平成25年第4回桜川市議会定例会議事日程(第1号)
平成25年12月4日(水)午前10時開会
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 諸般の報告
日程第 4 執行部あいさつ
日程第 5 議長報告第1号の委員会付託
日程第 6 桜川市選挙管理委員会委員及び補充員の選挙について
日程第 7 議案第70号 副市長の選任について
日程第 8 議案第71号 教育委員会委員の任命について
日程第 9 議案第72号 監査委員の選任について
日程第10 議案第73号 公平委員会委員の選任について
日程第11 一般質問
〇出席議員(22名)
1番 榎 戸 和 也 君 2番 萩 原 剛 志 君
3番 鈴 木 裕 一 君 4番 仁 平 実 君
5番 菊 池 伸 浩 君 6番 風 野 和 視 君
7番 市 村 香 君 8番 岩 見 正 純 君
9番 小 高 友 徳 君 10番 飯 島 重 男 君
11番 中 川 泰 幸 君 12番 皆 川 光 吉 君
13番 増 田 豊 君 14番 潮 田 新 正 君
15番 相 田 一 良 君 16番 高 田 重 雄 君
17番 増 田 俊 夫 君 18番 川 那 子 秀 雄 君
19番 橋 本 位 知 朗 君 20番 増 田 昇 君
21番 上 野 征 一 君 22番 林 悦 子 君
〇欠席議員(なし)
〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
市 長 大 塚 秀 喜 君
市 長 公 室 長 森 毅 君
総 務 部 長 上 野 幸 一 君
市民生活 部 長 上 野 純 君
保健福祉 部 長 袖 山 勉 君
経 済 部 長 鈴 木 俊 男 君
建 設 部 長 青 柳 栄 君
上下水道 部 長 大和田 憲 一 君
教 育 部 長 中 島 洋 治 君
会 計 管 理 者 杉 山 文 男 君
〇職務のため出席した者の職氏名
議会事務 局 長 市 塚 邦 彦 君
議会事務局書記 廣 澤 久 夫 君
議会事務局書記 仲 田 浩 司 君
議会事務局書記 長谷川 勇 貴 君
開 会 (午前10時05分)
〇開会の宣告
〇議長(林 悦子君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席議員は22名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立いたします。
ただいまより平成25年第4回桜川市議会定例会を開会いたします。
地方自治法第121条の規定により、説明のため議長からの出席要求による出席者及び事務局職員は、配付した資料のとおりです。
〇開議の宣告
〇議長(林 悦子君) これから本日の会議を開きます。
〇会議録署名議員の指名
〇議長(林 悦子君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本定例会の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により議長より指名いたします。
8番 岩 見 正 純 君
9番 小 高 友 徳 君
10番 飯 島 重 男 君
以上3名を会議録署名議員に指名いたします。
〇会期の決定
〇議長(林 悦子君) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。
議会運営委員長より、本定例会の会期日程と議会の運営に関する事項について、議会運営委員会の協議の結果を報告願います。
議会運営委員会委員長、潮田新正君。
〔議会運営委員長(潮田新正君)登壇〕
〇議会運営委員長(潮田新正君) おはようございます。議会運営委員会の会議結果を報告いたします。
円滑な議会運営を図るべく、平成25年11月29日午前10時から議長の出席を得て開催し、慎重審議した結果、次のとおり決定をいたしました。
会期は、本日から9日までの6日間といたします。本日は、一般事務組合議会等の報告、請願の委員会付託、桜川市選挙管理委員会委員及び補充員の選挙、副市長の選任、教育委員会委員の任命、監査委員の選任、公平委員会委員の選任を行います。その後4名の一般質問を行います。なお、選挙管理委員会委員及び補充員の選挙については指名推選で行い、副市長の選任、教育委員会委員の任命、監査委員の選任については起立採決で行います。5日は、初日に引き続き5名の一般質問を行います。6日は、付託されました請願の委員会審議を行います。7日、8日は休会とし、9日は一般議案の審議、採決と議長報告に対する委員長報告を行います。
以上で報告を終わります。よろしくお願い申し上げます。
〇議長(林 悦子君) 報告が終わりました。
お諮りいたします。本定例会の会期日程等は、議会運営委員長の報告のとおりとしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(林 悦子君) 異議なしと認めます。
よって、会期日程等は議会運営委員長の報告のとおり決定いたしました。
〇諸般の報告
〇議長(林 悦子君) 次に、日程第3、諸般の報告を行います。
一部事務組合議会について報告を願います。
筑西広域市町村圏事務組合議会議員、飯島重男君。
〔10番(飯島重男君)登壇〕
〇10番(飯島重男君) おはようございます。それでは報告いたします。
平成25年筑西広域市町村圏事務組合議会第2回定例会の報告をいたします。
平成25年筑西広域市町村圏事務組合議会第2回定例会は、平成25年11月20日、筑西市議会議事堂において開催されました。定例会は午後2時より開かれ、議案1件、認定案件1件が提出されました。その結果について順次報告いたします。
議案第14号 平成25年度筑西広域市町村圏事務組合一般会計補正予算(第2号)については、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3億1,421万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ64億8,096万3,000円とするもので、あわせて地方自治法第214条の規定により債務負担行為のできる事項を「消防救急無線・指令センター協同整備事業負担金」、その期間及び限度額を平成25年度から平成27年度までとし、8億886万3,000円と定めるとともに、地方債の補正をするものです。
認定第1号 平成24年度筑西広域市町村圏事務組合一般会計及び特別会計決算認定については、地方自治法第233条第3項の規定により、「平成24年度筑西広域市町村圏事務組合一般会計歳入歳出決算」及び「平成24年度筑西広域市町村圏事務組合筑西ふるさと市町村特別会計歳入歳出決算」について認定を求めるものです。
以上、議案第14号が原案のとおり可決され、認定第1号が原案のとおり認定されました。
これで平成25年度筑西広域市町村圏事務組合議会第2回定例会の報告を終わります。
〇議長(林 悦子君) 続いて、例月出納検査の結果について報告願います。
議会選出監査委員、相田一良君。
〔15番(相田一良君)登壇〕
〇15番(相田一良君) 皆さん、改めましておはようございます。桜川市一般会計及び特別会計並びに水道事業会計の例月出納検査結果の報告をさせていただきます。
(平成25年第4回桜川市議会定例会)
今回は、桜川市一般会計及び特別会計並びに水道事業会計について、9月、10月、11月に実施した分について報告いたします。
平成25年度桜川市一般会計及び特別会計並びに水道事業会計の例月出納検査は、平成25年9月25日、10月25日、11月25日に桜川市役所3階会議室において実施いたしました。
検査は、会計管理者、上下水道部長から現金保管の状況を知る上に必要な書類を提出させ、別に関係帳簿及び証拠書類の提出を求め、実施いたしました。
現金出納の状況については、関係調書と現金出納簿が符合しており、計数上の誤りも認められませんでした。また、現金保管の状況についても、現金出納簿に記載されている残高と符合しており、保管も適正でありました。
それでは、平成25年度各会計における平成25年10月31日現在の歳入歳出の状況について報告いたします。
一般会計は、予算現額163億7,995万6,000円に対し、収入済額106億8,904万7,343円、支出済額76億4,020万9,338円で、執行率46.6%でありました。
歳入の主なものといたしましては、市税、地方交付税、繰越金で88億8,266万2,332円となり、収入済額の83.1%を占めております。歳出につきましては、各科目とも適正に執行されておりました。
次に、国民健康保険特別会計は、予算現額59億1,739万円に対し、収入済額28億2,183万4,257円、支出済額28億7,513万419円で、執行率48.6%でありました。
歳入の主なものといたしましては、国民健康保険税、国庫支出金、繰越金で20億5,316万8,900円となり、収入済額の72.8%を占めております。歳出につきましては、保険給付費、後期高齢者支援金等及び共同事業拠出金が主なものであります。
次に、農業集落排水事業特別会計は、予算現額5億803万6,000円に対し、収入済額1億6,297万5,709円、支出済額2億6,156万139円で、執行率51.5%でありました。
歳入の主なものといたしましては、使用料及び手数料、繰越金で1億2,407万1,658円となり、収入済額の76.1%を占めております。歳出につきましては、農業集落排水事業費、市設置型浄化槽整備事業費であります。
次に、公共下水道事業特別会計は、予算現額8億236万2,000円に対し、収入済額6,814万5,955円、支出済額3億1,164万3,243円で、執行率38.8%でありました。
歳入の主なものといたしましては、分担金及び負担金、使用料及び手数料、諸収入で6,731万503円となり、収入済額の98.8%を占めております。歳出につきましては、下水道事業費、公債費であります。
次に、介護保険特別会計は、予算現額38億1,984万2,000円に対し、収入済額17億2,112万2,609円、支出済額18億2,263万1,122円で、執行率47.7%でありました。
歳入の主なものといたしましては、保険料、国庫支出金、支払基金交付金で13億4,275万6,880円となり、収入済額の78.0%を占めております。歳出につきましては、保険給付費が主なものであります。
次に、介護サービス事業特別会計は、予算現額803万6,000円に対し、収入済額686万9,292円、支出済額378万2,613円で、執行率47.1%でありました。
歳入につきましては、サービス収入、繰越金で収入済額の100%を占めております。歳出につきましては、サービス事業費であります。
次に、後期高齢者医療特別会計は、予算現額3億5,361万円に対し、収入済額1億3,133万9,812円、支出済額1億2,428万8,700円で、執行率35.1%でありました。
歳入の主なものといたしましては、後期高齢者医療保険料であります。歳出につきましては、後期高齢者医療広域連合納付金が主なものであります。
次に、水道事業会計の収益的収支でありますが、収入につきましては、予定額9億4,022万1,000円に対し、収入済額5億3,055万181円であります。支出につきましては、予定額9億6,922万円に対し、支出済額3億6,527万6,157円でありました。
収入の主なものといたしましては、給水収益であります。支出につきましては、原水及び浄水費、総係費が主なものであります。
以上が例月出納検査結果でございます。
以上です。
〇議長(林 悦子君) ここで、暫時休憩いたします。
休 憩 (午前10時20分)
再 開 (午前10時33分)
〇議長(林 悦子君) 再開いたします。
〇執行部あいさつ
〇議長(林 悦子君) ここで、市長より発言を求められておりますので、これを許します。
大塚市長。
〔市長(大塚秀喜君)登壇〕
〇市長(大塚秀喜君) おはようございます。本日ここに、平成25年第4回桜川市議会定例会の開催に当たり、私の市長就任に当たりましての市政運営の基本的な考え方と今回の定例会への提出議案の概要説明を兼ね、一言ご挨拶申し上げます。
私は、10月30日をもちまして、桜川市長として市政執行の大任を担うことになりました。今、その職責の重さを改めて感じています。市民の皆様の期待の大きさに身の引き締まる思いであります。
私は、平成7年9月に真壁町議員として行政の一翼を担わせていただくことになり、以来、本年6月までの17年10カ月にわたり、議会議員として務めさせていただきました。これもひとえに市民の皆様を初め議員各位のご支援のたまものと、この場をおかりし、心から深く感謝申し上げます。
私は、市政運営に当たって、桜川市の再生のために、子供たちの未来のために、政治信条に「命と健康を守る」、「産業を元気にする」、「観光に力を入れる」、「農業を盛り上げる」、「教育を充実させる」そして行財政の立て直しに取り組んでまいります。具体的には次の6項目を主要政策に掲げ、市政運営に努めてまいりたいと思っております。
市民の皆様の命と健康を守ります。
市政にとって市民の命と健康を守ることは最も重要な課題であり、桜川市の地域医療再建のために、二次医療を担う県西総合病院の整備、再建に取り組み、高度緊急医療に対応できる新中核病院を建設し、地域医療ネットワークづくりに努める考えです。さらに、高齢者、障害者、要介護者の皆様への生活支援の充実を図ります。
産業を元気にします。
企業誘致課の新設とあわせて、私自身のトップセールスで工業団地への優良企業の誘致を進め、税収アップと地元からの雇用を創出するとともに、従業員、家族への住居支援などにより、人口減少の抑制に努めてまいります。また、地場産業の石材産業の振興のために、桜川市ブランドの石材製品を全国各地へ売り込む考えでおります。
観光に力を入れます。
つくばエクスプレスで訪れる観光客を、自然資源や歴史的文化資源、イベントなどが豊富にある桜川市に誘引するため、筑波山から岩瀬駅までの路線バス等を考えてまいります。つくばエクスプレスの延伸を推進し、観光のまち桜川の創出に努めてまいります。
農業を盛り上げます。
TPPに負けない元気な農業づくりのために、農家の皆さんやJAなどの関係団体と協力して活性化に取り組み、あわせて地産地消や食育を積極的に進める考えです。
教育を充実させます。
少子化に対応できる学校、幼稚園の規模の適正化を検討し、統合やスクールバス運行による教育環境の充実を図るとともに、学校施設や通学路の整備を進め、子供たちが元気に学べる教育のまち桜川市にします。
行財政を立て直します。国や県との連携の中で、多くの行政課題や市民ニーズに対応していくための財源確保を図るとともに、事務事業の見直しなど、行政改革をとめることなく推進し、徹底した経費の削減と創意工夫に努め、偏ることのない簡素で効率的な行財政運営に努め、納税者の皆様が安心できるよう改革を進めてまいります。
あわせまして、私と議員各位が政治倫理の確立に向かい、取り組む姿勢を市民の皆様にお示しするためにも、政治倫理の確立のための環境整備を進めていきたいと考えているところでございます。これから主要政策の実現には、議員各位を初め、市民の皆様並びに市職員が一体となった協力体制が不可欠であります。今後とも議員各位の深いご理解と絶大なるご協力をいただきますようお願い申し上げまして、私の市長就任のご挨拶といたします
それでは、今回の定例会でご審議いただく13の案件につきまして概要説明させていただきます。
初めに、議案第70号 副市長の選任につきましては、地方自治法第162条の規定により、議会の同意を求めるものです。
次に、議案第71号 教育委員会委員の任命につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により、議会の同意を求めるものです。
議案第72号 監査委員の選任につきましては、地方自治法第196条第1項の規定により、議会の同意を求めるものです。
次に、議案第73号 公平委員会委員の選任につきましては、地方自治法第9条の2第2項及び桜川市ほか一部事務組合等公平委員会規約第3条第1項の規定により、議会の同意を求めるものです。
議案第74号 桜川市税条例の一部を改正する条例につきましては、地方税法の一部改正に伴う改正であります。
議案第75号 桜川市国民健康保険税条例の一部を改正する条例につきましては、地方税法の一部改正に伴う改正であります。
議案第76号 桜川市営住宅管理条例の一部を改正する条例につきましては、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律の一部改正に伴う改正であります。
議案第77号 桜川市諸収入の滞納金督促手数料及び延滞金徴収条例等の一部を改正する条例につきましては、地方税法の一部改正に伴う改正であります。
議案第78号と議案第79号は、桜川市道路線の廃止と認定についてであります。議案第78号 桜川市道路線の廃止につきましては、道路法第10条第3項の規定により、桜川市内の6,466の路線を廃止するものです。議案第79号 桜川市道路線の認定につきましては、道路法第8条第2項の規定により、桜川市内6,421の路線を認定するものです。
議案第80号 平成25年度桜川市一般会計補正予算(第4号)につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億9,749万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ165億7,745万2,000円とするものであります。歳入の主なものは繰越金及び県支出金であり、歳出の主なものは社会福祉費と災害復旧費であります。
議案第81号 平成25年度桜川市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5,502万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ59億7,241万1,000円とするものであります。歳入の主なものは繰越金であり、歳出の主なものは諸支出金であります。
議案第82号 平成25年度桜川市水道事業会計補正予算(第3号)につきましては、収益的収入のうち水道事業収益の営業外収益が110万2,000円の増、収益的支出のうち水道事業費用の営業費用が580万円の増になるものであります。
以上で、本定例会に提出いたしました議案の概要説明を終わります。
後ほど担当部長より詳細なる説明をいたしますので、何とぞ慎重なご審議の上、ご議決くださいますよう心からお願い申し上げて、私からのご挨拶といたします。
〇議長報告第1号の委員会付託
〇議長(林 悦子君) 次に、日程第5、議長報告第1号 請願については、お手元に配付した請願文書表のとおり総務常任委員会に付託をいたします。
〇桜川市選挙管理委員会委員及び補充員の選挙
〇議長(林 悦子君) 次に、日程第6、桜川市選挙管理委員会委員及び補充員の選挙を行います。
お諮りします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選にしたいと思いますが、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(林 悦子君) 異議なしと認めます。
したがって、選挙の方法は指名推選で行うことに決定いたしました。
お諮りします。指名の方法については、議長が指名することにしたいと思いますが、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(林 悦子君) 異議なしと認めます。
したがって、議長より指名することに決定いたしました。
選挙管理委員には、成田三郎君、高橋一雄君……
〔「議長、印刷物を……」の声あり〕
〇議長(林 悦子君) 読んでから配ります。
板屋越清美君、泉孝子君、以上の方を指名します。
お諮りします。ただいま議長が指名しました方を選挙管理委員の当選人に決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(林 悦子君) 異議なしと認めます。
ただいま指名しました成田三郎君、高橋一雄君、板屋越清美君、泉孝子君、以上の方が選挙管理委員に当選されました。
次に、選挙管理委員補充員には、第1順位、高庭好一君、第2順位、又村和子君、第3順位、西村勝征君、第4順位、高マ輝人君、以上の方を指名します。
お諮りいたします。ただいま議長が指名しました方を選挙管理委員補充員の当選人に決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(林 悦子君) 異議なしと認めます。
ただいま指名しました第1順位、高庭好一君、第2順位、又村和子君、第3順位、西村勝征君、第4順位、高マ輝人君、以上の方が選挙管理委員補充員に当選されました。
ここで、ただいま当選されました桜川市選挙管理委員及び補充員の名簿を配付いたします。
〔名簿配付〕
〇議案第70号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(林 悦子君) 次に、日程第7、議案第70号 副市長の選任についてを議題といたします。
提案理由の説明を願います。
大塚市長。
〔市長(大塚秀喜君)登壇〕
〇市長(大塚秀喜君) 議案第70号 副市長の選任について提案の説明をさせていただきます。
桜川市副市長、飯嶌洋一氏の本年10月29日付の辞任に伴い、後任に次の者を選任したいので、地方自治法第162条の規定により議会の同意を求めるものでございます。
氏名、井上高雄、住所、笠間市笠間4376番地7、生年月日、昭和39年2月13日で49歳になる方でございまして、昭和61年4月に茨城県事務吏員として任命されて以来、県民生活課、消防庁政策委員などを経て、現在の防災危機管理課に至っているところでございます。この間、下館児童相談所や筑西市への派遣も経験され、この地域にも明るい方であり、部下からの信頼も大変厚く、細かく、そして公平な立場で物事を判断できる人物と聞いております。その豊かな行政経験を生かし、私の補佐役としてばかりでなく、県とのパイプ役として桜川市の市政運営を担っていただける方と確信しております。
どうぞ慎重なるご審議の上、ご同意くださいますようお願い申し上げ、説明とさせていただきます。よろしくお願いします。
〇議長(林 悦子君) 提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質疑ありませんか。
5番、菊池議員。
〇5番(菊池伸浩君) 5番の菊池です。3点質問いたします。
1つは、内部昇格等の選択肢もあったわけですが、今回県職員を招聘するという道を選んだ理由、これはなぜかということを説明お願いします。
それから、11月6日にも全員協議会で説明があったのですが、経歴だけの紹介で、事前に我々が会う機会が一回もなかったのです。1回会っただけでわかるというわけではないのですが、そういう機会をつくってもらえなかったのがちょっと残念なのですが、なぜつくってくれなかったのかということが2点目です。
それから、あと11月6日の説明でも県から提案された人事には3人候補者がいたと。その中で特に今回の井上高雄さんを適任と判断したと。その一番のポイント、何が井上さんを一番適任という判断をしたか、3点を質問いたします。
〇議長(林 悦子君) 大塚市長。
〇市長(大塚秀喜君) 1点目の質問につきましては、やはり豊かな行政経験、優秀であります。県とのパイプ役、これが一番大きいと思っております。
2点目につきましては、先ほど休憩時間に全協を開いていただければという申し入れはしておったのですが、開かないで直接議決というお話で議会のほうにまとまっていただいたようなので、こういう運びになっております。
3点目につきましては、やはり実直で真面目な方、それが一番でございました。
以上。
〇議長(林 悦子君) 5番、いいですか。
〇5番(菊池伸浩君) はい。
〇議長(林 悦子君) ほかにご質疑ございますか。
16番、高田議員。
〇16番(高田重雄君) 井上さんという方が非常にエリートで実直ですばらしい方だという説明がありました。49歳で課長補佐までいったエリートだと聞きました。私がもし県にいて49歳で課長補佐までいってエリートであれば、桜川市の副市長なんかにはイエスと言わないのではないか。なぜかというと、今筑西と桜川市とで中核病院で非常に混迷しております。そういう火中の栗を拾って食える覚悟があったのでしょう。あったから来てくれるのでしょうけれども、その辺のところ、自信は市長ありますか。
それと、そういったことで来てくれるということは、それだけの志もあるのかどうか、市長の責任にかかっておりますが、そこら辺の答弁をお願いします。
〇議長(林 悦子君) 大塚市長。
〇市長(大塚秀喜君) 10月30日に就任しまして、この間の全協でも皆さんに今の財政状況、これからどういうふうにしていったらいいか、いろんなご意見をいただいていきたい、そういうことでお配りしました。ぜひ議員の皆さんにも今の財政状況をご理解いただき、どういうふうに桜川市のかじを取っていったらいいのか、非常に大事なことだと考えております。私も火中の栗を拾ったと思っております。それは副市長にも話はしてあります。候補者に話をしてあります。桜川市を大きくかじを切らないとこれからやっていけない、そういうふうに考えた中で優秀な方に来ていただける、桜川市のために汗をかいていただける、そういうふうに思っておりますので、ぜひ皆様、同意いただけますようよろしくお願いします。
〇議長(林 悦子君) 16番、高田議員。
〇16番(高田重雄君) 市長、責任は重いですからね。だけ言っておきます。
以上です。
〇議長(林 悦子君) ほかにご質疑ございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(林 悦子君) これで質疑を終了いたします。
これから討論を行います。討論ございますか。
〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(林 悦子君) 討論を終わります。
これから本案を採決いたします。
この表決は起立によって行います。
議案第70号 副市長の選任について、同意することに賛成の方は起立願います。
〔起立全員〕
〇議長(林 悦子君) 起立全員です。
よって、議案第70号 副市長の選任については同意することに決定いたしました。
〇副市長あいさつ
〇議長(林 悦子君) ここで、副市長ご本人がいらっしゃっていますので、ご挨拶をいただきたいと思います。
井上副市長。
ここで登壇の上、ご挨拶お願いいたします。
〔副市長(井上高雄君)登壇〕
〇副市長(井上高雄君) ただいま副市長といたしましてご同意をいただきました井上高雄と申します。このたびは副市長選任につきましてご同意をいただきまして、まことにありがとうございます。
もとより甚だ微力ではございますが、本日のご選任に対し、誠心誠意、桜川市発展のために全力を尽くしてまいる所存でございます。議員の皆様方におかれましては、今後とも何とぞご指導、ご鞭撻を賜りますよう、心からお願いを申し上げます。
本日はまことにありがとうございました。
〇議案第71号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(林 悦子君) 次に、日程第8、議案第71号 教育委員会委員の任命についてを議題といたします。
提案理由の説明を願います。
大塚市長。
〔市長(大塚秀喜君)登壇〕
〇市長(大塚秀喜君) 議案第71号 教育委員会委員の任命について提案の説明をさせていただきます。
桜川市教育委員会委員、奥村茂氏の本年11月24日をもっての4年間の任期満了に伴い、後任に次の者を任命いたしますので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により議会の同意を求めるものでございます。
氏名、松ア茂樹、住所、桜川市真壁町椎尾3317番地、生年月日、昭和24年1月15日で、64歳になる方でございまして、昭和46年3月に茨城大学教育学部を卒業され、同年4月に土浦市立土浦小学校教諭として勤務以後、県西地区はもとより、広く県内の音楽教育の充実、発展に寄与されました。また、茨城県県西教育事務所所長、茨城県教育庁教育次長として不審者対応マニュアルの作成や不審者対応掲示板設置などで児童生徒の安全確保に努めるなど、茨城県教育の全般にわたり尽力され、桜川市立真壁小学校校長を最後に退任されました。また、退職後は平成21年4月から本年3月まで茨城県研修センターに勤務されておりました。
どうぞ慎重なるご審議の上、ご同意くださいますようお願い申し上げ、説明とさせていただきます。よろしくお願いします。
〇議長(林 悦子君) 提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質疑ありませんか。
5番、菊池議員。
〇5番(菊池伸浩君) 5番の菊池です。過日の全員協議会のときにも質問したのですが、明確な答弁がなかったので、松アさんの学校経験なのですが、桜川市は真壁小学校だけというような説明だったのですが、ほかに桜川市内の学校経験があればお願いいたします。
〇議長(林 悦子君) 中島教育部長。
〇教育部長(中島洋治君) それでは、松ア氏の職歴についてご説明をさせていただきます。
今市長よりお話がありましたとおり、昭和46年4月から茨城県教育委員会の教諭として勤務され、平成21年3月31日の定年退職までの通算38年間の職歴内容は、茨城県教育委員会の教職員として17年間、主に県西……
〇議長(林 悦子君) 部長、桜川市内の小学校の勤務経験が真壁小学校以外にあるかということを聞かれているので、そのことのみ答えてください。
〇5番(菊池伸浩君) それだけでいいです。
〇教育部長(中島洋治君) はい。桜川市内の教職員歴としましては、最後の2年間の真壁小学校校長職2年間だけでございます。
〇議長(林 悦子君) いいですか。
〇5番(菊池伸浩君) はい。
〇議長(林 悦子君) ほかにご質疑ございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(林 悦子君) 質疑を終わります。
これから討論を行います。討論ありませんか。
〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(林 悦子君) 討論を終了いたします。
これから本案を採決いたします。
この表決は起立によって行います。
議案第71号 教育委員会委員の任命について同意することに賛成の方は起立願います。
〔起立全員〕
〇議長(林 悦子君) 起立全員です。
よって、議案第71号 教育委員会委員の任命については同意することに決定いたしました。
〇議案第72号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(林 悦子君) 次に、日程第9、議案第72号 監査委員の選任についてを議題といたします。
提案理由の説明を願います。
大塚市長。
〔市長(大塚秀喜君)登壇〕
〇市長(大塚秀喜君) 議案第72号 監査委員の選任について提案の説明をさせていただきます。
桜川市の監査委員の任期は4年であります。現在監査委員であります大関浩氏が本年12月7日をもって任期満了となりますので、後任に次の者を選任したいので、地方自治法第196条第1項の規定により議会の同意を求めるものです。
氏名、三代雄一、住所、桜川市長方643番地、生年月日、昭和24年4月29日で、64歳になられる方です。昭和50年に税理士登録し、三代会計事務所を開業なされ、現在は茨城県税理士政治連盟監事として在職されております。
どうぞ慎重なるご審議の上、ご同意くださいますようお願い申し上げ、説明とさせていただきます。よろしくお願いします。
〇議長(林 悦子君) 提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質疑ありませんか。
5番、菊池議員。
〇5番(菊池伸浩君) 5番の菊池です。ことし春に公金横領事件がありまして、そのとき会計の専門家ならば月例監査であんなに大きな使い込みならば見抜けないはずがないと、そういう指摘を市民から受けているのです。今回会計事務所の方が監査委員になられるということで、その辺の実際に月例監査でそういう不正は見抜ける可能性がふえるのかどうか、上野部長に前もって言ってありますので、よろしく答弁お願いします。
〇議長(林 悦子君) 上野総務部長。
〇総務部長(上野幸一君) それでは、菊池議員さんにお答えいたします。
まず、監査委員さんがかわりまして、今度、かわった場合にそういう公金横領とか着服の件について防止できるのかできないのかというご質問でございますが、この件については、できる、できないの明確な答弁はできかねます。それといいますのも、今の監査体制について、今度の後任に同意されればなる三代さんについて、いろいろ実態をまだご説明をしておりません。そういうことで、選任されましたならば菊池議員さんのご指摘の件についても代表監査委員とよくお話し合いをしまして、監査手法の見直し等について、必要があれば見直しを行っていきたいと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
以上でございます。
〇議長(林 悦子君) ほかにご質疑ございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(林 悦子君) 質疑を終わります。
討論を行います。討論ございますか。
〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(林 悦子君) 討論を終了いたします。
これから本案を採決いたします。
この表決は起立によって行います。
議案第72号 監査委員の選任について同意することに賛成の方は起立願います。
〔起立全員〕
〇議長(林 悦子君) 起立全員です。
よって、議案第72号 監査委員の選任については同意することに決定いたしました。
〇議案第73号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(林 悦子君) 次に、日程第10、議案第73号 公平委員会委員の選任についてを議題といたします。
提案理由の説明を願います。
大塚市長。
〔市長(大塚秀喜君)登壇〕
〇市長(大塚秀喜君) 議案第73号 公平委員会委員の選任について提案のご説明をさせていただきます。
桜川市の公平委員会委員の任期は4年であります。現在公平委員会委員であります太田徹氏が本年12月7日をもって任期満了となりますので、再度同氏を公平委員会委員に選任したく、地方公務員法第9条の2第2項及び桜川市ほか一部事務組合等公平委員会規約第3条第1項の規定により、議会の同意を求めるものです。
氏は、住所、桜川市大国玉601番地、生年月日、昭和24年6月3日で、64歳になられる方です。平成21年12月8日から公平委員会委員として、平成24年12月からは同委員会委員長として在職されております。
どうぞ慎重なるご審議の上、ご同意くださいますようお願い申し上げ、説明といたします。よろしくお願いします。
〇議長(林 悦子君) 提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質疑ありませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(林 悦子君) 質疑を終わります。
討論を行います。討論ございますか。
〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(林 悦子君) 討論を終わります。
お諮りします。本案は原案のとおり同意することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(林 悦子君) 異議なしと認めます。
よって、議案第73号は原案のとおり同意することに決定いたしました。
〇一般質問
〇議長(林 悦子君) 次に、日程第11、一般質問を行います。
1回目は一括質問、一括答弁方式とし、2回目以降は要旨ごとに一問一答により行います。なお、質問時間は、答弁を含めて60分とします。初めの質問は対面席に登壇して行い、再質問は自席でお願いします。また、答弁も初めは登壇して行い、次回は自席でお願いいたします。
それでは、ここで暫時休憩いたします。
休 憩 (午前11時05分)
再 開 (午前11時15分)
〇議長(林 悦子君) 再開いたします。
それでは、通告順に従って発言を許します。
5番、菊池伸浩君。
〔5番(菊池伸浩君)登壇〕
〇5番(菊池伸浩君) 5番議員の菊池です。質問通告に従って5点ほど質問いたします。
まず初めに、新中核病院と県西総合病院の行方。
10月の市長選挙は、中核病院建設が一番の大きな争点となりました。市長選挙が終わった直後、市民からメールで「中核病院ができるようになってよかったですね」と声が寄せられています。もう既にでき上がったような喜びようなのです。その一方、「本当のところ中核病院はできるのですか」と心配する声も寄せられています。医療の世界に詳しい人ほど心配をする声は多い傾向です。新中核病院の建設に向けて両市で事務局の設置が認められ、ある新聞は「新中核病院前進の気配」と書きました。私は、この新聞の見出しが一番今の状況を的確に表現していると考えております。
私はこの2年間、中核病院建設賛成の立場で一貫して意見を述べてきました。しかし、一つも楽観はしていませんでした。新中核病院をつくらなければ県西総合病院は自滅をしてしまう、新中核病院をつくっても財政問題、医師確保など大きな苦労がある、同じ苦労をするならば前向きの苦労をしてはどうか、これが私の中核病院賛成の立場でした。
11月21日の茨城新聞には、「大塚市長は、「両議会の代表者会議の設置で了承を得られた。新中核病院への大きく一歩を進んだ」と語った」と書かれております。やっとスタート台に立ったところであり、まだ一歩も出ていないと私は考えています。建設場所が決まって平成23年6月時点にやっと戻れることになると思っております。
質問項目ですが、まず建設場所の問題ですが、両市が互いに自分の立場を主張するとまた振り出しに戻るおそれがあります。これについては市長のお考えはどのようなお考えでしょうか。
病院の建設費用は100億円とも150億円とも言われております。規模にもより、医療の内容にもより金額は変わると思いますが、国の医療再生基金25億円では全く不足することは明らかであります。これにはどのような対応をするお考えですか。
人口15万人の両市で中核病院を運営するのは無理だという元看護師さんもいます。このことについてどのようにお考えですか。
市長は、中核病院建設に当たっては公設民営化を前面に打ち出しました。私は、結果として民営化になることには反対するものではありません。しかし、民営化を前面に打ち出し過ぎると医師の確保、看護師の確保に悪影響が出ると考えていますが、どのようにお考えでしょうか。
私は、中核病院の建設、運営には筑西市と桜川市の両市だけでは無理がある、新中核病院は筑西・下妻医療圏の病院ですから、県や医療圏の自治体、下妻市、結城市、八千代町の協力も得られるよう、市長の幅広い人脈を生かし、努力をしていただきたい。これなくしては新中核病院の建設、運営は無理と考えております。市長のお考えを伺います。
最後に、新中核病院ができるとしても、どんなに早くても5年間はかかると考えています。その間の県西総合病院の対策はどのようになるのか。このことは、岩瀬地区の住民だけではなく、県西病院関係者からも心配の声が私に寄せられております。市長のお考えを伺います。
2点目、学校統廃合の考え方。
県下でも学校の統廃合が行われています。私は学校統廃合にむやみに反対するものではありませんが、あくまでも子供の教育にメリットが多いこと、住民の納得のもとにやることが前提であると考えております。
そこで、学校統廃合について3つの観点から市長のお考えを伺います。この質問は9月議会で質問したのですが、10月の市長選挙により市長もかわったことであり、まだ教育長は決まっておりませんが、新しい教育長にもなりますので、改めて質問する次第です。
市長は、6つの公約の一つに教育の充実を挙げております。その一方、学校の統廃合については、議員時代の質問でいろいろ発言をしております。その発言を子細に読ませていただきました。議員時代の発言のニュアンスは、統廃合を急げと言っているように私は受け取りました。確かに子供の減少は急激に進んでいます。しかし、ここは慎重にやっていただきたい。
まず、1点目ですが、統廃合の基準の一番は、子供の教育にとってプラスかどうかということであってほしいと思います。よく適正規模を言う例が挙げられますが、これはあくまでも8,000人規模の住民に1つの中学校があるということが効率がいいというモデルがあって言われることで、過疎が進んだ地域にこれを当てはめることには無理があることは言うまでもありません。日本全国見ても、文部科学省が言う適正規模以下の小中学校は、全国どこでも5割になっております。つまり全国の小中学校の半分近くが文部科学省が言う適正規模以下という状況になっています。適正規模以下だから問題がある、こういう見方はしないで、その学校の統廃合が子供にとってプラスかマイナスか、これを統廃合の判断の基準にすべきと考えていますが、いかがでしょうか。
2つ目は、学校は単に子供の教育にとどまらず、その地域にとって独自の役割があります。この観点から見て計画はどうか、こういう観点も必要だということです。大和中学校の校舎建設をめぐって、桜川中との統合の意見もありましたが、大和中新校舎の建設へと進みました。大和地区にとって、大和中学校は地域の核としての役割を担っています。地域を維持するために欠かせない施設であるとして残したわけです。私はこの判断、非常に賢明であったと考えております。地域の核としての役割も考えに入れることの必要性についてどのようにお考えでしょうか、伺います。
3つ目は、住民の合意が欠かせないことです。学校の統廃合は、行政が一方的に進めることがあってはなりません。徹底した合意を得ていただきたいということです。この住民合意の必要性についてはどのようにお考えか伺います。
参考資料として、文部省からも次の基本的な通達が出ていますので、紹介をいたします。1つは、学校統廃合について、文部省初等中等教育局長から、ちょっと古いのですが、1973年の通達です。「学校規模を重視する余り無理な学校統合を行い、地域住民等との間に紛争を生じたり、通学上著しい困難を招いたりすることは避けなければならない」、そして最後に「総合的判断をしなければならない」、こう通達には書いてあります。
また、教育委員会のための市町村合併マニュアル、このときの文書はこうなっております。「小規模校は、教育組織や施設で困難を伴うことが多い一方、教職員と児童生徒の人間的触れ合い等の面での教育上の利点が考えられます。学校統廃合に当たっては、これらの点を踏まえつつ、十分地域の住民と協力を得て行う必要があります」。
文部科学省は、片方ではどんどん合併しろ、統廃合を進めろと言いながら、その反面こういう配慮もしてほしいという両面作戦なのです。そこをよく、皆さんは新聞見出しでどんどん統廃合を進めろ進めろということばかりに頭がいっていますが、こういう逃げ道もちゃんと残してあるということに気を配ってほしいと。
茨城県内の件で具体的な2つを紹介しますが、1つは高萩市の上君田小学校という学校が高萩市の一番山奥にあるのですが、ここはいつも3月になりますと卒業生が大体1人だと。毎年テレビの報道の対象になっている。私が高萩市の共産党の議員に「この小学校の統廃合の話題は高萩市ではないのか」と聞きましたところ、児童がいなくなるまでは廃校しない、いなくなった時点で廃校するという、こういう地元との了解ができているというのです。10キロ離れていますから、今さらそういう話は出てこないということです。
しかし、そういう地域がある一方、これは昨年の例ですが、県南では土浦市宍塚小学校のように、1度廃校を打ち出して新聞報道された翌日に今度は住民反対運動が上がって慌てて取り消した、ことしまた強行採決で合併を出したという、こういう混乱した例もあります。
こういう2つの極端な例を頭に入れながら、桜川市ではどのような基本で学校統廃合に臨むのか、市長または、きょうは教育部長さんが答弁されるのですか。そういうことで大ざっぱな方向で結構ですから、よろしくお願いをしたいと思います。
3点目です。住宅リフォーム助成制度。
大塚市長は公約の2番目に産業を元気にすることを挙げております。この住宅リフォーム助成制度は、産業を元気にするにはうってつけの制度であると考えて提案するものであります。住宅リフォーム助成制度は、以前は「個人の資産形成に資する施策を自治体はやれない」、こういう議論がありました。今は資本主義ですから個人財産の形成には税金を使ってはいけないと、これが阪神・淡路大震災以前の決まりというか慣行だったのです。しかし、阪神・淡路大震災以後これは克服され、この7年間に住宅リフォーム制度、4倍となっております。
この制度の特徴は、経済効果が極めて大きいことです。補助額に対して7倍から10倍と、低目に見積もってもこの効果が期待されております。震災復旧工事が一段落した今、この制度が待たれています。また、リフォーム工事は団塊世代が高齢化する直前が有効ではないかと思います。余り高齢化し過ぎますと、リフォームするエネルギーがなくなってしまいます。団塊世代が退職する今が住宅リフォームの絶好の時期ではないかと考えております。ぜひ住宅リフォーム助成制度をつくっていただきたい。
昨年の12月議会では、当時の高松建設部長から「関係部署と総合的な観点から検討を進めたい」と一歩前進した答弁をいただきました。今回は産業振興の立場から建設部長ではなくて経済部長が答弁されると聞いていますので、ぜひ新年度の新市長の新しい事業に取り入れていただきたいと要望しておきます。
4点目、合併特例債事業について。
大塚市長は議員時代、「身の丈に合った公共事業が必要」と発言されています。私もこの意見には大賛成です。無駄な公共事業は市の財政を悪化させる大もととなるからです。そこで、私は合併特例債事業を見直してはどうかと提案をいたします。合併当初の特例債事業は、岩瀬地区では岩瀬駅の橋上化、鍬田―久原間の道路建設、松田―西小塙間の道路建設、この3つがありました。大和地区では本木バイパス建設、真壁地区では公民館の建てかえと上曽トンネル坑口休憩所建設、そして市全体としては新庁舎の建設が計画をされていました。
ところが、当初の計画で実行されたのは真壁公民館の建てかえ、つまり真壁伝承館の建設一つだけであります。岩瀬駅の橋上化は、昨年の3月議会で1票差で否決をされ、今聞きますと廃止ではなくて休止となったままだそうです。かわって合併特例債事業に加えたのが大和中学校校舎の建設、学校給食センター建設、それから今進められております防災無線のデジタル化事業でした。合併時に決めた事業計画は重い、こういう意見も述べられる議員もいますが、しかしこれだけ変更されている事業計画、大いに見直す必要があるのではないでしょうか。
3.11大震災のためもあり、合併特例債の活用期限、5年延長され、平成32年までが期限となっております。しかし、考えようによってはあと7年しかありません。本木バイパスは、地権者の理解が得られず無理と聞いております。上曽トンネルも、7年以内にトンネルを掘って開通するという見通しはちょっと出てきません。松田―西小塙間の道路は、鉄道線路を横切る道路だということでかなり難しい。また、鍬田―久原間の道路は、途中にお墓もあり、また川があり、橋が必要となる。見通しは難しいと私は考えております。
最大の課題は新市役所庁舎の問題だと思います。新市長が生まれたのを契機として、合併特例債事業の見直しをする機会だと考えます。一つ一つの合併特例債事業に対する市長の見解を伺います。特に岩瀬駅の橋上化は、大塚市長も議員時代、私と一緒に反対をされた立場ですので、これについてはもう廃止するという、そういう答弁をいただければ私はうれしいです。
5つ目、ロードパークの浸水対策について。
ことしの9月15日の大雨で、桜川インターチェンジのロードパークが浸水いたしました。このとき、私、現地も見回りまして国土交通省の担当官と話をしたわけですが、あのときの天気予報では日曜日の15日の後もまた雨が降るという予報ですから、2日間は車は無理ですねということだったのです。幸い予報が外れまして、15日の日曜日の夕方に車はほとんど引き上げていました。
ここの9月15日のような浸水は2回目と聞いております。問題はその構造にあるわけですが、すぐ直すのは無理ですから、その前にここに大雨のときに浸水注意の大きな看板がなかったことが大きな混乱をしたと考えております。ぜひ大きな注意書きの看板をつけることを市として国土交通省に申し入れていただきたい。9月15日は3連休の中日ということで、いつもよりも駐車の車が多かったことが混乱を大きくした一因であると考えております。ぜひその申し入れをお願いしたいと思います。
6つ目、全部で6点ありました。済みません。副市長・教育長の人事について。
副市長は人事が終わりましたので、教育長の人事だけ要望しておきます。中田市長の退任にあわせて教育長も退任をいたしました。今後の教育長人事について、私の希望としては、教育長は教育に携わったことのある経験者が望ましいと考えています。市長のお考えはいかがでしょうか。
以上6点伺って、答弁によっては再質問いたします。
以上です。
〇議長(林 悦子君) 菊池伸浩君の質問に対する答弁を願います。
大塚市長。
〔市長(大塚秀喜君)登壇〕
〇市長(大塚秀喜君) 菊池議員のご質問にお答えします。
私は、市長就任当日から新中核病院整備に向けて取り組みを開始しました。議員ご指摘のように、地域医療再生交付金の期限も迫る中、早急に筑西市との合意形成が必要であります。そのため、両市の職員による事務局の設置や再編統合の枠組み、中核病院の特徴、経営形態、公立2病院再編統合後の形態、そして建設場所の5つの基本事項を決定する代表者会議の設置をしてまいりました。建設場所につきましては、その中で決定してまいりたいと考えております。
昨夜第1回目の会議が行われました。2回目が8日になっております。8日までの間に全員協議会を開いていただきたいというふうに考えております。そして、両市の合意をもって茨城県より国に対し交付金の期限延長を働きかけていただけるよう要請してまいります。
新中核病院整備を両市で運営していくためにどのような運営形態がよいのか、医師の確保やその他の医療従事者の確保などをどのようにしていくか、建設費やその後の運営経費を含めた財政計画など詳細については、今後建設推進会議を設置し、基本構想、基本計画の策定を行い、新中核病院の整備方針を定める中で、公設で民間的手法の運営形態の導入を視野に入れ、医師やその他の医療従事者の意見を聞きながら十分に検討していきたいと考えております。
次に、医療圏の協力につきましては、現在進めている新中核病院の整備は茨城県地域医療再生計画の中で県西下妻保健医療圏の取り組みの一つであり、公立2病院の再編統合による新中核病院の整備であることから、まずは両市で合意形成を図り、建設を推進してまいりたいと考えております。その上で協力いただけるものは、筑西市と足並みをそろえて協力要請をしていきたいと考えております。
県西総合病院につきましては、桜川市の地域医療を考える上で大変重要な医療施設と考えております。とりわけ開業医が少ない桜川市において、市民が求める一次、二次医療を担い、外来患者の約7割を市民が利用する地域に密着した病院ですので、新中核病院の整備の進捗に合わせ、2公立病院の再編統合の枠組みの中で十分慎重に検討していきたいと考えております。
次に、合併特例債事業についてでございますが、合併特例債事業については、これを位置づける新市建設計画を昨年度変更し、当初の計画であった埋蔵文化財センター、多目的複合施設建設、岩瀬トンネルの休憩施設、岩瀬跨線橋、図書館整備、都市計画道路松田―西小塙線整備、幹線道路整備事業として県道つくば益子線、新庁舎建設事業、第1回目の計画変更で追加された大和中学校改築事業、さらには給食センター整備事業、防災行政無線整備事業の2事業を追加しております。また、震災による法律の変更に伴い、先ほど菊池議員の質問の中でもありました5年間延長、32年度までとするという手続を行っております。
今後につきましては、新たに震災対応として認められた追加5年間の全体事業期間の延長、新中核病院、県西総合病院の整備事業、未着手事業の扱いについて、再度の計画見直しも視野に入れ、議会の皆さんからもご意見をいただきながら検討していきたいと思っております。
また、菊池議員ご指摘の新庁舎の建設は、今後行政組織のスリム化を図りながら、効率的かつ質の高い市民サービスを提供していくためには、早期に検討しなければならない事業だと考えております。今後は、コストメリットなどを十分に検討しながらその対応を考えたいと思っております。
また、岩瀬駅跨線歩道橋整備事業に関しましては、昨年3月の定例会において否決ということでありますので、議会の皆さんの判断を仰ぎながら今後検討していきたいと思っております。
次に、教育長についてでありますが、教育長は教育に携わったことのある経験者が望ましいと考えるという質問でございますが、教育委員会は市が設置する学校の管理運営に当たるとともに、生涯学習、社会教育、文化、スポーツなどの幅広い分野における事務を執行しております。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第16条の2項により教育委員会から任命された教育長は、教育委員会の基本方針や重要事項の決定を行う立場から、それぞれの幅広い知識、経験を生かすとともに、地域住民の多様な意向を教育行政に反映することが求められております。これにふさわしい資質、能力があり、政治的に中立で教育に関し専門的見識を持ち、教育行政に練達し、本市の教育行政にご尽力いただける方を考えております。菊池さんの要望のように教育経験者、それをただいま、もう少々お時間をいただいて提案したいと思っております。
以上。
〇議長(林 悦子君) 続いて、中島教育部長。
〔教育部長(中島洋治君)登壇〕
〇教育部長(中島洋治君) 菊池議員さんの学校の統廃合の考え方のご質問にお答えさせていただきます。
1つ目の学校の統廃合の基準は、子供の教育にとってプラスかどうかを一番にすべきとのご質問にお答えします。今後少子化がさらに進み、児童生徒が減少し、学校の小規模化が進むことが予想される中、人間性、社会性の涵養と豊かな体験、経験に基づく生きる力を培うことができる学校教育を将来にわたって保障する観点から、ある程度の学校規模を確保するための学校の適正配置、統廃合を推進する必要があると考えております。
2つ目は、学校は単に子供の教育にとどまらず、その地域にとって独自の役割があり、この観点から見て適正配置、基本計画はどうかのご質問にお答えします。小中学校は、学校教育の場としてだけでなく、学校を中心としたさまざまな地域づくりが展開され、地域の発展に重要な役割を果たしてきた歴史を十分に認識して、小中学校の適正配置を進めていかなければなりません。さらには、今後地域活性化のコミュニティーの核として施設の利活用を地域の方たちと検討し、児童生徒や保護者、地域住民の皆様のご理解、ご協力を得られるよう慎重に進めてまいります。
3つ目の、学校統廃合には住民の合意が欠かせない、住民合意の必要性についてのご質問にお答えします。これは、ご指摘のとおり住民の合意が欠かせないことは学校の統廃合の最低限の必要条件でございます。これにつきまして、地域説明会を通して保護者や地域住民の機運が実質的に醸成され、学校の統合に向け、大方の合意が得られた地域から学校の適正配置を進めてまいります。
以上です。よろしくお願いします。
〇議長(林 悦子君) 続いて、鈴木経済部長。
〔経済部長(鈴木俊男君)登壇〕
〇経済部長(鈴木俊男君) 菊池議員さんのご質問にお答えをいたします。
ご質問の住宅リフォーム助成制度につきましては、市民の住環境を高めつつ、市内住宅関連産業を中心とした地域経済の活性化を視野に入れた制度でございまして、導入する自治体が全国的に増加していることは、私も認識をいたしております。茨城県内におきまして44市町村のうち12市町村、約27%において制度の実施をいたしております。市町村によりましては単年度のみの実施で終了してしまっている市町村もあり、現状においてはまだまだ制度の浸透にまでは至っていないのかなと思われます。菊池議員さんのご指摘のとおり、市民の投資意欲を喚起し、リフォーム件数が増加することで市民の投資意欲を一定の経済効果が期待できる制度ではございますが、こうした状況を踏まえますと、住宅リフォーム制度が市内事業者への仕事確保につながり、地域経済の活性化施策として優先すべきかどうかを見きわめる必要があると考えております。住宅リフォーム制度は、住環境整備をしつつ地域経済活性化を図るといった効率的なものでございますが、国、県からの補助金、交付金などを含みますさまざまな事項について調査をいたしまして、限られた財源の有効な活用を考えていきたいと思っております。
以上でございます。
〇議長(林 悦子君) 続いて、青柳建設部長。
〔建設部長(青柳 栄君)登壇〕
〇建設部長(青柳 栄君) 議員さんのロードパークの浸水対策についてのご質問にお答えいたします。
桜川ロードパークにつきましては、桜川筑西インターチェンジへの乗り入れのため、立体交差による車道部として計画されたところでございますが、当時の交通量を勘案し、当面の間、平面交差による暫定供用となりました。国におきましては、道路用地の有効活用の観点から、ロードパークとして施設を整備し、桜川市が地域振興の拠点として管理することで、平成20年3月に覚書を取り交わしたところでございます。以来これまでロードパークの広場、駐車場等を利用しまして、軽トラ市場などのイベントを開催してまいりました。また、一般の方の駐車も大変多くなってございます。
議員ご指摘のようにこれまで2回の浸水を経験しておりますが、施設が暫定の供用でありまして、立体交差となっていないことと河川改修のおくれがその原因となっております。今後も、台風だけでなく、ゲリラ豪雨等が多くなると予想されますので、常陸河川国道事務所と十分協議し、看板等の設置により利用者への注意喚起を図っまいりたいと考えているところでございますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
〇議長(林 悦子君) 再質問があれば質問願います。
5番、菊池議員。
〇5番(菊池伸浩君) 5番、菊池です。1点目の中核病院問題なのですが、きのうですか、事務局の集まりがあったようですが、一番もめるというか、一致するのが難しいのが建設場所だと思うのです。私が今まで賛成したのは、どこかに決めなければまずいのだからしようがないという面で賛成したわけですが、市長は、例えば筑西方面に建設場所が決まろうとした場合、どういう考えで対処するのか。絶対だめだと言って反対をしていくのか、それともこの際ここまで来たらば譲るしかないと考えているのか、その腹の中をちょっとかいま見たいと思いますので、ご答弁お願いします。
〇議長(林 悦子君) 大塚市長。
〇市長(大塚秀喜君) 腹の中がかいま見えるかどうか、私としましてはそのことについて、ゆうべのは代表者会議でありました。事務局ももちろん出席しておりますが、第1回目の代表者会議、終わりまして、やはり場所についてもある程度話は出ております。全協を開いていただいたときに、議員の皆さんにご相談いただきたい。
また、今回代表者会議の中に区長会長も入っております。残念ながら昨夜は欠席ということでご出席いただけなかったのですが、担当が区長会長に説明にお伺いし、全協とともに区長会のほうにも、まず区長の代表者会議、そして区長会、岩瀬だけはとりあえず全部区長さんに集まってもらって流れ、どういうふうになっていくか説明しなくてはまずいのではないかと。
先ほど菊池さんからありました、ゆうべもやはりその場所問題は出ました。筑西にできたときに県西病院がどういった形で残るのだ、その辺を全協でいろいろとご議論いただきたい。また、桜川市でもある程度場所は話はしております。そうなったときにどうするのだという話まで出ました。私は議会の皆さん、区長の皆さんにご理解をいただいて話を進めたい、そう思っております。
〇議長(林 悦子君) 5番、菊池議員。
〇5番(菊池伸浩君) 続いて、公設民営化の問題です。さっきの答弁を聞きますと民間的手法を考えているという、公設民営化を前面に打ち出したよりは若干やわらかくなったような表現なので、私も少しよかったかなと思ったのですが、公設民営化を前面に打ち出しますと、今起きているのが、県西総合病院の看護師さんが、ではもう早いところやめたほうがいいだろうと。5年間たって民営化になってもっと条件が悪かったら嫌だと。年度末異動がかなりうわさになっているという、そういうこともあったのです。
ですから、決まったことは堂々と言ってもいいのですが、これから皆さんと専門家を交えていろんな相談をするときに、例えば民営化についてもどういう民営化になるかも全然わかっていないわけです。そこで余りそういうことを軽々しくは言わないで、やわらかく民間的手法というふうな言い方をされたのは私はよかったと思っているのですが、県西病院が今看護師の確保、あと医師の確保ですね。筑西も何か一段と医師がやめていくという状況が生まれつつあると。県西病院はことし院長が定年を迎えるということでもあって、例えば院長がやめた場合に千葉大から来ている3人の医師もやめてしまうのではないかとか、そういう不安も出ているのです。ですから県西病院に対する方針、もうちょっときちんと出してもらえるといいのではないかということなのですが、その点伺います。
〇議長(林 悦子君) 大塚市長。
県西病院に対する方針です。直近の課題ですので。
〇市長(大塚秀喜君) ただいま検討中であります。院長が一応来年度退職ということで、その辺の人事につきましても今まだはっきりしておりませんので、とりあえず千葉大にお邪魔する、また千葉大には行ってまいりました。千葉大学の院長先生、お会いしまして、今後も県西病院に対して中核をにらんで医者は出していくというようなお返事はいただいております。また、議会終了後、筑波大のほうにも各教授、お会いするアポイントはとっております。本当に中核病院に向かっても、その間の5年間なり4年間なりというのは県西病院を維持していくのは非常に大変だと、それは大きな課題であるというふうに考えております。また、経営に関しまして民営化と言っておりますが、一応指定管理または独立行政法人(独法)、その辺でいこうということで、今度全協の中で説明していきたいと考えております。
〇議長(林 悦子君) 5番、菊池議員。
〇5番(菊池伸浩君) では、2つ目の学校統廃合なのですが、きょうは教育長がいませんので、教育部長さんにかわって答弁していただきました。市長が議員時代の、過激とは言わないのですが、統廃合をどんどんやったほうがいいみたいな発言とは少し違って、ホームページを見ましても軟化しているので、私が言いたいことは、とにかく慎重に住民合意を大事にやっていきたいということで、教育部長の答弁を市長はちゃんと確認したということでいいのかどうか、そこだけちょっと答弁お願いします。
〇議長(林 悦子君) 大塚市長。
〇市長(大塚秀喜君) 部長の意見を確認したというのではなくて、私の考え方を部長に文章にしてもらったと、そういうふうに考えております。また、その辺も含めましてぜひ議員の皆さんにご検討いただきたい、ご理解いただきたい。住民はもちろんです。ただ、桜川市の将来を考えますと、先ほど菊池議員の質問にもありました合併特例債の期限もございます。そんな中で小学校何校舎か、あと何十年も使えないというところがある中でどういうふうに進めていったらいいのか、その辺を議員の皆さんにご理解いただいて、もちろん先ほど部長のほうから答弁がありましたように、地域の皆さんからやってくれと言われるような流れをぜひつくっていきたい、そういうふうにして進めていきたいとは考えております。
〇議長(林 悦子君) 5番、菊池議員。
〇5番(菊池伸浩君) これで最後にします。住宅リフォーム助成制度なのですが、私は、答弁が前の建設部長から経済部長にかわって、おっ、これはやる気が十分なのかなと思って鈴木さんに期待したのですが、余り前進した答弁ではなくて少し残念なのです。12市町村が実施したと言っていますけれども、これは本当に県西地域が結構多いのです。住宅リフォーム制度というのは、埼玉県の埼玉土建という組合があるのです。そこと猿島土建とか、そういう業者の運動から始まったところで、みんな、例えば下妻市なんかの例で言いますと、とにかく下妻市の場合は市の助成にさらに商工会でも助成して、あっという間に希望者が埋まってしまったと、希望者が。例えば5万円補助すれば、その10倍以上の効果があるというわけですから、そういう意味でぜひ新年度予算にもう一度取り入れることを検討していただきたいという要望をして私の一般質問、終わります。
〇議長(林 悦子君) これで菊池伸浩君の一般質問を終わります。
ここで暫時休憩をいたします。
休 憩 (午後 零時03分)
再 開 (午後 1時30分)
〇議長(林 悦子君) 再開します。
午前中に引き続き一般質問を行います。
7番、市村香君。
〔7番(市村 香君)登壇〕
〇7番(市村 香君) 7番、市村です。通告によりまして質問させていただきます。
大塚市長、市政一新を公約として市長選に立候補し、ご当選され、まことにおめでとうございます。平成17年に合併してから8年、西茨城郡と真壁郡という行政区の違う市の誕生で、庁舎や施設などそれぞれ3カ所を抱えながら継続するのは大変かと思いますが、大塚新市長への期待は大変大きいものがあります。私のところにも、市民からは「市長がかわったときでないと改善すべきところはなかなか慣例を覆せないので、ぜひ市政一新を実行してほしい」という期待の声が寄せられております。
市長は6つの公約をしていますが、この4年間の中で一つでも桜川市が推し進める道しるべをお示ししていただき、市政一新の新構えを伺いたいと思います。
次に、新中核病院の進め方についてですが、私も4回今までに否決、病院建設に反対しているなどと誤解をされましたけれども、筑西、桜川の両新市長の誕生でやっと新たな形で新中核病院の進め方について協議することになり、大変よかったと思っているところでございます。場所につきましても最後まで竹島にこだわらないことということで、改めて推進委員会で協議されることですが、私は以前に前市長に対しまして一般質問で、大和駅周辺から桜川筑西インター近くに立地の提案をした経緯があります。そこのところを、今回大変難しいかとは思いますが、推進会議の中にご提案をしていただければと思いますが、いかがでしょうか。
あそこであれば川島、玉戸、下館、新治、大和駅とつながり、巡回バスを利用できれば高齢者にも大変便利でよいのではないか。また、インター近くならば他の救急医院とのアクセスもできると思いますので、ぜひ推進委員会で働きかけるようお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
2番目の教育・行財政の立て直し、企業誘致の考え方についてですが、1つ目の教育、まず学校教育ですが、少子化が進み、学校の統廃合の課題が出てまいりました。また、小学校は市内の校舎は築40年近くと建てかえ時期を迎え、特に真壁校舎などは早急に改善しなければなりません。その際、少子化の問題とあわせ、どのような形で整備されていくのか、見解を伺えればよろしくお願いしたいと思います。
桜川市内の小中学校の生徒は、学力でも他市と比較しても遜色がなく、特に桜川中学校などは県西地区内で学力トップ校となっております。ですから、谷貝小のように小規模で、なおかつ農村地帯でも、学力や生活面で問題がなければ大きいところに吸収合併されることではなく、自然豊かな農村地域の学校として、町場の大規模校と分けて整備することも可能ではないかと思います。そういうことになりますと、谷貝、大国、長方小学校が該当するかと思います。スクールバスを利用して、ある程度生徒自身が自由に選択できる学校区の整備や小中一貫教育の整備も必要になると思いますので、そのこともあわせてお願いいたします。
次に、幼児教育ですが、内閣府で進める子ども・子育て関連法案が制定されました。市としても27年度までに幼稚園と保育園の子育て支援の一環として整備されなければならないと思っております。ちょっと教育とは外れますが、大和保育園の現状は送り迎えがないと聞きますが、その辺の見解もお伺いし、今後は桜川市の幼稚園と保育園の統合も必要になってくると思います。よいご提案があれば、これから進めていっていただきたいと思います。
2つ目は行財政の立て直しについてですが、合併当時の新市都市計画の中に新庁舎建設を合併特例債事業に位置づけておき、まずは市民の皆さんにとって一番大事なインフラ整備が進められ、庁舎建設は協議されてまいりませんでした。しかし、震災により庁舎もかなりの打撃を受けて、整備を余儀なくされている状況にあります。3.11により合併債の5年の延長はありますけれども、反面、税収アップ、歳出削減の両面、そして人事管理などますます厳しい行財政となっていることも事実です。
合併した市町村には普通交付税の手厚い優遇措置があったものの、先日の全員協議会の説明にもありましたように、24年度の普通交付税の歳入が66億283万円で歳入の4割弱を占めていたものが、28年度から13億5,000万円が段階的に削減されると説明がありました。市長が掲げる行財政改革はますます厳しく、特例債事業の優先順位も変わり、特に庁舎建設は大幅に縮小せざるを得ない状況ではないかと思いますので、その辺のところはどうなのか伺いたいと思います。
また、3つ目の企業誘致の考え方については、桜川市には高森台団地と東谷貝団地がありますが、既存の状況も把握して、ぜひ優良企業の誘致を進め、税収アップと地元企業からの雇用をお願いしたいと思っております。
次に、桜川市給食センターの運用状況についてということですが、岩瀬にあった北給食センターの老朽化に伴い、大和中学校跡地に桜川市給食センターが竣工し、稼働を始めたわけですが、新しいセンターでは最新の準備をもって毎日3,500分の給食が供給できたことになり、それと作業業務は民間に委託したと聞いておりますけれども、現在の運用状況はどうなっているのか。また、それに伴い、真壁地区にある南学校給食センターの利用状況についてもお聞きいたします。
最後になりますが、3番目です。行政区の区割りについて、総務委員会では何度か地域における区割り等の見直しが必要ではないかとの意見が出ております。私も総務委員会に所属しておりますが、委員会報告としても議会の提出案件でもありますので、合併して8年たちますが、やはり市内全体の区割りの見直しも、少しずつではありますが、協議していく段階になってきたと思いますので、市の見解をお伺いしたいと思います。
高齢化が進みまして、地域の支え合い、考慮しても10年などあっという間に過ぎていくので、市には大変厳しいかもしれませんが、職員の皆さんの意見や地域の皆さんの総意で取り組めるような委員会などの体制づくりをぜひお願いしたいと思っております。
以上、質問いたします。答弁によりましては再度質問させていただきます。よろしくお願いいたします。
〇議長(林 悦子君) 市村香君の質問に対する答弁を願います。
大塚市長。
〔市長(大塚秀喜君)登壇〕
〇市長(大塚秀喜君) 市村議員の質問にお答えします。
まず、市長としての決意ということでありますが、市政を一新します。そのためには議員の皆さんの協力がなければできないです。どうぞ皆さん、ご協力をいただきたい、そういうふうに思っております。
少子化が進み、学校の統廃合がどのような形で整備されていくのかについてお答えします。本市においては高齢者の割合が増加し、出生率の低迷により、小学校において平成25年度の児童数2,303人を基準として、10年後の平成35年度に推移される1,589人と比較しますと、児童数では714人の減少、対比率では31%の減少が10年間で見込まれております。また、5年後の平成30年度以降の新入生については、300人を割ることが見込まれております。
この進行する少子化や社会環境の変化により、子供たちの学校外でのつながりが減少し、とりわけ異なる年齢の子供と集団で遊ぶことにより、人間関係の結び方やルールを学ぶといった社会生活の基盤を培う体験の機会が少なくなっています。これらの教育環境の改善施策として、小学校と中学校の枠を超えた9年間を一つのスパンとした小中一貫教育の連携システムを構築していくことを検討しています。
2つ目の、統廃合を小規模校のメリットを生かし、大規模校と分けて整備すること、またある程度の生徒自身の自由選択による学校区の整備が必要であるについてお答えします。
小中学校は、学校教育の場としてだけでなく、地域コミュニティーの拠点でもあり、子供は地域住民の温かい見守りがあって育っていくものと考えております。したがって、地域住民と密接な関係を保つことのできる小規模校ならではのメリットを十分に生かし、子供たちにとってよりよい環境を整えてまいります。
また、ある程度の子供たちの自由選択による学校区の整備についてでありますが、現在の通学校区区域制度は、学校教育法施行令により教育の機会均等とその水準の維持向上を図る目的から、市町村教育委員会が小中学校就学時に指定することとなっております。しかし、今後は小中学校の統廃合と学校と地域を考えたとき、通学区域の役割についても改めて検討する必要があると考えております。
3点目の幼稚園と保育園の統合についてでありますが、内閣府でも進める子ども・子育て関連3法が平成24年8月に制定され、子ども・子育て支援法において、市町村は平成26年度までに子ども・子育て支援事業計画の策定を義務づけられており、このことから去る11月26日に第1回目の子ども・子育て会議が開催されました。会議においては、幼稚園と保育園の幼保連携についても、保健福祉部と教育委員会の検討課題となっておりますので、今後連携を図り、進めてまいります。
行財政立て直し、企業誘致の考え方についてですが、合併後優遇されてきた普通交付税が11年目の平成28年度から5年間をかけて段階的に減額され、16年目の平成33年には優遇措置がなくなる。これから7年後であります。その差額は約13億5,000万円と計算されています。それを5年間で段階的に減額され、平成33年度には現在の歳入から13億5,000万円を差し引いた金額が予算規模になることになります。それらのことからも行財政の立て直しについては必須であるとは明白となっておりますので、今後の桜川市としましては歳出の削減はもとより、歳入増における事業を行っていくことが最重要と思われます。
まずは、私みずからトップセールスにより、工業団地への優良企業の誘致を進め、税収アップと地元からの雇用の創出を目指します。さらに、市が所有している遊休地、未利用地の処分をすることにより住宅地をふやし、人口減少にブレーキをかけます。また、地場産業である石材業や農業の振興を図るため、全国各地への売り込みとあわせて地産地消への取り組みを進めてまいります。
歳出の抑制についてですが、現在策定されております第2次桜川市行財政改革大綱実施計画については、23年度から27年度の5年間で58の推進項目から成り、歳出減による目標額が8億8,000万円となっておりますが、今後これまで以上にコスト意識を強く持ち、行財政資源の有効な活用を行っていきます。また、行政評価を効果的に活用することにより、各施策、事務事業の優先度を示し、事務事業の廃止、統合を含め、優先度の高い施策、事務事業への有効的な予算配分を行うなど、効率的、効果的な市政運営とそれらを市民に公表していくことにより、公明公正な市政を推進してまいります。
企業誘致の考え方についてであります。現在の工業団地の状況についてご説明いたします。市内には長方工業団地、間中工業団地、つくば真壁工業団地、台山高森工業団地、高久工業団地があります。3物件があきでございます。この3物件とも撤退した企業の所有でありますが、市が依頼を受け、企業誘致のため、茨城県県西地域産業活性化協議会のホームページで紹介し、東京で実施されます企業立地フェアや圏央道視察会等で進出企業に対する優遇制度などをPRしながら誘致を進めていくところでございます。今後は、市役所内に企業の誘致を行う専門の部署を設置し、桜川筑西インターチェンジ周辺整備計画の推進状況を勘案しながら、私自身のトップセールスで優良企業の誘致を展開してまいります。
新中核病院については、担当部長より答弁させます。
〇議長(林 悦子君) 森市長公室長。
〔市長公室長(森 毅君)登壇〕
〇市長公室長(森 毅君) 新中核病院の進め方について、市村議員さんの質問にお答えいたします。
新中核病院の進め方につきましては、大塚市長就任後、直ちにこれまで停滞していた筑西市長との協議を再開し、事務局の設置や基本事項を決定する代表者会議の設置について指示がございましたので、11月6日の全員協議会において、両市の職員による事務局の設置についてご了解をいただきました。また、11月20日の全員協議会では、新中核病院建設に伴う建設推進会議の設置と地域医療再生臨時特例交付金の期限延長を要望するに当たり、最低限決めておかなくてはならない基本的事項を決定するため、基本的事項調整代表者会議を設置するために、筑西市、桜川市、両議会に開催依頼をしたものでございます。
この会議でございますが、基本的事項を5つ掲げ、この代表者会議の中で決定をしていくわけでございます。1つは再編統合の枠組み、2つ目は新中核病院の特徴、3つ目は新中核病院の建設場所、4つ目は新中核病院の経営形態、5つ目は公立2病院の再編統合後の形態でございます。以上が基本的事項になります。
次に、この会議の構成員でございますが、行政代表といたしまして両市の市長2名、議会の代表といたしまして両市の議会から2名ずつ、真壁医師会から役員2名、筑西市民病院と県西総合病院の公立2病院から両病院長2名、市民の代表者を両市から1名ずつ、合計12名の構成員で会議を進めてまいります。また、中立的立場でアドバイザーとして茨城県にも参画を要請し、第1回の代表者会議を昨日開催したところでございます。新中核病院の建設に向けては、交付金の期限が迫る中、この代表者会議において早期に両市の合意形成を図ってまいりたいと思います。
〇議長(林 悦子君) 続いて、中島教育部長。
〔教育部長(中島洋治君)登壇〕
〇教育部長(中島洋治君) 市村議員さんの桜川市学校給食センターの運用状況についてのご質問にお答えいたします。
まず、旧桜川市北学校給食センターは、先ほど議員さんからもご指摘のとおり、岩瀬地区の小学校5校、中学校2校、幼稚園1園を対象として昭和45年1月から共同調理場としてスタートし、以来43年間が経過し、施設の老朽化が著しく、衛生管理面からも早急に改善を図らなくてはならない状況でした。それを踏まえまして、新たに桜川市学校給食センターとして新厨房機器を導入し、衛生管理面に配慮した施設として、今年9月に供用を開始いたしました。
新センターといたしましては、最大3,500食の調理能力を有する完全ドライ方式を採用しております。給食を対象としますのは、岩瀬地区のほか大和地区と真壁地区の一部、小学校9校、中学校4校、幼稚園2園、約3,100人分の学校給食を調理、配送いたしております。また、調理業務につきましては、民間業者に委託し、食材の購入については市で行い、献立、栄養管理につきましては県の栄養士が行い、安全で安心でおいしい給食の提供に努めております。
今申しました調理の民間委託につきましては、桜川市学校給食センターの調理業務といたしまして、公募型プロポーザル方式で審査を行い、平成25年7月19日に東洋食品と調理業務のみの委託契約を締結いたしました。平成25年9月2日から学校給食センターで供用開始され、調理に当たる人員は、東洋食品の社員7人、パート17人、計24人で調理業務を行っております。給食の食材の購入は、従来どおり、主食、牛乳は茨城県学校給食会から、一般物資は県内業者から、野菜類、肉類等は桜川市内の業者から購入しております。
続きまして、南学校給食センターの利用状況についてお答えいたします。南学校給食センターにつきましては、桜川市学校給食センターが完成する7月まで、学校の1学期まで真壁地区、大和地区の小学校6校、中学校3校、幼稚園2園の2,400人分の給食を提供してまいりました。9月の桜川市学校給食センターの供用開始に伴いまして、これまで南学校給食センターで対応していたうち、大和地区と真壁地区の一部である小学校4校、中学校2校、幼稚園1園、約1,200人分の給食数が桜川市学校給食センターに移管となりました。現在、南学校給食センター分としては、真壁地区の一部であります小学校2校、真壁小学校と椎尾小学校、中学校は桃山中学校、幼稚園は真壁幼稚園の4校、約1,200人分の給食を提供しております。また、調理業務及び配送業務とも南学校給食センターは直営方式で行っております。食材の購入につきましては、桜川市学校給食センターと同様に市で行い、献立の栄養管理につきましては県の栄養士が担当しております。今後も安心で安全なおいしい給食に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
〇議長(林 悦子君) 続いて、上野総務部長。
〔総務部長(上野幸一君)登壇〕
〇総務部長(上野幸一君) それでは、市村議員さんの3点目の行政区の区割りについてのご質問にお答えをいたします。
市内の行政区は、ご承知のとおり、現在その組織規模が20世帯に満たないものから600世帯近いものまで、規模の違いが顕著でございます。しかし、その区割りについては、各行政区においてそれぞれの成り立ちも異なる上、今までの慣習や地域行事の違い、さらには区域の抱える諸問題も多岐にわたっており、一概に論ずるのは難しいものでございます。
昨年度、区長さんを対象としたアンケートでは、区の規模について76%の方が「ちょうどいい」という回答であった一方、区内の課題については「区民が高齢化している」、「役員のなり手が少ない」の2つが52%を占めております。市といたしましては、現在の大字を基本単位とする地区割りが連絡体制なども考慮しますと妥当ではないかとも考えておりますが、小規模行政区につきましては、将来的には住民負担が増すばかりでなく、組織の運営にも支障を来すことも懸念されますので、各行政区の事情を踏まえ、区長さんを初め、住民の皆様方の理解が得られる中で効率的な行政運営を進めていきたいと考えておりますので、議員さんのご理解のほどよろしくお願いをしたいと思います。
以上でございます。
〇議長(林 悦子君) 再質問があれば質問願います。
7番、市村議員。
〇7番(市村 香君) まず、市政一新のご答弁を市長いただきまして、まことにありがとうございます。その中で、けさほどの所信表明にもあったと思いますが、市長の施政方針の中で、政治倫理確立のための環境整備等もするというようなお話がありました。それについて具体的にはどのようなことをお考えであるのかなと思っておりますが、私といたしましても、議会の中には政治倫理につきましては今までさまざまな議論がありました。私といたしましては、政治倫理条例設置に向けて委員会などを設けてこれから提案していきたいなと思っておりますので、その辺のところはどのようにお考えか、まず1つお答えお願いします。
〇議長(林 悦子君) 通告にない質問なのですけれども、1回目の質問のときに政治倫理の話にお触れになっていないので、再質問でちょっと取り上げられません。
〇7番(市村 香君) わかりました。では、それはそういうことでいきたいと思います。
〇議長(林 悦子君) ほかに再質問あればどうぞ。
〇7番(市村 香君) わかりました。新中核病院の件につきましてですが、先ほど森部長のほうからもお話がありましたように、やっと両市で話し合いができたということでよかったなと思っております。5項目ということで進めるということですが、先ほど私も質問にありましたように立地に関しましては大変難しいかと思うのですが、桜川市としても立地の土地に関しましてはご提案はしなくてはならないと思います。そういうことで、前に一般質問でもしました大和駅、桜川筑西インターあたりにぜひというお話だけは推進協議会のほうでしていただきたいと思いますが、その辺のところはどうでしょうか、よろしくお願いします。
〇議長(林 悦子君) 大塚市長。
〇市長(大塚秀喜君) 昨夜の会議でありまして、先ほど答弁でもありました5つのことを代表者会議で決めていくという流れになっておりますが、1つ目の再編統合の枠組みということで、これは県西病院と筑西市民病院の統合という考え方です。2つ目の新中核病院の特徴、これにつきましては300床で、地域の二次医療を完結するということで合意しております。また、先ほどの答弁では4つ目でありましたが、新中核病院の経営形態につきましては、公設であるが、民間手法を取り入れた形で独法(独立行政法人)または指定管理者、そういう形で経営していくのがいいだろうというようなその3点については昨夜合意しております。建設場所、それと再編統合後の公立病院の残った形態ということにつきまして、きょう全協の中でもいろんな形でお話はしていきたいと考えております。
〇議長(林 悦子君) 7番、市村議員。
〇7番(市村 香君) はい、わかりました。よろしくお願いしたいと思います。
次に、教育のことなのですけれども、市長のほうから小規模と大規模を分けてこれから選択肢もあるということだったので、そのままぜひとも進めていただきたいと思います。これから本当に少子化になりますので、いろんな選択肢をつくって子供たちの少子化対策、そして教育の場を整備していっていただきたいと思っております。特にこれからは保育園のような福祉と、それから幼稚園のような教育ということで分けるのではなくて、両方を横の連携をつなぐ、幼児期の学校教育、保育、地域での子育て支援ということで総合的に推進していくということで捉えていくべきだということがありますので、ぜひ27年度までにはある程度整備されなければならないと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
それから、行財政の立て直しということなのですが、合併特例債で大変厳しくなってきたと思います。先ほど菊池議員のほうからも一般質問の中に庁舎の建設のことも出ましたけれども、具体的に市長としましては、この新庁舎については合併特例債の見直しも必要になるかと思うのですが、大幅に縮小しなくてはならないと思うのですけれども、その辺のところはどのようにお考えでしょうか。
〇議長(林 悦子君) 大塚市長。
〇市長(大塚秀喜君) その辺のところについて、この間皆さんにお渡しした交付税の今後の流れ、桜川市の今の財政状況、その辺を踏まえた中でお話し合いをしていきたい。本当に特例債についても、先ほども言いましたが、今後見直していかなくてはならないというふうに思っております。そんな中で500人、合併当初いた職員が今400人、このままある程度減っていく方向で進んでおります。350人規模になったときに今の分庁舎方式でやっていけるのか、職員が対応できるのか、その辺も踏まえての話になると思っております。ぜひ議会のほうでもご検討いただきながら、新庁舎については検討していかなくてはならない課題であるという認識はあります。
〇議長(林 悦子君) 7番、市村議員。
〇7番(市村 香君) はい、わかりました。
では、次に企業誘致のことなのですけれども、先ほど私の質問の中には2カ所しか出ておりませんでしたが、そのほかにも3カ所ということで5カ所あるということ。その中で3物件があいているということなので、先ほども言いましたように県西のホームページ等にも載っているようですけれども、新市長としてトップセールスマンとして何としても企業の誘致をして税収アップをしたいというようなお考えがあるようですので、ぜひとも、大変忙しいようで、東京方面に行って別な営業をしてくるというのはなかなか大変だったと思うのですが、きょう午前中の人事案件で副市長が決定いたしましたので、よく副市長とコミュニケーションをとっていただいて、また別な形で市長のお役目をぜひトップセールスマンとしてやっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
次に、学校給食センターの運用のことなのですが、新しくできたところと真壁地区の南学校給食センターとを分けてまたスタートしているということですね。その中で今回新しくできたほうは民間に委託したということで、業務が直轄ではなくなりました。今のところ真壁の給食センターについては直営ということで進めるということなのですが、建物のこともあわせてこの業務管理のこともあるのですが、南給食センターの建物は今後どのように推移していくのかということ、それをちょっとお伺いしたいなと思います。少子化もあると思いますので、新しい給食センターと南学校給食センターとの兼ね合いがこれからどう進むのか、よろしくお願いします。
〇議長(林 悦子君) 中島教育部長。
〇教育部長(中島洋治君) 学校給食センターの将来的な一元化と申しますか、そういうことと、あと南学校給食センターの施設の今後の維持形態という形でご質問をいただいたと思うのですが、学校給食センター、こちらにつきましては今少子高齢化が進んでおりまして、あと六、七年後には市の給食センターの調理提供といたします市全体の幼稚園児、児童生徒数が、学校給食センター、これはいわゆる新しい学校給食センターでの調理能力でありますが、3,500食の給食の提供をできる範囲となってまいります。こちらのそういう提供できる範囲という形で行財政の改革、縮減的な形で踏まえてまいりますと、学校給食センターの一元化という形で将来的には今の新学校給食センターと南学校給食センターを新給食センターの中に組み込みまして、全市を賄うような形で調理運営をさせていただきたいと思っております。
また、南学校給食センターの建物、これにつきましては、今ご指摘のとおり、平成4年に供用を開始してから21年が経過しております。南学校給食センターの施設の耐用年数も考慮した中で将来的に市の財政の軽減を図る施策というものを今後検討していかなければならないと思いますけれども、これは教育委員会でお話しするものではありませんので、今後ともそういう形で市が施設の今後の維持活用的なものに進んで検討していくということでお答えさせていただきます。
〇議長(林 悦子君) 7番、市村議員。
〇7番(市村 香君) はい、よくわかりました。とにかく六、七年、10年未満のうちに新しい給食センターのほうで生徒の給食が賄えてしまうような人口形態になるということですね。はい、わかりました。
それでは、そういうことになれば、今の南給食センターの直営が今度は大和の新給食センターのほうに吸収されるということ。ということは業務に関しては民間に委託されるということになるのでしょうか。
それで、では一つだけあれなのですが、これだけ行財政改革ということで桜川市の財政も逼迫しております。そんな中で、ちょっと市民からこういうお言葉をいただいております。子供の給食ですから無駄はないと思いますけれども、食材、それから資材、そういうのの無駄遣いはないのかなというような問い合わせも私のところにありました。やはり財政逼迫の中、できるだけ食材の仕入れ等のチェックをして無駄を省いて使い切るということを一言申し添えておいてほしいというような意見もありましたので、今後ともよろしく子供たちのためにお願いしたいと思います。
それから、区割りのことなのですが、最後になりました。確かに難しいことだと思います。先ほども言いましたように、合併して少ないところで20世帯の区、大きいところで600世帯ということで、とにかく先ほど総務部長がおっしゃいましたように難しいとは思います。しかし、それぞれが意識をして変えていくということも一つの流れかなと思いますので、そんなことを言っても早急にできるものではありませんけれども、やはりそういう委員会みたいなものを設置して、これから少しずつでも区の、消防のこともあるかと思うのですが、そういうふうに区のことも整備していっていただければなと思うのですが、その辺のところはどうでしょうか。
〇議長(林 悦子君) 上野総務部長。
〇総務部長(上野幸一君) 市村議員さんにお答えいたします。
確かにこれは一朝一夕にできる問題ではございませんので、総務部のほうが区長会を所管しておりますので、十分区長さん方ともそういうお話があるということで今後お話をしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(林 悦子君) 7番、市村議員。
〇7番(市村 香君) 終わります。
〇議長(林 悦子君) これで市村香君の一般質問を終わります。
次に、2番、萩原剛志君。
〔2番(萩原剛志君)登壇〕
〇2番(萩原剛志君) 2番議員、萩原剛志です。ただいま議長の許可をいただきましたので、通告に従い質問させていただきます。
初めに、桜川市の防災対策についてお伺いいたします。東日本大震災から2年9カ月を迎えようとしています。震災後に私も何度か防災対策について質問させていただきました。避難所の備品や備蓄食料などの状況について質問しましたが、震災直後ということもあり、十分な対応ができているとは言えませんでしたが、現在ではどのような状況でどのように対応しているのか、お伺いいたします。
2番目としまして、震災後、防災や減災が行政の大きなテーマとなり、自治体でも最優先で取り組む課題となりました。桜川市としても、この2年9カ月の間でそれ以前の計画の見直しや新たな対応が必要になったこともあると思います。東日本大震災は過去の震災ではありますが、今後想定される大きな地震に備えて、防災、減災の観点から桜川市が対応していかなくてはならない課題なども多くあると思います。また、最近では台風や竜巻、ゲリラ豪雨など、大きな被害が県内や市内でも発生しています。この2年9カ月の主な取り組みと今後の課題など、簡単で結構ですので、お伺いいたします。
3番目としまして、震災後大きな問題となったのはやはり原発事故であり、その事故処理やそれにかわるエネルギー問題などです。茨城県でも東海村に原子力発電施設を抱えているわけで、この桜川市も東海第二発電所から50キロ圏内に入ります。現在東海第二発電所は停止状態でありますが、廃炉が決定したわけではありません。また、地震や津波などの状況では、福島第一原発と同様な大きな被害をこうむることも想定されます。やはり行政の立場としては、その対応も十分に協議しておく必要があると考えます。東海第二原発が大きな事故に遭った場合の桜川市の対応などをお伺いします。
4番目としまして、本年8月から特別警報が創設されました。桜川市でもゲリラ豪雨などによって尋常ではない大雨や大型台風の直撃などによっては、この特別警報が発令される可能性もあると思います。特別警報の概要とその対応や市民への周知など、どのようにしているのかをお伺いいたします。
2項目めとしまして、2019年茨城国体ライフル射撃について質問いたします。先日、2020年東京オリンピックの開催が決定しました。前回の東京オリンピックは1964年で49年前ですが、東京オリンピックを契機として、日本は急成長を遂げてきました。今回の東京オリンピックも7年後の開催ということで、これからあらゆる分野でこの経済効果が期待され、景気回復にも大きく役立っていくと思います。
その前年である2019年には茨城国体が開催されます。我が桜川市としてもライフル射撃の競技会場として決定しているようですが、茨城国体に関しても桜川市としてもしっかりとアピールして市のイメージアップや経済効果に反映されるような、そんなバックアップをしていっていただきたいと考えます。
1番目としまして、現在のライフル射撃の会場の状況と現状について、市内にある県営ライフル射撃場がどのような状態で、今後修繕や建てかえなど、どのような課題があるのかをお伺いいたします。
2番目としまして、桜川市には、先ほど申し上げましたとおり県営のライフル射撃場があります。オリンピック選手や国内トップクラスの選手も、桜川市を初め、この施設を介して近隣の市町村も含め、輩出しております。2008年、北京オリンピックでも、マイナー競技であったフェンシングで太田雄貴選手が銀メダルをかち取ったことにより、このフェンシングも一躍有名になり、競技人口も増加しているようです。ライフル射撃も、現在ではマイナー競技の一つであるというふうに思いますけれども、オリンピックなどでの活躍によっては今後注目される可能性も大いにあると思います。
ライフル射撃は実弾を使う危険なイメージもありますが、ビームライフルという実弾を発射しない安全な競技もあります。桜川市としても、ライフル射撃の競技者の増加や人材育成などにも積極的に支援し、ライフル射撃の分野で国内有数の人材輩出市としてアピールし、いずれはオリンピックでメダルをかち取れるような選手を輩出していっていただきたいと考えております。市や市長のお考えや今後の対応などをお伺いいたします。
以上の質問に対する答弁をお願いいたします。
〇議長(林 悦子君) 萩原剛志君の質問に対する答弁を願います。
上野市民生活部長。
〔市民生活部長(上野 純君)登壇〕
〇市民生活部長(上野 純君) 萩原議員さんの桜川市の防災対策についてのご質問にお答えします。
まず、避難所や備蓄状況についてでございますが、桜川市では市の公共施設や小中学校など36カ所を避難所として指定しております。このうち岩瀬福祉センター、岩瀬体育館・ラスカ、大和ふれあいセンター・シトラス、真壁福祉センターの4カ所については長期避難を想定した拠点避難所として位置づけております。また、備蓄品につきましては、本年11月末で飲料水1.5リットルペットボトル1,900本、給水飲料水袋10リットル用1万枚、毛布340枚、発電機2.5キロボルト12台、投光器6セット等を各庁舎と水道事務所に保管しております。また、今年度は、防災備蓄倉庫の建設に合わせて防災用備蓄品、非常用食料品、簡易トイレ等を購入する計画であります。来年度以降も計画的に災害に必要な食料品や備蓄品の購入を進めてまいりたいと考えております。
続きまして、防災計画に基づく具体的な取り組みについてでございますが、市では昨年度、地域防災計画を改定しております。その主な内容は、停電や電話断線時の情報伝達手段の確保、水や食料品、生活必需品、トイレ等の確保、非常用電源の確保、避難対策、燃料対策、帰宅困難者対策、原子力災害対策などを改定しました。これらに基づきまして、市では今年度、情報伝達手段の強化を目的として防災行政無線デジタル化工事に着手するとともに、先ほど申し上げましたけれども、防災備蓄倉庫の建設、災害用備品や水、食料品等の購入と、また避難対策として自主防災組織の結成促進等に取り組んでおります。また、今年度は職員の災害時初動態勢の見直しを行い、災害時の出動態勢の徹底を図ったところでございます。
次に、東海村の原発が災害等で事故に遭った場合の対応についてでございますが、市としましては、国や県と協力し、災害情報の伝達や屋内退避を初めとした的確な避難指示、避難誘導等を行ってまいります。また、茨城県においては、現在原子力安全対策課において原子力災害を想定した茨城県広域避難対策の策定を進めております。この計画において、本市は東海村の原子力発電所から最大で40キロメートルの位置にあります。このため、緊急時防護措置準備地域、いわゆるUPZ30キロ圏内の位置の外にありまして、30キロメートル圏内、UPZ区域内の方々の避難を受け入れる側の計画となっております。それによりまして、桜川市の避難計画には盛り込まれておりません。しかし、市といたしましては、万が一に備え、災害時相互援助協定を締結している板橋区を中心とした各自治体と避難計画受け入れの協力体制を構築し、原子力災害時等で遠隔避難が必要となった場合は避難住民の受け入れを要請することとなっております。
続きまして、特別警報についてでございますが、皆様もご承知のとおり、この警報は本年8月30日から気象庁が運用しているもので、重大な災害が起こる危険性が高まったときに出され、住民に対し直ちに命を守る行動をとってくださるよう注意を喚起するものでございます。これと同時に、市はこの情報を市民に知らせる義務を負うことになるため、今年度から工事を進めている防災行政無線デジタル化整備工事の中に自動起動装置を組み込み、特別警報が発令されると同時に防災行政無線で皆様にお知らせすることができる器具の整備を進めており、国の運用と同時に通報が可能となる見込みでございます。また、状況に応じて災害対策本部が中心となり、避難勧告や避難指示を発令するとともに避難所を開設してまいりたいと考えております。
以上、萩原議員さんのご質問に対する答弁でございます。よろしくお願いします。
〇議長(林 悦子君) 続いて、中島教育部長。
〔教育部長(中島洋治君)登壇〕
〇教育部長(中島洋治君) 萩原議員さんの2019年茨城国体のライフル射撃について、ご質問にお答えさせていただきます。
2019年第74回国民体育大会も平成23年7月に日本体育協会から開催申請書の提出順序の了解通知を受けて、平成31年の茨城県開催が事実上決定を見ました。しかし、正式なスケジュールといたしましては、正式に決定するのは内定が開催の5年前、開催地決定が3年前、内定につきましては来年の6月が内定となります。さらに、平成25年2月12日に開催された茨城県準備委員会第2回常任委員会において、本市がライフル射撃の競技の会場地として選定を受けております。本市では、ライフル射撃競技のピストルの部以外の種目を行いますが、大きく分けて成年男女でスモールボアライフル、エアライフル、エアピストル、少年男女でエアライフル、ビームライフル、ビームピストルが行われる予定となっております。
昭和49年に開催された第29回茨城国体では、市内の真壁町桜井地区にある県営ライフル射撃場で全競技が行われました。同施設も既に40年以上がたち、また現在の国体競技施設基準に適合していない部分もあるため、茨城県では今後、観客席の増設的なものを含めて検討していくということで、改修の計画が今計画されております。
また、選手団を迎える開催地といたしまして、選手の宿泊、輸送などの役割が考えられますが、今後、県準備委員会の宿泊・衛生専門委員会や輸送・交通専門委員会で検討される基本計画を踏まえながら、市として検討を重ねていくことになると考えております。
2点目のライフル射撃の選手となれるような人材育成のための環境整備についてお答えさせていただきます。
6年後の国体に向けて、既に茨城県では保健体育課、県体育協会及び各種競技団体が連携して、将来選手としての活躍が有望視される子供たちを発掘し、計画的に育成、強化することを目的としまして、いばらきスポーツアカデミー事業を実施しております。具体的には、オリンピックやワールドカップ等の世界大会で活躍した選手や実績のある優秀な指導者やコーチ等を招き、各競技ごとに体験教室や出前講座を行うものです。本市では、開催されるライフル射撃競技について、今月、12月28日に真壁体育研修センターでロンドンオリンピックに出場した谷島緑選手を特別講師として招いて開催される予定です。
また、本市は昭和49年、第29回国民体育大会が開催されて以降、長年、茨城県ライフル射撃競技発掘の中心地域として幾多の国際的な優秀な選手を輩出しております。また、桜川市体育協会の加盟団体である桜川市射撃連盟には、この地で育った選手が数多く所属し、活躍中でございます。
市といたしましても、現在これら優秀な人材に協力を得て、地域に根差したスポーツ実践を目指し、平成22年に設立された総合型地域スポーツクラブ桜川スマイルクラブにおいて、児童向けに月2回練習を重ね、選手発掘等に努めているところです。さらに、市内小中学校を訪問し、啓発活動を行い、意欲のある子供たちの発掘を行ってまいりたいと考えております。
今後とも、6年後の茨城国体で優秀な成績を上げ、さらにその1年後に行われる東京オリンピックに出場し、優秀な成績を上げられるような選手を桜川市から輩出することを視野に入れながら、県などとともに競技力向上を進めてまいりたいと思っております。
以上です。
〇議長(林 悦子君) 再質問があれば質問願います。
2番、萩原議員。
〇2番(萩原剛志君) まず初めに、防災の質問でありますけれども、避難所が市内36カ所、長期の避難所として使われるのが4カ所ということでありますけれども、特に食料とかトイレ等が重要になってくると思います。以前質問したときもトイレ、水が出ない、水が使用できないというときに有効なトイレとしてマンホールトイレとか、そういったところも提案したのですけれども、今回の簡易式のトイレというのはそういったものも入っているのでしょうか、ご質問いたします。
〇議長(林 悦子君) 上野市民生活部長。
〇市民生活部長(上野 純君) 今年の補正予算で想定いたしましたトイレ等については、災害用トイレ型というので工事現場にあるようなトイレのほかに、トイレがあって、用を足しまして袋におさめて縛ってにおいが出ないような、そういうセットとして、マンホールトイレだと流す場所がないというようなことになりますので、そういう災害時用のトイレ用品を確保してまいりたいと考えております。
〇議長(林 悦子君) 2番、萩原議員。
〇2番(萩原剛志君) 簡易式のトイレでも結構なのですけれども、当然汚物が大量に発生するわけですので、そういったマンホール式、上に設置できるものもありますので、そういうものもいろいろ調査して利用できるようにぜひともお願いしたいと思います。
また、とにかく防災に関しては発生してからというより事前にしっかりと対応しておくのが重要でありますので、今後も大きな地震が想定されるわけでありますので、そういったところを踏まえてもしっかりと対応していただきたいと思います。今話題になっています南海トラフとかそういったものも、場所はこの辺ですと、総務省とかのホームページを見ますと震度4とか5とか、その程度になっておりますけれども、そういったところもしっかり対応していただきたいと思います。
あと、特に防災に関しては地震だけではなくて、先ほど質問でも申し上げましたように竜巻とか台風とか、地球温暖化に伴いまして想定外の大きな被害が出ている状況でもあります。こういったところも常に新しい情報をしっかりと取り入れて対応できるようにお願いしたいと思います。
あと原発の対応についてですけれども、近いところで桜川市ですと大体40キロ、それでも50キロ圏内には入るということで、今のお話ですと、原発の事故が発生した場合はどちらかというと受け入れの立場になるということです、こちらの場合ですと。それでも風向きによっては桜川市のほうまで放射能が飛散されるという可能性も想定があるわけですけれども、今現在ですと、そういった場合ですと県と協議をして屋内退避ということですか、そうすると。大体その情報が、放射能が発生してこちら側に風が吹いてきているような状況のときは屋内退避というような状況なのでしょうか、お願いします。
〇議長(林 悦子君) 上野市民生活部長。
〇市民生活部長(上野 純君) ただいまのご質問についてでございますけれども、UPZ地域外の場合には屋内退避、屋内退避でも木造の退避とか、あるいは堅牢なコンクリートの退避とかというような若干の違いはあるかもわかりませんけれども、地域といたしましては屋内退避のような地域でございます。
〇議長(林 悦子君) 2番、萩原議員。
〇2番(萩原剛志君) こういったものがわからないと外に出てしまったりすることもあると思いますので、そういった場合は屋内で外に出ないというようなことも当然認識しておかないと、発生したときに放射能の被害をこうむってしまうということもありますので、そういったことの認識もしっかりと図っていくことが重要であるかなというふうに思います。
4番目の特別警報についてでありますけれども、今のところ防災無線を今整備の手前でありますけれども、そうすると今現在はこういうのが発令された場合はどういうふうに対応するのでしょうか、お伺いします。
〇議長(林 悦子君) 上野市民生活部長。
〇市民生活部長(上野 純君) 今年度の台風で27、28号でしたか、かなり大きな台風が接近するというような予想がされていましたけれども、そのときに桜川市ではそういった特別警報が出されることはなく、実際には避難の喚起程度のアナウンスをさせていただきました。現在特別警報がなされた場合、市町村には住民といいますか、市民に対する知らせる義務がございますので、現在ある防災行政無線等でお知らせするほか、ホームページあるいはツイッター等でもお知らせができればと思っております。
〇議長(林 悦子君) 2番、萩原議員。
〇2番(萩原剛志君) この特別警報もまだ新しい方法でありまして、どういったものかというのが市民にも認識がまだ不十分であると思います。こういったものが発令されたときに直ちに命を守る方法をとっていかなくてはならないということで、その辺のところもしっかり周知徹底していくことが重要であると思います。最近でもこの台風による被害によってこういった特別警報が発令されたような、そういった場合もありますので、そういったことも十分検討して周知徹底もお願いしたいと思います。
2項目めのライフル射撃の質問でありますけれども、桜川市内に今県のライフル射撃場があるわけでありますけれども、昭和49年に開催された茨城国体、この2年前の47年に県のライフル射撃場が桜川市内、旧真壁地内に建設され、40年以上経過しているわけであります。今県の施設でありますし、まだどちらかというと公に示せるような決定という感じではないのかもしれませんけれども、しっかりとその辺もアピールしていく必要があると思いますけれども、現在市のほうでも、今の県のライフル射撃場に関しては一部修繕とか、場合によって改築とか、新しいものを建てるとか、そういったものも考えられると思いますけれども、40年が経過しているわけで、その設備も相当古いものなのです。
私も先日、ここの施設を視察させていただいたのですが、40年間、関係者の方にしっかりとその保存または管理をしていただいているおかげで現在でも何とか使える状態でありますけれども、例えば的とかも新しい電子標的とか、そういったものが今大体競技の主流になっているようでありますし、このライフル射撃場、桜川市の場合は屋内の射撃場もあるのですけれども、そこにはイノシシが入ってきてしまいまして、相当施設の中を荒らされたりしているところもあるのですけれども、いずれにしてもこのライフル射撃場もできれば建てかえとか、そういったところも検討してもらいたいというふうにちょっと思うのですが、今どのようにお考えなのかをお伺いします。
〇議長(林 悦子君) 中島教育部長。
〇教育部長(中島洋治君) 真壁町桜井地区にある県営ライフル射撃場、こちらについての老朽化という形で、今後改築並びに改修なのかというような形で今回の定例議会前に通告的な形で射撃のことのご質問をいだいたときに県のほうへ参りまして、県のほうの施設でありますので、県の見解並びにどういう形でということでお話をさせていただきました。県といたしましても具体的に改築並びに改修というのは、先ほども申しました来年の6月の内定以降に、これはあくまでも予算的な絡みもございまして、改築とか改修とか今の段階ではお答えできませんけれども、国体の新基準に基づく施設として改修はしていくという形でお答えというか、お話をいただきました。
あと、今お話しの電子的標的、こういう形につきましても、今後の改修に絡めて県のほうへ市として要望していくという形で、あくまでもまだ県のライフル射撃場でございますので、市としての今後の使用形態にあわせて要望を図っていくという形でお答えさせていただきたいと思います。
〇議長(林 悦子君) 2番、萩原議員。
〇2番(萩原剛志君) いずれにしましても県の施設でありますけれども、県の施設が市内にありまして、これも非常に大事なことであると思います。その辺もできる限り新しい形で競技ができるような設備を改善していけるようにしっかりと要望していただきたいと思います。その中で、当然新しい設備が整ったということであれば、これまでも40年間ぐらいしっかりと保存管理して競技者の育成等を関係者の方でしていただいているわけでありますけれども、桜川市としてもこれは重要な資源であるというふうに思うわけです。
先ほど市長も話していましたとおり、非常に財政が厳しい中で今後新たな設備を自主財源で建設したり投資していくのが非常に難しいという方向になってくると思うのですが、そこも県の施設によって、それが桜川市にありますし、国や県の補助金とか交付金なんかを活用して、その設備の維持管理も今後考えていかなければならないようになっていくと思うのですけれども、今回の県のライフル射撃場があることによって、今後市としてもしっかりと、先ほどの質問でも申し上げましたとおり、市として人材育成をしていっていただきたいと思いますし、また今後市のいろんな意味でのアピールやそういったところにもつなげていっていただきたいと考える次第なのですが、大塚市長の考えをぜひともお伺いしたいと思います。
〇議長(林 悦子君) 大塚市長。
〇市長(大塚秀喜君) 6年後の茨城国体で優秀な成績を上げ、さらにその1年後に行われる東京オリンピックに出場し、優秀な成績を上げられるような選手を桜川市から輩出できるよう、県、市、また競技関係者一体となって競技力向上を進めていけるよう県に施設の要望、早目な改修、そういうものを要望していき、県の力をかりながら、本当に桜川市で財政負担というのは厳しいと思いますので、お力をかりながら整備していきたい、選手を出したい、そういうふうに考えるところでございます。
〇議長(林 悦子君) 2番、萩原議員。
〇2番(萩原剛志君) 今後だんだん具体的になってくると思うのですが、まず、今回質問させていただいたわけでありますけれども、私自身もライフル射撃については知識も経験も全くない中で、今回関係者の方にヒアリングをさせていただいてご質問させていただきました。まずは市内でこういった競技が6年後の国体で開催される、今その方向性があるということを周知徹底することも重要な役目であるかなというふうに考えましてご質問させていただいた次第でありますけれども、いずれにしても市としてもしっかりバックアップしていただいて、今後この桜川市としてもライフル射撃の人材育成に関しても継続的にそういった優秀な選手を輩出していけるような流れをつくっていただきたいと思いますので、よろしくお願いしまして質問を終わります。
〇議長(林 悦子君) これで萩原剛志君の一般質問を終わります。
ここで暫時休憩いたします。
休 憩 (午後 2時48分)
再 開 (午後 3時00分)
〇議長(林 悦子君) 再開します。
次に、18番、川那子秀雄君。
〔18番(川那子秀雄君)登壇〕
〇18番(川那子秀雄君) 通告に基づきまして質問をいたします。
一覧にありますように、1番、消費生活センターの相談状況について伺います。2番はいじめや虐待について、3番は新中核病院関連について質問をするものであります。
大分眠くなってまいりました。本当に眠いです。毎晩お通夜をやっているものですから、そういうわけで、余分なことですが。
まず、消費生活センターの相談状況について。生活安全課でしょうか、チラシを1号からずっと出しているようでございますが、最近、新聞紙上をにぎわしております振り込め詐欺後を絶たないような感じがいたします。それから、クーリングオフ制度のチラシなんかもお出ししているようなことでありますが、実際に消費生活センターの相談状況、あるいは相談員のことについてお伺いをさせていただきます。部長、よろしくお願いします。
それから、これもきのうあたり、けさの新聞、スポーツ少年団のいじめや虐待が載っておりました。いじめや虐待について、桜川市内の学校でいじめや虐待があるかお伺いをさせていただきます。これは教育委員会の生涯学習課でしょうか。
それと児童福祉課の相談員1名が今いるようでございますが、実際には校長退職者がされているようでありますが、一般市民にはその実態はなかなかわかっておりません。きょうは傍聴者もおりますから、明快にこうですよという答えを袖山部長、答えていただきたいと思います。
それから、1番、2番、菊池議員、それから市村香議員が中核病院について質問をいたしました。私は正直言いまして病院の議員もいたしておりまして、監査も兼ねておるわけであります。新中核病院関連について、市長は公設民営化を進めるというふうに選挙中の公約で言っておりましたが、市の財政も予算は158億円ぐらいでしょうか、そういう予算の中で、市長が言いましたけれども、合併してから以降5年間に13億円ぐらい地方交付税が減ってくるということは、予算を組むにしても財政は厳しくなるだろうと思います。これについては合併特例債を使うことで対処するのではないかというふうに予測するわけであります。そういうことですから、そのように予想しているわけです。それでも財政負担はますます厳しくなるばかり。県西病院の負担金にしても4億円ぐらい出しているわけであります。
新中核病院、これは筑西市といろいろ細部にわたり今後相談をしていくでありましょうが、例えば5年後に新中核病院が供用開始になるとしても、多分すぐ黒字になるわけではありませんから、想像ですが、毎年桜川市では2億5,000万円ぐらい負担をせざるを得ないのではないかというふうに考えております。まず、その点、市長が筑西市の市長と大体のことは、概略話をしているかと思います。けさもテレビで放映されました。
Aの県西総合病院は現在、新中核病院としてあそこは大体ここら辺の中核病院であるというふうに考えておりますが、県西総合病院は3.11の被害にも遭いましたし、実際に一番前の第一、それは2階、3階を使っていない。ですから、今299床の許可の中で実際に稼働しているのは百五十六、七床だというふうに聞いております。
今後話し合いの中で、私は県西総合病院は地域の病院としてどなたも、電話がかかってきますが、「新市長になったらなくなってしまうのか」と、そういう電話をいただいております。「そういうことはないよ」と、そういう答え方をしておりますが、どのように残していくのだと。県が最初そういう計画を出していって、療養病床で120床ということで計画をしていたようですが、将来は診療所になってしまうというようなことも言っております。
私は、新中核病院はできれば、市長にも話しておりますが、大和駅周辺、あそこらを主張していっていただきたい。あそこにもし功を奏してできるということであれば、県西総合病院はあちらに、あそこから移転してその中に入っていただいてもいいのではないかというふうに私は考えております。ですから、市長にはとにかく先兵になって頑張ってもらわなければならない。通らなければストでも起こすぐらいの覚悟があってしかるべきだと、そのように考えております。
筑西の議長の赤城さんも病院議員をやっていました。現在代表の外山議員も県西病院の病院議員をやっておりまして、監査委員を私と2人でやっておりますから、県西総合病院についての内容については熟知しているだろうと思いますので、側面から電話で何とか、この前も話をしたのですが、「私はそれでもいいよ」というような話はしていましたから、当然こちらから相田議員と議長が出ていっておりますけれども、何とかそこらで頑張ってもらいたいというふうに考えております。
そういうわけですが、県西総合病院はどのようにして、市長は残していきたいと、桜川市民の命と健康を守るということを言っておるわけでありますから、そういう意味で最善の努力をしてほしいと思っております。
私も5月6日に脊柱管狭窄症という病になりまして手術をして半年過ぎたばかりですが、県西病院で手術をしました。私のところは今週の25日に県西病院に緊急入院して1週間で亡くなってしまったわけであります。だから、どうしても桜川市の中で岩瀬地区は本当に重要な病院であるというふうな捉え方をしておる方が多いわけであります。ですから、ひとつそういった状況の中で市長にどのようにして残していただくか、その見解をお伺いさせていただきます。
そういうわけで、あとは自席に帰りまして強烈に部長に質問をしていきたいと、そのように考えております。すきを見せないで答弁をしていただけば結構でございますから。
以上でございます。
〇議長(林 悦子君) 川那子秀雄君の質問に対する答弁を願います。
上野市民生活部長。
〔市民生活部長(上野 純君)登壇〕
〇市民生活部長(上野 純君) 川那子議員さんの消費生活センターの相談状況についてのご質問にお答えします。
初めに、消費生活センターの概要についてご説明申し上げます。桜川市消費生活センターは平成21年6月に開設されました。これは消費者庁発足と同時に施行された消費者安全法により設置され、センターでは、消費者と事業者との間に生じた商品やサービスに対する苦情や多重債務等について公正な立場で相談を受け付けています。また、消費者に消費生活に関する情報提供や講演会及び啓発活動を行っております。現在桜川市消費生活センターで相談員は2名在籍しており、どちらの相談員も消費生活コンサルタントの資格を持っております。また、生活センターの開設時間ですけれども、月曜日から金曜日の午前9時から午後4時まで交代で勤務しております。
それでは、ご質問にお答えしたいと思います。桜川市の相談件数ですが、昨年度516件で、内訳は多重債務による相談が158件、訪問販売による相談が67件、振り込め詐欺による相談が40件となっております。今年度においては、10月末までに262件の相談が寄せられております。内訳は、多重債務による相談が37件、振り込め詐欺による相談が35件、訪問販売による相談が20件となっております。振り込め詐欺には、還付金詐欺、架空請求詐欺、融資金・保証金詐欺、おれおれ詐欺、投資詐欺の5種類があります。
この中で一番多いのが架空請求詐欺相談です。昨年度はアダルトサイトなどの架空請求が40件のうち36件ありました。今年度につきましては、10月までに既に35件のうち17件と多くの相談が寄せられております。相談は、画像をクリックしただけで高額な請求があった、どうしたらよいかといったような内容ですが、今のところ支払ってしまったという被害はありません。
次に多い相談は投資詐欺相談です。昨年度は相談が3件で被害はなく、チラシを見たら情報提供したいというものでした。今年度は10月までに17件の相談を受け付けております。投資対象は水資源や太陽光発電事業などのエコ関連、社債、未公開株など多岐にわたっております。また、おれおれ詐欺や還付金詐欺に関しましては、市内全域に電話がかかっているようです。防災無線や高齢者の集会等で被害防止の呼びかけを行っていますので、被害は昨年度まではありませんでしたが、新聞紙上でご案内のように、今年9月に80歳の女性が長男を名乗る男から電話で現金を要求され、100万円をだまし取られるという事件が発生しております。
次に、クーリングオフは主に訪問販売や電話勧誘で不意をつかれ、考える時間がないまま契約されたときに契約を取り戻す手段です。昨年度は310万円の屋根工事契約、670万円の太陽光発電工事契約、51万円の節電器のリース契約の3件で、いずれも訪問販売での契約であります。相談を受け、クーリングオフしております。今年度は同じく訪問販売で90万円の小学生用の補習教材契約をクーリングオフしております。クーリングオフ制度は、消費者にとって無条件で解約できる有力な制度ですか、店頭購入や通信販売等には適用されませんので、消費者に対するチラシ等で啓発活動を行っております。
以上のように消費生活センターに寄せられた相談は氷山の一角かもしれません。消費者の皆さんが被害に遭わないために、怪しい話、危険なもうけ話をすぐに察知できるよう、出前講座や今年度5月から毎月「暮らしのかわら版」というチラシを全戸配布しております。このような啓発活動を続け、被害の未然防止に努めているところであります。どうぞよろしくお願いします。
〇議長(林 悦子君) 続いて、中島教育部長。
〔教育部長(中島洋治君)登壇〕
〇教育部長(中島洋治君) 川那子議員さんの市内の学校でのいじめや虐待があるかどうかのご質問にお答えさせていただきたいと思います。
まず、このいじめについての定義でございますけれども、ご質問にお答えする前に、桜川市の教育委員会で把握、指導しているいじめとはどのようなものかについて、まずご説明をさせていただきます。
文部科学省によりますと、いじめとは当該児童生徒に対して一定の人間関係のある者から心理的、物理的な攻撃を受けたことにより精神的な苦痛を感じているものとされております。個々の行為がいじめに当たるかどうかの判断は、表面的、形式的に行うことなく、いじめられた児童生徒の立場に立って判断しております。いじめは見えないところで起きていることが多いため、いじめがあっても認知されない場合が多々あります。そこで、いじめについては、ある、なしではなく、認知した認知件数を使ってご報告をさせていただきます。
教育委員会のほうへ報告として上がってまいりました平成24年度の小中学校からの報告でございますけれども、いじめの認知件数は小学校では697件、中学校で50件です。また、平成25年10月までの認知件数は、小学校で259件、中学校では32件です。各小中学校の指導によりまして減少傾向にはあります。主ないじめの内容は、冷やかし、からかい、悪口や軽くぶたれる、蹴られるなどの軽微な事案です。学校の指導後の継続的ないじめや児童生徒の生命にかかわるような重大事案は発生しておりません。報告事案につきましては、教師の指導や家庭との連携等で早期に解消しております。また、いじめが継続しないよう経過観察等の報告を学校からいただいております。
以上です。
〇議長(林 悦子君) 続いて、袖山保健福祉部長。
〔保健福祉部長(袖山 勉君)登壇〕
〇保健福祉部長(袖山 勉君) 川那子議員さんの2つ目のいじめ、虐待についてのうち、Aの家庭内虐待はないかについてお答えをいたします。
当市における家庭内虐待にうち、児童虐待に係る相談対応件数でございますが、平成24年度に市や筑西児童相談所で相談対応した件数が15件であります。ただし、この件数は1世帯で数人いればその数となります。また、本年4月から10月までには14件あり、毎年増加傾向にあります。
児童虐待は4種類に分類され、殴る、蹴るなどの身体的虐待、子供への性的虐待、食事を与えないなどの育児放棄のネグレクト、言葉によるおどし等の心理的虐待に分類されます。児童虐待の対応につきましては、予防、早期発見、早期対応が求められております。
このことから、本市におきましては、予防対策の一環としてポスターの掲示やリーフレットの配布、さらにはオレンジリボンの作成、配布や、各庁舎総合窓口に配置してございますコミュニティービジョン等において児童虐待防止の啓蒙活動を行っております。
次に、早期発見といたしましては、早い段階での気づきが必要であることから、児童福祉課内の家庭相談室に配属しております家庭相談員が市内の保育所、幼稚園、学校への定期的な訪問により入手した情報や家庭相談室に設置してある専用電話、さらに筑西児童相談所やいばらき虐待ホットラインの通報等により、虐待を見逃さないよう早期発見に努めております。また、民生委員、児童委員の方々からも情報をいただいております。
次に、対応でございますが、家庭内問題に起因する困難な相談につきましては、家庭相談員が関係機関からの情報収集や家庭訪問による面談等で虐待の事実について調査、確認を行いまして、筑西児童相談所と連携し、解決に向けた助言、指導を行っております。また、児童や家庭が問題を抱え、虐待につながるおそれの高い事例につきましては、桜川市要保護児童対策地域協議会へ助言等を求めたり、民生委員、児童委員の協力を得るなど、関係機関と連携をとりながら継続的な支援や見守りを実施している状況でございます。今後さらに関係機関との連携強化に努め、児童虐待の防止に努めてまいりたいと思います。
また、ご質問の家庭相談員の任用でございますが、桜川市家庭相談室設置規則においては、大学において児童福祉や教育学等を専修した者や医師または社会福祉士として2年以上児童福祉事業に従事した者から任命すると規定されております。しかし、医師等の雇用は難しく、これまで児童とかかわりが多かった学校長の経験者にお願いをしております。
次に、議会への報告でございますが、毎年決算附属資料の実績報告書において、家庭児童相談室の運営実績として相談事の件数をお示ししております。
以上でございます。
〇議長(林 悦子君) 大塚市長。
〔市長(大塚秀喜君)登壇〕
〇市長(大塚秀喜君) 川那子議員にお答えします。
公設民営化するとしても財政負担は厳しくなると考えるがというご質問に答弁いたします。前の一般質問でもお答えしておるとおり、昨夜、代表者会議終了後、記者会見をしました。テレビに出たというようなことでありましたが、負担金の話は出ておりません。再編統合の枠組み、中核病院の特徴、経営形態、民間的手法を取り入れてやっていくというようなお話でありました。
負担金についてでありますが、先ほど川那子議員からお話がありましたが、桜川市で一般会計から3億円弱のお金が出てくるということであります。これについては須藤市長とも若干お話はしたことがあるのですか、今出しているものを下回る金額で補助していきたいなと、そういうお話はしているところでございます。
県西総合病院、筑西市民病院による公立2病院の再編統合の枠組みの中で県西総合病院の再編統合後の形態につきましては、建設場所や診療科を含め、新中核病院の特徴などと大きく関連しております。また、県西総合病院は1日400人の外来患者や130人の入院患者の受け入れをしており、桜川市民が7割以上利用する地域に密着した病院であります。県西総合病院は、医療機関が少ない桜川市において、内科、外科を中心に小児科、整形外科、眼科など一次医療を担うほか二次医療も担う中核的役割も果たしており、重要な医療施設と考えております。そのため、基本的事項調整代表者会議や、さらに詳細を検討する建設推進会議の場において、桜川市の地域医療が低下することがないよう慎重に検討していきたいと考えております。場所についてということでありますが、この後、全協の中でお話をしていきたいというふうに思っております。よろしくお願いします。
〇議長(林 悦子君) 再質問があれば質問願います。
18番、川那子議員。
〇18番(川那子秀雄君) 上野部長のところは大体のみ込めました。
それから、そんなに相談件数があったのかなとびっくりしております、正直言いまして。相談員の方も大変でしょうけれども、嘱託職員ですよね。ですから、担当課の職員もいるでしょうから、応援を強力に推し進めてやってあげてくださるようにお願いをしておきます。
それから、いじめや虐待についてですが、やはりこれもあるのだなということが明らかになったわけであります。意外と教育委員会というのは、まことに言い方は悪いのですが、内密にしてしまう傾向が学校側ではあるというのが実際でございます。その中で小さなこと、それからテレビに出ていた先生は百何歳というので、私ちょっと忘れたのですが、10歳から教育を始めろとテレビで言っておりました。やはり幼児から少年に育っていく分かれ目なのだそうです。ですから、やはりそういうことで十分に学校の教員の皆さんにご苦労願って、そういうことのないように各学校で競争してというのはおかしいけれども、そういうことを生徒たちに指導、努力されていただきたい。
それから、これは児童福祉課のことですが、袖山部長からも丁寧な答弁がございました。今年度、平成25年度は何か校長さんが1人で頑張っておられるということを聞いております。なかなか人選が難しいかなということをお伺いいたしております。断られてしまうということを聞いておりますから。やはりこれは教育委員会の相談員と児童福祉課の相談員は、私は合体をしたのがいいのではないか、そういうふうに個人的には考えております。ですから、桜川市役所の内部でございますから、やはりよく相談し合ってやっていただきたいなと思います。
家庭内虐待ということを表現しましたが、逆に家庭内暴力というのもあるかもしれません。そういう点、十分に注意をして将来の子供たちの命を守ることについて努力をされていただきたいと、そのように考えております。市長もそういうふうに言っているわけですから、そういう趣旨に沿って頑張ってもらいたい、そのように思います。
それから、市長の答弁、答弁というか、きのうやったというのがテレビでけさ6時過ぎですか、私も見ていましたけれども、何か微妙な、いろいろあるんだというふうに新聞等にも書かれていますが、県西病院というのは利用状況、これは24年度なのですが、参考までに申し上げます。桜川市11万8,136人、87.44%、これは入院です。ですから、やはり中核病院としての役割を果たしているのだなと。筑西市、旧協和町、明野町のほうでは1万6,979人、12.56%。その他、旧下館、関城、その他が1万3,511人という利用状況であります。こういう数字から見ても県西総合病院は重要な医療機関であるというふうに思います。その中で、10ほど診療科目があるのですが、その中で内科が一番売り上げが多いです。それから眼科です。眼科は非常に患者が多くなってきております。ですから、例えば新中核病院をつくる場合においても、地域医療の中核として県西総合病院は市民の要望に応えなくてはいけない。そういうことで市長、頑張ってもらいたい。
とにかく去年で大和村が5,025人、旧真壁町が9,940人、旧岩瀬町は1万9,428人ですから、やはり旧岩瀬町地区においては医者が少ないということで県西病院を頼りにしているわけですから、こういった病院を将来なくしていくというようなことがあってはならないと、そのように考えますので、十分にベストを尽くして桜川市の県西病院は残すべく努力をしていただきたいと思います。
この中で訪問看護というのがあるのですが、これは正直言って赤字なのですが、入院、外来というのがあるのですが、年間患者数は1,375人いるわけであります。ですから、将来は高齢化率ということになれば訪問看護のほうがふえていくだろうというふうに考えますので、十分市長……これは県西病院から資料をもらってきたのです。だから将来とも残していただけるように努力をされていただきたい。
それから、相田議員、それから議長も代表であちらに話し合いに行かれているわけですから、最初は場所という話をされていましたけれども、県の計画から始まったことですが、やはりこの地区では県西病院はなくてはならない病院であるということを認識していただいて桜川市の現状を訴えていただきたい、そのように思います。
以上、そういうことで結構でございます。答弁はないですから結構です。
〇議長(林 悦子君) これで川那子秀雄君の一般質問を終わります。
〇散会の宣告
〇議長(林 悦子君) 以上で本日の日程は終了しました。
本日はこれで散会します。
ご苦労さまでした。
散 会 (午後 3時36分)