平成30年第3回桜川市議会定例会議事日程(第5号)

                        平成30年10月22日(月)午前10時開議
日程第 1 議案第 94号 平成29年度桜川市一般会計歳入歳出決算認定について      
日程第 2 議案第 95号 平成29年度桜川市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について
日程第 3 議案第 96号 平成29年度桜川市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定につ
              いて                             
日程第 4 議案第 97号 平成29年度桜川市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定につい
              て                              
日程第 5 議案第 98号 平成29年度桜川市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について  
日程第 6 議案第 99号 平成29年度桜川市介護サービス事業特別会計歳入歳出決算認定につ
              いて                             
日程第 7 議案第100号 平成29年度桜川市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定につい
              て                              
日程第 8 議案第101号 平成29年度桜川市水道事業会計決算認定について        
日程第 9 議案第102号 平成29年度桜川市病院事業会計決算認定について        

出席議員(16名)
  1番   軽  部     徹  君     2番   飯  島  洋  省  君
  3番   武  井  久  司  君     4番   谷 田 部  由  則  君
  5番   大  山  和  則  君     6番   榎  戸  和  也  君
  7番   萩  原  剛  志  君     8番   鈴  木  裕  一  君
  9番   仁  平     実  君    10番   菊  池  伸  浩  君
 12番   市  村     香  君    13番   小  高  友  徳  君
 14番   小  林  正  紀  君    15番   潮  田  新  正  君
 16番   相  田  一  良  君    18番   林     悦  子  君

欠席議員(2名)
 11番   風  野  和  視  君    17番   高  田  重  雄  君

地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
   市     長  大 塚 秀 喜 君
   副  市  長  猪 P 幸 己 君
   教  育  長  梅 井 驕@男 君
   市 長 公 室 長  小 川   豊 君

   総 務 部次長兼  高 久 能 一 君
   財 政 課 長

   総 合 戦略部長  柴   保 之 君
   市 民 生活部長  小松ア   稔 君
   保 健 福祉部長  上 野 荘 司 君
   経 済 部 長  斎 藤   学 君
   建 設 部 長  尾 見   誠 君
   上 下 水道部長  内 山 久 光 君
   教 育 部 長  佐 藤   勤 君
   会 計 管 理 者  白 田 公 江 君

職務のため出席した者の職氏名
   議 会 事務局長  谷田部   清 君
   議会事務局書記  太 田 貴 久 君
   議会事務局書記  仲 田 浩 司 君
   議会事務局書記  長谷川 勇 貴 君

          開 議  (午前10時00分)
    開議の宣告
議長(仁平 実君) 皆さん、おはようございます。本日の出席議員は16名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立しますので、これより本日の会議を開きます。
                                           
    議案第94号〜議案第102号の大綱質疑
議長(仁平 実君) 本日は、10月18日に上程されました議案第94号 平成29年度桜川市一般会計歳入歳出決算認定についてから議案第102号 平成29年度桜川市病院事業会計決算認定についてまで、以上9議案の大綱質疑を行います。
 大綱質疑につきましては、一般会計、特別会計及び水道事業会計、病院事業会計を一括して行います。質疑は、答弁を含め1人20分とし、3回までといたします。また、所属委員会の所管にかかわる質疑は差し控えることといたしますので、ご理解をお願いいたします。
 なお、質疑をする場合はページ数もあわせてお願いいたします。
 なお、質疑、答弁は自席でお願いいたします。
 それでは、8名の通告がありましたので、通告順に発言を許します。
 初めに、14番、小林正紀君。
14番(小林正紀君) 14番、小林です。決算書84ページをお開きいただきたいと思います。
 1項総務管理費、7目財産管理費、13節委託料の1番の公用車管理システム保守管理委託料12万9,600円の内容説明をお願いします。
 また、それと関連して、続けて質問してしまいたいと思います。20分しかないものですから。先日、長門市で公用車が車検切れのまま使用されていた事例がありました。ほかにも野田市、海老名市、それに三重県、岡山県などもあり、理由はうっかりとかさまざまですが、どこでも起こり得る事案で、当市においても管理体制や車検切れのリスクなどの認識、指導体制などありましたら答弁願います。
 また、買いかえ時期の指針、また何キロとか使用頻度にもよりますが、管理台数とかも簡単にお願いいたします。
 2番目のその下になりますけれども、公共施設マネジメントシステム保守委託料51万8,400円、その下の公有財産システム保守管理委託料12万9,000円、また続けて下の固定資産台帳追加整備業務委託料317万5,200円、やはり内容説明と、関連して平成29年3月付で桜川市公共施設等総合計画が作成され、ホームページにアップされております。内容はすばらしいもので、二、三確認のためにちょっと質問したいと思います。
 国交省の試算では、2030年にインフラの半数以上が50年経過して、2037年には維持管理、更新費で投資可能性を上回り、当市でも将来の更新費用が建てかえ、大規模改修により更新費用の不足が見込まれるとあります。財政シミュレーションから施設保有量17.8%縮減、約2万9,900平米を目標とする。この点について現状でお願いいたします。
 次に、フォローアップの実施方針を計画に沿って進めていくことと、3番の市議会や市民と情報共有の方法についても答弁願います。
 最後の固定資産台帳についても簡単に説明をお願いいたします。
議長(仁平 実君) 小林正紀君の質疑に対する答弁を願います。
 高久総務部次長兼財政課長。
総務部次長兼財政課長(高久能一君) それでは、小林議員の公用車管理に関する質問についてお答えをいたします。
 公用車につきましては、消防車両39台を含む167台をこのシステムで管理しております。このシステムでは、各車両の日々の利用予約を初め、利用者、利用日時、利用目的、走行距離といった利用実績のほか、車検の有効期限等の車両情報を一体的に管理しておりますので、車検切れのまま使用することはないものと認識をしております。
 また、買いかえ時期についてですが、購入後、経過年数がたっているものもありますが、新庁舎建設の計画もありますので、車の状態と必要台数を確認しながら、買いかえ等を行っている状況でございます。
 2つ目の公共施設管理等総合管理計画に関する質問についてお答えをいたします。公共施設老朽化対策は、桜川としても大きな課題であり、計画策定時における施設の更新費用の試算額は、年平均15億4,000万円となっております。現在の施設の保有量は、さくらがわ地域医療センターが竣工したことによりふえておりますが、今後、人口減少により公共施設の利用需要が変化していくことが予想されることを踏まえ、長期的な視点を持って施設の更新、統廃合、長寿命化などを計画的に行い、財政負担の軽減や平準化を図ってまいります。
 また、各自治体におきまして、平成32年度までに個別施設ごとの長寿命化計画を策定するよう、国の各省庁から要請されておるところでございます。施設ごとの維持管理や利用に関する状況などを把握した上で、個別施設計画を策定し、施設の修繕、機能転換、集約化、廃止など講ずべき措置を整理、検討してまいりたいと思っております。
 公共施設管理計画につきましては、策定後、5年後に計画の進捗状況を踏まえた見直しを行う予定となっております。その際は、議会の皆さんへの報告を行い、市民の皆様にはホームページなどで周知してまいりたいと思っております。
 最後に、固定資産台帳について説明をいたします。固定資産台帳とは、市で所有する固定資産を取得から除売却処分に至るまで、その経緯を個々の試算ごとに管理するための帳簿で、所有する全ての固定資産について、取得価格、耐用年数等のデータを網羅的に記載したものです。統一的な基準による財政書類の作成のために整備をするものですが、公共施設等総合管理計画に関連しまして、公共施設等の維持管理、修繕、更新等に係る中長期的な景気の見込みを算出することや、公共施設の総合的かつ計画的な管理に関する基本的な方針等の見直しに活用してまいりたいと思っております。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 質疑ありませんか。
 小林君。
14番(小林正紀君) ありがとうございます。
 まず、最初の公用車ですか、167台ということで、消防車を引くと128台ですか、システム管理されているようです。今どこでも一家に1台の時代ですが、カーシェアも進んでおりまして、利用予約等もできるのであれば、職員減少に伴い、使用頻度の少ない車両等を効率的に適用して、台数の適正化にもつなげるなど再度見直しを検討していただきたいと思います。
 車検に伴う更新は自動的に車検工場へ通知するわけではないですよね。基本的に、最後は人間がやるということですよね。最終的には人間が確認することになるので、ヒューマンエラーにならないこと、また初歩的な入力ミスがあっては、いかにすばらしいシステムであっても全く意味をなさないので、十分注意するように、いずれにしてもしっかりと行っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 公共施設は、システムが一元化で管理されているという状態で把握されているということですね。あくまでも計画でしょうが、5年のスパンということですよね。これは避けては通れない事案で、今後議論する場面もあるかもしれませんが、提言を交えながら簡単に質問を続けたいと思います。
 財政の現状と課題で、交付税が歳入の約3割、市税が44億から45億で推移、その他特定財源で28億となり、1番の交付税が10年の特例措置が切れ、33年に11億4,500万減額される予定でしたが、6割か7割復元されるということで、今後も人口減や市税減少なども予想されるので、行財政が今後も必要かと思いますが、これらを踏まえて今後作成していかなければならないと考えております。
 公共施設マネジメント、簡単にちょっと調べてみると、大きく3つの流れがあるみたいなのですけれども、1つは、保全、営繕ですか、効率的、効果的に維持更新をするインフラ中心の考え方、2つ目が資産管理活用、限られた予算の中で公共施設を活用、効率よく管理し、低コストで維持更新していくこと、よくアセットマネジメントと呼ぶ場合が多いみたいです。3つ目が施設の統廃合、適正配置、公共施設の統廃合や再配分と施設のあり方そのものを含めて検討する流れで、スクラップ・アンド・ビルドというのですか、市長が得意の手腕が発揮できる分野だと思います。しかし、従来型の取り組みでは対応し切れない、そういう危機感も背景にあります。
 更新に毎年平均15億4,000万と具体的な数字が記されておりますが、建てかえをした場合には、さらに大規模改修と合わせて9億4,000万の不足が見込まれる試算が出ております。これちょっと書いてあったのですけれども、これは驚くべき数字なものですから、あくまでも試算上の計画でしょうが、それに施設保有量17.8%削減、約2万9,900平米を目標とあります。新庁舎建設計画もこの面積数値に含まれているわけです。この計画書を見た人は、今後どうなるのだろうと心配される方もちょっと聞きましたので、この点について、市長、できるだけ安心できるような簡単な答弁、この後、時間ちょっとでもつくりますので、その辺答弁お願いしたいと思います。
 あと、今後30年間の基本方針の中で、桜川市で2番目の長寿命化の実施方針、長寿命化を図る、このような新規投資を抑え、既存施設の有効利用が重要と考えます。筑西市の同指針で、新しくつくることから賢く使うことへ、公共施設のリノベーションですか、改修、用途変更などがあり、大規模改修を経て80年まで延ばす方向と、そういう方向で書かれていたみたいです。
 各市それぞれ事情は異なると思いますが、執行部はどのようにお考えか、先ほどのこととあわせちょっとお願いしたいと思います。
 近隣市では、他のアセットマネジメントなどを見ていると、どこもやはり新規建設を抑え、施設の長寿命化を挙げています。真岡市は、外部委員のチェックが挙げられます。フォローアップの実施方針は計画どおりで進むことを期待しています。
 これは最後に、要望になりますが、先日の監査報告にありました、依然として財政の硬直化が続いている状態でありますと報告されました。要するに何をするにも財源の確保が重要になると思います。新聞にも出ていましたが、県内基金積立金残高の比率で、桜川市は19番目、54.9%になります。同規模で残高1位が鉾田市、残高3位が稲敷市になりますが、稲敷市の比較でちょっと話してみますと、人口約4万3,000人、平成28年度一般会計予算は217億、財政力指数が0.52、桜川市が0.49、公債費比率が11.4、当市は10.1%ですか。経常収支が90.6で、桜川市が87です。稲敷市は、積立金残高比率が108.8%とちょうど倍ぐらいになります。これは、合併特例債償還に備えているという回答が新聞にありました。今後も新設があればさらに経常経費が上がり、硬直が進むわけでございます。
 当市では29年度実績で財調が2億円、公共施設整備基金が3億円で、積み増しされましたが、今後資金需要が予測されますので、できる限り財政調整基金等の残高比率の減少を最小限にとどめるよう、持続可能な計画的な財政運営をされますよう、これは要望したいと思います。
 時間もありませんので、先ほど言いました建てかえをした場合、9億4,000万円の不足が出るという試算と長寿命化を図る考え方について、市長に簡単で結構ですので、ご答弁お願いしたいと思います。
議長(仁平 実君) ここで暫時休憩します。
          休 憩  (午前10時17分)
                                           
          再 開  (午前10時18分)
議長(仁平 実君) 会議を再開します。
 小林正紀の質疑に対する答弁を願います。
 大塚市長。
市長(大塚秀喜君) 鋭いご質問ありがとうございます。本当にこの15億4,000万、これだけでもびっくりするところでありますが、建てかえ、新しいものを建てていくと、それにまた9億かかるというような結果が出ております。この辺も踏まえまして、長期的な視点を持って施設の更新、統廃合、長寿命化など、先ほども答弁ありましたが、計画的に行い、財政負担の軽減化、平準化を図っていきたいと考えているところでございます。
 また、先ほども財政についてお話ありました。頑張っているところでありますが、数字のほうも割合でいくと若干改善されてきつつあるということで、今後も一生懸命努力していきたい。また3年後に桜川市が破綻するなどというようなお話もありますが、そういうことは一切あり得ないということで財政のほうからも答弁いただきましたが、きちっとした財政運営していきたいと、そのように考えておるところであります。
          〔「長寿命化の方針、ほかも長寿命化という形で進めているみたい
            ですけれども、その辺についてちょっとその考え方」の声あり〕
市長(大塚秀喜君) 統廃合というのが一番あるのかなと、施設を減らしていく、その中で面積等も減っていくというふうな形になるのかなと、今後、本庁舎につきましても答申がありましたが、これは耐震工事、全部の建物するよりも、1つつくって本庁方式で、また答申にもありましたが、出先に関しては窓口だけにするというようなことでありますので、そういう形で管理していかなくてはならない面積に関してはどうやって減らしていくのだと、その辺が一番ポイントになるのかなというふうに考えております。
議長(仁平 実君) 質疑ありますか。
 小林議員。
14番(小林正紀君) ありがとうございます。
 長寿命化、例を挙げてしまうとちょっとあれなのですけれども、私、文教だから学校の統廃合とちょっと関連してしまうのですけれども、例としてですから、文教のことではなくて、例えば統廃合をやっていくと、1つの庁舎にすると、弱者とか少数を切り捨てるような形になってしまいますけれども、その辺、学校でいえば通学バスとか、そういうような細かい、そういうことがないような形を考えながら一緒に統廃合も進めていただきたい思います。決して……違う違う、そういう例としてですから、例えば今後の話として、それはそうしろとは言っているわけではないですけれども、要するに統廃合すれば、弱者、少数の人たちを切り捨てるような形になってしまうでしょう。その辺をどういうふうな対処をするかということを今後考えながら進めてくださいということなのですから、バスを出せとかそういうことではなくて、例えばの例として挙げたとして、とにかく今、夕張以後、財政の健全化ということで、桜川市もかなり財政の健全化、どこの市でも進んできますが、結局健全化は進んでも、最終的には老朽化はさらに進んでいきます。だから、これはとにかく財政面が厳しくなることは懸念されることは避けられないような状態であると思いますので、結局最後は市長の判断、ご決断になると思いますので、今後もご検討をお願いいたしまして、簡単でございますが、質問を終わらせていただきます。よろしくお願いします。
議長(仁平 実君) 小林正紀君の質疑を終わります。
 次に、10番、菊池伸浩君。
10番(菊池伸浩君) 10番の菊池です。全部で5点質問いたします。
 まず、私は、実績報告書のページで言いますので、よろしくお願いします。
 25ページ、筑波高原キャンプ場は、以前一般質問でも取り上げ、施設も古く、修繕も厳しいとの答弁をもらっております。しかし、この決算書を見ると1,000名近い利用者があるとのことです。近年の利用者の動向、特に増減、それと今後の運営方針を伺います。
 2番目、34ページの地方創生推進交付金1,427万円、稼ぐ力創造プロジェクト、産業イノベーションなど、非常にわかりにくい言葉を使っている事業の中身をわかりやすく端的に短く説明をしていただきたい。
 3番目に予定していました鏡ヶ池親水公園は、1番議員の方がもっとすばらしい質問をするということなので、私は取り下げます。
 そうすると、3番目です。区長等報酬2,813万円、これ75ページです。現在119人の区長がいます。一番大きい区は元岩瀬の560世帯、一番小さい区は大和町の17世帯、17といえば班と言える大きさです。一方、西桜川と東桜川は字名が違いますが、一緒になって桜川という1つの区をつくっております。区の編成は歴史的な経過もあり、なかなか難しい面もあります。人口の減少の将来のことも考え、区を形成するには世帯数はどのくらいがいいのかと考えているのか。区長報酬7万円ということも考慮に入れて、市の見解を伺いたい。
 4番目、81ページの旧小田部家住宅改修工事1,500万円、想定以上の破損があったので、大幅な改修工事費がかかったこととの説明でした。これからはもっと空き家がふえて、寄贈がふえることも予想されます。これを教訓に重伝建の寄贈には厳しい目を持って臨んでもらいたいと思うが、いかがでしょうか。
 5点目、142ページ、住宅管理事業686万円、17の市営住宅がありますが、廃屋寸前のものも目立ちます。この中で募集している住宅はどこがあるのか。募集停止している住宅には施設修繕は全くしないと理解をしていいのか。よろしくお願いします。
 5点ありますから、1点3分以内で答弁をお願いします。
議長(仁平 実君) 菊池伸浩君の質疑に対する答弁を願います。
 斎藤経済部長。
経済部長(斎藤 学君) 菊池議員さんの1番目、筑波高原キャンプ場についてのご質問にお答えいたします。
 このキャンプ場は、昭和41年に開設されまして、その後、昭和50年代にはケビンやロッジなどの宿泊施設が設置されました。当時は、子ども会や学校行事など多くの方々に利用されてきましたけれども、近年は施設の老朽化により利用者は激減し、ここ5年ほどの利用者数は年間約1,000人を推移しているところでございます。さらに、ことしから、消防法の改正に伴う設備の改修等が義務づけられまして、宿泊施設の貸し出しができなくなったことから、テントサイトのみの貸し出しとなっており、今年度の利用者は660人に落ち込んでいるところでございます。
 次に、今後の運営方針でございますが、テントサイトにつきましては、リピーターの方々も多く、利用者数も安定して推移していることから、今後もテントサイトの貸し出しを中心に運営してまいります。一方で、近年の登山ブームにより登山客は増加しておりますので、今後は老朽施設の解体を進めながら、筑波山登山の起点としての活用を図ってまいりたいと考えております。
 続きまして、産業イノベーション推進事業のことでございますけれども、イノベーションとは技術革新という意味で、具体的には生産技術の変革や新商品の開発などを含むものでございます。桜川市では、平成28年度より国の地方創生推進交付金を活用いたしまして、茨城県、笠間市、結城市とともに県内の伝統的工芸品の販路拡大や新商品の開発事業を進め、地域経済の活性化を図るために取り組んでまいりました。桜川市におきましては、伝統的工芸品である真壁石灯籠のイノベーションを進めております。これまで明かりをテーマといたしました石材製品5点、また石材産地をイメージしたロゴマークなどを作成しているところでございます。今後は、インターネット等を使って販路拡大を図ってまいりたいと考えております。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 高久総務部次長兼財政課長。
総務部次長兼財政課長(高久能一君) それでは、菊池議員さんの3番目、119の区があるが、大きな区と小さな区がある。17世帯でも存続を続けるのかの質問についてお答えをいたします。
 各行政区の編成につきましては、議員さんのご指摘のとおり歴史的な経緯があるものと認識しているところでございます。そのような状況の中、区を形成する世帯数については、行政側から指導、判断できるものではないと考えております。しかし、今後の戸数や人口の減少による行政区の運営についてご相談があった際には、真摯に対応したいと考えております。
 以上です。
議長(仁平 実君) 続いて、柴総合戦略部長。
総合戦略部長(柴 保之君) それでは、菊池議員さんのご質問のうち2番の地方創生交付金の中の稼ぐ力創造プロジェクトと、あと4番、小田部家につきましてお答えいたします。
 まず、稼ぐ力創造プロジェクトのほうですが、こちらの地方創生交付金につきましては、国の交付金ですが、一億総活躍社会の実現に向けた対応としまして、自主性、それから主体的な事業で先駆性のある取り組みに対しまして交付される交付金でございます。桜川市では、地域の固有資源でありますヤマザクラを核としましたさまざまな取り組みに対して、この稼ぐ力創造プロジェクトとして交付金をいただいております。
 昨年度は、新たな地域振興のための基盤づくりといたしまして、具体的に申しますと、広域連携バスの運行、普及啓発に係る経費、それから小田部家のリフォーム費用、それからヤマザクラ保全計画策定に係る経費、それからつくば霞ヶ浦りんりんロードの活用に係る経費などに交付金を活用してございます。これからも交付金を有効に活用いたしまして、まちづくりのほうを進めていきたいと考えてございます。
 続きまして、旧小田部家の住宅改修工事につきましてのほうの質問にお答えいたします。旧小田部家は、重伝建の登録というのはございません。ですが、今回この寄附を受け入れました経緯を申しますと、平成24年に所有者の遺言といたしまして、弁護士さんを通じ本件の土地、建物を市に寄附したいので有効活用してほしいとの意思表示を受けまして、その後、内部で協議をした結果、古民家を生かしての活用ができるものと判断しまして、受け入れを決定しました。そして、当時、総合戦略室であったのですが、今後の真壁地域の観光交流の拠点やサイクリストなどの活用の場として活用していくことになったようでございます。
 受け入れ時は、古民家風できれいに整理されておりまして、簡単な修理で利用できるものと見込んでおりましたが、専門家のほうに見てもらいましたところ、その判断では、基礎とか柱など重要な部分での損傷箇所が見つかったため、今後活用するには修繕をせざるを得なくなりまして、今回の工事となったわけでございます。
 なお、先ほどの稼ぐ力創造プロジェクトの交付金によりまして、300万はこちらの工事に充当させていただいております。いずれにしましても、今後の寄附の受け入れにつきましては、より慎重に協議した上で決定してまいりたいと考えてございます。
 なお、現在は、こちらの小田部家につきましては、地域おこし協力隊の活動拠点としましての活用、そのほかサイクリストや一般にも開放しておりまして、さらにちょっとした行事などでの活用も可能となってございます。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 続いて、尾見建設部長。
建設部長(尾見 誠君) 菊池議員の5番目の質問、住宅管理事業についてお答えいたします。
 市営住宅の募集停止住宅については、幾つあるのかというご質問ですが、市営住宅では用途廃止指定により募集を停止している住宅が6住宅あります。住宅名は、番匠住宅、寺前第一住宅、桜ケ丘住宅、桃山住宅、白井住宅、谷貝住宅となっております。
 次に、募集停止住宅の修繕はしないのかとの質問でございますが、募集停止をしている住宅の修繕につきましては、退去修繕は行わず、現在も入居している住宅に限り修繕を実施しております。平成29年度は、白井住宅で漏水修繕が5件、谷貝住宅で外灯の電球交換が3件を実施しております。入居している住宅においても床、壁などの大規模改修工事が必要な場合には、入居可能な住宅への移転を案内し、募集停止住宅の用途廃止を推進し、行革に努めております。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 菊池伸浩君の質疑を終わります。
 次に、2番、飯島洋省君。
2番(飯島洋省君) 初議会なので、ちょっと基本的な質問も織り交ぜて質問させていただきたいと思いますので、ご了承いただければと思いますので、よろしくお願いします。
 大きく5点、細かくいくと7点質問をさせていただきますので、手短にお願いいたします。
 まず1番目、実績報告書の103ページになりますけれども、扶助費、他市町村保育園移設型給付費のシステムについてちょっと教えていただきたいと思います。これを見ますと、他市の施設なりにも補助金が出るというふうに読めるのですけれども、そのことでよろしいのか。それと、金額設定はどのようなことで考えているのかというところを教えていただければと思います。今後、少子化対策、人口減少ストップを考えていく上で重要なことかと思いますので、お願いいたします。
 2番目、決算書の156ページですけれども、県西総合病院組合負担金は今後どのようになっていくのか教えていただきたいと思います。毎年5億3,000万の支出が出ているかと思うのですが、単純に来年度からなくなって歳出が減っていくというようなことで考えてよろしいのかどうか教えていただければと思います。
 3番目、4番目、5番目は、共通した質問になりますので、一括でお願いいたします。決算書の202ページ、それで実績報告書の133ページになるのですけれども、今後の桜川市内のインフラ整備に重要な課題であると思いますので、お願いいたします。
 建設課で道路橋梁総務事業の橋梁の定期点検業務委託について、点検の結果を教えていただきたいと思います。
 また、4番目、今後も定期点検にこのような費用というのは定期的にかかっていくものなのかどうか。
 5番目、橋梁長寿命化修繕計画に基づきます橋梁補修工事が行われたということになりますけれども、その4橋はどこになるのか知識として教えていただければと思います。
 6番目、こちらは決算書の210ページ、実績報告書の141ページなのですが、駐車場維持管理事業の維持費として490万支出されています。それに対しまして、羽黒駅前駐輪場、それと岩瀬駅前の駐車場、大和駅前の駐車場、それと高上町の駐車場等の全部の年間の駐車場の駐車場費、売り上げになりますけれども、総計は幾らになるか教えていただきたいと思います。全体の決算の中でこういうような考え方はしないとは思うのですけれども、その整備費490万に対して駐車場でどのぐらい売り上げが上がっているかというところがちょっと興味として知りたかったのでお願いいたします。
 最後、7番目になりますが、こちら10番、菊池議員とちょっとかぶるところはあるのですけれども、住宅管理事業の中で、今市営住宅360戸に対して募集停止も含めては伺いましたが、現在、募集停止以外のところの住宅の入居率はどのぐらいになるかというところがわかれば教えていただきたいと思います。今後も家賃収入と修繕等の歳出とのバランスがどのように考えているか。そして、これはお考えがあればなのですが、今後老朽化が進み維持費がかかっていくので、将来的に市営住宅をどのように取り扱いをしようとしているのかというところもわかりましたら教えていただければと思います。
 以上、大きく5点、小さく7点ということでお願いいたします。
議長(仁平 実君) 飯島洋省君の質疑に対する答弁を願います。
 上野保健福祉部長。
保健福祉部長(上野荘司君) 飯島議員の1番目の施設型給付費についての質問にお答えいたします。施設型給付費は、市で支給認定した子供が通う施設に対し、国が定める基準により算出した費用の額、公定価格と申しますが、を各施設のほうに支払っております。公定価格については、子供1人当たりの教育、保育に通常要する費用をもとに認定区分により算定されております。給付につきましては、施設を利用する子供の居住地の市町村から支給することとなっておりますので、市外の施設に通う子供についても桜川市から施設型給付費として支払っております。また、市外の子供が桜川市のほうの施設を利用する場合には、居住する市町村から市内の施設に給付が支払われることとなっております。
 続きまして、2番目の質問の県西総合病院の病院組合負担金なのですが、病院の閉院に伴い、今年度、平成30年度をもちましてなくなることとなります。
 以上です。
議長(仁平 実君) 続いて、尾見建設部長。
建設部長(尾見 誠君) 飯島議員さんのご質問にお答えいたします。
 初めに、橋梁点検結果についてでございますが、点検の判定区分には1から4の4段階方式の点検区分があり、その基準は、1判定は、健全、道路橋の機能に支障がない状態、2判定は、予防保全段階、道路橋の機能に支障は生じていないが、予防保全の観点から措置を講ずることが望ましい状態、3判定は、早期措置段階、道路橋の機能に支障は生じる可能性があり、早期に措置を講ずるべき状態、4判定は、緊急措置段階、道路橋の機能に支障が生じている、または生じる可能性が著しく高く、緊急に措置を講ずるべき状態の4つの区分の基準です。
 対応措置から申しますと、1判定は、補修が不要、2判定は、軽微な補修が必要、3判定は、必ず補修が必要ということになり、4判定になりますと、通行が不可となり、通行どめ及びかけかえが必要となります。29年度の点検結果につきましては、橋長15メートル以下の橋梁80橋を点検したところ、1判定が3橋、2判定が77橋という結果でありました。
 次に、今後も定期点検にこの費用はかかっていくものかとのご質問ですが、本事業は、橋梁を定期点検、確認することで橋梁の長寿命化を図る目的で、国土交通省より示唆された事業です。桜川市においては15メートル以上の橋梁が47橋、15メートル以下の橋梁が37橋を、平成26年度から定期点検を開始し、本年度、平成30年で5年目となります。定期点検は1サイクルが5年が基準であり、本市においては1回目の点検が本年度完了する予定です。今後につきましては、国の点検基準によりこれまでと同様の点検業務を行うことになりますが、1サイクル目の点検業務においては、点検のほかに橋梁台帳の作成の義務が含まれておりましたが、2サイクル目からはその分の負担が軽減されると思われます。また、この事業が年次的に実施していかなければならない事業であることから、本年度におきましては建設課職員が橋梁点検の研修を受け、点検士資格を2名が取得いたしました。次年度からはそれらの資格を生かし、軽微な橋梁点検などを直営で行うことにより、事業費の削減、職員のスキルアップを図られると考えております。
 次に、橋梁補修工事で補修が行われた4橋はどこかとのご質問ですが、29年度に修繕した橋は、鍬田地区新橋、青柳地区青柳橋、元岩瀬地区御領橋、真壁町塙世地区塙世新橋であり、事業費合計は5,329万8,000円でございます。この事業は、先ほどお答えした定期点検につきましても、社会資本整備総合交付金事業の対象事業であり、事業費の55%が国庫補助金として充当されております。今後も点検結果をもとに計画的に補修工事を進めて、施設の長寿命化を図ってまいります。
 次に、駐車場維持管理事業についてお答えいたします。駐車場維持管理事業は、岩瀬駅前駐車場、大和駅前駐車場、高上町駐車場、上野原駐車場、桜川ロードパークの5カ所の駐車場と羽黒駅前、岩瀬駅前、大和駅前の3カ所の駐輪場を管理していますが、駐車場の使用料を課している駐車場は、岩瀬駅前駐車場、大和駅前駐車場、高上町駐車場の3駐車場です。
 市営駐車場の平成29年度の年間使用料総額は748万2,523円です。内訳といたしましては、岩瀬駅前駐車場206万4,783円、大和駅前駐車場415万5,330円、高上町駐車場126万2,410円となります。駐車場の使用料については、昨年の第2回定例会において使用料について条例改正を行っております。岩瀬、大和駐車場については学割を設けました。月極1カ月4,000円を3,000円といたしました。高上町駐車場については基本的に無料としており、ただし真壁祇園祭、ひなまつりの期間及び市長が認めたときは従来のとおりとしております。以上のような各駐車場のサービス向上を図りましたが、使用料納付額につきましては、本年度以降減額が見込まれると思われます。
 駐車場の維持管理費490万9,632円の主なものは、光熱水費や施設の清掃、浄化槽の管理委託料であり、人件費は含まれておりませんが、29年度決算では歳入は歳出を257万2,891円上回っております。これからもさらに多くの方に安心で快適にご利用していただけるよう努力してまいります。
 最後ですが、住宅管理事業についてお答えいたします。本市では、市営住宅17住宅360戸を管理しております。入居戸数は262戸で空き家戸数は98戸となり、入居率は72.8%です。しかし、政策空き家として用途廃止を認定し、既に募集停止をしている住宅が6住宅75戸あります。募集を行っている住宅は11住宅285戸で、入居戸数は224戸で、空き家戸数は61戸となり、入居率は78.6%となっております。用途廃止の認定、募集停止をしている住宅にも停止以前から入居者が残っており、その戸数は38戸あり、用途廃止住宅に対する入居率は50.7%となっております。
 次に、家賃収入と修繕費の支出についてですが、平成29年度で見ると、歳入は住宅使用料の家賃収入5,567万2,598円、雑入として住宅共益費6万6,300円、住宅浄化槽、エレベーター管理積立金として647万3,270円、合計6,221万2,168円でございます。
 歳出については、住宅管理費として4,438万2,445円です。歳入は、歳出を1,782万9,723円上回っております。平成29年度につきましては、計画的に実施してきた市営住宅の大規模改修工事につきましては行わず、収入が支出を上回っていることになりますが、大規模改修工事を実施した場合は、支出が収入を上回る場合も多々ございます。大規模改修工事は、住宅の長寿命化のためでも必須の状況です。
 住宅の使用料に対し修繕費の住宅管理費が均衡をとれた状態を保つことは、大規模改修工事を実施した過年度の決算を確認した場合、均衡を保つことは難しい状況であると思われます。公営住宅の目的は、国及び地方公共団体が協力して、健康で文化的な生活を営むに足りる住宅を整備し、これを住宅に困窮する低額所得者に対し低廉な家賃で賃貸し、または転嫁することにより、国民の生活、社会福祉の増進に寄与することを目的とすることでありますので、その目的、趣旨等を考え、住宅に困窮している市民に対し、相応の住宅を残し、これからも管理したいと思います。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 答弁は終わりました。
 飯島議員、質問はありますか。
2番(飯島洋省君) 1点だけ、最後なのですけれども、2番目の県西総合病院の組合負担金なのですが、中核病院なり地域医療センターなりに係る補助金を鑑みても、年間どのぐらい歳出が減っていくのかというようなことが今の段階でわかりましたら教えていただきたいと思います。後でも結構です。
議長(仁平 実君) ちょっと暫時休憩します。
          休 憩  (午前10時51分)
                                           
          再 開  (午前10時52分)
議長(仁平 実君) 会議を再開します。
 飯島洋省君の質疑を終わります。
 次に、7番、萩原剛志君。
7番(萩原剛志君) それでは、1点質問させていただきます。
 決算書62ページ、歳入20款諸収入、3項貸付金元利収入、1目貸付金元利収入、土地開発公社運営資金貸付金償還金763万9,165円、これは開発公社が先行取得した土地の販売利益が償還されたものですが、その土地の用途は何でしょうか。
 また、一般質問であった歯科や薬局は含まれていますか、質問いたします。
議長(仁平 実君) 柴総合戦略部長。
総合戦略部長(柴 保之君) それでは、萩原議員さんの土地開発公社運営資金貸付金償還金に関するご質問にお答えします。
 こちらの償還金は、開発公社が市の貸付金により先行取得した土地でございますが、今後市のほうへ基幹道路となった部分に関しまして市に販売し、その分を市へ償還したものでございまして、用途といたしましては基幹道路という形になります。販売した面積は1,973.44平米、価格はここに書いてあります763万9,165円でございます。
 なお、歯科、薬局につきましては、一応今年度に入ってからの売買ということになっておりますので、この時点でここには含まれておりませんが、あえて申しますと、今回の歯科、薬局に対します土地の売買につきましては、開発公社とそれから市がそれぞれ売買契約をしております。開発公社では歯科、薬局合わせて3,348平米の土地を単価5,150円のほか分筆手数料等を含めまして、合計1,887万2,200円で販売しました。
 一方で、市は当該土地の中を通っておりました市道の払い下げ分として、歯科、薬局に面積で171.93平米を単価は同じく5,150円の合計では88万5,439円で販売しております。
 なお、過日の一般質問の際に土地開発公社が歯科、薬局へ販売した面積から算出した販売価格と登記上の面積から算出した販売価格に88万ほどの差があるとのご指摘がございましたが、ご指摘のあったこの88万円は、先ほどの市の販売分になりますので、歯科、薬局との土地の売買は適正に処理されていることになります。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 答弁に対する質疑はありませんか。
 萩原剛志君の質疑を終わります。
 ここで暫時休憩します。
          休 憩  (午前10時55分)
                                           
          再 開  (午前11時05分)
議長(仁平 実君) 会議を再開します。
 次に、5番、大山和則君。
5番(大山和則君) 5番、大山です。1番目の質問に関しては、私勉強してきましたので、割愛させていただきます。2点質問させていただきます。
 決算書206ページ、定住促進助成金1,500万と出ています。32件の申請があったそうで大変いいことだと思うのですが、隣の筑西市は、市外からではなく、ある条件を満たせばですけれども、市内の方にも出しているそうです。それに関して今後助成するようなつもりはないのか、その辺をちょっとお聞きしたいです。
 3番目なのですが、決算書204ページ、実績報告書が137ページ、市単第C号交通量調査推計業務、このことに関連して、今建設課のほうでは新しい道路を計画中ということで、最近、桃山学園周辺の道路が大変混んでいます。地元の皆さん非常に困っているそうなのですが、新しい道路、地権者交渉、その他どうなっているのか、その辺をお聞きします。
議長(仁平 実君) 大山和則君の質疑に対する答弁を願います。
 尾見建設部長。
建設部長(尾見 誠君) 大山議員さんの質問、定住促進助成金について、市外から移住してきた人だけではなく市内の人にも助成することはできないかとのご質問ですが、まずこの制度の目的ですが、本市の人口減少に歯どめをかけ、市外から転入して住宅を取得された方のうち、一定の要件を満たす方に助成金を支給することで、桜川市の人口増加につなげることを目的として実施している事業でございます。
 本事業は、国土交通省より社会資本整備総合交付金、45%の補助率ですが、これを受け実施しているものであり、当市の交付要件が転入者の定住促進にあり、現に市内に居住している方の建築は対象となっておりません。平成27年度の事業開始から好評を得ている事業であり、毎年当初予算を上回り、補正予算を組んで可能な限り対応している状況です。
 以上のようなことから、現時点では、要綱の改正のほう、非常に難しい状況でございますが、筑西市等でも実施しているというような要綱内容を検討し、今後検討してみたいと思っております。
 次に、桃山学園周辺の通学道路についてお答えいたします。まず、桃山学園通学路の整備事業の進捗状況についてご説明いたします。平成28年度の測量委託により地形測量を行い、新設改良の方線を決定いたしました。平成29年度におきましては、実績報告書137ページにあります147万9,600円の事業でございまして、これまでの通学路、旧県道の交通量調査推計の業務を実施しております。平成30年度から社会資本整備総合交付金事業を採択するための道路幅員、道路規格を調査し決定し、その結果をもとに29年度末に地権者説明会を開催し、線形ルート、標準横断面、道路計画幅員を公表しております。本年度におきましては、設計測量として路線測量、縦横断測量、地質調査、詳細設計を発注し、細部にわたる道路計画の決定を実施しているところでございます。
 今後の計画につきましては、用地測量、補償費調査、移転家屋調査を行い、地権者との契約となります。前の作業が順調に進んだ場合ですが、平成32年度から工事を着工し、3年から4年程度の工事期間により、平成34年、35年度の完成を目指したいと思っております。
 また、平成30年4月に桃山学園が開校することにより、桃山学園通学路の整備が開校までには難しいことから、暫定的な通学路の整備を実施しております。道路維持事業として、真壁町飯塚地内の舗装工事、維持事業のほうの費用ですが、641万5,200円と、交通安全施設設置工事122万400円の工事を実施しております。通学路の安全を確保したところでございます。
 また、桃山学園が開校して、雨天時に保護者の送迎車による渋滞が起こってしまっているというお話を聞いておりますが、この件につきましては教育委員会が中心となり、桃山学園、桜川警察署、交通指導員、建設課で協議を行い、学園東側の市道の一方通行を検討しております。正式な規制は困難なことから、桃山学園保護者の送迎車に限定し、一方通行をお願いし、それを周知徹底してきております。そのことにより学園周辺の渋滞は微少ではございますが、緩和していると報告を受けております。今後も学園と連携をとり、交通安全、通学路の安全に努めたいと思っております。
 以上です。
議長(仁平 実君) 答弁に対する質疑はありませんか。
 大山議員。
5番(大山和則君) 1点だけお願いをしたいと思います。
 定住促進助成金、桜川市に来て家を建てるという人は、1年間見ても少ないと思うので、ぜひもう少し広げていただいて、地元の若い人たちにも家を建ててもらって、少しでも流出を防いでいただきたいと思います。
 以上で質問を終わります。
議長(仁平 実君) 大山和則君の質疑を終わります。
 次に、1番、軽部徹君。
1番(軽部 徹君) 1番、軽部です。よろしくお願いいたします。
 私からは1項目だけなのですけれども、決算書の88ページになります。鏡ヶ池公園整備事業委託料です。地方創生といった中で鏡ヶ池の整備、議論されていたと記憶しておりますので、内容を伺いたいと思います。
 まず、決算の説明の中で基本計画を検討したというふうにお伺いしたのですが、この基本計画の内容を教えていただければと思います。特に事業の目的ですとか、あとどの辺の範囲までの基本計画を検討したのか。あとは事業が位置づけてあれば事業の手法、こういったものをお伺いしたいと思います。
 2点目なのですけれども、検討の経緯ということで、基本計画を検討するに当たって、例えば検討委員会みたいなものをつくったのか、あとは地元の説明をやっているのか、内部ではどんな調整しているのか、議会との調整はどうなのかといったようなところをお伺いしたいと思います。
 最後、3つ目なのですが、今後の予定ということで、基本計画ができて内容を教えてもらった上でなのですが、事業化の時期とか予算の関係、そういったものをわかるところを教えていただければと思います。よろしくお願いします。
議長(仁平 実君) 軽部徹君の質疑に対する答弁を願います。
 小川市長公室長。
市長公室長(小川 豊君) 決算書88ページ、鏡ヶ池公園整備事業委託料のご質問にお答えいたします。
 1点目の基本計画の概要について、事業の目的ですが、桜川の源流で桜川の歴史文化を象徴する貴重な地域資源である鏡ヶ池をつくば霞ヶ浦りんりんロードと関連させて、サイクリスト等の人々が市内外から訪れる新たな地域拠点となる親水公園として整備するための基本計画の策定業務を委託したものでございます。
 計画の内容は、つくば霞ヶ浦りんりんロードを利用しているサイクリストを最終の岩瀬駅から北の高峯のヤマザクラや鏡ヶ池へ誘導できるよう既存の道路に案内板を整備してサイクリングしやすくするとともに、鏡ヶ池は土砂が堆積している下側の池をしゅんせつし、池の周囲に遊歩道を整備、その周辺にはヤマザクラを植えるなどして、のんびりと自然を味わいながら散策ができるようにしたいと考えております。また、道路の北側に駐車場や駐輪場、トイレやあずまや等を配備して快適にくつろげ、楽しめる公園としてまいりたいと思います。
 2点目のこれまでの経緯ですが、庁内での検討会議の後、設計業者へ委託し策定したものでございます。
 3点目の今後の予定ですが、事業化するに当たっては費用が大きいため、国や県から示される補助制度を注視して、活用できるものがありましたら事業化に向けて地元説明会を行い、詳細な設計を行うことになります。また、県道については拡幅等県との協議を行っていかなければならないため、事業化の時期や予定事業はまだ未定でございます。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 答弁に対する質疑はありますか。
 軽部徹君。
1番(軽部 徹君) サイクリングとヤマザクラの連携でサイクリストを誘致したいという目的はよくわかりました。
 補助金がついたら事業化しようということで、ちょっと補助金の見込みの話と、あと地元のほう、まだお話しされていないみたいなのですけれども、区長さん等の役員さんとか、そういった部分に関してはお話が入っているのかどうかお願いいたします。
議長(仁平 実君) 小川市長公室長。
市長公室長(小川 豊君) 以前より、平成28年9月21日、山口地区の市長懇談会の中で、山口地区から鏡ヶ池周辺整備の要望があり、下池の土砂のしゅんせつと鏡ヶ池を中心とした周辺の公園北、公園化、平沢のヤマザクラと山口の鏡ヶ池一帯の工法の提案がありました。そこで、日本一のヤマザクラの里のもととなった高峯と桜川の源流池を今話題のサイクリングで結び人を呼べないかということで協議がありました。基本計画で概算の費用と構想をつくっておかないと、国、県の補助を探すこともできないし、見つかってもすぐに採用できることもできないため、計画書を作成したものでございます。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 答弁に対する質疑はありますか。
 1番、軽部徹君。
1番(軽部 徹君) 地元の区長会からも要望が出ているということで、現実にもし進むのであれば、地元のほうの期待もあると思います。また、サイクリストの誘致ということですので、地元との連携、そういったものも必要になってくると思います。大きい事業費がかかるということで、いい補助金が見つかる、財政上目安がつくといった段階で検討を進めていただければなというふうに思います。
 以上になります。
議長(仁平 実君) 以上で軽部徹君の質疑を終わります。
 次に、8番、鈴木裕一君。
8番(鈴木裕一君) 実績報告書の127ページ、有害鳥獣対策で主にこれはイノシシのことなのですけれども、真壁地区も大和地区も岩瀬地区も同じですけれども、もうやまねのところは結構被害が出ているのですけれども、うちの地域の近所もそうなのですけれども、せっかく田んぼをつくってもらうということで頼んだのですけれども、そういうことで今度は返されるなんていう事例も出てきていますので、その点でちょっと、今までのこのイノシシ関係でどのくらいの経費を今回はかけているのか。また、毎年毎年はふえていると思うのですけれども、あとはその捕獲数はどういうふうな状況になっているのか、これもふえているのか。
 それと、今後どのような対策を考えているのかということで、ワイヤーメッシュとか箱わなということでやってもらっていますが、その効果などもちょっとどういうふうだか聞きたいと思います。
 一番の問題なのですけれども、捕獲隊、猟友会です。この人らの高齢化、この先、対策はどういう考えをしているのかちょっとお聞きしたいです。よろしくお願いします。
議長(仁平 実君) 鈴木裕一君の質疑に対する答弁を願います。
 斎藤経済部長。
経済部長(斎藤 学君) 鈴木議員さんのイノシシ関係の全体の経費は幾らか、捕獲数はどうなっているかなどにつきましてお答えいたします。
 まず初めに、イノシシ関係の全体の経費でございますけれども、平成29年度決算につきましては2,879万6,274円で、主な内訳といたしましては、有害鳥獣捕獲隊への委託料が516万2,400円、有害捕獲期間の解体謝礼金が487万5,000円、狩猟期間の報奨費、こちらが508万5,000円、有害鳥獣対策室職員報酬が202万3,000円、個人や団体に対しての侵入防止柵設置の資材費の補助、わな猟免許取得者への補助、箱わな購入への補助から成るイノシシ被害防止対策事業補助金が563万2,700円、国の交付金を活用いたしました犬田地区に620メートルのメッシュ柵、松田地区に4,480メートルのメッシュ柵、こちらの資材費を補助する桜川市鳥獣被害対策協議会補助金、これが484万2,000円となっております。ちなみに、平成30年度、今年度の当初予算を申し上げますと、3,868万5,000円となっておりまして、前年度対比134%ということで増となっております。
 続きまして、捕獲数でございますけれども、本年度の有害捕獲は、1回目が5月13日から6月11日まで開催いたしまして126頭の捕獲、2回目が8月5日から9月18日で332頭の捕獲となっております。合計の捕獲数は458頭で、昨年度の245頭と比べますと213頭の捕獲数増となっております。11月15日からの狩猟期間における捕獲目標頭数は650頭となっておりますので、このペースで狩猟期間を迎えますと、今年度は1,000頭を超えるのではないかと思われます。
 ちなみに、昨年ですが、昨年は約800程度でございます。2年前は結構多く、やはり1,000頭を超えておりました。昨年がちょっと少なかった。昨年何で少なかったかといいますと、いろいろ事情はあるとは思いますけれども、山にえさがあったとかいろいろそういうような状況があったようでございます。
 今後の対策についてでございますけれども、まずは前述しましたとおり、大規模な防護柵等の農地を守る補助の充実を計画的に図っていきたいと考えております。また、今年度から有害鳥獣捕獲の期間が60日から75日と15日間延ばしたことによりまして、例年より多く捕獲実績を上げることもできております。
 また、昨年度より有害捕獲や狩猟期間の間の期間であります6月14日から8月4日、9月19日から10月31日までのこの期間なのですが、条件を満たした方に限り、個人に対しての箱わなでの有害捕獲の許可を出しております。今年度は、7名の申請がありまして、現在6頭、その方々は捕獲をしております。今後も捕獲活動の強化につながるよう関係機関と連携して進めてまいりたいと考えております。
 最後に、捕獲隊の現状と高齢化への対策についてでございますけれども、現在、桜川市有害鳥獣捕獲隊は25名で編成されております。実績に関しては増加しております。しかしながら、平均年齢は高く、高齢化への対策は急務であります。対策としまして、桜川市では新規でわな猟免許を取得し、猟友会へ加入された方へ2万円の補助、また猟友会への狩猟者登録に係る補助を行っております。猟友会全体の会員数は29年度が85名のところ、現在は97名となっております。若い方も含め増加傾向にありますので、引き続き補助事業の充実を図りながら、捕獲隊にも還元できるよう猟友会と調整を進めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 答弁に対する質疑はありませんか。
 鈴木議員。
8番(鈴木裕一君) 結局、捕獲隊の高齢化、相当年齢が高いと思うのですけれども、最近で入ってくれた人で若い人というのはいるのですか。
議長(仁平 実君) 斎藤経済部長。
経済部長(斎藤 学君) 若い方も何人かおります。
          〔「何歳」の声あり〕
経済部長(斎藤 学君) 30代ですかね。ただ、急な伸びはないので、先ほど申し上げましたように、高齢化がやはり進んでおります。実際に70代の方がほとんどかなと思われます。60代、70代です。ですので、今後、本当に70代の方々がその先になりますとちょっと心配にはなりますので、今後もそういうことで関係機関、それから補助等の整備を進めていきまして、若い方も入っていただけるように進めてまいりたいと思っております。
議長(仁平 実君) 答弁に対する質疑はありますか。
 鈴木議員。
8番(鈴木裕一君) ワイヤーメッシュというのは結構効果あるのですか。ちょっと私も余りわからないのだけれども、この前も、先週の議会のときも途中でイノシシがひかれて死んでいたのです。犬田と、雨引のところで。だから、あそこたしか羽田山のほうはワイヤーやってあるのだよね。効果は、やっぱりあの辺はないの。
議長(仁平 実君) 斎藤経済部長。
経済部長(斎藤 学君) 効果のほうなのですが、方法としましては、ワイヤーメッシュと電気柵があります。どちらかといいますと、以前は電気柵が有効かと言われていたのですが、電気柵につきましてはやはり管理、例えばの話、草が生えて覆ってしまいますと効果がなくなってしまうとか、そういうのがありますので、管理が徹底されれば電気柵も有効だとは思いますけれども、その辺を考えますと、やはりワイヤーメッシュのほうが有効なのかと思われます。先ほど言われました地区もワイヤーメッシュでやっておりまして、ある程度ワイヤーメッシュであれば、しっかり設置してあれば有効になっております。ただ、ワイヤーメッシュが設置してある場所が途切れる場所があると思います。その途切れる場所につきましては、どうしてもそこからの出入りがありますので、ただいま議員さんが言われましたように、道路でひかれてしまうというようなこともあります。
 そういうようなことで、先ほど申し上げました事業の中で、桜川市鳥獣被害対策協議会の補助金484万2,000円と先ほど申しましたけれども、これはそのワイヤーメッシュをその地区で設置していただく事業なのですが、これにつきましては、今年度につきましては大分ふえております。それで、うちのほうとしましては、各地区のほうでそのワイヤーメッシュを、できればそのつなぎ目がないような感じで、間を置かないで設置できるような形で各区ごとに継続してやっていければとは思っております。そうすれば少しは違うのかなというふうに感じております。
 以上です。
議長(仁平 実君) 質疑は3回までですから、これで鈴木裕一君の質疑を終わります。
 次に、6番、榎戸和也君。
6番(榎戸和也君) ページ数で最初に90ページの国際交流補助金182万1,865円についてお伺いします。
 これは、オリンピック・パラリンピック国際交流事業ということで、この決算書には載っているわけですが、この組織構成、活動内容、それと支出の内容等についてお教えいただきたい。
 オリンピック・パラリンピックということになりますと、ブルガリア、あるいはここにモンゴルが入っているのかどうか。国際交流基金や協会そのものに対する補助というのはフィリピンの関係もあるかと思いますので、この百八十何万というものが何に使われているのか。いわゆるブルガリア、フィリピン、モンゴルなどの関係です。その内容について特によろしくお教え願いたいということであります。
 あと2番目に、こちらのほうがボリューム的にはあるのですが、98ページ、246ページ、304ページのそれぞれ全て工事請負費についての内容であります。98ページについては、長方地区、高森地区、あそこの基幹道路の整備費2億4,111万7,920円の一部としてマルニ工業が6,348万円で落札した件が1つであります。
 それと、246ページにつきましては、岩瀬小の天井の張りかえの工事請負費で2,917万7,712円のうちの一部かというふうに思われます。金額的には、落札金額は2,064万5,000円の最低制限価格に対して2,070万円という会社が落札をしている、この案件であります。
 それと、304ページにつきましては、工事請負費8,845万1,784円、この一部であろうかと思われますが、ラスカのアリーナの床の張りかえ約8,200万円で落札した件であります。
 これらの今挙げた3つの案件について、私としては2つの視点でお尋ねしたいと思います。1つは、このラスカの件では、さきの一般質問でも質問させていただきましたが、これだけ巨額のお金の中で最低制限価格より1社は300円高、もう一社が500円高、その2つの社が、落札したほうは200円の差で落札したと、何よりもその9,000万円というお金の中で、偶然と言えば偶然なのでありましょうが、わずか300円、最低制限価格より300円しか高くなって落札をしていると、こういう状況です。
 そうしますと、やはり私としては、その最低制限価格というものがどういうふうに決められて、どこで誰がどういうふうに決めて、どう管理されて、そして入札のときの札あけのとき、そのものがどういうふうにして示されるのかと、その辺の一連の流れについてここで確認をさせていただきたいということであります。
 特に今のラスカの件について言いますと、入札したのが全部で5社であります。そもそも1円単位まで設計価格が出ております。つまり、予定価格としてこの設計価格が提示されているわけであります。落札した側の落札の金額も、これは有効数字という考え方でいくと、どこで切り上げているのか微妙な問題あるのですが、一般的に言えば、最後がゼロゼロになっているその上が有効数字なのだろうというふうに思います。そうしますと、この案件については5社中、10万円で切っているのが1社、1万円単位で入札したのが2社、1,000円単位で入札したのが1社、100円単位で入札したのが1社であります。落札したのはこの100円単位で入札した会社であった。それがさっき言った最低制限価格より300円高と、非常にきわどいところです。この100円単位という入札で落札をしたわけであります。
 このアリーナの設計業者も、それから岩小の天井の設計業者も同じ、桜川市内の設計業者であります。片方は、設計価格は2,305万円、一応万単位で設計価格が出ている。入札したほうで言いますと、10万円単位で札を入れたのが5分の4社、それと1万円単位まで入れたのが5分の1社ということであります。内容はほとんど同じでありますから、つまり同じ設計書が片方は円単位まで出し、片方は5万円という単位で設計価格、予定価格も同様であります。
 こういうことが、片や9,000万円ですから、その端数処理の問題ということをこの間も私申し上げましたけれども、何かやっぱり釈然としないわけです。9,000万円のところには100円単位までばらばらにばらついて入札が行われる。片や万単位で切れているのがほとんどであると、そうしますとやはりそういう気持ちがすとんと落ちないところをしっかりご説明いただくのには、今言ったように、最低制限価格の決め方、取り扱い、あるところでは最低制限価格を3本ぐらいつくって、それを見ている前でくじでやって、どれかが当たるというようなところをやるところもあるやに聞いております。そういうことをやれば、ひょっとしたらこの辺はみんなが……少なくとも私は何かううんというような気持ちが失せていくのではないかなというようなことでお伺いする次第であります。
 もう一つは、我々桜川市では、平成25年に請負禁止条例を制定いたしました。これもさきの一般質問でお尋ねしましたが、つまり議員本人が代表権を持っていることについては禁止と、これは禁止なのであります。議員本人ではなくて、その議員の配偶者、または1親等以内もしくは同居の親族、配偶者と親族です。これについては辞退をするというふうになっているわけであります。その内容は、1つは、役員をやっている場合、役員は、さきの一般質問の答弁でも、定款をとれば役員はわかりますから、つまり議員本人も役員やっているかどうかはわかるわけですね、定款上。それと、この配偶者等につきましても親族につきましても、定款をとれば役員はわかります。しかし、この条例では、第3条の2、3とありまして、1つは、これらの配偶者や親族が3分の1以上の資本金を、あるいはその他これに準ずるものを出資している企業、こういうところは辞退すべきであると、こうなっているわけです。そうしますと、資本というものをしっかりつかまえないと、要件の適格性というのが担保できないと、そういうことはやっていないという答弁でありました。資本関係をここに書いてあるのにそれをやらないで落札をするということは、ちょっとおかしいのではないかと、あるいは入札制度そのものとしてやらないのはおかしいのではないかということであります。
 さらに、第3条の3には、今の前2号に掲げるもののほか、議員の配偶者、または1親等以内もしくは同居の親族が実質的な影響力を持つ企業とあります。実質的な影響力を持つということであります。これは、議員本人のことは言っていないのです。その親族とかが実質的な影響力を……資本を3分の1持っていたり、実質的な影響力を行使するものは辞退すべきである。ですけれども、親族がだめなのですから、辞退すべきなのですから、議員本人が実質的な影響力を持っていれば、これはおのずと辞退すべきなのではないでしょうか。私はそう考えるわけです。
 現に、私が今までこの何年間か議会をやらせていただいた中で、ある委員会である議員の方が、俺の会社がやったら何がおかしいのだというような議論がありましたので、この実質的なとか資本関係とかいう部分を、いわゆる総務のほうで入札を行うに当たってはきちっとチェックされているのかどうか、その点をお伺いしたい。
 以上であります。
議長(仁平 実君) 榎戸和也君の質疑に対する答弁を願います。
 小川市長公室長。
市長公室長(小川 豊君) それでは、決算書90ページ、オリンピック・パラリンピック国際交流事業の国際交流協会補助金についてのご質問にお答えいたします。
 まず、1点目の組織構成ですが、桜川市国際交流協会の目的である、市民を主体とした教育・文化・スポーツ等の幅広い分野における国際交流を推進し、市民文化の向上に資するとともに、国際相互理解の増進と国際親善の促進に寄与することに賛同する会員をもって組織しております。その会員は、個人会員、団体会員、法人会員に区分されております。役員は、会長1名、副会長2名、理事3名、監事2名で構成されており、平成29年度は、個人会員38名、団体会員7団体、法人会員39法人でありました。
 次に、2点目の質問、平成29年度の活動内容ですが、総会のほか友好交流都市事業として平成29年4月にブルガリア共和国シリストラ市からの桜川市訪問団受け入れでは、SAKURAフェスティバルに参加したりするなどして、市民と交流を行いました。
 また、桃山中学校を訪問し、生徒と一緒に交流を行っております。平成29年9月には、桜川市からシリストラ市へ訪問団を派遣して、シリストラ市記念式典にも出席するなどして交流を深めました。
 さらに、訪問した際に、オリンピック・パラリンピック事前キャンプ誘致事業にも取り組み、ブルガリアオリンピック委員会の事務局長のほか、各種団体の役員並びに在ブルガリア日本大使館などを訪問し、意見交換を行っております。
 平成29年7月には、モンゴル国射撃代表選手の東京2020オリンピック競技大会事前キャンプに関する覚書の調印を行いました。平成30年3月には、会報誌を発行して会員様へ送付しております。
 3点目の質問、支出の内容ですが、総会で報告しました平成29年度収支決算書で説明いたします。まず、収入の部ですが、市補助金は精算をしておりますので182万1,865円でございます。会費26万7,000円、雑収入14万5,014円でございます。これは、プレゼンとか夕食会での会費徴収でございます。支出は、総務費が6万480円、会報誌を作成しております。事業費は215万9,441円で、内訳としまして、友好交流都市が114万4,134円、オリ・パラ事前キャンプ誘致事業が101万5,307円になります。予備費は1万3,958円となり、総事業費が223万839円の総事業費でございますが、支出は182万1,865円でございます。
 ブルガリアも……
          〔「もう結構です」の声あり〕
市長公室長(小川 豊君) ブルガリア、モンゴル……
          〔「もう一々細かいことまでいいですよ。大きく言ったわけだから」
            の声あり〕
市長公室長(小川 豊君) 最後、ちょっと、ブルガリアとモンゴルとフィリピンということが出ましたが、29年度はブルガリアとモンゴルだけでございます。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 榎戸和也君の質疑に対する答弁を願います。
 高久総務部次長兼財政課長。
総務部次長兼財政課長(高久能一君) それでは、私のほうから入札案件に関する最低制限価格の取り扱いについてお答えをいたします。
 最低制限価格は、地方自治法第234条第3項、地方自治法施行令第167条の10第2項の規定により、工事または製造その他についての請け負いについて、契約の内容に適合した履行を確保するために特に必要が認められたときに限り設けることができます。
 また、平成26年6月に改正されました公共工事の品質確保の促進に関する法律において、現在及び将来の公共工事の品質とその担い手の中で、中長期的な育成確保を図るため、発注者の責務として最低制限価格の設定その他必要な……
          〔「抽象論じゃなくて具体的にどこで誰が決めているんだというこ
            とを言ってくださいよ」の声あり〕
議長(仁平 実君) ここで暫時休憩します。
          休 憩  (午前11時48分)
                                           
          再 開  (午前11時49分)
議長(仁平 実君) 会議を再開します。
 高久総務部次長兼財政課長。
総務部次長兼財政課長(高久能一君) それでは、桜川市では建設工事の最低制限価格決定に関する事務処理施行要領第2条の規定に基づきまして、原則として1件につき設定金額が1,000万円以上、建築工事は2,000万円以上の建築工事の競争入札に最低制限価格を設定しています。価格の設定につきましては、同事務処理施行要領第3条に基づき……
          〔「全然そんなこと聞いてない」の声あり〕
総務部次長兼財政課長(高久能一君) 国の算出をもとにした算出によって予定価格の7割から9割の間で設定をしております。この設定の仕方は……
          〔「ちょっとよろしいですか、済みません。ちょっととめて。私、
            質問の意味で」の声あり〕
議長(仁平 実君) 暫時休憩します。
          休 憩  (午前11時50分)
                                           
          再 開  (午前11時50分)
議長(仁平 実君) 会議を再開します。
 答弁をお願いします。
総務部次長兼財政課長(高久能一君) この価格につきましては、7割から9割の間で市長と相談をして価格を設定しております。その価格につきましては、その場で封をしていただき、その場で会計課の金庫室にお預かりいただき、入札当日に出てまいります。なお、この金額についてはそのようなことでやっております。
 また、計画ですが、この入札の最低制限価格の公告ですが、業者の方に皆さん入札書を入れていただき、価格が全部決定してから、その場で皆さんの前で封を切り、中の金額を確認し、その場で金額を発表してございます。
 また、請負禁止等に関する条例ということでご質問ございましたが、議員のおっしゃっているのは、企業が自粛するための条文ということで捉えておりまして、私たち入札のどこを見ましても、こういう書類を出せというところはどこもございません。なお、ここでありますように、これで自粛をしていただき、疑問がある場合には、この条例で第4条で、議会の調査特別委員会の設置を議会に求めて、その中でやっていただくことが適切ではないかと思っております。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 榎戸議員。
6番(榎戸和也君) もう時間ありませんが、今言ったように条例に基づいてやってくださいよ。つまり、資本とか実質的なという部分をちゃんとチェックするということをやってください。これは、地元の業者でみんな仕事を分け合うのは悪いことではないですよ、それは。全然それはいいですよ、だから、それが本当に透明性のある形でやってもらいたいという趣旨で申し上げているわけです。
議長(仁平 実君) 榎戸和也君の質疑を終わります。
 以上で質疑を終わります。
                                           
    議案第94号〜議案第102号の委員会付託
議長(仁平 実君) お諮りします。
 議案第94号から議案第102号までを別紙付託表のとおり、それぞれの常任委員会に付託することにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(仁平 実君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第94号から議案第102号までを別紙付託表のとおり、それぞれの常任委員会に付託することに決定しました。
                                           
    散会の宣告
議長(仁平 実君) 以上で本日の日程は終了しました。
 本日はこれで散会いたします。
 なお、23日から25日は各常任委員会を行い、26日の本会議は午前10時からといたします。
 ご苦労さまでした。
          散 会  (午前11時53分)