平成29年第2回桜川市議会定例会議事日程(第3号)

                         平成29年6月16日(金)午前10時開議
日程第 1 報告第 1号 平成28年度桜川市一般会計繰越明許費繰越計算書について     
日程第 2 報告第 2号 平成28年度桜川市一般会計継続費繰越計算書について       
日程第 3 報告第 3号 平成28年度桜川市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書につ
             いて                              
日程第 4 議案第34号 桜川市議会議員及び長の選挙における選挙運動用自動車の使用及び選挙
             運動用ポスターの作成の公費負担に関する条例の一部を改正する条例 
日程第 5 議案第35号 桜川市いこいの家設置及び管理等に関する条例を廃止する条例    
日程第 6 議案第36号 新市建設計画の変更について                   
日程第 7 議案第37号 桜川市道路線の廃止について                   
日程第 8 議案第38号 桜川市道路線の認定について                   
日程第 9 議案第39号 平成29年度桜川市一般会計補正予算(第1号)          
日程第10 議案第40号 平成29年度桜川市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)    
日程第11 議案第41号 平成29年度桜川市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)  
日程第12 議案第42号 平成29年度桜川市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)   
日程第13 議案第43号 平成29年度桜川市介護保険特別会計補正予算(第1号)      
日程第14 議案第44号 平成29年度桜川市水道事業会計補正予算(第1号)        
日程第15 議長報告第1号の委員長報告                          
日程第16 請願第 3号 若い人も高齢者も安心できる年金制度を求める請願の閉会中の継続審査
日程第17 議会運営委員会、各常任委員会、議会広報特別委員会の閉会中の継続調査      
日程第18 執行部あいさつ                                
追加日程第1 議案第45号 平成29年度桜川市一般会計補正予算(第2号)         
追加日程第2 議案第46号 平成29年度桜川市病院事業会計予算              

出席議員(18名)
  1番   谷 田 部  由  則  君     2番   大  山  和  則  君
  3番   榎  戸  和  也  君     4番   萩  原  剛  志  君
  5番   鈴  木  裕  一  君     6番   仁  平     実  君
  7番   菊  池  伸  浩  君     8番   風  野  和  視  君
  9番   市  村     香  君    10番   小  高  友  徳  君
 11番   飯  島  重  男  君    12番   小  林  正  紀  君
 13番   増  田     豊  君    14番   潮  田  新  正  君
 15番   相  田  一  良  君    16番   高  田  重  雄  君
 17番   増  田     昇  君    18番   林     悦  子  君

欠席議員(なし)

地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
   市     長  大 塚 秀 喜 君
   副  市  長  井 上 高 雄 君
   教  育  長  梅 井 驕@男 君
   市 長 公 室 長  小 川   豊 君
   総 務 部 長  阿久津 裕 治 君
   総 合 戦略部長  佐 藤   勤 君
   市 民 生活部長  小松ア   稔 君
   保 健 福祉部長  上 野 荘 司 君
   経 済 部 長  斎 藤   学 君
   建 設 部 長  尾 見   誠 君
   上 下 水道部長  石 川 文 雄 君
   教 育 部 長  宮 山 孝 夫 君
   会 計 管 理 者  古 橋 正 充 君

職務のため出席した者の職氏名
   議 会 事務局長  谷田部   清 君
   議会事務局書記  宮 田 充 夫 君
   議会事務局書記  仲 田 浩 司 君
   議会事務局書記  長谷川 勇 貴 君



          開 議  (午前10時02分)
    開議の宣告
議長(高田重雄君) 皆さん、おはようございます。
 本日の出席議員は18名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立しますので、これより本日の会議を開きます。
                                           
    報告第1号、報告第2号の上程、説明、質疑
議長(高田重雄君) 日程第1、報告第1号 平成28年度桜川市一般会計繰越明許費繰越計算書について及び日程第2、報告第2号 平成28年度桜川市一般会計継続費繰越計算書について、一括議題とします。
 報告を願います。
 阿久津総務部長。
          〔総務部長(阿久津裕治君)登壇〕
総務部長(阿久津裕治君) おはようございます。議案書1ページをお開き願います。報告第1号 平成28年度桜川市一般会計繰越明許費繰越計算書につきましてご報告をいたします。
 昨年度の3月定例会でご議決をいただきました平成28年度一般会計補正予算(第5号)及び本年5月22日に開催しました臨時議会の議案第31号にて承認をいただきました平成28年度一般会計補正予算(第6号)での繰越明許費補正につきまして、地方自治法施行令第146条第2項の規定に基づき、報告するものでございます。
 2ページをお開き願います。2款1項総務管理費の地域公共交通再編実施計画策定業務委託料496万8,000円は、桜川市の実情に適した移動手段の確保を目的とした路線の新設等を具体的に検討し、実現していくための再編実施計画を策定するものでございまして、平成28年10月からの実証実験運行を踏まえた計画とするため、契約額を29年度に繰り越すものでございます。
 同じく大和駅北地区基幹道路整備事業で2億2,665万8,000円を繰り越します。これは、道路用地の土地購入費と立木工作物及び家屋の補償費で、所有権移転登記が29年度になるため、繰り越しを行うものでございます。
 同じく3項個人番号カード交付事業費補助金で346万円を繰り越します。これは、国からの連絡により所要額を繰り越す手続をとるものでございます。
 3款1項臨時福祉給付金給付事業で1億3,196万3,000円を繰り越します。これは、消費税率引き上げの影響を緩和するため、所得の低い方に対して1万5,000円を給付する事業でございます。対象者は、市民税が非課税の方となりますが、生活保護を受けている場合や自身を扶養している方が課税されている場合は、対象外となります。該当者は8,300人と試算をしております。
 8款4項都市計画費の伝統的建造物群保存地区推進事業の1億5,247万6,000円は、真壁地区の伝統的建造物の災害復旧事業費等でございます。
 10款1項岩瀬小屋内運動場改修事業及び桃山中学校空調設備事業につきましては、それぞれ2,623万5,000円、5,680万9,000円を繰り越します。国の補正予算におきまして、この事業に補助がついたため補正予算を計上し、29年度に繰り越して事業を実施いたします。
 同じく5項社会教育費の真壁伝承館外壁塗装工事の453万8,000円は、真壁伝承館の外壁塗装工事が年度内に完了しなかったため、契約額の一部を29年度に繰り越すものでございます。繰り越し総額6億710万7,000円でございます。
 以上が平成28年度桜川市一般会計繰越明許費繰越計算書についてのご報告でございます。
 続きまして、3ページをお開き願います。報告第2号 平成28年度桜川市一般会計継続費繰越計算書につきましてご説明を申し上げます。
 継続費は、予定していた事業費を継続年度の終わりまで繰り越すことができますが、その場合は議会に報告する必要があるため、地方自治法施行令第145条第1項の規定により報告するものでございます。
 4ページをお開き願います。2款1項市立病院整備事業は、平成28年度から30年度までの継続事業です。このうち28年度実施予定であった事業費のうち2,387万7,000円を29年度に繰り越すものでございます。財源といたしましては、病院事業債と合併特例債が充当されます。
 10款1項桃山小中一貫教育校建設事業は、平成28年度から29年度までの継続事業でございます。このうち28年度実施予定であった事業のうち1億689万6,000円を29年度に繰り越すものでございます。財源といたしましては、国庫支出金と合併特例債が充当されます。
 以上が平成28年度桜川市一般会計継続費繰越計算書についてのご報告でございます。
議長(高田重雄君) 報告が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 質疑を終わります。
 報告第1号及び報告第2号は、地方自治法施行令第146条第2項並びに第145条第1項の規定に基づく報告でありますので、ご了承願います。
                                           
    報告第3号の上程、説明、質疑
議長(高田重雄君) 日程第3、報告第3号 平成28年度桜川市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書についてを議題とします。
 報告願います。
 石川上下水道部長。
          〔上下水道部長(石川文雄君)登壇〕
上下水道部長(石川文雄君) 5ページをお開き願います。報告第3号 平成28年度桜川市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書についてご説明いたします。
 本年3月第1回定例会で議決いただきました平成28年度公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)の明許繰り越しにつきましては、地方自治法施行令第146条第2項の規定に基づき、報告するものでございます。
 6ページをお開き願います。繰越明許費繰越計算書、1款1項下水道事業費、小貝川東部流域下水道事業建設費負担金687万1,000円は、県の事業繰り越しに伴い、建設負担金の支払いが繰り越しとなったためでございます。
 以上で報告を終わります。よろしくお願いいたします。
議長(高田重雄君) 報告が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 質疑を終わります。
 報告第3号は、地方自治法施行令第146条第2項の規定に基づく報告でありますので、ご了承願います。
                                           
    議案第34号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(高田重雄君) 日程第4、議案第34号 桜川市議会議員及び長の選挙における選挙運動用自動車の使用及び選挙運動用ポスターの作成の公費負担に関する条例の一部を改正する条例を議題とします。
 提案理由の説明を願います。
 阿久津総務部長。
          〔総務部長(阿久津裕治君)登壇〕
総務部長(阿久津裕治君) 議案書7ページをお開き願います。議案第34号 桜川市議会議員及び長の選挙における選挙運動用自動車の使用及び選挙運動用ポスターの作成の公費負担に関する条例の一部を改正する条例についてご説明を申し上げます。
 平成28年4月の公職選挙法施行令の改正に伴う改正でございます。
 8ページをお開き願います。桜川市議会議員及び長の選挙における選挙運動用自動車の使用及び選挙運動用ポスターの作成の公費負担に関する条例の一部を次のように改正する。
 第4条は、選挙運動用自動車の使用の公費負担額及び支払い手続で、第2号ア、選挙運動用自動車の借り入れに係る費用については、1日「1万5,300万円」を「1万5,800円」に、同号イ、燃料費については、1日「7,350円」を「7,560円」に限度額を改めるものでございます。
 第7条は、選挙運動用ポスターの作成の公費負担額及び支払い手続で、選挙運動用ポスターの作成費用について、1枚当たり「510円」を「525円」に限度額を改めるものでございます。
 第8条第2号は、公費負担の限度額で選挙運動用ポスターの作成については、当該選挙のポスターの掲示場の数を乗じて得た金額ということで、1枚当たり「510円」を「525円」に限度額を改めるものでございます。
 附則といたしまして、この条例は、公布の日から施行する。
 以上で説明を終わります。内容をご審議の上、ご議決くださいますようお願い申し上げます。
議長(高田重雄君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 討論を終わります。
 お諮りします。本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第34号は原案のとおり可決することと決定しました。
                                           
    議案第35号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(高田重雄君) 日程第5、議案第35号 桜川市いこいの家設置及び管理等に関する条例を廃止する条例を議題とします。
 提案理由の説明を願います。
 上野保健福祉部長。
          〔保健福祉部長(上野荘司君)登壇〕
保健福祉部長(上野荘司君) 議案第35号 桜川市いこいの家設置及び管理等に関する条例を廃止する条例につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
 議案書9ページ及び10ページとなります。桜川市いこいの家は、大和庁舎北側に位置し、約272平方メートルの木造平家で36畳と10畳の和室、調理室、事務室、大浴場があり、大和ふれあいの森老人いこい家として、昭和62年に建設開館し、築31年が経過しております。当時は、社会福祉協議会が管理運営し、ゲートボール場も隣接してあったため、多くの高齢者の交流、活動の拠点として利用されておりました。合併後は、シルバー人材センター、デマンドタクシー事務所として使用しておりましたが、いずれも撤退し、現在は常駐者がいない貸出し施設となっております。
 2年くらい前までは年数回の地域団体の会議や月に数回の高齢者の会食会や介護予防教室などで使用しておりましたが、設備機器等の故障が多く、また施設入り口までが急傾斜地であることからも開催場所を大和中央公民館へと変更になり、現在は隣接する大和運動場でのスポーツ少年団野球大会の救護所でしか使用しておりません。
 また、問題点といたしまして、竣工後31年を経過していることから、水道、浄化槽、冷暖房機械などが老朽化し、部分修理では対応し切れず、大規模な設備改修工事が必要な状況となっております。
 さらに、建物自体でも、屋根や床の腐食があり、今後の雨漏りが懸念されます。
 以上、老朽化に伴う大規模な設備改修が発生すること、改修したとしても今後施設利用者が見込めない点から、いこいの家の設置及び管理に関する条例を廃止し、施設利用を中止することで、年間維持管理費等を削減したいと考えております。
 なお、今後につきましては、公共施設再配置計画の観点から、市財政部局と相談し、今後の施設活用が見込めないようであれば、施設の解体処分の方向で話を進めたいと考えております。
 なお、附則といたしまして、平成29年10月1日から施行させていただきたいと考えております。
 以上で説明を終わります。何とぞ慎重なるご審議の上、ご議決くださいますようお願い申し上げます。
議長(高田重雄君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
 菊池議員。
7番(菊池伸浩君) 7番の菊池です。これから古い施設の解体がいろいろ提案される時代に入ってくると、非常に心配をしております。ちなみに、今回のいこいの家の解体には、どのくらいの費用を見込んでいるのか、答弁をお願いいたします。
議長(高田重雄君) 上野保健福祉部長。
保健福祉部長(上野荘司君) 菊池議員のご質問にお答えいたします。
 解体費用につきましては、2社から見積もり等をとっております。1社が1,144万円、もう1社が830万円程度ということで、ちょっと差があるのですが、その辺のところは精査して設計のほうを決めたいと思っております。
議長(高田重雄君) ほかに質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 討論を終わります。
 お諮りします。本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第35号は原案のとおり可決することに決定しました。
                                           
    議案第36号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(高田重雄君) 日程第6、議案第36号 新市建設計画の変更についてを議題とします。
 提案理由の説明を願います。
 小川市長公室長。
          〔市長公室長(小川 豊君)登壇〕
市長公室長(小川 豊君) 議案第36号 新市建設計画の変更につきましてご説明いたします。議案書11ページをお開きください。
 新市建設計画の変更につきまして、市町村の合併の特例に関する法律第5条第7項の規定に基づき、新市建設計画を変更したく、議会の議決を求めるものでございます。
 議員各位もご承知のように、今後、桜川市にとりましての主要事業でございます上曽トンネル整備事業、桃山学園通学路整備事業、坂戸小・岩瀬西中学校通学路整備事業を実施していくに当たり、それぞれの事業の財源確保の観点から、補助金による支援のほか、財政負担を軽減し、事業を推進するため、合併特例債の活用を図ることといたしました。これらの事業に合併特例債など国からの財政支援を受けるためには、当該事業を桜川市の基本方針や公共施設の整備などについて定め、また将来のビジョンや施策の方向性を示した岩瀬町・真壁町・大和村新市建設計画の中に、その主要事業計画を位置づける必要がございます。このことから、3月に全員協議会において3事業の内容をご説明し、4月に3合同常任委員会において、建設計画の変更内容とその方向につきまして、議員各位にご説明させていただいたところでございます。
 その後、その内容をもって茨城県と変更する内容の妥当性並びに特例債の対象とする事業を考慮した桜川市の財政シミュレーションなどを県と協議を重ねてまいりました。その結果、このたび茨城県知事より新市建設計画の変更内容につきまして異議のない旨回答をいただきましたことから、所定の手続に従い、新市建設計画の変更内容につきまして、桜川市議会の議決をいただきたく提案するものでございます。
 何とぞ慎重なるご審議の上、ご議決くださるようお願い申し上げます。
議長(高田重雄君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
 菊池議員。
7番(菊池伸浩君) 4月12日の3合同常任委員会で質問した内容と重なる部分がありますが、ここは本会議ですから、改めて3点質問いたします。
 今回は、3つの事業が計画されておりますが、上曽トンネル整備事業についてだけ質問をいたします。まず、1番目です。一般質問でも取り上げたのですが、この上曽トンネル建設の事業費がはっきりしないことが私には一番心配です。今回提案されている金額は、概算事業費が43億円、合併特例債の起債額20.7億円となっております。これは、あくまで県が15年前に作成したものがもとになっております。6月14日の茨城新聞にも事業費としてこれまで110億円を見込んでいたが、本年度設計を見直すことにより改めて計算し直すと報道しております。
 また、県道路建設課は、人件費や資材費は上がっておりますが、技術は向上している分、コストカットが期待できる部分もあると報じております。コストカットが期待できる分とはどのようなもので、幾らぐらい期待できるのか、県に問い合わせをお願いしておいたので、答弁をお願いをいたします。
 桃山学園通学路整備事業5億円も正確には設計してからでないと出せないことはわかっております。しかし、総事業費が5億円の事業と石岡市分も合わせると100億円を超える事業では比較になりません。建設部長に伺っても、市のレベルでは総事業費の計算はわかりません。県の再計算を待つしかありませんとの回答しかもらえておりません。
 そこで、質問いたします。費用が3割アップして27億円になっても、5割アップして32億円になっても、この事業から撤退しないつもりですか。この27億円というのは、合併特例債が27億円、合併特例債が32億円という意味ですから。
 2番目、上曽トンネル工事の緊急性、必要性について伺います。上曽トンネルが真壁地域の20年来の悲願であることは私も承知をしております。しかし、トンネル本体は県道であるから県に任せて、トンネルの出入り口に抗口休憩所を設けるのが合併特例債の計画でした。これは合併協議会での結論です。合併協議会では2町1村ごとに合併特例債の活用計画をつくり、それは地元の意見として尊重するというのが合併時のルールであったと聞いております。そのルールを踏みにじってまでトンネル建設の緊急性があるのでしょうか。私は、たとえ時間がかかっても、上曽トンネルは、あくまでも県の責任でつくらせるのが筋であると思っております。そのためにも真壁在住の県議、愛郷無限をモットーにしている県議に頑張っていただくのが筋だと思うのですが、市長はどのようにお考えでしょうか。
 3点目、最後に、完成の見通しについてです。上曽トンネル建設工事は、初め2001年度起工式が行われました。しかし、用地取得の難航や県の財政難から事業全体の進捗率は、事業費ベースで11%にとどまった経緯があります。また、朝日トンネルは1996年着工で2012年完成と16年もかかっております。合併特例債が使える期限は、2025年度完成が条件です。まだ用地の未買収やトンネル工事につきものの工事遅延も心配されます。その心配はないのでしょうか。
 以上、3点質問いたします。
議長(高田重雄君) 尾見建設部長。
建設部長(尾見 誠君) 菊池議員さんの質問にお答えいたします。
 1番目の質問、トンネル建設の事業費がはっきりしないことが一番心配である。新聞報道で県道路建設課は、人件費や資材費は上がっているが、技術が向上している分コストカットが期待できる部分もあると報じているが、どのようなものか。幾らぐらい期待できるのかという質問ですが、議員さんご指摘のとおり、110億円の総事業費は、15年前に試算された事業費でございます。一般質問でもお答えしたとおり、平成29年度中には、再試算をする計画になっていますので、ご理解のほどお願いいたします。
 また、新聞報道にあった件につきまして、県道路建設課に問い合わせをいたしましたところ、今後行う設計の中で検討する。実施設計を行わないと具体的なものは現段階においてはわからないとの回答でございました。
 いずれにいたしましても、先般発足いたしました上曽トンネル整備事業調整協議会において、現在県で所管する設計、積算資料を引き継ぎ、現設計書の再検討を行い、精査された事業費を本年度中に算出いたします。詳細なものがそろい次第、議員の皆様にはご報告させていただきたいと思います。
 3番目の質問、完成の見通しでございますが、用地の未買収地、工事が遅延する心配はないかとのご質問にお答えいたします。
 用地の未買収地につきましては、桜川につきましては用地買収は完了しております。石岡市側県施行分において6件の未契約地があることを上曽トンネル整備促進勉強会の中で報告を受けております。報告によりますと、そのうちの4件については、ほぼ内諾を受けていると聞いております。平成29年度中に全案件の契約を目指したいと県担当部局でも目標を掲げております。
 また、主要地方道石岡筑西線整備促進期成同盟会において、未契約地の早期解決のために、顧問である県議会の議員の先生方が用地交渉に協力をすると力添えの言葉をいただいております。
 次に、完成の見通しでございますが、朝日トンネルは1996年着工で2012年完成と16年もかかっているとのご指摘ですが、その点について訂正のほうをさせていただきます。朝日トンネルは1996年、平成8年に事業着手の検討をするために、各調査の着手をいたしました。2005年に、平成17年ですが、市町村合併のときに同事業を新市建設計画合併特例債事業に認定し、2007年、平成19年度に事業を着手し、2013年、平成25年に完成いたしております。施工期間は実質7年でございます。
 施工期間に心配はないかとのことですが、現在計画されている事業工程を説明させていただきます。施工期間は、平成30年度から37年度までの8年間と、本年29年度の1年間は準備期間、合わせて9年間を計画しております。平成29年度の準備期間は、事業主体の主財源である国庫補助金、地方創生道整備推進交付金の申請手続を事業調整協議会において行います。また、申請に必要な上曽トンネル事業の設計図書の再作成、未買収の用地交渉のほか、環境調査の再調査等を茨城県のほうが実施する予定になっております。工事は、平成30年から37年までの8年間で実施する計画になっており、トンネル本体工事につきましては、県道路建設課の報告によりますと、約3カ年の計画をしているということでございます。
 また、この事業は、合併特例債事業、合併市町村幹線道路緊急整備支援事業にも認定されていることから、茨城県が受託事業として実施し、工事の発注から施工監理までの一切の事務を茨城県が取り扱います。また、最近のトンネル工事では、技術の目覚ましい進歩により、工事中の事故等不測の事態は、激減しているとのことでございます。
 以上のようなことから、特例債の期限である平成37年度までの完成につきましては、心配ないと思われます。
 以上でございます。
議長(高田重雄君) 大塚市長。
市長(大塚秀喜君) 菊池議員からの質問に答弁いたします。
 上曽トンネル工事の緊急性、必要性についてどう考えているか、合併特例債の費用はアップしてもこの事業から撤退しないつもりなのかとの質問でございますが、まず上曽トンネルの緊急性、必要性についてでございます。一般質問でも回答したとおり、この事業については、平成2年に基本調査が開始されてから既に25年以上が経過していますが、東日本大震災の影響などから事業は中断し、トンネル本体工事のめどが立たない状況になっております。このような状況から、両市の市民からも、平成26年第4回及び平成27年第1回の県議会に、上曽トンネルの早期着手を求める請願が提起され、採択されました。桜川市におきましても、昨年の第2回定例会に合併特例債を活用し、上曽トンネルの早期完成を求める決議案が議員15名の方の提案のもと、起立多数をもって決議されました。
 以上のようなことから、私は、市民、議会が要望する上曽トンネル整備事業は、緊急性、必要性ともにあると受けとめております。また、事業費アップした場合、撤退するのかとの質問ですが、事業費についてのご心配はもっともだと思いますが、今後、事業を詳細に精査し、再設計する予定になっています。その上で現在の事業費が算出されるわけでございます。私は、この事業の新手法を平成26年6月に知事より提案され、その手法について石岡市とともに勉強会を発足し、主に財源手当の面を慎重に検討してきました。
 また、先ほどもお話ししました昨年の第2回定例会、合併特例債を活用し上曽トンネルの早期完成を求める決議、議員の皆さんのご意見を尊重し、相当の決意をもって決断し、石岡市とともに事業の整備に関する合意書を締結し、事業調整協議会を発足させましたことをお伝えし、私の回答とさせていただきます。
議長(高田重雄君) ほかに質疑ありませんか。
 榎戸議員。
3番(榎戸和也君) 議長には目をとめていただきまして、ありがとうございました。手を挙げておりましたので、よろしくお願いいたします。
 この20ページ、上曽トンネル整備事業、それとその財政推計一覧表、財政のシミュレーションと、県のほうの指導もいただいて、桜川市はこういう事業をやっていっても、将来的に安心なのだというようなことで、同時に我々に提出いただいているものかと思います。
 ここに出ています21ページ以降の財政シミュレーションと前に全員協議会でいただきましたこの財政シミュレーション、若干違っているところがありまして、これは38年、39年というのが色つきのものにはございます。こちらは、37年までということですので、その点が若干違っているかと思うのですが、あと臨財債の取り扱いについても、今、この議案書のほうで出ているものについては、臨財債は地方債ということでカウントされているようであります。こちらについては臨財債はいわゆる地方交付税というふうなほうに入れて出されていると、そういう違いがあるようであります。細かい若干の数字の違いはどうもあるようなのですが、大筋そういう枠組みで今回事前に説明があり、そして今回この議案書でご提案があるというふうに理解させていただきました。
 そこで、お伺いしたいと思います。まず、臨財債の償還期限は、20年から30年とされているようでありますが、桜川市については何年を償還期限として計算しているのか、また実施しているのかということが1点であります。
 2番目です。これは、先ほど申しましたように、平成37年までしか出ていないのですが、我々に前に全協で示されたのは39年まで、そして今29年ですから、こういうものの返済というものは今後合併特例債事業をやっていく、あるいは臨財債も入ってくるという中で、償還期限が例えば20年とか物によっては35年とかいろいろあるかと思うのですが、ちょっと短過ぎると、もうちょっと先については、つまり39年度以降についてはどういう見通しを持っておられるのか、特に地方債の発行残高、あるいは公債費、借金の返すほうです。こういう部分についてどういうふうな推計値がそちらでは予定していたのかということを2番目にお尋ねしたいと思います。
 そして、3番目であります。ここが一番私としては大事なところなのですが、ともかくその歳入歳出部分で、臨財債は歳入部分ではしっかり入っていると、これは市のほうから、市長のおっしゃられるように、市のほうに出向きまして、財政の担当からいただいた積み上げの資料であります。このお配りした資料の4ページというところの臨時財政対策債、30年、31年、32年、33年と横に並んでおりますが、まず6億3,900万円、これを歳入として入りのほうでは入っているのではないかということです。それで、下の側の公債費、借金を返すほうの積み上げの数字の中の二重丸で下から2番目に書いたところに、平成30年以降に起債するもの(特例債以外の償還額推計)と、この特例債というのは、合併特例債は当然入っております。臨財債も特例債として見ているのではないか。ですから、臨財債も入れていないのだよということです。この積み上げられている資料の中の公債費の中には、合併特例債の返しは入っております。しかし、臨財債、合併特例債についてはこの表にはないのですが、別な膨大な表がありまして、病院であるとか何かというそういうものが全部積み上げて入っております。しかし、臨財債の返しの部分については、毎年、今の推計で6億3,900万円借りていくわけですから、それを毎年、20年なら20年、25年なら25年で割っていくと、20年であれば三千何百万円元金で返すわけです。次の年にはまたふえていくわけですから、つまりもとの6億何千万円になるわけです。それを毎年返していかなければならない。ところが、それが恐らく漏れているのではないかと、これ見ますと、今まで借りた部分については入っている。今までの借りた分の返しは公債費に入っている。こういう表を見るときに、横に見るわけですから、例えば臨財債があるところまでは入っている数字があって、あるところからは臨財債の返しが入っていない数字を横に並べても意味がないわけです。もしそうであればちゃんとそれを書いてくれないと、ここからは臨財債は入っていないのですよと、返しの中に公債費入っていないのですよと、我々はああいう表を見るときに、年ごとに借金を返す公債費がどれだけ返していかなければならないかと横にずらっと見るわけでしょう。今の数字は、今十五、六億円返しているところには臨財債の分の返しも入っている。ところが、将来の部分については入っていないと。我々は、今度は縦に見ます。ある年の返しを入っていない返しでやってしまったら、実際にはそこ入っているのですから、縦に見たら、歳入歳出見たときに、これだけの歳入があって、これだけの歳出というところに、例えば極端に言えば歳出の8億円が抜けていたら、ほかの部分を削ることになるわけです。投資的経費であれ人件費であれ、私は、そういう大きな問題をはらんでいるのではないかということで、こういうきちんとしない財政シミュレーションを示されて、今の例えば上曽トンネル、これ私の推計では、今そちらでは110億円で20億円の合併特例債と、私は、これは十何年前ということを考えると、さきの議員の質問にもありましたが、いろんな技術の改良等で安くなったとしても、やっぱりこれは5割増しぐらいにはなるだろうと、シミュレーションで3割増し、4割増し、5割増しというのを建設部のほうで出していただきましたが、私は、5割増しぐらいに考えるのが妥当だろうというふうに考えております。そういると、30億円の合併特例債を使うことになるわけです。
議長(高田重雄君) 榎戸議員、質問は簡潔にお願いします。選挙演説を聞くわけではないですから。
3番(榎戸和也君) 今の3点について、つまり3番目は、臨財債が入りには入っていて、返しのほうは漏れているシミュレーションだと、これがどうなのかということをお尋ねします。
 そして、そういうふうな横に見たときに、過去の数字と今の数字が内容がまるっきり違っているようなシミュレーションというのは、もともとがおかしいと、我々がこういう場所で扱う数字としては、非常に不完全であるというふうに私は思うのですが、その点についてどういうふうにお考えになっているか。よろしくお願いいたします。
議長(高田重雄君) 阿久津総務部長。
総務部長(阿久津裕治君) 榎戸議員さんのご質問にお答えします。
 議員ご指摘のとおり、歳出の公債費において臨時財政対策債の分の元利償還金は積算基礎には含めておりません。この財政計画は、新市建設計画に掲げられた事業を推進する際に、財源不足が起こるのか、または起きてしまった場合にはどういうふうに対応するのかということを基本に作成しております。お示しした財政計画では、本年度から平成37年度まで、財源不足の年度となるため、その対応策として財政調整基金からの繰り入れを想定しております。繰入額は約26億円と推定をしております。
 臨時財政対策債とは、国の財源不足に対応するため、本来は普通交付税に交付されるべきものを市町村が市債として借り入れるものでありますが、その元利償還は普通交付税の基準財政需要額に100%算入されるものでございます。したがいまして、歳出の公債費に臨時財政対策債分の元利償還対策債を計上した場合、その同額を歳入の地方交付税で計上することになります。つまり、歳出の公債費における臨時財政対策債分の元利償還についても、また歳入の地方交付税の積算にも含めていないため、想定される財源不足は歳入から歳出を引いた場合、想定額は同じであります。新市建設計画における財政計画は、合併特例債事業を行っても財政運営ができるかどうかを判断するものでございますので、今回お示しした財政計画の目的は妥当であるものと考えております。
 以上でございます。
          〔「まだ償還期限も答えてもらってないし、それから今後の見通し
            についても語っていただいてない」の声あり〕
議長(高田重雄君) 暫時休憩お願いします。
          休 憩  (午前10時47分)
                                           
          再 開  (午前11時00分)
議長(高田重雄君) 会議を再開します。
 答弁、阿久津部長。
総務部長(阿久津裕治君) 榎戸議員さんの最初の質問にお答えいたします。
 臨財債の償還期間でございますが、3年据え置きの20年償還でございます。
 それと、3番目の質問にお答えいたします。地方債残高は、平成37年度がピークになると予想をしております。その額は237億円と予想しております。
 なお、公債費でございますが、37年度以降、12億円から、平成46年のころは11億円、その後、徐々に下がっていくと予想しております。
 以上でございます。
議長(高田重雄君) 榎戸議員。
3番(榎戸和也君) 今のこの表の見方でさっきも質問したのですが、今の決算ベースでは、いわゆる臨財債の公債費の中に返し分が入っていると、今の部分は、それから地方交付税の返し分をもらう分も歳入の中に入っていると、ところが今後の部分についてはそれが外れている、入りも出も外れているということでよろしいわけですね。そうしますと、先ほども言っているように、数字として横に並べて、この表にはありませんが、我々に前にもらったのには、公債費比率とかそういうのが出ているわけです。そういうものもみんな変わってきてしまうわけですよね。表というのは、同じ内容のものを横に並べてこういうふうに推移していくのだと見るわけですから、その内容が違ってしまっていたのではおかしいわけでしょう。これが公的な文書ですから、我々に示された……
          〔「財政計画には問題ないって言ったでしょうよ。何回同じ質問して
            るんだ」の声あり〕
3番(榎戸和也君) これは、不規則発言と捉えてよろしいのですか。
 ですから、そういうふうに我々に提示されて、財政シミュレーションという非常に大もとの部分を見て我々はどうするか判断したいと、ここで今判断したいと思っているわけです。
 ところが、それが資料として極めて不自然だと、前のと今度のやつを横に並べて比べようと思ったら、内容が違ってしまっていたのでは、比べられないわけでしょう。だから、そういうふうな非常に不完全なもので、我々に今結論を出せと、それと先ほど来あったように、幾らになるかこれから決まったら、県のほうと協議するのだと、合併特例債今20億円だけれども、私が言う5割増しであれば三十何億になると、こういうふうな提案でこれを認めろというのは、ちょっと厳しいというふうに思うのですが、これについてはいかがですか、市長。
議長(高田重雄君) 阿久津総務部長。
総務部長(阿久津裕治君) 榎戸議員さんのご質問にお答えいたします。
 繰り返しにはなりますが、今回の財政計画は、新市建設計画における財政運営かできるかどうかを判断するのでございます。ですから、何の影響もありません。
 それで、まことに申しわけございませんが、将来の桜川市を本当に心配していただける榎戸議員に、総務部におきまして職員と議員の信頼関係に基づきあの書類をお渡ししたものであります。人として書類を信頼してお渡ししたものでございます。総務部内においてどれだけ言っていただいても結構なのですけれども、ちょっと私も寂しい気はするのでございますが、財政計画は捉え方の問題だと思うのです。角度の問題だと思うので、今回のその新市建設計画における財政計画の書類としては、決して間違っているものではございませんので、何とぞご理解をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
議長(高田重雄君) 大塚市長。
市長(大塚秀喜君) 臨時財政対策債、国が財源不足になって、本来は普通交付税で来るべきものを市が市債として借りろと、市で借りたものは元利償還、交付税で返すよ、交付税で入れるよ、100%算入するよということであります。よって、財政計画、財政運営に関しては今の表のとおり問題ありませんよ。トンネルつくる、特例債でいろんな仕事していく、財政計画は今の計画どおりで問題ありませんよ、そういうことです。
議長(高田重雄君) ほかに質疑ありませんか。
 林議員。
18番(林 悦子君) では、3点についてお尋ねをいたします。
 1点目は、今のその最後の公債費をどう見ているかというところが、ちょっと私聞き取れなかったので、もう一度。要するに、私が今聞いているのでは、ずっと40年以降も、要するに間断なく公債費が下がり続けていくというふうに聞こえたのですけれども、このちょうど間に病院事業だとかやれば、トンネル事業とかそういうものの元利償還等が据え置きがあっても、ちょうどすっぽり35年あたりから元利償還とかそういうのが始まります。そうすると、1回、もうちょっと公債費が上がって、また下がるという意味なのかなと思って私は捉えていたのですけれども、そうではなくて、どんな事業をやってもずっと公債費はこのまま下り坂を行くと、そういうふうに解釈していいのですか。これは確認です。これが総務部長に1つ。
 それから、あと2点は、市長にお尋ねというか、お願いというか、そんなものなのですが、増額を前提にした議論がどうしても不安なので続いてしまうのですけれども、もし今後、この新市計画にある15年前の予算よりも増額が生じたときには、県にご負担をお願いして、その予算獲得のために頑張って努力していただけるようお約束をしていただけませんでしょうか。これが2点目です。
 それから、3点目なのですが、平成2年に県がトンネルの基礎調査をやってから27年で、平成13年に県西の土木事務所が起工式をやってから17年たっているのです。要するにその間、北関東道の開通とかの道路状況やTXの開通によるつくばの発展、アクセスの向上など、周辺状況が大きく変わっているので、住民の意識も当然変化しているのです。今回のことを私も皆さんに聞きましたが、真壁の地元でも市で負担してまでは要らないという人も結構いらっしゃるのです。そういう方に対して、今後私たちは、この必要性をどのように説明していったらよいのか、市長の考えをお聞きしたいと思います。
 以上、3点です。
議長(高田重雄君) 阿久津総務部長。
総務部長(阿久津裕治君) 林議員さんの質問にお答えいたします。
 公債費でございますが、平成38年、約12億7,100万円を見込んでおります。そして、平成48年11億8,400万円を見込んでおります。その後、徐々に減っていくことで見込んでおります。今の段階では、10年先のことを考えるのは非常に困難でございます。あくまでもシミュレーションではございますが、公債費は以上のとおりでございます。
議長(高田重雄君) 大塚市長。
市長(大塚秀喜君) 今回の件、一昨日の答弁にもあったと思うのですが、その負担がふえたときに県で負担させられないかというのを議会で約束してくれということでありますが……
          〔「頑張って努力してもらえないかということ」の声あり〕
市長(大塚秀喜君) これは、ルールに基づいてやっているものでありますので、そこで余計に出せという話は、私は無理だと思っています。特例債の3割部分の7割は県で負担するというようなことをしておりますので、そこから先の話につきましては、この間も答弁しましたが、今後、その特例債で今回もトンネル以外にも2つの事業が出ております。その中で社会資本総合整備交付金、半分を使って、残りの半分を特例債使うというような形で、その辺を認めていっていただく、また県の今回の桃山の整備事業に関しても、県道のすりつけ部分等ありますので、その辺に対して県にご協力いただくというようなことが桜川市のためになるのかなというふうには思っているところでございます。いろんな形で県にはご協力はいただいていきたいというふうには思っております。
 また、市民に説明なのですが、これはあのトンネルは、私も必要だと思っておりますし、本当に私は議員の皆さん、市民の代表でありますので、これは大事にしていかなくてはいけないというふうに思っているところでございます。何回も答弁するようですが、昨年の決議、15名の方が署名があって、合併特例債を活用して上曽トンネルの早期完成を求める決議案が議員提出で提案され、起立多数で可決されたということを重く受けとめ、今回の決断もしております。皆さん必要だと思っての決議だというふうに理解しておりますので、将来に向けて何としてもやっていかなくてはいけない事業かなというふうに思っているところでございます。
議長(高田重雄君) 林議員。
18番(林 悦子君) 再質問いいですか。総務部長、私は、その数字が幾らですかと聞いたのではなくて、グラフにしたときに、これ前にもらったやつだと確かに41年まで、今回ここにあるやつは37年まで、そんな15年も20年も先の想定を示せと言っているわけではなくて、公債費は、要するにずっと下がり続けるというふうに解釈していいのか、それとも1回上がってまた下がるというふうに見ているのかどちらかなのかということをシンプルに聞いたので、どちらなのかということを答えていただければいいのです。それが1つ。
 市長には、今の答弁では、一般質問のときにも言ったように、ルールに基づいて行うのだから、増額が生じても割合に応じて市が負担つもりであるということですよね、市長の考えは。でも、私は、決議のことを何回も市長おっしゃるのですが、それはあくまでも100億円という15年前の想定の数字に基づいて皆さん決議をしているので、その増額部分についてまでは引き受けられないと思います。というのは、このことに関しては、やはり後世への負担も当然見なくてはならないので、人口が物すごく減っていくということは、市税がますます減っていくということなので、これは、それで私一般質問のときにも矛盾にしていると言いましたが、矛盾ではなくて、今日まで、27年前に県が基礎調査をしているのです。起工式もやっているのです。それを考えたらば、その経緯と、それから一般質問でも言ったように、県の財政を何となく私らも県民の一人として、今回初めて見てみると、そのはるかに負担能力があると思うので、今回のことで県は事業の方針転換をしたことで31億円も負担が減ったのです。私らも、同じ話になってしまいますが、県民ですから県税も負担しているのです。そういうことを考えたらば、確かにルールはそうかもしれないけれども、二十何年もたってから、市長もさっき言ったではないですか。平成26年の知事の提案を受けて、その後両市で勉強会を開始して、合併特例債の検討に入ったと、だから県知事の提案から私たちがこの方針転換を受け入れるかどうかの協議を始めたのです。そのいきさつを考えたらば、茨城県に市の財政を破綻させたり、あるいは市民に、例えば下水道使用料金の値上げだとか、あるいは介護料金の値上げだとかで転嫁させるような形ではなくて、今後市政を続けていくのには、県にお願いするしかないという、最初からルールだからと、そこまで受け入れないで、やっぱりこれは決して無理なお願いだと思わないのですが、いかがでしょうかということを、白田県会議員のもうひと頑張りもお手伝いをいただきながら、市長のその得意なトップセールスという、セールスには嫌なセールスも時々はあると思いますので、やっていただけることをとにかくお願いしたいということを念押しして、この2点目についてはご返答はいただかなくても結構ですが、そういうことです。
 3点目の市民にどうして説明したらいいのだということなのですが、何か議員の決議を重く受けとめて提案しているということ、このときでもそうおっしゃいますが、市は二元代表制なので、私たちも市民の代表で選ばれてきていますが、市長も市民の代表で選ばれてきているので、議員内閣制の国とは仕組みが違います。ですから、私たちが束になってお願いしても、市長の判断と違うときもあると思いますし、やはり最後は、市長が自分で判断したことだという言葉がないと、それは何からしくないと思います。議会に責任転嫁をしているわけではないと思いますけれども、私たちはそう思います。やっぱり自分の決断で最後は、増額分についてもルールに沿って受け入れる覚悟でやっているというぐらいではなかったら、この事業は推進できないと思います。
 私の考え、その中で、住民に説明する中で、今後、私の考えもちょっと取り入れていただきたいと思うので、それを申し上げます。ちょっと議長済みません。
 私は、今回の事業は、血判状と同じだとまで言われましたので、既に動き出していますから、これは現時点において了解いたします。決議の重さを私も受けとめて、現時点では了解いたします。しかし、後世世代への負担をできる限り減らすということもしていかなくてはならないので、今後の住民への説明は大変重いと思うのです。トンネルが必要であるということは、20年前とまた状況が変わっているのです。でも、変わらないものもあります。それは、安全性の向上でしょう。もちろん交通です。それから、笑うかもしれませんが、おとといの萩原議員の質問にもあったとおり、北朝鮮のミサイルに対応したとき、私はトンネルはシェルター効果があると思っています。
 それから、2点目、経済圏が東に広がることによって、石岡側とこの県西地域との、要するに営業とかそういうのがしやすくなりますから、相乗効果があると思っています。
 それから、3点目は、これは歴史と伝統と農業が基幹で、地域づくりに八郷側とこちら桜川というのは共通項が多いので、一体となった地域づくりができると思います。結果、ジオパークとかそういうものが認定されて、高速道路網のちょうど中心に筑波山系が位置するのです。すっぽり入ることになるのです。ですから、観光振興にもつながっていくし、山歩きなんかのアウトドア、スポーツ体験、滞在型の田園型の地域創生ができると思っているのです。
 私は、こんなふうにして住民の人に今回のことについて、とりあえず現時点では説明していこうと思うので、市長もぜひ私の考え方も取り入れていただきたいと思いまして、答弁をいただいて、私の質問は終わりです。
議長(高田重雄君) 阿久津総務部長。
総務部長(阿久津裕治君) 林議員さんのご質問にお答えします。
 公債費でございますが、財政課のシミュレーションにおきましては、平成31年度、これがピークと見込んでおります。15億6,200万円程度でございます。それからはどんどん下がっていく形で見込んでおります。
 起債は、特会を含めて560本ぐらいあるのです。過去に高金利で借りたものがそろそろ終わるとか、あと借りかえしてだんだん安くなるとかということも含めまして、31年をピークに残高はどんどん減っていくと見込んでおります。
 ただ、さっきもお話し申し上げましたが、10年以上先のことでありますので、大きな事業が必要となるということであれば、この公債費は変わってくることと思われます。
 以上でございます。
議長(高田重雄君) 大塚市長。
          〔「念押しをお願いしたいと思います」の声あり〕
市長(大塚秀喜君) 林議員のおっしゃるとおり、八郷との交流とか石岡との交流とかというそういう説明は私もしていきたいと思っております。
 また、石岡の市長がおもしろいこと言っていました。開通するときには、ちょうどトンネルの真ん中で綱引きでもできたらいいななんていう話もしておりました。本当にそうなればいいなというふうに思うところでございます。
 両市がトンネルでつながって、今後一緒に経済発展していければ、本当にありがたいことだというふうに思います。
議長(高田重雄君) 3回目になりますから。
18番(林 悦子君) 3回目です。県知事への負担のお願いを再度念押しをして、終わりにしたいと思います。
議長(高田重雄君) ほかに質疑ありますか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。討論ありませんか。
 菊池議員。
          〔7番(菊池伸浩君)登壇〕
7番(菊池伸浩君) 7番の菊池伸浩です。議案第36号 新市建設計画の変更について反対討論を行います。
 今回、3つの変更計画が出されておりますが、私は、上曽トンネル計画について反対を表明し、討論に参加するものです。私は、県道上曽トンネルの建設そのものに反対しているのではありません。私は、県の責任で県がお金を出してつくるなら賛成です。市の合併特例債を活用することに反対をしているのです。まず、そのことを表明しておきます。
 反対する理由、3つあります。まず1つは、上曽トンネルの事業費の総額がはっきりしていないことです。桃山学園通学道路整備事業は5億円です。これならば若干の増減があっても何とかなります。ところが、上曽トンネル工事は、15年前の積算でも110億円です。一般質問でも明らかにしたように、建設費が3割増しとなるとしたら、合併特例債は27億円を超えてしまいます。今まで一番大きかった桃山学園の合併特例債の額を超えてしまいます。
 2つ目、桜川市の財政状況との関係です。私の一般質問でも明らかになったように、桜川市は、県西で一番人口減が進んでおります。また、法人市民税が近隣市と比較しても断トツに低いことです。財政課の見解でも、市の財政状況は楽観できる状況とは考えていませんとの答弁をいただいております。病院建設、耐震化に問題のある学校建設は、やらねばならない事業ですから賛成をしてきました。しかし、緊急性がないものは控える、これが桜川市のとる態度ではないでしょうか。もともと県道上曽トンネルは、県の責任でつくるべきものです。少し時間がかかったとしても、地元県議の協力も得て、粘り強く県が建設するよう働きかけていくのが筋ではないでしょうか。
 3つ目は、トンネル工事完成への不安です。八郷側の用地買収が終わっていない、朝日トンネルの建設開始から完成まで16年もかかっております。北関東高速道の犬田トンネル建設でもトラブルがあったと聞いております。合併特例債の活用期限内に間に合うかどうかという不安もあります。
 以上、3点に疑問が残るので、議案第36号に反対を表明し、討論を終わりといたします。
議長(高田重雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。
 10番、小高友徳君。
          〔10番(小高友徳君)登壇〕
10番(小高友徳君) 10番、小高です。私は、今回の議案第36号 新市建設計画の変更についての賛成の立場から討論をさせていただきます。
 新市建設計画は、旧3町村の速やかな一体性の確立及び地域の個性を生かしながら、均衡ある発展と住民福祉の向上を図ろうとの目的のもと、合併協議会において平成17年4月に計画を策定をいたしました。その後、平成27年11月までに3度の変更を行っております。今回で4回目でございます。
 平成17年10月1日に桜川市がスタートをし、新市建設を進めていく過程の中で、合併前には考えられなかった必要性、緊急性のある事業が見えてくるのだと私は思います。
 さて、今回の新市建設計画の変更は、上曽トンネル整備事業、桃山学園通学路整備事業、坂戸小・岩瀬西中学校通学路整備事業の3事業の追加でございます。上曽トンネル整備事業につきましては、皆様もご存じのとおり、主要地方道石岡筑西線は、県西地域の筑西市と県南地域の石岡市を結び、さらに茨城空港、鹿島港など県内の主要地域間の連携のため重要な幹線道路でございます。しかしながら、本線を通る上曽峠は、幅員狭小や急勾配に加え、冬期には積雪や路面凍結により通行どめが生じるなど交通に不便を来している状況にございます。
 30年以上前から峠道のトンネル化を要望をされてまいりました。そのような中、トンネル整備事業は、平成2年度より基本調査が始まり、平成13年度に事業に着手されたものの、トンネル本体工事につきましては、いまだ工事の着工に至らず、調査開始より27年がたとうとしております。トンネル本体工事への着手は、工事が中断された後も地元市民の悲願でございます。また、私たち桜川市議会では、平成28年第2回定例会におきまして、上曽トンネルの早期完成を求める決議を議員提案で提出をしております。起立多数により採決をされております。
 決議書の文面には、明確に合併特例債を活用し早期完成を目指すと記されてもおります。東日本大震災等の影響などから、トンネル本体工事に着手できない中、新市建設計画合併特例債を活用することにより、早期の完成が見込まれれば、利用者の安全性と沿線地域の利便性の向上はもとより、農業、商工業など産業活動の発展に加え、筑波ジオパーク構想などの観光への促進など、朝日トンネルとともにこのトンネルも貫通できれば、筑波山をランドマークとした地域と地域が結ばれることとなります。当市を含む沿線地域の発展に大きく寄与できると確信をしております。
 次に、桃山学園通学路整備事業、坂戸小・岩瀬西中学校通学路整備事業につきましては、それぞれの通学路は歩道がない現在の道路に対して、児童生徒の通学時の安全安心を確保するため、新設道路や歩道の整備を行うものでございます。通学路の整備については、両事業とも桜川市議会に請願が提出され、採択されている案件でもございます。2件の事業は、その緊急性、必要性について、桜川市議会において認めていただき、採択を受けたものでございます。
 今回、新市建設計画の変更において新たに加える3事業につきましては、いずれも市議会において決議、承認されている案件であり、桜川市の将来のためには本当に必要な事業であると、緊急性を要しております。また、合併特例債を活用し、早期に整備を推進し完成すれば、桜川市の発展、住民福祉の向上に多大に寄与でき、本当に必要な事業であると私は確信をしております。
 以上のようなことから、議案第36号 新市建設計画の変更につきましては、賛成の立場を表明し、討論を終わります。
 議員各位におかれましては、ご賛同いただきますようよろしくお願いいたします。
議長(高田重雄君) ほかに討論ありますか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) これで討論を終わります。
 これから本案を採決します。
 この表決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
          〔起立多数〕
議長(高田重雄君) 起立多数です。
 よって、議案第36号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
                                           
    議案第37号、議案第38号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(高田重雄君) 日程第7、議案第37号 桜川市道路線の廃止について及び日程第8、議案第38号 桜川市道路線の認定についてを一括議題とします。
 提案理由の説明を願います。
 尾見建設部長。
          〔建設部長(尾見 誠君)登壇〕
建設部長(尾見 誠君) 議案書25ページをお開き願います。議案第37号 桜川市道路線の廃止についてご説明いたします。
 道路法第10条第3項の規定により、桜川市道路線を別紙のとおり廃止するものであります。次ページのほうをお開き願います。
 一般市道路線廃止調書の整理番号1番につきましては、現在認定している路線を新市建設計画合併特例債事業として、上曽トンネルを整備するに当たり、全整備区間を市道に認定するために、市事業として取りつけ道路を予定した路線を一旦廃止するものでございます。
 続きまして、議案書27ページをお開き願います。議案第38号 桜川市道路線の認定についてご説明いたします。
 道路法第8条第2項の規定により、桜川市道路線を別紙のとおり認定するものであります。次のページをお開き願います。
 一般市道路線認定調書の整理番号1番は、先ほど一旦廃止した路線を新市建設計画合併特例債事業として上曽トンネルを整備するに当たり、主要地方道石岡筑西線から石岡市境までの桜川市側全整備予定区間を認定するものであります。
 以上で説明を終わります。内容をご審議の上、ご議決くださいますようお願いいたします。
議長(高田重雄君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 討論を終わります。
 お諮りします。最初に、議案第37号は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第37号は原案のとおり可決することに決定しました。
 続いて、議案第38号は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第38号は原案のとおり可決することに決定しました。
                                           
    議案第39号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(高田重雄君) 日程第9、議案第39号 平成29年度桜川市一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 阿久津総務部長。
          〔総務部長(阿久津裕治君)登壇〕
総務部長(阿久津裕治君) 議案書29ページをお開き願います。議案第39号 平成29年度桜川市一般会計補正予算(第1号)について概要をご説明申し上げます。
 既定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億5,845万5,000円を追加し、予算の総額をそれぞれ215億8,845万5,000円とするものでございます。
 33ページをお開き願います。第2表、債務負担行為でございます。バス運行委託料につきましては、契約期間を今年度10月から翌年度9月までの1年間とし、限度額を4,877万円とするものです。内容につきましては、歳出の2款でご説明を申し上げます。
 34ページをお開き願います。第3表、地方債補正で2つございます。1つは、合併特例債である桃山小中一貫教育校建設事業債の限度額を12億5,650万円から12億9,540万円に引き上げるものでございます。もう一つは、道路整備事業債の限度額を930万円から2,170万円に引き上げるものでございます。内容につきましては、歳入の21款でご説明いたします。
 37ページをお開き願います。事項別明細書により歳入についてご説明を申し上げます。14款2項1目総務費国庫補助金、地方創生推進交付金で93万9,000円を増額しております。今年度の地方創生推進交付金が1,500万円で交付される見込みのため、当初予算の差額を補正するものでございます。
 同じく4目土木費国庫補助金で885万5,000円を増額しております。これは、道路橋梁長寿命化及び橋梁点検に関する国庫補助でございます。対象事業費の55%が交付されるものでございますが、当初予算を上回る交付額が内示されたため、増額補正を行うものでございます。
 次に、15款2項1目総務費県補助金で234万8,000円を増額しております。公共交通のバスの運行に関して補助される県補助金でございます。バスの運行は、今年度10月から翌年度9月までの1年間を予定しており、これに対する国の補助金は約940万円で、翌年度の1回のみとなるため、今年度の歳入には計上しておりませんが、県の補助はその2分の1、約470万円と積算をしております。今年度末と翌年度の2回に分けて歳入が予定されることから、今回の補正予算で計上をしております。
 次に、19款1項1目繰越金で9,501万3,000円を増額しております。前年度繰越金でございます。
 次に、21款1項4目合併特例債事業債、桃山小中一貫教育校建設事業債で3,890万円を増額しております。歳出におきまして、工事請負費を増額しており、その財源となる市債を増額するものでございます。
 同じく道路整備事業債で1,240万円を増額しております。歳出において道路橋梁長寿命化に係る工事請負費を増額しており、その財源となる起債を増額するものでございます。
 38ページをお開き願います。続きまして、歳出についてご説明を申し上げます。今回は、4月の定期人事異動に伴う人件費の補正予算を計上しておりまして、約1,400万円を減額しております。給与関係経費の補正並びに特別会計への繰出金につきましては、説明は省略させていただきます。
 39ページをお開き願います。2款1項8目企画費、公共交通事業で2,600万3,000円を増額しております。9月まで公共バスの実証実験としまして、真壁庁舎から筑波山口まで運行を行っておりますが、10月からはコースを岩瀬駅から筑波山口までとしまして、来年度9月まで1年間のバス運行を委託するものでございます。なお、計上額の2,600万3,000円は、今年度の3月までの半年分の委託料と運行準備経費を計上したものでございます。先ほどご説明申し上げました第2表の債務負担行為の限度額は1年分の委託料を計上したものでございます。
 同じく16目企業誘致推進費で1,497万円を増額しております。
 40ページをお開き願います。台山高森工業団地の井戸は取水量がほぼ限界に来ておりまして、このままでは企業の運営に支障を来すため、新たな井戸を掘ることが求められております。そのため台山高森工業団地共同給水施設井戸整備補助金交付要綱により、補助金を交付するものでございます。
 同じく18目まち・ひと・しごと創生費でございます。まち・ひと・しごと創生費で722万9,000円を増額しております。地域DMO形成に向けた事業を展開するもので、県及び周辺自治体と連携を図り、サイクリストの誘客を図るほか、お土産やグルメ開発に取り組む事業を行うものでございます。
 同じく桜の里づくり事業で106万4,000円を増額しております。森林総合研究所、日本自然保護協会、筑波大学等の協力によりヤマザクラ保全計画を策定するものでございます。
 同じく小田部家管理事業で537万6,000円を増額しております。市民から寄贈されました小田部家のあり方を検討し、修繕、改修工事を行うものでございます。
 47ページをお開き願います。3款2項5目こども園費、大和認定こども園事業で31万9,000円を増額しております。床タイル等の新設修繕費でございます。
 48ページをお開き願います。4款1項1目保健衛生総務費、49ページをお開き願います。母子衛生事業で9万1,000円を増額しております。赤ちゃんの体重計が故障したため、新規に購入をするものでございます。
 50ページをお開き願います。5款1項1目労働諸費、労働諸費事業で100万円を増額しております。桜川市及び茨城県のほか、経済関連団体で構成する桜川市地域雇用創造協議会が雇用拡大や人材育成、就職促進などの事業を行うことを目的としまして、国から3年で約1億4,000万円の事務委託金を受ける予定でございます。市もこの事業を支援したいと考えており、国の補助対象とならない事務室改修等の費用を市が補助するものでございます。
 6款1項1目農業委員会費、51ページをお開き願います。農業委員会費事業で2万円を増額しております。当市で活躍をいただいている推進委員の方に対し、静岡県農業会議から事例発表の講師依頼があったため、随行する職員の旅費を計上するものでございます。
 同じく3目農業振興費、特産物振興事業で60万円を増額しております。真和たばこ生産組合が生活基盤の強化と品質向上を図るため導入した乾燥施設設備に対し、桜川市葉たばこ生産支援事業費補助金交付要綱により、1台当たり3万円で20台分、60万円の補助を交付するものでございます。
 54ページをお開き願います。8款2項1目道路橋梁総務費、道路橋梁総務事業で3,650万円を増額しております。道路橋梁長寿命化に係る工事費及び橋梁点検業務に係る委託料であり、財源といたしまして、補助対象事業費の55%が国から補助されて、残額の90%を市債で賄うものでございます。当初予算で見込んだ補助を上回る内示があったため、歳出の増額補正を行うものでございます。
 57ページをお開き願います。9款1項3目消防施設費で698万1,000円を増額しております。防火貯水槽のふた修繕、防火貯水槽の撤去工事、消火栓の新規設置に伴う工事負担金でございます。
 58ページをお開き願います。10款1項2目ICT技術を活用した英会話交流事業で75万6,000円を増額しております。パソコンによるテレビ電話を活用し、フィリピンの児童生徒と英会話の交流事業を行うため、大型テレビ、パソコン等の機器を購入するものでございます。
 同じく11目小中学校適正配置推進事業費、桃山小中一貫教育校建設事業で4,100万円を増額しております。工事費総額28億円に対し、昨年度末に国庫補助が追加されたことから、29年度へ工事請負費を1億円繰り越しました。しかし、年度末のため財源となる合併特例債が充当できず、多額の一般財源が必要となっていたため、繰越額の1億円から執行額を5,900万円とし、残り4,100万円は執行せずに残額とすることといたしました。今回、繰越額から執行しない4,100万円を29年度補正予算として改めて計上し、財源となる合併特例債を95%充当するものでございます。
 61ページをお開き願います。10款6項2目体育施設費、体育館管理事業で2,392万2,000円を増額しております。当初予算におきまして、ラスカのメーンアリーナの床改修を予算計上しましたが、その後の審査でサブアリーナの改修と必要となったため、工事費を増額するものでございます。
 以上で説明を終わらせていただきます。ご審議の上、ご議決くださいますようお願い申し上げます。
議長(高田重雄君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
 林議員。
18番(林 悦子君) 繰越金が確定したと思いますので、その確定額。
 そして、今聞いていますと、その繰越金から4,100万円の一貫校分を何か使うというふうに説明していたような気がするので、その辺、確定額はこれなのだけれども、そこから既に手をつけるのだという意味なのかどうかということが一つ。
 それから、もう一点は、29年、30年度で財政調整基金26億円取り崩すことになります。繰越金の確定額いかんによっては、また財調に積み戻す考えはあるのかどうか。この2点についてお尋ねいたします。
議長(高田重雄君) 阿久津総務部長。
総務部長(阿久津裕治君) 林議員さんのご質問にお答えいたします。
 繰越金の額は、出納整理期間を過ぎましたけれども、まだ確定はしておりませんが、10億円以上の繰越金がございます。
 それで、財政調整基金の取り崩しを当初予算におきまして計上させていただいていると思うのですけれども、これは後で補正をさせていただきたいと思います。
 もう一つですが……
          〔「財調」の声あり〕
総務部長(阿久津裕治君) 今回の継続費繰越計算書に学校関係で1億6,890万6,000円を計上しているところでございます。28年度の予算のままで執行しますと、一般財源の負担が非常に大きくなるということでございます。繰り越しますが、5,900万円しか執行はしないと、それでこの4,100万円は残額とすると、そして今回の補正で4,100万円を補正していただきますと、合併特例債が95%つくということでございます。財源の手当てと調整でございます。
          〔「積み戻し」の声あり〕
総務部長(阿久津裕治君) 財調の積み立てに関しては、今のところまだ不確定でございます。取り崩しは補正でゼロにさせていただきたいと思います。
 以上でございます。
議長(高田重雄君) 林議員。
18番(林 悦子君) 6月定例会といえば、大体繰越金は幾らになりましたかというのが普通に出てくる質問だと思いますので、できれば計算しておいてほしかった。
 ここには、変更前よりも、足して9億5,000万円みたいな数字が出ていますが、実際は、確定額というのは大抵いつもそれより多かったりして、財政課としては楽しみなところなのだと思うのです。できる限り各課に奪われたくないお金だと思います。ですから、今のところ積み戻しは考えていないなんていうことは言わないで、できるだけ財政を安定させるためには積み戻しておきたいと思いますという答えをしてもらえるようだとよかった思いますので、財調の使いっ放しではなくて、補填できる限りにおいては補填していくという姿勢を求めたいと思います。
 以上です。
議長(高田重雄君) 答弁はよろしいですね。
          〔「いいです」の声あり〕
議長(高田重雄君) ほかに質疑ありますか。
 菊池議員。
7番(菊池伸浩君) 3点質問いたします。
 まず1つは、39ページのバス運行委託料2,438万円です。6日に行われました議会全員協議会の説明では、10月1日から広域連携バスを岩瀬駅前まで延ばす計画のための増額と説明されました。過疎のため交通弱者のための足の確保の重要性は私も認識をしているつもりです。しかし、現行の真壁庁舎から筑波山口の運行も1便平均2名にならない現状です。期待していた真壁のひなまつりの期間も1便平均2.6人でした。今回、真壁、岩瀬間の実施もするということです。岩瀬の方々に伺いますと、特に真壁に行く用はないから、どちらかというとデマンドタクシーを充実してほしいという声が多かったです。
 昨年は、実証実験というので、私は様子を見ようということで反対はしませんでした。今回も実証実験ということですが、実験というからには撤退の条件も考えなくてはなりません。今のやり方を見てみますと、なし崩し的に継続されるのではないかと心配をしております。実証実験というからには、どのような場合は継続し、どのような場合は取りやめるのか、判断の基準を示していただきたいと思います。私は、理科の教員をした関係で、実験と聞くと、どこで成功、失敗の判断をするかということをきちんと示してから実験はやっていましたので、特に気になるので伺います。
 2点目は、40ページの台山高森工業団地共同給水施設井戸整備補助金1,497万円です。私は、2014年の6月議会で、高過ぎる県西用水の問題を取り上げ、質問をいたしました。そのとき、大和田上下水道部長から、真壁、大和地区は、県西用水と地下水の費用割合は5対5であり、これ以上地下水のくみ上げは県の規制によりできない。岩瀬地区は、地下水が十分なく、県西用水9に対し地下水は1となっている。これ以上地盤の関係で地下水をふやすことはできない状況になっている。こういう説明を受けた経緯があります。
 そこで、3点質問いたします。1点目は、現在の地下水利用の規制はどのようになっているのか。2点目は、今回、井戸整備補助金を1500万円近く出すことになっていますが、市の水道水を現物で投入する場合と、今回のように井戸整備で補助する場合では、企業にとって、また市にとってどちらが有利なのでしょうか、その点を伺います。
 岩瀬地域では、前市長の時代に3カ所に工場を持っていた企業が撤退をしております。私が聞いた情報では、一番大きな原因は水がないことではないかと聞いております。
 3点目は、私の得た情報では、桜川より東側では岩盤が固くて深井戸が掘れない。西側では掘れると聞いております。今回、福泉の大池に井戸を掘るわけですが、ここはいただいた資料の地図を見ますと、大国玉福泉になるのではないかと判断しております。そうすると、地下水規制の区域になっているのではないでしょうか。また、規制にひっかからないとしても、十分な水を確保できるとの保証があるのでしょうか。
 3点目、58ページ、ICT技術を活用した英会話事業75万6,000円です。6月議会の2日目の一般質問で、ICTがインフォメーション・アンド・コミュニケーション・テクノロジーということはわかったのですが、その内容が私にはよくわかりません。スカイプを利用した教育をするという言葉がかなり聞こえてくるようになっていますが、スカイプが無料で使える装置であることは知っていますが、それ以上ではありません。具体的には、どのようにICT技術を活用する計画なのか。例えば11小学校、5中学校全校でやるのか。1年間に何時間ぐらいかけるのか。また、何の教科の時間でやるのか。英語の時間なのか、それとも別の時間を確保するのか。どのような成果が期待できるのか。英語力の向上に役立つのか。また、国際交流に役立つのか、今わかる範囲で結構ですから、市民にわかるような具体的にご説明をお願いいたします。
 以上3点です。
議長(高田重雄君) 小川市長公室長。
市長公室長(小川 豊君) 菊池議員さんのご質問にお答えいたします。
 現在、利用状況は1便当たり1.8人で決して多いとは言えません。しかし、利用者からのアンケートでは、20歳未満や70歳以上の利用者が過半数を占め、交通弱者の利用が顕著になっております。また、ひなまつり期間には2.6人まで乗車率が上がり、観光客の足も確保できました。桜川市にとって高齢者や子供たちといった交通弱者の足を確保し、移動の自由を保証することや来訪者の移動手段の確保などは市の責務と考えており、10月からは、岩瀬駅まで延伸するとともに、フリーパスの導入などで学生利用者の支援を計画しているところでございます。
 バスの将来にわたる運行継続の判断につきましては、単に運行に要した費用や利用者のみで判断するのではなく、利用実態調査やアンケートなどのほか、市民の皆様からさまざまなご意見をいただき、それらを地域住民や交通事業者等で構成する桜川市地域公共交通会議において十分検証しながら、公共交通体系の見直しを検討してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
議長(高田重雄君) 石川上下水道部長。
上下水道部長(石川文雄君) 菊池議員さんのご質問にお答えいたします。
 1点目の現在の地下水利用の規制はどのようになっているのかについてのご質問ですが、現在、茨城県では地下水の採取を抑制し、安定した地下水の利用を図ることを目的に、昭和51年に茨城県地下水の採取の適正化に関する条例を制定いたしました。その指定地域については、県内44市町村のうち地盤沈下等の障害が懸念される鹿行、県南、県西地域の30市町村となっております。その中で桜川市は、旧真壁町、旧大和村が採取規制のかかる地域に指定されており、一定量以上の地下水を採取する場合には、知事の許可が必要となります。また、岩瀬町におきましては、合併以前が県北地域であったことから規制の対象外となっており、取水制限のかからない地域となっております。
 次に、2点目の市の水道水を投入する場合と井戸の整備で補助する場合とでは、企業及び市にとってはどちらが有利なのかというご質問につきましては、台山高森工業団地内には、企業で管理する共同給水施設がございます。この共同給水施設に井戸を整備した場合、企業で使う上水道使用料の負担が軽減されることで、立地企業の生産原価のコストダウンにつながることになります。結果、現在の高久配水場は、水不足が懸念されており、市といたしましても井戸により工業団地内の使用量を補っていただき、配水区域内の安定供給に努めていきたいと考えております。
 3点目の今回の井戸を掘る予定地については、十分な水の確保ができる保証があるのかにつきましては、岩瀬地区は県西用水導入以前、ほとんどの井戸が浅い地で岩盤に当たってしまい、水量も十分得られない現状でありました。また、水質においても鉄分が多く、故障の原因となり、断水を余儀なくされておりました。しかし、昭和60年に県西用水を導入した後は、安定した水の供給が可能となり、現在に至っております。
 今回、井戸設置予定地につきましては、取水制限のかからない大池の北側で上野原地新田地内を予定しております。議員ご承知のとおり、桜川の西側に当たり、地形的にも心配がないところで、現在市で使用しております上野原地新田の井戸についても、取水量が安定しており、県西用水導入以前から堤上浄水場へ送り続けている状況でございます。
 以上でございます。
議長(高田重雄君) 宮山教育部長。
教育部長(宮山孝夫君) 菊池議員からございました英会話交流事業についてご説明いたします。
 最初のご質問の何校でやるのかということでございますが、まず小学校1校で始めていきたいと思います。ここで試行し、順次ほかの学校にも広げていきたいというふうに思っております。
 続きまして、1年間に何時間やるのか、何の教科でやるのかというご質問でございますが、最初から授業の中で交流していくことは現在は考えておりません。まず、朝の始業前やロングの休み時間、昼休み、下校前などの時間を使って挨拶や短い会話を交わすことなどを考えております。教育課程のこの時間、この教科を使って交流するということは、現在のところは考えておりません。
 昨年、視察しました大阪府の箕面市の学校もそのような交流方法をとっております。交流を進めていく中で、互いの学校でこのような内容で交流してはどうかなと、さまざまな形が考えられていくことはあるかというふうに思っております。今月21日からフィリピン国バコール市を訪問し、学校と打ち合わせをしてまいります。相手校の思いや都合などもあると思いますので、話し合いの中で具体的なことについては進めてまいりたいというふうに思っております。
 2020年度から新学習指導要領が小学校で全面実施されます。この中で、現在小学校5、6年生で実施している外国語活動が3、4年生で行われるようになります。5、6年生は外国語という教科として学ぶようになります。今回のこの授業を通して、英語を通して気軽にコミュニケーションを図ることができるようにしたいというふうに思っております。実際に英語を使って同じ年代の子供たちと会話できる喜び、達成感を味わってもらいたいというふうに思っています。それが学ぶ意欲に結びつくと考えております。
 以上でございます。
議長(高田重雄君) 菊池議員。
7番(菊池伸浩君) 井戸水の関係で確認をしたいのですが、私は、井戸を掘るところが大国玉福泉だとばかり思っていたのですが、正式にはどこの地番になるのですか。再答弁お願いします。
議長(高田重雄君) 佐藤総合戦略部長。
総合戦略部長(佐藤 勤君) それでは、ただいまの菊池議員さんのご質問にお答えいたします。
 実は、あの地面に旧岩瀬地番飛び地がございます。こちらが地番でいきますと、上野原地新田317の2番地という飛び地がございます。旧岩瀬地内で県の規制がかからないということで、ここに井戸を掘るということになります。
 以上でございます。
          〔「了解」の声あり〕
議長(高田重雄君) よろしいですか。
 ほかに質疑ありますか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 討論を終わります。
 お諮りします。本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第39号は原案のとおり可決することに決定しました。
 ここで暫時休憩いたします。
          休 憩  (午後 零時10分)
                                           
          再 開  (午後 1時30分)
議長(高田重雄君) 会議を再開します。
                                           
    議案第40号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(高田重雄君) 日程第10、議案第40号 平成29年度桜川市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 小松ア市民生活部長。
          〔市民生活部長(小松ア 稔君)登壇〕
市民生活部長(小松ア 稔君) 議案書63ページをお開き願います。議案第40号 平成29年度桜川市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。
 今回の補正につきましては、第1条において、既定の予算総額に歳入歳出それぞれ575万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ68億3,429万円と定めるものでございます。
 内容につきましては、人事異動に伴うものでありますので、事項別明細書の説明については省略させていただきます。
 以上で説明を終わります。内容をご審議の上、ご議決くださいますようお願い申し上げます。
議長(高田重雄君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 討論を終わります。
 お諮りします。本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第40号は原案のとおり可決することに決定をいたしました。
                                           
    議案第41号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(高田重雄君) 日程第11、議案第41号 平成29年度桜川市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 石川上下水道部長。
          〔上下水道部長(石川文雄君)登壇〕
上下水道部長(石川文雄君) 69ページをお開き願います。議案第41号 平成29年度桜川市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)についてご説明いたします。
 既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ71万1,000円を減額し、総額をそれぞれ4億2,698万2,000円と定めるものでございます。
 続きまして、事項別明細書でご説明いたしますので、72ページをお開き願います。歳入につきましては、6款1項1目一般会計繰入金71万1,000円を減額しております。これは、歳出の職員給与関係経費の減額に伴う一般会計繰入金の減額によるものでございます。
 次のページをお開き願います。歳出につきましては、1款1項1目農業集落排水施設管理費10万円を減額しております。これは、人事異動に伴う職員給与関係経費の減額によるものでございます。
 次に、2款1項1目市設置型浄化槽整備事業費61万1,000円を減額しております。同じく人事異動に伴う職員給与関係経費の減額によるものでございます。
 以上で説明を終わります。内容をご審議の上、ご承認くださいますようお願い申し上げます。
議長(高田重雄君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 討論を終わります。
 お諮りします。本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第41号は原案のとおり可決することに決定をいたしました。
                                           
    議案第42号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(高田重雄君) 日程第12、議案第42号 平成29年度桜川市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題とします。
 提案理由の説明を願います。
 石川上下水道部長。
          〔上下水道部長(石川文雄君)登壇〕
上下水道部長(石川文雄君) 75ページをお開き願います。議案第42号 平成29年度桜川市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)についてご説明いたします。
 既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ171万2,000円を減額し、総額をそれぞれ6億4,456万5,000円と定めるものでございます。
 続きまして、事項別明細書でご説明いたしますので、78ページをお開き願います。歳入につきましては、6款1項1目一般会計繰入金171万2,000円を減額しております。これは、歳出の職員給与関係経費の減額に伴う一般会計繰入金の減額によるものでございます。
 次に、歳出につきましては、1款1項1目公共下水道総務費171万2,000円を減額しております。これは、人事異動に伴う職員給与関係経費の減額によるものでございます。
 以上で説明を終わります。内容をご審議の上、ご承認くださいますようお願い申し上げます。
議長(高田重雄君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 討論を終わります。
 お諮りします。本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第42号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
                                           
    議案第43号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(高田重雄君) 日程第13、議案第43号 平成29年度桜川市介護保険特別会計補正予算(第1号)を議題とします。
 提案理由の説明を願います。
 上野保健福祉部長。
          〔保健福祉部長(上野荘司君)登壇〕
保健福祉部長(上野荘司君) それでは、議案第43号 平成29年度桜川市介護保険特別会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。79ページをお開き願います。
 既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1,475万8,000を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ40億9,678万2,000円とするものであります。これは、人事異動による人件費の変更によるものですので、事項別明細書については説明を省略させていただきます。
 以上で説明を終わります。内容をご審議の上、ご議決くださいますようよろしくお願いいたします。
議長(高田重雄君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 討論を終わります。
 お諮りします。本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第43号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
                                           
    議案第44号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(高田重雄君) 日程第14、議案第44号 平成29年度桜川市水道事業会計補正予算(第1号)を議題とします。
 提案理由の説明を願います。
 石川上下水道部長。
          〔上下水道部長(石川文雄君)登壇〕
上下水道部長(石川文雄君) 85ページをお開き願います。議案第44号 平成29年度桜川市水道事業会計補正予算(第1号)についてご説明いたします。
 今回の補正予算につきましては、第2条では、予算第3条に定めた水道事業費用から403万円を減額するものでございます。第3条では、予算第4条に定めた資本的収入の負担金、資本的支出の建設改良費の既決予定額にそれぞれ195万5,000円を増額するものでございます。
 第4条では、予算第8条に定めた職員給与費7,503万2,000円に改めるものでございます。
 詳細につきましては予算明細書によりご説明いたしますので、90ページをお開き願います。収益的支出、1款1項4目総係費403万円の減額につきましては、人事異動に伴う職員給与及び手当の減額でございます。
 次のページをお開き願います。資本的収入、1款2項1目その他負担金195万5,000円の増額につきましては、消火栓設置に伴う受託工事負担金でございます。
 次のページをお開き願います。資本的支出、1款1項3目受託工事費195万5,000円の増額につきましては、消火栓設置工事請負費でございます。
 以上で説明を終わります。内容をご審議の上、ご承認くださいますようお願い申し上げます。
議長(高田重雄君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 討論を終わります。
 お諮りします。本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第44号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
                                           
    議長報告第1号の委員長報告
議長(高田重雄君) 日程第15、議長報告第1号、付託された案件について、委員長より報告を求めます。
 請願第2号 農業者戸別所得補償制度の復活を求める請願について、建設経済常任委員会委員長、飯島重男君、登壇の上報告願います。
          〔建設経済常任委員長(飯島重男君)登壇〕
建設経済常任委員長(飯島重男君) 建設経済常任委員会請願審査報告書。
 建設経済常任委員会の審査の結果並びに審査の経過概要について、会議規則第143条の規定により、ご報告申し上げます。
 本委員会に付託されました案件は、請願第2号 農業者戸別所得補償制度の復活を求める請願であり、請願者は、結城市山川新宿1222―1、茨城県西農民センター会長、飯田和夫様であります。
 本委員会は、6月14日、第2委員会室において、委員全員の出席のもとに、関係部課長の出席を求め、書記を任命し、付託された案件について詳細な説明を受けました。
 慎重に審議した結果、既に現在の農業政策において、担い手への農地の流動化対策を初め、需要に応じた米・麦・大豆・飼料用米などの生産体制を強化することで、安定した農業経営に向けた対策が図られているところです。また、あわせて農地を維持することに対する多面的機能支払交付金の創設など新たな政策も講じられています。
 これらを踏まえ、限られた財源の中で、今般、農業者戸別補償制度を復活させる必要性について疑問視をする意見や、従来の補助金に依存しない農家の意欲と創意工夫を求める意見などがあり、採決に当たっては、農業者戸別補償制度を復活させることには反対との意見が多数のため、本請願を不採択とすることに決定いたしました。
 以上が建設経済常任委員会に付託された案件に対する審査の結果であります。
 各位におかれましては、本委員会の報告をご了承の上、ご賛同くださるようお願いいたします。
 平成29年6月16日、建設経済常任委員会委員長、飯島重男。
 以上です。
議長(高田重雄君) 報告が終わりました。
 これより質疑を行います。
 建設経済常任委員会以外の方、質疑願います。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 討論を終わります。
 お諮りします。請願第2号は委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 異議なしと認めます。
 よって、委員長報告のとおり不採択と決定しました。
                                           
    請願第3号の閉会中の継続審査
議長(高田重雄君) 日程第16、請願第3号 若い人も高齢者も安心できる年金制度を求める請願について、総務常任委員会委員長から、会議規則第111条の規定により、お手元に配付しましたとおり、閉会中の継続審査の申し出がありました。
 お諮りします。委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 異議なしと認めます。
 よって、総務常任委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定しました。
                                           
    議会運営委員会、各常任委員会、議会広報特別委員会の閉会中の継続調査
議長(高田重雄君) 日程第17、議会運営委員長並びに各常任委員長、議会広報特別委員会委員長から、会議規則第111条の規定により、お手元に配付しましたとおり、閉会中の継続調査の申し出がありました。
 お諮りします。各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 異議なしと認めます。
 よって、議会運営委員長並びに各常任委員長、議会広報特別委員会委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定しました。
                                           
    日程の追加
議長(高田重雄君) ただいま大塚市長より、議案第45号 平成29年度桜川市一般会計補正予算(第2号)及び議案第46号 平成29年度桜川市病院事業会計予算が提出されました。
 ここで暫時休憩いたします。
          休 憩  (午後 1時47分)
                                           
          再 開  (午後 2時02分)
議長(高田重雄君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
                                           
    議会運営委員長報告(市長追加提出議案について)、日程の追加
議長(高田重雄君) 休憩中に開催した議会運営委員会の報告を願います。
 議会運営委員長、萩原剛志君。
          〔議会運営委員長(萩原剛志君)登壇〕
議会運営委員長(萩原剛志君) 休憩中に開催した議会運営委員会の会議結果を報告いたします。
 先ほど大塚市長から提出されました議案第45号 平成29年度桜川市一般会計補正予算(第2号)及び議案第46号 平成29年度桜川市病院事業会計予算につきましては、追加日程第1、第2として直ちに日程に追加し、審議、採決することに決定いたしましたので、報告いたします。
 以上で報告を終わります。
議長(高田重雄君) 報告が終わりました。
 お諮りします。ただいま議会運営委員長より報告がありました。報告のとおりとしてご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 異議なしと認めます。
 よって、議会運営委員長の報告のとおり決定しました。
 追加日程及び議案書を配付します。
          〔追加日程表及び議案書配付〕
                                           
    議案第45号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(高田重雄君) 追加日程第1、議案第45号 平成29年度桜川市一般会計補正予算(第2号)を議題とします。
 提案理由の説明を願います。
 阿久津総務部長。
          〔総務部長(阿久津裕治君)登壇〕
総務部長(阿久津裕治君) 議案第45号 平成29年度桜川市一般会計補正予算(第2号)についてご説明を申し上げます。
 本日、6月16日、病院事業が医療法による病院の開設が許可されたため、本日付で病院事業会計を立ち上げることになりますので、一般会計に計上している予算を病院事業会計に組み替えるものでございます。
 議案書1ページをお開き願います。議案第45号 平成29年度桜川市一般会計補正予算(第2号)について説明を申し上げます。
 既定の歳入歳出予算の総額から、それぞれ28億3,447万5,000円を減額し、予算の総額をそれぞれ187億5,398万円とするものでございます。
 3ページをお開き願います。第2表、継続費補正でございます。市立病院整備事業関連予算が病院事業会計に移行するため、平成29年度及び30年度の年割額をゼロ円にするものでございます。
 4ページをお開き願います。第3表、地方債補正でございます。同様に、病院事業会計への移行に伴い、病院建設事業債をゼロ円にするものでございます。
 次に、事項別明細書により説明申し上げますが、わかりやすいように歳出からご説明を申し上げます。7ページをお開き願います。2款1項8目企画費、市立病院整備事業で38億4,535万円を減額しております。市立病院整備事業関連予算が病院事業会計へ移行するために、29年度予算を減額するものでございます。当初予算の歳出額から現在までの執行額を除いた全額を減額いたします。
 8ページをお開き願います。4款1項1目保健衛生総務費、保健衛生総務事業で10億1,087万5,000円を増額しております。この負担金のうち9億5,390万円は、合併特例債であり、一般会計で借り入れを行い、病院事業会計に負担するものでございます。
 続きまして、歳入の説明をさせていただきます。6ページをお開き願います。19款1項1目繰越金で1,522万5,000円を増額しております。21款1項7目病院建設事業債で28億4,970万円を減額しております。病院建設事業債は、病院事業会計で計上するため全額を削除するものでございます。
 以上で説明を終わらせていただきます。ご審議の上、ご議決くださるようお願い申し上げます。
議長(高田重雄君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 討論を終わります。
 お諮りします。議案第45号は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第45号は原案のとおり可決することに決定しました。
                                           
    議案第46号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(高田重雄君) 次に、追加日程第2、議案第46号 平成29年度桜川市病院事業会計予算を議題とします。
 提案理由の説明を願います。
 佐藤総合戦略部長。
          〔総合戦略部長(佐藤 勤君)登壇〕
総合戦略部長(佐藤 勤君) それでは、議案第46号 平成29年度桜川市病院事業会計予算、その概要についてご説明いたします。
 ことし3月1日の議員全員協議会におきまして、病院の開設許可日をもち病院事業会計の開始をする旨のご説明をさせていただきました。本日、病院の開設が許可となりましたので、つきましては、病院事業会計の予算を定めたく、提案させていただいたものでございます。
 内容につきましては、先ほど総務部長のほうの説明にございましたが、これまで企画事業費の中に計上されておりました病院事業、病院整備にかかわる予算、これの未執行の部分につきまして、それをそっくり今回設けます病院事業会計のほうに移すという内容になっています。ただ、病院事業会計は企業会計でございますので、そのそれぞれの予算の項目ですか、呼び方等は変わってまいります。ただ、先ほども言いましたが、未執行の予算をそっくり移しておりますので、金額の変更はございません。ただ、この中で2点ほど、当市の一般会計予算のほうで予算立てしていなかった病院整備予算の中で予算立てしていなかった部分がございますので、その部分につきましてご説明させていただきます。
 追加予算書の23ページをごらんいただきたいと思います。こちら収益的収入及び支出の明細書になっておりますが、それの支出のほうになります。下段のほうに行きます。1款2項1目支払利息及び企業債取扱諸費でございますが、こちらで44万6,000円の予算が計上されておりますが、こちらは、病院事業債の償還に伴う予算でございまして、いわゆる病院事業債の利息分です。今年度、それから繰り越ししていただいた部分の病院事業債の起債に対する利息の支払いになっております。この部分は、これまでは一般会計予算のほうに計上されていたものでございますが、そこの部分、この病院事業債にかかわる部分を抜き取って、それを病院事業会計のほうに移したということになります。
 それから、同じくここの部分の支出でございますが、1款3項1目の予備費でございます。こちら300万円の予算を立てておりますが、これにつきましては、これも本当に一般会計の予算と同じように予備費でございまして、不測の事態、緊急の事態、こういうものが生じたときに迅速に処理に対応したいということで組んだ予算でございまして、この予備費につきましては、支出の案件がなければ、そのまま未執行で流れるというような内容になっております。
 以上、簡単でございますが、病院事業会計、変更になった部分につきまして中心に説明をさせていただきました。ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
議長(高田重雄君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑はありませんか。
 林議員。
18番(林 悦子君) 今度企業会計になるわけですけれども、所属委員会はどちらになりますか、総務委員会のままということで認識していいですか。
議長(高田重雄君) 佐藤部長。
総合戦略部長(佐藤 勤君) 林議員さんのご質問にお答えいたします。
 病院の整備が完了するまで、最低でもこの期間につきましては、総務常任委員会のほうの扱いになると、病院が運営されるようになりましたらば、またそれはその時点できちっと判断をしていただいて、所属する委員会のほうを決定していただきたいと思いますが、建設が終了するまでは総務常任委員会ということでお願いしたいと思います。
 以上でございます。
議長(高田重雄君) よろしいですか。
 ほかに質疑ありますか。
 榎戸議員。
3番(榎戸和也君) 病院事業債について、このいわゆる償還期限であるとか利息であるとかというのは、今の時点で確定しているのでしょうか。確定しているのであれば、いわゆる利息部分が幾らぐらいになるかというようなこともお示しいただきたい。よろしくお願いします。
議長(高田重雄君) 佐藤部長。
総合戦略部長(佐藤 勤君) 榎戸議員さんのご質問にお答えいたします。
 これまでに起こした起債の部分についての答えということになりますが、それでご了解いただきたいと思います。
 据置期間が5年、その後償還期間が25年ということで、合わせて30年、利息のほうが年0.6%という条件で起債のほうを起こしております。
 以上です。
議長(高田重雄君) 榎戸議員。
3番(榎戸和也君) 利息総額でどのぐらいになりますか。
議長(高田重雄君) 佐藤部長。
総合戦略部長(佐藤 勤君) 申しわけありません。今手元にその辺をあらわす資料がございませんので、後ほど役所にお越しいただきまして、そこでお知らせできればと思いますので、よろしくお願いいたします。
議長(高田重雄君) よろしいですか。
 ほかに質疑ありますか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 討論を終わります。
 お諮りします。議案第46号は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(高田重雄君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第46号は原案のとおり可決することに決定しました。
                                           
    執行部あいさつ
議長(高田重雄君) ここで市長より発言を求められておりますので、これを許します。
 大塚市長。
          〔市長(大塚秀喜君)登壇〕
市長(大塚秀喜君) 平成29年第2回桜川市定例会閉会に当たり、お礼を兼ねまして一言ご挨拶申し上げます。
 今定例会は、6月13日より16日までの4日間の会期で開催され、議員各位におかれましては慎重なるご審議を賜り、心から感謝申し上げます。皆様のご理解とご協力により、条例の一部改正、新市建設計画の変更及び補正予算など、追加議案を含めましてご提案いたしました案件につきまして、原案のとおりご議決いただきましたことを厚く御礼申し上げます。
 また、本年4月13日から15日にかけてシリストラ市長を初めシリストラ市の方々が桜川市に来訪いたしました。とても感激されたようで、お礼の文書がメールで届きました。その中に、本年9月14日にブルガリア共和国シリストラ市よりフェスティバル開催等の招待状を改めて送ります旨のメールがありました。一方で、桜川市ではブルガリア共和国とのホストタウンとして射撃チームの事前キャンプ招致をすべく、副市長初め職員2名でブルガリア共和国オリンピック委員会等を訪問することを予定しております。それに合わせてシリストラ市へ訪問し、フェスティバルに参加したいと考えております。このため現時点で9月10日から17日までの渡航を想定しております。市議会の議員の皆様の対応についてご協議いただければと思っております。
 議員各位の一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、閉会のご挨拶といたします。本日は、大変ご苦労さまでした。ありがとうございました。
                                           
    閉会の宣告
議長(高田重雄君) 今定例会に付議された案件は全て議了しました。
 以上で、平成29年第2回桜川市議会定例会を閉会します。
 ご苦労さまでした。
          閉 会  (午後 2時19分)