令和3年第2回桜川市議会定例会議事日程(第3号)
令和3年6月22日(火)午前10時開議
日程第 1 一般質問
〇出席議員(15名)
1番 軽 部 徹 君 2番 飯 島 洋 省 君
3番 武 井 久 司 君 4番 谷 田 部 由 則 君
6番 榎 戸 和 也 君 7番 萩 原 剛 志 君
8番 鈴 木 裕 一 君 9番 仁 平 実 君
10番 菊 池 伸 浩 君 12番 市 村 香 君
13番 小 高 友 徳 君 14番 小 林 正 紀 君
15番 潮 田 新 正 君 16番 相 田 一 良 君
18番 林 悦 子 君
〇欠席議員(3名)
5番 大 山 和 則 君 11番 風 野 和 視 君
17番 高 田 重 雄 君
〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
市 長 大 塚 秀 喜 君
副 市 長 小 林 達 徳 君
教 育 長 稲 川 善 成 君
市 長 公 室 長 田 口 瑞 男 君
総 務 部 長 柴 山 兼 光 君
総 合 戦略部長 秋 山 健 一 君
市 民 生活部長 仁 平 博 章 君
保 健 福祉部長 上 野 茂 雄 君
経 済 部 長 秋 山 豊 君
建 設 部 長 仁 平 昌 則 君
上 下 水道部長 齋 藤 茂 君
教 育 部 長 栗 林 浩 君
会 計 管 理 者 高 松 典 子 君
〇職務のため出席した者の職氏名
議 会 事務局長 太 田 貴 久 君
議会事務局書記 仲 田 浩 司 君
議会事務局書記 田 谷 信 之 君
議会事務局書記 成 田 大 地 君
開 議 (午前10時02分)
〇開議の宣告
〇議長(小高友徳君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席議員は15名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立しますので、これより本日の会議を開きます。
〇一般質問
〇議長(小高友徳君) 日程第1、一般質問を行います。
質問においては、昨日に引き続き簡潔明瞭に行い、議題外にわたり、あるいは許可された趣旨の範囲を超えないようお願いをいたします。執行部の答弁も簡潔明瞭に行うよう、議事運営にご協力をお願いいたします。
なお、本会議においては、音声配信を実施しておりますので、発言には十分注意するようお願いいたします。
それでは、1番、軽部徹君。
〔1番(軽部 徹君)登壇〕
〇1番(軽部 徹君) それでは、事前通告に従い質問をいたします。
今年の10月には桜川市の市長選挙が行われます。先日の飯島議員の一般質問の中で大塚市長の3期目の出馬表明がありました。タイミングよく出馬表明も聞けたところで私がお聞きしたいことは、これまでの大塚市政の振り返りと今の市の財政状況になります。大塚市長の2期の仕事の中で、桜川市ではたくさんの事業が実行されました。例えば、病院の建設、小学校の統廃合、巡回バス、新市街地の開発、上曽トンネルや保育所、昨年のコロナ対応など、それは多岐にわたると思います。大塚市長のいいところ、即断即決で非常に決断力のあるリーダーだと思っています。だからこそ多くの事業が実行されたのだと思いますが、市長がこれまで何を思い、考え、まちづくりを進めてきたのか。これまでの事業で桜川市政にとって、また市民生活にとってどんな効果があったと考えるのか。ぜひ市長の言葉で答弁をいただきたいと思います。
そして、もう一つ、これだけ様々な事業を進めてきて、桜川市の財政状況はどうなっているのかということです。予算書を見ますと、大きな事業の財源では必ず合併特例債をはじめとする国や県の補助金が充当されているのが分かります。また、議会においても財源の振り替えも頻繁に行われるなど、桜川市はとても上手に桜川市の単独の負担を減らして事業を進めていることがよく分かります。しかし、大塚市長はいろんな事業を進め過ぎていて、本当に桜川市の財政は大丈夫なのかといった声も聞かれます。そこで、現状、桜川市の財政状況は本当に大丈夫なのかといった点についてお伺いいたします。特に自治体の財政状況は、実質公債費比率、将来負担比率という指標が代表的なものになってくると思いますので、それらを踏まえ、現在の財政状況を教えていただきたいと思います。
以上、先日の飯島議員の質問の大塚市政の振り返りと重複する分もございますが、私はこれまでの事業の効果、桜川市の財政状況ということで質問いたします。答弁により再質問いたしますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(小高友徳君) 軽部徹君の質問に対する答弁を願います。
大塚市長。
〔市長(大塚秀喜君)登壇〕
〇市長(大塚秀喜君) 軽部議員のご質問にお答えします。
これまでの市政での主要事業と効果についてという質問ですが、主要事業につきましては、先日の飯島議員の質問にお答えしたとおり、私の政策テーマであります「命と健康を守る」、「産業を元気にする」、「観光に力を入れる」、「農業を盛り上げる」、「教育を充実させる」、「行財政を立て直す」の3つの基本姿勢を柱に、将来を見据えた中長期的な観点から、効果的な施策を、市民の皆様とともに議員の皆様のご理解ご協力をいただきながら、誠心誠意取り組んできたところであります。
経済効果としましては、小貝川東部流域下水道維持管理負担金の単価を見直すことにより、約1億3,000万円の経費を削減。また、令和元年4月から公立認定こども園の民営化により、2年間で約1億9,600万円の経費が削減されました。さらに、県西総合病院への一般財源の持ち出しが年間5億3,000万円だったものが、さくらがわ地域医療センターの開院によって、病院建設にかかる経費を差し引いても2億7,000万円の経費削減となっており、開院2年目で早期の黒字へと転換するなど大きな効果が出ているものでございますが、少子化、人口減少で税収減が見込まれる中で、小中学校の統廃合事業やICT技術を活用した英会話交流事業、1人1台の学習用タブレット整備等の教育を充実させる取組や、出産祝金の支給や給食費の無料化など、少子化対策と子育て世帯への支援による効果が出てくるのはもう少し先になってくるだろうと考えております。
この後担当課から財政状況についてお答えしますが、このような状況の中でも新市建設計画に沿って事業を進め、特定財源の確保に務めるとともに、将来の負担についても実質公債費比率や将来負担比率を考慮して市政運営を進めてきた結果は出ているものと認識しております。
以上です。
〇議長(小高友徳君) 続いて、柴山総務部長。
〔総務部長(柴山兼光君)登壇〕
〇総務部長(柴山兼光君) 軽部議員のご質問、大塚市政の財政状況についてお答えいたします。
市では、事業の実施に当たっては国県補助金等の財源確保を念頭に置いて進めてまいりました。特に大規模な事業の財源には、合併した市町村が新しいまちづくりに必要な事業に対する財源として、新市建設計画に基づき借り入れすることができる合併特例事業債を活用してまいりました。
これまでに、小中一貫校である桃山学園やさくらがわ地域医療センターの建設事業に活用いたしております。また、現在進行中の事業として桜川筑西インターチェンジ周辺まちづくり事業、上曽トンネル整備事業、桃山学園通学路整備事業、坂戸小・岩瀬西中学校通学路整備事業、岩瀬工業団地進入路整備事業などがございます。合併特例事業債は毎年度返済する元利償還金の70%が普通交付税措置されるため、非常に有利な財源であります。
また、市の財政健全化を示す代表的な指標として、実質公債費比率と将来負担比率がございます。直近の指標は令和元年度決算によるものですが、実質公債費比率は7.1%で、早期健全化基準である25%を大きく下回っております。また、将来負担比率は64.5%で、早期健全化基準である350%を大きく下回る結果となっており、現在の桜川市は健全な財政状況であると認識しております。
一方、普通交付税においては、段階的な縮減期間にもかかわらず健全な財政運営を実現できており、今後は一本算定に平準化されることから、より安定的に財政運営を行うことができるものと考えております。
今後複合施設の建設や庁舎建設が予定されており、市債額の増加が見込まれます。また、新型コロナウイルス感染症が経済に及ぼす影響などもあり、楽観視はできませんが、これからも継続的に健全な財政運営に努めてまいります。
以上でございます。
〇議長(小高友徳君) 答弁が終わりました。
再質問があれば質問願います。
1番、軽部徹君。
〇1番(軽部 徹君) ただいま、財政の健全化を表す指標として実質公債費比率と将来負担比率の説明をいただきました。現状は把握できたのですが、大塚市長就任した7年前の就任当時からどのように変化しているのかお聞きします。
また、桜川市は基準を下回っているということですが、ほかの市町村に比べてどのような状況にあるのかお尋ねします。
〇議長(小高友徳君) 軽部徹君の質問に対する答弁を願います。
柴山総務部長。
〇総務部長(柴山兼光君) 実質公債費比率とは、一般会計で負担する地方債の元利償還金と他会計への繰出金や他団体への負担金のうち公債費に充てたもの、こちらを準元利償還金といいますが、地方債の元利償還金と準元利償還金を標準財政規模で除した比率をいいます。数値が大きいほど、資金繰りが悪化していることを表します。令和元年度の実質公債費比率は、先ほど申し上げましたとおり7.1%で、県内44市町村のうち指標上好ましいほうからの順位で19位となっております。
一方、将来負担比率とは、一般会計が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対する比率をいいます。数値が大きいほど、将来、財政を圧迫する可能性が高いことを表します。令和元年度の将来負担比率は64.5%で、県内44市町村のうち指標上好ましいほうからの順位で31位となっております。
ご質問のありました7年前の就任当時からの2つの指標の変化ですが、平成25年度決算ベースで申し上げますと、実質公債費比率は10.3%、将来負担比率は83.4%でした。令和元年度の数値と比較いたしますと、前者は3.2ポイント、後者が18.9ポイントと、共に数値が改善されております。
以上でございます。
〇議長(小高友徳君) 1番、軽部徹君。
〇1番(軽部 徹君) 7年前から両方とも数字が改善されているということで、これだけたくさんの事業を行いながらも、非常に工夫されながら財政の健全化を図ってきた状況が理解できました。
このままコロナの状況が長引いた場合なのですが、一時的な財源不足が生じることも懸念されます。その場合、基金の取崩しということも考えられますので、最後に基金の状況についてお伺いいたします。
〇議長(小高友徳君) 答弁願います。
柴山総務部長。
〇総務部長(柴山兼光君) 基金の取崩しに関しましては、地方財政法の第4条の4において、積立金の処分、すなわち基金の取崩しに関する規定がされております。
1つ目としまして、経済状況の著しい変動などにより、財源が著しく不足する場合において、当該不足額を埋めるための財源に充てるとき。
2つ目として、災害により生じた経費の財源または災害により生じた減収を埋めるための財源に充てるとき。
3つ目、緊急に実施することが必要となった大規模な土木その他の建設事業の経費などの財源に充てるとき。
4つ目、長期にわたる財源の育成のためにする財産の取得などのための経費の財源に充てるとき。
5つ目として、償還期限を繰り上げて行う地方債の償還に充てるときに基金の取崩しが適当であるとされております。
軽部議員さんからのご質問のあったケースにつきましては、1つ目の経済状況などにより財源が著しく不足する場合に該当し、財政調整基金が相当いたします。現在の財政調整基金の残高は約37億5,000万円あり、この数年間は取崩しをせずに事業を進めることができております。財政調整基金の適正規模は、地方公共団体が標準的な状態で通常収入されるであろう経常的な一般財源の規模である標準財政規模の5%以上と言われております。標準財政規模の5%は約5億6,000万円ですので、仮に20億円を取り崩したとしても適正規模は確保できる状況でございます。
以上でございます。
〇議長(小高友徳君) これで軽部徹君の一般質問を終わります。
続いて、12番、市村香君。
〔12番(市村 香君)登壇〕
〇12番(市村 香君) 12番議員、市村香です。通告によりまして質問させていただきます。
今回は大きく2点ほど質問させていただきますが、まず最初は生理の貧困についての質問です。現在コロナ禍の社会的ダメージの中、今まで見過ごされてきた課題が明らかになり、その中の一つに、経済的な理由で生理用品を買うことができない生理の貧困の問題です。これはコロナ禍において突然生じたことではなく、それ以前から経済的な理由により生理用品が買えないという問題が放置されてきたこと、またその背景には虐待やネグレクト、家庭の事情により親に相談できない等社会的問題と関連し、多くの取り組むべき課題が内包されていると私は考えております。
生理の貧困につきましては、コロナ禍でアルバイトができず経済的に困窮する学生や若者が増える中、「生理用品が買えなくなる」や「買うのに苦労した経験がある」と答えた人はおよそ2割に上り、また生理が原因で学校を休むなど生活に支障が出ている人も5割近くに上ることが分かり、私も今回びっくりしているところでございます。また、そのほかの実態調査では、「生理用品を交換する頻度を減らしたことがある」と答えた方が37%、「トイレットペーパーなどで代用したことがある」が27%、また、「生理が原因で生活にどのような支障があるか」の調査では、「父親と2人暮らしで、父親には言いづらく、学校の友達に毎回分けてもらえないと、自宅のキッチンペーパーで代用した」、学校を欠席や早退、遅刻したことがある人が49%、アルバイトなどの仕事を休んだ人が31%、就職活動などを諦めたことがある人が6%の結果が出ております。私は、結果は想像以上に深刻な数字が出たことで、その上で健康に関わるものを節約のために不衛生な状態で使い続けている人がいるなど、この問題を社会でもっと認知して、生理で困っている人の環境を整える必要があると訴えを聞きました。
私は先般、県内超党派議員と一緒に、茨城県知事と教育長に生理の貧困に関する緊急要望をしてまいりました。それは、1つには、学校の保健室には生理用品が備えられておりますが、思春期を迎えた生徒が他の生徒の前で話し出すことは困難とし、県内の高校、小中学校のトイレへの設置についてです。そこで、ぜひ、1番目は、桜川市でも桜川市内の小中学校の各トイレへ生理用品を設置してはどうかと提案したいのですが、市の考えを伺いたいと思います。
次に、2番目の独り親への直接支援についてですが、コロナ禍の中、先ほど申しました実態調査からも分かるように、どうしても母親や子供の健康に関わるところが置き去りにされがちなので、心配するところでございます。コロナ禍での支援と併せ、独り親家庭の現況を伺いたいと思います。
3番目の防災地区の中の生理用品配布についてですが、当然桜川市でも備蓄してあると認識しております。先般、筑西市が備蓄してある生理用品を必要な人に配布するよう要望が出ていることや、坂東市では備蓄品を配布することを決定しております。桜川市でもぜひ備蓄品を配布できないかと思いますので、現状を伺いたいと思います。
次に、大きく2番目の桜川市の児童虐待とDVとの関連についてですが、最近の複雑化する社会現象として、近年子供の命が虐待により奪われる事件が多くなりました。その背景にDVが存在していたことが事件後に判明する事例が相次いでおり、子供の虐待被害と女性のDV被害が重なることでDVと児童虐待は表裏一体となり、被害者のSOSも届きにくい状況だと指摘されております。
また、DVの目撃が、身体的、精神的な虐待やネグレクトと同様、子供の発達や成長に深刻な影響を与えることも明らかとなっております。その上、ここ1年、新型コロナ禍の影響で自宅待機や外出制限の中、家庭内で起こるDVや子供虐待はさらに深刻化しているとも聞いております。
そのような中、県内の民間団体から各自治体に調査依頼があり、桜川市についても女性支援、DV事業と子供支援、虐待事業についての調査依頼もあったと伺っております。そこで、桜川市での児童虐待とDVとの関連について現状を伺いたいと思います。
また、配偶者暴力相談支援センターの設置についても桜川市はどのようなことになっているという要望があるのですが、これにつきましては桜川市としての現況を踏まえた上での考えを市として伺いたいと思います。
以上、大きく2点について質問いたします。場合によりましては再質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。以上です。
〇議長(小高友徳君) 市村香君の質問に対する答弁を願います。
栗林教育部長。
〔教育部長(栗林 浩君)登壇〕
〇教育部長(栗林 浩君) ご質問の1番目、生理の貧困の問題についてのうち、1つ目、小学校、中学校の各トイレへの生理用品の設置についてのご質問にお答えいたします。
初めに、現状を申し上げます。生理用品が急に必要になった場合などに備え、市内の小中義務教育学校、また高校においては、各学校の保健室に常備してございます。しかし、トイレに設置している市内の学校については、現時点においてはございません。
市村議員のご指摘のとおり、経済的な理由による生理の貧困問題の解決の一助として、トイレに設置することは有意義ではないかと考えられます。しかしながら、義務教育課程の児童生徒においては年齢的にデリケートな部分であることや、児童生徒の諸事情を把握することの必要性などから、今後、既に設置しているほかの自治体の設置方法などを調査した上、市内全ての学校のトイレの設置を含めて前向きに検討させていただきたいと考えております。
以上です。
〇議長(小高友徳君) 続いて、上野保健福祉部長。
〔保健福祉部長(上野茂雄君)登壇〕
〇保健福祉部長(上野茂雄君) 市村議員さんのご質問の1番目、生理の貧困の問題についてのうち、(2)、コロナ禍における独り親世帯への直接支援についてお答えいたします。
コロナ禍での独り親世帯の困窮相談状況ですが、生活保護相談では申請には至っていませんが、昨年9月に1件ありました。家庭児童相談関係ではゼロ件でした。
独り親世帯への支援状況ですが、児童扶養手当受給世帯は5月支給時点で285世帯ございます。新型コロナウイルスに伴う支援では、令和2年度事業で臨時特別給付金1世帯5万円プラス第2子以降1人当たり3万円の加算を8月25日、12月25日に2回給付しています。延べ604世帯です。また、コロナ禍の影響で収入や所得が減った59世帯には5万円の追加給付をしています。給付総額で4,287万円になります。
今年度事業は、独り親の低所得世帯に対し生活支援特別給付金が創設され、5月11日に給付しました。児童1人当たり一律5万円を262世帯、総額1,940万円支給しています。また、児童扶養手当の支給を所得や年金受給などで制限を受けている世帯では、コロナ禍で所得や収入が減った場合、申告することにより同様の給付が受けられます。申請受付は令和4年2月28日までになります。
独り親世帯に対しては一定の支援ができていることから、現時点では生理用品の直接支援を実施する計画はありません。
続きまして、ご質問の2番目の桜川市の児童虐待とDVとの関連についての(1)、配偶者暴力料相談センターの設置についてお答えします。
児童虐待は、保護者が子供に対し暴力を振るう身体的虐待、性的虐待、心理的虐待、ネグレクトがあります。子供の前で保護者などのDVは、心理的虐待に当たります。また、DVは、配偶者やパートナーからの暴力になります。ケースによっては、児童虐待とDVが同時に行われる場合があります。
桜川市の虐待及びDVの現状ですが、児童福祉課が取り扱う児童虐待及びDVでは、児童虐待は年間25件ほど通告があり、うち四、五件が面前DVによる心理的虐待が含まれています。虐待の大半は、警察への通報から児童相談所を経由して市に連絡が入り、関係部署で連携を図っている状況です。児童福祉課が直接DV相談を受けた実績は、過去2年間ございません。児童相談に伴うものでは、令和元年度、4月1件、令和2年度、5月1件、どちらも相談程度で、通報や保護に至るケースではございませんでした。なお、保護の報告を受けた件数は1件です。
次に、児童とは直接関わらないケースもありますが、高齢福祉課の地域包括支援センターが取り扱う高齢者の虐待及びDVについて答弁いたします。令和2年度の実績になります。高齢者虐待の相談は6件で、全て医療機関や警察からの情報提供でした。また、DVの相談は9件で、うち本人からの直接相談は1件でした。警察からの情報提供は5件ありました。虐待やDVの相談や通報は、大半が直接対応する警察にする傾向です。市は関係機関から連絡を受けているのが桜川市の現状です。
質問の配偶者暴力相談支援センターの設置状況ですが、県内の市町村では水戸市と古河市が設置しています。茨城県では水戸市内に女性相談センターを設置し、相談、情報提供、関係機関との連携、援助などを行っています。桜川市での配偶者暴力相談センターの設置については、児童福祉課並びに高齢福祉課の地域包括支援センターでの対応で現在は機能していると判断しています。設置については、今後の状況を踏まえ検討いたします。
以上です。
〇議長(小高友徳君) 続いて、柴山総務部長。
〔総務部長(柴山兼光君)登壇〕
〇総務部長(柴山兼光君) それでは、市村議員さんの1番目の質問、生理の貧困の問題についての(3)、生理用品の備蓄状況についてお答えいたします。
桜川市では令和元年度より指定緊急避難場所である市内小中学校において防災機材倉庫を設置し、災害用備蓄品の備蓄を行っているところでございます。備蓄品は品目によって保存年限は違いますが、5年から10年となっております。定期的な入替えが必要でございます。市としましては、保存期間が切れる直前の備蓄品につきましては、防災訓練、イベント等の際に有効的な活用を行っているところでございます。
議員ご質問の生理用品の備蓄状況についてですが、現在生理用品は備蓄されておりません。生理用品は女性の避難生活には欠かせないものであることから、早急に備蓄品の整備と拡充を図ってまいります。
なお、近隣市町村の状況を鑑み、使用期限の迫った生理用品等につきましては、入替え時の無料配布について検討したいと考えております。
〇議長(小高友徳君) 答弁が終わりました。
再質問があれば質問願います。
12番、市村香君。
〇12番(市村 香君) まず、最初のトイレへの設置の件ですが、この問題は最近全国的に話題になりまして、政府でも女性活躍重点方針案として生理の貧困に対する健康調査や、若年女性への支援など女性全般について取り上げていくと骨太方針も出されております。筑西市では政党さんから備蓄の配布というのも出ておりましたが、その後女性団体からトイレへの設置の要望が出されたと聞いております。それから、偶然東京都議会のことをちょっと垣間見ることができまして、都ではモデル校7学校を指定して進めるということを小池都知事の部下の方が答弁しておりました。そういうことですので、桜川市でも、全部ではなくても、まずは1校からでも進めていただければなと思っております。先ほど教育部長がおっしゃいましたように、小学生、中学生は大変デリケートなところももちろん理解しております。そういうところで、大和郡山市なのですが、男性の議員からのそういうご報告なのですが、既に養護教員さんと女性教員でとてもすてきな配置の仕方というのを写真入りで情報が入っておりますので、もしこれから一校でも見本的なものがモデル校でも出される場合には、そういうところも情報の一助になるかなと思いますので、今後ぜひともそのような形で前向きにお願いするようにお願いしたいと思いますが、よろしくお願いします。これはこれで、提案でよろしくお願いします。
次に、独り親の支援についてご答弁いただきました。この答弁を見ますと、300件弱の方たちに生活にお困りの方がいるのかなと分かりました。その上で、コロナ禍の中もあり、合計しますと6,220万円ですか、約6,000万円のコロナ対策がされているところと聞きましたので、今のところは独り親に関する支援につきましては大丈夫かなと思いますので、今後ともこのように進めていただければと思います。
それから、最後の備蓄品なのですが、たまたま県に行って教育長さんにも、桜川市もトイレに生理用品は備蓄してありますよなんてつい口を滑らせてしまったのですが、まさか桜川市に備蓄がされていないとは知りませんでしたので、先ほどご答弁がありましたが、早急に備蓄していただきたいと思います。その上で、備蓄ができましたらば、独り親を含めた対応をしていただきたいと思いますけれども、それについてはどうでしょうか。ちょっとお願いします。
〇議長(小高友徳君) 答弁願います。
柴山総務部長。
〇総務部長(柴山兼光君) 生理用品の備蓄については、早急に対応したいと考えております。
また、無料配布につきましては、使用期限の迫ったものにつきまして、入れ替え時に無料配布を行う方向で検討したいと思います。
以上でございます。
〇議長(小高友徳君) 12番、市村香君。
〇12番(市村 香君) その備蓄に関しましては、了解しました。
1つ、直接ではないのですが、関連というか、各地区に防災組織の体制が今整えられていると思います。私は先般一般質問の中でも、こういうときのために女性の視点を入れることが重要だということで、防災組織その他に女性の視点を入れるようにという一般質問をしておりました。今桜川市は1割程度ということを聞きましたので、今回もそういうことではやはり女性の視点が配慮されていなかったので、生理用品なんかもできなかったのかなということで、残念としか言いようがないかなと思っております。
先ほども申しましたように、今月初めにも、生理の貧困としてあらゆる女性活躍の重点方針をまとめて健康調査をするということもありますので、桜川市もぜひ防災組織の中に女性の視点をさらに入れるようにアップしていただきたいと思いますが、部長よろしく、ちょっとお願いいたします。
〇議長(小高友徳君) 答弁願います。
柴山総務部長。
〇総務部長(柴山兼光君) 現在災害時における防災対策に女性の参加を呼びかけているところでございます。今後も女性が参加しやすい環境を整備するとともにPRに努め、地域防災組織における女性の参画を推進してまいります。
以上でございます。
〇議長(小高友徳君) 12番、市村香君。
〇12番(市村 香君) ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。今1割ということですので、せめて3割を目指してお願いしたいと思います。
次に、最後に児童虐待のことなのですが、桜川市内としては児童虐待は二十五、六件あるということなのですが、市のほうにはご相談は過去2年間はゼロということで、それに関してはよかったかなと思っております。ただ、先ほど保護の報告が1件あったということを聞きましたので、それにつきまして、もしちょっと分かる範囲で、内容的なことがあれば伺いたいと思います。
それと、高齢福祉課のほうですか、やはり高齢者のほうにもDVが五、六件相談があるということで、それにつきまして何かあればご答弁お願いしたいと思います。よろしくお願いします。
〇議長(小高友徳君) 答弁願います。
上野保健福祉部長。
〇保健福祉部長(上野茂雄君) 発生の事案の概要についてご説明いたします。
DVでの保護1件につきましては、両親と児童のいる世帯の事案になります。夫が自ら警察署に妻を殴ったと通報しております。妻と児童を警察、児童相談所が合同で保護した案件になります。
高齢者の虐待、DVの事案につきましては、傾向として説明いたします。夫婦間の口論から発生するケース、親子間の口論から発生するケース、それぞれ半数の割合で家庭内で起きております。興奮状態から暴力、通報に至る傾向があります。高齢者の対応では、お互いの距離を取ることや、繰り返しされる場合は入所を勧めるケースがございます。
以上です。
〇議長(小高友徳君) 12番、市村香君。
〇12番(市村 香君) ありがとうございました。このDVと虐待に関しましては、ますます社会が複雑化してきて、小さい赤ちゃんから年寄りまでがなっているのだというのの実態がよく分かりました。これからいろいろと大変かと思いますが、担当の方はこれからも注意してお願いしたいと思います。
それから、まとめというか、今回児童福祉課のほうに児童虐待については質問いたしましたが、これは教育委員会、学校のほうでも保健室関係で注意しなくてはならないかなと思いますので、そちらのほうも今後も十分に配慮していただきまして、お願いをしまして、私の質問といたします。
以上です。
〇議長(小高友徳君) これで市村香君の一般質問を終わります。
続いて、7番、萩原剛志君。
〔7番(萩原剛志君)登壇〕
〇7番(萩原剛志君) ただいま議長の許可をいただきましたので、通告に従いまして質問します。遅れました。7番議員、萩原剛志です。
1番目としまして、生活困窮者自立支援制度を活用した生活困窮者支援について質問いたします。新型コロナウイルス感染症が拡大し、緊急事態宣言の発令などによって外出の自粛が求められ、職を失ったり大幅な給料削減など生活に困窮する方々が増加傾向にあり、これらの方々に対しての支援が求められています。生活困窮者自立支援法における生活困窮者とは、就労の状況、心身の状況、地域社会との関係性、その他の事情により、現に経済的に困窮し、最低限度の生活を維持することができなくなるおそれのある者とあり、その上で自立相談支援事業においては、相談事業の性格上、資産、収入に関する具体的な要件を設けるものではなく、複合的な課題を抱える生活困窮者が制度のはざまに陥らないよう、できる限り広く対応することが必要です。生活に困窮している方は経済的困窮をはじめとして様々な課題を複合的に抱えています。就労活動の困難、就労定着の困難、病気、障害、メンタルヘルス、いじめ、家庭の問題、住まいの不安定、独り親、家計の問題、債務の問題、滞納の問題、将来展望の喪失、社会的孤立、失敗体験の積み重なりによる記憶の減退、自尊感情や自己肯定感の低下、地域社会からの孤立に伴う情報の遮断などが主な課題として考えられます。生活困窮者自立支援制度は生活保護に至る前の段階で自立を支援し、生活に困窮する方々に対してサポートする制度です。桜川市の生活困窮者対策の現状と生活困窮者自立支援制度の活用について伺います。
2番目としまして、奨学金返済支援制度の導入について質問いたします。学びたい人が進学を諦めない社会を構築するために奨学金制度があり、1年に129万人の学生が奨学金を利用しており、現役の学生の3人に1人が利用していると言われています。最近では返済が要らない給付型奨学金などもあり、充実が図られてきていますが、卒業して奨学金を返済する際、月々の返済の負担が重いなどの悩みを抱えている方々が多くいます。奨学金返済支援制度とは、自治体や企業が要件を満たす学生に対して奨学金を肩代わりする制度です。自治体や企業が奨学金の返済を支援する代わりに、うちの市に住んでください、うちの会社で働いてくださいという制度です。全国では、昨年6月の時点で1,700以上の自治体のうち423市町村が実施しています。茨城県内でもひたちなか市ではこの制度を実施しています。桜川市としても定住促進対策や市内の企業の人材確保支援策として、市内企業にも協力していただき、積極的に取り組むべきと考えますが、市の考えを伺います。
3番目としまして、避難所の運営について質問いたします。台風発生時に土砂災害警戒区域において避難勧告が出され、住民が避難したところ、何も準備されていなかったとの話を伺いました。桜川市でも災害用備蓄品は保管してあるはずです。災害発生時に迅速に避難者に対しての支援をするためにも、各避難所に備蓄品を保管し、避難者に対して必要な備蓄品を支給するなど安心して避難できる体制を整えることが必要であると考えます。現在の桜川市内の避難所の備蓄品の状況と、災害発生時の避難者に対する備蓄品の支給の状況について伺います。
4番目としまして、ごみ収集時のコロナ対策について質問いたします。新型コロナウイルス感染症が拡大し、医療従事者をはじめ多くの職業の方々が感染のリスクを抱えながら仕事を続けていますが、ごみ収集業者の方々もコロナ感染のリスクが高い職業と言えると思います。当然作業を行う方々も感染対策を十分に行う必要がありますが、ごみを出す側も気をつける必要があると考えます。コロナ禍において、ごみ収集時のコロナ対策について市としてはどのような対策や周知を行っているのか伺います。
なお、当初ごみ収集業者のコロナワクチンの優先接種について質問する予定でありましたが、昨日の一般質問内での答弁で、ごみ収集業者が優先接種を受けられるというような答弁を伺いましたので、こちらの質問については割愛いたします。
5番目としまして、桜川市の水道事業について質問いたします。1番目の水道事業の現状と今後の課題については前回も質問しましたので、今回は割愛いたします。
2番目の水道管台帳の整備について質問いたします。5月24日の読売新聞の記事によると、水道管の老朽化の状況などをまとめた水道施設台帳を作成していない自治体などが全体の2割に当たる277に上ることが厚生労働省の調査で分かった。全国各地で老朽化した水道管の更新が進まず、破裂事故などが相次いでおり、計画的な更新に向けて基礎資料となる台帳の不備が一因となっている。茨城県桜川市も台帳がないため、水道管だけでなく、水道施設本体についても更新が進んでいない。市内の1割をカバーする浄配水場で3月漏水が見つかり、配水管の腐食が原因と判明した。市水道課は、大規模断水につながる可能性もあった、台帳があれば問題は起きなかったかもしれないと振り返るとの内容で掲載されています。この記事の事実確認と今後の対策について伺います。
〇議長(小高友徳君) 萩原剛志君の質問に対する答弁を願います。
上野保健福祉部長。
〔保健福祉部長(上野茂雄君)登壇〕
〇保健福祉部長(上野茂雄君) 萩原議員の1番目の質問、生活困窮者自立支援制度の活用と桜川市の生活困窮者支援についてお答えします。
生活に困窮している方は、経済的困窮や就労活動が困難など、複合的に課題を抱えています。ご質問の生活困窮者自立支援制度には、自立相談支援事業、住宅確保給付事業、就労準備支援事業、就労訓練事業、一時生活支援事業、家計改善支援事業、子供の学習・生活支援事業など、大きく分け7つの事業がございます。桜川市ではそのうち3つの事業を実施しています。
事業の内容ですが、自立相談支援事業では相談員を置き、相談対応から就労支援など自立に向けた支援を行っています。
住宅確保給付事業では、離職等により住居を失うおそれがある方、新型コロナウイルス感染症の影響で収入が減少した方など、就職活動を条件に、原則3か月間、家賃相当額、限度額1人世帯3万4,000円を支給しています。
子供の学習・生活支援事業では、生活保護世帯や準要保護世帯の中学生を対象に、学習支援や生活上の悩み、進学に関する助言などの支援を今年度は延べ43回週末開催予定で、現在10名の生徒が利用しています。
生活困窮に伴う相談は、令和2年度の実績になりますが、コロナ禍に入り、ほとんどなかった住宅確保給付金で6件、生活福祉資金の特例貸付けの相談が94件と増加している傾向です。
また、令和4年度に向けては、社会との関わりに不安がある、コミュニケーションがうまく取れないなど就労に問題を抱える方を対象に行う就労準備支援事業、家計状況を見える化し、根本的な課題整理を行い、生活再生を支援する家計改善支援事業を茨城県と広域で実施できるよう検討しているところでございます。
以上です。
〇議長(小高友徳君) 続いて、田口市長公室長。
〔市長公室長(田口瑞男君)登壇〕
〇市長公室長(田口瑞男君) 萩原議員の2番目の質問、奨学金返済支援制度の導入についてお答えいたします。
桜川市の人口減少は、出生数の減少のほか、10代後半から30代前半の若年層の転出超過が大きな要因となっております。
国においては、若年層の地方から東京圏への人口流出という課題に対し、令和2年12月に閣議決定されました第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略2020改訂版において、地方への若者の定着を促進することを位置づけております。また、地元定着を促進するための取組の一つとして、「地域産業の担い手となる学生への奨学金返還支援について、更なる活用を推進する」との記載があることから、奨学金返還支援の取組を今後より一層推進していくものと考えられます。
桜川市は、先ほど申し上げたとおり、若者の流出が大きな課題となっていることから、地域に定着する人材を確保するための取組が重要と考えておりますので、奨学金返還支援制度の導入につきましては、国の支援制度やほかの自治体の状況を踏まえながら今後検討してまいりたいと思います。
以上でございます。
〇議長(小高友徳君) 続いて、柴山総務部長。
〔総務部長(柴山兼光君)登壇〕
〇総務部長(柴山兼光君) 萩原議員さんの3番目のご質問、避難所の運営についてお答えいたします。
桜川市では、令和元年度より、指定緊急避難場所である市内15か所の小中学校に防災機材倉庫を設置し、災害用備蓄品等を保管できるように対応してきたところでございます。備蓄品の備蓄状況につきましては、非常食、保存水、毛布、車椅子、ブルーシート、トイレ処理セット、発電機、投光器に加え、避難所におけるコロナウイルス感染防止対策としてマスク、非接触型体温計、アルコール消毒液等、避難所での3密を防ぐため間仕切りパーティションを備蓄しております。
また、令和3年3月、新たに、災害時における施設等の利用に関する協定を締結した市内高校3か所の岩瀬日大高校、岩瀬高校、真壁高校につきましては、今回の補正予算に計上させていただき、早急に整備をする予定でございます。
また、夏、冬の対策として、各小中高の指定緊急避難場所の体育館には冷暖房設備等は整備されていないことから、校舎等教室で使用の扇風機、ストーブの使用について検討をしているところでございます。
避難の際には、自らの身は自らで守るという自助の考えに基づき、ある程度は自分たちで用意していただくことも前提としているところですが、用意している余裕もないといった場合も考えられますので、各避難所での備蓄品の支給と取扱い、管理を徹底し、必要な備蓄品が避難者に行き届くよう避難所運営に努めてまいります。
避難所開設に当たっては、市職員から避難所開設運営責任者及び開設担当職員を選任し、桜川市避難所運営マニュアルに基づき運営に当たりますが、避難所開設の際には、各避難所の状況を的確に把握するため、各避難所との連絡を密に取りながら適切な対策、対応に努めてまいります。
以上でございます。
〇議長(小高友徳君) 続いて、仁平市民生活部長。
〔市民生活部長(仁平博章君)登壇〕
〇市民生活部長(仁平博章君) それでは、萩原議員4番目のごみ収集時のコロナ対策についてのご質問にお答えいたします。
桜川市では、一般廃棄物の収集運搬許可業者37事業者に対しまして、令和2年5月19日付で、国から示されました廃棄物処理業における新型コロナウイルス対策ガイドラインを添えて通知を発出し、収集運搬業務中及び事業所内での感染対策を呼びかけております。これまで事業者からは、従事者が新型コロナウイルスに感染してごみ等の収集ができなくなったというような報告は受けておりません。
一般家庭から出される可燃ごみにつきましては、週2回の頻度で、パッカー車により、各地区のごみステーションや集積所から回収をしております。万が一委託事業所内に新型コロナウイルス感染者が発生し、業務に支障を来すこととなった場合、ごみ収集が滞り、市民生活へ大きな混乱を生じさせることとなります。市では昨年4月に、可燃ごみ収集運搬業務を委託する市内4社と協議し、新型コロナウイルスにより収集運搬業務が困難となる事業所が生じた場合には、協力体制を敷いていくなど協議して対応していくことで、各事業所の同意を得ているところでございます。
最後になりますが、感染者や濃厚接触者が使用したマスク等の可燃ごみにつきましては、国の指針により、ポリ袋等へ入れて口を固く閉じた後、可燃ごみとして出していただいて問題ありませんので、市民の皆様におかれましては感染リスクを減らすためにも冷静に対処していただければというふうに考えております。
以上でございます。
〇議長(小高友徳君) 続いて、齋藤上下水道部長。
〔上下水道部長(齋藤 茂君)登壇〕
〇上下水道部長(齋藤 茂君) 萩原議員5番目の質問、水道施設台帳の整備についてにお答えいたします。
水道施設台帳の整備につきましては、令和元年10月1日に水道法の一部を改正する法律が施行され、令和4年9月30日までに整備することとなっております。水道課といたしましても、来年の期日までに整備できるよう現在作業を進めているところでございます。
この件で5月24日の読売新聞に掲載されました記事につきまして、皆様にご心配おかけいたしましたこと、誠に申し訳ありませんでした。「桜川市も台帳がないため、水道管だけでなく水道施設本体についても更新が進んでない」、「施設内漏水も台帳があれば問題は起きなかったかもしれない」と掲載された記事でございますが、水道法で定められた台帳は、先ほども申し上げましたとおり、令和4年9月30日までに整備することとなっており、現在作業を進めている最中でありますので、現時点で台帳が作成されておりませんが、当市においては水道管路についてはシステム化されたデータで管理しており、施設の配水についても監視システムで日々監視し、管理を行って日常の業務に当たっております。また、台帳の有無にかかわらず、漏水は防ぐことができません。以上のことから記事内容と異なるところがあり、当日読売新聞社に訂正と修正のお願いをいたしました。
以上でございます。
〇議長(小高友徳君) これで萩原剛志君の一般質問を終わります。
続いて、6番、榎戸和也君。
〔「休憩」の声あり〕
〇議長(小高友徳君) ここで暫時休憩いたします。
休 憩 (午前11時04分)
再 開 (午前11時13分)
〇議長(小高友徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
6番、榎戸和也君。
〔6番(榎戸和也君)登壇〕
〇6番(榎戸和也君) 事前通告に基づき、以下質問をさせていただきます。なお、答弁によってはさらに自席で再質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。
まず、第1点目の質問は、昨年9月に伐採が開始された友部地区での森林伐採についてであります。この問題については、産業廃棄物の不法投棄が心配されることから、私は昨年の12月議会と今年の3月議会で質問させていただきました。しかし、2度にわたって質問いたしましたが、何が事実だったのか、それが明らかになっておりません。今回はその事実を確認させていただきたい。
皆さんご承知のように、真実は幾つもあるかもしれないけれども、つまり主観的な問題ですから、しかし事実というのは1つしかない。某国の大統領が随分フェイクニュースということで話題になりました。そして、ファクトチェックというようなことも盛んに言われるようになったわけであります。私はこの件で虚偽の文書を配ったなりということで懲罰も頂戴しております。しかし、それは事実を私にほとんど確認がありません。欠席裁判みたいな形で結論が出ている。議会は多数でありますから。これは私の問題ではありません。一般の議会の対応、執行部の対応、そういう視点で今回は質問させていただくと、これが1点ございますので、ご理解いただきたい。
まず、市長への質問です。さきの3月議会で、市長が以前に、山を開墾して畑を作り、そこでキノコ栽培をしたいというありがたい申し出をいただいているとみんなの前でお話しになった件について、私お尋ねしました。市長が前にお話ししたことと、昨年の9月にイーストサンが西友部地区で森林を伐採し始めた、道路を作り始めたということとの関係はどうなっているのかということについてのまず質問であります。
この質問に対し、さきの3月議会で市長は次のように述べておられます。畑を作るという提案をいただいていると前にお話しした件は、イーストサンがキノコ栽培をするということで、トンネルの土をくれということで市長室に来た。そのことと、同じイーストサンが7月末に届出を出して、9月から伐採を始めたことは全く関係がないのだということを市長は言われたわけであります。私としましては、そこの土をあそこにもらいたい、私の出した地図を指さして、議事録に残っております、ここのところでしょうと。多分そう思います、そういうふうな答弁だったですね。
私は今市長にまず第1点目伺いたいのは、イーストサンがまずいつ来たのか。市長室に来たというのですから、いつ来たのか。それと、来たときの経緯です。何もしないでぱっと来たら、たまたま市長がいて、イーストサンがそこで話合いを持った。わざわざ埼玉県から出向いてこられたわけでしょうから、その辺の経緯についてまず1点お伺いしたい。
次、2点目です。三升商事が提出した森林伐採同意書の件について伺います。この同意書については、私がこの前の議会で3枚、全部で48筆といいますか、番地のあるもの、これはみんな、登記簿を取ると三升商事とあるということは今は確認されているわけであります。しかし、白田部長は、当時のですよ、3月議会で、あるいは12月議会ででも、この48筆の部分については、簡単に言うと5条森林でないので知らない、誰が持ち主か知らない、こう言っているわけであります。これは非常におかしな話でありまして、何のために伐採の同意書を取るのかといえば、その土地が誰のものであるかをまず登記簿等を出させて確認をして、伐採届にその土地の所有者が同意しているかどうかを見るために出させるわけですね。ですから、この48筆分の同意書は全部出ているわけです、市のほうに。それと同意書を確認した地主がオーケーだなと言っているから、同意書を受けてやる。確認通知書を出しているわけですね。ところが、同意書は見ていないのだと言います。何よりも1つ、それは全くおかしいのですが、焦点1つに絞ります。5条森林でないから知らないのだ。これはおかしいのです。5条森林でなくたって、同意書出ているのですから、見るに決まっているのです。5条森林ではないから知らないのだと言うのですが、秋山部長に伺います。あの出た3枚、私がこの前提出した、ここに。つまり、それは市に提出された書類です。5条森林非該当というのが4件かな。あとのほとんどは5条森林なのです。
今私ここに、手元に持ってきていないのですが、これは一般の方はなかなかお分かりにならないけれども、これは今までずっと農林課と最初からやってきて、お互いこれはもう了解済みなのです。これは県が5条森林がどこかというのを出して、ネット上に誰でも見られるようにアップされているのです。この25ヘクタールのほとんどは5条森林だというのは、私の理解では明々白々に最初から分かっているのです。それなのに、この25ヘクタールの土地は5条森林でないから、見ていないから、それが誰のものか分からない、こういうことを言っているわけです。私、確認です。この25ヘクタールのほとんどの土地は、これを見て分かるように、この水色部分ですね、5条森林であるということをお認めになりますか。それを1つ確認いたします。これが2点目であります。
次、3点目、現時点で5条森林の計画伐採面積、つまりやってしまったところと、計画だけで上にあるところ、それを合わせると一体今、5条森林については、これは5条森林に関係するのです。いわゆる5条森林が1万平米以下であるかどうかで県への許可申請になるか、市への届出になるかということですから、今現在それはどうなっているのですか。これは、前から担当のグループ長が相手の代理人も呼んでいろいろ話合いをされているのです。それが今、その後もう半年以上もたつわけですから、12月から数えてもです、どうなっているのか。それ、2番目にお尋ねします。
それから、3番目です。経済部長さんに伺います。経済部長さんはこれをやっている段階では農林課長さんでありました。ですから、内容についてはよくご存じなので、お尋ねします。
今の森林伐採について、産業廃棄物の不法投棄のおそれがあるが、これは私が言っています、おそれを理由にこれを止めることはできないのだ。だから、いろんな関係法例を駆使して、ハードルをきちっと設けて、そういうことでこれを何とか、例えば手続的に時間をかけるとか、場合によっては、これをクリアできなければ、できませんよというような対応を取っていただけないかということは私何度も申し上げてきました。それを私が、この間の白田経済部長のここでの答弁では、榎戸さんはおそれだけで止められるのだから、やれ、やれと言っている。私、一切そんなことを言っておりません。おそれはある。でも、それでは止められない。だから、私は本当にそれを知った段階で、県にも行く、高速道路のほうにも行く、筑西の登記所にも取りに行く、土浦にも行く、何が行く、夢中になって駆け巡りました。時間との闘いですから。
ご承知のように、この間市長と白田県会が行かれて、いわゆる今泉の不法投棄の問題、県に行かれたわけですね。今何とか止まっております。あれが不法投棄の実態なわけであります。つまり、道がつけられて、車が入れれば、誰が置いていったのだか分からない。その25ヘクタールの土地にです。そういう実態が現実にはあり得る。この方たちがやるかやらないか、私は知りません。だから、そういうことなのだから、やはりきちっとした対応を取っていただきたいということを申し上げてきたわけですが、9月15日に実は建設経済委員会がありました。そこで私はこの件を取り上げたいということで委員会で発言をしました。却下されました。生活の党を自任する公明党の萩原議員が、そんなの今日やるときではない、こういう話をされて、ほかの議員さん、武井議員さん、潮田委員長さん賛成されて、取り上げていただけませんでした。そのときのことは秋山課長さん、当時の、いらっしゃいますから、よく覚えていると思うのですが、その……
〇議長(小高友徳君) 榎戸議員、質問正確に、明瞭に。
〇6番(榎戸和也君) 明瞭です。
その会議が終わった後、それは事前に話し合ってあったわけですが、経済部長さんの白田さん、それから農林課長の秋山さん、それからグループ長の栗山さん、あるいは大場さん、あと二、三人いたと思います。全部で数名で、その部屋の後方で話合いをしたわけです。そのとき私はこのことを言ったのです。庁内を挙げて、みんなと連携していろんな法令を……
〔「事実と違うぞ」の声あり〕
〇6番(榎戸和也君) 駆使してやると……
〔「変なこと言うなよ」の声あり〕
〇6番(榎戸和也君) こういうことを言っている。やめさせてください。
そういう事実が、私とそういう話合いをした事実があって、皆さんもそれに協力してくださったのです。9月15日の段階だったと思います。
そういう事実があって、私がこういうことを、いわゆる白田さんが言うみたいなことを……
〔「全然話が違うよ、内容でも」の声あり〕
〇6番(榎戸和也君) 言っていないということを……
〔「勝手なこと言ってるんじゃないよ」の声あり〕
〇6番(榎戸和也君) お認めになりますか。それを質問いたします。
それから、5番目であります。これはやはり3月議会で市民生活部長の仁平さんが、いわゆる友部地区のあそこの問題については平成29年の末ぐらいからいろんなことがあって、何だか非常に大変だった、キノコだとかイチゴだとか。それを関係各課と連携して阻止といいますか、対応に苦慮したのだということを述べておられたわけであります。私が把握しているのは、今のルートの前の別ルートのほうの申請は、いわゆる森林伐採申請は1件情報開示できちっと取ってお話をしております、この議会にも。それ以外にも何かたくさんあるというので、私はこれは農林課のほうにお聞きするのですが、これ以外にもちゃんと届けが出たものがあって、例えばさらに、いわゆる確認通知書なりを出してというものは、完結したものはあったのですか。私が知っているのはこの1件だけなのです。それは、農林課のほうに行って、そういう例があれば教えてもらいたいという中で出てきたのがその1件ですから。それも確認しておきたい。つまり、これも事実の確認なのですが、あそこのところにいろんなものが入り乱れて入ってきていて、実は客観的な情報を見ると、29年に上に25町歩の土地を、実質的には三升さんが持っている。そこに入るためにいろいろやられていたのではないか。そのうち、今出てきているのがイーストサンなのです。しかも、そのイーストサンは、市長は盛んに、届けが終わって、10月7日、何で10月7日なのか後で伺います。10月7日に報告を受けたときが初めて知ったときだと。去年の10月7日。だけれども、私は前に聞いたことで、この間聞いたら、いや、実はイーストサンはもっと前に市長室に来て、トンネルの土をくれと言っていたのだ、あそこへ入れるのだという話ですから、ですから私としては、この全体像を見たときに、あそこにはこういう動きが、下のほうなんか無理な動きなのです。とんでもない傾斜のところへハウス作るなんていう計画ですから、全く無理なのです。でも、そういうものを巡って、つまり上の道へ上がるため、その広大な土地に行けるようにということが繰り返し行われていた、私はそういう認識なの。ですから、この5番については具体的に、私長くて申し訳ないですが、あったなら、あった、何件あった、そういうことで結構ですから、よろしくお願いします。確認通知書を出したものまでです。
それから、次に2番目であります。株式会社クラセル桜川の創設に向けての事前計画の概要についてお伺いいたします。これについて、いわゆる最初は市主導でやって、あとは株式会社が作ってお任せしている。第三セクターみたいなニュアンスですか。収支の概要をどう考えたか、まず1番目お伺いします。
それから、市から無償で派遣する職員は正規の職員、ヤマザクラ課におられた方だと思いますが、2名と、地域おこし協力隊の方2名、つまり計4名の方をあそこに派遣していらっしゃる。これについては、一応2種類に分かれますけれども、この4人の方の派遣期間というのはどのように考えているか。4年間ずっとそこに4人を、そういう枠で来た方を張りつけるというお考えなのかどうか、そこのところを1点お願いします。
それから、3番目です。公募で採用された常勤の取締役の方が2名いらっしゃる。この方々の月額の報酬、これをうたって公募して選ばれたわけですから、公募の条件として金額は出しているはずなのです。その金額をお聞かせいただきたい。これは月額、取締役ということですから、年間の報酬、あるいは月に直して、ボーナスなしということでありますから、そこのところをお教え願いたい。
それから、4番目、このクラセル桜川は市が出資金1,000万円、それと商工会議所で200万円ですか、お金を出して、そして最初に相当、5,000万円以上のお金を投入してオープンした、こういうふうに聞いております。そのほか、あそこでやっていくためにはパートの方とかそういう方が必要なので、こういうことを合わせると年間の総人件費は幾らになるのか。4人こちらから上げている方は、それはこちらで金を払うわけですから、そうではなくて、あそこの株式会社の役員さんとかパートで働く方とか、そういう方の年間の総報酬、これは契約でやっているということですので、人件費は幾らになるかお教えいただきたい。
続きまして、水道事業のことについて。水道事業はこの前の質問でもなかなか時間がなくてできなかったのですが、今回改めてここで質問させていただきます。直近のものが欲しいわけですが、年間の有収率、これ、令和元年度は60.44%という数字は確認しております。この3月まで、これが分かれば。まだ決算でありませんので、でも数字的にはそれなりに出ていると思うので、苦し紛れなので2月までとしたわけです。これ、2月までなら出ているということなので、その年間の有収率をお願いしたい。
それから、県がネットに上げている、平成30年度の県内の市町村の水道事業会計についての指標では、桜川市は県内で一番高い。管の大きさによっても違うのですが、基本的に5,188円ぐらいだったと思います。これは平成30年度です。これ、県内の全部出ているわけですから。これは一番高い。ただ、この前どなたかの質問に対して、この前もお聞きしましたが、一般質問で改めてお伺いします。
市長はこれを上げていくのだと。10年間で10%上げるのだというような計画を市でつくってあって、上げていくのだと。私はこの間の建設常任委員会の委員長の報告に対しても言いましたが、お金もかけないでそんなに有収率上がるわけないでしょう、どうやって上げるのですかと。安くしたいなんていうことは、そんな言葉はどこから出てくるのだろうと思って聞いたわけです。改めて伺います。市長は、どうやったら安くできるのか、どういう考えでこれを言われたのかお答えいただきたいと思います。
それから、3番目です。水道管などの施設整備の耐用年数と、水道管などの設備の更新についてはどう考えているか。一般に40年とされているわけでありますが、先ほどの別の議員さんの質問に対しても、管路の台帳、こういうものを4年をめどに作るというふうなお話も伺っておりますが、こういうものをもとにして、つまりこれは計画だけでは駄目なわけです。つまり、そこにお金が伴うわけです。お金はどういう手法で。つまり、いろんな補助金であったりあると思うので、どういう手法でこの計画を進めていくのかということも含めてお伺いできればと思います。
以上であります。よろしくお願いいたします。
〇議長(小高友徳君) 榎戸和也君の質問に対する答弁を願います。
大塚市長。
〔市長(大塚秀喜君)登壇〕
〇市長(大塚秀喜君) 前回本会議で、イーストサンと市長室で会った時期について、1年半ぐらい前、令和元年10月頃と発言しましたが、記憶を整理したところ、3年前の平成30年10月頃であることが分かりました。なぜかと申しますと、令和元年6月の議会全員協議会において、上曽トンネル残土ずりを処分する場所としてトンネル入口の北側に決定した内容を建設部で説明しておりますので、それ以前の秋頃ということになりますので、平成30年10月頃となります。
上曽トンネル工事のずり処分の件は機会があるごとに多くの方々にアナウンスしていたので、その中の一人であるということでございます。ほかにも上曽トンネル工事のずり処分の件では多くの方から照会をいただいており、その都度照会者を記録しているわけではないので、曖昧な記憶で名前を挙げるのは控えたいと思います。何とかなる話であるならともかく、建設部から余計経費がかさむとの回答があったと思うので、印象が薄いというのだと思っております。
(2)の質問、議員のおっしゃるとおり、桜川市の水道料金、県内でも高い料金になっております。日立市の料金と比較すれば確かに大きな差がありますが、日立市と桜川市では規模も違いますので、一概に比較はできないと思われます。桜川市の現行の水道料金、合併後料金を設定して以来、消費税改正に伴う料金改正しか行っておりません。しかし、市民アンケートでも水道料金が高いと回答が多いことや、ネットでも料金が高い順位で公表されていることから、市長としてこのままでは魅力ある桜川市のためによくないと考え、おととしの令和元年度、何とか水道料金を下げられないものかと水道課と協議を重ねました。しかし、平成28年度69.8%あった有収率が平成30年度では64.2%と下がり、料金を下げることは困難との判断になりました。また、昨年度から一般会計から出資を受けなければ経営が困難な状況であり、現状を考えますと料金を下げることはできないと認識しております。このような状況を改善すべく、今年度も漏水調査、発見、修繕に力を入れ、有収率の向上を強く指示しているところであります。
また、現在進めている経営戦略の見直しによる効率的な更新が今後行われることで、経営改善が見込まれるものと考えております。そのような結果、水道事業が改善されたときには料金も下げたいというふうに思って、取り組んでまいりたいと思いますので、ご理解いただきたいと思います。
以上です。
〇議長(小高友徳君) 続いて、秋山経済部長。
〔経済部長(秋山 豊君)登壇〕
〇経済部長(秋山 豊君) 榎戸議員さんのご質問のうち、私からは(2)から(5)までのご質問についてお答えをさせていただきます。
それでは、(2)、三升商事が提出した森林伐採同意の48件の地番の土地の合計面積は約25ヘクタールになる。この三升商事が所有する山林のうち5条森林の面積は何ヘクタールになるかのご質問についてお答えをいたします。伐採届に添付されております三升商事所有48件の樹木伐採同意のうち5条森林は44件で、面積は約22.67ヘクタールでございます。
次に、(3)、現時点で5条森林の計画伐採面積は、伐採執行分と未執行分を合わせて幾らになっているかの質問にお答えをいたします。現時点で伐採届出面積0.876ヘクタールに対しまして、伐採執行分面積は0.506ヘクタール、国定公園内の未執行分は0.584ヘクタール、合計をしまして1.09ヘクタールとなっております。この合計面積は茨城県の林地開発許可が必要となる面積となりますが、届出代理人より、令和2年12月24日付で、国定公園内の未執行分区域の伐採面積を0.584ヘクタールから、届出人の意向によりまして0.384ヘクタールに変更するとの意思表示がございました。本来であれば届出書を再提出させ、記載内容を確認し、改めて確認通知書を発出するところではございますが、当該事案におきましては既に提出されている伐採届の面積に大きな相違があったことと、また変更の意思表示がされている未執行分の面積についても不確定要素があることから、県環境政策課へ提出される国定公園内樹木伐採許可申請面積をもって未執行分の確定面積としたいと考えております。
なお、5月末時点で農林課より県環境政策課に申請等の有無について確認をしておりますが、届出人及び届出代理人より許可申請の提出はまだされていないということでございました。
次に、(4)、経済部長に問う。昨年9月から開始された友部地区での森林伐採については、産業廃棄物の不法投棄のおそれがあるが、それを理由にこれを止めることはできない。森林法、文化財法、自然公園法、農地法、水利権等々様々な法令等に照らし、事業に問題がないかを考えながら各課横断的に粛々と対応すべきである。そのように私は昨年農林課の職員の皆さんに伝えたと思うが、いかがかの質問にお答えをいたします。
伐採届にあります、伐採後において森林以外の用途に供されることとなる場合のその用途欄には、畑作農地、これはビニールハウスでございます、及び進入路と記載がされておりましたので、伐採届の提出段階で産業廃棄物の不法投棄を予測することはできない旨につきましては、これまでもご説明をさせていただきましたとおりでございます。
また、議員より以前から、関連法令に照らし合わせ、関係課において横断的な対応をとのご指摘がございましたが、茨城県をはじめ関係機関及び市関係課と連絡調整を図り、各部署において粛々と対応を進めているところでございます。経済部農林課所管であります現在提出されている伐採届出書は、令和2年12月25日をもって伐採期間が既に終了しております。したがいまして、森林法に基づき、伐採届の再提出を受理するまでは継続した伐採はできないことになります。伐採届の再提出があった場合、今後も関係機関等と連携を図り、注視しながら対応していきたいと考えております。
最後に、(5)の友部地区の山林で平成29年度以降森林伐採届出書は何件提出されているかのご質問にお答えをいたします。平成29年度以降、友部地区の山林に関する伐採届の提出件数は合計5件となっております。内訳としましては、平成29年度が3件、平成30年度が1件、令和2年度が1件でございます。平成29年度の3件につきましては、伐採は行われておらず、伐採の期間も既に終了しております。したがいまして、今後改めて伐採を行う場合には伐採届の再提出が必要となります。
以上でございます。
〇議長(小高友徳君) 続いて、秋山総合戦略部長。
〔総合戦略部長(秋山健一君)登壇〕
〇総合戦略部長(秋山健一君) 榎戸議員さんの2番目のご質問、実証店舗、加波山市場についてにお答えいたします。
まず1点目、収支の概要をどう考えたかについてでございますが、桜川市地域振興拠点施設実証店舗加波山市場の整備費用及び桜川市地域商社株式会社クラセル桜川の事業収支シミュレーションをご説明いたします。
加波山市場の整備には、建物の改修、清掃、電気工事等で約1,530万円、消耗品、備品、什器類で約3,320万円、その他家賃等を含めて合計で約5,160万円を支出しております。これらの費用は全額国からの新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を財源としております。
次に、株式会社クラセル桜川は、令和2年度に資本金1,200万円で設立いたしました。そのうち市は1,000万円を出資しております。そのほか、令和2年度は会社設立準備費用として、地域商社設立準備業務に係る委託経費約374万円を支出しております。令和3年度及び令和4年度の2年間は、補助率2分の1の地方創生推進交付金を活用して、各年度1,500万円の運営支援補助を行う計画でおります。想定した事業収支シミュレーションでは、初年度の令和3年度の売上高が1億5,120万円、2年目の令和4年度が1億6,800万円、3年目の令和5年度で2億1,000万円となり、3年目に黒字化する見込みでおります。なお、想定した原価率は、物販部門82%、飲食部門30%で試算しております。
2点目、市職員及び地域おこし協力隊の株式会社クラセル桜川への派遣期間についてでございますが、市職員については令和3年度、今年度2名の職員を桜川市職員民間企業等派遣研修実施規程に基づき派遣しております。期間については、原則として1年以内となっております。
地域おこし協力隊については、地域おこし協力隊として活動できる最長の3年を想定し、勤務地を加波山市場としております。今回の募集では、地域おこし協力隊の活動終了後も引き続き桜川市に居住し、地域商社の社員として働く意欲のある方を募集し、2名を採用しております。
3点目、公募で採用した取締役の給与についてでございますが、公募は(仮称)株式会社さくらがわ発起人会により、代表取締役社長のみの1名を募集しております。公募段階では想定年収800万円程度といたしましたが、発起人会の協議の結果、代表取締役の給与は月額65万円となっております。なお、代表取締役の賞与はありませんので、年額で780万円となります。また、常勤取締役、社外取締役及び監査役の報酬額につきましては、発起人会で代表取締役に一任しております。
4点目、総人件費は年間幾らを想定したかについてでございますが、施設の人件費は桜川市地域振興拠点施設実証店舗収支計画により積算して、総額で約3,800万円となっております。内訳は、代表取締役1名、取締役2名、うち1名は非常勤でございます。あと、監査役1名、社員1名、パート8名を想定人数としており、役員報酬、社員人件費、パート人件費、法定福利費、交通費まで含まれております。
以上でございます。
〇議長(小高友徳君) 続いて、齋藤上下水道部長。
〔上下水道部長(齋藤 茂君)登壇〕
〇上下水道部長(齋藤 茂君) 榎戸議員3番目の質問、水道事業会計についてにお答えいたします。
まず、1点目の令和2年3月から令和3年2月までの年間有収率については59.4%でございました。直近の4月、5月使用の6月調定分についての有収率では62.4%と3%向上しておりますので、さらに向上するよう今後も漏水対応に取り組んでまいりたいと考えております。
次に、3点目の水道管などの施設整備の耐用年数と水道管などの施設設備の更新についてはどう考えているかについてですが、耐用年数につきましては配水管40年、取水設備40年、導水設備50年、浄水設備及び配水設備60年となっております。
管路及び施設の改修計画についてでございますが、現在桜川市水道事業経営戦略の見直し作業に着手いたしましたので、その中に組み込み、更新を計画的に実施していきたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(小高友徳君) 答弁が終わりました。
再質問があれば質問願います。
6番、榎戸和也君。
〇6番(榎戸和也君) 今の水道事業の件ですが、今までも言ってみれば、やるやる桜川で、実際あまりやってこなかった。直近でちょっと上がったという話ですが、それはそうなのかもしれません。ただ、傾向としてはここ急激に下がってきている。有収率です。ほぼ昨年度のあれが59.4%ですから、その前の年が60.44%、1年でこれ1%ぐらい下がっている。この辺で下げ止まるのか、要するにお金を入れなければ、どんどん穴が空いて漏れていくわけですから、やっぱりどうしてもそれ、お金を入れないと駄目なのですよね、計画的に。当然財政負担がかかってきます。でも、それをやらなければ、市民のライフラインというか、そういうものが維持できない。ぜひその辺は、要望ですけれども、みっちり気合入れて、逃げないで市として考えていただきたい。これは要望しておきます。
先ほど質問で、秋山経済部長さんにお伺いしますが、私が聞いた経緯の説明は非常に参考になりました。私が聞いたのは、前に私が、虚偽をしていると言う1つとして、白田経済部長は、前の経済部長は、疑いがあるという理由で止めろと言っているというのを盛んに言っているのです、議事録を見ると。昨日頂いた議事録に。私そんなこと一言も言っていないです。そういうことを言っているのが、私は虚偽だと言っているのです。私は先ほどの、そこの部屋、2階の。あの部屋で、9月15日だったかと思いますが、あのとき私がお話しした、そこだけ答えてくれればいいのです。つまり、いろんな、みんなで連携して、関係法令等を駆使して何とかしてもらいたいと、私はそう言ったつもりなのです。決して、疑いがあるから止めろなんていうことを言ったつもりはありません。いろんなのを調べて、資料も出しました。お見せしました。会社がどういうふうな、今まで、例えばエコウエストという倒産した会社がありました。これは実際にはいわゆる群馬県の会社と三升さんが連携してやったような会社です。そういう資料も出しました。それは調べるのは結構大変なのです、ネットとはいえ。そういう中でお話ししたのですから。こういう実態があるので、だけれども疑わしいでは絶対駄目なので。そこのところ、私はそう言ったのか言わないのか、言ってください。さっきは全然そのことについて答弁いただいていない。よろしくお願いします。
〇議長(小高友徳君) 答弁願います。
秋山経済部長。
〇経済部長(秋山 豊君) ただいまの榎戸議員さんの再質問に対してお答えいたします。
昨年9月15日に建設経済常任委員会のときの終了後のお話かと思うのですが、その際、榎戸議員さんより、業者関係ですか、ホームページの写したものを見せていただきました。これは繰り返しの話になりますが、そういった、裏にはこういう会社があるのだよというお話は十分そこではお聞きはさせてもらいましたが、あくまでも伐採届に記載されております用途に関しましては、進入路の造成と奥の国定部分の農地のビニールハウスを建てるというようなことですので、その段階での我々としての考えとして前白田部長は述べたのではないかというふうに考えます。
以上です。
〇議長(小高友徳君) 6番、榎戸和也君。
〇6番(榎戸和也君) 私の質問に答えていないのです。私は、疑いはあるけれども、それ以上止められない。だから必死になって駆け回って、いろんな部署、例えば自然公園法、県にも行きました。情報開示でもらった。県はすぐ対応してくれました。しているのですよ、県は。その後も何度か連絡取り合っています。お尋ねしています。すると、例えば代理人は1回来ただけで、私が電話を入れて、そちらに言って、そちらが代理人に言ったのでしょう。だから、1回来たと。でも、あと全然来ていない、そういう話です。
だから、私は疑いなんかで止められるはずないのだから、私そんなごじゃぺではないですから、言っては悪いけれども。ちゃんと行政はルールで動くのだから、そのルールを最大限に活用して、過剰にやるのは駄目ですよ、向こうにも当然人権というか、権利あるのですから。私そんなこと言っていないです。向こうの方は向こうの方でいろんな思いでやっていらっしゃる。それはそれで状況の把握はしますけれども、具体的にはルールに照らしてやるべきだと私は言ったのです。言ったのか、言わないのかを、そこだけ確認してください。つまり……
〔「本人いないの。わかんねえつんだ、そんなこと言ったって」の
声あり〕
〇6番(榎戸和也君) そうではない。それは……いわゆる市長の下に部長さんは答弁しているのですから、そこをちゃんと。そこで課長でおられたのだから……
〔「本人もいないし、何で委員会で終わった後の話を今ここでやっ
ているんだよ」の声あり〕
〇6番(榎戸和也君) 不規則発言やめさせて、ちゃん議事してください。
〇議長(小高友徳君) 榎戸議員、今回の質問、かなり固有名詞と、また先ほど来白田部長と出ていますけれども、退職されてここにいない。
〇6番(榎戸和也君) 関係ない。
〇議長(小高友徳君) そんな方で、過去に思ったことを言われても。ちょっと落ち着いて、マナーを持って質問していただきたいと思います。
6番、榎戸和也君。
〇6番(榎戸和也君) マナーを持って。前経済部長とか申し上げればいいのですか。よろしい。
ただ、そのことをもって私が、先ほど皆さんお聞きになりましたね。25ヘクタールのうちの22ヘクタールは5条森林だ。前の経済部長さんは、5条森林ではないから確認していないから、誰のものか分からないと言っています。ちゃんと登記簿らしきものも取って、全部チェックしたのですよ、当然。やるのは当たり前です。5条森林でなくたって、全部やるのです。ところが、5条森林でないところで、出ていないのもあるのです。出ていなくて、伐採を許しているところがあるのです。そういう対応なのです。だから、今まで何度も、12月議会でも3月議会でも、5条森林でないから、誰が持っているか知らない、知らないと言ったのは、今の発言とは違うことは誰でも分かります。だけれども、私がそれを言ったら、私がそういう業者が持っているのだと言ったら、それが、その文書が虚偽だといって、私はああいう懲罰の流れになったわけですから。そういうふうに実態と違っているのは、実はそちらの執行部の答弁なのです。そこのところは私は強く主張しておきたいと思います。
市長のほうにまた戻りますが、10月頃だろうと。実は私、情報開示かけたのです。市長がこの間、多分あるだろうと言うから。市長室訪問の記録があるわけです。かけたら出てきたのですが、なかったのです。念のため次の日に、まさかこれ、何か訂正とか書換えしていないよねと言ったら、いや、実は別な案件で書き換えてあるのです。いわゆるパソコン上に書き換えて、全体のデータを書き直してしまってあって、前のものはないのだと、こういう返事なのです。私はそれは今、いわゆる不服として審査請求、情報開示をかけております。つまり、本当にないのかもしれないです。市長は、あるだろうと言ったのです。多分あるだろう。市長はそのとき、向こうではどなたが何人ぐらい見えたのですか、お尋ねします。
〇議長(小高友徳君) 答弁願います。
大塚市長。
〇市長(大塚秀喜君) 先ほどの答弁どおりでございます。
〔「何人いたんですか」の声あり〕
〇市長(大塚秀喜君) 分からないと。
〔「会っているんでしょう」の声あり〕
〇市長(大塚秀喜君) 上曽トンネル工事のずり処分の件は、機会があるごとに多くの方々にアナウンスしていましたので、その中の1組であるというふうに思っております。ほかにも上曽トンネル工事のずり処分の件では多くの方が照会いただいており、その都度照会者を記録していたわけではないので、曖昧な記憶で名前を挙げるのは控えたいと思います。何とかなる話であるならともかく、建設部から余計経費がかさむと回答があったということで、印象が薄いのだというふうに思っております。
〔「しゃべっている」の声あり〕
〇市長(大塚秀喜君) 榎戸議員は岩瀬庁舎2階会議室、それから全員協議会でキノコの栽培の話をしたりということでございますが、疑惑の道路づくり、不可解な市役所の市長対応、市長の指示がというような、このような不可解なチラシを作成し、配布されているようですので、フェイクニュースは勘弁してください。ファクトチェックしましょう。
以上です。
〇議長(小高友徳君) 6番、榎戸和也君。
〇6番(榎戸和也君) 議長、答えていないのですよ、ね。あそこで、公衆の前で、多くの前で、こんなありがたい提案をいただいているのです。その言ってきた相手、誰が来たかも分からない。今の話です。市長室に来ているのでしょう。
では、市長、ちょっと伺います。では、それは誰。どうしてその人と会ったのですか。いや、市長室に行ったら、たまたま来てしまったのですか。よろしくお願いします。
〇議長(小高友徳君) 大塚市長。
〇市長(大塚秀喜君) どういう経緯でイーストサンが来庁したかについては、上曽トンネル採掘残土を利用したいとの話でした。運搬距離の関係で事業側の経費が増加するためにお断りしたということでございます。同じ答弁です。上曽トンネル工事のずり処分については、機会があるごとに多くの方々にアナウンスしてまいりました。その中の1組であるというふうに思っております。ほかにも上曽トンネル工事のずり処分の件では多くの方から照会をいただいており、その都度照会者を記録しているわけではないので、曖昧な記憶で名前を挙げるのは控えたいと思います。何とかなる話であるならともかく、建設部から余計経費がかさむと回答があったということでございますので、印象がないというふうに思っております。
〇議長(小高友徳君) 6番、榎戸和也君。
〇6番(榎戸和也君) 全然答えていないのですか。
〔「答えているでしょうよ」の声あり〕
〇6番(榎戸和也君) あれ答えになっていないです。いいですか。
〇議長(小高友徳君) それは榎戸議員の考えで、答弁になっている。
〇6番(榎戸和也君) いや、ちょっと聞きます。あのとき、よろしいですか、市長室に来ると、市長室の管理はあそこの秘書広報課がやっている。そのときの秘書広報課長は後ろにおられる柴山さんなのです。柴山さんは、このイーストサンが市長室に来るときに勝手に来て、あそこ、要するに……
〇議長(小高友徳君) 榎戸議員、パネルの前でお願いします。
〇6番(榎戸和也君) 勝手に入っていくわけがないので、そういう記憶はございませんか。一応念のためにお尋ねします。
〔「分からないと言っているのだからしようがないんじゃないか、
今のは」の声あり〕
〇議長(小高友徳君) これは通告にありませんので。
〔「分からないと言ってるのだからしようがないじゃないか」の声
あり〕
〇6番(榎戸和也君) いや、だからなくたってあれでしょう。
〔「お宅は頭いいからおりてくると言うんだけど、分かんないとい
うものは分かんないというんで、しようがないじゃないでしょ
うか。そしてまた、同じことの答えしかあんめえなんて、同じ
ことに」の声あり〕
〇議長(小高友徳君) 再質問ありませんか。
6番、榎戸和也君。
〔何事か声あり〕
〇6番(榎戸和也君) やじは気にしないでやります。
この間の質問では、市長が言われたのは、このイーストサンが前に来たのと、今回の9月の件は全く関係がないのだと。でも、どっちもイーストサン。前に来たのは知らない。今度のやつは、自分が報告を受けたのは10月7日だ。これ、秋山部長に伺います。何で10月7日で、森林伐採届を受けて確認通知書を出したことを市長にそこで報告したんですか。これは前の白田部長の答弁ですから。それを実務的にやっていたのは秋山課長さんですから、よろしくお願いします。
〔「代わる前のこと、役所の内部のことを、誰が言ったとか、やっ
たとかやってたら、仕事やれなくなっちゃうよ」の声あり〕
〇6番(榎戸和也君) 議事進行してくださいよ。
〇議長(小高友徳君) 答弁願います。
秋山経済部長。
〔「ちょっと聞く人、間違っているよ。萎縮するでしょうよ」の声
あり〕
〇経済部長(秋山 豊君) 再質問にお答えいたします。
森林伐採届におきましては、事務手続上、課長決裁となっております。これは以前にもお話をさせていただきましたが、今多い太陽光発電所の建設と同じ形式で、今回の友部地区の伐採の届出につきましてもそんな形で受理しましたので、繰り返しの話になりますが、課長決裁でやっておりますので、その段階では市長のほうには報告はしておりません。
以上です。
〇議長(小高友徳君) 6番、榎戸和也君。
〇6番(榎戸和也君) 7月31日に出て、3日にやった分については、そういうわけで市長には出していない、それは分かりました、一応理屈は。10月7日に何で報告したのですか。
〇議長(小高友徳君) 秋山経済部長。
〇経済部長(秋山 豊君) お答えいたします。その後におきまして、現場の状況が当初の用途とは異なる状況となってきたことによりまして、これは市長に報告したほうがいいというような判断をしまして、市長のほうに報告をいたしました。
以上です。
〇議長(小高友徳君) 6番、榎戸和也君。
〇6番(榎戸和也君) 今の理屈は分かります。普通のルーティンとして受けて、でも私が行っていろいろぐじゃぐじゃ……ぐじゃぐじゃというと、私は自分を卑下して言っているのですが、一生懸命いろんなことを、法令から何から調べて行ったわけです。そしたら、それなりに、ほとんど白紙で受けていた小規模林地開発概要書もきちっとしたものに出し直させたわけです。それが出たのが10月7日なのです。それで、この間私が例の作った資料で、市民からの指摘によって再提出して、10月7日出たのだというのを私は書きました。そしたら、何と言ったかというと、これは市民の指摘によってやったものではありません。市が自ら、農林課が出し直させたのです。私はそれは実際に当たっていましたから、こんなこと全くないです。最初はもう、それで問題ないのだ、問題ないの一点張りだったでしょう。
それで、ここにある文書があります。これは令和2年12月16日、茨城県県西農林事務所宛てに送ったものです。経済部長さん、白田さんの名前が書かれております。ここではどう書かれているかというと、伐採開催後、市民等から伐採に対する不安等の問い合わせがあり、現地確認をした際、提出のあった届出の面積よりも過大に伐採しているおそれがあることから、届出代理人に対し求積図等の提出を求めたところ、5条森林内における伐採予定面積が1ヘクタールを超えることが確認されました。つきましては打合わせをしたいという文書をそこに送っているのです。いいですか。ということは、「市民等」と。私、自分がやったというのは嫌だから、「市民等」と書いたのです。
〔「言えばいいじゃない」の声あり〕
〇6番(榎戸和也君) いやいや、だから、そしたら市民等の……
〔「自分がやったと言えばいい。言えばいいじゃないか」の声あり〕
〇6番(榎戸和也君) いや、おかしいですよ、それは。私も市民なのだから。まあ、いいです。
〔「何だよ、自分が言ったと……」の声あり〕
〇議長(小高友徳君) だから、私が行って、どの課もそうでしたよ、最初行ったとき。何かわき向いてしまって、ちゃんと取り合ってくれない。この問題、大変な問題だ。これを止めようとして、同じ職員の方が大変苦労されたという経緯もあるわけです。そういう中で、何かみんな横を向いてしまう。
〔「それは自分が思っているだけだよ」の声あり〕
〇6番(榎戸和也君) これが、そういう実感を私は持っています。
〔「自分が思っているだけだ。職員が横向いたというのは、自分が
思っているだけです……」の声あり〕
〇6番(榎戸和也君) いやいや、そういうやじはやめさせてください、議長。
だから、ここにこういう文書を送っていると。
〔「だから、止まっているんだからいいんだよ」の声あり〕
〇6番(榎戸和也君)
〔何事か声あり〕
〔「白田部長の話出すと、それはまずいよ」の声あり〕
〇6番(榎戸和也君) いや、部としての見解だから。市長の見解だから。
〔何事か声あり〕
〇6番(榎戸和也君) 市長の見解ですよ。
〔「市長の見解じゃないよ。白田部長の話なんてするんじゃないって。」
「いない人のこと言っても仕方がない」の声あり〕
〇議長(小高友徳君) 先ほどの質問は撤回します。
6番、榎戸和也君。
〇6番(榎戸和也君) では、そもそも論、時間ないのですが、市長に伺います。
私が12月議会で、市長がいつ知ったのか、例えば。それから、この時点でこの土地を持っているのは三升商事さんであるということを認めますかと聞いたのです。これ、市長に聞いた。そしたら、白田経済部長、また言ってしまったな、これ。経済部長が出てきて、つまりそれは……
〔「関係ないよ」の声あり〕
〇6番(榎戸和也君) いいですか、経済部長が出てきたということは、勝手に出てきたのではないのです。市長が打ち合わせをして、私の一般質問に対して彼に答えるように内部的に決めたのでしょう。
〔「いや、違う、違う。それは違う」の声あり〕
〇6番(榎戸和也君) 最後に、いいですか……
〔「それは違う」の声あり〕
〇6番(榎戸和也君) 最後に彼は何と言ったか。
〔「それは違う」の声あり〕
〇6番(榎戸和也君) 私は分からないから市長に聞いてくださいとこの間言ったのです。それなら最初から出てくるのではないと……
〔「またよく見直すから、白田部長が……」の声あり〕
〇6番(榎戸和也君) だから、市長は……
〔「指示もしていないし……」の声あり〕
〇6番(榎戸和也君) 自分で、何で最初から、例えば10月7日に知ったのだとか、そういうことを自分で言うべきだったのです。いつ知ったのだと聞いたのだから。それ、市長は答えないのです。やっとやっていって、そういう話になったのです。
〔「そんな大事な話、これ」の声あり〕
〇6番(榎戸和也君) 大事な話でしょう。
〔「大昔の……」の声あり〕
〇6番(榎戸和也君) いいですよ。だから、私としてはこの問題は、非常に楽観している方がおられるようですが、これはまだ予断を許しません。なぜかというと、県が今止めているものは、法的にあの墓石が駄目だということで取りあえず止めているだけであって、あれを何らか処理されれば、あの道はまたそのまま行けることになります。したがって、向こうも、何度も申し上げているように、それだけの資本を投下しているわけですから、しっかりこちらがスクラムを組んでやらないと、いや、つまり合法的にやらないと非常に厳しいのではないかと。そこのところをしっかりと私は市に対応していただきたい。
〔何事か声あり〕
〇6番(榎戸和也君) まあ、いいです。要するに肝腎なことは答えないで、こういう対応は非常にいかがなものかと思います。
以上で終わります。
〔何事か声あり〕
〇議長(小高友徳君) これで榎戸和也君の一般質問を終わります。
〇散会の宣告
〇議長(小高友徳君) 以上で本日の日程は終了いたしました。
本日はこれで散会します。
散 会 (午後 零時13分)