平成27年第1回桜川市議会定例会議事日程(第1号)
平成27年3月3日(火)午前10時開会
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 諸般の報告
日程第 4 執行部あいさつ
日程第 5 議長報告第1号の委員会付託
日程第 6 茨城県後期高齢者医療広域連合議会議員一般選挙
日程第 7 議案第9号 専決処分の承認を求めることについて
(工事請負契約の締結の議決事項の変更について)
日程第 8 議案第10号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて
日程第 9 議案第11号 非核・平和都市宣言
日程第10 一般質問
〇出席議員(18名)
1番 谷 田 部 由 則 君 2番 大 山 和 則 君
3番 榎 戸 和 也 君 4番 萩 原 剛 志 君
5番 鈴 木 裕 一 君 6番 仁 平 実 君
7番 菊 池 伸 浩 君 8番 風 野 和 視 君
9番 市 村 香 君 10番 小 高 友 徳 君
11番 飯 島 重 男 君 12番 小 林 正 紀 君
13番 増 田 豊 君 14番 潮 田 新 正 君
15番 相 田 一 良 君 16番 高 田 重 雄 君
17番 増 田 昇 君 18番 林 悦 子 君
〇欠席議員(なし)
〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
市 長 大 塚 秀 喜 君
副 市 長 井 上 高 雄 君
教 育 長 梅 井 隆 男 君
市 長 公 室 長 潮 田 昭 彦 君
総 務 部 長 市 塚 一 郎 君
市民生活 部 長 小松ア 裕 臣 君
保健福祉 部 長 長 堀 イツ子 君
経 済 部 長 森 毅 君
建 設 部 長 大和田 憲 一 君
上下水道 部 長 舘 野 喜久男 君
教 育 部 長 中 島 洋 治 君
会 計 管 理 者 吉 原 志 朗 君
〇職務のため出席した者の職氏名
議会事務 局 長 土生都 信 輔 君
議会事務局書記 廣 澤 久 夫 君
議会事務局書記 仲 田 浩 司 君
議会事務局書記 長谷川 勇 貴 君
開 会 (午前10時02分)
〇開会の宣告
〇議長(潮田新正君) 本日の出席議員は16名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立しますので、ただいまより平成27年第1回桜川市議会定例会を開会いたします。
地方自治法第121条の規定により、説明のため議長からの出席要求による出席者及び事務局職員は、お手元に配付した名簿のとおりであります。
〇開議の宣告
〇議長(潮田新正君) これから本日の会議を開きます。
〇会議録署名議員の指名
〇議長(潮田新正君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、
13番 増 田 豊 君
15番 相 田 一 良 君
16番 高 田 重 雄 君
3名を指名いたします。
〇会期の決定
〇議長(潮田新正君) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。
議会運営委員長より、本定例会の会期日程等議会運営に関する事項について、議会運営委員会の協議の結果を報告願います。
議会運営委員会委員長、小高友徳君。
〔議会運営委員長(小高友徳君)登壇〕
〇議会運営委員長(小高友徳君) おはようございます。議会運営委員会の会議結果を報告いたします。
円滑な議会運営を図るべく、2月26日午前10時から議長の出席を得て開催し、審議した結果、次のとおり決定いたしました。
会期は、本日から3月13日までの11日間といたします。本日は、諸般の報告、後期高齢者医療広域連合議会議員一般選挙、議案第9号から議案第11号までの3案を審議、採決し、その後に3名の一般質問を行います。4日は、初日に引き続き、5名の一般質問を行います。5日は、一般議案を審議、採決いたします。6日は、施政方針、予算議案の上程、提案説明を行います。7日、8日は、議案調査のための休会とし、9日は予算議案の大綱質疑を行い、終了後に各常任委員会に付託いたします。10日から12日は、付託された案件を各常任委員会で審議いたします。13日は、午後3時から会議とし、予算議案について各常任委員長の報告を行い、採決いたします。
以上で報告を終わります。
〇議長(潮田新正君) お諮りします。
本定例会の会期日程等は、議会運営委員長の報告どおりにしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(潮田新正君) 異議なしと認めます。
よって、会期日程等は議会運営委員長の報告のとおり決定をいたしました。
〇諸般の報告
〇議長(潮田新正君) 次に、日程第3、諸般の報告を行います。
一部事務組合についての報告を願います。
まず最初に、筑西広域市町村圏事務組合議会議員、仁平実君。
〔6番(仁平 実君)登壇〕
〇6番(仁平 実君) 平成27年筑西広域市町村圏事務組合議会第1回定例会の報告をいたします。
平成27年筑西広域市町村圏事務組合議会第1回定例会は、去る2月18日、筑西市議会議事堂において開催されました。定例会は午前10時より開かれ、報告1件、議案5件が提出されました。その結果について順次報告いたします。
まず、報告第1号 処分事件報告については、筑西広域市町村圏事務組合職員の給与に関する条例の一部を改正する条例を専決処分したものです。
次に、議案第1号 筑西広域市町村圏事務組合情報ネットワーク整備事業基金の設置、管理及び処理に関する条例の廃止については、これまでの情報ネットワーク整備により所期の目的は達成され、本条例を廃止するものです。
議案第2号 平成26年度筑西広域市町村圏事務組合の一般会計補正予算(第2号)については、歳入歳出それぞれを7,568万2,000円減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ63億4,877万2,000円とするもので、減額の主なものは消防救急無線・指令センター共同整備事業費7,560万円となりますが、各加盟団体の負担金が確定したことにより、関連する費用について精算するものです。
議案第3号 平成26年度筑西広域市町村圏事務組合筑西ふるさと市町村圏特別会計補正予算(第1号)については、歳入歳出それぞれに1,938万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2,597万9,000円とするもので、広域文化事業を行うための筑西ふるさと市町村圏基金積立金として積み立てるものです。
議案第4号 平成27年度筑西広域市町村圏事務組合一般会計予算については、歳入歳出それぞれ63億4,512万4,000円とするもので、前年度当初予算比較で7,493万4,000円、1.2%の減となる予算案です。
最後に、議案第5号 平成27年度筑西広域市町村圏事務組合筑西ふるさと市町村圏特別会計予算については、歳入歳出それぞれ831万1,000円とするもので、前年度当初予算比較で172万1,000円、26.1%減となる予算案です。
以上、議案第1号から第5号が原案のとおり可決され、報告第1号が原案のとおり承認されました。
これで平成27年筑西広域市町村圏事務組合議会第1回定例会の報告を終わります。
〇議長(潮田新正君) 続いて、筑北環境衛生組合議会議員、鈴木裕一君。
〔5番(鈴木裕一君)登壇〕
〇5番(鈴木裕一君) 平成27年第1回筑北環境衛生組合議会定例会は、去る2月27日金曜日に、午後3時20分から桜川市議会議場で開会されました。会期は1日とし、副議長の選挙1件と議案3件が提出されました。その結果について、順次報告いたします。
まず、副議長の選挙については、笠間市選出の石田安夫議員が、指名推選により、満場一致で副議長に当選されました。
次に、議案第1号 監査委員の選任については、監査委員2名のうち1名が欠員となっているため、笠間市議会選出の蛯澤幸一議員が、監査委員に選任することに同意されました。
次に、議案第2号 平成26年度筑北環境衛生組合一般会計補正予算(第2号)であります。歳入歳出予算の総額に387万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億2,376万6,000円とするものです。内容につきましては、平成25年度分の福島原子力発電所事故被害に係る賠償金を、緊急時に備えるため、施設運用基金に積み立てるものであります。
次に、議案第3号 平成27年度筑北環境衛生組合一般会計予算につきましては、歳入歳出予算の総額を2億145万8,000円と定め、前年度より73万5,000円、0.4%の減額にて編成されました。
歳入の主なものは、構成2市からの分賦金1億8,843万7,000円、クリーンセンター使用料900万円、前年度繰越金400万円などであります。なお、桜川市の分賦金は1億382万9,000円で、負担割合は55.1%となっております。
続いて、歳出の主なものは、人件費が6,869万4,000円、物件費が1億407万5,000円、維持補修費及び工事請負費が2,868万9,000円などであります。
以上、上程された案件は、慎重なる審議の結果、原案のとおりに可決されました。
これで、平成27年第1回筑北環境衛生組合議会定例会の報告を終わります。
〇議長(潮田新正君) 続いて、例月出納検査の結果について報告願います。
議会選出監査委員、市村香君。
〔9番(市村 香君)登壇〕
〇9番(市村 香君) 桜川市一般会計及び特別会計並びに水道事業会計の例月出納検査結果報告書。
今回は、桜川市一般会計及び特別会計並びに水道事業会計について、12月、1月、2月に実施した分について報告いたします。
平成26年度桜川市一般会計及び特別会計並びに水道事業会計の例月出納検査は、平成26年12月25日、27年1月の26日、2月の25日に、桜川市役所3階会議室において実施いたしました。
検査は、会計管理者、上下水道部長から現金保管の状況を知る上に必要な書類を提出させ、別に関係帳簿及び証拠書類の提出を求め、実施いたしました。
現金出納の状況については、関係調書と現金出納簿が符合しており、計数上の誤りも認められませんでした。また、現金保管の状況についても、現金出納簿に記載されている残高と符合しており、保管も適正でありました。
それでは、平成26年度各会計における平成27年1月31日現在の歳入歳出の状況について報告いたします。
一般会計は、予算現額162億9,825万円に対し、収入済額140億5,865万1,876円、支出済額98億9,617万733円で、執行率60.7%でありました。
歳入の主なものとしましては、市税、地方交付税、国庫支出金、繰越金で127億2,321万6,259円となり、収入済額の90.5%を占めております。歳出につきましては、各科目とも適正に執行されておりました。
次に、国民健康保険特別会計は、予算現額57億9,673万3,000円に対し、収入済額37億6,401万7,641円、支出済額42億8,436万1,483円で、執行率73.9%でありました。
歳入の主なものとしましては、国民健康保険税、国庫支出金で20億5,393万7,308円となり、収入済額の54.6%を占めております。歳出につきましては、保険給付費、後期高齢者支援金等及び共同事業拠出金が主なものであります。
次に、農業集落排水事業特別会計は、予算現額4億3,623万2,000円に対し、収入済額1億5,012万5,747円、支出済額2億3,252万9,860円で、執行率53.3%でありました。
歳入の主なものとしましては、使用料及び手数料、繰越金で1億4,043万5,326円となり、収入済額の93.5%を占めております。歳出につきましては、農業集落排水事業費、市設置型浄化槽整備事業費、公債費であります。
次に、公共下水道事業特別会計は、予算現額7億1,527万円に対し、収入済額9,009万2,602円、支出済額4億205万3,769円で執行率56.2%でありました。
収入の主なものとしましては、使用料及び手数料、繰越金で7,779万1,132円となり、収入済額の86.3%を占めております。歳出につきましては、下水道事業費、公債費であります。
次に、介護保険特別会計は、予算現額39億4,114万9,000円に対し、収入済額24億5,867万2,919円、支出済額27億1,805万282円で、執行率69.0%でありました。
歳入の主なものとしましては、支払基金交付金、国庫支出金、保険料、県支出金で23億8,055万7,717円となり、収入済額の96.8%を占めております。歳出につきましては、保険給付費が主なものであり、25億8,134万9,578円でした。
次に、介護サービス事業特別会計は、予算現額996万3,000円に対し、収入済額1,050万1,850円、支出済額540万464円で、執行率54.2%でありました。
歳入につきましては、サービス収入、繰越金で収入済額の100%を占めております。歳出につきましては、サービス事業費であります。
次に、後期高齢者医療特別会計は、予算現額3億5,962万7,000円に対し、収入済額2億92万9,565円、支出済額1億6,818万1,053円で、執行率46.8%でありました。
歳入の主なものとしましては、後期高齢者医療保険料であります。歳出につきましては、後期高齢者医療広域連合納付金が主なものであります。
次に、水道事業会計の収益的収支でありますが、収入につきましては、予定額10億2,501万1,000円に対し、収入済額7億4,243万768円であります。支出につきましては、予定額9億9,285万8,000円に対し、支出済額5億1,142万4,316円でありました。
収入の主なものとしましては、給水収益があります。支出につきましては、原水及び浄水費、総係費が主なものであります。
以上が例月出納検査結果でございます。
以上、報告いたします。
〇執行部あいさつ
〇議長(潮田新正君) ここで、市長より発言を求められておりますので、これを許します。
大塚市長。
〔「今の発言は何なんだよ。報告じゃないじゃん、全然。月例報告だ
よ、これ」の声あり〕
〇議長(潮田新正君) 監査委員の意見を述べたいということなので、これは許可というか……
〔「例月の報告じゃなくて、一般会計とあれだよ……」の声あり〕
〇議長(潮田新正君) 続けてください。
〔市長(大塚秀喜君)登壇〕
〇市長(大塚秀喜君) 本日ここに、平成27年第1回桜川市議会定例会の開会に当たり、平成27年度の市政運営に関する所信の一端を述べるとともに、主要な施策についてご説明申し上げ、議員並びに市民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと思います。
議員各位におかれましては、公私ともご多用のところ、本定例会にご出席を賜り、厚く御礼申し上げます。
ここで議員の皆様にご報告したいと思います。お手元に配付されております、建設推進協議会委員の方々に同委員会への参画の内諾をいただいたところでございます。今後、この方々を中心に建設推進協議会を進めてまいりたいと考えております。第1回目の建設推進協議会につきましては、本年度中の3月27日に開催される予定となっております。
なお、両市を初め県のご協力をいただきながら事務局を設置してまいりますので、議員各位におかれましては、変わらぬご理解とご協力をお願い申し上げます。
それでは、本定例会で審議いただく案件につきましてご説明申し上げます。
初めに、議案第1号から議案第8号につきましては、平成27年度桜川市一般会計及び6つの特別会計並びに水道事業会計の予算となっております。これらの平成27年度予算につきましては、後日、改めて説明させていただきますので、本日は予算編成の骨子のみを申し述べさせていただきます。
歳入面では、経済情勢や税制改正により、固定資産税、軽自動車税、地方消費税交付金等に増収が見込まれますが、市民税、市たばこ税に減収が見込まれます。また、地方交付税のうち普通交付税については、同額で計上いたしましたが、平成28年度からは合併に伴う優遇措置が段階的に縮減され、予断を許さない状況にあります。なお、平成27年度には(仮称)総合戦略課を新設し、まち・ひと・しごと創生に向け、本市の少子高齢化と人口減少に的確に対応するとともに、引き続き優良企業の誘致を進め、市の財政確保を図ってまいります。
一方、歳出面では、市制施行10周年記念式典を開催いたします。また、合併特例債事業につきましては、防災行政無線のデジタル化整備事業を継続事業として行ってまいります。さらに、幼稚園と保育園の統廃合を推進するための幼保一体化事業や、定住人口増を目的に助成する定住促進助成金制度の開設及び市内防犯灯のLED化を進めてまいります。ほかの諸事業につきましても、年次計画に沿って鋭意進めてまいりますが、扶助費の増加とあわせ、特別会計への繰出金及び一部事務組合の負担金などにより財政の硬直化が進んでいる状況にあります。また、市債につきましては、将来の財政負担に留意し計上いたしました。
一方、普通建設事業につきましては、地区より要望の多い事業を優先して、道路新設改良事業費及び道路維持事業費を計上いたしました。また、東日本大震災を教訓にし、防災対策といたしまして、大国小学校管理教室棟耐震補強工事を進めるとともに、橋梁、道路附属物、ため池などの修繕調査を引き続き進めてまいります。
このような状況を踏まえ、平成27年度予算編成に当たって、なお一層の経費の削減と合理化に努め、各種事業につきましても事業の必要性、緊急性、事業効果などを十分に検討し、第1次総合計画に基づいた予算配分を行いました。
次に、議案第9号 専決処分の承認を求めることにつきましては、桜川市防災行政無線デジタル化整備工事の変更に伴うものでございます。これは、地方自治法第179条第1項の規定によるもので、工事請負契約の締結の議決事項の変更をするものです。
次に、議案第10号 人権擁護委員の推薦につき意見を求める事につきましては、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、議会の意見を求めるものです。
続きまして、議案第11号 非核・平和都市宣言につきましては、平和の願いを新たにするとともに、非核平和都市であることを宣言し、核兵器のない、平和な世界の実現に向けた取り組みを市民とともに進めるものです。
次に、議案第12号から議案第29号につきましては、条例に関する18案件となっておりますが、新たな条例の制定に関するものが5件で、一部改正のものが13件となっております。
次に、議案第12号 桜川市地域包括支援センター設置条例につきましては、介護保険法115条の46第2項の規定に基づき、桜川市地域包括支援センターの設置に関し、必要な事項を定めるため、新たに条例を制定するものです。
次に、議案第13号 桜川市地域包括支援センターの包括的支援事業を実施するために必要な基準を定める条例につきましては、介護保険法第115条の46第5項の規定に基づき、桜川市において地域包括支援センターが包括的に支援事業を適切かつ円滑に実施するために必要な基準を定めるため、新たに条例を制定するものです。
次に、議案第14号 桜川市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例につきましては、介護保険法第59条第1項第1号、第115条の22第2項、第115条の24第1項及び同条第2項の規定に基づき、桜川市における指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定めるため、新たに条例を制定するものです。
次に、議案第15号 桜川市教育長の職務に専念する義務の特例に関する条例につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第11条第5項の規定に基づき、教育長の職務に専念する義務の特例について、必要な事項を定めるため、新たに条例を制定するものです。
次に、議案第16号 桜川市教育長の勤務時間その他の勤務条件に関する条例につきましては、教育長の勤務時間その他の勤務条件に関し、必要な事項を定めるため、新たに条例を制定するものです。
次に、議案第17号 地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴い、市の関係する6条例を一括改正するものです。
次に、議案第18号 桜川市介護保険条例の一部を改正する条例につきましては、平成27年度から3年間の徴収すべき介護保険料を規定するものです。
次に、議案第19号 桜川市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例並びに議案第20号 桜川市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営等に関する基準を定める条例の一部を改正する条例につきましては、関連しておりますので、一括説明いたします。この条例改正は、厚生労働省の省令の一部改正により、本年4月1日から施行されることに伴い、本市の条例の一部を改正するものです。
次に、議案第21号 桜川市工場誘致条例の一部を改正する条例につきましては、桜川市に新規に立地する企業の工事新設や既存企業の設備投資を後押しするために、税制上の優遇制度の適用要件を大幅に緩和するため、条例の一部を改正するものです。
次に、議案第22号 桜川市産業活動の活性化及び雇用機会の創出のための固定資産税の特別措置に関する条例の一部を改正する条例につきましては、桜川市のさらなる産業振興と雇用機会を図りたく、この条例の失効期限を3年間延長するものです。
続きまして、議案第23号 桜川市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例につきましては、複数の部署にまたがる条例の報酬及び費用弁償の改正を行うものです。
次に、議案第24号 桜川市行政組織条例の一部を改正する条例につきましては、機構改革に伴い、条例の一部を改正するものです。
次に、議案第25号 桜川市行政手続条例の一部を改正する条例につきましては、事後救済手続を定める行政不服審査法の改正に合わせ、国民の権利、利益の保護の充実のための手続を整備するため、改正するものです。
次に、議案第26号 桜川市立保育所設置条例の一部を改正する条例につきましては、子ども・子育て関連3法の施行及び桜川市子ども・子育て支援事業計画の保育定員に基づく保育所の定員の変更を行うため、改正するものです。
次に、議案第27号 桜川市学童保育クラブの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例につきましては、児童福祉法の改正と桜川市放課後健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例に基づき改正するものです。
次に、議案第28号 桜川市立幼稚園授業料及び入園料徴収条例の一部を改正する条例につきましては、子ども・子育て支援法に基づき、本年4月1日より新制度が実施されるに伴い、国の考え方と現行の授業料水準等を踏まえ、授業料及び入園料に関する条例の一部を改正するものです。
次に、議案第29号 桜川市伝統的建造物群保存地区保存条例の一部を改正する条例につきましては、機構改革に伴い、組織の移管を行うため、条例の一部を改正するものです。
続きまして、議案第30号から議案第31号までは、市道路線の廃止、認定でございます。
次に、議案第32号から37号までは、平成26年度一般会計と4つの特別会計及び水道事業会計の補正予算となっております。
次に、議案第32号 平成26年度桜川市一般会計補正予算(第6号)につきましては、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ9,150万2,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ162億674万8,000円とするものです。歳入の主なものは県支出金であり、歳出の主なものは教育費であります。
次に、議案第33号 平成26年度桜川市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ7,911万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ58億7,584万4,000円とするものです。歳入の主なものは繰越金であり、歳出の主なものは諸支出金であります。
次に、議案第34号 平成26年度桜川市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)につきましては、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1,696万9,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ4億1,926万3,000円とするものです。歳入の主なものは繰越金であり、歳出の主なものは農業集落排水事業費であります。
次に、議案第35号 平成26年度桜川市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)につきましては、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ11万5,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ7億1,515万5,000円とするものです。歳入の主なものは繰越金であり、歳出の主なものは下水道事業費であります。
次に、議案第36号 平成26年度桜川市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ961万4,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億5,001万3,000円とするものです。歳入の主なものは繰越金であり、歳出の主なものは後期高齢者医療広域連合納付金であります。
次に、議案第37号 平成26年度桜川市水道事業会計補正予算(第3号)につきましては、収益的収入の水道事業費が6万5,000円の増、収益的支出の水道事業費が828万円の増になるものであります。
以上で本定例会に提出いたしました議案の概要説明を終わります。後ほど詳細につきましては担当部長から説明いたしますので、何とぞ慎重なるご審議の上、ご議決くださるよう心からお願い申し上げ、ご挨拶といたします。よろしくお願いします。
〇議長報告第1号の委員会付託
〇議長(潮田新正君) 次に、日程第5、議長報告第1号 請願については、お手元に配付した請願文書表のとおり、文教厚生常任委員会及び建設経済常任委員会に付託をいたします。
ここで暫時休憩します。
休 憩 (午前10時45分)
再 開 (午前10時57分)
〇議長(潮田新正君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
〇茨城県後期高齢者医療広域連合議会議員一般選挙
〇議長(潮田新正君) 日程第6、茨城県後期高齢者医療広域連合議会議員の一般選挙を行います。
選挙は投票で行います。
議場の出入り口を閉めます。
〔議場閉鎖〕
〇議長(潮田新正君) ただいまの出席議員は17名です。
次に、立会人を指名します。会議規則第31条第2項の規定により、立会人に11番、飯島重男君、12番、小林正紀君、13番、増田豊君を指名します。
投票用紙を配ります。
〔書記投票用紙配付〕
〇議長(潮田新正君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇議長(潮田新正君) 配付漏れはないと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱の点検〕
〇議長(潮田新正君) 異状なしと認めます。
念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。
投票用紙には被選挙人1人の名前を書いて投票箱に投票願います。
ただいまから投票を行います。
事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、順番に投票願います。
議会事務局長。
〔事務局長(土生都信輔君)氏名を点呼、各議員順次投票〕
〇議会事務局長(土生都信輔君) 1番、谷田部由則議員、2番、大山和則議員、3番、榎戸和也議員、4番、萩原剛志議員、5番、鈴木裕一議員、6番、仁平実議員、7番、菊池伸浩議員、8番、風野和視議員、9番、市村香議員、10番、小高友徳議員、11番、飯島重男議員、12番、小林正紀議員、13番、増田豊議員、14番、潮田新正議員、15番、相田一良議員、16番、高田重雄議員、17番、増田昇議員。
〇議長(潮田新正君) 投票漏れはありませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇議長(潮田新正君) 投票漏れなしと認めます。
投票を終わります。
開票を行います。
11番、飯島重男君、12番、小林正紀君、13番、増田豊君、開票の立ち会いをお願いいたします。
〔飯島重男君、小林正紀朗君、増田豊君、立ち会いの上開票〕
〇議長(潮田新正君) 選挙の結果を報告いたします。
投票総数 17票
有効投票 16票
無効投票 1票
有効投票のうち、
菊 池 伸 浩 君 5票
相 田 一 良 君 11票
以上のとおり。
この選挙の法定得票数は5票であります。
よって、相田一良君が茨城県後期高齢者医療広域連合議会議員に当選をされました。
議場の出入り口を開きます。
〔議場開鎖〕
〇議長(潮田新正君) ただいま茨城県後期高齢者医療広域連合議会議員に当選されました相田一良君が議場におられます。会議規則第32条第2項の規定により当選の告知をいたします。
相田一良君、登壇の上、当選の承諾並びに挨拶をお願いいたします。
〔15番(相田一良君)登壇〕
〇15番(相田一良君) このたびは、後期高齢の選挙に対しまして本当にご協力ありがとうございました。私も前任者の残任期間でありました5カ月間やってまいりました。これからも高齢者に対しましてはいろいろ勉強をさせていただきたいと思いますので、ご協力をよろしくお願いいたしまして挨拶にかえます。本当にありがとうございました。
〇議長(潮田新正君) この選挙の結果については、茨城県後期高齢者医療広域連合議会の議員の選挙に関する規則第5条の規定により、直ちに広域連合議会議員選挙長へ文書により報告をいたします。
〇議案第9号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(潮田新正君) 次に、日程第7、議案第9号 専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
市塚総務部長。
〔総務部長(市塚一郎君)登壇〕
〇総務部長(市塚一郎君) 議案書1ページをお開き願います。議案第9号 専決処分の承認を求めることにつきましてご説明いたします。
地方自治法第179条第1項の規定により、別紙のとおり専決処分をしたので、同条第3項の規定により承認を求めるものでございます。
2ページをお開き願います。議案書に沿ってご説明いたします。工事請負契約の締結の議決事項の変更でございます。
1、契約の目的、桜川市防災行政無線デジタル化整備工事。
2、契約の方法、随意契約。
3、契約の金額、変更前、5億9,829万円。変更後、6億1,049万4,000円。
4、契約の相手方、代表者、東京都中野区中野4丁目10番1号、日本無線株式会社ソリューション営業部長、永村猛。
契約金額の変更につきましては、ハンザマストの設置位置の変更及び難聴地域解消のため、スピーカーの出力を変更するもの31台、アンプを増設するもの8台が主なものでございます。1,220万4,000円の増額であります。
以上でございます。ご承認くださいますようお願いいたします。
〇議長(潮田新正君) 提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質疑ありませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(潮田新正君) 質疑を終わります。
これから討論を行います。討論ありませんか。
〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(潮田新正君) 討論を終わります。
お諮りします。本案は原案のとおり承認することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(潮田新正君) 異議なしと認めます。
よって、議案第9号は原案のとおり承認することに決定をいたしました。
〇議案第10号の上程、説明、質疑、採決
〇議長(潮田新正君) 次に、日程第8、議案第10号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
大塚市長。
〔市長(大塚秀喜君)登壇〕
〇市長(大塚秀喜君) 議案第10号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることにつきましてご説明申し上げます。
人権擁護委員の推薦につきましては、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、市町村長が議会の意見を聞いて法務大臣に候補者を推薦するものでございます。
現在桜川市の人権擁護委員は9名で、うち1名の委員が平成27年6月30日をもって任期満了となりますので、委員の推薦について議会の意見を求めるものでございます。
推薦をいたしました藤田恒昭氏は、桜川市真壁町上谷貝1489番地にお住まいで、昭和24年10月14日生まれの65歳になられる方でございます。同氏は、電気技術者として長年民間会社に勤められ、昨年3月に退職をいたしました。また、同氏は、上谷貝南部地区の区長に昨年4月に就任し、地域社会のリーダーとして現在ご活躍いただいているところでございます。さらに、同氏は、地域社会においても信頼される人格、識見と中立公正さを兼ね備えており、社会貢献の精神に基づき、熱意を持って積極的な人権擁護活動が期待できる方でございます。
このたび同氏に人権擁護委員をお願いしたく、議会の意見を求めるものでございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
〇議長(潮田新正君) 提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質疑ありませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(潮田新正君) 質疑を終わります。
お諮りします。本案は原案のとおり適任とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(潮田新正君) 異議なしと認めます。
よって、議案第10号は原案のとおり適任とすることに決定をいたしました。
〇議案第11号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(潮田新正君) 次に、日程第9、議案第11号 非核・平和都市宣言を議題といたします。
提案理由の説明をお願いいたします。
市塚総務部長。
〔総務部長(市塚一郎君)登壇〕
〇総務部長(市塚一郎君) 4ページをお開き願います。議案第11号 非核・平和都市宣言についてご説明いたします。
非核・平和は、世界中の人々の願いであり、各国においても政策が進められております。我が国は、原爆による被害を体験した世界で唯一の被爆国であります。そのため国は、核兵器をつくらず、持たず、持ち込ませずという非核三原則を国是とし、悲願を込めて核兵器の廃絶に努力しております。また、全国の自治体も国の非核三原則が完全に実施されることを強く願い、非核・平和都市宣言がなされており、核兵器の廃絶と平和の実現に向け、さまざまな努力がなされております。茨城県内においても、平成21年には茨城県議会において非核・平和茨城県宣言が議決されたことに加え、茨城県内の多くの自治体において、非核・平和都市を宣言しております。
このような中、桜川市においても、平成27年に合併10周年を迎えるに当たり、市のスタンスを明らかにし、内外に向けアピールする必要があると判断し、非核・平和都市を宣言するものです。
内容をご審議の上、ご承認いただきますようお願い申し上げます。
〇議長(潮田新正君) 提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質疑ありませんか。
7番、菊池伸浩議員。
〇7番(菊池伸浩君) 7番の菊池です。
非核・平和都市宣言については、毎年夏、原水協主催の平和行進が3庁舎を訪問して、市役所職員の皆さんから盛大な歓迎を受けている関係もあり、一日も早く非核・平和都市宣言をしてほしいと希望していた立場からも、基本的には賛成であります。
ただ、旧真壁町時代につくられた看板には、「非核三原則を守る町」、「非核平和宣言の町」の文言とともに、「放射性核廃棄物持ち込み拒否の町」の文言があります。この文言が入った経緯は、真壁町の方はご存じかと思いますが、岩瀬、大和の方はわからないのではないかと思います。その経緯を詳しく説明するつもりはありません。
今、福島原発事故で汚染された土壌をどこで保管するか大きな課題にもなっています。放射性汚染土壌を持ち込ませないことは、ますます重要な課題になっています。そういう状況の中で、「放射性核廃棄物持ち込み拒否の町」の文言をなくしてしまった理由を説明いただきたい。また、この文言を復活することができないのか伺います。
最後に、非核・平和都市宣言の看板はどこに立てるのか。今までのように真壁庁舎に立てるのか、それとも別の場所に移すのか教えていただきたい。これは質問ですから。
〇議長(潮田新正君) ただいまの質疑に、市塚総務部長。
〇総務部長(市塚一郎君) 菊池議員さんの質問にお答えいたします。
この非核・平和都市宣言でございますが、旧真壁町では非核平和の町宣言を昭和63年10月1日に宣言されていましたが、合併協議会におきまして暫時扱いとなり、新市において協議することとなっておりました。
今回この宣言を行うに当たり、旧真壁町の宣言を基本といたしましたが、宣言文に含まれておりました「放射性核廃棄物の持ち込みを」も、「現在も、将来にわたって拒否することを表明する」の文言を含めて検討してまいりました。菊池議員さんがおっしゃられるとおり、現在福島原発事故で汚染された土壌をどこに保管するかは、当市においては東海村の原子力発電の再稼働の問題を含みまして大きな課題となっている現状であります。今回桜川市の非核・平和都市宣言を行うに当たり、それらの件や現地の震災の復興状況等を十分に勘案し、原発事故を連想するような文言は明示せず宣言することにいたしました。
次の看板につきましてでございますが、現在真壁庁舎に設置してございます看板を、一部修正を施した上で利用したいと思っております。よろしくお願いいたします。
〇議長(潮田新正君) そのほかありませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(潮田新正君) 質疑を終わります。
これから討論を行います。討論ありませんか。
〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(潮田新正君) 討論を終わります。
お諮りします。本案は原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(潮田新正君) 異議なしと認めます。
よって、議案第11号は原案のとおり可決することに決定をいたしました。
ここで暫時休憩します。
休 憩 (午前11時20分)
再 開 (午前11時42分)
〇議長(潮田新正君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
休憩中に開催した議会運営委員会の報告を願います。
議会運営委員会委員長、小高友徳君。
〔議会運営委員長(小高友徳君)登壇〕
〇議会運営委員長(小高友徳君) ただいま休憩中に開催した議会運営委員会の会議結果を報告いたします。
市村監査委員の例月出納検査の報告の中で、住民監査請求について報告がありましたが、私的な意見があったので、削除することに決定をいたしました。
以上です。
〇議長(潮田新正君) お諮りします。
ただいま議会運営委員長から報告がありました発言の取り消しについては、議会運営委員長の報告のとおりとしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(潮田新正君) 異議なしと認めます。
監査委員の報告については、そのようにさせていただきます。
〇一般質問
〇議長(潮田新正君) 日程第10、一般質問を行います。
一般質問については、1回目は一括質問、一括答弁方式とし、2回目以降は要旨ごとに一問一答により行います。なお、質問時間は、答弁を含めて60分といたします。初めの質問は対面席で登壇して行い、再質問は自席でお願いいたします。また、答弁も初めは登壇して行い、次回は自席でお願いをいたします。
それでは、通告順に従って発言を許します。
7番、菊池伸浩君。
〔7番(菊池伸浩君)登壇〕
〇7番(菊池伸浩君) 7番の菊池伸浩です。質問通告に基づいて7点ほど質問いたします。
まず1つは、桜川市立病院建設計画の進捗状況についてです。昨年3月に、中核病院は筑西市、県西病院は桜川市との合意後、ほぼ1年間、全く進展がありませんでした。今回1月15日には、県の仲介もあり、新しい合意が発表されました。県西病院と筑西市民病院を統合し、中核病院を筑西市がつくる、県西病院と山王病院を統合し、桜川市立病院をつくり、指定管理者として医療法人隆仁会を指名するというものです。これからいろいろ紆余曲折があると思いますが、とにかく動き出してほしいと期待をしております。そこで、質問いたします。
平成27年度県予算案が発表されました。筑西・下妻地域医療再生事業として26億4,300万円の予算がつきました。これで実際に新中核病院建設計画が動き出すと考えていますが、市の理解もそのとおりと考えてよろしいのでしょうか。一方、桜川市立病院については県の予算は一言も触れられておりません。これは残念なことですが、今回は触れませんで、後日触れたいと思います。
新中核病院建設と並行して桜川市立病院の建設も進められていくと考えていますが、多くの困難があることが予想されています。多くの市民の皆さんがどのように動いていくのか、心配と期待を持ちながら見守っています。例えば本当に医師は集められるのか、どの大学病院が中心になるのか、中核病院は独立行政法人ということですが、準公務員である県西病院の看護師が円満に異動ができるのか、桜川市立病院の診療科はどのようになるのか、挙げれば切りはありません。もちろんこれらはこれからの交渉事でありますから、その手の内を全部明らかにしろとは言いません。概略で結構ですから、どのような見通しであるのか、どのような手順で進んでいくのか、その概要を示していただきたいと考えます。
次に、2点目です。市の補助金のあり方について。私は、昨年11月に、市の補助金を受けている団体が市の指示をしたとおりに使われていなかったという話を、当該団体の関係者だけでなく、市の担当者からも聞き、その返還を求めて住民監査請求をいたしました。平成25年度の補助金であるにもかかわらず、年度を過ぎてから9カ月近くたって昨年の12月19日に返還をされました。
監査委員は、補助金返還を理由に、事実の消滅ということで私の監査請求を却下しました。しかし、監査委員の三代雄一氏の指摘には重要なものが含まれています。1つは、市の補助金が事業補助という性格を考えると、事業補助を逸脱した補助金になっているという指摘です。今回の団体の場合を見ましても、会費収入が3万円に対し、補助金が16万円と補助金が多くを占めています。
今回こんなに混乱をきわめた原因は、補助金が既得権のように考えられていることにあるのではないでしょうか。私が以前から問題にしている同和団体の補助金も同様です。補助金は団体維持のためのものではないはずです。ほとんどが総会や旅費のために使われるものであってはならないと考えています。例えば同和補助金で言いますと、人権問題の講演会を開くときの事業を行うときの補助をするという、これが補助金の性格ではないでしょうか。三代雄一監査委員が指摘するように、補助金は事業補助の性格であるという観点から、市の補助金を見直していただきたい。
そこで、伺いますが、今、市が出している補助金は、幾つの団体に出しているのか、その総額は幾らになるのか、また事業補助の性格を逸脱している補助金はどのくらいになると考えられるのか、まずお答え願います。
もう一つの問題は、今回の私の住民監査請求の審査が、議会選出の監査委員が除斥、除斥というのは、よくないものとして除き退けるという、こういう意味です。除斥で行われたということです。私は、三代監査委員の意見にはもっともなものと賛成いたします。私は三代氏に、もう一人の監査委員については監査委員としては不適ではないか、こう伺っています。しかし、それについては、議会が選んだことですから私は言えません、こういう回答でした。
そこで思い出すのは、昨年の国会で問題になった法務大臣のうちわの問題です。これ一つとってみれば些細な事件と言えます。しかし、厳密に言えば、違法になるかもしれないうちわを配ったのが、法律を一番厳密に守らなければならない法務大臣であったということです。だから、問題になったこと自体が問題として法務大臣辞任となったのです。
今回、議会選出の監査委員が関与する団体の補助金です。しかも、市の関係者も何回も返金を要請している。4万5,000円の受け取り団体も、要りませんと言っている。それなのに9カ月近くも返金をおくらせたことは問題ではないでしょうか。その団体の責任者が返金しないというなら、返金を促すのが監査委員の役目ではないでしょうか。それができない方が監査委員を続けることがふさわしいと私には思えません。市長の見解を伺います。
最後に、会計管理者に伺います。今回補助金の返還が9カ月近くおくれてしまったわけですが、会計管理者としてどのような見解をお持ちでしょうか、ご答弁願います。
3点目です。旧大和村阿部田地区の市所有の遊休地取得の経過と今後の処理。以前から議員控室では、旧大和村阿部田地区の市所有の遊休地が話題になっています。しかし、その全貌が私にはわかりません。平成21年第3回定例会で高田議員が一般質問をしています。その議事録を読ませていただきましたが、かなり詳細なもので、私としては全容がなかなか理解できません。そこで、合併10周年の今、その経過と全貌を明らかにしておかなくては、うやむやになってしまうという心配をしております。再度その内容を明確にしていただきたいと考えて質問いたします。
まず、1つは、この土地取得の目的は何であったのか。2番目は、いつ始まって、いつ終わったのか。3番目は、取得した土地は何筆あり、総面積はどのくらいか。4番目、土地購入価格は、当時の値段から見て適正であったのか。5番目に、この事業が頓挫したのはどんな理由があったのか。平成19年3月の桜川市議会全員協議会で事業中止が決まったとなっています。その後、この土地を競売にかけたとのことですが、その内容についてもご説明ください。
最後に、この土地を遊休地として放置されているようですが、維持管理にもお金がかかっているのでしょうか、ご答弁願います。
4番目です。真壁城跡整備のこれまでとこれから。真壁城跡整備が平成28年度で一つの区切りを迎えます。これまでどのような成果があったのかは、1番議員と重なりますので、1番議員にお任せいたします。私のほうからは、平成28年度以降どのようなことを考えておられるのか、その点を伺います。1つは、予算の問題です。県の補助が打ち切られて、国の補助と市の持ち出しでやっていくことになると思いますが、具体的には毎年どれくらい予算がつけられると予想しているのでしょうか。また、この城跡整備の完成形は、真壁町古城の体育館の寿命が来て壊すまでは、完成はあり得ないわけです。体育館の耐用年数から考えて、完成形の姿が見られるのはあと何年後と考えていいのでしょうか。その間、12ヘクタールの敷地を維持管理していくのは莫大な費用が必要と考えますが、年間の維持費はどのくらいと見ているのか伺います。
5点目、市立保育所、市立幼稚園再編計画について。私は、昨年の10月議会で、子育て支援新制度の条例審議のときに10項目にわたる質問をし、問題点が多いものとして反対討論をいたしました。そのときは、消費税10%を財源として使うので、それができないとき、つまり消費税が10%にならないときは、この制度自体を延期するとの附帯条項がありました。当然この制度は延期すると考えていましたが、実際はそうではありませんでした。
そこで、まず大きな1点として、まず1つは、非常に急な実施だということです。2月19日の文教厚生委員会でも問題となったのですが、こんな急な再編になった原因はどこにあるのでしょうか。
2つ目は、父母にも、幼稚園、保育所の職員にも戸惑いが見られることです。市民や関係者が安心できる方針を明確に示す必要があります。そこで、細かいことも含め、具体的な問題で伺います。
具体的な問題の1つは、市立まかべ幼稚園の問題です。この幼稚園、保育所幼保一元化がパブリックコメントにかけられて以来、まかべ幼稚園はなくなる、こういううわさが先行し、新入園者が激減しているとのことです。将来まかべ幼稚園は本当になくなってしまうのでしょうか。
具体的な問題の2つ目、次は市立やまと幼稚園と市立やまと保育所の統合問題です。激変緩和措置がとられているとはいえ、今まで幼稚園は一律4,500円であった利用料が、保育所並みにするということで万単位に高くなるわけです。子育て支援策としては大きなマイナスになるわけです。もう少し長期的な激変緩和策をとることができなかったのでしょうか。
3つ目は、岩瀬の北部保育所と東部保育所の統合問題です。北部保育所は入所児童も多い状況です。また、東部保育所は交通が激しいところにあり、保育所の送り迎え、運動会の行事のあるときなどには混雑は必至です。もう少し児童が減るのを待てなかったのでしょうか。
4つ目に、また給食はどこが受け持つのでしょうか。幼稚園は給食センター、保育所は自前の調理が原則ですが、認定こども園はどこが受け持っていくのでしょうか。
大きな問題として、3つ目、最後に職員の配置、待遇です。児童の減少、施設の統合となれば、当然職員の整理が問題となります。現場職員にも戸惑いと不安が見られます。どのように対処していくのでしょうか、ご説明をお願いいたします。
6つ目です。ラスカのTBG、ターゲットバードゴルフ場といいますが、TBGの使用料について。ラスカに整備されているTBGの使用料金、特に1日だけの使用料、午前、午後おのおの750円は高過ぎるのではないか。結城市では1回100円、石岡市に至っては無料となっています。県西運動公園は1日700円。半日、午前が300円、午後が400円です。午前、午後それぞれ750円というのは余りにも高過ぎると思います。ぜひ引き下げをしてもらいたい。よろしくお願いをいたします。
最後に、高峰のヤマザクラへの支援について。年々高峰のヤマザクラを見に来る方がふえております。地元からは、狭い道を整備してほしいとの声が寄せられております。特に行きどまりで車が方向転換できないところがあります。地元の方と相談して、市として支援をしていただきたい。
以上、7項目質問して、あとは答弁によりましては自席で再質問いたします。
〇議長(潮田新正君) 菊池伸浩君の質問に対する答弁を願います。
潮田市長公室長。
〔市長公室長(潮田昭彦君)登壇〕
〇市長公室長(潮田昭彦君) 菊池議員の桜川市立病院建設計画の進捗状況についてのご質問にお答えいたします。
今回進めております新中核病院及び桜川市立病院の整備につきましては、過日1月15日に議会全員協議会でもご説明しましたとおり、筑西市民病院及び県西総合病院に山王病院を加え再編統合することにより、新たに新中核病院を整備し、あわせて桜川市立病院を整備するという基本合意となっております。現在、茨城県や筑西市と協議しながら、新しい病院の骨格であります基本構想や基本計画の策定作業を進めるため、組織体系や会議日程などを調整しているところでございます。
推進協議会の構成につきましては、先ほどの市長の挨拶の中にもありましたように、お手元の名簿の関係大学及び医療関係者を初め県、両市の関係者の方々の内諾を得たところでございます。今後正式文書による参画依頼を経まして、本年中の今月27日に第1回目の建設推進会議を開催し、将来推計や医療動向などをもとに、新しい病院の方向性や具体的な診療科などの医療機能を決めていくことになります。
また、医師確保につきましても、医療機能に合わせて、関係大学、県、医療法人などとの協議とあわせまして、現病院の医療スタッフの新病院への移行につきましても円滑に移行できるよう、処遇などについて協議、決定していくことになります。
新中核病院及び桜川市立病院の整備に当たっての基本構想や基本計画の策定など予算措置も想定しておりますので、今後適時議員各位にはご報告、ご承認を得てまいりたいと考えておりますので、ご理解とご協力のほどをよろしくお願いいたします。
以上でございます。
〇議長(潮田新正君) 続いて、市塚総務部長。
〔総務部長(市塚一郎君)登壇〕
〇総務部長(市塚一郎君) 菊池議員さんの市の補助金のあり方についてのご質問にお答えいたします。
初めに、補助金を交付した団体数とその総額についてお答えいたします。補助金のうち団体等への補助金は、平成26年度当初予算で37団体、総額9,650万円となっております。
続きまして、抜本的な見直しについてお答えいたします。市では、補助金の公益性や公平性について検討するため、補助金等検討委員会を3年に1度の割合で開催しており、前回は平成25年度に開催しております。検討委員の構成員は、市の有識者6名となっております。検討委員会は、各担当課とのヒアリングを行い、各補助金の公益性、公平性について取りまとめを行い、報告書の形で市長に提言する形式をとっております。
平成25年度の補助金検討委員会における報告書においても、補助金は事業補助であるべきであると意見が述べられております。しかし、社会福祉協議会やシルバー人材センター、桜川市土地改良区など、団体の性格の上、運営費補助金が必要なものがあると報告しております。また、検討委員会からは、多くの団体で補助対象となる経費が明確化されていないという理由から、補助対象の明確化の基準を設けるべきとの意見をいただきました。これについては、平成26年3月25日付で桜川市補助金等交付基準を制定しており、この基準において、公金で賄うことがふさわしくない経費は対象外であることを明記しております。さらに、それぞれの補助金に対して個別の補助金交付要綱等をつくるように指示しており、現在各課において作業を進めているところでございます。
次に、3番目の阿部田地区の市所有の遊休地取得の結果と今後の処理についてお答えいたします。阿部田地区市有地の取得経過については、平成2年に策定しました大和村市街地整備基本計画に基づき、平成3、4年にかけて雨引地区市街化区域の全体整備構想を策定するとともに、地権者者への意向を調査し、平成5年に阿部田地区26ヘクタールを先行整備地区として決定し、事業地区の代表的な土地5カ所の不動産鑑定及び周辺の土地の取引事例価格調査を、8カ所をもとに地区内の条件別買収単価を定め、平成7年から10年にかけて、24筆、1万8,438平方メートルの土地を1億9,500万円で先行した土地であります。
その後、景気の低迷と社会状況の変化により、事業化のめどが立たず、休止状態になっておりました。合併後におきまして、平成19年2月に土地計画審議会、同じく建設経済常任委員会、19年3月に桜川市議会全員協議会におきまして事業の中止が承認され、平成19年4月に土地区画整理事業にかかわります地元受益者を対象に事業中止の報告会を開催し、事実上廃止となりました。
その後、先行取得しました土地の処分等を視野に入れ、平成19年10月に行政財産から普通財産へ変更いたしました。行政財産から普通財産の所管がえを受けまして、財産審議会を経て、市街化区域内の土地7区画、5,171平方メートルを取得額の7割程度の5,640万円で平成21年6月に公売を実施いたしましたが、申し込み者がなく、処分できませんでした。
その後、市街化調整区域内の土地5筆、4,872平米の土地につきましては、公共事業の建設工事ストックヤードとして利用しており、また平成24年度には市街化区域内の土地2筆、646平方メートルを売却しております。また、市街化区域の土地4筆、5,709平米の土地につきましては、現在再生可能エネルギーの賃貸借の申し出があり、現在協議を進めているところでございます。
土地の管理につきましては、現在財政課の職員が年に二、三回除草作業を行っております。今後残りの土地につきましても、売却額の設定の見直し等を行い、売却できるように努めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
〇議長(潮田新正君) 続いて、中島教育部長。
〔教育部長(中島洋治君)登壇〕
〇教育部長(中島洋治君) 菊池議員さんの4番目の真壁城跡整備のこれまでとこれからの質問についてお答えいたします。
まず、1点目の予算についてですが、真壁城跡整備については、平成22年度以降の対象経費の内容は、国庫補助金が2分の1、市費が2分の1となっております。平成28年度以降の事業費は、毎年2,000万円程度を計画しておりますが、詳細につきましては、平成27年度に計画する第3次整備基本設計の策定において、中城の復元案等を検討し、改めて計画いたします。
次に、2点目の本丸にある真壁体育館等の耐用年数と事業の完成時期についてお答えいたします。体育館等の施設は、国指定地内にありますので、現地での建てかえはできません。耐用年数は、社会体育研修センターが2022年までのあと7年間、体育館が2026年度までの11年間、農業者トレーニングセンターが2029年までの14年間となっております。本丸の発掘や復元工事の実施時期は、この耐用年数が一つの目安となってまいりますが、今後の体育施設の利用のあり方や移転等の将来像、財政状況等を踏まえながら慎重に検討してまいります。
3点目の維持管理については、除草作業が主な業務となっております。除草作業は、管理委託業務と臨時職員による直営の作業があります。年間の維持管理費についてですが、平成27年度は、年1回、夏季におけるシルバー人材センターへの除草管理委託料が150万円、年間を通した直営の除草作業のための臨時職員賃金が134万4,000円、総額284万4,000円を計上させていただいております。
続きまして、5番目の市立保育所、市立幼稚園再編計画について、こちらの中の市立幼稚園にかかわることにつきましてお答えをさせていただきたいと思います。まず、今回の市立保育所・市立幼稚園再編計画につきましては、幼保の一元化における桜川市公立保育所、幼稚園再編計画で、幼保一体担当と児童福祉課、教育委員会を中心に進めているところでございます。この計画のパブリックコメントにつきましては、本年2月に実施いたしました。
ご指摘のまかべ幼稚園の新入園児の募集につきましては、パブリックコメント実施前の昨年の11月10日から21日までの期間に実施いたしました。この際の園児募集要項において、平成27年度の幼稚園授業料の改正案をお知らせいたしました。このことが入園児の減少の一つの要因となっていると思われます。そのほかの園児減少の要因ですが、少子化による真壁地区の対象児童が減少していること、また真壁地区において民間幼稚園が昨年から再開したことなども要因になっていると思われます。
2点目の将来のまかべ幼稚園の存続につきましては、桜川市の基本的な考え方といたしまして、先ほどの桜川市公立保育所、幼稚園再編計画の中で、桜川市における教育、保育の提供区域を、地理的条件や施設の利用状況などを勘案し、北部の岩瀬地域と中南部の大和、真壁地域の2区分となっております。まかべ幼稚園の今後につきましては、現在の園児数の減少は見られるものの、依然としてまかべ幼稚園への入園を希望される保護者が多くおられる状況でございますので、当面は公立幼稚園として運営し、今後の園児数等の推移を考慮した統合や民間移行を視野に入れ、検討してまいります。
続きまして、幼稚園の授業料の改正において、急激な値上げ……料金となりまして、長期的な激変緩和策をとることができなかったかのご質問についてお答えいたします。桜川市の子ども・子育て支援制度では、3歳以上で幼稚園等での教育を希望される場合の1号認定の利用者負担額は、公立、私立の区分なく統一することとなりました。また、今定例議会に提案しました桜川市立幼稚園授業料及び入園料徴収条例の一部を改正する条例案において、桜川市幼稚園利用者負担額条例の月額利用者負担額の第3、第4、第5階層の世帯は、国基準額より低い額で利用者負担額を設定させていただきました。
この低く設定された市改定料金と国基準との差額分と、激変緩和措置として改定幅を2分の1とした差額分及び在園児を現行の料金としたことによる差額分は、市の一般負担分となります。2月末現在で3歳児の1号認定者は169人、経過措置対象者は116人と想定されます。階層別の内訳は、第3階層が54人、第4階層が49人、第5階層が13人となります。市の基準額と軽減措置2分の1との差額分の一般財源負担額は、概算で981万円となります。市の基準額と国の基準額との差額分420万円を合わせますと1,400万円が、授業料負担額の改正に伴い、1年間の軽減措置を行った場合の市の負担となります。これらを考えまして、1年間の軽減措置という形で市の条例改正案を提案させていただきました。
6番目のラスカ、ターゲットバードゴルフ場の使用料についてのご質問にお答えさせていただきます。施設使用料金につきましては、昨年26年10月から、使用料、手数料の基本方針に基づき改正させていただきました。今回の改正につきましては、従来1ラウンド500円の利用料金でありましたが、利用をされる方の1ラウンドの終了確認が困難であるため、午前、午後の半日使用料金とさせていただき、ご自分の都合で何度でも利用できることとさせていただきました。
使用料金の見直しにおいては、人件費、物件費、減価償却、年間使用可能時間などを検討し、現行使用料の1.5倍を上限とする制限の中で、午前、午後の半日料金750円に改定させていただきました。また、年間会費につきましては、1日の使用料金の改正に伴い、今までの6,000円から1.5倍の9,000円とさせていただきました。年間会員利用者につきましては、91名の会員が所属されております。利用状況では、平成25年度の利用者総数5,125人のうち年間会員利用者が5,096人で、全体の99.4%となり、ほとんどの方が年間会員利用者であります。年間会員利用者の1日使用料金を仮に算定しますと、年間会員の平均利用日数は、総利用者を会員登録人数で割りますと56日と積算されます。これによりますと、年間会員利用者の1日利用料金は平均で160円相当となります。また、年齢が70歳以上の方につきましては、減免の規定により、年間利用額は半額の4,500円となり、1日当たり80円と算定されます。
次に、近隣施設との比較でございますが、結城市や石岡市につきましては、日本ターゲットバードゴルフ協会の公認コースを受けておりません。桜川市及び県西総合公園につきましては、日本ターゲットバードゴルフ協会公認のコースの認定を受けた施設となっております。そのことから、同様な類似施設として県西総合公園と比較しました。県西総合公園の年間使用料金は1万円で、70歳以上の半額の減免措置はありません。
以上の料金設定状況をご理解いただき、今後とも快適に利用いただけるよう努めてまいります。1日当たりの使用料金の引き下げにつきましては、次期平成29年の見直しの際に、ご意見等を参考に検討してまいりたいと思います。
以上です。
〇議長(潮田新正君) 続いて、大塚市長。
〔市長(大塚秀喜君)登壇〕
〇市長(大塚秀喜君) 菊池議員の質問2番目の市の補助金のあり方について質問にお答えします。
平成25年市地域女性会の補助金の一部返還が昨年の12月になったことについては、関係者からの聞き取りや市地域女性会役員の方々への説明及び話し合いに時間を要したことによるものです。25年度の補助金交付決定通知の際の交付条件の説明不足や解決の違いなど、お互いに誤解や行き違いがあり、理解を得るまでに何度も事実確認や話し合いを行った結果、昨年12月19日に返還をいただきました。27年度からは、市地域女性会運営補助金を活動に対する対象金に改め、補助金に対する活動を明確にするため、現在交付要項を作成しているところでございます。
また、菊池議員の住民監査請求の審査において、議会選出の監査委員が対象の団体の関与者ということで除斥し、審査が行われたということですが、これは監査委員において決定し、行われた行為であり、地方自治法に基づいたものであります。また、補助金は申請に基づき適切と判断した団体に対し交付しているところでありますが、補助金の管理は当該団体の責任者が行うべきであり、監査委員の職務とは別問題と考えております。
監査委員の選任につきましては、私が全員協議会で相談を申し上げ、その上で平成26年第3回定例会において選任の議案を提出したところ、賛成多数により議会の同意をいただいたものであります。委員にはその任期を全うしていただきたいと考えております。
〇議長(潮田新正君) 続いて、吉原会計管理者。
〔会計管理者(吉原志朗君)登壇〕
〇会計管理者(吉原志朗君) 補助金返還の時期についての会計管理者としての見解はとのご質問にお答えします。
確かに昨年12月、担当課より提出されました補助金の返還金に関する調定及び収入の伝票について審査し、会計管理者として決裁はしております。しかし、個々の補助金の取り扱いに関しましては、それぞれの担当部署での対応ということになり、会計管理者としての権限ではありません。今回のご質問、返還の時期についても権限外となり、会計管理者としての見解を述べることについてはできないものと考えます。
以上です。
〇議長(潮田新正君) 続いて、長堀保健福祉部長。
〔保健福祉部長(長堀イツ子君)登壇〕
〇保健福祉部長(長堀イツ子君) 菊池議員さんの5番目の公立保育所、幼稚園再編成計画のまず原因はどこにあるのかについてお答えいたします。
平成24年8月、子ども・子育てをめぐるさまざまな問題を解決するために、子ども・子育て関連3法が制定されました。平成27年4月からの子ども・子育て支援新制度のスタートに向け、平成26年第3回定例会において、新制度導入に伴う条例を上程し、可決していただいたところでございます。財源については、消費税が10%になった際の増収分から毎年7,000億円程度が充てられるとのことでした。その後、消費税10%の引き上げは平成29年4月に延期する方針が表明されました。しかし、子ども・子育て支援新制度は、予定どおり平成27年4月から施行する方針である旨の情報提供が11月20日にありました。1月23日には施行期日が公布され、4月1日から施行されることとなっております。
次に、北部保育所と東部保育所の統合の問題です。北部保育所は、現在の場所に改築して41年が経過し、老朽化が進み、さらに東日本大震災で被害を受け、改修工事が必要な状況となっております。以前は希望保育が2歳以上でありまして、4歳、5歳がほとんどでありました。そのため、現在は1歳から就学前の児童を預かっているので、施設も手狭であります。同年齢のクラス編制ができずに、年齢ごとの保育方針や目標に基づく保育ができないなどの問題があります。
このような状況から、ゼロ歳から就学前までの幼児教育、保育の維持向上のため、施設の広い東部保育所に保育所型認定こども園として再編成することにより、年齢ごとのクラス編制を行い、11時間開所、午後7時までの延長保育も行います。1月30日に北部保育所で行った保護者説明会においても送迎等に対する質問等がありました。今後、課題の解決に向けた対応を検討していくとともに、閉所するに当たっては、利用している保護者と十分協議して、理解を得てから進めていくことが必要かと考えております。
また、こども園の給食はどこが受け持つのかということですが、認定こども園となった場合は、ゼロ歳から就学前までの児童の教育、保育を行うことになります。議員さんご指摘のとおり、幼稚園は給食センターからの搬入、保育所では3歳未満の児童は自園調理が義務づけられております。認定こども園では、1号認定、2号認定、3号認定の児童が一緒に保育、教育を受けることになります。同じ施設の子供が同じ給食を食べることは、食育指導の観点からも、また児童のアレルギー対策の問題もあることから、自園調理していくのが望ましいと考えております。
最後の職員の配置、待遇の問題ですが、認定こども園とした場合には、幼稚園機能と保育所機能を持つことになります。開所時間も、先ほど言いましたが、午前7時30分から午後6時30分まで、7時までの延長保育も行うことになります。さらに、3歳未満児には自園調理も義務づけられていることから、統合後も現在の人員は必要になると考えております。
以上です。
〇議長(潮田新正君) 続いて、大和田建設部長。
〔建設部長(大和田憲一君)登壇〕
〇建設部長(大和田憲一君) 菊池議員さんの高峰のヤマザクラへの支援についてのご質問にお答えいたします。
高峰のヤマザクラは、一部の雑誌等に掲載されたことを契機に、一躍注目を集めるようになり、訪れる人や車の量もふえてまいりました。それら来訪者に対して、これまで地元有志の方や関係団体の有志が一丸となり、これぞ高峰のヤマザクラという景観を訪れる方々に提供するため、山頂付近に展望台を設置し、大自然の山頂から見おろすヤマザクラの景観が一望できるスポットとして来訪者の共感を呼んでおります。さらに、展望台周辺の景観整備や林道の清掃など奉仕活動に取り組んでいただいているところでございます。
しかしながら、高峰周辺の道路は幅員が狭く、交互交通がスムーズにできない道路や行きどまり状態の道路も多くあるのが現状でございます。そのことから、昨年区長及び地元住民の方から、高峰山入り口の狭小部分の道路拡幅の要望があり、調査を始める計画になっております。また、来訪者が行きどまり道路に乗り入れて困惑していることにつきましては、標識設置などにより対応していきたいと考えております。
今後道路を含めた全体的な構想については、企画課、商工観光課、農林課の関係部署と連携しながら、道路や駐車場整備、また歩行者が安全に楽しめる歩行者空間整備、さらに観光拠点としての受け入れ態勢なども考慮しながら、地元住民と来訪者が共存共栄できるような整備を進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
〇議長(潮田新正君) 1回目の答弁は終わりました。
再質問ありますか。
7番、菊池伸浩君。
〇7番(菊池伸浩君) あと10分を切りましたので、2点だけ簡潔にやります。
まず1つは、ターゲットバードゴルフ場の件なのですが、確かに年間パスポート等を使えば、そうばか高くはないのですが、半日750円という初めての料金が、いかにもばか高いのです。この前私、結城のパークゴルフ場というところに行ってきたのですが、ここはラスカの施設の4倍もあって、すごく混んでいるのですが、その職員とも話をしてきたのですが、幾ら何でも半日750円は高過ぎるよという、そこはパークゴルフ場で1日で300円でした。だから、やっぱり健康維持のためにやれるようにしたいと。
もちろん年間パスポートを持っている人はそれで結構なのですが、初めて来て、やってみたいという人が、いきなり750円は高いので、これは会計期を待たずに、これだけでもせめて県西運動公園並みに緊急に下げてもらいたいという考えなのですが、これだけです。あとはしようがないです。ただ、石岡なんかは、悪いけれども、貧弱な施設だということは聞いていますが、どうでしょうか、この750円。
〇議長(潮田新正君) 中島教育部長、どうですか。
〇教育部長(中島洋治君) 確かにご答弁の中では、年間会員の1日の使用料金という形で、高額ではないという形でお答えさせていただきましたが、確かに会員でない方で利用される方の料金が、近隣の施設の倍近くになっているということは、十分今後の検討材料という形でしてまいりますけれども、今現在、この見直しは3年に1度行うという形でしておりましたので、今これをどのように、ご指摘のように改定をするかという形で、今後とも担当部署と詰めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(潮田新正君) 7番、菊池伸浩君。
〇7番(菊池伸浩君) よろしくお願いします。
それから、市の補助金の件なのですが、市の女性会の方がいっぱいいらっしゃっていますけれども、私はもう4万5,000円が返還された時点で、これにかかわる気持ちは一切ありませんから、それだけ明言しておきます。
特に今回市が、私の要望を取り入れてもらって、補助金の性格を変えていこうと一歩踏み出しているということなのです。それで、今度の予算書を見ましても、例えば市の女性会の補助金についても、今度新しく名称が変わっています、市女性団体活動補助金と。これはどういう形で支給されるというふうに考えているのか、これを最後に質問をして終わりとしたいのですが、ご準備は大丈夫でしょうか。
〔何事か声あり〕
〇7番(菊池伸浩君) 簡単で結構です。
〇議長(潮田新正君) 中島教育部長、最後。
〇教育部長(中島洋治君) 今手元に資料はありませんけれども、検討していた27年度の予算計上におきまして、今まで26年度までは、女性会の活動運営補助金という形で計上させていただきました。これは、議員さんのご指摘のように、その団体の運営というような活動補助金でありまして、今回地域女性会におきましての、今までの活動状況というような形を、実績報告書をもとに精査というか審査をさせていただきまして、社会教育として地域女性会、今回27年度におきましては、市女性会団体活動補助金という形で、市社会教育のほうで支援をしていくべき補助金という形で計上させていただきました。この中には、今回審査させていただいたものにつきまして、福祉部のほう、または商工会的な形で、いろんな補助金並びにお願いという形で会のほうにありまして、社会教育のほうの支援活動費という形で種別が困難であるため、27年度から活動補助金という形に改めて計上させていただきました。
〇議長(潮田新正君) これで菊池伸浩君の一般質問を終わります。
ここで暫時休憩します。
休 憩 (午後 零時40分)
再 開 (午後 2時00分)
〇議長(潮田新正君) 再開いたします。
続いて、1番、谷田部由則君。
〔1番(谷田部由則君)登壇〕
〇1番(谷田部由則君) 1番、谷田部です。通告に従い、一般質問させていただきます。
まず初めに、ふるさと納税について。税収が少ない地方にとって、自分たちが進めていきたい政策への賛同、ほかの自治体に暮らす人から集め、その寄附を地方の活性化につなげるという制度で、もともと地方と都市部の格差是正をする目的で設けられたものです。始まった当初は、余り広がりを見せていませんが、ふるさと納税も平成25年度については全国から寄附金総額が約130億円に上り、その規模や影響がますます大きくなると思われます。そこで、桜川市へのふるさと納税での寄附金、他市町村への寄附金についてお伺いしたい。
ふるさと納税での起爆剤となっているのが、寄附を受けた自治体が納税者に贈るその地方ならではの特産物などの商品です。桜川市では、ふるさと納税として寄附をしてくださった方々へのお礼はどのようにしているのか。また、今後お礼の形をどのようにしていくのか具体的な商品展開をお伺いしたい。
もう一つは、真壁城跡公園事業について。この事業は、旧真壁町時代の平成6年に、真壁城址が国指定になり、保護、活用を図るため、平成9年度から国庫補助、県費補助を受け開始された事業です。当初の整備計画では、平成28年までに一般公開を図り、外ぐるわを整備完了させ、公開、活用を図る予定でした。しかし、東日本大震災以前から計画が二、三年おくれぎみとなり、震災後は予算の削減もあったと思われ、現時点で5年ほど停滞しているようです。城址公園周辺には、禁猟区となっていますが、イノシシの被害が多く出ています。今後の整備を進めていく上でイノシシ対策はどのように考えているのかお伺いしたい。
発掘調査をしながら復元工事をするという手間と時間がかかる事業ですので、財政難の桜川市は難しい事業だと思われますが、能の舞台や茶室周辺など、部分的に整備だけでも可能なのかお伺いしたい。
次に、デマンド型乗り合いタクシーについて。公共の交通機関にかわり、福祉巡回バス、シルバータクシーが運行されていました。その後、平成20年より開始されてきたデマンド型乗り合いタクシー、市民には徐々に定着してきたと思われます。現状と今後の方向性や取り組みについてお伺いしたい。
以上です。
〇議長(潮田新正君) 谷田部由則君の質問に対する答弁を願います。
まず、市塚総務部長。
〔総務部長(市塚一郎君)登壇〕
〇総務部長(市塚一郎君) 谷田部議員さんのふるさと納税についてのご質問についてお答えいたします。
初めに、ふるさと納税とは、生まれ育ったふるさとを大切にしたい、ふるさとのために貢献したいという善意の気持ちを寄附金という形にするもので、応援、貢献したいと思う地方自治体への寄附をされた場合、その相当額が所得税やお住まいになっている自治体の個人住民税から控除される制度でございます。
議員さんの質問の平成26年度の寄附金と控除金の金額について申し上げます。平成26年度は、2月までに8件、40万円をいただいております。参考までに、制度が始まりました平成20年度から7年間で、延べ37件、232万円の寄附がございました。いただいた寄附金は、寄附者の意向に沿うよう、目的に応じた基金に積み立てており、指定がない場合には、桜川市ふるさと応援基金に積み立てております。
また、本市の市民が他の市町村へ幾らのふるさと納税をしているかという点でございますが、例えば所得の課税標準が195万円以上330万円の方が3万円のふるさと納税をした場合に、所得税で5,600円、住民税で2万2,400円、合わせて2万8,000円の税額の控除が受けられます。この税額控除を受けるためには、確定申告が必要となっております。ふるさと納税は、税法上、寄附金控除の一部のため、ふるさと納税者の抽出をすることはできませんが、平成25年度で桜川市民の寄附金控除を申告した方は10名で金額は72万5,000円でございます。この金額が全額ふるさと納税寄附かということは把握はできておりません。
次に、これからの商品展開について申し上げます。現在の状況ですが、ふるさと納税があった場合、礼状とともに謝礼品を贈呈しております。謝礼品につきましては、5万円以上の寄附をしていただいた場合になっております。謝礼品は、特産品のPRも兼ねて、新米や小玉スイカなど約5,000円相当のものを贈呈しております。
次に、今後どのような商品展開をするのか、謝礼品をどのようにしていくのかについてお答えいたします。元来ふるさと納税は、自分のふるさとを大切に思い、寄附という形でふるさとに貢献する制度として開始されました。しかし、最近は、自分のふるさとへ寄附するというよりも、米や肉、海産物や地酒、旅行券といった謝礼品をもらうことを目的にした寄附がふえている状況にあります。謝礼品を充実した市町村では、億単位のふるさと納税があったというニュースも聞くことがあり、積極的に取り組んでいる市町村と取り組んでいない市町村とでは、寄附金にかなりの差が生じる状況になっております。
本市においても、このような状況に目を向け、ふるさと納税に力を入れていかなければならないと考えております。しかし、寄附金を多くいただくことばかりにとらわれず、地域の魅力を多く発信できる謝礼品を取りそろえるべきと考えています。そのため、地場産業である石材製品や農産物を取り入れ、少額の寄附金に対しても謝礼を贈呈するなど、ふるさと応援をしていただきたい体制づくりについて現在、財政、企画、商工観光、農林課などとタイアップして、謝礼品の充実について協議を重ねております。平成27年度の早い時期に、謝礼品を充実させたホームページ等をリニューアルしたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(潮田新正君) 続いて、中島教育部長。
〔教育部長(中島洋治君)登壇〕
〇教育部長(中島洋治君) 谷田部議員さん真壁城跡公園整備事業の質問にお答えいたします。
まず、1点目の史跡真壁城跡地内のイノシシ対策についてですが、近年イノシシ被害は増加しておりますので、防護柵や防護ネットを設置して侵入を防ぎ、城跡地内に自生する薬草の中からイノシシが嫌う種類を栽培するなど対策を試みております。城跡地内には、25種類の薬草が自生しており、ミント系の香りの強い薬草周辺はイノシシが侵入せず、効果的と思われますので、引き続き栽培を進めてまいります。
次に、2点目の完成後の活用方法についてお答えいたします。史跡真壁城跡保存整備事業は、外くるわ、中城、二の丸、本丸の4つの区域があり、総面積約12.5ヘクタールが対象地域となっております。これまでの成果としましては、発掘による中城庭園跡が発見され、県内で初めて安土桃山時代の庭園の配置が明らかとなりました。また、これまでの整備工事では、外くるわ地区の一般開放に向けた環境整備を行っております。外くるわは、土塁、堀などの地形復元やハリシバ、アサザ、スイレン等の栽培等を行い、平成26年度は案内板を設置いたします。事業は、本丸の整備完成と城内全域の活用を目標としておりますが、平成28年度以降環境整備が完了する外くるわから活用を進めて、中城の整備と活用についても計画しております。活用方法といたしましては、歴史講座、観光イベント、文化芸術イベント等を想定しておりますが、中城庭園跡では茶室や能舞台が出土しましたので、平成27年度に計画する中城の整備、基本設計において復元案内を検討し、真壁城跡の新たな魅力として活用してまいります。
以上です。
〇議長(潮田新正君) 続いて、潮田市長公室長。
〔市長公室長(潮田昭彦君)登壇〕
〇市長公室長(潮田昭彦君) 谷田部議員のデマンド型乗り合いタクシーの経緯と今後の取り組みについてのご質問にお答えいたします。
デマンド型乗り合いタクシーの運行につきましては、一般旅客自動車運送事業の許可を規定しております道路運送法第4条により、国土交通大臣の許可を受けて運行しております。また、同法第3条及び施行規則によりまして、一般乗り合い旅客自動車運送事業の区域運行の許可を得ており、さらには運行の区域につきましては、桜川市全域及び筑波山口までの許可をとって運行しております。筑波山口までの乗り入れにつきましては、つくば市の地域の実情に則した運送サービスの実現に必要となる事項を協議するための地域公共交通会議におきまして、他の旅客自動車運送業者との不当競争を起こすおそれがないことなどの協議を調え、特例的な区域の許可を得ております。事業の運営につきましては、桜川市商工会に委託し、運営にかかる不足金を補助金として市から支出しております。
次に、現在までの運行状況につきましてご説明をいたします。現在までの利用登録者数は、平成27年1月末現在で延べ6,222人に上ります。平成25年度における年間利用者は1万9,298人で、1日当たり80.4人の利用がございました。年齢別では70歳以上の利用者の方が77%以上を占めており、高齢者の方の利用が多い状況となっております。また、運行経費につきましては4,261万5,000円であり、チケットの売り上げなどによる収入602万4,000円を差し引いても3,659万1,000円の費用負担となります。利用先といたしましては、主に医療機関への利用が多く、次いでスーパーでの買い物、高齢者が利用する公共施設への移動、また一部の地域においてスクールバスを代用した利用形態で運行しております。
以上がこれまでの状況となります。
続きまして、今後の取り組みについてでございますが、現在の市の財政状況を考慮いたしますと、現在のところは現行の制度に沿って運行してまいりたいと考えております。しかし、市民の皆様から不便というご指摘もございます。特に交通弱者と言われる方々の足の確保は重要な課題でございますので、今後とも運行形態などの見直しについて、事業所や関係機関を含めて意見交換をしながら、利便性の向上を図り、市民の皆様に利用しやすいものとなるよう努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
以上でございます。
〇議長(潮田新正君) 谷田部議員、再質問はありますか。
1番、谷田部議員。
〇1番(谷田部由則君) ふるさと納税なのですけれども、自治体によっては、ポイント制やクレジットカード決済などのサービスを取り入れているところもありますが、桜川市ではこのようなサービスを導入する予定はあるのでしょうか。
〇議長(潮田新正君) 市塚総務部長。
〇総務部長(市塚一郎君) 谷田部議員さんのご質問にお答えいたします。
クレジット決済についてですが、ふるさと納税はインターネットの普及とともに急激に広まったと言われております。多くの方がホームページを閲覧し、寄附金の申し込みを行うとともに、寄附金の納付についてもクレジット決済を利用している現況になっております。当市においても、このような状況に目を向け、時代に則した体制にすべきと考えており、クレジット決済につきましては、平成27年度予算に計上し、提案させていただいているところでございます。よろしくお願いいたします。
〇議長(潮田新正君) これで谷田部由則君の一般質問を終わります。
続いて、16番、高田重雄君。
〔16番(高田重雄君)登壇〕
〇16番(高田重雄君) 早速一般質問に入らせていただきます。
まず最初に、公共下水道事業について。これは、ことしの予算で7億2,300万円ちょっとです。その中で一般会計からの繰入金が5億7,843万5,000円ですよね。それで、その中の負担金2億3,469万円。この間少し全員協議会のときに聞いたところによると、来年また3,000万円上がるのだよと。その次の年は、また3,000万円上がるのだよというような答えを部長からいただいたような気がするのですが、これは桜川市、このまま下水道を続けていかざるを得ないのでしょうけれども、非常に大変な時代が来ていると思います。
去年、26年度の決算では約7億1,500万円で繰入金が5億3,800万円、おととしが7億4,940万円、一般会計からの繰入金です、4億8,300万円。毎年、毎年、一般会計から4億8,000万円だ、5億5,000万円だ、5億8,000万円だ、市税は44億円しかないです。そこから5億8,000万円も下水事業にかかってしまうということです。このままでは、見通しというか、いつか凍結とかしないと、市長……凍結というか、一番言いたいのは、自席でいろんなことを聞きますけれども、では具体的に部長に今聞いてしまいましょうか。
負担金の収納率は幾らになっているのか。総トータルですか、今まで負担金、ことし1,160万円ぐらいでしょう。去年がやっぱり同じぐらいです、1,161万ですから。ことしが3,494万円とか、負担金。25万円掛ける幾らというやつです。それで、使用料6,216万円。ことしも6,000万円ぐらいでしょう。ことしは使用料で6,700万円ぐらいいっていますか。6,797万円です。だから、そこで聞きたいのは、加入率、岩瀬、大和、真壁。私が昨年あたり聞いたときでは、真壁40%、大和40%、岩瀬が60%ぐらいと聞いていました。今現在加入率はどのぐらいになっているのかも聞きたい。
それと、今後どこまで広げるのか。前回協議会で聞いたときには、市街化区域までやりたいのだという市長の答えがありましたし、それもまず聞いておきます。
あと、細かい点で聞き忘れたことは、自席で何度でも聞けますので、まだまだあるのですが、とりあえず下水道についてはこれだけの答弁をいただきたいと思います。
続きまして、市施設の有効利用について。御領団地の集会所を有効利用させてくれ。というのはなぜかと申しますと、元岩瀬って600世帯ぐらいありまして、完璧に公民館が老朽化している。建て直さなければいけない。土地も借りている状態だと。その中で、いろんな面で負担も大きいし、区長からも要望する前に、「あの集会所を区長、使わせてもらったらいいんじゃないの」と言ったら、前の区長さんのときは余り賛成していなかったのですけれども、今回はぜひ使いたいのだと、使わせていただけないかと。そうすることよって。
年に10回ぐらいも使わないぐらいなのです。あの場所というのは、申しわけないのですけれども、一応自治会、御領住宅の自治集会所となっていますけれども、ほとんど使っていないのです。使っているのは、選挙の投票日ぐらいしか使っていないのです。それと、中は清掃しているかといったら、きれいになっていません。汚いです。ぜひ使わせていただければ、元岩瀬区も助かりますし、寄附金も集めなければいけない。私も議員という立場で、市のほうから補助金もいただかなければならない。だから、ぜひ使わせてくれないかと、そういう。
こういうのを一般質問でするのはなぜかと思うのですけれども、これをお願いに行ったのです、私、建設課のほうに個人的に。そうしたら、ほとんどだめみたいな感じ。ほとんどだめというか、それは県の、国からどうのこうの、ああだこうだで、ちょっとだめだよと、ちょっとできませんよと言われたもので、では私が一般質問でするほかないなと。それできょう一般質問しています。これでこの問題については終わりますが。
続きまして、入札及び指名業者並びにA、B、Cランクづけについて。これは簡単で結構です。Aランクをクリアする条件、Bランクをクリアする条件とか、Cランクをクリアする条件というのを簡単に聞かせていただければ結構です。細かい点に対しては、その答えによってと詳細につきましては自席から質問させていただきますので、これで終わりますが。
あと……私が5分でしょう。部長3人が答えて、5分ぐらいで答弁をお願いします。それでもう20分なくなりますから。自席で一問一答にしたの、そこにいる小林同僚議員と、議長のとき、私が副議長のときに一問一答にしたのです。自席で幾らでもできますので。
〔何事か声あり〕
〇16番(高田重雄君) はい。5分ぐらいで。余り長いときは議長に言って、もうストップ、答弁はいいですよと私とめる場合もありますので、よろしくお願い申し上げまして、自席に戻ります。
〇議長(潮田新正君) それでは、高田重雄君の質問に対する答弁を願います。
最初に、舘野上下水道部長。
〔上下水道部長(舘野喜久男君)登壇〕
〇上下水道部長(舘野喜久男君) 高田議員の公共下水道についてのご質問にお答えいたします。
まず、公共下水道事業の進捗についてでございますが、桜川市全体計画といたしまして、整備面積1,229ヘクタール、事業費289億円となっております。整備面積のうち現在事業認可を受けている面積が369.2ヘクタールございます。平成9年度から事業を開始いたしまして、現在までに73億円を投入しまして、292ヘクタールが整備完了してございます。
次に、今後の見通しでございますが、これまでにも全体計画区域を縮小するなどの見直しを行ってまいりました。また、桜川市生活排水計画を現在見直しておりまして、下水道の効果的、効率的な整備を含めて検討している状況でございます。このような中、先ほど議員さんからもお話がありました財政状況もございますので、整備進捗は見込めないということで、来年度からの5カ年計画の内容につきまして、事業費の削減、事業期間の延長など見直しを行ったところでございます。現在岩瀬地区区画整理地内の明日香周辺を整備中でございます。従来のような整備の進捗は見込めないながらも、区画整理地内整備完了を目指していきたいと考えております。
それで、先ほどの一応加入率というお話がございまして、そのような、多分接続率のことかなとは……
〔何事か声あり〕
〇上下水道部長(舘野喜久男君) ええ、思うのですが、一応今現在文書として県から出ているのが24年度末ということになっているのですが、そちらで申し上げますと39.5%になっております。
〔「全体で」の声あり〕
〇上下水道部長(舘野喜久男君) そうです。
それとあと、公共下水道のほうの使用料、それと収納率の関係なのですが……
〔「負担金の収納率」の声あり〕
〇上下水道部長(舘野喜久男君) 負担金の。
〔何事か声あり〕
〇上下水道部長(舘野喜久男君) 使用料ではなくて。
〔「使用料を聞いたけど、その前に負担金の収納率は」の声あり〕
〇議長(潮田新正君) 収納率だ。部長、収納率。
〔「分担金、負担金は」の声あり〕
〇上下水道部長(舘野喜久男君) 分担金のほうですね。
〔「分担金、負担金と書いてあるでしょう、だってこれ」の声あり〕
〇上下水道部長(舘野喜久男君) はい。わかりました。どうも失礼しました。
分担金のほうなのですが、一応25年度ベースで申し上げますと、収納率の方が47.02%になっております。
〔何事か声あり〕
〇上下水道部長(舘野喜久男君) はい。それとあと、もう一つお話がありました使用料のほう、こちらのほうの収納率が、現年度分なのですが、98.61%という形になっております。
以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。
〇議長(潮田新正君) 続いて、大和田建設部長。
〔建設部長(大和田憲一君)登壇〕
〇建設部長(大和田憲一君) 高田議員さんの市施設の有効利用についてのご質問にお答えいたします。
公営住宅及び共同施設の整備に当たっては、公営住宅法整備基準の規定に従い、市営住宅管理条例第3条に基づいて整備しております。集会所は、入居者の共同の福祉のために必要な施設として公営住宅法第2条第9号で定義されております。ご質問の市営住宅御領西住宅は、平成15年度から平成18年度に建築しており、集会所も新しい建物であります。現在は福利厚生共同施設として、入居者相互の親睦と円滑な共同生活が図れるよう、御領西住宅自治会で管理し運営をしております。現在の利用状況は、入居者の集まりのほか、子ども会で夏祭りの太鼓の練習などに3回ぐらい利用されており、市では第17投票区として利用しております。
施設の有効利用として、入居者の使用を阻害しない範囲で周辺の地域住民が使用することは可能だと考えられておりますので、地域の会議等の集まりでも利用できるよう、区と住宅自治会の調整を図ってまいりたいと思っております。しかし、駐車場の問題や使用料の問題等については、区と御領西住宅自治会の協議が必要になってくると思いますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
〇議長(潮田新正君) 続いて、市塚総務部長。
〔総務部長(市塚一郎君)登壇〕
〇総務部長(市塚一郎君) 高田議員さんのA、B、C業者のランクづけはについてお答えさせていただきます。
A、B、C業者のランクづけは何を基準に行っているかという質問ですが、ランクづけは桜川市建築工事等入札資格審査規程に基づき、必要な基準を定めております。規程の内容ですが、客観点数と主観点数を用い、点数化しております。客観点数とは、管外行政庁、茨城県が行った建設業者の経営に関する事項、経営事項審査の審査結果の総合点P点を用いることになっております。また、主観点数は、桜川市の工事で審査基準日前2年間の工事を工事種別ごとに平均した点数の算式を用いております。この客観点数と主観点数を足し合わせ、総合数として点数化しており、その上で、土木工事であれば700点以上がAランク、550点以上700点未満がBランク、550点未満がCランクと格付しております。
以上でございます。
〇議長(潮田新正君) 高田議員、答弁が終わりました。
再質問。
16番、高田議員。
〇16番(高田重雄君) 接続率がトータルで39.5%と部長は言いましたよね。それはまた追加で聞くのですが、この下水道管理費負担金、ことし2億3,469万円出していますよね。だから、桜川市は2億四千何がしなのでしょうけれども、それ以外に筑西市とか結城市とかとはどのぐらい払っているのか、まずそれを聞きたいです。
〇議長(潮田新正君) 舘野上下水道部長。
〇16番(高田重雄君) ほかに使っている市。どことどことどこが使っていて、どれだけ払っているのか。
〇上下水道部長(舘野喜久男君) これは流域の負担金ということでよろしいわけですね。
〇16番(高田重雄君) どことどことどこが、使っている市を全部聞きたいし、それがどれだけ負担金を払っているかを聞いているのです。結城が使っている、結城が……筑西市も使っているのであれば、筑西市に幾らとかって、だから全部聞きたいわけです。桜川市の2億3,400万円というのが妥当なのかどうかを聞きたいわけですから、ほかの市を知らないと聞けないでしょうから。
〇議長(潮田新正君) 時間なくなって……時間どうするかな。
〇16番(高田重雄君) この空白の時間は、少しタイムをアップしてくれないと、とめておいてくれないと、僕の質問時間なくなってしまう。
〇上下水道部長(舘野喜久男君) 申しわけないです。
〇議長(潮田新正君) では、答弁までちょっと時間……
〇16番(高田重雄君) だから、こういうときはとめておいてくれ。意味ない。もったいない、時間。
〇議長(潮田新正君) では、ストップだ。
〔「暫時休憩もらって全部まとめろな」の声あり〕
〇上下水道部長(舘野喜久男君) 済みません。申しわけないですが、ちょっと……
〇16番(高田重雄君) もう一回聞きます、では。これも調べておいてくれ。
〔「全部聞いてよ」の声あり〕
〇16番(高田重雄君) うん。
〇上下水道部長(舘野喜久男君) 流域関係の3市町村の金額は、ちょっと調べていなかったものですから。
〇16番(高田重雄君) だって、この間の協議会のときに、ほかの市より安くしてもらわなければならないとかって部長言っていたでしょう。
〇上下水道部長(舘野喜久男君) はい。
〇16番(高田重雄君) 桜川市は、来年も3,000万円上がりますよ、その次の年はまた3,000万円上がりますよと言っていたということは、ほかのやつより安くしてもらわなければといったら、ほかのも全然調べていないということ自体がおかしいのではないの。
〇上下水道部長(舘野喜久男君) 済みません、資料が見つかりましたので、申しわけないです。
流域の中で申し上げますと、27年度で予定で言いますと、筑西市が1億6,176万円です。それと、つくば市が1億2,637万7,000円、下妻が1,758万円ということになっています。
〇16番(高田重雄君) 結城なんか言っていないではない。
〇上下水道部長(舘野喜久男君) 済みません、結城は……
〇16番(高田重雄君) 入っていないのだ。
〇上下水道部長(舘野喜久男君) 流域の中には入っておりません。以上の4市です。
〇議長(潮田新正君) 16番、高田君、質問。
〇16番(高田重雄君) これは多分、今総延長で一番使っているのは桜川市だから異常に高いのでしょうけれども、範囲から言うと、筑西市の、これは部長妥当だと思いますか。筑西市が1億6,000万円、つくば市が1億2,000万円、下妻が1,500万円ですか。だとすると、その中で異常に高い2億3,400万円も払っていることが妥当だと考えられるか。来年もふえるとかって部長が言っていたということは、どういう判断しているのか、まずそれを聞きたいです。
それと、これでもっとたまげるようなのをもう一つ聞きたいのは、地方債元金が2億1,000万円、元金は2億1,000万円なのですね、返しているのが。利子だけで1億430万円なのです。これは何年続くのですか。
それと、相当たる借入金というのは、73億円ぐらいだと思うのです、多分今まで使っているのは73億円だとかと言っていましたから。73億円ぐらいなのか、正確な金額をまずそれも教えていただきたい。利子を一生払っていくような形になると思うのです。
それと、もう一つ、よく部長聞いて。下水処理場というのは、耐用年数というのは何年ぐらいだと思っていますか。それも聞きます。そうすると、今建てて18年たっていると思うのです。そうすると、あと12年ぐらいで、多分30年とテレビでやっていたような気がするのです。そうしたら、また建て直すわけです。下水一旦くっつけたやつを取り外すわけにいきませんから、この負担金は桜川市に一生回ってくるということなのです。2億5,000万円の金を一生。将来の負担率というのはたまげるほどなのです。
それと、もっと言いたいのは、財産なんてホームページに書いてあるのです、桜川市のはなんて。下水道何とかは財産である。財産とはみなしませんから、下水は。投資的効果って全くないのです。橋をつくったり、道路をつくったりすれば、それを利用してインフラ整備になるから財産として計上できるでしょう。下水は財産にみなせませんから。
だから、今言ったように答弁大丈夫ですか。今言った質問わかりますか。とりあえずそれだけ。
〇議長(潮田新正君) 質問に対する答弁。
舘野上下水道部長。
〇上下水道部長(舘野喜久男君) まず、最初の負担金の件なのですが、そちらのほうにつきましては、一応実質的に当初の計画が、計画的な汚水量という形の計算で協議会のほうが成り立っております。現在実質的な汚水量で言いますと、桜川市は基本的には今現在負担している部分の半分以下ぐらいの金額になると思います。それに関しましては、27年度になるのですが、一応協議会のほうで、算定の見直しということで27年度から協議に入るような形で。桜川市としましては、実質的に計画ではかなり負担が大きいので、できれば実質でやりたいのですが、ただほかの市町村もございまして、一応中の協議ということになりますので、もう一つ折衷案という形ではないのですが、基本額を決めて……
〇16番(高田重雄君) わかりました。いいです。もういいです。
また質問いいですか。最後にまた肝心な質問をしますので、最後には市長に答弁もらいますので。
〇議長(潮田新正君) 16番、高田君。
〇16番(高田重雄君) 39.5%でしょう、接続率。それで6,700万円しかないのです。100%接続しても、1.5倍に近いのだから1億5,000万円ぐらいしかならないのです、使用料。100%というあり得ない可能性でいったとしても。そうしたら負担金もならないのです。2億3,400万円の負担金にもならない。最高100%接続していただいても1億5,000万円ぐらいしか入らない。根本は、下水道事業とか水道会計事業というのは、受益者負担というのがみそです。そうしたら、それだけしか入っていないということは、5億8,000万円も突っ込んでいるということは、一般会計から、全く加入していない人から、関係ない人からも金もらって吸い上げて払っているのと同じなのです。
それと、先ほど言いましたように、使用料半分しか使っていない。県西用水もそうでしょう、市長。桜川市の岩瀬の時代、3万人都市構想なんて、いっぱい水買いますよと契約したわけです。その半分しか使っていない。でも、絶対上げてくれない。それは維持管理がお金が足りないから。維持管理の分で2億4,000万円もとられるわけです。だから、絶対下げてくれない可能性が高いですから、部長。これだけ言っておきます。市長、よく聞いてください。もう部長の答弁はいいですから。
それともう一つ言っておきます。市長は、明日香区内まではやりたいと、区画整理地内でと言いましたけれども、明日香区内、御領、富士見台にしても、あそこに建てた人は、十二、三年前まで岩瀬地区は合併浄化槽を入れた場合には補助金を出していたのです。そうすると、あの区画整理地内には合併浄化槽を入れている方が相当な数あるはずなのです。その方が分担金払いますか。その方が接続しますか。同じ水を出しているのです、きれいな水を。やればやるほど銭かかって。
だから、とりあえずここで凍結して、加入を、分担金も払わないなんて、分担金はしようがないと思うのです、これは払わなければならないと思うのです。それを、分担金が47%ですか、今。47.2%。接続より先。これをまず上げるという努力をしてから始まってください。もう即刻凍結すべきだと私は思うのですが、その辺のシビアな判断は市長のほうから答弁願いたいと思います。これは地獄です、やってもやらなくても。桜川市はずっと2億5,000万円ずつ払っていくようですから、一生。
〇議長(潮田新正君) 大塚市長、自席でいいです。
〇市長(大塚秀喜君) 公共下水道事業においては、平成9年度から開始した事業でありまして、現在岩瀬地区の区画整理を行った区域を整備しているところであります。市内の下水道計画区域全体を整備するということは、桜川市の財政事情と整備期間の長期化から困難であると考えております。本年予算も、事業費の縮減、事業期間の延長など見直しを行った予算となっております。
ただ、先ほど提案がありました高田議員の、ここで即時中止ということにつきましては、私としましても考えないことではないのですが、その弊害も多々あるということでございます。この間全協でも申しましたが、ぜひ建設委員会でしっかりもんでいただいて、本当にこれは大きな方向転換は必要だと私も考えておりますので、答申といいますか、方向づけといいますか、ちょっとお時間をいただきたい、そのように考えます。
〇議長(潮田新正君) 16番、高田議員。
〇16番(高田重雄君) 非常に難しい問題で、市長に答えてもらうのは大変だと思いますが、本当にこれは、下水というのは銭食い虫と言われているし、莫大な、だから私の提案なので。
もう一つ提案させていただきますと、これからうちを建てる方は、普通合併浄化槽を入れるのでしょうけれども、公共下水の範囲内にあっても、建てたときには合併浄化槽を入れてくれと、入れないと建設許可をおろさないとすれば、間違いなく合併浄化槽入れるわけでしょう。そうすれば、水はきれいになるわけです。公共下水を広げなくて済むわけです。岡山市とかちょっと大きな市は、今100メートル以上離れたときは、全部市設置型合併浄化槽を入れているのです。200メートルも本管につないでいるそのコストと。だから、このくそ田舎には、桜川市ぐらいのレベルには、公共下水は要らなかった。後悔しても始まらないですけれども、私はそう思っていますので、そういうことをぜひ考えていただきたい。
それと、市長、一番怖いのは、農業集落排水事業もそうなのですけれども、もう既に終わった事業なのに、元金1億4,700万円で利子5,000万円を払っているのです。水道会計も、わからないように書いてあるけれども、1億4,000万円で8,000万円ぐらい一般会計から入れているのです。わからないように、わからないように書いてありますけれども。そうすると、めちゃめちゃそのものにお金を使っているということだと思うのです。
これは、もう私は言いたいことを言いましたから、すぐ結果が出ることだと思っていませんし、これに関しては終わります。
それと、2番目の……建設部長には大分前進しましたので、答弁は結構でございます。ありがとうございます。私が行ったときはこう来ましたので。
では、続きまして3番目。これは、本当に大ざっぱにしか聞かなかったのですけれども、一応こういうことを聞きたいと私が思っていたのは、300万円以上は全部入札になるのでしょうけれども、入札には全部最低限価格というのは設けているのかどうか。例えば1,000万円のやつはどうか。300万円でも1,000万円でも、1,500万円でも、予定金額と最低金額というのを設けているのかどうか、まず聞きたいです。
それともう一つは……ちょっと待ってください。
〇議長(潮田新正君) では、聞きましょう。
市塚総務部長、最低価格の問題。
〇総務部長(市塚一郎君) 高田議員さんのご質問にお答えします。
最低制限価格でございますが、最低制限価格は原則といたしまして、建設工事には1,000万円以上、建築工事には2,000万円以上の工事に対して設けております。
以上です。
〇議長(潮田新正君) 16番、高田議員。
〇16番(高田重雄君) そこで、もう一つ聞きたいのですけれども、私の耳に入ったところによると、最低金額にぴったしかんかんであった話を聞くのですが、それは実際あったのかどうか。ぴったしかんかんです。そのぴったしかんかんという可能性、確率は何%ぐらいになりますか。これに対してお答えください。あったのかどうか。
〇議長(潮田新正君) 市塚総務部長、あったのかどうか。
〇総務部長(市塚一郎君) 先日の入札において、金額がぴったりなのはありました。それで、この最低制限価格の出し方なのですが、この出し方を積算すれば、ぴたりと当たる可能性は、これからは8割、9割にはなってくると思います。
以上でございます。
〇議長(潮田新正君) 16番、高田議員。
〇16番(高田重雄君) わかりました、それは。あったという事実だけ認めていただければ結構です。皆さんがどう判断するかは、皆さんの自由でしょうから。
それと、1つの事業がありますね。ここに1つの事業があったとする。入札があった。A社、B社、C社、D社とか、A、B、C、D、Eぐらいが出るでしょう。そして、Aがとったとする。Aがとったやつを、A、B、C、Dも入札しているのに、このDが下請けるのです。こういうのって許されるのですか。そういうのが非常に見受けられるのですけれども。そういう気がする。あと、だから丸投げと下請というのはどこが違うのかも教えていただきたい。丸投げというのと下請というのの違いも、ぜひ部長のほうから答弁をお願いします。
〇議長(潮田新正君) 市塚総務部長。
〇総務部長(市塚一郎君) 丸投げと下請ですが、主体的な役割というものがございまして、発注者から工事を直接請け負った者が、発注者の協議とか工程管理、施工管理の作成などをしていれば丸投げとはなりません。それと、もう一点の……
〔「同一入札同一業者」の声あり〕
〇総務部長(市塚一郎君) 相指名の下請は原則禁止となっております。
以上でございます。
〇議長(潮田新正君) 16番、高田議員。
〇16番(高田重雄君) それも罰則もないと聞いておりますし、教育的指導ぐらいしかないというふうには聞いていますけれども。
それでは、もう一つ聞かせてください。最低価格、条件つき一般競争入札で1,000万円は以上出していると思うのです。条件つきというのは、桜川市内の中のAランクとかつけているわけでしょうし、なぜ最低ランクを設けるのが、業者の救済とか何かいろいろあるのでしょうけれども、なぜ最低価格を設けるのかちょっと教えてください。
〇議長(潮田新正君) 市塚総務部長。
〇総務部長(市塚一郎君) 最低価格を設けるのは、ダンピング防止等のためでございます。安い金額で請け負って、品質の悪いもので工事をされると困りますので、最低価格を設けております。
以上です。
〇議長(潮田新正君) 16番、高田君。
〇16番(高田重雄君) そういうダンピングとかやるような業者は、最初からはじいてする。だからBランクを入れないのでしょう。それで桜川市内と言っているのでしょう。ダンピングやるなんていう業者を最初から条件つきで抜いているでしょう。だから、最低金額より下回ったって、その会社によっては、あした、来月、その月に、どうしてもこれが欲しくて、利益とりたくてやってしまうかもしれない。俺んちだって、高田眼鏡でさえも、3年前、4年前の眼鏡は安く売ります、半額とか70%オフとか。そういう場合もある。
最低限を設ける必要性がないと思うのです、それは。だから、最低限設けるから、ぴったしかんかんなんてやられてしまうのです。競争はどんどんやらせればいいでしょう。ばかな人間はどんどん競争をやればいいし、賢いやつは話し合いもするのだろうし、わけのわからない、談合とは言いませんが、いろんな考え方をやるのでしょうから。いろんなことを考えるのでしょうけれども、民間は必死ですから、そこは。
それと、もう一つ言っておくのは、Aランクの部長からもらいました。人数何名の、1級が何人、2級が何人、何とかで。Aランク、私がちょっと、名前は出しませんが……3人ぐらいかな……3人ぐらいいるかな、社長含めて2人、従業員が奥さんとか、そういうの、本当に三、四人ぐらいか……わからないです。そこがとって下請に投げるわけです。ただでは回せませんから、1,000万円でとったやつは幾らかはねるのでしょうけれども、在庫ゼロ、設備投資ゼロ、人件費ゼロ。仕事とれるのです。いいね、価格って。私は眼鏡屋やっていますけれども、従業員もいない、在庫も構えない、店汚かったら客は来ません。土建屋はとれてしまうのです。
と言いたいことを言わせてもらいましたが、これで終わります。3時前には絶対終わると同僚議員に約束しましたから。
以上で私の一般質問を終わります。
〇議長(潮田新正君) これで高田重雄君の一般質問を終わります。
〇散会の宣告
〇議長(潮田新正君) 以上で本日の日程は終了しました。
本日はこれにて散会します。
お疲れさまでございました。
散 会 (午後 2時55分)