平成30年第3回桜川市議会定例会議事日程(第1号)

                        平成30年10月16日(火)午前10時開会
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 諸般の報告
日程第 4 執行部あいさつ
日程第 5 議長報告第1号の委員会付託
日程第 6 議案第82号 教育委員会委員の任命について
日程第 7 議案第83号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて
日程第 8 一般質問

出席議員(17名)
  1番   軽  部     徹  君     2番   飯  島  洋  省  君
  3番   武  井  久  司  君     4番   谷 田 部  由  則  君
  5番   大  山  和  則  君     6番   榎  戸  和  也  君
  7番   萩  原  剛  志  君     8番   鈴  木  裕  一  君
  9番   仁  平     実  君    10番   菊  池  伸  浩  君
 11番   風  野  和  視  君    12番   市  村     香  君
 13番   小  高  友  徳  君    14番   小  林  正  紀  君
 15番   潮  田  新  正  君    16番   相  田  一  良  君
 18番   林     悦  子  君

欠席議員(1名)
 17番   高  田  重  雄  君

地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
   市     長  大 塚 秀 喜 君
   副  市  長  猪 P 幸 己 君
   教  育  長  梅 井 驕@男 君
   市 長 公 室 長  小 川   豊 君

   総 務 部次長兼  高 久 能 一 君
   財 政 課 長

   総 合 戦略部長  柴   保 之 君
   市 民 生活部長  小松ア   稔 君
   保 健 福祉部長  上 野 荘 司 君
   経 済 部 長  斎 藤   学 君
   建 設 部 長  尾 見   誠 君
   上 下 水道部長  内 山 久 光 君
   教 育 部 長  佐 藤   勤 君
   会 計 管 理 者  白 田 公 江 君

職務のため出席した者の職氏名
   議 会 事務局長  谷田部   清 君
   議会事務局書記  太 田 貴 久 君
   議会事務局書記  仲 田 浩 司 君
   議会事務局書記  長谷川 勇 貴 君

          開 会  (午前10時00分)
    開会の宣告
議長(仁平 実君) 皆さん、おはようございます。
 本日の出席議員は17名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立しますので、ただいまより平成30年第3回桜川市議会定例会を開会します。
 地方自治法第121条の規定により、議長からの出席要求による出席者及び事務局職員は、配付した名簿のとおりです。
                                           
    開議の宣告
議長(仁平 実君) これから本日の会議を開きます。
                                           
    会議録署名議員の指名
議長(仁平 実君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により
    4番 谷田部 由 則 君
    5番 大 山 和 則 君
    6番 榎 戸 和 也 君
 以上3名を会議録署名議員に指名いたします。
                                           
    会期の決定
議長(仁平 実君) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。
 議会運営委員長より、本定例会の会期日程等議会運営に関する事項について、議会運営委員会の協議の結果を報告願います。
 議会運営委員会委員長、風野和視君。
          〔議会運営委員長(風野和視君)登壇〕
議会運営委員長(風野和視君) おはようございます。議会運営委員会の会議結果を報告いたします。
 円滑な議会運営を図るべく、10月10日午前10時から開催し、審議した結果、次のとおり決定いたしました。
 会期は、本日から10月26日までの11日間といたします。本日は、諸般の報告、請願の委員会付託、人事案件の採決を行い、その後に4名の一般質問を行います。2日目は、きょうに引き続き2名の一般質問を行います。3日目は、決算議案の上程と提案説明を行い、その後代表監査委員より審査結果の報告を行います。4日目は、一般議案の審議、採決をいたします。なお、大綱質疑の締め切りについては、正午までといたします。5日目、6日目は議案調査のため休会といたします。7日目は、決算議案の大綱質疑を行い、大綱質疑終了後各常任委員会に付託いたします。8日目、9日目、10日目は、付託された決算議案、請願の委員会審議を行います。11日目は、決算議案について各常任委員長の報告を行い、採決いたします。
 以上で報告を終わります。
議長(仁平 実君) 報告が終わりました。
 お諮りいたします。議会運営委員長の報告のとおりとしてご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(仁平 実君) 異議なしと認めます。
 よって、会期日程等は議会運営委員長の報告のとおり決定しました。
                                           
    諸般の報告
議長(仁平 実君) 次に、日程第3、諸般の報告を行います。
 なお、一部事務組合の報告並びに例月出納検査の報告につきましては、お手元に配付した報告書のとおりです。
                                           
    執行部あいさつ
議長(仁平 実君) ここで、市長より発言を求められておりますので、これを許します。
 大塚市長。
          〔市長(大塚秀喜君)登壇〕
市長(大塚秀喜君) 本日ここに、平成30年第3回桜川市議会定例会の開催に当たり、提出議案の概要説明を兼ねて一言ご挨拶申し上げます。
 議員各位におかれましては、公私ともご多用のところご出席を賜り、厚く御礼申し上げます。
 さて、先日、議員懇談会の席で議員各位に説明させていただきました寛仁親王妃信子殿下の桜川市並びに筑西市への地方事情ご視察につきまして、妃殿下の急病に伴い取りやめとなりましたので、この場をおかりしましてご報告申し上げます。
 それでは、今回の定例議会でご審議いただく21の案件につきまして概要説明させていただきます。
 初めに、議案第82号 教育委員会委員の任命につきまして、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により、議会の同意を求めるものです。
 次に、議案第83号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることにつきましては、人権擁護員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものです。
 次に、議案第84号 桜川市地域包括支援センター設置条例の一部を改正する条例並びに議案第85号 桜川市地域包括支援センターの包括的支援事業を実施するために必要な基準を定める条例の一部を改正する条例につきましては、関連がございますので一括して説明いたします。
 この条例改正につきましては、厚生労働省令の一部改正に伴う条例の一部改正でございます。
 次に、議案第86号 桜川市道路線の廃止につきましては、道路法第10条第3項の規定により、桜川市道3路線を廃止するものです。
 次に、議案第87号 桜川市道路線の認定につきましては、道路法第8条第2項の規定により、桜川市道10路線を認定するものです。
 次に、議案第88号 桜川市道路線の変更につきましては、道路法第10条第2項の規定により、桜川市道1路線を変更するものです。
 続きまして、議案第89号 平成30年度桜川市一般会計補正予算(第4号)につきましては、既定の予算総額から歳入歳出それぞれ5億4,944万4,000円を減額し、予算の総額を185億946万2,000円といたしました。歳入の主なものは市債の減額であり、歳出の主なものは総務費の減額であります。
 次に、議案第90号 平成30年度桜川市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)につきましては、既定の予算総額に歳入歳出それぞれ58万4,000円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ53億6,339万5,000円といたしました。歳入の主なものは県支出金であり、歳出の主なものは総務費であります。
 次に、議案第91号 平成30年度桜川市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、既定の予算総額に歳入歳出それぞれ426万6,000円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ4億3,449万2,000円といたしました。歳入の主なものは繰越金であり、歳出の主なものは農業集落排水事業費であります。
 次に、議案第92号 平成30年度桜川市介護保険特別会計補正予算(第1号)につきましては、既定の予算総額に歳入歳出それぞれ5,564万5,000円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ42億9,089万2,000円といたしました。歳入の主なものは繰越金であり、歳出の主なものは諸支出金であります。
 次に、議案第93号 平成30年度桜川市水道事業会計補正予算(第2号)につきましては、資本的支出のうち建設改良費を28万1,000円増額するものです。
 続きまして、議案第94号から議案第102号につきましては、平成29年度桜川市一般会計を初め6特別会計の歳入歳出決算及び水道事業会計、病院事業会計決算の認定についてご審議をいただくものでございます。
 以上で、今定例会に提出いたしました議案の概要説明を終わります。
 後ほど担当部長より詳細なる説明をさせますので、何とぞ慎重なるご審議の上、ご議決くださいますよう心からお願い申し上げまして、挨拶といたします。
                                           
    議長報告第1号の委員会付託
議長(仁平 実君) 次に、日程第5、議長報告第1号 請願については、お手元に配付した請願文書表のとおり文教厚生常任委員会に付託をいたします。
                                           
    議案第82号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(仁平 実君) 次に、日程第6、議案第82号 教育委員会委員の任命についてを議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 大塚市長。
          〔市長(大塚秀喜君)登壇〕
市長(大塚秀喜君) 提案の説明をさせていただきます。
 桜川市教育委員会委員、秋山敏男氏が平成30年11月24日をもって4年間の任期を満了するに伴い、後任に次の者を任命いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により、議会の同意を求めるものであります。
 氏名、野村和夫氏、住所、桜川市富谷503番地、生年月日、昭和26年11月7日生まれ、67歳になります。
 野村氏は、昭和50年3月、専修大学文学部人文学科を卒業され、昭和50年9月、千葉県千葉市立更科小学校助教諭を振り出しに、昭和54年4月から真壁郡協和町立新治小学校教諭となり、以後、県内の小中学校の教諭、教頭、校長を歴任し、平成24年3月に桜川市立岩瀬東中学校校長で定年退職となりました。その後、県西教育事務所に勤務、現在、市内中学校に非常勤講師として勤務しております。
 この間、教育者たる使命感を持ち、職務に関する専門的な知識、技能を十分に身につけ、学力と豊かな人間性を兼ね備えた子供の育成に努めました。特に中学校教育において、学習と部活動の両面から生徒の指導に努め、その指導の成果は、進路指導や部活動の実績となってあらわれ、多くの保護者や地域住民より高く評価されております。
 どうぞ慎重なるご審議の上、ご同意くださいますようお願い申し上げます。
議長(仁平 実君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
 10番、菊池伸浩君。
10番(菊池伸浩君) 10番の菊池です。教育委員の任期4年ということについては承知をしておりますが、何期やれるかについては内規等があるのでしょうか。1期で交代ということが慣例になっているのでしょうか、伺います。
議長(仁平 実君) 答弁願います。
 佐藤教育部長。
教育部長(佐藤 勤君) ただいまの菊池議員のご質問にお答えいたします。
 教育委員の任期につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の中に、第5条として、再任されることができるということで、桜川市の教育委員会でもこの規定に基づきまして、再任が必要なときは再任をしているというところでございます。
 また、1期ではなく複数期の委員をこれまでしたことがあるかという質問でございますが、やはりそのときの状況等によりまして、2期とか3期、そういった複数の任期をお願いした委員さんもいます。特にその任期についてきちっとした規定があるわけではございませんで、そのときの状況等に応じて、この委員さんについてはいろいろ人選等をお願いしているというような状況でございます。
 以上です。
議長(仁平 実君) ほかに質疑はありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(仁平 実君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。
 討論はありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(仁平 実君) 討論を終わります。
 お諮りいたします。議案第82号は原案のとおり同意することにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(仁平 実君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第82号は原案のとおり同意することに決定いたしました。
                                           
    議案第83号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(仁平 実君) 次に、日程第7、議案第83号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 大塚市長。
          〔市長(大塚秀喜君)登壇〕
市長(大塚秀喜君) 続きまして、議案第83号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることにつきまして説明申し上げます。
 桜川市人権擁護委員の渡邉忠雄氏が平成30年12月31日をもって任期満了となりますので、人権擁護委員の推薦につきまして、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、議会の意見を求めるものでございます。
 推薦いたしました下条威之氏は、桜川市に明日香にお住まいで、昭和39年8月21日生まれの54歳になられる方でございます。同氏は、ライオンズクラブの会員として少年野球大会や薬物乱用防止教室等を企画運営し、青少年の健全育成や薬物乱用防止など社会奉仕活動に取り組んでいます。また、行政書士として高齢者、外国人などの社会的に立場の弱い方の相談にも対応するなど、地域へ貢献する意欲が高く、誠実、公正な人権擁護委員活動が期待できる方でございます。
 このたび同氏に人権擁護委員をお願いしたく、議会の意見を求めるものでございます。どうぞよろしくお願いいたします。
議長(仁平 実君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(仁平 実君) 質疑なしと認めます。
 質疑を終わります。
 これから討論を行います。討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(仁平 実君) 討論を終わります。
 お諮りいたします。議案第83号は原案のとおり適任とすることにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(仁平 実君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第83号は原案のとおり適任とすることに決定いたしました。
                                           
    一般質問
議長(仁平 実君) 次に、日程第8、一般質問を行います。
 一般質問については、1回目は一括質問、一括答弁方式とし、2回目以降は要旨ごとに一問一答により行います。なお、質問時間は、答弁を含めて60分とします。初めの質問は対面席に登壇して行い、再質問は自席でお願いいたします。また、答弁も初めは登壇して行い、次回は自席でお願いいたします。
 それでは、通告順に従って発言を許します。
 10番、菊池伸浩君。
          〔10番(菊池伸浩君)登壇〕
10番(菊池伸浩君) 10番の菊池です。一般質問通告に基づいて8項目にわたって質問いたします。
 項目が多いので、答弁簡潔にお願いいたします。
 まず1番目、市の財政状況について。9月2日投票で行われた市議選挙で、地方財政アドバイザーを名乗る方らが、「桜川市は2から3年後に財政破綻します」と書かれた討議資料となっていますが、チラシがポスティングされました。私が知る範囲では、岩瀬、大和、真壁の中心部に配布されました。発行元がわからない怪文書ではありません。3年後といいますと、私らが任期中のことになります。財政破綻といえば、夕張市のようになると多くの市民は想像するのではないかと考えます。もし3年後に財政破綻となれば、3年後に退職される市職員の退職金にも大きな影響が出ると心配もしなければなりません。そのあたりも考えて、このチラシの内容に対する財政課の見解を伺いたい。
 このチラシの発行人は、市の財政課へも何回か聞き取りにきたとの情報も得ております。市の財政課は、どのような説明をしたのかも伺いたい。
 次、2点目です。エアコン設置の国の方針について。9月1日の茨城新聞には、「小中エアコン整備加速」の見出しで、学校へのエアコンの設置の状況を報道しております。それによりますと、38市町村が2019年度以降には100%設置見込みとなっております。そのほか計画中として、日立、常陸太田、那珂、桜川、城里、東海の6自治体が挙げられております。
 このエアコン設置は、文部科学省が計画して打ち上げたものではなく、首相官邸が人気取りも兼ねて打ち上げたものです。この国の計画は、どのような内容のものなのか。100%国の責任で設置をしてくれるものなのか、それともエアコンは負担するが、電源は自治体負担ということもあるのではないかと心配しております。国の計画の内容と、それに伴う市のエアコン設置の計画を伺うものです。
 ことし10月議会では、エアコン設置設計委託料として2,456万円を計上しております。これは、桃山学園を除く4中学校、9小学校全部と考えていいのか。県内の100%達成の市町村でも、学校統廃合を前提にやっているところもあるが、その心配はしなくてもよいのか。
 そして、具体的内容も伺います。エアコンの設置数の教室数は幾つになるのか。各学校ごとに示していただきたい。また、その予算はどのくらいと見込んでいるのか。そのうち国からの補助はどのくらいと見込んでいるのか伺います。
 3番目、新庁舎建設の答申内容について。9月7日に市新庁舎建設検討委員会が「大和庁舎周辺の市有地に建設する」との答申をしたと報道されております。一般質問通告書提出時には、答申内容を読んでいませんでしたので、詳しい質問を求めませんでした。10日の全員協議会で答申文を読ませてもらいました。それを読んでの質問に切りかえます。
 答申では、大和庁舎周辺の市有地を活用するとなっております。建設する庁舎の床面積は9,500平米となっています。今使っている大和庁舎1階部分の面積は、約1,000平米とのことです。このままの広さで新庁舎を建設すると、7階の建物になってしまいますから、これは不可能です。大和庁舎周辺の市有地の面積、合計すると幾らになるのでしょうか。3階建ての建物としても1階部分だけで3,000平米は必要となるわけですが、あのでこぼこがある土地で、その建設が可能なのでしょうか。大型建設機材を活用すれば、何とかなるのでしょうか。どうもイメージが湧かずに困っておりますが、イメージが湧くように説明をしていただきたい。
 また、私が心配をするのは、大和庁舎の南側を通っている県道が狭い上に、微妙にカーブしていて通行に危ないことであります。これを解決しなければ市民も安心して庁舎に行き来できないのではないかと心配しております。その対策はどのように考えているのでしょうか。
 また、大和庁舎は3階建て部分だけが活用できると聞いております。それにつながるような建物を考えているのでしょうか。
 さらには、岩瀬庁舎、真壁庁舎は一緒にするということです。私は、筑西市の協和支所、明野支所、さらには笠間市の笠間支所を見ておりますが、このようなイメージでいいのでしょうか。
 4番目として、少子化対策としての学校給食助成について。8月の市の常住人口は4万500人となってしまいました。とりわけ子供の数の減少が著しいのは、誰もが市会議員選挙で訴えた内容です。その中でも子供の貧困が大きな問題となっております。大子町のように、今すぐ学校給食を全面無料化せよとは言いませんが、第2子、3子に給食費を補助するとか、少しでも市が少子化対策に取り組んでいるという姿勢を具体化することが大事であると考えます。
 南給食センターを2年前倒しで廃止したことにより、約4,000万円の経費が節減できたのですから、その一部は給食費補助に回すのが筋というものではないでしょうか。市の見解を伺います。
 5番目、五月女鉱業の富谷地内での爆発事故について。9月9日に富谷集落センターで、8月23日の爆発事故に対する五月女鉱業の説明会がありました。これは、富谷地域住民に対するものとのことで、防災課の傍聴は区長から断られております。しかし、この集会は事故補償への詳細な説明はなく、事故の原因や今後の運営方針に重点が置かれたようです。その後、23日に2回目の説明会が行われたとのことです。このときは、弁護士も一緒だったそうです。また、きのうわかった情報ですが、3回目の説明が今月21日に行われるとのことです。これは、今回は、区長さんから伺っております。
 私は、事故の内容については、1番議員が予定されているので、砕石事業のあり方を中心に質問をいたします。私が複数の富谷地区住民から得た情報によりますと、代表取締役は、聞き逃すことができないような発言をしております。1つは、ここの砕石は優良なので、あと30年間砕石事業を続ける。2つ目は、富谷と飯渕の境界には稜線が残っておりますが、この稜線も行く行くはなくしてしまう。まず、ここで質問したいのは、五月女鉱業は、富谷地区住民には、9月9日に一応のおわびの言葉を発していますが、岩瀬地域住民についてはいつおわびの言葉があったのか、なかったのか。あったとしても富谷地区におわびの言葉を入れると同時に、市やお世話になった消防団におわびの挨拶があってしかるべきではないでしょうか。これについてはどのように考えているのでしょうか。
 さらに次に、五月女鉱業が30年砕石事業を続けると言ったとのことですが、この言葉はどのように理解をしていいのか。
 3つ目に、飯渕と富谷の境界である稜線をなくしてしまうとの発言はどう理解してよいのか、市の見解を伺います。
 最後に、砕石事業は4年ごとの更新によって継続されていくものです。それが県や市の関係者のいないところで、30年の砕石事業継続、稜線は勝手になくして事業を続けるなどの発言が代表取締役の方から富谷地区住民に一方的になされることが許されることなのでしょうか。市の見解を伺います。
 6番目、住宅リフォーム助成事業について。ことし1月から住宅リフォーム助成事業が実施をされ、1週間で予算がいっぱいとなり、6月議会で100万円の補正予算が組まれました。これも早々にいっぱいになったようです。その後も問い合わせがあると聞いております。これだけ人気の高い事業、来年度も継続する計画があるのか伺います。
 もう少し予算規模をふやす必要があると思うのですが、市の見解を伺います。
 7番目、新病院への足の確保について。10月にさくらがわ地域医療センター、県西部メディカルセンターが開院いたしました。「さくらがわ」については、JR大和駅に近いこと、ヤマザクラGOのバス、デマンドタクシーと、十分とは言えませんが、何とか足の確保はできております。問題は、新中核病院です。今までデマンドタクシーは自治体の枠を超えては運行できないとのことでありましたが、そうではないようです。例えば猿島郡境町に西南医療センターがあります。そこには古河市の三和からもデマンドタクシーで患者さんが通っております。また、私が最後の県西病院組合議会でも質問したのですが、中原院長は次のように答弁しております。「県西病院の医師は多くが県西部メディカルセンターへ移動します。その人たちが患者さんにはぜひ県西部メディカルセンターへ来るようにと働きかけております」。では、具体的には、患者さんはどのようにしていくのかと質問しますと、中原院長は「ぜひデマンドタクシーで行けるように具体化してほしい」、これが中原院長の最後の答弁でした。県西部メディカルセンターだけでもデマンドタクシーを運行できるようにすることは、法律的にはできると思います。ぜひ実現をお願いしたい。
 また、茨城新聞の記事でも県西部メディカルセンターとさくらがわ地域医療センターは、その建設の過程から見ても姉妹病院と書いてあります。そういう特別な関係にあることも考慮していただきたい。
 最後になります。「正規」の図書館設置について。合併特例債の当初計画の図書館設置はまだ生きております。図書館建設の方向性が明らかになっています。この事業の方向性、どこまで進んでいるのでしょうか伺います。
 私が括弧つきで正規の図書館と呼んでいるのは、真壁伝承館に附属する図書館は、建設面積、蔵書数から見ても規模が小さいからです。岩瀬中央公民館、大和中央公民館に附属する図書室に至っては言うまでもありません。私は、図書館建設を考えるに当たっては、多くの図書館を見ておく必要があると考えております。私は、多くの自治体選挙に応援に行っておりますが、そのたびに選挙の応援だけでなく、各自治体の施設、特に図書館については見てきております。今回も茂木町に新しい図書館ができたと聞いて、早速見学をしてきました。具体的な検討に入る前に、関係者にはぜひ多くの図書館を見学してきてほしい。できれば、文教厚生委員会と一緒に見学をする機会をつくっていただきたいと考えておりますが、いかがでしょうか。
 以上、8点質問いたします。場合によっては自席に帰ってから再質問幾つかすると思いますので、よろしくお願いします。
議長(仁平 実君) 菊池伸浩君の質問に対する答弁を願います。
 高久総務部次長兼財政課長。
          〔総務部次長兼財政課長(高久能一君)登壇〕
総務部次長兼財政課長(高久能一君) それでは、菊池議員の1番目、市の財政状況についてのご質問にお答えを申し上げます。
 平成29年度決算における財政の健全化を示す指標では、財政破綻しました夕張市と比較しましても大きくかけ離れており、健全な数値となっております。また、財政調整基金の残高を見ましても、平成29年度末残高は37億4,591万円であり、標準財政規模に占める割合は32.55%となります。以上のことから、3年後の財政破綻はないと考えております。
 また、財政課がどのような説明をしたかについてですが、新市建設計画に係る財政計画の積算方法、財政調整基金の残高についてご説明をいたしました。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 続いて、佐藤教育部長。
          〔教育部長(佐藤 勤君)登壇〕
教育部長(佐藤 勤君) それでは、菊池議員のまずエアコン設置の国の方針についてのご質問にお答えいたします。
 菊池議員仰せのとおり、9月1日の茨城新聞に掲載されましたが、ことしの記録的な猛暑を受けまして、エアコンの整備率が100%に達しない多くの県内市町村におきまして、エアコンの整備費を盛った補正予算を9月の定例会におきまして提案されたようでございます。また、その他計画中としている桜川市を含む6市町村におきましても、その対応を確認しましたところ、来年夏までには普通教室にエアコンの設置を行っていくとのことでございました。
 政府では、この夏の記録的な猛暑を受けまして、官房長官が7月24日の記者会見の中で、児童生徒の安全、健康を守るための猛暑対策は緊急の課題、学校へのエアコンの設置を支援していく必要は当然にあるとし、その財源に関しましても、来年のこの時期に間に合うよう責任を持って対応したいと語っております。
 また、安倍首相も今後予算の増額、補助率の見直しなど、総合的な検討を速やかに行い、適切な措置を講じていくと述べております。これらの発言に対しまして、現時点におきましては、文部科学省からの具体的な指示や情報提供はありませんが、次年度の国庫補助計画調査に関しまして、この7月に空調事業の追加調査がありましたので、今後の政府の対応に注目し、期待を寄せているところでございます。
 そこで、現制度での小中学校へのエアコン整備に関する国の補助制度ですが、文部科学省の交付金事業の中で、大規模改造事業にかかわる補助事業となっております。この制度におけます交付金の算定割合は、文部科学省が定めます補助対象基礎額の3分の1となっております。
 なお、運用にかかわる経費、いわゆる電気代ですが、これは自治体の負担となりますので、各小中学校に整備したエアコンの電気代は市が負担することになります。
 桜川市におけますエアコンの設置率でございますが、現在、桃山学園の全教室と桜川中学の一部に整備がされており、市内学校普通教室全体での整備率は30.3%となっております。現在は、来年の夏までには全ての小中学校の普通教室及び特別支援教室にエアコンを整備できるよう、国庫補助事業に関します手続を進めているところでございます。そのため今回の補正予算にエアコン工事にかかわります設計業務の委託費を計上させていただきました。
 次に、ご質問にありました各学校ごとの整備予定でございますが、岩瀬小学校が18教室、以下坂戸が7、羽黒が12、南飯田小が8、猿田小が3、谷貝小が7、樺穂小が8、雨引小が8、大国小が8、岩瀬西中が12、東中が9、桜川中が6、大和中が8の114教室を計画しております。想定されます事業費は、設計料を含めまして3億円程度かと思われます。これに対します国からの助成につきましては、補助対象となる事業費が明確に算定できませんので、今回お示しすることはできません。今後、国の補助制度の動向を注視いたしまして、財源を確保しながら、空調機器の整備を早急に進めていきたいと考えております。
 続きまして、少子化対策としての学校給食助成についてのご質問にお答えいたします。子育て支援の配慮から学校給食費の保護者負担軽減の対応につきましては、昨年12月の定例会におきましても菊池議員より質問がございました。このときは教育環境の整備状況を考慮し、財源を確保した上で検討していきたいと、このように答弁をさせていただきました。事業を実施する場合、その継続性を考えますと、この点の考え方につきましては、今も変わりはございません。
 また、議員ご質問の中で、センターの統合により約4,000万円の経費が削減できたとお話がございましたが、この金額は、統合前に当時の担当者が推計したものと思われますが、今年度、実際にその施設が一本化されました。現実に稼働しておりますので、まずは実際のところどれだけの経費が削減できるのかなを明確にしたいと考えております。その上で給食費の保護者負担軽減を考えた場合、どこまで対応が可能なのか、全ての児童生徒について全額補助は無理でも、一定額の助成は可能か、あるいはまたひとり親世帯の子供や多子世帯の子供など、特定の児童生徒に対する助成だったら可能かなど、さまざまなその可能性につきまして、今後検討をしてみたいと考えております。
 続きまして、「正規」の図書館設置についてのご質問にお答えいたします。図書館の整備につきましては、平成29年度第3回市議会定例会におきまして、図書館設置に関する請願書が提出され、文教厚生常任委員会におきまして趣旨採択がされ、あわせて市民の皆さんの声を取り入れながら進めていただきたいとの要望が出されたところでございます。
 現在、担当課におきまして、図書館建設検討委員会の組織立ち上げに向けました準備を進めております。年度中には勉強会や具体的な検討に着手をしたいと考えております。
 また、請願内容にございました図書館機能、公民館機能、IT機能を備えた施設といった要望につきましても、その検討をするために現在近隣自治体の図書館から情報収集も行っているところでございます。
 図書館、公民館等は、市民が主体となって利用する施設でありますので、有権者や市民の声を十分取り入れながら、また議会、各議員の声を聞き、必要があればそういった先進地を視察して、いろいろ情報を収集すると、そういったことも含めて今後進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 続いて、小川市長公室長。
          〔市長公室長(小川 豊君)登壇〕
市長公室長(小川 豊君) 菊池議員さんの新庁舎建設の答申内容についてのご質問にお答えいたします。
 議員ご質問の1点目、大和庁舎周辺の市有地の面積は合計すると幾らになるのでしょうかについてですが、大和庁舎敷地として約1万5,600平方メートルございます。これは、大和庁舎が建っている上段とバス車庫がある南側中段、そしてその東側駐車場の下段であり、議員がおっしゃるとおり不整形であり、段差がございます。現庁舎が建っている上段部分の敷地面積は約9,400平方メートルあります。その現庁舎を使用したまま建築する場合、庁舎南側の駐車場部分の建築可能面積は約2,200平方メートルになりますので、4階建てが必要であり、大和庁舎西側の旧庁舎を取り壊して建てかえる場合は、3階建てでも十分可能であると検証されています。今後、基本計画を策定していく中で、具体的に検討してまいりたいと考えております。
 2点目の南側の県道が微妙にカーブしていて通行に危ないとのことについてですが、これについては県道なので県と協議の中で改善されるよう求めてまいります。
 3点目の3階建てにつながるような建物を考えているのかについてですが、これについても今後基本計画、基本設計と進める中で検討してまいりたいと考えております。
 4点目の支所のイメージですが、具体的なものは今のところございませんが、答申では、住民票や税証明等の交付、書類の受け付けなど現在の各庁舎窓口課で行っているサービスが低下しないよう、支所を置くこととされております。なお、職員については必要最低限で配置して、効率的に執行するよう求められておりますので、それに沿うような形になるものと考えております。今後は、この答申を受けまして、基本構想を策定する予定となっております。
 続きまして、菊池議員さんの新病院への足の確保についてのご質問にお答えいたします。デマンドタクシーの運行区域は、一般乗合旅客自動車運送事業の許可及び事業計画変更認可申請等の診査基準の中で原則市内とされており、市外へ乗り入れるためには特例的に許可を得る必要があります。市外への乗り入れの許可を得るには、運行区域の公共交通関係者などによる地域公共交通会議において、他の旅客自動車運送業者との不当競争を起こすおそれがないことなど、地域公共交通のネットワークを構築する観点から協議を調え、特例的な区域の許可を取る必要がございます。そのため、市外へのエリア拡大は他の自治体における公共交通への影響など慎重に検討すべき課題がございます。また、1時間ごとの運行形態のため、1時間で出発地点に戻れるよう運行に支障がないことが必要であります。
 議員ご質問の県西部メディカルセンターへのデマンドタクシーの乗り入れについては、以前より市民からの要望もあり、病院が所在する筑西市や運行業者と検討を重ねてまいりました。相互乗り入れで市外への送迎に車両を用いると、市内を運行する車両が減少してしまい、かえってサービス低下につながる可能性がございます。また、車両や車両をふやして対応すると経費が増加することとなります。さらに、運行範囲の拡大は民間の一般タクシー事業者のサービスと重複し、民業を圧迫する可能性もあるため、慎重な検討が必要となってまいります。
 参考例にいただいた古河市のデマンドタクシーですが、古河市の中でも総和地区、三和地区で利用可能で、区域外で古河地区の古河赤十字病院、境町の茨城西南医療センター病院が利用可能になっております。平成20年7月の運行開始当初から、病院への乗り入れを行っており、ジャンボタクシー1台、ワゴン5台、セダン2台の合計8台で対応しているということで、当市の2倍のタクシーを走らせております。
 今後、県西部メディカルセンターを初めとする近隣の医療機関への足の確保については、デマンドタクシーを初めとした公共交通だけでなく、福祉部門も含めた総合的な観点から、どのような方策がとれるか検証してまいりたいと思っております。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 続いて、斎藤経済部長。
          〔経済部長(斎藤 学君)登壇〕
経済部長(斎藤 学君) 菊池議員の5番目の五月女鉱業の富谷地内での爆発事故についてのご質問につきまして、岩石採取計画の認可を所管する経済部からお答えいたします。
 8月23日に発生した富谷地内砕石場における爆発事故につきましては、テレビや新聞等で報道されているとおりで、概略はご承知のことと思います。この事故の原因は現在も不明であり、行方不明者1名もまだ見つかっておりません。この事故に起因する火薬類取締法にかかわる火薬類使用の許可は、五月女鉱業が委託するイーグル破砕土木株式会社が取得しており、行方不明者もイーグル破砕土木株式会社の社員であると伺っております。また、この事故による周辺住宅等への被害件数は115件に及んでおります。
 1つ目のご質問の岩瀬地域住民への説明や謝罪につきましては、9月18日に五月女鉱業の責任者から、市及び消防団長、消防署長への報告を受けた際に確認しましたところ、富谷地区以外の住民に対しましては、被害を受けた方へ個別に対応するとのことでありました。市といたしましては、近隣住民全体への説明会の開催を要請したところでありますけれども、その後、9月23日に富谷地区住民に対する説明会が再度開催されただけで、現時点では岩瀬地域住民への説明等は実施されておりません。
 次に、五月女鉱業が30年砕石事業を継続する件についてでございますけれども、これは事業者が今後も継続して砕石事業を実施したいという意思を近隣住民に伝えたものと思われますが、砕石採取計画の認可は、4年ごとに継続認可の取得が必要であり、30年間の継続認可を得ているものではないことから、住民に誤解を招くような発言は厳に慎むよう要請をしております。
 3つ目の飯渕地区と富谷地区の境である稜線をなくすという発言でございますけれども、これも30年事業継続の発言と同様で、あくまでも事業者の長期構想を説明したものと思われます。岩石採取の認可は県の認可で、先ほど申し上げましたとおり、事業を継続する場合は4年ごとに継続認可の取得が必要で、その際に計画の詳細が審査されることになります。この計画が周辺環境に大きな影響を及ぼすような内容である場合には、認可の継続は認められるものでなく、事業者の思惑どおりに認可されるとは限りません。よって、この発言も不適切なものと言わざるを得ず、市としては継続の認可申請が出された際に、その都度計画の内容を厳正に審査した上で、県に対し適切な意見書を提出したいと考えております。
 最後の質問である県や市の関係者がいないところで、30年の砕石事業継続、稜線を勝手になくして事業を続けるなどの発言が代表取締役の方から富谷地区住民に一方的になされることが許されるのかについてでございますけれども、これにつきましてもさきに述べましたとおり、県や市が既に認可の継続を認めているような発言は不適切なものと言わざるを得ず、まことに遺憾であります。市としては、今後も五月女鉱業と許認可権者であります茨城県に対しまして厳正な対応を求めてまいりたいと考えております。
 続きまして、菊池議員6番目の住宅リフォーム助成継続についてのご質問にお答えいたします。まず、事業の概要についてご説明いたします。住宅リフォーム助成事業は、市内の消費の促進と商工業の振興を目的に、市内の施工業者によって住宅のリフォームを行う市民に対し、工事費の10%、上限10万円を補助金として交付する事業で、今年度から茨城県社会資本総合整備計画に組み込んでいただき、国の補助を受け、新規に事業を実施しております。
 今年度、当初の予算は300万円で、上限10万円の補助金を30件分見込んでいましたけれども、申請受け付け後、1週間で予算額に達したため、6月の定例議会でさらに100万円の予算を増額補正したところであります。しかし、これも早々に予算額に達したため、現在は受け付けを終了しております。今年度の申請件数は45件で、この事業による直接的な経済効果は約7,660万円に及び、補助金額の約19倍となっております。
 ご質問の事業継続につきましては、本事業の基本計画である茨城県社会資本総合整備計画の第2期計画が平成32年度までの計画でありますので、本事業につきましては平成32年度まで継続する予定でありますけれども、来年度以降の実施につきましては、今年度に実施した事業の効果や有効性を改めて検証した上で決定したいと考えております。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 答弁が終わりました。
 再質問があれば質問願います。
 10番、菊池伸浩君。
10番(菊池伸浩君) まず、最初の市の財政状況について再質問いたします。
 今、財政課長が3年後の財政破綻はないと考えていると、もう少し市民が聞いて、これならば安心だと、そういう答弁をしていただきたい。というのは、3年後に破綻したら、私らも議員削減になってしまうし、皆さんも大変になってしまうのです。だから、考えているのではなくて、もっとすごい、幸い今回、総務部長には申しわけないのですが、今回は代理ということで、財政じきじきの財政課長が次長ということで答弁に立っていますので、よろしくお願いいたします。
議長(仁平 実君) 高久総務部次長兼財政課長。
総務部次長兼財政課長(高久能一君) それでは、菊池議員の質問にお答えいたします。
 現在もそうですが、予算の段階で各課から上がってまいりました予算に対しては厳しく査定をしておりまして、将来を考えた予算を執行していただいているところでございます。これに向けて、先ほど申しましたように、基本となるのがいろいろやりまして、将来の財政調整基金というのが足らないときに必要になってまいりますが、これのほうも予算につきましては、積めるときには積むという形で増額をしている状況でございます。こういうことからも考えまして、現在の状況をずっと維持していく限り、絶対に3年後の破綻はないと言い切っていますので、よろしくお願いいたします。
議長(仁平 実君) 菊池伸浩君。
10番(菊池伸浩君) ありがとうございます。
 次、エアコンの設置なのですが、今、3分の1の国の補助があると言ったのですが、今回の菅官房長官の発言により、もっと国の補助がふえる見通しというか、感触でもいいのですが、それはあるのかないのか伺います。
議長(仁平 実君) 佐藤教育部長。
教育部長(佐藤 勤君) ただいまのご質問でございますが、先ほどの答弁でも述べさせていただいたとおり、現在のところ具体的な情報というのが国のほうから何も入ってきておりません。ただ、我々事務方といたしましては、やはり一般財源の部分の持ち出しを少しでも少なくしたいということで、補助金もありますが、それ以外にある程度有利な起債等もございます。こういうものも活用しながら、極力市の負担を減らした中で、残った小中学校普通教室、特別支援教室、これ全体にエアコンを設置していきたいということで今後進めてまいりたいと考えております。よろしくお願いします。
議長(仁平 実君) 菊池伸浩君。
10番(菊池伸浩君) きょうは、傍聴者がたくさんおられますので、少しサービスして発言をするのですが、五月女鉱業の爆発事故なのです。これについて、私が一番怒りに思ったのは、富谷の方々には9月9日にちゃんとおわびの言葉を入れたのに、市全体には、市長には9月18日に挨拶に来ていると、私は少なくとも同時に来ていいと思うのです。私は、実は砕石業者の関係監督官庁である県産業政策課というところへ9月10日に電話入れました。富谷地区にだけおわびの言葉は入れたけれども、桜川市全体とか、特に爆発当日一番、一生懸命動き回っていた消防団とか、そういうところには一つも挨拶がないと、これはおたくらはどう考えるのだと、監督官庁である県がわびを入れさせるのが、それが指導ではないかという電話入れまして、それが担当官がちゃんとそのように対応しますという返事をいただいて、その指導がきいて、五月女鉱業はやっと動いたのです。だから、本当に五月女鉱業も富谷区の市民に対しては、言いたいこと勝手に言っているのです。この責任は全部ダイナマイトの会社に責任があるのだと、私らは被害者だなんていう、こういうことも言っているのです。
 だから、やっぱりこちらも非常に厳しい接し方をしないとまずいだろうと、やっと富谷の方もわかって、やっぱり共産党が出なければだめかなというような、そんな話もうわさされているのです。だから、やっぱり砕石事業については、厳しい態度で臨んでほしいということを要望いたします。
 それから、あともう一つ、住宅リフォームの件なのですが、これ予算どのくらいを見込んで、来年つくる予定なのですか。
議長(仁平 実君) 斎藤経済部長。
経済部長(斎藤 学君) 住宅リフォームの助成のほうですけれども、本年度補正を含めまして400万円予算計上したということなのですが、先ほどお話ししましたとおり、400万円でもすぐになくなってしまったというような状況でございますので、ここでは間違いなくとは申し上げられませんけれども、私の考えといたしましては、今年度よりは予算をふやして計上したいと、予算要望したいと考えております。
 ちなみになのですけれども、近隣市の状況を申しますと、筑西市で予算が630万円程度、結城市で500万円、下妻市では150万円、先ほど言いましたけれども、桜川市は400万円ということでございますので、結城市が500万円程度でございますので、もしできればそのくらいはというふうには思っています。
 以上です。
議長(仁平 実君) 菊池伸浩君。
10番(菊池伸浩君) あと10分ですが、もうこれで最後にしますから。
 学校給食の件なのですが、市長さんもだんだんきめ細かな政策が必要だということがご理解いただいてうれしく思っているのですが、私は、この学校給食やったからすぐに子供がふえるとは思っていませんし、ただ市の政策としては子供を大事にしているのだと、今の財政状況では大子町みたいに完全全面無料化というわけにはいかないけれども、できるところから、2子でも3子でも、とにかく少しでも補助していきたいのだと、そういう姿勢なのだということを示す上で大事だと思っているのです。ぜひ学校給食の助成についても、少しでも取り組んでほしいと、例えば来年度予算で、ああ第3子やったのかと、では再来年は第2子まで行くかなとか、そういう感じで結構ですから、市長がそういうきめ細かなことにも気を回しているのだと、そういう姿勢を示してもらいたいということを希望いたしまして、質問を終わります。
議長(仁平 実君) これで菊池伸浩君の一般質問を終わります。
 ここで暫時休憩します。
          休 憩  (午前11時11分)
                                           
          再 開  (午前11時22分)
議長(仁平 実君) 再開します。
 続いて、1番議員、軽部徹君。 
          〔1番(軽部 徹君)登壇〕
1番(軽部 徹君) 1番、軽部です。よろしくお願いいたします。質問は3点になります。
 1つ目、中学校の部活動問題について。これは生徒だけではなくて保護者にも大変関係のある問題でございますので、質問をさせていただきます。
 1つ目、部活動方針について。第1に、ことし8月に茨城県から部活動についての運営方針が出されました。市教育委員会では、これについてどのような考え方を持っているのか。
 第2に、市教育委員会は、各中学校に対しどのような指導を行っているのか。
 第3に、本運営方針、こちら方針ということで本当に守られるのかといったような保護者からの不安の声を耳にしております。この方針というのは性格上遵守されるべきものなのか。以上について質問いたします。
 2つ目、運動とパワハラの問題について、最近パワハラが社会問題ということで大きく話題になっています。保護者から不安の声を聞いておりますので、質問させていただきます。
 第1に、市教育委員会では、パワハラの定義をどのように捉えているのか。
 第2に、市内の中学校でパワハラがあるという報告等は上がっているのか。
 第3に、パワハラの防止に対してどのような取り組みを行っているのか質問いたします。
 2点目になります。2点目は、学校医について。ことしの10月に病院の統廃合により県西病院と山王病院が閉院になりました。例えば南飯田小学校の学校医は県西病院に勤務されていた中原先生が務めておりまして、今後どうなるのだといったような不安の声が上がっております。この問題について、第1に、そもそも学校医、名前は聞くのですが、余り一般的ではないようなところがあると思いますので、学校医とはどのような役割を担っているのか。
 第2に、県西病院や山王病院の先生が現在学校医を務めている小中学校はどのぐらいあるのか。
 第3に、今後、勤務先が変わる先生方について学校医はどうなる見込みなのか伺います。
 3点目になります。五月女鉱業の爆発事故について。先ほど菊池議員さんからも質問がありまして、ちょっと重複する箇所もあろうかと思いますが、地元でやはりこの爆発事故に対する不安とか不満の声を耳にしております。この事故について、第1に、事故で罹災した家屋等の情報は桜川市で把握しているのか。
 第2に、把握していればどのぐらいの被害が出ているのか。
 第3に、補償問題や再発防止に関して桜川市から企業等への指導はできるものなのか、考えているのか。この事故に関連して桜川市の対応をお伺いしたいと思います。
 以上になります。よろしくお願いいたします。
議長(仁平 実君) 軽部徹君の質問に対する答弁を願います。
 佐藤教育部長。
          〔教育部長(佐藤 勤君)登壇〕
教育部長(佐藤 勤君) 軽部議員のご質問にお答えいたします。
 初めに、中学校の部活動についてのご質問でございますが、まず桜川市の部活動の方針に対する考え方についてでございますが、平成30年3月、スポーツ庁が運動部活動のあり方に関する総合的なガイドラインを策定しました。また、平成30年5月、茨城県教育委員会が茨城県運動部活動の運営方針を策定いたしました。これを受けまして、桜川市でも平成30年8月に桜川市部活動の方針を策定いたしました。主な内容といたしましては、1として、部活動は、運動によって資質、能力、体力の向上や健康の増進を図り、音楽、美術等によって豊かな感性や感情を養う活動となるようにすること。2つとして、生徒の心身の健康管理、事故防止及び体罰、ハラスメントの根絶を徹底すること。3つ目として、適切な休日を設定すること。4つ目といたしまして、学校単位で参加する大会の見直しをすること。これらを挙げております。
 市の方針を受けまして、各中学校及び義務教育学校におきまして、各学校ごとの部活動に関する活動方針を策定し、この10月1日に保護者、生徒に通知をいたしました。これから市教育委員会といたしましては、学校の部活動に関する活動方針に基づき、各学校の部活動が展開されるものと考えております。今後、教育委員会では、各学校の部活動の運営が市の方針や学校の方針に従いまして、実際に行われているのかを校長会等を通じまして適宜確認をしてまいりたいと考えております。
 次に、運動とパワハラの問題についてのご質問にお答えいたします。まず、市教育委員会といたしまして、パワハラの定義をどのように捉えているかということですが、パワハラという言葉、これは職員間の問題というふうにとらわれがちですので、ここではパワハラという言葉を体罰ということに置きかえまして、お答えいたします。
 体罰の禁止につきましては、学校教育法第11条に次のように述べております。校長及び教員は、教育上必要と認めるときは、文部科学大臣の定めるところにより、児童生徒及び学生に懲戒を加えることができる。ただし、体罰を加えることはできない。また、平成19年2月5日付で文部科学省から出されました通知、学校教育法第11条に規定する児童生徒の懲戒、体罰に関する考え方には、体罰につきまして次のようにございます。
 1として、体罰は、いかなる場合においても行ってはならない。2といたしまして、身体に対する侵害を内容とする懲戒、殴るとか蹴る。それから、被罰者に肉体的苦痛を与えるような懲戒、正座をさせるとか、直立の姿勢をとらせる。それから、こういった特定の姿勢を長時間にわたって保持させる。こういったところにつきましては、体罰に当たると判断されます。逆に、体罰に当たらないものもございます。例えば放課後等に教室に残留させる。ただ、用便のために室外に出ることを許さないとか、それから食事時間を過ぎても長くとめ置く等肉体的苦痛を与えるものにつきましては、やはり体罰になるというふうな判断でございます。
 そのほか授業中教室内に起立させる。また、学習課題や清掃活動を課す、こういったものは体罰に当たらないというような判断になっております。
 続きまして、桜川市内の中学校で体罰があったかという報告が上がっているのかということでございますが、本市の部活動におきまして体罰の報告はございません。ただ、顧問が指導に力が入り過ぎまして、強い口調で指導したというようなことはございました。このような場合は、管理職員等が事実の確認を行いまして、不適切な指導があった場合には、生徒本人や保護者の方に謝罪をいたし、今後、どのような指導をすべきかを考え、取り組ませるようにしております。
 次に、体罰防止につきどのような取り組みをしているかということにつきましてお答えいたします。市内の各学校では、コンプライアンス委員会という組織を立ち上げております。この組織が中心となりまして、全職員を対象の研修、これを計画的に進めております。その際、茨城県教育委員会作成の体罰防止マニュアルや県西教育事務所作成の教職員のためのヒヤリハット事例集、こういったものを活用した事例研究を通しまして、自分のこととして考えられるようにしており、このような取り組みを通しまして、体罰防止に努めております。
 次に2つ目、学校医についてのご質問にお答えいたします。まず、学校医の役割についてでございますが、学校医は、学校保健安全法第23条の規定により、学校に学校医を置くことが定められております。その職務につきましては、同法の施行規則において定められております。その内容でございますが、専門知識を持って学校の保健計画や安全計画の立案にかかわりながら、学校の環境衛生の維持、改善に関し必要な指導、助言を行うこととされております。
 また、児童生徒の健康相談や保健指導に当たること。さらに、学校において児童生徒の定期健康診断を行うことや、就学予定児の健康診断の実施、学校における感染症及び食中毒の予防措置など、こういったものが主な職務となっております。
 次に、県西総合病院や山王病院の医師で学校医をお願いしている医師についてでございますが、南飯田小の学校医といたしまして、議員の御質問にもありましたように、元県西総合病院院長の中原智子先生を、猿田小学校の校医といたしまして、元山王病院院長の小野隆房先生をお願いしており、市内15の小中義務教育学校で2校がそのような配置になっております。
 続きまして、勤務先が変わられる学校医についてのご質問につきましては、中原先生、それから小野先生についてだと思いますが、小野先生におかれましては、さくらがわ地域医療センターの院長ということで、引き続き猿田小学校の学校医を引き受けてくださることになっております。中原先生におかれましては、学校医の継続につきましては、ご本人の了承をいただきましたが、勤務先が茨城県西部メディカルセンターということで、勤務地域も組織も変わることから、メディカルセンターの理事長、院長のほうに協力のお願いをいたし、とりあえず今年度いっぱいにつきましては、協力をいただけることになっております。次年度以降につきましては、引き続き学校医としての協力につきまして、ご本人や関係機関にお願いをするか、それとも地元のさくらがわ地域医療センターを初め、真壁医師会桜川支部の協力のほうをお願いするなど、早い時期に方針を決定をいたし、児童生徒の健康管理に支障が出ないように対応していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 続いて、高久総務部次長兼財政課長。
          〔総務部次長兼財政課長(高久能一君)登壇〕
総務部次長兼財政課長(高久能一君) 軽部議員さんの3番目の五月女鉱業での爆発事故についてのご質問にお答えをいたします。
 この事故は、本年8月23日午前8時40分に発生をし、爆薬を扱っていた作業員1人の行方がわからなくなり、茨城県警察、桜川消防署、桜川市消防団が捜索を行いましたが、発見に至らず、8月28日をもって捜索が打ち切りとなり、いまだに行方がわからない状況となっております。また、周辺の多くの家屋に被害が発生し、大変大きな事故になってしまいました。
 それでは、ご質問の1点目の事故で罹災した家屋等の情報は、桜川市では把握しているのかについてお答えをいたします。この事故では、幸い、桜川市民がけがをしたとの情報はありませんでしたが、多くの家屋等に爆風による被害が及んだことは把握をしております。
 2点目の把握をしていればどのぐらいの被害が出たかについてお答えをいたします。被害の及んだ範囲が広範囲であることから、早期に被害の状況を把握するため、岩瀬地区の区長様方にご協力をお願いし、被害者リストを市役所防災課に提出いただきました。それに基づき桜川消防署において現地調査を行い、その結果を行政区ごとにご説明をいたします。
 富谷地区96件、岩瀬地区8件、中里地区6件、御領地区2件、久原地区2件、富岡地区1件となっており、115件の被害が発生をしております。被害の箇所別にご説明いたします。家屋のガラスの破損が68件、建具のサッシ、戸の破損が15件、壁破損が12件、天井破損が10件、屋根破損が5件、自動車関係で車庫破損が2件、自動車破損が1件となっております。
 次に、3つ目の補償問題や再発防止に関して桜川市から企業への指導等はできるのか、考えているかについてお答えをいたします。補償問題につきましては、今回の原因者である五月女鉱業株式会社が全面的に補償をすることを確認しております。再発防止に関しましては、火薬取締法並びに岩石採取計画許可を所管するのは都道府県であることから、桜川市から直接企業に対し指導することはできません。しかし、今回の事故を重く受けとめ、桜川市としましては茨城県知事に対し、原因究明や再発防止に向けた事業者の指導並びに関連情報の提供等について、9月12日付で要望書を提出したところでございます。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 答弁が終わりました。
 再質問があれば質問願います。
 軽部徹君。
1番(軽部 徹君) ありがとうございます。
 まず、部活動問題に対して今後とも状況に応じた適切な対応を願いたいというふうに思います。特に豊かな生活を送る、それには選択の自由、これが大事だと考えています。生徒がみずから選択して行動ができる制度を整えたり、指針の運用を図っていただきたいなというふうに思います。
 また、学校医の問題なのですけれども、学校医、生徒や保護者にとって身近な存在ということがわかりました。医療機関の再編、今進んでいると思いますが、今後も桜川市で地域医療を考えて政策を進めていただけたらというふうに思います。
 最後に、五月女鉱業の問題なのですが、大きな被害が出ているということで、これからも企業のほうに誠意のある対応をしていただけるように市のほうでもよろしくお願いをして、質問を終わりたいと思います。
議長(仁平 実君) これで軽部徹君の一般質問を終わります。
 ここで暫時休憩いたします。
          休 憩  (午前11時42分)
                                           
          再 開  (午後 1時30分)
議長(仁平 実君) 会議を再開します。
 続いて、2番、飯島洋省君。
          〔2番(飯島洋省君)登壇〕
2番(飯島洋省君) それでは、定例会一般質問通告に従いまして質問をさせていただきます。
 私のほうで用意しました質問は、大きく2点、細かくいきますと4点になりますので、よろしくお願いいたします。
 まずは、つくば霞ヶ浦りんりんロードや、今特に力を入れておりますヤマザクラを活用した地域振興について、何点かお伺いさせていただきます。
 つくば霞ヶ浦りんりんロードにつきましては、全長180キロのつくば霞ヶ浦りんりんロード、県と桜川市を含む沿線14市町村が連帯して情報発信や誘客促進などを推進しているところでありますが、連日多くのサイクリストの利用が見られ、大変な活況を呈しているところであるというふうに見受けられます。特に今、JR土浦駅にサイクリングの拠点施設、りんりんスクエア土浦が開業したことしの3月以降は、新聞やテレビなどのマスコミにも取り上げられることが多く、地方創生の取り組みとして非常に期待できるものというふうに認識しております。
 本市におきましてもJR水戸線の岩瀬駅を起点にし、旧大和駅、旧真壁駅など市町村全域を縦断してりんりんロードが整備されていることから、もっともっと桜川市が前面に出て注目をされるべきだというふうに考えております。
 これまでもツール・ド・さくらがわを初めさまざまなサイクリングのイベントを開催しましたり、サイクリング案内のホームページ、ちゃりさんぽの開設など、市独自の取り組みは評価するものがありますが、これからも多くのサイクリストや観光客の受け入れも期待されており、なお一層の努力が必要ではないかというふうに考えております。
 そこで、市に提案したいことが2つございます。こちらについてご所見をお答え願います。
 まずは1番目、サイクリストの観光誘客であります。りんりんロードを活用する多くのサイクリストは、残念ながら市内に回遊することなく通過して帰ってしまうというふうに聞いております。真壁の歴史町並みや雨引観音など市内に数ある誘客スポットに立ち寄ってもらい、町の魅力を感じてもらい、食事やお土産を買ってもらうことなどで地域経済への貢献も図っていくべきだというふうに考えておりますが、現在までの取り組みとさらなる具体的な誘客策につきましてお伺いをしたいというふうに思います。
 さらに2番目、市を挙げました自転車活用の推進についてお伺いしたいと思います。ちまたでは昨年度、議員立法によりまして自転車活用推進法が成立し、国を挙げて自転車の活用を総合的、計画的に推進することとなりました。茨城県でも今年度県版の自転車活用推進計画を策定中だというふうに聞いております。サイクリストの観光誘客を進めるためには、桜川市もりんりんロードの活用を核としまして、市を挙げて自転車活用を進めるべきだというふうに考えております。市において自転車活用の推進を何らかの形で図る予定があるのか、また自転車活用を広げていくためにどのように取り組むのかがあれば、市としての考えをお伺いしたいというふうに思います。
 続きまして、今、市としても、先ほど申し上げましたように力を入れておりますヤマザクラ日本一からの観光誘客についてお伺いをします。
 市は、ヤマザクラ55万本日本一ということで公表し、そしてPRに力を入れているというふうに聞いております。先日も9月28日から桜川市バスヤマザクラGOがヤマザクラをテーマにバスラッピングが施され、地域の愛着情勢とPRに一役買っているようです。このヤマザクラの特色を生かして、これまでもどのようなPR活動や誘客活動をしかけ行われてきたか。また、今後どのようなことを行っていくのか、市として考えがあればお聞かせいただきたいというふうに思います。
 そして、大きく4番目ですけれども、高森工業団地入り口交差点整備についてお伺いします。県道東山田岩瀬線は、主要地方道つくば益子線とともに近年交通量が特にふえている路線です。当該路線沿線に位置する台山高森工業団地入り口交差点におきましても、工業団地内に新たな企業も誘致、張りつきがなされ、企業活動が活発化されており、交通量の増加と工業団地従業員の通勤が相まって、朝晩深刻な交通渋滞が発生しております。小中学校の通学においても、このような危険な状況を余儀なくされているというふうに推測しております。
 このような中、議員連盟によります請願書が30年6月5日に出されたと聞いております。地元としましても一刻も早い解決が望まれており、その後の取り組み、そして進捗状況についてどのようになっているかお知らせいただきたいというふうに思います。
 以上、大きく2点、細かくいきますと4点質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上です。
議長(仁平 実君) 飯島洋省君の質問に対する答弁を願います。
 柴総合戦略部長。
          〔総合戦略部長(柴 保之君)登壇〕
総合戦略部長(柴 保之君) それでは、飯島議員さんのご質問のうち1番から3番につきましてお答えいたします。
 まず、1番のサイクリストの観光誘客及び2番の市を挙げた自転車活用の推進につきましては、関連がありますので一括でお答えさせていただきます。
 りんりんロードを活用するサイクリストにつきましては、桜川市の魅力を感じながらサイクリングを楽しんでいただけるよう、県や沿線自治体と連携し、誘客に取り組んでおります。埼玉県や千葉県など県外で行われますサイクリングのイベントなどにも出展しまして、桜川市のPRなども行っております。また、岩瀬駅ではレンタサイクルがあり、りんりんロード周辺8カ所の施設どこでも貸し出し、返却ができますので、電車で来ても自転車で桜川市に来ることができます。
 また、桜川市内で迷わずサイクリングを楽しむことができるちゃりさんぽというスマートフォンで見られるサイトを結城市、それから筑西市との共同で開設してございます。このサイトでは、自分の居場所を確認できまして、市内の観光スポットはもちろんですが、トイレや食事どころなどの便利な情報を掲載しまして、初心者から上級者まで楽しめるコースを紹介してございます。このような情報は随時SNSなどに載せてPRをしてございます。また、昨年度は、岩瀬駅と真壁駅の跡地を活用しまして、サイクリスト向けのイベントも行ってございます。このイベントはことしも行う予定でございます。
 そのほかにも県で進めておりますサイクルサポートステーションへの登録がございます。こちらは、サイクリストがりんりんロードを利用する際に、自転車に優しい環境づくりを進めるために、トイレ、休憩スペース、駐輪ラック、空気入れ、工具等の貸し出し、または商店による優待サービスを提供する取り組みでございます。現在、市内では38件の登録がございまして、沿線では3番目に多い登録数になってございます。
 そして、市が自転車活用の推進を広げていくための取り組みといたしましては、飯島議員さんのおっしゃるとおり、りんりんロードの活用を核として進めるべきと考えてございます。それには桜川市とりんりんロード沿い沿線自治体や県と連携していくことがベストではないかと考えております。今後は、ちゃりさんぽへの沿線自治体の参入を推進しまして、新規ルートの開設、それからサイクルサポートステーションの登録店の充実、各種イベント等でのPR活動を推進しまして、サイクリストへのおもてなしの充実を図りたいと考えてございます。
 続きまして、3番目のヤマザクラ日本一からの観光誘客につきましてお答えいたします。市では、第2次総合計画でまちづくりの目標としまして、「ヤマザクラと市民の幸せが咲くまち桜川」を実現するため、さまざまな施策を行っております。このヤマザクラの特色を生かしてのPR活動、誘客活動としましては、市のプロモーションビデオを作成しておりますので、こちらのビデオを活用し、さまざまなところでPRをしてございます。
 まず、市のホームページでこのビデオを見ることもできます。また、インターネットのユーチューブでも見ることができます。昨年度は、東京メトロ銀座駅でこのビデオを使いまして、70インチの液晶パネルを使ったデジタルサイネージというPRをいたしました。そのほかにも千葉テレビ、それからテレビ埼玉へのスポットCMでPRも行ってございます。
 また、先ほど議員さんも言われましたが、10月1日からはバスのヤマザクラGOのラッピングにも「ヤマザクラ55万本の里桜川」と明記しまして、動く広告塔といたしまして活躍してもらっているところでございます。さらに、市外、県外での各種イベントでブースを開設しまして、パンフレットや特産品の配布などで桜川市のPRをしてございます。今後もさまざまな媒体を活用しまして、日本一のヤマザクラの里、55万本のヤマザクラの里を桜川市のPRを行ってまいりたいと思います。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 続いて、尾見建設部長。
          〔建設部長(尾見 誠君)登壇〕
建設部長(尾見 誠君) 飯島議員さん2点目の質問、県道東山田岩瀬線台山高森工業団地入り口交差点部の改良について、請願書採択後の取り組み状況についてお答えいたします。
 県道東山田岩瀬線台山高森工業団地入り口交差点部の改良を求める請願書は、本年5月28日、高森区長ほか7名の関係者、5名の紹介議員さんにより桜川市議会に提出、請願第5号として受理され、第2回定例会建設経済常任委員会に付託、本会議において採択され、県道東山田岩瀬線台山高森工業団地入り口交差点部の改良を求める意見書を茨城県知事、茨城県公安委員会委員長へ提出いたしました。意見書の内容は、1つ、工業団地入り口交差点部の改良、2つ、工業団地入り口交差点部の交通信号機の改良です。意見書提出後、当該路線の重要度、10月1日に開院した地域医療センターを中心とした緊急輸送路の機能向上を目指し、茨城県土木部において敏速な対応をしていただき、県公安委員会と協議を進めていただき、意見書の1番目の交差点改良右折路増設で事業を進めることになりました。9月には筑西土木事務所道路整備課より交差点部改良の測量設計業務を発注し、現在進行中でございます。
 今後の事業計画ですが、道路整備課の計画では、本年度内に補正予算を計上し、用地交渉を進める。順調に用地を確保できる場合には、年度内の工事着手、工事発注を予定していると報告を受けております。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 答弁が終わりました。
 再質問があれば質問願います。
 飯島洋省君。
2番(飯島洋省君) まず、1点目のほうなのですけれども、先ほどにもお話が出ておりましたりんりんロードの拠点施設の整備につきまして、JR土浦駅サイクリング拠点りんりんスクエア等が開業しまして、それで新聞やテレビ、マスコミなどにも取り上げられ、地方創生の取り組みとして非常に期待ができるものというふうに推測しております。
 桜川市でも東は潮来、中心に土浦、そして西のりんりんロードの発着点としての岩瀬駅の周辺を積極的に利用客を迎え入れるステーションとして整備するような取り組みが必要ではないかというふうに個人的には考えております。また、ヤマザクラPRに力を入れていることはわかりますが、これも桜が咲いている時期はもちろんのこと、1年を通じて誘客等の窓口と来ていただいた方の受け皿としての取り組みが必要ではないかというふうに考えております。
 それには何も新しい建物を駅前で建てるといったようなことではなく、周辺に建っているあいている建物などを再利用することも一つの手だというふうに思います。
 サイクリストやヤマザクラ観光に来た客がここを目指して来る。そして、休憩ができる、情報がとれる、そして資料を見ることができるなど、さらには地元の学生や市民の憩いの場にもなるような整備、取り組みが岩瀬駅周辺でも必要ではないかというふうに考えておりますが、市としていかがでしょうか。
議長(仁平 実君) 柴総合戦略部長。
総合戦略部長(柴 保之君) それでは、今の飯島議員さんの再質問のうち、イベント等の活性化の部分について、総合戦略部のほうからお答えいたします。
 現在、サイクリストに対しましては、スマートフォンなどを通じましてPRをしておりまして、岩瀬地区におきましてもサイクルサポートステーションの登録などによりまして、サイクリストが寄れる場所の確保はしてございます。しかし、飯島議員さんご指摘のとおり、土浦駅に比べますと、そのりんりんロードの起点にふさわしいような活気が常に見受けられるというようなことは、まだそこまでは行っていないというのが事実でございます。今後は、活性化につながるようなイベントなど、何ができるかというものを市としまして関係団体とかと協議の上、今後研究してまいりたいと考えてございます。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 続いて、尾見建設部長。
建設部長(尾見 誠君) 飯島議員さんの再質問、りんりんロード休憩所の再整備、または岩瀬駅前での空き家等、あいている施設という形ですので空き家と解釈しています。空き家等の活用という質問にお答えしたいと思います。
 りんりんロードの休憩所のリニューアルについては、現在県で日本一のサイクリングロードを目指しており、桜川市内においてその北の玄関口である岩瀬休憩所を含めた雨引休憩所、真壁休憩所のリニューアルを茨城県において計画しております。各休憩所のトイレの再整備、ベンチやサイクルラックなどの休憩施設についても再整備を計画しているようでございます。岩瀬休憩所については、りんりんロードの始まりであり、終点でもあることから、トイレの再整備に合わせてシャワー棟の設備を新設したいと考えているようでございます。市では、現在も都市整備課所管において3休憩所の管理を茨城県との協定により受けておりますが、リニューアル後も協定の見直しを含めた管理のあり方を県と協議してまいりたいと思います。また、施設の整備についても各関係の機関から要望を集め、県のほうに要望したいと考えております。
 次に、空き家の利活用なのですが、岩瀬駅前での空き家等の利活用との質問でございますが、空き家の活用、りんりんロード岩瀬休憩所、駅前広場を一体とする利活用につきましては、駅前のにぎやかさを取り戻す上でも魅力的な計画が膨らむように思います。駅前付近の空き家等につきましては、空き家はあるのですが、市のほうで本年より始めてある空き家バンクへの登録は、現在のところない状況でございます。
 計画をつくる上でも空き家の所有者に今後の管理方法等を聞き取り、観光施策空き家の利活用を進める計画をあわせて検討してまいりたいと思います。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 答弁が終わりました。
 再質問があれば質問願います。
 2番、飯島議員。
2番(飯島洋省君) ありがとうございます。
 これは、最後に私の意見なのですけれども、先ほど菊池議員から話がありましたように、図書館の整備もこれからの課題の一つというように伺っております。その中で、何も新しいものを1つ大きく建てることだけではなく、既存のものを利用しながら真壁の伝承館とともに連携して、3つがそろって大きな1つの図書館になるといったような考え方もできるのではないかと思いますので、ある資源をできるだけ利用しながら新しい桜川をつくっていくというようなことも必要ではないかというふうに考えておりますので、参考によろしくお願いいたします。
 続きまして、高森地区の工業団地の交差点整備についてですけれども、先ほど尾見部長からもございましたように、長方の大和駅北地区開発によって、さくらがわ地域医療センターが新設されまして、緊急の搬送路として今後さらにあの路線が重要度を増していくというふうに思っております。また、その後、長方の地区のショッピングモールが今計画があるというふうに伺っておりまして、来年完成オープンがされるようなことと聞いております。
 さらに、そうなりますと交通量がふえてくるというふうに考えられますので、できましたら先ほどのスケジュール内での整備のほうをよろしくお願いしたいというふうに思います。
 最後になりますけれども、もう一つ気にとめておいていただきたいといいますのが、そこが予算がついて実現されるということになりますと、今度実際に工事の期間中にまた渋滞が発生するということが考えられますので、工事の期間中の安全対策と、それとあわせまして渋滞が工事中でも起こらないような仮設計画のほうをあわせて検討の中に含んでいただければというふうに思います。
 以上で私の一般質問のほうを終わりにしたいと思います。よろしくお願いします。
議長(仁平 実君) これで飯島洋省君の一般質問を終わります。
 続いて、3番、武井久司君。
          〔3番(武井久司君)登壇〕
3番(武井久司君) 3番、武井です。よろしくお願いします。私のほうからは大きい2件を一般質問通告書によって質問させていただきたいと思います。
 まず1件は、道路の維持管理ということでございます。これについては、私は小学校のほうのボランティア員をやっているということで、道路を子供と一緒に歩いているというようなことを踏まえまして、気づいた点が何点かございます。まず初めに、横断歩道の明示、こういったものが薄くなっていると、これは県道、市道、国道、いろいろあるかと思うのですが、こういった明示が消えてしまったところがあるというようなことを踏まえまして、市としてはどういうふうな維持管理をしていただいているのかと、それからまた、道路に伴った歩道、ここは児童がやっぱり通学に使用するというふうな状況、雨等が降ると、その歩道が水たまりができて、そこを通ることができないというような状況が多々発生しているかと思います。児童が水たまりを避けるために沿道を走ったり、道路に出て通学しているようなことが先ほど言ったように多々見受けられるということで、こういったところの除草、それから泥等の排除、こういったものも含めて今後いろんな面で計画していただきたいということでございます。
 これについては、桜川市には未来クラブというか、そういったボランティア的なところの整備するところがあるということで聞いてございます。この辺のところを有効に活用して実施していただければなということでお願いしたいと思います。
 それから2番目、交通網の整備ということなのですが、これ10月1日に桜川市と筑西市に病院が開院されたというようなことを踏まえまして、交通網、ここに通院する高齢者の足の確保ということで4点ばかりお願いしたいということでございます。
 今、せっかくヤマザクラGOということで立派なバスが走ってございます。これも南北はちょっと走っているのですが、東西のほうはちょっと手薄かなということでございます。
 まず、1番目でヤマザクラGOを東部地区の羽黒駅まで延長できないかということ。
 それから、2番目といたしまして、循環バス、10人か15人ぐらい乗りの小さなマイクロというか、こういったものを利用して、羽黒地区、それから猿田地区と、東部地区のほうに循環させていただければ足の確保ができると、こういったものは病院だけではなくて先ほど言ったショッピングモール、こういったものができた場合、そちらのほうにも買物に行けるのではないかということがあるかと思います。
 それからあと、デマンドタクシーについて2件ばかり、先ほども話は出ていたかと思うのですが、あの県西部メディカルセンターまで利用できればいいかなと。それから、もう一点、デマンドについては時間の延長ということで、今4時ぐらいで最終ということでございますので、これ1時間ないし2時間ぐらい延長できれば、若干利用する方が多くなるかなということで、これについてお伺いしたいと思います。
 以上です。
議長(仁平 実君) 武井久司君の質問に対する答弁を願います。
 尾見建設部長。
          〔建設部長(尾見 誠君)登壇〕
建設部長(尾見 誠君) 武井議員さん1番目の質問、道路の維持管理についてお答えいたします。
 道路に標示されている横断歩道等の道路標示は、道路法に基づいた交通標示でございます。新規に設置する場合は県公安委員会が設置いたしますが、既に設置されており、消えかかったものを補修する場合は、県公安委員会と道路管理者が補修することになります。国道の場合は、常陸国道河川整備事務所へ、県道の場合には筑西土木事務所へ連絡をして対応していただいておりますが、市道については市道の道路管理者である市建設課で補修を行っております。
 道路標示、ガードレール、カーブミラー等の交通安全施設の対策用の施工予算は、交通安全対策交付金が国から年間400万円から500万円、平成29年度決算では498万4,000円が交付されており、それを充当して施工しており、平成29年度の交通安全施設整備工事の決算額は426万2,976円であり、本年度予算については500万円を計上し整備事業を行っております。
 また、道路の除草作業につきましては、1級市道、指定通学路を中心に実施しており、平成29年度決算額において道路清掃管理業務委託として1,480万4,577円を支出しておりますが、1路線当たり年2回の除草を行っておりますが、議員さんご指摘のとおり十分な状況とは言えないのを考慮し、本年度より桜川市管理道路において、道路里親制度を導入しております。この制度でございますが、内容のほうは、市道を里子、ボランティア団体などを里親に例えて道路の清掃、除草作業、花壇等の手入れなどを市にかわって行っていただいているものでございます。その活動に対して市の支援として活動に必要な消耗品の支給や損害保険費用の負担を行うものでございます。現在のところ7地区が登録して活動を行っているところでございます。地域の環境整備にもつながり、市の財政負担も軽減されることから、今後一層の参加協力をいただけるよう推進していきたいと思います。
 また、歩道等の維持管理についても同様に、その道路管理者が維持管理を行いますが、市道におきましては各行政区長様から補修要望、教育委員会から通学路安全点検による箇所対応、また業務中の道路パトロール等により危険箇所については随時対応を行っております。
 本年度は、このような状況を踏まえ、補正予算を計上し、歩車道ブロック脇に堆積している土砂等の撤去作業を予定しております。根本的な雑草対策を実施し、通学路としての安全性を図ってまいりたいと思います。
 しかしながら、道路の維持管理関連予算の都合上、その管理業務の単年度での対応することは難しいことから、今後は年次的に計画し、順次対応していくことを検討してまいります。道路の危険箇所の対応については、常日ごろより最優先で対応しておりますが、市内全域は広範囲であり、市道延長も長いことから確認がおくれる場合もございますので、今後も広く情報を収集できるよう、区長様初め関係者の情報の提供をお願いするほか、道路管理者においてもパトロールの強化を進め、安心安全なきれいな道路を目指していきますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 続いて、小川市長公室長。
          〔市長公室長(小川 豊君)登壇〕
市長公室長(小川 豊君) 武井議員さんの交通網の整備についてのご質問にお答えいたします。
 まず、1番目として、ヤマザクラGOを羽黒駅まで延長し、県西部メディカルセンターにも通院できるようにとのご質問ですが、岩瀬東部地区につきましては、市を東西につなぐJR水戸線の羽黒駅を有しており、大和駅からは徒歩でさくらがわ地域医療センターへ、また下館駅からは筑西市バスで県西部メディカルセンターへ行くことができますので、定時運行のJRをご利用いただきたいと考えております。しかし、羽黒駅までの定時運行の交通機関がありませんので、これらについて検討課題と認識しております。
 2番目の循環バスを運行し、羽黒・猿田地区を経由し、岩瀬庁舎に戻りヤマザクラGOに乗車できるようにするご質問ですが、市では昨年度、買物環境等の日常生活環境の実態調査を行い、商業施設や病院、金融機関がなく、公共交通も充実していない地域へのヒアリング調査を行いました。その中で、ワゴン車による定時運行システム導入の要望などがあり、現在、ヤマザクラGOと結節する形での導入に向けて検討を進めているところであります。
 続いて、3番目の県西部メディカルセンターまでのデマンドタクシー利用についてのご質問ですが、市外への乗り入れには公共交通関係者などによる地域公共交通会議において、他の旅客自動車運送業者との不当競争を起こすことがないことなど、双方の市で協議を調え、特例的な区域の許可を取る必要があります。また、デマンドタクシーは1時間ごとの運行形態のため、市内を巡回してから市外へ出ても1時間で戻らなければならないので、エリア拡大には慎重に検討していかなければなりません。そのため現在は、デマンドタクシーで最寄りの駅からJRをご利用いただけるようお願いしておりますが、今後はさまざまな観点から検証してまいりたいと考えております。
 4番目のデマンドタクシーの利用時間の延長についてですが、現在の運行時間は午前8時から午後5時までとなっております。デマンドタクシー利用が多い時間帯といたしましては、午前中に病院などの目的地に出かけ、お昼の時間帯に帰宅するという利用が多くなっており、午後3時以降の利用状況は余り多くはございません。午後5時以降の利用時間延長につきましては、県西病院や山王病院移転に伴う今後の利用状況や利用時間延長に伴う民業への影響、そして市の財政状況等を考慮しながら、慎重に検討していかなければならないと考えております。
 今後は、デマンドタクシーや桜川市バスのさらなる利便性の向上、新しい公共交通システムの導入について、市民の皆様、交通事業者、関係機関を含めて意見交換をしながら、よりよい公共交通網の整備について総合的に検討してまいりますので、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。
議長(仁平 実君) 答弁が終わりました。
 再質問があれば再質問してください。
 武井議員。
3番(武井久司君) 先ほど道路についてなのですが、里親道ということであったかと思うのですが、これについてはどういった道路を対象に設けているのでしょうか、ちょっとお伺いしたいと思います。
議長(仁平 実君) 尾見建設部長。
建設部長(尾見 誠君) 里親制度につきましては、茨城県のほうと桜川市と両方でやっております。県道のほうは茨城県が対象ということで、例えば自転車道路なども県道ですので、自転車道路の除草なんかをやっていただくときには、県道のほうの里親になっていただいております。これも登録4件か5件あると思うのですが、登録していただいております。また、市のほうでは、市道の里親としてやっていただいております。除草作業や清掃活動、そういう関連に対して県の里親制度と同じように、保険代とか消耗品等を支給しております。
 ただし、市道の場合に、農道のほうの土地改良内の道路につきましては、農林課で行っております資源保全の補助事業がありますので、そちらとダブってになりますので、そういうエリアを抜いた市道の里親制度になっております。
議長(仁平 実君) 答弁が終わりました。
 再質問があれば質問願います。
 3番、武井議員。
3番(武井久司君) それでは、市道でちょっと見ていただいた場合、市道の歩道にかなり草等が生えて、その原因といいますと、歩道に土がたまっていると、それは今シルバー等で除草していただいているということをちょっと見ているのですが、また来年になってしまうと草生えてくるのです。そういった場所については、根本的に土を排除して、次回、2年ぐらいはもう草は生えないよと、今実際シルバーでやっていただいていると思うのですが、何か毎年同じようなことを繰り返しているような状況かなということで、例えばそこにある程度の重機というか、小さいものを、土だけ排除するような形、それも今言った里親制度、こういったものの中で入れていただくと、完璧ではないのですが、70%、80%ぐらいの要望の中で対応できるのかなと思っているのですが、その辺はどうなのでしょうか。
議長(仁平 実君) 尾見建設部長。
建設部長(尾見 誠君) 里親制度の中のボランティア活動で、道路上で作業する、除草作業のほかに重機を使って作業をするとなると、ちょっと難しい面がありますので、そちらのほうは先ほどの答弁でもお話ししたように、市のほうで委託業務として出したいと思いますので、里親の制度のほうは、除草作業とか清掃活動でお願いしたいと思っております。
議長(仁平 実君) 答弁が終わりました。
 再質問あれば質問願います。
 3番、武井議員。
3番(武井久司君) それでは、先ほどちょっとお話の中で、桜川に未来クラブというようなそういったクラブがあると思うのですが、そういったところの業者というか、そういった方を使って、安い値段でできるような対応も考えていただければなと思うのですが、どうでしょうか。
議長(仁平 実君) 尾見建設部長。
建設部長(尾見 誠君) 委託のほうの業者につきましては、地域と密接な作業になると思いますので、そういうふうな関連で選びたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
議長(仁平 実君) 答弁が終わりました。
 これで武井久司君の一般質問を終わります。
                                           
    散会の宣告
議長(仁平 実君) 以上で本日の日程は終了しました。
 本日はこれで散会します。
 ご苦労さまでした。
          散 会  (午後 2時13分)