平成30年第1回桜川市議会定例会議事日程(第4号)
平成30年3月9日(金)午前10時開議
日程第 1 議案第1号 平成30年度桜川市一般会計予算
日程第 2 議案第2号 平成30年度桜川市国民健康保険特別会計予算
日程第 3 議案第3号 平成30年度桜川市農業集落排水事業特別会計予算
日程第 4 議案第4号 平成30年度桜川市公共下水道事業特別会計予算
日程第 5 議案第5号 平成30年度桜川市介護保険特別会計予算
日程第 6 議案第6号 平成30年度桜川市介護サービス事業特別会計予算
日程第 7 議案第7号 平成30年度桜川市後期高齢者医療特別会計予算
日程第 8 議案第8号 平成30年度桜川市水道事業会計予算
日程第 9 議案第9号 平成30年度桜川市病院事業会計予算
〇出席議員(15名)
1番 谷 田 部 由 則 君 2番 大 山 和 則 君
4番 萩 原 剛 志 君 5番 鈴 木 裕 一 君
6番 仁 平 実 君 7番 菊 池 伸 浩 君
8番 風 野 和 視 君 9番 市 村 香 君
10番 小 高 友 徳 君 11番 飯 島 重 男 君
13番 増 田 豊 君 14番 潮 田 新 正 君
15番 相 田 一 良 君 16番 高 田 重 雄 君
18番 林 悦 子 君
〇欠席議員(2名)
12番 小 林 正 紀 君 17番 増 田 昇 君
〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
市 長 大 塚 秀 喜 君
教 育 長 梅 井 驕@男 君
市 長 公 室 長 小 川 豊 君
総 務 部 長 阿久津 裕 治 君
総 合 戦略部長 佐 藤 勤 君
市 民 生活部長 小松ア 稔 君
保 健 福祉部長 上 野 荘 司 君
経 済 部 長 斎 藤 学 君
建 設 部 長 尾 見 誠 君
上 下 水道部長 石 川 文 雄 君
教 育 部 長 宮 山 孝 夫 君
会 計 管 理 者 古 橋 正 充 君
〇職務のため出席した者の職氏名
議 会 事務局長 谷田部 清 君
議会事務局書記 宮 田 充 夫 君
議会事務局書記 仲 田 浩 司 君
議会事務局書記 長谷川 勇 貴 君
開 議 (午前10時00分)
〇開議の宣告
〇議長(高田重雄君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席議員は15名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立しますので、これより本日の会議を開きます。
〇議案第1号〜議案第9号の大綱質疑
〇議長(高田重雄君) 本日は、3月7日に上程されました、議案第1号 平成30年度桜川市一般会計予算から議案第9号 平成30年度桜川市病院事業会計予算まで9議案の大綱質疑を行います。
大綱質疑は、一般会計、特別会計、水道事業会計、病院事業会計を一括して行います。質疑は、答弁を含め1人20分とし、質疑は3回までといたします。また、所属委員会の所管にかかわる質疑は差し控えることといたしますので、ご理解をお願いいたします。
なお、質疑する場合は、ページ数もあわせてお願いいたします。
それでは、4名の通告がありましたので、通告順に発言を許します。
5番、鈴木裕一議員。
〇5番(鈴木裕一君) 予算書34ページ、顧問弁護士委託料64万8,000円についてなのですけれども、これは年間の委託料だと思うのですけれども、中身はどういうことになっていますか。それをちょっと教えていただきたいと思います。
あと、50ページ、希少動物保全調査391万円、たしか27年からオオタカのやつで何だか五、六百万円かかったような気がするのですけれども、これは継続でやっているそうなのですけれども、トータルで幾らぐらいかかるのか。あと、希少動物というのはどういうものがあるのか。
あと、ページ54、茨城租税債権管理機構負担金574万9,000円、この中身、実績はどういうふうになっているのかをお聞きします。
あと、ページの52、地域おこし協力隊事業、目的、あとはこれの中身、どんな仕事をするのか。あと、期間、あと建物の借上料はアパート代と思うのですけれども、これが二百何十万円だか忘れてしまったのですけれども、相場なのか、その辺ちょっと説明をしていただきたいと思います。
〇議長(高田重雄君) 阿久津総務部長。
〇総務部長(阿久津裕治君) 鈴木議員のご質問にお答えいたします。
まず、1番目の質問でございます。顧問弁護士への支払い委託料の内容ということでございますが、桜川市では、水戸に事務所がある大和田一雄弁護士と顧問契約を結んでおります。契約額は、消費税込みで年間64万8,000円でございます。年度末にお支払いをしております。契約内容としましては、市の業務についての法律相談及び契約締結等に関する助言をいただいております。
なお、本年度の相談の内容でございますが、土地賃貸借の件、市営住宅居住者の破産申し立てによる滞納家賃の回収について、また行政事務に係る医療行為等のクレームの対応について等々、もろもろ相談をしております。29年度におきましては、総務課で把握している相談件数は11件でございます。なお、直接各課で相談しているものもございますので、正確な件数は、申しわけありませんが、把握しておりません。
続きまして、3つ目の質問でございます。茨城租税債権管理機構における桜川市の徴収実績でございますが、平成26年度2,084万7,000円収納しております。27年度、2,427万7,000円、28年度3,499万9,000円収納しております。桜川市にとっては、収納率向上に貢献のある組織でございます。
負担金の積算といたしましては、平成30年度の予算でございますが、均等割が5万円、移管件数1件当たり11万円でございます。20件を移管する予定でございますので、220万円。徴収実績割として、2年度前の徴収額3,499万9,000円の10%で349万9,000円と。合わせて30年度の予算額574万9,000円となっております。
以上でございます。
〇議長(高田重雄君) 続いて、佐藤総合戦略部長。
〇総合戦略部長(佐藤 勤君) 鈴木議員さんの希少動物の調査費、それから地域おこし協力隊に係る経費についてご説明いたします。
まず初めに、希少動物の保全の調査委託料関係でございますが、この調査は、大和駅、それから長方地区の開発地域、ここを対象に行っているもので、猛禽類を対象として主に行っている事業でございます。この開発エリア内では、サシバ、それからオオタカといった猛禽類の生息が確認されております。これら猛禽類につきましては、絶滅のおそれがある野生動物の種の保存に関する法律という法律の中で、保護対象とされている動物でございまして、そういった猛禽類の保護の進め方のガイドラインというのが定められておりまして、この中では、調査、それから状況に応じて、そういった猛禽類の保護をしようというようなことで定められているものでございます。
このガイドラインの中では、調査期間といたしまして、2営巣期間、繁殖期間ですね、を含む1.5年以上行うということで、継続的な調査を行うというような指示になっております。そういうことで、このエリアにおきましても、議員さんからございましたように、平成27年度から調査のほうを行っているところでございます。
経費的なところを申しますと、この調査は、開発が進んでいる間は実施しなければならないということで、このエリアの開発はあと2年、3年かかるとして、通算で5年から6年の継続調査をしなければならないということで、大体1年当たり300万円から400万円近い経費がかかるとすると、1,500万円からのトータルで経費がかかるのかなということで試算をしているようなところでございます。
また、この調査の中で、こういった猛禽類以外に確認された希少動物ということで何種類かございます。まず、1つがチョウチョウのオオムラサキ、それから植物でオオクジャクシダという植物が確認されておりまして、こちらはいずれも茨城県における絶滅危惧類第U類という指定を受けている貴重なチョウチョウ、昆虫、それから植物ということで、これらにおきましては現在、シダのほうは安全な場所といいますか、開発のおそれがないところに今移植しております。また、オオムラサキにつきましては、さなぎ、それから卵等を確認した段階で、それも開発の予定のないところへ移しまして、無事羽化して成虫として飛び立ったというようなところを確認しております。
続きまして、地域おこし協力隊事業のほうでございますが、こちらは総務省のほうの制度で実施している事業でございます。都市部から過疎地域等条件の不利な地域に住民票を移して、それからそこで生活を営みながら、地域のほうで、地域おこしのためのさまざまな取り組みを行っていただく、行政の任用のもとに行っていただくというような目的で動いている事業でございます。茨城県内では74名の隊員の方が既に活躍されている状況でございます。桜川市では2名の方、男性1名、女性1名の方を任用いたしまして、2月から活動のほうを始めていただいているところでございます。
活動の目的、内容でございますが、女性の隊員の方は、これまでに桜にかかわる取り組みをされてきたということで、桜をもとにした化粧品の開発等もなされたということで、この桜川市においても、ヤマザクラを意識したまちづくり、それからそのヤマザクラを保全していくような活動、こういったものにかかわっていきたいというふうなお考えをお持ちだということでございます。
それから、男性の方は、これまで旅行業を営んでおられた、旅行業に携わっておられたということで、海外、東南アジアを中心に、そういった事業をやられていたということでございます。そういったことから、そこでの経験を生かしまして、桜川におきましても、桜川で持っている観光資源をもとに、外国人の旅行客、これを呼び込みまして、そこから地域活性化につながるような仕事をしていきたいというようなお考えをお持ちだということでございます。
任用期間は、おおむね1年から3年というようなことで定められておりますので、桜川市でもその期間の中で任用して、いろいろ実績を上げていただきたいと考えております。
それから、ご指摘の建物の借上料でございますが、こちらはこの隊員の住宅の借上料の補助ということになっております。算定に当たりましては、岩瀬地区のアパートの平均的な賃料を算定いたしまして、大体これが月額6万円というようなことで算定のほうをいたしました。県内のほかの自治体、地域おこし協力隊を任用している自治体のほうの事例を見ましても、大体5万円から6万円の範囲でこういった補助をしているところが多いようでございます。
その内容ですが、月6万円ということで、地域おこし協力隊3人分を見ております。今は2名なのですが、新年度になりましたらば、何とかもう一人任用いたしまして、3名でいきたいということで、3名分の家賃の補助を見ております。6万円で11カ月、さらにそこに敷金、礼金、こういったものを計上しております。
6万円というのが高いか安いかというところもあるのですが、地域おこし協力隊を呼びたいという自治体はたくさんあります。そこで、それぞれの自治体で、さまざまな条件を出して、それで募集を行っておりまして、やはり応募する方も、少しでも条件のいい自治体のところを選んでいくようですので、そういったところで、ある程度、市として出せるところといいますか、そこのところにつきましては、なるべく大きいところを出したいというふうに考えております。
また、この地域おこし協力隊に係ります費用につきましては、全てといいますか、限度額があるのですが、国のほうの特別交付金の対象になっております。ですので、桜川市におきましても、その範囲内でこの事業のほうは実施していくというふうなところでございます。
それと、1点、先ほどの猛禽類の調査関係で、数字がはっきりしたのが出てきましたので、お知らせいたします。全体の事業費ですが、とりあえず28年度から29年度につきましては853万2,000円の事業費が出ております。もしこの後あと3年ぐらい同地域の開発が続くということでありますと、やはり一千五、六百万円ぐらいの事業費になるかなというところがございます。
以上でございます。
〇議長(高田重雄君) 5番、鈴木裕一議員。
〇5番(鈴木裕一君) 今の希少動物、これは国か県の補助なんていうのは一つも出ないのですか。
〇議長(高田重雄君) 佐藤総合戦略部長。
〇総合戦略部長(佐藤 勤君) この事業につきましては、全て市の単独費で実施するということになっておりますので、ご了解をお願いいたします。
〇議長(高田重雄君) 鈴木裕一議員の質疑を終わります。
次に、9番、市村香議員
〇9番(市村 香君) 番号は多いのですが、簡単で、中身のことを教えていただければ結構ですので、よろしくお願いいたします。
まず、1番目、128ページなのですが、公園の28カ所の委託をしているということで2,635万9,000円がありますので、そこの中身を教えていただきたいのですが。
あと、2番目の桜井公園は、部課が違うということなので、2番目のほうは一般財源から出ているということなので、年間339万5,000円ということなので、その辺の中身をお願いします。
1つつけ加えますと、私は12月に、桜川のみかげ公園のトイレの整備のほうも一般質問しまして、3月の予算に計上するようにしたいということがありましたので、それがどこに入っているのかを教えていただければありがたいと思います。
それから、3番目の130ページと131ページですか、伝建地区の負担金ということと、土木のほうの工事と分かれておりますので、そこの中身をお願いいたします。
それから、4番目の管理料なのですが、今回173ページ、教育委員会のほう、今度桃山学園が合併しまして1つになりましたので、1つの管理料が今度予算に計上になっていると思います。今までの真壁小学校と椎尾小学校と桃山中学校のときの管理料、その合計と、今度の新しい桃山学園のほうで、もちろん当然当初は大変かと思うのですが、それの中身を比較をお願いできればよろしくお願いしたいと思います。
それから、5番目は、188ページ、生涯学習課の文化財ということで815万3,000円がありますので、中身をお願いいたします。
それと、6番目の真壁城の復元です。今回いよいよ具体的に復元工事が始まるということで1,008万5,000円、この中身をお願いいたします。済みません、ページは192ページです。
最後に、7番目、129ページと139ページに分かれていると思うのですが、駐車場の445万4,000円の中身をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
〇議長(高田重雄君) 尾見建設部長。
〇建設部長(尾見 誠君) 市村議員の質問、1番目、3番目、7番目、それからみかげスポーツ公園内のトイレについてお答えいたします。
まず、1点目ですが、予算書128ページ、公園費、公園管理事業、13節の委託料、4段目の施設管理委託料2,635万9,000円ですが、これは公園20カ所の除草、剪定、殺虫剤散布などの管理業務を委託しております。内訳といたしましては、磯部公園ほか19カ所の公園内の清掃及び除草作業で2,460万2,000円、磯部、桜川公園ほか2カ所の公園内樹木等の伐採、剪定及び殺虫剤散布委託料として112万2,000円、筑波真壁工業団地配水池管理委託料として27万円、大和駅前公園休憩所管理委託料、駅舎の施錠開閉の業務ですが、36万5,000円を計上しております。
続きまして、3番目の質問、予算書131ページ、伝統的建造物群保存地区推進費推進事業の15節工事請負費2,149万2,000円についてですが、これは旧高久家納屋と門の保存修理工事となっております。修理予定の建物は、母屋よりも建築年代が古く、伝統的な建築様式を踏襲しているため、伝統的な工法を用いるので、保存修理となっております。負担金補助及び交付金4,465万6,000円の主なものですが、伝統的建造物群保存地区保存事業補助金で地区内特定物件の災害復旧工事の修理補助として4,047万円、地区内特定物件の復元修理補助として400万円を計上しております。災害補助のほうは10分の7、一般修理のほうは2分の1が国庫補助の充当がされます。そのほか協議会負担金5万円、全国大会実行委員会の次年度大会地である大分県日田市大会への参加経費の一部を助成する形で13万6,000円を計上しております。
続きまして、7番目の質問、予算書129ページから130ページですが、駐車場費、13節委託料の445万4,000円ですが、駐車場として岩瀬駅前駐車場のほか4カ所の駐車場と岩瀬、羽黒、大和駅前の自転車置き場の管理を行っております。予算の内訳ですが、清掃業務委託料87万4,000円で、内訳として上野沼駐車場ほか1カ所の駐車場トイレ清掃業務として51万3,000円、岩瀬駅前駐車場3カ所の駐車場内清掃業務で36万1,000円です。
次に、浄化槽維持管理委託料ですが、103万7,000円です。これは、桜川ロードパークの汚水処理施設の維持管理費となっています。
次に、駐車場施設の管理委託料118万7,000円の内訳は、高上町駐車場の管理組合に高上町駐車場施設管理委託料として41万6,000円、ひな祭り祇園祭期間中の駐車場誘導員委託料として67万3,000円、岩瀬、大和駅前駐車場の剪定委託料として10万円を計上しています。駐車料金徴収業務委託料34万5,000円については、ひな祭り及び祇園祭期間中の真壁、高上町駐車場料金徴収業務委託料となります。あと、駐車場ゲート保守点検料101万1,000円は、大和駅前駐車場に設置してあるゲート式機器の管理業務です。
最後ですが、みかげスポーツ公園のトイレ改修の件ですが、これにつきましては、12月定例会で一般質問において指摘を受けた件でございますが、予算のほうは予算書128ページ、公園事業費の15節工事請負費4,300万円のうちトイレ改修費として300万円を計上しております。屋外トイレの構造は、簡易水洗トイレ、洋式便器1、手洗い所1の構造です。同規格のものを本年度西小塙児童公園に取りつけております。
以上でございます。
〇議長(高田重雄君) 続いて、斎藤経済部長。
〇経済部長(斎藤 学君) 市村議員の2番目の質問であります、桜井農村公園の質問にお答えいたします。
初めに、質問の中にありましたみかげ公園、スポーツ公園ですね、こちらについてということでございましたけれども、こちらはただいま建設部長のほうから説明のあったとおりでございます。私のほうの桜井農村公園は、桜井の五味田地区にあります公園でございますので、こちらにつきましてご説明させていただきます。
この桜井農村公園は、平成12年から18年度におきまして国の補助事業を活用いたしまして、農業振興を図る地域の交流拠点といたしまして、子供から高齢者まで、スポーツ及びレクリエーションの場として多目的に活用し、住民にひとときの憩いの場を提供することを目的に整備されたものでございます。現在の維持管理は、桜川市桜井農村公園の設置及び管理に関する条例に基づきまして、経済部農林課所管で管理しております。
農村公園場内管理業務委託料339万5,000円の内訳ですけれども、公園内の維持管理に要する肥料散布、除草剤散布、目砂散布など、それらの作業委託料でございます。
また、平成29年3月現在での利用状況でございますけれども、年間3,110人ほどが利用しております。1年間を通じて利用されている状況でございます。使用する団体といたしましては、桜川市内のサッカー少年団、あるいは高齢者グラウンドゴルフ、敬老会の輪投げ、それから地元の三世代の集い、それから企業などが参画いたしますスミハツカップなどの大会などにも活用されております。また、そのほかといたしまして、公園としてでございますので、親子連れの憩いの場や子供たちの安全な遊び場としても活用されている状況でございます。
以上でございます。
〇議長(高田重雄君) 宮山教育部長。
〇教育部長(宮山孝夫君) 市村議員さんの桃山学園管理料3校の合計、旧と新の予算がどれだけ多くなったのかという質問にお答えいたします。
桃山学園管理費につきましては、予算書の171ページにありますように、8,402万1,000円を計上いたしました。29年度の真壁小、椎尾小、桃山中3校の管理費の予算額は約6,200万円ですので、2,200万円増となっております。増の主なものは、桃山学園の校舎の延べ床面積が8,000平米を超えるため、特定建築物衛生管理法に基づきまして、水質検査、空気環境測定、室内清掃等に係る費用を計上しているものです。また、同法では、一定の範囲で温度、湿度を保つ必要があることから、空調設備に係る電気料も計上しております。
次に、桃山中学校のパソコンの件ですが、パソコンはこれまで買い取りでしたが、平成30年度からはリース契約に切りかえること、そういうことや、真壁、椎尾の2つの学校のリース契約が平成32年までというふうになっております。こういうことから、3校分のリース料を計上いたしました。さらに、統合により遠距離となる児童の通学支援として、通学バス等に係る経費も計上いたしました。
これらの増となる経費につきましては、1点目の特定建築物衛生管理法に基づく室内清掃費については、保健所と協議を進めており、削減できる見込みです。また、空調設備の使用方法を検討し、電気料の削減を図ってまいります。パソコンのリース料につきましては、平成33年度に真壁と椎尾小学校のリース契約が切りかえとなりますので、リース料が削減される予定です。通学バス等の経費につきましては、デマンドタクシー等を併用することで予算が削減されます。
このように増となる経費もありますが、平成33以降には統合による予算削減の効果があらわれてまいります。
次に、予算書188ページの文化財保護事業委託料815万3,000円の内容についてお答えいたします。文化財保護事業委託料の真壁城跡管理委託料297万円は、真壁城の除草作業約5ヘクタールを委託するものです。30年度からは、これまでの臨時職員の直営で行っていた除草作業分も、発掘調査に力を入れるために委託することにいたしました。文化財保護事業委託料30万円は、市内の遺跡や真壁城の発掘調査で出土した出土品等の保存処理の委託料です。指定文化財埋蔵文化財委託料488万円は、上野原川原窯跡の清掃委託と埋蔵文化財の管理委託料、名勝桜川遺構地形等測量委託料でございます。上野原川原かまど清掃委託料は、上野原新地にある国指定の史跡の除草作業の委託料です。名勝桜川遺構地形等測量委託料は、国指定の名勝桜川の詳細な地形測量図を作成し、名勝指定地として天然記念物の桜について保存管理の基盤図面を作成するものです。対象となるのは、1万平米ほどの敷地を2工区にわけまして、平成30年度と31前年度の2カ年で実施計画しております。
次に、6点目でございます。192ページの史跡等保存整備事業の工事費についてご説明いたします。29年度から5カ年計画で整備を進めてまいりました。本年度から工事に着手しております。30年度は、中城地区の発掘調査と復元工事を計画しております。発掘調査につきましては、庭園西側の発掘調査を行います。復元工事につきましては、27年度策定の整備基本設計と平成29年度の実績をもとに中城地区の復元工事を行うものです。復元の内容といたしましては、文化庁の指導を仰ぎまして、土塁や堀といった地形のほか、各種建物跡、庭園の一部について工事を計画しております。30年度におきましては、池、茶室、能舞台等を中心として復元工事を行うものです。
以上でございます。
〇議長(高田重雄君) 9番、市村香議員。
〇9番(市村 香君) みかげ公園のトイレのほう、予算に入っているということなので、安心しました。よろしくお願いします。
学校の管理のほうも、3年後には逆に削減になるということは非常にいいことなので、よかったと思います。
それから、子供たちの環境、特定管理何とかというのはすばらしいなと思うので、子供たちにとってはいいと思いますので、よかったと思います。
それから、復元のほうなのですが、6番目、ライオンズクラブで去年あたりに、桜の苗を寄附して植えたいというときに、城址公園のほうが整備されればというような話もありましたので、その辺のところをどうぞご検討をお願いいたします。
それと、7番目の駐車場なのですが、高上町の市民から、あけ閉め、駐車場は無料になったのですが、夕方閉じられるのが早いので、地域の人たちが、もうちょっと使いやすくしたほうがいいかなと言うのですけれども、時間か何か決まっているのか、その辺確認しておいてください。お願いいたします。
以上です。
〇議長(高田重雄君) 市村香議員の質疑を終わります。
次に、7番、菊池伸浩議員。
〇7番(菊池伸浩君) 7番の菊池です。6点質問いたします。
まず、1点目は、予算書19ページ、個人番号カード交付事業補助金。国は、マイナンバーカードの普及を目指して、ことしも865万円もの補助金を出しております。マイナンバーカードは、一旦紛失すると全く個人情報が漏れてしまう危険なものです。私は、この普及は少ないほうがいいと思っております。現時点での桜川市のマイナンバーカードの交付数はどのくらいでしょうか、伺います。
2つ目、防犯対策事業、48ページです。1,492.6万円。防犯灯のLED化がかなり進んでおります。外灯が明るくなったと喜ばれております。防犯灯のLED化はどこまで進んでいるのでしょうか、伺います。
3番目、鎌倉街道遺構地形等測量委託料1,525万円、49ページです。長方地区の方から、鎌倉街道はいつ上野原に抜けるのだ、こういう質問が寄せられております。この遺構調査の到達点はどこなのか、この遺構調査はどのような目標でやっているのでしょうか、伺います。
4番目、真壁石材協同組合補助金29.5万円、羽黒石材商工業協同組合23.5万円、116ページです。桜川市が発足し、13年を迎えようとしております。商工会や農業協同組合など多くの団体が、桜川市の冠をかぶった統一団体となっております。ところが、地場産業の雄とも言える石材業の団体が、真壁と羽黒の2つに分かれたままです。私は、無理して一緒になれとは言いませんが、そろそろ一緒になる時期が来ていると感じております。経済部の見解を伺います。
5番目、住宅新築資金等償還推進助成事業15.5万円、133ページです。この事業は、私が初議会に参加したときから、同じ費目で金額もほぼ同じです。7年たちました。償還の見通しはあるのでしょうか。ないなら、時効ということで欠損処理はできないのでしょうか。
最後です。6番目、岩瀬駅前広場管理事業78.3万円、129ページです。岩瀬駅前自転車置き場の整理について伺います。以前岩瀬町の時代は、駅前にタクシー会社が2つあり、タクシー会社の方々も時々整理に協力をしてくれました。市としても自転車置き場の整理に力を入れてほしいとの声が寄せられております。市のお考えを伺います。
以上6点です。
〇議長(高田重雄君) 菊池伸浩議員の質疑に対する答弁を願います。
小松ア市民生活部長。
〇市民生活部長(小松ア 稔君) 菊池議員の1番目、個人番号カード交付事業についてお答えいたします。
マイナンバーカードの交付枚数は、2月末で2,631枚となっております。
続いて、2番目の防犯対策事業ですが、防犯灯のLED化事業については、平成27年度から31年度までの5カ年計画でスタートした事業でありまして、現在までに対象の3,642基に対し2,870基が完了しており、LED化率は79%に達しております。119地区のうち既に64地区が完了という状況になっております。
続いて、5番目の住宅新築改修資金貸付事業は、昭和57年度から開始された事業で、返済期間は25年であり、平成8年度をもって終了としております。平成17年に貸付要綱が廃止され、経過措置として回収業務を行っております。平成28年度までの過去5年間の元利収入額は1,552万2,000円で、29年度には354万円を一括返済した方もおります。これは、催告書や滞納額返済の通知を送付したり、自宅訪問を繰り返してきた結果であると考えております。また、予算額の15万5,000円のうち8万9,000円は県補助金で賄えており、市としましても今後も回収業務に当たっていく考えでございます。
また、時効についてですが、催告書など書面にて返済を求めていれば、時効の中断となり、時効は成立しないと捉えております。
以上です。
〇議長(高田重雄君) 続いて、佐藤総合戦略部長。
〇総合戦略部長(佐藤 勤君) それでは、菊池議員さんの企業誘致費の中の鎌倉街道遺構地形測量にかかわるご質問についてお答えいたします。
この調査は、鎌倉街道の遺構を復元整備する調査ではございませんで、長方の準工業地域内にこのたび商業施設の出店が決まったということで、この出店予定地の周辺には鎌倉街道の遺構遺跡があるということはわかっておりますので、この商業施設の開設エリア約10ヘクタールありますが、この10ヘクタール内に埋蔵文化財があるのかないか、これを調査測量するものでございます。
この商業施設の出店計画に必要な手続、開発行為でございますが、この中には埋蔵文化財の確認をすること等求められておりまして、そういった埋蔵文化財の所在や範囲、こういったものをその自治体、そちらの教育委員会等が行うことというようなことで文化庁のほうから通達等も来ております。それに従いまして桜川市でも、予算のほうにつきましては、総合戦略部の地域開発課のほうで予算化いたしましたが、実際の調査、測量に当たりましては、教育委員会の生涯学習課のほうでこれに当たるということで、今後これを進めていくということになりますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
〇議長(高田重雄君) 斎藤経済部長。
〇経済部長(斎藤 学君) 菊池議員さんの4番目の質問であります。真壁石材協同組合、それから羽黒石材商工業協同組合、こちらの統合についてのご質問にお答えいたします。
両組合の設立は、羽黒石材商工業協同組合が昭和25年、真壁石材協同組合が昭和33年で、歴史的な背景や産出地の石の特徴などから、真壁石や羽黒青糠目石、稲田石などの名称でブランド化を図るとともに、それぞれの石の特徴を生かし、墓石や石灯籠、建築材など独自に販路を拡大してきたものでございます。特に真壁石材協同組合では、平成7年に指定されました伝統的工芸品真壁石灯籠の売り込みや新商品開発を推進しており、一方、羽黒石材商工業協同組合は、地理的要因から、笠間市の稲田石材商工業協同組合と連携して共同事業を行うなど、それぞれに地域の特性を生かした事業を展開している状況でございます。
このようなことから、今すぐに両組合を統合することは難しい状況でありますけれども、現在桜川市商工会には石材部会がありまして、市内全域の石材事業者が参加して、まほろばの石まつりなどさまざまな事業を実施しておりますので、今後は社会情勢や経済の動向を見据え、状況に応じて統合の検討を働きかけてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
〇議長(高田重雄君) 尾見建設部長。
〇建設部長(尾見 誠君) 菊池議員の6番目の質問、岩瀬駅前広場の管理事業についてお答えいたします。
岩瀬駅前広場を整備する以前は、現在のトイレを設置している付近に駐車場、自転車置き場等があり、自転車等の整理については、地元タクシー会社の方にご協力をいただいていたと聞いております。
駅前広場を整備するに当たり、駐車場を現在の駅東側の場所に設置、その敷地内に200台駐輪可能な駐輪場約300平米を整備しております。近年駐輪する自転車等はふえる一方なのですが、一部マナーの悪い利用者がおり、その件について、駐輪場が煩雑した状態を市民の方よりご指摘を何度か受けております。現在は、そのようなことを踏まえて、平日においては、担当職員により、朝の時間帯に駐輪場の整理等管理を行っております。また、年に2回、5月と10月でございますが、駐輪場の放置自転車撤去作業を実施しております。さらに、駐輪場を利用している生徒の多い高校等に出向き、マナーの遵守と、また長期休暇、夏休み期間中の対策についていろいろお願いを行っている次第でございます。
以上でございます。
〇議長(高田重雄君) 7番、菊池議員。
〇7番(菊池伸浩君) 3番目の鎌倉街道の件は、鎌倉街道の跡地のところにある地権者が、自分のうちが買収にかかるのかと思って楽しみに待っていたのです。ただ遺構調査などと言ってもわからないのです。それできょう質問したので、その答えを持って私が説明に行ってまいります。ありがとうございます。
それからあと、住宅新築資金、同和関係の資金なのですが、もうほとんど近年は返還業務はないと思うのですが、返還がないと思うのですが、一番最近返還されたのは何年前ですか、大体。返済。
〇議長(高田重雄君) 小松ア市民生活部長。
〇市民生活部長(小松ア 稔君) 先ほども申したように、平成29年度、3月8日現在で、年度中で523万円ほど元利収入がございます。先ほど言ったように、28年までの過去5年間で1,552万2,000円を収入しております。
〇議長(高田重雄君) 7番、菊池議員。
〇7番(菊池伸浩君) これは永遠に返ってくるまで続ける気なのですか。どこかで切っても、借りた人は、返す気がなくて借りたのだという気がしないでもないのですが。どうぞ。
〇議長(高田重雄君) 小松ア市民生活部長。
〇市民生活部長(小松ア 稔君) 県の補助金で賄っておりますので、県のほうとその辺は協議しながら検討していきたいと考えています。
〇議長(高田重雄君) 菊池伸浩議員の質疑を終わります。
次に、13番、増田豊議員。
〇13番(増田 豊君) 私の質問は、ある意味自分の思いにけじめをつけるための質問になってしまうのですけれども、予算書131ページ、一番下のほうに書いてある全国伝建協桜川市大会実行委員会補助金13万6,000円のことなのですが、伝建地区ということに関するならば、ことしの施政方針の中に伝建地区という言葉が出てきませんので、そんなものかなというふうなことになってしまうのですけれども、その13万6,000円は、おととい部長のほうにちょっと伺いました。多分これは、ことしの全国大会が大分県日田市で行われるので、それに使えるような補助金ではないですかみたいな感じで聞きました。その後、再来年度は補助金というものはどうなのですかと聞いたところ、予算はつけないと、出す意味がないというような返事だったので、それはそれで結構なのです。再来年は、日田の後が秋田の増田町というところで、全国行くのですが、もしそこに住民が参加するならば、個人参加であって、個人負担だということで行かなければならないという状況になるわけですが、それでもいいのです。
でも、やっぱり実行委員会の私は一メンバーだったので、ほとんどの方はわからないと思うのですが、なぜ実行委員会が設立されたかというと、本来は行政側の総会であったけれども、住民の研修の場もあわせてやるというのが全国伝建協の総会になっているわけです。そうすると、全国伝建協の住民の研修会のところで、企画するのは住民が企画するということになっていますので、実行委員会を組織しないというと大会の運営ができないという目的で実行委員会というのは設立されたと思います。そして、住民側がどう思ったかというと、全国の方が集まってくるので、これからのよい方向のために、関係団体みんな手を携えて実行委員会で働くのがいいことだろうということで集まりました。ディスカバー真壁とか町並み案内ボランティアとか、そういう方々がみんな集まって実行委員会をつくったわけです。
そういう中で、そこでちょっと質問になりますけれども、部長は、そういう実行委員会ではなくて、ディスカバーとか案内ボランティアとか、そういう方々に、そういう研修の場に参加させるためとか、いろんな活動をするために補助金出しているところは余りないというふうな感じで返事したのですけれども、私は補助金を出しているところが多いというふうに思います。それは、なぜ補助金を出すかといったらば、目的を持って効果があらわれるから、継続的に補助金を出すというふうなことになるのですけれども、ちょっと伺いたいのは、全て伝建にかかわるような団体に対して、やはり自主的な活動を求め、自主的な個人負担で今後も続けていってもらいたいという気持ちなのかどうか、1点だけ質問いたします。
〇議長(高田重雄君) 尾見建設部長。
〇建設部長(尾見 誠君) 伝統的建造物群保存地区推進事業費の19節の補助金でございますが、まず最初に補助金のほうをご説明はよろしいですか。
〔「じゃ、それは」の声あり〕
〇建設部長(尾見 誠君) それでは、全国の状況というか補助の内容、まずは桜川市のほうの……
〔「それもいい。ただ、今後、今質問の内容は、今後自主活動、自
主負担でみんな、そういう団体に活動してもらいたいと求めて
いるのかという部分です」の声あり〕
〇建設部長(尾見 誠君) そのような形でこの前お答えしたわけではないのですが、私どものほうでは、保存活動を行っていくためには、そういう場合の、今回のような全国大会への参加で研さんを積むことについて、そういうような点は、保存活動の一部にしかすぎないと。全体的にいろんなものを行っていただく団体でやっていただかないと、補助金のほうを助成する団体になり得ないという意味でお答えいたしたと思うのですが、そのためにはそういうような団体を早急につくっていただきたいということです。
〇議長(高田重雄君) 増田議員。
〇13番(増田 豊君) そういう趣旨に沿うような団体をつくっていただきたいということで発言いただきましたので、こっちが逆に答えますけれども、伝建協の総会に出てきている住民というものは、その伝建地区に選定された地区内の住民がほぼ全員なのです。ですから、その中で何をつくっているかといったらば、保存会というものをつくっているのです。名前は違っても保存会をつくっている。
それで、真壁でも保存会をつくりました。おととしの4月11日、真壁町並み保存会、つくったのです。なぜおととしつくったかというと、伝建協審議会の委員長、河東先生のアドバイスを受けまして、人数なんか何でもいいから、とにかく早くつくれということなのです。なぜ河東先生がつくれと言ったかというと、先ほど申したとおり、そこに集まってくる住民の方はみんな保存会の方だと。
もうあと3カ月くらいで丸8年の、伝建協に選定された事業、丸8年になりますけれども、なぜおととしまでできなかったかというと、これは行政と民間が連携をとらないというと、全然効果のない団体になってしまうのです。ですから、選定された当時は教育委員会が担当でしたけれども、それからずっと理解をいただきたい、理解をいただきたいと。でも、理解がしてもらえないからつくらなかった。でも、伝建協の総会をきっかけにつくって、担当はその団体をつくったことは知っているのです。知っているわけ。
でも、今の答弁だと、そういう団体をつくってくれということは、まだ町並み、真壁町の保存会というものは、認められた存在ではないというふうなことになってしまう。ですから、そういう答弁をいただきたいと思ってこの質問をしたのです。ありがとうございました。それで結構です。
〇議長(高田重雄君) 増田豊議員の質疑を終わります。
以上で質疑を終わります。
〇議案第1号〜議案第9号の委員会付託
〇議長(高田重雄君) お諮りします。議案第1号から議案第9号までを別紙付託表のとおり、それぞれの常任委員会に付託することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(高田重雄君) 異議なしと認めます。
よって、議案第1号から議案第9号までを別紙付託表のとおり、それぞれの常任委員会に付託することに決定いたしました。
〇散会の宣告
〇議長(高田重雄君) 以上で本日の日程は終了しました。
本日はこれで散会いたします。
16日の本会議は午後3時からといたします。
ご苦労さまでした。
散 会 (午前10時57分)