平成30年第4回桜川市議会定例会議事日程(第2号)

                         平成30年12月5日(水)午前10時開議
日程第 1 一般質問

出席議員(15名)
  1番   軽  部     徹  君     2番   飯  島  洋  省  君
  3番   武  井  久  司  君     4番   谷 田 部  由  則  君
  5番   大  山  和  則  君     6番   榎  戸  和  也  君
  7番   萩  原  剛  志  君     9番   仁  平     実  君
 10番   菊  池  伸  浩  君    12番   市  村     香  君
 13番   小  高  友  徳  君    14番   小  林  正  紀  君
 15番   潮  田  新  正  君    16番   相  田  一  良  君
 18番   林     悦  子  君

欠席議員(3名)
  8番   鈴  木  裕  一  君    11番   風  野  和  視  君
 17番   高  田  重  雄  君

地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
   市     長  大 塚 秀 喜 君
   副  市  長  猪 P 幸 己 君
   教  育  長  梅 井 驕@男 君
   市 長 公 室 長  小 川   豊 君
   総 務 部 長  阿久津 裕 治 君
   総 合 戦略部長  柴   保 之 君
   市 民 生活部長  小松ア   稔 君
   保 健 福祉部長  上 野 荘 司 君
   経 済 部 長  斎 藤   学 君
   建 設 部 長  尾 見   誠 君
   上 下 水道部長  内 山 久 光 君
   教 育 部 長  佐 藤   勤 君
   会 計 管 理 者  白 田 公 江 君

職務のため出席した者の職氏名
   議 会 事務局長  谷田部   清 君
   議会事務局書記  太 田 貴 久 君
   議会事務局書記  仲 田 浩 司 君
   議会事務局書記  長谷川 勇 貴 君

          開 議  (午前10時02分)
    開議の宣告
議長(仁平 実君) 皆さん、おはようございます。
 本日の出席議員は15名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立しますので、これより本日の会議を開きます。
                                           
    議長あいさつ
議長(仁平 実君) 一般質問を行う前に、私のほうから発言をさせていただきます。
 昨日の一般質問におきましては、議員の皆様のご理解、ご協力によりスムーズな進行ができましたことを感謝申し上げます。本日も品位のある一般質問をお願い申し上げます。
                                           
    一般質問
議長(仁平 実君) それでは、日程第1、一般質問を行います。
 1番、軽部徹君。
          〔1番(軽部 徹君)登壇〕
1番(軽部 徹君) 昨日議長のほうから一般質問の注意事項がございました。その注意事項をしっかり守って、執行部のほうと建設的な議論ができるように一般質問を進めてまいりたいと思います。よろしくお願いします。
 それでは、通告書の内容に従って質問をいたします。私からは、ヤマザクラの里づくりについて、その進捗等々をお聞きしたいと思います。
 桜川市、55万本のヤマザクラがあるということで、55万本のヤマザクラのポテンシャルというのは、恐らく、しっかりやっていけば間違いなく日本一の地域資源になってくる。桜川市のシンボルがヤマザクラになってくるのではないかというふうに考えています。このヤマザクラ、これをまずきちんと山をつくっていく、そういったものはまさに自治体が取り組んでいくことだということで、自治体のほうの取り組みに期待したいところなのですが、このヤマザクラの取り組みを進めるに当たって、まず行政内部の体制づくり、そして市民の皆様のご理解、これを得ていくのが非常に大事なことだろうと。特に、まず土台となる山をきれいにしていく取り組みにつきましては、地元の理解、協力、こういったものがないと進んでいかないということで、今まで地元のほうとどのような調整をしていて、どういうふうに協力をして進めているのか。現在の進捗状況と、あと今この時期、予算編成の時期になってきますので、来年度以降予算編成も踏まえてこういうふうに進めていくのだというところの具体的なところをお聞きしたいと思います。
 2つ目なのですが、森林環境税というのが来年から桜川市に配分されるというふうにお聞きしています。この森林環境譲与税というものが一体どういうものなのか。ヤマザクラの里づくりに活用できるものなのか、桜川市はヤマザクラの里づくりに活用していく予定なのかといったところをお教えいただきたい。
 また、現在茨城県の森林湖沼環境税、これを活用した身近なみどり整備推進事業というものが行われているというふうに思いますが、これらの活用状況、これとあわせてこちらも山の取り組み、どういうふうになっているのかお聞きしたいと思います。
 3つ目が小中学校との連携ということです。一部小学校と連携してヤマザクラの取り組みを行っているということをお聞きしているのですが、今までこのヤマザクラの里づくりで小中学校とどういうふうな取り組みをしてきたのか。学校側と行政側でこのヤマザクラの里づくりの取り組みについて相互理解みたいなものが図られていて、ちゃんと物事は進んでいくのかというところ。特に子供たちにこれからこのヤマザクラ、桜川のシンボルだといったところを伝えていくというのが非常に大事なことだろうというふうに思いますので、執行部全体として考えをお聞きしたいと思います。
 以上になります。
議長(仁平 実君) 軽部徹君の質問に対する答弁を願います。
 柴総合戦略部長。
          〔総合戦略部長(柴 保之君)登壇〕
総合戦略部長(柴 保之君) それでは、私のほうから、軽部議員さんのヤマザクラの里づくりのご質問のうち、1番目の桜川市が日本一のヤマザクラの里づくりを進めていることにつきましてお答えいたします。
 市では昨年度より桜の里づくり支援事業の要綱を策定しまして、市民と市が協力してヤマザクラの里づくりを進める体制を整えております。各地区に対しましては、区長会での説明や、あとはホームページなどもPRしまして、里山の整備やヤマザクラの保全、管理を行う地区に対しまして支援を行ってございます。この事業の支援内容は、活動助成金といたしまして1地区5万円を上限として支給しまして、このほかにも原材料支給といたしまして、刈り払い機のかえ刃、それからヤマザクラの苗木などを支給しております。
 昨年度は3地区の申請がありまして、ヤマザクラの苗木は120本ほど支給してございます。ことしは農林課所管ではありますが、身近なみどり整備推進事業を実施しました地区を中心に推進してまいりました。その結果、今年度は、現時点ですが、2地区の申請がありまして、昨年度と合わせ、計5地区で実施が見込まれてございます。ほかにも詳しい説明などを聞きに来ました地区もございまして、関心を寄せている地区も徐々にふえているのではないかと思ってございます。しかし、このような事業につきましては、軽部議員のご指摘のとおり、地元の方たちのご理解、ご協力が当然必要となります。ヤマザクラの必要性というものも理解されておりましても、実際に区長さんが地区内を取りまとめるのは難しいということも聞いてございます。市としましても、関心を示している地区、また里山が間近にある地区に対しまして、先ほどの身近なみどり整備推進事業の活用など取り組みやすい方法を示しながら、実施地区をふやしていきたいと考えてございます。そして、日本一のヤマザクラの里を実現してまいりたいと考えております。
 なお、来年度の予算につきましても、桜の里づくり支援事業の積極的な推進を踏まえました予算というものを要求してまいりたいと考えてございます。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 続いて、斎藤経済部長。
          〔経済部長(斎藤 学君)登壇〕
経済部長(斎藤 学君) 軽部議員さんの2番目の森林環境税の活用状況についてのご質問にお答えいたします。
 国の森林環境税及び森林環境譲与税につきましては、我が国の温室効果ガス排出削減目標の達成や災害防止等を図るため、森林整備等に必要な地方財源を安定的に確保する観点から創設されたものでございます。主な使途といたしましては、間伐や森林整備に加え、それを促進するための人材育成、担い手の確保、木材利用の促進や普及啓発に関する費用に充当されるものでございます。平成31年度より譲与が開始されます。
 ご質問のヤマザクラの里づくりに活用されるのかについてでございますけれども、この譲与税は、ただいまご説明しましたとおり、森林整備に充当されるものでありますので、ヤマザクラの保全や植林と非常に関連深く、また市の負担軽減にもつながることから、可能な限り活用したいと考えております。
 次に、県の森林湖沼環境税を活用した身近なみどりの整備推進事業につきましては、生活に身近な森林を整備、保全し、地域住民にとって快適で豊かな森林環境づくりを推進することを目的とした事業であります。市と森林所有者との間で10年間の森林保全に関する協定を結び、市が本事業で整備をした後は森林所有者が森林を適正に維持管理できることが条件となります。補助率は10分の10でございます。事業区分といたしましては、平地林、里山林の除草作業や間伐整備、有害鳥獣対策としての森林整備、通学路等道路沿いの森林整備、観光資源及び保健休養に資する森林整備等の事業区分となります。具体的な整備内容は、森林の刈り払い、整理伐、枝打ち、森林伐採、標識設置等となります。
 また、この事業に係る活用状況といたしましては、平成28年度の整備実績は8地区でございまして、小塩、福崎、平沢、山口、大泉、大国玉、青木、亀熊で、実施面積6.28ヘクタール、総事業費949万1,300円でございます。平成29年度は整備実施が7地区で、大泉、飯淵、久原、水戸、山口、本木、桜井で、実施面積5.42ヘクタール、総事業費746万2,100円で整備を完了しております。なお、今年度は5地区行う予定でございまして、久原、平澤、本木、山尾、羽鳥で約9.4ヘクタールを1,410万円の事業費で整備する予定となっております。
 今後も地域の実情に即した森林整備が着実に進むよう取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 続いて、佐藤教育部長。 
          〔教育部長(佐藤 勤君)登壇〕
教育部長(佐藤 勤君) それでは、軽部議員のヤマザクラの里づくり事業におけます小中学校との連携に関する質問についてお答えいたします。
 初めに、学校での取り組み内容につきましてご説明をいたします。市内の小中学校及び義務教育学校におきましては、総合的学習の中で各地域の特色ある産業や観光資源、催事などに関しまして学校ごとに独自の学習を行っております。山づくりに関しましては、桜川市まち・ひと・しごと創生総合戦略の事業の一つといたしまして、ヤマザクラの花咲く里事業を平成29年度から実施しております。この事業は、ヤマザクラの苗を種から育て植樹する、そこまでの活動を通しまして、子供たちが郷土の資源であるヤマザクラに関心を持ち、郷土を愛する心を育むことを目的といたしまして、市内の小学校、義務教育学校の前期課程を対象に実施しているものであります。3カ年の事業期間でございまして、昨年度3校、今年度3校、そして最終年度4校を予定いたしまして、最終的に市内の全小学校、義務教育学校で実施する計画で、種拾いの場所は地域のヤマザクラの名所となっております磯部稲村神社、薬王寺、五所駒瀧神社で行っております。実際の活動に際しましては、桜川日本花の会代表であります磯部稲村神社の磯部宮司さんを初め各寺社の住職や宮司、さらにはヤマザクラ課の渡辺専門官の指導を受けまして行っております。その際には、その地域の桜に関するお話、こういったものも聞くようなことを行っております。3年生、4年生が種を拾いに行き、1年生、2年生とともに、拾ってきた種の果肉を取り除くなどの作業を行い、播種します。その後、5年生、6年生なども除草作業、水やり作業などを行うことによりまして、1年生から6年生まで全校での取り組みとして行うことになっておりまして、最終的には種拾いをした3年生が4年後の卒業のときに卒業記念といたしましてそのヤマザクラの苗を植樹することを目的としております。現在プランターで育ちました桜の苗を一時的に学校敷地に移植しておりますが、卒業記念として植樹する場所につきましては、現在ヤマザクラ課が地域と協力いたしまして進めておりますヤマザクラの里づくり事業で整備しました山林、こういったところを考えております。
 今ご説明しましたように、この取り組みを進めるに当たりましては、学校、行政、さらには地域との連携や相互理解が重要でありますので、議員ご指摘のように、そういったところにつきましては十分留意をして事業のほうを進めていきたいと考えております。
 このヤマザクラの花咲く里事業は3カ年で終了となりますが、各小中学校、そして義務教育学校におきましては、本事業で得ました経験や知識、そういったものをもとに、それぞれの学校や地域の特色を生かしながら、子供たちがヤマザクラを初め各地域資源の魅力を理解し、そして郷土に対する誇りや愛着心をしっかり根づかせる、そのような取り組み、教育を継続していただきながら、さらに地域とそこに住む子供たち、そして行政が連携を図りまして、日本一のヤマザクラの里づくり、この事業を進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 答弁が終わりました。
 再質問があれば質問願います。
 1番、軽部徹君。
1番(軽部 徹君) ありがとうございます。国の来年度、31年度から入ってくる森林環境譲与税、ヤマザクラのほうに使うということで、ヤマザクラのまちづくり、新たな財源ができてすばらしいなというふうに思うのですが、これは見込みで一体幾らぐらい入ってくる予定なのか、おわかりでしたら教えていただきたいと思います。
議長(仁平 実君) 斎藤経済部長。
経済部長(斎藤 学君) ただいまの再質問にお答えいたします。
 国の森林環境譲与税の譲与額につきましては、市有林の面積や林業就業者数、それから人口、これらによりまして金額が算出されます。現段階で平成31年度の桜川市への譲与額は498万6,000円が配分予定でございます。
 以上でございます。
          〔何事か声あり〕
経済部長(斎藤 学君) その先、その後の話ですか、金額が入ってくる件。
 ただいま来年度という話だったのですが、実は県のほうから資料をいただいておりまして、その譲与税の額なのですが、ただいま申し上げました31年度は498万6,000円ということで、これが3年ほど続きます。31年、32年、33年までが498万6,000円、その後3年間は747万9,000円、その後3年間は1,059万6,000円というふうな形で、徐々に、ちょっとずつですが。といいますのは、県と市町村の配分の割合が変わってきます。始まりのところは市町村への配分と県の配分の割合が20対10の割合なのですが、これが逆転しまして市町村のほうが割合的に多くなりますので、今言いましたような形で、最終的には平成45年の話になってしまうのですが、ここでは1,682万8,000円が来る予定でございます。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 軽部徹君。
1番(軽部 徹君) 何か将来に希望の持てるすばらしい話だと思います。
 もう一つ森林の関係で、先ほど身近なみどり整備推進事業、本当にいろんな地区でかなりの事業費について進められているなというふうに思ったのですが、このついている事業費の中で実際伐採、いろんな森林の保全に使えるというお話だったのですけれども、その伐採には一体どのぐらいの割合を持っていっているのかというのをお聞きしたいと思います。
議長(仁平 実君) 斉藤経済部長。
経済部長(斎藤 学君) ただいまの身近なみどり整備推進事業で伐採のほうにどのぐらいかかっているのかということでございますが、平成28年度で申しますと、全体の予算が949万1,300円で、そのうち伐採のほうに940万1,400円ということで、平成29年につきましては全体で746万2,100円に対しまして740万円ということで、ほとんど、約99%が伐採のほうにかかっております。残り1%につきましては、事務費ということでございます。ですから、ほとんどがこちらの伐採のほうにかかっているということでございます。
 以上です。
議長(仁平 実君) 軽部徹君。
1番(軽部 徹君) 森林のほうの取り組み、実は本当にいろんなところで進んでいるのだなというふうなのがわかりました。
 もう一つ、今度は地域と一緒にやっている桜の里づくり支援事業のほうの話なのですけれども、これは地元のほうにその要綱に基づき助成をしているということなのですが、なかなか本当に地元の理解を得て進めるのが難しいということで、地元への助成額、こういったものを増額していくような考えというのはあるのでしょうか。
議長(仁平 実君) 柴総合戦略部長。
総合戦略部長(柴 保之君) この補助金関係の増額につきましては、この事業が日本一を目指す事業の重要性を踏まえながら、財政担当とも十分協議しながら判断してまいりたいと思います。
 また、現在農林課で実施しております身近なみどり整備推進事業、このような交付金等を積極的に活用しながら、実施地区の負担軽減というのも図っていきながら進めていきたいと考えてございます。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 1番、軽部徹君。
1番(軽部 徹君) あとは、やっぱり、先ほど地区で進めていくのに区長さん、これの地区の取りまとめも非常に難しいという背景をいただきました。それには、1つがやっぱり助成額のお話だと思うのですけれども、もう一つは、本当にこういうふうにしたいのだというようなビジョンをきっちり地区とか市民の方に伝えていくことだと思うのですけれども、そういう市民の理解を得るというのが非常に大事な部分で、市民の理解を得るための取り組みというか、ビジョンというか、何かそういうものをお持ちでしたら教えてください。
議長(仁平 実君) 柴総合戦略部長。 
総合戦略部長(柴 保之君) ビジョンと申しますと、基本的には総合計画にあるような中から取り上げていく形になるかと思うのですが、総合計画に掲げてありますとおり、ヤマザクラと市民の幸せが咲くまち桜川、これを築いていくことが市の将来像となってございます。しかし、日本一のヤマザクラが咲くようにするには、やはり市民と一体となって取り組んでいかなければ実現しないと考えてございます。子供たちには小学生の時期にヤマザクラの苗を育ててもらうということで、いつまでも大切にヤマザクラを見守っていこうとする、そのような意識が醸成されていくものと思います。そして、市民の皆様のご協力で、身近にある里山をきれいにしていただき、そしてヤマザクラの育成に取り組んでいただければ、必ず日本一のヤマザクラのまちになれると考えてございます。そのようになれば誇りを持って住み続けることができまして、市民の幸せが咲くまちが実現すると思ってございます。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 1番、軽部徹君。
1番(軽部 徹君) 最後に幾つか私のほうから要望を述べさせていただいて、終わりにしたいと思います。
 まず、小学校のほうの取り組みなのですけれども、一応3年間の取り組みが終わるということなのですが、例えば苗を植えてという事業ではないにせよ、いずれにせよ、やり方は小学校それぞれ。とにかくヤマザクラの大切さというのを伝えるような取り組みというのを今後とも継続的に進める方法、先ほどご答弁いただきましたけれども、何か考えて、続けていっていただければというふうに思います。
 あと、山の取り組みとヤマザクラ課のほうの全体の取り組みに関しては、本当にこれは桜川市、特に役所のほうが全庁的に一体となって進めていただいて、必ず日本一のヤマザクラの里をつくっていっていただきたいというふうに思うのですが、特にそういう面で物事が進むように、組織の改編ですとか、あとは来年本当にこれだけ一生懸命進めるのだという気持ちが見えるような予算編成をしていただいて、3月予算の審議ができればというふうに思います。よろしくお願いします。
 以上になります。
議長(仁平 実君) これで軽部徹君の一般質問を終わります。
 ここで暫時休憩します。
          休 憩  (午前10時30分)
                                           
          再 開  (午前10時41分)
議長(仁平 実君) 会議を再開します。
 続いて、6番、榎戸和也君。
          〔6番(榎戸和也君)登壇〕
6番(榎戸和也君) では、通告に基づき、一般質問をさせていただきます。
 先ず、市の財政の基本である「市財政計画」について伺います。
 平成30年1月26日に議会に示された直近の市財政計画では、平成39年度までしか各種の指標が示されておりません。合併特例債は25年から30年で返済していくものであるというふうに私は理解をしております。したがって、桜川市が合併した平成17年以降の今まで起債した合併特例債や病院事業債などと、今後起債する市庁舎建設のための合併特例債等の返済、この両方が全て重なってくるのは平成45年あたりではないかというふうに思っております。そこで、その平成45年時点の市財政計画で、臨時財政対策債を除く地方債額、それと財政調整基金の額、それから標準財政規模に対する財政調整基金の比率、これらがそれぞれどうなっているのかお伺いしたいと思います。
 2番目の質問は、大和駅北、長方地区開発についてであります。
 病院の建設費や主要幹線道路建設費など既に支出済みの分と、支出予定額を示している調整池、公園、D道路。これらこの2つを除いて、今後市はこの地区の開発に幾らお金を投入していくおつもりなのか。そのところが、先の10月の一般質問でもお尋ねいたしましたが、きちんとした答えをいただいておりません。市長はさきの市長選のときの公開討論で、「しっかりとした計画を以って27ヘクタールは買ったのだ」というふうにおっしゃられております。それは以前に申し上げたとおりであります。市では購入時に示した約3ヘクタールに及ぶ市民農園、田んぼの部分であります、それからCCRC、それと駅北西側の住宅地等、これについては民間に委ねるので、基本的にはここにお金は入れないのだということがこの間の答弁でも部長さんのほうからありました。そのことは私も仮にそれであるとして、しかしそのほかにもあそこにはたくさんの案件がございます。そして、それについての市の支出計画額というのは全く示されておりません。
 具体的に言いますと、病院の西から駅をつけかえる、あの駅を北側に持っていくという計画です。そこに。広場のところに来るB道路、それからそのほかにも、あれだけの土地ですので、道路というものはやっぱり市がやらなければいけないと部分というのが幾つかあるように思います。そういうものが先ず入っておりません。それから、大和駅北側の駅前広場、それから付け替える駅側の駅舎のお金、それからホームの建設費、さらに駅の東側の今狭い踏切を拡幅する、こういうふうなお話もございます。
 ですから、そういうこと、あるいは古墳公園の整備、こういうものは、これは市でやるしかありません、民間業者はやってくれませんので。こういうものにどのぐらいのお金を入れるのか。ここのお金が分かれば示していただきたい。
 あるいは、全くそこがわからないというのであれば、これは市長にお尋ねします。総額であとどのぐらい入れるのか。つまり、お金は制限があるわけですから、まるっきり、ただ計画はあるけれども、お金は幾らかかるのだかわからないでは困るわけです。ですから、粗々の数字というものは、このぐらいに抑えたいとか、そういうことをお伺いしたいと思います。
 続きまして、3番目。上曽トンネルの問題であります。
 先の10月の私の一般質問に対し、建設部長さんは「上曽トンネルの建設については現在県がトンネルの再設計をしているところである」ということでありました。詳細の設計、つまり建設費が割り出せるその詳細設計というものが、その後、「今後出てくるでしょう」ということでありますので、その詳細設計というのはいつまでに出てくるのか、そのことをお伺いしたいと思います。詳細設計が出れば、つまり上曽トンネルの金額がどれだけかかるのかということが分かるわけです。今まで110億円のものでやっていたわけでありますから、あるいは115億円ですか、そういうものでやっていたわけでありますから、そこのところがはっきりしないと、ほかの事業との関係で困るのではないかという意味でのご質問であります。
 最後に、4番目。市の土地開発公社あるいは市がどういう経緯で病院の西脇の場所に山王歯科医院と2つの調剤薬局に隣接地を売却したのか。市も売却している、それから公社も売却しているということであります。入札ではなく、随意契約で1平方メートル当たり5,150円という値段で売ることになったということでありますが、それはどういう根拠に基づいて、どういう経緯でそこにお売りになったのか。
 この間一部ご説明はいただきましたが、まだ細かいところが分かっておりませんので、もうちょっとその辺を質問して、必要があれば自席にて再質問という形で私としては理解させていただきたい。
 以上であります。どうぞよろしくお願いいたします。
議長(仁平 実君) 榎戸和也君の質問に対する答弁を願います。
 阿久津総務部長。
          〔総務部長(阿久津裕治君)登壇〕
総務部長(阿久津裕治君) 榎戸議員の「市財政計画」についてのご質問にお答えをいたします。
 市財政計画は、ことし3月の平成30年第1回桜川市議会定例会で可決をいただきました。新市建設計画の変更に伴い、作成をしたものでございます。計画の期間は、新市建設計画の実施期間を含む平成39年度までとなっております。こちらの財政計画は議員の皆様にもお示しをし、ご理解をいただいているものと思います。議員ご質問の平成45年度時点の財政計画を作成することは、今後の国の施策、経済情勢など不確実要素が多く、将来の予測が非常に困難な状況にあります。また、市政運営についても同様でございます。財政計画を作成するに当たり、現在ご議決をいただいている新市建設計画以外の事業、特に今後発生する大規模事業の実施時期や財源という計画を予測することは非常に困難な状況でございます。これらのことから、今後の将来予想は、先に行けば行くほど不確定要素が多くなるものと考えております。以上のことからも、現時点では平成45年度の財政計画をお示しすることは考えておりません。再度の説明となってしまいますが、平成30年1月の財政計画は、歳入につきましてはできるだけ厳しく算定し、歳出につきましては現時点でわかっているものを算定し、策定しております。新市建設計画に位置づけられた事業を行っていても、平成39年度において桜川市の財政は運営していける資料としてごらんいただければと思います。
 財政計画における臨時対策債を除く地方債についてのご質問でございますが、財政計画において臨時財政対策債を除く地方債については、新市建設計画に位置づけられた事業に対する合併特例債と、過去の実績から算定した市債を計上しております。
          〔「議長、答え、何で……」の声あり〕
総務部長(阿久津裕治君) 合併特例債が発行できる……
議長(仁平 実君) ちょっと、暫時休憩。
          休 憩  (午前10時51分)
                                           
          再 開  (午前10時53分)
議長(仁平 実君) 再開。
総務部長(阿久津裕治君) 財政計画における臨時財政対策債を除く地方債についてでございますが、財政計画において臨時財政対策債を除く地方債につきましては、新市建設計画に位置づけられた事業に対する合併特例債と、過去の実績から算定した市債を計上しております。合併特例債が発行できる最終年度である平成37年度では、臨時財政特例債を除いた地方債の総額は11億9,330万円、翌年の平成38年度では7,290万円となります。
 続きまして、財政調整基金についてでございますが、財政調整基金につきましては平成39年度末の残高は6億円程度と見込んでおります。標準財政規模に対する割合は5.2%となっております。市としましては、財政調整基金残高の標準財政規模に対する割合を5%以上に維持し続けるよう心がけていきたいと考えております。
 続きまして、4番の質問でございますが、山王歯科医院と調剤薬局への土地の売却についてお答えをいたします。私のほうからは、この敷地内にある法定外公共物、いわゆる赤道を払い下げた内容についてご説明をいたします。該当地は桜川市高森字西飯島1980番、地積97.66平米、価格50万2,949円、相手先は議員のおっしゃったように医療法人山王会、医療法人隆仁会でございます。同所1981番、地積37.78平米、価格19万4,567円、これは薬局に払い下げております。同所1982番、地積36.49平米、価格18万7,923円、同じく薬局に払い下げております。平米単価はいずれも5,150円となっております。この単価5,150円は、不動産鑑定士による評価をした標準価格を参考にしたものでございます。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 続いて、柴総合戦略部長。
          〔総合戦略部長(柴 保之君)登壇〕
総合戦略部長(柴 保之君) それでは、私のほうから榎戸議員の2番目の質問、大和駅北、長方地区開発に市は今後幾らお金を入れることを想定しているのかにつきましてお答えいたします。
 これまでに既に説明の済んでいる事業、それ以外で今後市が支出を予定している事業につきましては、道路の整備というものが大体中心になってきます。このうち現段階で詳細が決まり、明確に事業の内容の説明ができる事業につきましては、医療福祉エリアで今回公募をかけている区域の西側に整備する約150メートルの南北の道路で、この開発の計画上、B号線と呼んでおります。このB号線と公募区域内の道路につきましては、今年度から順次整備を予定しておりまして、今の段階で約5,500万円の支出を見込んでおります。
 続きまして、詳細につきましては未定なのですが、計画されている事業を申しますと、このB号線をさらに南へ、水戸線の線路沿いまで延伸する計画や、これに伴うその北側の駅前の整備がございますが、こちらにつきましてはJR東日本との調整が必要であるため、現在具体的にはまだ進んでおりませんので、申しわけないですが、現段階での支出額を想定することはできません。
 また、公園整備に伴って北側に整備される東西の道路、こちらはD号線と呼んでございますが、隣接する商業施設予定地、さらにこの西側のところに企業誘致するために、このD号線をさらに西へ延伸させることも計画してございます。しかし、この誘致企業の規模に応じては道路の配置が変更となってくるため、距離というものをちょっと現段階では想定することができませんので、こちらも現段階では支出額の想定もできませんので、ご了承いただきたいと思います。
 よって、今後の道路関係の整備における明確な支出総額につきましては、現段階ではお示しできませんが、今後それぞれの事業が確定次第順次ご説明してまいりたいと思っていますので、ご了承いただきたいと思います。
 なお、その他の開発につきましては、特に市の公共施設等の整備計画に大きな変化というものがない限りは、基本的には民間資本による開発を想定してございます。
 続きまして、4番目の質問、山王歯科と2つの調剤薬局に病院西側の隣地、隣接地を平米単価5,150円で売却することになった経緯と単価の根拠についてお答えいたします。
 まず、経緯についてですが、医療法人隆仁会が設置運営する山王歯科につきましては、同法人が提出しました指定管理申請書におきまして、さくらがわ地域医療センターの入院患者の口腔ケアの実施など歯科、医科の緊密な連携が必要であるとの提案がなされました。同時に、2つの調剤薬局につきましても、利用者の利便性の観点から、地域医療センターの隣地に薬局を誘致してまいりたいとの提案がなされました。これらの提案につきましては、平成29年7月25日に開催されました平成29年度第3回行財政改革推進本部会議における指定管理者選定委員会におきまして審議され、利用者の利便性の向上、歯科、医科の連携の重要性が確認されるとともに、病院整備に伴うその周辺のまちづくりの理念にも整合していることから、同法人の提案が了承されました。このような市の経緯を踏まえて、土地開発公社では、先行取得していた土地を、歯科及び薬局を運営している法人からの要望に応じまして売却していくということになったものであります。
 また、用地価格、1平米当たり5,150円、こちらの根拠についてですが、この販売価格につきましては、一応市ではなく土地開発公社のほうが決定した内容でございますので、私が一応公社の常任理事という立場でお答えしますが、こちらにつきましては、開発公社の理事会において、不動産の鑑定評価に関する法律第2条の定義に基づいた不動産鑑定士による鑑定評価を根拠として、1平米当たり5,150円と決定されたものでございます。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 続いて、尾見建設部長。
          〔建設部長(尾見 誠君)登壇〕
建設部長(尾見 誠君) 榎戸議員さんの3番目の質問、上曽トンネル建設についてお答えいたします。
 上曽トンネルの整備事業につきましては、さきの定例会でお答えしたように、合併特例債を活用し新たな整備手法で整備を進めるということで、平成29年5月に茨城県石岡市及び桜川市の3者で事業調整協議会を立ち上げ、事業の再開に向け協議をしてまいりました。上曽トンネル事業の財源は合併特例債とともに国の交付金を使用することになっておりますが、事業計画が採択された交付金は、桜川市側の取りつけ道路が地方創生道整備推進交付金、トンネル部分が社会資本整備総合交付金で事業採択を受けております。今年度より市道事業として整備に着手しておりますが、既に平成29年度から県予算にて発注されているトンネル詳細設計が今年度に繰り越され、現在も作業中でございます。
 そのような中、再設計が完了するのはいつになるのかということについてのご質問でございますが、発注者の県のほうに確認したところ、再設計の発注名称は「トンネル詳細設計業務委託」で、工期は平成30年3月9日から平成31年3月15日までの期間ですので、成果品は工期内に納入予定になると思われます。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 答弁が終わりました。
 再質問があれば質問願います。
 6番、榎戸和也君。
6番(榎戸和也君) 先ほども大塚市長にお伺いしますということでお尋ねしたのですが、高森の、今部長さんのほうからお話ありましたけれども、いろんな事業をやっていくと。公園を、いわゆる古墳公園ですね、あそこにつくる。その前には駅前広場がある。要するに今駅が南側にあるのを北側に持っていくのだというような計画でありますね。ですから、駅をつくったり、ホームをつくったり、脇の踏切を広げたり、そういうところには市が相当金を入れなくてはならないわけですね。それだけでもね。そういうことについて、一切計画が未定である。未定だけれども、D道路の一部はつくるというようなことなのですよね。そうすると、買ったときに、あそこにはこういうことをやるのだ、ちゃんと説明して買ったではないかと言っているわけですね。すると、その辺はあの説明の中には入っていなかったという理解でよろしいのですか。大塚市長、伺います。
議長(仁平 実君) ここで暫時休憩します。
          休 憩  (午前11時06分)
                                           
          再 開  (午前11時06分)
議長(仁平 実君) 再開します。
 大塚市長。
市長(大塚秀喜君) あの質問には入っていなかったというのは、どの質問。今榎戸さん、あの質問には入っていなかったとかというのは、どの質問の話ですか。
          〔「あの説明」の声あり〕
市長(大塚秀喜君) あの説明。
          〔「あの説明には入っていなかったということで」の声あり〕
市長(大塚秀喜君) 何の説明。
議長(仁平 実君) 榎戸議員。
6番(榎戸和也君) 高森の27町歩を買うときに、公社に約7億円のお金を入れました。そして、5億何がしかを使って1反歩160万円で27ヘクタール、最終的に買ったわけですね。そのときに、計画がきちっとしていなくて、ただ土地を買ってしまうのはいかがなものかということは私は随分申し上げたわけです。すると、いや、そんなことはない、きちっと計画はあるのだと。この間の市長さんとの公開討論でも、理解していないのは榎戸さんだけだ、みんなの前で言われたわけですね。だから、ちゃんと計画があるのだということであれば確かに細かい数字は出ません。ですけれども今ほかのいろんな、庁舎をつくるとか、いろんな案件があって、そっちの案件とお金は限られているわけですから、あそこにどのぐらいのお金を今後投入していくのだと。そういう関係で、例えば図書館だの何だのなんていう話は出てくるわけですよね。そこがどれだけお金があそこに入っていくのかがわからないで、いろんな市政の運営というのはできないのではないですか。だから、市長はそういうことについて粗々どのぐらい後、お金を入れるのだ。今まで既に入れたり、入れるということが決まっているのが約100億円ですよ、病院含めまして、あそこに。今後、あと幾ら入れるのですかと言っています。
議長(仁平 実君) 大塚市長。
市長(大塚秀喜君) 先ほど部長の答弁がありましたように、今後の開発につきましては市の公共施設等の整備計画に変更がない限り、基本的に民間投資による開発を想定しておりますということで、とりあえずあの駅についても付け替えなんていう話は市のほうでは考えておりません。
          〔「ええっ」「入ってないよ、うわさはあったけど」の声あり〕
市長(大塚秀喜君) うわさはあったと思うのですが、私はこっち側の北側につけかえるという話は言っておりません。
議長(仁平 実君) 榎戸議員。
6番(榎戸和也君) 我々に出される書類の中には、駅前広場があって、その広場のわきに古墳公園があってというふうなものが我々の説明に出てまいりますよね。
          〔「ロータリー」の声あり〕
6番(榎戸和也君) ロータリーというか広場。
議長(仁平 実君) 大塚市長。
市長(大塚秀喜君) ロータリーまではあったにしても、駅のつけかえはお金がかかりますので、とりあえず想定していません。
議長(仁平 実君) 榎戸議員。
6番(榎戸和也君) そうしますと、駅の反対側に何もないのだけれども、ロータリーのようなものをつくって、そこで車を降りて、ぐるっとあの踏切を渡って、今の駅のほうで乗りおりをするという、そういう構想であるということなのですか。
議長(仁平 実君) 大塚市長。
市長(大塚秀喜君) そのとおりで、今後住宅、来年度にはとりあえず80件近くの売り出しを民間の力をかりてやっていくということになります。これは地区計画で組合方式で進めるということで、その後、市で持っている土地で170件ぐらいをその後、都市計画で今後進めていくと。その後、この間の一般質問でもありましたが、地権者の皆さんのご協力がいただければ、19町歩の土地がありますので、これも民間で開発していただいて、住宅がそうすると、19町歩まとまれば、地権者のご協力をいただいて19町歩まとめることかできれば、500軒からの住宅ができるのかと。その住宅ができた後、市民の皆さんの声がどういうふうになるか、それから判断するものだというふうに思っております。今すぐやらなくてはならないという話ではないと思っておりますので、とりあえず私としては駅の付け替えなんていうのは今考えておりません。
議長(仁平 実君) 榎戸和也君。
6番(榎戸和也君) そういうことであれば、そのように。何か非常に雑な形で話が進んで、いろんなことが出てくる、お金がついてくるというふうな印象を私は持っておりますので、やっぱりないものはああいうところに書かないとか、そういう必要があるのだろうと思うのです、図面に。あれだけの広場を北側に持っていったと。北側にあれだけの広場をつくるわけでしょう。ただ車が通っておりるだけであれば、大体あんなものを何でつくらなければならないかというのだってあるわけです。明らかに、大きな土地を持っている人との関係で一部は借りたというので古墳公園、よくわかりませんが、7反歩とか1町歩とか、そういう公園をつくるわけでしょう。あそこに公園、向こうにも3町歩もする公園をつくって、こっちにもまた公園をつくると。何だかよくわからないですね。ですから、非常にその辺が余りにもルーズに、土地を買って、その後、後づけでいろんなことを考えていると、そういうふうにしか私には思えないので、やっぱりお金のことはしっかりはじいてもらって計画は進めていただきたいと、そのように思います。
 それはそれとしまして、ではちょっと上曽トンネルの件で伺いますが、「再設計」というのは何に対する。つまり、今まで出てきたのは110億円のトンネルと、1.5メートル幅広げたというのは何だかわからない、去年の市長選のとき出てきたのですね。広報紙でも、ここにおられる議員の方も代表して広報したり、市長もそれを言ったり、あるいは県議会の方もそういうことを言ったり。その115億円のほうですね。そういうことがあるわけですけれども、「再」というのはどれに対して「再」なのですか。
議長(仁平 実君) 尾見建設部長。
建設部長(尾見 誠君) 榎戸議員の再質問にお答えします。
 何に対しての「再」なのかというご質問でございますが、さきの質問と同じように、県のほうに確認しております。県によると、前回のトンネルの詳細設計、平成16年度に発注され、平成17年3月に成果品として納入されたものは既に実施から10年以上がたち、現行の建設基準や施工基準等を踏まえたものにする必要があったため、トンネル本体部につきまして再設計を行っているものでございます。
 また、115億円の図書でございますが、前にもお答えしたと思うのですが、県土木のほうが平成29年10月2日に桜川市に来庁し、提示した書類であり、設計図書ではなく、その時点での概算事業費と道路のトンネルの計画等の資料でございます。
議長(仁平 実君) 榎戸議員。
6番(榎戸和也君) それを私に見せてくれということで部長さんにお願いしたら、検討した結果が、ともかく見せられないというふうな話で、私は見せてもらっていないのです。この間市長の答弁だと、私のところへ来れば幾らでも見せたのにというふうなお話なのです。私に見せないというのは誰が決定したのですか。部長に伺います。
議長(仁平 実君) 尾見建設部長。
建設部長(尾見 誠君) やはりそういう件に対しても、県のほうで進めていただいている事業ですので、事業を進めている間の資料としてそれを見せられないと判断しております。
議長(仁平 実君) 榎戸議員。
6番(榎戸和也君) つまり、部長個人の判断で、今のような考え方で見せられないというふうに私に言ってきたと。何か相談してから返事するということで、その日ではなくて後で行ったら、見せられないという結果だったように思うのですが、私の記憶では。一人で判断されたのですか。
議長(仁平 実君) 尾見建設部長。
建設部長(尾見 誠君) その29年10月2日のころの話ですね。このときには立ち会いとして市長のほうも出ております。榎戸議員のほうはそのときに任期のほうが切れていたかと思うのですが。ですから、そのときに見せないということであります。
議長(仁平 実君) 榎戸議員。
6番(榎戸和也君) そうしますと、議員云々ということではなくて、一般市民にそういうものは見せないと。市長さんはそれをほかの議員さんなり、あるいは、率直に言えば私がそれをもらったのは       さんですから。私が街頭演説をやっているときに、「見ろ、これがある」といって見せてくれたのは  さんです。
議長(仁平 実君) 榎戸議員。
6番(榎戸和也君) 事実関係を私は申し上げている。
議長(仁平 実君) 違う。榎戸議員の発言は通告にないので、答弁は差し控えます。
6番(榎戸和也君) 何で。だって、私はそういう事実があったということを言っているのです。私には見せないで……
議長(仁平 実君) 通告にないことを……
6番(榎戸和也君) その何かで、それが流れている。
          〔「議長、暫時休憩」の声あり〕
6番(榎戸和也君) そして選挙戦でもそのことが大々的に喧伝された……
議長(仁平 実君) 暫時休憩。
          休 憩  (午前11時17分)
                                           
          再 開  (午前11時28分)
議長(仁平 実君) 会議を再開します。
                                           
    議会運営委員長報告(発言の取り消しについて)
議長(仁平 実君) 休憩中に開催した議会運営委員会の報告を願います。
 議会運営委員会副委員長、谷田部由則君。
          〔議会運営副委員長(谷田部由則君)登壇〕
議会運営副委員長(谷田部由則君) 休憩中に開会した議会運営委員会の協議の結果を報告します。
 先ほど榎戸議員の質問の中で個人が特定できる発言がありましたので、その部分については発言を取り消すことにいたしました。
 以上で報告を終わります。
議長(仁平 実君) 報告が終わりました。
 報告のとおりとしてご異議ありませんか。
          〔「異議あり。質問」の声あり〕
議長(仁平 実君) 榎戸議員。
6番(榎戸和也君) これは私が市長選をやったからと思っている人もいると思うのですが、そういうことではないのです。そういうことではなくて、市長選なら市長選のときに、あのトンネルの問題は非常に大きな問題として宣伝されたわけですね。
          〔何事か声あり〕
6番(榎戸和也君) いやいや、議運が今それを言っているのですから。
 それで、そのトンネルの問題が、今、出す、出さないという。ある人には出して、ある人には出さない。公的にそれは流れたわけですから、その公的に流れた具体的なことを私は申し上げたのです。具体的にこういう事例がありましたよと。市長がただ……
議長(仁平 実君) ここで暫時休憩します。
          休 憩  (午前11時31分)
                                           
          再 開  (午前11時32分)
議長(仁平 実君) 会議を再開します。
 異議なしと認め、報告のとおりといたします。
                                           
議長(仁平 実君) 答弁を開始願います。
 大塚市長。
市長(大塚秀喜君) 榎戸議員、この質問も議会で何回かやっていると思うので、同じ質問は勘弁していただければというふうに思います。ただ、先ほど部長のほうからお話がありました審議途中の資料、これを出してしまったのは私でありますので、その点についてはおわび申し上げたいと思っております。ただ、間違いなく、115億円で道を広げて、これでできると。この計画でということで県の職員さんが3名か4名でお越しになって図面をいただきましたので、これはできるのだと私のほうは確信したわけでございます。それであの文書を皆さんにお渡ししたということでございますので、あの時点で榎戸議員が来てくれれば、「これは県で持ってきたぞ」と私はお渡ししたと、そのとおりの答弁でございます。同じでございます。
 また、榎戸議員、過去について何度も振り返ってやっているようですが、榎戸議員も、合併特例債を使ってトンネルを抜いてくれといって私は要望されているのですよね。榎戸議員もその中に名前が入っていたのです。特例債を使ってトンネルを抜いてくれという要望書に。何が言いたいのだと。トンネルをやらないほうがいいのか、やったほうがいいのか、何が問題なのですかと。
議長(仁平 実君) 榎戸議員。
6番(榎戸和也君) 反問権があるのかどうか知りませんが、よろしいでしょう。トンネルは……
          〔「議長……」の声あり〕
6番(榎戸和也君) いや、ないですよ。いいです。
 トンネルは、私は、県がやってくれる。合併特例債も、あのときどれだけ使うかがわからない。今もわからない、再設計という。ところが、あのときには、あれだけ、1.5メートルも広がって、わずか5億円しか上がらなくて、できるのだということが非常に宣伝されたわけですから、それを「済みませんでした」では……
          〔「これは県で持ってきたんだから、私が出した数字じゃないです」
            の声あり〕
6番(榎戸和也君) 部長は、私には見せられない。庁内不一致ですね。部長は、見せられない。市長は、それをみんなに配ってしまう。どういうことなのですか、これは。
          〔「県で持ってきた資料を配っちゃ悪いのか」の声あり〕
6番(榎戸和也君) だって、配らないというのです、こっちは。
          〔「だから、配ったから、申しわけないと言っています」の声あり〕
6番(榎戸和也君) だから、ちゃんと、私、指名受けて今しゃべっていますので。
 そういうふうに私は思います。よろしいでしょう。これは、ではここでやめます。
 それで、先ほどの、まず5,150円の件について、薬局に売った件についてお尋ねしたいと思います。私はここには問題が大きく2つ、考えなければならないことがあると思います。1つは金額の問題。1平米5,150円。もう一つは、なぜ、山王歯科もそうなのですが、2つの薬局に随意契約で売ったのか。どういうふうにして2つの薬局が決まってきたのかという問題であります。
 まず、金額のほうからいきたいと思うのですが、不動産鑑定5,150円。これは私が知るところでは、そういうふうにして出てくる鑑定の中に通常の価格というのと特殊価格というのと、それから制限価格ですか、この3つがあるというふうに伺っています。これはそのうちのどれなのでしょうか。
議長(仁平 実君) ちょっと、暫時休憩します。
          休 憩  (午前11時36分)
                                           
          再 開  (午前11時36分)
議長(仁平 実君) 再開します。
6番(榎戸和也君) では、もう一回。鑑定価格は正常価格、限定価格、特殊価格というふうな部類分けがあるようです。この5,150円というのはそのうちのどの価格なのでありますか。
議長(仁平 実君) ちょっと、暫時休憩します。
          休 憩  (午前11時37分)
                                           
          再 開  (午前11時37分)
議長(仁平 実君) では、再開します。
 柴総合戦略部長。
総合戦略部長(柴 保之君) ちょっと言い方に関しましては、ちょっと似たような言い方がありますので、こちらで把握している言い方で申し上げますと、「取引事例比較法」という形で、比準価格ということでその5,150円というのがまず1つありました。そのほかに「控除方式」という形で算出されたものもございます。こちらはいろんな今後の状況とかを鑑みて出した数字なものですが、こちらが4,950円の形で出ておりまして、それを比較した上で、鑑定士におきましては取引、この5,150円のほうが現実に規定した宅地、それから取引事例を基礎としているもので、信頼性が高いということ。控除方式によりますと想定要素というものを含んでおりますので、信頼性にやや欠けるということで、5,150円のほうの取引事例方式によって決めた価格のほうを決めたようでございます。
議長(仁平 実君) 榎戸和也君。
6番(榎戸和也君) ここの取引事例というのは、基本的にないわけですね。病院を70億円近くかけてあそこにそういう病院をつくった。全部入れてです。67億円ぐらいですか。そういう独特の場所なわけです。特殊な場所なのです。しかも、調剤薬局という特殊なものなのです。ほかの人があそこにいても、それだけ価値がないかもしれないけれども、薬局が出るということは、薬局にとっては相当な価値がある。そうしますと、例えば収益還元法とか、ここでどのぐらいの収益が上がるのかというような考え方で、ここの値段は最低このぐらいあるのではないか。そして、後のほうと、どの業者に売ったのかという問題も出てくるのですが、そういうふうなことをもとにして、いわゆる入札方式でオープンに、薬局をやりたい人、ここに2つ土地を売りたいのだというようなことでやったらば、もっともっといい値段で売れたかもしれない。つまり市の財政にとってプラスになったかもしれない。そういうことであります。それを、取引事例比較というのは具体的に何を、どんな事例なのですか。よろしくお願いします。
議長(仁平 実君) 柴総合戦略部長。
総合戦略部長(柴 保之君) 事例というのは、これは桜川市内の4カ所の似たような、前が畑であって、それが今度宅地で販売される。そういうような同じような状況にある市内の4カ所の地区の事例をもとにして出てきた数字でございます。
議長(仁平 実君) 榎戸議員。
6番(榎戸和也君) 前が畑と言いますけれども、あそこを開発して住宅地にしたり何かするというのですから、今の段階では畑かもしれないですけれども、それは転用して薬局をやってもらうのだ、あるいはその脇に医療ゾーンをつくるのだという前提で売るわけですよね。そしたら、今の取引事例というのは、何か該当しないのではないかと思うのですが、いかがですか。
議長(仁平 実君) 柴総合戦略部長。
総合戦略部長(柴 保之君) この取引事例の4カ所につきましては、場所そのものは申し上げることできませんけれども、結局宅地見込み地という形で取引された事例を参考にしてというような状況です。ですので、現状はそういう畑とか、それでそれが宅地となる見込みということで、取引価格といたしましても大体5,000円から8,000円とか、そういう状況のがございますので、市内のそういう状況に合わせてこの5,150円という数字が出てきたものと思われますので、宅地という形で今後販売しますあそこの場所で5,150円という数値は決して、一番ベストだったということは申し上げませんけれども、決して問題ない。取引としては適正だったと市のほうでは考えています。
議長(仁平 実君) 榎戸議員。
6番(榎戸和也君) ちょっと視点を変えまして、さっきの、あの土地で収益がどれだけ上がるのかと。つまり、お客が山王病院に何人患者が来て、そのうちのどのぐらいの人が薬の処方箋をもらって、その前の薬局2つに何人ぐらいの人が行くのか、こういうことであります。
 処方箋1枚当たりの単価は幾らか。これは私、この間市の国民健康保険を担当している方にお願いをしまして、資料をもらいました。ことしの8月の数字であります。そうしますと、処方箋1件当たり保険と本人負担でもって出ていくお金は、つまり薬局に払うお金は約1万円であります。1万円、1枚で。これ、1人の人が処方箋を2枚もらったりすることがありますので、1人当たりに直しますと1万2,000円というふうになっております。これは市でいただいたデータです。そうしますと、1人の人があそこの薬局に行くと1万円は買うと仮にしましょう、薬局ね。
 では、あそこに、病院にはまず何人ぐらい行くのか。きのうの別な議員の方が質問されたときに、今現在180とか、そういう数字があります。これは山王病院があそこでやっていたときの数字、去年の12月の数字が200人ちょっとです。県西病院は400人をちょっと割っていた。ですから、県西のあらかた400人と山王さんを合わせると約600人なのです。これは前の病院問題をずっと市長さんとも私がいろいろお話ししてきたときに、そのぐらいの、約600ぐらいの患者は行く先をちゃんと担保するのだ、そういうふうに市長さんはおっしゃったと思います。それは、例えば中央病院に行くとか、この近隣の個人のところへ行くとか、あるいはメディカルに行くとか、つくばに行くとか、友部に行くとかです。いずれにしても、そういう中で山王病院がこの計画としては、二、三年たって普通に動くようになったときに、幾らぐらいの人数を想定しているかといいますと、少なくとも、平成27年に出された基本計画では、たしか400人と言ったのです。ただ、基本計画は診療6科と歯科、口腔外科が入っていますから、今の計画は多分360人なのではないか。ちょっと確認したい。今の山王の医療センターでは1日360人を目標にしているということでよろしいですか。
議長(仁平 実君) 榎戸議員、質問を簡単明瞭に。通告にないことばかりのは控えてください。
6番(榎戸和也君) 通告にないといったって、いいですか、要するに個々の鑑定価格を出すときに、ここで薬局をやったら幾らもうかるのかということがわかっていなくては、今言った収益還元法を使えないわけです。市の財産を管理する側、公社であっても同じだと思います。とすれば、その土地にそれだけお金を入れて価値を高めているわけでありますから、別にべらぼうな値段で無理やり売るというのではなくて、相手が欲しいのであればそれだけの値段で売るべきなのだと私は思います。そういう努力をしているのかどうかというのが今の問題なのです。だから、不動産鑑定士さんにお願いしたから、もうそれで全部お任せでやったのだというようなニュアンスでしょう。市としても、これを売るときによりいい形で売れないものかというふうに考えれば、何人ぐらいお客さん行くのだろうと誰だって考えますよね。山王病院は何人お客が来る予定で計画しているのだ。医者がこのぐらい要る。これは当たり前のことでしょう。そこを聞いているのです。だから、360人というのは正しいのですか、正しくないのですか。
議長(仁平 実君) 柴総合戦略部長。
総合戦略部長(柴 保之君) 大体その360人というのは、ある程度安定稼働する二、三年後の最終的な目標値として、その数値で大体なっております。今だんだんそれに近づいているような形になります。
議長(仁平 実君) 榎戸議員。
6番(榎戸和也君) そうしますと、ある程度、例えばそこを目標にする。いや、もっと行ってほしいと思いますよ、私は。そうすると、もっとお医者さんも必要で、もっとお金を食うかもしれません。でも、きのうもいろいろ議論があったように、政策医療、公立病院としてのそういう意味もありますから。いずれにしても400人近い人が来て、そのうちの例えば200人の人があそこに行ったと。例えば、2つありますから、100人、100人で行った。そうすると、1人頭1万円なのです。つまり、売り上げは100万円なのです、1つで。そこの利益率みたいなのを私はいろいろネットで調べました。そうしますと、今やっている、日本でもトップクラスと言われているところの場合には2つのうちの1つです。1つは上場を廃止してしまったのです。M&Bにかけて廃止してしまったのです。片っ方は公開していますから、出ていくのです。そうすると、6%ぐらいなのです。つまり、1万円の6%、1人で600円ということなのです。というような数字が出ています。そうすると、幾らあそこで利益が上がるのかわかるわけです。だから、それだけ利益が年間で上がるのであれば、いろいろ費用を差っ引いて、本部の経費も差っ引いて、そうすれば、この土地は公募をかければこのぐらい来るのではないか。それを一切やらないのです。そこは私は非常に一つ不思議でした。
 もう一つ、私はそれだけの値段で、もし利益が上がるとして、上がるのにたった250万円で、造成したり何かしてもせいぜい300万円、喜んでしまいますね。しかも、競争しないで、自分のところへ最初から来るのですから、私だったらお礼したい気分になります。そんなにいい条件が自分のところへ来るのですから。それを決めたのはどこかといったら、山王さんだと。では、山王さんはどういうふうに決めたのかちょっとお尋ねしたいと思います。
議長(仁平 実君) 柴総合戦略部長。
総合戦略部長(柴 保之君) それは、一応山王病院といいますか、隆仁会のほうにちょっとお話で伺っただけの部分になるのですけれども、山王さんのほうでもこういう機会にお話ししてもよろしいということでありましたので、お話ししますけれども、隆仁会のほうで薬局のほうを選ぶに当たっては、第三者機関のようなところに依頼しまして、プロポーザルのような形で薬局2つを選定したと聞いております。
議長(仁平 実君) 榎戸議員。
6番(榎戸和也君) お願いしたのは何というところですか。選定をお願いしたのは。
          〔「社の名前ですか。それはわからない」の声あり〕
6番(榎戸和也君) 要するに、山王さんがここだよと言ってきたから、指定管理者だし、専門だから、いいでしょうといって決めたわけです。
議長(仁平 実君) 柴総合戦略部長。
総合戦略部長(柴 保之君) 山王さんが、最初の指定管理の提案のときに、ここに薬局も隣のところに持ってきたいと提案があった上で、その上で山王さんが2つの薬局をこのプロポーザルのような形で選定して持ってきたと。その2つの薬局さんとこちらの土地開発公社はそれぞれ契約して、開発公社はそれぞれの薬局さんのほうに販売したということだけでございます。
議長(仁平 実君) 榎戸議員。
6番(榎戸和也君) 実はきょう、私は情報開示を21日にかけていまして、15日以内に出すと。以内ですから、きょうじゅうなのです。きのうもそれをお願いして、できれば一般質問に関係するかもしれないので出してもらいたいと言ったら、あしたまでだという話なのです。条例を見ると15日以内なのです。別にそれは3日で出したって、10日で出したって、おかしくないです。今言った鑑定書とかその他幾つか出してあります。ですので、ちょっとそこのところがわからないので、今直接伺うのですのですが、ちょっと市長に伺いますが、私は市長の今までの県外の出張のデータ、そういうようなものを出してくれということでお願いしてあったわけなのですが、市長さんは今まで、例えば関西方面の阪神調剤という会社の名前はご存じですか。
          〔「榎戸議員、これは通告にないので、答弁は差し控えます」の声
            あり〕
6番(榎戸和也君) なぜ決めたのかという話です、なぜここに決まったのか。そうすると、今山王さんでは、何だかわからないけれども、山王さんで決めたのだと。この出始めのときに非常に市長中心で物事をやっておりましたから、山王さんとのやり取り。一般の職員ではなくて、市長がトップセールスでやったわけでしょう。この調剤薬局の件についても市長さんがいろんな形でリーダーシップを発揮しているのではないかというふうな思いがありますので、今々言ったように、阪神調剤というふうなところと市長さんは何かご縁があるかどうかお尋ねした、そういうことであります。これは答えていただけないですか。
議長(仁平 実君) 大塚市長。
市長(大塚秀喜君) 全く知りません。
議長(仁平 実君) 榎戸議員。
6番(榎戸和也君) では、もう一つ伺います。これは東京の渋谷にあるところなのですが、市長さんはプロビレアというところを聞いたことはないですか。     という人もご存じないですね。
議長(仁平 実君) 通告に関係ない答弁は控えます。
6番(榎戸和也君) では、今の個人名はなしということで同意いたします。
 私が言いたいのは、つまりこのお金をかけて、調剤薬局という非常に利益の見込める場所、その場所が値段としてはいわゆる1反歩515万円、半分ですから、その半分。そして、その業者も、1つの業者はネットなんかで調べるとトップテンぐらいには入っているのですけれども、今までにいろいろ不祥事なんかもあったようなことがネット上でちょっと出ています。ですので、そういうところにどうして決めたのだろうか。その山王さんが決めるときに、隆仁会が決めるときに、いろんなところに公募でやったのかどうかさえもわからないのです。市の財産を売るときに、指定管理者とはいえ、そこに、では、あんたが言うところに売ってあげますよ、条件も非常に。私的に言うと、ちょっと安いのではないかな。それだけの、あの土地で、年に1,000万円や2,000万円上がるような土地だと思うのです、軽く。五、六年やれば、もうおつりがどんどん来ると。そういうふうな土地であれば、普通は収益還元法でやったり、あるいは公募でやれば、俺はもっと高い値段で買うよという薬局はあったかもしれない。でも、そういうのを一切しなかったというのは、よっぽど山王さんがその2つの薬局に絞ったときに、その薬局がほかの薬局よりもいいのだ。いいのなら、いいような数字でも何でも出してくれたらいいではないですか。こうこう、こういうふうなカウントをしたら、ここがいいことになったのだ。それを何もわからないで、市の財産をそこに売ると。
議長(仁平 実君) 榎戸議員、臆測で質問は控え目にしてください。
          〔「言わせればいいじゃないか、言わせれば」の声あり〕
          〔何事か声あり〕
議長(仁平 実君) では、6番、榎戸議員。
6番(榎戸和也君) ともかく、今申し上げたように市の財産ですから、そこは本当にやっぱり透明性があって、こういう薬局を選んだことについては、こういう流れで選んでいますよとそれなりのものも出してもらって、そういう中でやっていただきたかったな。そこのところが、先ほどの部長さんのお話だと、何かよくわからない。向こうが言ったから、いいでしょうということで売ったのだと。
          〔何事か声あり〕
6番(榎戸和也君) 私はそのように思っております。
 あと、もう一つ伺っておきたいのは、何で山王歯科さん、その前に出た基本計画、六十何ページの基本計画では、現在の診療科、山王さん6つの医科、医療科、それから歯科と口腔外科で全部で8つかな、それを起点として診療科は決めていく、その年度の最後までに決めるというふうなものを我々に配ってくれましたね。あのときには口腔外科は入っていて、2ページぐらい書いてあるのです。口腔外科だったら、玄関を別にして、こうする、ああする。口腔外科が消えたのです、最後の合意では。いわゆる5診療科しかなくなったのです。そこで伺いますが、口腔外科が消えたということは、積極的に指定管理に口腔外科を入れてはいけない、歯医者を入れてはいけないという合意ですか。それとも、歯医者のことは除いて、医療だけを書いた。どちらなのでしょうか。
議長(仁平 実君) 柴総合戦略部長。
総合戦略部長(柴 保之君) 口腔外科につきましては、本当の最初の段階では含まれていた多分経過があるかとは思うのですけれども、筑西と桜川市の地域公立病院等再編成整備推進協議会の中で最終的に常勤医を配備する診療科目についてということについて協議されておりまして、ここで桜川市の市立病院のほうには内科、外科、小児科、整形外科、眼科ということで決定されております。これにつきましては、一応山王病院のこの法人の経営上の関係で歯科の部分は独立させて経営していくということがあったので、こういう形になったと。最終的にこの病院等再編整備推進協議会では決定されていたということで、今の形になったと思います。
議長(仁平 実君) 6番、榎戸議員。
6番(榎戸和也君) 最後ですので。要するに、積極的に歯科は指定管理に入れないと言ったのか、歯科は歯医者さんだから、医療と違うから入れなかった。実際に山王さんはあそこ、2反5畝買っているのです。下は1反歩ぐらい庭です。本当に有効にそこを歯科として使うなら、あんなのは要らないのです。何であんなに2反5畝もあのいい場所に売ったのか、私は非常に不思議でした。
 以上です。
議長(仁平 実君) これで榎戸和也君の一般質問を終わります。
                                           
    散会の宣告
議長(仁平 実君) 以上で本日の日程は終了しました。
 本日はこれで散会します。
 ご苦労さまでした。
          散 会  (午前11時59分)