平成27年第4回桜川市議会定例会議事日程(第2号)

                         平成27年12月9日(水)午前10時開議
日程第 1 一般質問

出席議員(15名)
  1番   谷 田 部  由  則  君     3番   榎  戸  和  也  君
  4番   萩  原  剛  志  君     5番   鈴  木  裕  一  君
  6番   仁  平     実  君     7番   菊  池  伸  浩  君
  8番   風  野  和  視  君     9番   市  村     香  君
 10番   小  高  友  徳  君    11番   飯  島  重  男  君
 13番   増  田     豊  君    14番   潮  田  新  正  君
 16番   高  田  重  雄  君    17番   増  田     昇  君
 18番   林     悦  子  君

欠席議員(3名)
  2番   大  山  和  則  君    12番   小  林  正  紀  君
 15番   相  田  一  良  君
 

地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
   市     長  大 塚 秀 喜 君
   副  市  長  井 上 高 雄 君
   教  育  長  梅 井 隆 男 君
   市 長 公 室 長  潮 田 昭 彦 君
   総 務 部 長  市 塚 一 郎 君
   市民生活 部 長  小松ア 裕 臣 君
   保健福祉 部 長  来 栖   啓 君
   経 済 部 長  横 田 藤 彦 君
   建 設 部 長  飯 田 成 信 君
   上下水道 部 長  根 本 貞 興 君
   教 育 部 長  中 島 洋 治 君
   会 計 管 理 者  高 松 弘 行 君

職務のため出席した者の職氏名
   議会事務 局 長  廣 澤 久 夫 君
   議会事務局書記  鈴 木   孝 君
   議会事務局書記  仲 田 浩 司 君
   議会事務局書記  長谷川 勇 貴 君

          開 議  (午前10時00分)
    開議の宣告
議長(潮田新正君) 皆さん、おはようございます。
 本日の出席議員は15名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立しますので、これより本日の会議を開きます。
                                           
    一般質問君)
議長(潮田新正君) 日程第1、一般質問を行います。
 1番、谷田部由則君。
          〔1番(谷田部由則君)登壇〕
1番(谷田部由則君) 1番議員の谷田部由則です。通告に従い質問させていただきます。
 イノシシ対策について3点ほど質問します。イノシシ対策の専門部署の設置について、イノシシの農作物の被害については、現在でも減少している様子がありません。市民の方からは、どうにかしてほしいという声が数多く寄せられています。イノシシの農作物被害をなくすには、一匹でも多くのイノシシを捕獲して数を減らす対策が一番だと思います。そのためには、駆除と防御対策の予算の上積みを今まで以上に検討をお願いしたいと思います。
 市においても、限られた捕獲隊の人数で効果的にわなの見回りやイノシシの捕獲を進めるためにも、わなが動作したら携帯電話で受信できる装置やセンサーカメラがついた箱わなを導入したらどうか。また、6月の定例会でも質問させていただきましたが、イノシシ対策の専門部署についてはどう考えているのか、答弁をお願いします。
 次に、電気柵等設置補助の現状と市民への周知について。市では、電気柵、トタン柵等設置への補助、狩猟免許への補助など対策を講じているようですが、市民への周知は十分にできているとは思えません。市民の方は余り知らないようなので、答弁をお願いしたいと思います。
 次に、市内地域連携について。イノシシを寄せつけない防護対策として、市は地域と連携したどのような取り組みを実施しているのか、お伺いしたいと思います。
 以上です。
議長(潮田新正君) 谷田部由則君の質問に対する答弁を願います。
 まず最初に、大塚市長。
          〔市長(大塚秀喜君)登壇〕
市長(大塚秀喜君) 谷田部議員さんの質問にお答えします。
 1点目のイノシシ対策専門部署の設置のご質問にお答えいたします。イノシシによる被害には、大変苦慮しております。これまでのイノシシ対策については、猟友会の協力のもと、銃や箱わなによる捕獲を実施するほか、農業者が設置する防護柵による被害防止についても市補助を行ってまいりました。しかし、イノシシと野生鳥獣による被害は依然拡大しておりますので、これらを補完するために、これまでの捕獲隊による捕獲とは別に、来年度から農林課内にイノシシ被害対策室、これは仮称でございますが、設置する予定で予算編成を進めております。
 その中で、ご質問いただきました箱わな用センサーシステムを装備した箱わな等も購入し、捕獲体制を強化してまいりたいと考えております。よろしくお願いします。
議長(潮田新正君) 続いて、横田経済部長。
          〔経済部長(横田藤彦君)登壇〕
経済部長(横田藤彦君) 谷田部議員さんの2点目の電気柵等設置補助の現状と市民への周知についてのご質問にお答えをいたします。
 本市のイノシシ被害の防護柵設置に対する補助につきましては、昨年度、67件の申請があり、150万円ほどの補助を実施しており、今年度についてはこれまでに81件の申請で、180万円ほどの補助を実施しております。市内におけるイノシシの被害状況は、ますます増加傾向となっております。このため桜川市では、本年6月の定例会において菊池議員からの一般質問を受けて、イノシシ被害防止対策補助金の交付要綱を一部見直し、電気柵と同様に平成27年8月からトタン柵等の補助金を設置者に対して要した費用の2分の1、上限3万円の補助金といたしました。いずれも周知の方法としましては、広報紙及びホームページにおいて情報提供をしておるところでございます。
 次に3点目、市内地域連携についてでございますが、イノシシを寄せつけない防護対策として、市は地域と連携したどのような取り組みを実施しているのかというご質問でございますが、農作物や農家を有害鳥獣から守るため、有害鳥獣捕獲や狩猟期間中のイノシシの捕獲を継続して行っているほか、さまざまな被害対策に取り組んでいるところでございます。被害状況はなかなか好転せず、農業者にとっては深刻な状況にあります。このようなことから、被害防止策につきましては個々の対策や捕獲だけでは解決に至らないと思われますので、地域住民の意識改革が重要となります。イノシシ問題についての理解を深めるため、集落点検や学習会などを実施し、地域ごとのイノシシ対策への意識を高める取り組みを進めてまいります。
 また、餌場をつくらない環境づくりや、やぶの刈り払いなどを通した地域環境の向上など中山間地域ごとにイノシシを寄せつけない地域対策をイノシシ被害対策室で推進していかなければならないと考えております。先般、茨城県による試験的な試みといたしまして、福崎地区にセンサーカメラを設置いたしました。センサーカメラによるイノシシの出没状況を把握した後、県の指導のもと、被害場所の特定や原因究明について分析するなど被害状況の調査をより一層実施していきたいと思っております。将来的には、狩猟免許を持たない方も捕獲の補助者として、わなの見回りや被害箇所の確認など捕獲活動に参加できるような体制を随時区長さん方と聞き取りを通して協議していく考えでおりますので、よろしくお願いしたいと思います。
 以上でございます。
議長(潮田新正君) 答弁終わりました。
 再質問ありますか。
 1番、谷田部由則君。
1番(谷田部由則君) 来年度から農林課内にイノシシ対策室をつくる予定ということですが、それについてはよろしくお願いします。
 それでは、何人の職員で対応する予定なのか、ハクビシンなども対応していただけるのか、対策室の業務内容を教えてください。
議長(潮田新正君) 横田経済部長。
経済部長(横田藤彦君) 先ほど大塚市長から答弁を申し上げましたが、対策室については行政専門員1名、事務員、臨時職員ですが、2名の体制で検討を進めております。これまでの有害鳥獣捕獲隊による駆除とは別に、有害鳥獣被害による被害相談の実施や箱わなの設置など、捕獲と防御柵の強化を図ってまいりたいと考え協議を進めております。
 住宅被害対策としてハクビシンにつきましては、これまでと同様に箱わなの貸し出しにより対応したいと考えております。また、将来的には、イノシシの捕獲に当たり被害の連絡があった場所及び猟友会でカバーできない地域を調査することで被害軽減に努め、集落点検や地域の学習会などもあわせて実施したいと考えております。
 以上でございます。
議長(潮田新正君) 答弁終わりました。
 1番、谷田部由則君。
1番(谷田部由則君) 箱わなも導入予定ということですが、これは市役所に市民から依頼があれば設置してもらえるのでしょうか。また、箱わなの数はどれくらいの数を予定しているのか、お伺いしたいと思います。
議長(潮田新正君) 横田経済部長。
経済部長(横田藤彦君) お答えいたします。
 箱わなの設置を依頼された場合の対応につきましては、対策室において場所に赴き、被害状況の確認や聞き取りを行うなど現場対応を実施したいと考えております。
 わなの設置に関しましては、対策室の職員が狩猟免許を取得するとともに、必要な事務手続、有害鳥獣捕獲の免許でございますが、そういう手続が伴いますので、現状で申し上げるなら、将来的には状況に応じて対策室職員が箱わなの設置を行えればというふうに考えております。
 また、来年度予算の関係もありますけれども、担当課で要望している箱わなは10基、箱わな用センサーシステムは3台で積算を進めているところでございます。
 以上でございます。
議長(潮田新正君) 1番、谷田部由則君。
1番(谷田部由則君) 市民への周知については、広報紙やホームページを見ない方もいますので、何かいいアイデアがありましたら考えていただきたいと思います。
 最後になりますが、イノシシは山際の住宅地にもかなり出没していますので、なるべく多くのイノシシを捕獲できるよう対策をとってほしいと思います。
 以上です。
議長(潮田新正君) これで谷田部由則君の一般質問を終わります。
 続いて、3番、榎戸和也君。
          〔3番(榎戸和也君)登壇〕
3番(榎戸和也君) 事前通告に基づきましてお尋ねいたします。
 まず最初に、病院関係について伺います。
 1つ目は、新中核病院ですが、筑西市では新中核病院の建設予定地のボーリング調査を行ったところ、100メートルを掘っても有効な支持層が出ないという、そういうことを、私確認しております。新中核病院は、震災に強い病院でなければならないというのが非常に大きな枠組みであります。両市協議の中で、この病院がきちっとした病院として建てられることについて、しっかりと確認をしていただいているのかどうか。つまり100メートル掘っても有効な支持層が出ないという中で、ではかわってどういう工法でやるのかと。このことは、今、横浜市のマンションの支持層の問題がありますから、やはり専門家がやることとは言っても、きちっと我々にもその詳細を示していただいて、その病院が震災に対して大丈夫なのだというようなことを我々議会にもお示しをいただきたい。このことについて、1点お尋ねしたいと思います。
 それと、桜川市立病院についてですが、桜川市立病院については両市の協議で供用開始が平成30年10月というふうになっております。着工は、その2年前あるいは1年半ということが言われていますので、それを実現するためには、もうあと1年前後で、その前の段階です。例えば、その指定管理者である隆仁会との間の協定、そういうものを進めていかなければなりません。当然その中に、どういう診療科を置くのかということ、それからいろんな負担の問題です。いわゆる指定管理料というような問題も出てくると思います。そういうもろもろのことについて、建てるまでにもう1年前後しかないわけですので、建て始めるまでに。ですので、その辺が今どういうふうになっているか、それをお示しいただきたいというふうに思います。
 それと、3番目です。イノシシ問題についてですが、この間、建設経済委員会でイノシシ問題についての話題が出ました。ともかくイノシシ問題の協議会があるわけですが、これがまだなかなか有効に機能していないと。今年度から3地区の区長の代表に入っていただいて、地域住民の切実な声を反映していただいて、対策に役立てていただこうというような形にはなっていると思うのですが、この間、話題になったようなことを考えると、まだ本当に全地区の思いが協議会の中で反映されていない。有効な対策もまだまだ立て切れていないのではないかと、そういうふうに思うわけです。
 やはり地域の人の思いを協議会の場で反映して具体的な施策に結びつけていくということが大事なわけで、そういう意味で私としては提案したいのですが、やはり生産組合の代表とか、あるいは我々議会の代表、議員が現在入っておりませんので、そういうものを加えて、より実効性のある協議会にしていただきたいというふうに私は考えるのですが、これに対するご所見をお伺いしたい。
 続いて、4番目です。綱紀粛正の取り組みについてということですが、さきに出先機関職員による飲酒事故による懲戒免職事案が発生した際に、その当該職員がタイムカードを手書きし、欠勤したにもかかわらず、出勤していたように装っていたことが発覚しました。出先に責任者がいないことについては、私も何となくそこの統制がとれていないような感じを利用者としても受けていたわけです。再雇用、嘱託、非常勤職員だけの部署ができてしまうのは、今の状況ではやむを得ないことかとは思うのですが、そうしたことを考えても、やはり出先機関にきちんとした責任者を置いていただけないかということです。そのためには、やはり市長のほうから辞令を交付して、どなたがこの職場の責任者なのですよというようなことをしっかり決めていただいて、規律というか、統制というか、そういうものをとって、しっかりと職員の方に対応していただくということが必要なのではないかと私は考えるのですが、この辞令を交付して責任者を決めるということについて、ご所見をお尋ねしたい。
 大和駅の北地区開発について市長にお伺いします。以前、6月のときに市長は、高森地区の開発は民間がやるので、ここの開発には市はお金を入れないということで、あの補正を通過させたわけであります。しかし、そうした大事な場面での発言にもかかわらず、現在、高森地区の農地と山林について市が1反歩、10アール当たり160万円で用地買収交渉を行っているとのことです。それも面積としては27ヘクタールというふうなことでありますが、高森地区については一切お金は入れないと言って補正予算を通したわけですが、それにもかかわらず、それを反故にして、私から言うとかなり前のめりで用地買収交渉を展開していると、そのような印象を受けております。
 市長の議会での公式発言がこんなに軽くていいのであろうかと私は思っております。重要な決定をする際の約束、それを翻して高森地区に、今出ているのでは8億円ぐらいですか。用地取得に8億円ぐらいを投入して、27ヘクタールを買おうというふうなことで進んでいるようです。そのことについては、今から、本日、全協があり、条例の改定なども含めて、あさって、今までと全く枠の違う大きな変化がたった2日、正式に言うとそのぐらいで行われようとしていると。これは非常に問題なのではないかと、私はこう思っているわけですが、その件については後でまた自席から質問させていただきますが、ともかく入れないと言っていたのに、こういう形で変化しているということについて、市長の釈明を求めたいと、説明を求めたいと。
 以上4点であります。よろしくお願いいたします。
議長(潮田新正君) 榎戸和也君の質問に対する答弁を願います。
 まず最初に、潮田市長公室長。
          〔市長公室長(潮田昭彦君)登壇〕
市長公室長(潮田昭彦君) 榎戸議員の新中核病院のボーリング調査結果につきましてのご質問にお答えいたします。
 この調査結果につきましては、筑西市からの報告は受けておりません。しかし、今回、議員からの一般質問の通告を受け、筑西・桜川地域公立病院等再編整備推進協議会の事務局に問い合わせをいたしました。その内容といたしましては、筑西市において本年9月から新中核病院の整備予定地の四隅と中央の計5カ所でボーリング調査を実施しているということでございます。調査の途中結果といたしましては、上部構造物の規模、基礎形式、周辺敷地の状況及び地盤状況などから見て、建物を確実に支持できる堅固な地盤でございます。支持層がその5カ所から確認できたということでございます。その詳細につきましては、地表から12から29メートルの範囲で支持層が確認できたということでございます。
 また、建物の免震構造の検討資料として調査いたしました建物や建造物を支える支持層よりも強度特性を持ち、広範囲で連続的な広がりを見せる基盤層を地表から100メートル付近で確認できたということでございます。
 続きまして、新中核病院の工法でございますが、この件につきましては新中核病院の整備を進めております筑西市並びに筑西市が委託する専門の設計業者が、今後、責任を持って検討していく事項でございますので、現在、この場でお答えすることはできませんが、一般論といたしまして支持層がある場合には、免震・耐震構造の建築の設計・施工が特に問題なく可能であるということで、この場の回答にしたいと考えております。
 続きまして、指定管理者の指定に向けた準備状況にお答えいたします。桜川市立病院の指定管理予定でございます医療法人隆仁会山王病院の病院長、事務長、病院スタッフの方々には、本年9月から桜川市立病院の整備基本計画の策定に参画していただき、桜川市民の皆様にとりましての病院の具体的なあり方につきまして市担当者とともに協議、検討を進めております。
 議員のご質問は、地方自治法第244条の2第3項の規定に基づき、桜川市の公の施設の管理を行わせる指定管理者の指定の手続などについて必要な事項を定める桜川市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例並びに、その関係規則に基づいた指定の期間、管理の費用、指定の取り消しなどに関して隆仁会山王病院と協議をしているのかという趣旨であると思われますが、現時点では今、申し上げましたように、桜川市民のための病院の形を基本計画の中で示そうとしている段階でございます。今後、市立病院の病床数も含め、基本計画が確定した後に、隆仁会山王病院と市立病院施設の指定管理に向け、医療法第7条に基づく県知事による市立病院の開設許可並びに市立病院の設置条例の制定及び桜川市公の施設の指定管理者の指定の手続に関する条例に基づく指定管理者の指定の申請などを進めてまいりたいと思います。
 なお、これらの協議に当たりましては、他市町村の先進的な事例、茨城県内でいいますと東海村、小美玉市などを十分に参考にしながら、指定手続並びに指定管理後の市立病院の運営に支障がないように進めてまいりたいと考えております。
 続きまして、市立病院の整備用地の取得、設計・建設事業につきましてのこれからの手順、手続についてのご質問にお答えいたします。平成29年3月までに整備用地を取得、ボーリング調査、基本設計、実施設計、造成工事を実施し、同年、平成29年4月から市立病院の建設事業に着手し、翌年、平成30年7月から8月に建設工事を完了後、2カ月から3カ月の開院準備期間を経まして、同年、平成30年10月に桜川市立病院の、これは仮称でございますが、開院を予定しております。以上でございます。
 続きまして、榎戸議員3点目の綱紀粛正の取り組みにつきましてのご質問にお答えいたします。職員の綱紀粛正につきましては、従来から注意を促し、公務員としての自覚を喚起してきたところでございますが、本年7月に2件の飲酒運転による物損事故が発生してしまったことは、桜川市の行政に対する市民の皆様の信頼を著しく損なう重大な行為であり、まことに遺憾であります。特に臨時職員につきましては、勤務状況の管理体制の不備も問われ、改善を図るよう指摘をいただいたところでございます。現在は、出勤簿に押印することで出退勤を管理しております部署につきましては、例を挙げますと学童クラブ、あとは発掘の調査員などが挙げられますが、本人の押印に加え、監督者また第三者の確認印を押印することとし、タイムカードに打刻することで出退勤を管理しております部署につきましては、これは公民館、保育所などが挙げられます。打刻忘れなどによる手書き箇所がある場合にも、同じように監督者または第三者の確認印を押印するよう指導するなどして、勤務状況の管理体制の改善を図っております。また、出勤簿並びにタイムカードの毎月の管理は月ごとに所属長が確認、保管し、年度末に職員課に提出させることで、今後も勤務状況の管理体制を徹底させてまいりたいと思います。
 また、近年、職員定数削減による市民サービスが低下しないよう、本来、正規職員の補助的業務を行う臨時職員にも、正規職員の行う一般業務の一部を担っていただいている状況で、平成17年の合併時には77人でありました臨時職員が、10年後の本年、平成27年10月1日現在で240人となり、年々増加傾向にございます。このような状況を踏まえ、臨時職員におきましても公務員としての自覚を喚起するために、服務規律に関する研修を実施してまいりたいと考えております。また、正規職員数が限られた状況下、全ての恒常的な業務を正規職員だけで担うのは現在不可能であり、特に市役所の各公共施設におきましては正規職員を配置することが困難な場所もあり、週3日あるいは週4日の勤務の再任用職員や臨時職員だけで業務に対応する施設もございます。このような正規職員が不在となる施設につきましては、配置されているその職員の中から正副の責任者を指名し、これは申し合わせでございます。管理体制を整えてまいりたいと思います。
 辞令を出して責任者を決めるつもりはないのかというご質問につきましては、公共施設の管理者は市長並びに教育委員会であり、議員の言われる責任者は施設管理に従事する臨時職員の中からリーダーを指名することであり、辞令で責任者を指名することや、その責任に対する手当の支給は現段階では考えておりません。今後もさらなる綱紀粛正と再発防止に努めるとともに、市民の皆様の信頼回復に向けてまいりますので、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。
議長(潮田新正君) 続いて、横田経済部長。
          〔経済部長(横田藤彦君)登壇〕
経済部長(横田藤彦君) それでは、お答えします。
 ご質問の桜川市鳥獣害対策協議会運営につきましては、昨年度から区長会から岩瀬、真壁、大和地区の代表区長さんが協議会に加入いただいておりますが、今後につきましては、さらに協議会の充実を図り、また議会の皆様方の意見を取り入れ、協議、運営を図っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。
議長(潮田新正君) 続いて、大塚市長。
          〔市長(大塚秀喜君)登壇〕
市長(大塚秀喜君) 榎戸議員の質問に答弁させていただきます。
 榎戸議員質問の中でありましたように、来年の10月には中核病院、そして桜川市民病院、着工の予定と、そういう予定で今、病院づくりに関しては進めているところでございます。若干おくれているのかなというふうに思うところもございます。
 そんな中で今回の大和駅北地区開発ということで、ことし5月に委員会つくって、インター周辺がいいだろうということでお返事をいただきました。そういうことで北側、高森。長方地区の地権者の皆さんに相談してまいりまして、桜川市の顔となる魅力あるまちをつくってまいりたいということでございます。地権者の皆様方からも、ぜひ住み続けたいまち、桜川の顔になるようなまちをつくってもらいたいということで、地権者の皆さんにも賛同いただき、きょう午後から全員協議会、そして議決をお願いしたい。追加議案で土地を買うことに関して議決をいただきたいという流れでございます。
 榎戸議員、申しわけないのですが、若干質問に悪意があるのかというふうに私としては申さざるを得ない。前回、46町歩、6月の議会ではお話ししまして、民間でやるところは桜川市はお金は出さない。そのことに関しましては、一切変わっておりません。今回もご説明しておるとおり、27町歩うち6町歩から7町歩は住宅造成、日本版CCRC構想を含むというふうなことで総合戦略の中に入っていくと思いますが、そこについては造成費は出す気はありません。この間も答弁したとおりでございます。道路、水路、調整池、公園、古墳、駅前広場、市立病院、産婦人科予定地、市営農園等、その辺に関しましては市のお金はかかりますよということでございます。6月にお話ししたとおり、住宅造成、住宅地に関しましては、市では造成費をかける気はございません。答弁の内容を翻しているつもりは一切ございません。この間お話ししたとおりでございます。何とか大和駅北地区開発、お尻が決まっています。どうしても病院の場所を決めなくてはいけない。榎戸議員のご質問のとおりでございます。28年10月に着工、それを考えますと、今月、何としても土地は決めたいというふうに思っておるところでございます。ご協力いただけますようよろしくお願いします。
議長(潮田新正君) 答弁終わりました。
 榎戸議員、再質問ありますか。
 3番、榎戸和也君。
3番(榎戸和也君) まず、中核病院のボーリング調査の結果についてですが、N値は、どういうN値が出ているのですか、それは。
議長(潮田新正君) 潮田市長公室長。
市長公室長(潮田昭彦君) 筑西市が行っている事業でございますので、N値については確認しておりません。ただ、支持層が出ているので問題ないという回答をいただいております。
 以上でございます。
議長(潮田新正君) 3番、榎戸和也君。
3番(榎戸和也君) そういう基礎構造についての当然建築家の協会のようなところで、そういうことを専門にやっている部署等があるわけですよね。そういう部署に、もしそういう情報がわかれば、私も問い合わせをして、その病院が本当に大丈夫なのかどうかと。何でも疑ってかかるとどうだと言われますが、何でも信じていても、業者がああいう不正をやったりする時代ですから、やっぱりそこは業者だから、あれだけの大手もああいうことあるわけですので、我々市民の目でしっかり見ていくということは必要なのではないかと。そういう意味で、後でもしそういうものがわかれば教えていただきたい。
 それと、経済部長の先ほどのお話なのですが、私は鳥獣害対策協議会が、まだまだ本当に市民の切迫した感情に基づいて協議が行われていないのではないかと、そういう趣旨でお尋ねしているわけです。ところが、今までどおり、議会の皆さんのご意見も聞いてというような答弁でありました。この間の建設経済常任委員会では、そこに議員なども入れてくれということが出たわけです。しかし、今の話は、執行部としては入れるつもりはないと、そういう答弁だったように私は伺いました。
 なぜ私が言うかというと、この間、建設経済常任委員会があったときに、ある地区に県から来た震災関係の予算がまかれたわけです。我々には何の話もありませんでした。しかも、それが実は、この議会の前に執行されるということで、その地区では回覧も回っていたわけです。これだけいろんな地区の人が大変だと言っているときに、はっきり言ってある地区にこっそりとそういう予算をつけたと。そういうのはおかしいだろうと。協議会で諮ったという答弁なのです。協議会で幾ら諮っても、議会で予算の執行についてはきちっと補正であれ何であれやってもらった上で執行してもらわないと困るわけです。私は、その回覧、ここに今持っています。それほど協議会が実際は隠れみのみたいになって、実際には執行部と、どなたかわかりません。そういう地区の方が話をして予算の執行を決めてしまうと。議会軽視も甚だしい。
 しかも、それを聞いたときに、まだ部材は向こうに差し上げておりません。この補正予算の議会が通ってからやるのですなんていう虚偽の答弁をしているわけです。我々議会はこけにされている。それで今のような返事です。私は到底納得できません。ですから、私は前向き思考で、いろいろあるでしょうけれども、未来に向けてしっかり協議会を機能させて、いい形でイノシシ対策に臨みましょうということを申し上げているわけです。答弁変わりませんか。
議長(潮田新正君) 横田経済部長。
経済部長(横田藤彦君) お答えいたします。
 先ほどお答えいたしましたように、協議会、今の人員で先ほど区長さん方が入って実施しておるということでご説明申し上げましたが、充実を図るということは、またいろんな階層から参加していただいて協議を図っていくということで答弁をさせていただいたつもりでございます。ですから、議会の意見を取り入れながらというのも、そういった意味も含まれております。
 以上でございます。
議長(潮田新正君) 3番、榎戸和也君。
3番(榎戸和也君) 実際にいろんな形で進捗は見られているとは思うのです。ただ、まだまだ不十分であると。この間の委員会でも申し上げましたが、例えば今までの大きなネックは、当然捕獲をするのには一般的には狩猟免許がないとだめだということです。ただ、この間、私申し上げたように、いわゆる農業者とか、専業ということがつくようですが、農業者とか林業者が自分の農地とか山を守るために免許なしで囲いわなについては年間を通じて設置できる。免許は要らないと。電柵も使ってやれば、そういうことをみんなで講習して、いろんな得意な方の知恵をおかりしながらやれば、相当捕獲は進むのではないかと。お金にしても、私の試算では10万円もあれば、その電柵の装置とかメッシュとかなんかでつくれるように私は思います。当然地域の方が協力してやるわけです。
 そういうことをみんなできちっと議論をするためには、そういういろんな知識を持った人を集めて協議会をつくらないと、今の協議会は警察、農協、共済組合、そういうところの人は、そういうと何ですけれども、本当に自分たちがここに住んで、切迫感を持ってそれ感じていませんので、だから何となく招集かけられたから来た、そういう感じになってしまうのではないか。現に私、最初聞いたときに、「協議会はやったことあるのですか」と言ったら、「立ち上げたときに1回やったことがあります」という答弁だった。それもやっていなかったのです、実は。補助金をもらうために名前だけつくっていて、実際は市役所の担当者が1人で猟友会あたりと協議してやってきたというのが実態なのです。地域住民は全然入っていない。だからこれだけ困っていても、具体的な手だてが打てないと。だから打つためには、我々議員も地域の住民の一種の代表ですから、あるいは区長、あるいは生産組合長という土地を持って田んぼが崩されている人、そういう人を集めてやりませんかと。何でそれにイエスと言えないのですか。もう一回聞きます。
議長(潮田新正君) 横田経済部長。
経済部長(横田藤彦君) 先ほど申し上げましたように、いろんな関係者を入れて、拡充していきたいというふうに考えております。
 以上です。
議長(潮田新正君) 3番、榎戸和也君。
3番(榎戸和也君) では、それについては期待していますので、ぜひ実行性のある協議会にみんなで協力してやっていただきたいと思います。
 では、高森北の問題についてちょっと伺いますが、今、悪意があるというふうな言い方されましたが、私は逆に、この間、我々に示されたのは12月3日です。ポンチ絵というのですか、ポンチ絵というのは漫画とも言うのだそうです。批判とか漫画のような絵と。内容が、細部が非常にわかりにくい。概略はわかるのですが、ただ、それであれだけのお金を、しかもその土地は開発公社に買ってもらうのですか、副市長。
議長(潮田新正君) 井上副市長。
副市長(井上高雄君) 面開発に当たりましての用地の取得につきましては、開発公社が先行取得をするという形を現在想定をしてございます。
議長(潮田新正君) 3番、榎戸和也君。
3番(榎戸和也君) 副市長は開発公社の理事長でもありますので、こういうふうな今現在、巨額の不良債権、つまり2億円の借金があって、簿価上は2億7,000万円ぐらいの土地を持っていると、こういう開発公社にお金を貸してよろしいのですか。どこから開発公社はお金を持ってくるのですか。
議長(潮田新正君) 井上副市長。
副市長(井上高雄君) 開発公社の立場から申し上げますれば、先行取得した用地につきましては、当然公共用地につきましては市にお買い戻しいただくということを考えてございますし、一部民間の造成地につきましては処分ということを、その用地を処分するということにより資金回収をすることになります。
議長(潮田新正君) 3番、榎戸和也君。
3番(榎戸和也君) 何となく漏れ聞くところでは、この27ヘクタールに係る買収費というのですか、それを実際は開発公社が買うわけだけれども、市に買ってもらうと、あるいは民間に売ると。先ほどの市長のお話では、6から7町歩は民間に売るということですが、これ買った値段と売る値段の関係というのはどんな感じになるのですか、副市長。
議長(潮田新正君) 井上副市長。
副市長(井上高雄君) お答え申し上げます。
 当然買収価格、買収価格は失礼な言い方ですね。取得価格に当然事務なり、さまざまな経費がかかりますので、それを上乗せした価格以上で処分をしなければ開発公社としては当然赤字になりますので、そういうことはあってはならないと。ただ、その上幾らで処分するかというのは、これは今後の交渉ということで、今ちょっと申し上げることはできないということでございます。
議長(潮田新正君) 3番、榎戸和也君。
3番(榎戸和也君) そうすると、開発公社は現在、2億円の借金を抱えて、2町歩近くの不良資産を持っていると。確認ですが、そこに市から開発公社にお金を入れるのですか、それとも普通の通常やっているように長期のお金ですから、銀行等から起債を起こして、市が債務保証をつけてやるわけですか。
議長(潮田新正君) 井上副市長。
副市長(井上高雄君) 私の立場でお答えしていいのかどうかわからないのですけれども、市中金融機関から融資をいただくよりも、やはり市と連携した事業でございますので、市から資金を頂戴できれば、私どものほうとしては事業の進行がスムーズになるかと考えてございます。
議長(潮田新正君) 榎戸和也君。
3番(榎戸和也君) そうしますと、市からどれだけのお金が入るのかということは、きょうの午後には案として出てくるのでしょうけれども、その金と、今現在、不良で2億円の借金をしょっている。これは開発公社にお金が入ってしまえば、いわゆるプール計算ですから、ですから市が独立、いわゆる開発公社は独立採算というのが当然建前ですから、借りたお金は借金であろうと、実質的な2億円の借金であろうと、今から用地取得にかかるお金であろうと、それは一緒ですよね。そうすると、入ったお金が、用地取得だけではなくて、それなんかの返済に当たってしまうなんてことはあるのですか。
議長(潮田新正君) 井上副市長。
副市長(井上高雄君) お答え申し上げます。
 当然用地取得に必要な金額を頂戴というか、融資いただけるというふうに考えてございます。したがいまして、用地取得をする以上、その必要な資金につきましては地権者のもとにお支払いをしなければいけないということから、それが例えば現在2億円程度ございます借入金の返済に充当されることはないと、できないというふうにも思いますし、また市のほうでこれから皆さんにご説明申し上げます条例の中でも、ほかの用途禁止といった規定は条例の中にきちんと盛り込まれるものというふうに考えてございます。
議長(潮田新正君) 3番、榎戸和也君。
3番(榎戸和也君) 開発公社が土地を買う場合には、公示価格とか何かという、そういう縛りがありますよね、基本。要するに今のような市と開発公社が実際まるっきり一体で、例えば変な話、あそこの土地を100億円で買うのだとか、それは市が買い戻してもらうのですと言ったら、結局100億円は市から出ていくわけです。ですから、その土地の値段というものは、先ほども聞きましたけれども、取得した価格と売る価格の間には、それなりの合理性がなければいけないというふうに思うのです。しかも、入ったお金も、先ほどの答弁がまず間違いないのなら、つまり2億円は消えないということです。2億円を消す材料は、今の虫食いの状態の2町歩余りの土地しかないということですから、今の状況では。そういう理解でよろしいですか。
議長(潮田新正君) 井上副市長。
副市長(井上高雄君) お答え申し上げます。
 基本そのとおりでございます。しかしながら、開発公社の2億円の借入金につきましては、これまでにも議員各位から金融機関から融資を受けて利息が発生しており、当然2億円ですから、その利息が相当額に上っております。それを当然開発公社では、今、収益事業ができない状況にありますので、土地の処分ができない状況にありますので、市から補助金ということでお金を入れていただいております。このお金を何とかしなさいという、皆さんから私ども宿題といいますか、ご意見を賜っておる状況でございます。きょうの午後にもご説明をさせていただきますが、その資金の手当て、簡単に言いますと市の一般財源であります補助金を減らすような手だてもあわせて講じてまいりたいと。それが市全体の財政にとりましてもよい方向に向かうものというふうに考えてございます。
議長(潮田新正君) 3番、榎戸和也君。
3番(榎戸和也君) 今、民間に売る場合の土地の値段の話なんかがさっきあって、今度もう一つ聞きたいのですが、公共用地として取得する中でちょっと色が変わっているのが病院です。病院は、最初2町歩なんていう話を何となく我々のイメージでは持っていたのですが、病院で買う部分というのはどのぐらいの面積で、幾らで買う予定でありますか。市が買うということです。市が買う、公社から。公社が売るでもいいです。
議長(潮田新正君) 井上副市長。
副市長(井上高雄君) お答え申し上げます。
 現在、病院の配置、先ほど全員協議会でお示しいたしましたポンチ絵というものがございますけれども、おおむねこの中で、どこに立地するか、もうちょっと細かく当然決めていく時期でございますので、その中で土地の形状、それから建物配置、それから病院本体プラス付随する機能等々、駐車場の広さも含めまして考えて用地の面積は決めてまいりたいというふうに考えてございます。
議長(潮田新正君) 3番、榎戸和也君。
3番(榎戸和也君) この間、谷田部室長のお話で、本来、開発公社がこういう事業に、土地購入に向かうときには、金融機関からの借り入れ、起債をすると。当然市が債務保証をつけると。金融機関には事業計画をしっかり出すと。出さなければ、金借りられない。当たり前の話であります。
 ところが、谷田部室長の言い方だと、市から借りれば安い、無利子で借りられる、そういう言い方がありました。それともう一点は、いわゆる市から直接お金を入れてしまうと、合併特例債が使えないと、こういう説明もありました。ですから、私が問題にしているのは、要するに公社で買ったうちから、今度、市が公園の部分ほとんどです。市長の話だと六、七町歩以外は全部市で買うわけですから。そのうち、それはべたで買うのか、例えば病院については、病院をつくるための費用として面積と、そこの部分だけ別枠の値段をくっつけるのか。例えば、病院のところは5億円で買うと。ほかのところは、もっとずっと安い。例えば、坪200万円。片一方は、面積幾つになるかわかりませんが、相当な値段で買うと。そういう差をつけるのかどうかということを今お伺いしているわけです。べたで買うのが普通だと私は思います。
議長(潮田新正君) 井上副市長。
副市長(井上高雄君) お答えをさせていただきます。
 病院用地については、病院事業債という起債の条件もございますので、特に別に切り分けて考えることが必要かなというふうに現時点で考えております。また、ほかの用地につきましては、そこで公社の立場から申し上げますと、公社にとりましてどれだけそこに事業を入れるかとか、どのタイミングで処分するかによりまして処分価格というか、販売価格が変わってまいりますので、ちょっと今、決まったような形でのご答弁は申し上げられません。ご勘弁をいただきたいと思います。
議長(潮田新正君) 3番、榎戸和也君。
3番(榎戸和也君) 皆さん、覚えているように、この一般質問の提出期限が11月26日でした。27日に臨時議会がありまして、例の新市計画を見直したわけです。あそこに市長公室のほうから合併特例債の3つの項目の金額が出ておりました。その中で病院事業が69億円と。その69億円の内訳を教えていただきたいということで、この間、確認したわけですが、そのときには、あれは長方のほう、いわゆる開発公社で持っている土地のほうを考慮した値段で、土地代が3億幾らというふうに確かなっていたと思うのです。3億幾らです。3億6,000万円か、ちょっと今正確に覚えていませんが。今度こっちへ来ると、例えばあれ2町歩ですから、こっちの2町歩だと買うのには3,200万円で買える計算なのですね、簡単に言うと。そこに手数料なんか含めても、例えばせいぜいのっけても5,000万円ぐらいでしか売れないだろうと普通の常識では思います。2町歩で5,000万円。
 ところが、それを今度幾らで買うのかと。つまりそれは開発公社に金が入っていくわけですから、そうすると例の2億円なんかの穴埋めにも使えるかもしれないです。でも私は、それはどうなのかなと。つまりこれは交付金でしょう。これは補助金なのですか。私はその辺の区別がよくわからないのですが、国から来る合併特例債は普通交付税に上乗せされてくるわけです。ですから、交付金という言い方は間違っていないと思うのですが、その交付金を3,200万円で取得したところに、例えば2億円だ、3億円の金で買うとなったらば、これは国の税金のとんでもないおかしな使い方になって、国のほうからホイッスルがなる。レッドカードが来るのか、イエローが来るのかわかりませんが、私はそういうふうに思うのですが、そういうことは起こらないと理解してよろしいですか。あるいは、そういうイエローカードは出ないという理解でよろしいのですか。
議長(潮田新正君) 井上副市長。
副市長(井上高雄君) お答えを申し上げます。
 合併特例債につきましては、これ起債事業でございますので、一時的には市の借金となります。そのうちの返済額70%について、後ほど地方交付税で市のほうに、市から今度は、あと金融機関に返すときの財源としてもらえるという性質のお金でございます。取得価格等、当然今度場所が変われば地価も変わるということで、その中には全く、ちょっとこんな言い方答弁で使っていい言葉かどうかわかりませんが、とんでもない値段で処分するということは当然にあってはいけないことかなというふうに思っております。
 その際に、合併特例債の手続上、どこかで例えば承認を得るとか、そういう手続上の問題があるかどうか、申しわけございません。私、今そこまで把握してございませんので、後ほどお調べした上でお答えをしたいと思います。しかしながら、いずれにしても合理的な価格であるということは、皆さん方の税金を使って起債を起こす以上、当然のことではないかなというふうに考えてございます。
議長(潮田新正君) 3番、榎戸和也君。
3番(榎戸和也君) 我々に示されているのは、とりあえず今のところ例のポンチ絵というものだけなのです。今、こういうふうにして内容は何となくは把握しつつあるわけですが、そのポンチ絵のレベルで、実は私のところにある投書、匿名ですから、こういうところで申し上げていいのかどうかわからないのですが、つまり大和地区に議員さんが一生懸命に土地買収交渉に歩いていると。何で議員が、誰が売るとか売らないのか知っているのだと。市役所が教えているのではないかと。議員は市長の手下ではないかなんて書いてあるのです。もっと丁寧な言葉で書いてあります。ただ、その方は非常に不愉快だと、私は静かにここで暮らしたいのだと、そういうふうなことなのです。
 それは開発をやる側で、特に議員さんの協力をお願いしたいという場面があるのは私も理解しています。ただ、それを全面的に個人情報の云々なんていう時期に、例えば私が行って、あそこの土地の地権者知りたい、私がいろいろ当たってみたいと言っても、多分市役所は教えてくれないです。だけれども、特定の議員さんにはそれを教えて恐らくやっているのでしょう。
 ですから、それはもう本当に病院がいつやらなければならない、何とかというので非常に前のめりでやってきてしまっていると。ところが、出てきているのは、あの漫画みたいな図一つです。事業計画、つまり今言った開発公社を通すというようなことについても、今、条例がまだ目の前に出ていないのです。わずかきょう出て、1日置いて次の日に決めてしまおうというのでしょう。こんなことはあるのですか。それほど緊急性があるというのは、前のめりでやってきた執行部の立場からそうなったのでしょう、それは病院のことはあるにしても。だから本来は、公社でやるのであれば起債をして、ちゃんと収支計算、事業計画、収支の見込みとか返済計画というものがしっかりできていて、それでやっていくべきなのです。わけがわからないところに金を市がどんどん入れていく。それがちゃんと回収できるのか、あるいは投資効果があるのかもほとんど検証できないと、こういうことで進んでいくのは、私は非常に問題ではないかと思うのです。
 それで、会計管理者の高松さんがいらっしゃいますから、これは会計管理者は基金を預かっているわけです。その基金の使途については、一々我々議会には報告ありませんよね。ただ、どこかに書いてあって、どこどこの銀行借り入れがどれだけある、かんとかあるぐらいの話しかないわけです。今度もし、この間の新市計画でも、財政調整基金を28億円取り崩すというのは、この間我々に配られた書類にありました。今度、とりあえず繰越金から入れるわけですけれども、あるいはその後、財調からも入れるかもしれないみたいな条例も出るやに聞いています。そうしますと、そのお金、基金を預かっているのは会計管理者ですから、会計管理者が銀行に預金をしたとか、国債を仮に買ったとか、県債を買ったとかというふうな処理の仕方をしていても、我々はほとんどチェックできません。一般の運用の中でやっていますから、預かっているのはそちらですから。そうすると、今度このお金、つまり今ある財政調整基金が、我々に全然関係ないところで、会計管理者が、では開発公社に幾ら貸したのだと、銀行預金幾らしたのだと、そういう取り扱いになっていくことはあり得ますか。
議長(潮田新正君) 榎戸議員、一般質問の答弁通告していない。
          〔「やっちゃってよ、答弁できないか」の声あり〕
議長(潮田新正君) できない。
 高松君、答弁通告していないで、あなた……
3番(榎戸和也君) 結構です。
議長(潮田新正君) では、質問続けて。
3番(榎戸和也君) 通告はしていませんけれども、この事業をやっていくと、そういうことについても基本的には理解をした上でお互い物を詰めていかないといけないということで、私質問させていただいているわけです。
 では、ちょっと質問変えます。では、副市長、いかがですか。
議長(潮田新正君) 井上副市長。
副市長(井上高雄君) 私が答弁していい立場かどうかちょっと疑問は多少残っているのですが、そこは考えずに。会計管理者の立場といたしましては、当然条例に基づく基金の処分がなされたときには、そのとおりに行いますし、その当時、妥当な方法で処理するという範囲でございます。したがいまして、今、議員ご指摘の例えば基金を取り崩して、どこかに貸すという場合には、当然その前に使途として予算上の貸付金という予算審議が加わってまいります。その範囲内においてできるものというふうに考えております。
議長(潮田新正君) 3番、榎戸和也君。
3番(榎戸和也君) これ普通であれば、何度も申し上げているように、ちゃんとした合理性がある独立採算のものであれば、開発公社がちゃんと起債をしてやるわけです。開発公社自体が2億円も借金をしていて、市から毎年五、六百万円、利払いのためにもらっているようなところをまた同じそのままプールで使うと、この金を投入したものが、どれだけの経済効果、行政効果があるのだからわからないでやってしまうと、場合によっては、これ住民監査請求の対象になる可能性あります。監査請求は、私もよく細かくは、まだ勉強不足でわかりませんが、これは我々公共団体に対して市長とかなんかにも来ますが、立場として来ますが、いわゆるそれをやっている職員個人に対しても来ますから。ただ、私見ていたらびっくりしたのですが、一般には開発公社については住民監査請求ができないのだそうですよ、副市長。ただし、どうなのでしょう。住民訴訟はどうなのか。裁判の判例、ちょっといろいろこれ見ていたら、そういうのが載っていました。まだ詳しくは勉強しておりません。
 ですから、市のそういう財産を使うことについては、それなりの責任と節度を持ってやらなければいけないわけです。この地方自治法にも書いてあります。市の会計については、本当にしっかりと大きな損害とか何か出ないように、最も効率よく、安全に使うというのは出ているわけです。今の計画の流れは、そういうものに照らして、そういう住民監査なり何なりが起こってくる可能性も私はあるのではないかなと、そういうふうに心配しております。
 ですので、本当にきょうのあれで、事業計画と収支見込み、返済計画、そういうものが出ないのであれば、出せないのであれば、今回の上程はぜひ見送っていただきたいと私は思います。それできちっとしたところ、最低でも臨時議会、ある議員が言われましたけれども臨時議会、あるいは来年の定例会、それは期間が、病院がいつだからできないのだというふうな返事は予想されるのですが、それをやるのが、リスクを避けてきちっとやっていく、住民からそういう監査請求なり場合によっては訴訟などを起こされないようにするためには、それが普通なのではないかと。そう思うのですが、市長、いかがですか。
議長(潮田新正君) 大塚市長。
市長(大塚秀喜君) 安全で効率的な事業計画というふうに思っております。今決めることが、桜川市の将来にとって非常に大事であるというふうに考えております。どうしても28年10月ということで、開発のほうに関しましては細かい計画はございませんが、先ほど申しましたように今回の計画、6町歩から7町歩だけでございます。そのほかは市のほうで使うということでございますので、議員の皆さんのご議決をきちっとした形でいただきたいというふうに思っております。
 先ほど来、非常に危ないことをしそうだというようなお話でございますが、銀行等も筑波銀行さん、常陽銀行さん、お話はしました。公社に資金出しますと。事業計画を見て、あそこでこの値段でということでお話何度かしております。銀行の結果も出ました。出してもいいということでありました。これはきちっとした形でお返事いただいていますので、その後、総務のほうから、今回、市中で借りるよりも、今の市の一般会計から出したほうが金利がかからないのでいいのではないかと。それと、桜川市の開発公社に関しまして、議員の皆さんから質問等、どうしてこんなに高い金利払っているのだと。貯金があるなら、それ崩して払ったらいいだろうというようなお話を何度かいただいておりますので、その件に関しましても今回、午後から全協で、先ほど副市長のほうは答弁としてああいう言い方をしておりますが、私は話が早いので出したいというふうに思っております。ご議決いただいて、明るい桜川市のため、駅前につくれるように頑張っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
議長(潮田新正君) これで榎戸和也君の一般……
3番(榎戸和也君) まだある。いや、3分ありますので、貴重ですから。
 この間、珍しく市長が、いわゆるダイワの件について触れられました。ある議員には100%来るというようなこともおっしゃっていたようですが、私が聞いたのでは十中八九みたいな言い方でした。この間はちょっとクエスチョンマークがついていると。その辺が一つどんなふうなのかと。
 あともう一つは、あそこのポンチ絵でもって、国道50号、下館のほうから来たときに、4車線になるという流れの中であそこへ入れるような、そういう国あるいは県との交差点協議のようなものは、今現在どういう進捗状況にあるのかお伺いしたいと思います。
 あと、こっちの水の出るところの、高森のほうへ行くところの県道の出会いの件についても、県との協議はどうなっているか伺います。
議長(潮田新正君) まず、井上副市長のほうから。
副市長(井上高雄君) 交差点協議に関してご説明を申し上げます。
 国土交通省及び茨城県の土木事務所につきましては、こういう構想で、こういうプランが今、手元にありますと。今後、具体化するに従って、簡単に言えば図面の精度が上がるに応じて協議を重ねていきましょうということで、簡単に言うと入り口だけあけてあると、中の調整はこれからという状況にございます。
 以上です。
議長(潮田新正君) 続いて、大塚市長。
市長(大塚秀喜君) 民間企業に関しましては、可能性は十分あるというふうに思っておりますが、契約したわけではありませんので何とも言えません。そういうことです。
議長(潮田新正君) 3番、榎戸和也君。
3番(榎戸和也君) 民間企業という言い方なのですけれども、仮に民間でもいいでしょう。ですから、出てくるのであれば、この間も言ったように、保証金なり何なりを普通積むものだという話を私いろんなところで見るとあるようなので、こういうものは一切やるつもりはありませんか。
議長(潮田新正君) 大塚市長。
市長(大塚秀喜君) 民間企業が、今、地権者の皆さんと交渉中であるというふうにお伺いしています。まとまりそうだというふうな話も聞いております。
 以上です。
議長(潮田新正君) 3番、榎戸和也君。
3番(榎戸和也君) 前には、来るから、今の額で言う15億円をつけて、逆丁字路と調整池をやるのだということだったですよね。それが来るか来ないかわからない中で、逆丁字路のものが、ちょっと今、変形になってきていますね、ポンチ図では。そういう流れになっているわけです。ですから、来るか来ないかというのは、あの計画をやるときの大きな、私も来るなら、あの部分だけやったらよかっぺという話はしたのですが、その辺が何か曖昧になっているということは、ちょっとやっぱりこれも出だしとは違っているのではないかな、私はそういう感触も持っております。つまり病院のために道路を抜くというぐらいのところが、あと住宅です。開発のために抜くというような感じになっているのではないかと。田んぼなんかは、簡単に言えば買わなくてもいい。公園とか田んぼとか、無駄にただ持って管理費がかかる、そういうものなのではないかと私は思っていますので、これは最後、意見になってしまいましたけれども、非常に投資効率の悪い事業ではないかと、そういうふうに思っております。
 以上で終わります。
議長(潮田新正君) これで榎戸和也君の一般質問を終わります。
                                           
    散会の宣告
議長(潮田新正君) 以上で本日の日程は終了しました。
 本日はこれにて散会いたします。
 どうもご苦労さまでございました。
          散 会  (午前11時15分)