平成29年第4回桜川市議会定例会議事日程(第2号)
平成29年12月6日(水)午前10時開議
日程第 1 一般質問
〇出席議員(16名)
1番 谷 田 部 由 則 君 2番 大 山 和 則 君
4番 萩 原 剛 志 君 5番 鈴 木 裕 一 君
7番 菊 池 伸 浩 君 8番 風 野 和 視 君
9番 市 村 香 君 10番 小 高 友 徳 君
11番 飯 島 重 男 君 12番 小 林 正 紀 君
13番 増 田 豊 君 14番 潮 田 新 正 君
15番 相 田 一 良 君 16番 高 田 重 雄 君
17番 増 田 昇 君 18番 林 悦 子 君
〇欠席議員(1名)
6番 仁 平 実 君
〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
市 長 大 塚 秀 喜 君
副 市 長 井 上 高 雄 君
教 育 長 梅 井 驕@男 君
市 長 公 室 長 小 川 豊 君
総 務 部 長 阿久津 裕 治 君
総 合 戦略部長 佐 藤 勤 君
市 民 生活部長 小松ア 稔 君
保 健 福祉部長 上 野 荘 司 君
経 済 部 長 斎 藤 学 君
建 設 部 長 尾 見 誠 君
上 下 水道部長 石 川 文 雄 君
教 育 部 長 宮 山 孝 夫 君
会 計 管 理 者 古 橋 正 充 君
〇職務のため出席した者の職氏名
議 会 事務局長 谷田部 清 君
議会事務局書記 宮 田 充 夫 君
議会事務局書記 仲 田 浩 司 君
議会事務局書記 長谷川 勇 貴 君
開 議 (午前10時00分)
〇開議の宣告
〇議長(高田重雄君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席議員は15名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立しますので、これより本日の会議を開きます。
〇一般質問
〇議長(高田重雄君) 日程第1、一般質問を行います。
4番、萩原剛志君。
〔4番(萩原剛志君)登壇〕
〇4番(萩原剛志君) 4番議員、萩原剛志です。ただいま議長の許可をいただきましたので、通告に従い質問いたします。
初めに、期日前投票の改善について質問いたします。10月22日投開票の衆議院選挙並びに桜川市長選挙が実施され、衆議院選挙公示日翌日の10月11日から衆議院選挙の期日前投票が始まりました。桜川市長選挙におきましては、当初の投票日である10月15日から変更され、衆議院選挙と同日の投票日に変更されたことにより、桜川市長選挙の告示日の翌日から衆議院小選挙区、衆議院比例区、国民審査、桜川市長選挙の投票が1回で済ませられることから、10月16日から投票される方が多かったのではないかと思います。期日前投票に関しては、毎回回を重ねるごとに期日前投票者数が増加し、8月に実施された茨城県知事選挙におきましては、投票者の4割以上の方々が期日前投票で投票しました。今回の衆議院選挙、桜川市長選挙でも、それを上回ると予想されていましたが、投票者の5割を超える方々が期日前投票で投票しました。桜川市では、投票所が従来の40投票所から半減され、20に削減されていましたが、選挙当日に投票される方は減ってきている状況です。その反面、期日前投票で投票される方がふえてきていますが、現時点では岩瀬、大和、真壁の3庁舎での実施のみとなっています。衆議院選挙の期日前投票が11日間、桜川市長選挙が6日間と期日前投票期間がある程度の日数がとられていますので、分散すると考えられますが、今回は選挙期間中に停滞していた秋雨前線に加えて台風21号により、投票日が悪天候が予想されていましたので、期日前投票の最終盤に投票者が集中したようです。10月20日金曜日や21日の土曜日などは岩瀬庁舎では30分から1時間ぐらい投票に時間がかかっていたようですが、余り待たされる状況が続くと投票を棄権される方が出てくるのではないかと心配します。今回の投票の状況と今後の投票の改善策についてお伺いいたします。
次に、サンパル存続署名について質問いたします。先日、知人から私のところに、ラスカに隣接する温水プールサンパルが廃止されるのかという問い合わせがありました。内容を伺うと、サンパルで存続署名を行っているという内容でした。間違った情報が広がってしまってはいけないので、サンパルの存続署名の内容とサンパルが廃止される事実があるのかどうかをお伺いいたします。
3点目として、市内の医療機関や西部メディカルセンターへの交通手段について質問いたします。来年の10月から桜川市の桜川地域医療センターと筑西市の茨城県西部メディカルセンターが同時開院する予定ですが、現在、県西総合病院に通院されている方は、県西総合病院の機能が西部メディカルセンターに移るため、市内の医療機関を利用するか、西部メディカルセンターに変更する必要があります。西部メディカルセンターは、2次救急の病院で、紹介状がないと別に料金がかかるようですので、桜川市の方々は通常は市内の医療機関を利用すると思いますが、現在人工透析を県西病院で行っている患者の方々は、市内で人工透析を実施している上の原病院か、または筑西市の西部メディカルセンターのどちらかを選択しなくてはならないと思います。現在、県西総合病院を利用している市内の人工透析患者数が45名いるそうですが、そのうちデマンドタクシー利用者が7名いるそうです。西部メディカルセンターを利用する場合の交通手段として、デマンドタクシーか広域連携バスなどの公共交通を利用できるのか、またそれにかわる交通手段があるのかをお伺いいたします。
4点目としまして、いじめ対策について質問いたします。昨今、いじめを理由に自殺された方や事件などが報道などでたびたび取り沙汰されていますが、いじめがなくなるような兆候は一向に見当たりません。教育関係者の方に、いじめは報告されていないだけで実際は起きていますという話を伺いました。いじめに対する対策はさまざま検討されていると思いますが、桜川市でもいついじめによる事件などが起こってもおかしくありません。
2015年11月に取手市の中学3年生がいじめられたくないと日記に書き残して自殺した問題を受け、取手市ではいじめを早期発見するため、生徒がスマートフォンなどから匿名でいじめを相談、通報できるシステムを来年の1月から導入するそうです。取手市の市立中学校6校の全生徒約2,300人が利用でき、いじめを受けたり目撃したりしたときに、スマホやパソコンで「STOPit」という専用のアプリを使い、匿名で市の教育相談センターに通報できるそうです。スマートフォンなどに通報した履歴が残らないため、万が一他人に見られた場合も2次被害を防ぐことができ、このシステムは既に柏市などが導入していて、牛久市でも来年1月から導入するそうです。費用としては、このアプリの使用料が1人当たり年間324円だそうです。取手市のような痛ましい事件を防ぐためにも、このアプリの導入を検討していただきたいと思いますが、市の見解をお伺いいたします。
以上、4点について質問いたしました。
〇議長(高田重雄君) 萩原剛志君の質問に対する答弁を願います。
阿久津総務部長。
〔総務部長(阿久津裕治君)登壇〕
〇総務部長(阿久津裕治君) おはようございます。選挙管理委員会高橋委員長より委任を受けておりますので、選挙管理委員会書記長といたしまして、萩原議員さんの期日前投票の状況と改善についてのご質問にお答えをいたします。
去る10月22日執行の衆議院議員総選挙、最高裁判所国民審査、桜川市長選挙の期日前投票者のうち、市長選挙の期日前投票者数は1万3,180人で、市長選挙の投票者総数は2万4,996人でございます。投票者総数の半数を超える方が期日前投票を利用しております。今回の選挙で期日前投票所が混雑した要因といたしましては、期日前投票制度が広く浸透し、利用者数が増加傾向にあること、投票日当日が台風直撃の予報であったため、期日前投票を利用される有権者が多かったことが考えられます。国政選挙と市選挙の同日執行により、合計で4枚の投票用紙を配付したことが混雑の主な要因ではないかと思われます。桜川市では、受け付け時にバーコードリーダーを活用したシステムを導入しており、受け付け時の混雑は防止できていると考えております。今回の選挙では、小選挙区、比例代表、国民審査、市長選挙の順番で投票を行い、投票箱につきましても3箱使用したところでございます。このため、選挙人にとってはわかりづらい状況であった可能性も否定できません。期日前投票期間のうち、最後の3日間につきましては、期日前投票所の混雑状況を見て、急遽誘導係を配置し、投票所内での選挙人の誘導を行ったところでございます。これから国政選挙、市選挙同日執行等により期日前投票所の混雑が見込められる際は、案内係などのさらなる増員による対応やパーティションスタンドなどを利用し、投票順序の導き線を選挙人にわかりやすく工夫するなどして対応してまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(高田重雄君) 続いて、宮山教育部長。
〔教育部長(宮山孝夫君)登壇〕
〇教育部長(宮山孝夫君) 萩原議員の2点目、サンパルの存続署名の内容についてのご質問にお答えします。
まず初めに、岩瀬温水プールサンパルの施設の状況についてお答えいたします。岩瀬温水プールサンパルは、平成3年の開館以来26年が経過し、施設の老朽化が進んでおります。このことから、平成27年に施設の中長期簡易診断を実施しました。この診断結果では、二、三年以内に早急に修繕、改修を要するものは、外壁、屋根防水等の建築工事、給排水、空調等の機械設備の工事などで約1億8,000万円、天井の改修費など全ての修繕、改修を含めますと約2億円を超える経費が見込まれております。この診断結果を受けて教育委員会では、利用者が安全に安心して利用していただくために、緊急性を要するものから段階的に修繕を進めてきました。同時に、維持管理コストの削減や利用者サービスの向上などの効果が期待できる指定管理者制度の導入もあわせて検討していたところでございます。
このような状況の中、本年10月から岩瀬温水プールサンパルの利用者団体が引き続き利用できることを市に求めるため署名活動を行っております。その団体はNPO法人育泳会の方々で、子供、高齢者、障害のある方などを対象に水泳教室を開催している団体です。署名活動の内容は、現在利用者それぞれの目的に合わせてサンパルを有効に使わせていただいている。これからも必要とする方のために使わせていただけるよう市にお願いするために、会員やサンパル利用者などに署名を求めております。現在も署名活動は続けられております。要望書などは提出されておりません。
以上が施設の状況、署名活動の内容でございます。
次に、4点目、いじめ対策について、パソコン、スマートフォンを使った匿名でいじめがあることを通報できるシステムの導入に対する考え方についてお答えいたします。桜川市のいじめ防止対策について簡単に申し上げます。平成26年6月に、いじめ防止等のための対策を総合的かつ効果的に推進するため、桜川市いじめ防止基本方針を策定しました。この方針に基づき、いじめ問題対策連絡協議会を年に2回開催し、関係機関で情報を共有したり意見を交換したりしています。さらに、本年度より重大事態に備えて、法律、医療、教育などの専門的知識や経験を有する公平な第三者で構成された桜川市いじめ調査委員会も設置しております。市内小中学校においては、毎月いじめに関する調査を実施して、いじめの早期発見、早期対応に努めております。さらに、いじめ防止のフォーラムを開催したり、各学級でいじめ防止について話し合ったりして意識を高めております。
萩原議員のご質問のパソコン、スマートフォンを使った匿名でいじめがあることを通報できるシステムの導入についての他県や他市の導入状況について申し上げます。長野県や滋賀県大津市では、いじめ防止や自殺防止対策を推進するために、今年度、無料通信アプリラインを使った相談窓口の設置を試験的に始めました。また、千葉県柏市や本県取手市では、スマートフォンやパソコンを使って専用のSNSアプリ「STOPit」をダウンロードすることで、児童生徒が相談できる体制づくりを始めました。相談事を書き込んで送信すると、学校名と学年だけが市教育委員会に伝わり、名前を明かさないまま担当者とやりとりができるものです。アプリの年間使用料として、生徒1人当たり324円、総額74万5,000円を市が負担しております。また、担当する職員も増員しております。本市には、現在そのようなシステムはございません。しかし、県西地区にはいじめ・体罰解消サポートセンターがあり、匿名の電話やメールで相談できるようになっております。このシステムを導入することで、より通報や相談がしやすくなる一方で、子供たちがスマートフォンを持つことを助長しかねない側面も持っています。さらには、システムを導入するための経費だけでなく、相談や通報に対応するための担当者の配置も必要となってきます。
このようなことから、本市では導入している自治体の状況を確認しながら、慎重に検討してまいりたいと思います。
以上でございます。
〇議長(高田重雄君) 続いて、大塚市長。
〔市長(大塚秀喜君)登壇〕
〇市長(大塚秀喜君) 萩原議員のサンパルを廃止するのか、利用者の不安を払拭したいについてお答えします。
現在進められている大和駅北地区開発整備事業の商業施設の中で、健康管理、健康志向の高まりなどからフィットネスクラブを兼ね備えた温浴施設の建設が検討されております。市では、この温浴施設に、建設後26年を経過し、老朽化した岩瀬温水プールサンパルにかわる施設ができないか、企業に検討を進めてもらっております。平成30年の春ごろまでには具体的な方向性が出ると思われますので、その結果を見据えた上で、指定管理者制度の導入を含めてサンパルのあり方を決めたいと考えております。
〇議長(高田重雄君) 続いて、小川市長公室長。
〔市長公室長(小川 豊君)登壇〕
〇市長公室長(小川 豊君) 萩原議員さんのご質問の3番の市内医療機関や西部メディカルセンターへの交通手段についてお答えいたします。
なお、市がかかわっている公共交通を利用する前提でお答えいたします。初めに、市内の医療機関への交通手段ですが、現在の状況は、10月から岩瀬まで延伸した広域連携バスにより、通院のため、県西総合病院や山王病院のほか、バス沿線の医療機関に行くことができるようなったと思っております。
なお、桜川地域医療センターが開院する来年の10月以降につきましては、現在公共交通会議において、桜川地域医療センターへのバスの運行に関して協議を進めているところでございます。
一方で、デマンド型乗り合いタクシーは、バス利用が困難な方でも市内の全ての医療機関に行くことが可能となっております。また、障害者に限ってですが、心身障害者福祉タクシーを利用料金助成制度を活用すれば市内にも行くことができます。
次に、来年10月に開院する筑西市の茨城県西部メディカルセンターへの交通手段ですが、現在かかっている県西病院から桜川地域医療センターへの変更が不可能で西部メディカルセンターへ通院せざるを得ない方について想定される移動手段は、まず広域連携バスかデマンド型乗り合いタクシーで岩瀬駅まで行き、次にJRに乗りかえて下館駅まで行きます。筑西市では、メディカルセンター開院後は筑西市の広域連携バスを運行する方向で検討していると聞いておりますので、下館駅からは広域連携バスを利用できるものと考えられます。
なお、バスや電車の利用が困難な障害者につきましては、現時点では心身障害者福祉タクシー利用料金助成制度の活用が唯一の方法となりますが、この場合、県西総合病院にデマンド型乗り合いタクシーで通っていた方は負担が大幅にふえることが予想されます。このような課題につきましては、筑西市を初め関係部署と調整しながら、市民にとって使いやすく、障害者や高齢者などの交通弱者が不便なく利用してもらえるよう公共交通会議で十分検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(高田重雄君) 答弁が終わりました。
再質問があれば質問願います。
4番、萩原剛志君。
〇4番(萩原剛志君) 初めの期日前投票の改善についてでありますけれども、投票所まで足を運ぶことが難しい有権者向けの移動期日前投票所、こういうものを実施している自治体もあるようであります。内容としましては、ワゴン車などに投票箱を乗せて地域の集会所などを巡回して、投票の機会をふやして多くの人に投票してもらうような取り組みでありますけれども、そういったところ、どちらかというと過疎地といいますかそういうところを回ってくるような形にはなると思うのですけれども、こういう事業は桜川市には向いているのではないかなというふうには思う次第なのですけれども、その辺の導入について市の見解をお伺いいたします。
〇議長(高田重雄君) 阿久津総務部長。
〇総務部長(阿久津裕治君) 期日前投票所を設置するための施設の要件といたしまして、投票箱や投票用紙の保管、選挙人名簿の名簿対照を行うための通信ネットワーク環境などが必要でございます。そのため、実施できる場所が限られている状況で、庁舎以外での施設での期日前の投票が難しい状況でございます。しかしながら、今回の選挙のようなさまざまな要件が重なり混雑が予想される場合に限り、期日前投票最終日に岩瀬庁舎及び真壁庁舎にもう一系統の期日前投票所を設置することを検討しております。期日前投票所を設置するにはある程度のスペースが必要となりますので、市役所が休日となる期日前投票最終日のみになってしまいますが、実施が可能となれば最も混雑が予想される期日前投票最終日の混雑をカバーできるものと考えております。
また、もう一つの方策といたしまして、期日前投票の要件をさらに考えまして、閉鎖した20カ所の投票所での期日前投票も含めて選挙管理委員会において検討してまいりたいと考えております。
移動車の投票につきましては、移動車両、選挙人名簿の名簿対照の通信ネットワークの環境、セキュリティー等さまざまな問題があるため、現段階においては移動車両においての期日前投票は考えておりません。
以上でございます。
〇議長(高田重雄君) 4番、萩原剛志君。
〇4番(萩原剛志君) そのほか削減した投票所で期日前投票をするような話も今ありましたけれども、特に岩瀬地区の岩瀬庁舎での期日前投票が混雑したということであれば、例えばですけれども、羽黒の農村環境改善センターで期日前投票を実施するとか、また新たに今後開発というかできる長方地区のショッピングセンターとか、ほかの自治体ではそういった商業施設での投票も実施している自治体もあると思いますので、そういったところも検討していただきたいと思います。答弁なしで結構でございます。
いずれにしても、期日前投票がふえていますので、早急に対応していただかなければならない部分もあると思うのですけれども、投票スペースの増設とか、先ほど職員の増員という話もありましたけれども、まずできるところはすぐ実施していただいて、またそういった新たな投票所の開設、また新たな手法も十分検討していただきたいと思います。
続いて、サンパルの存続署名の件でございますけれども、先ほど市長のほうから新たにできる長方ショッピングセンターに隣接する場所に温水プール機能をつけられるかどうかという話でありますけれども、できていないのでまだあれなのですが、できた場合に例えばそういった、今現在サンパルを利用しているそういった団体の方々も、万が一サンパルが廃止になった場合ですけれども、そちらを利用することも可能なのでしょうか、ご質問いたします。
〇議長(高田重雄君) 大塚市長。
〇市長(大塚秀喜君) 大和駅北開発地区の温浴施設に温水プールができた場合、サンパル利用者については、今後議員の皆さんとご協議したいというふうに思っております。2億円かかるということでありますので、その予算をとっていくのはどうなのかと。また、温浴施設、同じ民間で温水プールができた場合にそちらをご利用いただけるかどうか、その辺についても今後利用者の皆さんと検討していきたいと思います。
〇議長(高田重雄君) 4番、萩原剛志君。
〇4番(萩原剛志君) とりあえず現時点でそういったサンパルが廃止になるのではないかという不安があるということでこういったことが起きている状況であると思いますので、その際の対応についても今後十分に対策を考えていただいて、利用者が今後も継続的に活動を続けられますよう、ぜひともご検討願いたいと思います。
また、あと医療機関の交通手段に関しては今伺った次第ですけれども、とにかく、特に人工透析を今県西病院で行っている方に関しましては、現実的に桜川地域医療センターで人工透析機能がありませんので、どちらかに行かなければならないということもありますので、その対策も十分考慮していただきたいということと、あとこれ要望になりますけれども、ぜひとも桜川地域医療センターでも人工透析ができるようになればそういった心配もなくなるのかなと。でも、通う人は出てくると思いますけれども、いろんな事情で、そういうことも検討していただきたいと思います。
また、あといじめに関しましては、さまざまな対策をとっていただいていると思いますけれども、スマートフォンを使うという先ほど説明したアプリでありますけれども、当然学校で利用するということではなくて自宅で利用するというような前提であるそうでありますので、その辺も考慮して、ぜひとも実施というか導入を検討していただきたいと思います。
質問は以上で終わります。
〇議長(高田重雄君) これで萩原剛志君の一般質問を終わります。
続いて、1番、谷田部由則君。
〔1番(谷田部由則君)登壇〕
〇1番(谷田部由則君) 1番の谷田部です。通告に従い質問します。
桃山学園の通学路について。昨年10月から真壁庁舎と筑波山口を結ぶ公共交通バスの試験運行が開始されました。酒寄地区の児童の通学支援としても使用されているところです。桃山学園の登下校についても、引き続き広域連携バスを利用していくとの考えですが、桃山学園への広域連携バスが利用できる児童についての説明と雨天時の広域連携バスの利用についてお伺いしたいと思います。
りんりんロードの整備について。徒歩での登下校は、桃山学園の脇を通るりんりんロードが大変重要な通学路となります。りんりんロードは、田畑など耕作地が隣接し、交差点以外では街灯も少なく、のり面には背の高い雑草が茂るなど人目が行き渡らず、児童の通学に心配な点があります。
そこで、りんりんロードへの街灯設置や整備及び維持管理についてどのように考えているのか、お伺いします。
桜川市スポーツ芸術文化振興協会の助成事業についてお伺いします。現在、スポーツ振興協会の助成金は寄附金を募って運営していますが、今後寄附金が集まらなければ早くて三、四年で財源がなくなると思われます。この助成金を続けるためには財源確保が一番の課題ですが、寄附金を集める方策はあるのか、お伺いします。
〇議長(高田重雄君) 谷田部由則君の質問に対する答弁を願います。
宮山教育部長。
〔教育部長(宮山孝夫君)登壇〕
〇教育部長(宮山孝夫君) 谷田部議員の通学路についてのご質問にお答えします。
まず、1点目の広域連携バスを利用できる児童についてでございます。紫尾小学校へ通う酒寄地区児童の通学支援として、小学校1年生から3年生の児童12名が広域連携バスを利用しています。対象児童の内訳は、1年生5名、2年生4名、3年生3名です。広域連携バスには、酒寄南から5名、旧酒寄駅から7名が乗車して、紫尾団地入り口で降車します。そして、このバス停付近で徒歩で通学してきた上級生と合流して紫尾小学校へ登校しております。来年4月に開校します桃山学園の通学支援にも広域連携バスの利用を予定しています。桃山学園への通学につきましては、これまで桃山中学校区統合準備委員会の通学分科会で協議を重ねてまいりました。その結果、国が定めている通学距離の判定基準をもとに、桃山学園の校門を基点として通学距離が半径3.5以上の1年生から6年生の児童と2.5から3.5キロメートルの間に自宅がある1年生から3年生の児童を対象に通学支援を行うことといたしました。具体的には、酒寄地区では1年生から6年生までの全児童25名、南椎尾地区では1年から3年生までの児童17名、計42名が通学支援の対象となっております。この基準を満たさない児童につきましては、これまでどおり通学班による登下校となります。徒歩による通学班での登下校では1人になることが少なく、同じ地区の上級生が下級生の重い荷物を持ってあげたり声かけをしたりして思いやりの心を学ぶことができますし、何よりも体力がつくなどの利点があります。
雨天時の広域連携バスの利用についてご説明いたします。日ごろの児童の登校の様子を見ますと、雨天時には学校まで自家用車で送迎する保護者も見受けられます。仮に児童が単独で公共バスを利用して登校するとなると、通学中の様子や行動が把握できず、地域の見守りもない状況ですので、いろいろなことが心配されます。このようなことから、引き続き通学班での登校をお願いしたいと考えております。
次に、2点目のりんりんロードの整備についてお答えいたします。桃山学園の学区内を南北に通るりんりんロードは重要な通学路と考えております。歩道のない一般道では児童の近くを車が通り過ぎるため、車との接触による交通事故等が心配されます。その点、りんりんロードでは、一般道と比べると安全面が確保できると考えております。しかしながら、りんりんロード沿いに植えられた桜の木などの樹木が大分大きくなり、枝が道路側に覆いかぶさっている箇所もございます。春から秋にかけて道路ののり面のススキなど比較的高い雑草が生い茂り、周囲からも見えにくくなっていますから、適切な時期に除草作業が必要と思います。また、秋から冬の薄暮時には周囲が大分見えにくくなりますから、外灯等の設置も必要であると考えておりますので、これらの対応については地元や関係機関と連携、調整の上、管理者である茨城県とともに安全対策に向けた協議を今進めているところでございます。
次に、2点目、スポーツ芸術文化振興協会の助成事業についてお答えします。まず初めに、助成事業の概要についてご説明いたします。この事業は、桜川市のスポーツ及び芸術文化の振興を図るため、団体及び個人に対して必要な助成をすることや、すぐれた芸術文化鑑賞の機会を提供して、スポーツ、芸術文化の分野におけるすぐれた人材の育成を目的としております。市内に住所を有する方や市内の小中高校の児童生徒、スポーツ少年団に加入する個人、団体が国、県等が主催、主管する関東大会以上の大会に出場する場合、必要経費の一部を助成するものです。助成額ですが、小中高校生と社会人、関東大会と全国大会、個人と団体とでは異なりますが、小中学生が個人で関東大会に出場した場合1万円以内、全国大会に出場した場合1万5,000円以内となっています。
議員さんからご質問ありましたが、大会出場前に助成金を交付できないかということについてご説明いたします。助成金の交付につきましては、大会に出場後、実績報告書の提出をもって市長から交付をしております。これは、大会に出場したかどうか、あるいは経費が助成金の対象となるかどうかの審査のためでございます。申請者の申し出によって大会前に助成金を受けることも可能となっておりますので、この場合には助成金の一部を概算で交付し、大会終了後精算払いということになります。
次に、基金の残高、基金がなくなったらどうするのかということについてご説明いたします。これまで市民やさまざまな団体からご寄附により運営をしてまいりました。平成27年度に500万円、平成28年度に500万円のご寄附をいただいたこともあり、平成29年3月末の基金残高は約1,100万円となっております。一方、助成額は毎年度180万円前後交付しております。今の交付基準ですと、当面は運営できるのではないかと考えております。しかし、将来の財源不足に備え、近隣自治体の交付基準や事業の運営方法などをよく調査し、今後とも今までと同じように市のスポーツや芸術文化の分野にすぐれた人材の育成に役立てられるよう研究してまいります。
以上でございます。
〇議長(高田重雄君) 答弁が終わりました。
再質問があれば質問願います。
1番、谷田部由則君。
〇1番(谷田部由則君) 酒寄地区、南椎尾地区の児童についての通学支援はわかりました。4月から桃山学園に通う児童で真壁方面からの児童も通学支援を受けられると思うのですが、何人ぐらいの児童が通学支援を受けられるのでしょうか。
〇議長(高田重雄君) 宮山教育部長。
〇教育部長(宮山孝夫君) 酒寄、南椎尾地区以外では、須津賀地区、亀熊地区、塙世地区でも同じように通学距離が2.5キロから3.5キロの間に自宅がある1年生から3年生の児童がおりますので、通学支援を行うことになります。ただし、こちらの地区には広域連携バスが通っておりませんので、現在のところは大型タクシー等による通学支援を考えております。
具体的な人数でございますが、須津賀地区が4名、亀熊地区が5名、塙世地区が1名、計10名となります。酒寄、南椎尾地区が42名ですので、合計52名の児童に対して支援を行うことになります。
以上でございます。
〇議長(高田重雄君) 1番、谷田部由則君。
〇1番(谷田部由則君) 今も真壁地区ではスクールバス利用について問い合わせがありますので、周知を徹底していただきたいと思います。
りんりんロードを利用して通学してくる児童生徒の数はどれくらいいるのか、お願いしたいと思います。
あと、同じ時間帯に徒歩で通学する生徒と自転車で通学する生徒がいますので、そのことについての安全対策をよろしくお願いします。
〇議長(高田重雄君) 宮山教育部長。
〇教育部長(宮山孝夫君) りんりんロードを利用する児童生徒の人数でございますが、まず紫尾小学校区では、南椎尾地区の4年生から6年生、北椎尾地区、東山田地区の全児童で75人です。中学生は69人で合計144人の児童生徒がりんりんロードを利用してくるものと考えております。一方、りんりんロードを南下する真壁小学校区の児童は、五町内、古城、山尾の一部などで224人が、中学生は90人で合計314人の児童生徒が利用することになっております。これに対する安全対策でございますが、このようにりんりんロードを多くの児童生徒が利用しますので、児童生徒が交通ルールとマナーを守るように警察署のご協力をいただきながら、関係部署とも連携し、より一層指導してまいりたいというふうに思います。
以上でございます。
〇議長(高田重雄君) 1番、谷田部由則君。
〇1番(谷田部由則君) 源法寺、須津賀地区の通学路について伺いたいと思います。
源法寺橋は以前から通学路にしてほしいと要望がありましたが、桃山学園開校後に源法寺橋が通学路にできるのかどうか、伺いたいと思います。
〇議長(高田重雄君) 宮山教育部長。
〇教育部長(宮山孝夫君) 源法寺、須津賀地区の通学路につきましては、源法寺橋に接する道路は民家がなく市民の目が行き届きにくいということや過去の不審者情報などから防犯上不安だということで、これまでどおり塙世新橋を通るルートを通学路として各子供会にお知らせいたしました。子供会の方や地域の方からは、もともと旧源法寺橋を通って通学していたことや、中学生は今でも源法寺橋を通っているので、小学生と同じように通学したいと改めて要望されているところです。
このようなことから、近々、地域の方々、保護者の方々と話し合いをする予定でございます。今後話し合いを進めていく中で、地域の方々のご理解とご協力を得ながら、市でも関係部署と協議の上、防犯対策なども進めてまいりたいというふうに思います。
以上でございます。
〇議長(高田重雄君) 1番、谷田部由則君。
〇1番(谷田部由則君) 現在使われている通学路が鍋屋地区の一部と伊佐々地区の一部で道路幅が狭く危険な場所があることから、保護者の要望で新設の通学路が平成34年の開通を目指し整備されることになりました。用地買収の問題などから、桃山中学校の周辺は道路計画が未定でしたので、新設通学路の進捗状況を伺いたいと思います。
〇議長(高田重雄君) 尾見建設部長。
〇建設部長(尾見 誠君) 新設通学道路整備事業の進捗状況及び桃山学園周辺の通学道路の整備計画についてお答えいたします。
桃山学園への新設通学道路整備事業につきましては、28年第4回定例会にて補正予算をいただき、同年12月に飯塚伊佐々間の現況測量、平面測量委託業務を実施し、道路計画法線を検討してまいりました。国補事業の申請基礎資料のため、本年10月に旧県道の交通量調査業務を実施し、事業計画を検討してまいりましたが、道路の構造、幅員等もほぼ決定し、社会資本総合整備交付金、防災安全交付金事業に申請することになっております。道路整備計画区間は、県道石岡筑西線交差点から桃山学園及び学園周辺の取りつけ道路を含む総延長1.4キロです。道路計画幅員でございますが、車道幅員5.0メートル、路肩部に自転車通行帯1.5メートルを備え、片側歩道2.5メートル、全幅員10.5メートルで計画いたしました。この道路の特徴は、車道を無理に2車線にせず、車道脇の路肩部、自転車通行帯1.5メートルを重要視し、歩道部とあわせて通学する児童生徒の安全を図りたいとの考えで計画しております。事業実施計画でございますが、平成30年から5カ年、平成34年度の完成を目指しますが、補助金の交付決定額、道路用地の取得等により、事業の進捗は変動すると思います。本年度につきましては、計画決定した図書をもとに、関係者の説明、地区説明会を開催し、事業への理解を深めていただきたいと思います。
桃山学園周辺の市道整備につきましても、平成24年度より源法寺橋、伊佐々間の市道945メートルの道路改良事業が着手され、道路用地の測量まで完了しております。この改良工事につきましても、年次計画に基づき、着実に整備を進めさせていただきます。
また、本年度、9月議会において周辺道路の整備補修費として補正予算をいただきましたので、通学道路の舗装工事2路線、側溝ぶた設置工事、防護柵、区画線の引き直し等の交通安全関連工事を年度内に着実に実施し、学園周辺の通学路の安全を図れるよう努力いたします。
以上でございます。
〇議長(高田重雄君) 1番、谷田部由則君。
〇1番(谷田部由則君) 歩道部分を広くとったということで、安心しました。計画がおくれないようによろしくお願いします。
伊佐々地区の生活道路は見通しが悪く、道路幅が狭いので、伊佐々地区の生活道路として利用可能な計画になっているのかをお伺いします。
〇議長(高田重雄君) 尾見建設部長。
〇建設部長(尾見 誠君) 桃山学園への新設通学道路の計画につきましては、先ほどお答えしました幅員構成を計画しております。
また、設計速度を時速40キロメートルで考えており、法線等についても、地区中心部から地区の東側を経由し、真壁市街地、県道石岡筑西線交差点までの計画となっておりますので、地区の住民の方の買い物等生活全般の利便性向上につながることから、生活道路としての機能を備えた道路計画になり得ると考えております。
以上でございます。
〇議長(高田重雄君) これで谷田部由則君の一般質問を終わります。
〇散会の宣告
〇議長(高田重雄君) 以上で本日の日程は終了しました。
本日はこれで散会します。
ご苦労さまでした。
散 会 (午前10時56分)