併特例債を用いた桜川市の事業」とした理由とその経緯について市民への丁寧な説明を市行政に求める陳情であり、陳情者は桜川市富谷1673番地、菱沼繁氏であります。
 本委員会は、10月25日、委員会室において、委員4名の出席の下に関係部課長の出席を求め、書記を任命し、付託された案件について詳細な説明を受けました。
 陳情の趣旨は、上曽トンネルについて、利用先が石岡方面に限定されると想定され、効率的に利用できる市民は約半数で、他の県西地区各自治体の方が、利用価値が高い中、市民サービスを犠牲にして県で整備すべき上曽トンネルを、市の合併特例債を使用し工事に充てたことは、どのような根拠に基づいて至ったか、市民に丁寧な説明を要望するものです。
 初めに、利用先、利用者が限定されるのではないかについて、トンネル整備の効果が通勤通学の利便性の拡大、両市間の経済活動の拡大、観光資源を生かした交流人口の拡大、災害時の緊急輸送、茨城空港へのアクセス向上等、市全体の発展に大きく寄与し、限定されるものではないと説明がありました。
 次に、合併特例債の使用について、新市建設計画の基本方針の趣旨からそれるものではないということです。もともとの市道整備部分と全体を市道事業として整備した場合と比較し、事業進捗の可能性と市の最終負担額を勘案したこと。
 さらには、平成28年6月定例会における議員提出議案の議決等を総合的に判断したとの説明がありました。
 また、市民への丁寧な説明については、市民の代表たる議会での数回にわたる審議、議決、区長会全体会議における毎年の事業説明、数回にわたる市広報への記事掲載、パンフレットの作成配布等、可能な限り市民への説明を行ってきたとの説明がありました。
 これらの説明を受け論議し、新市建設計画の趣旨からそれるものでなく、市全体での事業効果があり、議員提出議案により審議され、議決されていることなど、合併特例債の活用は妥当性があり、また区長会全体会議での毎年の説明、パンフレット作成配布等、市民への丁寧な説明がなされているとの結論に至りました。
 なお、担当部課長に対し、今後も事業進捗に応じて機会があるごとに市民への丁寧な説明をお願いしたいと申し伝えました。
 以上のとおり、慎重に審議した結果、賛成多数により、本陳情を不採択とすべきとの決定をいたしました。
 以上が建設経済常任委員会に付託された案件に対する審査の結果であります。
 各位におかれましては、本委員会の報告をご了承の上、ご賛同くださるようお願いいたします。
  令和4年10月28日
                        建設経済常任委員会委員長  武井 久司
  桜川市議会議長  萩原 剛志 様
議長(萩原剛志君) 報告が終わりました。
 これより質疑を行います。
 建設経済常任委員以外の方、質疑願います。
 質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(萩原剛志君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。討論ありませんか。
 それでは、討論を認めます。
 2番、川股骭N。
          〔2番(川股 骭N)登壇〕
2番(川股 骭N) 2番の川股です。私は、この陳情につきましては陳情の趣旨に沿うという形で意見を申し上げました。
 1つだけちょっと申し上げておきます。茨城県は、この上曽トンネル事業について、B/C、いわゆるコストベネフィット分析を行っています。つまりどのぐらいの効果があり、どのぐらいの便益があり、これを分子にして、分母としてどのぐらいの費用がかかるかということを行っています。
 それから、交通量がどのようになっているのかということについても、当然分析しています。これは道路建設課でもって建設部長さんがお聞きしたところ、そういうものはあるよと、当然そういうものは用意しているけれども、今回出せませんということだったそうです。
 コストベネフィット分析と、これは公共事業については全部義務づけられているのです、やることは。全ての日本国内の公共事業は全て義務づけられています。
 それからもう一つ、トンネルについて交通量がどうなるかということも、当然コストベネフィット分析をやるときの前提です。
議長(萩原剛志君) 川股議員、マスクが聞こえづらいそうなので、ちょっと外してお願いします。
2番(川股 骭N) すみません、失礼しました。
 このような当たり前のことを県がやって、国には報告している。当然県ももしかすると県議会に報告しているのかもしれませんけれども、このような当たり前のことを事業を委託している桜川市には何ら連絡をしてこない。それが欲しいという形でもって建設部長が申し上げたところ、それはあるけれども、出せませんと、こういう状況にあるわけです。これは、ちょっと幾ら何でもひど過ぎるなというふうに思います。
 この陳情者の方も、このような基本的な情報、基本的なことはちゃんと知らせてほしいねということだろうと思います。そういう点のことだけを一言申し上げまして、委員会について不採択ではなくて、採択してほしいという形で僕は申し上げたところです。
 以上です。
議長(萩原剛志君) ただいまの発言は委員長報告に対し、反対の立場での発言でよろしいですね。
 次に、委員長報告に対し賛成者の発言を許します。
 16番、林悦子君。
 委員長報告に対し賛成者の発言を許します。
          〔16番(林 悦子君)登壇〕
16番(林 悦子君) 16番、再びの登壇ですけれども、地元中の地元なので、賛成の討論をさせていただきます。
 今の反対者の反対の趣旨というのは、要するに県の対応に対して、その一住民の方に誠実に対応できないというその代わりを市がやれというふうに聞こえました。それは無理です。市も県にちゃんと説明してほしいくらいの立場だと思っています。
 それから、住民に対するこの説明というのは、一人一人戸口をたたいて説明をして歩くということは、ほぼ不可能です。ですから、最大限可能な限りの説明の努力というのは、市はこれまでやってきたと思います。その結果、この30年来の積年の課題が解決に向かっていると思います。
 2番議員さんに重ねてお願いを申し上げたい、ご理解いただきたいと思うのですけれども、上曽トンネルというのは茨城県の中央部を東西に横断する道路です。ないのが不思議なくらいの道路なのです。そこに流通、通勤通学の峠越えというのは、積年の課題だったのです。ですから、県がやるのが当然であるというのは、私たちだってそれは思ってまいりました。しかし、政治は決断なので、最終的には道路というのは……
          〔何事か声あり〕
議長(萩原剛志君) 静粛に願います。
16番(林 悦子君) 聞いてください。道路というのは、人間の体に例えれば動脈と同じです。ですから、誰もが通ります。インフラの中で最も公平公正なものは、私は道路だと思います。利用客の偏りはありません。自分が通る周辺の道路だけが必要な道路ではありません。ですから、このトンネルが開通して、そして新たな人の流れというのができて、それが桜川市のみならず、周辺市町村あるいは栃木県、東西南北を貫く常磐自動車道に匹敵するような道路になって、そして育っていってくれるということを私は心から望んでおりますので、そういった意味で1戸1戸の方にこれ以上の丁寧な説明をするために多大な経費をかけて市が対応するということは、今の段階はちょっと無理なのではないかということで、委員長の報告に賛成の討論をいたします。
 以上です。
          〔何事か声あり〕
議長(萩原剛志君) 川股議員、静粛に願います。不規則発言は認めません。
          〔何事か声あり〕
議長(萩原剛志君) 16番議員も討論は終わったのですか。
16番(林 悦子君) 朝日トンネルだって、あれほど通行量があるとは誰も分からなかったのですよ、川股さん。
議長(萩原剛志君) 発言は認めません。
 ほかに討論ありませんか。
 6番、榎戸和也君。どちらの立場ですか。
          〔「反対です」の声あり〕
議長(萩原剛志君) 反対、反対の立場。
 それでは、次に反対者の発言を許します。
          〔6番(榎戸和也君)登壇〕
6番(榎戸和也君) 上曽トンネル、ここまで進んでまいりまして、これ自体がこの時点でどうこうということは私は申し上げません。もうできることはこういう状況になっているわけであります。ただ、この陳情を上げられた方の思いを考えますと、私も同感とするところが若干あります。
 皆さんご承知かどうか。例えばこのいわゆる合併特例債を使って、県道なのだけれども、市にとっては非常に貴重な合併特例債をこの上曽トンネルの建設に充てるという決定をしたときの経緯でありますが、いろんな協議を経て、石岡市との協議を経て、こういう形になっているわけでありますが、ただ1つ申し上げたいのは、私もよく分からない。皆さんご承知かどうか、前々回の市長選の直前の12月の2日、県の職員が課長以下、建設部ですか、市にある資料を持ってきまして、それが市長選のときに、当時の市議会議員の方々が何名かでチラシを出したり、あるいは県会議員さんがその断面図を載せて出したりしました。あのときの話は、いわゆる115億円で建設ができるのだと。しかも、径の大きさは1.5メートル増しだというようなお話だったのです。ああ、それだけ安くできて、そんなに広く、自転車も通れるような道路を造るのだからなんていう感じで流れとしては議会もその他賛成に回っていったというような経緯はあるかと思います。
 ところが、実際蓋を開けてみたら、径は元に戻りまして、1.5メートルが元に戻りまして、今何メートルですか、9.何メートルですか。金額は当初の合意したときで総費用が123億7,000万円でしたっけ、そういう金額になったわけです。今現在物価の高騰等もありますから、今後どうなるか分かりませんが、その中でいわゆるトンネルの長さの案分で桜川市がそれなりの金を負担するという流れになっているわけでありますが、あのとき県がわざわざ市長選の直前、12月の市長選の直前の12月2日に課長以下がそんな文書を持ってきまして、それが選挙戦で大々的にやられたと。ところが、それが1年もしないうちに出てきた金額は、径が非常にトンネルの建設費用に大きく影響するので、本来であれば九十数億円でできるのです、県の言っていることが本当であれば。それが僅か1年もたたないうちに百二十何億円と。それだけ桜川市にとっては合併特例債の負担が非常に大きくなったというようなこともあるわけです。
 ですので、やはりそういう経緯というのは、何を今さらという方がいらっしゃるかもしれませんが、やっぱり今後のことを考えても、物事をやるときには、そういうことをきっちりやっていくと。県などがそんな訳が分からないものをわざわざ市長選の直前に持ってきて、それを見せろと言ったら見せないとか見せたとか、そういうことも含めて、やっぱりこの経緯についてはしっかり明らかにしておくということも必要なのではないかと。
 非常にエネルギーがかかるという先ほどの議員の、16番議員ですか、お話もありましたけれども、やはりそういう考え方も大事なのではないかなというような思いで、私がこれを不採択とすることについては反対ということで、自分の意見を表明したいと思います。
 以上であります。
議長(萩原剛志君) 次に、委員長報告に対し賛成者の発言を許します。
 12番、市村香君。
          〔12番(市村 香君)登壇〕
12番(市村 香君) 話がまとまらないかもしれませんが、賛成の討論をさせていただきます。
 今榎戸議員が反対の討論いたしましたが、このトンネルですか、トンネルの提案者は、元真壁町長、平間小四郎町長だったのです。ちょうどバブル期から後退するときだったのかもしれません。何度も真壁町民としてトンネルが必要だということで、県に要望していたと思います、平間町長さんは。その後、バブルが崩壊して暗礁に乗り上げておりました。その後何回も協議しましたけれども、前途は多難でありましたよね。
 ちょうどその後、私が8年前なのですが、当時私は建設経済常任委員会の副委員長でした。ちょうど8年前に、そのトンネル関係の期成同盟が真壁福祉センターで行われまして、そのときたまたま委員長でありました鈴木委員長が欠席ということで、私が副委員長ということで出たのです。そのときにも何とかこのトンネルをどうやったら造れるかという話の中で、県のほうの部長級が集まったときに、市長も集まったときに、合併特例債を使ってお互いに石岡の市長と桜川市長が合意をすればできるのではないかなという、そういう話がありまして、私は実際そのとき、ああ、それでできるのだったら合併特例債も必要だということで、私としては提案したほうなのです。推進してほしいという意見を出した一人なのです、議員として。合併特例債を使ってもトンネルを造ってほしいということで。そういうことの紆余曲折がありまして、議会で合併特例債を使ってトンネルを造ろうということで、皆さんで満場一致だったと思いますが、採決をして今に至っているわけです。
 ですので、これから桜川市民がどうこうではなくて、今道路の整備もされております。50号、それから4号、茨城空港、これからまた発展するためには、どうしてもこのトンネルは必要だと私は思いますし、今までの経緯を踏まえてもこのトンネルを反対することは考えられません。そういうことで、もう少しで出来上がるところですので、賛成の立場で私は意見を述べさせていただきます。
 以上です。
議長(萩原剛志君) ほかに討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(萩原剛志君) 討論を終わります。
 お諮りいたします。これから陳情第10号を採決します。
 この表決は起立によって行います。
 本陳情は委員長報告のとおり不採択とすることに賛成の方は起立願います。
          〔起立多数〕
議長(萩原剛志君) 起立多数です。
 よって、陳情第10号は委員長報告のとおり不採択とすることに決定しました。
                                           
    議会運営委員会、各常任委員会、議会広報特別委員会の閉会中の継続調査
議長(萩原剛志君) 日程第10、議会運営委員長並びに各常任委員会委員長、議会広報特別委員会委員長から、会議規則第111条の規定により、お手元に配付いたしましたとおり、閉会中の継続調査の申出がありました。
 お諮りします。各委員長からの申出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(萩原剛志君) 異議なしと認めます。
 よって、議会運営委員長並びに各常任委員長、議会広報特別委員会委員長の申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定しました。
                                           
    日程の追加
議長(萩原剛志君) ただいま8番、鈴木裕一君から議員提出議案第5号 教職員定数改善及び義務教育費国庫負担制度堅持に係る意見書が提出されました。
 ここで暫時休憩いたします。
          休 憩  (午後 3時00分)
                                           
          再 開  (午後 3時05分)
議長(萩原剛志君) 休憩前に引き続き会議を再開します。
 休憩中に開催した議会運営委員会の報告を願います。
 暫時休憩いたします。
          休 憩  (午後 3時06分)
                                           
          再 開  (午後 3時07分)
議長(萩原剛志君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
 休憩中に開催した議会運営委員会の報告を願います。
 議会運営委員長、小林正紀君。
          〔議会運営委員長(小林正紀君)登壇〕
議会運営委員長(小林正紀君) 休憩中に開催した議会運営委員会の会議結果を報告いたします。
 先ほど提出されました議員提出議案第5号 教職員定数改善及び義務教育費国庫負担制度堅持に係る意見書につきましては、追加日程第1として直ちに日程に追加し、審議、採決することを決定しました。
 以上で報告を終わります。
議長(萩原剛志君) 報告が終わりました。
 お諮りします。委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(萩原剛志君) 異議なしと認め、議会運営委員長の報告のとおりといたします。
 追加日程表及び議案書はお手元に配付してございます。
                                           
    議員提出議案第5号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(萩原剛志君) 追加日程第1、議員提出議案第5号 教職員定数改善及び義務教育費国庫負担制度堅持に係る意見書を議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 8番、鈴木裕一君。
          〔8番(鈴木裕一君)登壇〕
8番(鈴木裕一君) 
教職員定数改善及び義務教育費国庫負担制度堅持に係る意見書
 学校現場では、貧困・いじめ・不登校など解決すべき課題が山積しており、子どもたちのゆたかな学びを実現するための教材研究や授業準備の時間を十分に確保することが困難な状況となっています。また、新型コロナウイルス感染症対策にともない新たな業務も発生しています。ゆたかな学びや学校の働き方改革を実現するためには、加配教員の増員や少数職種の配置増など教職員定数改善が不可欠です。
 2021年3月の義務標準法改正により、小学校の学級編制標準は段階的に35人に引き下げられるものの、今後は、小学校に留まることなく、中学校での35人学級の早期実施も必要です。加えて、きめ細かい教育をすすめるためには、さらなる学級編制標準の引き下げ、少人数学級の実現が必要です。
 一方、厳しい財政状況の中、独自財源により人的措置等を行っている自治体もありますが、自治体間の教育格差が生じることは大きな問題です。義務教育費国庫負担制度については、「三位一体改革」の中で2006年度に国庫負担率が2分の1から3分の1に引き下げられました。国の施策として定数改善にむけた財源保障をし、子どもたちが全国のどこに住んでいても、一定水準の教育を受けられることが憲法上の要請です。ゆたかな子どもの学びを保障するための条件整備は不可欠です。
 よって、国会及び政府におかれては、地方教育行政の実情を十分に認識され、地方自治体が計画的に教育行政を進めることができるように、下記の措置を講じられるように強く要請いたします。

1.中学校での35人学級を早急に実施すること。また、さらなる少人数学級について検討すること。
2.学校の働き方改革・長時間労働是正を実現するため、加配教員の増員や少数職種の配置増など教職員定数改善を推進すること。
3.教育の機会均等と水準の維持向上をはかるため、地方財政を確保した上で義務教育費国庫負担制度を堅持すること。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
 令和4年10月28日
                                     茨城県桜川市議会
 以上。
議長(萩原剛志君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(萩原剛志君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(萩原剛志君) 討論を終わります。
 お諮りします。本案は原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(萩原剛志君) 異議なしと認めます。
 よって、議員提出議案第5号は原案のとおり可決することに決定しました。
                                           
    執行部あいさつ
議長(萩原剛志君) ここで市長より発言を求められておりますので、これを許します。
 大塚市長。
          〔市長(大塚秀喜君)登壇〕
市長(大塚秀喜君) 令和4年第3回桜川市議会定例会閉会に当たり、お礼を兼ねまして一言ご挨拶申し上げます。
 今定例会、10月18日より本日までの11日間の会期で開催され、議員各位におかれましては慎重なるご審議を賜り、心から感謝申し上げます。皆様のご理解とご協力により、人事案件をはじめ、条例の制定、一部改正及び令和4年度一般会計、特別会計並びに各事業会計の補正予算など、提案いたしました案件につきまして原案のとおり議決いただきましたことに厚く御礼申し上げます。また、令和3年度一般会計並びに特別会計歳入歳出決算、各事業会計の決算につきましても認定いただき、併せてお礼を申し上げます。
 本会議並びに各常任委員会を通じて議員各位から賜りました貴重なるご意見、ご要望につきまして十分尊重させていただきまして、今後の事務事業の執行に反映させてまいる所存でございます。
 今後も議員各位の一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げまして、閉会のご挨拶といたします。ありがとうございました。
                                           
    閉会の宣告
議長(萩原剛志君) 今定例会に付議された案件は全て議了いたしました。
 以上で令和4年第3回桜川市議会定例会を閉会いたします。
 ご苦労さまでした。
          閉 会  (午後 3時16分)