平成29年第4回桜川市議会定例会議事日程(第1号)

                         平成29年12月5日(火)午前10時開会
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 諸般の報告
日程第 4 執行部あいさつ
日程第 5 議長報告第1号の委員会付託                          
日程第 6 桜川市選挙管理委員会委員及び補充員の選挙について
日程第 7 議案第67号 教育委員会委員の任命について
日程第 8 議案第68号 監査委員の選任について
日程第 9 筑北環境衛生組合議会議員の選挙について
日程第10 請願第8号 図書館建設に関する請願書の委員長報告
日程第11 一般質問

出席議員(17名)
  1番   谷 田 部  由  則  君     2番   大  山  和  則  君
  4番   萩  原  剛  志  君     5番   鈴  木  裕  一  君
  6番   仁  平     実  君     7番   菊  池  伸  浩  君
  8番   風  野  和  視  君     9番   市  村     香  君
 10番   小  高  友  徳  君    11番   飯  島  重  男  君
 12番   小  林  正  紀  君    13番   増  田     豊  君
 14番   潮  田  新  正  君    15番   相  田  一  良  君
 16番   高  田  重  雄  君    17番   増  田     昇  君
 18番   林     悦  子  君

欠席議員(なし)

地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
   市     長  大 塚 秀 喜 君
   副  市  長  井 上 高 雄 君
   教  育  長  梅 井 驕@男 君
   市 長 公 室 長  小 川   豊 君
   総 務 部 長  阿久津 裕 治 君
   総 合 戦略部長  佐 藤   勤 君
   市 民 生活部長  小松ア   稔 君
   保 健 福祉部長  上 野 荘 司 君
   経 済 部 長  斎 藤   学 君
   建 設 部 長  尾 見   誠 君
   上 下 水道部長  石 川 文 雄 君
   教 育 部 長  宮 山 孝 夫 君
   会 計 管 理 者  古 橋 正 充 君

職務のため出席した者の職氏名
   議 会 事務局長  谷田部   清 君
   議会事務局書記  宮 田 充 夫 君
   議会事務局書記  仲 田 浩 司 君
   議会事務局書記  長谷川 勇 貴 君

          開 会  (午前10時00分)
    開会の宣告
議長(高田重雄君) 皆さん、おはようございます。
 本日の出席議員は16名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立しますので、ただいまより平成29年第4回桜川市議会定例会を開会します。
 地方自治法第121条の規定により、説明のため議長からの出席要求による出席者及び事務局職員は、配付した名簿のとおりであります。
                                           
    開議の宣告
議長(高田重雄君) これから本日の会議を開きます。
                                           
    会議録署名議員の指名
議長(高田重雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長より指名します。
   17番 増 田   昇 君
   18番 林   悦 子 君
    1番 谷田部 由 則 君
 以上3名を会議録署名議員に指名します。
                                           
    会期の決定
議長(高田重雄君) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。
 議会運営委員長より、本定例会の会期日程等議会運営に関する事項について、議会運営委員会の協議の結果を報告願います。
 議会運営委員会委員長、萩原剛志君。
          〔議会運営委員長(萩原剛志君)登壇〕
議会運営委員長(萩原剛志君) おはようございます。議会運営委員会の会議結果を報告いたします。
 円滑な議会運営を図るべく、平成29年11月29日午前10時から議長の出席を得て開催し、審議した結果、次のとおり決定いたしました。
 会期は、本日から8日までの4日間といたします。本日は、一部事務組合議会等の報告、請願の委員会付託、桜川市選挙管理委員会委員及び補充員の選挙、教育委員会委員の任命、監査委員の選任、筑北環境衛生組合議会議員の選挙、請願第8号 図書館建設に関する請願の委員長報告を行います。その後、3名の一般質問を行います。なお、選挙管理委員会委員及び補充員の選挙並びに筑北環境衛生組合議会議員の選挙につきましては、指名推選で行います。6日は、初日に引き続き2名の一般質問を行います。7日は、付託された請願の委員会審議を行います。8日は、午後2時開議とし、一般議案の審議、採決を行います。
 以上で報告を終わります。
議長(高田重雄君) 報告が終わりました。
 お諮りします。本定例会の会期日程等は、議会運営委員長の報告のとおりとしたいと思いますが、ご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 異議なしと認めます。
 よって、会期日程等は議会運営委員長報告のとおりと決定いたしました。
                                           
    諸般の報告
議長(高田重雄君) 次に、日程第3、諸般の報告を行います。
 一部事務組合議会について報告願います。
 筑西広域市町村圏事務組合議会議員、仁平実君。
          〔6番(仁平 実君)登壇〕
6番(仁平 実君) 平成29年筑西広域市町村圏事務組合議会第2回定例会の報告をいたします。
 平成29年筑西広域市町村圏事務組合議会第2回定例会は、去る11月6日、筑西市議会議事堂において開催されました。定例会は午前10時より開かれ、議案1件、認定1件が提出されました。
 その結果について順次報告いたします。
 議案第12号 平成29年度筑西広域市町村圏事務組合一般会計補正予算(第1号)については、歳入歳出それぞれ330万8,000円を増額するもので、歳入歳出の総額がそれぞれ62億170万3,000円とし、あわせて地方債の限度額を減額するものです。
 続いて、認定第1号 平成28年度筑西広域市町村圏事務組合一般会計及び特別会計決算認定については、地方自治法第233条第3項の規定により、平成28年度筑西広域市町村圏事務組合一般会計決算額の歳入総額62億1,112万2,263円、歳出総額58億3,339万679円及び平成28年度筑西広域市町村圏事務組合筑西ふるさと市町村圏特別会計決算額の歳入総額は1,144万8,036円、歳出総額の1,104万7,103円の決算について、監査委員の監査意見を付して議会の認定を受けるものです。
 以上、議案第12号が原案のとおり可決され、認定第1号が原案のとおり認定されました。
 これで平成29年筑西広域市町村圏事務組合議会第2回定例会の報告を終わります。
議長(高田重雄君) 続いて、例月出納検査の結果について報告願います。
 議会選出監査委員、潮田新正君。
          〔14番(潮田新正君)登壇〕
14番(潮田新正君) 桜川市一般会計及び特別会計並びに水道事業会計の例月出納検査結果報告書。
 今回は、桜川市一般会計及び特別会計並びに水道事業会計について、8月、9月、10月、11月に実施した分についてを報告いたします。
 平成29年度桜川市一般会計及び特別会計並びに水道事業会計の例月出納検査は、平成29年8月25日、9月25日、10月25日、11月27日に桜川市役所2階会議室において実施をいたしました。
 検査は、会計管理者、上下水道部長、総合戦略部長から、現金保管の状況を知る上に必要な書類を提出させ、別に関係帳簿並びに証拠書類の提出を求め実施をいたしました。
 現金出納の状況については、関係調書と現金出納簿が符合しており、計数上の誤りも認められませんでした。また、現金保管の状況についても、現金出納簿に記載されている残高と符合しており、保管も適正でありました。
 それでは、平成29年度各会計における平成29年10月31日現在の歳入歳出の状況についてを報告いたします。
 一般会計は、予算現額188億8,465万1,000円に対し、収入済額105億2,257万8,876円、支出済額70億4,381万5,867円で、執行率37.3%でありました。
 歳入の主なものといたしましては、市税30億6,674万6,741円、地方交付税39億5,980万7,000円、繰越金15億6,034万9,046円で、85億8,690万2,787円となり、収入済額の81.6%を占めております。歳出につきましては、各科目とも適正に執行されておりました。
 次に、国民健康保険特別会計は、予算現額68億3,461万4,000円に対し、収入済額31億71万9,245円、支出済額31億8,045万2,390円で、執行率46.5%でありました。
 歳入の主なものといたしましては、国民健康保険税、国庫支出金、前期高齢者交付金、共同事業交付金、繰越金で29億2,004万9,159円となり、収入済額の94.2%を占めております。歳出につきましては、保険給付費、共同事業拠出金が主なものであります。
 次に、農業集落排水事業特別会計は、予算現額4億2,698万2,000円に対し、収入済額1億558万6,747円、支出済額1億8,888万6,645円で、執行率44.2%でありました。
 歳入の主なものといたしましては、使用料、手数料、繰越金で9,214万3,215円となり、収入済額の87.3%を占めております。歳出につきましては、農業集落排水事業費、市設置型浄化槽整備事業費、公債費であります。
 次に、公共下水道事業特別会計は、予算現額6億4,456万5,000円に対し、収入済額6,498万6,781円、支出済額2億7,263万185円で、執行率は42.3%でありました。
 歳入については、分担金及び負担金、使用料及び手数料、繰越金で、収入済額の100%を占めております。歳出につきましては、下水道事業費、公債費であります。
 次に、介護保険特別会計は、予算現額41億806万2,000円に対し、収入済額18億898万7,336円、支出済額19億8,462万7,233円で、執行率48.3%でありました。
 歳入の主なものとしましては、保険料、国庫支出金、支払基金交付金で14億3,718万4,257円となり、収入済額の79.4%を占めております。歳出につきましては、保険給付費が主なものであり、18億8,274万1,490円でありました。
 次に、介護サービス事業特別会計は、予算現額1,181万円に対し、収入済額863万1,605円、支出済額660万5,304円で、執行率55.9%でありました。
 歳入につきましては、サービス収入、繰越金で収入済額の100%を占めております。歳出につきましては、サービス事業費であります。
 次に、後期高齢者医療特別会計は、予算現額3億7,406万3,000円に対し、収入済額1億3,922万5,212円、支出済額1億3,192万5,200円で、執行率は35.3%でありました。
 歳入の主なものといたしましては、後期高齢者医療保険料が主なものであります。歳出につきましては、後期高齢者医療広域連合納付金が主なものであります。
 次に、水道事業会計の収益的収支でありますが、収入については、予定額9億4,358万6,000円に対し、収入済額5億2,797万8,462円であります。支出につきましては予定額9億4,427万6,000円に対し、支出済額3億3,667万1,767円でありました。
 収入の主なものといたしましては、給水収益であります。支出につきましては、原水及び浄水費、総係費が主なものであります。
 最後に、病院事業会計の収益的収支でありますが、収入につきましては、予定額505万1,000円に対し、収入済額505万1,262円であります。支出については、予定額505万円に対し、支出済額48万7,928円でありました。
 収入の主なものといたしましては、負担金、交付金であります。支出については、医業費用のうちの賃借料が主なものであります。
 以上が例月出納検査の結果でございます。報告いたします。
                                           
    執行部あいさつ
議長(高田重雄君) ここで、市長より発言を求められておりますので、これを許します。
 大塚市長。
          〔市長(大塚秀喜君)登壇〕
市長(大塚秀喜君) 本日ここに、平成29年第4回桜川市議会定例会の開催に当たり、私の2期目の市長就任に当たりまして、市政運営の基本的な考え方と今回の定例会への提出議案の概要説明を兼ねて一言ご挨拶申し上げます。
 去る10月22日に行われました桜川市長選挙により、市民の皆様のご信任を賜り、引き続き市政運営のかじ取りを担わせていただくことになりました。議員の皆様におかれましてもご支援をいただき、まことにありがとうございました。
 これまでの1期4年間は、市民との対話を心がけ、地域医療の再建や企業、商業施設の誘致、小中一貫校の整備など重要課題に真っ正面から向き合い、一歩ずつではありますが、全力で取り組んでまいりました。これもひとえに市民の皆様を初め議員各位のご支援のたまものと、この場をおかりし、心から感謝申し上げます。これからの4年間も、市民一筋、全力投球を政治信条に、市民目線を大切にする姿勢を持って、元気で魅力ある桜川市をつくっていきたいと考えております。
 私の第2ステージの市政運営に当たりましては、桜川市第2次総合計画に掲げた「ヤマザクラと市民の幸せが咲くまち桜川」をまちの将来像とし、住みたい、これからも住み続けたいと思える魅力的なまちの創造に向けて、「命と健康を守る」、「産業を元気にする」、「農業を盛り上げる」、「教育を充実させる」、「観光に力を入れる」、そして「行財政の建て直し」の6項目を主要施策に掲げ、市政運営に努めてまいりたいと思っております。
 具体的には、市民の皆様の命と健康を守りますとして、桜川地域医療センターと県西部メディカルセンターを中心とした地域医療体制を確立し、安心して暮らせるまちづくりを進めていきます。
 産業を元気にしますとしては、企業誘致を進め、税収アップを図るとともに、雇用の拡大と人口増加に向けた魅力あるまちづくりを進め、財政力指数県内36位から順位をアップさせてまいります。
 農業を盛り上げます。元気な農業づくりのため、農家の皆さんや関係諸団体と協力して農業の活性化に取り組みます。
 教育を充実させます。教育環境の整備を進め、国際交流を通じた語学教育など子供たちが元気に楽しく学べる学校をつくります。
 観光に力を入れます。ヤマザクラの里をテーマにした自然を生かした観光資源づくり、伝統的建築物、ひな祭りなど地域の皆様と協力して進めます。
 行財政を建て直します。市民が納得のできる公正、公平な行財政運営を進めてきましたが、さらに経費の削減、ガラス張りの市政を目指し、努力します。桜川の財政状況は決して楽観視できる状況ではありませんが、魅力あるまちづくり、市民の安全、安心のためのまちづくりにかかわる予算はしっかりと確保してまいります。
 これらの主要施策の実現には、議員各位を初め市民の皆様並びに市職員が一体となった協力体制が不可欠であります。今後とも議員各位の深いご理解と絶大なるご指導、ご協力を賜りますようお願い申し上げまして、私の2期目の市長就任の挨拶とさせていただきます。
 それでは、今回の定例議会でご審議いただく14の案件につきまして概要説明をさせていただきます。
 議事案件の前に、桜川市選挙管理委員会の委員及び補充員の選挙がありますが、よろしくお願いいたします。
 初めに、議案第67号 教育委員会委員の任命につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により、議会の同意を求めるものです。
 議案第68号 監査委員の選任につきましては、地方自治法第196条第1項の規定により、議会の同意を求めるものです。
 次に、議案第69号 専決処分の承認を求めることにつきましては、平成29年度桜川市一般会計補正予算(第4号)について、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分をしたので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものです。既定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ2,461万8,000円を追加し、予算の総額を188億8,465万1,000円としたものです。歳入は国庫支出金、歳出は総務費で、11月22日に執行した衆議院議員総選挙にかかわるものです。
 次に、議案第70号 桜川市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例につきましては、別表に特別職の委員名を追加するものです。
 議案第71号 桜川市地域包括支援センター設置条例の一部を改正する条例及び議案第72号 桜川市地域包括支援センターの包括的支援事業を実施するために必要な基準を定める条例の一部を改正する条例につきましては、介護保険法施行規則の一部改正に伴い、表現を改めるものであります。
 次に、議案第73号 指定管理者の指定につきましては、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、桜川市岩瀬福祉センター及び桜川市真壁福祉センターに指定管理者の再指定をするものです。
 次に、議案第74号 桜川市道路線の廃止につきましては、道路法第10条第3項の規定により、桜川市内の6路線を廃止するものです。
 議案第75号は、桜川市道路線の認定につきましては、道路法第8条第2項の規定により、桜川市内の4路線を認定するものです。
 次に、議案第76号から議案第80号までは、平成29年度一般会計と4つの特別会計の補正予算となっております。
 初めに、議案第76号 平成29年度桜川市一般会計補正予算(第5号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ5億8,944万2,000円を追加し、予算の総額を194億7,409万3,000円とするものです。歳入の主なものは繰越金であり、歳出の主なものは衛生費であります。
 議案第77号 平成29年度桜川市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ1,888万3,000円を追加し、予算の総額を4億4,586万5,000円とするものです。歳入の主なものは繰越金であり、歳出の主なものは農業集落排水事業費であります。
 議案第78号 平成29年度桜川市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入の振りかえをするものです。
 議案第79号 平成29年度桜川市介護保険特別会計補正予算(第3号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ101万4,000円を追加し、予算の総額を41億907万6,000円とするものです。歳入の主なものは繰越金であり、歳出の主なものは諸支出金であります。
 最後に、議案第80号 平成29年度桜川市介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ93万6,000円を追加し、予算の総額を1,274万6,000円とするものです。歳入の主なものはサービス収入であり、歳出はサービス事業費であります。
 以上で、今定例会に提出いたしました議案の概要説明を終わります。
 後ほど担当部長より詳細なる説明をいたしますので、慎重なるご審議の上、議決くださいますよう心からお願い申し上げまして、私からの挨拶とさせていただきます。
                                           
    議長報告第1号の委員会付託
議長(高田重雄君) 次に、日程第5、議長報告第1号 請願については、お手元に配付した請願文書表のとおり総務常任委員会に付託いたします。
                                           
    桜川市選挙管理委員会委員及び補充員の選挙
議長(高田重雄君) 次に、日程第6、桜川市選挙管理委員会委員及び補充員の選挙を行います。
 お諮りします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選にしたいと思いますが、ご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 異議なしと認めます。
 よって、選挙の方法は指名推選で行うことに決定しました。
 続いて、お諮りします。指名の方法については、議長が指名することにしたいと思いますが、ご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 異議なしと認めます。
 よって、議長より指名することに決定しました。
 選挙管理委員会委員には、高橋一雄君、板屋越清美君、泉孝子君、庭好一君、以上の方を指名します。
 お諮りします。ただいま議長が指名した方を選挙管理委員会委員の当選人に決定することにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 異議なしと認めます。
 ただいま指名しました高橋一雄君、板屋越清美君、泉孝子君、庭好一君、以上の方が選挙管理委員会委員に当選されました。
 次に、選挙管理委員会補充員については、第1順位、西村勝征君、第2順位、松輝人君、第3順位、大塚駿男君、第4順位、小林武廣君、以上の方を指名します。
 お諮りします。ただいま議長が指名した方を選挙管理委員会補充員の当選人に決定することにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 異議なしと認めます。
 ただいま指名しました第1順位、西村勝征君、第2順位、松輝人君、第3順位、大塚駿男君、第4順位、小林武廣君、以上の方が選挙管理委員会補充員に当選されました。
                                           
    議案第67号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(高田重雄君) 次に、日程第7、議案第67号 教育委員会委員の任命についてを議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 大塚市長。
          〔市長(大塚秀喜君)登壇〕
市長(大塚秀喜君) 提案の説明をさせていただきます。
 桜川市教育委員会、松崎茂樹氏が平成29年12月3日をもって4年間の任期満了に伴い、後任に次の者を任命いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により議会の同意を求めるものでございます。
 氏名、大島均氏、住所、桜川市真壁町東山田1603番地、生年月日、昭和27年5月21日生まれの65歳になる方です。大島氏は、昭和53年3月、日本大学経済学部経済学科を卒業され、昭和54年4月、県立結城養護学校教諭として勤務以後、小学校、中学校の教諭、教頭、校長を歴任し、平成25年3月に桜川市立岩瀬小学校校長を退任されるまで、子供たちの興味関心を高める教材の工夫、みずから学ぶ態度や能力を育てる学習指導方法の研究に取り組み、学校教育、社会教育に手腕を発揮されました。また、退職後は、県西生涯学習センターにおいて生涯学習指導員として、また桜川市子供会育成連合会会長として、青少年の健全育成に尽力されております。
 どうぞ慎重なるご審議の上、ご同意くださいますようお願い申し上げます。
議長(高田重雄君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 討論を終わります。
 お諮りします。本案は原案のとおり同意することにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第67号は原案のとおり同意することに決定しました。
                                           
    議案第68号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(高田重雄君) 次に、日程第8、議案第68号 監査委員の選任についてを議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 大塚市長。
          〔市長(大塚秀喜君)登壇〕
市長(大塚秀喜君) 提案の説明をさせていただきます。
 桜川市の監査委員の任期は4年であります。現在監査委員であります三代雄一氏が本年12月7日をもって任期満了となりますので、再度三代氏を監査委員に選任いたしたく、地方自治法第196条第1項の規定により議会の同意を求めるものです。
 三代氏は、現在桜川市長方643番地にお住まいで、昭和24年4月29日生まれの方です。昭和50年に税理士登録し、三代会計事務所を開業なされ、桜川市を代表する会計事務所の代表取締役として活躍されております。また、平成25年12月8日より代表監査委員に就任され、ご尽力いただいております。
 どうぞ慎重なるご審議の上、ご同意くださいますようお願い申し上げ、説明とさせていただきます。よろしくお願いします。
議長(高田重雄君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 討論を終わります。
 お諮りします。本案は原案のとおり同意することにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第68号は原案のとおり同意することに決定しました。
                                           
    筑北環境衛生組合議会議員の選挙
議長(高田重雄君) 次に、日程第9、筑北環境衛生組合議会議員の選挙を行います。
 お諮りします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選にしたいと思いますが、ご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 異議なしと認めます。
 よって、選挙の方法は指名推選で行うことに決定しました。
 続いて、お諮りします。指名の方法については、議長が指名することにしたいと思いますが、ご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 異議なしと認めます。
 よって、議長より指名することに決定しました。
 筑北環境衛生組合議会議員に相田一良君を指名します。
 お諮りします。ただいま議長が指名した相田一良君を当選人と定めることにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 異議なしと認めます。
 よって、筑北環境衛生組合議会議員に議長が指名しました相田一良君が当選されました。
 ただいま当選されました相田一良君が議場におりますので、会議規則第32条第2項の規定により、当選の告知をします。
                                           
    請願第8号の委員長報告、質疑、討論、採決
議長(高田重雄君) 次に、日程第10、請願第8号 図書館建設に関する請願についてを議題とします。
 本件について委員長の報告を求めます。
 文教厚生常任委員長、鈴木裕一君、登壇の上、報告願います。
          〔文教厚生常任委員長(鈴木裕一君)登壇〕
文教厚生常任委員長(鈴木裕一君) 文教厚生常任委員会審査報告書。
 当委員会は、11月16日午後1時30分から文教厚生常任委員会室において、委員5名出席のもと開会し、付託案件について審議を行いました。
 本委員会に付託された案件は、請願第8号 図書館建設に関する請願であります。平成29年第3回市議会定例会において新市建設計画に岩瀬駅跨線歩道橋・ミニ図書館整備事業が位置づけられていることから、本請願との整合性並びに請願内容の精査が必要との意見があり、休会中の継続審議となったものであります。
 請願調査内容についてですが、建設場所は現在の岩瀬中央公民館の場所を希望しており、規模は筑西市立中央図書館、もしくは笠間市立笠間図書館と同等であって、桜川市の中心となる施設の建設との要望でありました。このことから、現在、新市建設計画に位置づけされていますミニ図書館整備事業については推進できないとのことでありました。
 これら請願調査内容を踏まえ、審議の過程で議論された内容の主なものについては、次のとおりです。
 建設場所につきまして、学習室機能の充実も鑑み、利便性を考慮し、岩瀬駅に近い場所への建設も検討が必要である。
 また、公民館機能につきましては、シトラス、ラスカを有効活用しながら、必要であれば笠間市のように既存施設をリフォームすることでコストを低く抑えることも可能ではないかと思われます。
 施設の利用状況につきましては、桜川市は県内で唯一図書館が設置されていない自治体であることから、市民の多くの方は近隣自治体の図書館を利用している状況です。今回の請願書では、図書館建設は岩瀬地区に要望されていることから、現在近隣自治体の施設を利用している市民の利用体系には大きな変化はないと想定されます。
 これらのことから、建設事業費の費用対効果及び維持管理費、利用者の利便性など、計画段階での十分な議論、精査を要望いたします。さらに、議論、精査を進めていく中で、利用する市民の皆さんの声を取り入れながら進めていただくとともに、経過等につきましては十分な説明を尽くされるよう要望いたします。さらに、合併特例債を活用するに当たっては、新市建設計画との整合性が図られるようあわせて要望いたします。
 以上の要望をさせていただき、出席委員全員とも本請願の趣旨は採択すべきと決定いたしました。
  平成29年12月5日
                        文教厚生常任委員会委員長  鈴木 裕一
  桜川市議会議長  高田 重雄 様
議長(高田重雄君) 報告が終わりました。
 これより質疑を行います。
 文教厚生常任委員会委員以外の方、質疑を願います。質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 討論を終わります。
 お諮りいたします。請願第8号について委員長報告は趣旨採択です。委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 異議なしと認めます。
 よって、請願第8号は委員長報告のとおり趣旨採択とすることに決定しました。
                                           
    一般質問
議長(高田重雄君) 次に、日程第11、一般質問を行います。
 1回目は一括質問、一括答弁方式とし、2回目以降は要旨ごとに一問一答により行います。なお、質問時間は、答弁を含めて60分とします。初めの質問は対面席に登壇して行い、再質問は自席でお願いします。また、答弁も初めは登壇して行い、次は自席でお願いいたします。
 それでは、通告順に従って発言を許します。
 7番、菊池伸浩君。
          〔7番(菊池伸浩君)登壇〕
7番(菊池伸浩君) 7番の菊池です。では、質問通告に基づきまして7項目、多いのですが、質問させていただきます。
 まず最初に、新市庁舎の建設について。大塚市政の2期目の最大の課題は、新庁舎の建設であると考えております。それについて伺います。
 まず、大きくは2点質問いたします。1つは、市長選挙でも争点になったが、3分庁舎方式か、1カ所にまとめる方向かということです。2つ目は、桜川市の玄関口をどこにするのか。高森に出ていくのか、羽田にするのかという問題です。今、新市庁舎建設検討委員会で検討中でもありますが、大きな方向性は全市民に知らせる必要があると思いますので、伺います。
 まず、新庁舎は3分庁舎方式でいくのか、1カ所の方式でいくのかということです。10月の市長選挙でも、県西病院の建てかえ問題でも、高森に市立病院の建設が始まっているにもかかわらず、いまだに隣地建てかえを主張する方がおり、私のメールにもその意見が寄せられておりました。病院の建てかえは、きちんとした会議を開き、病院関係者も現在地の建てかえはできないとの意見で高森に建設することになったわけですが、市長選挙でもしこりを残してしまいました。市民にきちんとした情報を伝えることの難しさを改めて知ったわけです。ちなみに、県西病院関係者に聞きますと、患者さんの多くは、8割は県西病院が高森に引っ越すと思っているようだと聞いております。ここにも市民の方にきちんと周知する必要があるのではないかと思い、その対策についても伺います。
 次に、新庁舎を1カ所でつくるのか、それともある新人候補が政策に出したように、3分庁舎方式が可能なのかという問題です。私の理解では、真壁庁舎、大和庁舎の西側半分、いわゆる旧庁舎、岩瀬庁舎の南側庁舎、第1庁舎は昭和52年以前の建物であり、長期に残す庁舎としては少しぐらいの改修では不可能だと聞いております。その理解でよろしいのか、まずそこをはっきりと答弁していただきたい。
 また、市民に新たな混乱をもたらすといけませんので、きちんと明確にお答えをお願いいたします。
 次に、桜川市の玄関口である新庁舎をどこにするかという問題です。建設検討委員会は2回ほど開いておりますが、そこまでは検討していないと伺っています。しかし、市の玄関口をどこにするかというのは、市全体にとって大きな問題です。ここは市長のほうからきちんとした考え方を伺いたいと思います。
 次に、2点目です。図書館等の建設について。11月16日に文教厚生常任委員会で継続審査になっていた岩瀬区長会長等から出されていました請願、図書館建設について審査いたしました。委員会では、主に意見を述べた3人の意見は三人三様でした。近くの学習施設に重点を置いたほうがいいという人、いや、図書館は親子の語らいの場になっているから駐車場完備の場所がいいという人、経費の心配から、余り大きな施設になっては困るという人、いろいろでした。そこで、文教厚生委員会としてはまとまった結論にならなかったために、趣旨採択という形で全員一致の採択となったわけです。
 また、今回の市長選挙で大塚市長も選挙公約で述べておりますこの具体化についてどのような計画をお持ちなのか、伺います。
 また、合併特例債事業一覧表の中に残っている岩瀬駅跨線歩道橋・ミニ図書館整備事業の計画とも関連すると思いますので、その辺も考慮に入れて答弁をお願いいたします。特に場所は岩瀬地域として特定していいのか、また規模はどのくらいのものを考えているのか、答弁をお願いいたします。
 3点目、国民健康保険制度の県一本化についてです。いよいよ国民健康保険の都道府県単位化、茨城県で言えば県一本化が来年度から始まることになりました。9月議会で質問しましたが、まだ県のほうでも具体的なことが決まっていないとのことで、明確な答弁がいただけませんでした。もう12月になりました。今度は具体的な答弁をいただけると思いますので、平成30年度から国民健康保険の具体的な内容について説明願います。
 市民の一番の関心事は保険料がどうなるかということです。保険者が市であろうと県であろうと、保険料がどうなることかが一番心配です。私がいつも参考にしている日本共産党が発行している「議会と自治体」という雑誌では、国保都道府県化を前に、保険料の問題の焦点という特集を組んでおります。それによりますと、各県で1人当たりの保険料が試算されているようですが、11月6日現在のホームページに茨城県など10県は掲載されておりません。また、このままでは保険料が高騰することに危機感を持ち、市町村に激変緩和策の配慮を求めるとも聞いております。今、茨城県の進捗状況はどのような実態なのでしょうか。
 そもそも国民健康保険制度がこのような状態になったのは、大きく2つの原因があります。1つは、国保税の収入が落ちていることです。その原因は、国保加入者の貧困化です。若い人でもフリーターがふえ、高齢者の年金生活者がふえている現在、収入のふえようがないのが実態ではないでしょうか。
 2つ目は、国の補助率が激減していることです。今、全国知事会でも国保の補助を大幅に増額する以外に根本的解決はないと言っております。国の補助率はどのように推移してきたのか、伺います。
 続いて、4点目です。給食費の負担軽減について。6月議会でも9月議会でも、学校給食費の無料化を望む質問が出されました。もちろん大子町のように全面無料化ができればいいのですが、財政面から厳しいとの答弁がありました。平成30年度から南給食センターが廃止となり、給食に係る経費が減ると聞いております。それならば、その軽減分の幾らかでも給食費の軽減に回していただきたい。例えば3人児童生徒がいれば、第2子、第3子の分だけでも軽減して、子育てに配慮をしているという姿勢を示すことが重要だと思います。いかがでしょうか。
 また、新年度、南給食センターが廃止されることにより、軽減される給食関係費用は幾ら減るのでしょうか。廃止に伴う費用は別にして、通常運営費だけで答弁いただきたい。とりあえず第3子だけを無料にすると幾ら費用がかかるのでしょうか。また、第2子、第3子を軽減するとしたら幾ら費用がかかるのでしょうか。例えば坂東市などでは第3子の半額だけ補助するという、そういうせこいというか、わずかというか、そういう軽減も工夫してやっております。市長の政治姿勢として、子育て支援としてその施策に取り組んでいるのだという姿勢を示すためにもこの施策をやっていただきたいので、伺います。
 5点目、住宅リフォーム助成制度について。この住宅リフォーム助成制度について、前市長の中田市長のときにも、また大塚市長が初当選したときの12月議会でも質問しております。市長は、当時、公約の2番目に産業を元気にすることを挙げております。この住宅リフォーム助成制度は、産業を元気にするうってつけの制度であると考えて提案をしたものです。住宅リフォーム助成制度は、以前は個人の資産形成に資する施策を自治体はやれないという議論がありました。しかし、阪神・淡路大震災以後克服され、県西地域でも下妻市を初め多くの自治体で取り入れております。この制度の特徴は、経済効果が極めて大きいことです。補助額に対して7から10倍の効果が期待をされております。1,000万円の補助を出せば、事業費は1億円になると言われております。また、リフォーム工事は、団塊世代が高齢化しつつある今、絶好の時期でもあります。余り高齢化し過ぎますと、リフォームするエネルギーがなくなってしまいます。私の家にも団塊の世代の方から、菊池さんが提案した住宅リフォーム制度まだやっているのですか、こういう電話もかかってきております。住宅リフォームは、何かのきっかけがないと、取っかかりがないと手をつけにくいものです。大きな事業もやるべきときはやることが必要ですが、このようにきめ細かい事業にも目を配っていただきたいと思います。
 6点目、確定申告について。昨年から税金の申告場所が大和地区だけになったわけです。私も多くの人から不便になったと苦情が出ると心配をしていたのですが、それほどでもありませんでした。特に岩瀬地区では、岩瀬では3時間も待たされたが、大和へ行けば30分で済んでかえって早くなったと、こういう喜んでいる方もいました。しかし、やはり車が使えないために心配している方も多いわけです。私も足のない高齢者から車で運んでほしいと頼まれ、収税課の職員に相談したことがあります。多額の還付金がある方はタクシーを利用しても損はしないのですが、その方は無理してタクシーを使ったらかえって足が出るという方でした。ほとんど還付金がないような方も、申告だけは行かなければならないと考えるまじめな納税者の方がおられます。そのような方には、大和庁舎に行かなくても済むような簡便な方法は考えられないでしょうか。何か納税者に苦労をかけない具体的な方法があれば教えていただきたいし、市民の方々にも周知徹底をしていただきたいと思います。
 最後に、7点目です。市長選挙の政策に関連して、3点ほど伺います。今回の市長選挙は、主に2人の候補者側が政策チラシを出して、政策戦になったわけです。その政策の中でも実現性を考えればいかがなものかと思われるのが幾つかありました。それについて、行政当局としてどのような見解を持っているのでしょうか。選挙が終わった今だからこそ伺います。
 アとして、ロードパークを活用した道の駅の建設。ある候補者は、告示2日前に真壁伝承館の演説会で突然北関東高速道路桜川筑西インターチェンジのロードパークに道の駅をつくると発表いたしました。もちろん言論は自由でありますが、市長に挑戦している方がロードパークの位置づけを知らないでこのような政策を発表するのは無責任きわまりないと考えております。私の理解では、この場所は道路扱いされている土地であり、テントなどで催しは使用することはあっても、トイレを除くとここに恒久的な建設物をつくることは不可能と聞いていました。この認識は間違っているのでしょうか。行政当局としての見解を伺います。
 イとして、小中学校の洋式トイレの割合はどうなのか。以前から小中学校の洋式トイレの洋式化率を質問していた方がおりました。そのときも気になっていたのですが、再度確認をさせていただきます。今現在は洋式トイレの割合は、真壁地域と岩瀬地域では真壁地域のほうが低いと認識していますが、間違いはないでしょうか。しかし、来年4月に桃山学園が完成しますと、その比率は逆転するのではないでしょうか。その明細を明らかにしていただきたい。
 最後ですが、ウとして、上曽トンネル総工事費110億円の件です。市長選挙で、ある議員が発行責任者の議会だより第6号には、上曽トンネルの総工費115億円との数字が掲載されました。これは、上曽トンネル総工事費と理解してよろしいのでしょうか。6月の議会では、上曽トンネルの工事費が未定のまま合併特例債事業が決まってしまいました。これに係る合併特例債費用を示していただきたい。もしそうでないなら、この数字は一体何なのでしょうか。
 また、この数字がなぜ市長選挙の期間中に明らかになったのでしょうか。この数字が選挙無効の異議申し立ての理由の一つになっていることですが、それとの関係も明らかにしていただきたい。
 以上、7点質問いたします。答弁によっては再質問もしますので、よろしくお願いいたします。
議長(高田重雄君) 菊池伸浩君の質問に対する答弁を願います。
 小川市長公室長。
          〔市長公室長(小川 豊君)登壇〕
市長公室長(小川 豊君) 菊池議員さんのご質問の1番目の新市庁舎の建設についてお答えいたします。
 新市庁舎の建設に関しましては、9月に発足した新庁舎建設検討委員会に対し諮問をしております。検討委員会は、有識者のほか、市議会議員、各種団体の役員、市職員による24人で構成され、これまでに2回ほど審議いたしました。ご質問につきましては、検討委員会の審議結果に基づきお答えいたします。
 まず、1点目の3分庁舎方式か1カ所にまとめるかについてですが、これについては本庁方式として1カ所にまとめた上で、ほかの2カ所には総合窓口的な機能を残しておく方向で合意がなされております。その理由としては、3庁舎のうち1981年に制定された新耐震基準で建てられているのは大和庁舎の東奥にある3階建ての建物だけであり、ほかは全て古い耐震基準の時代に建てられた建物であります。これらの経過年数も、岩瀬の第1庁舎は築56年、第2庁舎は築37年、大和の旧庁舎は築46年、真壁庁舎は築44年となっており、減価償却資産の耐用年数表に記載してある50年で見ても、経過または耐用年数が迫っているような老朽化施設であります。また、古い耐震基準の耐震指標となるIs値は、学校や病院の基準では0.7以上ですが、岩瀬庁舎の北側にある第2庁舎以外の建物は0.7を下回り、これは防災拠点としても基準に合わない数値となります。このように、古い庁舎は、市民が利用する以上、今後長期的に使用を続けることは無理なため、建てかえる方向で協議が進んでおります。さらに、1カ所にまとめるほうが建設費、維持管理費の負担が少ない上、効率的に事務が進められます。そして、高齢者の利便性など住民サービスの維持のためには、本庁舎以外のところに支所的な機能は必要であるとの委員会の意向でもあります。
 次に、2点目の位置をどこにするかについてですが、現時点で委員会では本庁舎や支所の機能などは審議しているところですが、本庁舎の位置については慎重に考えるべきとの意見もあり、まだ本格的な審議には至っておりません。現在ではお答えできる状況にありませんが、年度末の中間報告までには審議される予定となっておりますので、ご了承いただきたいと存じます。
 なお、新庁舎建設の計画書をまとめるに当たっては、パブリックコメントを実施し、市民の皆様の意見を取り入れるなど市民に愛される庁舎となるよう進めてまいりたいと考えております。
 また、建設計画がまとまった後は、市民に理解してもらうために、広報紙以外にもホームページの掲載、さらにパンフレット等を全戸へ配布するなど周知徹底を図りたいと考えております。
 以上でございます。
議長(高田重雄君) 続いて、宮山教育部長。
          〔教育部長(宮山孝夫君)登壇〕
教育部長(宮山孝夫君) 菊池議員の2点目の図書館等の建設についての質問にお答えいたします。
 まず、図書館建設の具体化についてどのような計画を持っているかについてでございます。文教厚生常任委員会審査報告書で、事業の費用対効果及び維持管理費、利用者の利便性など、計画段階で十分な論議、精査を要望されております。さらに、議論、精査を進めていく中で、利用する市民の声を取り入れながら進めていくことも求められております。この審査報告書を受けて市では、図書館の建設に向けて、仮称ではありますが、図書館建設検討委員会を設置したいと考えております。財源については、市議会や関係部署との協議が必要となりますが、新市建設計画の合併特例債対象事業に位置づけられている岩瀬跨線歩道橋・ミニ図書館整備事業の事業費約8億7,000万円の範囲内で図書館建設について検討していただきたいと思います。その中で、区長会から提出された請願書の内容や市の財政状況も踏まえて、また建設後の管理運営も考えた上で、建設場所、機能や規模などを十分に検討していただきたいというふうに思います。
 次に、4点目の給食費の負担軽減についてお答えいたします。学校給食センターの統合後の経費を試算してみますと、食数がふえることにより、調理、配送委託料が増額となり、運営経費については統合前と比べ大きな削減額はありませんが、南給食センター職員の配置がえ等による人件費を含めますと約4,000万円程度削減される見込みです。
 次に、給食費を無料化にすることによる影響額でございます。第3子以上を無料化にすると約900万円、第2子以上を無料化にすると約4,500万円の財源が必要となります。給食センターの統合により、施設の維持管理運営費、人件費等の削減見込み額4,000万円を上回ることになります。また、南給食センターの建屋取り壊し及び整地代等8,000万円から約1億円を見込んでおりますので、給食費の無料化については、県内自治体の動向、状況等を注視、調査しながら、あわせて教育環境、整備状況等を総合的に勘案し、財源を確保した上で検討していきたいと考えております。
 次に、桃山学園の新設によるトイレの洋式化率の変化についてお答えいたします。小中学校の洋式トイレの整備状況につきまして、桃山学園の開校前では、岩瀬地区小中学校の洋式トイレは105基で38.0%、大和地区が65基で61.3%、真壁地区が53基で23.7%、全体で223基、36.8%となっております。平成30年4月、桃山学園開校と真壁小学校、紫尾小学校の閉校に伴い、真壁地区が97基、53.0%となります。全体でも267基、47.3%、10.5%の増となっております。
 以上でございます。
議長(高田重雄君) 続いて、小松ア市民生活部長。
          〔市民生活部長(小松ア 稔君)登壇〕
市民生活部長(小松ア 稔君) 菊池議員の3番目の平成30年度からの国民健康保険の具体的な内容はどのようになっているのかのご質問にお答えいたします。
 まず初めの、各県で保険料が試算されているが、茨城県の進捗状況はどのようになっているのかについてですが、県は提示された算定スケジュールのとおり、国とのデータの取り交わしを行い、11月24日には納付金関連の推計値を市町村に提示したところです。この推計値については、11月28日の茨城県国民健康保険制度移行準備委員会において公表されており、同日県のホームページにも掲載されている状況となっております。
 市としましては、示された保険料総額14億5,469万4,178円をもとに、現在、国保税率の試算検討を手がけており、12月21日開催予定の国保運営協議会にお諮りしたいと考えております。
 算定方式につきましては、前回述べたように、資産割を引き下げ、所得割、平等割、均等割により調整していくという方針に沿って試算していくことになります。また、その際には一般会計からの繰入金について財政部局と十分に協議の上、大きな負担増にならないよう考慮させていただく考えであります。
 次の、フリーターや年金生活者がふえている現在、歳入の伸びは見られないのではないかの質問ですが、平成23年度からの市の決算額から見た数値では、現年度分の調定総額、そして1人当たり及び1世帯当たりの額は平成25年度をピークに減少傾向にあります。平成27年度の所得階層別世帯の割合を見ますと、所得ゼロが22%、100万円未満は26%、200万円未満は23%であり、合わせて71%を占めることになり、低所得世帯が大半を占めていることがわかります。この低所得世帯がふえてきますと調定額が減少することになり、たとえ収納率を維持したとしても、議員のおっしゃるとおり、収納額がおのずと減少していくことになります。
 最後の国の補助率はどのように推移してきたのかの質問ですが、昭和59年度にはそれまで医療費の45%だった補助率を給付額の50%に改正しており、単純計算で10%の減額になっております。さらに、平成17年度には県の財政調整交付金の導入に伴う見直しにより、50%から45%に、その後2度の改正により、現在は41%となっている状況であります。
 以上でございます。
議長(高田重雄君) 続いて、斎藤経済部長。
          〔経済部長(斎藤 学君)登壇〕
経済部長(斎藤 学君) 菊池議員の5番目の質問である住宅リフォーム助成制度についてのご質問にお答えいたします。
 ご質問の住宅リフォーム助成制度は、住環境の改善と商工業等の振興を目的とした制度で、市民が市内の施工業者を利用し、住宅のリフォーム工事を行う場合に、その経費の一部を助成する制度でございます。茨城県内では、平成29年5月末現在、44市町村中17の市町村で取り組んでおります。補助率は、おおむね対象工事費の10%、上限10万円を補助金として交付しているものでございます。近隣では、筑西市、結城市、下妻市が実施しております。また、この事業は国の社会資本整備総合交付金の対象となり、補助額の約45%が交付金として交付されます。議員さんご指摘のとおり、この制度は住環境を整備するとともに、地域経済の活性化につながる大変有効な事業でありますけれども、市といたしましては全体の施策の優先順位を検討した上で、事業化に向けて前向きに取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。
議長(高田重雄君) 続いて、阿久津総務部長。
          〔総務部長(阿久津裕治君)登壇〕
総務部長(阿久津裕治君) 菊池議員の6番目の確定申告についてのご質問にお答えをいたします。
 申告会場は、平成27年度から、市民の皆様の待ち時間の解消、また限られた職員数で適正な申告相談を行うため、大和中央公民館の1会場で行っております。1つの会場にすることにより、内容をよく知る住民税担当職員が分散をしないため、複雑な内容の申告がスムーズに対応でき、待ち時間の短縮につながっております。
 大和申告会場に行かなくて済む方法とのご質問でございますが、申告内容は個人ごとに異なりますので、所得の種類や控除、世帯員の所得の状況など個別に聞き取りを行わないと、一概に申告が必要な方なのかどうかをお答えすることはできません。よって、一例といたしまして、年金収入が主な方を例に申し上げます。年金につきましては、年金機構等の年金支払者より自治体に公的年金等支払い報告書が提出をされるため、年金以外の収入がなければ改めて住民税の申告をする必要はございません。また、公的年金収入額が400万円以下で、かつ公的年金以外のほかの所得が20万円以下の方については、住民税の申告は必要でございますが、所得税の確定申告の義務はございません。ただし、申告義務はなくても一定以上の公的年金の収入がある方は、所得税、住民税とも課税されます。社会保険料、医療費控除などを申告すれば、源泉所得税の還付や住民税の減額をすることができる場合がございます。申告の有無につきましては、公的年金等源泉徴収票をご用意いただき、事前に税務課にお電話で問い合わせをしていただきたいと思います。
 また、会場に行く交通手段でございますが、ご不便をおかけしております。平日にはデマンドタクシーのご利用も考えていただき、申告会場に足を運んでいただければと考えております。お帰りの予約時間に間に合うように時間の調整をさせていただきますので、ご安心いただきたいと思います。
 また、平日に来られない方のために休日相談日も2日間設定してありますので、ご家族の方とご一緒に申告会場に足を運んでいただければと考えております。しかし、外出ができず、どうしても会場に行けない方には電話での聞き取りにより申告書を作成して、本人に郵送し、署名、捺印をしたものを返送していただくということで対応させていただきたいと考えております。
 また、ご自分で作成した申告書は、岩瀬及び真壁総合窓口課でもお預かりすることもできますので、よろしくお願いいたします。
 また、収入がない場合でも申告がないと、医療及び福祉関係でさまざまな適用が受けられない場合もありますので、ご注意をいただきたいと思います。
 続きまして、7番目の質問の最後の上曽トンネルと選挙無効の異議申し出の関係についてということでございますが、桜川市選挙管理委員会高橋委員長より委任を受けておりますので、選挙管理委員会書記長としてお答えをさせていただきます。上曽トンネルの件につきましては、この後建設部長より説明がありますが、異議申し出につきましては、12月1日、選挙管理委員会を開催し、審議を行いました。その結果、茨城県職員が桜川市市長選挙期日前に上曽トンネル関係文書を持参したことをもって、同職員による不当な選挙干渉としての利害誘導を主張するが、同文書については桜川市から茨城県に対して要望していたものである。要望に対しての回答のために同職員は桜川市役所に来庁したもので、桜川市長選挙とは無関係であり、選挙干渉としての利害誘導に当たるとは言えないということで、桜川市市長選挙に係る選挙の効力に関する異議申し出については、同日棄却を決定し、告示したところでございます。
 以上でございます。
議長(高田重雄君) 続いて、尾見建設部長。
          〔建設部長(尾見 誠君)登壇〕
建設部長(尾見 誠君) 菊池議員の7番目の質問、市長選挙の政策に関連して、ア、ロードパークを活用した道の駅建設について、ウ、上曽トンネル総工事費115億円について及び同事業による合併特例債費用についてお答えいたします。
 現在ある桜川ロードパークは、暫定供用中の北関東自動車道桜川筑西インターチェンジに、完成形であるランプ整備までの間、桜川市から要望を受けて、国道50号線の休憩所施設として整備をしたものです。そのような経緯から、ロードパークの管理については、国土交通省と桜川市の間で覚書を交わし、両者で管理を行っております。
 ご質問にあるように、この場所は道路扱いされている土地であり、ここに恒久的な建設物をつくることは不可能と聞いているが、この認識は間違っているのでしょうかということですが、平成20年3月28日、国土交通省、桜川市の間で交わした桜川ロードパークの管理に関する覚書第1条第2項には、本施設の設置期間は桜川筑西インターチェンジの暫定供用中の期間とし、交通量等の社会情勢により、完成形であるランプ整備時には国土交通省の判断により施設の廃止を行うとともに、新たに本施設の機能の移設は行わないものとすると交わされていることから、菊池議員の認識は間違いないと思われます。
 次に、上曽トンネル総工事費の件でございますが、本年10月2日に茨城県土木部道路建設課より今後進める国庫補助事業、事業認可事務の協議資料として、桜川、石岡両市にトンネル計画の断面図案、全体事業費案等を示された基礎資料の説明を受けました。説明の内容は、トンネルの断面は従来計画では8メートルだったが、自転車走行区分として両側路肩部分を1.5メートルとし9.5メートルとする。全体事業費は、取りつけ道路を含み115億円とする内容です。工事内容の内訳等は示されませんでしたが、さきの内容で国庫補助事業、事業認可事務を進めることで申し合わせをしております。
 また、この事業にかかわる合併特例債費用額を示せということですが、先ほども説明しましたが、取りつけ道路を含む全体事業費115億円は示されましたが、工事費の内訳、桜川、石岡市の工事額についてはまだ示されていませんので、前回定例会にて示した試算方法と同様に、施工延長割から計算いたしますが、全体の事業区間において石岡市側取りつけ道が520メートル短くなったことから、施工区間の延長割が変更し、桜川市の割合は44%から47%になり、その割合で計算いたしますと桜川市の負担分は54億円となります。また、前回の試算では、平成28年度までに実施した施工費用4億9,000万円を差し引き試算いたしましたが、工事費の内訳が示されないことから、この工事費については差し引かず、54億円で試算いたしますと、国庫補助金、地方創生道整備推進交付金50%を差し引いた事業費27億円の95%が合併特例債起債額となり、25億6,480万円を起債額として考えておりますが、両市の負担割合が決定されませんので、変更額が決まりましたら後日報告させていただきたいと思います。
 以上でございます。
議長(高田重雄君) 答弁が終わりました。
 再質問があれば質問願います。
 7番、菊池伸浩君。
7番(菊池伸浩君) 最初に言った県西病院の患者さんが、いまだに県西病院は高森に行くのだとばかり思っている方が8割いるというのです、事務長に聞いても。私のうちにも、誰々先生は高森に行くのですかと担当医の転勤先まで聞いてくるのです。だから、本当に市民の多くはいまだに県西病院が高森に行くという、そういうふうに理解している方が多いのです。いや、あそこは山王病院が経営するのだよと言ってもわかってくれない方が本当多いのです。どうやってそこのところを周知徹底するかと。もうあと一年切りましたから、その辺ちょっとどなたか答弁お願いしたい。
議長(高田重雄君) 佐藤総合戦略部長。
総合戦略部長(佐藤 勤君) ただいまの菊池議員のご指摘の件ですが、その点につきましては担当部署であります病院整備推進課、それから筑西市のほうの協力を得まして、筑西市のほうに今来られております2人の医療監の協力を得まして、市内のさまざまな団体の会合の席、こういう席にお邪魔いたしまして、今両市で進めております公立病院の合併の進め方、それからそれぞれの市で整備いたします病院の性格、どのような病院であるか、そういったところの説明会を機会を設けて実施しているところでございます。また、広報紙等の紙面を一部利用させていただきまして、そういったところのお知らせを市民向けに行っているところでございますが、議員ご指摘のように、まだ不十分であるというようなところも感じられることでございますので、今後も引き続きそのような機会を設けさせていただきまして、きめ細やかに市民に対して説明をさせていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
議長(高田重雄君) 7番、菊池伸浩君。
7番(菊池伸浩君) では、よろしくお願いします。
 それから、国民健康保険の関係で、質問ではなくていいのですが、とにかく所得ゼロと100万円未満、200万円未満で国民健康保険の対象者が71%が200万円以下だというのです。そうすると、この前の議会全員協議会である職員が、月30万円の消費があって、139倍の消費効果が出ると言うが、あんな話は本当に聞いていられないと思って私も頭きた人間なのですが、そこだけ一つ指摘をしておきます。反論する場でもなかったので。
 それから、あと給食費の負担軽減なのですが、確かに、先ほど坂東市の例を出したのですが、私も、第3子の半額だけ補助という、そんなみみっちいことをやるのかと思ったのですが、やっぱり市の姿勢としてわずかでも、幾らかでも補助する気持ちがあるのだと。その姿勢を示すためにも、幾らかでも来年度の予算で少しでもやっていただければいいなと。そういう本当にみみっちいと言えばみみっちいのですが、市民の受けは違うということを述べておきます。個人の問題ではないから。
 あと、住宅リフォーム助成制度なのですが、私のうちも7年ぐらい前にやったのですが、もう71になってしまうと、もうやる気しないです。あとは死を待つだけという感じなのです。やっぱり60代前半ではないとなかなか、本当にうちを全部整理して何かしなければリフォームできませんから、その馬力がなくなってしまうのです。だから、本当に今団塊の世代が役場職員もやめていって高齢化してきているのですが、この方たちがまだうちの中の整理をできるエネルギーがあるとき、そのときにやらないとできませんから、前向きにやるということだったので、期待をしていますので、ぜひよろしくお願いいたします。
 あと、確定申告については、私のほうでも、あんたのところは心配ないのだよとも言えないから、私も家庭内容は知りませんから。何かあったときにはまず総務課に電話して、そして行ったほうがいいのか、行かなくてもいいのかという、そういう細かなことをアドバイスをしていきますので、よろしく対応してください。
 以上で終わります。
議長(高田重雄君) これで菊池伸浩君の一般質問を終わります。
 ここで暫時休憩いたします。
          休 憩  (午前11時30分)
                                           
          再 開  (午後 1時00分)
議長(高田重雄君) 休憩を閉じて、会議を再開します。
 次に、9番、市村香君。
          〔9番(市村 香君)登壇〕
9番(市村 香君) 9番、市村香でございます。通告によりまして一般質問させていただきます。
 まず最初に、1つ目のトイレの修理についてですが、みかげスポーツ公園内のゲートボール場は、市外から来る利用者と桜川市内の皆さんが一緒に大会を開催し、毎月利用しているとのことです。ところが、トイレが古くなり、利用しづらいので、至急改善してほしいという申し入れがありました。市外利用者から申し入れがあったので、私も現場を見て確認してきましたけれども、確かに和式でかなり古いタイプなので、高齢者には使いづらいと思います。近くにはテニスコートも2面あり、また2年後には茨城国体の会場として県営射撃場も整備されて、開催を待つばかりになっておりますので、近くにあるトイレ改善の必要も出てくるのではないかと思います。それと同時に、毎月開催しているゲートボール大会の内容等はどういうものなのか気になりました。また、今後トイレ等を改修する予定などが現時点であるのかどうかを伺います。
 続きまして、2番目の質問です。大塚市長の2期目の新たな施政方針についてお伺いいたします。10月の市長選挙では、衆議院議員国政選挙等で日程が定まらず大変だったことと思いますが、市長の4年間の実績が認められ、また新たに公約した政策が市民に信任された結果として当選されたと思います。11月には黒沢建設株式会社の竣工式がとり行われるなど実現に向け着実に進んでいると思いますが、これからの桜川市は少子高齢化ではなく、まさしく少子高齢社会の真っただ中に入るわけで、2期目の4年間はさらに厳しくなるかと思いますので、市民の営業マンとしての新たな施政方針を伺いたいと思います。
 3番目の桜川市の入札制度についてご質問いたします。最近の桜川市の発注する工事は、市内業者だったとしても、業者間のたたき合いをして、地元地域外の業者が請け負ったケースがあるように見受けられます。市民の税金を使うのですから、市民の利益を最大限に確保する一般競争入札等をするのが公平性を保てる基本だと私も思います。しかしながら、その結果、安い金額の受注となれば、地元業者の育成や市内経済の活性化につながらなくなるのではと懸念いたしております。市民の利益とする入札制度も、経済発展の悪循環ともなりかねないと思うので、現在の市の入札制度がどのようになっているのか伺いたいと思います。
 以上、3点につきまして質問いたします。場合によっては再質問いたしますので、よろしくお願いいたします。
議長(高田重雄君) 市村香君の質問に対する答弁を願います。
 尾見建設部長。
          〔建設部長(尾見 誠君)登壇〕
建設部長(尾見 誠君) 市村議員の質問、みかげスポーツ公園内ゲートボール場に設置しているトイレについてお答えいたします。
 みかげスポーツ公園内ゲートボール場に設置しているトイレにつきましては、簡易式水洗トイレを設置しておりますが、年数も経過し、老朽化が進んでおり、ご指摘のとおり、女性用は和式トイレのため、高齢者等が利用しづらい状況になっております。
 また、ライフル射撃場スロープ工事のため、工事期間中、トイレ洗浄水の使用ができなかったため、利用者の皆様にはご不便をおかけいたしたことを陳謝いたします。現在は工事も完了したことにより、水道も復旧したことを確認しております。
 みかげスポーツ公園の利用状況ですが、管理者として把握している平成28年度の利用者は、ゲートボール利用者が年間720名、グラウンドゴルフ利用者が年間1,560名、テニス利用者が年間520名、合計2,800名の利用者があり、近隣市町村との交流大会も開催されているとの報告を受けております。特にゲートボールでは、毎月ゲートボール連盟主催の交流会を開催し、近隣市町村から1チーム六、七人、12チーム前後が参加しております。また、平成31年度には茨城国体射撃競技の会場の一部になることから、施設の改修及び増設については早急に検討してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
議長(高田重雄君) 続いて、大塚市長。
          〔市長(大塚秀喜君)登壇〕
市長(大塚秀喜君) 市村議員の質問にお答えします。
 私の2期目に向けての施政方針ということでありますが、冒頭のご挨拶の中でも触れさせていただきましたが、改めて述べさせていただきます。2期目の市政を担うに当たりまして、現在の桜川市にとって最も重要視していくべき課題は何かということでありますが、まずいかにして人口減少に歯どめをかけるかということと思われます。そのために、企業誘致を推進し、税収アップと雇用拡大を図り、人口増加に向けた住んでみたいまちを目指してまいります。
 また、小中学校の適正配置や認定こども園の民営化を推進することで、子育て家庭のニーズに対応しながら、経費の削減を行い、その削減分を活用し、給食費の無料化を推進することで住みやすいまちを実現させたいと考えております。
 そして、桜川市第2次総合計画に掲げた「ヤマザクラと市民の幸せが咲くまち桜川」を市の将来像とし、住みたい、これからも住み続けたいと思えるような魅力的なまちづくりに向け、命と健康を守る、産業を元気にする、観光の活性化、農業振興、教育の充実、行財政の充実、6つを主要施策に掲げ、市政運営に努めてまいります。
 より具体的な施策、事業としましては、安心して暮らせる地域医療として、桜川地域医療センターを中心とした地域医療の充実を目指し、子供から大人まで安心して暮らせるまちづくりを進めていきます。
 広域的な交通の整備としては、広域連携バスと新たな公共交通システムの整備をいたします。また、つくば、土浦、石岡、桜川を周回するサイクリングコースの整備に向け、推進いたします。
 そして、上曽トンネルの整備を進めることで、安全性、利便性の向上や石岡、県中央方面から交流人口の拡大による地域活性化を目指します。
 学校づくりに取り組むとしては、子供たちが楽しく学べる環境づくりを進めたいと思います。小中学校の適正配置策定委員会を設置し、地域の方々のご意見を織り込みながら、適正な配置計画を確立していきます。そして、経費の削減が条件となりますが、先ほど菊池議員からも質問がありました給食費の無料化を推進していくと。もとより、全教室に空調の整備、洋式トイレの整備を推進してまいりたいと考えております。経費の削減が前提であるというふうに考えております。
 元気に暮らせる地域社会づくりとしては、高齢者が元気に暮らせるようなスポーツ施設の整備や学習機能つきの図書館の整備を推進します。また、県西総合病院跡地の活用方法についても検討してまいります。
 経済活性化で税収アップとしましては、ヤマザクラの里をテーマに、桜川市の魅力を全国に発信していきます。まず、県所有の岩瀬工業団地への進入路を整備し、企業の進出しやすい環境をつくり、誘致を図ります。また、現在進められております長方地区のショッピングモールの経済効果は年間162億円と推定されておりますが、そこに農産物の直売所及び市の展示場を開設し、農業・石材業の活力アップ、そして雇用拡大、税収アップを図ってまいります。さらに、その周辺地区において住宅用地の提供により、人口増加とともに、住んでみたいまちの実現に近づけることと思っております。
 最後に、市民に役立つ市役所づくりとして、市民が納得できる公平、公正な行財政運営を進めてきましたが、さらなる経費の削減を検討し、ガラス張りの市政を目指して努力してまいります。
 なお、新庁舎の建設に関しましては、9月21日に新庁舎建設検討委員会へ諮問しております。今後委員会において協議されますが、その結果につきましては議員の皆様にご報告させていただく所存です。
 いずれにいたしましても、桜川市の財政状況は決して楽観視できる状態ではありませんので、魅力あるまちづくり、市民の安全安心のためのまちづくりにかかわる予算はしっかりと確保してまいります。これらの実現には、議員各位を初め市民の皆様並びに市職員が一体となった協力体制が不可欠であります。今後とも、住みたい、これからも住み続けたいと思えるような魅力的なまちづくりに向け、ご支援、ご協力をお願いいたしまして、2期目に向けての私の施政方針といたします。
議長(高田重雄君) 続いて、阿久津総務部長。
          〔総務部長(阿久津裕治君)登壇〕
総務部長(阿久津裕治君) 市村議員の入札制度についてのご質問にお答えいたします。
 まず、桜川市の入札制度を説明する前に、自治体入札制度の基本となる上位法の地方自治法について触れさせていただきます。地方自治法第234条第1項に基づきまして、自治体の締結する売買、賃借、請負、その他の契約は、一般競争入札、指名競争入札、随意契約または競り売りの方法によるものとされております。このうち、同条の第2項によりまして、指名競争入札、随意契約または競り売りの方法は、政令の定める要件に該当するときに限りこれによることができるとされており、原則は一般競争入札によることとなっております。
 また、公共事業を発注する上で、自治体には3つの原則が求められます。1つ目は、行政活動は住民からの税収に基づいて行われることから、納税者である市民の利益を最大限に確保させるための経済性の原則。2つ目は、特定の事業者が独占的に受注の機会を得たり、特定の人に対して有利な価格で契約を行ったりすることは許されないといった公平性の原則。3つ目は、幅広い事業者に対して公平に競争への参加の機会を認め、競争を促すことにより経済性を高めることが期待される競争性の原則でございます。
 それでは、本来である桜川市の入札制度についてご説明を申し上げます。桜川市では、原則として、1件につき設計金額が建築工事は2,000万円以上、それ以外の工事については1,000万円以上のものについて、業者の格付や市内に建設業法に基づき設置された本店、支店または営業所を有するものであるなどを参加資格として限定した条件つき一般競争入札としており、1件につき設計金額が1億5,000万円以上の全ての工事は市内業者以外も参加できる一般競争入札としております。また、設計金額が1,000万円に満たない工事は、指名競争入札または随意契約としているところでございます。
 業者間のたたき合いをしているというご質問がありましたが、こちらは競争性の原理が働いた結果と判断しておりまして、競争入札の結果に関して市の執行部がコメントすることは差し控えさせていただきます。
 地元業者の育成や市内経済の活性化という視点では、指名競争入札において、当該工事に係る地理的条件に配慮をして選定をしております。また、条件つき一般競争入札においては、最低制限価格を設けて常軌を逸した低廉な価格での受注とならないよう運用をしておるところでございます。
 以上でございます。
議長(高田重雄君) 答弁が終わりました。
 再質問があれば質問願います。
 9番、市村香君。
9番(市村 香君) まず、1番目のトイレの修理の件につきましてですが、市外からのご指摘が私のほうにありましたので、私もどのような状況かということで現場を見させていただきました。私が見ても、なるほど使いづらいなと思いますし、ほかの市町村からも訪れたときに公共物であるトイレの整備がおくれているということは、これから市長が目指すヤマザクラの里づくりとおもてなしの観点からも余り好ましくないことなので、早く改善できればいいのかなと思っております。先ほども質問の中に入れましたけれども、茨城国体も近いことですし、この先高齢者が元気でいてくれることは医療費や福祉財政の軽減にもつながり、桜川市にとってもいいことだと思いますので、早急に改善していただきたいと思うのですけれども、再度これらのほうの、一般質問を通告してから期日がたちますので、もう一度再確認したいと思います。
議長(高田重雄君) 尾見建設部長。
建設部長(尾見 誠君) 早急な対応ということで、現在設置している施設と同等規模以上、増設するような場合には女性用の洋式便器を考えております。本年の予算要望をしたいと思います。
議長(高田重雄君) 9番、市村香君。
9番(市村 香君) ぜひともよろしくお願いしたいということで提案しておきますので、今後ともご検討のほどよろしくお願いいたします。
 次に、2番目の市長の施政方針ということで、るるいろいろご説明がありまして、これからまた大変な時期の4年間を営業マンとして頑張っていただきたいなと私も思っております。
 ただ、説明にもありましたけれども、新市建設計画の見直しが最終段階を迎えているということで、これは前町村長時代に計画した新庁舎建設も今始まりましたけれども、建設検討委員会に諮問されておりますので、本年度には具体的な形にしなければならないかと思っております。そういう意味では、このさまざまな公約が実現できるために、しっかり4年間お願いしたいと思いますが。
 ところで、今回の選挙戦の反省といたしまして、市長は市民の営業マンとして、4年前の公約実現のために頑張ってきたと思います。それは私も大変だったなと思うのですが、少し残念なことに、市民の皆様に正しい情報がわかりやすく伝わっていなかったと思うことが残念に思います。さらに市民が納得できるような公平、公正な行政運営と伝達を心がけていただきたいと思いますが、その辺のところを再度伺いたいと思います。
議長(高田重雄君) 大塚市長。
市長(大塚秀喜君) 1期目の4年間の中でいろいろな事業に携わり、多くの事業を行ってまいりました。そんな中、これまでに十分活用されていなかった合併特例債を市全体の経費を抑えながら有効に使えるよう十分に検討してきましたが、一部で桜川市の財政が非常に厳しく、破綻寸前、財政再建団体になるというような風評が流れました。現状としては、桜川市の財政状況は厳しいながらも健全な運営を行っており、国、県から起債や新規事業が認められている状態であります。今後も無駄を抑え、きちんとした財政の裏づけを行いながら事業を行っていきます。
 また、市民の皆様がわかりやすい行政情報の発信、伝達を心がけ、ガラス張りの市政を目指していきたいと思っておるところでございます。具体的に手法なんかも今後はもう少し考えていったほうがいいのかなと。先ほど菊池議員のほうからもいろんなお話ありました。市民に対する発信の仕方、これは大いに今後検討課題だと思っております。前向きにいろんな形で発信していきたいと考えております。よろしくお願いします。
議長(高田重雄君) 9番、市村香君。
9番(市村 香君) よろしくお願いしたいと思います。今回は市長選挙ばかりではなくて、今回の選挙戦では、私たち市議会も機能していない、電車ごっこということで、誤解をされない甚だ失礼な発言もあったように記憶しております。そういう意味では、私たち議会も気を引き締めていかなければならないと私は思うところでございます。お互い基本は市民のためとして、両輪ではありますけれども、是々非々、職員と市民と協働の輪で頑張っていければと思っておりますので、議会にもさらなる説明責任を果たしていただきながら、しっかりと4年間をお願いしたいと思いますので、これにつきましてご提案して、終わりにしたいと思います。よろしく、ではありますか。いいですね。  
 続きまして、3番目の入札制度についてご質問いたします。先ほど桜川市では1,000万円以上の工事を条件つき一般競争入札をしているという説明がありました。指名競争入札に関しましては、地元業者の育成、市内経済の活性化の視点等で地理的要件に配慮しているということがありましたけれども、これは桜川市というより各自治体の裁量で自由に決めることができるという理解でよろしいのでしょうか、お答えお願いします。
議長(高田重雄君) 阿久津総務部長。
総務部長(阿久津裕治君) 市村議員のご質問にお答えいたします。
 地方自治法施行令第167条第1項の規定によりまして、普通地方公共団体の長は、必要があるときは一般競争入札に参加する者に必要な資格として、あらかじめ契約の種類及び金額に応じ、工事、製造または販売等の実績、従業員の数、資本金の額、その他経営の規模及び状況を要件とする資格を定めることができるとされております。参加資格の設定は、各自治体に裁量性があるということでございます。
 以上です。
議長(高田重雄君) 9番、市村香君。
9番(市村 香君) ここのところはちょっと私も認識不足でして、各自治体である程度自由に決めていいのだということは理解しました。難しいところなのかと思いますけれども、条件つき一般競争入札1,000万円以上と一般競争入札1億5,000万円というのの間には結構な差があるのかなと私感じます。条件つき1,000万円をもう少し上げることができないかどうなのか。お聞きするところによりますと、下妻市は750万円以上としているようですが、一番低いところで。私は下げるより、逆に1,300万円とか1,500万円、もしくは思い切って2,000万円に引き上げたらどうかなと考えるところでございます。現在、消費税も3%、それから5%、8%と上がり、これからはすぐに10%になろうとしております。競争入札では税別の落札ということですので、理解はしておりますけれども、物価も上がり、1,000万円という時代から随分年数も経過しているのかなと思いまして、考えるところです。
 ところで、つくば市等では来年度一般競争入札の対象工事を見直して引き上げるなんていううわさも聞こえておりますけれども、その辺のところもあわせてどうなのか、伺います。
議長(高田重雄君) 阿久津総務部長。
総務部長(阿久津裕治君) 市村議員のご質問にお答えさせていただきます。
 ただいまご質問のあったつくば市でございますが、現在130万円以上の建設工事を条件つき一般競争入札の対象としているようでございます。担当課に問い合わせたところ、現在見直しはしないであるという回答をいただきました。つくば市の一般競争入札の参加要件は、原則市内に本店がある事業所に限定し、工事案件に応じて地域要件を緩和しているとの状況でございます。参考に近隣市町村の状況を調査いたしましたが、筑西市、結城市、笠間市が1,000万円以上の建設工事を条件つき一般競争入札の対象としているそうでございます。
 先ほどもご説明申し上げましたが、桜川市におきましては、桜川市条件付一般競争入札に関する事務取扱要領によりまして、原則として1件につき設計金額が1,000万円以上の建設工事、そのうち建築工事は2,000万円以上のものについて参加資格を制限した条件つき一般競争入札としております。金額の引き上げにつきましては、他市町村の動向を注視しながら、よく検討し、慎重に判断をしてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
議長(高田重雄君) 9番、市村香君。
9番(市村 香君) 桜川市の条件つき一般競争入札は、参加資格要件として本店、支店、営業所を有するものとしているのですよね。つくば市は今お聞きしますと原則市内に本店のある事業所に限定しているとありますが、そして工事案件に応じて地域要件を緩和している状況となっているようですので、できれば、私も今回いろいろと考えましたが、やはり桜川市でも本店がある事業所に限定してもよいのではないのかなと思いました。今現在、先ほども市長がおっしゃいましたように、桜川市は本当に人口減少が深刻でございます。そういう人口減少の中にあって、5万を切る人口ですので、より市民への利益確保が確実にできればなと思いますので、桜川市もそのように見直せればよいのかなと思いますが、その辺のところを質問しても多分無理かと思いますので、一応要望という形で要望しておきますが、よろしいでしょうか。
 以上で質問終わります。
議長(高田重雄君) これで市村香君の一般質問を終わります。
 次に、18番、林悦子君。
          〔18番(林 悦子君)登壇〕
18番(林 悦子君) 18番、通告に従い一般質問いたします。
 質問は、大きく1点です。まず、紫尾小学校、真壁小学校の跡地利用について、今回掘り下げて伺いたいと思います。紫尾小学校、真壁小学校は本年度をもって、明治時代に学制がしかれて以来続いてきた147年の伝統に幕を閉じ、廃校となります。来春4月からは、小中一貫校桃山学園に統合され、新たな歴史を踏み出すわけです。この両校の跡地の利活用について、住民は高い関心を持っています。
中には、環境が一変することへの不安を持つ方もありますが、地元住民、卒業生などから今後どうなるのか聞かれることがしばしばです。このような市民の疑問に答え、できれば地元が納得できるような活用がされるよう、幾つかの点について質問をいたします。
 1点目として、紫尾小、真壁小それぞれのまず歴史についてお尋ねいたします。両校は地域を象徴するものであり、今日まで、学校教育はもちろんのこと、社会教育や地域活動の中心としてはかり知れない地域貢献をしてまいりました。建物がなくなっても、これからも地域の人々や卒業生の思い出や心のふるさとであり続けることは、NHKの人気番組「こころ旅」で桃山中跡地が放映されたことからも容易に想定できます。このようなこれまでの公共性に沿った、できれば教育や歴史の継続という観点から活用されていくことを多くの町民は望んでいると思います。
 次に、2点目として、本年8月に「広報さくらがわ おしらせ版」に掲載された両小学校の跡地利用についての意見募集についての結果をお尋ねいたします。私も「広報さくらがわ」でされているということを全く知らないで市民の方からお尋ねいただいて初めてこの8月号をひっくり返した、お粗末なことなのですけれども、なぜ気がつかなかったのかなということを考えると、まだ学校が両校ともあるのです。更地になってもいない段階でどうしますかということをこの段階で聞かれるということを全く予想しておりませんでした。まだ親が生きているのに後どうするみたいな話になるような気がして、勝手に私はそんなふうに、今は聞かれないだろうというふうに思って安穏としていた部分があって、ちょっと反省していますが、ただし、いきなりこの意見募集ということで、もちろんこの意見を聞いたからといって、このまま反映されるわけではありませんというただし書きもついてはいたのですけれども、通常の手法としては、まず跡地について市がみずからどんなふうにしたいか考える。それから、では市民の声を聞いてみるかと。広く条件をつけないで聞いてみるかといって、だんだん絞り込んでいくというのがこれまでの決め方だったような気がいたします。まして100年来続いて教育に使われてきた土地のことなので、そういうこともありまして、この募集そのものがびっくりしたということなのです。しかも、担当課が管財課です。利活用ということならば、企画課か戦略室で市民の声を聞くのかなと。しかし、管財課では、処分、管理が主な仕事なので、そのためか、公募の条件の中にも売却の文字。それから、民間活用との条件を付しての募集となっておりました。このお知らせ版の公募に気づいた市民というのも極めて少ないのですけれども、読んだ方も条件設定されることに、公有財産として残す考えは市にはないのかなというふうに受けとめられた方もあったようで、戸惑いを覚えたようなのです。このような募集になった経緯も含めて、10月いっぱいでこの募集は締め切られておりますので、結果についてご報告お願いいたします。
 3点目といたしまして、次に、このような意見を聞いた結果、何か参考になるようなものがあったかとかそういうことも含めまして、これからどのようにするのか、市の考え方をお尋ねいたします。
 また、市長の考え方も、またというより市長の考え方が大きいわけですけれども、市長の考え方をお聞かせいただきたいと思います。
 最後に、今後の進め方。別にタイムスケジュールの設定などをするような案件ではないとは思うのですけれども、決定の仕方とか、どんなふうに決めていくのか。期限をいつまでみたいに限って進めるのかなどそういうことについて、今後の手続等のことについてお尋ねをいたします。
 必要があれば再質問したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
議長(高田重雄君) 林悦子君の質問に対する答弁を願います。
 宮山教育部長。
          〔教育部長(宮山孝夫君)登壇〕
教育部長(宮山孝夫君) 林議員の真壁小学校と紫尾小学校の跡地利用についてのまずそれぞれの学校の歴史、沿革についてお答えいたします。
 真壁小学校沿革並びに100周年記念誌によりますと、明治5年に学制が公布され、翌明治6年6月に真壁町、大和町の旧笠間藩陣屋官舎に真壁小学校が創立されました。大正時代に入り、児童数の増加とともに、校舎、運動場が手狭となり、大正15年3月に現在の場所に移転することが話し合われ、昭和2年5月31日に新校舎の工事竣工、開校式が行われております。この日が真壁小学校の創立記念日となりました。工事面積は2町5反歩、約2.5ヘクタールでございます。土地価格1万3,504円で、大正14年に真壁町が購入しております。総建坪は952坪、建築工事費7万8,000円とされております。さらに、昭和48年から現在の鉄筋コンクリートづくりの校舎建設に着手し、49年7月に第1期工事、翌50年2月に第2期工事が竣工しております。体育館も昭和50年度に着工し、現在の真壁小学校の全容が整いました。ことしで創立145年目を迎えております。
 次に、紫尾小学校の沿革についてですが、紫尾村史、紫尾小学校沿革並びに90周年記念誌によりますと、明治6年、酒寄村に酒寄小学校が、同年、羽鳥村に羽鳥小学校が、翌明治7年には椎尾村に広明小学校が現在の南紫尾福田集落センターに発足しております。広明小学校は、翌明治8年1月に紫尾小学校と改称されております。現在地には明治22年に移転しております。学校敷地につきましては、大正11年に校舎敷地を、昭和10年に運動場を紫尾村が購入しております。昭和48年3月に体育館が、昭和53年3月に南側の校舎棟、そして56年3月に北側の校舎棟が竣工し、現在の紫尾小学校の全容が整いました。ことしで創立144年を迎えております。
 以上でございます。
議長(高田重雄君) 続いて、阿久津総務部長。
          〔総務部長(阿久津裕治君)登壇〕
総務部長(阿久津裕治君) 林議員さんのご質問にお答えいたします。
 私のほうからは、質問の2つ目である「おしらせ版」8月号募集の公募の結果についてと4つ目の決定の仕方についてお答えをいたします。
 桜川市では、認定こども園の創設や学校統合により、その後利用が決まっていない施設につきまして、平成29年3月に策定いたしました桜川市公共施設等総合管理計画における基本方針にのっとり、民間活力を生かした取り組みを推進するため、8月15日付の「おしらせ版」や市のホームページを通じまして、皆様からのアイデア募集をさせていただきました。今回のアイデア応募件数は延べ18件でございます。そのうち真壁小学校に関するものが8件、紫尾小学校に関するものが4件でございました。真壁小学校につきましては、プールを釣り堀や養殖場にといったものや児童館、図書スペース、合宿所、生涯学習、子育て支援施設、農業体験型施設などたくさんのアイデアをいただきました。また、公有地として残してほしいといった意見も2件ございました。紫尾小学校につきましては、チョウザメの養殖場、高齢者の憩いの場、生涯学習、子育て支援施設、農業体験型施設などさまざまなアイデアをいただきました。こちらも公有地として残してほしいといった意見が2件ございました。
 真壁小学校につきましては、現在の校舎の建築から43年を経過し、耐震化がとれていないため、校舎等の取り壊しや取り壊し後の土地の利活用という視点を持って検討してまいりたいと考えております。
 一方、紫尾小学校につきましては、現在の校舎の建築から40年を経過しておりますが、耐震基準を満たしていることから、校舎と敷地の利活用という点で検討してまいりたいと考えております。
 次に、決定の仕方でございますが、基本的な考え方といたしましては、対象地において市が行政目的で活用することが検討される場合は、事業展開の可能性を優先して検討をさせていただきたいと思います。
 次に、公共団体や福祉、教育施設など公益的な事業を民間事業者等が行う要望等があれば、これら事業展開による活用を検討いたします。それらが見込まれない跡地につきましては、民間事業者等による活用を検討いたします。民間事業者などの他団体を活用した跡地利用につきましては、市全体の課題解決や重要施策の実現に寄与することに加え、地元の意向も尊重して、事業者等の健全性、事業内容の安定性、継続性とともに、市や地域に与える影響などを十分に考慮した上での活用といたします。市といたしましては、費用をかけずに民間活用を図れればと考えております。今後、公共施設跡地の活用についての検討委員会を設置いたしまして、市としての基本的な方針を策定し、その後この方針に基づき、皆様からのアイデアを参考にしながら、十分に協議を行い、対象施設ごとの跡地利用を決定していきたいと考えております。
 以上でございます。
議長(高田重雄君) 続いて、大塚市長。
          〔市長(大塚秀喜君)登壇〕
市長(大塚秀喜君) 林議員の質問にお答えします。
 真壁小学校、紫尾小学校については、よりよい教育環境を整備するため、小中学校の適正規模、適正配置を推進し、来年度から新たに桃山学園として開校します。このように、学校の適正配置によって、閉校となった学校の有効活用を図るため、皆様からアイデアの募集をさせていただきました。今後は、総務部長が答弁したように、委員会を設置し、市からの金銭的な支出はしないで民間活用ができる施設から有効活用を図っていきたいと思っております。特に真壁小学校につきましては校舎が耐震化基準を満たしていないため、来年度取り壊しを計画しており、時間をかけて活用の方法は考えていきたいと思っております。
 真壁小学校、紫尾小学校は、市民共有の貴重な財産であります。今回募集した施設に対し、貴重な意見をいただきました。これらを参考に十分に協議を行い、今後の利活用を決定していきたいと思っております。
議長(高田重雄君) 答弁が終わりました。
 再質問があれば質問願います。
 18番、林悦子君。
18番(林 悦子君) 短いやりとりの中なのですが、ああ、何となくこうするのだなということは、何となくわかりました。ちょっとあちこちいくと思いますけれども、細かいところをこれ聞かせてください。
 まず、検討委員会で決めていくということなのですが、これはいつごろ立ち上げて、いつごろまでにと。つまりそういう意味では期限があるのかなと。しかも、その中では、今回大和地区の未使用になった施設についてはあえて聞きませんでしたが、そんなものも含めて全てその検討委員会で同じメンバーで決めていくことになりますか。もうちょっと検討委員会の内容を教えてほしいのです。
議長(高田重雄君) 阿久津総務部長。
総務部長(阿久津裕治君) 林議員さんのご質問にお答えをいたします。
 検討委員会は2段階で考えております。まず最初に、市としての基本方針の検討委員会をできれば年度内に立ち上げて、基本方針を決めてまいりたいと思います。その後、実際の跡地ごとの検討委員会を立ち上げ、跡地利用ごとの、例えばその地区の近隣の区長さんなどを委員にお招きをして意見を聞かせていただくということで、こちらは条例関係もありますので、来年度を考えております。
 以上でございます。
議長(高田重雄君) 18番、林悦子君。
18番(林 悦子君) それと、紫尾小学校のみが聞いていると、チョウザメというのは、あのチョウザメのことですよね。テレビでやった。そうすると、条件の中で一番優先度が高いのは、市がお金をかけないで、何かさっき3つ言いましたよね、優先度の順位を。1番目のところよく聞き取れなかったのですが、2番目が公益事業だと。3番目が民活でどうのこうのということなのですが、紫尾小学校のみは民間の利用希望があったということですよね。そのほかにも、月並みだとは思いますけれども、地域の拠点みたいにして何とか使ったり集まったりするところが欲しいよと、そういうことだったということですか、紫尾は。
議長(高田重雄君) 阿久津総務部長。
総務部長(阿久津裕治君) 林議員のご質問にお答えいたします。
 紫尾小学校におきましては、法人、ある有限会社のほうからチョウザメの養殖場、またはオーガニックの野菜の生産ということでアイデアをいただいております。それ以外には公有地として避難場所とか憩いの場所とかそういうものをいただいておりますし、民間団体公募による活用と、そういうアイデアもいただいております。
 以上でございます。
議長(高田重雄君) 18番、林悦子君。
18番(林 悦子君) では、まず紫尾小学校は、民間のアイデアで活用が進むということは結構なことだとは思います。ただ、どうしても、明治以来あそこに学校があったとなると、地域のほうからもどうしても地域性を、みんなで使えるようなものがという意見は当然出てくるので、その辺のところを市は当然考えていると思いますが、できれば共存できるとか、あるいはうまく分担できるとかという形で調整を図りながら、民間の方が入るにしても、地元からよく理解されるような形で調整を図って進められていくのがいいのかと思います。いずれにせよ検討委員会の中では市の基本方針を踏まえた上で、跡地利用の2段階で地元の方々の話も聞くということなので、地元の議員さんも紫尾地区の議員さん2人おりますし、それからPTAの会長なんかもちょっと前にさかのぼったPTAの関係者の方等々いらっしゃると思うので、各年代幅広く、現在の役職だけに限らず細かく聞いてもらいたいと思います。紫尾小学校だけではなくて真壁小学校もそうではありますけれども、紫尾小については、どの道今の段階ではそこまでです、私のほうからお願いすることは。民間のアイデアが出てきているのであれば、それを踏まえて市のほうが煮詰めていくと思いますので。
 真壁小学校に関しては、年度内ということは来年の3月までということですよね。部長。年度内というのは……
          〔「基本方針を決める委員会の立ち上げはということです」の声あ
            り〕
18番(林 悦子君) それはどんな、管財課がやるわけですよね。募集かけたのは管財課なので、管財課がやるということですか。
議長(高田重雄君) ちょっと待ってください。2人でキャッチボールやるのは結構ですけれども。
18番(林 悦子君) ああ、ごめんなさい。
議長(高田重雄君) 総務部長。
総務部長(阿久津裕治君) 6月の全員協議会におきまして、真壁小、紫尾小、南飯田の保育所、大和の保育所と4件公募をさせていただきますという形でお話はさせていただいたと思うのですが、現在は真小、紫尾小におきましては行政財産ではございますが、あと2つの跡地もありましたので、公募をかけるのは財産管理をしている財政課でいいのではないかという形で公募をさせていただきました。
 先ほど2段階でとお話申し上げましたのは、とりあえず市の基本方針を決定する委員会を年度内に立ち上げさせていただきたい、できれば。その後の個別の跡地利用検討委員会は来年度以降になるかということで答えさせていただきました。
 以上でございます。
議長(高田重雄君) 18番、林悦子君。
18番(林 悦子君) それは、全部全て管財課で最後まで追っかけていくということですか。
議長(高田重雄君) 阿久津総務部長。
総務部長(阿久津裕治君) 4月になれば紫尾小も真壁小も普通財産に移行すると思われますので、各関係部署と協議をしながら、総務部のほうで取りまとめていきたいと。総務部で取りまとめるというか進めてまいりたいと考えております。
 以上です。
議長(高田重雄君) 18番、林悦子君。
18番(林 悦子君) 細かいことを聞いていると思われるかもしれないのですが、管財課って、最初に申し上げたように、私が思う管財課の仕事と跡地をこれからどういうふうに活用していくかという仕事は余り管財課ではない、なじまないのかなと。企画課とか、あるいは戦略室とか、そういういろんな情報を一括して、もって今後のことを考えている中の一環として考えたものもいいほうがあるのではないのかと。単なる財産処分とか借りてくれる人がいればいいとかというだけの問題ではなくて、もうちょっとそこに、市としてぜひこういうふうに使っていきたいと。公募の中にも拠点、私も書くのは書いたのですけれども、体験型施設だとか子育て支援だとかそんな要望もあるわけですよね。ですから、そういういろんな各課にまたがるようなものを上手にパッケージにして結論を出していくのには管財課ではないほうがいいのではないかなというふうに思ったので、どこまでも管財課なのですかと聞いたのです。これは誰が答えてくれますか。
議長(高田重雄君) 小川市長公室長。
市長公室長(小川 豊君) ただいま林議員の質問ですが、現在は教育財産ということで教育委員会、学校が閉校になりますと普通財産で管財のほうにいくわけですが、その他の協議につきましては、各担当課で入ってさまざまな方向で協議したいと考えております。
 以上です。
議長(高田重雄君) 18番、林悦子君。
18番(林 悦子君) それならわかりました。どうしても「おしらせ版」に売却という文字が結構強烈だったものですから、管財課の仕事となると処分かそんなことになってしまうのではないかなと。売却かそんなことになってしまうのではないかなという考えがあったので、ちょっとこの後の流れを聞きましたが、今の話で、いろんな意見が出てくるだろうから、それを検討するのには管財課だけではなくてやっていくということなので、そのとおりやっていってください。
 処分というか、さっきの優先順位では、とにかく市が余りお金をかけたくないと。だけれども公益事業。民間がやるにしても、ある程度地域に理解されるようなものという。この3つを総務部長言っていたと思うのですが、全部書き取れなかったのです。どんな答弁が来るかわかっていなかったので。それでいいのですか、もう一回確認したいのですけれども。判断するときの優先順位みたいなことをおっしゃっていましたよね。基準を。
議長(高田重雄君) 阿久津総務部長。
総務部長(阿久津裕治君) 基本的な考え方といたしましては、対象地において市が行政目的で活用することが検討される場合は、事業展開の可能性を優先して検討いたしますと申し上げました。
 次に、ほかの公共団体や福祉、教育施設など公共的な事業を民間事業者等が行う要望等があればこれら事業展開による活用を検討していくということでございます。
 そして、この2つが見込まれない場合には民間事業者等による活用を検討して、地元の意向も十分尊重して活用していくということでございます。
 以上でございます。
議長(高田重雄君) 18番、林悦子君。
18番(林 悦子君) わかりました。ということは、要するに行政目的で利用される可能性も検討の中身次第ではあるということですよね。では、私はそれに期待します。
 2番目に、公共的事業を民間が展開してくれる場合はというのは、例えばNPO法人だったり、あるいはボランティア団体が管理運営しますよというような場合を含みますよね。この2つで、真壁小学校はと言っては申しわけないですが、真壁小学校、今回は民間事業者からこんなのやりたいというのを出てきていないということもありますので、検討してもらいたいなというふうに思います。というのは、まずあれだけの土地を今後まとまって取得することはできないですよね。戦略室というのがあるくらいなので、戦略的な発想でいけば今後あれだけのまとまった土地で、しかも幹線道路から少し入って市街地にも近いという立地の好条件を考えると、そういう体験型観光だとか子育て支援だとか、あるいは部活動とかスポーツ少年団の支援とかで使っていける可能性が建物はなくなってもあるのですよね。場合によってはちょっとした建物欲しいという話が出てくるかもしれませんが、それも何億円もかかるような建物ではなくても、空き家の移転、移築みたいなことでも対応が可能な程度のものでも対応できるようなものになる可能性もありますので、先ほど市長が真小についてはまず更地にしてみて、時間をかけてみてもいいのかなとおっしゃっていましたので、私も一回更地にしてもらった上で、今期中ぐらい、要するに2期目、4年間とは言いませんが、2期目ぐらいの中で時間をかけて、いろんな国の政策の方向だとか社会の変化なんかを見ながら決めていってもいいのではないかというふうに思うのですが、市長、そのくらいのスパンで考えていただけますでしょうか。
議長(高田重雄君) 大塚市長。
市長(大塚秀喜君) 先ほどの答弁でもありましたように、基本的に市からお金はかけたくないと。管理費もかけたくないというような方向で考えてはおります。その中で、林さんのご意見もいろんなのがあって、本当にNPOとかいろんな団体でこういうふうに使いたいというのであれば、それは議員の皆さんにお諮りするようになるとは思うのですが、無償で貸すけれども管理はしてくださいよと、そういうふうな話なのかなというふうに考えています。
 それと、今ちょっと、これからなのですが、グラウンドゴルフメーンのグラウンドで使っていきたいというような話もありました。管理はしていけるのですかという話ししましたら、管理をしてもいいようなお話もありましたので、そういう方向で使っていくのが一番いいのかなというふうには思っております、真小については。
議長(高田重雄君) 18番、林悦子君。
18番(林 悦子君) 今運動場の利用ということでグラウンドゴルフが出ましたのであわせて聞くのですけれども、今の古城にある城跡の体育館はいずれ建て直すことはあり得ないわけですから、そうすると武道館もなくなりますよね、将来的には。二度とあの場所には、城跡整備に入るので、立ち上げられないと。そうすると、体育館の機能を持ったものは、旧真壁地区の中では学校以外の体育館では今の真小の体育館が事実上の町民体育館みたいな役割を果たすことになると思うのですが、あと何年ぐらい使えることになるのか。これは教育委員会で調べてあると思うので。
 それと、壊すものは、プールも壊すのですか。プールは壊さない。細かいことですが。
 それと、プール跡から石棺が出ていて、まだ真壁小学校敷地内にあると思うのです。この処分を、処分というか、これはどんなふうに考えているかとか、今答えられないことは、細かいですから答えられなくてもいいのですけれども、建物を壊した上に、なおかつもっとほかにもそういう附属物があると。それをどうするかということは今後検討してもらいたい。特にその中で一番私が大事だと思っているのは岩石園なのですけれども、あれ教育委員会としてはどういうふうにしたいと思っていますか。
議長(高田重雄君) 宮山教育部長。
教育部長(宮山孝夫君) 林議員の真壁小学校の体育館についてお答えいたします。
 真壁小学校の体育館は、平成23年に国庫補助金を受けて、25年の5月だったと思うのですが、竣工しております。国庫補助金を受けていますので、処分をする場合には制限期間がございます。処分制限期間は47年で、国への届け出承認を得ずに無条件で処分できるのは平成70年度まででございます。ただし、条件が緩和されまして、補助事業完了後10年を経過したものについては、処分の内容、取り壊し、あるいは無償での転用、貸与、譲渡の場合には国への報告で承認を得ることによって処分ができるということになります。有償で転用、貸与、譲渡した場合には補助金の返還が生じます。
 以上でございます。
議長(高田重雄君) 18番、林悦子君。
18番(林 悦子君) とりあえず使うのかということを聞いているので。
議長(高田重雄君) 暫時休憩。
          休 憩  (午後 2時05分)
                                           
          再 開  (午後 2時05分)
議長(高田重雄君) 暫時休憩は解きます。
 どうぞ、この後まだまだあれば質問よろしいですよ。
 大塚市長。
市長(大塚秀喜君) 体育館については避難所にもなっておりますので、今後も残すという形になると思います。親が生きているうちに相談しないと後で大変なことになりますので、そういう方向で。
議長(高田重雄君) 18番、林悦子君。
18番(林 悦子君) どちらにしても、真小にしても紫尾小にしても、あとは大和の施設についても、今後検討委員会で地元の意向も聞きながら調整してやっていかれるということなので、皆さんから理解が得られるような形で進めていってくれるということを要望します。
 特に、同じ話になるかもしれませんが、紫尾についてはやっぱり紫尾小学校の児童数減対策の一環として紫尾団地がつくられているという経緯もありますし、今でも子育て世代が多く住んでいるという地域の状況もありますので、そういうことも踏まえながら、なおかつ市長がさっき、基本的になるべく市からの出費をしたくないというか、できる限りしないような形での方向を検討しているということなので、そういうものが共存できる形があれば、それは理想的な形になっていくのではないかというふうに思います。
 真壁小に関しては、建物が残っていればまたその建物を生かしてということもあるかもしれませんが、建物を壊すことだけは結構早い段階で壊すと思うので、あと残っているものは体育館でそれは使うということですよね、当面。それと、グラウンドなんかも使ってくださるスポーツ団体の方がいらっしゃるのであれば、体育館も含めてそういう方とのご協議の上で今後、何ていったって木が、桜の木だとかイチョウの木の葉っぱが落ちたときどうするのだみたいなことが、とりあえず市でいつも掃除するのかみたいな話になってくると思うので、そんなことも含めてお手伝いしてくれるような人たちがいればこれはしてくれる可能性もあるわけなので、できれば学校があった場所にふさわしいような流れに沿った形で検討されていくのであれば、しかもちょっと時間をかけて検討してくれるということなので、それは安心をいたしました。
 聞いていないことと言われても、先のこと答えられないと言いますけれども、ちょっと教育長に今後の、電話では聞くかもしれないのでということをお話ししておいたのですけれども、今教育長にお尋ねしたいのです。要するに学童保育は、福祉部ではありますけれども、子供が放課後行くということについては、しかも今も学校の中に共存している施設ですし、要するに社会状況の変化が大きく変わっていくと思うのです。その中で対応できるような跡地利用になるといいのかなというふうに思っているので、放課後のあり方、あるいは教員の負担軽減、それから部活なんかも今クラブ制が導入されたりしているところもありますので、そういう教育環境というか子供を取り巻く社会環境の変化みたいなのが学校現場で今後予想されることというのがあったら、自説の展開で結構ですので、お聞かせいただけませんか。というのは、なってしまってから対応するよりも、やはり社会の変化をある程度先取りして見据えていかないとやっていく施策が一周おくれみたいなことになっても無駄だと思うので、ちょっと先の質問をしていることは確かですが、うんと先の質問はしていないので、もし今後学校教育あるいは放課後の部活だとか、それから小学校の学童保育とスポーツ少年団の状況の変化みたいなのが予想されるのではないかということが私あるのではないかと思うのですけれども、その辺のことをもし常々考えていることがあればぜひ、せっかくですので、教育長の見解を伺いたいと思います。よろしいですか。
議長(高田重雄君) よろしいですか。暫時休憩してください。
          休 憩  (午後 2時11分)
                                           
          再 開  (午後 2時12分)
議長(高田重雄君) 暫時休憩を解きます。
 そういうことなのです。
18番(林 悦子君) 話の流れの中で、やっぱりスポーツ団体が使いたい、あるいは紫尾小学校はスポーツ少年団が使っている。どうしても学校施設の跡地利用なので、そういう話は話の流れの中では入ってきてしまうのです。その言葉が一言一句書いていないとなると、それはやっぱり議長の力量で判断して入れてくれると思って、私は議長を信頼してご質問申し上げているわけなので、その辺のところを考えれば、あと15分全部しゃべるとは言いませんが、多分大きく今社会の変化の過渡期なので、本当に子供たちを取り巻く環境が変わったときに、そこにボランティアとか、あるいは民間とか市のある程度の条件整備とかが加わってくるのではないかと思うので、ちょっと先の質問をしたので、うんと先の質問をしているのではないので、答えていただければ答えてもらいたいし、それも書いていないからまかりならぬとおっしゃるのであれば、あえて引き下がります。あとは議長のご判断でよろしくお願いをいたします。
議長(高田重雄君) 教育長、少し答えられる。何か考えていた。簡単に。
 梅井教育長。
教育長(梅井髓j君) 私自身どういうふうに解釈していいか、私がちょっと今戸惑っている状況ですので、どういうふうに答えていいかと思いますが、教育環境の変化ということでございますと、まず少子化というのが大きく子供たちに関してあります。そして、一貫して地域に子供たちの運動関係を任せようということで、各地域に文部科学省主導で地域のスポーツクラブができたというふうに思います。本市においても大変ご活躍いただいているクラブがございます。それは今現在、もう一つ今度、教職員等で言いますと、昨今叫ばれておりますけれども、教職員の残業時間ということです。80時間、100時間を超えている。その中に今部活動というものも大きく、特に中学校が入っていますよということで、スポーツ庁、そして文部科学省がいかにこの部活動を少し軽減できないのか、するかということで動いて通知が出ております。外部指導員制度を茨城県も今年度、ほんの数件ですけれども、試験的に導入して、その状況を確認しながら、その結果を踏まえてどういうふうに広げていくのか、課題は何かということで検討しているということで、今は本当に大きな環境の変化の中にあることは間違いございません。
 ただ、本市におきましては、来年度から小学校3、4年生から外国語活動が始まります。今、5、6年生の外国語活動が3年生におりてきます。そういった意味で、スカイプということでフィリピンとの交流を図りながら、とにかくお互いの意思疎通を図れる外国語活動を本市としては他市よりは先駆けて取り組んでいる状況がございます。
 もう一つ、義務教育学校ということで次年度スタートいたしますが、施設一体型としましては、県西152校小中学校ございますが、一番最初に桜川市がスタートいたします。いろいろ県教育委員会さんともお力をいろいろおかりしながら、お知恵いただきながら、いろいろな内容面での詰めを行っていきたいなと思っております。
 もう一つ、小中一貫教育は文部科学省が出しているもう一つのパターンがありまして、施設分離型でございます。これを笠間の南小学校、南中学校がやってございます。本市としましては、中学校が5つありますので、今回桃山中学校区が次年度から施設一体型でスタートいたします。私は、就任以来、各中学校、そして小中学校一体となって子供たちを育てていく、そんな思いでやりましょうよということで、各中学校区で15歳になったときの子供の姿というものを見据えて、小学校、中学校同じ目標で取り組んでおります。そういった意味で、大きく小中学校一緒に見ていこうという。今の教育の流れを本市の先生方は一生懸命取り組んでいただいている。大きな流れの中で、決して指をくわえていることなく、少しでも先に歩を進めていければいいなというふうに思っております。
 答えにならないかと思いますが、以上で答弁とさせていただきます。
議長(高田重雄君) 18番、林悦子君。
18番(林 悦子君) ありがとうございます。十分参考になりました。これだけ教育環境の変化だけでも大きなものがあるわけで、プラスそこに市長がつくった戦略室のほうで子供の教育環境だけではなくて、そこに老若男女が集まって、そして大きく、子供だけではなくて体験型ができるようなまちづくりの拠点となっていく可能性にもなっていくのが今の真壁小学校の跡地にはあるのではないかなというふうに思いますので、そうなればボランティアとか、私たちの世代もリタイアしていきますので、真壁というところは教員も多いところですから、そういうものにボランティアとか民活とかでご協力いただける場合もあると思いますので、そういうものを取りまとめるのには多少時間がかかるということも含めて、ぜひ市長ならば教育だけではなくて、そこにプラス地域おこし、あるいは観光体験型のものとして重層的な戦略を練ることができると思いますので、今のここのやりとりでは難しいかと思いますけれども、ぜひ時間をかけて考えていってください。
 それを要望して、質問を終わりといたします。
議長(高田重雄君) これで林悦子君の一般質問を終わります。
                                           
    散会の宣告
議長(高田重雄君) 以上で本日の日程は終了しました。
 本日はこれで散会します。
 ご苦労さまでした。
          散 会  (午後 2時19分)