令和2年第3回桜川市議会定例会議事日程(第5号)

                          令和2年9月14日(月)午前10時開議
日程第 1 議案第74号 令和元年度桜川市一般会計歳入歳出決算認定について        
日程第 2 議案第75号 令和元年度桜川市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について  
日程第 3 議案第76号 令和元年度桜川市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について
日程第 4 議案第77号 令和元年度桜川市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について 
日程第 5 議案第78号 令和元年度桜川市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について    
日程第 6 議案第79号 令和元年度桜川市介護サービス事業特別会計歳入歳出決算認定について
日程第 7 議案第80号 令和元年度桜川市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について 
日程第 8 議案第81号 令和元年度桜川市水道事業会計決算認定について          
日程第 9 議案第82号 令和元年度桜川市病院事業会計決算認定について          

出席議員(17名)
  1番   軽  部     徹  君     2番   飯  島  洋  省  君
  3番   武  井  久  司  君     4番   谷 田 部  由  則  君
  5番   大  山  和  則  君     6番   榎  戸  和  也  君
  7番   萩  原  剛  志  君     8番   鈴  木  裕  一  君
  9番   仁  平     実  君    10番   菊  池  伸  浩  君
 11番   風  野  和  視  君    12番   市  村     香  君
 13番   小  高  友  徳  君    14番   小  林  正  紀  君
 15番   潮  田  新  正  君    16番   相  田  一  良  君
 18番   林     悦  子  君

欠席議員(1名)
 17番   高  田  重  雄  君

地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
   市     長  大 塚 秀 喜 君
   副  市  長  猪 P 幸 己 君
   教  育  長  稲 川 善 成 君
   市 長 公 室 長  田 口 瑞 男 君
   総 務 部 長  柴 山 兼 光 君
   総 合 戦略部長  鈴 木 政 俊 君
   市 民 生活部長  仁 平 博 章 君
   保 健 福祉部長  上 野 茂 雄 君
   経 済 部 長  白 田 伸 一 君
   建 設 部 長  仁 平 昌 則 君
   上 下 水道部長  齋 藤   茂 君
   教 育 部 長  栗 林   浩 君
   会 計 管 理 者  太 田 昇 子 君

職務のため出席した者の職氏名
   議 会 事務局長  太 田 貴 久 君
   議会事務局書記  仲 田 浩 司 君
   議会事務局書記  田 谷 信 之 君
   議会事務局書記  成 田 大 地 君

          開 議  (午前10時00分)
    開議の宣告
議長(仁平 実君) 皆さん、おはようございます。
 本日の出席議員は17名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立します。これより本日の会議を開きます。
                                           
    議案第74号〜議案第82号の総括質疑
議長(仁平 実君) 日程第1から日程第9、総括質疑を行います。
 9月10日に上程されました議案第74号 令和元年度桜川市一般会計歳入歳出決算認定についてから議案第82号 令和元年度桜川市病院事業会計決算認定についてまで、以上9議案の総括質疑を行います。
 総括質疑につきましては、一般会計、特別会計及び水道事業会計、病院事業会計を一括して行います。質疑は答弁を含め、1人20分とし、3回までといたします。また、所属委員会の所管に関する質疑は差し控えることといたしますので、ご理解をお願いいたします。なお、質疑をする場合は、ページ数も併せてお願いいたします。また、質疑は自席で、答弁は全て登壇して発言するようお願いいたします。
 それでは、4名の通告がありましたので、通告順に発言を許します。
 初めに、10番、菊池伸浩君。
10番(菊池伸浩君) 10番の菊池です。通告に従いまして、5点質問いたします。
 まず1番目は、決算書131ページ、高額療養貸付事業95万7,000円です。この予算は700万円もあったのに、たった13%しか利用されなかったとのことです。このシステムを簡単に説明していただきたい。また、これだけ利用者が少ないというのをどのように考えているのでしょうか。制度が広く知られていないのか、それとも手続が面倒なので利用者が少ないのか、それとも返済のめどが立たないので利用しないのか、分かる範囲で教えていただきたいと思います。
 その2、決算書135ページ、各種同和団体の解決をめざす研究集会負担金19万6,000円、同和対策特別措置法は1969年、昭和44年に10年の時限立法としてつくられ、その後いろいろな延長措置が取られたが、35年後の2002年、平成14年に国策としては終わったと理解しております。ところが、いまだに研究集会が開かれ、市役所職員が参加しています。具体的には、研修会の主催団体名、参加人数、負担金の内訳を伺います。
 その3、決算書171ページ、ごみ減量化対策事業、桜川市は1人当たりのごみを出す量が少ないことで知られております。一昨年は44市町村で一番少なく、昨年は少ないほうから数えて2番目です。これは、生活環境課の取組も大きく貢献していると考えております。特に資源ごみの収集、粗大ごみの収集が大きく影響していると思います。その実態の説明をお願いいたします。
 4番目、決算書205ページ、道路維持需要費635万円、9月9日の一般質問で道路里親制度があることを知りました。ここは大ざっぱに団体数、会員数、つまり里親の人数の合計、さらに手入れしている道路の総延長距離を伺います。これを契機に、もっと里親になる方が増えるようアピールしていきたいと思います。
 5番目、実績報告書142ページ、男女川裏込め工事127万6,000円、私が昨年街頭演説を真壁町羽鳥でしたとき、男女川が工事中でした。この実績報告書を見ますと、裏込め改修工事をしていたと思われます。私としては、初めて聞く工事名です。これについて分かりやすく説明をしていただきたい。
 以上、5点質問いたします。
議長(仁平 実君) 菊池伸浩君の質疑に対する答弁を願います。
 仁平市民生活部長。
          〔市民生活部長(仁平博章君)登壇〕
市民生活部長(仁平博章君) それでは、菊池議員1つ目の質問、決算書131ページになります。高額療養費貸付事業についてお答えいたします。
 この高額療養費貸付けにつきましては、現度額適用認定証を医療機関に提示できず、3割の医療費が請求された際に医療費の支払いが難しい方に対して、後に高額療養費として本人に支給される分の9割を先に市が立て替えて病院に支払うことにより、本人が病院に支払う医療費が軽減されるという制度でございます。現在は、医療機関へ限度額適用認定証を提示することにより、所得に応じた限度額を医療機関へ支払い、入院等高額な医療費となった場合でも、保険診療分について必ずしも3割の医療費を支払うことはありません。この限度額適用認定証につきましては、病院から患者さんへの案内もあるため広く認知されてきており、一般の方で高額療養費の貸付けを受ける方はなくなってきております。この高額療養費貸付けを申請される方は、限度額適用認定証を発行していない、国保税を完納していない方のみとなっており、申請件数は減ってきている状況にあります。昨年度は7件の申請で、95万7,000円の貸付けということでございました。
 続きまして、2つ目のご質問、決算書135ページになります。各種団体同和問題の解決をめざす研修会負担金についてお答えいたします。この研修会負担金でございますが、負担金の内訳といたしまして、団体名、部落解放愛する会茨城県連合会、年3回の研修会、延べ参加人数15名、参加負担金15万円、団体名、部落解放同盟全国連合会茨城県連合会、年1回の研修会、参加人数2名、参加負担金2万2,000円、団体名、茨城県地域人権運動連合会、年1回の研修会、参加人数2名、参加負担金2万4,000円となっております。昭和44年に同和対策事業特別措置法が施行され、同和問題の解決は国及び地方公共団体の責務であり、国民的課題とされました。この特別措置法は平成14年3月に失効となりましたが、その後平成28年に部落差別の解消の推進に関する法律が制定されるなど、課題への取組は必要であり、同和問題についての認識と理解を深めるため、職員等が研修会へ参加をしているところでございます。
 3つ目のご質問でございますが、決算書171ページになります。ごみ減量化対策事業についてお答えいたします。ご質問にもありますように、平成30年度の本市の1人1日当たりのごみ排出量は710グラムであり、鉾田市の677グラムに次いで県内で2番目に少ない量となっております。参考までに、県平均は990グラムでございました。本市の過去3年間のごみの排出状況を見ますと、可燃、不燃ごみの排出量は平成29年度8,642トン、平成30年度8,601トン、令和元年度8,713トンとなっております。一方で資源ごみは、平成29年度882.3トン、平成30年度845.4トン、令和元年度733トンと年々収集量が減ってきている状況にあります。資源ごみはリサイクルされるため、ごみの排出量には含まれませんので、不燃ごみが増えているという状況となっております。また、粗大ごみ収集につきましては、資源ごみとしてリサイクルやバイオマス発電の燃料となり、再資源化へつながる事業として例年取り組んでいるところでもございます。先ほど申しましたように資源ごみの収集量が減ってきている中で、ごみ減量化には分別収集が重要な取組でありますので、市民の皆様のご理解、ご協力を賜りながら、引き続きごみ減量化に向けて取り組んでまいりたいというふうに考えております。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 続いて、仁平建設部長。
          〔建設部長(仁平昌則君)登壇〕
建設部長(仁平昌則君) それでは、菊池議員さんの4番目の質問にお答えいたします。
 現在、市道の道路里親制度に登録して活動している団体は11団体、会員数は469名、総延長は25.6キロメートルでございます。県道の道路里親制度のほうに登録している団体は4団体、会員数は252名、総延長は6.1キロメートルでございます。なお、市道、県道両方に登録されている団体もございますので、団体数、会員数については重複があることをご承知ください。今後も登録団体には活動を継続していただき、さらに新たな団体に少しでも多く登録をしていただき、市民協働のまちづくりの一つとして強く推進していきたいと考えております。
 続きまして、5番目の質問にお答えいたします。男女川裏込め工事につきましては、昨年度の台風19号による災害の補修工事で、護岸の裏込めを補修した工事でございます。菊池議員のご質問の裏込めとは、ブロック積み擁壁の裏面に配置された砕石のことで、役割としてはブロック積み裏面の水を外部に排出し、水圧を減ずることで擁壁背面の圧力の増大を防ぐものでございます。河川の曲がりの部分では、水圧によりまして擁壁最下部の基礎部分まで浸食し、擁壁背面の砕石や土砂が吸い出されてしまうことがあり、砕石の代わりにコンクリートを流し込み擁壁を補強し、隣地の陥没を防ぎました。吸い出しを予防することは、河床部、つまり川底のことですね、までコンクリートを打設するという対策もございますが、工事が広範囲になることや、河川環境の維持のため局部的な対応を実施しております。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 答弁が終わりました。
 再質疑ありませんか。
10番(菊池伸浩君) ありません。
議長(仁平 実君) 菊池伸浩君の質疑を終わります。
 次に、3番、武井久司君。
3番(武井久司君) 武井です。総括質問通告書により質問させていただきたいと思います。
 一般会計、それから特別会計実績報告書の22ページからちょっと質問させていただきたいと思います。これの3番ですか、負担金ということでうたってあるかと思うのですが、これ多分認定こども園、保育所等かと思います。それで、利用者負担金の前年度、30年度と今年度をちょっと見比べましたら、未納額、それから収入済額ということでちょっと違っているということでご質問したいと思います。例えば岩瀬認定こども園、これについて前年度6万9,000円というような数字があったのですが、今年度10万9,000円と。また、ひなの里保育園についても金額等が未納分と、それから収入済額が違うということで、この辺のところの内容をちょっとご説明いただきたいなということで質問させていただきたいと思います。
議長(仁平 実君) 武井久司君の質疑に対する答弁を願います。
 上野保健福祉部長。
          〔保健福祉部長(上野茂雄君)登壇〕
保健福祉部長(上野茂雄君) 武井議員さんの実績報告書22ページ、下段右側の表、12款2項2目民生費負担金の中の3節利用者負担金で、過年度分が前年度、30年度決算の実績報告からたどってくると数字が合わないというご質問についてお答えいたします。
 収入の部分につきましては、昨年度収入があったため増額となっております。決算書のほうで説明をさせていただきますので、決算書の42、43ページお願いします。一番下の3節利用者負担金のところになります。不納欠損額47万500円が関係しますので、内容を説明いたします。未納額につきましては、この不納欠損額が入って数字が変わっているということでご理解いただければと思います。地方自治法第236条金銭債権の消滅時効5年の適用によりまして、不納欠損処理を行いました。事業所は、岩瀬認定こども園、真壁保育園でした。これにより、実績報告書の過年度分の岩瀬認定こども園の未納額がゼロなどになっているということでご理解いただければと思います。これからは、実績報告書に不納欠損額も記載したいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。未納額の収納対応業務につきましては、引き続き児童手当支給額から納付を依頼するなど未納額の減少に努めてまいります。
 以上で説明を終わります。
議長(仁平 実君) 答弁が終わりました。
 再質疑ありませんか。
3番(武井久司君) ありません。
議長(仁平 実君) 武井久司君の質疑を終わります。
 次に、12番、市村香君。
12番(市村 香君) 5点質問したいと思います。
 まず1点目は、95ページ、筑西広域市町村、遊湯館費の4,464万7,000円についてなのですが、負担をしておりますので、桜川市の今の利用者数とかが分かればそれを教えていただきたいなと思います。ラスカの件もプールなんかもありますので、ぜひ利用していただければと思いまして。
 2番目は、希少動植物保全調査委託料、103ページ、405万9,900円についてなのですが、最近は太陽光発電等が、工事等が至るところで進みまして、樹木の伐採が多くなってきたと思います。高森地区は、そういう意味では保存ということでいろいろ調査をしていただいていると思いますので、現在の状況を、多分サシバとかオオタカとかいろいろいるかと思うのですが、現在の状況が分かれば教えていただきたいと思います。
 3番目は105ページ、実績報告書は82ページなのですが、市独自で工事用の原材料を発注しているということですね、二次製品を。それについて、多分これには理由があると思いますので、内容を教えていただければ、よろしくお願いします。
 あと、4番目、105ページなのですが、ヤマザクラPR委託料ということで1,000万円ちょっとあるのですが、プロモーションとDVDとか、多分これから一生懸命ヤマザクラの里づくりを進めるためにいろいろやってくださっていると思うのですが、元年度のこのヤマザクラPR委託料の内容を分かれば教えていただきたいと思います。
 あと、最後の5番目なのですが、地域おこし協力隊事業、桜川市のために地域おこし協力隊ということで3名の方が来ていただいているようなのですけれども、時々まちなんかに行きますと会って、協力隊なのですよということで一生懸命桜川市のために活動してくださっていると思うのですが、何分にもちょっと活動の見えないところもありますので、3名の今の活動状況を教えていただければありがたいのですけれども。
 以上5点、よろしくお願いいたします。
議長(仁平 実君) 市村香君の質疑に対する答弁を願います。
 田口市長公室長。
          〔市長公室長(田口瑞男君)登壇〕
市長公室長(田口瑞男君) 市村議員さんの1つ目のご質問、筑西遊湯館の桜川市内の利用数はということでございますが、筑西遊湯館の令和元年度の利用者につきましては、一般利用者が13万9,460人、会員が7万3,470人、合計21万2,930人でございます。市町村別の利用状況は把握はしておりませんが、登録している会員は令和2年8月31日現在登録者数1,259名に対して、桜川市市民は21名でございます。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 続いて、鈴木総合戦略部長。
          〔総合戦略部長(鈴木政俊君)登壇〕
総合戦略部長(鈴木政俊君) それでは、市村議員さんの2つ目から5番目のご質問にお答えいたします。
 まず2つ目、希少動植物保全調査委託料405万9,900円についてご説明いたします。桜川筑西インターチェンジ周辺地区開発地域の希少動植物保全調査は、茨城県希少野生動物保護指針に基づき、猛禽類保全調査と自然環境調査を平成28年度から継続して実施しております。このうち猛禽類保全調査は、当地域内におきまして既往調査により確認されているオオタカ及びサシバ等の希少猛禽類の追跡調査で昨年度も開発区域の隣接地で生息が確認され、報告されております。また、自然環境調査、動物植物編は、希少種である昆虫のオオムラサキと植物オオクジャクシダの調査で、平成29年度にオオムラサキは大和駅北の古墳公園予定地、オオクジャクシダは大和羽田地区内のまほろば公園に移植しており、平成30年度、令和元年度には移植後の生育追跡調査を行い、順調に生育していることが確認され、報告を受けております。今年度も引き続き調査を行っていますが、今後の調査につきましては茨城県環境政策課の指導の下、適切に行ってまいります。
 次に、3つ目、工事用原材料コンクリート二次製品8,099万4,600円についてご説明いたします。16節原材料8,099万4,600円は、桜川筑西インターチェンジ周辺地区開発地域内の既存農業用水路の付け替え工事に係るコンクリート二次製品の購入代金でございます。本事業は、平成30年度と令和元年度の2か年継続事業であり、平成30年度には契約金額の半分の額8,099万4,600円を支払い、令和元年度に残りの同額8,099万4,600円を支払っております。購入したコンクリート二次製品は、工場で生産された既製品のプレキャストボックスカルバートが主なものでございます。延長は1,285メートル、製品個数は661個でございます。工事と原材料購入の発注を分けることによりまして、設計金額で約2,400万円の経費を節減することができたほか、事前に一括して工事材料を確保することにより、工期の短縮、製品の統一化が図れるといったメリットがあったため、別発注としたものでございます。
 次に、4つ目、ヤマザクラPR委託料1,090万6,500円についてご説明いたします。このうちプロモーションDVDの作成等に係る事業は、実績報告書83ページの上から4段目の桜川市訪日外国人誘客促進プロモーション業務委託料979万円でございます。この委託業務は、インバウンド需要に対応できる地域をつくるため、今年度開催予定であった東京オリンピックによる訪日外国人旅行客を対象とした事前プロモーション活動等を通じて、インバウンド受入体制を構築することを目的に、地方創生推進交付金を活用して実施したものでございます。成果品として3か国語、日本語、英語、スペイン語対応のホームページ、DVDを作成し、完成しておりますが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、現在積極的な情報発信ができていない状況となっております。今後は、新型コロナウイルス感染症の終息状況やインバウンドの動向を見ながら活用してまいりたいと考えております。
 最後に5つ目、地域おこし協力隊事業1,068万9,483円についてご説明いたします。3名の活動についてでございますが、昨年度は3名の隊員を採用しており、隊員それぞれが地域に密着し、地域資源を活用した様々な活動を行うとともに、桜川市の魅力の発信等を行ってきました。このうち大川奈奈隊員につきましては、桜をテーマに活動しており、平成30年度には国の地域おこし協力隊ビジネスアワード事業の一つにも採用されております。主な活動は、桜に関する事業として、桜川の石けんの商品開発、それからグリーンツーリズムと6次産業化の事業化を目指しております。
 次に、萩原陸隊員になります。主な活動は、真壁地区の源法寺焼を継承するための焼き物を中心とした活動や、また広く知られていない人材や地域資源を見つけ、幅広く発信し、後のイベントなどに展開していくための関係づくりを行っております。昨年度は7月から12月の間、旧高久家においてマルシェを10回開催するなど、地元の野菜などを展示販売しておりました。
 最後に、田中瑞穂隊員、これは今年の2月1日採用になります。里山の保全をミッションに掲げて、2月からの任用でございました。ブログによる地域情報の発信や、桜の里づくり団体の協力を行ってまいりましたが、現在は有害鳥獣対策室で、現場作業や地元の方とのつながりを持つ活動を行っております。
 ヤマザクラ課では、毎月地域おこし協力隊活動報告会を開催し、各隊員からの活動報告を受け、成果や課題を話し合い、幅広い事業効果が得られるよう各隊員とコミュニケーションを図っております。また、市民の皆様への報告会を今年の3月に予定しておりましたが、新型コロナウイルスの関係で報告会は中止となっております。今後の開催につきましては、新型コロナウイルスの状況を見て検討したいと考えております。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 答弁が終わりました。
 再質疑ありませんか。
 12番、市村香君。
12番(市村 香君) 1つなのですが、遊湯館、全体的には20万もということで、とても利用者は多いようなのですが、桜川市内としては1,259、21名ということでいいのですか、だからせっかくあれしているので、少しずつもっと利用者が増えるようにPR等していただければなと思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。
 あと、2番目の希少動植物なのですが、ちゃんと移動して着床しているということなので、大変いいかなと思います。これから本当に生物多様性になるので、これからもぜひ希少動植物保全については、私は続けてほしいと思っていますので、よろしくお願いします。
 特別あと質問はありませんので、よろしくお願いします。
議長(仁平 実君) 市村香君の質疑を終わります。
 次に、2番、飯島洋省君。
2番(飯島洋省君) それでは、総括質疑通告に従いまして質問させていただきます。農林水産業費関係で3点でございます。
 1点目が、実績報告書の122ページになるのですけれども、そちらの農林水産業費の普通作物振興事業の中にございます県西農業共済組合の空中散布運営事業費の713万5,500円について、県西農業共済組合では無人ではないのかということと、それと補助金の原資は市の補助金になっているのかというような質問を出させていただいたのですが、これどういうことかといいますと、その下にあります県央南農業共済組合でも同じような岩瀬地区の事業をしておりまして、それで真壁、大和地区は県西農業共済、岩瀬地区が県央南農業共済ということで、それぞれに受益地が真壁、大和地区で1,498ヘクタールと、縞葉枯病ですか、の対策で587ヘクタール、合計で2,085ヘクタール、岩瀬地区のほうが合わせまして1,321.2ヘクタールということで、ちょっと単純にならしで計算してみますと、ヘクタール当たりの単価が真壁、大和地区では3,422円で、中央南農業、岩瀬地区では1,704円ということで、これが合っているかどうかなのですが、単純に倍以上ヘクタール当たりの単価が違ってきているといったようなところで、同様の無人ヘリでの散布であれば、今後ちょっとこちらのほうの価格交渉ということも次年度からは必要ではないかというようなことを思いまして、それが有人であればやはりこちらの県西農済のほうも無人化にするような可能性がないのかと。その無人化の可能性があれば、さらに今年度以降価格交渉のほうをしていって、そのほかの農林水産業関係に振り替えていくようなことを検討してみてもいいのではないかというようなことを考えまして、1点目の質問をさせていただきます。
 2点目が、実績報告書の126ページになります。これは、2点目、3点目は同様に概要のご説明をいただければというようなことなのですが、2点目が一番上の行の農業集落排水事業会計繰出金の2億3,509万1,000円、こちらの出金先と、それとその使用内容といいますか、についてどのように使われているかということの概要のご説明をお願いできればと思います。
 あわせまして、3点目ですが、その下の段、多目的機能支払交付金事業、こちらの1億5,215万2,120円、この内訳が農地維持支払と資源向上共同、それと資源向上長寿命化というようなところにそれぞれ5,500万円、3,100万円、6,500万円というようなことで使われているようなことで記載がされていますけれども、こちらの詳しい使用内容、それと原資がどこから来ているかというような概要についてお伺いをできればと思います。
 以上、大きな3点、よろしくお願いいたします。
議長(仁平 実君) 飯島洋省君の質疑に対する答弁を願います。
 白田経済部長。
          〔経済部長(白田伸一君)登壇〕
経済部長(白田伸一君) それでは、飯島議員からの1番目と3番目のご質問についてお答えいたします。
 まず最初に、県西農業共済組合と県央南農業共済組合に補助している水稲病害虫防除事業についてご説明申し上げます。決算書は175ページ、実績報告書は122ページをお開き願います。県西共済組合に713万5,500円と県央南共済組合に225万1,900円の補助金を水稲病害虫防除事業補助金として支出しております。どちらの共済組合も、いもち病、紋枯病への対策とウンカ等の病害虫防除としての一般航空防除、それと時期はそれより前になるのですけれども、イネ縞葉枯病対策に特化した航空防除、この2つの事業で成り立っております。一般航空防除は市単独補助となっておりますが、イネ縞葉枯病は県の補助金も含んでおります。
 一般航空防除交付単価でございますが、こちらにつきましては県西農業共済組合は1ヘクタール当たり3,000円、県央南農業共済組合が1ヘクタール当たり1,240円となっております。イネ縞葉枯病対策の単価ですが、こちらについては両共済組合ともに1ヘクタール当たり4,500円、こちらは県の補助金1,500円を含んでおります、となっております。まず、県西共済組合は、民家の近く等は無人ヘリで対応しておりますが、それ以外は有人ヘリにて空中散布を実施しております。県内の6つの農業共済組合のうち、県西農業共済組合のみが有人ヘリでの空中散布を行っております。将来的には有人ヘリから無人ヘリへと転換することも検討しているというような県西共済組合の担当の方からのお話でした。議員ご指摘のとおり、有人ヘリと無人ヘリの違い等があるために単純に比較することはなかなか難しいのですが、両共済組合から市への補助申請時に単純に面積が違うのと交付単価が違うために、総額に大きな違いが見られるのかと思います。
 また、原資としましては、市補助金のほかに共済組合からの補助金と、当然でありますが、受益者としての農家負担金とで事業は成り立っております。
 また、価格交渉とかというお話がありましたが、市の補助金交付要綱によりますと、10アール当たり300円、ヘクタールに直しますと1ヘクタール当たり3,000円以内というふうになっております。ですが、両方同じように無人ヘリになった場合には少なくなるような努力を求めてまいりたいと思います。
 続きまして、多面的機能支払交付金の補助金の活動内容と原資についてご説明申し上げます。決算書は181ページから183ページ、実績報告書は126ページをご参照願います。令和元年度事業として、昨年度は65組織が活動いたしました。農地維持支払として65組織に補助金5,515万6,000円を交付し、資源向上共同には61組織、補助金3,191万5,800円を交付し、資源向上長寿命化には59組織に補助金6,508万320円を交付しております。農地維持支払は、全組織が必須活動でありますので、資源向上共同及び資源向上長寿命化は実施するかしないかはその組織によって選択できるということで、61組織または51組織となっております。総事業費は、トータルしまして1億5,215万2,120円を支出しておりまして、その原資については国の補助金が2分の1、県の補助金が4分の1、残り4分の1が市の負担金となっております。金額で申しますと、国が7,607万6,060円、県が3,803万8,030円、市は同じく3,803万8,030円となっております。
 続きまして、農地維持支払、資源向上共同、資源向上長寿命化の事業概要についてご説明申し上げます。農地維持支払は、事業計画作成に関わる事務費、農地、農道、水路等の草刈りや泥上げ等の保全活動に係る費用に対して交付しております。例としまして、草刈り機代や燃料費、活動に参加した方の日当等が該当いたします。
 続きまして、資源向上共同ですが、農地、農道、水路等は同じなのですけれども、こちらの機能診断の費用や簡易な補修費、必須活動の一つである景観作物の植栽費、水質検査の検査キット代等が該当いたします。
 最後に、資源向上長寿命化ですが、農地、農道、水路等の修繕で、資源向上ではできない、簡易な補修では対応できないような補修工事が該当となっております。多い補修工事の内容としましては、水路の底にコンクリートを打設するような工事や、崩壊したのり面を修繕する工事等が該当しております。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 続いて、齋藤上下水道部長。
          〔上下水道部長(齋藤 茂君)登壇〕
上下水道部長(齋藤 茂君) 飯島議員2番目、実績報告書126ページにあります6款1項5目農地費の農業集落排水事業繰出金の内容につきましては、下水道事業への繰出金でございますので、私のほうからお答えいたします。
 農業集落排水事業繰出金2億3,509万1,000円の使途でございますが、実績報告書193ページに記載してあります農業集落排水事業債償還金の元金及び利子返済に充てた1億8,752万7,397円が主なものでございます。そのほか人件費1,242万1,304円と維持管理費用に充てられております。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 答弁が終わりました。
 再質疑ありませんか。
2番(飯島洋省君) ありません。
議長(仁平 実君) 飯島洋省君の質疑を終わります。
 以上で総括質疑を終わります。
                                           
    議案第74号〜議案第82号の委員会付託
議長(仁平 実君) お諮りします。
 議案第74号から議案第82号までを別紙付託表のとおり、各常任委員会に付託することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(仁平 実君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第74号から議案第82号までを別紙付託表のとおり各常任委員会に付託することに決定いたしました。
                                           
    散会の宣告
議長(仁平 実君) 以上で本日の日程は終了しました。
 なお、9月15日から17日は各常任委員会を行います。18日の本会議は午後3時からといたします。
 本日はこれで散会します。
 ご苦労さまでした。
          散 会  (午前10時45分)