平成27年第4回桜川市議会定例会議事日程(第3号)

                        平成27年12月11日(金)午前10時開議
日程第 1 議案第80号 桜川市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例     
日程第 2 議案第81号 桜川市消費生活センターの組織及び運営に関する条例        
日程第 3 議案第82号 桜川市農業委員会の委員等の定数に関する条例           
日程第 4 議案第83号 桜川市税条例等の一部を改正する条例の一部を改正する条例     
日程第 5 議案第84号 桜川市税条例の一部を改正する条例                
日程第 6 議案第85号 桜川市手数料徴収条例の一部を改正する条例            
日程第 7 議案第86号 桜川市大和ふれあいセンターの設置及び管理等に関する条例の一部を改
             正する条例                           
日程第 8 議案第87号 桜川市加工施設の指定管理者の指定について            
日程第 9 議案第88号 桜川市真壁特産品直売所の指定管理者の指定について        
日程第10 議案第89号 桜川市道路線の廃止について                   
日程第11 議案第90号 桜川市道路線の認定について                   
日程第12 議案第91号 平成27年度桜川市一般会計補正予算(第5号)          
日程第13 議長報告第1号の委員長報告                          
日程第14 議会運営委員会、各常任委員会、議会広報特別委員会の閉会中の継続調査      
追加日程第1 議員提出議案第7号 教育予算の拡充を求める意見書              
追加日程第2 議案第92号 桜川市土地開発公社に対する資金の貸付けに関する条例      
追加日程第3 議案第93号 平成27年度桜川市一般会計補正予算(第6号)          
日程第15 執行部あいさつ                                

出席議員(18名)
  1番   谷 田 部  由  則  君     2番   大  山  和  則  君
  3番   榎  戸  和  也  君     4番   萩  原  剛  志  君
  5番   鈴  木  裕  一  君     6番   仁  平     実  君
  7番   菊  池  伸  浩  君     8番   風  野  和  視  君
  9番   市  村     香  君    10番   小  高  友  徳  君
 11番   飯  島  重  男  君    12番   小  林  正  紀  君
 13番   増  田     豊  君    14番   潮  田  新  正  君
 15番   相  田  一  良  君    16番   高  田  重  雄  君
 17番   増  田     昇  君    18番   林     悦  子  君

欠席議員(なし)

地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
   市     長  大 塚 秀 喜 君
   副  市  長  井 上 高 雄 君
   教  育  長  梅 井 隆 男 君
   市 長 公 室 長  潮 田 昭 彦 君
   総 務 部 長  市 塚 一 郎 君
   市民生活 部 長  小松ア 裕 臣 君
   保健福祉 部 長  来 栖   啓 君
   経 済 部 長  横 田 藤 彦 君
   建 設 部 長  飯 田 成 信 君
   上下水道 部 長  根 本 貞 興 君
   教 育 部 長  中 島 洋 治 君
   会 計 管 理 者  高 松 弘 行 君

職務のため出席した者の職氏名
   議会事務 局 長  廣 澤 久 夫 君
   議会事務局書記  鈴 木   孝 君
   議会事務局書記  仲 田 浩 司 君
   議会事務局書記  長谷川 勇 貴 君

          開 議  (午前10時00分)
    開議の宣告
議長(潮田新正君) 皆さん、おはようございます。
 本日の出席議員は18名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立いたします。これより本日の会議を開きます。
                                           
    執行部あいさつ
議長(潮田新正君) ここで市長より発言を求められておりますので、これを許します。
 大塚市長。
          〔市長(大塚秀喜君)登壇〕
市長(大塚秀喜君) 本日、最終日の議会開催に当たり、追加議案で上程を予定しておりました議案第93号 桜川市財政調整基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部を改正する条例につきましては、さきの全員協議会で議員各位によりさまざまなご意見をいただき、他市町村条例に倣うことはないと判断し、提出しないことといたしました。つきましては、後ほど担当部長より詳細なる説明をさせますので、追加2案件につきましても何とぞ慎重なるご審議の上、議決くださいますよう心からお願い申し上げまして、挨拶といたします。
                                           
    議案第80号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(潮田新正君) 日程第1、議案第80号 桜川市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例を議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 潮田市長公室長。
          〔市長公室長(潮田昭彦君)登壇〕
市長公室長(潮田昭彦君) おはようございます。議案第80号 桜川市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例につきましてご説明いたします。議案書3ページから6ページをお開きください。
 本条例は、行政手続における特定個人を認識するため、番号利用等に関する法律、いわゆるマイナンバー法の規定に基づき制定するもので、マイナンバーの利用や、それと関連する市税の賦課や収納、社会福祉関係の情報などの特定個人情報の提供などに関して必要な事項を定めるものでございます。個人番号、いわゆるマイナンバーの利用範囲を規定しております第4条第1項では、マイナンバーと、それに関連する特定個人情報を扱う市長部局または教育委員会が行う事務を、同条第2項ではマイナンバーと、それに関連する特定個人情報の利用の範囲を、同条第3項ではマイナンバー法に規定される事務で、特定個人情報の利用範囲を規定し、第5条第1項では教育委員会などの市長部局以外の機関への特定情報の提供を規定しております。
 なお、この条例の施行は、平成28年1月1日となります。
 別表につきましては、今ご説明申し上げました同条例第4条並びに5条中の別表の具体的な事務を挙げております。別表第1では、マイナンバーの独自利用事務の規定、別表第2では特定個人情報を利用する庁内連携についての規定、別表第3では市長部局以外の機関への特定個人情報の提供を挙げております。
 以上でございます。何とぞ慎重なるご審議の上、ご議決くださいますようお願い申し上げます。
議長(潮田新正君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 討論を行います。討論ありませんか。
 まず、原案に反対者の発言を許します。
 7番、菊池伸浩君。
          〔7番(菊池伸浩君)登壇〕
7番(菊池伸浩君) 7番の菊池です。議案第80号 桜川市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例に反対の立場から討論を行います。
 安倍政権のもとで、マイナンバー制度が見切り発車をされました。個人情報の漏えい対策が十分でないもとでの見切り発車のため、市民の間には不安が渦巻いております。日本共産党は、国会では次の3つの理由で反対をしております。国民一人一人に原則変わることのない個人番号をつけ、個人情報を容易に照合できる仕組みをつくることは、プライバシーの侵害やなりすましなどの犯罪を常態化するおそれがあります。
 2つ目は、共通番号システムは、初期投資3,000億円ともされる巨額のプロジェクトにもかかわらず、その具体的なメリットも費用対効果も示されておりません。
 3つ目、税や社会保障の分野では徴税強化や社会保障給付の削減の手段とされます。また、今、弁護士有志らが違憲訴訟を起こしております。さらには、もう既にマイナンバー制度をめぐって詐欺事件が発生をしております。この個人番号制度は、税金を集める政府にとってはメリットはあっても、国民にとっては何のメリットもありません。個人情報の集約によるデメリットのほうがはるかに大きくなるのは、火を見るより明らかです。
 以上の理由で、この条例には反対をいたします。以上で討論を終わります。
議長(潮田新正君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) これで討論を終わります。
 これから本案を採決いたします。
 この表決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
          〔起立多数〕
議長(潮田新正君) 起立多数。
 よって、議案第80号は原案のとおり可決されました。
                                           
    議案第81号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(潮田新正君) 日程第2、議案第81号 桜川市消費生活センターの組織及び運営に関する条例を議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 小松ア市民生活部長。
          〔市民生活部長(小松ア裕臣君)登壇〕
市民生活部長(小松ア裕臣君) おはようございます。それでは、議案書7ページをお開き願います。
 議案第81号 桜川市消費生活センターの組織及び運営に関する条例につきましてご説明申し上げます。桜川市では、桜川市消費生活センター組織及び運営に関する規則を制定しておりましたが、消費者安全法が平成26年6月に改正され、第10条の2において条例制定が義務づけられたことにより、今回、条例を制定することとなりました。
 条例化につきましては、消費生活センターの組織及び運営等について法で統一の基準を示し条例を制定することで、全国どこに住んでいても一定レベルの消費者行政サービスが受けられるようにすることが、その背景にございます。
 議案書8ページをお開き願います。条例の内容についてご説明いたします。
 第3条、名称及び位置では、消費生活センターの名称、住所を定めております。
 第5条、開設期日等では、センターの開設日及び開設時間を定めております。
 第6条、組織では、センター長及び事務を行うために必要な職員の配置を定めてございます。
 第7条、消費生活相談員では、資格試験合格者の配置を定めてございます。
 議案書9ページをお開き願います。第8条、相談員の人材及び処遇の確保では、いわゆる雇いどめの見直し、その他適切な人材及び処遇の確保に必要な措置を講じることを定めてございます。
 第9条、消費生活相談員等の事務に従事する職員に対する研修では、職員に対する研修機会の確保を定めてございます。
 第10条、消費生活相談等の事務の実施により得られた情報の管理では、情報の適切な管理に必要な措置を講じることを定めてございます。
 附則といたしまして、この条例は、平成28年4月1日から施行いたします。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(潮田新正君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 討論を終わります。
 お諮りします。本案は原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第81号は原案のとおり可決することに決定をいたしました。
                                           
    議案第82号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(潮田新正君) 日程第3、議案第82号 桜川市農業委員会の委員等の定数に関する条例を議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 横田経済部長。
          〔経済部長(横田藤彦君)登壇〕
経済部長(横田藤彦君) おはようございます。10ページをお開きください。
 議案第82号 桜川市農業委員会の委員等の定数に関する条例につきましてご説明申し上げます。11ページをお開き願います。
 桜川市農業委員会の委員等の定数に関する条例につきましては、平成28年9月4日、農業委員会等に関する法律の一部を改正する法律が公布されたことに伴い、この条例を制定するものでございます。
 主な改正内容でございますが、農業委員会の役割が農地等の利用の最適化の推進として強化され、農地利用最適化推進委員の設置が義務づけられ、また農業委員の選出方法が公職選挙法から議会の同意を得て市長が任命することとなりました。
 第1条では、条例の趣旨として農業委員会等に関する法律に基づき、桜川市農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数を定めるものでございます。
 第2条といたしましては、農業委員の定数を18名と定めております。
 第3条では、推進員の定数を33人と定めております。
 附則といたしまして、この条例は、公布の日から施行し、桜川市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を次のように改正し、新設された農地利用最適化推進委員の報酬月額を1万8,000円と定め、桜川市農業委員会の選挙による委員の定数に関する条例は廃止する。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(潮田新正君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
 7番、菊池伸浩君。
7番(菊池伸浩君) 議案第82号について質問いたします。
 このたび、国の制度改定により、農業委員の選出の仕方が変更になりました。選挙による農業委員の選出ができなくなったのは残念であります。今度の制度改定で、農地利用最適化推進委員がつくられ、その数も33名に上ります。この農地利用最適化推進委員というのは、一体全体どんな仕事をするのですか、説明をお願いいたします。
 また、その報酬が月額で1万8,000円というものです。その仕事の内容にもよりますが、月額で支払うにはふさわしいほどの仕事があるものなのでしょうか。必要なときに出てきて、費用弁償で支払う筋のものではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
 以上です。
議長(潮田新正君) 菊池伸浩君の質問に答弁願います。
 横田経済部長。
経済部長(横田藤彦君) 菊池議員さんのご質問にお答えします。
 農地利用最適化推進委員の活動につきましては、自分の担当する地域において、1番目として担い手への農地利用の集積の推進、2番目として遊休農地の発生防止解消、3番目として新規就農、企業等の農業参入の支援を行うなど、農地パトロールや農地所有者等への働きかけに日々取り組んでいただき、農地中間管理機構への貸し付けを促すなどの掘り起こしや、担い手とのマッチングのための話し合いなどを行うことが主な仕事になります。具体的な仕事の内容につきましては、実現可能な目標を設定し、推進方法をまた設定をいたしまして、これに基づき土地利用調査を行っていただくことになります。現在の桜川市の農地集積率は28.8%と低く、これを向上させるには最適化推進委員の方に1年を通して活動していただくことになり、このことから費用弁償ではなく、月額報酬とさせていただきました。
 以上でございます。
議長(潮田新正君) 答弁終わりました。
 7番、菊池伸浩君。
7番(菊池伸浩君) 一応公式のそういう説明は国の説明でもあると思うので、話は聞いているのですが、実際、具体的なイメージが湧かないと何もわからないのです。国は農地をどうしたいというふうに考えているのですか。農地集積とかいうのは、よく新聞の見出しは見るのですが、その辺の背景がわかれば、部長の個人見解でも結構ですから、ちょっと教えていただきたいと思います。
議長(潮田新正君) 再答弁、横田経済部長。
経済部長(横田藤彦君) お答えします。
 現在、兼業農家や小さな2ヘクタール未満の農家が数多くあります。そういった農家が点在して土地を利用しているということがありますので、今、集落営農という組織があったり、それから担い手の農家が50町歩とか、そういった大きな農業をやる際に、やはり点在した農地を耕作するよりは、一つにまとまった地域に集約できれば農作業が効率よくできるということで、国では大型化をして効率のよい農業ができると。土地についても、遠くまで行かない。他の集落とか、10キロ離れた田に行かないで農業ができるように農地を集積できるようにするための政策だと思います。
 以上です。
議長(潮田新正君) そのほか質問ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 討論を終わります。
 お諮りします。本案は原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第82号は原案のとおり可決することに決定をいたしました。
                                           
    議案第83号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(潮田新正君) 日程第4、議案第83号 桜川市税条例等の一部を改正する条例の一部を改正する条例を議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 市塚総務部長。
          〔総務部長(市塚一郎君)登壇〕
総務部長(市塚一郎君) おはようございます。12ページをお開き願います。
 議案第83号 桜川市税条例等の一部を改正する条例の一部を改正する条例についてご説明いたします。
 改正の趣旨でございますが、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律、いわゆるマイナンバー法が平成27年10月5日に施行され、今般、地方税法施行規則の一部を改正する省令が平成27年9月30日に公布されました。これに伴いまして、平成27年3月31日に公布されました桜川市税条例等の一部を改正する条例を一部改正するものでございます。
 主な改正でございますが、議案書13ページをお開き願います。第2条は用語の規定で、第3号は納付書、第4号は納入書で、法人番号に係る改正規定を削除し、改正前のものにするものでございます。
 第36条の2第9項は、法人住民税の申告、第63条の2第1項第1号は、区分所有の家屋に対する割合の補正の方法の申し出です。
 第89条第2項第2号は軽自動車の減免で、第139条の3第2項第1号は、特別保有税の減免であります。これらの4条につきまして、改正規定にマイナンバー法第2条第15項に規定する法人番号という文言を追加するものでございます。
 改正附則第1条は、条例第2条の用語の改正規定削除による改正でございます。
 附則といたしまして、施行期日は公布の日でございます。内容をご審議の上、ご議決くださいますようお願いいたします。
議長(潮田新正君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 討論を終わります。
 お諮りします。本案は原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第83号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
                                           
    議案第84号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(潮田新正君) 日程第5、議案第84号 桜川市税条例の一部を改正する条例を議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 市塚総務部長。
          〔総務部長(市塚一郎君)登壇〕
総務部長(市塚一郎君) 14ページをお開き願います。議案第84号 桜川市税条例の一部を改正する条例についてご説明いたします。
 今回の条例改正につきましては、地方税法等の一部を改正する法律が平成27年3月31日に公布されたことによるものでございます。改正の概要でございますが、徴収猶予制度について納税者の負担の軽減を図るとともに、早期かつ的確な納税の履行を確保する観点から、納税者の申請に基づき換価の猶予制度を創設するなどの見直しがなされ、換価の猶予に係る申請期限など一定の事項について地方団体の条例で定める仕組みとされたことから、市税条例の一部を改正するものでございます。
 15ページをお開き願います。第8条は、徴収の猶予に係る分割納付等の方法について規定するものです。第1項では、徴収の猶予あるいは猶予期間の延長をする場合の分割納付等の期間及び金額の定める方法について規定をし、第2項は分割納付等の場合の各期限における金額を定めることを規定しております。第3項では、やむを得ない理由がある場合は、納付等の期限、金額を変更できるものとし、第4項では第2項によって定めた各納付等の期限、金額の徴収猶予を受けた者に通知することを規定するものでございます。第5項は、第3項によって変更した場合、その旨を通知することを規定するものでございます。
 第9条は、徴収猶予の申請手続について規定するもので、第1項では徴収猶予に係る申請書に記載する事項を規定し、次のページに移りまして、第2項では、その申請に添付する書類について規定するものでございます。
 第3項は、申告期限後に提出された申告等により、納付または納入額が確定した場合の徴収猶予に係る申請書に記載する事項について規定し、第4項で前項及び猶予期間の延長の場合の申請に添付する書類について規定をしております。
 第5項では、猶予期間の延長を申請する場合の申請書の記載事項について規定するものでございます。
 第6項では、災害等を理由として徴収の猶予、またその期間の延長の申請に係る添付書類のうち、担保の提供に関する書類については、提出が困難であると認められる場合には必要としない規定でございます。
 第7項は、申請書や添付書類の訂正を求められた場合の訂正等の期限を20日と規定するものでございます。
 第10条は、職権による換価猶予の手続を規定するもので、第1項では分割納付等の方法について規定し、第2項では徴収猶予の規定の準用について、次のページに移りまして、第3項では提出を求める場合の書類について規定するものでございます。
 第11条は、申請による換価の猶予に係る申請手続等の規定でございます。第1項では換価の猶予について、申請期限を納期限から6カ月と定め、第2項から第7項までは申請手続についての徴収猶予の場合と同様に規定するものでございます。
 第12条は、担保を徴する必要がない場合の規定でございます。要件として、猶予金額や猶予期間等を規定するものでございます。
 なお、この基準は、平成26年度税制改正において国税において設けられた基準と同等でございます。
 次のページに移りまして、附則として、条例の施行日を平成28年4月1日とするものでございます。
 以上で説明を終わります。内容をご審議の上、ご議決いただきますようお願いいたします。
議長(潮田新正君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 討論を終わります。
 お諮りします。本案は原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第84号は原案のとおり可決することに決定をいたしました。
                                           
    議案第85号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(潮田新正君) 日程第6、議案第85号 桜川市手数料徴収条例の一部を改正する条例を議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 小松ア市民生活部長。
          〔市民生活部長(小松ア裕臣君)登壇〕
市民生活部長(小松ア裕臣君) それでは、議案書19ページをお開き願います。議案第85号 桜川市手数料徴収条例の一部を改正する条例につきましてご説明申し上げます。
 今回の改正は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律、いわゆる番号法の施行に伴い、個人番号カードの再交付に係る手数料を定めるほか、番号法の施行に伴い改正された住民基本台帳法が施行され、住民基本台帳カードの交付が終了するため、手数料徴収条例の一部を改正するものでございます。
 20ページをお開き願います。改正の内容につきましては、桜川市手数料徴収条例別表の住民基本台帳カード交付手数料、再交付手数料、有効期間内の交付手数料の項目を削除するとともに、平成28年1月からの申請により交付される個人番号カードを紛失したり損傷した場合の再交付手数料を規定するものでございます。また、今回追加する手数料の額につきましては、総務省がICカードの購入原価等を考慮した上で、個人番号カードは800円が相当経費であると示しておりまして、本市におきましても同額を徴収することといたしました。
 附則といたしまして、この条例は、平成28年1月1日から施行いたします。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(潮田新正君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 討論を終わります。
 お諮りします。本案は原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第85号は原案のとおり可決することに決定をいたしました。
                                           
    議案第86号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(潮田新正君) 日程第7、議案第86号 桜川市大和ふれあいセンターの設置及び管理等に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 中島教育部長。
          〔教育部長(中島洋治君)登壇〕
教育部長(中島洋治君) 議案書21ページをお開き願います。議案第86号 桜川市大和ふれあいセンターの設置及び管理等に関する条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
 改正する趣旨は、教育委員会生涯学習課の組織再編に伴い、桜川市大和ふれあいセンター施設の研修相談室を事務室に改変するため、設置及び管理運営に関する条例を改正するものです。現在、教育委員会生涯学習課は、生涯学習及び芸術文化活動の推進に向けて真壁伝承館において生涯学習グループと伝承館グループが業務を担当し、岩瀬公民館、大和公民館において公民館グループが業務に従事しております。また、生涯学習課の事業のうち公民館講座、ブックスタート、読み聞かせ事業、わくわくチャレンジ事業、青少年相談員活動等のソフト事業は、岩瀬公民館、大和公民館、真壁伝承館に勤務するそれぞれの担当職員が行っておりますが、全体事業の把握が難しく、事務事業の効率性に課題がある状態にあります。この分散している勤務形態の改善を図るべく、ソフト事業の事務を桜川市大和ふれあいセンター・シトラスの1カ所で行うことにより、それぞれの部署で行っていた各種業務の連携と統合を図り、より質の高い事業を市民の皆様に提供できるように改善を図ります。
 以上のことにより、桜川市大和ふれあいセンターの設置及び管理等に関する条例の一部を改正いたします。
 22ページをお開き願います。条例第8条の使用料の規定の別表について、別表中の区分の小会議室、研修・相談室、レッスン室の使用料の規定から研修・相談室を削除し、小会議室、レッスン室の使用料の規定に改めます。
 附則といたしまして、この条例は、平成28年4月1日から施行いたします。
 以上で説明を終わります。内容をご審議の上、ご議決くださいますようお願い申し上げます。
議長(潮田新正君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
 18番、林悦子君。
18番(林 悦子君) これは、もともと教育委員会が真壁の庁舎にあって、その中に学校教育課と生涯学習課があったものをわざわざ生涯学習課をあの狭い伝承館の事務室の中に持っていったというときも同じような議論があったと思うのです。どうしても生涯学習課の事業というのは、直接の住民の活動にかかわるものですから、住民から見れば自分の居住地域の文化活動ができるところにあったほうがいいに決まっている。しかし、役所から見ると、なるべく1カ所にあったほうがいいという、そもそも矛盾した、これは福祉なんかもそうなのですけれども、住民目線で見たときと役所の管理から見たときというのは、どうしても方向性としてマッチングできないところが最初からある課題だと思うのです。どこをどういじろうと、また今度違う問題が私は起きてくると思うのです。そのときに、教育委員会が真壁の庁舎にあるのに、また今度より遠いところに生涯学習課が行くということはどういうことなのでしょうか。もう教育委員会には学校教育課しか真壁庁舎には残らないということですよね。もう一回、この生涯学習課を教育委員会の中に戻すということだってできるのではないですか。その辺どんなふうに考えられたのだかお尋ねいたします。
議長(潮田新正君) 答弁願います。
 中島教育部長。
教育部長(中島洋治君) 林議員さんのご質問にお答えします。
 確かに議員さんのお話のように、ただいま教育委員会の所管事務の担当部署が各施設のほうに分散していることで、いろいろな課題点がございます。生涯学習課の文化推進におきましては、今、ご指摘の真壁伝承館におきまして、事務のソフト事業について全体的に把握をしておりますけれども、真壁の伝承館に事務室がありますことによりまして、各出先の公民館の業務形態の把握、またそれについての各事業所で行っています事業についての統一性がなかなか図られておりませんので、今回の改正というような形でお願いを申し上げております。
 生涯学習課の全体の事業につきまして、今回、市の中心部の大和ふれあいセンター・シトラスのほうに事務所を移転いたしまして、出先の機関からの業務並びに、今度、大和ふれあいセンターのシトラスから各出先のほうの施設のほうへ業務のほうを指導とか事業に当たるにつきましては中心的な施設の業務のほうが改善が図られるという形で、今回の改正の提案とさせていただきました。
議長(潮田新正君) 18番、林悦子君。
18番(林 悦子君) 簡単に言うと、大和が真ん中だから、真ん中に行ったほうが、いろいろ指示したり、集まったりするときにしやすいというようなことですか。でも、結局最後は教育委員会に行かなくては、真壁の庁舎に来なくては教育長はいないわけですから、各課の調整とか何だとかになれば、結局今だって伝承館だったらすぐに教育長との連携もとれるでしょうけれども、今度、そういう指揮命令系統という意味では遠くなるのではないですか。たかだか伝承館から行くときにも狭いだろうといって、わざわざ課長がまた飛んだりはねたり、こっち行ったりやったりするのが目に見えているのだから、教育委員会の中から出すことはないのではないかという議論をやったことがあると思うのです。それが大和の公民館に行ったからって解消するのですか。
議長(潮田新正君) 中島教育部長。
教育部長(中島洋治君) ご質問の趣旨につきましては、教育委員会の内部におきましても十分協議をさせていただきました。1つの例といたしましては、生涯学習課のほうで社会教育に当たっております社会教育指導員の方が、各公民館のほうに勤務をしていただいて事業を展開していただいておりますけれども、今後の生涯学習を進める上でという形で指導員の先生方にも1カ所の事務で、各地区で行っている社会教育事業が把握でき、同じ統一的な市民に対する事業展開ができるというような形で今回の改正のほうへ教育委員会としては判断をさせていただきました。
議長(潮田新正君) 林議員、最後の質問になります。
18番(林 悦子君) 最後です。はい、わかっています。
 今、聞けば、社会教育指導員の先生方を1カ所に集めたほうがいい。現在も大和のシトラスのほうに詰めている状況ですよね。でも、私、社会教育指導員の先生方は、元教員のOBの方々が多いと思いますけれども、教育長の近くにいたほうがいいのではないですか。これが将来的に大和庁舎のほうに結局統一していくための一段階、何か少しずつ引っ越しが始まっているように見えるのです。だったら、そう言ってほしいのです。やっぱり本当に社会教育、教育委員会の中で学校教育と社会教育です。生涯学習の中にあるのでしょうけれども、私はこの組織の根幹にかかわるような人たちというのは、いつも意思の疎通ができるようなところにいたほうがいいと思うので、これ今回、通ればやるのでしょうけれども、やってみた上でうまくないときには、やはり教育委員会をそんなにあっちこっちにばらすようなことはしないほうがいいと思うので、ご検討ください。
議長(潮田新正君) そのほか質問ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 討論を終わります。
 お諮りします。本案は原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第86号は原案のとおり可決することに決定をいたしました。
                                           
    議案第87号、議案第88号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(潮田新正君) 日程第8、議案第87号 桜川市加工施設の指定管理者の指定について及び日程第9、議案第88号 桜川市真壁特産品直売所の指定管理者の指定について、以上2議案を一括議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 横田経済部長。
          〔経済部長(横田藤彦君)登壇〕
経済部長(横田藤彦君) 議案第87号から議案第88号まで一括してご説明申し上げます。
 23ページをお開き願います。議案第87号、指定管理者の指定についてご説明申し上げます。本議案は、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、議会の議決を求めるものでございます。
 なお、この施設の指定管理者につきましては、大和加工食品技術研究会代表、野澤万代が平成23年4月1日から平成28年3月31日までの指定を受け、現在、良好な管理運営を行っており、引き続き5年間の指定をしようとするものでございます。
 1、管理を行わせる公の施設の名称、桜川市加工施設。
 2、指定管理者となる団体の名称、大和加工食品技術研究会。
 3、指定の期間、平成28年4月1日から平成33年3月31日まで。
 24ページをお開きください。議案第88号、指定管理者の指定についてご説明申し上げます。本議案は、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、議会の議決を求めるものでございます。
 なお、この施設の指定管理者につきましては、真壁町直売組合代表者理事長、吉原文雄が平成23年4月1日から平成28年3月31日までの指定を受け、現在、良好な管理運営を行っており、引き続き5年間の指定をしようとするものでございます。
 1、管理を行わせる公の施設の名称、桜川市真壁特産品直売所。
 2、指定管理者となる団体の名称、真壁町直売組合。
 3、指定の期間、平成28年4月1日から平成33年3月31日まで。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(潮田新正君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
 3番、榎戸和也君。
3番(榎戸和也君) お尋ねいたします。これは公募によるものですか、それとも公募しないで従前やってきたということで、この団体に管理を指定するというものですか、それが1点です。
 あと、今、あらあらの従前やってきたときの内容が良好に推移しているということでしたが、条例によれば、この団体がやった後のいろんな収支であるとか、あるいは収入支出とか何かそういうものをいろいろ報告しなければならないと。それから、場合によって、それが非常に収入が多ければ、何かしらのものがこちらに来ることもあり得るし、それからこちらで指定管理料はどのぐらい払っているのかとか、そういう数字をお示しいただきたいと思うのですが、よろしくお願いいたします。
議長(潮田新正君) 横田経済部長。
経済部長(横田藤彦君) 桜川市加工施設につきましては、先ほどの指定管理の指定でございますが、これは公募によらず現指定管理者である大和加工食品技術研究会を指名いたしました。それは両方とも同じでございます。加工施設のほうにつきましては、指定管理料を20万円支払ってございます。収入のほうは479万4,000円、支出のほうは395万6,000円で、経営としては良好な経営をしてございます。
 それから、真壁直売組合につきましては、指定管理料は支払っておりません。収入のほうが883万9,000円、支出のほうが700万9,000円ということで、これについても良好な運営をしているところでございます。
 以上でございます。
議長(潮田新正君) 3番、榎戸和也君。
3番(榎戸和也君) そうすると、いわゆる電気料であるとか、水道代とか、ちょっと物が壊れたときというようなことは、全てその指定管理者のほうでやっているという理解でよろしいですか。
議長(潮田新正君) 横田経済部長。
経済部長(横田藤彦君) お答えします。
 小さな消耗品等の支出については、指定管理された組合のほうで支出しておりますが、大きなもの、要は償却資産みたいになるものについては市役所のほうで修理しております。
3番(榎戸和也君) 電気料なんかは。
経済部長(横田藤彦君) 電気料は、向こうの管理しているところが支払っております。
議長(潮田新正君) そのほか質問ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 討論を終わります。
 まず最初に、議案第87号についてお諮りいたします。
 議案第87号は原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第87号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
 続いて、議案第88号は原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第88号は原案のとおり可決することに決定をいたしました。
                                           
    議案第89号、議案第90号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(潮田新正君) 日程第10、議案第89号 桜川市道路線の廃止について及び日程第11、議案第90号 桜川市道路線の認定について、以上2議案を一括議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 飯田建設部長。
          〔建設部長(飯田成信君)登壇〕
建設部長(飯田成信君) 議案書25ページをお開き願います。議案第89号 桜川市道路線の廃止についてご説明いたします。
 本議案は、道路法第10条第3項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
 次のページをお開き願います。一般市道路線廃止調書になります。今回廃止する路線は、調書記載の22路線になります。廃止をする理由につきましては、整理番号1番から12番まで12路線は、土地改良事業に伴う廃止です。真壁町源法寺地内における土地改良事業を実施するに当たり、土地改良事業エリア周辺道路の形状変更があったため、関係路線を廃止するものです。
 整理番号13番から17番、19番から22番の9路線は、現況にあわせた補正に伴う認定廃止です。認定路線の現状を確認したところ、現況の道路形態が確認できない。また、認定路線上に長狭物の存在が確認できない区間がある路線について、現況に一致した再認定を行うために廃止するものです。
 整理番号18番は、土地利用に伴う道路の認定廃止です。本路線は、隣接地周辺一帯においてメガソーラー施設設置を実施するに当たり、認定道路の払い下げを目的とした路線廃止です。現況は道路としての形態を既になしていないことから、認定路線を廃止し、土地の払い下げ手続を進めることになります。
 89号については以上でございます。
 続きまして、28ページをお開き願います。議案第90号 桜川市道路線の認定についてご説明をいたします。
 本議案は、道路法第8条第2項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
 次のページをお開き願います。一般市道、路線認定調書になります。今回の路線認定は、調書記載のとおり、17路線になります。認定理由につきましては、調書整理番号1番から9番までの9路線は、土地改良事業に伴う認定です。真壁町源法寺地内における土地改良事業を実施するに当たり、土地改良事業エリア周辺道路の形状変更があったため、関係路線を認定いたします。
 整理番号10番から17番の8路線は、現況にあわせた補正に伴う認定です。認定路線の確認をしたところ、現況の道路形態が確認できない、または認定路線上に長狭物の存在が確認できない区間がある路線について、現況に一致した路線の認定を行うものです。
 また、整理番号10番、12番、13番、15番から17番の6路線につきましては、形状変更による再認定です。
 整理番号11番、14番の2路線につきましては、新規認定路線となります。
 以上でございます。内容をご審議の上、ご議決くださいますようお願いいたします。
議長(潮田新正君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 討論を終わります。
 最初に、議案第89号についてお諮りします。議案第89号は原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第89号は原案のとおり可決することに決定をいたしました。
 続いて、議案第90号は原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第90号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
                                           
    議案第91号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(潮田新正君) 日程第12、議案第91号 平成27年度桜川市一般会計補正予算(第5号)を議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 市塚総務部長。
          〔総務部長(市塚一郎君)登壇〕
総務部長(市塚一郎君) 30ページをお開き願います。議案第91号 平成27年度桜川市一般会計補正予算(第5号)について概要をご説明いたします。
 既定の歳入歳出予算の総額に、それぞれ1億3,261万1,000円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ165億13万1,000円と定めるものでございます。
 36ページをお開き願います。事項別明細書により歳入についてご説明いたします。
 12款分担金及び負担金、1項1目農林業費分担金で14万5,000円を増額しております。本年9月に発生した台風18号で被害を受けた農地災害復旧工事の一部を受益者から負担いただくものでございます。
 14款国庫支出金、2項1目総務費国庫補助金で4,000万円を増額しております。まち・ひと・しごと創生本部による交付金の上乗せ分でございます。
 15款県支出金、2項1目総務費補助金で77万7,000円を増額しております。消防団に装備する救急用長靴や防じんマスク等の購入費に対する県補助金でございます。
 同じく5目農林水産業費県補助金、1節農業費補助金で1,722万4,000円を増額しております。多面的機能支払交付金の355万2,000円は、県からの追加交付があったもので、農用地の図面作成等に充当するものでございます。
 農産振興条件整備支援事業補助金の51万2,000円につきましても、県からの追加交付でございます。担い手への農地集積推進事業補助金の916万円は、補助対象者の増により増額になったものでございます。
 農村地域防災減災事業補助金の400万円は、真壁町東山田地内の三ケ作池の耐震点検及びハザードマップ作成の費用を県が全額負担するものでございます。
 同じく2節林業費補助金で172万8,000円を増額しております。桜川市鳥獣被害対策協議会への補助金でございます。
 17款寄附金、1項1目一般寄附金で276万7,000円を増額しております。ふるさと応援寄附金について、本年7月から業者委託によるリニューアルを行ったところ、寄附金の増額になったため、増額補正を行うものでございます。
 19款繰越金、1項1目繰越金で6,639万2,000円を増額しております。前年度繰越金でございます。
 20款諸収入、4項5目雑入で357万8,000円を増額しております。水戸線利用促進活動支援助成金の10万円は、水戸線整備促進期成同盟会からの助成金です。
 地域情報通信基盤整備事業工事費返還金の220万円は、平成22年度に国の補助で行った光ファイバー敷設工事においてNTTの工事請負費の誤りが発覚したため、NTTが市に工事費の一部を返納するものでございます。
 消防団員等退職報償金受入金の60万6,000円は、消防団員2名に対する退職報償金でございます。
 森林機能緊急回復整備事業補助金返還金の67万2,000円は、平成23年度の県の補助金を活用して整備した山林の所有者が、太陽光設備を設置することから補助要件違反となり、県に補助金の返還を行う必要が生じたため、補助金の一部を市に返還していただくものでございます。
 38ページをお開き願います。続きまして、歳出についてご説明いたします。
 2款総務費、1項1目一般管理費、一般管理事業で64万8,000円を増額しております。平成25年に市道の境界が無効であるとの訴訟があり、本年8月に原告敗訴となったため、その弁護士費用を支払うものでございます。
 同じくふるさと応援基金事業で450万5,000円を増額しております。本年7月から業者委託によるリニューアルを行ったところ、寄附金の増額になったため、増額補正を行うものでございます。
 同じく7目財産管理費、財産管理事業で283万5,000円を増額しております。公用車の購入費で、20年以上経過した公用車が故障したため、修理費用が高額なため、新規購入を行うものでございます。
 同じく8目企画費、企画事業で150万7,000円を減額しております。減額の主なものは、筑西広域市町村県事務組合負担金、議会総務費の162万2,000円で、人事異動に伴う人件費補正によるものでございます。
 39ページをお開き願います。同じく9目情報管理費、情報管理事業で220万円を増額しております。平成22年度に国の補助で行った光ファイバー敷設工事において工事の誤りが発覚したため、NTTが市に返納し、それを国に返還するものでございます。
 同じく14目防犯対策費、防犯対策事業で136万3,000円を増額しております。これは各地区所有の防犯灯をLED化する事業で、各地区からの申請が多く、不足分を追加購入するものでございます。
 同じく19目地域活性化地域住民生活等緊急支援交付金、教育・保育施設等利用者負担金軽減事業で878万3,000円を増額しております。この事業は、昨年度末の地方創生先行型交付金を活用し、平成26年度の繰越事業として本年度実施しておりましたが、予算額が不足することが判明したため、現年度、補正予算で対応するものでございます。これは幼稚園と保育所の最年長の子の定義を変更して、利用者の負担を軽減化するもので、軽減化分を対象世帯へ補助するものでございます。
 同じく水郷筑波・サイクリングによるまちづくりプロジェクト事業で4,100万円を増額しております。まち・ひと・しごと創生本部による交付金の上乗せ分を活用し、茨城県と連携し、水郷筑波・サイクリングによるまちづくりプロジェクト事業を行います。
 40ページをお開き願います。同じく3項1目戸籍住民基本台帳費、戸籍住民基本台帳事業で46万3,000円を増額しております。マイナンバーカードの裏面に記入する転居の届けや指名変更等を記載するための費用及び本人確認を行う機器等の費用でございます。
 同じく4項2目農業委員会委員一般選挙費、農業委員会委員一般選挙事業で394万8,000円を減額しております。農業協同組合法等の一部を改正するなどの法律の施行により公選法が廃止され、市町村長の選任制に変更されたため、減額するものでございます。
 41ページをお開き願います。3款民生費、1項10目人権啓発対策費、人権啓発対策事業で540万円を増額しております。真壁町亀熊地内の石材工場の解体整地工事で排出された廃材処分費であり、当初予算の積算以上の廃材が排出されたため、補正予算で対応させていただくものでございます。
 同じく11目福祉施設管理費、同じく12目老人福祉施設管理費は、施設の修繕料を増額しております。
 42ページに移りまして、同じく2項5目保育所費、岩瀬東部保育所事業で72万2,000円を増額しております。危険箇所の施設の修繕費、またこども園の準備のための必要となる備品を購入するものでございます。
 同じく岩瀬保育所事業で279万3,000円を増額しております。不足する光熱費や変圧器の交換、遊戯室の塗装補修費用でございます。
 43ページをお開き願います。4款衛生費、1項1目保健衛生総務費、保健衛生総務事業で835万3,000円を減額しております。普通交付税において病床数及び病床1床当たりの算定額が減額となったためのものでございます。
 同じく3目環境衛生費、再生可能エネルギー導入促進事業で48万6,000円を増額しております。平成25年度に大和庁舎屋上に設置した太陽光パネルについて会計検査が実施されたところ、不適切であるとの指摘を受けたため、再設置工事を行うものでございます。
 同じく2項1目清掃総務費、清掃総務事業で337万5,000円を増額しております。消耗品の175万3,000円は、ごみ収集コンテナの購入費でございます。来年度より真壁、大和地区においてリサイクルごみ、不燃ごみの回収日を同日に行うこととしたために必要となるものでございます。
 筑西広域市町村圏事務組合負担金清掃費の162万2,000円は、人事異動に伴う人件費補正によるものでございます。
 44ページをお開き願います。6款農林水産業費、1項5目農地費、多面的機能支払交付金事業で355万2,000円を増額しております。県からの追加交付により農用地の図面作成等を行うものでございます。
 同じくため池整備事業で406万1,000円を増額しております。東山田地内のため池の耐震点検及びハザードマップを作成するものでございます。
 同じく7目水田農業対策費、水田農業対策事業で967万2,000円を増額しております。農産振興条件整備支援事業補助金の51万2,000円と担い手への農地集積推進事業補助金の91万6,000円とも補助金の確定によるものでございます。
 同じく2項1目林業総務費、有害鳥獣対策事業172万8,000円を増額しております。これは桜川市鳥獣被害対策協議会への補助金でございます。
 45ページをお開き願います。同じく2目林業振興費、森林機能緊急回復整備事業で67万3,000円を増額しております。平成23年度、県の全額補助で整備した山林の土地所有者が太陽光設備を設置する意向を示したため、補助要綱違反になることから県に補助金の返還を行うものでございます。
 8款土木費、2項2目道路維持費、道路維持事業で490万円を増額しております。10月に行われました地区懇談会等で要望のありました道路等の修繕に伴って必要となる砕石や側溝ふた等の購入費でございます。
 同じく5項1目住宅管理費、住宅管理事業で460万円を増額しております。市営住宅の退居に伴う修繕費でございます。
 46ページをお開き願います。9款消防費、1項2目非常備消防費で199万3,000円を増額しております。報償費の60万6,000円は、消防団員に対する退職報償金でございます。消耗品の138万7,000円は、県の補助を活用して団員の救助用長靴等を購入するものでございます。
 10款教育費、1項4目給食センター、南給食センターで57万6,000円を増額しております。非常勤職員の人件費でございます。
 同じく11目小中学校適正配置推進事業、桃山小中一貫教育校建設事業で1,257万3,000円を増額しております。
 次のページに移りまして、報酬の8万4,000円は委員会の回数の増によるものでございます。委託料の1,248万9,000円は、新校舎の建設位置が決定したため、地質調査及び敷地測量を行うものでございます。
 同じく4項1目幼稚園費、坂戸幼稚園事業で23万1,000円を増額しております。坂戸幼稚園の廃園に伴う施設整備のため、非常勤職員の雇用時間をふやしたものでございます。
 同じくまかべ幼稚園事業で22万8,000円を増額しております。遊具の修繕費でございます。
 同じく6項2目体育施設費、体育館管理事業(岩)で495万4,000円を増額しております。岩瀬体育館の非常用放送設備の修繕でございます。
 48ページをお開き願います。同じく温水プール管理事業(岩)で100万円を増額しております。修繕料の40万6,000円は、非常用誘導灯及び非常口の修繕でございます。委託料の59万4,000円は、この施設を長期的に維持するための財政的負担について調査を委託するものでございます。
 同じくスポーツ公園管理事業(大)14万1,000円、同じく体育館管理事業(大)で14万8,000円を増額しております。施設の修繕費用でございます。
 11款災害復旧費、1項2目農地災害復旧費、農地災害復旧事業で340万円を増額しております。本年9月に発生した台風18号による排水路等の復旧事業でございます。
 49ページをお開き願います。同じく2項1目道路橋梁災害復旧費、道路橋梁災害復旧事業で1,600万円を増額しております。同じく台風18号による道路等の復旧事業費でございます。
 以上で説明を終わらせていただきます。内容をご審議の上、ご議決くださいますようお願いいたします。
議長(潮田新正君) ここで休憩いたします。
          休 憩  (午前11時10分)
                                           
          再 開  (午前11時20分)
議長(潮田新正君) 再開いたします。
 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
 7番、菊池伸浩君。
7番(菊池伸浩君) 7番の菊池です。今の一般補正について5点質問いたします。
 まず1つは、36ページ、ふるさと応援寄附金276万円、ふるさと応援寄附金が当初予算より増額で補正されていることで喜んでおります。その具体的内容を個人情報に触れない範囲で説明を願いたい。
 また、当然返礼の費用もふえていると思うのですが、差し引きの純増額はおおよそで幾らになるのでしょうか。
 2つ目、39ページです。水郷筑波・サイクリングによるまちづくりプロジェクト事業4,100万円です。この事業は、県との共同事業と聞いておりますが、具体的な内容について、簡単で結構ですから、ご説明をお願いいたします。
 41ページ、人権啓発対策事業540万円。知らない人が、この補正予算を見て人権啓発事業なのに何で石等廃材処分業務に540万円も支出するのかという、どんな人権啓発をするのか当然疑問が湧くと思います。その経緯というか、背景というか、知らない人のための市民に説明をお願いいたします。
 44ページ、有害鳥獣対策事業172万8,000円、具体的な内容の説明をお願いいたします。イノシシ被害は、桜川市の中山間部全域に及んでおります。今回、本木、猿田地区に箇所づけをしたと漏れ聞いておりますが、その理由も説明をお願いいたします。
 最後に48ページ、温水プール管理事業100万円。このところ温水プールの休館が、たびたびあります。きのうも温水プールに行ってきたのですが、見に行ってきたのです。ボイラー室前の天井が落下するおそれがあるためご注意願いますという大きな看板があるのです。築25年近くたち、老朽化が著しくなったと考えております。このような小刻みな修繕だけで解決ができるのでしょうか、伺います。
 以上5点、質問いたします。
議長(潮田新正君) ただいまの質問に答弁願います。
 まず、市塚総務部長。
総務部長(市塚一郎君) 菊池議員さんのふるさと応援寄附金についてお答えいたします。
 ふるさと応援寄附金につきましては、当初予算で80万円を計上しておりました。本年7月より返礼品の充実、ホームページのリニューアルによるホームページからの申し込み等を可能にしたり、納付方法についてもクレジット決済やコンビニでの振り込みを可能とする体制づくりを行ってきました。11月末日における実績をご報告しますと、申し込み件数が188件、寄附金総額が280万7,000円となっております。申し込み件数の内訳では全国27都道府県からの申し込みがございまして、東京都からの申し込みが37件で一番多くなっております。返礼品につきましては、現在、34品目を用意しております。また、寄附金から返礼品等の必要経費を差し引いた実収入額でございますが、平成27年度末では寄附見込み額356万7,000円に対しまして、実質収入は123万円程度を見込んでおります。
 以上でございます。
議長(潮田新正君) 続いて、井上副市長。
副市長(井上高雄君) 水郷筑波・サイクリングによるまちづくりプロジェクト事業についてご説明を申し上げます。この事業は、地域住民生活等緊急支援交付金(地方創生先行型)、そのさらに上乗せ交付という事業の採択を得て行うものでございます。茨城県が代表の団体となり、桜川市、稲敷市、阿見町、この2市1町が県と連携いたしまして、交流人口の拡大と地域の活性化、サイクリングによる健康づくりを目的とした事業を行うものでございます。
 桜川市におきましては、県と連携しながら桜川市の区域の部分において首都圏のサイクリストやサイクリングに関心のある方々、こういった方々にニーズ調査を行いますとともに、市内のりんりんロードや、その周辺スポットをPRするための映像や印刷物の作成、本市への観光ツアーを誘致するためのモデルツアー、トライアルツアーという言い方をしておりますが、これの実施、また自転車で来た方に飲食やお土産等を提供するためのサービスアイデア、これの開発、そしてさらには、それらをまとめまして次年度以降に展開していくべきサイクルイベントの企画立案、これを行うことを内容としております。
 以上でございます。
議長(潮田新正君) 続いて、小松ア市民生活部長。
市民生活部長(小松ア裕臣君) 菊池議員さんのご質問にお答えをいたします。
 この亀熊地内の大型共同作業場、これは合併前の平成61年に同和対策事業により設置をいたしました石材工場でございます。土地につきましては借地で行っておりまして、ただ平成22年から地代、年額130万円でございますけれども、滞っていることから、地主さんと協議をし、整地、返却するというようなことで、本年度の当初予算で予算のほうをつけていただきました。それで、現在、工場の解体、整地工事を実施しているところでございますが、現場を採掘したところ、墓石等が多数埋もれておりまして、これの処分につきまして産業廃棄物の処分費用として委託料での補正をお願いするものでございます。
 以上です。
議長(潮田新正君) 横田経済部長。
経済部長(横田藤彦君) 菊池議員さんの有害鳥獣対策事業についてご説明申し上げます。
 今回の有害鳥獣対策事業は、東日本大震災農業生産対策交付金を活用し、桜川市鳥獣害対策協議会が事業主体となり、イノシシによる侵入防止柵の再延長事業として進めてまいりました。地区の選定につきましては、事業の要望から地区の選定までを短期間で茨城県に回答する必要があったため、平成26年12月に実施した農作物被害調査結果をもとに、以前から要望、相談のあった大和地区、本木、岩瀬地区、猿田をあわせて実施することになりました。これにより整備延長2,600メートル、補助金172万8,000円の補正予算を計上した次第でございます。今後、このような事業補助がついた場合には、周知期間のとれる事業につきましては、随時速やかに周知をしてまいりたいというふうに考えております。
 以上です。よろしくお願いいたします。
議長(潮田新正君) 中島教育部長。
教育部長(中島洋治君) 菊池議員さんの岩瀬温水プール管理事業で、施設老朽化に伴う施設修繕についてご説明を申し上げます。
 今回の温水プール管理事業100万円の補正につきましては、11節の需用費の修繕料として40万6,000円、13節の委託料として59万4,000円を計上させていただいております。11節の修繕料の40万6,000円につきましては、4カ所の緊急修繕工事となります。1点目が屋上の換気口よりの暴風時の雨漏りを防ぐためのベントキャップ防雨修繕工事、2点目は雨漏りによる漏電停止している状況にある誘導灯漏電改修工事、3点目は屋外の給油配管安全弁よりお湯が漏れているため、安全弁交換の工事、4点目は消防施設の火災報知器が結露により誤作動が生じているための改修工事でございます。この4点の改修工事とも議員ご指摘の施設老朽化に起因する緊急的に対処する修繕工事でございます。
 また、これまで緊急に修繕、補修で対応してまいりましたボイラー設備、給排水設備、屋内天井板等の修繕工事に対しまして、その都度、施設の休館の対応となりましたこと、利用者の方々にご不便をおかけしておりまして、まことに申しわけございません。このような施設状態を的確に判断し、計画的な施設修繕を図るべく、中長期診断調査を実施いたしたく、13節委託料で59万4,000円の調査費を計上させていただきました。中長期診断業務委託につきましては、供用開始から25年が経過し、また屋内のつり天井は平成23年の震災後、東北地方でつり天井の落下事故が生じ、改正建築基準法では天井板の支えを3点づりに改善する指導がなされ、現在まで改修の対応ができていなく、天井板の下に落下防止のネットを張って安全対策を施しております。これらを考慮し、温水プール施設全体の老朽化状態を診断し、計画的な改修計画を立て、長寿命化を図るため、また利用者に安心安全にご利用いただくため、施工業者に施設の状況の診断調査を依頼するものでございます。
 以上でございます。
議長(潮田新正君) 答弁を終わりました。
 そのほか質問ありませんか。
 5番、鈴木裕一君。
5番(鈴木裕一君) 39ページ、菊池議員の質問と同じなのですけれども、サイクリングによるまちづくりプロジェクト、これ3市で1億2,000万円ぐらいたしか来るような話を聞いたのですけれども、現在、りんりんロード活用調査検討委託料と書いてあるのですけれども、だってそんなことより、あの狭いりんりんロードを少しでも広げてもらうほうに、そういうのは使えないのですか。一番危ないと思うのですけれども、私らもあそこ歩いてみて。これは全然そういうのには使えない補助金なのですか。
議長(潮田新正君) 井上副市長。
副市長(井上高雄君) お答えを申し上げます。
 今回の交付金につきましては、ソフト事業のみということで国のほうから指示を受けた、そういう中で私どものほうで県と連携して設計した事業でございますので、道路の改修等は今回の制限の中では難しいかと思います。
議長(潮田新正君) 鈴木裕一君。
5番(鈴木裕一君) では、仮にそういうソフト事業だと業者に委託して、大したものができなかったときはどうするのですか、それ。私、そっちのほうを心配しているのだ。ただ来たから、何でもかんでも金を使わなくてはならないということなのですか。
議長(潮田新正君) 井上副市長。
副市長(井上高雄君) これから将来に向けて桜川市におきましてもりんりんロードを活用して、首都圏、外のほうからお客さんに来ていただいて、それが地域の活性化につながる。例えば、先ほども申し上げましたように地域のお土産であったりとか、お食事であったりとかということで人の交流が生まれ、活性化につながると考えてございます。そのためによりよい方法を模索し、それは実現可能性も含めまして、議員ご心配になるようなことのないように一生懸命努めて考えていきたいと思っております。
5番(鈴木裕一君) 無駄にならないようにね。
議長(潮田新正君) そのほか質問ありませんか。
 13番、増田豊君。
13番(増田 豊君) 2人に続きまして、同じ自転車道路のことなのですけれども、事業の目的は結構なのですが、つくばりんりんロードと霞ヶ浦自転車道路をつなげると総延長日本一のサイクリングコースになると書いてあるのですけれども、りんりんロードは筑波鉄道跡地であって、つくば市、土浦市も当然りんりんロードありますよね。なぜその2つが連携団体に入っていないのでしょうか。それが1つ。
 あと、ソフト事業中心だと言ったのですけれども、前にやはり同じような内容のことで、イベントについてということを私、質問したときあると思うのですが、そのときは間違っていたらごめんなのですけれども、イベントは考えていないみたいな返事をいただいたのね。でも、これを見るというと、トライアルツアーとかサイクルイベントとちゃんと書いてありますよね。やってもいいのです。やってもいいのですけれども、前にも話したと思うのですが、安全についての関係機関には必ず相談に行ったほうがいいですよという話をしましたけれども、もしやる場合には必ず行っていただけるのでしょうか。
 以上2点。
議長(潮田新正君) 井上副市長。
副市長(井上高雄君) お答えを申し上げます。
 まず、土浦、つくばが、今回、ちょっと言葉を正確に使います。済みません。連携団体に入っていないというところなのですが、これは茨城県が声かけをいたしまして沿線のところに事業予定あるかという話で提案を求めたところ、答えたのが私ども含めた3自治体ということで、希望がなかったというふうに考えております。
 それと、次の安全確保につきましては、議員ご心配のとおり、当然に必要なことでございますので、警察初め関係機関と密な連携を、そして協力をして実施していくのが必要だと考えております。確実に実行させていただきたいと思っております。
 以上です。
議長(潮田新正君) 増田豊君。
13番(増田 豊君) 土浦、つくばが応えてくれなかったということでは、つながらないということになってしまうので、県から派遣されている副市長ですから、やっぱりつながるような方向で働きかけをもっと強力にするということは訴えていただきたいと思います。
 それと、安全についてですけれども、前に事例として言いましたけれども、国民文化祭のときにもりんりんロードで行政側がイベントを企画したというときに、その行政でやるイベントを既に桜川署ではそういうイベントを把握しているわけです。行政のほうに必ず相談に行くようにと、そのときにも教育委員会には言ったのですけれども、とうとう行かなかった。でも、そのときに警察はどういうふうに言っていたかというと、「いいんですよ。事故があったらば、全て行政で責任とればいいんですから」と一言です。ということは、事故があった場合には、今度は責任追及する側に警察がなっていくということを心得て、それで取り組んでいただきたい。以上。
 それと、あのりんりんロードは日本で一番危険な自転車道路と言われているということは、4,700万円とさっき鈴木議員も言いましたけれども、あそこを安全確保のためによそから本当に大勢の人を呼びたいというのならば、相当お金がかかることだと思います。それだけは申し上げておきます。
議長(潮田新正君) そのほかありませんか。
 12番、小林正紀君。
12番(小林正紀君) 小林です。済みません。質問する気全くなかったのですけれども、今の話で、このりんりんサイクリングロードですか、これに関連してソフト面ということだったものですから、ちょっと質問したいと思うのですが、トライアルでよく都会から呼ぶということですね、結論は。この辺で利用している方がたまにいらっしゃるのですけれども、サイクリングに来たかわりに、自転車を借りて歩くとすごくいいというお話伺ったことあるのですけれども、それで土浦方面まで行ったりもしていたのですけれども、結論はここで借りたら、ここに戻ってこなければならない。それがすごく大変だと。だから、逆に言えば乗り捨てみたいなようなこと、だから都会からいろいろな方を呼ぶのであれば、そういうこともソフト面であれば考えることもできるのではないかということをちょっと思い立ったものですから、その点について。
 あと、今、増田議員がおっしゃったように、安全面。これからあそこ統廃合なんかになると、通学路という可能性も出てきますので、よく農作物が夜、光のかげんでとかというお話があるものですから、電灯をつけられないとかいろいろあると思うのですけれども、スポットでそこだけ照らすような、LEDとかそういうのも出ていますから、その辺も今後いろんな意味で考慮していただきたいと思いますけれども、その辺のことちょっとご答弁いただきたいと思いますけれども。
議長(潮田新正君) 井上副市長。
副市長(井上高雄君) 今、議員ご指摘のとおり、遠くから来た方については交通機関で見えて、例えば岩瀬で自転車を借りて土浦まで走って、それで常磐線で帰るといった利用がしたいという声も届いております。これにつきましては、県が中心となりまして、そういった自転車を配置した上で、どうやって戻すかという仕組みも含めて今、検討中と伺っておりますので、そう遠くない時期に実現ができるものと考えてございます。また、安全につきましては、当然自転車道路というレジャーで使う道路の側面と、もう一つ生活の中に根づいた道路としての側面がございますので、その辺は関係機関等と十分協議しながら、安全には最大の配慮を持って進めてまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。
12番(小林正紀君) 結構です。
議長(潮田新正君) では、そのほか。
 3番、榎戸和也君。
3番(榎戸和也君) 幾つか質問したいのですが、まず今の4,100万円の件です。市場調査、観光ツアー開発、商品サービスアイデア開発、サイクルイベントの立案と、これらに恐らく各1,000万円ぐらいずつが予定されて、そして県のほうに、県とあわせて国にこういう流れになっているのだろうと思うのです。ソフトということなので、工事のようなことはできないのだというお話なのですが、例えばサイクルイベントの立案、次年度以降に展開するサイクルイベントを企画立案すると、これで1,000万円を使うのだということなのです。はっきり言ってそういう制度があるからとってきたけれども、その中身はまだすかすかで、ちょっと無駄遣いなのではないかというような印象も、これは国に対してと言うべきなのですが、思うのです。
 やはり簡単に言うと、茨城を売って、この地域にいろんな形で支出してもらって、そして人的交流も含めて茨城を生き生きさせていくという、そういう趣旨のものなのだと思うのですが、であれば何となく1,000万円ずつというのもあれなので、この中身をもうちょっといじれるような余地というか、そして本当に必要で意味のあるものに重点的に、つまり桜川市の本当の意味の主体性でやってもらいたいなと思うのですが、これ1,000万円ずつの枠なんていうのはもう決まっていて、その枠の中でサイクルイベントとはどういうことなのだかわかりませんが、そういうものを1,000万円かけてやると。これつまりそのための準備の自転車を買うとか何とか、そういうことも含まれているのですか。その辺のところを例えばお伺いしたい。
 それから、市場調査の1,000万円というのも、1,000万円かけて市場調査したって、そんな大したものは出てこない。こちらで自分らで考えれば、ある程度のさっき言った、例えば要するに自転車で歩いてもらうのなら、なるべく身軽に来てもらうと。そして、スタートするところでお茶飲んだりなんだりしてスタートして、途中で飯食ったり、ちょっとした観光資源見てもらったり、終着駅で最後身軽ですからお土産買って帰ると。途中でお土産なんか買えませんから、自転車。ですから、そういう枠は何となく想像できるわけで、それを市場調査と称してせっかく貴重な1,000万円をどういうふうに使うのかわかりませんが、もうちょっとやっぱりそこは考えてやっていただきたいというのをお願いしたいのですが、その辺についてどういうふうなことをお考えになっているかお伺いしたいと思います。
 それと、41ページの人権啓発対策事業というのがありましたが、つまり産廃が出てきたので、産廃の費用にこれだけの補正をするのだということなのですが、これはその前にあそこをやるときの中の工事費の中に産廃の費用も入っていたわけでしょう。違うのですか。何にもなし、産廃は全然意識しないで計画していたら、産廃が出てきたということなのですか。つまり前に見積もった中に産廃の経費も入っていて、それ以上に多いので、これだけくっつけたということなのか。ですから、そうであれば、産廃関係の費用というのは一体実質幾らになってくるのかということをお伺いしたいと思います。
 それから、44ページの有害鳥獣対策の問題ですが、これは協議会への補助となっています。ということは、つまり桜川市は協議会にお金を上げていると。従前補助金の問題いろいろ議論になっているところですね、女性会の問題やら何やらで。その補助金の使途については、交付した団体に対していろいろ説明を求めていくという大きな流れがあったかと思うのですが、つまり普通の鳥獣害対策も全てこれは協議会で決めている。協議会に対してお金をやっているということなのです。市の事業ではないのです。協議会の事業なのです。であれば、やはり私、前々から申し上げていますように、もしそうであれば、例の鳥獣害対策で有害捕獲で猟友会がことし435万円、猟友会の中の鳥獣捕獲隊に対して435万円をまず差し上げて、そのほか捕ったら幾らとか、そういうことがあるわけです。そういうものの明細、中身をやっぱりもっときっちり管理しないと、相当な額が入るわけですから。今回についても、本当に我々困っているわけです。その困っているところに、みんなの声を吸い上げるというところでも、この間の一般質問でも申し上げましたが、協議会が本当に機能しているのかと。本当に困っていて、いろんなみんなの知恵を出して、みんなでやっていくというその姿勢です。それが何か協議会という、言葉は悪いのですけれども、トンネルみたいのがあって、何かそれだけの行ったお金が、よく経緯もわからず、ある地区に出ていくと。
 さっきの説明では、何か調査したら、その地区が多かったから、そこに入れたのだと、そういう説明でした。では、ほかの地区は、そんな調査したら大した被害ではなかったのですか。そんなことないです。だから、それならこれだけ調査でこの地区が多いから、この地区にやったのだという数字を示してもらいたいと思うのです。何であそこの地区に行くのかと、誰も知らないままに、しかも、私、後で見せていただいたら、区長さんとか今までの経緯を見せていただいたら、最初は本木地区だけにあれつけることだったのです。百七十何万円で協議会では決まったらしいのです。協議会では百七十何万円、本木地区にやるということで決まったらしいのです。そうしたら部材とかなんかやってみたら安くなってしまったと。それで余っているところを探して、猿田地区にも行ったと。だから多分猿田地区に行くのは、協議会では決まっていないのではないかと私は理解しているのですが、誰が決めたのだと。もうちょっとそこは、やっぱり透明性を持ってお願いしたいと思います。
 それから、部材なんかも、反りの入ったやつで1枚1,000円ぐらいだというのですけれども、私の感覚で言えば普通の反り入っていないやつでも1メートル幾つですか、あれば何とかという気もするのです。そうしたら、値段はずっと安くなるわけですから。1枚400円以下で今、買えますよ、多分同じようなものが。最後、反りが入っているかどうかだと思うのですが、そういうことも含めて、やっぱりこの間も言いましたが、ぜひ協議会に本当に困っている人を入れて、そして形だけでつくった協議会ではなくて、言葉悪いのですが、ご都合主義の協議会ではなくて、本当の地域の声聞いて、みんなで知恵を合わせて何とかするという協議会にしていただきたいということも含めて今の件、何でそこに行ったのかということをもう一回、数字があるのなら数字を出してください。
 以上、終わります。
議長(潮田新正君) それでは、榎戸議員の3点の質問に答弁願います。
 まず最初に、井上副市長。
副市長(井上高雄君) お答えをいたします。
 まず、サイクルイベントにつきましてご質問いただきました。この中身につきましては、今後、今年度というか、この4,000万円の交付金の中で実施するというものではなくて、将来的に市場調査や私どもでの地元での商品開発等を含めて、それを有効に生かすためにはどういうものがいいのかということを幾つか提案、そして固めていくという作業でございます。自転車を購入云々というお話ありましたが、現時点ではその予定はございません。
 それから、市場調査についてのご質問をいただきました。市場調査の具体的な方法については、現在、やはりサイクリストもしくは自転車に乗ってみようかなと思っている方々にピンポイントですることが重要というふうに考えてございます。現在、想定しておりますのは二、三社あるのですけれども、インターネットを通じまして自分の属性とかを登録していただいて、年齢、趣味、そういったものを登録していただいて、その方々に調査をかけられるというものがございます。大体関東地方を今ターゲットとして考えておりますけれども、50万人程度の分母を持った中から自転車に興味のある方、そういった方々を対象に調査をしたいというふうに考えてございます。そういった調査会社が二、三社あるというふうに伺っていますので、私どものほうとして調査項目を決めていく中で最適な会社を選んでいきたいと考えてございます。
 以上です。
議長(潮田新正君) 続いて、小松ア市民生活部長。
市民生活部長(小松ア裕臣君) 当初予算で見ておりました工場解体、整地工事ということでは、多少の石の処分も見ておりましたが、今回、当初予算で発注しております今の工場解体整地工事につきましては、この石の部分が大変不明確であったために、石の部分の処分をやめまして、工場、コンクリート構造物、それの解体と整地というようなことで進めさせていただいて、石の処分量が大体把握できたというようなことで、今回、委託料での処分をお願いしているということでございます。
 以上です。
議長(潮田新正君) 続いて、横田経済部長。
経済部長(横田藤彦君) 榎戸議員さんのご質問にお答えします。
 先ほど有害鳥獣対策事業につきましては、菊池議員さんのときにもお答えをいたしましたが、この事業補助金につきましては、事業補助金172万8,000円、これは先ほど申し上げましたが、東日本大震災農業生産対策交付金の補助金を活用して、桜川市鳥獣害対策協議会が事業主体となって、イノシシによる侵入防止柵の整備延長事業としてワイヤーメッシュ整備に関する事業費の補助について補正したものでございます。整備地区につきましては、以前から要望のあった本木、猿田地区について実施をしましたが、このワイヤーメッシュ整備事業につきましては、桜川市鳥獣害対策協議会が主体となって行う事業でございまして、6月16日の協議会総会において承認を得た上で進めてまいりました。また、地区の選定については、事業の内容が4月17日付、県農業推進室からの補助要望のメールが届きまして、4月22日までの回答ということで非常に短い期間で回答する必要がございました。以前から要望のあった本木地区で事業を実施したということでございます。
 先ほど議員さんが申し上げましたが、当初は1,800メートルということで計画をしておりましたが、部材等を見積もったところ、県からの補助で実施するに当たってはもっと安くできるということで、猿田地区の800メートルをプラスして2,600メートルということで事業に着手したわけでございます。先ほど要望のあったということでございますが、26年12月に農作物被害の調査をもとにして実施したということでお話ししましたが、議員さん言うとおり、イノシシはどこにいて、何頭いるかわかりません。やっぱり事業の基本として要望があったものを取り入れるということで実施をさせていただいたということでございます。周知期間がなかったということにつきましては、これからは周知期間があれば周知を徹底して、皆さんに周知をして補助要望を皆さんから募っていきたいというふうに考えております。
 以上でございます。
議長(潮田新正君) 答弁終わりました。
 3番、榎戸和也君。
3番(榎戸和也君) 今の経緯で見積もりよりも安くできたので、ほかにもつけたと。そこは協議会は多分開いていないと。協議会の事務局は、いわゆる市のほうですから、ですから協議会というのが非常に形としてはあるのだけれども、トンネルみたいな状況で、実質は市の裁量でいろいろやられているというのが実態だと思うのです。ですから、市が協議会で決めたのだよと言われてしまうと我々もなかなかあれなのですが、なので本当に協議会で決めたというのであれば、それに見合うだけの、例えば今回、猿田に回すに当たっても協議会を通さなければおかしいわけです。ですから、やっぱりその協議会を本当に活性化するために、この間申し上げたように、もっと切迫感を持っている人に協議会に入ってもらって、例えば我々議会からもしかるべき人に入っていただいて、そういう中で本当に市を挙げて取り組んでいただきたいというのを重ねて申し上げておきたいと思うのです。
 あと、りんりんロードの件ですが、例えば観光ツアー開発というのなんかは当然県でもつくっていると思うのです。県全体でほかの稲敷とか、向こうの霞ヶ浦とかいろんなところを含めて多分つくるのだと思うのです。桜川市は桜川市で独自にと。ですから、同じようなパンフレットが、桜川市に焦点を当てたパンフレットと、その全体のコースのようなものが現在も出回っていますよね。出回っています。ですので、ぜひそういう部分はよく分担というか、県とも協議していただいて、本当にここは桜川市のために使う金なのだということで、桜川市を売り込むようなパンフということをぜひ意識して、いかにしたら桜川市に、ほかよりも桜川市に来てもらえるかというようなことでお願いできればと思うのですが。
 あと、一応ここでお願いしておきたいのは、サイクリングをやっていらっしゃる方々から聞くと、ともかくこの道路が滑ると、非常に危険であるということがよく言われます。桜の葉っぱとか、それがあったところがぬるというか、雨が降ったときなどは、非常に危険であると。そういうことについては、ぜひ市のほうからも呼ぼう、呼ぼうというのですから、先ほども同僚議員からありましたけれども、それなら安全に来られるようにということで、県の道路ですけれども、そういうことも市のほうでもやれることはやって、県にも要望して、ぜひ安全な道路ということでお願いしたいと思うのですが、いかがでしょうか。
議長(潮田新正君) 井上副市長。
副市長(井上高雄君) お答えを申し上げます。
 私どものほうで今、想定というか、考えてございますのは、例えば桜川市内にある旧駅に来て、その間のPRではなくて、そこからまちの中とか横に入っていただく。そうすると、こんな楽しいことがあるのですよという、こんなおいしいものがあるのですよといったことをPRできるようなものにしていって、桜川市の独自性といいますか、桜川市の中にメリットがあるように考えていきたいと思っております。
 また、道路全体といたしまして、りんりんロードが通っているし、それから霞ヶ浦の湖岸道路を通っているところ、全市町村参加で協議会、ちょっと正確な名前は承知していませんけれども、協議会が県主導で立ち上げられております。この協議会を通しまして、その辺の安全性の確保とかいったことについても相談してまいりたいと考えてございます。
 以上です。
議長(潮田新正君) そのほか質問ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 討論を終わります。
 お諮りします。本案は原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第91号は原案のとおり可決することに決定をいたしました。
 ここで暫時休憩いたします。
          休 憩  (正  午)
                                           
          再 開  (午後 1時30分)
議長(潮田新正君) 再開いたします。
                                           
    議長報告第1号の委員長報告
議長(潮田新正君) 日程第13、議長報告第1号、付託されました案件についての報告を求めます。
 請願第16号 教育予算の拡充を求める請願について、文教厚生常任委員長、萩原剛志君、登壇の上、報告願います。
          〔文教厚生常任委員長(萩原剛志君)登壇〕
文教厚生常任委員長(萩原剛志君) 請願第16号 教育予算の拡充を求める請願についてご報告いたします。
文教厚生常任委員会請願審査報告書
 文教厚生常任委員会の審査の結果並びに審議の経過概要について、会議規則第143条の規定によりご報告申し上げます。
 本委員会に付託された案件は、請願第16号 教育予算の拡充を求める請願であり、請願者は茨城県教職員組合、吉田豊氏ほか222名であります。
 本委員会は、12月9日、委員会室において、委員全員の出席のもと、教育長、関係部課長の出席を求め、書記を任命し、付託された案件について詳細な説明を受けました。
 慎重に審議した結果、少人数学級の推進や義務教育国庫負担制度の堅持は、桜川市の将来を担う子供たちの教育環境を整備していく上で極めて重要なことから、全員一致で採択することに決しました。
 以上が、文教厚生常任委員会に付託された案件に対する審査の結果であります。
 各位におかれましては、本委員会の報告をご承認の上、ご賛同くださるようお願いいたします。
  平成27年12月11日
                        文教厚生常任委員会委員長  萩原 剛志  
  桜川市議会議長  潮田 新正 様
議長(潮田新正君) 以上で委員長報告が終わりました。
 これより質疑を行います。
 文教厚生常任委員会以外の方、質疑願います。質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 討論を終わります。
 お諮りします。請願第16号について、委員長報告は採択です。委員長報告のとおり決定することにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 異議なしと認めます。
 よって、請願第16号は委員長報告のとおり採択することに決定いたしました。
                                           
    議会運営委員会、各常任委員会、議会広報特別委員会の閉会中の継続調査
議長(潮田新正君) 日程第14、議会運営委員長並びに各常任委員長、議会広報特別委員会委員長から、会議規則第111条の規定により、お手元に配付したとおり、閉会中の継続調査の申し出がありました。
 各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 異議なしと認めます。
 よって、議会運営委員長並びに各常任委員長、議会広報特別委員会委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
                                           
    日程の追加
議長(潮田新正君) ただいま4番、萩原剛志君から議員提出議案第7号 教育予算の拡充を求める意見書、大塚市長より議案第92号 桜川市土地開発公社に対する資金の貸付けに関する条例及び議案第93号 平成27年度桜川市一般会計補正予算(第6号)が提出されました。
 ここで暫時休憩いたします。
          休 憩  (午後 1時35分)
                                           
          再 開  (午後 2時01分)
議長(潮田新正君) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を開きます。
 休憩中に開催いたしました議会運営委員会の報告を願います。
 議会運営委員長、小高友徳君。
          〔議会運営委員長(小高友徳君)登壇〕
議会運営委員長(小高友徳君) 休憩中に開催をしました議会運営委員会の会議結果を報告いたします。
 先ほど4番、萩原剛志君から提出されました議員提出議案第7号 教育予算の拡充を求める意見書を追加日程第1及び大塚市長から提出されました議案第92号 桜川市土地開発公社に対する資金の貸付けに関する条例を追加日程第2、議案第93号 平成27年度桜川市一般会計補正予算(第6号)を追加日程第3とし、直ちに日程に追加し、審議、採決することに決定をいたしましたので、ご報告をいたします。
 なお、採決につきましては、起立、採決で行います。
 以上で報告を終わります。
議長(潮田新正君) お諮りします。
 ただいま議会運営委員長より報告がありました。報告のとおりとしてご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 異議なしと認め、議会運営委員長の報告のとおりといたします。
 追加日程表及び議案書を配付いたします。
          〔追加日程表及び議案書配付〕
                                           
    議員提出議案第7号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(潮田新正君) 追加日程第1、議員提出議案第7号 教育予算の拡充を求める意見書についてを議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 4番、萩原剛志君。
          〔4番(萩原剛志君)登壇〕
4番(萩原剛志君) 議員提出議案第7号 教育予算の拡充を求める意見書。
 上記の議案を、別紙のとおり桜川市議会会議規則第14条の規定により提出します。
  平成27年12月11日
                         提出者 桜川市議会議員 萩 原 剛 志
                         賛成者 同     上 谷田部 由 則
                         賛成者 同     上 小 林 正 紀
                         賛成者 同     上 小 高 友 徳
                         賛成者 同     上 菊 池 伸 浩
 教育予算の拡充を求める意見書につきましては、お手元の意見書のとおりとなりますので、ごらんの上、ご賛同いただくようよろしくお願いいたします。
議長(潮田新正君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 討論を終わります。
 これから本案を採決いたします。
 この表決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
          〔起立全員〕
議長(潮田新正君) 起立全員です。
 よって、議員提出議案第7号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
                                           
    議案第92号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(潮田新正君) 追加日程第2、議案第92号 桜川市土地開発公社に対する資金の貸付けに関する条例を議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 井上副市長。
          〔副市長(井上高雄君)登壇〕
副市長(井上高雄君) 追加配付されました議案書の1ページをごらんください。
 桜川市土地開発公社に対する資金の貸付けに関する条例の提案理由を説明させていただきます。
 1枚おめくりいただきまして、議案書2ページをお開き願います。桜川市土地開発公社に対する資金の貸付けに関する条例でございます。
 第1条では、この条例の趣旨として、桜川市土地開発公社に対する資金の貸付けに関する必要な事項を定めるものであるとしております。
 第2条におきまして、資金の貸付けに当たり、公社が行う事業に要する資金及び市長が公社の目的達成に必要と認めた事業に要する資金を予算の範囲内で貸し付けることができると定めてございます。
 第3条におきまして、貸付けにつきましては、契約の締結を求め、貸し付ける資金の額、償還期限、償還方法、貸付金の利率、その他必要なことを契約すると定めてございます。
 第4条におきましては、公社は、貸付金を指定した事業以外に使用してはならないと定めてございます。
 第5条におきましては、公社は、事業資金にかかる収入及び支出について、区分経理を義務づけております。
 第6条におきまして、市長が貸付金の返還を求めること、その場合の条件について不正な手段により貸付けを受けたとき、事業継続の見込みがないとき、市長の指示に従わなかったとき、その他、本日提案のこの条例に違反したときを定めてございます。
 なお、附則におきまして、条例の施行日を公布の日と定めております。
 以上でございます。ご検討の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。
議長(潮田新正君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
 7番、菊池伸浩君。
7番(菊池伸浩君) では、1点質問いたします。
 土地開発公社という名前を聞きますと、市の土地開発公社の焦げつきの問題もありますが、それだけでもなく、さらに県の土地開発公社の大規模な赤字の問題、いい印象は持っておりません。私が議員になって5年、今回のような27ヘクタールもの土地の取得の議案としては初めてです。土地開発公社を使って土地を取得するのが当たり前というか、常道というように言われておりますが、その方法をとる理由をきちんと説明をお願いいたします。
 また、土地開発公社を活用しないで、公共用地を取得する方法というのはないのか、その辺のこともご説明願います。
議長(潮田新正君) 菊池伸浩君の質問に答弁願います。
 井上副市長。
副市長(井上高雄君) 菊池議員のご質問に答弁をさせていただきます。2点ご質問をいただきました。
 まず、後半のほうの土地開発公社を利用しないで公共用地を取得する方法があるのか、ないのかということでございますが、当然市有地として将来的に展開する事業があるのであれば、市が直接買収をするという手法もございます。今回、この手法を選択するに当たりまして、市で直接買収する方法と、土地開発公社にその買収を委ねるといいますか、土地開発公社をいわゆる使って買収するという場合の比較の中で考えてまいった経緯がございます。
 その中で土地開発公社を使いました理由でございますが、まず病院をあの地域、今回の開発予定区域の中で設置をしてまいりたいというふうに考えてございます。その中で考えますと、病院の用地につきましては、病院事業債という起債を活用してその整備を進めてまいりたいというふうに考えておりますことから、この病院事業債の要件といたしまして、病院の用地として買わなければいけないというものがございます。したがいまして、現時点で先行取得をするという場合におきましては、今買った市有地を取得した経費につきまして病院事業債を充当することができません。したがいまして、少しでも有利な方法で整備を進めるという観点から、土地開発公社を活用して用地を取得したほうが、より経済的なメリットがあるというふうに考えております。
 2点目といたしまして、市が土地を買収するに当たりましては、当然に詳細な土地利用の計画というものがあってしかるべきものと考えてございます。現時点で地権者の皆さんから開発に対する同意であったりとか、土地を使っていただいてもよろしいというふうな意思表示をいただいておりますが、土地利用の詳細にわたっての計画が固まってはおりませんので、そのような状況で市が直接用地を確保することは必ずしも適切ではないと考えております。その中で土地開発公社につきましては、公共用地の取得や管理、処分等を行うことによりまして、地域の秩序ある整備と住民福祉の増進に寄与するといった目的のもとに事業を行うと定められておりますので、将来的な一体的土地整備を確保する観点におきまして、地権者の方々の意向に沿った市街地開発を実現するためには、土地開発公社を活用して用地取得を進めることが適切ではないかと、適切であると判断をしたものでございます。
 以上です。
議長(潮田新正君) 7番、菊池伸浩君。
7番(菊池伸浩君) この土地の先行取得というのが、いつもくせ者というか、危なっかしいというか、心配があるというか、そういう感じがするのですが、ある意味ではばくちの危険性もあると。どこも首長になった方は、どうしても土地の先行取得というか開発をする意思が強いですから、一概には全部を否定する気はないのですが、そうすると、また後で別なところで質問しようと思ったのですが、私が心配してるのは、桜川市立病院の建設場所が一番心配なのですが、この中では、その辺のことはどうなっているのでしょうか。
議長(潮田新正君) 井上副市長。
副市長(井上高雄君) ご答弁をさせていただきます。
 今回、ご議決をいただきましたらば、実際に土地の買収ということが可能になります。そして、土地がまとまれば、そこが明確な候補地として現実味を増すわけでございますので、今回、買収を予定してございますエリアの中に病院を整備するという方向で考えております。
議長(潮田新正君) そのほか質問ありませんか。
 18番、林悦子君。
18番(林 悦子君) 3点になるかもしれないですが、1点目はこの間の全協のときに、このぺろっという1枚、市立病院整備スケジュールというのをいただきました。これを見ると、この12月から1月の相当早い段階、お正月明けぐらいの間に、もう12月の末には病院用地決定、全体事業費の算定、プロポーザル公募資料作成というのが、もう12月の暦の段階に入っているのです。1月のほとんど休み明けのような段階になると、病院整備推進室というところに、つまり市立病院の総合戦略室がやるのは契約とか登記とかという、そういう雑務みたいなもので、今度は病院整備推進室のほうにいよいよ病院のプロポーザル業者公募策定とかという業務が移っていくというのが既に示されているのです。ここまで逼迫したスケジュールになっていたら、この定例会でなぜ詳細が示されないかということは、私はあってはならないことだと思います。やってはいけないとか、そういうことを言っている議員さんというのは、私が聞く限りは誰もいないのです。でも、中身がさっぱりわからないので、判断のしようがないと思っている人も多いのです。
 このお示しになった今後の日程の中で、とりあえず早急に、これが例えば議決されると、開発公社理事会で、ここでも議決というか、そういうのを得るわけでしょう。そして、それから地権者の契約というのに一気に行ってしまうのですよね。それは一体具体的にどのスケジュールで12月の日程の中に入ってくるのですか。それが1点目。
 それから、27ヘクタールを一体開発するというのは、要するに大型開発行為だと思うのです。これ民間が通常やるときには、市長、プロだと思うのですけれども、もう本当にきちんといろんな事業計画やそういうものを立てて、行政、市だとか県に開発許可を申請して、そしてそれを認可してもらって事業着手になるわけでしょう。同様の手続というのは、市といえどもとらないわけにいかないと思うのです。そうすると、はっきり言って条例そのものは、瑣末的と言っては申しわけないのですが、金利幾ら取るとかそういう話なので、この条文そのものを見れば金利を取るのだとかどうだとかというのは当たり前のことを文字化しただけなので、これだけではこの議論には不十分なのです。事業の見込み、精算というものがどの程度示されているかということが私は一番の問題だと思います。この少ない時間の中でもできる限りの説明をしてもらいたいと思います。
 例えば、関係法令が13ぐらいあるのです。農地法だとか、農振除外しなくてはならないとか、あるいは税法上の例えば病院用地であれば、5,000万円まで控除になると。病院用地以外だったらば、1,500万円だとかという、それがどの地権者さんに当てはまるかということも含めて、関係法令だけで13本あります。そうすると、当然関係省庁との協議、関係法令との調整というものをしなければならないし、それから県だって開発審査会みたいなところにかけるわけです。そうすると、これは一体いつ認可がおりるというのですか、わかるのですか。スケジュールにも少しかぶると思いますけれども、そのことについて、副市長は県からいらっしゃった方なので、その辺の説明をきちっとお願いしたいと思います。
 それから、大和駅の近くに非常にこだわりが病院の立地としてあるようなのですけれども、駅といえば桜川市地内は3つあるわけです。その中で、大和駅でなくてはならないというのには、結局この大規模開発と一体の中で病院を据えていることが大きいのだろうと思います。ちなみに、この大和駅というのは、今、1日の乗降客数というのですか、それどれくらいありまして、この病院ができることによってどの程度に見込んでいるのかお尋ねをしたいと思います。
 それからあと一つ、最後の第7条、委任というところがあります。この条例に定めるもののほか、この条例の施行に関し必要な事項は別途規則で定めるというのがあって、よそさんの条例を見たとき、似たような条例を見ると、この施行規則の中に市長が認めるときは無利子で貸せるという項目があるのですが、この無利子を今回使いますか。
 以上4点です。
議長(潮田新正君) 答弁願います。
 井上副市長。
副市長(井上高雄君) まず、買収のタイミングというご質問が1問目であったかと……
18番(林 悦子君) 開発公社理事会あるいは地権者契約ですね、すぐやるようなことが書いてありますから。
副市長(井上高雄君) はい。開発公社の理事会は、できるだけ早くやった上で、買収といいますか、実際の用地の取得に入っていきたいというふうに考えております。
18番(林 悦子君) 議長。
議長(潮田新正君) 何か。
18番(林 悦子君) もうちょっと具体的に言うように言ってください。この間の、これでない紙には、何かもう来週にも地権者をどこか会館か何かに集まってもらって一括契約すると書いた紙ももらいましたよね。年末ですよ、ここへ来て。そうしたら、もう審査会、開発公社理事会だって、通知出したりいろいろやるのでしょうから、こうやって役所の日程を後ろから押してくれば、恐らく決まっていると思います。
議長(潮田新正君) では、細かく、明細に。
18番(林 悦子君) 隠さないで言ってください。
副市長(井上高雄君) 開発公社理事会は、きょう議決がいただければ、本日中に開催したいと考えてございます。そして、理事会で決定があれば、直ちに用地の交渉に入っていきたいと。
18番(林 悦子君) 直ちとは来週ということですか。
副市長(井上高雄君) さようです。土、日はあれですので、きょう金曜日でございますから、現実的には来週月曜日からということになると思います。
 2点目ですが、関係法令たくさんございます。議員からは13本とご指摘をいただきましたが、当然上級官庁といいますか、県それから国の機関とも協議といいますか、こういうふうな計画があるのだけれども、計画というか考えがあるのだけれども、どういう段取り、どういう手続でやっていったらいいのか、そういった相談はさせていただきました。例えば、県で申し上げますれば、農業系の施策、農地転用であるとか、農振除外とか、そういうふうな農地系のところを所管している部署、それから都市計画を所管している部署、それから都市整備、事業手法、区画整理とかそういった土地手法を整備しているころ、それから建築関係を所管している部署、それから財政を担当しておる市町村課とか、それから国の機関で申し上げれば税務の控除もございますので、税務関係の税務署であるとかといったところと交渉といいますか、調整に着手してございます。
 その中で、今後、土地利用の計画が定まった段階では、もうちょっと突っ込んだ話になるかと思いますが、全ての官署から助言をいただきながら進めてございます。例えば、いつ認可がおりる見込みであるかということにつきましては、確認、明確なお答えができる段階にはございませんけれども、それらの話し合いの中で土地利用計画等が詰まった段階で、先ほどお示ししましたスケジュールから言いますと、病院に関しましては向こう1年の間に何とか必要な法令上の手続を進めたいと考えてございます。
 それから、大和駅につきまして乗降客数でございますけれども、JRのデータとかはございません。実を言いますと、各駅の乗降者数をJRのほうでとってございますが、残念ながら大和駅の乗降データがその中にはございませんでした。一番ほかの駅の中で少なかったところで、どこでしたか。では、そこはデータ、市長公室長がございますので、答弁をさせていただきます。済みません。
 以上です。
議長(潮田新正君) 潮田市長公室長。
市長公室長(潮田昭彦君) 林議員のご質問にお答えいたします。
 はっきり言いまして、先ほど副市長もおっしゃられましたが、大和駅のデータはございません。極力手持ちの資料から説明させていただきますと、2011年度で、これは1日平均の乗車人数でございます。岩瀬駅が1,000跳んで11人でございます。それと、羽黒駅が765人、ちょっと西に行きまして下館駅が3,332人、新治駅が623人、宍戸駅が458人、稲田駅が212人、福原駅が169人というデータがございます。
 以上でございます。
          〔「答弁漏れ」の声あり〕
18番(林 悦子君) あれ、大和言わなかったよね。
議長(潮田新正君) 答弁漏れ。
  井上副市長。
          〔「大和はまだデータができていない」の声あり〕
18番(林 悦子君) 駐車場の利用台数みたいなのはわからないですか。
議長(潮田新正君) 7条の件、無利子で貸し付けるのかということを問われている。
副市長(井上高雄君) 答弁漏れございましたので、再度立たせていただきました。
 今後定めるべき施行規則の中で、無利子とするのかというご質問をいただきました。現時点では、市中の預金金利をベースに考えていきたいというふうに考えてございます。現時点では無利子という予定はございません。
          〔「預金の金利」の声あり〕
副市長(井上高雄君) はい、預金金利をベースに考えたいと。
18番(林 悦子君) ちょっとごめん、聞き方悪かった。無利子にすることができるという項目を入れますか。
副市長(井上高雄君) 現時点では有利子と考えております。ですので、入れない。
議長(潮田新正君) 林悦子君。
18番(林 悦子君) 違う、違う。
副市長(井上高雄君) 入れない。
18番(林 悦子君) 無利子とすることができるという項目は入れないということですか、施行規則の中に。
副市長(井上高雄君) はい、そのように考えてございます。
          〔何事か声あり〕
議長(潮田新正君) 18番、林悦子君。
18番(林 悦子君) これ2回目ですよね。まさか協議会やって、今日終わったらば、今日中に、来週かなと正直言って思いましたが、今日議会が幾ら早く終わると言ったって、今日やって、今日中に開発公社理事会を開いてしまうとは思いませんでした。開発公社の理事長は副市長ですけれども、議会は普通5時15分までやりますよね。そういうのをちょっと議会軽視と言うのではないですか。やっぱり日程はとって、その後、集まる人が議員さん何人かと、役所の部長ら何人かと、あと民間の方がお一人おやめになっているから、あとお一人の問題かもしれませんけれども、ちょっとこれは横道にそれますけれども、あなたが今、今日中にやると言うから、随分急いでいるのですねという感想しか言えませんけれども、ちょっと私は議会軽視だと思います。
 それから、いつやったって、それは構いませんけれども、今日の日程に考えているということがちょっとどうなのかなと思います。
 それから、2点目の大型開発行為だろうと。これ調整に着手しましたということは、こういうことをやりたいと思うということを今お話しに行っていますということですよね。農振除外とかそういうのだって、年に1回か2回ぐらいしか審議会開かないでしょう、都市計画審議会とか。そうしたらば、普通民間業者がこれやったら3年ぐらいかかるのを市が頑張れば、もっと短縮はできるかもしれませんけれども、病院については1年以内にやりたいとなると、ほかの病院以外の開発行為と、病院との間に相当なタイムラグがあるのです。であれば、通常、病院に絞り込んで先行取得するというのが私は普通の考え方ではないかなと思うのです。でも、こうやって一体整備として入れた以上は、これだけつまみ上げてやるというのも、言っていることに矛盾があるようなのです。であれば、この大型開発、ましてや病院の用地、いまだに場所も言えないで、それなのに用地取得を議決しろと言っているわけですから、こういう関係省庁、法令あるいは県の開発審議会等々の決定というのだか、ある程度の内諾というか、方向性が着手した段階で一つも示されない前に土地を買っていいのですか、副市長。
議長(潮田新正君) 井上副市長。
副市長(井上高雄君) 関係省庁とは、一度に整備するわけではなく、諸般といいますか、必要な関係法令にのっとった手続を経て整備するということで進めております。また、用地の取得に関しましては、開発の計画、それから実際に用地を取得するに当たっての難易度といいますか、用地取得の合理的な手法として現時点で取得していくのがふさわしいというか、必要があるというふうに考えてございます。
18番(林 悦子君) では、これ最後です。3回目です。
議長(潮田新正君) はい、最後。
 18番、林悦子君。
18番(林 悦子君) 先ほどの菊池議員さんの質問のときに、副市長、こういうふうに答えているのです。開発公社で買う以外に市で買う方法というのもあるわけです。これ当然道路用地だとか、あるいは病院用地と固まっていれば、病院用地のみ先行取得するとなれば、その地権者の方は5,000万円までは税控除になるのです。だけれども、何だかわからない段階での税控除は1,500万円になるのです。にしかならないのです。多分1町歩以上の地権者が、どこの場所を持っていらっしゃるかそれはわかりませんが、5人いらっしゃるということです。そうすると、みんな一律に同じに買おうとしても、その人が、どこに、どれくらいの土地を持っているかによって税の控除はおのずと変わってこなかったら、これは不誠実なのです。だって病院用地のところに1町歩以上持っていたらば、1,500万円を超える部分についても無税になるはずですから。やっぱりそういうこともきちんと図面に落とした上で、私は地権者との交渉というのはすべきなのだと思うのです。多分道路の買収なんかだったら、そうしていると思います。
 先ほど、市が直接買う場合、詳細な計画が必要だとおっしゃった。固まっていない段階で市が買うのは不適切ともおっしゃったけれども、開発公社で買うならば、こういうものはなくてもいいのだというふうに聞こえるのですけれども、それはおかしくないですか。方便ではないですか、使い分けて。
議長(潮田新正君) 井上副市長。
副市長(井上高雄君) まず、開発公社が用地を取得する際の目的として、将来的な土地利用、一体的な土地利用を確保するために、先行して取得するということが、その事業目的にもございます。したがいまして、開発公社が取得する、取得を決定する段階として、現時点がおかしいというふうには考えてございません。
18番(林 悦子君) ちょっとそういうこと言っていないな。
副市長(井上高雄君) あと、控除のお話についてもお話がございました。病院用地で特定して買えば5,000万円控除があるというご指摘をいただきました。今回、地権者の皆さんにご協力いただけないかというお話を差し上げるに当たりまして、税金の控除に関しましては通常の1,500万円控除ということでご説明をした上で、この間、お示しいたしました同意の取得をしております。ご同意をいただいているものと考えてございます。
 以上です。
議長(潮田新正君) これで林悦子君の質問を終わります。
 そのほか。
 3番、榎戸和也君。
3番(榎戸和也君) 今回の条例の制定と、後で出てくる追加補正、非常に切迫した中で、特に病院の日程があるのでということで、こういう流れになっているのかなと思うのですが。それにしても本当に詰めが非常にまだ詰められていない中でこういうふうに進んでいってしまうのはどうなのかなと。そういう視点でお尋ねしたいと思うのですが、まず副市長のほうに、今の林議員の質問の続きみたいな形になるのですが、私もさっきあの話を聞いたときに、えっと思いました。なぜかというと、市ではだめだけれども、開発公社ならそういうものが決まっていなくても買えるのだと。つまりこの条例が通ると、この条例はそんなものがなくても物は買えるのですよと、そういう条例だということですよね。では、どこでチェックするのですか。行ってしまった金は開発公社。開発公社というのは、これ定款見ると、外部の人は今1人だけ監査、県の部長などをやめられた方が1人入っていて、あとは副市長が理事長で、副理事長が市長公室長で、理事の中に市長、それから各部のいろんな部長さん、それから議会から議長、副議長、常任委員会の2人の委員長と。つまり本当にここで議論をしている中で、ほとんどが了解されていることですから、もうそれは先ほどのとおり、あっと言う間に決めることができるような組織になっているのだと思うのです。
 ですから、この条例が通るということは、先ほどどういう思いで副市長は言われたのかわかりませんが、要するに内部なんか詰まっていなくても金は貸せるし、この条例によって。あとは、その中で、自分たちの同じ決めた方たちの中でいろんなことができるのだと、こういう条例というのは非常に問題なのではないかとまず1つ思います。いかがお考えか伺いたい。
 それと2番目に、病院事業債を活用したいと。これを活用すれば、当然国からの補助があるわけです、40%か幾らでしたか。例えば、病院の面積を2ヘクタールとか3ヘクタールとかわかりませんが、計画がはっきりしていないので。一応今までの話でわかっていることは、基本的に1反歩160万円、2町歩であれば3,200万円。その3,200万円のところに何かの補助が来るから、それで直接市が買うなどというのをしないで、公社を使うのだと。公社に金を入れるのだと。入れるときには、さっきの質問のとおりで非常にわからない形で入ってしまうと。こういうことは非常に問題ではないか、やっぱりこれも思います。そのぐらいだったら、別に公社使わないで買ったっていいのではないかと、メリットがそのくらいであれば。その点、2点目です。
 あと、先ほど副市長が言われた第5条です。区分会計というふうな話をされていました。ちょっと意味がよくわからないので、区分会計というのはどういうことなのか教えていただきたいと思います。それが3点目ですか。
 それから、この条例の中で事業ということが出てきます。第2条、公社が行う事業、それに要する資金を貸すと。それから、市長が公社の目的達成に必要と認めた事業に要する資金を予算の範囲内で貸すと。予算の範囲内ということですから、予算の中に入ってくるので、今回についても追加補正で入ってきますので、議会のチェックはこの項目で受けるということになるとは思うのですが、ここに言っている「事業」という言葉が1つあります。
 それから、「事業」という言葉は第4条、ここに公社は貸付金を指定した事業以外に使用してはならないとあります。では、指定した「事業」というのは何を意味しているのか。この間の全協で話題になったのは、この「事業」について、今度、後で出てくる補正で7億5,200万円出ると。そのうちの2億円は公社が抱えている借金を返済するためのものなのだと。貸し付けですから戻ってこなければならないけれども、利益出して戻しますということなのですが、貸した金はちゃんと戻ってこなければ困るわけで、一般会計であろうと何であろうと。それは損金として処理するなら別です。最初から損金として損切りで、もうそれは出してしまったのだと。でも、これ貸し付けですから。そういう「事業」に、「指定した事業」というものが入っているのかどうか。この「指定した事業」の意味を私は伺いたいと思うのですよ、どういう意味なのか。言葉の定義が全然はっきりしていない。
 それから、次に4点目になるのでしょうか。契約というところで、第3条があります。第3条では、前条の規定により公社に対し資金を貸し付けようとするときは、公社と次の各号に掲げる事業を内容とする契約を締結しなければならないとあります。その中にあるのは何かというと、「金額、償還期限、償還方法」と、それから「利率、その他必要と認められること」と。普通は、貸すときには、先ほども言っていますけれども、事業の内容、いわゆる事業計画というか、用途です。そして、返済計画とか、それで初めて償還とか償還方法というようなことが実際に出てくるのではないかと思うのです。入ってくる金、やる事業で収支の見通しが立たなくて何で償還ができるのかと。この点についてはどういうふうに、なぜ事業計画ということが契約の中に入らないのか。入らないから、さっきのような答弁が可能なのです、多分。何もわからなくても貸すのだよと。市では、そういうことはできないけれども、公社であれば、公社が買うときにはそういうことができるのだと、そういうところへ金貸すのだと、そういうことなのだと思うのです。何もない、計画のないところへ金貸していいのだよというのが、この条例だと私は思うのです。
 それと、「事業」ということと、これこの間、私、議会でもお願いしてもくれないので、行ったらきのういただいたわけですけれども、開発公社の定款。そもそも土地開発公社はどんなものかというと、今現在、前からの流れの中で2億円の借金があって、2億7,000万円ぐらいの簿価があると。あと、細かいこと私わかりません。それで、先ほどのようにそこの理事長とか理事さんたち、そういう人たちはほとんどが市役所の職員ないし議会の方、市長、副市長含めてです。そういう組織であります。そこに、この定款によれば「業務」という言葉があります。「業務」、要するに第3章に「業務及びその執行」とあって、開発公社というのは何をやるところなのか。この「業務」と、この条例にある「事業」との間の関係はどういうふうになっているのかと。つまり「事業」と「業務」というのは、ほとんどイコールなのか、全く別なのかと。何でそういうことを申し上げるかというと、開発公社の「業務」の中に、ここにいろいろなことが書かれております。そうすると、私は開発公社というのは、バブルというか、高度成長期に土地が値上がりするので、早目に土地を買って、公共的ないろんなことをやっていきましょうと、まとめて買って。そういう趣旨でつくられたものというのは、それなりに今、理解しつつあります。
 実際に桜川市の開発公社は、買った土地を造成する。住宅地の造成とか、あるいはそこに道路をつくるとか、それも開発公社の「業務」なのですよ、これ。ですから、条例のほうの「事業」が、そういうものを一体として曖昧なまま含むとなると、借金の返済も「事業」だと言っているわけですから。含むとなると、これはもう貸したお金はルールもよくわからないで貸して、今のままです。この条例のままで貸して、それで後からまたこういうこともやるのだと言ったら、また貸さなければならないと。
 この間、議会のやりとりで悪意のある何とかという言葉が出て、私、そんな悪意があるつもりはないのですが、つまりこういう議会が何であるかといえば、執行部だけでやるといろいろな問題が起こるかもしれないので、いろんな市民の声を集めてチェックしながらやっていきましょうというのが議会ですから、それは悪意とかなんかという問題ではないと思うのです。ですけれども、これができてしまうと、悪意というか何というか、これを盾にすれば、つまり開発公社に金貸して、開発公社の「業務」はこういうことなのだから、造成でも何でもやるのだというふうなことまで及んでいってしまう、そういうものだと思うのです。ですから、その辺が、「業務」と「事業」の関係をしっかり違いを示してください。
 つまり今回お金を入れるという、この条例は今回のためだけの条例ではありませんから、あるいは今後もこの条例に基づいてやっていくのですから、そうしたらば次こういうことをやりたいよと執行部が考えて出してきたときに、予算でチェックはできますけれども、どんどん今回のように時間が切迫しているなんだというので、地権者だなんだに関係しているからぜひぜひというようなことで進んでいってしまう可能性も危惧されるわけです。でも、法とはそういうものですから、そういう面でその違いをお示しいただきたい。
 ちょっと長くなりましたが、以上です。
議長(潮田新正君) 長いね、榎戸議員。
 では、答弁願います。
 井上副市長。
副市長(井上高雄君) 済みません。順番にお答えをさせていただきます。
 こういう条例は問題であると。結局市で買えないものが、開発公社で買えるからというご質問をいただきましたが、私ども皆さんとこういう条例によって事業を進めてまいりたいというふうにご相談をさせていただく中での提案、議案の提出でございますので、そこは十分にご審議をいただきたいと思います。
 それから2番目に、区分会計の……
3番(榎戸和也君) それ3番。
副市長(井上高雄君) 2番目何でしたか、済みません。
3番(榎戸和也君) 病院事業債。
副市長(井上高雄君) 病院事業債……
3番(榎戸和也君) 面積とか買い入れ価格をどんなふうに考えているのかと。そんなに病院事業債というほどではないのではないかということで聞いております。
副市長(井上高雄君) わかりました。済みません。
 病院事業債、現行でいったら3,200万円ぐらいで、それで起債充当分みたいなものもっと少なくなって、大した問題ではないかというご指摘でございますけれども、私ども市といたしましては、やはり起債適格性を持たせまして、少しでも有利な形で市の財政に負担かけない形で事業を進めたいというふうに考えて、今回のような事業手法を選択したものでございます。
 それから、次に区分会計についてご質問をいただきました。これは土地開発公社が今まで行っている事業、議員ご指摘のとおり、保有土地の管理もございます。そういったこれまでやってきた事業と、今回、この条例を可決いただきました場合に入れた資金につきましては、互いに丼というか、同じお財布に入れずに、帳簿というか、経理上、明確に今回、例えば7億5,000万円、今、議案書にございますように提案をさせていただいておりますが、今後その部分についてははっきりと出る、入るを対応させる形で経理しなさいという意味でございます。
 それから、第2条と第4条の事業という用語の意味についてご質問をいただきました。開発公社におきましては、さまざまというか、幾つかの事業を実施することになります。現在でも借入金を市中金融機関から借りておりますので、それを返済するというのも事業というか、仕事の一つであります。それをここでは事業というふうな言い方をしてございますし、第4条におきましても、今回、資金を貸し付けるに当たりまして、これこれの事業、例えば金融機関への返済に充てなさい、用地取得に充てなさいという形で制限を設けるということを考えてございます。
 それから、契約、第3条の中で、当然1号、2号にあること以外にも、こういったものに使いなさいという、先ほど言いました第4条に基づく使用制限をかけなければなりませんので、これはその他必要と認められることの中で当然契約の中に盛り込んでいくべきものというふうに考えてございます。したがいまして、市といたしましてこの事業に使うというのが適切という判断に基づき、支出といいますか、貸し付けを行うものでございます。
 それから6番目に、定款における業務と、この条例による事業の関係といいますか、同じか違うのかというご質問をいただきました。定款におきましては、業務という言葉を土地開発公社の事業全てを一括して表現するときに業務というふうに言っております。この条例におきましては、その中の一つ一つの仕事といいますか、先ほど申しましたように用地を取得するとか、金融機関に借入金を弁済するとか、そういった一つ一つの仕事をここで条例のほうでは事業というふうに使っております。
 以上でございます。
議長(潮田新正君) 3番、榎戸議員、質問は簡潔にお願いします。自分の思いは控えてください。どうぞ。
3番(榎戸和也君) 簡潔というお話ですので、例えば開発公社の定款を、つまり今から貸す相手のことを理解していることが、ここでみんな共通の理解でやっているのであれば説明しません。場合によっては理解していない方もひょっとしたらいるかもしれないというような思いも込めて、失礼な言い方になるかもしれませんが……
          〔「大きなお世話です」の声あり〕
3番(榎戸和也君) お世話でも何でも。
議長(潮田新正君) それはいいから、質問してください。
          〔「いいからやって」の声あり〕
3番(榎戸和也君) なので、申し上げています。
 今の副市長のお話で、先ほどの指定した事業という第4条です。指定した事業以外に使用してはならないとあるわけで、これはいつ、どこで、どういうふうに指定するのかが、この条例の中に入っていないのです。さっき第3条のほうで貸し付けるときの内容の中に、当然に契約の中に盛り込むのだなんていう言い方をされていますが、当然に盛り込むそんな大事なことは、きちっとこの文言の中に入っていなければおかしくないですか。だからさっきの副市長の最初の別な議員のあれに対する答弁になるわけです。なくても、公社だったら借りられると。借りられてしまうのですよ、これ、ないのだから。そういうのいいのですか、と聞いているのです。重ねて聞きます。当然に盛り込まれるというのなら、ちゃんとここに、この条例の中に一番その大事なことを書いてください。それが指定した事業なのだということもわかるような条例にしてください。どうですか。
議長(潮田新正君) 井上副市長。
副市長(井上高雄君) お答えを申し上げます。
 第3条第3号の規定でございますけれども、先ほど議員からもご指摘のありましたように、この条例に関しましては今回のみだけ使うものではなく、将来的にも一般的な特例措置法ではなく、一般条例としてあるものというふうに理解しております。したがいまして、事業とか使途の制限とかにつきましては、この条例の第2条第1項の予算の範囲内でつけられた条件を個々の事案に即して、一件ごとの契約に応じて記載していくべきもので足りるというふうに考えてございます。
議長(潮田新正君) 3番、榎戸和也君。
3番(榎戸和也君) 最後です。だから、今回がそれなのでしょう。個々のと言っている個々のが、今回、今から出てくるものと連動しているわけです。これは一般的なことですから。今度の追加補正の部分が個々のものなのです。ですから、そういう個々のものでも何でも、個々に業務計画とかそういうものが入ったものでなければ貸さないというようなものでなければおかしいのではないですかと申し上げているわけです。だからこれ不備なのですよ、はっきり言うと。非常に不足なのではないですか。その他必要と認められることというようなレベルでいいのですか。銀行とかなんかが金貸すときに、こうこう、こういう資金計画で、返済はこういうふうにやるのだ。それに金貸すのでしょう。それが全然担保されていないでしょう。それを言っているのです。どうですか。
議長(潮田新正君) 最後の答弁、井上副市長。
副市長(井上高雄君) 同じご返事を繰り返すことになるかもしれませんが、個々の、例えばこの後、こういうふうな事案というかが発生して、議員の皆さんに予算の審議をお願いした際に、いろんな条件が、その時々特有に変わってくるものもあろうかと思います。一般的な定め方としては特段の問題がないというふうに私どもは考えてございます。
 以上です。
議長(潮田新正君) そのほか質問ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。討論ありませんか。
 まず、原案に反対者の発言を許します。
 7番、菊池伸浩君。
          〔7番(菊池伸浩君)登壇〕
7番(菊池伸浩君) 7番議員、菊池です。私は、議案第92号 桜川市土地開発公社に対する資金の貸付けに関する条例に反対の立場から討論をいたします。
 この92号は、後に出てくる93号とも関連をしておりますので、7億5,000万円という話も出てきますが、反対討論の中に含めて申し上げます。
 まず、何といっても余りにも性急過ぎる提案です。12月本会議の補正予算の総額が1億3,000万円であるのに対し、今回の追加議案として出された補正額が7億5,200万円になることです。本会議の議案は1週間前に提案、説明されますから、議案調査の時間があります。今回、12月3日の議会全員協議会では、追加議案があるとは知らされましたが、成案は今、作成中ということで提示されませんでした。予算も6億円になるか、7億円になるか、8億円になるかもまだわからないという状況でした。12月9日午後に議会全員協議会で議案が提示され、やっと正確な内容がわかるという慌ただしいものでした。
 また、今回の提案は、まちづくりの根幹にかかわる議案でもあります。大塚市長の市政運営の命運を左右するものでもあります。幸い議会日程が当初の予定の3日間から4日間に延長され、きのうが休会となり、議案調査の日ができました。それで、きのうは1日中、あちらこちらを走り回って、私の支持者の方々、市役所OBの方々などいろいろ意見を伺ってまいりました。さらには、長方、高森にも足を運び、意見を聞いてきました。しかし、1日では余りにも時間がありませんでした。
 私は、このようなまちづくりの根幹にかかわる議案は、できれば定例議会、それが無理ならば臨時議会を開いて、市民から意見を聞く期間をとってから審議を尽くすのが筋だと考えております。市立病院の用地の取得にもかかわることですから全てが反対ではありませんが、今回の余りにも性急な追加議案で出された議案には反対をいたします。
議長(潮田新正君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。
 16番、高田重雄君。
          〔16番(高田重雄君)登壇〕
16番(高田重雄君) 賛成の立場から討論をさせていただきます。
 この条例は、桜川市土地開発公社に対する資金の貸与、貸し付けに関し、予算の範囲内で貸し付けができるということを条文にしたものでございまして、貸し付けの条件や使用制限等及び貸付金の返還等についての条項を定められたい内容でありますので、安全面での担保等は確保されているものではないかと思います。
 では、例えて言います。家庭の中で大きな買い物をします。家庭と行政ですから大分金額も違うと思います。仮に車を買うときに、ここに預金があった。0.何%しかつかない預金を使わないで、銀行に3%も4%も払って、30倍ぐらい違う。この預金を崩して買うでしょう、家庭だったら。それと同じようなこと。では、会社だったら。今、不景気です。私の会社も今、不景気です。売り上げも落ちました。個人の金を大分つぎ込みました。銀行からまだ借りられる余裕はありますけれども、銀行には金利を払わなければならないのです。払わなくて済む。明確に先ほど林議員のほうからも無利子だと言いますけれども、私は無利子でどこが悪いのですか。無利子にぜひしていただきたいし、限りなく無利子にしていただかないと、なぜ開発公社を使ったか意味もない。銀行借り入れでもできるわけですから、それだけの余裕はあるはずです、桜川市にも。
 それで、例え話が大分小さくなりましたけれども、この背景としては、現在、医療過疎である市の医療環境の整備のための市民の病院の候補地として大和駅北、また長方地区にかけて医療を核とした住居、商業、産業、将来性を期待しています、私は。そういうふさわしい整備が進められるようにしていると思います。そのためにも、この条例に賛同していただき、桜川市土地開発公社が事業を効率よく進めていただきたいと願うものでございます。また、公社については、金利の低減化が図られていることなど、市、公社ともにメリットとして大きいものがあると考えられます。
 私は、もっと簡単に考えております。ほかの議員は難しく考えていますけれども、余り難しく考えないで、事業をやるときは決断と実行です。100%成功するなんていうのがあるのだったら、誰でも事業をやっていますから。ただ、100%に近い成功をおさめていただきたい市長にお願いしまして、私の賛成の討論とさせていただきます。
 以上でした。
議長(潮田新正君) ほかに討論。
 では、反対討論で、3番、榎戸和也君。
          〔3番(榎戸和也君)登壇〕
3番(榎戸和也君) 反対の立場から討論させていただきます。
 先ほど決断と実行というお話がありました。私は正直言って、この価格で、あれだけの用地、今回、計画は27ヘクタールということですが、それができたことは、それ自体はおおむね評価しております。これはなかなか大塚市長でないと正直言ってできないだろうと思います。ただ、できた副作用として、幾らか爪先がかりというか、行ったので、要らない、つまり田んぼのようなところは、余り今のところ有効利用、今後もなかなか難しい。でも、そういうところも同意を得るためには一緒くたでやっているために成功したような側面があるのだと思うのです。
 だからそこは非常に微妙なところなのですが、ただ、やはり同じ買うのに、開発公社を通じて買うというのが外形的におかしいと。まず、今の開発公社があれだけの負債を抱えてやっているわけですから、そういうところに金を入れるというのはおかしいと思います。もし仮に入れるとしても、先ほど区分会計という話があったわけですから、そういう意味では借金を市が肩がわりするみたいな形で入れるのはやめて、土地を買う分だけ入れたらいいと思うのです。
 開発、借金の部分は別にきちっと処理していただきたい。それはやり方いろいろあると思うのです。私もそこ詳しくわかりませんが、補助金を入れて、認めて、きちっとチャラにすると。先ほどのこの計画でも、その2億円の部分、市が貸して戻ってくるという計算も何もないのですから、ただ利息をあれするために市が貸し替えたというだけでしょう。何も解決していないです。だから、赤字のところに入れるのではなくて、それはそれでちゃんともうケリをつけて、そしてきちっとした形で開発公社に、この事業のためにこういう金を入れるのだというふうな形に、もし開発公社を使うのであればやっていただきたいと、私はそういうふうに思います。
 そういうことですので、ともかく返済されるかどうかわからないところに、今まで利払いを開発公社がやって、補助金を五、六百万円入れていたから、それをなくすためにこういう形にするのだというのはちょっと話が違うだろうと。したがって、借金にまで市が貸し出しをする、借金の借りかえに貸し出しをするというような今回の条例案には、私は反対であります。
 以上です。
議長(潮田新正君) ほかに討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 討論を終わります。
 これから本案を採決いたします。
 この表決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
          〔起立多数〕
議長(潮田新正君) 起立多数です。
 よって、議案第92号は原案のとおり可決されました。
                                           
    議案第93号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(潮田新正君) 追加日程第3、議案第93号 平成27年度桜川市一般会計補正予算(第6号)を議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 市塚総務部長。
          〔総務部長(市塚一郎君)登壇〕
総務部長(市塚一郎君) 追加議案書3ページをお開き願います。議案第93号 平成27年度桜川市一般会計補正予算(第6号)についてご説明いたします。
 既定の歳入歳出予算の総額に、それぞれ7億5,200万円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ172億5,213万1,000円とするものでございます。
 5ページをお開き願います。第2表、債務負担行為補正でございます。土地開発公社の借り入れに関する債務保証を行うものでございます。変更前は期間が平成26年度から28年度まで、限度額は3億円と設定しておりました。今回、大和駅北地区開発に係る土地の買収費用及び土地開発公社における借入金の返済分として7億5,200万円を市の一般財源から貸し付けるため、変更後の期間を平成31年度までに、限度額を7億5,200万円に変更するものでございます。
 7ページをお開き願います。事項別明細書の歳入についてご説明いたします。19款繰越金、1項1目繰越金で7億5,200万円を増額しております。前年度繰越金でございます。
 続きまして、歳出についてご説明いたします。2款総務費、1項16目、企業誘致推進費、公社経営支援事業、土地開発公社貸付金で歳入と同額の7億5,200万円を増額しております。大和駅北地区の開発整備に係る土地の買収費及び借入金の返済分でございます。
 以上で説明を終わらせていただきます。ご審議の上、ご議決くださるようお願いいたします。
議長(潮田新正君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
 7番、菊池伸浩君。
7番(菊池伸浩君) では、2点だけ質問します。
 1つは、今回、一般会計の繰越金を使うということでありますが、そうすると今年度末の繰越金は幾らになるのでしょうか。また、このところ毎年、財政調整基金を5億円ずつ積み増してきたと記憶しています。現在、30億円の財政調整基金は来年度初めには幾らになっているのでしょうかということが1点目です。
 先ほども質問したのですが、この予算が可決された場合は、市立病院の建設場所は長方地区ではなく、JR大和駅北側の高森地区になると考えていいのでしょうか、2点質問いたします。
議長(潮田新正君) 1点目は、市塚総務部長、お願いします。
総務部長(市塚一郎君) 菊池議員さんの1点目の質問、繰越金は年度末幾らぐらいになるかという質問にお答えいたします。
 現在、前回の補正、今回の補正で約10億円の繰越金を支出しております。この後、3月の補正等がなければ、約10億円の、9億2,000万円の残金が残る予定でございます。
 また、次の財調の30億幾らになるかという件ですが、これは年度末になりまして歳入歳出の決算見込みを出してみないと収支額がはっきりいたしませんので、その時点でしか財調の積み立てができるかどうかは検討していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
議長(潮田新正君) 2点目について、潮田市長公室長。
市長公室長(潮田昭彦君) では、続きまして菊池議員のご質問にお答えいたします。
 先般の定例会におきまして、菊池議員からの一般質問の中で副市長からも答弁させていただきましたように、桜川市立の病院整備費につきましては、本議案のご議決を受けましてJR水戸線、大和駅北側の市街化調整区域でございます高森、長方地区を整備候補地といたしまして、用地としての同意をいただいております地権者の皆様と最終調整に入ることになります。
 以上でございます。
議長(潮田新正君) 7番、菊池伸浩君。
7番(菊池伸浩君) 財調基金の額ですが、もちろん細かいところはわからないと思うのですが、あらあらでもいいですから、幾らかは財政調整基金がふえる見込みがあると考えていいのかないのかぐらいはお願いいたします。
 それから、市立病院の建設場所ですが、これも先ほど全員協議会で示されたポンチ絵というのですか、あの図には、長方地区ではなく、JR大和駅北側の高森地区と、すぐ駅前というふうな図が配置されていたわけなので、鍬田の住民は特に病院がどこに行くのかと、これを一番知りたがっているので、もし高森方面が強いかなとかいうぐらいでも結構ですから、そういう感じでちょっと知らせてもらえば幸いなのですが、2点。
議長(潮田新正君) では、菊池議員の2点の質問に、まず市塚総務部長。
総務部長(市塚一郎君) 菊池議員さんの幾らぐらいふえる見込みかということですが、間違いなくという言い方はおかしいのですが、現在積んである財政調整基金の利息分は、これは間違いなく積み立ていたしますので、その分はふえます。
 以上でございます。
議長(潮田新正君) 潮田市長公室長。
市長公室長(潮田昭彦君) 続きまして、菊池議員のご質問にお答えいたします。
 先ほど答弁させていただきましたが、今この場では高森、長方地区という答弁にしたいと思います。決まり次第、議員各位にはお知らせしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上です。
議長(潮田新正君) そのほか質問ありませんか。
 12番、小林正紀君。
12番(小林正紀君) 12番、小林です。一昨日ですか、全員協議会で3点ほど質問したと思うのですけれども、その中できょうは1点だけ、この間、市長から、きょう提出するというお話があったと思うのですけれども、その内容は1案から2案に変更しましたよね。それで全体で縮小して、急に27町歩、本当に大変ご苦労であったと思いますが、うまく取りまとまったということで、ただ地権者の要望はわかりますが、市全体で考えて、市民に対する理解が得られますよう、土地開発や公園、道路等の公共投資のハード面に対して、その辺を十分理解していただくためにも、費用便益分析ですか、便益を費用で割った値が1以上ということで、市長は先日、本日出していただける。また、その結果、今後取り入れていただくということで解釈していいのですよね。それちょっと答弁いただきたいなと思うのですけれども。
 そのあとの2つですか、財政調整基金に関しては、財政規模が10%が適正かと思われますが、93号ですか、その前の段階ではと言っていたのですけれども、今回、取り下げたということで、ただ1割に近い程度に残していただきたいという要望と、あとは造成の産廃についても考えておいていただきたいということで、それはちょっと要望という形でお願いしたいと思います。その1点について、ちょっとご答弁いただけますか。
議長(潮田新正君) 大塚市長。
市長(大塚秀喜君) この間、ご質問いただきました費用対効果につきましては、ある事業の実施による費用、用地費、補償費、建設費などに対して、その事業の実施に伴って社会的に得られる便益、移動時間の短縮、環境の改善、災害の減少など大きさがどのくらいであるかを見るものでございます。今回ご質問いただいている大和駅北地区開発に関しましては、現在どのようなまちづくりを進めるかについて検討委員会を中心に検討を進めている途中でございます。現時点では開発に関してどのくらいの費用が発生するかについて、正確に算出することは困難でございます。計画が固まってからということで、ご質問のほうの数字を出すというのは3月以降になってしまうのかと思っております。費用対効果を算出できる時期に関しましては、大和駅北地区開発計画の検討が進み、土地利用や公共施設の造成費、ある程度固まってからになります。よって、現時点で考えますと、来年の3月を目安に計画を取りまとめてまいりたいと考えておりますので、同時期か、それ以降と想定しております。土地利用計画上、商業施設を呼び込むものであれば、経済効果の想定や幹線道路ができた場合の時間短縮による社会的便益の向上など、さまざまな分野を見渡しての検討が予想されますので、もう少しお時間をいただきたいというふうに思っております。
議長(潮田新正君) 12番、小林正紀君。
12番(小林正紀君) では、取り入れていただくということですね。検討していくということですね。ありがとうございます。
 全てに取り入れろということは言っておりません。ただ、現状では、思惑型、先行型の計画と思われがちです。場当たり的なようにとられないように、大きな開発や先行投資にはたくさんの失敗例がありますので、まして開発公社での先行取得ならなおさら、今までにもあるわけですから、処分できないとか、負の遺産にならないよう、その穴埋めに押しつけずというか。そういう二の舞にならないためにも、その点を考慮しながら進めていただきたいと思います。予算どおり進まなかった場合の費用便益分析も普通あわせて出しているみたいですから、その辺もちょっと考えながらやっていただきたいと思います。
 今回は、病院用地も含まれていますので、これ以上とやかく言うつもりはございませんが、しかしながら全く違う観点では道路が、1軒しかない家へ行くのに、1軒だから費用対効果というのはまた別な問題で、危険や、雨が降るたびにえぐられるとか、周辺の方が、あそこは直さなければいけないだろうとか誰しも同じようなサービスが受けられる権利がありますので、全くこれは別の考え方で、予算の範囲内で柔軟な対応もつけさせていただきたいと思います。これも市長にちょっとご答弁いただきたいと思います。
 あと副市長には、今回の件は、これはやっぱり県とか国が、かなり、一番利用している形だと思うのですよ、費用便益というのは。ただ、市では今回初めてなようなものですから、副市長に対しては便益の分析方法として積算根拠で計算資料や適応データを明らかにして、公表を前提とする。あと費用の設定ですか、事業費を縮小すれば1以上になるわけですから、その辺の対応も少なくてもご教示願いながら進めていただきたいと思うのですけれども、副市長にもそれを責任持ってやっていただくということをご答弁いただきたいと思うのですけれども、その2点ちょっとお願いしたいと思います。
議長(潮田新正君) まず、大塚市長。
市長(大塚秀喜君) ご指摘ありがとうございます。ビーバイシー、費用対効果、これは本当に大事なことだと思っております。また、小林議員の今の発言のとおり、それだけではない住民サービスというのももちろん大事にしていかなければいけないというふうに思っているところでございます。
 ただ、今議会通して皆さんのご質問聞いておりまして、突然ではないかというような質問があるわけですが、6月の議会で長方、高森地区についての13億円のこれからまちづくりをしていきますよと。それから、病院に関しての69億円、合併特例債については認めてもらっていたということでございます。そうしますと、今回ふえるのは公園、それから古墳公園、駅前広場の2億円、事業としてはその辺だけだというふうに思っておりますので、それに土地代。土地代は今までも見ていたと思いますので、3月には費用対効果、いい形で出せればというふうに思っておりますので、もう少々お時間いただきたいと思っております。
議長(潮田新正君) 井上副市長。
副市長(井上高雄君) 小林議員のご質問にお答えをいたします。
 当然に費用便益分析につきましては公表されるべきものであり、事業費等の関連の中で大きく動くものでもございます。一つの考え方にとらわれるのではなく、私も経験が十分でない部分につきましては、さまざま勉強しながら、議員ご指摘の一緒に考え、まとめていくように全力を挙げて努めてまいりたいと思います。
議長(潮田新正君) いいでしょうか。
12番(小林正紀君) はい。
議長(潮田新正君) そのほか。
 3番、榎戸和也君。
3番(榎戸和也君) 先ほどの反対討論とも通じるところあるのですが、これ2億円分の返済についてはどのような、区分会計というのは、これ全体が一緒なのですか。それとも、その中で返済の分と土地の関係の分は分けるのか、区分会計で。そういう会計上の手法について1つは伺いたいと。
 それから、返済するときの会計上の手法、公社からどういう形で返ってくるのか、会計上のやり方です。私、そういうの全然わからないので、何か特別な会計をつくっておいて、それを通じて出して、またそこへ戻ってくるとか、単なるそういうことなのか、何かよくわからないです。そういうところをちょっと教えていただきたいということです。
 それと、公社が一旦買って、それを市が買えるところは買うと。あらあらで言うと、民間に造成してもらうところ以外は全て市が買うということのようですので、それはなるべく短期間に市が買って、公社からその金は戻してもらうということに多分なるのだと思うのですが、民間業者については、これからかなりそれなりに時間かけてやるとは思うのですが、この間、市長のお話で、そこを確認したいのですが、民間業者に簡単に言うと売ると。造成は市がしないというお言葉がありましたので、それは間違いないのかどうか、改めてここで確認したいと。その買った土地を公社は自分で造成できる余地もありますから、それは一切しないで、業者が例えば売れ残ってしまったから、では市が造成に入るのだというようなことはないということを確認させていただきたいと。
 あと返済計画というのは、契約で盛るわけですけれども、我々には返済計画のことは何も提示がないのですか。返済計画はどんなふうになっているのか、お願いできればしたいと思います。
議長(潮田新正君) 井上副市長。
副市長(井上高雄君) まず、7億5,200万円補正でお願いをしてございます。このうちの2億200万円につきましては、明確な対応関係がございます民間金融機関からの既存の借入金という形で使途を制限するということになります。そして、5億5,000万円につきましては、今回の27ヘクタールの用地買収に必要なお金ということで、お金に色はついていませんけれども、きちんと分けて交付することになります。
 それから、会計上の手法、どういうふうにお答え申し上げていいかちょっと今困っているのですけれども、公社に入りましたお金は、当然公社の中の会計に1回入りまして、そして一般的に言うのは公社ですから、特別会計とかそういうふうなものをつくるわけではなくて、補助簿的なものでいつ幾日、これだけのものをお借りいたしました。そして、いつ幾日、この銀行にこれだけ返済しました。それは2億2,000万円の分です。それから、いつ幾日、別の補助簿の中で5億5,000万円借りました。いつ幾日、この地権者の方にこれだけお支払いしましたというのを明確に区分経理するということで考えております。
 それと、3番目何でしたか、済みません。
議長(潮田新正君) 返済計画だ。
副市長(井上高雄君) 返済計画につきましては、公社で取得いたしました用地につきましては、市の事業化で、市で購入すべきタイミングになりましたときに、市で使う用地につきましては、先ほど議員からありましたように、できるだけ早く市のほうにお渡しをしたいというふうに考えてございます。その時点で市から、こういう言い方していいのかな。お金を頂戴できますので、それを原資に、期限を待たずとも返していきたいというふうに考えてございます。
 また、民間の部分につきましては、さまざまな土地利用の規制等もあると思いますので、処分が可能な時期にできるだけ早く処分し、返済に充てていきたいと考えてございます。
議長(潮田新正君) 大塚市長。
市長(大塚秀喜君) とりあえずポンチ絵の左側、県道沿い、あっち側については地元の業者さんと話し合いをしながら、開発公社の理事会でぜひ検討いただいて、どういう形で進めるか考えていきたいというふうに思っております。
議長(潮田新正君) 3番、榎戸和也君。
3番(榎戸和也君) いや、要するに市が自分で売れないからといって造成するというようなことはないと。あくまでも、それは民間業者をもって、そこに土地を売るだけだという確認でよろしいかということをさっき聞いたわけなので、再質問でも結構ですけれども。
 あとは、公園、市民農園とか公園とか。田です。田のような部分の利用計画がまだ全然できていないということですが、ああいうところの要するに負担。先ほど負の遺産というような言葉がありましたが、そういうところについてはどういうお考えを持っているか。計画です、具体的に負担がかからない。公有地がふえるわけですので、その辺についての見通しというか、それがあればお示しいただきたい。
 それと、先ほど副市長はちょっと誤解しているのですが、公社の中のお金のやりとりではなくて、市と公社の間のお金を、貸した金を返してもらうときの会計処理上の処理を市は、細かいことですけれども、どういう手法で行うのかということをお尋ねしたわけです。ですから、むしろ市塚総務部長のほうがもし答えていただけるのであればよろしいのかなと。公社から返してもらう金の返してもらい方、あるいはその計画、それはどういうふうになっているのかと。
議長(潮田新正君) では、先に市塚総務部長。
総務部長(市塚一郎君) 公社からの返金の処理ですが、契約書の中に返金の方法うたいますが、一般で言いますと、こちらから請求書を送りまして、戻ってくれば一般会計の歳入、諸収入で一般に入れるような経緯でございます。
議長(潮田新正君) 大塚市長。
市長(大塚秀喜君) 答えておいたほうがいいと思いますので、今回の2億円、これに関しましても塩漬けなので、榎戸議員のお話ですと、もう処理してしまったほうがいいのではないかというようなお話もあるのですが、市としては、私たちの考えとしては何とか生かしたいというふうに思っております。市民農園のところが、ちょうど開発公社で今持っています2町歩とくっつかっておりますので、一体で今後利用していけるような形を何とかとりたいというふうに思っているところでございます。
 その際に、この間も答弁したと思うのですが、議員の皆さんに簿価がこれだけあるのですけれども、このぐらいで処分してもいいかとか、このぐらいで貸してもいいかとか、そういうご相談のほうは理事会にかけて、その後、議会にご議決いただくか相談しながら進めていきたいというふうには思っております。一体で開発して、何とか少しでも債務が減るように頑張っていきたいというふうに考えているところでございます。田んぼも消して農園だけではなくて、うまく利用できるように考えていきたいというふうには思っているところでございます。
 それと、先ほどのどうしても絶対に公社からお金出さないのかという話は、それちょっと違うところがございまして、開発公社のみで開発するのはいけないことだというふうに私も思っております。ただ、民間が責任を持ってちゃんとお金を出して一緒にやりましょうというようなお話でないとまずいのではないかなと。これからはそういうふうな形でないとまずいのではないのかなというふうに思っております。この辺につきましても、理事会と、また公社の理事もいるわけなので、相談しながらというふうな形になるのかなというふうには思っております。
議長(潮田新正君) そのほか。
 18番、林悦子君。
18番(林 悦子君) 4点ほどございます。
 1点目は、まずこの計上されました7億5,200万円の内訳、幾らか性質が違うと思いますので、それを改めてご説明をお願いいたします。
 それから2点目は、病院用地が長方にせよ、大和、高森にせよ、そうすると全協でもちょっとその話はいただきましたけれども、改めて大和駅の乗降口は現在、南側に駐車場まで整備して、集落も高森の集落は南側のほうが密集地だと思いますけれども、この大和駅の乗降口は北口に変更になりますか、それとも両方から橋上駅のようなものをつくって、どちら側からもそうなるとエレベーターも当然設置しなくてはなりませんが、乗れるような駅に改修されますか、それとも大和駅は全くさわらないで今後の計画を進めますか。もしこれをやれば、ある程度予算がかかるとも思いますが、同規模駅と比較したときにどれくらいの予算になるのでしょうか、わかる範囲で結構ですので、大和駅についてはお教えください。
 それから3点目は、これきょうは7億5,200万円の計上なのですけれども、この後にもう既に病院69億円、それから道路等々、しかも基幹道路です。枝葉の道路ではなくて、太い道路と、あと調整池ですか、それくらいで13億円で、計82億円ですか、既に。入り口は7億5,200万円でも、82億円に現在の段階でもこれからの事業費が計算できますよね。それ以外に、今のお話だと、民間用地になる部分をできるだけ市長が頑張って多くしてくれるのだと思うのですが、それでも市が買い戻すという話がもう既に出ていますので、買い戻せば当然市有地になるので、市が整備、管理をしていかなくてはならなくなりますね、たとえ土地の形状がどんなものであろうと。そうなった場合、全体事業費100億円前後の開発事業になると考えて心構えをしていてもよろしいですか。これが3点目。
 それから4点目、これしつこいようなのですが、要するにポンチ絵ということになってしまって、青写真とかポンチ絵とかそんな言い方になってしまいまして、整備計画らしきものがなきままの議決になるわけなのですが、副市長、これ言葉尻を私は追いかけるわけではありませんが、将来の一体的整備をするためには、開発公社の性格上は詳細、具体的な計画は必ずしも必要ではないというふうな発言に私は受け取り、書いたのですけれども、これは借りる側は確かに縛られないで自由に使えたほうがいいと思います。開発公社の側の人間であれば、そういうふうに答えるのもありかなと思います。けれども、今回は貸す側の議論なのです。そうすると、貸す側の議論としては、開発公社はあくまでも民間会社と同じに独立した団体なのです。そして、貸す原資は税金なのです。それを考えたらば、貸す側にとっては必ず元金割れしないようなきちんとした整備計画がなされているかどうかというような事業計画、せめてポンチ絵よりももうちょっと病院敷地ぐらいをいまだ長方だか高森だかわからない。だって、高森の地権者が主だった人たちの用地購入費でこれやっていて、病院の話しているのでしょう。なかなかそれを組織の中で、今の段階では話せないということで部長も答弁しているのかもしれませんけれども、そのようなものすら示されないで、しかもそれで金を貸すということはあってはならないのではないかとやっぱり思うのですけれども、いかがですか。
議長(潮田新正君) 答弁願います。
 井上副市長。
副市長(井上高雄君) まず、順番にお答えしたいと思います。
 7億5,200万円の内訳でございますが、用地費、買収に要する経費、これは建物の補償とか、そういったことも含めまして5億5,000万円でございます。そして、開発公社の現在保有しております民間金融機関からの借入金に相当する額が2億200万円でございます。
 それから、病院が北側ということで話ありましたけれども、駅の乗降口に関しては北口につけかえる方向で検討をしたいと考えてございます。
 それから……
18番(林 悦子君) 改修予算。
副市長(井上高雄君) 7億2,500万円、道路、病院、調整池で82億円で、全体事業費として100億円と考えてよろしいのかというご質問をいただきましたが、現時点で想定しておりますのは82億円でございます。幾ばくかこの先、駅前の公共で整備しなければいけない部分とかが出てくるということは想定されますが、それが100億円が妥当かどうかにつきましては、ちょっと現時点でお返事はできないということでご勘弁をいただきたいと思います。
 それから、必ずしも必要ではないという公社側の意見ではないかというご質問でございますが、現状の地権者のご意向、それから検討委員会におけるこの地域の開発の考え方等を勘案したところ、市側から判断しても相当の確実性を持って進めるべき事業というふうに考えてございます。
 以上です。
議長(潮田新正君) 18番、林悦子君。
18番(林 悦子君) ちょっとずれているのですよね、答えが。でも、私の2回目の質問ということになってしまうのですけれども、大和駅用地取得5億5,000万円、そのうち、あと足して2億200万円が公社のこれまでの債務の穴埋めということですね。それで、計7億5,200万円。大和駅は、幾らかかるかは今はおっしゃっていただけませんでしたが、直すことになれば何億円かになります。そして、南から北口につけかえるということですから、南口はなくなるということで、そういうふうに理解していいですね。
 今後、全体事業費、きょうの議決の分を足して、それで大和駅が改修されるということを想定すると、それ以外の土地が、例えば言い方は悪いですが、あのまま、現状のままだとしても、90億円は超えていくということは、この段階でもわかるということですね。それ以上は、ちょっと私には、そういう負担に耐えていけるだけの財政力が今後人口が減る中で市にあるかどうか、ちょっと今のところ私にはもう未知の領域なので、この数字をどう捉えるかということについては相当厳しいのではないかなと思うだけで、これ以上は聞いてもしようがないので、90億円は超える。現段階で公共用地として取得した分を何をやらなくても90億円は超えていくということになります。わかりました、そこまでは。
 それと、ちょっと副市長、最後の答弁がずれるというのは、貸す側もきちんとしていなければならないというのだったら、整備計画なくてはならないのではないですか、これは貸すときに。地権者の方と相談し、相談しという言葉が何回も出て、確かに地権者の方の協力なくしては成り立たない事業であるということを考えれば、地権者の協力には感謝申し上げることは全くやぶさかではないのですけれども、使う100億円近い原資が税金から投入される。国庫補助があるにしてもということを考えますと、国庫補助だって突き詰めれば所得税等々国税が集まっているから私たちの税金でありますし、市民全体の利益にかなった事業でなければならないと思うのです。地権者の方々のためだけにもちろん整備するわけではないと思いますけれども、その視点も加えて、今後、これ議決が通った上はやっていただきたいというふうに思います。
 市長に最後に見通しについて伺うのですが、現在、地方は土地余りの状態ですよね。同じ茨城県でも南北格差がありまして、例えばつくば市なんかでも南北格差があって、ふえている地域と減少している地域が同じ市の中にもあるわけです。桜川市も南北に長い地形なので、また居住、市民の生活行動パターンというのも、ちょっと2通りか3通りかに分かれていますので、ほとんど岩瀬から真壁のほうに普通生活で行ったり来たりするということが余りない中で、今度は西の端のほうに岩瀬の市内の中にあった病院が移っていくわけです。果たしてそういう全体事業を俯瞰して見たときに、要するに私がこれだけくどく申し上げるのは、やっぱりなるべく確かな、できる限り確かな事業計画というものがないと、例えば本当に塩漬けになったり、今回もとうとう穴埋めの土地に2億200万円使うことになるのですけれども、返済されない可能性というようなことも現在の土地余りの地域性を考えるとあり得るのです。
 そうすると、全部そういうのは市有地にしてしまえばいいかというと、それだって市の負担がふえるわけですから、決していい選択ではないのです。なるべく売ってもらったほうがいいのです。こういう不確かな運用にかなり早い段階から資金を、税金を投入していくということは、ある種市民の目から見たときに、背任行為と映らないとも言えないところが私はあると思うのです。金利が安いか高いかというのは、もちろん安いほうから借りるのは、これは当たり前なのですけれども、これはもう役所全体の中では、やっぱり財務上のある種の手法の問題になっていくので、全体事業をこれだけで判断するわけにはいかないのです。ですから、その辺のところも含めて、今後、これ事業化されれば、戦略室対応でやっていくのですか。
 例えば、今後、お金がやっぱり必要になったときに、今度と同じように開発公社に入れてやっていくのか、それとも開発公社が債務負担行為かなんかをやって、そこに事業を集約させてやっていくのか、それとも一般会計からの例えば道路取得に関しては建設課がやるとか、あるいは病院事業については、その企画の中に今度移ってくるという話もあるらしいですけれども、そういうことにするのか、いずれにしても今度は各課対応になっていくのですか。どういう形に次年度から用地交渉を終わって、次の段階に事業が進んだときに、役所の中はどういう体制になっていくのかということと、それからこういう土地余りの時代の中で頑張ってやっていくという見通しです。
 こういう話を庁議の中でされているのかどうか。されているのだと思うのですが、されているとしたら、そういうことについてはどのような議論があったのか。この庁議のことについては副市長に答えてもらいたいと思います。
 最初の2点については、市長、よろしくお願いいたします。
議長(潮田新正君) 大塚市長。
市長(大塚秀喜君) 90億円を超える予算が背任かというふうな質問……
18番(林 悦子君) 違う、違う。予算の額ではなくて、計画がないということです。
市長(大塚秀喜君) 議会の皆さんも背任行為かというふうに思うのでありますが、合併特例債で69億円の病院と13億円の道路、水路、調整池、これは議会で通していただいております。トータルしますと82億円ということでございます。その上、確かにプラスの部分は出てきたかもしれませんが、計画がない、計画がないと林議員おっしゃっておりますが、計画は明確に病院とまちづくりということで私の中ではあるつもりでおります。ポンチ絵も一生懸命詰めているところでございます。
 先ほどは榎戸議員に、あの値段で、あれだけの土地がまとまれば大したものだとお褒めいただきまして、大変ありがたいことだと感謝申し上げます。非常に土地をまとめていくというのは大変なことでございます。本当に私も2年、その前、市会議員の時代から職員をいろんな形で見てきましたが、今回の土地に関しましては、随分皆さん頑張ったというふうに理解しております。やはり微妙な仕事でございますので、計画が全部できてから土地を買いに行っても、まとまるのは非常に時間がかかるものだというふうに認識しております。やはりこういう進め方でないと仕事は早く進められないのかなと。どうしても病院の完成が30年の秋ということでございます。指定管理を予定しております病院さんと話しても、ぜひその前に開院したいというふうなお話もいただいております。そんな中で仕事をしていくのには、こういう進め方になる部分もあるのかなというふうに思っております。背任なんていう気は全然ございませんので、桜川市のために一生懸命仕事させていただいているつもりです。よろしくお願いします。
18番(林 悦子君) 今後、何課対応になるとか、どういう対応とか。
市長(大塚秀喜君) それは、このままとりあえず総合戦略室で土地のほうはまとめていくようになると思います。また、4月からに関しましては、人事異動等、組織がえ等出てくると思いますので、その辺につきましては、まず春までは今のままいきたいというふうに思っております。
議長(潮田新正君) 井上副市長。
副市長(井上高雄君) 庁議の中での議論はどうだったのかというご質問をいただきました。本来、私から答えていいのかどうかわからないですが、ご指名でございますので答弁をさせていただきます。
 利用計画等につきまして、庁議の中で庁議メンバー各位のご意見を賜る機会を設けました。いろいろ確認事項、例えば国、県等の調定、法律的な規定、そういったことについて確認事項はございましたが、総論というか、全体意思を持って今回というか、議員の皆さんにご説明をするということに決定した次第でございます。
議長(潮田新正君) 林悦子君。
18番(林 悦子君) 3回までね。
議長(潮田新正君) 3回、最後。
18番(林 悦子君) 3回目ですので、まとめて誤解のなきようお話をしますが、病院に関しては、たとえどこに建てても69億円という金額は多分動かない金額だと思いますので、その金額について背任行為だとか何だとかなんてことを言ったわけでは全然ありません。ただ、病院用地や、それに付随する道路関係を先行取得するという選択肢もあったのではないかなというふうに私は考えていましたので、そう申し上げただけのことであって、別にそれは考え方の違いなので、ただまちづくりという漠然とした言葉で表現されるようなものになってくると、これがどれくらいかかるかわからない。この部分についての具体的、ポンチ絵なんてやゆされない程度のものであっても、もうちょっと具体的なものが欲しかったのではないかという意味で、これが全く想定できないということについては、ある種見方を変えれば、そういう決まってもいない、何になるかよくわからないものに今後、それだけ多額の税金を投入していっていいのかということについては、なかなかわかりづらいところもあるかと思いますので、折に触れて説明していっていただいたほうがいいと思います。それを要望しておきます。
議長(潮田新正君) そのほか質問ありませんか。
 5番、鈴木裕一君。
5番(鈴木裕一君) 筑西市のこともあって、この病院ということは、これは何でもかんでもやっていかないと。ただ、その周辺のまちづくりも大事だと、非常に私も同感であります。ただ、やっぱりあそこにダイワが来てもらわないと、このまちづくりもできなくなってしまうのではないかと。その辺何とかなるのですか、市長。
議長(潮田新正君) 大塚市長。
市長(大塚秀喜君) 民間企業については何とも言えません。検討はしているみたいです。
議長(潮田新正君) 5番、鈴木裕一君。
5番(鈴木裕一君) 仮にと、仮には言ってはいけないのかもしれないけれども、でもやっぱりなるべく引っ張ってくる努力をしてください。もうそれしか言えません。
議長(潮田新正君) そのほか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。討論ありませんか。
 まず、原案に反対者の討論を許します。
 7番、菊池伸浩君。
          〔7番(菊池伸浩君)登壇〕
7番(菊池伸浩君) 7番議員の菊池です。議案第93号 平成27年度桜川市一般会計補正予算(第6号)、7億5,200万円について反対の立場で討論をいたします。先ほどの92号とほぼ似ていますので、はしょってやりますので。
 まず、何といっても余りにも性急過ぎる提案です。12月本会議の補正予算総額は1億3,000万円であるのに対して、今回の追加議案として出された補正額が7億5,200万円になることです。また、今回の提案は、まちづくりの根幹にかかわる議案でもあります。大塚市長の市政運営の命運を左右するものであります。私はこのようなまちづくりの根幹にかかわる議案は、できれば定例議会、それが無理ならば臨時議会を開いて、市民から意見を聞く期間をとってから審議を尽くすのが筋だと考えております。市立病院の用地の取得にもかかわることですから、全てが反対するわけではありませんが、今回の余りにも性急な追加議案、提案で出された議案には反対をいたします。
 以上です。
議長(潮田新正君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。
 15番、相田一良君。
          〔15番(相田一良君)登壇〕
15番(相田一良君) 私は、議案第93号 平成27年度桜川市一般会計補正予算(第6号)の7億5,200万円について、賛成の立場で討論します。
 その前に一言言わせてもらいます。この長方、そして高森地区の地権者の協力を得ましたけれども、皆さん、これはわずか25日間で同意をもらったわけでございます。と申しますのも、担当職員、わずか25日間で土、日関係なく、また夜も9時、10時と。そして、1回断られれば2回、3回、行くところによっては5回、そういう誠意を地権者に見せました。また、言わせてもらえば、大塚市長は、ある会合に行って、夜中の2時に帰ってきました。だけれども、地権者の人が朝会いたいと言われたので、市長は朝6時に起きて、その人が農家に行く前に行って交渉しましたけれども、なかなか思うようにはいきません。でありますが、市長も2回、3回、全ての行事をキャンセルしてまでも、この高森、長方地区の地権者にも会いに行って、本当に誠意を持って対応したおかげで、わずか25日くらいで77件の地権者の方が同意をしてくれたわけでございます。これは、私もそれを見ておりましたので、一言言わなくては気が済まないので言います。
 それでは、討論本題に入りたいと思います。大和駅北地区において、新しいまちをつくる今回の議案については、そのために必要な土地の先行買収であります。全部で27ヘクタールもの面積が、地元の地権者協議会によってまとめていただいたものです。地権者数で申しますと、先ほども申したように実に77名もの地権者の皆様が今回の開発に賛同し、協力いただけるものと聞いております。合併前の旧大和時代から、大和駅の北側については開発の話や道路の話はございましたが、なかなか実現には至りませんでした。それが今回、事業を進めるために一番大事なことである地権者の協力が得られる見込みになったわけであります。予算額は7億5,200万円になりますが、このうちの2億200万円につきましては、開発公社の負債を減らすための予算でございますので、用地の買収費用は5億5,000万円になります。私は、議会としてこの用地買収費はぜひ予算として成立させてもらいまして、大和駅北地区の開発事業を進めていただきたいと考えております。
 皆さん、その昔、「米百俵」というお話をご存じでしょうか。これは明治初期、ひどく貧乏をしておりました長岡藩、現在の新潟県であります。救援のための米百俵が届けられました。米百俵は、当座をしのぐために使ったのでは、数日でなくなってしまいます。しかし、当時の指導者は、米百俵を将来の千俵、万俵として生かすため、あすの人づくりのための学校設立資金に使いました。その結果、設立された国漢学校は、後に多くの人材を育て上げることになったのであります。昭和16年、17年に大活躍いたしました山本五十六連合艦隊長官も、その卒業生の一人であります。この指導者とは、小林虎三郎のことでございます。目先のことばかりにとらわれず、あすをよくしよう、これが虎三郎が言いたかったことでございまして、実際に長岡藩は米百俵を何万倍もの価値に変えて、その後の繁栄を支えたのであります。
 今の桜川市のことを考えてみますと、大和駅北地区は高速道路のインターチェンジも近くにあります。国道も県道も通っております。JRの大和駅もございます。まさしく桜川市内の交通のかなめとなる地区であると言えます。ここにショッピングモールが開業し、新しい病院も開院するということで、まさに新たな桜川市の中心を担うまちをつくるという、桜川市にとっては革命的なプロジェクトであると考えております。未来の子供たちが桜川市に残って暮らしていきたいと思えるまちをつくることが、私たちに課せられている使命であります。
 確かに人口減少が進む中、財源も限られている桜川市ではありますが、地元地権者の皆さんにまとめていただいた土地買収の話でございます。用地買収費用の5億5,000万円は、未来への投資であると思います。今の痛みに耐えて、あすをよくしようという米百俵の精神こそ、改革を進めようとする今日の我々に必要ではないでしょうか。合併10周年を迎え、桜川市が希望にあふれた未来を想像できるか否かは、我々議員一人一人の改革に立ち向かう意思とかかわっていると思います。
 また、この大和駅北開発ができなくなった場合、そして病院ができなくなった場合には、これは桜川市一市の問題だけではありません。筑西市と桜川市と県で、既にこの病院を桜川市は桜川市立病院、筑西市は中核病院を同時につくって、そして平成30年に開業するという大きな目標があるわけでございます。もしここで、この予算を通さなくてだめにした場合、ほかの筑西市にも大変迷惑がかかるということでございます。もし通さなければ、県のほうから見れば、あの地区は5年前にもいろいろあって、何やってもまとまりのない桜川市だという、そういう烙印を押されてしまいますので、この予算は何が何でも通すように私は賛成討論をさせていただきました。
議長(潮田新正君) ほかに討論はありませんか。
 3番、榎戸和也君。
          〔3番(榎戸和也君)登壇〕
3番(榎戸和也君) 3番、榎戸和也です。反対の立場から討論させていただきます。
 先ほど、非常に市長が夜討ち朝駆け、そういうことで頑張ってこういう形になってきたというお話がありました。私も先ほど、確かにこれはあの値段で、あれだけのものが確保できたということはというお話をしましたが、それは全面的に評価をしたわけでなくて、結局それは、ある面では前のめりで、まだ買うか買わないかが決まっていないのに、買うという前提でかなりの働きかけをしたと。この間も申し上げましたが、                                                                                                                                                             例えば私がそれを書いているかもしれないのですよね、理屈は。でも、断じてそれは私が書いたものではありませんから。ですからそれに対して自分は、いろんな意見があるので当然なのですが、そこでそういうふうな静かな高森駅の生活を送りたいと思っているのに、市役所が個人情報を教えるような形というふうにその方は思っていらっしゃるのですが、そういう中で行われた面もあるわけです。ですから、かなり前のめりでやった部分も否定できないのです。それが今のような流れになっているわけです。
 ですから、逆に言うと、買わなくても済む土地、つまり開発公社は、以前、公共用地を値上がりするのを先行取得するというような目的で開発公社というものができたわけです、法的裏づけを持って。今の時代、例えばもし使いたいときに、そんなに急いであの田んぼを買わなくても、最初はあの田んぼを埋め立てて、あの上に道路をつくるということで補正予算通したわけですから、でも私はおかしいのだろう。乗っ越していくだけでいいのではないかと。乗っ越していくだけの案になりました。そういう意味でも、私はよかったなとは思っているのですよ、前の案よりは。ただ、あれだけの7ヘクタールぐらいの土地、少なくとも田んぼの部分、公園と市民農園ですか。ああいうものは、これから市が買い戻すわけですから、かなりの負担になってまいります。買うためのお金も無駄だし、今後の維持費についても非常に私は心配しております。
 それから、この計画をやると、先ほど69億円の病院、それから13億円の幹線道路と調整池、それに加えて今回の、今回のは貸し付けですから、2億円はちょっと何か曖昧ですが、ほかの部分は基本的には戻ってくるということは、まず間違いないと思いますよ、今の流れでいけば。戻ってくるだろうということは期待したいです。ですから、事業規模としてはそれだけあるのですけれども、全部が全部ということではないと思うのです。つまり69億円と15億円だったと私は理解しているのですが、そういうお金で、さらにそこに今度からいろんな市の費用がこの後くっついてくると。道路をつくるとかなんかというのがくっついてくると。ですから、相当な今後負担になっていくであろうと。それに見合うだけの夢と希望がこの後ついてくるのか、あるいは負の遺産といいますか、そういうことで市役所の職員が、あそこ草あるから草刈りに来いなんて言われるような中で動かなければならないことになるのかと、そういう心配をしております。
 それともう一つ、病院、病院と言いますが、今までの経緯の中でこうなってきておりますが、私は何度も申し上げているように、県西病院のところに建てかえるということもきちっとやれば、一つの選択肢では十分あり得るわけです。その協議会とかお医者さん、真壁医師会の副院長の雨引方面にいらっしゃる方とか、隆仁会さんとか、そういうところの委員会で、やっぱり新しい場所でないとだめなのだという流れで決まっているわけですが、やはり旧岩瀬町の中心といいますか、ある県西病院の場所というのは、東那珂、北那珂と言われる地域の人にとってみれば、やはりより今までのなじみもあるし、通いやすい。高速からおりても、そんなに変わりはない。今度の病院と今の県西病院の場所というのは距離的に多分ほとんど変わらないと思いますよ、距離は。だから近い近いと言うけれども、決してそんなことないと思います。
 ですので、そういうことも考え合わせると、決して、大きな企業がショッピングモール持ってくるのだというけれども、そこが今、ややクエスチョンマークになっていると。最初に補正通したときは、あれが来るから幹線道路と調整池という話だったわけですから。今度は、病院を、言葉が悪ければ人質ではないけれども、病院、向こうとの関係があるのだからやらなければならないと。それでこの案になっているわけです。期日も迫っているから、早くやってくれと。でも、何度も言うように、病院は別な場所に建てる選択肢も本来的にはあると。そういうことを含めて総合的に考えると、負担の部分、今後心配だということも含めて不要な土地を持つことになると。そういうことも含めて、私はもうちょっといい形で提案していただきたかったという意味も込めて反対ということであります。
 以上です。
                                           
    発言の取り消し
議長(潮田新正君) 榎戸議員、討論の中で匿名者からの話があったと発言しましたが、これ不特定な、誰が言ったかわからないような発言は適切でありませんので、削除願います。いいでしょうか。
3番(榎戸和也君) 今までの議会の通例でどういうふうになっているのか、私ちょっとわからない。
議長(潮田新正君) そんなの認めない。
3番(榎戸和也君) では、議運の委員長に任せます。
          〔「いや、これは議長権限です」の声あり〕
議長(潮田新正君) 私のほうから取り消しますので、お願いいたします。
                                           
議長(潮田新正君) そのほか討論ありませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(潮田新正君) これから本案を採決いたします。
 この表決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
          〔起立多数〕
議長(潮田新正君) 起立多数。
 よって、議案第93号は原案のとおり可決されました。
                                           
    執行部あいさつ
議長(潮田新正君) ここで市長より発言を求められておりますので、これを許します。
 大塚市長。
          〔市長(大塚秀喜君)登壇〕
市長(大塚秀喜君) 平成27年第4回桜川市議会定例会の閉会に当たり、お礼を兼ねまして一言ご挨拶申し上げます。
 今定例会は、12月8日より12月11日までの4日間の会期で開催され、議員各位におかれましては慎重なるご審議を賜り、心から感謝申し上げます。皆様のご理解とご協力により、人事案件を初め、条例の制定並びに一部改正及び平成27年度一般会計の補正予算など、提案いたしました案件につきまして原案のとおり議決をいただきましたこと、厚く御礼申し上げます。また、2件の追加議案につきましても議決をいただき、あわせてお礼を申し上げます。
 今後も議員各位の一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、閉会のご挨拶といたします。どうもありがとうございました。
                                           
    閉会の宣告
議長(潮田新正君) 本定例会に付議されました案件は全て議了しました。
 以上で、平成27年第4回定例会を閉会いたします。
 ご苦労さまでございました。
          閉 会  (午後 4時12分)