平成28年第1回桜川市議会定例会議事日程(第6号)

                          平成28年3月11日(金)午後3時開議
日程第 1 議案第1号 平成28年度桜川市一般会計予算                  
日程第 2 議案第2号 平成28年度桜川市国民健康保険特別会計予算            
日程第 3 議案第3号 平成28年度桜川市農業集落排水事業特別会計予算          
日程第 4 議案第4号 平成28年度桜川市公共下水道事業特別会計予算           
日程第 5 議案第5号 平成28年度桜川市介護保険特別会計予算              
日程第 6 議案第6号 平成28年度桜川市介護サービス事業特別会計予算          
日程第 7 議案第7号 平成28年度桜川市後期高齢者医療特別会計予算           
日程第 8 議案第8号 平成28年度桜川市水道事業会計予算                
日程第 9 議会運営委員会、各常任委員会、議会広報特別委員会の閉会中の継続調査      
日程第10 執行部あいさつ                                

出席議員(13名)
  1番   谷 田 部  由  則  君     3番   榎  戸  和  也  君
  4番   萩  原  剛  志  君     5番   鈴  木  裕  一  君
  8番   風  野  和  視  君     9番   市  村     香  君
 10番   小  高  友  徳  君    11番   飯  島  重  男  君
 13番   増  田     豊  君    14番   潮  田  新  正  君
 15番   相  田  一  良  君    17番   増  田     昇  君
 18番   林     悦  子  君

欠席議員(5名)
  2番   大  山  和  則  君     6番   仁  平     実  君
  7番   菊  池  伸  浩  君    12番   小  林  正  紀  君
 16番   高  田  重  雄  君

地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
   市     長  大 塚 秀 喜 君
   副  市  長  井 上 高 雄 君
   教  育  長  梅 井 驕@男 君
   市 長 公 室 長  潮 田 昭 彦 君
   総 務 部 長  市 塚 一 郎 君
   市民生活 部 長  小松ア 裕 臣 君
   保健福祉 部 長  来 栖   啓 君
   経 済 部 長  横 田 藤 彦 君
   建 設 部 長  飯 田 成 信 君
   上下水道 部 長  根 本 貞 興 君
   教 育 部 長  中 島 洋 治 君
   会 計 管 理 者  高 松 弘 行 君

職務のため出席した者の職氏名
   議会事務 局 長  廣 澤 久 夫 君
   議会事務局書記  鈴 木   孝 君
   議会事務局書記  仲 田 浩 司 君
   議会事務局書記  長谷川 勇 貴 君

          開 議  (午後 3時00分)
    開議の宣告
議長(潮田新正君) 本日の出席議員は12名であります。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立いたします。
 これより本日の会議を開きます。
                                           
    議案第1号〜議案第8号の委員長報告、質疑、討論、採決
議長(潮田新正君) 日程第1、議案第1号 平成28年度桜川市一般会計予算から日程第8、議案第8号 平成28年度桜川市水道事業会計予算までを一括議題といたします。
 本案について、各常任委員長より報告を求めます。
 なお、討論、採決については、全ての常任委員長の報告及び質疑終了後に行います。
 初めに、総務常任委員長、風野和視君、登壇の上、報告願います。
          〔総務常任委員長(風野和視君)登壇〕
総務常任委員長(風野和視君) 総務常任委員会審査報告書。
 総務常任委員会の審査の結果並びに審議の経過概要について、会議規則第110条の規定により報告いたします。
 本委員会は、3月8日午前10時より、岩瀬第2庁舎2階大会議室において、委員5名の出席のもと開会し、説明員として関係部局課長の出席を求め、書記3名を任命し、付託案件につき説明を聴取し、審議を行いました。
 本委員会に付託された案件は、議案第1号 平成28年度桜川市一般会計予算のうち、市長公室、総務部、市民生活部、議会事務局、会計課、選挙管理委員会、固定資産評価審査委員会、公平委員会、監査委員の所管に属する事項、ほかの委員会の所管に属しない事項、議案第2号 平成28年度桜川市国民健康保険特別会計予算、議案第7号 平成28年度桜川市後期高齢者医療特別会計予算についてであります。
 委員会付託案件については、詳細なる説明を求め、慎重に審議した結果、議案第1号について採決を求め、賛成2、反対2の同数で、委員長採決により、賛成として原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。また、その他の議案については、全員賛成により、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 なお、審議の過程において議論された意見並びに要望事項は次のとおりであります。
 桜川市では、平成28年度の一般会計歳入歳出予算総額は、179億7,000万円を計上しております。
 まず、歳入についてでありますが、国の経済政策により、景気は回復傾向にあると言われながらも、地方での景気回復はおくれ、依然厳しい財政状況下にあります。普通交付税の減少が見込まれる中、市税の収納率向上に努めるとともに、茨城租税債権管理機構との連携により、引き続き自主財源確保に向けた取り組みを要望いたします。
 また、今後も太陽光発電設備に伴う償却資産のほか適切な課税客体の把握に努めることを要望いたします。
 次に、歳出についてでありますが、総務部所管の財産管理については、庁舎等の施設状況を把握し、維持管理面で老朽化対策により財政負担を最小限に抑え、また公用車の廃車及び購入については、明確な基準を定め、維持管理に努めることを要望いたします。
 選挙事務については、平成28年度実施の選挙から投票所が再編され、また選挙制度が改革されることから、投票率の向上を図る上でも啓発活動を行うとともに、市民の動向についても注視することを要望いたします。
 税金の賦課徴収における前納報奨金については、今後のあり方について検討することを要望いたします。
 市長公室所管においては、市役所職員の研修を通して市民目線に立った職員の育成に努めるとともに、ストレスのない職場づくりもあわせて実施することを要望いたします。
 市の情報については、各担当課で行っているため、秘書広報課で情報一元化を実施し、全国へ最新で、適切な情報提供に努めることを要望いたします。
 また、男女共同参画事業では、結婚支援策として、市内の観光資源を活用した自治体間連携の婚活イベントの企画・実施を推進していただきたいと思います。
 市民生活部所管においては、大和・真壁地区の不燃ごみとリサイクルを分別徹底することで、筑西広域市町村圏事務組合に対する負担金が削減されるよう要望いたします。
 市立病院整備、大和駅北地区開発整備については、市民の期待するところではございますが、事業計画の策定に至っておらず、不確定な部分も見受けられます。また、市立病院建設を含めた駅北地区開発には、インフラ整備に莫大な費用を要し、その事業内容が多岐にわたりますことから、総務常任委員会だけではおさまらない事業でもあります。今後、関係部局との調整を図り、事業計画をできるだけ速やかに策定し、全員協議会に示されるよう要望いたします。
 以上が、付託案件に対します総務常任委員会の審議の経過並びに結果であります。
 各位におかれましては、本委員会の報告をご了承の上、ご賛同くださいますようお願い申し上げます。
  平成28年3月11日
                          総務常任委員会委員長  風野 和視
  桜川市議会議長  潮田 新正 様
議長(潮田新正君) 報告が終わりました。
 次に、本案について、増田豊君から、会議規則第108条第2項の規定により、少数意見報告書が提出されております。
 会議規則第39条第1項の規定により、少数意見の報告を願います。
 増田豊君、登壇の上、報告願います。
          〔13番(増田 豊君)登壇〕
13番(増田 豊君) 総務常任委員会に付託された案件について、反対の立場から少数意見を述べさせていただきます。
 議論の大前提として、桜川市民からかかりつけ医者と同じ親近感のある県西総合病院ですが、その存在にかわるものとして、市民の要望を踏まえた「桜川市立病院」の必要性。また、大和駅北側を開発して地域振興を図る。これらの方向性に異論はありません。
 しかし、100億円を超える事業であることを鑑みたとき、審議内容に不確定な部分の存在、積算根拠の曖昧さ、手法等々、これらに透明さが欠けたまま執行が進むことに不安を感じざるを得ません。その不安を感じたままでの審議終了でしたので、私の判断は反対の立場をとりました。
 しかしながら、事業は進められると思いますが、今後も出てくるであろう課題を克服しながら、速やかな進行を果たすため、前もってそれらの課題を幅広い角度と深さをもって洗い出しておく必要があります。そうすることによって、課題への対応力が生まれ、速やかな進捗へとなるでしょう。
 また、市や市民のために、あるいは市長が常々述べている財政の硬直ということを考えても、失敗の許されない事業規模でありますので、常任委員会で「全会一致で賛成」となる方が、より危険な選択となる可能性が大であります。我々議会は、市長と二元代表制のもと、議会は市長と同等の立場と責任があります。
 よって、議会として行政執行に対するチェック機能を十分に果たすため、責任の重大さを認識しつつ、的確な判断が求められております。市民の中にも、それらの事業を不安視してる方もおります。よって、市民の代表である我々は、議会の一員として「厳しく監視していくぞ」ということを趣旨として反対いたしました。
 何とぞ趣旨をご理解いただきまして、採決のときには賢明なる選択をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
議長(潮田新正君) 報告が終わりました。
 これより質疑を行います。
 総務常任委員会以外の方、質疑願います。質疑ありませんか。
 3番、榎戸和也君。
3番(榎戸和也君) これは自席でよろしいですか。
議長(潮田新正君) 自席でいいです。
3番(榎戸和也君) ただいまの風野委員長の報告の部分で、インフラ整備に莫大な費用を要しというようなことがございます。それで、以前から出ております。市長のほうからも、そういう話が出ております。この事業にかかわる費用と便益、これを先にやって、そして事業にかかるということでありますが、この便益費用の分析については、委員会においてはどのような議論がなされたのかということを1点お尋ねしたいと思います。
 そして、もう一点なのですが、この病院につきましては、この間、私、一般質問させていただいたときに、総務部長のほうより63億円の病院事業債というものが予定されていると。そのうちの3分の1は交付税で来ると。3分の1は市の一般財源で賄うと。それと、あとの3分の1が病院事業会計から支出をされるというお話でございました。病院事業会計については、山王病院に指定管理を予定している流れの中で、企業会計として病院事業会計というのを設けて、その間で、山王さんとの間でいろんなやりとりをするというふうな流れかと思うのですが、こういう流れを踏まえての病院事業会計の21億円という説明であったように私は理解しております。この委員会においても、21億円というのは非常に膨大な額ですので、これについて委員会ではどのような議論がなされたのかということもあわせてお尋ねしたいと思います。
 以上2点であります。よろしくお願いいたします。
議長(潮田新正君) それでは、答弁願います。
 風野総務常任委員長。
総務常任委員長(風野和視君) 自席でいいのですか。
議長(潮田新正君) はい、自席で結構です。
総務常任委員長(風野和視君) 榎戸議員の質問に対して、具体的なところの内容には、総務常任委員会としてもまだ組み込んでいませんし、説明も受けておりません。また、我々委員会として審査の経過と結果は先ほど私が述べたとおりでありますし、それ以上ここで申し上げることはないということです。
 また、その内容、我々総務常任委員会に付託される前に、もろもろ病院関係等々、内容に付託される前に議会として審議なされたことですので、それを私が今ここで、また榎戸議員の質疑に対して答弁することはありません。また、あってはならないというのが、総務常任委員会、各常任委員会の付託される前で審議は終結していると思います。
 以上です。
議長(潮田新正君) 総務委員長の答弁は以上であります。
 3番、榎戸和也君。
3番(榎戸和也君) きょうはお休みですけれども、以前に同僚議員の方から、これで財政は長期的に見て本当に大丈夫なのかと、つまり財政の硬直化の問題です。そして、こういう事業をやるときには、費用便益分析というものを行って、それなりの成算があるということを客観的に、何となく税収が上がるのだとか、そういう曖昧なことではなくて、それなりに客観的な数字を持って、これこれの便益がある、これだけの費用をかけてやる意味があるというようなことをもって判断していくべきものと私は考えております。
 しかし、今までの議論からもおわかりのように、この後、この高森駅北地区の開発については、どれだけのお金がかかっていくのかということが、ほとんど不明であると。さらに、そこにどういう制度資金というようなものを使って、つまり補助金のようなものを使ってできるかということも未定であります。したがいまして、この27ヘクタールという土地が今後どのように運用されていくのかということについては、やはり非常に大きな不安を持っているわけであります。ですので、本来、私はそういうことについてしっかりと議論が委員会でなされた上で付託されたわけですので、それで今回の可決すべしという提案がなされるのは、しかるべきであるというふうに考えるわけであります。ですので、私の考えに対して委員長のご所見をお伺いしたい。
議長(潮田新正君) 8番、風野総務委員長。
総務常任委員長(風野和視君) 榎戸議員、私、総務常任委員会として、また今、榎戸議員がおっしゃった内容まで、今平成28年度の予算書には、説明としてもそこまでの物事は入っておりません。また、もとに戻りますが、我々常任委員会でも、私の報告のとおり、賛成2、反対2、また増田豊議員の少数意見、そのものを全てお聞きになれば、私から常任委員会での今以上の説明をここで申し上げることはありません。
 以上。
議長(潮田新正君) わかりました。
 榎戸議員、審議していないということでありますので、それ以上の質問は答弁できない。
 そのほか総務常任委員以外の方ありませんか。
 市村香君。
9番(市村 香君) ここに少数意見報告書というのがついているのですが、これの質問というか、お聞きすることはできますか。
議長(潮田新正君) できます。質問してください。
9番(市村 香君) 少数意見の留保ということで、こういう報告書を出せるということはわかりました。ただ、この内容についてですが、総務委員会の委員長の報告書と、報告書が審議されたと思うのですが、この文言については特別な制約とか、そういうのはないのでしょうか。
議長(潮田新正君) それは質問ではない。増田豊君の少数意見に対して質問願います。中身について質問を。
9番(市村 香君) はい、わかりました。
 この中身についてなのですけれども、病院のことのどこに関して反対なのでしょうか。反対意見なのですか、これは。
議長(潮田新正君) 少数意見ですので、13番、増田豊君、答弁願います。
13番(増田 豊君) 結局、採決するときに、一般会計とか特別会計とか分けて採決するのですよね。ですから、その中で一般会計の中における内容について、ここの内容では病院と開発の話を出しましたけれども、その点についてちょっと懸念するものがあるということで、ほかのことも含めて一般会計については否決という立場をとらせていただきましたというわけです。
議長(潮田新正君) いいですか。
9番(市村 香君) はい、わかりました。
議長(潮田新正君) これで質疑を終わります。
 続いて、文教厚生常任委員会副委員長、谷田部由則君、登壇の上、報告願います。
          〔文教厚生常任副委員長(谷田部由則君)登壇〕
文教厚生常任副委員長(谷田部由則君) 文教厚生常任委員会報告書。
 文教厚生常任委員会の審議の結果並びに審議の経過概要について、会議規則第110条の規定によりご報告申し上げます。
 本委員会は、3月8日午前9時より、文教厚生常任委員会室において、委員5名の出席のもと開会し、関係部課長の出席を求め、書記を任命し、付託案件について審議を行いました。
 本委員会に付託されました案件は、議案第1号 平成28年度桜川市一般会計予算のうち、保健福祉部の所管に属する事項、福祉事務所の所管に属する事項、教育委員会の所管に属する事項、公民館活動の所管に属する事項、議案第5号 平成28年度桜川市介護保険特別会計予算、議案第6号 平成28年度桜川市介護サービス事業特別会計予算についてであります。
 委員会付託案件については、詳細なる説明を求め、慎重に審議した結果、いずれも全員賛成により、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
 なお、審議の過程で議論された内容の主なものについては、次のとおりであります。
 教育委員会及び公民館活動関係については、真壁伝承館は平成28年4月から、年末年始を除き、毎日開館するとのことで、利便の向上が見込まれますが、生涯学習課がシトラスに移動することに伴いまして、担当する職員が減少することが予想されます。予算、人事を含め、真壁伝承館の利用者が不便を来さないよう配慮するよう要望いたします。
 学校給食の地場産物の使用については、米については100%使用し、総体的な活用割合は62.3%と県内市町村で4番目と高い使用率であるとのことでしたので、今後とも食の安全を確保しながら、学校給食の地元農産物の使用率を高めるとともに、食育についても進めていただくよう要望いたします。
 国民体育大会の準備委員会を設立するための予算についてですが、平成31年度には国民体育大会が茨城県を会場に開催される予定となっており、桜川市では桜井地区の県営ライフル射撃場と岩瀬体育館ラスカを会場に、ライフル射撃競技が開催されます。開催まで3年となっておりますので、まだ3年あるという感覚ではなく、もう3年しかないという意識を持って、使用する施設の老朽化対策やアクセス道路の整備等、関係機関と連携し、早期の整備を進めるよう要望いたします。
 さくらマラソン大会についてですが、参加者数が微減しているという説明を受けました。減少している理由の一つが、公式記録として認定されていない大会であるということが挙げられます。今後、ハーフマラソン等の新設を含め、公式記録として認定される大会とするよう検討を要望いたします。
 続きまして、保健福祉部及び福祉事務所関係については、障害者福祉事業のうち障害福祉サービスは、障害のある方は、障害支援区分認定等に基づき利用するサービスが決定されます。利用者の特性に合わせた適切なサービスの提供や相談支援等、障害福祉サービスの充実につなげていくよう要望いたします。
 放課後児童対策事業については、平成27年度より小学生全員が対象者になっております。学童クラブを運営するには、学校の余裕教室はもとより指導員の確保が重要でありますので、指導員報酬の引き上げを検討され、学童クラブを希望する児童全員が支援を受けられるよう要望いたします。
 保健事業のがん検診については、がんによる死亡者数は年々増加傾向にあり、当市においても死亡者の4人に1人ががんで亡くなっており、死亡原因の第1位となっているのが現状であります。しかし、がんは早期発見、早期治療により死亡率を大きく減少させることができます。桜川市から一人でもがんで亡くなる人を減らすことができるよう、がん検診の受診率向上のための啓発活動や未受診者対策を強化するよう要望いたします。
 平成28年度桜川市介護保険特別会計予算及び桜川市介護サービス事業特別会計予算につきましては、財源の構成など詳細なる説明を受けました。午後3時30分からやまと幼稚園において、やまと認定こども園の改修工事について担当課より説明を受けました。今後は、改修工事を進めるとともに、子供たちに質の高い教育と保育が一体的に提供されるよう、認定こども園の体制充実を要望いたします。
 以上が、文教厚生常任委員会に付託された案件に対する審議の経過及び結果であります。
 各位におかれましては、本委員会の報告をご了承の上、ご賛同くださるようお願いいたします。
  平成28年3月11日
                       文教厚生常任委員会副委員長  谷田部由則
  桜川市議会議長  潮田 新正 様
議長(潮田新正君) 報告が終わりました。
 これより質疑を行います。
 文教厚生常任委員会以外の方、質疑願います。質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 質疑を終わります。
 続いて、建設経済常任委員長、鈴木裕一君、登壇の上、報告願います。
          〔建設経済常任委員長(鈴木裕一君)登壇〕
建設経済常任委員長(鈴木裕一君) 建設経済常任委員会審査報告書。
 本委員会は、3月8日午前9時より、第2委員会室において本委員会委員5名の出席のもとに開会し、説明者として関係部課局長の出席を求め、議案第1号 平成28年度桜川市一般会計予算のうち、経済部の所管に属する事項について、建設部の所管に属する事項について、上下水道部の所管に属する事項について、農業委員会の所管に属する事項について、議案第3号 平成28年度桜川市農業集落排水事業特別会計予算について、議案第4号 平成28年度桜川市公共下水道事業特別会計予算について、議案第8号 平成28年度桜川市水道事業会計予算についてを案件として詳細なる説明を受け、慎重に審議を尽くした結果、本委員会に付託された案件は、出席委員全員の賛成により可決するものと決定いたしました。
 なお、審議過程において議論された意見並びに要望事項は次のとおりです。
 経済部関係においては、まず初めに、農業委員会関係予算について審議を行いました。
 農業委員会については、法律の改正に伴い新制度に移行するため、国の動向に注視しながら、適切な事務の執行を要望いたします。
 次に、農林課関係の予算について審議を行いました。
 林道整備事業は、長期的な観点から効率的な整備を目指すように要望いたします。
 身近なみどり整備推進事業は、森林の維持管理を図るため継続的に事業が図れるよう要望いたします。
 農村総合整備事業の各農村公園管理事業は、公園管理を一元化するなど、今後の管理業務運営のあり方について継続性をもって検討するよう要望いたします。
 また、農業経営支援事業は、新規就農者が農業経営に向けた取り組みを着実に進め、関係機関と連携し、経営状況を把握して、農業者として自立できるように指導、助言を実施するよう要望いたします。
 真壁高校との官学連携事業は、堆肥づくりを中心に視点を変えた農業の推進に努め、農林業資源を有効活用し、循環型農業を構築するよう要望いたします。
 有害鳥獣対策事業の報償費のイノシシ捕獲は、平成27年度では約500余頭を駆除し、農産物被害の防止に努めておりますが、イノシシ被害が農業に与える影響は深刻であり、さらなる防止策を講じるよう要望いたします。
 次に、商工観光課関係の予算について審議を行いました。
 観光事業のレンタサイクル業務は、利用者への観光PRと周知徹底を要望いたします。
 いばらきストーンフェスティバル・桜川市大和(まほろば)の石まつりの補助金は、地域の商工業者の活性化が図れるよう関係機関及び部課内で連携し、より一層の取り組みを要望いたします。
 建設部所管においては、まず初めに建設課関係の予算について審議を行いました。
 高度経済成長期に多く建設された橋梁等道路施設の老朽化が年々進行していることから、これら施設の点検と補修を計画的に実施することで長寿命化対策を図り、安全・安心な道路利用環境を確保するなど道路の維持補修を着実に推進するよう要望いたします。
 また、使用料及び賃借料の重機借上料については、直営工事に伴う重機リース代であるが、長期的展望に立ち購入も検討し、予算の削減に努めるよう要望いたします。
 続いて、都市整備課関係の予算について審議を行いました。
 都市計画総務事業の地区計画策定については、市民の意見を取り入れて、地域の実情に沿った計画となるよう要望いたします。
 住宅管理事業の市営住宅家賃徴収について、悪質な滞納者に対しては法的手段も視野に入れながら、徴収率向上に努めるよう要望いたします。
 上下水道部所管においては、初めに農業集落排水事業特別会計、公共下水道事業特別会計についての審議を行いました。農業集落排水事業につきましては、処理施設の経年劣化により維持管理費が上昇の傾向にありますが、厳しい財政状況を勘案し、経費節減に向けて取り組んでいくことを要望いたします。
 公共下水道事業の小貝川東部流域下水道維持管理負担金については、かねてより懸案事項であった負担金の削減を要望してまいりましたが、今回、平成28年度以降5カ年間の負担金が軽減され、平成28年度では、前年度対比1億1,160万7,000円が減額となりました。また、今後については、さらなる経費の軽減を図るよう要望します。
 最後に、水道事業会計について審議を行いました。
 水道事業会計については、使用料の徴収率の向上に努めるよう要望いたします。
 大和駅北地区開発に伴う布設工事については、関係課との調整を図りながら実施するよう要望いたします。今後もさらなる経費の節減に努力し、効率的な施設の整備、管理運営に努めることを要望いたします。
 以上が、建設経済常任委員会に付託された案件に対する審査の経過並びに結果であります。
 各位におかれましては、本委員会の報告をご了承の上、ご賛同くださるようにお願いいたします。
  平成28年3月11日
                        建設経済常任委員会委員長  鈴木 裕一
  桜川市議会議長  潮田 新正 様
議長(潮田新正君) 報告が終わりました。
 これより質疑を行います。
 建設経済常任委員会以外の方、質問願います。質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。
 日程第1、議案第1号 平成28年度桜川市一般会計予算について討論ありませんか。
 まず、原案に反対者の発言を許します。
 3番、榎戸和也君。
          〔3番(榎戸和也君)登壇〕
3番(榎戸和也君) 反対の立場から討論を申し上げます。
  この平成28年度一般会計予算には、3つの大きな事業が含まれております。この事業は、大和駅北の開発であります。それと桜川市立病院の建設事業費、それと桃山中学校への2小学校の一貫校の建設費と総額で120億円、これは今わかっているだけで最終的にこの予算を通すと120億円が必要になる、そういう予算であります。こういう多大な予算は、交付金あるいは補助金等があったとしても、市の財政に多大な負担をかける、そういうものであります。
 特に大和駅北区域の開発については、土地購入費から現在のこの予算に出ている分、あるいは幹線道路が完成した分を含むと約20億円ぐらいが、今の段階で確定してくるわけです。今の予算では10億円いっておりませんが、次年度の完成を目指すとそういうことになります。そして、大和駅北区域の開発は、駅前広場を今の高森の住宅地のほうと逆のほうに移すということもありますし、あちらに駅舎も移すと、それからホームも新しくつくらなければならないと。それと何よりも、この購入した27ヘクタールの田んぼとか、そういう畑とか山とかという部分の開発計画が、その先行きが極めて不明確であります。希望的観測では、そこにたくさんの入居者があったり、業者が入ってきて開発をしてくれれば、それは非常に理想なのでありますが、現実にそれは、まさに希望的観測と言うしかないと私は思っております。ですので、これがもし、この思惑どおりにいかなかった場合には、この土地に市は多大な負担を強いられていくというふうに私は考えるわけであります。
 したがいまして、この事業をやった結果が、本当に桜川市のお荷物になってしまうと、そういうことを私は危惧しているわけであります。しっかりとした計画、成算があって、これならやれると、それで提案していただくのならよろしいのですが、今回はその辺が非常に不明瞭です。ともかく先へ、病院を建てなければならない。平成30年10月までに開院するのだと、そういう流れの中で、非常に粗い計画で事が進んでしまっている、これは非常に危険なのではないか。したがいまして、私は、これをやるのであれば、この分は除いて、つまり暫定予算の形でほかのものを新年度から通しまして、この高森地区等の予算については、補正予算で新たにしっかり検討した上で上程していただきたいと、そのように考え、この一般会計予算には私は反対であります。
 議員各位におかれても、どうぞご理解を賜り、それは暫定という形で通して、この分は後で審議をし直すということでお願いできればと思います。
 以上であります。
議長(潮田新正君) 続いて、原案に賛成者の発言を許します。
 15番、相田一良君。
          〔15番(相田一良君)登壇〕
15番(相田一良君) 私は、平成28年度の議会において、議案第1号 平成28年度桜川市一般会計予算について賛成の立場で討論をさせていただきます。
 歳入につきましては、地方交付税、国県補助金、市税等適正な予算計上だと確信しております。
 歳出につきましては、先ほど榎戸議員が言ったように、本当に大型の事業がこれから展開していくわけでございます。長方、高森地区の基幹道路整備事業、そして市立病院整備事業、また地区計画策定の支援業務、桃山小中の一環教育建設事業と本当に桜川市が生きるか死ぬか、これはなかなかできない決断であります。
 皆さん、今から20年前に、旧大和村、そして旧岩瀬町が、北関東道路があそこにできて、そしてインターチェンジができると、そういうふうに決定したときに、旧大和村、旧岩瀬町の皆さんは大変喜びました。と申すのは、今で言えば大和地区北、そして長方地区においては、開発、開発と言われながら無毛の土地でありましたが、このインターチェンジができることによって、あそこは相当開けるのではないかと言われておりましたけれども、皆さん、それから20年、何ができましたか。何もできません。
 そうした中で、今回、この市立病院予定地が大和駅の北に、先ほどの全協においても、ある程度の位置が確定しました。皆さん、その昔から中心地というものは移動します。奈良の都、そして京都、そして東京と。岩瀬地区におかれましては、富谷地区、そして水戸線と50号線の開通によりまして、犬田、鍬田地区と。そして、今回の市立病院が、たとえ大和駅北に行きましても、同じ桜川市ではありませんか。桜川市が発展するに、これにこしたことはありません。こういう千載一遇のチャンスを逃すことは絶対できません。
 先ほど榎戸議員が、こんな不明瞭で計画性のないいいかげんな予算と申しましたけれども、こういう大型事業をするときには、本当に危ないとは言いませんけれども、率先してこういうチャンスを生かすのが、これから桜川市が生きていく過程ではないかと思います。何もしなくても桜川市、限界集落であります。ここで行動することが新しい桜川市に生まれ変わって、我々の子供、そして孫たちへつないでいくためには、ぜひ大和駅北地区、また長方地区を開発しなければ、我々は、あの議会は何やっているのだと批判を浴びると思います。
 私は、今回の大型予算について、皆さんが庁内でいろいろ予算担当したわけでありますが、皆さん、これ決まるまでには役場の担当職員は、夜の9時、10時、土、日関係なく1カ月間、一生懸命頑張りました。私は近くで見ていてわかります。もちろん執行部も頑張りました。それは職員だから当たり前でありますけれども、当たり前のことが、なかなか今の職員はできません。それはみんな心を一つにして、あの大和駅北口、長方地区を開発するという一念であると私は思います。
 今回の予算についてはそういうわけで、本当にもっと予算が欲しいわけでありますが、市にも限界があります。すばらしい予算組みだと思って、私は賛成の立場で討論させていただきました。
 ご清聴ありがとうございます。
議長(潮田新正君) ほかに討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 討論を終わります。
 これから本案を採決いたします。
 この表決は起立によって行います。
 議案第1号は委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
          〔起立多数〕
議長(潮田新正君) 起立多数。
 よって、議案第1号は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。
 次に、日程第2、議案第2号 平成28年度桜川市国民健康保険特別会計予算について、討論、採決を行います。
 討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 討論を終わります。
 お諮りします。本案は委員長報告のとおり決定することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第2号は委員長報告のとおり可決されました。
 次に、日程第3、議案第3号 平成28年度桜川市農業集落排水事業特別会計予算について、討論、採決を行います。
 討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 討論を終わります。
 お諮りします。本案は委員長報告のとおり決定することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第3号は委員長報告のとおり可決されました。
 次に、日程第4、議案第4号 平成28年度桜川市公共下水道事業特別会計予算について、討論、採決を行います。
 討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 討論を終わります。
 お諮りします。本案は委員長報告のとおり決定することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第4号は委員長報告のとおり可決されました。
 次に、日程第5、議案第5号 平成28年度桜川市介護保険特別会計予算について、討論、採決を行います。
 討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 討論を終わります。
 お諮りします。本案は委員長報告のとおり決定することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第5号は委員長報告のとおり可決されました。
 次に、日程第6、議案第6号 平成28年度桜川市介護サービス事業特別会計予算について、討論、採決を行います。
 討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 討論を終わります。
 お諮りします。本案は委員長報告のとおり決定することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第6号は委員長報告のとおり可決されました。
 次に、日程第7、議案第7号 平成28年度桜川市後期高齢者医療特別会計予算について、討論、採決を行います。
 討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 討論を終わります。
 お諮りします。本案は委員長報告のとおり決定することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第7号は委員長報告のとおり可決されました。
 次に、日程第8、議案第8号 平成28年度桜川市水道事業会計予算について、討論、採決を行います。
 討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 討論を終わります。
 お諮りします。本案は委員長報告のとおり決定することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第8号は委員長報告のとおり可決されました。
                                           
    議会運営委員会、各常任委員会、議会広報特別委員会の閉会中の継続調査
議長(潮田新正君) 次に、日程第9、議会運営委員長並びに各常任委員長、議会広報特別委員会委員長から、会議規則第111条の規定により、お手元に配付しましたとおり、閉会中の継続調査の申し出がありました。
 お諮りします。配付しました申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 異議なしと認めます。
 よって、議会運営委員長並びに各常任委員長、議会広報特別委員会委員長の申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
                                           
    執行部あいさつ
議長(潮田新正君) ここで市長より発言を求められておりますので、これを許します。
 大塚市長。
          〔市長(大塚秀喜君)登壇〕
市長(大塚秀喜君) 平成28年第1回桜川市議会定例会の閉会に当たり、お礼を兼ねまして一言ご挨拶申し上げます。
 議員各位におかれましては、今月1日以来11日間にわたり慎重なるご審議をいただき、平成28年度一般会計並びに6つの特別会計及び水道会計の当初予算を初め、人事案件、条例の制定、平成27年度補正予算など提案いたしました53案件につきまして原案のとおり議決いただきましたこと、厚く御礼申し上げます。
 平成28年度予算編成も、本年に引き続き大変厳しい状況での予算編成となりました。施政方針でも申し上げましたが、平成28年度も桜川市経営方針、スローガン「持続可能な行政運営を行うため、全庁挙げて財政の健全化に取り組み、選択と集中によるめり張りある施策に取り組む」のもと、職員と一丸となって徹底した無駄の削減や新たな財源の確保に引き続き取り組んでまいります。
 今後も職員ともども桜川市発展のために頑張ってまいりますので、議員各位におかれましても何とぞご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 また、本議会及び常任委員会を通じて賜りました数々のご意見、ご要望につきましても十分尊重し、効率的な市政運営に努めてまいります。先ほど15番、相田議員からお話がありましたように、ここで大きく桜川市は変わっていかなかったら、消滅可能性都市であります。大きく変えるよう職員ともども頑張っていきたい。
 議員の皆様におかれましては、なお一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げまして、閉会のご挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。
                                           
    閉会の宣告
議長(潮田新正君) 今定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。
 以上で、平成28年第1回桜川市議会定例会を閉会といたします。
 長期間本当にご苦労さまでございました。ありがとうございました。
          閉 会  (午後 3時55分)