平成28年第3回桜川市議会定例会議事日程(第2号)
平成28年8月31日(水)午前10時開議
日程第 1 一般質問
〇出席議員(17名)
1番 谷 田 部 由 則 君 2番 大 山 和 則 君
3番 榎 戸 和 也 君 4番 萩 原 剛 志 君
5番 鈴 木 裕 一 君 6番 仁 平 実 君
7番 菊 池 伸 浩 君 8番 風 野 和 視 君
9番 市 村 香 君 10番 小 高 友 徳 君
11番 飯 島 重 男 君 12番 小 林 正 紀 君
13番 増 田 豊 君 14番 潮 田 新 正 君
15番 相 田 一 良 君 17番 増 田 昇 君
18番 林 悦 子 君
〇欠席議員(1名)
16番 高 田 重 雄 君
〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
市 長 大 塚 秀 喜 君
副 市 長 井 上 高 雄 君
教 育 長 梅 井 驕@男 君
市 長 公 室 長 横 田 藤 彦 君
総 務 部 長 稲 川 潤 君
市 民 生活部長 安 達 誠 君
保 健 福祉部長 飯 嶋 京 子 君
経 済 部 長 古 橋 正 充 君
建 設 部 長 井 坂 徹 君
上 下 水道部長 石 川 文 雄 君
教 育 部 長 宮 山 孝 夫 君
会 計 管 理 者 野 沢 英 俊 君
〇職務のため出席した者の職氏名
議会事務 局 長 鈴 木 孝 君
議会事務局書記 宮 田 充 夫 君
議会事務局書記 仲 田 浩 司 君
議会事務局書記 長谷川 勇 貴 君
開 議 (午前10時00分)
〇開議の宣告
〇議長(潮田新正君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席議員は17名であります。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立しますので、ただいまより本日の会議を開きます。
〇一般質問
〇議長(潮田新正君) 日程第1、一般質問を行います。
3番、榎戸和也君。
〔3番(榎戸和也君)登壇〕
〇3番(榎戸和也君) では、事前通告に基づき大きく2つの問題について伺います。イノシシ対策と市長のトップセールスやトップダウンの政治姿勢についてです。
まず、1番目のイノシシ対策についてですが、市は昨年度、鳥獣害対策費として幾ら支出したか、総額と、そのうちの国、県等からの補助額を伺います。
また、今年度、鳥獣害対策室を設置し、再雇用職員1名と臨時職員2名を配置しましたが、費用をかけて採用したこれらの職員の職務は具体的にどのようになっているか伺いたいと思います。
さらに、イノシシの被害に悩む市民の間には、通年捕獲、つまり年間を通しての捕獲を求める声が強いものがあります。県から個体数調整の考え方による通年捕獲の権限の委譲は桜川市にされているのか否か伺いたいと思います。
4番目、被害の深刻さに鑑み、今後、対策費の増額や捕獲報償費を手厚くするなどの支出項目の見直しを検討するつもりはないか伺いたいと思います。
最後に、銃に代わる止めさし方法について検討するつもりはないか伺いたいと思います。
次に、2番目の市長の政治姿勢、政治スタイルについて伺います。
トップセールスを公約に掲げた大塚市政が開始され、間もなく3年が終わろうとしています。そこで、以下幾つかの観点からお尋ねをし、市長の政治姿勢を確認したいと思います。
まず、大和駅北地域の開発についてですが、昨年6月、国道50号線南の長方地内に大型ショッピングセンターが来るとして、測量費や設計費等に要する1億2,400万円の補正予算を通過させました。そのときの説明では、今年度、平成28年度には11億円をかけ幹線道路と調整池を整備するとしており、その11億円には用地取得費や立ち退き補償費、埋め立て費用などは含まれておりません。これだけの大きなプロジェクトの補正予算を通したわけですから、その前提となっていた大型ショッピングセンター開発業者との協議が現在どうなっているか、改めて確認したいと思います。
次に、隆仁会山王病院への指定管理について伺います。隆仁会を病院再編の枠組みに加えることになった経緯はどのようなものか。特に誰が、この枠組みに先鞭をつけたのか明らかにしていただきたいと思います。
さらに、指定管理に必要な市と隆仁会との協定締結に向けた現時点までにどのような交渉が行われているか、簡潔にご説明を願います。
3番目、市長が全ての区長のところに出向き話を聞いているとのこと、この全区長訪問について伺います。その話し合いで出た要望に基づき、それに応える形で今議会に約6,000万円の補正予算が上程されております。3月の本予算でなく、補正でこのような予算をつけることにしたのはなぜか伺います。
4番目、ブルガリア訪問について伺いますが、8月22日に友好交流都市協定書が我々議員に提示されました。よって、それも踏まえての質問としたいと思います。
まず、訪問団員数と団員構成は現時点でどうなっているか伺います。
次に、友好交流都市協定についての質問です。協定書については、これを3カ国語で書いているからかもしれませんが、日本語で書かれたものは表現が少し練られていない気がします。推敲するつもりはあるか伺います。
また、3番目ですが、協定書が提示されていますので、今は協定書の中身については、この質問では結構ですが、しませんが、今後の交流に要する費用、さらに交流の中身や体制については具体的にどのようなことを想定しているか伺います。
以上3点、ブルガリアについて伺います。
5番、タトゥーを入れた職員の採用について伺います。リオオリンピックでは、たくさんのタトゥーを入れた選手を見ました。また、さきに大阪市の橋下市長が、タトゥーを入れた職員の調査を行い話題となりました。表現の自由や、一方で入浴施設にある「紋入りの方お断り」などという注意書きに見るように、日本の入れ墨に対する通念もあって、なかなか難しい問題です。市長は、タトゥーを入れた職員の採用についてどう考えているか、所見を求めます。
最後に、トップセールス下で財政健全性の確保についてどのようになっているか、そこについて伺いたいと思います。合併特例による普通交付税の優遇措置が解除され、市の推計によれば、今年度から平成33年度までの5年間で予算規模にして13億5,000万円が減ると試算されております。こうした中、市長のトップセールスとトップダウンの市政運営により、桃山中への小中の統合、市立病院建設、大和駅北地域開発で総額約120億円の支出が見込まれております。こうした中で財政の健全化は保てるのかお伺いしたいと思います。
答弁によっては、自席にて再質問させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
〇議長(潮田新正君) 榎戸和也君の質問に対する答弁を願います。
まず最初に、古橋経済部長。
〔経済部長(古橋正充君)登壇〕
〇経済部長(古橋正充君) それでは、ただいま榎戸議員からのご質問につきましてお答え申し上げます。
毎年、イノシシによる被害には大変苦慮している状況でございます。昨年度、60日間の有害鳥獣捕獲期間と狩猟期間を合わせまして633頭のイノシシを捕獲しております。今年度は1回目の有害鳥獣捕獲期間114頭、そして現在、今まで第2回目の有害鳥獣捕獲を実施しており127頭、合わせまして241頭を捕獲しております。依然として農作物への被害や畦畔またのり面の掘り起こし、庭先にイノシシが出て荒らされているというような被害報告が数多く寄せられている状況でございます。
平成27年度の有害鳥獣対策事業費の歳出総額といたしましては1,491万5,351円となっております。歳入につきましては、国からの補助金が285万4,000円、東京電力からの原子力損害賠償金380万5,804円を合わせまして665万9,804円でございます。差し引きの825万5,547円が一般財源からの負担となっております。
支出した補助対象経費の内訳から申し上げますと、有害捕獲期間中に捕獲いたしましたイノシシ188頭に対しまして241万4,000円を解体謝礼として捕獲隊へ支出しております。このうち鳥獣被害防止緊急捕獲等対策事業補助金112万6,000円を充当しております。
次に、桜川市鳥獣害対策協議会が主体となったワイヤーメッシュ整備費でございますが、172万8,000円を市が東日本大震災農業生産対策交付金を受け、同協議会へ補助金として支出をしております。
続きまして、補助対象外の経費でございますが、一般財源から支出した内訳でございますが、有害鳥獣捕獲隊へ捕獲事業の委託金といたしまして429万6,240円、環境センターへの運搬委託費23万880円、環境センターへの焼却施設使用料4万7,600円、その他消耗品として支出しております。
次に、狩猟期間の捕獲報償費としましてイノシシ445頭分、349万2,000円を茨城県の猟友会桜川支部へ支出しております。
次に、農地のイノシシ被害対策補助金としまして、侵入防止柵86件に対し199万4,400円、わな猟の免許取得費9件に対しまして13万5,000円となっております。その他市協議会の委員報酬並びに猟友会へ補助や茨城・栃木鳥獣害広域対策協議会負担金としまして11万5,000円となっております。
2番目の鳥獣害対策のために今年度より採用した臨時職員はどのように機能しているかのご質問についてお答えをいたします。4月から農林課内に有害鳥獣対策室を設置しまして、週5日を行政専門員1名並びに非常勤、臨時職員2名により常時2名体制でイノシシ被害対策業務を行っております。従来のイノシシ対策を補完するための現場作業を中心に対応しておりますが、これまでの業務内容としましては、1点目として有害鳥獣による被害対策に関する業務としまして、主にイノシシ被害に関する相談や被害防止対策のアドバイスなどを中心に現場確認、また状況調査を実施し、報告書としてまとめ上げております。現在までの件数で申し上げますと、被害相談が24件、相談内容につきましては被害現場を確認し、猟友会へ情報をつなぎ、有害捕獲期間中のわなの設置など現場対応を要請しております。
そのほか農業者の方から申請が上がりました侵入防止柵の集落点検が78件、イノシシ以外にハクビシンやタヌキ以外の対応が13件ございました。現在は、有害捕獲期間中に捕獲解体したイノシシを環境センターに運搬業務を実施しております。また、事務作業としましては、有害捕獲期間中や昨年度の狩猟期間中におけるイノシシの捕獲場所や捕獲頭数をまとめるとともに、侵入防止柵の補助金を交付した箇所を地図上にまとめ上げる事務を中心に対応しております。
2点目といたしましては、将来的には対策室職員が狩猟免許を取得し、被害の連絡があった場所及び猟友会でカバーできない地域の箱わなによるイノシシ捕獲ができればと考えております。
3点目のご質問の通年捕獲でございますが、野生鳥獣の捕獲の方法としましては、狩猟による捕獲と許可捕獲の2つがございまして、許可捕獲につきましては有害鳥獣捕獲の許可の権限が桜川に移譲されております。しかしながら、個体数調整についての権限は桜川市に移譲されておりません。
4点目の対策費の増額や支出項目の見直しの検討でございますが、昨年度の有害鳥獣対策費の歳出総額をご説明申し上げましたが、平成28年度当初予算では、歳出総額1,922万5,000円となっております。このうち補助金や賠償金などによる歳入が667万1,000円を見込み、一般財源からの負担は差し引きで1,255万4,000円となっております。前年度予算当初と比較いたしますと、有害鳥獣対策室の人件費や防御対策及びイノシシ捕獲のための経費を拡充したことにより増額となっております。苦情につきましては、猟友会が主体となって有害鳥獣捕獲期間や狩猟期間において、わなや銃器によるイノシシの捕獲を強化してまいりましたが、一方で県では鳥獣被害防止特措法に基づきまして市の被害防止計画に基づく捕獲や実践的な活動を行う鳥獣害被害対策実施隊の設置を推進しております。実施隊には、さまざまな優遇措置が拡充をされておりますので、今後、猟友会の方々との意見を伺い、実施隊の設置に向けた協議を進めてまいりたいと考えております。また、地域ぐるみで被害防止や捕獲に取り組めるよう、各地域でも狩猟免許を2名から3名の方に取得していただけるよう推進してまいりたいと思います。
続きまして、2点目の止めさしの方法についてでございますが、桜川市では猟友会、また捕獲隊の協力を得まして有害鳥獣捕獲期間60日と11月15日からの狩猟期間を実施しております。捕獲のための業務は、おもにくくりわなや箱わなが用いられ、くくりわなの止めさしにつきましては、銃器による止めさしが大半となっております。箱わなの場合は、銃器のほかに電気止めさし器も使用している状況でございます。銃所持者の減少も懸念される中で、銃器以外の方法で安全に、確実に止めさしできる方法につきましては、今後、先進事例を調査研究し、行ってまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(潮田新正君) 続いて、井上副市長。
〔副市長(井上高雄君)登壇〕
〇副市長(井上高雄君) 市長の政治姿勢、政治スタイルについて、市長にご質問をいただきました。
〔「何で副市長なの」の声あり〕
〇議長(潮田新正君) 答弁聞いてよ、まだ。それから。
〇副市長(井上高雄君) その中に具体的な事務事業の内容がございましたので、事務事業につきましては私以下担当部長からご説明をさせていただきます。
長方地区内の準工業地域におけるショッピングセンター構想につきましては、開発事業者において地権者との交渉がなされ、土地に関する賃貸の承諾書を取得している状況と聞いております。
〔「ちょっと待ってよ。相手のことを言ったのは市長自身が言った
んだ」の声あり〕
〇議長(潮田新正君) 市長の答弁もありますよ、この後。
〇副市長(井上高雄君) なお、出店に関してでございますが、民間企業における判断を待っている状況でございますので、現状ではお知らせできる内容はございません。
大和駅北地区開発につきましては以上でございます。
〇議長(潮田新正君) 続いて、横田市長公室長。
〔市長公室長(横田藤彦君)登壇〕
〇市長公室長(横田藤彦君) まず初めに、隆仁会を病院再編の枠組みに加えることになった経緯につきましては、市長より平成27年第1回定例会で榎戸議員からの同様の質問があり、ご説明をさせていただいたかと思いますが、改めて経緯についてご説明をいたします。
公立病院の再編については、筑西市と協議を重ねてまいりましたが、桜川市と筑西市で合意点が見出せない状況にありました。そこで地元選出の白田県会議員にお力添えをいただきながら、当事者である両市長を中心に、橋本知事を初め県幹部及び関係機関の多くの助言、指導をいただき、慎重にその調整を進めておりました。最終的には市長の決断によって、県西総合病院及び筑西市民病院に山王病院を加え、再編することにより筑西市内に新中核病院を整備し、桜川市内に新たな市立病院を整備することが唯一の方法であるという結論に至ったところでございます。
指定管理の締結に向けた隆仁会との協議については、事務方が中心となりまして、桜川市公の施設の指定管理者の指定の手続に関する条例に基づき隆仁会と協議を進めております。決裁が必要な事項につきましては、事務方が起案し、内容に応じて市長の決裁を受けながら進めていくことになります。基本的な考え方は、市長が議会で答弁しております病院経営の赤字補填はしない。猶予期間は設けるが、建物の賃借料はいただくという点を守りながら話を進めております。ただいま申し上げましたことは大枠でございまして、今回の指定管理者との協定については、想定されただけでもかなり多くの協議する点があることから、協定内容については時間をかけ細部まで詰めていく必要があると考えております。交渉事であるため、ご報告できることは少なくなりますが、大枠で合意ができたものについては議員の皆様にお知らせをするとともに、議会で議決をいただく際には協定の内容を細かにご説明したいと考えております。
現時点での進捗といたしましては、他市町村で指定管理している病院の協定書を精査し、指定管理協定に必要な項目の洗い出しを行い、隆仁会に項目の確認をしていただいているところでございます。また、指定管理協定の項目確認や基本設計についての協議など隆仁会として組織で対応いただくため、ワーキンググループや隆仁会としての最終意思決定機関の設置を依頼し、設置をしていただいているところでございます。
次に、ブルガリア訪問についての訪問団員数と団員構成についてお答えをいたします。さきの全員協議会でもご説明をいたしましたが、ブルガリア共和国シリストラ市の訪問は9月12日から9月17日までの6日間の日程で訪問をしてまいります。訪問団員は、市長を含め11名でございます。また、団員構成につきましては、議会議員3名、区長会連合会2名、そのほか2名、それと市長と職員を含め秘書広報課3名で訪問をしてまいります。
次に、2番目の友好交流都市協定の締結についてでございますが、この件もさきの全協でお示しをしたとおり、9月14日のシリストラ市のお祭りの際に友好交流都市協定の締結を行ってまいります。また、協定書の内容については、両市及び両市民は友好交流都市として相互に認識し、文化、教育、芸術、スポーツ、経済、防災など幅広い分野における交流を通じて協力していくという内容でございます。ご質問にありましたこの内容の催行、遂行につきましては、全協でお渡しいたしました内容で協定は臨んでいきたいと考えております。
次に、職員の採用におけるタトゥーの取り扱いについてお答えをいたします。現在実施しております採用試験や面接において、タトゥーについては一切触れておらず、受験資格の欠格事項にも含まれていないのが実情でございます。たしか2年前になるかと思いますが、市民に不安感や威圧感を与えるという理由で大阪市職員の入れ墨禁止が大きな話題となり、現在も交渉中と聞いております。タトゥーについては、全身に及ぶものから、ふだんでは見えない部分に五百円玉まで、いわゆるおしゃれタトゥーと呼ばれるものまであります。図柄、デザインにもよりますが、このようなおしゃれタトゥーが市民に不安感や威圧感を与えるのか、また髪型など自由と同様、職員個人の自由をどこまで規制するかが問題となっております。
しかしながら、社会通念上、タトゥーは社会秩序に反する行為であり、違法性はなくとも、社会的制限が課せられ、多くの国民が好ましくないと思っておりますので、公僕である職員がすべきではないと考えております。
以上でございます。
〔「議長」の声あり〕
〇議長(潮田新正君) 10番。
〇10番(小高友徳君) 今回の一般質問について、通告制を……
〔「時間をとめて」の声あり〕
〇10番(小高友徳君) 時間とめていただいて。
〇議長(潮田新正君) はい、スイッチ。
〇10番(小高友徳君) 通告制があった上で、議会運営委員会を開きまして、この一般質問を通過した経過がございました中で、質問相手としまして、今回の質問は市長ということになっていますし、担当部長というのは入っていません。また、その中で議長はどのように考えているのか。
〇議長(潮田新正君) 執行部で答弁打ち合わせをした結果、より細かく正確に……
〔「議長、ちょっと待って、議長、いいですか」の声あり〕
〇議長(潮田新正君) はい。
〇17番(増田 昇君) この前は、会計管理者に求めたら、答弁者が書いていないからと議長はさせなかったわけです。何で今回させるのですか。このときはよかった、このときはだめだったなんていう話はだめですよ。
〔「議長、議運開いてください」の声あり〕
〇議長(潮田新正君) では、答弁を大塚市長にさせます。
〔「いや、議運を開いてください」「議会としての答えをきちんとし
たほうがいいから、議運でやってきてと言っている」の声あり〕
〇議長(潮田新正君) では、休憩いたします。
休 憩 (午前10時28分)
再 開 (午前10時48分)
〇議長(潮田新正君) 再開いたします。
〇議会運営委員長報告
〇議長(潮田新正君) ただいま休憩中に議会運営委員会が開催され、その協議内容について報告を願います。
議会運営委員会委員長、小高友徳君。
〔議会運営委員長(小高友徳君)登壇〕
〇議会運営委員長(小高友徳君) ただいま開かれました議会運営委員会の会議結果を報告いたします。
ただいま榎戸議員の一般質問の通告が市長に対して答弁を求めておりますので、市長から答弁を求め、また事務的なことについては担当部長より答弁することといたします。
以上で議会運営委員会の報告といたします。
〇議長(潮田新正君) 榎戸和也君の質問に対する答弁を願います。
大塚市長。
〔市長(大塚秀喜君)登壇〕
〇市長(大塚秀喜君) 3番、榎戸議員に答弁させていただきます。
最初に、大和駅北地区の開発についてお答えいたします。先ほど副市長がショッピングセンターの用地の関係について答弁いたしましたが、ショッピングセンターにつきましては開発業者と出店に向けた交渉をしているところでございます。大きな開発でございますので、開発公社においてはショッピングセンター内のテナントを含め社内で検討していただいているところでございます。民間企業のことになりますので、検討の中身について現時点でお話しできることはございません。できるだけ早く皆様にいい知らせができるよう交渉を進めてまいりたいと考えております。今後、進展があれば、公式にお知らせする機会を設ける予定でございます。
次に、山王病院(隆仁会)の指定管理についてのご質問にお答えします。これまで何度となく隆仁会を病院再編の枠組みに加えることになった経緯についてはご説明しているかと思います。私としましては、少ない医療資源を有効に活用すること、桜川市民と筑西市民の医療を確保すること、また両市の将来にわたる財政負担を考えた場合、どのようにしたらこの地域における将来の地域医療を守ることにつながるのか、大局的な見方から考えてまいりました。その結果、県西総合病院及び筑西市民病院に山王病院を加え再編することにより、筑西市内に新中核病院を整備し、桜川市内に新たな市立病院を整備することが唯一の方法であり、市として決定に至ったところでございます。
本件につきましては、平成27年第1回定例会で榎戸議員から同様の質問を受け、平成27年1月15日に皆さんに全協で説明したかと思います。平成26年度から一般質問のたびに民間と組んでというお話ははっきりと申し上げ、議会では具体的な名前は出していないと思いますが、そういう方で進めていきたいというお話をさせていただいておりました。説明はしてきていると思っており、平成27年1月15日に返事はいただいておるというふうに認識しております。ぜひ桜川市のために、地域医療を守るために進めていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
協定書締結に向けた交渉については、先ほど公室長から説明があったとおり、事務的な内容の協議ですので、職員が計画を立てて、開院時期を目途に話し合いを進めております。また、先ほど答弁にもありましたように、赤字の負担はしない。家賃のほうを将来いただくというようなものを基本に置いて指定管理を進めているところでございます。
次に、市長の、私の全区長宅訪問についてでございますが、私が市長就任以来、2度にわたり区長、副区長懇談会を実施しておりました。懇談会形式では限られた時間の中で地域ごとに抱える課題、市に対する意見、ご要望あるいは提案事項など時間をかけて意見交換を行うことは非常に難しいと判断しております。昨年も大和でしたか、3名ぐらいの方がちょっと長くやって、その後、質問はしたかったというようなこともあったのですが、時間が巻いていますので終わってしまったというようなこともございました。本年から新たな試みで訪問するということにいたしました。
今回の訪問では、私どもから伺うということであり、区長、副区長のみならず、地元の役員の方々も含め、幅広く地域の課題や問題点を伺い、市として協力できることなどを地域に提案するなどの成果があったと思います。また、合併以来、各行政区から毎年多数の陳情書や要望書が提出されておりますが、財政的な問題などから全ての要望に対して解決していないのが現状であることは、皆さん、周知のとおりでございます。したがいまして、今回、今まで提出された陳情、要望箇所について個別に訪問し、要望内容を再確認することで、地元から緊急性が高い案件の解決を最優先して整備することで、地域の要望に沿った行政運営が可能になると考えております。今議会の補正予算で計上いたしました平成28年度区長等要望特別枠について、行政区から強い要望であることをご理解いただきたいと思っております。
次に、ブルガリア訪問の中身や今後の費用、体制等についてどう考えているかについてお答えします。4年後の東京オリンピック・パラリンピックを間近に控え、多くの自治体がこの機会を好機と捉え、国際交流を進めて取り組んでいる状況にあると認識しております。桜川市にはブルガリア国との間でこれまでの交流の歴史がございますことから、このような国際化、グローバル化の流れの中で、ブルガリア共和国シリストラ市との友好都市関係を構築したいと考えております。
現在、国や県では、オリンピックを契機とした国際交流の取り組みをスポーツ立国の推進だけでなく、地域の活性化、観光振興等に活用する観点から参加国地域との多様な相互交流を図るホストタウン構想の拡大を強く推進しております。今回、本市が、シリストラ市との協定締結をきっかけに、ブルガリア共和国のホストタウンに手を挙げていくことも視野に入れ、お互い交流を深めてまいりたいと考えております。
茨城県においても、ブルガリア共和国は東京オリンピック前の射撃競技の合宿地誘致に積極的でありますので、今後、県とも連携して具体的な交流を検討していきたいと考えております。費用面については、ホストタウンとして登録されれば、シリストラ市並びにブルガリア共和国のオリンピック選手大会関係者との交流に要する経費について2分の1の額が特別交付税で措置される国や県の財政支援が見込まれるということでございます。また、一般的な国際交流、民間を中心に行われるもので、例えば宿泊についてはホームステイが基本になります。できるだけ費用をかけず末永く交流をしたいと考えております。また、今回、参加の人員が先ほどお話ありました職員3名以外は、皆さん自費で参加していただくということでございます。大変ありがたいことだと考えておるところでございます。
今後の交流の体制につきましては、特別な組織を組むことは考えておりません。現行の組織の中で着実に進めていきながら、市民ベースで盛り上がりができてきた段階で、例えば国際交流協会のようなものを立ち上げて検討していきたいと考えております。また、このたびのブルガリア共和国シリストラ市との交流は、多様な異文化の理解など諸外国との相互理解を一層促進するとともに、桜川市の魅力あるまちづくりの手助けとなるものであると確信しております。
職員の採用におけるタトゥーの取り扱いについてですが、先ほど公室長から説明ありましたとおり、桜川市では職員を新規に採用する際に、タトゥーに関する調査を実施しておりません。以前、職員の入れ墨調査に対する訴訟で話題となりました大阪市では、職員倫理規定規則を制定しており、当規則第2条第2項9号において、入れ墨の手術を受けないことと規定されております。桜川市では、このような明確な禁止規定はありません。規定がないから認めるというわけではありませんが、職員が入れ墨をしていることに対して市民の皆様に認めていただけるとは思いませんので、そのような職員がいると判明したときは、しかるべき指導もしくは、しかるべき措置をしなければならないと思います。また、職員を採用する際にタトゥーを入れていることが判明すれば、不適格原因として対処していかなければならないと考えております。
最後に、財政の健全化についてでございますが、今後の財政状況に関するご質問でございますが、平成27年11月27日開催の第3回臨時議会においてご議決いただいた新市建設計画の変更により、市立病院整備事業、長方・高森地区基幹道路整備事業、小中一貫整備事業といった大規模プロジェクト事業を追加し、平成37年度までの長期的な財政計画をシミュレーションしております。この計画では、平成29年度から平成33年度までの5年間において歳入は約10億円不足すると予測されるため、対応策として財政調整基金の取り崩しを行い、歳入歳出のバランスを図っております。
財政調整基金、市の標準財政規模の5%以上を保持していれば健全と言われております。その金額は6億円ということになります。当市の財政調整基金の残高、平成27年度末現在で35億3,000万円となっており、10億円を取り崩しても基準以上の額を保持できることとなります。この財政計画では、今後増大すると思われる扶助費や道路事業など投資的経費についても考慮しておりますので、市民サービスの低下を招くことはなく、財政の健全性は確保できるものと考えております。
次に、トップセールス下での財政の健全性の確保についての質問でございます。私が現在進めている新市計画に基づく市立病院整備、長方、小中一貫、大規模なプロジェクト事業については、県の関係部局と詳細な協議も行っております。榎戸議員の示されました財政の健全性については、今お知らせしたとおり、健全性を確保できると考えております。また、政治姿勢については、市長就任から私の市政運営の基本の考え方である6つの主要施策として、命と健康を守る、産業を元気にする、観光の活性化、農業振興、教育の充実、行財政の充実の6つの基本姿勢を柱に、今後もトップセールスのもと行っていく所存でありますので、ご理解のほどよろしくお願いしたいと思っております。
〇議長(潮田新正君) 3番、榎戸和也君、再質問願います。
〇3番(榎戸和也君) ブルガリアについてちょっとお伺いします。
9月14日に向こうへ行って署名するとあります。これは、最初は視察してくるということだったので、視察に行って地元に持ち帰って検討することもなく結んでしまうのはおかしいのではないか。そもそもこのブルガリアというのは、岩瀬町の時代に、何度も申しますように亀岡在住の石彫家の細君が公明党員であって、当時の公明党の議員であった議長を務めていた仁平さんという方、こういう方を通して当時の川那子町政のときに議員の一団が視察に行き、それから一般の公明党員を中心に11人ぐらいで視察に行っていると。しかし、具体的なことは何もなかったと。そうした中、これがまたここに、こういう形で出てきたと。これはやはり岩瀬町時代のブルガリア視察と同じように、公明党つながりの流れで視察と協定締結に向かっているのか伺います。
〇議長(潮田新正君) 大塚市長。
〇市長(大塚秀喜君) 決してそういう話ではございません。確かに昨年、一昨年、浅賀さんの工場でブルガリアから石の彫刻家を招いて展示会がございました。そこにお招きいただいたときに、大使が来たというのが始まりでございます。そのときから大使、いろんな形でおつき合い始まりまして、昨年は10周年のほうにも来ていただいたというような流れでございます。ことしの4月に大使館のほうに呼ばれまして、日本のブルガリアの後援会みたいなものの総会がございまして、そこの席にちょっと早く来てくれということで呼ばれたのですが、そんな中でシリストラ市と姉妹都市等を考えたらどうだというようなお話がございました。
ちょっと前もって前段で話は聞いていたのですが、ここ本当に大きな事業が立て続いております。何とか来年とか再来年とか先延ばしできればというふうに考えておったところもあるのですが、今回、大使がいいことは早くやろうと直接言っていただきましたので、今回の結論となっております。それで12月の予算で来年の春ということではなく、臨時でこの間、補正を組んでいただいたということでございます。臨時で補正を組んでいただくということに当たりましては、職員の分はどうぞ面倒見てくださいと。そのほか参加する人員については、私を初め皆さん自費で参加しようというふうなことで今進めております。
また、締結について榎戸議員の質問でありますが、大変申しわけないのですが、これは市長が専決事項でできるということでございます。2つの国際都市との締結に関しては、市長の専決事項ということでございます。ぜひ進めたいと思っております。ただ、議員の皆さんにもご理解いただきたく説明はさせていただいておるところでございます。
〇議長(潮田新正君) 3番、榎戸和也君。
〇3番(榎戸和也君) 市長の専決事項だということですが、普通国に例えれば、条約を締結するのと国会で承認、批准するのは別なのです。これは後々いろんな負担がかかることですから、やはり議会にきちっと承認をもらうような形にしてもらいたいと。それは私の希望であります。
それで、別なほうに移ります。先ほどタトゥーの問題について、しかるべき指導をするというふうなお話がありました。タトゥーを入れたフィリピンの女性と一緒に写る二の腕に同じようなタトゥーを入れた人物の写真がネット上にアップされていました。市長が採用した人物であります。この人物は、在留期間の更新申請などの入国管理手続などを代行していると言われており、時には市長の名代として下館青年会議所などが主催する会合に出席し、大きな赤い花をつけて国会議員らの上座で知事や筑西市長と一緒に写真におさまったりしている人物であります。市長は、市長が採用したこの人物がタトゥーを入れていることをご存じかどうか伺いたいと思います。
〇議長(潮田新正君) 大塚市長。
〇市長(大塚秀喜君) 非常に誰の話なのか、ちょっと具体的に。
〇議長(潮田新正君) 3番、榎戸和也君。
〇3番(榎戸和也君) 写真がネット上に上がっておりますので、それは市長が就任されたときに職員の間あるいはOBの間などにも結構出回っていたようであります。ですから、それは今もいろんなところに保存されていると思います。コピー等は持っております。もしおわかりにならなければ、ごらんいただきたいと。
それから、さっきのいわゆる国会議員よりも上座で座っている写真なども、これもネット上にアップされておりますので。同じ人物であります。
本市の総合戦略絡みのことで、ちょっと遠い話になるのですが……
〔「ちょっと待って、今の質問」「まだ終わっていない」「1問ずつ
終わりに……」の声あり〕
〇議長(潮田新正君) 榎戸議員、それ持っているのか、写真。
〔「写真出せばいい」「一問一答しながら」の声あり〕
〇議長(潮田新正君) まだ決着ついていない。
〇市長(大塚秀喜君) 榎戸議員、写真等を見たことないので、誰の話なのだかわからないのですが。議会で名前出してやっていて……
〇3番(榎戸和也君) では、議会で出します。 さんです。
〇市長(大塚秀喜君) ああ、そうですか。非常に残念なのですが、きょう付で退職という方向で今ちょっと話しております。非常に残念なので、退職留任したいというふうに思います。入れ墨入っているから退職にしたと思われるのもなんなので、ぜひ さんには今月で決めようと思っていたのですが、今の質問できょう付でやめるとなると、入れ墨があって質問があったのでやめたというふうになってしまいますので、本人の名誉にもかかわることだと思いますので、退職は慰留しなくてはならないのかなと今考えているところでございます。
〇議長(潮田新正君) 3番、榎戸和也君。
〔「確証もなしで質問しないほうがいいって」の声あり〕
〇議長(潮田新正君) そこまで。では、続けてください、質問。
〇3番(榎戸和也君) 本市の総合戦略室で策定した桜川市まち・ひと・しごと総合戦略というのがあります。ここにこういうものがあるのですが、我々いただいたものです。ここに国際交流という、先ほどのブルガリアです。こういう項目があって、その前段になるいろんな調査をしたものの中には、そういうのはどこにも入っておりません。ところが、その最後の総合戦略として出てきているのには、それが入っているのです。その中身を見ますと、スカイプを活用した英会話交流事業、海外との姉妹都市提携、姉妹都市からの移住者の受け入れ、姉妹都市への移住の促進と書かれており、また連携先として市内の小中学校、介護事業者、上野沼にある筑西職業訓練協会、フィリピンと、こういうふうにあります。ここに前の私が質問で聞いた議会の議員が、職業訓練協会がある職業訓練センターの事務局長として4月から6月頭まで勤めていました。
この方が、この施設にフィリピンの人を呼んで、何かそこでやるというふうなことをその関係者にお話をしていたという話を私伺いました。あそこの事務局長は、この間の市長の答弁では、向こうの協会長が任命したのだと。そのとおりです。しかし、協会長は言っていました。市長が前の職員を動かして、新しく議員を入れたと。それで大丈夫なのかと協会長は聞いたそうです。大丈夫だと市長は答えたと。そういう流れで、そこに議員が少なくとも2カ月いて、そういう中であそこでフィリピンの人などを呼んで、会合になるのか何なのかわかりませんが、そういうことを計画していたという話をされていたそうです。
この方が、そういういわゆる外国から日本に入ってきたり在留許可を申請したりすることを職業としているということであれば、それはその方と、それからそこに事務局長として入った議員と市長とその辺で一つの大きな桜川の総合戦略がつくられたと。その前、ここにはそのことどこにもないのです。だからこれは、総合戦略のつくった側、あるいはこれ総括は市長公室長です。どこからこれが出てきたのだと。誰がこれをつくったのだと。これはやっぱり市長が入って、この新しいどこにもないものをつくったとしか私は考えられません。ですから、これは場合によっては、それで収入を得ている人は、それに関与している。職員です。ということは、これは市の財政をある面で壟断することではないかと、非常に問題だと私は思っています。市長、どう考えますか、お答え願います。
〇議長(潮田新正君) 大塚市長。
〇市長(大塚秀喜君) 榎戸議員、何が言いたいのだと。何を質問したいのだと。そんな 勘ぐりやめてくれと。広域では、あそこをなくすという方向で動いていると。桜川市の施設で2万人利用していると。これを残そうとするのは市長の役目ではないかと思うのですが、そんな中でぜひ例のやめてしまった議員には続けていただきたかったのですが、いろいろ党なんかの事情で、やはり騒ぎになればやめるということで非常に残念であります。何とか今その事業については続けて、どういう形でか職業訓練協会の廣瀬会長のほうも非常に乗り気でありますので、立ち上がっていくというふうに確信しております。何とかあそこで独立した形で職業訓練協会が運営していけるように、ご協力できるところは協力していきたい、そのように考えているところでございます。
また、総合戦略の中にフィリピンとのというふうな話が入っておりましたが、それについてはぜひ年明け等、教育長を初め桜川市の教育委員会とよく話をしがら進めていきたいのですが、文教厚生委員会のほうで大阪の箕面市、研修に行っていただきました。そこでは、スカイプでニュージーランドとつないでいると。一昨年、つくばで全国市長会、ICTに関する全国の市長会がございまして、そこで箕面市の市長がスカイプについて話をしたということでございます。そんな流れの中で、ぜひ桜川市でもことしの12月には予算を上げて、来年度、桜川市の小学校とフィリピンのどこか英語で授業を行っている学校とスカイプをつなぎたいというふうに考えております。その事業については、ことしの12月に予算を上げさせていただいて、来年度春以降、そういう形で学校に行くとフィリピンの英語のところと直接つながっている。こういう教育をしていきたいと子供たちに語学の勉強を広くさせてあげたい、そういうふうに考えているところでございます。それも必ず私は12月に予算として上げられればと。
ただ、教育長のほうの調整がありますので、来春に始められればいいというふうに私は思っているところでございますが、学校等どこから始まるのか、その辺も含め今後検討していきたい。また、せっかく2万人集まる職業訓練センターでございますので、利用者がある訓練センターでございますので、私はどういう形でか残せるように今後もいろんな形で協力していければというふうに思っております。
〇議長(潮田新正君) 3番、榎戸和也君。
〇3番(榎戸和也君) 私も職業訓練センターを残すということについては賛成であります。ただ、その中身の問題です。
〇議長(潮田新正君) それは通告していないでしょうよ、3番議員。
〔「暫時休憩だよ」の声あり〕
〇議長(潮田新正君) 何でそうやって通告以外の質問するのですか、あなたは。もったいない時間が。
〇3番(榎戸和也君) 市長のトップセールス、市長が山王病院……
〇議長(潮田新正君) 質問を変えてください。
〇3番(榎戸和也君) 山王病院についても、市長が先頭切って交渉しているわけです。
〇議長(潮田新正君) そうやって思いつき思いつきで答弁する必要ないよ、市長。
〇3番(榎戸和也君) では、戻ります。
〇議長(潮田新正君) 戻ってください、原点に。
〇3番(榎戸和也君) 山王病院のことについて戻ります。山王病院についての交渉が、事務方によって今、協定締結に向けて動いているという話は聞きました。しかし、この出だしはトップセールス、まさにトップセールスで市長が向こうの中心の人物と交渉して話が始まったものであるというふうに私は推測しております。今までの説明もそういうふうでした。私は伺いますが、指定管理する相手と桜川市は、ある面では利益相反の関係に立ちます。ですから、こっちがお金をかける。指定管理でいろいろやってもらう。ですけれども、そこにはお金が入りますから、そうすると市長が直接いろんなところで、その協定の内容やら何やらトップダウンですから、こういうふうにしたい、ああいうふうにしたいと。それは、例えばそこで一緒にこういう場で正式に飲み食いをしたというのならいいのです。では、どこかで食事をしながら交渉している、そういうことも多分あるのだと思うのです。そうしたら、そのときの食事代とか何かというのは、どういうふうに処理されているのですか伺います、市長。
〇議長(潮田新正君) 大塚市長。
〇市長(大塚秀喜君) 榎戸議員、本当に 勘ぐりと、もういいかげんにしろと、前向きにやっているだけだと。そこは歯を食いしばって自腹で払っているのだ。いいかげんにしてくれと。
〇議長(潮田新正君) 当然だよ。
3番、榎戸和也君。
〇3番(榎戸和也君) ただ、今申し上げているように、利益相反の関係にもある面で立つということをよく……
〔「そんなこと言っていたら何にも進まないって」の声あり〕
〇3番(榎戸和也君) いやいや、だから……
〔「何にもできないって」の声あり〕
〇3番(榎戸和也君) だから前にも言いましたが、協定の内容をやるときに、職員だけではなくて、もっと……
〔「最低限の話しているでしょうよ」の声あり〕
〇3番(榎戸和也君) 客観的な討議ができるような組織をつくって……
〔「家賃までもらいます。全国でそんな指定管理しているところな
いって」の声あり〕
〇議長(潮田新正君) 榎戸議員、まとめろよ、もうそろそろ。
〇3番(榎戸和也君) ですから、トップセールス、トップセールスというのは、あるいはトップダウンでやるということは、下からいろんなものを、上から大きくは言っていいと思うのです。下からいろいろ積み上がってスムーズに流れるようなやり方をしてもらわないと、みんなトップセールス、トップセールスといろんなところにぼこぼこ穴があいているような、例えば今度の上程されている学校の3億円プラス。普通は調査費をつけて、掘ったりなんかして調査して、その上でどういう学校をつくるかが出てくるわけです。それやってみたら、地盤が悪くて何千万円かかかると。そういうやり方、手順がちゃんと踏まれていないのでこういうことになると。そうすると、議会にとってみれば、25億円で認めたのに、あっと言う間にその1割強が増額になると。
〔「質問の内容が……」の声あり〕
〇3番(榎戸和也君) トップセールスということですから、財政のことですから。
〔「学校なんか関係あんめえよ」の声あり〕
〇3番(榎戸和也君) 財政のことですよ、財政の中身でしょうよ。
〇議長(潮田新正君) 議運の委員長は。聞きます。
〔「市長に冷静に答弁させろよ、それでよかっぺよ」の声あり〕
〇議長(潮田新正君) 質問者の内容が。
〔「そんなに答弁しちゃだめでしょうよ」「ここは議場だよ」の声あ
り〕
〇市長(大塚秀喜君) 学校につきましても、PTAの皆さんと話し合いをした結果、いろんな形で要望が出たということでございます。非常に私も、これについては何とか削れないのかという話もしているところでございますが、協議会の中でいろんな意見が出て、それをくみ上げてきてしまったということでございますので、そこについては理解せざるを得ないのかなと、皆さんにご理解いただくしかないのかなというふうに思っているところでございます。
また、下の話を聞かないということでございますが、その辺につきましては本当にこういう形で行きたいのだけれどもというお話は常にしております。そんな中で、やっぱり職員の皆さん、そこまでできるのかというふうなお話はよく出ます。ただ、相談だけはさせていただいておりますので、そこはご理解いただきたいというふうに思っております。
〇議長(潮田新正君) 3番、榎戸和也君。
〇3番(榎戸和也君) 財政のことですが、現在、全公債残高が153億円、今度の決算書あたりですか。そこで臨時財政特例債が83億円ありますので、それを引くと実質的な公債残高が70億円と。先ほど言った3事業、前に総務のほうでもらった数字では114億円なのです、114.7億円。ただ、今度3億円プラスになりますから、そうするとこういうふうな支出が入ると、結局負担、その元利合わせて負担は私の推計では、さっき言った家賃をもらって、その家賃をどう使うのかという問題があるのですけれども、その問題を私流に解釈すると、負担が約3億円になる。年間3億円。元利、市から出す分です。向こうから入ってくる分ではなくて、市から出す分が年間3億円ぐらいになります、私の計算では。財務のほうで出してきたのは、21億円が家賃からもらったので、そこへ返していくからというような言い方になっているのですけれども、それが妥当なのかどうか私はよくわかりませんので、それは積み立てておくべきだとかいろんな考え方あると思いますから。
〔「わからない質問はしないほうがいい」の声あり〕
〇3番(榎戸和也君) いやいや、なのでともかく普通に考えても……
〔「わかってから質問したほうがいい」の声あり〕
〇3番(榎戸和也君) いや、そこは議論のあるところです。普通に考えても2億円以上、今度だって百十何億円の事業をやるわけです。その中に合併特例債とかいろいろ入っていますが、市が払わなければならない金は2億円、最低でも年に2億円以上かかるのです。25年で50億円、これ最低でもかかります。
ですので、先ほど全区長宅を訪問して、今6,000万円つけたと。まだ終わっていない。もっとつけるわけでしょう。そうすると、そういうふうに出ていく金はどんどんあるわけで、だから今度、上曽もやる。市庁舎もやる。いろいろ出ています。図書館もやる。本当に財政的に私は非常に不安だと、そういうふうに思います。よくその辺は検討して、今後の大きなプロジェクトについては考えてもらいたいと。以上要望です。
〇議長(潮田新正君) これで榎戸和也君の一般質問を終わります。
ここで、暫時休憩いたします。
休 憩 (午前11時23分)
再 開 (午前11時43分)
〇議長(潮田新正君) 再開いたします。
10番、小高友徳君。
〇議会運営委員長(小高友徳君) 先ほど榎戸議員の一般質問また執行部の答弁の中で個人名称等が出ていましたので、これに対して議会運営委員会を用いてちょっと審議したいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
〇議長(潮田新正君) 暫時休憩いたします。休憩中に議会運営委員会を開催いたします。
休 憩 (午前11時43分)
再 開 (午前11時51分)
〇議長(潮田新正君) 再開いたします。
〇議会運営委員長報告(発言の取り消しについて)
〇議長(潮田新正君) 休憩中に議会運営委員会が開かれました。その協議結果についてを報告願います。
議会運営委員会委員長、小高友徳君、登壇の上、報告願います。
〔議会運営委員長(小高友徳君)登壇〕
〇議会運営委員長(小高友徳君) ただいま休憩中に議会運営委員会を開催いたしましたので、報告をいたします。
先ほど榎戸議員の一般質問の中で、質問また執行部の答弁の中に個人名と、また不適切な発言については、桜川市議会として削除することに決定をいたしました。
以上です。
〔「榎戸議員だけ削除するというのですか」の声あり〕
〇議長(潮田新正君) 両方です。
〔「それも削除しなければおかしいからね」の声あり〕
〇議長(潮田新正君) 小高委員長、もう一度。
〇議会運営委員長(小高友徳君) 先ほど議会運営委員会の中で個人名称また市長の答弁の中で不適切、先ほど「 」、これも議事録に載ることでございますし、そういう中で、その文言については削除するということに決定をいたしました。
以上です。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(潮田新正君) 一般質問を続けます。
4番、萩原剛志君。
〔4番(萩原剛志君)登壇〕
〇4番(萩原剛志君) 4番議員、萩原です。ただいま議長の許可をいただきましたので、通告に従い質問させていただきます。
初めに、投票所の削減について質問いたします。桜川市内の投票所が40カ所から20カ所に半減され、削減後初めての選挙である参議院選挙が7月に実施されました。投票所の削減に関しての内容を市の広報紙やホームページでも周知してありましたが、私のところにも投票所半減に関しての問い合わせや苦情などが寄せられました。議会でも担当職員から説明がありましたが、市民の中でも納得されていない方もいるようですので、@としまして改めて削減した理由についてご説明願います。
また、投票所を削減した理由の中で、投票所のバリアフリー化に対応するためとありますが、Aとしまして今後の投票所のバリアフリーなどの改善の内容や計画などをお伺いいたします。
Bとしまして、本来、投票率を向上させるためにさまざまな取り組みをしていただいていますが、今回の投票所の半減によって参議院選挙の投票率にも影響があったのではないかと思いますが、市の見解をお伺いいたします。
2番目としまして、災害対策設備の設置について質問いたします。異例の進路で、昨日、東北地方に上陸した台風10号を初め、9号、11号とことしの夏は頻繁に台風の被害にさいなまれていますが、地震を初め災害に対する取り組みは重要な課題であります。震災以降、災害時の被害をできるだけ少なくできるよう減災や防災の取り組みが行われていますが、公共施設の新たな建設や改修の際に、災害時に対応できる設備を設置する施設もふえてきています。
先日、文教厚生常任委員会で視察研修を実施した北茨城市立図書館も、津波などの災害時に閉館時でも屋上に避難できるような工夫がされていました。ほかでも災害時のためにマンホールトイレやソーラー発電式外灯、かまどベンチなどを設置する施設もふえてきています。桜川市としても、今後は災害時に対応できるこれらの設備などを積極的に導入していただきたいと考えますが、市の見解をお伺いいたします。
3項目めとしまして、イノシシの食用肉としての推進について質問いたします。桜川市内のイノシシによる被害は、今まで出没しなかった場所でも被害が発生していて、私のところにもたびたび市民からの被害の報告があります。市としても、有害鳥獣対策室を新たに設置し、取り組んでいただいていますが、さらなる対策が必要であると考えます。そこで、今回はイノシシの食用肉としての推進についてお伺いいたします。
最近では、ジビエ料理として野生の鹿やイノシシなどを食肉として活用することにも注目され、地域資源として活用する取り組みも行われています。原発事故以来、放射能の影響があり、イノシシの食用としての活用も難しくなっているところです。東日本大震災の原発事故から5年半が経過しようとしているところですが、現時点のイノシシ肉の放射性検査の状況と食用として取り組むに当たっての現状、また県や石岡市、また広域での連携の可能性などについて市の所見をお伺いいたします。
お昼も回っておりますので、簡潔な答弁をお願いいたします。
〇議長(潮田新正君) 簡潔に。
萩原剛志君の質問に対する答弁を願います。
最初に、稲川総務部長。
〔総務部長(稲川 潤君)登壇〕
〇総務部長(稲川 潤君) 萩原議員の投票所の削減についてのご質問にお答えいたします。
@として、投票所を削減した理由については、桜川市は平成17年の合併以来、施行された選挙において市内40カ所に投票所を設置し、選挙を実施してまいりました。しかし、それぞれの選挙区の間に有権者数や投票所までの距離、ポスター掲示場などにおいて不均衡が見られる状況にありました。これらを是正するとともに、行財政改革の一環として投票区の再編を行うことといたしました。投票区の数につきましては、県内他市町村の投票区ごとの有権者数や面積を比較、参考にして、桜川市全体のバランスと公平性を考慮しつつ、平成27年12月に選挙管理委員会を開催し、最終的に20投票区と決定いたしました。
なお、選挙管理委員会で決定するまでに区長会において説明、意見聴取を平成26年、27年度に行い、同じく平成27年度に市内5ブロック、中学校区での地区説明会を開催し、ご意見等をいただき検討いたしました。
次に、Aの投票所のバリアフリーの対応については、投票区数の削減に当たりまして、投票所を新たに編成する過程で投票所への距離、投票区内の有権者数、それと投票所のバリアフリー化、駐車場の確保等の問題点をそれぞれ検討した上で決定したところでございます。
今回、学校、公共施設を中心に投票所として新たに選定しておりますが、ご質問のとおり、バリアフリー化に対応できていない施設もございます。今回の参議院議員通常選挙におきまして、5カ所投票所、坂戸小学校、岩瀬西中学校、南飯田小学校、雨引小学校、桃山中学校にスロープを設置して配慮いたしました。その他の投票所につきましては、今後、必要性を考慮し、順次整備を進めてまいります。
次に、B、今回の参議院議員選挙において投票所を半減したことにより、投票率に影響があったのではないかというご質問については、今回の参議院議員通常選挙における茨城県選挙管理委員会発表の投票率は、県全体で50.8%、桜川市では53.07%でした。また、前回、平成25年の参議院議員通常選挙においては、県全体で49.68%、桜川市では52.15%の投票率でございました。単純な投票率の比較から言いますと、投票区を再編した影響は直接には出ていないと考えております。
以上です。
〇議長(潮田新正君) 続いて、安達市民生活部長。
〔市民生活部長(安達 誠君)登壇〕
〇市民生活部長(安達 誠君) 萩原議員さんの災害対応設備の設置についてのご質問にお答えします。
最初に、市の災害対策についてご説明いたします。桜川市において想定される災害は、地震災害、異常気象による土砂災害や洪水災害、竜巻災害などがありますが、これらの災害のうち特に大規模な災害として懸念される災害は土砂災害であります。本市は市の北部から東部にかけて山々が連なっていることから、県において土砂災害警戒区域、特別警戒区域が156カ所指定されています。この区域には、現時点で923世帯、3,043人が住んでおります。このため市では、関係する47地区を災害対策重点地域として位置づけ、今年度から小中学校などの指定緊急避難所ごとに地区防災計画の策定を推進しているところであります。そして、来年度以降は、土砂災害警戒区域以外の地区においても、地震災害などさまざまな災害を想定した地区防災計画の策定を推進していく予定であります。
ご質問のあったマンホールトイレやソーラー発電式外灯、かまどベンチなどの災害対応設備につきましては、災害対策基本法に基づき地域防災会議が作成する防災基本計画に位置づけされておりますので、指定避難所ごとの地区防災計画を策定する際に、災害応急対応において避難所運営に係る設備としての必要性について個々に検討した上で、施設管理者と協議し、設置可能な設備については地区防災計画に設置を位置づけてまいりたいと考えております。そして、避難所及び防災の拠点となる公共施設などの新設や改修の際は、総合的災害対応設備の設置について、さらに施設管理者と十分に協議、検討し、設置可能な設備については導入の推進を積極的に図ってまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(潮田新正君) 続いて、古橋経済部長。
〔経済部長(古橋正充君)登壇〕
〇経済部長(古橋正充君) それでは、続きまして4番、萩原議員さんの3点目のイノシシの食用肉としての推進についてのご質問にお答えをいたします。
現在、茨城県内におきましては、平成23年12月2日に放射能によりますイノシシ肉の出荷制限の指示が国より出されております。イノシシは野生鳥獣であり、生息域が限定されていないため、市町村ごとの一部地域での出荷制限解除が原則として認められておらず、現時点におきましても茨城県全域での出荷制限の解除の見通しは立ってございません。そのためイノシシ肉の出荷販売などは桜川市内ではできない状況でございます。また、実際に捕獲されましたイノシシの放射能の数値につきましても、捕獲場所や個体の大きさなどにもよりますが、依然として100ベクレルを超える個体があるものが実情でございます。
このようなことから桜川市内におきましては、一般の狩猟者の方が積極的に市内で有害鳥獣の業務委託や1頭当たりの捕獲報償費を設定するなどとしまして、被害を及ぼすイノシシをより多く捕獲してもらうようお願いしているところでございます。被害がふえている状況の中、捕獲にかかわる費用は年々増加しており、国からの補助金や東電からの原子力損害賠償金などを充てまして、なるべく市の負担が大きくならないように対応しております。
一方、県内における食用肉とした活用事例では、石岡市で2006年より旧八郷町の猟友会や商工会などが中心となりまして、各種イベントでイノシシ肉の販売を行うほか、しし鍋を提供する飲食店のマップを作成するなどイノシシ肉を活用した地域振興を行っております。これにつきましては、石岡市の猟友会の会員みずからが専用の解体処理施設で解体を行い、県での放射能の全頭検査を実施することで、石岡市に限り出荷制限が解除されている状態でございます。イノシシの食用肉としての活用推進につきましては、さきに申し上げました放射能の問題もあり、市内ではまだハードルの高い課題となっております。まず、近隣市町村での流通販売やイベント活用などの事例を調査するとともに、イノシシ肉の出荷販売の実現可能について、市も会員である茨城、栃木両県で構成する茨城・栃木鳥獣害広域対策協議会などの連携について調査し、今後、研究していきたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(潮田新正君) 答弁終わりました。
再質問、4番、萩原剛志君。
〇4番(萩原剛志君) 初めに、投票所の件についてご質問いたします。ほかの自治体でも、今、18歳から投票が可能になったということもありまして、投票所を人が集まるところ、若者が集まるところ、そういったところに新たに設置しまして、投票率の向上に向けての取り組みをしている自治体もあるところであります。桜川市としても半分にはなってしまいましたけれども、そういうことも踏まえて、今後新たな投票所を設置するような考え、方向性はあるのかご質問いたします。
〇議長(潮田新正君) 稲川総務部長。
〇総務部長(稲川 潤君) ただいまのご質問にお答えします。
今回、見直しを行いましたので、当分見直すという考えはありません。それはなぜかというと、選挙人の混乱を招きかねないかもしれないので、そういうことを考慮して当分の間は現状で進めたいと考えております。よろしくお願いします。
〇議長(潮田新正君) 4番、萩原剛志君。
〇4番(萩原剛志君) 投票所に関しての半減という部分に関しましては、40が20になったということで、極端な対策であったのではないかというふうに考えるところもあるわけでありまして、今後、その辺に関しても段階的に行うとか、そういったことも今後の取り組みにおいては必要であるのではないかというふうに考えますので、その辺も今後のほかの政策についてもそうですが、考慮願いたいと思います。
続きまして、災害対応設備の件につきましては、今、部長のほうから積極的に推進していただけるということでありますので、ぜひとも取り組んでいただきたいと思います。一時的な避難場所は、取り組む上では費用がかかると思いますので、特に桜川市内の長期的に避難が必要になるような場所、そういったところに限定して、そういった設備の導入をお願いしたいと思います。
それと、3番目のイノシシの食用肉の取り組みでありますけれども、現在、出荷制限があるということで難しいということでありますけれども、隣の石岡市では全頭検査をするという条件で対応しているということでありますので、その石岡市と連携しながら、そういったところも取り組んでいけば何とか可能になるのではないかと。もしくは、こういったイノシシが発生するところで、そういった食用肉の活用を望んでいる自治体と連携をして、広域的に取り組んでいっていただきたいと考えますけれども、その辺に関してはどのようにお考えですか、ご答弁をお願いします。
〇議長(潮田新正君) 古橋経済部長。
〇経済部長(古橋正充君) ただいまのご質問ですが、今後、昨年度なのですが、実際に捕獲しましたイノシシの放射能数値につきまして、とりあえず10頭検査しまして100ベクレルを超えるものが1頭、50ベクレルを超えるものが4頭、それ以下のものは5頭ということで、なかなか数字を見ますと、パーセンテージに換算しましてもかなりの放射能を浴びたイノシシがかなりいることが想定されております。ただいま議員さんが話されましたように、栃木、茨城の鳥獣害対策協議会以外にも近隣の石岡市等とも、旧八郷町になりますが、その辺のところの地域振興とも協議をいたしまして、今後活用できるように、また今後はイノシシの数値がどの程度下がっていくかの推移もこれから見守っていきながら、活用に向けて推進をしていきたいと思っております。
以上です。
〇議長(潮田新正君) 4番、萩原剛志君。
〇4番(萩原剛志君) 出荷制限があるということで、非常に難しい状況でありますけれども、今ご答弁いただいたように全頭検査とかそういうのを積極的にやってもらうのと同時に、今後もその辺の検査を見守っていただきまして、できる限りこういった対応もできるようにお願いしたいと思います。
以上で質問を終わります。
〇議長(潮田新正君) これで萩原剛志君の一般質問を終わります。
〇散会の宣告
〇議長(潮田新正君) 以上で本日の日程は終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。
ご苦労さまでございました。
散 会 (午後 零時13分)