令和2年第1回桜川市議会定例会議事日程(第1号)
令和2年3月3日(火)午前10時開会
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 諸般の報告
日程第 4 執行部あいさつ
日程第 5 議長報告第1号の委員会付託
日程第 6 議案第10号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて
日程第 7 議案第11号 教育委員会委員の任命について
日程第 8 一般質問
〇出席議員(17名)
1番 軽 部 徹 君 2番 飯 島 洋 省 君
3番 武 井 久 司 君 4番 谷 田 部 由 則 君
5番 大 山 和 則 君 6番 榎 戸 和 也 君
7番 萩 原 剛 志 君 8番 鈴 木 裕 一 君
9番 仁 平 実 君 10番 菊 池 伸 浩 君
11番 風 野 和 視 君 12番 市 村 香 君
13番 小 高 友 徳 君 14番 小 林 正 紀 君
15番 潮 田 新 正 君 16番 相 田 一 良 君
18番 林 悦 子 君
〇欠席議員(1名)
17番 高 田 重 雄 君
〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
市 長 大 塚 秀 喜 君
副 市 長 猪 P 幸 己 君
教 育 長 梅 井 驕@男 君
市 長 公 室 長 柴 保 之 君
総 務 部 長 高 久 能 一 君
総 合 戦略部長 鈴 木 政 俊 君
市 民 生活部長 宮 田 充 夫 君
保 健 福祉部長 原 広 子 君
経 済 部 長 白 田 伸 一 君
建 設 部 長 内 山 久 光 君
上 下 水道部長 市 塚 久 弐 君
教 育 部 長 佐 藤 勤 君
会 計 管 理 者 上 野 誠 一 君
〇職務のため出席した者の職氏名
議 会 事務局長 石 川 幹 夫 君
議会事務局書記 仲 田 浩 司 君
議会事務局書記 田 谷 信 之 君
議会事務局書記 長谷川 勇 貴 君
開 会 (午前10時04分)
〇開会の宣告
〇議長(仁平 実君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席議員は17名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立しますので、ただいまより令和2年第1回桜川市議会定例会を開会します。
地方自治法第121条の規定により、説明のため議長からの出席要求による出席者及び事務局職員は、お手元に配付した名簿のとおりです。
〇開議の宣告
〇議長(仁平 実君) これから本日の会議を開きます。
〇会議録署名議員の指名
〇議長(仁平 実君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により
1番 軽 部 徹 君
2番 飯 島 洋 省 君
3番 武 井 久 司 君
以上3名を会議録署名議員に指名します。
〇会期の決定
〇議長(仁平 実君) 次に、日程第2、会期の決定を議題とします。
議会運営委員長より、定例会の会期日程等議会運営に関する事項について、議会運営委員会の協議の結果を報告願います。
議会運営委員会委員長、風野和視君。
〔議会運営委員長(風野和視君)登壇〕
〇議会運営委員長(風野和視君) おはようございます。議会運営委員会の会議結果を報告します。
円滑な議会運営を図るべく、2月27日午前10時から、議長の出席を得て開催し、審議した結果、次のとおり決定いたしました。
会期は、本日から3月16日まで14日間といたします。本日は、諸般の報告、請願の委員会付託、人事案件の審議、採決を行い、その後4名の一般質問を行います。4日は、初日に引き続き4名の一般質問を行います。5日は、施政方針、予算議案の上程と提案説明を行います。また、総括質疑に対する通告の締切りにつきましては、6日の正午までとします。6日は、一般議案の審議、採決を行います。7日、8日、12日、14日、15日は、議案調査のため休会といたします。9日は、通告書に基づき予算議案の総括質疑を行い、終了後、各常任委員会に付託いたします。10日、11日、13日は、付託された案件を各常任委員会で審議いたします。16日は、予算議案について各常任委員長の報告を行い、採決いたします。
以上で報告を終わります。
〇議長(仁平 実君) 報告が終わりました。
お諮りします。定例会の会期日程等は、議会運営委員長報告のとおりご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(仁平 実君) 異議なしと認めます。
よって、会期日程等は議会運営委員長の報告のとおり決定しました。
〇諸般の報告
〇議長(仁平 実君) 次に、日程第3、諸般の報告を行います。
一部事務組合議会について報告を願います。
最初に、筑西広域市町村圏事務組合議会の報告を願います。
谷田部由則君。
〔4番(谷田部由則君)登壇〕
〇4番(谷田部由則君) 令和2年第1回筑西広域市町村圏事務組合議会定例会の報告をいたします。
令和2年第1回筑西広域市町村圏事務組合議会定例会は、去る2月19日、筑西市議会議事堂において開催されました。定例会は、午前10時より開かれ、議案6件が提出されました。その結果について順次報告いたします。
まず、議案第1号 筑西広域市町村圏事務組合会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定については、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴い、会計年度任用職員が新たに設定されたため、給与等について条例で定めるものです。
次に、議案第2号 筑西広域市町村圏事務組合職員定数条例等の一部改正については、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴い、会計年度任用職員が新たに設定されたため、文言の整理が必要となる関係条例を改正するものです。
続いて、議案第3号 筑西広域市町村圏事務組合特別職の職員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正については、特別職の職員の名称変更に伴い改正するものです。
続いて、議案第4号 筑西広域市町村圏事務組合職員の給与に関する条例の一部改正については、令和元年人事院勧告、成年被後見人等に関する法令の改正、会計年度任用職員の導入に伴い改正するものです。
続いて、議案第5号 令和元年度筑西広域市町村圏事務組合一般会計補正予算(第3号)については、予算総額に変更はありませんが、し尿処理施設の整備改良事業における年度間調整に伴い、循環型社会形成推進交付金が減額するため、財源を振り替えるものです。
最後に、議案第6号 令和2年度筑西広域市町村圏事務組合一般会計予算につきましては、歳入歳出それぞれ90億3,425万1,000円とするもので、前年度当初予算比較で28億7,360万2,000円、46.6%の増となる予算案です。当初予算の大幅増額については、し尿処理施設基幹的設備改良事業等が主な理由となっております。
以上、議案第1号から第6号が原案のとおり可決されました。
これで、令和2年第1回筑西広域市町村圏事務組合議会定例会の報告を終わります。
〇議長(仁平 実君) 続いて、筑北環境衛生組合議会議員、萩原剛志君。
〔7番(萩原剛志君)登壇〕
〇7番(萩原剛志君) 令和2年第1回筑北環境衛生組合議会定例会は、去る2月21日金曜日に午後4時15分から桜川市議会議場で開会され、一般質問1件と議案2件の審議がありました。会期は1日とし、その結果について順次報告いたします。
議案審議に先立ち、菊池伸浩議員から一般質問がありました。質問事項は、し尿のくみ取り形態についての質問がありました。これに対し、永瀬場長からし尿のくみ取り制度について、直営・委託・許可制の3体系の説明があり、筑北環境衛生組合では、構成2市の桜川市と笠間市から許可を得た業者が営業を実施しているとの説明がありました。
次に、議案第1号 令和元年度筑北環境衛生組合一般会計補正予算(第2号)を審議いたしました。歳入歳出予算の総額に327万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億2,511万5,000円とするものです。
内容につきましては、平成30年度分の福島第一原子力発電所事故被害に係る賠償金を緊急時に備えるため、し尿処理施設管理運営基金に積み立てるものであります。
次に、議案第2号 令和2年度筑北環境衛生組合一般会計予算につきましては、歳入歳出予算の総額を2億919万5,000円と定め、前年度より154万3,000円、0.7%の減額にて編成されました。
歳入の主なものは、構成2市からの分賦金1億9,817万6,000円、クリーンセンター使用料900万円、前年度繰越金200万円などであります。なお、桜川市の分賦金は1億929万4,000円で、負担割合は55.15%となっております。
続いて、歳出の主な内容については、人件費が6,838万7,000円、物件費が9,849万7,000円、維持補修費及び工事請負費が3,935万7,000円などであります。
議案第2号については、3番議員から質問がありました。内容については、大和地区の搬入量が12月末現在で昨年の同時期より125%増量している要因の説明を求めました。この質問に対し、大和の高久団地内の浄化槽を解体するに当たり、くみ取りを実施しましたが、汚泥が濃縮してしまって、薄めながらくみ取ったことや、作業終了間際に台風19号の雨水で浸水し、再度くみ取りをやり直したことにより、搬入量が増えた要因との説明がありました。
以上、上程された案件は、慎重なる審議の結果、原案のとおり可決されました。
これで令和2年第1回筑北環境衛生組合議会定例会の報告を終わりにします。
〇議長(仁平 実君) なお、例月出納検査結果報告につきましては、お手元に配付したとおりです。
〇執行部あいさつ
〇議長(仁平 実君) ここで、市長より発言を求められておりますので、これを許します。
大塚市長。
〔市長(大塚秀喜君)登壇〕
〇市長(大塚秀喜君) 本日ここに、令和2年第1回桜川市議会定例会開会に当たり、一言ご挨拶申し上げます。
議員各位におかれましては、公私ともご多用のところ今定例会に出席を賜り、厚く御礼申し上げます。現在、新型コロナウイルス感染症の拡大が懸念されておりますが、市といたしましても、去る2月28日午後4時に新型コロナウイルス感染症対策本部を立ち上げましたので、ご報告させていただきます。今のところ、県内及び市内での発生はありませんが、今後いかなる状況になっても、市民の生命を第一に考え、万全の体制で感染拡大防止に取り組んでまいりますので、ご協力お願いいたします。
令和2年度は、桜川市第2次総合計画策定から4年目となり、前期基本計画も終盤に入りますが、桜川市が住みたい、これからも住み続けたいまちとなるためにも、合併特例債の各継続事業を確実に進め、新規事業も市民の皆様のご理解とご協力を頂きながら進めてまいります。
今定例会では、議案第2号から議案第31号までの提出議案について審議を頂きます。各議員におかれましては、慎重なる審議の上、議決くださいますよう心からお願い申し上げまして、私からの挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。
〇議長報告第1号の上程、委員会付託
〇議長(仁平 実君) 次に、日程第5、議長報告第1号 請願については、お手元に配付した請願文書表のとおり、建設経済常任委員会に付託をいたします。
〇議案第10号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(仁平 実君) 次に、日程第6、議案第10号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
提案理由の説明を願います。
大塚市長。
〔市長(大塚秀喜君)登壇〕
〇市長(大塚秀喜君) 提案の説明をさせていただきます。
現在、桜川市の人権擁護委員は9名が委嘱されておりますが、そのうち1名の方が健康上の理由により退任を希望されておりますので、新たな委員の推薦について人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものでございます。
議案第10号として推薦をいたしました大場久美子氏は、桜川市真壁町桜井185番地にお住まいで、昭和34年1月20日生まれの61歳になられる方でございます。同氏は、長年にわたり学校教育の現場に携わってこられ、社会貢献の精神に基づき、熱意を持って積極的に人権擁護委員の活動が期待できる方でございます。このたび、同氏に人権擁護委員をお願いするため、議会の意見を求めるものでございます。どうぞよろしくお願いします。
〇議長(仁平 実君) 提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質疑ありませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(仁平 実君) 質疑を終わります。
これから討論を行います。討論ありませんか。
〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(仁平 実君) 討論を終わります。
お諮りします。議案第10号は原案のとおり適任とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(仁平 実君) 異議なしと認めます。
よって、議案第10号は原案のとおり適任とすることに決定いたしました。
〇議案第11号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(仁平 実君) 次に、日程第7、議案第11号 教育委員会委員の任命についてを議題といたします。
提案理由の説明を願います。
大塚市長。
〔市長(大塚秀喜君)登壇〕
〇市長(大塚秀喜君) 提案の説明をさせていただきます。
桜川市教育委員会委員1名が現在欠員となっておりますことから、次の者を任命いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により議会の同意を求めるものであります。
議案第11号として推薦いたしました市村尚夫氏は、桜川市真壁町下谷貝426番地にお住まいで、昭和29年4月11日生まれの65歳になられる方でございます。同氏は、県内の小中学校の教諭、教頭、校長を歴任し、平成27年3月に桜川市立桃山中学校を校長で定年退職なされ、その後、桜川市公平委員会委員を務め、現在桜川市教育支援センターの相談員として勤務されておる方です。どうぞ慎重なるご審議の上、ご同意くださいますようお願い申し上げます。
〇議長(仁平 実君) 提案理由の説明が終わりました。
これから質疑を行います。質疑ありませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(仁平 実君) 質疑を終わります。
これから討論を行います。討論ありませんか。
〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(仁平 実君) 討論を終わります。
お諮りします。議案第11号は原案のとおり同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(仁平 実君) 異議なしと認めます。
よって、議案第11号は原案のとおり同意することに決定いたしました。
〇一般質問
〇議長(仁平 実君) 次に、日程第8、一般質問を行います。
一般質問については、1回目は一括質問、一括答弁方式とし、2回目以降は要旨ごとに一問一答により行います。質問時間は、答弁を含めて60分とします。初めの質問は対面席に登壇して行い、再質問は自席でお願いします。答弁も初めは登壇して行い、次回は自席でお願いします。
なお、質問は簡潔明瞭に行い、議題外にわたり、あるいは許可された趣旨の範囲を超えないよう議事運営にご協力をお願いします。
それでは、通告順に従って発言を許します。
10番、菊池伸浩君。
〔10番(菊池伸浩君)登壇〕
〇10番(菊池伸浩君) 10番の菊池伸浩です。それでは、一般質問通告に基づきまして6点質問いたします。
まず1つは、真壁城跡整備事業の到達点と今後の展望です。真壁城は、1994年に国指定史跡に登録され、将来の史跡公園整備化に向けて毎年発掘調査が行われおります。1999年からは城跡整備事業として鹿島神社の南東側から土塁の復元が始まっております。曲輪南側には発掘調査で明らかにされた土塁と外枡形の虎口が、これ虎口です。が復元され、その後も整備が続いております。過去の発掘調査では、堀底から木樋、木の樋です。を検出、さらには薬研堀、井戸、区画された屋敷群と思われる遺構、城内の道なども検出をされております。現在の到達点と今後の展望について伺います。
2点目、小中学校の統廃合計画の見直しについて。昨年7月、学校統廃合計画説明会が行われ、その後、9月議会では私は市のつくった計画は分かりにくい。問題があると指摘をいたしました。しかし、部長からは具体的な答弁は頂けませんでした。その後、猿田小学校の羽黒小学校への統合をめぐり、いろいろ紆余曲折を経て、市長の努力もあり、令和3年度の統合が昨年12月議会の最終日に明らかになりました。私もその説明会に参加しました。とにかく統合すること、いや、1つの学校がなくなるということは大変な苦労するということが分かりました。学校統廃合で一番問題になるのは、児童生徒の通学の足の確保です。
昨年秋、県義務教育課に聞き取りができました。どこでもスクールバスの導入がされておりますが、一番多かったのが行方市の45台です。行方市は、人口数、人口減少の傾向、財政規模でも桜川市に一番似た自治体です。スクールバス45台が一斉に動くとなれば、4億円以上かかります。当初の5年間は、国の半額補助がありますが、その後は全部自治体負担です。実際にはどのような形態で運営しているのでしょうか。事前に資料を提供し、調査を依頼していますから、結果を伺います。
小さな学校なら、運営費は校長1人分の給与でやっていけます。先生の給与は国が3分の1、県3分の2の負担です。統合を急ぐ必要はどこにもありません。父母の声をよく聞いて、児童生徒の足の確保をできる見通しがついてからで十分間に合います。統合は行政の都合でするものです。行方市のような高額のバスの料金徴収は、義務教育無償の原則にも違反することになります。紫尾小学校がなくなってから、公民館の紫尾分館祭もなくなり、めっきり寂しくなりました。また、市の小中学校適正配置計画については、高森地区の住宅建設計画は、当分見通しが立たないことが明らかになったのですから、高森地区云々の部分は削除する必要があると思いますが、いかがでしょうか、伺います。
3つ目、高過ぎる国保税の引下げについて。昨年3月議会でも質問しております。まず、3月議会で確認したことを簡単に再確認しておきます。1つは、公的医療保険制度、国保、協会けんぽ、組合保険、共済組合、この中で一番多くの人、国民の4分の1が加入しているのが国保制度です。しかし、加入世帯の平均所得は一番低いのに、保険料は一番高くなっております。2つ目に、国保には協会けんぽと違い、事業主がいない。ここに根本的違いがあります。国保以外は会社側が保険料の半分を負担することになっております。3つ目は、国保を重くしている最大の原因は均等割と平等割です。特に収入の全くない子供にまで均等割の課税対象になっております。4つ目は、全国知事会は協会けんぽ並みの保険料にするために、2014年に1兆円の国保負担投入を求めております。私は、もっともな要求だと考えます。この4つについて市民生活部長も同意をしていただけますか。
今回の主題は2つです。1つは資産割です。これは、固定資産に係るものです。収入に係るものではありません。多くの市町村では資産割はなくす方向になっております。県下の自治体で資産割を廃止している自治体は幾つになっているでしょうか。市としてはなくすことについてどのように考えているのでしょうか。
2つ目は、均等割の減免制度です。税金は収入のある方から取るのが原則です。その原則を打ち破っているのが、1つは消費税です。もう一つが均等割です。生まれたての赤ちゃんにまで、生まれてきたのが悪いとでも言うように、税金をかけるのが均等割です。今、少子化対策の一つとして、均等割に減免制度をつくる自治体が増えております。県内では取手市で取り入れております。市でつかんでいるのは、そのほかあるでしょうか。
ここで問題になるのは、ペナルティーです。今、国は国保への法定外繰り入れをやめさせるために躍起になっております。そこで、いろいろな工夫をしないとペナルティーが来ます。ところが、特別の事情がある場合はペナルティーがありません。厚労省は繰り入れを分けているのです。この場合の特別な事情の判断は自治体首長の裁量に委ねられているのです。子供が多い多子世帯、独り親世帯、障害者、障害児の世帯など特別な事情がある世帯に自治体独自の減免制度の適用は可能です。ぜひ生まれたての赤ちゃんにまで税金をかける均等割に減免制度をつくっていただきたい。均等割の減免制度は、自治体の首長の裁量となっていますから、ここは市長の答弁をぜひお願いをいたしたい。
4つ目の質問です。教員の変形労働時間制導入の是非について。ここはちょっと法律の説明が入りますので、長くなります。昨年12月4日、公立学校教員に1年単位の変形労働時間制を導入するという法案、改正教職員給与特別措置法が成立しました。これは、自民党議員からの出た議員立法です。今年は各自治体で制度導入の是非が問われると言われております。この法案の問題点と導入の是非を伺います。
この法案のポイントを紹介いたします。1年単位の変形労働時間制となっております。1日8時間労働の原則を崩し、1年間を忙しい繁忙期、そうでない閑散期に分けて、繁忙期には1日10時間働かせ、閑散期にはその分短くするというものです。これは、1年間を通して寝だめ、食いだめをするというもので、人間の生理には反する生活を強要するものです。今、先生方には繁忙期はありますが、閑散期はありません。これは、私の家の前に岩瀬小学校があり、夜8時を過ぎても職員室の明かりが消えないことからも分かります。なぜ忙しいのか。1つは、教員数が不足しているのです。もう一つは押しつけの無駄な研修が多過ぎるのです。この2つを解決しなければなりません。なぜこのようなことが行われるようになったのか。根本原因は、1971年につくられた公立学校教職員給与等に関する特別措置法、これ教特法といいます。ができ、教員は4%給与を上げる代わりに、残業代は出さないとなったからです。ですから、夜8時でも9時でも職員室の明かりが消えなくなったのです。今、教員の職場はブラック職場と言われ、教員の希望者も減っております。私の耳には教員の現場からはこの制度はやめてほしいという声ばかりが聞こえてきます。この制度は、完全に選択制です。小中学校の先生の身分は市町村職員です。同時に県費負担職員です。つまり先生方の給与は、国と県が負担しております。都道府県等がこの条例を定めるかどうか、条例ができたもとで、個々の自治体や学校が導入するか、いずれも自由です。また、学校で導入するかは毎年決めます。桜川市として、この1年間の変形労働時間制にどのように対処するのか伺います。
私の教員時代の一つの参考を紹介します。笠間高校時代、学習指導要領の改訂で、ゆとりの時間が制定をされました。上昇志向の校長は我先に飛びつきました。私は、職員会議で中身がよく分からないものに飛びつくのは危険だ。他校がやっていいものなら、後でまねればいいと発言し、結局最後にやらざるを得なくなってからやることになりました。ゆとりの時間は10年もたないでなくなりました。
5点目、し尿くみ取り料金について。私のところにし尿くみ取り料金について高過ぎるのではないかとの声が複数の方から寄せられております。今までもうわさには聞いていたのですが、このところ名乗って言ってくる方もおります。幾つか質問をする次第です。
市では、し尿くみ取りを6社に許可をしています。私が調べたところ、岩瀬地区、大和地区では、それぞれ複数の業者がありますが、どちらに頼んでも自由と聞いております。ところが、真壁地区だけは業者が指定になっているのではないかとの声を聞きます。これは、事実なのか。ただの慣例にすぎないことなのか伺いたい。
もう一つは、領収書の書き方です。今は自治体によっては何リットル幾らと自治体で公表しているところもあります。つくば市などはネットでし尿くみ取り業者を紹介するときに、料金の確認の上依頼してくださいとトラブル防止の方法を注意喚起しております。市民生活部として何か対策をとってほしいと考えるのですが、伺います。
全国でもし尿くみ取り料金については、トラブルが発生しているようで、今回は話題の提供を兼ねて紹介しますので、この例についてどう考えるか、見解だけ伺います。例えば青森県弘前市では、くみ取り料金は多分に公的要素があり、業者がそれぞれ料金を決めた場合、利用者に不公平が生じるという理由で、くみ取り料金は審議会に諮問し、その答申を受けた後、許可業者に通知をしているとのことです。許可業者はこれを参考に決定をしておりますとインターネットで堂々と説明をしております。この弘前市の事例については、どのように考えるかだけで結構ですから、見解を伺います。
最後、6番目です。学校給食費の減免制度について。給食費の負担軽減については、私は平成30年12月議会で取り上げて質問しております。平成30年度には南給食センターが廃止となり、そして令和2年度からはまかべ幼稚園が廃止となります。今、ますます子供の少子化が進んでおります。大子町などでは学校給食の減免制度が進んでおります。市でもいきなり全児童生徒を無料にしろとは言いません。市としても何か手当てをしているという姿勢を見せるために、第2子以降とか部分的にでも少子化対策をしているという姿勢を見せていただきたいという質問を平成30年12月議会でしました。それなりの感触を得ていました。今回の予算内示の説明会では、義務教育に在籍する子が3人いる場合は、第3子から令和2年度から免除するとの説明です。しかし、これは紛らわしくて分かりにくい上にあまりにもみみっちいのではないでしょうか。義務教育に在籍する子が3人に満たない場合はという言葉を取っ払い、単純に第3子以降は免除するとしていただきたいが、いかがでしょうか。よろしく検討をお願いします。
以上、6点質問いたしまして、特に真壁城跡整備事業については、答弁を聞いてから再質問4つほど準備していますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(仁平 実君) 菊池伸浩君の質問に対する答弁を願います。
佐藤教育部長。
〔教育部長(佐藤 勤君)登壇〕
〇教育部長(佐藤 勤君) それでは、菊池議員さんのご質問にお答えいたします。
初めに、真壁城跡整備事業への内容につきましてお答えいたします。現在、茨城県内には中世の城跡といたしまして4つの国指定の史跡がございます。戦前に指定されましたつくば市の小田城、それから筑西市の関城、そして下妻市の大宝城、この3つが指定を受けております。真壁城は、その学術的な価値が評価され、平成6年国の重要文化財に指定をされました。ここでいいます学術的な価値とは、その城跡が市街地に接しているにも関わらず、大きな改変を受けずに当時の地形を現在に残しておる。発掘調査により中世の姿を明らかにし得ることを指しております。
その調査につきましては、平成9年度より本格的な発掘調査を開始いたしまして、既に外曲輪という東側区域の調査と、それから土塁や堀などの整備が完了し、一般に公開をしております。現在は、次の中城地区の調査と土塁や堀、木橋、土橋などの調査を行いまして、工事が完了した箇所から随時公開をしております。この中城地区の中央部から池の跡と茶室や舞台のような、いわゆる接待施設と見られます建物の跡が発見されたことから、中世の城跡としましては、類の少ない重要な遺構であると注目を浴びまして、文化庁からも特に慎重な調査を行うよう指導を受けているところでございます。この庭園遺構と接続するその箇所の調査が進み次第、保存活用計画を策定いたしまして、庭園部分の整備工事を行い、一般公開を行う予定でございます。
続きまして、市内小中学校の適正配置基本計画、この推進についてのご質問にお答えいたします。第2次の桜川市立小中学校適正配置基本計画は、児童生徒の数の推移並びに第1次の計画をもとにいたしまして、昨年の5月に策定されました。その7月からは中学校区ごとに説明会を開催いたしまして、直接市民への説明をしてまいりました。現在は本計画に基づきまして、猿田小学校と羽黒小学校の統合につきまして、その事業を進めているところでございまして、今後もこの計画に基づきまして、それぞれの学校区におきまして、地域や保護者の皆様と話し合いを行っていく予定ですので、現在計画を見直す、そういった予定はございません。しかし、市民の皆様との話し合いの中で、第2次適正基本計画、この見直しが必要となれば、そのときに検討をしてまいりたいと考えます。
続きまして、ご質問にありました行方市でのスクールバスの運行についての内容につきましてご説明させていただきます。行方市では、小学校で43台、中学校で2台、合計先ほど菊池議員の質問にありましたが、45台のバスを運行しております。小学生におきましては、総児童数が1,468名ほどいるようですが、そのうちの約8割に当たります1,163名がこのスクールバスを利用しているというような現状でございます。また、中学生につきましては、旧麻生第一中学校区の74名の生徒が利用しているということでございます。
利用料金につきましては、条例で1人当たり一月3,000円と決めているようですが、現在は子育て支援策といたしまして、令和3年3月までの期間、月1,000円ということで徴収をしているようでございます。
年間のこのバスの運行委託料でございますが、小学校の分が約2億8,100万円、中学校が1,400万円ということで、合わせて3億円程度の運行費用がかかっているというような状況だそうです。当初はこの運行費用に当たりまして、国の補助金が充てられておりましたが、この補助金の充てられる期間が5年間ということで、期限があるということで、この期限が切れた後のその財源の確保が今課題となっているというような話を聞かせていただきました。
最後に、高森地区を含めます桜川筑西インターチェンジ周辺のまちづくりへの考え方でございますが、適正配置の基本計画にありますように、今後の桜川筑西インターチェンジ周辺のまちづくりが進み、児童生徒数が増加し、一定規模の維持が見込まれる、そういった場合に新たな学校区を検討すると、こういった将来を見込んだ考え方であるというような認識でおります。
以上でございます。
〇議長(仁平 実君) 続いて、宮田市民生活部長。
〔市民生活部長(宮田充夫君)登壇〕
〇市民生活部長(宮田充夫君) 菊池議員、3番目の高過ぎる国保税の引下げについてのご質問にお答えをいたします。
昭和36年より現行の国民健康保険制度が発足されて以来、加入者が全てひとしく保険給付等のサービスを受けられるものでありますことから、そのサービスに応じた加入者の負担も等しいものとする応益負担の考え方で運用されてまいりました。しかしながら、当時とは異なる社会情勢や超高齢化の進展等により、均等割額や平等割額のみで加入者の負担を求めますと、所得の低い方にとって、その所得に比べて過度の負担となるおそれがあることから、所得や資産といった負担能力に応じた所得割額や資産割額による負担も取り入れられ、さらに所得の低い方に対しては、世帯の所得や加入者数に応じて均等割額と平等割額の合計額の7割または5割、2割が軽減される仕組みが設けられており、より負担が軽減される仕組みとなっているというふうに認識をしております。
また、医療福祉費、いわゆるマル福制度におきましても、中学生、高校生の外来受診を市単独事業として無料化し、子育て支援を図っているところでございます。
菊池議員が平成30年第4回定例会、それから平成31年第1回定例会にて、国民健康保険制度に対してご質問し、特に均等割額と平等割額の削減等についてご提案されていたことは承知をしてございます。そして、今回ご提案では、市が均等割額の減免措置を図った場合、国、県から罰則があるかとのことでございますが、独自に減免を行うことについての罰則等はございません。しかしながら、国民健康保険は、個人の払う保険料と法定の公費により運営されるべき制度でありますので、それに必要な財源措置も含め国が制度として行うべきものと考えております。2年前に国保を広域化し、県が財政運営主体となった実績も踏まえまして、今後社会情勢や超高齢化の進展等による時代の変革に対応して、国民健康保険制度をどのように改革していくのかを注視してまいりたいと考えております。
次に、5番目の質問、し尿くみ取り料金についてお答えをいたします。まず、し尿くみ取り制度と料金についてですが、議員さんのおっしゃるとおり、廃棄物処理法に基づく環境省の通達により、市町村においてし尿くみ取りを直営もしくは委託にて行う場合には処理手数料を条例で定めることとなりますが、許可業者が行っている場合には、処理手数料を条例で定めることはできないこととされております。現在、桜川市ではし尿浄化槽清掃業の許可を受けた業者がくみ取りを行い、料金を業者が直接徴収することとなっております。
くみ取り業者への依頼については、利用される方から許可業者へ電話による直接の依頼をお願いしているところです。この許可業者名と連絡先につきましては、全戸配布しております「ごみの分別収集等のお知らせ」や市のホームページにも地区ごとに「し尿汲み取り・浄化槽清掃業者」として掲載をしておりますが、今後はくみ取り料金等のトラブル防止のための注意喚起等手だてを講じていきたいというふうに考えております。
また、弘前市では、くみ取り料金を許可業者がそれぞれ料金を定めた場合に、料金に差が出ることで利用者間に不公平が生じる懸念があることから、対策を講じているとのことですが、この取組は、料金は原価方式に基づいて算出した原価に適正な利潤を加えた額等適正かつ合理的なものとすることが望ましいとの法解説に沿った適正なくみ取り料金の設定に資するものであると考えます。
以上でございます。
〇議長(仁平 実君) 続いて、梅井教育長。
〔教育長(梅井髓j君)登壇〕
〇教育長(梅井髓j君) 菊池議員さんの4番目のご質問にお答えいたします。
変形労働時間制とは、夏休み中などの長期休業中にまとめて休日を確保することが可能となるように、公立学校の教師が1年単位の変形労働時間制の適用を可能とするものでございます。この前提といたしまして、業務の削減に向けた総合的な取組が必要となります。桜川市といたしましても、部活動ガイドラインを作成して、活動時間や大会への参加回数の目安などを示しております。また、今年度より小学校5・6年生に外国語というものが新たに入るため、昨年度は学校からの要望を受けまして、丁寧な英語の授業研修を行いました。今年度はそれを回数を2分の1に削減したり、あるいは学校訪問時に提出いただく資料を1枚に絞るなどの業務の削減に取り組んできたところでございます。また、学校閉庁日を設けまして、全職員が一斉に休みを取る日を設定しております。
議員ご指摘の変形労働時間制に関する条例は、中央教育審議会の審議を経まして、この3月に文部科学省から条例や規則等の例が提示される予定になっております。
これらを受けまして、都道府県でこの条例を令和2年度中に制定されましたら、それを受けまして、規則等が整備されることになっております。今後文部科学省から提示される条例や規則等がどのような内容のものなのか、茨城県はどのような条例を制定するのか、それらの内容をしっかり踏まえて対応を検討していかなければならないというふうに思っております。
以上です。
〇議長(仁平 実君) 続いて、大塚市長。
〔市長(大塚秀喜君)登壇〕
〇市長(大塚秀喜君) 菊池議員の6番目の学校給食の減免制度についての質問についてお答えいたします。
学校給食費の減免制度については、少子化対策では重要施策の一つであり、市としても令和2年度からまず第3子目以降の給食費の無償化を実施させていただきたく予定しております。議員おっしゃるとおり、いきなり全児童生徒を対象に無償化することは厳しいと考えております。また、義務教育で3子目以降ということでございますが、財政負担もにらみながら、無償化の対象を広げるということで、段階的に実施していきたいと考えております。少しでも少子化に歯止めをかけていきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。
〇議長(仁平 実君) 答弁が終わりました。
再質問があれば質問願います。
10番、菊池伸浩君。
〇10番(菊池伸浩君) 国保について1つだけ指摘だけしておきますから。
今、ペナルティーはないだろうというような楽観的な答弁だったのですが、厚労省もペナルティーをするなんて簡単には書けないのです。だから、文章なんかには書いていないのです。ところが、裏ではちゃんと特別な事情があった場合には法定外繰入れをしてもペナルティーにはならないような言い方をしているのです。一般的な法定外繰入れは絶対後で地方交付税なんかで簡単に減額という形で現われますから、そこは注意をしていただきたいということを指摘をしておきます。
真壁城についての再質問を一応4つ準備しておりますので、一問一問聞いていきます。
まず、実務的なことで質問します。国、県の補助金が、特に県の補助金が途中からゼロになってしまったのですよね。この変遷をちょっと簡単に。国や県は事業をやるときには、最初は補助金をどさっとつけてくれるのですが、だんだん、だんだん国も減ってきている。そして、県も今はなくなってしまったという、その経過をちょっと説明を願います。
〇議長(仁平 実君) 佐藤教育部長。
〇教育部長(佐藤 勤君) 真壁城跡の整備事業に関わります国県補助の状況、変遷等につきましてのご質問にお答えいたします。
平成9年度の事業開始から平成19年度までは国から対象事業費、あくまでこれは国の補助事業の対象事業費、これの2分の1、率にして。それから、県からは残りの分の4分の1、これの補助を受けておりました。国の補助率につきましては、現在まで対象事業費の2分の1ということで変更はございませんが、ここ交付される補助金そのものの額が若干圧縮されているというような傾向は国費についてはございます。
それから、県費のほうでございますが、平成20年度は8分の1、それから21年度は8分の1のその部分の9割ということで圧縮傾向にございまして、平成22年度からは県からの補助はなしというような状況になっております。また、この県の補助金の措置でございますが、これは県内ほかの自治体も同じような取扱いとなっているような状況でございます。
以上です。
〇議長(仁平 実君) 10番、菊池伸浩君。
〇10番(菊池伸浩君) 真壁城跡の歴史的にというのは、それなりに理解をしているつもりです。その完成形がどのようになるか、これが想像できないのです。そのために文教厚生委員会では、昨年つくば市の小田城跡を見学に行きました。完成するのは、真壁体育館が取り壊しになってからですから、大分先になるのですが、本丸跡も整備できたとすると、小田城跡のような史跡公園を想像していいのでしょうかどうか伺います。
〇議長(仁平 実君) 佐藤教育部長。
〇教育部長(佐藤 勤君) ただいまのご質問にお答えいたします。
整備の完成形ということですが、具体的な形は今進めております発掘調査、これが終わってからの最終的な検討になるのかと思いますが、おおよそ今、議員のご質問にもありましたが、同時期の、同時代の城跡となっております小田城跡、ここと比べまして、かけ離れた姿になるということはないと考えております。
以上です。
〇議長(仁平 実君) 10番、菊池伸浩君。
〇10番(菊池伸浩君) 完成形ができるのは私が死んだ後でしょうから、そこまでいかなくても、区切りのつくところで一般公開できるような形になるのはいつ頃で、どういう形で公開ができると考えていいのでしょうか。
〇議長(仁平 実君) 佐藤教育部長。
〇教育部長(佐藤 勤君) 整備後の一般公開についてでございますが、先ほどの1問目の中でもお答えいたしましたが、既に外曲輪等東部分につきましては、もう整備も完了いたしまして、先行して一般の方々の見学や散策、こういったものに開放をしておるところでございます。また、現在中央部に当たります中城地区の整備を進めておるところでございますが、そこで庭園遺構と接続する箇所の調査が済み次第、庭園部分の整備工事を行いまして、一般公開を行っていきたいと、このように思っております。
その具体的な年次等についてでございますが、発掘される庭園遺構の内容や、それから文化庁の事業予算、これによりまして結構影響を受けるのかなと、国のやっぱり補助金のつき具合があまり今のところこちらで想定しているより多くないというところがございまして、現段階ではおおむね8年から10年程度と考えているところでございます。
以上です。
〇議長(仁平 実君) 10番、菊池伸浩君。
〇10番(菊池伸浩君) 最後の質問ですが、毎年1回、発掘状況の報告会を行っていると聞いております。私もできるだけ参加をしております。城マニアと言われる人はそれなりにいて、かなりの参加者はいるようです。私の不満としては、その中に地元の参加者が少ないように感じております。地元の参加者が増える工夫をしていただきたいと考えているのですが、どのような対策を考えているのでしょうか、伺います。
〇議長(仁平 実君) 佐藤教育部長。
〇教育部長(佐藤 勤君) 発掘調査についての現地説明会についてでございますが、毎年調査の後半になりますが、12月の第1土曜日の午前と午後に期間を設定いたしまして、広報紙等を使いまして、その説明会の周知を図っておりますが、今年度は非常に寒い、極寒となりましたが、多くの方にこのときも参加を頂いております。ほかの遺跡の説明会、これらと比較いたしまして、その真壁城の説明会が地元の人の参加が極端に少ないというわけではありませんが、今、議員のご質問にもありましたように、今後より多くの地元の方々に郷土の歴史的その資産、それからその魅力について知っていただく非常に貴重な機会でもありますので、より一層の周知、工夫、こういったものを重ねて行っていきたいと考えております。
また、発掘調査が始まった頃には、小中学生や、その保護者を対象といたしまして、発掘体験講座、こういったものを開催したり、それからホームページでも歴史情報の発信、こういったものを多く行っておりましたので、またこの辺のところも考えまして、体制を整えまして、積極的にそういった供給、普及活動、そういった中でも対応していきたいというふうに考えております。
以上でございます。
〇議長(仁平 実君) 10番、菊池伸浩君。
〇10番(菊池伸浩君) 最後に、小中学校のスクールバスの件で、私あちこち調査をしていますので申し上げますが、とにかく鉾田市なんかは、まだ今、学校統廃合の途中なのです。完成形だとバス80台になるのではないかと、そういう心配をしているのです。とにかくスクールバスがむやみに増えますと、運転士もいない。単価も高い。国の補助も半額しか、5年間しか来ないと。こんなのでは途中で国はどんどん統廃合を進めていますから、調子込んでやっていってしまうと心配ですから、とにかく無理して統廃合は進めないで、本当に猿田小みたいにもう全クラスが複式学級になって、父兄もやってほしいという要望が出るようになったら、合併は進めていくのがいいのであって、無理をしないでほしいということだけお願いをして、私の質問は終わります。
〇議長(仁平 実君) これで菊池伸浩君の一般質問を終わります。
ここで暫時休憩します。
休 憩 (午前11時13分)
再 開 (午前11時27分)
〇議長(仁平 実君) では、会議を再開します。
続いて、3番、武井久司君。
〔3番(武井久司君)登壇〕
〇3番(武井久司君) 3番、武井です。一般質問通告書により質問させていただきます。2件ございます。
まず1件は、健全な水道事業の取組についてということで質問させていただきたいと思います。人口減少に伴い、給水人口や給水量も減少し続けます。水道事業の収支悪化が予想される中、結果的には漏水事故の発生を招き、水の安定供給の支障を来します。住民の生活質の悪化をもたらし、水道管路は法定耐用年数40年とされています。大半は高度成長期に整備されたものと考えられます。管路の整備が進まず、経年劣化がますます上昇すると思われます。全国の管路の更新率は全国平均0.76%と言われています。そこで、何点か質問させていただきたいと思います。
まず1件は、桜川市の管路の更新率を伺いたいと思います。
また、水質安全確保のために石綿管、鉛管等の使用実態、水質検査、これは採水項目、頻度についても伺いたいと思います。
それから、3番目に管路や水道施設において耐震化が必要と思われます。それについても今後の取組についてお伺いしたいと思います。
次に、有収率の向上の施策について、各地区で漏水調査等を実施していると思います。平成30年度漏水調査及び対応状況についてお伺いしたいと思います。
それから、有収率の向上についての施策、これについて今後どういうふうにするか伺いたいと思います。
それから、水道法改正案の中で、市町村など経営維持しながら、民間企業に運営権を設定できるコンセッション方式についての認識を伺いたいと思います。
それから、2番目といたしまして、学校給食について何点かお伺いしたいと思います。学校給食は、児童及び生徒の心身の発達に資するもので、重要な役割を果たすものと考えられます。1月に、これ正確に言いますと1月22日かと思いますが、附帯設備の故障で給食が休みとなりました。そこで、何件か質問させていただきます。
1番として、学校給食の重要性を市としてどのように考えていますかと。
それから、2番目といたしまして、給食配給後に報告された異物混入等、今まで何件あったか、ちょっと内容も含めてお願いします。
それから、3番目の地産地消が取り沙汰されている中、市における近年の実績や目標に対しての状況、どのくらいのものを使用していたか、これについてもお伺いしたいと思います。
それから、4番目、これなのですが、毎日使用されている調理機器、それから器具、附帯設備の点検、維持管理はシステム化されているか伺いたいと思います。
それから、5番目といたしまして、自然災害、事件、事故等が起きた場合に、学校給食の安定、継続供給の確立、こういったものはされているかどうか、5点伺いたいと思います。
回答状況によっては再質問させていただきたいと思います。
以上です。
〇議長(仁平 実君) 武井久司君の質問に対する答弁を願います。
市塚上下水道部長。
〔上下水道部長(市塚久弐君)登壇〕
〇上下水道部長(市塚久弐君) 武井議員の健全な水道事業の取組についてのご質問にお答えいたします。
まず初めに、(1)番目の市内の管路更新率についてですが、桜川市内の水道配水管は、石綿セメント管、ダクタイル鋳鉄管、硬質塩化ビニール管を主管種として整備されました。石綿管更新工事につきましては、真壁地区においては平成11年度から、岩瀬地区においては平成15年度から実施され、現在約98%の更新率となっております。また、今後耐用年数を迎える硬質塩化ビニール管については、漏水発生の多い路線を精査し、優先的、計画的に更新を行っていきたいと考えております。
次に、(2)番の水質の安全確保ですが、ただいま申し上げましたとおり、石綿管はほぼ更新されており、鉛管は使用されてはおりません。水質検査については、井戸取水を行っている施設については、浄水場と配水後の公共施設において検査しており、県西用水受水のみの施設については、配水後の公共施設において採水して検査しております。また、県西用水につきましては、企業局により関城浄水場と県西用水末端の富谷にあります岩瀬配水池において採水し、検査しております。いずれも採水項目につきましては51項目、検査頻度につきましては、毎月実施しております。
また、東日本大震災以後は、放射性ヨウ素及び放射性セシウムの放射能検査も3カ月ごとに実施しております。
次に、(3)番の耐震化についての今後の取組につきましては、現在整備中の桜川筑西インターチェンジ周辺地区で使用している熱融着継手のポリエチレン管や離脱防止構造管種など耐震化に優れたものを今後の更新工事にも採用してまいりたいと考えております。
次に、(4)番の平成30年度における漏水調査と対応状況ですが、延べ延長にしまして、市内約88キロを調査委託し、19件の漏水が発見され、修繕工事を行っております。また、職員による夜間調査などにより、漏水調査区域の絞り込みなども行っております。
次に、(5)番の有収率向上の施策についてですが、管渠の老朽化に伴い、漏水が慢性的に発生している状況でございますが、発生時には迅速な復旧に当たり、無効水量の削減に努めております。また、目に見えない地中での漏水も、調査を継続的に行い、発見と迅速な復旧により無効水量を削減していくことで有収率を向上させていきたいと考えております。
次に、(6)番のコンセッション方式についてですが、コンセッション方式とは、施設の所有権を自治体が所有したまま、民間企業に水道事業の運営を委ねる方式で、官民連携の選択肢の一つとされていますが、現在水道事業において導入の先例はない状況です。理由といたしましては、安定した料金収入が見込まれる反面、収入の増加が難しいという事業特性があり、施設の老朽化などのリスクも負担することなどがあります。今後は県内自治体の動向を見ながら検討していきたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(仁平 実君) 続いて、佐藤教育部長。
〔教育部長(佐藤 勤君)登壇〕
〇教育部長(佐藤 勤君) それでは、武井議員の学校給食についてのご質問にお答えいたします。
初めに、学校給食のその重要性についてでございますが、児童生徒の食生活を取り巻くこの社会環境の変化は非常に大きいということで、偏った栄養摂取、それから肥満などの食生活の習慣病、これが増加しているというようなことで、その食に起因いたします健康問題が非常に増えてきているというような認識でおります。
そのようなことから、学校におけます給食を通しました食育、この推進につきましては、適切な栄養の摂取によりまして、健康の保持増進を図ることや肥満や生活習慣病、これの予防など食事について正しい理解を深めること、さらに望ましい食習慣、これを養い、コミュニケーションをとる、そのような重要な場であると考えております。
そして、何よりも子供たちにとりまして、学校生活の中で給食というのはとても楽しみな時間でもあるということで、これらのことから学校給食はとても大切なものであると、重要な役割があると、このように考えております。
続きまして、異物混入の事案についてでございますが、今年度児童生徒の健康に害を及ぼすおそれのあります異物混入の報告はありません。ただ、米の炊飯時に生じたと思われます焦げの混入、これが3件、それから鶏肉の小骨の混入、この報告が1件ございました。これらの事案につきましては、その都度委託業者、それから納入業者には、原因究明に当たっていただきまして、その結果の報告を受け、現場において注意喚起を促すよう指導をしております。また、衛生面につきましても、徹底した指導を行っております。
続きまして、地産地消の取組へのご質問でございます。学校給食センターでは、地産地消の一環といたしまして、例年約50%程度の割合で地場の産物を使用しております。米飯では、桜川市内でできた桜川市内産の米、これコシヒカリになりますが、これを100%使用しております。また、地元産の大豆を原料といたしました豆腐や生揚げなどの加工品も使用しております。また、パンにつきましては、やはり市内産の小麦であります「ユメシホウ」、これの粉で作りましたパンを年に3回ほど提供しております。野菜では、ネギや大根など、また果物ではブルーベリーやユズのジャム、それからフクレミカンなど季節に応じて使用しており、また11月、毎年11月には地産地消の強化月間といたしまして、特に地場産物を多く取り入れました献立を提供しております。野菜、果物などは季節や、それから気候などの変動にも左右されまして、その必要な量を安定的に確保するということが難しいようなこともありますが、今後も地場産物を積極的に取り入れました給食、こういったものを提供してまいりたいと考えております。
続きまして、設備の維持管理につきましては、現在調理機器をはじめとしました給食センターの設備の維持管理につきましては、センターの職員や、それから調理作業員によります日常的な点検、それから業者によります定期的な保守点検によりまして、不具合が発生またはそのおそれがある箇所につきましては、その都度修理や部品交換といった対応をとっているところでございます。
議員のご質問にございましたシステム化という点につきましては、設備によりましては、業者によります24時間の遠隔監視を行っているものもありますが、基本的には利用者によります定期的な点検、これにより対応をしております。
一部の施設につきましては、これも先ほど議員のご質問にもございましたが、定期的な点検など実施していない箇所もありまして、不具合が生じまして、給食の提供に影響が出る、そういった事案が発生してしまいましたが、今後は全ての設備につきまして、定期的な点検を実施いたしまして、施設の適切な維持管理に努めまして、安定的に給食を提供できるよう取り組んでまいりたいと考えております。
最後に、給食の安定的・継続的供給についてでございますが、まず主食のパン、御飯、麺、それから牛乳、これらにつきましては、茨城県の学校給食会、こういった団体にその製造、それから配送を委託しております。もしその加工施設が停止した場合、こういった場合でも、県内の別の工場で対応する、そういった体制が構築されております。
学校給食センターでは、副食物でありますおかずや汁物の調理、配送を行っておりまして、安定的な給食の提供のため、先ほどもお答えいたしましたとおり、施設の維持管理、こういったものに努めておりますが、自然災害や事故あるいは設備の不具合などで調理のできない事態や、それから時間に間に合わないといった場合には、備蓄しております調理済みの食品がございまして、これらで対応できるようにしております。
ただ、どうしても対応ができない事態が発生した場合には、やむを得ず給食の提供に影響が出てしまう、与えてしまうといったこともございまして、そのような場合には、保護者の皆様に弁当の持参をお願いするということになってしまいます。学校給食センターでは、そのような事態を防ぐために、今後とも施設、設備の維持管理を徹底いたしまして、また関係団体や企業との協力のもと、安定的な給食を提供していけるよう今後とも努力をしていきたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(仁平 実君) 答弁が終わりました。
再質問があれば質問願います。
3番、武井久司君。
〇3番(武井久司君) まず、水道ですか、健全な水道事業の取組についてのほうでなのですが、管路水路水道施設においての耐震化ということで、これは記憶によると東日本大震災の後かなと思ったのですが、1週間とか10日断水したというような大きな事故があったかと思います。こういったものを踏まえて、やはりメンテナンスも含めて今後対応をお願いしたいと。これは、お願い事項でございます。
それから、もう一件、給食についてなのですが、給食のほうのパンの供給ということで、年3回ということであったのですが、これは年3回なのですか。月3回ではなくて、年3回なのでしょうか。
以上です。よろしくお願いします。
〇議長(仁平 実君) 佐藤教育部長。
〇教育部長(佐藤 勤君) 地元産の「ユメシホウ」の粉を使ったパンの提供、これは年3回ということになっております。
〇議長(仁平 実君) 3番、武井久司君。
〇3番(武井久司君) これ年3回というのは多いというか、よその市町村の給食ということを考えるとどうなのでしょう。私ちょっと分からないのですが、この辺も踏まえて妥当かどうか。
〇議長(仁平 実君) 佐藤教育部長。
〇教育部長(佐藤 勤君) そういった地場の材料を使った、ここでいいますと、そのパンということになりますが、そういった提供の割合といいますか、そういったものについての他自治体のちょっと情報が今手元にありませんが、その給食として提供いたしますパンなり、御飯なり、そういった副食物も含めて、そういったものに対するその規則といいますか、それが非常になかなかその条件の厳しいきちっとした管理下のもとで製造され、提供されるという前提になっておりますので、そういったところも考えますと、その年3回というのが果たして少ないのか、多いのかというところもちょっとなかなか判断はできないのですが、やはりそういった厳しい条件をクリアして提供しなければならないということでございますので、やはりおのずと提供できる回数といいますか、それには限度があるということで、現在のところは年3回の「ユメシホウ」の粉を使ったパンの提供、これは妥当といいますか、現在できる中での最善の範囲ではないかなというふうに考えております。
〇議長(仁平 実君) これで武井久司君の一般質問を終わります。
ここで暫時休憩します。
休 憩 (午前11時47分)
再 開 (午後 1時32分)
〇議長(仁平 実君) では、会議を再開します。
続いて、16番、相田一良君。
〔16番(相田一良君)登壇〕
〇16番(相田一良君) 16番、相田です。4項目6点について質問いたします。
1項目の市道の安全対策についてお伺いします。1点目の大和中学校横の市道を歩行する生徒の安全対策について、2点目といたしまして、市道の路面標示及び交通標識についてお聞きします。議場の皆さんも分からないと思いますが、大和中の生徒がなぜ市道を利用し、市の体育館に移動するかと思いますけれども、体育館は大和中学校の裏にあります。地震などの被害により、利用できない状況ですので、大和中の生徒は大和中西の市道を横切って、市の体育館を利用しているわけであります。以前より大和中学校横の市道を通行する車両がスピードを落とさずに走行し、通学時や体育の授業で中学校から市体育館へ移動するときに非常に危ないという話をよく聞きます。中学校に登校する生徒は、県道木崎・雨引線を通り、中学校横の市道を曲がり、学校に入っていく生徒が多いそうです。感応式の信号がついているシトラス前の交差点よりも、校門前を速度を落とさないで走り抜けていく車両の危険性が高いということです。
また、市道の交通安全対策として、一時停止や徐行等の交通規制により、安全運転を促していると思いますが、昨今その交通規制等の標識が老朽化していたり、路面標示が消えていたりするところが多く見られます。市民からも私のところに「役所は何やっているんだ。しっかりしろ」と多く苦情を寄せられております。大和中横の市道の安全対策も含めて道路標示や交通標識の補修について、市内全体的にどのように考えているのかお伺いします。
2項目の桜川の河川改修について、2点ほどお伺いします。1点目の河川内の竹林の伐採並びに除去について、2点目は手面橋の改修と護岸設備についてお伺いします。ちなみに手面橋というのは、私の住んでいる西方地区から大国の高久地区へ抜ける橋でございます。昨年10月の台風19号では、近年にない豪雨により、県内でも那珂川、久慈川流域等が甚大な被害を受けましたが、本市でも市内随所で道路、水路、農地等が損壊し、広範囲に被害を受けました。特に河川の氾濫が多く見られ、ふだんでは氾濫しないような場所までも氾濫し、道路が冠水し、通行止めになった場所が多かったように思いますが、聞くところによると、桜川の水がはけ切れず、そこに流れ込む中小河川が氾濫してしまったところが多かったそうです。
また、河川改修は時間がかかると同時に伺っております。そうはいっても台風や豪雨は毎年やってきます。災害は待ってくれません。特に桜川の中でも無堤防地区、つまり堤防がないところが常に氾濫を繰り返す大和地区では、河川改修が進んでおりません。応急対策として、護岸の竹林を伐採して行っているようですが、公共的な改修計画として、大和地区の最下流である手面橋の改修や護岸整備についてどのような計画になっているかお伺いしたい。
3項目めの桜川市の公共施設の借地についてお聞きします。桜川市の所有する行政財産となる公共用地の面積や普通財産となる土地の面積は、決算書で見ることができる一方、借地については各常任委員会で担当する施設ごとに金額等の説明のみとなっています。また、公共施設の整備をする際に、一般質問などで借地の返還や単価の見直し、借地を買収するようにといった質問がありましたが、整備する施設中心の話で終わっているように感じられております。
そこで、市内の借地の面積、金額について、管理している部ごとに市全体の借地面積や金額をお示しください。
また、今後の市の借地に関する方針についてお伺いしたい。
4項目の公園、幼稚園、小学校の遊具の整備についてお伺いします。遊具の耐用年数と修理・整備計画等について市の見解をお伺いします。令和2年、つまり今年の1月29日に読売新聞の朝刊に「遊具で園児死亡、賠償命令」という大きく報道されていました。この事件は、四国の香川県の保育園で園庭、つまり幼稚園の庭で遊具に首を挟まれて女の子が3歳で死亡した事故であります。両親は保育園を経営する社会福祉法人と女性園長らに約5,500万円の損害賠償を求めた事件でありました。裁判長は、同法人の過失を認め、約3,150万円の支払いを命じて判決を出しました。また、両親はお金を受け取ったが、両親の心の痛み、苦しみは到底拭えませんでしたと両親が述べておりました。そして、何よりも幼い女の子の命も戻ってきません。裁判所は判決の中で、首が挟まれる危険性を認識できたにもかかわらず、点検もせず放置したともつけ加えています。一方、園長については就任後わずか12日での事故が発生したと言って、予見は著しく困難として責任は認められなかったと述べていた。
このような痛ましい事故等がいつ、どこで起きるかは誰も予測できません。当桜川市も例外ではございません。このような事故等が絶対に起きないように、市では遊具について公園、保育園、幼稚園、小学校での耐用年数、修理等には整備方針をどのように今後対応していくかお答え願います。
答弁によっては自席で再質問させていただきます。
〇議長(仁平 実君) 相田一良君の質問に対する答弁を願います。
内山建設部長。
〔建設部長(内山久光君)登壇〕
〇建設部長(内山久光君) 相田議員さんの1番目の質問、市道の安全体制についてお答えいたします。
交通安全対策は、道路を利用する運転者や歩行者が事故を起こさなく、安心して往来できるよう、交通ルールの遵守やマナーを向上させる試みと、危険箇所に交通規制や警戒等の看板等を設置いたしまして、運転者や歩行者に交通安全を促す方法がございます。一時停止、徐行等の交通規制につきましては、県公安委員会が設置し、管理しておりますが、十字路や踏切等を注意する警戒標識や注意喚起を促す交通安全看板は道路管理者が設置し、管理しております。
相田議員さんからのご指摘のとおり、経年劣化による市内の交通標識が破損しており、路面標識が消えている箇所が多く見られます。市内全域を調査し、交通規制箇所につきましては、警察署を通して県公安委員会へ、それ以外のものにつきましては、国道、県道につきましては、各道路管理者へ連絡いたしまして、さらに市道につきましては、市の道路管理者、建設課でございます。が今後年次計画的に補修に努めてまいりたいと思っています。
次に、大和中横の市道対策でございますが、中学生の交通ルールの遵守やマナー向上を交通安全教室等で図るとともに、現場での具体的な対策といたしまして、路面に注意喚起を促す路面標示を設けまして、運転者の視覚に訴え、安全運転を導きたいと考えております。
次に、2番目の桜川河川改修についてでございます。河川改修は、長い年月と莫大な予算がかかります。昨年の台風19号災害では、桜川の氾濫もさることながら、桜川市の水はけができず、桜川に流入する小中河川が氾濫した結果、いわゆるバックウオーター、逆流でございます。その現象を起こした箇所が数多く見られました。局部の河道掘削が行われ、以前に比べ、大分流下能力が向上しましたが、台風19号の雨量は近年にもないものでしたので、各所で氾濫を引き起こしてしまいました。桜川市はじめ市内の1級河川は県管理となっておりますが、本市内は筑西土木事務所が整備を担当しております。
桜川の河川改修につきましては、緊急改修整備事業として、昭和61年度の大水害をきっかけに本格的に始まり、今年度の整備は真壁町椎尾地先のかごマットによる護岸整備が行われております。手面橋につきましては、大和地区の最下流に位置し、もともと木の橋のところを橋の老朽化に伴い数年前に鉄鋼の仮橋となっております。現在、真壁地区の改修工事が行われておりますが、順次上流に向かい整備されており、手面橋の改修につきましても、緊急改修整備事業として河川改修の中で整備される予定となっております。
議員さんのご質問の中にもありますとおり、台風や豪雨は毎年やってきます。遅々として進まない河川改修に代わる応急的な措置として、護岸の竹林を伐採することにより、河川の流下能力を向上させる取組をここ数年行っていただいておりますが、今年も羽田橋の下流約1,000平米を施工していただく予定となっております。障害物を取り除き、水の流れをよくすることにより、少しでも早く下流に水を運び、氾濫を起こしづらくさせていくものと考えております。
次に、4番目の公園等なのですけれども、公園での遊具の整備方針についてお答えいたします。公園の遊具には、いろいろな素材のものがあります。素材によって耐用年数が変わってまいります。主に金属製の遊具の耐用年数は15年、樹脂製の遊具のものには10年、木製の遊具は10年を目安に磨耗などあらかじめ予測される部品につきましては、3年から10年の交換サイクルを推奨するとメーカーは表示しております。
遊具は、風雨にさらされる場所にあるため、必ずしもそのとおり耐用年数とならないため、年に1回以上の点検するよう国土交通省の通達の遊具指針があり、それに基づき公園の遊具は検査を実施しているところでございます。早期に対応することにより、遊具の寿命は延びますので、できるだけ早い段階で修繕を実施しているところでございますが、木製遊具のように腐食してしまうと、撤去・新設をしなければならない遊具もございます。遊具の修理・整備の方針といたしまして、金属遊具等早期に修繕することにより、長寿命化が図られるものについては修繕をいたし、撤去・新設が必要な遊具については、公園の利用状況を勘案し、撤去のみとする場合がございます。そういった場合は、撤去するまでの間、危険防止のため使用不可ということがございます。
以上でございます。
〇議長(仁平 実君) 続いて、高久総務部長。
〔総務部長(高久能一君)登壇〕
〇総務部長(高久能一君) それでは、相田議員さんの3番目の質問、各部署の借地面積、年額の合計と併せ、主な用途を申し上げます。
初めに、総務部でございますが、借地面積2万4,820平方メートル、合計金額は855万5,000円で、主に庁舎敷地、分団の車庫及び防火水槽などでございます。
総合戦略部では、5,677平方メートル、113万5,000円で、都市公園用地となっております。
市民生活部では493平方メートル、49万1,000円で、縫製工場敷地でございます。
保健福祉部では、1万6,179平方メートル、計785万1,000円で、福祉センター及び保健センターと、その駐車場でございます。
経済部では、20万7,201平方メートル、合計1,181万6,000円で、主に農村公園、運動広場、キャンプ場、多目的広場などでございます。
建設部では、8万2,595平方メートル、合計2,938万9,000円で、主に市営住宅や公園用地でございます。
教育委員会所管では、12万7,000平方メートル、合計2,724万1,000円で、主に小中学校、義務教育学校、公民館分館、運動公園用地などでございます。
以上、市借地面積の合計が46万3,968平方メートル、借地料の合計が8,648万円となっております。
ただいま申し上げましたとおり、市の借地は大変広範囲にわたっておりまして、借地に至った経緯につきましては、合併以前の旧町村時代にまで遡り、様々な要因がございます。
なお、議員ご質問の今後の方針でございますが、市の借地につきましては、長期的な視野に立ち、利用状況や必要性、契約内容を十分精査いたしまして、契約期間満了時期などを捉えまして、地権者との交渉に当たりたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(仁平 実君) 続いて、原保健福祉部長。
〔保健福祉部長(原 広子君)登壇〕
〇保健福祉部長(原 広子君) それでは、4番目のやまと認定こども園の遊具の整備方針についてお答えいたします。
桜川市立やまと認定こども園には、船形の複合遊具、滑り台、ブランコ、鉄棒、登り棒の屋外遊具が設置されております。一般的に鉄製の複合遊具の場合、標準使用期間は15年とされております。しかし、設置されている場所や使用頻度が違うため、一概に耐用年数を決められないところがございます。そのため、耐用年数ではなく、標準使用期間という言葉を用いて目安としております。
そういった中で、これらの遊具点検につきましては、毎年1回専門業者に委託し、視診、聴診、触診により、危険箇所の摘出、塗装の状態、地表面の状態、部材各所の劣化状態の調査等点検作業を行い、結果報告書の提出をしていただいております。また、週に1度は園の職員により目視及び触診点検を行い、記録簿に記載し、安全を確認しております。現在、修繕を要する遊具はございません。今後も安全確保第一に園の運営に取り組んでまいります。
以上です。
〇議長(仁平 実君) 続いて、佐藤教育部長。
〔教育部長(佐藤 勤君)登壇〕
〇教育部長(佐藤 勤君) 相田議員の遊具の設置に関するご質問にお答えいたします。
まず、教育委員会所管の施設におけます遊具の設置状況でございますが、市内の各小学校、それから義務教育学校、そして桜川市総合運動公園、ラスカになりますが、こういったところに設置をしております。学校につきまして、その点検等の状況でございますが、学校の遊具におきましては、専門業者による点検を2年に1度ローテーションを組みまして、全ての遊具について実施をしております。本年度につきましては、岩瀬・大和地区の小学校の遊具の点検を行っているところでございます。
修理などにつきましては、その点検に基づきまして、優先順位をつけ、例えば劣化が激しく、危険性が高いもの、また主に低学年が使用する頻度が高いもの、そういったものを優先、最優先にいたしまして、児童が安心して遊べる遊具の安全管理に努めておるところでございます。
総合運動公園におきましては、これもやはり専門業者によります定期点検を年に2回実施しております。遊具施設の修理・修繕等に当たりましては、比較的簡易なものにつきましては、職員が随時対応しております。また、部品の交換や更新といった必要なものにつきましては、専門業者に依頼をしております。また、整備計画につきましては、毎年度各年度に予算要求をいたしまして、計画に従った修繕等を行っているところでございます。
いずれの施設の遊具におきましても、いわゆる標準使用期間というのは、ほかの部署の遊具と同じようでございまして、10年か15年ということになっておりますが、これも使われ方、それから設置した場所の気象条件等によりまして大きく違いが出てくるというような状況でございます。これらの遊具につきましては、常に点検をしっかりいたしまして、子供たちが安全に利用できるよう今後も努めてまいりたいと考えております。
以上です。
〇議長(仁平 実君) 答弁が終わりました。
再質問があれば質問願います。
16番、相田一良君。
〇16番(相田一良君) 1つだけお願いします。
遊具についてでありますけれども、遊具には金属製、また樹脂製、木製と3種類の素材で設置されているとの答弁されましたが、遊具を新設あるいは修繕した後の安全の確認と工事内容の基準をお聞きしたい。
〇議長(仁平 実君) 内山建設部長。
〇建設部長(内山久光君) 遊具の修繕等で企業にもよるのですけれども、30万円以上、30万円以下、あとは130万円以上の場合の工事終了後の検査というのがございます。それで、30万円以下の遊具の工事につきましては、担当課の課長が現地や書類にて担当職員とともに工事の内容を確認しております。それと、30万円以上から130万円未満のものについては、担当課の課長が現地や書類にて担当職員とともに財政課でございます。総務課、財政課の職員と、あと工事の内容を確認して検査を行います。130万円以上の工事修繕につきましては、総務課、財政課の職員が工事担当者と工事業者同席のもと、工事の書類検査を行って、出来高を審査することになっております。その手続は、全庁舎内統一でございます。
以上です。
〇議長(仁平 実君) 16番、相田一良君。
〇16番(相田一良君) 質問は終わりまして、一応まとめということで述べさせていただきます。
今、桜川市は合併特例債を使った大型事業が活発に工事をしております。これは、100年に1度というありがたいお金が各市町村について来るわけでございます。これによって桜川市は今、少子高齢化、そしてまた景気が大変悪いという中、この閉塞感を打破するのには、この開発が何が何でも必要であると私は考えております。これは、私は大賛成です。でありますが、このような大きな事業に目を向けるのもいいけれども、やはり人の命が一番私は大事ではないかと思います。それは、「人の命は地球よりも重い」という格言がございます。最初の質問でも述べたように、遊具等の点検ミスによる小さな女の子が亡くなった。両親にとっては何にも変え難い宝物だったはずです。子供は地域の宝であり、そして市の宝でもあります。その宝物の子供たちが自由に運動し、移動して活動できるように市道の標示、標識や遊具の安全対策には万全を期して執行部は取り組んでいただきたい。
また、もう一つ、借地について担当課の職員が一生懸命努力して、減額買収、土地の買取りと成果を発揮されていることが分かりました。それでも年間9,000万円近くの金額が借地代として払われております。皆さん、10年で9億円です。10年で9億円、膨大な金額ですが、借地代で消えています。生産性のない借地代金を少しでも、たとえ1万円でも1,000円でも粘り強く交渉していただきたい。昔から言われております。小金を大事にしない人は絶対に大金はつかめないと言われています。私は何を言いたいかといいますと、この交渉に当たって、先ほど述べたように、1万円でも1,000円でもいいのです。交渉して頑張ってください。そうすればそういうものの積み重ねが桜川市の財産となって発展していくことであります。その結果、私は皆さんの努力が2年、3年先、結果が待ち遠しい。皆さんならできます。期待しています。頑張ってください。
以上です。
〇議長(仁平 実君) これで相田一良君の一般質問を終わります。
続いて、12番、市村香君。
〔12番(市村 香君)登壇〕
〇12番(市村 香君) 12番、市村香です。通告によりまして3項目について質問をさせていただきます。
まず1番目に、公共交通網の整備についてですが、大塚市長となって7年目を迎えております。これまで市長は広域的な交通の整備を目標に掲げて取り組んでまいりました。最初は、広域連携バスを実証実験と称し、筑波山口のバスターミナルから真壁庁舎までを走らせ、つくばバスとつなぎ、東京方面へアクセスすることができました。これにより、真壁地区は陸の孤島から脱却を図ることができたと思っております。その後、この広域連携バスを北に延ばして、JR岩瀬駅、市役所、岩瀬駅までつなぎ、桜川市を通り抜けることができる交通網が整備できております。それにより、利用者も高校生の通学や通院、市外からの観光と順調に利用者数を増やしていると思います。
私は、昨年12月議会の一般質問にて真壁地区西側ルート等や公共交通の不便な地域の整備について市の考えを伺いました。そして、今回は市内の公共交通の不便な地域を巡回するワゴンバスを走らせることを進めていると聞いております。地域を見回すと、私の住んでいる下谷貝地区にも西側ルートとしてヤマザクラGOミニのバス停の看板が設置され、市内各所で見られるようになり、地元の方々の期待も高まってきているのではないかと思います。
そこで、まず1点目の質問ですが、桜川市内巡回ワゴンの運行計画と今後のスケジュールについて詳細を伺いたいと思います。
2点目は、県西総合病院が閉院となり、茨城県西部メディカルセンターへと機能が移りました。桜川市内からもこれまで県西病院にかかりつけていた患者さんからは不便になったと聞いております。
そこで、伺いますが、市内の公共交通網の整備がめどがついてきましたので、今後は西部メディカルセンターへの交通網の整備を考えるときが来たのではないかと思っておりますので、その点についての市の考えを伺いたいと思います。
3点目は、この整備してきた市内の公共交通網を市民の皆さんにいかに利用していただくかを考えなければならないと思います。昨年は高齢者のアクセル踏み間違い等の悲惨な交通事故が多数報道されておりました。都会と違いまして、ここ桜川市はこれまでは運転免許証を返納してしまうと、移動する手段がなくなり、困ってしまうこともありましたけれども、これからは市内巡回ワゴンも通ることになれば、それらの問題も少しずつ解消されると思いますので、そこで市内の公共交通を利用するきっかけとなり、運転免許証を返納しやすくなる方策について、免許証返納者への交通確保についての市の考えを伺いたいと思います。
以上、3点、公共交通網の整備について質問をさせていただきます。
次に、2番目の市の男女共同参画についてですが、私は今まで2度ほど質問させていただいております。合併から14年、プラン策定から10年以上が経過しまして、現在の市としての成果や第2次総合計画の中の男女共同参画の市の取組について改めて伺いたいなと思っております。
今の国の流れをちょっと触れておきますが、政府は平成15年に社会のあらゆる分野において、2020年までに、ということは今年です。今年指導的地位に女性が占める割合が少なくとも30%程度となるよう期待するとの目標を掲げ、取組を進めてきました。この目標は必ずしも国民運動と呼べるほどまで社会全体で十分共有されなかったことで、日本における女性の参画は諸外国と比べ低い水準にとどまっております。
こうした中で、平成24年12月に発足した第2次安倍内閣において、女性活躍を政府の最重要課題として、これまで成長戦略を通じポジティブアクション、積極的改善措置として様々な取組を進めてきたと思います。しかしながら、毎年1回発表される、毎年12月です。ジェンダー・ギャップ指数を見ても進んでいないのが分かります。世界経済フォーラム、WEFが2019年暮れに発表したこのジェンダー・ギャップ指数は、日本は世界153カ国中121位、過去最低だった2017年の114位をさらに下回り、先進国首脳会議、G7の中では最下位という結果になっております。ちなみに、2018年は110位なので、さらに順位を落とした形です。
ギャップ指数には、4つの項目がありますが、私たちが関わる政治的エンパワーメントは144位、ワーストテンに入っております。アジアの中で桜川市はバコール市と友好都市を結んでいるフィリピンはアジアで一番高く、16位、続いてタイ、75位、ベトナム、中国、韓国、インドよりも日本は低いのです。今年、今日ですか、今日は3月3日でおひな祭りです。5日後の3月8日は、国際女性デーの日となっておりますので、桜川市としても参画推進を考えるよい機会と考え、3回目の質問をいたします。
1回目の質問は、桜川市が10年前の男女共同参画の基本計画から重点課題を中心に参画推進し、市の政策や方針の参画拡大のため、構成割合30%を目指し、特に若年層を対象に意識啓発、また地方自治法に基づく審議会の登用率が22年度は11.2%ということで、県南でも低い状況のため、改善に努めるとご答弁を頂いております。
2回目の28年度は、22%に推移していたと思いますが、そこでまず1点目は、現在の状況とその経過について伺いたいと思います。
2点目は、第2次桜川市男女共同参画推進の中で、ポジティブアクション、要するに積極的改善措置として、若年層に対してなど市の取組についてあれば伺いたいと思います。
以上、男女共同参画につきましては、2点お伺いしたいと思います。
3番目の地区計画についてですが、都市計画法に基づく地区計画の内容と今後のスケジュールについて伺います。
1点目の平成28年度から平成30年度にかけて、地区計画が田園都市づくりマスタープランですか、昨年検討され、その間関連する条例の整備や開発許可権の市への移譲と、本年度から施行されるための準備が進められてきました。本年度より本格的に施行された内容及びそのことによってどのような効果があったのか伺いたいと思います。
2点目は、次年度予算内示資料に地区計画策定の予算が計上されておりましたが、本年度から施行されている地区計画、当初の田園都市づくりマスタープランとの違いや、どのような内容で、どのような地域を予定しているのか伺いたいと思います。
3点目は、前回の地区計画の委託料は、3年かけて策定されたと聞いておりますけれども、今回の地区計画はどれくらいの期間をかけて計画を策定していくのか伺いたいと思います。
以上、3項目につきまして質問をさせていただきたいと思います。答弁によりましては、再質問いたしますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(仁平 実君) 市村香君の質問に対する答弁を願います。
柴市長公室長。
〔市長公室長(柴 保之君)登壇〕
〇市長公室長(柴 保之君) それでは、市村議員さんの1番目の公共交通網の整備につきましてお答えいたします。
最初に、桜川市内巡回ワゴンの運行計画と今後のスケジュールについてですが、本年4月1日から令和5年3月31日までの3年間を実証実験運行期間と定めまして、市内に10路線を整備しまして、ワゴン車3台で運行いたします。路線は、岩瀬地区に6路線、岩瀬から大和への路線が1路線、大和から真壁への路線が2路線、真壁地区内が1路線となっておりまして、各路線とも現在バスの通っていない地区から岩瀬及び真壁の市街地を巡りまして、買物等の日常生活の支援をしてまいります。
例といたしまして、市村議員さんがお住まいの下谷貝地区につきましては、真壁路線になりますが、真壁庁舎、源法寺地区、細芝地区、下谷貝地区を巡りまして、谷貝分館で折り返し、真壁の市街地へ戻るルートとなってございます。
料金につきましては、全路線とも1乗車100円としまして、未就学児は無料といたします。
運行回数は、週2日、1日3〜4往復程度の頻度で日中の間、平日のみ運行となります。
愛称のほうですが、現在走っている桜川市バスのヤマザクラGOとの連携が図れ、親しみも持てますようヤマザクラGOミニとしまして、ヤマザクラのラッピングも施しております。
今後のスケジュールですが、事務的には国土交通省の関東運輸局長から2月18日付で運行の許可が下りております。また、各ルートに停留所の設置のほうが完了しておりますので、4月に入りましたら予定どおり営業運行を開始する手順になってございます。なお、この実証実験運行期間中は、利用者の状況を検証しながら、路線やダイヤの見直しをしてまいります。
次に、茨城県西部メディカルセンターへの交通網の整備についてですが、現在は市民にとって市内での通院も含めた日常生活の移動手段を確保することを重点に交通施策を進めておりまして、このほどのさくらがわ地域医療センターの開院、それから今回の市内巡回ワゴンで目標はある程度は達成できたと考えております。
しかし、西部メディカルセンターへは、通院する方が多く、ほかにも協和中央病院、それからつくば市の大きな病院などへも通院する方もおります。この中には交通弱者の方もいると考えられますので、何らかの交通手段を考える必要があると思ってございます。ただし、現在市外における公共交通網の整備につきましては、それぞれの自治体の公共交通会議の承認が必要となってきますので、これからそれらの自治体との協議を始めてまいりたいと考えてございます。
3番目の免許返納者へのこの交通の確保につきましてですが、市内の交通は現在デマンドタクシー、それからヤマザクラGO、それからさらに4月からの巡回ワゴンの運行、これで返納者の交通環境につきましては向上しているものと考えてございます。
また、免許返納者に対しましては、デマンドタクシーの乗車券30回分、それから運転経歴証明書の交付手数料の補助をしてございます。しかし、足が健常な方は、バスを利用する場合も多いと思いますので、デマンドタクシーばかりでなく、市内バス、それから巡回ワゴンの利用もできるような方法なども今後も高齢者が運転免許証を返納しやすい環境となるよう検討してまいります。
以上でございます。
〇議長(仁平 実君) 続いて、宮田市民生活部長。
〔市民生活部長(宮田充夫君)登壇〕
〇市民生活部長(宮田充夫君) 市村議員さん2番目の男女共同参画についての質問にお答えをいたします。
まず、女性の参画の成果についでございますが、1つの指標といたしまして、審議会における女性の割合がございます。平成18年度には10.0%でありましたが、平成30年度では20.5%となり、女性の登用が進みました。しかしながら、県平均では平成30年度26.0%となっており、県平均より低い水準にとどまっているのが現状であります。
第2次総合計画前期基本計画の最終年である令和3年度の審議会等への女性登用率におきましても、30.1%の目標を掲げており、さらなる積極的な女性の登用が求められております。
また、桜川市の今後の取組方針についてでございますが、昨年度策定いたしました第2次桜川市男女共同参画推進プランにおきまして、「お互いを認めて築く共同参画社会桜川〜一人ひとりが輝くまちづくりを目指して〜」の基本理念のもと、基本目標といたしまして、1つ目、男女共同参画社会の実現に向けた環境の整備、2つ目、あらゆる分野への女性活躍の推進、3つ目としまして、健康で安全・安心な暮らしの実現を掲げ、市民一人一人が個性と能力を生かし、男女が対等の立場で社会の一員となり、生き生きと輝く社会の実現を目指すこととしておりますので、基本理念、基本目標の達成に向け、市民と行政が一体となった取組を推進してまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(仁平 実君) 続いて、内山建設部長。
〔建設部長(内山久光君)登壇〕
〇建設部長(内山久光君) 市村議員さんの都市計画法に基づく地区計画の内容と今後のスケジュールについてお答えいたします。
1点目の本年度より施行された内容及びそのことによってどのような効果についてでございますが、本年度より施行された地区計画の内容につきましては、田園集落系、沿道系と呼ばれる地区計画でございます。
計画策定によって田園集落系で申し上げますと、これまで市街化調整区域に住居を構える際に、出身者の要件、50戸連担といった集落の規制がございましたが、これらの規制が緩和され、地区計画内には居住系である戸建て住宅や共同住宅は建設しやすくなりました。また、小規模な事務所等も建設可能となりました。
沿道系で申し上げますと、中規模な事務所系の建物の建設や店舗の建設が緩和されております。
このような緩和により、従来出身者の要件や集落の検討など多数の図書等をもって判断してきたものでありますが、この地区計画内においては、そのような図書を用意・検討しなくてもよくなりました。そのため、申請者の図書の作成の負担も軽減されることや行政側も審査がスピーディーになり、審査時間の短縮につながるなどメリットがあります。
なお、今年1月末の件数で説明申し上げますと、開発許可が24件、建築許可が同じく24件、合計で48件あり、そのうち41件が地区計画内のものでありました。また、その41件中13件は、当市外の住所の申請者でありました。
2点目の次年度以降策定を予定している地区計画ですが、いわゆる工業系、流通系の地区計画を策定するものでございます。当市内における市街化調整区域内の既存工業団地や流通業務施設について、インフラ整備されている団地や、ある程度整備されている土地を調査し、地区計画をすることで既存建築物の利用活用や新たな事業者を呼び込むことができると考えております。具体には、市内の石材団地や上野原地新田周辺について調査検討をしているところでございます。
3点目の今後のスケジュールでございますが、既に予算書が配付されていると思いますが、予定では令和2年から3年にかけて地区計画を策定いたしまして、公聴会、また県との協議が調い次第、施行したいと考えております。令和2年度につきましては、まず計画区域の基礎調査を進めていきたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(仁平 実君) 答弁が終わりました。
再質問があれば質問願います。
12番、市村香君。
〇12番(市村 香君) まず、1点目の公共交通についてですが、順調に進んでいると、車を運転しない市民にとりましては、とてもありがたいことで大変うれしいことかなと思っております。
それから、値段についても1回につき100円ということなので、利用しやすいのかなとは思っております。
ちょっと素朴な質問なのですが、今回のこのこういう巡回ワゴンバスミニをバスが通っていない岩瀬地区、それから大和、真壁の西部方面とか、いろいろ広い地域にワゴン車さんの車3台で10路線を動かすというようなことなのですけれども、かなり細かく計画されたようですけれども、どのような形でそれが進められたのかということと、あとダイヤ等ができていれば、分かれば伺いたいと思うのですが、まず1点よろしくお願いいたします。
〇議長(仁平 実君) 柴市長公室長。
〇市長公室長(柴 保之君) 市村議員の再質問、どのような点に注意したとか、配慮していると設定されたかということですが、まずルートにつきましては、バスのヤマザクラGOが通っていない地域を巡回できるようにすること、それから片道約30分以内ぐらいで岩瀬または真壁の市街地へアクセスできること、そのようなことで設定しております。
停留所につきましては、その地区の住民が集まりやすい場所として、できるだけ集落センターか、もしくはその周辺に設置しております。集落センターですと、屋根もありまして、自転車も置くことも可能になるかと思われます。さらに、停留所の間隔が600メートル以上になる場合には、そこにもなるべく設置するようにしております。
ダイヤにつきましては、先ほども申しましたように、週2日、各ルートを回るようにしてございます。例えば源法寺・下谷貝ルートで申し上げますと、運行日は火曜と、それから木曜日となっておりまして、これをワゴン車1台で、あとほかのもう一つのルートを交互に走らせるような形でやっております。詳しい案内といたしまして、運行ガイドの冊子のほうなのですが、昨日2日の区長文書のほうでこちらのガイドなのですが、全戸配布しておりますので、昨日配布をしておりますので、御覧になっていただければと思います。
以上でございます。
〇議長(仁平 実君) 12番、市村香君。
〇12番(市村 香君) 週2日で4往復、今聞きますと、30分で回れるということで、それはある程度測定して30分で回れるということで理解でいいのですね、この辺は。
〇議長(仁平 実君) 柴市長公室長。
〇市長公室長(柴 保之君) はい、そうです。大体30分で回って、これが1日大体3回から4往復ということで、大体間隔的には2時間ぐらいの間隔での運行という形になるかと思いますので、買物の時間等は大体その間でできるのではないかなという間隔で設定しております。
〇議長(仁平 実君) 12番、市村香君。
〇12番(市村 香君) では、30分、その間に2時間ぐらいでお買物とか、病院もできるという形で、運行できるという理解でよろしいですね。
〔「はい」の声あり〕
〇12番(市村 香君) ありがとうございます。これから始まることなので、半年とか1年とかたった場合に、ある程度運行の見直し等なんかも多分できるのではないかと思いますので、その辺のところはまたよろしくお願いしたいと思います。
次に、2点目なのですけれども、真壁庁舎から下館方面のルートということで、これは要望しておきたいと思うのですが、だんだんに市内の交通網が整備されれば、真壁から筑西方面、県西メディカルセンターから駅の方面に何とかそういう協議会を開いていただきまして、他町村とやっていただければと思います。何か聞くところによりますと、下館一高のスクールバスも今現在はもうなくなっているということですので、なかなか下館のほうに高校を受験することも少なくなるのではないかと思いますので、ぜひとも下館方面、筑西方面の整備のほうも筑西とか、下妻方面の方たちと協議会を開いていただきまして、アクセスできるようになればと思いますので、それは要望しておきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
次に、3点目なのですが、交通弱者、免許証返納に関わるデマンドタクシー券30回分ということで、ささやかですけれども、そういうのを応援できるということはいいかなと思います。
経歴書の証明の補助というのは、ちなみに手数料って幾らでもないのでしょう。幾らぐらいなのですか。
〇議長(仁平 実君) 宮田市民生活部長。
〇市民生活部長(宮田充夫君) お答えをいたします。
経歴証明については、1件1,100円でございます。
〇議長(仁平 実君) 12番、市村香君。
〇12番(市村 香君) はい、了解しました。少しでも返納しやすい状況をつくるということは大事だと思いますので、これからもとにかくせっかくつくった交通網ですので、利用していただかないと、やっぱりせっかくの税金使うわけですから、ぜひともこれからは公共交通勧誘と周知についても徹底して、なるべく利用していただけるような、そういう方策もとっていただきたいと思います。それを要望して、この公共交通網については質問を終わりにしたいと思います。
次に、2点目の男女共同参画なのですが、先ほども申しましたように、今日はちょうど3月3日の初日がおひな祭りで、5日後には3月8日は国際女性デーということで、一つの桜川市もきっかけづくりになればいいかなと思って質問させていただきました。
ちょっと確認なのですが、女性登用率を30.1%に今回の第2次総合で目標を立てたということなのですが、ちょっと気になったのですけれども、私の28年の9月の時点では、女性の審議会の登用率が22%だったのです。今回のご答弁だと20%ということで、ちょっとなのですが、下がっているということは、これは審議会か何かポストが減ったということの理解でよろしいのですか。
〇議長(仁平 実君) 宮田市民生活部長。
〇市民生活部長(宮田充夫君) ただいまの質問の登用率の下がった理由につきましては、各審議会委員の改選等があったということで、その際に女性の登用の数が減っていることが登用率の減少につながっていると考えてございます。
以上です。
〇議長(仁平 実君) 12番、市村香君。
〇12番(市村 香君) それは分かりましたので、なるべく下げないように極力努力のほうをよろしくお願いしたいと思います。
この今年、令和3年度に向けての目標ということで、大きく3点を挙げていると思いますが、もう一つ、2点目なのですけれども、社会参画の実現に向けた環境の整備ということで掲げてあるので、とても私もいいことかなと思います。私も重要だと思っておりますけれども、やはり女性が働きやすい環境づくりの一つとして、今日、今ちょうどコロナウイルスでお母さんたちが子供の子育て支援をどうするかということで、今もうとても問題になっております。そういうことに対して少しでも桜川市も関わっていけたらなと思っているのですけれども、市はファミリーサポートセンターですか、事業というか、二、三年前に立ち上げたと思うのですけれども、これは多分社会福祉のほうに委託しているのかなと思うのですが、そういうところの登録者や利用状況について、もし分かればご答弁いただきたいのですけれども、よろしくお願いいたします。
〇議長(仁平 実君) 原保健福祉部長。
〇保健福祉部長(原 広子君) それでは、桜川市ファミリーサポートセンター事業についてお答えいたします。
市は、桜川市社会福祉協議会に委託している事業でございます。令和2年1月現在で、子育ての援助を希望する側の登録者数は564名でございます。逆に子育ての手助けをする側の提供会員数は23名でございます。内訳は、ほぼ70歳前後の方が多くおります。その23名のうち1名が男性会員でございます。本年においては、現在のところ残念ながら利用者がおりませんが、問合せ等はかなりあったようで、なかなかマッチングには至らなかったようでございます。このサポートセンターにつきましては、女性の雇用機会の最たる場の一つでもあると思います。今後は利用促進を図るため、事業内容を精査し、PR等にも努めてまいりたいと思います。
以上です。
〇議長(仁平 実君) 12番、市村香君。
〇12番(市村 香君) やっぱりすごいですよね。登録者、ファミリーサポートにお願いしたいというお母さんたちが564人、サポーター登録はちょっと残念なところ、23人ということで、その中にもでも男性会員がいるということはすばらしいことであると私思うのですけれども、せっかくこういうことがありますので、市のほうからもぜひいろいろな面でサポートして、これが機能できるようにぜひとも子育て支援の充実のためにお願いしたいと思いますので、よろしく要望しておきたいと思います。
それから、もう一つの2つ目です。あらゆる分野の女性活躍の推進ということですが、市としては市内の民間事業者の女性の登用率などを把握できているのかなとちょっと素朴に思いましたので、その辺のところが分かっていれば教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
〇議長(仁平 実君) 宮田市民生活部長。
〇市民生活部長(宮田充夫君) ただいまの質問にお答えをいたします。
民間レベルでの女性役員、それから管理職の登用につきましては、把握をしてございません。
〇議長(仁平 実君) 12番、市村香君。
〇12番(市村 香君) 第2次の目標が大きく3点挙げておりますので、ポジティブ・アクション、積極的改善措置ということが掲げてありますので、ぜひとも桜川市でも具体的な目標として、一つでもいいですから、掲げていただきまして、これから努力していただきたいと思いまして、要望して、これで男女共同参画については質問終わりにしたいと思います。
次に、3番目の地区計画についてですが、田園都市づくりマスタープラン、これについては今聞いたように、かなり本年度動いて、とてもよく進んでいるのだなと思いました。開発許可が24件、建築許可が24件で、両方で48件、その中の地区計画内の申請か41件で、その中でも他市外から13件あったということは、何か人口減少にも歯止めがかかって、一つでも地域活性化につながるのかなと思います。事務手続にも負担が軽減されたということですので、これをますます進めていっていただければなと思います。
2点目なのですが、これからどのように進めていくのかなというところで、工業団地、具体的には石材団地や上野原地新田を調査予定ということですよね。その辺のところでその上野原地新田周辺というのはどんな形で進めていくのですか。ちょっとだけお願いします。
〇議長(仁平 実君) 内山建設部長。
〇建設部長(内山久光君) 上野原周辺の新田のほうの計画なのですけれども、これは流通系といいまして、そちらのほうでトラックとか、運送業とか、そういうほうを引き込んでいこうというような考えで計画は考えております。
以上です。
〇議長(仁平 実君) 12番、市村香君。
〇12番(市村 香君) はい、分かりました。石材団地等も入っているということですので、私は既存の工業団地等もいろんなところにありまして、そこの団地の撤退とか、空き地用地もあるかと思いますので、そういうものも含めて、これから田園の住宅ではなくて、工業系もぜひこれから進めていっていただきたいと思っております。3年程度で進めるということですので、そうすると何年度になるのですか、実際にあれ出来上がるのというか、計画が終わるのは。
〇議長(仁平 実君) 内山建設部長。
〇建設部長(内山久光君) 一応2年契約で、令和2年、3年で計画を策定ということで考えております。
〇議長(仁平 実君) 12番、市村香君。
〇12番(市村 香君) では、ぜひとも当初の田園都市のマスタープランのほうもとてもよく進んでいるということですので、この2番目のほうもぜひとも進めていただきたいと思います。要望して、終わりにします。
〇議長(仁平 実君) これで市村香君の一般質問を終わります。
〇散会の宣告
〇議長(仁平 実君) 以上で本日の日程は終了しました。
本日はこれで散会します。
ご苦労さまでした。
散 会 (午後 2時43分)