令和3年第3回桜川市議会定例会議事日程(第5号)
令和3年9月13日(月)午前10時開議
日程第 1 議案第66号 令和3年度桜川市一般会計補正予算(第5号)
日程第 2 議案第67号 令和3年度桜川市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
日程第 3 議案第68号 令和3年度桜川市介護保険特別会計補正予算(第1号)
日程第 4 議案第69号 令和3年度桜川市水道事業会計補正予算(第1号)
日程第 5 議案第70号 令和3年度桜川市下水道事業会計補正予算(第1号)
日程第 6 議案第71号 令和2年度桜川市一般会計歳入歳出決算認定について
日程第 7 議案第72号 令和2年度桜川市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について
日程第 8 議案第73号 令和2年度桜川市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について
日程第 9 議案第74号 令和2年度桜川市介護サービス事業特別会計歳入歳出決算認定について
日程第10 議案第75号 令和2年度桜川市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について
日程第11 議案第76号 令和2年度桜川市水道事業会計決算認定について
日程第12 議案第77号 令和2年度桜川市病院事業会計決算認定について
日程第13 議案第78号 令和2年度桜川市下水道事業会計決算認定について
追加日程第1 議員提出議案第8号 議員 榎戸和也君に対する議員辞職勧告決議
〇出席議員(17名)
1番 軽 部 徹 君 2番 飯 島 洋 省 君
3番 武 井 久 司 君 4番 谷 田 部 由 則 君
5番 大 山 和 則 君 6番 榎 戸 和 也 君
7番 萩 原 剛 志 君 8番 鈴 木 裕 一 君
9番 仁 平 実 君 10番 菊 池 伸 浩 君
11番 風 野 和 視 君 12番 市 村 香 君
13番 小 高 友 徳 君 14番 小 林 正 紀 君
15番 潮 田 新 正 君 16番 相 田 一 良 君
18番 林 悦 子 君
〇欠席議員(なし)
〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
市 長 大 塚 秀 喜 君
副 市 長 小 林 達 徳 君
教 育 長 稲 川 善 成 君
市 長 公 室 長 田 口 瑞 男 君
総 務 部 長 柴 山 兼 光 君
総 合 戦略部長 秋 山 健 一 君
市 民 生活部長 仁 平 博 章 君
保 健 福祉部長 上 野 茂 雄 君
経 済 部 長 秋 山 豊 君
建 設 部 長 仁 平 昌 則 君
上 下 水道部長 齋 藤 茂 君
教 育 部 長 栗 林 浩 君
会 計 管 理 者 高 松 典 子 君
〇職務のため出席した者の職氏名
議 会 事務局長 太 田 貴 久 君
議会事務局書記 仲 田 浩 司 君
議会事務局書記 田 谷 信 之 君
議会事務局書記 成 田 大 地 君
開 議 (午前10時01分)
〇開議の宣告
〇議長(小高友徳君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席議員は17名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立しますので、ただいまより本日の会議を開きます。
〇議会運営委員長報告
〇議長(小高友徳君) 本日開会前に議会運営委員会が開催されましたので、議会運営委員長より協議の結果を報告願います。
議会運営委員長、萩原剛志君。
〔議会運営委員長(萩原剛志君)登壇〕
〇議会運営委員長(萩原剛志君) 本日開会前に議長の出席を得て開催した議会運営委員会の会議結果を報告いたします。
9月10日の本会議を延会したことから、本日13日の議事日程について協議を行いました。
本日の議事日程は、まず議案第66号から議案第70号の審議、採決を行い、その後通告に基づき、総括質疑を行い、質疑終了後、委員会に付託いたします。
以上で報告を終わります。
〇議長(小高友徳君) 報告が終わりました。
お諮りします。議会運営委員長の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小高友徳君) 異議なしと認めます。
よって、議会運営委員長の報告のとおり決定いたしました。
〇議案第66号の質疑、討論、採決
〇議長(小高友徳君) なお、議案の審議については、9月10日、議案第66号 令和3年度桜川市一般会計補正予算(第5号)での榎戸議員の2回目の質疑で延会となっておりますので、仁平部長の答弁から願います。
〇建設部長(仁平昌則君) それでは、榎戸議員さんの再質問にお答えします。
議案書44ページの社会資本整備総合交付金の減額についてですが、本年度について申し上げますと、市から県に交付金の要望するのが昨年の10月で、交付決定の通知は本年4月となり、市の本年度予算提案が本年3月となりますので、予算提案までに額を確定することができませんので、要望額を予算額とさせていただいております。こちらについては毎年のことですので、ご理解いただけるようよろしくお願いいたします。
64ページの公共交通事業の補助金ですが、バス、タクシーなどは市民生活に必要不可欠な公共交通ですから、コロナウイルス感染症拡大により輸送人員や輸送収入が落ち込むとともに、感染症対策のために収益がさらに大きく落ち込んでおります。公共交通の破綻は市民生活に大きく影響を及ぼすことから、継続のため新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、市内に運行路線や営業所を持つ地方公共交通事業者へ支援金として補正するものでございます。金額については、県内のほぼ全部の市で昨年度と今年度と支援金を交付する予定でありますことから、その平均値を交付金額としております。
以上でございます。
〇議長(小高友徳君) よろしいですか。ほかに質疑ありませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(小高友徳君) 質疑を終わります。
これより討論を行います。討論ありませんか。
〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(小高友徳君) 討論を終わります。
お諮りします。議案第66号は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小高友徳君) 異議なしと認めます。
よって、議案第66号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
〇議案第67号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(小高友徳君) 日程第2、議案第67号 令和3年度桜川市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
提案理由の説明を願います。
仁平市民生活部長。
〔市民生活部長(仁平博章君)登壇〕
〇市民生活部長(仁平博章君) それでは、議案書72ページをお開き願います。議案第67号 令和3年度桜川市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につきましてご説明申し上げます。
第1条におきまして、既定の予算総額に歳入歳出それぞれ198万円を追加し、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ46億3,084万6,000円とするものでございます。
議案書77ページをお開き願います。事項別明細書にてご説明いたします。歳入といたしまして、7款1項1目一般会計繰入金のうち3節職員給与費等繰入金202万円の減額は人事異動に伴う補正でございます。
8款1項1目繰越金400万円の増額は、歳出との差額を調整するものでございます。
続きまして、78ページをお願いいたします。歳出に移ります。1款1項1目一般管理費の一般管理職員給与関係経費266万円の減額及び1款2項1目税務総務費の税務総務職員給与関係経費64万円の増額は、人事異動に伴う補正でございます。
79ページをお願いいたします。9款1項1目一般被保険者保険税還付金400万円の増額は、一般被保険者の過年度分保険税還付金の不足に伴う増額でございます。
説明は以上でございます。内容をご審議の上、ご議決くださいますようお願い申し上げます。
〇議長(小高友徳君) 提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質疑ありませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(小高友徳君) 質疑を終わります。
これより討論を行います。討論ありませんか。
〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(小高友徳君) 討論を終わります。
お諮りします。議案第67号は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小高友徳君) 異議なしと認めます。
よって、議案第67号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
〇議案第68号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(小高友徳君) 日程第3、議案第68号 令和3年度桜川市介護保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
提案理由の説明を願います。
上野保健福祉部長。
〔保健福祉部長(上野茂雄君)登壇〕
〇保健福祉部長(上野茂雄君) 議案書80ページをお願いいたします。議案第68号 令和3年度桜川市介護保険特別会計補正予算(第1号)についてご説明します。
第1条、歳入歳出それぞれ3,316万8,000円を追加し、それぞれの総額を46億9,689万9,000円とするものです。
85ページをお願いいたします。歳入ですが、1款保険料5,222万2,000円の減は低所得者保険料の軽減措置分を減額するものでございます。
3款国庫支出金、5款県支出金、7款繰入金の増額は事業費、事務費、人事異動に伴う人件費、低所得者保険料の軽減繰入れなどの増額によるものです。
8款繰入金989万4,000円の増は、歳出との差額を調整するものです。
87ページをお願いいたします。歳出ですが、1款1項1目一般管理費450万8,000円の増、人事異動による給与関係経費になります。一般管理事業30万8,000円は、報酬改定によるシステム改修費用です。
3項1目介護認定審査会費308万円は、コロナ禍、ウェブ会議での審査会とするため、13節ライセンス使用料2万8,000円。
88ページをお願いいたします。17節、タブレット18台分305万2,000円の備品購入費です。
2目認定調査等費1,066万5,000円は、認定のための訪問調査をシステム化し、タブレットを活用して実施するものでございます。
12節訪問調査モバイルシステム導入委託料1,033万2,000円にはタブレット6台分も含まれています。これらの事業には新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用する計画です。
2款1項5目施設介護サービス給付費は、低所得者保険料軽減措置に伴う財源振替です。
89ページをお願いいたします。中段、5款5項1目任意事業費、紙おむつ購入費助成金360万円は今年度の補助事業として対象になりましたので、一般会計の事業を組み替えしました。
7款2項1目繰出金1,004万5,000円は、令和2年度事業の確定により精算分を一般会計へ返還するものでございます。
以上で説明を終わります。ご議決くださいますようよろしくお願いいたします。
〇議長(小高友徳君) 提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質疑ありませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(小高友徳君) 質疑を終わります。
これより討論を行います。討論ありませんか。
〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(小高友徳君) 討論を終わります。
お諮りします。議案第68号は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小高友徳君) 異議なしと認めます。
よって、議案第68号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
〇議案第69号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(小高友徳君) 続いて、日程第4、議案第69号 令和3年度桜川市水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。
提案理由の説明を願います。
齋藤上下水道部長。
〔上下水道部長(齋藤 茂君)登壇〕
〇上下水道部長(齋藤 茂君) 議案書91ページをお開き願います。議案第69号 令和3年度桜川市水道事業会計補正予算(第1号)についてご説明いたします。
今回の補正でございますが、第2条では予算第3条に定めた収益的支出、1款1項営業費用の既決予定額を338万4,000円減額するものでございます。
第3条では、予算第8条に定めた職員給与費を5,282万1,000円に改めるものでございます。
詳細につきましては、補正予算明細書によりご説明いたしますので、94ページをお開き願います。収益的支出でございますが、1款1項4目総係費338万4,000円の減額につきましては、人事異動によります職員の給料及び手当等の減額でございます。
以上で説明を終わります。内容をご審議の上、ご議決くださいますようお願いいたします。
〇議長(小高友徳君) 提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質疑ありませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(小高友徳君) 質疑を終わります。
これより討論を行います。討論ありませんか。
〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(小高友徳君) 討論を終わります。
お諮りします。議案第69号は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小高友徳君) 異議なしと認めます。
よって、議案第69号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
〇議案第70号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(小高友徳君) 日程第5、議案第70号 令和3年度桜川市下水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。
提案理由の説明を願います。
齋藤上下水道部長。
〔上下水道部長(齋藤 茂君)登壇〕
〇上下水道部長(齋藤 茂君) 議案書95ページをお開き願います。議案第70号 令和3年度桜川市下水道事業会計補正予算(第1号)についてご説明いたします。
今回の補正でございますが、第2条では予算第3条に定めた収益的収入及び支出のうち、収益的収入、2款農業集落排水事業収益、1項営業収益の既決予定額を270万円増額し、収益的支出、1款公共下水道事業費用、1項営業費用の既決予定額を700万円増額及び2款農業集落排水事業費用、1項営業費用の既決予定額を79万円増額するものでございます。
第3条では、予算第4条に定めた資本的収入及び支出のうち、資本的収入、2款農業集落排水資本的収入、1項負担金等の既決予定額を270万円減額するものでございます。
第4条では、予算第8条に定めた職員給与費を4,836万6,000円に改めるものでございます。
詳細につきましては、補正予算明細書によりご説明いたしますので、100ページをお開き願います。収益的収入でございますが、2款1項2目その他営業収益270万円の増額につきましては、農業集落排水事業費分担金について、資本的収入から収益的収入へ組替えするものでございます。
101ページをお開き願います。収益的支出でございますが、1款1項1目管渠費800万円の増額につきましては、ポンプ修繕費の増額でございます。
3目総係費100万円の減額につきましては、人事異動によります職員の給料の減額でございます。
2款1項4目総係費(農業集落排水事業)46万円の増額並びに5目総係費(市設置型浄化槽整備事業)33万円の増額につきましては、人事異動によります職員の給料、手当等の増額でございます。
102ページをお開き願います。資本的収入でございますが、2款1項1目分担金270万円の減額につきましては、農業集落排水事業費分担金について、資本的収入から収益的収入へ組替えするものでございます。
以上で説明を終わります。内容をご審議の上、ご議決くださいますようお願いいたします。
〇議長(小高友徳君) 提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質疑ありませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(小高友徳君) 質疑を終わります。
これより討論を行います。討論ありませんか。
〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(小高友徳君) 討論を終わります。
お諮りします。議案第70号は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小高友徳君) 異議なしと認めます。
よって、議案第70号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
〇議案第71号〜議案第78号の総括質疑
〇議長(小高友徳君) 日程第6から日程第13号までの総括質疑を行います。
9月9日に上程されました議案第71号 令和2年度桜川市一般会計歳入歳出決算認定についてから議案第78号 桜川市下水道事業会計決算認定についてまで、以上8議案の総括質疑を行います。
総括質疑につきましては、一般会計、特別会計及び事業会計を一括して行います。質疑は答弁を含め、1人20分とし、3回までといたします。また、所属委員会の所管に関する質疑は差し控えることといたしますので、ご理解をお願いいたします。なお、質疑をする場合には、ページ数も併せてお願いいたします。また、質疑、答弁は自席で発言するようお願いいたします。
それでは、7名の通告がありましたので、通告順に発言を許します。
初めに、2番、飯島洋省君。
〇2番(飯島洋省君) では、通告に従い質問いたします。大きく5点ございます。
1点目が決算書の191ページ、実績報告書の38、133ページになりますが、「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成」実証事業というような項目がございます。この中には説明で、新型コロナウイルス感染症に対応した新たな旅行スタイルの確立及び新たな市場を開拓し、国内観光需用の再生を図ることを目的とした観光庁の実証事業となっていますが、こちらの具体的な内容、どういうことが行われたかということをご説明いただければと思います。
2点目、実績報告書125ページ、ため池整備事業、各地区の耐震・豪雨調査及びハザードマップ作成による調査結果についてということで、こちらの各ため池整備の耐震・豪雨調査が行われたというようなことで実績として挙げられていると思うのですけれども、こちらについて調査結果についてご説明をいただければと思います。また、新たに整備工事等が必要になってくるものはあるのかどうかというところも併せてお知らせいただければと思います。
3点目、実績報告書の135ページ、橋梁定期点検・修繕計画、それと点検結果についてですけれども、市内の橋梁数、そして点検計画、こちらについては、何年後とかに定期点検ということでこのような作業が必要になってくるのかといったような具体的な内容について、また点検結果についても併せてお知らせいただければと思います。
4点目、実績報告書の142ページなのですけれども、公共交通事業、デマンドタクシー運行事業費補助金2,577万2,078円になりますが、具体的な実績数等の結果をお伺いできればと思います。できれば、過去5年ぐらいに遡っての利用者総数についてご説明をいただければと思います。
最後になりますが、実績報告書の168ページの真壁伝承館外壁塗装の費用が計上されていますけれども、こちらについては、何年に1度こういうような外壁塗装が必要になってくるのか、内容と今後の計画についても併せて考えがあれば、お伺いできればと思います。
あわせまして、シトラス、エアコンの熱源更新の工事についてなのですけれども、具体的な工事内容と、これも竣工から何回目になるのかといったようなところも併せてご説明いただければと思います。
以上、5点質問いたします。
〇議長(小高友徳君) 飯島洋省君の質疑に対する答弁を願います。
秋山経済部長。
〔経済部長(秋山 豊君)登壇〕
〇経済部長(秋山 豊君) それでは、飯島議員さんご質問の1つ目、「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成」実証事業委託料の具体的な内容についてお答えいたします。
決算書は191ページ上段、実績報告書は歳入が38ページ、歳出につきましては133ページとなっております。この事業は、観光庁がアフターコロナに向けた地域の観光資源をより安全で集客力の高いものへと磨き上げるための実証事業となっております。補助率が100%であることから、この実証事業に応募し、その結果、令和2年11月10日に事業計画が採択され、事業の業務委託を締結したものでございます。事業の内容でございますが、首都圏から近い地域性を生かし、10組の方々に首都圏からの新たなドライブコースとして、ご自身の車で桜川市の観光名所を巡る、これまでにない新しい計画となっております。この新しい試みとして、事業を委託しました株式会社ジャパンサーチ社が自社開発しましたジャパンマジックという非接触型の観光案内システムによりスマートフォンを活用して、市内の各観光スポットの案内を受けながら市内を巡るというものでございます。地場産業であります石材業の実演見学や御影石の絵付け体験等を行いながら、最後は上野沼やすらぎの里キャンプ場で宿泊をし、市の魅力に触れていただく事業計画でございましたが、しかしながら令和3年1月に事業を実施する予定でしたが、直前に新型コロナウイルス感染症拡大に伴いまして、首都圏に緊急事態宣言が発令されたため、計画していました事業ができなくなったことから、観光庁に対し事業計画の変更申請を行い、これまでに代わる市内のドライブコースの疑似体験映像を作成しました業務委託料となっております。
以上でございます。
〇議長(小高友徳君) 続いて、仁平建設部長。
〔建設部長(仁平昌則君)登壇〕
〇建設部長(仁平昌則君) それでは、飯島議員さんの3点目、橋梁定期点検・修繕計画、点検結果についてお答えいたします。
高度成長期以降に集中的に整備されたインフラが一斉に老朽化を迎えるに当たり、国や公共団体が一丸となって、その長寿命化を図っているものですが、橋梁につきましては、法令に基づきまして、橋梁超寿命化修繕計画を策定し、5か年前に1回点検を行い、その結果により修繕を行い、長寿命化を図っております。本市では、平成26年度から30年度の5か年を1巡目として、市内全域の橋梁369橋と歩道橋1橋の点検を実施しました。点検結果は1から4の判定に区分されており、3判定以上点検実施後、5年以内に修繕を行うことになっておりますが、本市では1巡目の点検で3判定以上が41橋見つかり、令和2年度までに14橋の修繕を終えました。今年度は1橋の歩道橋と橋梁10橋程度を修繕することとしており、令和5年度までに41橋全てを修繕する計画となっております。現在2巡目の点検が令和元年度から令和5年度までで実施中であり、その後も5年サイクルで点検、修繕が続くことになります。
以上でございます。
続きまして、4番目のご質問、公共交通事業、デマンドタクシー運行事業費補助金2,577万2,078円の具体的実績結果についてお答えいたします。
実績報告書143ページを御覧いただきまして、上から3つ目の表が令和2年度のデマンドタクシー利用者の実績一覧となっております。なお、参考までに申し上げますと、過去5年間の利用状況では平成28年度は1万7,961人、平成29年度は1万6,548人、平成30年度は1万4,138人、令和元年度は1万964人、令和2年度は8,107人の方が利用されております。前年度比では2,857人減少しております。過去5年間の減少では、平成28年度から運行しておりますヤマザクラGO、令和2年度から運行しておりますヤマザクラGOミニを利用されることになったこと、またコロナウイルス感染症の影響により外出自粛となったことが主な要因と思慮されます。
以上でございます。
〇議長(小高友徳君) 続いて、栗林教育部長。
〔教育部長(栗林 浩君)登壇〕
〇教育部長(栗林 浩君) 5番目の質問ですが、実績報告書168ページをお願いいたします。上から2段目のところに主な工事費の概要ということで、真壁伝承館、シトラスとございますが、まず真壁伝承館の外壁塗装の件でございます。伝承館の外壁塗装につきましては、まず平成28年度に実施しております。こちらに関しましては、当初の想定より色あせが早く、また翌29年の5月に第39回の全国伝統的建造物群保存地区協議会桜川市大会が開催され、真壁伝承館がメイン会場となっていたことから、色あせが目立つ箇所に関して実施いたしました。その後、立木の伐採等により前回塗装していなかった部分、南側の部分なのですけれども、その色あせが目立つようになったため、昨年度実施ということになりました。今後に関しましては、特に何年ごとに定期的に実施するということではありませんが、塗装の状態により必要に応じて腐食状況もありますが、必要に応じて実施していきたいと考えております。
続きまして、シトラスのエアコンの熱源更新工事の内容でございますが、シトラスの竣工から20年を経過しております。相次ぐ故障が発生しまして、更新時期を迎えていたことから、今回初めてホールとエントランス用のエアコンの熱源本体を新しいものに取り替えました。性能及び機能を初期の水準に回復するためということで空気設備用熱源機であります。冷却塔の移転型吸収式冷温水発生機2機の更新及び機器周辺配管の更新工事を行ったものでございます。
以上でございます。
〇議長(小高友徳君) 飯島議員の2番目の質疑に対する答弁を願います。
秋山経済部長。
〔経済部長(秋山 豊君)登壇〕
〇経済部長(秋山 豊君) 大変失礼しました。飯島議員の2つ目のご質問、ため池整備事業、各地区の耐震・豪雨調査及びハザードマップ作成による調査結果についてをお答えいたします。
実績報告書は125ページとなります。ページの下段、ため池整備事業の表にありますとおり、令和2年度におきまして、国の補助を活用し、防災重点ため池の指定となっております岩瀬地区10か所、大和4か所、真壁地区3か所の計17か所の耐震・豪雨調査を行ったものでございます。まず、防災重点ため池とはどういうため池を指すかと申しますと、ため池の堤体100メートルの下流域に家屋や公共施設があるため池を指します。また、基準につきましては、土地改良事業設計指針、ため池整備事業によるものでございます。
それでは、その調査結果について申し上げます。まず、岩瀬地区の防災重点ため池10か所のうち、耐震調査評価結果が基準値を下回るため池が4か所でございました。続きまして、大和地区が4か所のうち3か所でございます。最後に、真壁地区3か所のうち2か所という結果となりました。
豪雨調査につきましては、調査対象となりましたため池がほとんど基準を下回る結果となっております。これらの調査結果に加えまして、令和4年度、国の指針により劣化状況評価調査、これは目視調査でございます、を実施する予定となっております。現在茨城県と予算要求の調査等を行っている状況でございます。今後耐震調査、豪雨調査、劣化状況調査の結果を踏まえ、ため池整備の工事のみならず、ため池の廃止も含め、地元の声を聞きながら防災重点ため池長寿命化計画を作成してまいりたいと考えております。また、その中で優先度を明らかにし、整備等の対策工事を進めていくことになりますが、事業費が膨大になることも考えられることから、県営事業等で施行できるよう調整をしてまいりたいというふうに考えております。
また、最後なのですが、ハザードマップにつきましては、地元ワークショップを行い、地元の意見を取り入れながら調整をしてまいりました。公表につきましては、現在の土砂災害ハザードマップに合わせまして記載できるよう担当課と調整を図ってまいるところでございます。
以上でございます。
〇議長(小高友徳君) 答弁が終わりました。
再質疑ありませんか。
2番、飯島洋省君。
〇2番(飯島洋省君) ありがとうございます。
1点だけ。デマンドタクシーなのですが、先ほどの説明で、ヤマザクラGOミニ、そしてコロナの影響等によって、5年前から利用者が半数になっているというような説明をいただいたかと思うのですけれども、これ契約台数というのは5年前から4台で変わりなくてよろしいですか。
〇議長(小高友徳君) 答弁願います。
仁平建設部長。
〇建設部長(仁平昌則君) 大変申し訳ありません。5年前の数字今つかんでおりませんので。ただ、この場で答えてしまうとあれなのですけれども、5年前ですとまだ桃山学園ができる前で、その当時酒寄地区の児童が紫尾小学校に通うのにデマンドタクシーを早朝利用しましたので、その分の経費はそれ以降は減っているかというふうに思っています。すみません。詳細については後ほど。
〇議長(小高友徳君) 再質疑ありませんか。
飯島洋省君の質疑を終わります。
次に、3番、武井久司君。
〇3番(武井久司君) 総括質疑通告書に基づき質問させていただきたいと思います。
私のほうから6件ございます。まず、実績報告書20ページなのですが、学童クラブの保護者負担金ということで、未納額の対応、それから徴収後の処理、報告書の記載についてお伺いしたいということでございます。
それから、2番目、これも保育園の利用者負担金ということで、これは実績報告書21ページになるのですが、やはり未納額、それから過年度分の徴収の記載ということで、これについてお伺いしたいと思います。
それから、3番目なのですが、これは決算書の233ページということで、ここの学校給食センター事業、17の備品購入ということで、電気機器類の購入ということであるのですが、内容はどんなものを電気機器として購入したのか。消耗品であれば消耗品ということであると思うのですが、電気機器ということでどのようなものが購入されたかということで確認したいと思います。
次、4番、役務費の水質検査料ということで、これは学校、中学校と小学校の項目にうたってあると思うのですが、ここに水質検査手数料、それから簡易専用水法定検査手数料ということで2つ、水質に関しての検査料がうたってあるかと思います。これの違いをお願いしたいということでございます。
それから、5番目ということで、これは公民館等の防臭管理ということで決算書の277ページと279、281ページということでうたってあると思うのですが、防臭管理ということでうたってあります。これは、ここだけでいいのかどうか。シトラスとかそういったところの防臭管理ということでこれは問題ないのかどうか、これも含めて確認したいと思います。
それから、6番目、最後なのですが、ページ303、305ということで、これは体育館等の費用ということで、体育館の管理事業、それからその中の、これは真壁と、そういうことで体育館ということであると思うのですが、7番の報償費、この中で体育施設開放管理員報償費、これは2件ですが、結局4件ぐらいあるかと思います。それと、あと12番の委託料ということで、体育館土日管理委託料の内容の違いということで、この辺のところをちょっとご説明していただければということでございます。
以上です。
〇議長(小高友徳君) 武井久司君の質疑に対する答弁を願います。
上野保健福祉部長。
〔保健福祉部長(上野茂雄君)登壇〕
〇保健福祉部長(上野茂雄君) 武井議員のご質問にお答えいたします。
実績報告書20ページになります。歳入13款2項2目民生費負担金、1番目、学童クラブ保護者負担金のうち未納額の対応についてですが、負担金は利用に応じて月額、または日額で利用月の翌月15日に口座振替で納付いただきます。資金不足などで振替ができなかった場合、速やかに納付書による現金支払いを催促します。それでも支払いが滞る場合は誓約書に基づき、児童手当から納付をしていただいています。未納額の大半は児童手当支給月には完納されます。
繰越未納額ですが、令和元年度26万9,500円、令和2年度は14万6,500円、45%減少しています。現時点での繰越未納額は2件で1万5,000円になります。10月支給の児童手当から充当を見込んでおりますので、2件分については完納する見込みでございます。児童手当は6月、10月、2月に4か月分を支給しています。繰越未納額の傾向としては、児童手当、2月支給以降、2月、3月の2か月分が繰越未納額となる傾向です。なお、不納欠損した事案はございません。
報告書の記載につきましては、昨年9月定例議会において、保育料の不納欠損の記載がなく、ご指摘を受けたところでございます。修正ができておりませんでした。誠に申し訳ありません。様式を整理し、調定額や不納欠損額、未納者の件数など分かりやすい実績報告書となるよう、次回修正を行います。
続きまして、2番目の質問、実績報告書21ページ下段、3、利用者負担金、市が徴収する3園の保育料の未納額の対応についてですが、負担金は月末支払いです。口座振替、または納付書払いになります。口座振替で資金不足の場合は、翌月15日再振替を行います。それでも未納の場合は納付書払いの未納者と併せて納付書払いの催促を行っています。それでも未納の場合は学童保育と同様、児童手当からの納付の確約書を取り交わしておりますので、手当額から充当させていただくと、その時点でほぼ未納額が解消しています。なお、不納欠損した事案はございません。
令和元年度の繰越未納額は70万9,800円でした。令和2年度の繰越未納額は7万3,700円で、89%減少しております。令和元年度10月から3歳児以上の無償化に伴い、未納者が減っている状況でございます。なお、繰り越しされました令和2年度分の未納額2万6,000円、令和元年度より前の未納額4万7,700円は既に納付が完了しております。実績報告書への記載につきましては、学童クラブ同様、次回分かりやすく修正させていただきます。
以上です。
〇議長(小高友徳君) 続いて、栗林教育部長。
〔教育部長(栗林 浩君)登壇〕
〇教育部長(栗林 浩君) 武井議員さんのご質問の3番目から6番目のご質問にお答えしたいと思います。
まず、3番目、学校給食センター事業の17節備品購入費、電気機器類の内容についてということでございますが、こちらの購入したものは、まず1つ、調理員が業務に使用する白衣、それらを洗濯するためのドラム式の洗濯機、こちらを2台買換えをいたしました。それと、やはりそれの洗濯する縦型の洗濯機1台、それも買換え、洗濯機を2台投じて3台になります。それと、配送用のコンテナ洗浄機の内部を洗浄するための高圧洗浄機1台、こちらを買換えとしております。合計で64万5,300円となります。
続きまして、4番目です。決算書の239と257ページになります。こちらは、学校の水質検査手数料と簡易専用水法定検査手数料の違いということでございますが、学校における水道水の検査は法律で義務づけられております。市内の全ての学校におきまして、水道水の供給に貯水槽を利用しておりますが、検査内容は貯水槽の大きさによって変わってきます。10立方に満たない貯水槽の場合は水質検査となりまして、それ以上、10立方を超えるものは貯水槽の場合は簡易専用水法定検査というような違いがございます。
続きまして、5番目のご質問ですけれども、決算書277、279、281ページに各施設の委託料のところにありますトイレ防臭管理についてということでございますが、こちらは岩瀬中央公民館、大和中央公民館、羽黒農村環境改善センターにおいて、便器に尿石付着防止剤、こちらと壁等の芳香剤を設置する業務を委託するものでございます。この3つでいいのかというところですが、ほかの施設、新しい施設につきましては自動で水が流れるようなトイレになっておりますので、尿石の防止ということでは委託契約はしていないということになります。
最後ですが、6番目、決算書の303ページと305ページになりますが、まず303ページの7節体育施設開放管理員報償費につきまして、36万9,600円ですけれども、これにつきましては、真壁第2体育館及び紫尾体育館の夜間の管理員に対する報償になります。次のページの305ページにつきましては、こちらは学校体育施設開放管理員報償費ということで、こちらにつきましては、谷貝小学校、真壁小学校、桜川中学校、桃山学園、こちらの夜間管理員、学校開放のときの夜間管理員に対する報償になります。
12節の委託料ですが、こちら土日の真壁体育館の業務管理委託ということになります。シルバー人材センターに委託しております。
以上でございます。
〇議長(小高友徳君) 答弁が終わりました。
再質疑ありませんか。
3番、武井久司君。
〇3番(武井久司君) それでは、1件だけ質問させていただきたいと思います。
学校体育施設開放管理員報償費ということで、これは平日で日中の管理ということでよろしいのですか、開放は。
〇議長(小高友徳君) 答弁願います。
栗林教育部長。
〇教育部長(栗林 浩君) 学校のほうは夜間管理です。体育館の夜間管理ということで、平日の昼間ではございません。平日、土日に合わせて、夜間の管理員ということになります。
〇議長(小高友徳君) 再質疑ありませんか。
3番、武井久司君。
〇3番(武井久司君) 分かりました。これで質問終わります。
〇議長(小高友徳君) 次に、10番、菊池伸浩君。
〇10番(菊池伸浩君) 10番の菊池です。4つ質問いたします。
順番でいきますと、実績報告書47ページの県単林道改良舗装工事、酒寄線、端上線、鍬柄山線、これらの事業は随分長い間工事が行われていると思います。工事にかけた年数と今までにかけた費用、県と市負担分を別にして知りたいです。
それから、完成の見通しはいつになるのかを伺います。特に端上線などは、私が議員になった頃、今から11年前になりますが、既に工事が始まっており、いまだに続いております。終わりが見えない工事ではないかと心配をしております。
2点目、実績報告書122ページ、これは農薬空中散布です。真壁、大和地区は有人ヘリコプターを使って703万円の、岩瀬地区は無人ヘリで303万円と、面積はあまり違わないのに、有人ヘリのほうが多くなっています。私は6月議会で有人ヘリの農薬散布は時代遅れだし、有害であるということで中止を申し入れるよう要望いたしました。経済部長からは、中止の申入れを検討するとの答弁でした。その結果はどうなったのか伺います。なお、この質問を書いた私のブログはふだんの訪問者が300から500人ですが、この記事には10倍を超える6,000もの訪問者があったことを申し添えておきます。
実績報告書146ページ、住宅管理事業。市営住宅の空きが目立つようになってきました。市営住宅の中で、入居率が高い順に3つ挙げてください。今年は入居者がいなくなった住宅、番匠住宅が廃止となりました。現在入居者が3戸以下の住宅名を挙げてください。
4番目、決算書400ページです。特別会計の水道事業の報告書の中のア、業務の中に、有収率は59.3%と相変わらず厳しい状況ですとの文言があります。昨年の夏は、毎日と言っていいほど朝と夕方の2回、節水要請のお願いをする言葉が防災無線から流れていました。今年の夏は一回も流れなかったと記憶しております。有収率は改善したのでしょうか、伺います。
以上、4点質問します。
〇議長(小高友徳君) 菊池伸浩君の質疑に対する答弁を願います。
秋山経済部長。
〔経済部長(秋山 豊君)登壇〕
〇経済部長(秋山 豊君) それでは、菊池議員さんの1つ目が農薬空中散布ということで賜っておりますので、そちらのほうからお答えをしたいと思います。
それでは、決算書が169ページ、実績報告書は122ページの上段となっておりますので、よろしくお願いいたします。県西農業共済組合への有人ヘリの中止の申入れということはどうなっているのかというご質問でございますが、その結果につきましては、いまだ現在行っていないという状況でございます。これにつきましては検討を行いました結果、申入れを行う理由としまして、真壁、大和地区の関係する区長さんや、また一般の市民等からの中止の要望、これがやはり必要ではないかというふうに判断をさせていただきました。したがいまして、ただいま申し上げましたとおり、今後真壁、大和地区の関係する区長さんや市民等からの中止の要望が市にございましたら、速やかに対応したいというふうに考えております。
続きまして、2つ目のご質問、県単林道改良舗装工事についてにお答えをいたします。決算書は185ページ、実績報告書は130ページをお開き願いたいと思います。まず、林道酒寄線でございますが、こちらは平成22年度に工事に着手しまして、総事業費5,962万8,000円を投じ、令和2年度をもって工事のほうが完了しております。また、工事期間でございますか、11年を費やしております。
次に、林道鍬柄山線につきましては、こちらは既に改良工事のほうは終了しており、今回実績報告書にあります事業費600万6,000円につきましては、大雨によるのり面復旧の工事費でございます。
最後に、林道端上線でございますが、議員ご指摘のとおり、工事の着工が昭和58年度と、歴史が古く、現在も進められている非常に長い工事となっております。これまで投じた総事業費は約6億9,300万円となっております。また、現在も工事を続けている理由としましては、当該林道は勾配、カーブともきつく、また未舗装部分が雨による浸食で土砂となり、下流に流されていることから災害を防止するためにも継続をしていく工事を行う必要があるためでございます。完成の見通しは現在のところ具体的に申し上げることはできませんが、今後さらなる補助金の要望をしながら、早期事業の完了を目指し、事業を継続していくことをご理解いただきたいと思います。
以上でございます。
〇議長(小高友徳君) 続いて、仁平建設部長。
〔建設部長(仁平昌則君)登壇〕
〇建設部長(仁平昌則君) それでは、菊池議員さんの3番目の住宅管理事業についてのご質問にお答えいたします。
市営住宅の中で入居率が高い上位3住宅につきましては、御領西住宅が97.22%、東十枚住宅が94.44%、酒寄住宅及び細芝第1住宅が85%となっております。
次に、入居戸数が3戸以下の住宅としましては、桜ケ丘住宅が3戸、桃山住宅が2戸、谷貝住宅が2戸、細芝第2住宅が1戸の4住宅となっております。この中で細芝第2住宅以外は用途廃止住宅となっており、入居募集を停止しているところでございます。用途廃止住宅の中でも入居戸数の少ない住宅につきましては、高齢者の入居住宅もあるため、慎重に交渉を重ねながら借地返還を進めていく予定であります。
以上でございます。
〇議長(小高友徳君) 続いて、齋藤上下水道部長。
〔上下水道部長(齋藤 茂君)登壇〕
〇上下水道部長(齋藤 茂君) 4番目の有収率は改善したのかというご質問でございますが、令和2年度におきましては59.37%と厳しい状況でございました。しかし、直近の8月調定での有収率は64.51%と向上しており、少しずつではございますが、改善している状況でございます。
以上でございます。
〇議長(小高友徳君) 答弁が終わりました。
再質疑ありませんか。
10番、菊池伸浩君。
〇10番(菊池伸浩君) まず、空中散布の問題なのですが、この前も私は岩瀬のほうで散布している方にもお会いしたのですが、真壁郡関係の有人ヘリはまれだと、本当にまれであるという話なのです。関西からもわざわざヘリコプターを呼んできて、それだけでも大変だろうという話を聞いております。私、真壁町のほうで街頭演説をやってきたときもあれは何とかしてほしいという声がいっぱい私には聞こえてきたのです。だから、ぜひ有人ヘリで大量に農薬をまく時代ではないと思うので、ぜひもっと農林課のほうで音頭を取って強力に申入れをする必要があるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
〇議長(小高友徳君) 答弁願います。
秋山経済部長。
〇経済部長(秋山 豊君) お答えいたします。
これは農林課で申入れをするというよりも市で申入れという形になるかと思います。ということは、当然市長からの申入れという形になろうかというふうに判断をいたしましたので、市長が申入れをするということはそれなりの理由が必要ではないかというふうな判断をいたしまして、区長さんとか一般の方々から要望書が市のほうにもし提出された暁には県西共済組合のほうにその要望の申入れをするのが妥当ではないかというようなことで判断をさせていただきました。
以上でございます。
〇議長(小高友徳君) 再質疑ありませんか。
10番、菊池伸浩君。
〇10番(菊池伸浩君) 今の件については、真壁の方はやっぱり、私らも岩瀬ばかりしか知らなくて、8時頃に行かなかったもので。だから、私らは当然もう有人ヘリなんか使っていないと思っていたら、やっていたわけです。真壁の方は、どこでも有人ヘリをやっていると思っていたのです。どこでもやっていないと聞いたら、えっという話なのです。そういうこともありますので、よく状態を調べて、またお話しいたします。
それから、もう一点質問、これ最後ですが、端上線の6億円には私もびっくりしているのですが、あれはもともと斜めに山肌を横切って林道を造るという、あの工事そのものがめったにない工事なのです。だから、あれを変えない限り、だって昭和58年からやって、いまだに完成の見通しがないというのだからすごいですよね。もうあれだけやっていれば、あそこに関係している土建業者の方はずっと一生食っていけるみたいな形になっているので、何とかひとつ変えるか、何か工夫できませんか。
〇議長(小高友徳君) 答弁願います。
秋山経済部長。
〇経済部長(秋山 豊君) お答えのほうをいたします。
この端上線の林道でございますが、総延長が6,492.9メートル、約6.5キロでございまして、既に改良のほうは済んでいるというような状況でございます。舗装のほうが全体の25.5%が完了しておりまして、残る75.5%が未舗装という状況になっているわけなのですが、ご存じのとおり林道ということで勾配がきつい道でございます。ということは、舗装をしないとその部分に大雨によりまして道路部分の浸食、それに伴いまして、先ほど申し上げましたとおり、下流域に土石流となって流れ出し、例えば下流に人家等がありましたら、そういうところに影響を与える可能性が十分考えられますので、今現在は舗装工事ということで進めておりますので、これはそういった災害を防ぐという意味を考えますと、やはり今後も災害防止をするための、当然林道ですので、林業の方々が使えるようなことが一番目的ではございますが、そういった災害防止ということも含めまして、今後も担当課としては、県の補助金を活用しまして事業のほうを進めていきたいというふうに考えておりますので、ご理解のほういただきたいと思います。よろしくお願いします。
以上です。
〇議長(小高友徳君) ここで暫時休憩いたします。
休 憩 (午前11時03分)
再 開 (午前11時12分)
〇議長(小高友徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
次に、12番、市村香君。
〇12番(市村 香君) まず、決算書97から99ページ、実績報告書、ページ81から82の中の2点、まず質問いたします。
委託料なのですが、ヤマザクラの里づくり事業の中の委託料、保全樹木地土壌調査業務委託料290万6,200円があるのですが、これはヤマザクラ事業を桜川市としては進めておりますので、とても重要なことだと思います。そこで、この委託料はどんな調査をして、結果や改善策がどのようになったか伺いたいと思います。
それと、もう一つ地域おこし協力隊事業なのですが、1,749万7,061円、これはもちろん国庫補助100%ということで伺っておりまして、1人当たり440万円、うち報償費が240万円、経費が200万円上限ということになっておりますが、去年は4人でしたか、それで2名が卒業されているようですので、その辺のところと、あと多分卒業した方への支給だと思いますが、起業に要する経費補助金100万円、それから地域おこし活動補助金ということで234万3,498円があるので、この辺のところを伺いたいと思います。
次に、決算書136ページ、実績104ページですが、ひとり親家庭高等職業訓練促進給付金ということで、7名分567万6,000円があるのですが、この成果について伺いたいと思います。
〇議長(小高友徳君) 市村香君の質疑に対する答弁を願います。
秋山総合戦略部長。
〔総合戦略部長(秋山健一君)登壇〕
〇総合戦略部長(秋山健一君) 市村議員さんのご質問にお答えいたします。
1つ目のヤマザクラの里づくり事業でございますが、決算書99ページ、実績報告書は81ページの上段の表でございます。文化財(名勝・天然記念物のサクラ)保全樹木地土壌調査業務委託料290万6,200円でございますが、衰弱する天然記念物のヤマザクラの根の状態を調査し、土壌改良を併せて実施した委託料でございます。最初に、この事業を行うに至った経緯でございますが、名勝・天然記念物のサクラは大正13年12月に国の名勝に指定され、昭和49年6月に名勝を追加して、同年7月には国の天然記念物に指定されております。長い年月を経る中で、公園利用者の踏圧等による土壌硬結化などの土壌環境の変化や土壌に含まれていた栄養分の消費等によりまして、経年劣化等が進行し、生育不良が顕著に認められる状態になったため、文化庁の許可を得て最良な、最適な植栽土壌の維持管理に向けた樹勢環境回復作業を実施したものでございます。この委託業務の内容でございますけれども、名勝指定区域内の12本のヤマザクラを対象にしまして、幹を中心に樹幹エリア、根の広がっている範囲、枝の張っている範囲でございますけれども、そこを根元から樹幹外縁部に向かいまして、樹木から4方向に50から60センチメートル扇状に掘削しまして、土壌の性質や固結状態の調査、根の発育分布や病気の調査を行いまして、埋め戻しする際には堆肥や土壌改良剤を混ぜ込みして埋め戻すなど、土壌改良を施工する内容でございます。
続きまして、2点目のご質問。地域おこし協力隊事業でございますが、決算書は99ページから101ページ、実績報告書は81から82ページにかけてでございます。地域おこし協力隊事業1,749万7,051円については、協力隊4名分の人件費と活動費になります。補助金は桜川市地域おこし協力隊活動補助金交付要綱に基づき、交付した活動費でございます。
1つ目の起業に要する経費補助金100万円につきましては、今年1月31日で任期が満了となった隊員がおりまして、その隊員の方がICTを活用した桜川市の魅力発信やコミュニティー形成を促進しつつ、関係人口を増やすためにオンラインでもリアルでも交流ができる拠点が必須であると考えまして、既存の古民家カフェの1階のスペースをコミュニティカフェとし、2階のスペースにメディアセンターとして環境を整えた情報発信基地を整備した費用でございます。ノート型パソコン、一眼レフカメラ、スイッチャー、モニター等の備品を購入しております。
2点目の地域おこし協力隊活動費234万3,498円につきましては、4名の活動用の車両の借上料67万5,000円と電算機器使用料22万5,000円、あと2名の住居借上料144万3,498円でございます。
以上でございます。
〇議長(小高友徳君) 続いて、上野保健福祉部長。
〔保健福祉部長(上野茂雄君)登壇〕
〇保健福祉部長(上野茂雄君) 市村議員のご質問にお答えいたします。
決算書135ページ上段、19節扶助費、実績報告書104ページになります。ひとり親家庭高等職業訓練促進給付金567万6,000円は7名に支給しています。資格を取得するため、就業中の方は5名です。看護師課程2名、准看護師課程2名、ネイリスト1名になります。また、資格を取得した方は2名です。看護師1名、准看護師1名、それぞれ医療機関にお勤めしています。参考ですが、令和元年度の資格取得者は4名で、看護師2名、准看護師2名、それぞれ医療機関にお勤めしています。今年度は、看護師課程2名、准看護師課程1名、ネイリスト1名が就業中です。そのうち看護師2名、准看護師1名が資格取得予定になっております。
以上です。
〇議長(小高友徳君) 答弁が終わりました。
再質疑ありませんか。
12番、市村香君。
〇12番(市村 香君) まず、1点目なのですが、樹木のほう土壌まで改良したということなので、今年は終わりだから、来年の春に桜が少しでも元気になるのかなというのを期待したいと思います。今後ともよろしくお願いしたいと思います。
それから、地域おこし協力隊のほうなのですが、去年は4名で、2人は卒業ということで、令和3年度は5名のようになっているようですが、その中身ですか、2人のほうの卒業した人ともう一人の人はどのようになっているのか、ちょっとお伺いしたいなと思います。
〇議長(小高友徳君) 答弁願います。
秋山総合戦略部長。
〇総合戦略部長(秋山健一君) 1人の方は、今申し上げましたように桜川市に在住しまして、フリーで協力隊のやってきたことに対して情報発信に努めているというところですが、もう一方につきましては、実績としましては、ここにありますような小冊子を作って、桜川市の情報を発信するということを完了しまして、この後自分の就職を目指すところがあるということで隊員を卒業されました。
以上です。
〇議長(小高友徳君) 再質疑ありませんか。
12番、市村香君。
〇12番(市村 香君) せっかく国のほうで地域に根差した活動ということでありますので、これからももちろん続けてほしいと思うのですが、今回1人がここに住んでくれるような形で進むということは非常にいいかと思います。3年度はまた5人ということなので、ぜひ地域のために活躍してほしいのですが、ちょっと私が気になったところは各拠点のところに協力隊が活動していることはよく見えるのですが、やはり桜川市は広いですので、もう少し広げて、活動隊員の人たちにいろんなところに行ってみていただくように、新しい開発ができるかどうかも含めて、そういうところも含めてお願いしたいと思います。それをお願いして終わりにします。
あとひとり親のほうなのですが、すごいですね、もう就職が決まっているということですよね、ひとり親の。予定ですよね。7名で、実質的に5名はもう取得して、就職がもうしているということでいいのですか。理解でよろしいですか。
〇議長(小高友徳君) 市村議員、最後です。いいですか。
〇12番(市村 香君) はい。
〇議長(小高友徳君) 答弁願います。
上野保健福祉部長。
〇保健福祉部長(上野茂雄君) 昨年度の決算の中での実績につきましては7名に支給しておりまして、資格を取るために学んだ方が5名で、そのうち資格が取れた方が2名いらっしゃいまして、看護師が1名、准看護師が1名、それぞれ医療機関でお勤めをしているような状況です。
〇議長(小高友徳君) 市村香君の質疑を終わります。
次に、15番、潮田新正君。
〇15番(潮田新正君) 15番、潮田です。決算書231ページ、学校給食センター事業について数点伺います。
その中に、賄材料費として1億4,800万1,408円とあります。私は、学校給食の食材は何といっても地元産100%がいいのかなと常々思っております。また、地元では調達できない食材もあろうかと思います。最低でも県内産、最悪でも国産の食材を使うべきだと考えております。そういう中で、今現在桜川市の学校給食では地元産の食材をどのくらい取り入れて活用しているのかをまず最初に伺います。
また、続いて納入方法についてお聞きします。桜川市は自校方式ではなくて、センター一括方式であるので、幾らいい、すばらしい食材を持っていてもなかなか個人で参加することは難しいと思っております。JAや仕入れ業者を中心になろうかなと考えております。今現在の納入方法について伺います。
次に、1日3,000食からの食材、給食を提供する、その食材は何といっても安心安全でなければなりません。その食材の安心安全をいかに衛生管理と安全チェックを給食センターではしているのか、また仕入れ業者にどのようにその安全対策について指導しているのかお聞きします。
次に、献立。実績報告書を見ますと、1週間のメニューが出ております。米飯が3回、パンが1回、麺が1回、そういう献立については子供たちの意見も聞いているのか、またこのメニューで1年間同じ形で進められているのか、その辺のところをお聞きいたします。また、食べ残しが非常に多いと聞いております。その原因とその防止対策、どういうふうに残しているのか、その辺のところ、対策を伺います。
また、数年前には食アレルギーの子供がいると聞いております。牛乳、卵、麦、そばに対して、アレルギーの反応を起こす子供たちに対して給食センターではどのような対策をしているのかお聞きします。
最後に、円滑な学校給食を進めていくためには何といっても食育を推進していかなければなりません。今の給食を受けている3,000名近い子供たちにどのような食事に対する指導、教育をしているのかお聞きをして、質問を終わります。
〇議長(小高友徳君) 潮田新正君の質疑に対する答弁を願います。
栗林教育部長。
〔教育部長(栗林 浩君)登壇〕
〇教育部長(栗林 浩君) ただいまの潮田議員さんの学校給食センターの事業についてのご質問についてお答えいたします。
まず、1番目ですが、賄材料費1億4,800万1,480円のうちの主な地元産品はどのくらい活用しているかというところでございますが、地元農産品といたしましては、野菜が110万円ほどで、主要な品目といたしましては、タマネギ、長ネギ、キュウリとなります。こちらは地元産品を多く使っております。それと、お米です。お米につきましては、100%桜川市産のコシヒカリを使用しております。また、桜川市産のユメシホウの小麦、こちらをパンに加工し、提供しております。野菜や米、小麦のユメシホウを合わせまして2,800万円ぐらいになります。賄材料費1億4,800万円に対しまして、約2割ほど地元産ということになります。
続いて、2番目の食材の納入方法と安全チェックというところでございますが、納入業者は給食センターから指定された日時に納品をいただいておりますが、その際数量や規格、鮮度、温度管理、原産地などを入念にチェックを行いまして、帳簿に記録し、管理を行っているところでございます。
3番目の給食内容はどのように決めているのかというところでございますが、献立の作成に当たっては、栄養士が1人当たりの栄養摂取基準を満たすこと、味や見た目などを食材の組み合わせ、旬のもの、行事食、それとかむことや、あと地場産物など、1か月のバランスを取って作っております。また、予算や調理法、作業工程、食物アレルギーなどの対応、それと安心安全な給食が提供できるよう様々な内容を考慮して作成しております。
4番目の給食の食べ残しの危険ですが、あるのかないのかと言われますと、食べ残しのほうはあるというのが現状でございます。平均しまして、1人50グラムぐらいの食べ残しはあるのではないかというところでございます。こちらにつきましては、学校によってばらつきはございますが、多い学校、少ない学校とございますが、そちらのほうなるべく少ない学校に合わせた食べ残しになっていただくよう指導してまいりたいというところございます。主に主菜が魚や煮物などのときに残食が多い傾向になっております。やはり食生活が変わってしまいましたので、ふだんから食べ慣れていない和食についてはちょっと食べ残しが多い傾向であるというところでございます。
続きまして、食アレルギーの子供の対策と食育のご質問ということでございますが、学校における食物アレルギーの対応の手引に基づきまして、学校と教育委員会、給食センターで連携を図り、対応しております。卵とピーナツなど、こちらは給食センターで除去している除去食というのを子供の数によって、卵が食べられない子供がいた場合にはそういう除去食を作っております。その他のアレルギーにつきましては、いろんなアレルギーがございます。全てに対応はできておりませんが、各家庭で献立表を確認していただいて、各家庭でそれに代わるものを各自で用意してもらっているというのが現状でございます。
最後になりますが、食育につきましては、毎年学校給食年間計画を立てまして、食育事業を実施し、食に関する指導の充実を目指しております。昨年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響によりまして、要請があった学校に実施ということになってしまいましたが、朝御飯の大切さ、バランスのよい食事について、学校効果を高める食事など、年齢に合わせた指導内容を考え、実施しております。特に感謝の気持ちを育てる食育、こちらのほうに力を入れているというところでございます。
以上でございます。
〇議長(小高友徳君) 答弁が終わりました。
再質疑ありませんか。
15番、潮田新正君。
〇15番(潮田新正君) ただいま部長の報告で地元産、特に米は全量使っていると、そしてユメシホウの小麦粉も活用しているということを聞きました。桜川市の農業は何といっても米であります。特に山麓地帯の米は新潟県の魚沼の米に匹敵する、非常にうまい作品を持っています。山から流れてくるきれいな水、それと土壌、条件がマッチして、そういううまい米が生産されているのかなと思っております。今部長の話では和食がちょっと食べ残しがあるのだということを聞きました。そういう米どころの桜川市なので、私は今後米飯、米の給食をもっと増やしていったらいいのかなと思っております。週3回ですけれども、週3回ではこのようにうまい米が生産されているので、もったいない感じがしますので、あと1回増やしていただければ、今問題になっている米の消費も伸びますし、地域農業も活発になってくると、そして子供たちも元気になると思っております。その米飯給食の今後の推進について意見があればお聞きします。
〇議長(小高友徳君) 答弁願います。
栗林教育部長。
〇教育部長(栗林 浩君) ただいま議員さんから、桜川市のお米はおいしいというところでございます。現時点では、給食のほうは週5回、5日間ありますが、そのうちお米、御飯食が3回、麺類が1回、パンが1回ということになっております。献立のほうはそれで大体決まって、1週間の予定という形になっておりますので、ここで週に1食ずつ御飯を増やすということもなかなか難しいとは思いますが、こちらのほうは栄養士と、それと学校側といろいろ相談をしながら、今後それについて検討してまいりたいと思っております。
以上です。
〇議長(小高友徳君) 再質疑ありませんか。
15番、潮田新正君。
〇15番(潮田新正君) 答弁ありがとうございます。
今後は地元で取れた農産物、品物は地元で消費するという地産地消、学校給食を通じまして、さらに進めていっていただきたいと思っているところでございます。それと、子供たちに地域の農業を理解していただき、少しでも分かっていただき、そして給食を食べていただく、そういうことも体験農業も大事かなと思っているところでございます。今給食を受けている小学生、中学生は一生の中でも体力、精神力が一番身につく大事な時期でございますので、食の安全、やはり規則正しい食事を学校給食を通じて子供たちに植え付けていくことは健康な体をつくる上でも大事かなと思っております。学校、家庭、地域をみんなして豊かな楽しい学校給食を盛り上げていきますことをお願い申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
〇議長(小高友徳君) 潮田新正君の質疑を終わります。
次に、6番、榎戸和也君。
〇6番(榎戸和也君) 私は1件だけなのですが、決算書のページ数でいいますと101ページ、地域商社設立事業6,200万811円というところであります。いわゆる加波山市場を造るための事業ということであります。これについては、先ほど実績報告書の80ページにヤマザクラの里づくり事業というのがございまして、委託料1,417万6,294円と。この中に地域商社設立準備業務委託、それから地域商社設立支援業務委託ということで275万円、それから99万4,400円と。つまりこれ合わせますと374万4,400円ということであります。したがいまして、これは予算上は別なところに出ているわけですが、実態としては、今この決算書の101ページに上がっているこの部分プラス今挙げた2件の約370万円ですか、これを含んだお金が取りあえず今年といいますか、令和2年度においては執行されたというふうに理解しております。この件は、さらに今後1,500万円ずつ、2年間、今後といいますか、今年度と来年度で入れていく。つまりあと3,000万円が入るということであります。したがいまして、それを全部合わせますと、この加波山市場については約1億円弱のお金が入っていくということであります。その中の私が質問させていただきたいのは、この101ページのところに、いわゆる地域商社設立準備会というのがつくられて、そこに市が設立準備会という別組織に約5,000万円を投入したと、この5,000万円でいろんな準備を行ったということであります。準備の内容もいろんな仕分をいただいて把握しております。これらが例えばあそこを改装するとかいろんな事業をするときに相当なお金を使っているわけでありまして、これが全て随意契約になっているようなのです。確かにこれは桜川市直接ではないのですけれども、実質的には桜川市が設けている設立準備協議会でありますので、これの予算の執行については、市の予算の執行のルールに準ずると。したがって、随意契約をやる場合においては、それぞれにおいて随意契約の理由書が付されていなければなりません。まず、全て随意契約なのかどうかを1点確認。それと、随意契約であった場合に幾つか例を挙げて、これはこういう理由で随意契約なのですということをご説明いただければありがたいと、以上よろしくお願いいたします。
〇議長(小高友徳君) 榎戸和也君の質疑に対する答弁を願います。
秋山総合戦略部長。
〔総合戦略部長(秋山健一君)登壇〕
〇総合戦略部長(秋山健一君) 榎戸議員さんの地域商社設立事業関連の質問についてお答えいたします。
決算書101ページ、実績報告書83ページにございます。まず最初に、地域商社設立事業でございますけれども、これは新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が感染症にも、経済危機にも強い強靱かつ自立的な地域社会の社会経済を構築していくため、地域商社などの中間支援組織を育成することに活用できるとしているため、事業の早期実施によるメリット及び市の財政負担の軽減等を考慮しまして、当初予定していたスケジュールを大幅に前倒しをしまして、この交付金を活用して実施したものでございます。この地域商社設立についてでございますけれども、市単独ではなく、市商工会や市内の金融機関等とも協議しながら進める方針のため、市、市商工会、市内金融機関を構成員とする桜川市地域商社設立準備協議会を発足しました。そして、その同協議会に補助金を交付して、事業を進めたというものでございます。なお、任意団体の現金等の取扱いにつきましては、地方自治法や市の条例、規則等の適用を受けず、団体を所管する部署の裁量に委ねられているところでございます。このご質問の補助金につきましては、同協議会が桜川市補助金等交付規則及び桜川市地域商社設立準備補助金交付要綱の規定に基づきまして補助金の交付を受けたもので、規定に基づきまして適正に執行されており、実施を店舗改修工事や備品購入等の随意契約に当たりましては、市の様式を準用し、理由書等を交付して、事務を適切に進めております。具体的にと申されましたが、1つ、商社、加波山市場の建物でございますけれども、スケジュールの遅延、そして現状と、及び過去の工事内容を把握している工事業者と契約することで事業が適正に実施できるというような理由等で、事業の施行に該当するというような方法で、ほかのものについても理由をつけて執行しております。
以上です。
〇議長(小高友徳君) 再質疑ありませんか。
6番、榎戸和也君。
〇6番(榎戸和也君) 理由書はつけているということですが、では具体的に伺いますが、例えばこの中にリジョイスさんという会社がありまして、リジョイスさんは2021年の12月14日、それから3月16日に分けて137万6,320円のものを2口に分けて業務委託しているのです。店舗設備装備工事費前払いというようなことで入っております。さらに、これは同じリジョイスさんが看板ということで58万3,000円の工事といいますか、内容のものを受注しているわけです。ほかの件もそうなのですけれども、いろんなものを小口に分けて、随意契約でもいいのだと、細かいものになるのだというようなことができるのかどうか、そこも分からないのですが、要するに小口に分けてしまえば、金額要件がクリアできるというようなこともあるかと思いますので、例えば今のリジョイスさんの場合には、これは随意契約の要件を満たしているのか。満たしていなければ、いわゆる市のルールでいえばおかしいわけです。市といいますか、市のルールでいえば、地方自治法の随意契約のルールに違反してくるということになるわけです。先ほどのお話もちょっと分からないのですが、別組織をつくれば、つまり市がみんな別組織をつくって、その別組織がやれば、市がお金をそこに入れて、そこで発注すれば、随契オーケーなのだみたいな話になってしまうと、これもまたあまりやり過ぎると問題だろうと当然思うのです。例えば開発公社なんかは、ルールはちゃんと市のルールに準じてやるわけですね。ですから、その辺のところも今の答弁ではちょっとはっきりしないので、あくまでもこの協議会は市のルールに準じて、地方自治法に定める一般競争入札、指名競争入札、随契、競り売り、その辺のどこに該当しているのかという基準できちっと見てやっておられるのかどうかということをもう一回確認したいと思います。
〇議長(小高友徳君) 答弁願います。
秋山総合戦略部長。
〇総合戦略部長(秋山健一君) 先ほどございましたリジョイスさんでございますけれども、こちら前払い金と精算ということで2回に分けております。総額では137万6,320円ということで、130万円以上の工事となりますので、こちら随意契約の範囲は超えるわけでございますが、こちら理由としましてはちょっと長いのですけれども、当工事は単に既存商品を設置する工事ではなくて、カフェスペースの構築物、駐車場看板、ポップスタンドのデザイン、こちらを製作して、製造、溶接、塗装、設置までを一括して発注するものということで、製作サイズ、構造物については店舗のイメージが大きく影響するということから、そのデザインの高さが求められるとともに、安全性も備えたものでなければならないということで、同社がデザインから設置までを一括して施工することが可能であって、またデザイン性の高い構造物を製作した実績を有しているというところで、こちらの業者が的確であるということで随意契約を進めております。全て随意契約で進めておりますが、一つ一つの案件につきましては精査して実施しております。
以上です。
〇議長(小高友徳君) 再質疑ありませんか。
6番、榎戸和也君。
〇6番(榎戸和也君) 今のご説明が随意契約をしなければならない理由として適切なのかどうかちょっとよく分かりません。納得は私はしておりません。
もう一件伺います。2021年の3月22日、備品購入費、東芝テック会社茨城営業所、よく意味が分からないのですが、POSレジシステム、この中にはどうもコピー機の買入れ費60万円が入っているようですが、そこに値引きやら何やらも入るようなのですが、ともかく金額的に直売所管理システム一式、つまりレジで直売所をやると、その費用がここに717万円一式とあります。そのほかにテック光初期費用とかテックPIP初期費用とかというのを入れまして、ともかくここでは合計で799万7,000円という随意契約が結ばれているわけです。レジの機械、コンビニとか棚卸しとか何か管理するのに幾ら売れて、いつ持ってきてというようなことをやるような、多分相当すばらしいレベルのものなのだろうと思うのです。今後確認したいのは2点です。つまりこれも相当な額なので、随契になるのかどうかという点が1点、もう一点は市ではあそこの加波山市場をやる前に市長が長方のほうでやると言っていた商業施設、これにつなげていくのだというふうな言い方もどうもされているようなのです、それの実証店舗なのだと。そうであれば、あそこで、市でそういうレジの機械とかシステムを使って大量に物が動いて、棚卸しをちゃんと管理してやっていくというようなものであれば、このレジシステムは十分に有効だと。しかし、聞くところによると、今の売上げに見合った、例えば社長の給与だとか、ほかのもう一人の役員の方の給与だとか、そういうのがちゃんと見合って、この会社が回っていって、発展的に商業施設のようなものにつながっていくというので、約800万円近い投資をしているのかどうかと。今の2点、もう一回繰り返します。随契としてこれが適合しているのかどうか、どういうふうになっているかをお聞かせいただきたい。それから、これはそういう商業施設につなげるための実証店舗という意識でやっておられるのかどうか、その2点をご回答願いたいと思います。
以上です。
〇議長(小高友徳君) 答弁願います。
秋山総合戦略部長。
〇総合戦略部長(秋山健一君) 備品につきましては80万円までというところでございますが、このレジPOSシステムはご存じのとおり、お釣りと現金の取扱いが間違わないというようなシステムで、瞬時に集計とかできるというような優れたものでございます。この随契の理由として、こちらを採用したという経緯でございますけれども、直売所のPOSシステムにおいては、信頼あるシステムを運用できる東芝テックともう一つ、NECプラットフォームズを比較した結果、導入費用が安価で、営業所を県内に有し、トラブル対応に優れているこちらの東芝テックシステムを導入したということでございます。このシステムは、別事業者が納品することができないというところと、あとクラウド型システムによって運用するために、オンラインの安定性、トラブル時の早期対応、こちらが考慮できて、光回線、NTTの代理店でもあるというところで、こちらを導入ということで進めております。今後そちらの実証店舗から本事業のほうに進んだ場合、そちらの店舗にこちらを移行できるというところでこちらの採用で、これに限らず、ほかの備品等も同じように準備をして進めてきたところでございます。
以上です。
〇議長(小高友徳君) これで榎戸和也君の質疑を終わります。
次に、16番、相田一良君。
〇16番(相田一良君) 16番。1点だけお伺いします。
妊婦健康診査委託料についてでありますけれども、この審査委託料1,348万5,000円の内訳をお願いします。また、コロナ禍における妊婦への市の対応はどのようになっているのか、また市内において、妊婦がコロナ陽性者になった場合、市に報告するようなシステムはあるのか、また市はどのように対応しているのかもお尋ねします。また、令和元年度、2年度の出生数、お子さんが生まれた数、またその2年間の結婚した組数も併せて説明願います。
〇議長(小高友徳君) 相田一良君の質疑に対する答弁を願います。
上野保健福祉部長。
〔保健福祉部長(上野茂雄君)登壇〕
〇保健福祉部長(上野茂雄君) 相田議員のご質問、妊婦の新型コロナウイルス感染症対応についてお答えします。
決算書151ページ、母子衛生事業下段、12節委託料、妊婦健康診査委託料1,348万5,600円、実績報告書は114ページになります。令和2年度内の出産予定者は158人でした。この事業は、出産までに14回の健康診査が受けられます。受診件数は延べ1,735件ありました。コロナ禍ではありますが、例年と変わらぬ受診状況になります。妊婦のコロナ感染率は一般の方と同じと言われています。なお、基礎疾患がある場合は重症化のリスクが高いことには変わりません。また、妊娠後期に感染してしまうと、早産率が高まり、重症化する報告がされています。そのため、市では今年8月、妊婦75名に対し、コロナウイルスワクチン接種の勧奨をしました。あわせて、妊婦の感染は8割が夫やパートナーからの感染であるため、夫またはパートナーの接種勧奨も行いました。妊婦がコロナウイルスに感染した場合、市へ報告するシステムは個人情報の観点から特別な取扱いはございません。基本は、医療機関と保健所のみが知り得る情報となりますが、産科的な救急処置は総合周産期母子医療センターのような限られた医療機関が担うため、情報提供が不可欠となります。そのために関係医療機関では情報提供の事前同意取得、連携の強化に努めているところです。具体的には県内9か所の医療機関で、新型コロナウイルスに感染した妊産婦の受入れの応需情報を消防機関、周産期入院調整コーディネーター支援員などが共有し、妊産婦の緊急医療体制を取っています。コロナ禍では、妊産婦は活動控え、不安解消が思うようにできず、特に産後鬱のリスクが高まっているとされています。県では、妊婦に対するPCR検査の補助や新型コロナウイルス感染症に感染した妊産婦に対する退院後の訪問支援を行っています。健康推進課では、不安を軽減するため、母子手帳交付や面接の機会に支援事業の案内のほか、電話やウェブオンライン相談でも様々な個別の支援を実施しています。今後も地域の感染状況を注視し、関係機関と連携を図り、積極的に妊産婦及びその家族の支援に努めてまいります。
以上です。
〇議長(小高友徳君) 続いて、仁平市民生活部長。
〔市民生活部長(仁平博章君)登壇〕
〇市民生活部長(仁平博章君) ただいま相田議員さんから令和元年度、令和2年度の出生数、また婚姻届があった件数ということでご質問いただきました。実績報告書87ページになります。令和元年度の出生数は185人、令和2年度の出生数は153人でございます。また、婚姻届のあった件数でございますが、令和元年度が110件、令和2年度が97件でございます。
以上でございます。
〇議長(小高友徳君) 答弁が終わりました。
再質疑ありませんか。
16番、相田一良君。
〇16番(相田一良君) ありがとうございます。
この質問をするきっかけは、私の知人のお子さんの奥さんから電話がありました。今から数か月前に妊婦の方がコロナにかかり、その対応がたらい回しになって、その親子とも亡くなったというケースがあったわけです。そういうことを考えますと、妊婦の人が大変不安がっています。それで、やはり桜川市といたしましても、「人の命は地球より重い」ということわざがございます。例えば桜川市でこのような事件が起きた場合には、市のイメージが大変悪くなると思いますので、今後とも十二分にこのコロナ禍に対する、特に妊婦の人の方に対しては十分な対応をしていただくことをお願いしまして終わりといたします。
〇議長(小高友徳君) 相田一良君の質疑を終わります。
以上で総括質疑を終わります。
〇議案第71号〜議案第78号の委員会付託
〇議長(小高友徳君) お諮りします。
議案第71号から議案第78号までを別紙付託表のとおり、各常任委員会に付託することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小高友徳君) 異議なしと認めます。
よって、議案第71号から議案第78号までを別紙付託表のとおり各常任委員会に付託することに決定をいたしました。
〇動議の提出
〇議長(小高友徳君) ただいま7番、萩原剛志君から会議規則第14条第1項の規定により議員 榎戸和也君に対する議員辞職勧告決議が提出されました。
この動議には所定の賛成者がおりますので、成立いたします。
ここで暫時休憩いたします。
休 憩 (午後 零時04分)
再 開 (午後 1時30分)
〇議長(小高友徳君) それでは、休憩前に引き続き会議を再開いたします。
〇日程の追加
〇議長(小高友徳君) 休憩中に開催した議会運営委員会の協議の結果について報告願います。
議会運営委員長、萩原剛志君。
〔議会運営委員長(萩原剛志君)登壇〕
〇議会運営委員長(萩原剛志君) 議会運営委員会の審議の結果を報告いたします。
先ほど提出されました議員 榎戸和也君に対する議員辞職勧告決議については、議員提出議案第8号として、直ちに日程に追加し、審議、採決することに決定いたしました。
以上で報告を終わります。
〇議長(小高友徳君) 報告が終わりました。
委員長の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小高友徳君) 異議なしと認めます。
よって、議会運営委員長の報告のとおり決定いたしました。
追加日程表及び議案書はお手元に配付してございます。
〇議員提出議案第8号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(小高友徳君) 追加日程第1、議員提出議案第8号 議員 榎戸和也君に対する議員辞職勧告決議を議題といたします。
地方自治法第117条の規定により、榎戸和也君の除斥を求めます。
〔6番(榎戸和也君)退場〕
〇議長(小高友徳君) 提案理由の説明を願います。
7番、萩原剛志君。
〔7番(萩原剛志君)登壇〕
〇7番(萩原剛志君) 議員提出議案第8号
議員 榎戸和也君に対する議員辞職勧告決議
上記の議案を、別紙のとおり桜川市議会会議規則第14条第1項の規定により提出します。
令和3年9月13日
提出者 桜川市議会議員 萩 原 剛 志
賛成者 同 上 相 田 一 良
賛成者 同 上 仁 平 実
賛成者 同 上 潮 田 新 正
榎戸和也君に対する議員辞職勧告決議
桜川市議会は、議会が市民からの負託に応え、市政の発展と市民の福祉の増進に寄与するため、桜川市議会基本条例を制定しました。
第20条では「議員は選挙で選ばれた市民の代表であり、高い倫理観を持ち、品位の保持に努めなければならない」とあります。
第2項では「調査、質問など政務活動においては、セクシャルハラスメントやパワーハラスメントなど、立場上生じ易い圧力行為を慎しむよう留意する必要がある。」となっています。
また、桜川市議会議員政治倫理条例では、議員は市民の代表として、その品位と名誉を損なう行為を行わないこととされています。
現在、榎戸和也議員が市民に配布している一連の文書について、その内容は桜川市議会、桜川市の信用を著しく損ない、またその品位と名誉を傷つけるものであり、とうてい看過できないものであります。
榎戸議員は3月議会において同様の内容の文書を議会で配布し、懲罰を受けており、それ以前にもこのような不適切な言動があり、歴代の議長から再三にわたり注意を受け、また警告を受けてきましたが、現在榎戸議員の配布している文書の中ではこれらの懲罰や注意も不当なものだと主張しています。
さらに「疑惑」と称して関係する人物や会社等、自分の議員活動を妨害されたとして議員個人などが実名で詐勝中傷的な表現を使って記載されております。
本来の目的である、土砂災害の防止や不法投棄について問題提起するためならば、これらの者を実名表記する必要は全くなく、単に名誉を貶めるためだけに行っていることは明白です。
また、文書の内容も、臆測、偏見に基づく自らの推論を市民に押しつけるための、事実を歪曲、誇張してことさらに不安を煽る内容となっております。
これらは桜川市議会と桜川市、実名で書かれた方々の信用と名誉を失墜させ、住民に不安だけを与える、桜川市議会議員として許すまじき行為であります。
また、9月1日の文教厚生常任委員会を無断で欠席し、今定例会では多くの議員を「 」と侮辱する発言もあり、更に9月10日の桜川市議会本会議に個人的な理由で現地視察を行い、遅刻し、榎戸議員の身勝手な言動で同僚議員の多くが抗議の意思表示のために退席し、本会議に支障をきたしました。榎戸和也議員は、これらの言動を見ても自己中心的で、その言動は理解しがたく、議員としての資質と品格に欠けています。
行政、市民に対する名誉毀損、人権侵害となる発言、文書の配布などを繰り返す榎戸議員には議員としての資質がないものと考えますので、道義的、社会的な責任を感じ、自らの意思によって直ちに議員の職を辞するよう勧告します。
以上決議する。
以上です。
〇議長(小高友徳君) 提案理由の説明が終わりました。
ここで、榎戸和也君から本件について一身上の弁明をしたいとの申出があります。
お諮りします。弁明を許すことにご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小高友徳君) 異議なしと認めます。
よって、榎戸和也君の一身上の弁明を許すことに決定いたしました。
榎戸和也君の入場を許します。
〔6番(榎戸和也君)入場〕
〇6番(榎戸和也君) 弁明の機会を与えていただきましたので、弁明させていただきます。
これ今頂いたので、読み上げた内容は私は分からないのです、いないのですから。ただ、紙はここにあります。今本当に読ませてもらいました。これは、決議案ですよね。「以上、決議する」とか書いてあるのですが、決議案でしょう、これ。提案でしょう。まず、そこを1点確認です。
それと、ここにるる書かれております。以前の懲罰のときに、「「セクシャルハラスメントやパワーハラスメントなど、立場上生じ易い圧力行為を慎しむよう留意する必要がある。」となっています」と、こうあります。これはちゃんとした討論の場で、例えば懲罰委員会に経済部農林課が呼ばれて話を聞かれたのかと、そういう事実はないということはこの間議会で確認しました。議会は理性的な討議の場でありますから。これは、以前に私は農林課のほうに2点聞いたわけです。「具体的なパワーハラスメントに当たる行為の中身はあったのか」と、そしたら具体的に時間より遅れてきたのは1回と、遅れて私に付き合わなければならなかったのは1回というお話がありました。
それから、いわゆる懲罰委員会に呼ばれて事実の確認をされたこともないと。想像するに、ここで以前の白田部長が皆さんに迷惑しているのですというのを訴えました。あれしか根拠はないのではないですか。では、あれが真実かどうかというのはどこで確認したのかと。つまり言った者勝ちと。私はあれが虚偽だということをずっと申しているわけですから、その確認をして、懲罰などはされるべきであろうと。ただ、多数だから、議会はそのルールでいいのです。院内は責任問われませんから、議会自律権がありますから。それは、まさに皆さんの懲罰をかける側のきちっとした対応に基づいてかけているかどうかというところがむしろ問われるべきではないのかと私は思います。ですから、今回のこれについても皆さんよくお分かりだと思いますが、自分にリフレクトしてくるということはよくお分かりのことと思います。だから、私は皆さんの中にこういうことについて自分の頭で考えて、是々非々で、幾ら感情的に嫌でもやっぱり理屈でもってこれに、例えばかつて懲罰を科すとか、あるいは今現在私の辞職勧告をすることについて、利があるのかどうかということは皆さんがご判断されるべきことだろうと、そのように私は思っております。
具体的なことについて一、二点挙げますが、私が市民に配布している一連の文書についてということが書いてあります。具体的にこれは何を意味しているのか、そしてその文言の中のどこが具体的におかしいのかというようなことをきちっと皆さんが踏まえて、その上でこの決議案に賛成されるのかどうかという点はぜひお伺いしたいと思います。提案されている方にも伺いたい。具体性が何もないのです、これ。ちょっと目につくところだけのあれで恐縮ですが、例えば9月1日に私が文教厚生常任委員会を無断で欠席した。これ誠に申し訳ないのですが、私は確かに欠席いたしました。否定いたしません。いろいろ私自身の選挙の関係とかありまして、これは誠に申し訳なかったと思っております。ただし、議会の公平性からいうと、今までそういう形で欠席された議員はたくさんおります。たくさんとは言いませんが、いつも休んでいた議員がおります。この議員は休んでいたことについて、こういう扱いを受けたのかどうかと、非常に不公正ではないかと、このように思います。これが1点です。
それから、9月10日の桜川市議会本会議に個人的な理由で現地視察を行い、遅刻したと、これも事実であります。私は、これは事前に遅刻をいたしますというお電話は事務局のほうに入れております。現地を、つまり西友部というか、友部地区の現地を見たいという方が市民の方が七、八名ですか、そこまでいなかったかな、視察をされているというので、間違えて私有地に入るといろいろトラブルにもなるし、事情をよくご存じでない方が見てもよく分からないので、私はそれなりに境界なりなんなりということは相当知っているつもりですので、緊急性があると、せっかく行っていただくのですからと思って参りました。私もびっくりしました。この間の私の一般質問で、市長さんは、止まっているのだから、いいのではないか、いいのではないかということを3回言いました。止まっているというのは、私が思っていたのは、前に県が止めてくれた、あの下の段階で止まっているという意味で市長さんは言われたのかなと思っていました。現地に行ってびっくりしました。もう全部開通してしまったのです。とんでもない石が置いてあって、いわゆるますみ林道を上がっていくところまで道が来てしまったのです。皆さん、あの石の状況を見てください。30センチなんてものではないです。当然墓石はたくさん入っております。私は最初から言っていましたが、これはキノコは名目であって、あの道路を見れば、わずかその再提出されもの、これも実はかなり議論のあるところですが、再提出されたものは2,000平米きれいに減らしたと。これもるる申し上げておりますが、求積図はあるものを測って求積図なのです。最初から図面上だけで作った求積図なんかを市が受け取っておいて、しかもこの間会議録を読ませていただきました、6月の。そうすると、そこは非常に重要な問題をはらんでおります。なぜかというと、あのいわゆる最初に届けていたものは今でも生きているのです。それを訂正するなら、もう一回全部フルのもので出さなければいけないのです。ところが、それをしないで、2,000平米だけきれいに受けたものを受けて、上の部分は県が例えば自然公園の問題とか何かで許可するかしないかが問題なのだから、それをしなければ市は受け付けないなんて言っています。そうではないです。何度も言っているように、あそこの道まで来れば、それで80点、90点なのです。それがもうされてしまったのです。市長は止まっている、止まっていると言っているのです。この間、建設部長にも聞きました。24条申請で市の道を残してくるときに、市の道が侵されれば、それはその申請の趣旨と違うのだから、看板も立っておりません。それで、勝手にやられてしまったと。今から本気出してそれは撤去させるのだというふうにおっしゃっていますが、あれだけのパワー、量を見るとびっくりします。つまりああいうふうに物を運んでくるのがいわゆるキノコ栽培をやると称している人たちの実力なのであります。それを私が市民の立場に立って、一生懸命いろいろ調べもし、そしてパワハラなどと言われて、でもこれは一刻を争うという思いでやってきたわけですから、書いてあることに個人の名前があるなしという問題は確かにあります。しかし、これは私の責任においてやっております。つまり、公益があれば、それは個人の名前が出てもやむを得ない場合はあるわけであります。この間のここの議論なんかも白田部長の名前なんか出すのとんでもないとか言っていましたけれども、それこそとんでもないです。ちゃんとした人がここで、私から言わせると明確な虚偽答弁をしている。それを白田部長の名前を言わないで、あのときこう言ったのは間違っていますよ、私はそれを全部今までの議会で論駁したつもりであります。つまり証拠をつけてです。この間の「 」云々と、ここにも書かれていますが、つまり理解する以前に理解する気がないと。あれだけ私がちゃんと調べて皆さんにお示ししているのに、それを理解するつもりがないのです。そういう皆さんが私に懲罰をかけて、それが通るのであれば、どうぞやっていただきたい、懲罰については。この勧告決議案についても皆さんがここに書かれたような、具体的にどれだけの根拠があるか分かりませんが、これで勧告決議案を議決されるということについては、それを議決する議員の皆さん一人一人のまさに見識といいますか、そこが問われているわけでありますから、そこは皆さんがご自分の判断でやっていただくのは大いに結構なことではないかと。私は私で一つの信念に基づいて、市のために、地域住民のために、こういう思いでやっておりますから、それを申し上げることしかございません。
以上であります。皆さんの賢明なご判断をお願いしたいと思います。ありがとうございました。
〇議長(小高友徳君) 榎戸和也君の除斥を求めます。
〔6番(榎戸和也君)退場〕
〇議長(小高友徳君) これより質疑を行います。質疑ありませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(小高友徳君) 質疑を終わります。
これから討論を行います。討論ありませんか。
10番、菊池伸浩君。
〔10番(菊池伸浩君)登壇〕
〇10番(菊池伸浩君) 10番議員、菊池です。私は、この議員辞職勧告決議案に反対の立場で討論いたします。
今回の決議は法的効果も伴わないものであります。議員を辞めさせるには住民によるリコール制度があります。議会が議員に圧力をかけて辞職を促すような場合は刑事裁判の有罪判決を受け、刑が確定したなどの特別な事情がある場合に限られるべきと考えております。今回の決議が出るようになったきっかけは、9月8日の一般質問の中で、6番議員が「 」と発言があったからと私は推測をしております。しかし、これについては、6番議員は行き過ぎた発言だと謝罪をしております。これでこの問題は決着がついたと私は考えております。このような決議を乱発しますと、内容によっては違法決議になり、損害賠償責任を発生させる場合があると、平成3年に東京地方裁判所の判例もあります。9月8日に途中で流会になった一般議案質疑も今日の午前中に20分間で終わりました。あと委員会審議と17日の最終日の審議を残すのみです。言論の府である議会は、討論、採決で決着をつけるべきであると考えております。私は、今回の辞職勧告決議案には断固反対をいたしまして、討論終わります。
〇議長(小高友徳君) 次に、賛成者の発言を許します。
16番、相田一良君。
〔16番(相田一良君)登壇〕
〇16番(相田一良君) 16番、相田でございます。ただいまの議員辞職勧告決議に対して、私は賛成の立場を取らせていただきます。
榎戸議員は、議員になる前に学校の先生をやっていたと聞いております。その学校の先生が退職後、桜川市の市会議員になり、そして我々と一緒に議会、議会発展のために尽力されていますのは十分分かります。でありますが、皆さん、学校の先生をやった人がこの議場内の条例、規約、規則、そういうことを榎戸議員は全然守っておりません。例えばこの間問題になりましたが、桜川市の職員に対して、例えば11時半頃市役所に来まして、そして1時とか1時半までその話をしておりました。当然市の職員も昼休みの権利はあります。だが、彼は自分の時間に合わせて役所へ行き、いろいろやっております。何が市民のためだ、今言っていましたよね、市民のため、住民のためと、全然市民のため、住民のためではございません。やはり議場でもいろいろ出ました。話は勝手であります。また、我々議員に対しても大変なる侮辱の言葉を言われました。先生の言葉で、先生というのは学校が終わってからも地域の方々に先生、先生と言って慕われております。その慕われている先生がいろんなことを自分本位であって行動していいものか。確かに榎戸議員は、頭は優秀であります。これは誰もが認めます。認めるけれども、それを前面に出し、皆さんの意見は聞きもしない、自分の言いたい放題、こういうことでは議会もまとまりません。皆さんの考えもいろいろとありますけれども、このような榎戸議員に我々議員が侮辱されましたけれども、その議員一人一人には1,500人から2,000人の市民の支持があります。榎戸議員が我々議員を侮辱したということは、桜川市民の1万5,000人、そして2万人の人を対象に侮辱したことになるのではないでしょうか。あまりにも榎戸議員は自分本位であります。常に上から目線で話しているように聞こえます。といいますのも自分が一般質問をやっている最中にも、本来ならば執行部に向かって質問するわけでありますが、だんだん、だんだん話に夢中になってくると、脇を向いて我々議員に投げかけます。ということは、我々も執行部も、先生の癖が抜けなくて、皆さんを生徒だと思っているのではないでしょうか。まさに上から目線を向けています。私は、その議員辞職勧告に以上のような理由がありまして、賛成いたします。
終わり。
〇議長(小高友徳君) 討論を終わります。
これから議員提出議案第8号について採決します。
この表決は起立によって行います。
議員提出議案第8号は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
〔起立多数〕
〇議長(小高友徳君) 起立多数です。
よって、議員提出議案第8号は原案のとおり可決されました。
ここで、榎戸和也君の入場を求めます。
〔6番(榎戸和也君)入場〕
〇議長(小高友徳君) 榎戸和也君に申し上げます。
本決議案は可決されました。
〇散会の宣告
〇議長(小高友徳君) 以上で本日の日程は終了いたしました。
なお、9月14日から15日は各常任委員会を行い、17日の本会議は午前10時からといたします。
本日はこれで散会します。
ご苦労さまでした。
散 会 (午後 2時00分)