平成29年第1回桜川市議会定例会議事日程(第1号)
平成29年3月6日(月)午前10時開会
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 諸般の報告
日程第 4 執行部あいさつ
日程第 5 茨城県後期高齢者医療広域連合議会議員一般選挙
日程第 6 一般質問
〇出席議員(18名)
1番 谷 田 部 由 則 君 2番 大 山 和 則 君
3番 榎 戸 和 也 君 4番 萩 原 剛 志 君
5番 鈴 木 裕 一 君 6番 仁 平 実 君
7番 菊 池 伸 浩 君 8番 風 野 和 視 君
9番 市 村 香 君 10番 小 高 友 徳 君
11番 飯 島 重 男 君 12番 小 林 正 紀 君
13番 増 田 豊 君 14番 潮 田 新 正 君
15番 相 田 一 良 君 16番 高 田 重 雄 君
17番 増 田 昇 君 18番 林 悦 子 君
〇欠席議員(なし)
〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
市 長 大 塚 秀 喜 君
副 市 長 井 上 高 雄 君
教 育 長 梅 井 驕@男 君
市 長 公 室 長 横 田 藤 彦 君
総 務 部 長 稲 川 潤 君
市 民 生活部長 安 達 誠 君
保 健 福祉部長 飯 嶋 京 子 君
経 済 部 長 古 橋 正 充 君
建 設 部 長 井 坂 徹 君
上 下 水道部長 石 川 文 雄 君
教 育 部 長 宮 山 孝 夫 君
会 計 管 理 者 野 沢 英 俊 君
〇職務のため出席した者の職氏名
議会事務 局 長 鈴 木 孝 君
議会事務局書記 宮 田 充 夫 君
議会事務局書記 仲 田 浩 司 君
議会事務局書記 長谷川 勇 貴 君
開 会 (午前10時00分)
〇開会の宣告
〇議長(高田重雄君) おはようございます。本日の出席議員は17名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立しますので、ただいまより平成29年第1回桜川市議会定例会を開会します。
地方自治法第121条の規定により、説明のため議長から出席要求による出席者及び事務局職員は、お手元に配付した名簿のとおりです。
〇開議の宣告
〇議長(高田重雄君) これから本日の会議を開きます。
〇会議録署名議員の指名
〇議長(高田重雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、
2番 大 山 和 則 君
3番 榎 戸 和 也 君
4番 萩 原 剛 志 君
を指名いたします。
〇会期の決定
〇議長(高田重雄君) 次に、日程第2、会期の決定を議題とします。
議会運営委員長より、本定例会の会期日程等議会運営に関する事項について、議会運営委員会の協議の結果を報告願います。
議会運営委員会委員長、萩原剛志君。
〔議会運営委員長(萩原剛志君)登壇〕
〇議会運営委員長(萩原剛志君) おはようございます。議会運営委員会の会議結果を報告いたします。
円滑な議会運営を図るべく、3月1日午前10時から議長の出席を得て開催し、審議した結果、次のとおり決定いたしました。
会期は、本日から3月17日までの12日間といたします。本日は、諸般の報告、茨城県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙を行います。
その後、3名の一般質問を行います。7日は、初日に引き続き、4名の一般質問を行います。8日は、一般議案を審議、採決いたします。9日は、施政方針、予算議案の上程と提案説明を行います。10日、11日、12日は議案調査のための休会とし、13日は予算議案の大綱質疑を行い、終了後に各常任委員会に付託いたします。14日から16日は、付託された案件を各常任委員会で審議いたします。17日は、午後3時から開議とし、予算議案について各常任委員長の報告を行い、採決いたします。
以上で報告を終わります。
〇議長(高田重雄君) お諮りします。
本定例会の会期日程等は、議会運営委員長の報告のとおりとしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(高田重雄君) 異議なしと認めます。
よって、会期日程等は議会運営委員長の報告のとおり決定いたしました。
〇諸般の報告
〇議長(高田重雄君) 次に、日程第3、諸般の報告を行います。
一部事務組合議会について報告を願います。
最初に、県西総合病院組合議会の報告を願います。
県西総合病院組合議会議員、菊池伸浩君。
〔7番(菊池伸浩君)登壇〕
〇7番(菊池伸浩君) 平成28年第4回県西総合病院組合議会臨時会報告書。
平成28年第4回県西総合病院組合議会臨時会は、平成28年12月20日火曜日、午前10時から桜川市議会議場で開会されました。臨時会の結果について、ご報告いたします。
議案については、次のとおりでありました。本臨時会に提出された案件は、報告1件、議案2件でありました。
最初に、報告第1号 資金不足比率の報告については、地方公共団体の財政健全化に関する法律第22条第1項の規定に基づくもので、平成27年度については、資金不足は生じておらず、該当なしとの報告がありました。
続いて、議案第1号 県西総合病院組合職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例については、人事院勧告に基づき改正するもので、職員の給与及び勤務時間等に関する改正について説明がありました。給与改正の主なものについては、平成28年4月にさかのぼり、月例給を平均0.17%、勤勉手当を0.1カ月分引き上げ、扶養手当については、配偶者に係る扶養手当を29年度より段階的に削減して、削減分を原資として扶養する子供に対しての扶養手当を拡充することと、勤務時間の改正では、介護時間の新設について説明がありました。
次に、議案第2号 平成28年度県西総合病院組合事業会計補正予算(第1号)でありますが、平成28年度予算議決後に外科医師3名、消化器内科医師1名の退職があり、業務予定量について見直しの説明がありました。補正の主なものは、収益的収入6,554万5,000円の減額補正で、内訳につきましては、医業収益で入院・外来患者の減少による3億1,554万4,000円の減額と、特別利益として、医業収益大幅減少による桜川・筑西両市より特別負担金の2億4,999万9,000円の増額補正であります。収益的支出は、医業費用6,554万5,000円の減額補正で、内訳につきましては、医師退職分等の給与費3,194万4,000円の減額と外来・入院患者の材料費3,360万1,000円の減額でありました。
提案理由の説明後、2番議員より、県西総合病院の地方独立行政法人の設立時期が30年4月と考えてよろしいかとの質問があり、組合長からは、地方独立行政法人の設立については、筑西・桜川公立病院再編事務局で策定準備をしておりますので、平成30年4月に地方独立行政法人への移行で進めていただきたいと考えておりますと答弁がありました。
以上、上程された案件は原案のとおり可決され、閉会をしたことをご報告いたします。
〇議長(高田重雄君) 続いて、筑西広域市町村圏事務組合議会議員、萩原剛志君。
〔4番(萩原剛志君)登壇〕
〇4番(萩原剛志君) 平成29年筑西広域市町村圏事務組合議会定例会の報告をいたします。
平成29年筑西広域市町村圏事務組合議会第1回定例会は、去る2月23日、筑西市議会議事堂において開催されました。定例会は午前10時より開かれ、議案9件が提出されました。その結果について順次報告いたします。
議案第1号 筑西広域市町村圏事務組合行政不服審査会条例の制定については、行政不服審査法の施行に伴い、筑西広域市町村圏事務組合行政不服審査会を設置するため新たに制定するものです。
議案第2号 筑西広域市町村圏事務組合行政不服審査法関係手数料条例の制定については、行政不服審査法の施行に伴い、行政不服審査法に基づく書面等の交付に係る手数料の額を定めるため制定するものです。
議案第3号 筑西広域市町村圏事務組合職員の降級に関する条例の制定については、地方公務員法の改正により「降給」が定義づけられたことにより、「降給」の方法及び事由を定めるため制定するものです。
議案第4号 筑西広域市町村圏事務組合特別職の職員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正については、行政不服審査法の施行に伴い、筑西広域市町村圏事務組合行政不服審査会を設置するに当たり、条例の一部を改正するものです。
議案第5号 筑西広域市町村圏事務組合職員の給与に関する条例等の一部改正については、平成28年8月の人事院勧告により国家公務員の給与が改定されることに準拠して、職員の給与に関する条例を一部改正するものです。
議案第6号 筑西広域市町村圏事務組合火災予防条例の一部改正については、対象火気省令の施行後、10年以上が経過し、当初、想定されていなかった設備及び器具が流通してきたことを踏まえ、火災予防条例の一部を改正するものです。
議案第7号 平成28年度筑西広域市町村圏事務組合の一般会計補正予算(第2号)については、職
員の人事異動及び人事院勧告による分賦金の変更でございます。総務費を463万5,000円増額し、公園費225万円とごみ処理施設費208万5,000円を減額するもので、既存予算の組み替えをするものです。
議案第8号 平成29年度筑西広域市町村圏事務組合一般会計予算については、歳入歳出それぞれ61億9,839万5,000円とするもので、前年度当初予算比較で1億3,603万7,000円、2.2%の増となる予算案です。
最後に、議案第9号 平成29年度筑西広域市町村圏事務組合筑西ふるさと市町村圏特別会計予算については、歳入歳出それぞれ1,768万7,000円とするもので、前年度当初予算比較で639万1,000円、56.6%の増となる予算案です。
以上、議案第1号から第9号が原案のとおり可決されました。
これで平成29年第1回筑西広域市町村圏事務組合議会定例会の報告を終わります。
〇議長(高田重雄君) 続いて、筑北環境衛生組合議会議員、鈴木裕一君。
〔5番(鈴木裕一君)登壇〕
〇5番(鈴木裕一君) 平成29年第1回筑北環境衛生組合議会定例会は、去る2月24日金曜日に、午後3時30分から桜川市議会議場で開催されました。会期は1日とし、副議長の選挙1件と議案3件が提出されました。その結果について、順次報告いたします。
まず、副議長の選挙については、笠間市選出の石田安夫議員が指名推選により、満場一致で副議長に当選されました。
次に、議案第1号 監査委員の選任については、監査委員2名のうち1名が欠員となっているため、笠間市議会選出の蛯澤幸一議員を監査委員に選任することに同意されました。
次に、議案第2号 平成28年度筑北環境衛生組合一般会計補正予算(第1号)であります。歳入歳出予算の総額に1,838万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億2,125万2,000円とするものです。
内容につきましては、前年度繰越金と平成27年度分の福島原子力発電所事故被害に係る賠償金を緊急時に備えるため、し尿処理施設運営基金に積み立てるものであります。
次に、議案第3号 平成29年度筑北環境衛生組合一般会計予算につきましては、歳入歳出予算の総額を2億228万8,000円と定め、前年度より57万7,000円、0.3%の減額にて編成されました。
歳入の主なものは、構成2市からの分賦金1億8,926万1,000円、クリーンセンター使用料900万円、前年度繰越金400万円などであります。なお、桜川市の分賦金は1億295万8,000円で、負担割合は54.4%となっております。
続いて、歳出の主なものは、人件費が7,802万7,000円、物件費が9,662万3,000円、維持補修費及び工事請負費が2,546万6,000円などであります。
以上、上程された案件は、慎重なる審議の結果、原案どおり可決されました。
これで、平成29年第1回筑北環境衛生組合議会定例会の報告を終わりにします。
〇議長(高田重雄君) 続いて、例月出納検査の結果について報告願います。
議会選出監査委員、潮田新正君。
〔14番(潮田新正君)登壇〕
〇14番(潮田新正君) 桜川市一般会計及び特別会計並びに水道事業会計の例月出納検査結果報告。
今回は、桜川市一般会計及び特別会計並びに水道事業会計について、12月、1月、2月に実施した分についてを報告いたします。
平成28年度桜川市一般会計及び特別会計並びに水道事業会計の例月出納検査は、平成28年12月26日、29年1月25日、2月24日に、桜川市役所3階会議室において実施をいたしました。
検査は、会計管理者、上下水道部長から現金保管の状況を知る上に必要な書類を提出させ、別に関係帳簿及び証拠書類の提出を求め、実施をいたしました。
現金出納の状況については、関係調書と現金出納簿が符合しており、計数上の誤りも認められませんでした。また、現金保管の状況についても、現金出納簿に記載されている残高と符合しており、保管も適正でありました。
それでは、平成28年度各会計における平成29年1月31日現在の歳入歳出の状況についてを報告いたします。
一般会計は、予算現額184億927万1,000円に対し、収入済額135億1,994万652円、支出済額109億9,069万3,278円で執行率59.7%でありました。
歳入の主なものといたしましては、市税が38億1,510万2,839円、地方交付税55億4,663万2,000円、国庫支出金12億2,533万5,351円、繰越金13億1,808万7,427円で119億515万7,617円となり、収入済額の88.1%を占めております。歳出につきましては、各科目とも適正に執行がされておりました。
次に、国民健康保険特別会計は、予算現額68億8,690万7,000円に対し、収入済額44億6,405万7,194円で、支出済額49億5,637万9,040円で、執行率72.0%でありました。
歳入の主なものといたしましては、国民健康保険税、国庫支出金、前期高齢者交付金、共同事業交付金で38億8,640万9,689円となり、収入済額の87.1%を占めております。歳出につきましては、保険給付費、共同事業拠出金が主なものであります。
次に、農業集落排水事業特別会計は、予算現額4億3,839万5,000円に対し、収入済額1億3,980万8,733円、支出済額2億2,906万1,169円で、執行率52.2%でありました。
歳入の主なものとしましては、使用料及び手数料、繰越金で1億3,182万1,040円となり、収入済額の94.3%を占めております。歳出につきましては、農業集落排水事業費、市設置型浄化槽整備事業費、公債費であります。
次に、公共下水道事業特別会計は、予算現額6億1,251万2,000円に対し、収入済額9,351万679円、支出済額3億3,581万7,379円で執行率は54.8%でありました。
歳入は、使用料及び手数料、分担金及び負担金、繰越金で収入済額の100%を占めております。歳出につきましては、下水道事業費、公債費であります。
次に、介護保険特別会計は、予算現額40億1,321万2,000円に対し、収入済額26億2,817万2,162円、支出済額29億1,359万3,504円で、執行率は72.6%でありました。
歳入の主なものといたしましては、保険料、国庫支出金、支払基金交付金、県支出金で24億5,019万3,950円となり、収入済額の93.2%を占めております。歳出につきましては、保険給付費が主なものであり27億3,087万8,043円であります。
次に、介護サービス事業特別会計は、予算現額1,414万2,000円に対し、収入済額1,362万2,727円、支出済額965万9,232円で、執行率は68.3%でありました。
歳入については、サービス収入、繰越金で収入済額の100%を占めております。歳出につきましては、サービス事業費であります。
次に、後期高齢者医療特別会計は、予算現額3億5,833万1,000円に対し、収入済額2億1,035万7,032円、支出済額1億7,589万2,200円で、執行率は49.1%でありました。
歳入の主なものといたしましては、後期高齢者医療保険料であります。歳出につきましては、後期高齢者医療広域連合納付金が主なものであります。
最後に、水道事業会計の収益的収支でありますが、収入については、予定額9億5,130万8,000円に対し、収入済額6億6,134万8,723円であります。支出につきましては、予定額9億8,114万1,000円に対し、支出済額4億8,692万913円でありました。
収入の主なものといたしましては、給水収益であります。支出につきましては、原水及び浄水費、総係費が主なものであります。
以上が例月出納検査の結果でございます。
〇執行部あいさつ
〇議長(高田重雄君) ここで、市長より発言を求められておりますので、これを許します。
大塚市長。
〔市長(大塚秀喜君)登壇〕
〇市長(大塚秀喜君) 本日ここに、平成29年第1回桜川市議会定例会開会に当たり、平成29年度の市政運営に関する所信の一端を申し述べるとともに、主要な施策についてご説明申し上げ、議員並びに市民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと思います。
議員各位におかれましては、公私とも多用のところ、本定例会にご出席を賜り、厚く御礼申し上げます。
それでは、本定例会でご審議いただく案件につきましてご説明申し上げます。
初めに、議案第1号から議案第8号につきましては、平成29年度桜川市一般会計及び6つの特別会計並びに水道事業会計の予算となっております。これらの平成29年度予算につきましては、後日、改めて説明させていただきますので、本日は予算編成の骨子のみを申し述べさせていただきます。
歳入面では、昨年度より普通交付税の合併算定替加算額の段階的縮減が始まり、減少が見込まれますが、地方譲与税、地方消費税交付金など一部には増額が見込まれるものもあります。市税におきましては、法人住民税に落ち込みはあるものの、固定資産税のうち償却資産の太陽光発電設備による増額を見込み、総額としては前年度とほぼ同額を見込んでおります。また、平成27年11月に変更した新市建設計画の財政計画でご説明したとおり、今年度は歳入歳出のバランスをとるため、財政調整基金より繰り入れを行いました。
一方、歳出面では、新市建設計画に位置づけられ、昨年度より継続事業として実施しております長方・高森地区の基幹道路整備事業、市立病院さくらがわ地域医療センター整備事業、小中一貫教育校桃山学園整備事業を合併特例債事業として進めてまいります。
また、普通建設事業においては、道路新設改良事業、道路維持事業、老朽化が進んでいる橋梁の点検と橋梁の長寿命化工事、県営ライフル射撃場とみかげのみかげスポーツ公園を結ぶ連絡道路整備工事、岩瀬体育館床改修工事などを進めてまいります。ほかの諸事業につきましても、平成29年度の運営方針に示した重点事業に沿って鋭意進めてまいりますが、福祉関連などの扶助費の増加及び特別会計への繰出金、一部事務組合の負担金などにより、財政の硬直化が進んでいる状況であります。
このような状況を踏まえ、平成29年度の予算編成に当たって、前年度に引き続き経常経費の枠配分方式、事務事業の優先度評価を行い、なお一層経費の削減、合理化に努め、各事業につきましても事業の必要性、緊急性、費用対効果などを十分検討し、第2次総合計画に基づき予算配分を行いました。
次に、議案第9号から議案第16号につきましては、条例に関する8案件となっておりますが、新たな条例の制定に関するものが2件で、一部改正のものが6件となっております。
初めに、議案第9号 桜川市病院事業の設置等に関する条例につきましては、地方公共団体の経営する企業として、さくらがわ地域医療センターの開設許可日より地方公営企業法の財務規程が適用となることから新たに条例を制定するものです。
次に、議案第10号 桜川市いじめ調査委員会設置条例につきましては、いじめ防止対策推進法第28条第1項の規定に基づき、児童生徒への重大事態となるいじめが発生した場合、速やかに調査を行うための調査委員会を設置するため、新たに条例を制定するものです。
次に、議案第11号 桜川市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例につきましては、非常勤特別職の改廃等に伴い、条例の一部を改正するものです。
続きまして、議案第12号 桜川市職員の勤務時間、休暇等に関する条例及び桜川市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、民間及び国家公務員にかかわる改正内容に準じて職員の育児支援、介護支援に係る条例の一部を改正するものです。
次に、議案第13号 桜川市行政組織条例の一部を改正する条例につきましては、機構改革に伴い条例の一部を改正するものです。
次に、議案第14号 桜川市個人情報保護条例の一部を改正する条例につきましては、本年の7月よりマイナンバーの情報連携が始まることから、個人情報保護法並びに番号法が改正となることに伴い、条例の一部を改正するものです。
次に、議案第15号 桜川市税条例等の一部を改正する条例につきましては、地方税法及び地方税法施行令の改正に伴い、条例等の一部を改正するものです。
次に、議案第16号 桜川市医療福祉費支給に関する条例の一部を改正する条例につきましては、適用年齢を18歳まで拡充し、高校生を持つ家庭を支援するため、条例の一部を改正するものです。
次に、議案第17号 桜川市第2次総合計画基本構想につきましては、桜川市議会の議決に付すべき自治事務に関する条例第2条の規定に基づき、議会の議決を求めるものです。
続きまして、議案第18号 桜川市道路線の廃止につきましては、道路法第10条第3項の規定により、桜川市道4路線を廃止するものです。
次に、議案第19号 桜川市道路線の認定につきましては、道路法第8条第2項の規定により、桜川市道4路線を認定するものです。
次に、議案第20号から第26号までは、平成28年度一般会計と5つの特別会計及び水道事業会計の補正予算となっております。
初めに、議案第20号 平成28年度桜川市一般会計補正予算(第5号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額からそれぞれ3億9,730万8,000円を減額し、予算の総額を180億1,196万3,000円とするものです。歳入の主なものは市債であり、歳出の主なものは総務費であります。
次に、議案第21号 平成28年度桜川市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額からそれぞれ2億481万6,000円を減額し、予算の総額を66億8,209万1,000円とするものです。歳入の主なものは国庫支出金であり、歳出の主なものは後期高齢者支援金等であります。
次に、議案第22号 平成28年度桜川市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額からそれぞれ953万9,000円を減額し、予算の総額を4億2,885万6,000円とするものです。歳入の主なものは繰入金であり、歳出の主なものは市設置型浄化槽整備事業費であります。
続きまして、議案第23号 平成28年度桜川市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額からそれぞれ1,705万1,000円を減額し、予算の総額を5億9,546万1,000円とするものです。歳入の主なものは市債であり、歳出の主なものは下水道事業費であります。
次に、議案第24号 平成28年度桜川市介護保険特別会計補正予算(第3号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額からそれぞれ320万1,000円を減額し、予算の総額を40億1,001万1,000円とするものです。歳入の主なものは繰入金であり、歳出の主なものは総務費であります。
次に、議案第25号 平成28年度桜川市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ625万4,000円を追加し、予算の総額を3億6,458万5,000円とするものです。歳入の主なものは、後期高齢者医療保険料であり、歳出の主なものは、後期高齢者医療広域連合納付金であります。
最後に、議案第26号 平成28年度桜川市水道事業会計補正予算(第3号)につきましては、資本的収入及び支出の既決予定額からそれぞれ2,459万円を減額するものであります。
以上で、本定例会に提出いたしました議案の概要説明を終わります。後ほど詳細につきましては担当部長から説明をいたしますので、何とぞ慎重なるご審議の上、議決くださるよう心からお願い申し上げまして、ご挨拶といたします。
〇議長(高田重雄君) ここで暫時休憩とします。
休 憩 (午前10時36分)
再 開 (午前10時45分)
〇議長(高田重雄君) 休憩前に引き続き会議を再開します。
〇茨城県後期高齢者医療広域連合議会議員一般選挙
〇議長(高田重雄君) 日程第5、茨城県後期高齢者医療広域連合議会議員一般選挙を行います。
選挙は投票で行います。
議場の出入り口を閉めます。
〔議場閉鎖〕
〇議長(高田重雄君) ただいまの出席議員は18名です。
次に、立会人を指名します。会議規則第31条第2項の規定により、立会人に9番、市村香君、10番、小高友徳君、12番、小林正紀君を指名します。
投票用紙を配付します。
〔書記投票用紙配付〕
〇議長(高田重雄君) 念のため申し上げます。投票は単記無記名です。
投票用紙の配付漏れはありませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇議長(高田重雄君) 配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検します。
〔投票箱の点検〕
〇議長(高田重雄君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。
事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、順番に投票願います。
議会事務局長。
〔事務局長(鈴木 孝君)氏名を点呼、各議員順次投票〕
〇事務局長(鈴木 孝君) 議長の命によりまして、議席番号と氏名をお呼びいたします。
1番、谷田部由則議員、2番、大山和則議員、3番、榎戸和也議員、4番、萩原剛志議員、5番、鈴木裕一議員、6番、仁平実議員、7番、菊池伸浩議員、8番、風野和視議員、9番、市村香議員、10番、小高友徳議員、11番、飯島重男議員、12番、小林正紀議員、13番、増田豊議員、14番、潮田新正議員、15番、相田一良議員、16番、高田重雄議員、17番、増田昇議員、18番、林悦子議員。
〇議長(高田重雄君) 投票漏れはありませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇議長(高田重雄君) 投票漏れなしと認めます。
投票を終わります。
これより開票を行います。
9番、市村香君、10番、小高友徳君、12番、小林正紀君、開票の立ち会いをお願いいたします。
〔市村 香君、小高友徳君、小林正紀君、立ち会いの上開票〕
〇議長(高田重雄君) 選挙の結果を報告いたします。
投票総数 18票
有効投票 17票
無効投票 1票
有効投票のうち、
飯 島 重 男 君 12票
菊 池 伸 浩 君 5票
この選挙の法定得票数は5票です。
よって、飯島重男君が茨城県後期高齢者医療広域連合議会議員に当選されました。
議場の出入り口を開きます。
〔議場開鎖〕
〇議長(高田重雄君) ただいま茨城県後期高齢者医療広域連合議会議員に当選されました飯島重男君が議場におられます。会議規則第32条第2項の規定により当選の告知をいたします。
当選人の飯島重男君、登壇の上、当選の承諾及び挨拶をお願いいたします。
〔11番(飯島重男君)登壇〕
〇11番(飯島重男君) ただいまは、広域連合議会議員の選挙に当たりまして、不肖飯島重男をご支援いただきまして、ありがとうございました。
皆さんの思いを糧に広域連合の議員として恥じないように精いっぱい頑張っていきたいと、そういうふうに考えますので、よろしくお願いします。本日はありがとうございました。
〇議長(高田重雄君) この選挙の結果については、茨城県後期高齢者医療広域連合議会の議員の選挙に関する規則第5条の規定に基づき、直ちに広域連合議会議員選挙長へ文書により報告いたします。
ここで暫時休憩とします。
休 憩 (午前10時55分)
再 開 (午前11時11分)
〇議長(高田重雄君) 会議を再開します。
〇一般質問
〇議長(高田重雄君) 次に、日程第6、一般質問を行います。
一般質問については、1回目は一括質問、一括答弁方式とし、2回目以降は要旨ごとに一問一答により行います。なお、質問時間は、答弁を含めて60分とします。初めの質問は対面席で登壇して行い、再質問は自席でお願いいたします。また、答弁も初めは登壇して行い、次回は自席でお願いします。
それでは、通告順に従って発言を許します。
7番、菊池伸浩君。
〔7番(菊池伸浩君)登壇〕
〇7番(菊池伸浩君) 7番議員の菊池です。それでは、一般質問通告に基づいて8点質問いたします。
まず、1点目です。ヤマザクラ課の新設について。ことし1月17日の桜川市第2次総合計画案市民説明会で、市長がヤマザクラ課の新設を表明いたしました。この説明には、市民よりも同席した市職員に激震が走りました。その後、私は、市役所を歩き回り、多くの職員から聞き取りをしてまいりました。誰もどのような課になるのか、どこの部署に配置をされるのか心配をしておりました。ヤマザクラ課の具体的な内容についてご説明をよろしくお願いいたします。
また、今回の市長の突然の市民向けの説明会の発言から、新しい部、新しい課の設置が始まったわけです。一般的には、市の機構改革を行う場合、半年前以上ころから庁議に提起をし、検討するのがいいのではないかと私は思っております。
そこで、長年県庁にて多くの自治体の様子を見てきた副市長に伺います。このような性急な、悪く言えば思いつき的な機構改革について、副市長はどのような感想をお持ちなのか、伺います。
2点目は、県西総合病院の独立行政法人化についてです。昨年12月20日、県西病院組合議会で県西病院が中核病院に統合される関係で、県西病院はいつから独立行政法人になるのか質問をいたしました。私の聞いた情報では、平成30年4月になるとのことでした。桜川市としてはどのように考え、対処しようとしているのでしょうか。
平成30年に新中核病院が開業する予定です。当然、事前準備として県西病院にはそれ以前に新中核病院として雇用されなくては、10月に営業ができないわけです。だから、昨年の看護師を集めた説明会では、平成30年4月に県西病院職員は、新中核病院に移行するとの説明を受けております。それがおくれるとなれば、開業もおくれることになります。このことについて市長のお考えを伺います。
もう一つの問題は、病院組合での私の発言に対し、副組合長から、「新中核病院の補助金25億円は、筑西市がもらったものではなく、両市がもらったものである」との発言がありました。私は、この発言に納得ができません。補助金25億円は、新中核病院建設に使うものであって、さくらがわ地域医療センターの建設には一円も入ってこないお金です。両市に見解の違いがありますが、桜川市の見解を伺います。
3点目、さくらがわ地域医療センター建設の進捗状況について伺います。2月21日に一般質問通告を提出したときは、まだほとんど大和駅北側は工事が始まっていない状況でした。一方、筑西市深見の新中核病院建設現場は、既にくい打ちが始まっている現状でした。そこで、心配となって、このような一般質問通告を出した次第です。けさ、大和駅北側に行き現場を見てきました。やっと大きな道路もできる状況を見てきました。平成30年10月の開業に間に合うかどうか、進捗状況を伺います。
また、指定管理者の問題についても伺います。指定管理者に予定されている山王病院については、昨年、名前不詳の怪文書が出され、私の周囲からも心配する声がないわけではありません。聞くところによりますと、ことし1月、厚生労働省の監査というか、査察というか、検査があったそうですが、その結果はどのようなものであったのでしょうか、伺います。
さくらがわ地域医療センターとしては、指定管理者が見つからなければ困る立場ですので、伺います。
4点目、マイナンバー通知カードの紛失と事後対策について。マイナンバー通知カードが発行されてから1年がたちます。桜川市では2,100枚と非常に少ない発行と聞いて、マイナンバーカードの紛失がなくなると喜んでいました。ところが、政府は、何とかしてマイナンバーを普及させようと、今度は確定申告にマイナンバーを強制してきました。1月28日付の読売新聞には、税務署に提出する申告書などへのマイナンバーの記載は、法律上の義務となっていると書いてあります。昨年まではなかったマイナンバーの記載、今回、書かなければ申告ができないのでしょうか。
私が今一番心配しているのは、余りにもマイナンバーを使わないものだから、通知カードをしまい忘れた方が多く出ているということです。そのような方への対策を教えていただきたい。一番正式なルールは、紛失届を出し、再発行をお願いする、そうした場合、費用と期間はどのくらいかかるのでしょうか。また、しまい忘れただけだから窓口に行って番号だけを口頭で教えていただくということは可能なのでしょうか。それとも応急措置として住民票を請求し、住民票に書いてあるマイナンバーを知るという方法も可能なのでしょうか。とにかくマイナンバーカードをつくれば、紛失して悪用されることが心配です。一時しまい忘れているマイナンバーを費用も安く早く知る方法を示していただきたいと思います。
5点目です。広域連携バスの真壁、岩瀬間の運行について。広域連携バスの運行を真壁、岩瀬間にも拡大するという話が出てきています。私も岩瀬の方々を歩いて、真壁までバスで行く人がいるだろうか聞いて歩きました。ほとんどの人が必要ないという声でした。ただ、1人あったのは、筑波大学病院に行くのに水戸線で友部回りで土浦駅に行き、そこからバスで筑波大学病院に行っている。真壁庁舎までバスが通れば、経済的に大変助かる。こういう声が1人ありました。しかし、筑波大学病院に行くのは月1回だとのことでした。
私が岩瀬の方の声を聞いた限りでは、真壁、岩瀬間のバス運行を求める声は非常に少ないと考えております。また、多くの岩瀬の住民の方からは、費用対効果を心配する声も出ております。市の考え方を伺います。
6点目、二本木橋の改修について。高森地域に医療センターがつくられるだけでなく、JA経営の葬儀場ができ上がりました。今でも国道50号線から水戸線踏切までの道は、朝夕の混雑が激しいものがあります。その逃げ道として、高森から青木に抜ける二本木橋があります。ここは、大雨のときは水があふれる場所であります。また、自動車の対面通行もできません。このままでは一層混雑が激しくなります。この橋の改修計画を伺います。
7点目、富谷山の採石許可について。過日、富谷山で採石をしていた以前の関係者から、「しばらく見ないうちに富谷山の山容が変わったね。私らが植樹しておいた木もなくなっている」、こういう指摘を受けました。そこで、2月3日、富谷山に登って現地を見てきました。今の採石届け書を見ると、1点目、この計画図で見ますと、山頂365メートルの部分ですが、これがなくなってしまうような印象を受けます。それとも既になくなっているのでしょうか。
2点目、富谷と久原を分けていた尾根部分が採石されてしまったのでしょうか。以前は、富谷と久原を分けていた尾根がきちんとあったようですが、今回の調査ではなくなっている部分があるようなのですが、いかがでしょうか。
3番目、採石場をやめるときには、原状復帰が条件になっているのですが、地元の話では、茨城県から栃木県に抜ける市道があるのだから、採石場をやめるときには市道の確保がきちんとされて残るのかが心配だとの声を聞いております。いつ採石場が閉鎖されるかわかりませんが、市道の確保がきちんとされるという保証はあるのでしょうか。今の計画は、昨年出されたばかりということで、5年間は続くとのことですが、これ以上、さらに採石計画が出されたとき、市はこの採石に同意する意思があるのでしょうか。
以上、富谷山の採石許可については4点伺います。
最後の8点目、イノシシ捕獲の市の基本方針について。イノシシ対策は、桜川市の大きな課題であることは言うまでもありません。日本共産党でも平成21年9月議会で大々的に取り上げ、茨城県に最後まで残った猟区の廃止を提案し、その年の10月に廃止の確約を得ました。しかし、それだけではイノシシ被害は減ることはなく、ますます猛威を振るっております。近年の議会でもイノシシ対策が何人かの議員から取り上げられております。
そこで、私はイノシシ対策の市の基本方針を確認させていただきます。
1点目は、鳥獣保護管理法の問題です。この法律をよく読むと、人間が自由に捕獲して処分していい鳥獣は、モグラや野ネズミしかいないと考えます。そのほかの鳥獣は、有害の指定を受けなければ烏やハクビシンもイノシシも勝手に処分してはいけないとなっていると思うのですが、そういう理解でよろしいのでしょうか。
2点目は、年間を通して有害鳥獣を捕獲するか、それとも猟期ではない夏場は、年2回の猟友会の捕獲に頼るかという問題です。近年、法律が改正されたことにより栃木県では、自治体にもよりますが、通年の捕獲が可能となったところもあると聞いております。桜川市としてはどちらにするのか、明確にしていただきたい。それは、昨年12月議会で論争された、できるかできないかの論争ではなく、法律的には可能だが、桜川市ではするかしないかの問題だと思うからです。
3点目は、捕獲隊の編成を市全体として市猟友会に依拠して進めるのか、それとも各地区行政区に捕獲隊を編成して進めるかという問題です。これは、県の縛りもあると思うのですが、桜川市ではどの方法でやっていくのでしょうか。
以上8点質問いたします。場合によっては、後で再質問がありますので、よろしく答弁お願いします。
〇議長(高田重雄君) 菊池伸浩君の質問に対する答弁を願います。
大塚市長。
〔市長(大塚秀喜君)登壇〕
〇市長(大塚秀喜君) 菊池議員の激震が走ったヤマザクラ課の新設についてのご質問にお答えいたします。
第2次総合計画の基本構想として、「ヤマザクラと市民の幸せが咲くまち桜川」をまちづくりの目標に掲げさせていただきました。この地域資源を生かしながら、市民の皆様とともに日本一のヤマザクラの里を目指して、この桜川市をヤマザクラの名所としてもっと売り出していきたいと思っています。
そこで、ヤマザクラを生かしたまちづくりを統括的に進めていく組織体制としてヤマザクラ課を創設します。ご理解、ご協力のほどよろしくお願いします。
引き続き県西総合病院の独立行政法人化についてお答えします。県西総合病院の独立行政法人化については、筑西市から独立行政法人への移行の手法時期等詳細な説明については、年度内に移行の手法時期等方向性を示していただける旨報告を受けておりますので、その報告を待って対処したいと考えております。
また、筑西市長さんの発言は、茨城県策定の地域医療再生計画に基づき、筑西市と桜川市、2次救急医療まで完結するとともに、筑西市民病院、県西総合病院に山王病院を加えた3病院を再編統合し、2病院に再編するという枠組みの中で、桜川市、筑西市の2次救急医療を担う病院を整備運営するための交付金ということをおっしゃりたかったのではないかと推測しております。私の申しました前提条件等が推測どおりであれば、異議を申し立てるところはございません。
〇議長(高田重雄君) 続いて、横田市長公室長。
〔市長公室長(横田藤彦君)登壇〕
〇市長公室長(横田藤彦君) それでは、菊池議員さんのヤマザクラ課の新設についてのご質問にお答えをいたします。
ただいま市長からありましたように、平成29年度から始まる第2次総合計画の基本構想として「ヤマザクラと市民の幸せが咲くまち桜川」をまちづくりの目標に掲げ、地域の財産であるヤマザクラを生かした特色あるまちづくりを進めてまいります。
また、平成29年度は、桜川市まち・ひと・しごと創生総合戦略が3年目を迎えます。これまでは市長直轄組織である総合戦略室において、産業立地事業などあわせて所管してまいりましたが、総合戦略における各施設を着実に実行していく段階に入りましたので、病院整備事業を集約させ、新たに総合戦略を立ち上げます。総合戦略部はヤマザクラ課、地域開発課、病院整備推進課の3つの課で構成し、大和庁舎の3階に配置します。課の体系としましては、総合戦略室の業務をヤマザクラ課と地域開発課に分け、市長公室から病院整備推進課を編入します。
ご質問のありましたヤマザクラ課では、ヤマザクラを生かした特色あるまちづくりを主たる事業に取り組んでまいります。課の名称に由来となるヤマザクラの調査、保全、育成を行う桜の里事業に加え、総合戦略室で執務していたまち・ひと・しごと創生総合戦略の進捗管理をしながら、DMO形成事業、サイクリングによる観光促進事業などの総合戦略に掲げる主要事業を所管します。地域開発課では、総合戦略室で所管していた大和駅北開発事業を初め、企業誘致業務、桜川市開発公社事務局を務めます。また、直近の事業施策の一つであるさくらがわ地域医療センター整備事業は、平成29年度から本格着工となります。所管する病院整備推進課において、平成30年10月の開院に向けて推進してまいりたいと思います。
平成29年度は、ヤマザクラ課と地域開発課の新設に合わせて新しい部として総合戦略部を創設いたしますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
次に、さくらがわ地域医療センターのこれまでの進捗状況並びに今後の予定についてお答えをいたします。まず、病院用地の進捗状況についてですが、病院用地のほぼ全体が農業振興地域整備計画の用地区域内の農地であったことから、農用地区域からの除外、また農地については農地の転用が必要であること、敷地が市街化調整区域で一定以上の開発面積であるため、都市計画法に基づき開発許可を得る必要があることから、市、県関係部局と協議を続けておりました。病院の外郭線が決定した後、これをもとに市農林課へ病院用地の農振除外の申請を行い、県の審査後、11月28日に仮同意の通知がございました。許認可の見通しがたったことで用地の売買契約について、12月9日の桜川市議会第4回定例会で議決をいただいております。同日、市農業委員会へ農地転用の申請、市都市整備課へ開発の許可申請を行い、いずれも県の審査後、平成29年2月6日に許可をされております。
開発許可後は、建築物等の制限解除をするための造成工事等が必要になるため、工事を発注する手続を進めております。建築物本体については、平成28年4月8日に設計施工一体型のプロポーザルを公告いたしました。その後、審査を経て、三井住友・鈴縫・伊藤喜三郎・飯島洋省特定建設工事共同企業体と全体事業の協定を結び、基本設計、実施設計の契約を行っております。
基本設計については、提案書をもとにし、関係機関と協議しながら作成し、11月30日に納品をされました。成果品の概要は、議会全員協議会で説明申し上げたとおりでございます。実施設計にも着手し、建築確認済みまでが工期となっており、予定では平成29年5月末までに終了し、建築確認済みと同時に病院の開設許可を申請し、約10日程度で許可される見込みですので、7月上旬から中旬には建物本体の工事が開始される予定でございます。
工事着工予定は、マスタースケジュールどおりですので、現時点では建築に関しては平成30年10月開院に支障となる案件はございません。
また、ご質問にあった指定管理予定者の国、県の検査につきましては、平成28年10月5日に筑西保健所の医療監察、また平成29年1月17日に関東厚生局の施設基準等に係る適時調査を受けておりまして、いずれの調査におきましても法令違反の指摘はないと山王病院から報告を受けております。
次に、広域連携バスの真壁、岩瀬間の運行についてお答えいたします。
今回の広域連携バスの運行は、市内の真壁地区が交通不便地域となっていた状況の解消、紫尾小学校の通学サポート、来訪者の移動手段の確保等を目的として実施しているところでございます。
現状の広域連携バスの利用状況については、まだまだ利用者が少ない状況ではございますが、利用者への乗降調査では、運行ルート及び運行ダイヤ等については、おおむね満足をいただいているところでございます。
また、各地域の方々や利用者の方から岩瀬、大和地区までの延伸を希望する声が寄せられております、広域連携バスの運行については、採算性のみだけではなく、市民の皆様が快適に利用でき、かつ来訪者にも優しい地域の足として維持してまいりたいと考えております。
また、岩瀬、大和地区への延伸については、利用実績や市民の皆様の意向、費用対効果などさまざまな角度から評価、検証をした上で取り組んでまいりたいと考えております。
なお、運行計画の策定は、国、県のアドバイスを初め、市民、運行事業者、国や県などの関係機関で構成される桜川市地域公共交通会議においてご協議をいただきながら、進めてまいりたいと考えております。
次に、経済効果についてでございますが、桜川市は、首都圏から70キロ圏内と日帰り観光に最もアクセスしやすい地域の一つであり、重伝建地区に選定されている真壁の町並みや真壁のひなまつり、美しいヤマザクラの景観など、県外からの多数の来訪者があります。今後は、広域連携バスの岩瀬延伸により、市外からの来訪者がさらにふえてくると考えております。市としましては、このような交流人口の増加により、市内の商店や飲食店への経済効果を生み、地域全体の活性化につなげていきたいと考えているところでございます。
以上でございます。
〇議長(高田重雄君) 続いて、井上副市長。
〔副市長(井上高雄君)登壇〕
〇副市長(井上高雄君) 菊池議員からヤマザクラ課の設置に係る機構改革について、私の感想をということでご質問をいただきましたことにお答えを申し上げます。
一昨年来、まち・ひと・しごと創生総合戦略や桜川市第2次総合計画を策定するプロセスにおいて、市民を交えたワーキングチーム会議などの場を通じまして、桜川市における、言ってみればシティプロモーションの軸にヤマザクラを据えていこうという合意形成が図られてきたものというふうに認識しております。これらを踏まえまして、ヤマザクラ課を設置したわけでございますけれども、市民の皆さんの議論にこの課の源はあったように感じております。
一般的に組織体制の見直しは、人事とともに密接に関連しておりますことから、全庁的なオープンな議論にはなかなかなじみにくいものかなというふうに考えてございます。
桜川市では、担当課において組織機構を検討の上、各部の代表職員で構成する組織機構検討委員会で調整を行った上で、改正案を取りまとめ、庁議を経て今市議会に議決をいただくという手続で決定することとしてございます。今回もこの手続に沿って適切に行われており、他の市町村の例に比べても妥当なものではないかと考えてございます。
組織改正案は、第1回定例会に係る議案等の説明の中で、新年度の案が公になるということが通例であると承知してございます。しかしながら、今回、第2次総合計画に沿ってヤマザクラを生かしたまちづくりを進めていこうという市長の強い思いから、1月17日に開催されたました総合計画に係る市民説明会の挨拶の中でご自身の思いを披瀝されたものというふうに考えてございます。これは、決して市長が思いつきで発言したというものではなく、昨年のうちから内部で協議を重ね、私自身も賛意を申し上げていたものでございます。市長の意欲のあらわれとご理解いただきたいと思います。
組織改正は、中長期的な視点に立って多角的に考えていくことが必要でありますことから、今後とも、もちろん市長等の意向を踏まえながら、適切な手続で考えていきたいと考えてございます。
以上です。
〇議長(高田重雄君) 続いて、安達市民生活部長。
〔市民生活部長(安達 誠君)登壇〕
〇市民生活部長(安達 誠君) 菊池議員さんのマイナンバー紛失時の対策についてのご質問にお答えいたします。
市民全員に発行しましたマイナンバー通知カードを紛失された場合は、番号法第7条第6項により、直ちにその旨を住所地の市町村に届け出なければならないとされております。市では、署名押印されたカード紛失届により受け付けております。その際には、必ず本人確認資料の提示や紛失に至った経緯などの聞き取りを行っております。
また、口頭で番号を教えることはできませんので、番号を知りたい場合は、通知カードの再発行、またはマイナンバー記載の住民票の申請が必要となります。通知カードの再発行につきましては、通知カード紛失届と同時に、再交付申請を行っていただきます。この場合は、再交付手数料として500円かかり、申請してから約3週間から1カ月程度で世帯主宛てに簡易書留で郵送されます。
次に、マイナンバーが記載された住民票の交付につきましては、交付手数料300円で即日交付が可能であります。しかし、マイナンバーの用途は、社会保障・税・災害に限られるため、みだりに交付を行わない制度となっておりますので、用途の確認や本人確認などについては、厳格に行っているところでございます。
以上、2通りの方法が考えられますが、ご本人の今後の用途などに応じて選択されるのがよいかと思います。
なお、いずれの申請においても、十分な聞き取りや本人確認の実施、交付前に2人以上のチェックを行って、適切に交付しております。
また、確定申告の件ですが、税務課に確認しましたところ、マイナンバーは原則申告書に記載すべきとのことですが、紛失により記載がなくても28年分の申告については受け付け可能とのことでありまして、市民税においても同様の扱いをするとのことでございますので、どうぞよろしくお願いいたします。
以上でございます。
〇議長(高田重雄君) 続いて、井坂建設部長。
〔建設部長(井坂 徹君)登壇〕
〇建設部長(井坂 徹君) それでは、菊池議員の6番目、二本木橋の改修についてのご質問にお答えいたします。
二本木橋は、桜川市道W2594号線の一部で、市の管理となっております。これまで市内の桜川にかかる橋は、おおむね県の河川改修計画に合わせて永久橋にかけかえてまいりましたが、二本木橋の上流、青木堰から下流JR水戸線までの約2キロメートルは、河川改修計画が未策定区間でございます。橋のかけかえ計画も策定をしておりません。このような中、平成27年第1回定例会において、青木堰下流の桜川堤防構築等河川改修推進を求める請願・陳情が市議会に提出され、採択されました。その後、国土交通大臣と茨城県知事宛てに河川改修早期実現等の意見書を提出いたしました。
市では、以前より桜川改修期成同盟会及び筑西土木協議会の要望活動を通して、県の土木部長や河川課にも何度も働きかけております。要望に対する県の説明は、河川改修事業は、昭和56年に策定した土浦河口からJR水戸線までの計画に基づき事業を進めているが、進捗は計画に至らず、要望箇所の計画延伸は、現在のところ難しい状況であるので、当面は竹林の伐採、堆積土砂の撤去等、維持管理業務を行い、河川の環境保全、減災対策に努めたいということでございました。
県では、二本木橋上下流の維持管理業務として、平成27年度に竹林の一部伐採、28年度には桜川及び支流の堆積土砂の撤去工事を実施しております。今後も地域環境の変化と桜川市の実情を詳細に説明し、陳情・要望活動を積極的に行い、一日も早く改修計画の延伸、河川改修の早期実現をしていただけるよう働きかけてまいります。
以上です。
〇議長(高田重雄君) 続いて、古橋経済部長。
〔経済部長(古橋正充君)登壇〕
〇経済部長(古橋正充君) それでは、菊池議員さんの7番目、富谷山の採石許可についてのご質問についてお答えをいたします。
富谷山山頂及び尾根部分の採石につきましては、許可権者であります茨城県の指導によりまして、稜線を越えるときは地元住民の方、また学識経験者、桜川市と協議することとなっております。平成22年の7月に地元3集落の代表者、採石業者、また茨城県産業技術課及び桜川市商工観光課で構成をいたします富谷山の安全な山づくり協議会を設置し、景観の改善や防災対策等の協議をいたしております。
それでは、ご質問のまず1点目、山頂もなくなってしまうのか、2点目の尾根部分も採石されてしまったのかというご質問についてお答えをいたします。
事業者に確認をいたしましたところ、山頂及び尾根部分につきましては、岩石採取計画においても保全区域として残す計画となっております。3点目、採石場をやめるときに市道は確保されるのかというご質問でございますが、採石場にあります市道につきましても、確保する予定であります。
続きまして、4点目、さらに採石計画が出されたとき、市は同意するのかとのご質問でございますが、そのときは地元の方々のご意見、ご要望を勘案し、県とも協議をして意見書を提出したいと考えておりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
以上でございます。
続きまして、8番目、イノシシ捕獲の市の基本方針についてのご質問につきましてお答えをさせていただきます。
初めに、1点目の鳥獣保護管理法の問題でございますが、菊池議員おっしゃるとおり、人間が自由に捕獲し、処分してよい鳥獣は、イルカなどの海にすむ哺乳類を除けば、ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミの家ネズミ3種でございます。これは、環境影響の維持に重大な支障を及ぼす鳥獣として家ネズミ3種が鳥獣保護管理法の対象外とされているためでございます。
また、野ネズミ、モグラ類につきましても、農林事業に伴いやむを得ない場合に限り、有害捕獲の許可なく捕獲をすることが認められております。そのためカラスやイノシシ、ハクビシンなど自由に捕獲することや処分ができないこととなります。
2点目の年間を通しての有害鳥獣捕獲の実施についてでございますが、近隣自治体の状況から申し上げますと、菊池議員のご質問のとおり、栃木県の自治体では、通年の有害捕獲を許可しているところも多くございます。これは、平成27年5月の鳥獣捕獲管理法改正の中で、有害捕獲の許可期間を設ける上限が1年になったために、それまで個体数調整という形で県の許可をもらって、数年での捕獲を行っていた自治体が有害捕獲として自治体で許可を出しているものであると推察をしております。
対しまして、茨城県の自治体では、桜川市と同様に、年2回60日間など期間を設定して実施しているところ、毎月許可を出して通年のような形で実施しているところ、さらに5月から9月などの長期間で実施しているところなど、実施方法はさまざまでございます。
桜川市としましては、猟友会において編成される捕獲隊が期間を絞って有害捕獲を行うことで実績を上げており、平成28年度では60日間で271頭ものイノシシが捕獲されております。また、狩猟期間中におきましても、猟友会の皆様にご協力をいただき、3月3日まで547頭の捕獲実績が報告がされております。市で把握している有害捕獲と狩猟を合計しましたイノシシの捕獲数は、平成27年度で633頭、平成28年度につきましては、合計で1,000頭近くのイノシシが市内で捕獲されるのではないかと見込んでおります。
また、狩猟免許の取得者もふえ、捕獲頭数も年々ふえていることから、イノシシの捕獲圧は年々高まってきていると感じております。イノシシの捕獲に関しましては、大変危険が伴う業務であります。事故なく進めていただくことが大事でございます。捕獲期間が長くなりますと、安全面などの意識も薄れがちになり、事故の危険制が高くなるのではないかと思います。このようなことが起こると、今後の有害捕獲もなかなか難しくなってまいります。そのようなことから、桜川市としては、有害捕獲については、今後も年2回、60日間の捕獲で対応していきたいと考えております。
3点目の捕獲隊の編成についてでございますが、これは茨城県有害鳥獣捕獲許可事務等実施要領において捕獲隊の数は市町村単位に一体と定められており、地区ごとに捕獲隊を編成するということは不可能でございます。そのため桜川市としましては、現状どおり茨城県猟友会桜川支部の会員で構成されます桜川市有害鳥獣捕獲隊に委託して進めてまいります。しかしながら、地域ぐるみのイノシシ対策は非常に重要なものです。例えば本木地区では、平成27年度の大規模な侵入防止柵の設置を機会に、地域の鳥獣害捕獲対策協議会を設立し、柵の見守りや修繕、また地域ぐるみでイノシシの対策を行っております。その結果、地区で約260万円出ていた農業被害、これは水稲被害でございますが、今年度は125万円程度と半分以下にまで減少してきております。これは、大きな成果であると考えております。
地区における被害対策については、捕獲に特化した組織を編成するのではなく、例えば共同で侵入防止柵を整備する。狩猟期間中に免許所持者が地区に設置したわなについて協力して見回りを行うなど、さまざまな方法が考えられます。地域に即した取り組みがあると思いますので、まずは担当課に相談を寄せていただき、その地域に適した被害防止対策を関係機関とともに検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(高田重雄君) 答弁が終わりました。
再質問があれば質問願います。
7番、菊池伸浩議員。
〇7番(菊池伸浩君) もう時間12時になっていますから、簡単にします。
まず、ヤマザクラ課の新設についてですが、1点は、今回の改編を見ますと、市長公室の仕事が大幅に減りまして、当面の大きい事業は、広域連携バスだけになってしまうと、市長公室の仕事が相当軽減されると、そういうふうに考えてよろしいでしょうか。
〇議長(高田重雄君) 横田市長公室長。
〇市長公室長(横田藤彦君) それでは、菊池議員さんの市長公室の仕事が軽減されるのではないかというご質問にお答えします。
現在、市長公室では、業務の内容といたしましては、秘書に関すること、渉外、交際及び典礼、儀式に関すること、広報及び広聴に関すること、行政事業に関する総合企画及び調整に関すること、広域行政の連絡調整に関すること、市政及び統計に関すること、第74回国民体育大会に関すること……
〔「簡単でいいですよ」の声あり〕
〇市長公室長(横田藤彦君) などいろいろ市立病院の整備事業まで28年度は実施してまいりましたが、来年度から市立病院の整備が業務としてなくなりますが、来年度の主な事業として申し上げますと、第2次総合計画は、計画は終わりましたけれども、これについては実施計画をつくって、3年間のローリングで計画を実施していくと、事務事業の評価、それから政策の評価などをしてまいります。
それから、新庁舎整備検討、それから国体実行委員会の設立、それと市民協力の組織の立ち上げ、それから国際交流の推進、地域公共交通、それから鏡ヶ池整備基本計画、それからマイナンバー、情報政策、それから新しい事業で雇用創造事業ということで、幅広く事業展開していくことになります。病院はなくなりますけれども、幅広い事業をやっておりますので、仕事が減ったということではないと考えおります。
以上でございます。
〇議長(高田重雄君) 7番、菊池伸浩議員。
〇7番(菊池伸浩君) 失礼しました。非常に市長公室が大変な仕事であるということについては了解をいたしました。
もう時間が来ていますので、要望だけちょっと幾つか言って終わりにしますので。
1つは、県西病院の独立行政法人化ですが、特に県西病院の職員の方が平成30年度は、いつからどういう身分になるのかということを非常に心配しているのです。そういうことで筑西市との打ち合わせをよろしくお願いしたいと思います。
それから、あと二本木橋の改修なのですが、竹林が非常に今倒れたままで、ぜひ伐採、整理、除去、これを県に申し入れておいてほしいということ。
それから、最後に1点、富谷山の件なのですが、実際に山頂の場所が行ってもよくわからないぐらい相当採掘が進んでいるのです。今回、ひなまつりの関係で商工観光課長忙しかったので、本当は一緒に行こうと思ったのですが、無理だということで行かなかったので、そこも現地調査を暇になったら私と一緒にやっていただきたいということを要望して、何か1時半からお客さんがいっぱい来るということで、1時半開始にしなければまずいということも聞いていますので、これで終わります。
〇議長(高田重雄君) これで7番、菊池伸浩君の一般質問を終わります。
ここで暫時休憩といたします。
休 憩 (午後 零時02分)
再 開 (午後 1時30分)
〇議長(高田重雄君) それでは、会議を再開いたします。
続いて、9番、市村香君。
〔9番(市村 香君)登壇〕
〇9番(市村 香君) 9番、市村香です。通告によりまして、今回5件の一般質問をさせていただきます。
まず最初に、桜川市第2次総合計画案についてですが、昨年の4月28日に第1回の総合計画審議会が開催され、市は審議会に、桜川市第2次総合計画の策定方針について諮問、その後、さまざまな方々の意見を踏まえて答申がされ、今回、市のまちづくりの指針である桜川市第2次総合計画案が今定例会議会で承認されることになっております。
第1次総合計画では、合併時の新市建設計画に基づき合併特例債事業等を利用して、岩瀬、真壁、大和の2町1村の地域間の隔たりや格差をなくすために、各地区の整備を重点的に取り組み、10年間が経過したところだと思っております。
さて、これからの桜川市の10年間の計画案によりますと、今後は、各地区の垣根を取り払い、市民の心が真に一つになって力を合わせ、誇りを感じられるまちをつくるために、新しい時代を切り開いていくことが必要だとうたっております。
そこで、計画の市の重点的な取り組みやその目標にどのようなものを位置づけているのか伺いたいと思います。
次に、2番目の国際交流事業についてですが、桜川市は、28年度からブルガリア共和国との交流が始まり、市議会でも市長のブルガリア訪問に同行して、シリストラ市と友好都市交流として協定を締結してきました。これから茨城国体の開催や2020年には東京オリンピック・パラリンピックの開催もありますので、桜川市にとってもこれから国際交流は重要な要旨になってくると思います。
29年度に国際交流事業として予算が計上されているようなので、今後の事業の進め方をお伺いしたいと思います。
次に、3番目のヤマザクラの里づくりについてですが、補正予算で購入した磯部公園の近くの土地は、磯部のヤマザクラの保全などに利用するとのことですが、これからの具体的な事業内容について伺いたいと思います。
次に、4番目の高齢者が扱いやすい可燃物用ごみ袋の導入についてですが、私は以前、生ごみの収集について質問をしたことがあります。そのときは、高齢者になり生ごみを集積場所まで運ぶのが大変なので、生ごみ処理機の補助制度を利用したいとの要望でしたが、当時は、利用者が少ない理由で廃止になり利用できませんでした。今後、市も高齢社会を迎えてさまざまな対応を迫られてくるのではないかと思います。今回は、高齢者から生ごみの袋が45リットルと大きいので、持ち運びが大変なので、もっと小さい袋にしてほしいと要望がありました。コストの面もいろいろあるかとは思いますが、できれば半分の20リットルくらいの袋の導入ができないものか伺いたいと思います。
次に、5番目の防災無線の効果についてですが、防災無線のデジタル化については、27年度に工事が進んでおります。市民からはなかなかその効果については余りよくないようで聞きづらいとの声があります。また、小中学校の下校中の案内は、皆さんはっきりと聞こえて大丈夫だけれども、防災など男性のアナウンスは特に聞こえないといった声がありますが、改善については、地域差や何か原因があるのか伺いたいと思います。
以上、5点について質問いたします。場合によっては再質問させていただきます。
〇議長(高田重雄君) 市村香君の質問に対する答弁を願います。
横田市長公室長。
〔市長公室長(横田藤彦君)登壇〕
〇市長公室長(横田藤彦君) それでは、菊池議員さんの……
〇議長(高田重雄君) 菊池議員ではないよ。市村議員さんですよ。
〇市長公室長(横田藤彦君) 済みません。申しわけありませんでした。
それでは、市村議員さんの桜川市第2次総合計画についてのご質問にお答えをいたします。
第2次総合計画では、市の重点的な取り組みといたしまして、ヤマザクラと市民の幸せを咲かせるプロジェクトを掲げ、そこに4つのプロジェクト事項を示しております。それは、ヤマザクラのまちをつくる、ずっと住みたいまちをつくる、子供と子育てを応援するまちをつくる、地域経済が元気なまちをつくるの4つでございます。この4つのプロジェクト事項のそれぞれに目標と具体的な重点事業を示し、優先的に取り組んでまいります。
ヤマザクラのまちをつくるでは、桜川市をヤマザクラのまちとして地域の独自性を確立することを目標に、ヤマザクラによる山々の景観保全や観光の振興、教育や生涯学習の推進に取り組みます。
ずっと住みたいまちをつくるでは、快適に安心して暮らしを続けれるまちを目標に、公共交通の充実や空き家対策の推進、防災拠点としての新庁舎整備、地域包括ケアシステムの構築などに取り組みます。
子供と子育てを応援まちをつくるでは、結婚、出産、子育ての総合的支援と子供たちの生きる力の育成を目標に婚活サポートや妊娠、出産、子育ての相談体制強化と経済的支援、小中一貫の教育や就学前教育の充実に取り組みます。
地域経済が元気なまちをつくるでは、地域経済の活性化と雇用の創出を目標に石材業の異業種連携事業や後継者育成の支援、農業のブランド化や販路開拓の支援、商工業の活性化、企業誘致の推進に取り組みます。これらの取り組みにより、市民の皆様が幸せに暮らせるまちを築いてまいります。
次に、国際交流事業についてのご質問にお答えをいたします。
市村議員さんもご承知のとおり、桜川市は、昨年の9月にブルガリア共和国のシリストラ市と友好交流都市協定を締結し、12月には東京オリンピック・パラリンピック競技大会でのブルガリア共和国のホストタウンとして登録がなされました。このことから、桜川市としては、国際交流への取り組みが必要となってきましたので、事業を取り組む上での母体組織といたしまして、桜川市国際交流協会の設立を進めているところでございます。経過といたしましては、去る2月28日に桜川市国際交流協会設立発起人会を開催し、今月の3月30日には桜川市国際交流協会設立総会及び第1回総会を開催することとなっております。それ以降につきましては、随時、桜川市国際交流協会の会員募集を積極的に市民の皆様に呼びかけ、市民も主体となる組織を目指していくため、会員数の増を図ってまいりたいと考えております。これらのシリストラ市との交流事業につきましては、平成29年4月13日から15日にかけて、シリストラ市長一行8名の本市訪問が計画されております。桜川市国際交流協会といたしましては、レセプション、さくらフェスティバル、高峯のヤマザクラなど市内の視察を予定しております。ホストタウンにつきましては、2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催において、ブルガリア共和国から選手等のキャンプ誘致を機に、同国の選手関係者と桜川市民、日本のオリンピアンなどとの交流を行う目的であることから、本市としては、市内にあるスポーツ施設を利用してのキャンプ誘致実現のために、ブルガリア共和国大使館への訪問や同国関係機関に対し、文書などで積極的にアプローチをしているところでございます。これを機に桜川市では、市民の国際理解と国際感覚を高めていくため、ブルガリア以外の諸外国にも目を向け、教育・文化・スポーツなどの幅広い分野で国際化を推進していくとともに、国際活動に携わっていく若い世代の育成及び国際交流機会の提供を行ってまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(高田重雄君) 続いて、井上副市長。
〔副市長(井上高雄君)登壇〕
〇副市長(井上高雄君) 市村議員のヤマザクラの里づくりについてのご質問にお答えを申し上げます。
市で購入を予定してございます磯部桜川公園に隣接した用地を活用した今後の取り組みでございますが、まず貴重なヤマザクラの保全、保護のために後継樹の育成に取り組みますとともに、将来的に地域の中で植樹に用いていただく苗木の育成もあわせて行ってまいりたいと考えております。その際、今年度実施いたしました県立真壁高等学校による樹木診断により、早急な対策が必要と判断されましたヤマザクラについて、専門調査による保全対策のカルテづくりにも取り組んでまいります。
なお、これらの事業は、樹木医や森林研究所などの専門家による指導のもと進めてまいる予定にしてございます。
以上です。
〇議長(高田重雄君) 続いて、安達市民生活部長。
〔市民生活部長(安達 誠君)登壇〕
〇市民生活部長(安達 誠君) 市村議員さんの4点目、高齢世帯に対応するごみ袋のサイズについてのご質問にお答えします。
現在、燃えるごみ袋は、45リットル用と30リットル用の2種類を販売しております。価格は45リットル用が10枚入りで148円、30リットル用が128円で、1枚当たりの値段の差は2円であります。商工会の販売実績は、45リットル用が95%、30リットル用が5%になっています。岩瀬地区では30リットル用のごみ袋を取り扱っていない商店もありますが、真壁、大和地区ではほぼ全部の商店で2種類のごみ袋を販売しています。
ご質問の高齢者が扱いやすい30リットルよりワンサイズ小さい20リットル用のごみ袋をつくった場合、発注枚数が少ないと、現在使用している30リットル用のごみ袋の価格と変わらないので、今後、しばらくは30リットル用のごみ袋を利用していただき、今後、高齢者や単身世帯がふえれば、20リットル用のごみ袋も導入したいと考えております。
以上でございます。
続いて、5点目、デジタル防災無線の効果についてのご質問にお答えします。
まず、防災行政無線デジタル化の概要と経緯につきましてご説明いたします。防災無線のデジタル化工事につきましては、平成25年度から3年間の継続事業で、アナログ波の機器を全てデジタル波の機器に交換する工事を実施いたしまして、平成27年度に完了しております。実施の経緯につきましては、総務省において無線設備規則を平成17年12月に改正したことにより、従来のアナログ波が平成34年11月以降は使用できなくなったため、最も有効な財源である合併特例債を活用し、デジタル化の工事を実施したところでございます。
国における規則の改正につきましては、一般家庭用のテレビもこれと同様で、アナログのテレビを全てデジタルテレビに交換したところであり、ほかの無線設備も全てデジタル波に切りかえております。
ご質問にありますデジタル波の効果としては、音声信号をデジタルデータ化して送信することにより、アナログ波に比べノイズなどの影響を受けにくいため、音声がクリアになることでありますが、日ごろの生活の中でその違いは実感しにくいものであると思われます。特に昨今の住宅は、気密性により遮音効果が高いため、室内では聞こえないとの意見も多数寄せられているところでございます。
また、地域における格差につきましては、地形的な要因や屋外スピーカーからの距離などにより、聞き取り方に違いが生じておりますが、屋外スピーカーから一定の範囲を超えた世帯につきましては、難聴地域として戸別受信機を貸与しております。放送内容が聞きづらいとのご指摘についてでございますが、火災や災害通報などの緊急放送につきましては、桜川消防署に依頼し、消防署に設置されている無線機器から通信担当職員が直接無線放送を行っていますが、お一人お一人の声質の違いにより、多少聞き取りにくいことがあるようでございますので、今後も担当職員の指導、育成につきましては、消防署長にお願いしてまいります。
防災行政無線につきましては、火災や災害時の情報伝達手段として有効であると考えていますが、これだけで完璧に情報を伝達できるものではございませんので、携帯電話の緊急速報メールや市の情報配信メール、放送事業者との連携によるテレビやラジオによる広報など、さまざまな情報伝達手段を活用して、災害時の重要な情報を伝達してまいります。
また、防災無線放送が聞き取れなかった場合は、現在、電話により聞き直すことができる専用電話回線を開設しておりますので、ぜひご利用していただきたいと思います。
以上でございます。
〇議長(高田重雄君) 答弁が終わりました。
再質問があれば質問願います。
9番、市村香議員。
〇9番(市村 香君) まず、1番目の第2次総合計画の案ということですが、ただいまの答弁で重点目標にヤマザクラと市民の幸せを咲かせるプロジェクトということで、ヤマザクラのまちづくり、ずっと住みたいまちということで4つを掲げられましたけれども、私、特に最初の1と2などは、市民挙げて取り組まないと大変な事業ではないかなと思っております。山々の景観保全、観光振興、教育と生涯学習の推進、公共交通、空き家対策などは、桜川市民皆様に周知をして、これからやっていくべきことだと思っております。それをまた実践していくためには、第2次総合計画の答申にもありますように、市民一人が担うことと、地域として担うこと、それから行政が担うことというふうに、それぞれが自助、共助、公助のどの部分を担うか明確にして、役割をきちんと果たしていくことが重要であると思います。そういうところで今後市としてはどうしていくのか、簡単で結構ですので、お伺いいたします。
〇議長(高田重雄君) 横田市長公室長。
〇市長公室長(横田藤彦君) それでは、お答えをいたします。
ヤマザクラと市民の幸せを咲かせるプロジェクトにつきましては、政策分野ごとに全ての取り組みが網羅されている基本計画の中から優先的かつ重点的に実施する取り組みとして基本計画の政策分野を横断的に再構築したものとなっております。このことから議員ご指摘の各役割につきましては、総合計画の各基本計画の中で、住民・職員合同ワーキング等での議論を踏まえ、地域社会で個人や団体ができることは、おのおのが行う自助や周りの人々が共同により行う共助については、市民の役割として総合計画に記載をしております。加えてそれでもできない場合、行政と連携して行う公助についても、行政の役割として明記し、市民と行政が一体となって総合計画の推進に取り組んでいくよう総合計画では示しております。
以上でございます。
〇議長(高田重雄君) 9番、市村香議員。
〇9番(市村 香君) 今後から進むということですので、いろいろ市民にお示しをして、ぜひともこのように進めていただきたいと思います。
今の部長のお話ですと、やはり市民にお力をおかりして、それに対して行政もサポートするということですので、これからぜひ新しい29年度に向けて進めていっていただきたいと思います。
それで、ちょっと市長に一言お答えをいただきたいのですが、今後も厳しい財政見通しを踏まえ、行財政改革の着実な執行のためだとは思いますが、4月から組織機構改革で総合戦略部やヤマザクラ課など部課の新設置案もできて、ちょっと期待感もありつつ不安もあります。次の10カ年計画に基づくまちづくりや29年度から始まる第2次総合計画の確実な実施のための意気込みといいますか、そういう思いがあれば、市長に一言ご質問いたします。
〇議長(高田重雄君) 大塚市長。
〇市長(大塚秀喜君) ヤマザクラでありますが、一番にうたっているということでございますが、江戸時代に西の吉野、東の桜川と言われたということでございます。現代でもそう言っていただけるようなヤマザクラの里をつくりたいと、そのように思っているところでございます。これには先ほども答弁ありました自助、共助、これが大事だと思っております。その中で公助としてヤマザクラ課もつくりましたので、市民と行政と一体になって桜川市を大きく変えられればというふうに思っているところでございます。
〇議長(高田重雄君) 9番、市村香議員。
〇9番(市村 香君) 何かちょっと意気込みが感じられないようだったのですが、これから期待したいと思います。
今回のこの総合計画につきましては、新しいまちづくり、先ほどもご質問のときに申し上げましたが、今までは地域地域で分け隔てではなくて、市民全員で心を一つにして新しい桜川市をつくるのだということが掲げてありますので、それにつきましてはやはり計画、実行、評価、改善ということで、PDCA、せっかくの計画がそのまま絵に描いた文字にならないよう、総合計画の着実な実行をお願いして、それには私たちも協力するとしたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
次に、2番目の国際交流事業ということですが、先ほどのご答弁の中で、オリンピックやパラリンピックに関し、ホストタウン登録やさまざまなアプローチをしているとのことですけれども、やはりこれも桜川市として地域活性化につながること、異文化交流を通した新しい桜川市を目指し、努力していただきたいと思いますが、これから桜川市は、ライフルなどもありますが、ある程度の見込みというのがあるのでしょうか。もしわかれば教えていただきたいと思います。
それと、全員協議会でも説明がありましたけれども、今月の3月30日には国際交流協会設立総会を開催するとありますが、内容についてわかる範囲でお知らせをお願いいたします。
〇議長(高田重雄君) 横田市長公室長。
〇市長公室長(横田藤彦君) それでは、ご質問にお答えします。
ライフル射撃のキャンプ誘致の見込みについてということでございますが、現在までのキャップ誘致活動につきましては、昨年9月にブルガリア共和国の関係者が茨城県の体育施設を視察で来県した際に、ブルガリア共和国のスポーツ大臣、同国オリンピック委員会事務局長、同国駐日大使と面談を行いまして、東京オリンピック・パラリンピック事前キャンプ誘致の意向を伝えたところでございます。オリンピック委員会事務局長からは、桜川市が行う同国の誘致活動に関して協力する旨の話がございました。また、大使館がオリンピック委員会、各競技団体の窓口になりまして、桜川市が行う同国の誘致活動の協力を約束すると大使から話がございました。現在、大使館などを通じて積極的に誘致活動を行っておりますが、今後は、誘致する競技を絞りまして、県や大使館、国内の競技団体と協力をいたしまして、誘致活動を行っていきたいと考えております。
次に、桜川市国際交流協会の総会のことでございますが、全員協議会でお話し申し上げましたが、先月2月28日に桜川市国際交流協会設立発起人会を開催いたしました。桜川市国際交流協会の設立総会及び第1回総会につきましては、今月3月30日に大和庁舎で開催を予定しております。
参加人数についてでございますが、今のところ全体で25名程度かなというところでございます。また、参加者といたしましては、全ての会員が対象となるわけでございますけれども、今回については、時間がなかなかなく、会員の募集が難しかったことから、昨年9月に桜川市からシリストラ市へ訪問したメンバーや国際交流の内容に関係した方々、また団体といたしましては、市内のライオンズクラブやロータリークラブなどにお声がけをいたしまして、了承いただける方に会員になっていただくという計画でおります。
総会についてでございますが、総会の内容については、規約、それから役員の選任、それから事業計画、収支予算などを協議していく予定となってございます。
以上でございます。
〇議長(高田重雄君) 9番、市村香議員。
〇9番(市村 香君) わかりました。ブルガリアの大使、それからスポーツ大使などと友好な関係で進めているということをお聞きしましたので、ぜひとも桜川市に、こちらのほうにおいでいただけるような努力を今後もしていただきたいと思います。
それから、国際交流協会の設立総会につきましては、了解しましたので、進めていただきたいと思います。
次に、先ほどのご答弁の中に、ブルガリア以外の諸外国にも目を向けて、教育や文化・スポーツにも国際化の推進をしていくというようなご答弁がありましたが、桜川市も今度平成30年には桃山学園の開校となります。教育委員会のほうでは、新たな事業としてスカイプ事業の導入をするというのも小耳に挟んでおります。英語圏ということでフィリピン国との交流も始まると耳にしておりますので、それらのことが国際交流との兼ね合いはどのように考えているのか、教育委員会のほうでご答弁をお願いしたいと思います。
〇議長(高田重雄君) 宮山教育部長。
〇教育部長(宮山孝夫君) 市村議員さんの国際交流事業との兼ね合い、教育委員会で進めているICT技術を活用した英会話交流事業との兼ね合いについてのご質問にお答えいたします。
まず、ICT技術を活用した英会話交流事業についてでございますが、桜川市総合戦略の一つの事業に位置づけられたものでございます。インターネットの無料ビデオ通話ソフト、スカイプを利用し、海外の学校の子供と桜川市の子供が英語で交流しようという試みでございます。国際交流事業とは別に、子供たちの英語教育の充実と国際理解、国際感覚を高めるための事業でございます。
今後でございますが、まずこのスカイプをすることによって子供たちの英語力を上げたい、それと積極的に外国の方とコミュニケーションをとる能力、姿勢をまず醸成していきたいと、それから関係部署と協議して、その後の事業については検討していかなければならないというふうに考えております。
〇議長(高田重雄君) 9番、市村香議員。
〇9番(市村 香君) では、今のところは教育のほうの独自の英語教育のほうに結ぶということで、直接に今度立ち上げる桜川市の国際交流とはまた別なことで進めていきたいということですね。それはわかりました。
そういうことであれば、そのようにまずは進めていただいて、いずれはこの国際交流というのは、教育や生涯学習、それから経済、環境、スポーツなど全ての事業を取り込む上で母体組織として桜川市国際交流協会が事業として成り立っていくのかと思いますので、いずれはそのようになるように横との連携をしていただければと思います。それをちょっと要望しておきます。
次に、3番目のヤマザクラの里づくりについてですが、まずは先ほど磯部の貴重なヤマザクラの保全、保護のために後継樹の育成に取り組むとのことがご答弁にありました。先ほど市長からもご挨拶いただきましたけれども、挨拶の中でよく言う吉野の桜に負けない桜川のヤマザクラの里づくりを進めていきたいとおっしゃっております。それにはやはり10年、20年、50年と長い時間をかけて取り組む事業だと私は思っております。第2次総合計画に盛り込まれた重点項目で、新年度からヤマザクラ課もできるようですが、私は余り桜のことは知らないのですが、ヤマザクラは全てDNAが異なるというふうに聞いておりますが、そういう貴重なヤマザクラの後継樹をどのように育成するのですか、伺いたいと思います。
〇議長(高田重雄君) 井上副市長。
〇副市長(井上高雄君) ご答弁を申し上げます。
議員ご案内のとおり、ヤマザクラは1本1本異なったDNA構造を持っていることが特徴というふうに言われております。科学的にはそのような形で今研究がなされているところだと伺っております。
現在、桜の専門家や樹木医等に桜川市のヤマザクラについてかかわっていただいております。専門家の方の知見を活用いたしまして、最適な方法で育成をしてまいりたいと、これまでご指導をいただいた中で申し上げますと、現在桜川市にある貴重なヤマザクラのDNA構造を持つ後継樹を育成するためには、接ぎ木という方法で後継樹をつくるというのが一般的な方法なのかなというふうに考えてございます。いずれにいたしましても、密接にご指導等を賜りながら、確実な方法で後継樹の育成をしてまいりたいと考えてございます。
〇議長(高田重雄君) 9番、市村香議員。
〇9番(市村 香君) そういうことであれば、やはり地域の環境整備と桜の苗木の後継樹の育成が必要だということです。環境整備については、皆さんみんなでボランティアでできますけれども、今のことを考えますと、やはり担い手もだんだんと高齢になってきて、やはり先ほど私も質問の中にありましたように、20年先を見据えた担い手育成も重要になるかなと思います。
真壁高校生と一生懸命協力し合って、いろいろご協力をいただいているようですが、今後は、高校生に限らず、中学校の生徒さんや小学生の皆さんに協力を得て、育成が必要なのではないかなと思っているのですけれども、こういうところで何かちょっと予算が計上されたような気もするのですが、教育委員会としては小学生、中学生対象にしては何かあるでしょうか、ご答弁をお願いします。
〇議長(高田重雄君) 宮山教育部長。
〇教育部長(宮山孝夫君) 市村議員さんの質問にお答えします。
ヤマザクラの花咲く里づくり事業でございますが、市内の小学校3年生を対象にヤマザクラの種から育て上げて、6年生になったときにその苗を記念として植樹する体験学習でございます。そのための消耗品等の予算をことし計上しているところでございます。
桜川市の貴重な資源でありますヤマザクラを再生し、数をふやして、全国的に桜川市イコールヤマザクラと連想させるこのまちづくりを子供たちがみずから体験することで、進学等で一旦はふるさとを離れても、市内外の人とのつながりの中で将来は戻りたいというような意識を醸成していければというふうに考えております。今後のヤマザクラを再生し、育成していくための環境整備につきましては、関係部署と連携をしながら進めていかなければならないというふうに考えております。
〇議長(高田重雄君) 9番、市村香議員。
〇9番(市村 香君) わかりました。
ヤマザクラに関しましては、平沢、磯部のヤマザクラから発信しているかと思いますが、今後はそこから雨引山、羽田山、つくし湖方面へと北から南にりんりんロード等を通じて桜川市全域で取り組んでいく課題だと思っておりますので、これからも市民ボランティア活動の支援や行政区と連携して実施していただければと思っております。
それで、この質問はあれなのですが、実は今、宮山部長のほうからご答弁がありましたが、桜川市の平沢、磯部のほうによく精通している女性の方から、ぜひこのようなご提案をしていただきたいということで、桜のことなので、ご意見がありましたので、ちょっとここでご提案したいと思います。
その方は、やはり桜川市が真のヤマザクラの里づくりをするとしたなら、市民がやはり一緒に楽しく参加できて、20年、50年と長きにわたり継続して次世代につないでいくことが大切だと思うのだと、そこで提案したいというのは、1つは、お祝いの節目に記念樹を植えていただくというのはどうか、例えば赤ちゃんが生まれたらお祝いにヤマザクラを市がプレゼントとして植樹をしていただく、同じように小学校入学、卒業記念に学年ごとに1本を植えていただく、中学校の卒業記念にも市が指定したヤマザクラを植えていただく。そして、その土地につきましては、市や区が場所や山を指定していく。そして、節目ごとにイベントを企画し、桜川市から巣立っていった子供たちが帰省して、さらに桜の育ちぐあいを見る機会を市がイベントとして取り上げる。そうすれば最後に地域づくりの連鎖していくまちの姿を描くことができるのではないかなというようなことをご提案してください。一言提案してくださいと言われました。
そういう意味で、それにはやはり先ほど宮山部長がご答弁していたのはこの方はちょっと違うのですが、やはりそれに携わる担い手として、やはり小学3年生から4年生を対象にすることが重要だとその方も言っております。
そこで、地域の案内人として育成して、桜少年や少女大使の任命や桜の後継樹の育て方などを勉強するクラブをつくる。勉強の中から命の大切さや環境課題、ふるさとのよさなどを感じてふるさと回帰を促していくと、そういうことを言われました。私もすごくいいなと、そうすると山の整備されていくと、そして輪廻、回っていくそういう地域づくりが必要かなと思ったので、私もとてもすばらしいということなので、質問というよりはご提案という形でさせていただきました。そういうところで再度、こういうご提案がありましたけれども、一言市長と教育長にそういうことに関してどのようにお考えか、ちょっと聞かせていただきたいのですが。
〇議長(高田重雄君) 大塚市長。
〇市長(大塚秀喜君) その辺を実践していくのがヤマザクラ課でありますので、ぜひ検討していきたいというふうに思っております。
〇議長(高田重雄君) 梅井教育長。
〇教育長(梅井髓j君) 今、ご提案いただいた内容につきましては、今市長答弁のとおり、ヤマザクラ課というものとよくご相談させていただきながら考えていきたいと思います。
〇議長(高田重雄君) 9番、市村香議員。
〇9番(市村 香君) ありがとうございました。ぜひよろしくお願いしたいと思います。
次に、4番目の高齢者が扱いやすい可燃物用ごみ袋の導入ということですが、少ない量でもコストが同じだということで、しばらくの間は30リットルに入れてもよいということですが、なるべく早いうちに、現在10枚入りというのを20枚入れにするとかにして、倍の枚数にしてコストを下げて、20リットルのような袋ができるようにお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。よろしくお願いします。
〇議長(高田重雄君) 安達市民生活部長。
〇市民生活部長(安達 誠君) 先ほども答弁しましたが、30リットルは5%しか販売されていないのです。ということは、商工会で在庫を抱えているのです。それなのでつくれないという状況なのです。それなので、申しわけないのだけれども、30リットル用の袋を使って、口いっぱいにならなくても、それで縛って出していただくというような方法でしていただきたいと思います。
また、販売しているのは商工会なので、これについては今市村議員さんから言われたのを商工会のほうに話しまして、在庫状況を見ながら、今後はその小さい袋を作成できるかどうか、前向きに検討したいと思います。よろしくお願いします。
〇議長(高田重雄君) 9番、市村香議員。
〇9番(市村 香君) ぜひともよろしくお願いいたします。
まさかその30リッターが在庫を抱えているというのは知りませんで、申しわけないのですが、私も生ごみが30リッターがあるというのは本当に知らなかったのです。45リッターと、危険物も30なので、そちらのほうばかり考えていましたので、当面は30リッターで対応するということで了解しました。
最後になりますけれども、5番目のデジタルということです。聞きづらいというのは、緊急時の消防署の声だということが理解できましたので、それにつきましては了解しました。
ところで、先ほど防災の聞き取れない場合の災害通報の電話のことですか。私、以前の一般質問のときに、電話回線ができるのであれば、緊急で問い合わせをするので無料化にしてほしいということを伺いましたが、そのときは予算がないということで断られました。今回、またさらにデジタル化で整備されたわけですから、聞こえない人にはやはりサービスが必要かなと思いまして、ぜひとも無料化にできればと思うのですけれども、そこはいかがでしょうか。
〇議長(高田重雄君) 安達市民生活部長。
〇市民生活部長(安達 誠君) お答えします。
これにつきましては、以前、市村議員さんのほうから確かに要望はありました。それで、昨年度から市民からたくさん要望もありまして、実はことし4月からフリーダイヤルに変更して、通話料を無料にする予定でございます。新年度予算に約18万円の予算を計上しましたので、よろしくお願いしたいと思います。
問い合わせの電話番号が変更になりますが、この新しい番号につきましては、後日改めて広報や回覧で市民にお知らせしたいと思います。
以上です。
〇議長(高田重雄君) 9番、市村香議員。
〇9番(市村 香君) ありがとうございます。ぜひフリーダイヤルにするということで安心しました。
これで私の一般質問を終わりにさせていただきます。
〇議長(高田重雄君) お疲れさまでした。
これで市村香君の一般質問を終わります。
続いて、4番、萩原剛志君。
〔4番(萩原剛志君)登壇〕
〇4番(萩原剛志君) 4番議員、萩原剛志です。ただいま議長の許可をいただきましたので、通告に基づきまして質問させていただきます。
私の質問は2点についてですので、短時間で終わると思いますので、休憩は入っておりませんけれども、もう少々おつき合いいただきたいと思います。
初めに、絆メールの導入について質問いたします。絆メールとは、妊婦に乳幼児の保護者が安心して、出産や子育てができるように、おなかの赤ちゃんの様子や産後のお子さんの成長、健康、食事などのアドバイス、子育てサービスなどのタイムリーな情報をメールによって提供するサービスです。茨城県内でも実施している市町村が出てきているようですので、桜川市としても導入してはどうでしょうか、市の見解をお伺いいたします。
2番目としまして、高齢者ドライバー対策について質問いたします。高齢者ドライバーによる事故が昨今頻繁に報道されていまして、高齢者ドライバーの死亡事故を減らすことなどは喫緊の課題だと考えております。ニュースでも高速道路を逆走したとか、コンビニに突っ込んだとか、駐車場から転落したとか、栃木の自治医大病院でも84歳の男性の乗用車が暴走し、女性3人が死傷するなど重大事故が相次いで報道されております。
茨城県警発表の昨年12月の交通事故、交通死亡事故発生状況を見ますと、県内で高齢者の関係する交通事故の発生件数は3,367件、死者数が73人だそうです。死者数は27年より4人ふえています。交通事故全体のうち高齢者がかかわるものは32.2%、死者では48.7%に上っています。桜川市では高齢者関係の事故は3件中1件、2名の方が亡くなっています。また、原因としては、脇見、漫然、運転操作、一時不停止、逆走などで一般の方と比べるとスピード違反や飲酒運転は少なくなっていますが、高齢者にありがちな認知機能の低下が原因と見られる事故が多いと思われます。運転に不安を感じた高齢ドライバー、また周囲が運転させるのは危険だと思われる状況のドライバーには、免許証を自主的に返納させることも積極的に進めていく必要があると思います。
しかし、免許証を返納することは、移動手段がなくなるということで、交通システムの整った都会と比べ、大変不便となりますので、どうしても免許を持ったままでいたい、運転はしたいという気持ちもよく理解できます。
そこで、桜川市としては高齢者が自家用車の運転を諦めても気軽に安く使え交通手段を提供し、また荷物を運んだりする場合の手助けができるような仕組みをつくるなどして、高齢者の悲惨な事故を防止できるような施策に取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
自主返納すると免許証と同じように本人確認書類としても使える運転経歴証明書をいただけるそうですが、これを提示することにより、タクシー会社や飲食店などで割引サービスが受けられるといった政策を行っている自治体もあります。また、タクシー券の配布や買物代行、さらに使いやすい循環バスやデマンド交通、自家用車を使った有償旅客運送事業など、高齢者がみずから危険を冒して運転しなくても、必要なときに乗れる交通手段を整備していただきたいと思いますが、いかがでしょうか、市の答弁をお伺いいたします。
〇議長(高田重雄君) 萩原剛志君の質問に対する答弁を願います。
飯嶋保健福祉部長。
〔保健福祉部長(飯嶋京子君)登壇〕
〇保健福祉部長(飯嶋京子君) 萩原議員の1点目、絆メールの導入についてのご質問にお答えいたします。
絆メールは、妊娠が判明してから妊娠期、出産、育児のアドバイスなど行政の子育て支援の情報配信を行うため、平成27年7月に県内で11の市町村が配信を始めています。平成28年7月においては、9市町村でございます。桜川市での母子保健事業は、妊娠届があった時点で母子手帳を交付し、妊婦、乳児、医療機関、委託健康診査の受診票を発行しております。妊娠届と同時に、要支援妊婦を把握し、筑西保健所管内の産科医療機関との連携のもと、必要に応じて訪問、電話などにより出産及び子育ての支援を行っております。
また、初めて出産する夫婦を対象としたパパママ教室の開催、全出生児を対象とした母子訪問事業、各種乳幼児健康診査を実施し、出産や子育ての不安やストレスの軽減を図り、産後鬱や乳幼児虐待の予防を行っております。本年4月より新規事業として5歳児健康相談を導入し、安心して就学できる体制に取り組んでまいります。
絆メールは、家庭や地域から孤立を防止して、妊娠中の不安や出産、子育てのストレスなど、近くに相談する人がいない場合、タイムリーな情報が得られる点で有効な手段と考えられます。コストや導入効果等を精査して検討させていただきたいと考えます。
以上でございます。
〇議長(高田重雄君) 続いて、安達市民生活部長。
〔市民生活部長(安達 誠君)登壇〕
〇市民生活部長(安達 誠君) 萩原議員さんの2点目、高齢者ドライバー対策についてのご質問にお答えします。
高齢者の交通事故は、ニュースなどでも取り上げられているとおり、全国各地で大きな社会問題となっています。桜川市においては、平成28年中に発生した交通人身事故134件のうち、65歳以上の高齢者が第一当時者となる事故は28件、約21%で、茨城県全体の32.2%と比べると比較的少ないほうではありますが、高齢化社会が進む中、高齢者による交通事故の増加が予測されることから、今後さらに高齢者の事故対策が急務となってまいります。
しかし、桜川市においては電車やバスなどの公共交通が発達していないことから、日常生活における移動手段としてどうしても自動車やバイクは欠かせないものとなっておりますので、高齢者の交通事故はなかなか減らないのが現状であります。
そこで、市では、車に乗らない方の日常生活の移動手段として、バスなど公共交通のかわりとなるデマンド型乗合タクシー運行事業を平成22年4月から導入し、交通弱者対策を進めてきました。そして、この事業を活用し、高齢者の交通事故対策として、免許証の自主返納を促進するため、平成25年4月から70歳以上の高齢者を対象に、高齢者運転免許証自主返納支援事業を実施しております。この支援事業は、自主的に免許証を返納した高齢者に対し、デマンドタクシー券9,000円分、1回300円の乗車券30回分と運転経歴証明書の交付手数料1,000円を補助する事業であります。これまでの実績は、平成25年度が26件、平成26年度は37件、平成27年度は33件、平成28年度は2月末現在で64件の申請がありまして、合わせて160人の高齢者が自主的に運転免許証を返納されております。この高齢者運転免許証自主返納支援事業につきましては、今後も高齢者の交通事故対策として実施していきたいと考えております。
なお、自家用車にかわる交通手段につきましては、現在企画において桜川市地域公共交通網形成計画の策定を進めておりますので、この中でタクシーの利用補助やコミュニティバスの導入など、桜川市の今後の公共交通ネットワークの整備や具体的な対策の推進を図っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
以上でございます。
〇議長(高田重雄君) 続いて、横田市長公室長。
〔市長公室長(横田藤彦君)登壇〕
〇市長公室長(横田藤彦君) それでは、萩原議員さんの交通手段の確保対策についてお答えをいたします。
桜川市にとって高齢者や子供たちといった交通弱者の移動手段を確保することや来訪者が利用しやすい公共交通を構築することは、議員さんご指摘のとおり市の重要な責務と考えております。市では公共交通の基本計画となる桜川市公共交通網形成計画において、今後広域連携バスを基幹ルートとするとともに、デマンドタクシーを再編し、基幹ルートを補完する巡回車両の運行やタクシー利用券の導入を検討してまいりたいと考えております。
将来的に、地域公共交通の役割がさらに大きくなることが想定されますので、議員ご指摘のとおり、その確保や充実、利便性の向上に取り組んでまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(高田重雄君) 答弁が終わりました。
再質問があれば質問願います。
4番、萩原剛志議員。
〇4番(萩原剛志君) 初めに、絆メールの件ですが、平成27年7月現在で11の市町村が配信していて、平成28年7月では9カ所になったというような答弁でありましたけれども、どこの市が減ったのか、またその減った理由などがわかればご答弁お願いしたいと思います。
〇議長(高田重雄君) 飯嶋保健福祉部長。
〇保健福祉部長(飯嶋京子君) 萩原議員のご質問にお答えします。
27年の実施市町村でございますが、大子町、茨城町、城里町、下妻市、古河市、美浦村、つくば市、河内村、取手市、龍ケ崎市、常陸太田市の11市町村が開始したのでございますが、現在2市町村が配信を中止しております。その2市町村でございますが、河内町と城里町でございます。両町とも登録者が少なかったため、廃止したとのことです。
〇議長(高田重雄君) 4番、萩原剛志議員。
〇4番(萩原剛志君) この絆メールの件ですけれども、現在県内9カ所ということでありますけれども、先ほどもありましたように、子育て世代の、また赤ちゃんをこれから産み育てる方々が孤立しないように、今特に若い方はスマホとか、あとインターネットを活用してさまざまな情報を得るようになっていると思いますけれども、こういったメールを通じての絆メールという事業に関しては、今の現代社会においても非常に有効であると思われます。県内では現在9市町村ということでとどまっておりますけれども、この辺もよく検討していただいて、できる限りそのサービスが提供できますようにお願いしたいと思います。
続きまして、高齢者のドライバー対策の件ですけれども、高齢者のほうも、先ほど市長公室長のほうからもありましたけれども、桜川市の今公共交通会議を開いて、新たな桜川市の公共交通を今整備していく計画をしていただいているところでございますけれども、この辺に関しましては、前回の質問でも質問しましたので、詳細は質問いたしませんけれども、いずれにしましてもさまざまな方がこの公共交通を利用される中で、特に今回に関しましては、高齢者のドライバー対策ということで、問題が直面する非常に重要な対策でもありますので、この辺も踏まえまして、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。
この免許を返納してもらう機会をつくるに当たっても、しっかりと市のほうでもある程度アピールをさらに強化していただくなどの方法をとるとか、あとはさらなる自主返納をしやすいような特典を用意するとか、そういったことも考えていただきたいと思います。特にキャンペーンを持つなどそういったことも力を入れていただきたいと思いますけれども、その辺に関してはどのようにお考えかお伺いいたします。
〇議長(高田重雄君) 安達市民生活部長。
〇市民生活部長(安達 誠君) それでは、萩原議員さんの質問にお答えします。
まず、免許証返納の件数なのですが、これについては桜川警察署のほうで免許更新時に返納の啓発チラシを渡して行っています。
それから、免許返納する方、高齢者、実は私のところに以前3名の方が相談に来ました。免許証の返納をしたいのだけれども、できない事情があるのだと、それはなぜかというと、免許証返納したときには9,000円までデマンドタクシー券をもらえるから、一時的にはそれで助かると、ただしその後が続かないと、なぜかと聞いたらば、奥様が病院に通うのに1週間に数回行かなくてはならないと、デマンドタクシーで行ったらどうかといったらば、デマンドタクシーは乗り合いなので、時間が読めないということで、そんなことで返したいのだけれども、返せない状況があるということなので、これについては先ほどご指摘あったように、今後、タクシーの助成券とかそういったものが実施されれば、返納する方がふえるかと思います。
今後の啓発については、桜川市の交通課と協議して、それからさらに桜川市の交通安全協会ともこの件については協議してございますので、積極的に自主返納を進めていきたいと思います。
以上です。
〇議長(高田重雄君) 4番、萩原剛志議員。
〇4番(萩原剛志君) 今、部長からも答弁いただきましたように、返したくても返せないという本当に切実なものがあると思います。でも、それには危険も隣り合わせということもありますので、その辺も踏まえて今後の公共交通に関しても、十分取り組んでいただきたいと思います。
以上で質問を終わります。
〇議長(高田重雄君) これで萩原剛志君の一般質問を終わります。
〇散会の宣告
〇議長(高田重雄君) 以上で本日の日程は終了しました。
本日はこれで散会します。
ご苦労さまでございました。
散 会 (午後 2時37分)