平成25年第2回桜川市議会定例会議事日程(第2号)
平成25年6月12日(水)午前10時開議
日程第 1 一般質問
〇出席議員(20名)
1番 萩 原 剛 志 君 2番 鈴 木 裕 一 君
3番 仁 平 実 君 4番 菊 池 伸 浩 君
5番 市 村 香 君 6番 岩 見 正 純 君
7番 小 高 友 徳 君 8番 飯 島 重 男 君
9番 中 川 泰 幸 君 11番 増 田 豊 君
12番 潮 田 新 正 君 13番 相 田 一 良 君
14番 大 塚 秀 喜 君 15番 高 田 重 雄 君
16番 増 田 俊 夫 君 17番 川 那 子 秀 雄 君
18番 橋 本 位 知 朗 君 19番 増 田 昇 君
21番 上 野 征 一 君 22番 林 悦 子 君
〇欠席議員(1名)
10番 皆 川 光 吉 君
〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
市 長 中 田 裕 君
副 市 長 飯 嶌 洋 一 君
教 育 長 石 川 稔 君
市 長 公 室 長 森 毅 君
総 務 部 長 上 野 幸 一 君
市民生活部長 上 野 純 君
保健福祉部長 袖 山 勉 君
経 済 部 長 植 木 優 君
建 設 部 長 青 柳 栄 君
上下水道部長 大和田 憲 一 君
教 育 部 長 米 川 建 男 君
会 計 管 理 者 杉 山 文 男 君
〇職務のため出席した者の職氏名
議会事務局長 市 塚 邦 彦 君
議会事務局書記 仲 田 浩 司 君
議会事務局書記 長谷川 勇 貴 君
開 議 (午前10時00分)
〇開議の宣告
〇議長(林 悦子君) おはようございます。
本日の出席議員は19名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立しますので、これより会議を開きます。
〇一般質問
〇議長(林 悦子君) 日程第1、一般質問を行います。
1番、萩原剛志君。
〔1番(萩原剛志君)登壇〕
〇1番(萩原剛志君) 1番議員、萩原剛志です。ただいま議長の許可をいただきましたので、通告に従い質問させていただきます。
初めに、高齢者用肺炎球菌ワクチンの公費助成について質問いたします。厚生労働省の平成24年人口動態統計の年間推計の報告によりますと、全国の死亡数は124万5,000人で、主な死因は、第1位、悪性新生物、第2位、心疾患、第3位、肺炎、第4位、脳血管疾患と報告されています。平成22年までは、死因の第4位であった肺炎が、平成23年以降、脳血管疾患を抜いて第3位に上昇しています。桜川市の死因の状況も同様で、1位、悪性新生物、2位、心疾患、3位、肺炎、第4位、脳血管疾患となっています。成人の肺炎の25から40%が肺炎球菌による発祥が原因で、特に高齢者での重症化が問題になっています。肺炎球菌は、肺炎、中耳炎、副鼻腔炎、気管支炎、髄膜炎などを起こす細菌の一つです。特に高齢者の肺炎の約半数は肺炎球菌が原因とされています。肺炎球菌ワクチン予防接種とは、高齢者の肺炎の中で最も頻度の高い肺炎球菌による細菌感染を予防するワクチンです。肺炎球菌には80種類以上の型がありますが、肺炎球菌ワクチン接種により23種類に対して免疫をつけることができます。接種により肺炎球菌による肺炎の8割に効果があると言われています。ただし、肺炎球菌ワクチンは、肺炎の全てを予防するワクチンではありませんが、接種することによって重症化防止などの効果が期待されます。副反応については、インフルエンザワクチンと同様に安全性は高く、重篤な副反応は極めてまれです。健康な人では、少なくとも接種後5年間は効果が持続するとされており、インフルエンザワクチンのように毎年接種する必要はありません。肺炎球菌に対する免疫ができると肺炎にかかっても軽い症状で済む効果があります。これが高齢者用肺炎球菌ワクチンの概要です。
そこで、質問いたします。@としまして、茨城県内でも高齢者用肺炎球菌ワクチンの接種費用に対して、公費による助成を行っている市町村がふえてきているようです。県内市町村の公費助成の実施状況をお伺いいたします。
2番目としまして、桜川市としましても子宮頸がん、小児用肺炎球菌、ヒブなどのワクチン接種に対して公費による助成をしていただいていますが、この高齢者用肺炎球菌ワクチンに対しても公費による助成を実施し、肺炎感染の予防や改善に努めていただきたいと思います。市の見解をお伺いいたします。
2項目としまして、救急医療情報キット及び携帯ホルダーの無料配布について質問いたします。高齢者などのひとり暮らし世帯が増加し、救急時に駆けつけた救急隊員や搬送先の病院に病状や連絡先の情報が伝わらないケースが発生しています。こうした事態を防ぐため、救急医療情報キット及び携帯ホルダーを用意し、ひとり暮らしの高齢者や障害者などを対象に無料配布している市町村がふえてきています。救急医療情報キット及び携帯ホルダーとは、救急医療活動に必要な情報を円筒状のプラスチック容器と携帯ホルダーに入れ、救急搬送時の情報収集に役立てるものです。救急医療活動に必要な情報をシートに記入し、本人が確認できる写真、健康保険証、診察券、お薬手帳の写しなどを円筒状のプラスチック容器に入れて冷蔵庫のドアの内側に保管します。また、携帯用ホルダーには救急医療情報シートと本人が確認できる写真を入れて、かばんやベルトなどの見える位置につけて携帯します。また、玄関用シールを玄関、ドアなどの内側に張り、冷蔵庫用マグネットを冷蔵庫のドアの外側に張ります。これで、冷蔵庫にキットがあるという目印になります。救急搬送時には救急隊員がキットや携帯ホルダーの情報をもとに、医療機関などと連携し、スムーズな救急医療活動を行います。また、緊急連絡先が記入されていれば、親族の方などへ速やかに連絡することもできます。
そこで、質問いたします。@といたしまして、救急医療キット、携帯ホルダーをひとり暮らしの高齢者や障害者などに無料配布し、救急搬送時の情報収集などの改善に役立てている市町村がふえてきています。県内市町村の実施状況をお伺いいたします。
Aとしまして、桜川市でも救急医療情報キット、携帯ホルダーを高齢者などのひとり暮らし世帯などや障害者などに無料配布し、救急搬送時の情報伝達の改善を図り、速やかに対応できるようにしてはどうでしょうか、市の見解をお伺いいたします。
3項目めとしまして、岩瀬駅入り口付近の障害者等乗りおり専用停車スペースの設置について質問いたします。岩瀬駅の入り口付近にタクシーが停車し、障害者や高齢者の駅の利用の妨げになっている場合があります。岩瀬駅の入り口付近のタクシー停車スペースの後方に障害者、高齢者乗りおり専用の停車スペースを設置し、障害者や高齢者が駅を利用しやすいように改善してはどうでしょうか。このスペースは、障害者や高齢者の自動車への乗りおりを目的とするもので、送迎車両は速やかに移動してもらいます。駐車に関しては、専用駐車スペースを利用してもらいます。タクシーの駐車スペースがあるわけですから、新たに障害者、高齢者用乗りおり専用停車スペースを設置するのも可能ではないかと考えます。市の見解をお伺いいたします。
以上、3項目について答弁をお願いいたします。
〇議長(林 悦子君) 萩原剛志君の質問に対する答弁を願います。
袖山保健福祉部長。
〔保健福祉部長(袖山 勉君)登壇〕
〇保健福祉部長(袖山 勉君) おはようございます。萩原議員さんの高齢者用肺炎球菌ワクチン接種費用の助成について及び救急医療情報キットホルダーの無料配布についてのご質問にお答えいたします。
最初に、1点目の高齢者用肺炎球菌ワクチンについてご説明いたします。日本人の75歳以上の高齢者の死因第3位の肺炎は、さまざまな病原体によって起こります。主な原因は細菌で、中でも一番多いのが肺炎球菌です。肺炎球菌は、ふだんから口内や皮膚にいる細菌の一種で、健康な人では余り感染を起こしませんが、高齢者や慢性の心臓病や肺の病気、糖尿病など持病があって免疫の働きが低下
いる人では肺炎を起こしやすく、重症化しやすいと言われています。
高齢者の肺炎の主な原因である肺炎球菌は約90種類あり、ワクチンを設置することにより23種類に対して免疫を得ることができます。これにより肺炎球菌による肺炎を約80%に対応することができ、肺炎球菌ワクチンを接種しておくと、肺炎の予防や、かかっても軽い症状で済む効果が期待されます。
全国的な接種状況については、平成24年6月現在、全国の1,742の市区町村のうち、4割を超える約770の市区町村で肺炎球菌ワクチン接種費用に対する公費助成が実施されているとの情報を得ております。しかしながら、高齢者人口との比率では、接種率は約11%と依然として低い状況と言われております。
国の感染症対策としましては、平成22年度の国の経済危機緊急対策の一環として、平成23年度から24年度まで子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進臨時特例交付金として、子宮頸がんワクチン、小児用ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンの3ワクチンの予防接種事業が実施されました。この3ワクチンにつきましては、平成25年度から定期接種となりまして、疾病、罹患率の減少と医療費の抑制、さらには子育て支援や少子化対策として実施されたものでございます。さらに、水痘ワクチン、おたふく風邪ワクチン、成人用肺炎ワクチン、B型肝炎ワクチンの4ワクチンについても定期接種に導入しようとする議論もされている状況でございます。
さて、ご質問の県内市町村の助成状況でございますが、水戸市を初め18市町村が実施をしており、今年度は7市が予定をしております。全体で25市町村となる予定でございます。
次に、高齢者用肺炎球菌ワクチン接種費用を公費助成してはどうかについてでございますが、高齢者用肺炎球菌ワクチン予防接種料金の県内の平均費用は7,400円程度と聞いております。この費用の一部を助成するとして、また65歳以上の高齢者を対象とするとすると多額な費用が必要となります。しかしながら、高齢者の肺炎球菌による感染症を予防するには、高齢者用肺炎球菌ワクチン接種が一番効果的とされていることから、今後は実施している市町村の取り組み状況を調査するとともに、安全性や桜川市予防接種対策協議会の意見を聴取しながら検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
また、今定例会の補正予算に成人の風疹予防接種費用の一部を助成する予算を計上させていただきました。首都圏を中心に成人の風疹が流行しております。6月9日時点で全国では9,418人、茨城県内の風疹患者は90人に達し、風疹の感染拡大が懸念されております。妊娠初期に風疹に感染すると、心臓病や白内障、難聴などの障害を持った先天性風疹症候群の赤ちゃんが生まれる可能性があります。風疹予防には予防接種が効果的であり、妊娠している女性を風疹感染から守るため、ご理解をいただきたく、よろしくお願いいたします。
次に、2点目の救急医療情報キットホルダーの無料配布についてご説明いたします。ご質問の救急医療情報キット及びホルダーは、ひとり暮らしの高齢者や高齢者世帯の障害者などを対象に救急医療活動に必要なかかりつけの医療機関名や治療中の疾患などの情報をシートにまとめ、それを円筒のプラスチック容器キットに入れて冷蔵庫に保管し、またホルダーにつきましては情報を入れて携帯し、もしものときに救急隊員がキットやホルダーの情報をもとに医療機関などと連絡、連携し、スムーズな救急医療活動を行うものでございます。
ご質問の救急医療情報キット及びホルダーの県内自治体の実施状況でございますけれども、救急医療情報キット及びホルダーの両方を配布し、実施している自治体が1自治体、キットのみの自治体が23自治体となっております。携帯用ホルダーについては、配布しても外出の際、携帯することが少ないことなどから、導入の自治体は1市にとどまっているようでございます。桜川市では、関連する高齢者対策事業といたしまして、郵便事業者や金融機関、新聞販売店などの事業所に日常業務の中で見守りをお願いし、異変に気づいたときに通報していただくことになっております高齢者見守りネットワーク事業、また急病などで緊急に援助をしようとする場合に、ボタンを押せば消防本部に通報が行くようになっております、ひとり暮らし高齢者等緊急通報システム設置事業などを実施しております。救急医療情報キット及びホルダーの無料配布につきましては、さらに各自治体の実態、効果等について調査を行い、特にキットにつきましては救急時に必要な情報がそろっており、適切な措置や搬送時間の短縮ができることから、今後導入に向けて検討し、スムーズな救急医療活動に役立ててまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
〇議長(林 悦子君) 青柳建設部長。
〔建設部長(青柳 栄君)登壇〕
〇建設部長(青柳 栄君) それでは、萩原議員さんの質問にお答えいたします。
岩瀬駅入り口付近の障害者等乗りおり専用スペースの設置、また専用駐車スペース設置ができないかというご質問でございますが、初めに岩瀬駅入り口付近に障害者専用の乗降所を設置できないかという件につきましては、駅舎前方東寄りに切り下げの歩車道境界ブロック、長さ4メートルの部分があります。車道と歩道の境界から点字ブロックが設置されております。この部分に障害者用乗降所を設置できるように警察との協議を行うとともに、タクシー乗降所を利用している会社との調整を行い、協議が済みましたら、早急に設置したいと考えております。
次に、障害者専用駐車場スペースの件ですが、現在の駐車場利用状況は35台分あります月決め駐車場は満車の状態で、7台分の1次利用駐車場も満車になっていることが多く、駐車スペースが不足している状況でございます。しかしながら、障害者用の駐車場スペースが必要であることは認識しております。障害者専用駐車場を設ける場合は、平成18年の12月20日に施行されましたバリアフリー新法に基づく駐車場を設置する場合は、省令で定められた構造及び基準が義務づけされておりますことから、今後設置場所や設置方法などの検討をしていきたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(林 悦子君) 再質問があれば、質問願います。
1番、萩原議員。
〇1番(萩原剛志君) まず初めに、高齢者用肺炎球菌ワクチンについて再質問いたします。
先ほど肺炎球菌ワクチンの概要とか部長のほうから説明いただきました。費用が7,400円ということでありますけれども、私のほうでちょっと調べている部分では、一部の助成で3,000円ぐらいが多いのではないかというふうにちょっと聞いています。先ほども申し上げましたとおり、1回の接種で5年間効果が持続するわけなのですが、1人に対して生涯1回というふうにしているような自治体もあるようです。桜川市で実施した場合は費用がどのくらいになるのか、この辺をお伺いいたします。
〇議長(林 悦子君) 袖山保健福祉部長。
〇保健福祉部長(袖山 勉君) それでは、高齢者肺炎球菌ワクチンの費用のところでございますけれども、先ほどお話ししましたように県内市町村の取り組みの状況といたしましては、実施している団体、さらには予定している団体で25市町村ございます。そのうち3,000円の助成が12市町村と、これが多く、さらに対象としている年齢でございますけれども、65歳以上の方という市町村が14市町村というふうなことで、この助成額の3,000円、さらには対象者を65歳以上といたしまして、桜川市の場合1万2,000人を予定し、さらには接種率を75%で見込みますと2,340万円の費用というふうになります。ただし、これは初年度のみの費用でございまして、次年度からは当初よりは随分少なくなるものと思われます。
以上であります。
〇議長(林 悦子君) 1番、萩原議員。
〇1番(萩原剛志君) それでは、市長にお伺いいたします。
今説明もありましたとおり、肺炎球菌感染による重症化を防ぐためにも、予防の観点から、この高齢者用肺炎球菌ワクチンの接種が有効と考えます。今ありましたとおり2,340万円程度の費用ということでありますけれども、市長としましても安心安全なこの桜川市の運営のためにも、こういったワクチンの接種に関してはいろいろと、先ほども申し上げましたとおり取り組んでいただいているところでありますが、この高齢者用肺炎球菌ワクチンについても、ぜひ実施していただきたいと思いますが、中田市長のお考えをお伺いいたします。
〇議長(林 悦子君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 萩原議員さん、ぜひ取り組んでもらいたいということでございますが、今定例会において成人の風疹予防接種費用の一部を助成するということで計上させていただいております。これをぜひご議決をいただきたいというお願いをしてから、答弁をさせていただきたいと思います。
私も、過日庁議の中でいろいろとこの対策についてはお話し合いをさせていただきました。少なくとも高齢者の肺炎球菌ワクチン接種については前向きに考えていかなければいけないだろうというふうな思いを強く持っておるところでございまして、今後安全性をしっかりと調査した形の中で、実施に向けて考えていきたいというふうに思っております。
〇議長(林 悦子君) 1番、萩原議員。
〇1番(萩原剛志君) ぜひとも実施に向けてお願いしたいと思います。
また、先ほど部長、また市長からもありましたとおり、この風疹の予防接種に関しての助成でありますけれども、私のほうでも今定例会で一般質問で取り上げる予定もありました。でも、速やかに桜川市のほうで、この部分を取り組んでいただけるということで、非常にありがたく思っているところであります。このワクチン接種に関しても費用がかかるわけでありますが、予防という観点で取り組んでいくことによって、いろんな医療費とか、そういった部分の低減とかにもつながっていくのではないかというふうに考えますので、積極的にその辺の取り組みをお願いしたいと思います。
続きまして、救急医療情報キット携帯ホルダーの件ですけれども、大体市としてどのぐらいの費用がかかるのかというところが部長のほうでわかれば、ご答弁いただきたいと思うのですが、よろしくお願いします。
〇議長(林 悦子君) 袖山保健福祉部長。
〇保健福祉部長(袖山 勉君) お答えいたします。
救急医療キットホルダーの費用ということで、キットのみの配布費用といたしましては、ひとり暮らし高齢者あるいは高齢者世帯ということで、市としては約1,600セットを見込みまして、キット単価を550円で計算いたしますと、約88万円程度になろうかというふうに思います。また、ホルダーにつきましては、単価が300円、こちらについては高齢者世帯は全員が該当になるということで、数も多くなります。2,400セットを見込みますと、合計で72万円ということで、キットとホルダー合わせて約160万円ほどの費用になろうかというふうに思います。
以上でございます。
〇議長(林 悦子君) 1番、萩原議員。
〇1番(萩原剛志君) ことしの2月から、下妻市でこのキットとホルダー両方です。先ほど1市町村という話がありましたけれども、これは多分下妻だけなのかとは思うのですが、これを実施することによって救急隊員が駆けつけたときに、この家が、その訪問した家が高齢者のひとり暮らしとかいう場合には、その入り口、玄関とかのシールを確認したり、あとは冷蔵庫のシールを確認したりして、本人の情報が速やかに情報を収集することができ、そしてその本人の持病とか、そういったものもそこに記載されていればわかるわけでありますので、非常にその救急搬送時に役立つものであると思います。ほとんどのところがそのキットというプラスチックの円筒状のホルダーにその用紙を入れたぐらいのところが多いと思いますが、それでも88万円ということでありますので、値段、こう言ってしまうとあれですが、値段の割には効果が大きいというふうにちょっと思います。ぜひともこの部分においても積極的に取り組んでいただきたいと思います。
3番目の岩瀬駅の障害者乗りおり専用停車スペースの件の再質問なのですが、先ほどの部長の答弁によりますと、そうすると一時的な停車スペースを今回ちょっと質問しているところなのですが、そうすると、そのスペースを設置してもらえるということでよろしいのでしょうか。
〇議長(林 悦子君) 青柳建設部長。
〇建設部長(青柳 栄君) 既に駅のすぐ目の前に歩車道ブロック4メートルほど切り下げの部分があります。先ほども申しましたように、そこから点字ブロック等も設置されておりますので、その部分に警察とも協議した上、またタクシー乗降所もその前にありますので、その利用している会社とも協議をしまして、済みましたら直ちに設置をしたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(林 悦子君) 1番、萩原議員。
〇1番(萩原剛志君) 本来であれば、入り口の付近、タクシーの停車スペースの後ろあたりがちょっといいのかとは思うのですが、大体ちょっと見てますとタクシーが2台、3台並んでいまして、その辺の3台目ぐらいのところが本来はいいかなとは思うのですが、市のほうでそのスペースを設置していただけるということであれば、非常にありがたいと思います。
あと、駐車スペースの件ですが、私のほうでちょっと詳しく調べていなかったのですが、現在は駐車スペースはなかったのですか。
〇議長(林 悦子君) 青柳建設部長。
〇建設部長(青柳 栄君) 障害者用の駐車スペースということでしょうか。
〔「はい、そうです」の声あり〕
〇建設部長(青柳 栄君) 現在は、障害者用の駐車スペースは設置されておりません。月決め駐車場と一時利用者の駐車場が設置してありますが、障害者用の、先ほどもちょっとバリアフリー新法ということで、設置する場合は基準がいろいろございまして、幅が3.5メートル以上とりなさいというようなことと、脇の通路は1.2メートル以上とれと。また、乗降する場合には屋根を設けようというような、いろんな制約がございますので、そのようなことも検討していかなければならないものですから、今後検討させていただきたいと思います。
〇議長(林 悦子君) 1番、萩原議員。
〇1番(萩原剛志君) それでは、その停車スペース及びその駐車スペースに関しても何とか実施、つくっていただいて、障害者、また高齢者が駅を利用しやすいように取り組んでいただきたいと思います。
いずれにしましても、今回3点取り上げさせていただきました、この高齢者の対策でありますけれども、いろんな意味で市にとっても重要なことであると思いますので、市のほうでもしっかりと、前向きに取り組んで、できれば実現をしていけるようにお願いしたいと思います。
以上で私一般質問を終わります。
〇議長(林 悦子君) これで萩原剛志君の一般質問を終わります。
ここで暫時休憩をいたします。
休 憩 (午前10時33分)
再 開 (午前10時45分)
〇議長(林 悦子君) 再開します。
休憩前に引き続き一般質問を行います。
続いて、5番、市村香君。
〔5番(市村 香君)登壇〕
〇5番(市村 香君) 5番議員、市村香です。通告によりまして質問させていただきます。
今回桜川市事務決裁についてということで質問するわけですが、事務決裁についてはそれぞれの部門に共通する規則にのっとって進めていくと考えております。担当職員から始まって、課長、部長、市長、もちろん副市長もいらっしゃいますが、手続事務の流れについてどのように進んでいくのか気になりました。共通理解に基づいて進んでいるとは思いますが、改めて説明を求めるものです。
まず最初に、事務決裁の中に、個別事項として市長公室の中で苦情、要望、意見等、市民の広聴に関する処理とありますが、どのように対応、また対処しているのか。市長公室に苦情や要望はたくさんあるのか。そして、あるなら、どれくらいなのか。また、毎月庁舎ごとに、「市長と語ろう、市民の日」を設けてありますが、これらも広聴に関しての該当するとして捉えているのか伺いたいと思います。
2つ目は、一般会計予算の19節負担金補助及び交付金についてですが、総務部に属し、流れの説明は総務部の管轄だと思いますが、これは全てに関係するので、今回は各種団体への補助金申請の流れ、また最終にその事務決裁に至るまでのことを簡単でいいですので、教育委員会で説明いただきたいと思います。後で、本来総務部も関係するので、もしかしたら総務のほうにもお伺いいたします。
次に、市民生活部にも補助金対象の任意団体があると思いますので、それらのことについて、構成、その他わかる範囲でお願いいたしたいと思います。
答弁によりまして再質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(林 悦子君) 市村香君の質問に対する答弁を願います。
森市長公室長。
〔市長公室長(森 毅君)登壇〕
〇市長公室長(森 毅君) 市村議員さんの市長公室の中で苦情、要望、意見等、市民の広聴に関する処理とあるが、どのように対応、または対処しているのかについてのご質問にお答えいたします。
市では、市民の皆様からの市政に対する苦情、要望、意見等を伺う場として、合併以前の旧岩瀬町から開催しておりました市民の日地区懇談会市政モニター制度を継承し、実施しております。これは、市政に対し既成概念にとらわれることのない自由な発想のもとでのご意見、ご要望をお聞きすることで、市政に対する市民意識を把握し、あわせて今後の市政運営の参考にするを目的としており、重要な広聴事業として取り組んでいるところでございます。さらに、今年度からは、先ほどもご説明申し上げました広聴事業のほかに、毎月開催しております市民の日の一環として、市民の皆様と市長及び各部局長が一堂に会し、地域の課題や市政に関する生の声をお聞きする場として市政懇談会を開催し、道路問題から子育てに関することまで多岐にわたるご意見、ご要望に対処しているところでございます。
昨年度の広聴事業の実績といたしましては、市民の日地区懇談会市政モニター会議を合わせまして24回開催いたしました。参加人数は、延べ321人で、そのとき出されました要望、意見等は387件でございました。そのご意見、ご要望の対応につきましては、各課各部局で対応、改善が図られるよう連携し、対処しているところでございます。加えて市民意識の把握を目的に、個人情報に配慮した上で、その都度職員に議事録を公開しております。また、地区懇談会市政モニター会議で出された苦情、要望、意見等の対応につきましては、情報の共有化を目的に各地区の現状、課題と、それに対する今後の市の対応状況など議事録としてまとめ、出席者並びに関係者に送付しております。今後とも市民の皆様との信頼関係をより一層深めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
〇議長(林 悦子君) 米川教育部長。
〔教育部長(米川建男君)登壇〕
〇教育部長(米川建男君) 市村議員さんの補助金申請の流れに関するご質問にお答えします。
各種団体等への補助金の交付に関しましては、桜川市補助金等交付規則、平成17年桜川市規則第33号の規定に基づき事務処理を行っております。規則第3条、補助金等の交付対象には補助金等とは公の支出に属し、かつ市長が公益上必要があると認める事務または事業を行う者に対し、予算の範囲内において、その施行に必要な経費の全部または一部について交付するものです。
ご質問の補助申請の流れにつきましては、基本的には補助事業者等からの補助金等交付申請書により交付申請を受け、内容を調査及び審査の上、交付の決定をし、交付決定書により申請者に通知し、補助金を交付します。
また、補助事業が完了したときは、補助事業等実績報告書により実績報告書を提出することになります。
補助金等に関する決裁につきましては、桜川市事務決裁規程、平成17年桜川市訓令第3号の規定に基づき、金額により300万円未満は副市長、100万円未満は部長、30万円未満は課長の専決事項となっております。このことは、教育委員会部局におきましても、桜川市教育委員会事務決裁規程、平成17年教育委員会訓令第4号により、副市長が教育長となりますが、そのほかは同様の規程となっております。
以上でございます。
〇議長(林 悦子君) 上野市民生活部長。
〔市民生活部長(上野 純君)登壇〕
〇市民生活部長(上野 純君) ご質問にありました市民生活部内の関係団体は、桜川市更生保護女性会、桜川市くらしの会と桜川市交通安全母の会があります。更生保護女性会につきましては、市村議員さんが会員であることから、活動の内容につきましては詳しいかと思いますが、会員は岩瀬地区20名、大和地区10名、真壁地区11名、計41名で構成されており、保護司会との綿密な連携により、犯罪や非行の未然防止、青少年の保護、育成を主眼に社会を明るくする運動や愛の募金活動、社会環境浄化活動等、活発な事業を展開されていただいております。
また、事業費は、会員の1,000円の会費、ほか桜川市より10万円、市社会福祉協議会より4万円の補助により賄われております。毎年度総会により決算等の報告を受けております。
次に、桜川市くらしの会につきましては、旧真壁町の活動から、合併後岩瀬地区2名の会員が加わり、79名の会員にて構成されており、みんなの消費生活展やおもしろ講座、消費生活セミナーの開催、ひな祭りの案内協力等、多彩な事業を展開しております。事業費につきましては、会費1,000円をいただくほか、桜川市より10万円の補助金により各事業の執行が図られた旨、収支決算報告をいただいております。
次に、交通安全母の会でございますけれども、交通安全母の会の会員といたしましては、会則により桜川市に住所を有する家庭が会員である等から、約1万5,000世帯の会員があるものと思われます。また、役員については、現在29名がその職に当たっており、交通安全は家庭からのをモットーに、春、秋の交通安全運動期間のキャンペーンに参加する、あるいは小中学校等の交通安全教室の参加、あるいは高齢者世帯訪問、あるいは高齢者に対する交通安全教室等の開催等、多彩な事業を展開されております。
会員の会費については、(100円)をいただいており、また市の交通安全対策協議会から補助金として30万円をいただいております。これらの収支決算については、交通安全対策協議会に報告されております。
以上でございます。
〇議長(林 悦子君) 再質問があれば、質問願います。
5番、市村議員。
〇5番(市村 香君) まず、1点目ですが、桜川市の事務規程の中に、その他の項目というところがありますので、お伺いしましたが、324回、387件、さまざまな要望があるということで、それぞれに部署で対応しているということですので、それについてはよくわかりました。
なぜ私が今回このような決まり事を質問するかといいますと、市は市民の負託に応えるために、市行政のサービスは重大なことから、本当にささいで、何でこんなことと思うことも基本とする考え方は同じだと思いますが、その辺のところはいかがでしょうか、総務部長、お伺いいたします。
〇議長(林 悦子君) 上野総務部長。
〇総務部長(上野幸一君) 5番議員さんにお答えをいたします。
ただいまの質問は、事務決裁規程での一般的事項のことだと思いますが、これは先ほど米川教育部長が答弁しましたように、流れとしましては教育委員会、市長部局ともに変わりませんので、補助申請から補助金の交付決定、また事業が完了した後は実績報告の提出をお願いするところでございます。
以上でございます。
〇議長(林 悦子君) 5番、市村議員。
〇5番(市村 香君) 私が過去にあったことで今回お話しするのですけれども、そういう意味で判断していくと、どうしても市職員の理解、対応のありようが管理職というか、現在のグループ長以上の任務に対する共通の理解がされていないと感じたことがあります。
それから、事務決裁の責任の所在が曖昧で、いつ、どこで、誰が指示しているのかさっぱりわからないことがあった。部長、課長でありながら、どう対処するか。自己責任のもとで手続処理をして、きちんと説明責任を果たしているのか甚だ疑問に思ったことがある。信頼関係を築けないのは、権限を与えられていないのかなと。規程にあることも市長にお伺いしないと何もできないようなシステムになっているのか。そこのところを確認したいので、私の理解が全く違うのか。合併してから8年。共通の理解のもとに進められなければ、行政サービスに対して信頼ができなくなると思いますので、市民の負託に応えるべく真摯に、かつ公平に事務手続がされるように改めて確認していきたいと思ったわけです。
ところで、この桜川市事務決裁規程というのが、先ほど教育委員会の部長からもご説明ありましたけれども、17年12月1日にできております。その中で、決裁というのは市長もしくは会計管理者、またはその法定代理者、もしくは委任状を受けた職員、決裁者がその権限に属する事案の処理について最終的に意思決定を行うということになっております。そのほか、専決、その人だけの考えで決める。専決処分、部長専決事項、常時その者にかわって決裁すること。それから、代決というのがありまして、合議、それから協議、それから逆に専決の制限というのがあるのですが、私が関係した中で、どこに最終的に意思決定をしているのかというのが理解できないことがありました。そういうときに、この専決、代決、合議、協議、専決の制限ということになりますと、専決事項が明示されたものであっても、以下の各号があれば、専決及び代決することはできない。事の重大または異例に属するとき、それは本当に重大なことだと思いますから、市長になると思います。それ以外は、紛争、論争のとき。または、処理の結果、紛争、論争が生じるおそれがあるとき。特に上司にとって、やはりそのことを知っておいてもらいたいと、そういう必要があるとき。以上のように、全て誰かが最終の責任をとること。責任の所在が明らかになることが当然だと思いますけれども、再度質問いたします。最終責任者は、この文言でいきますと誰になるのか、ちょっとお聞きしたいのですけれども。
〇議長(林 悦子君) 上野総務部長。
〇総務部長(上野幸一君) 市村議員さんにお答えいたします。
専決事項についてのお話だと思いますけれども、専決事項につきましては、先ほど議員さんご指摘のように、副市長、部長共通、課長共通というような専決事項がありまして、当然その職にあるものが責任を持って決裁するというのが専決でございます。ただし、今議員さんがおっしゃられたように紛争、まだ一般的でないものとか、そういう場合には、例えば課長専決であったとしても、それは上司と相談して、最終的な決裁をするものというふうに理解をしております。
以上です。
〇議長(林 悦子君) 5番、市村議員。
〇5番(市村 香君) 例えば補助金の申請をする場合と想定しますと、まず補助金の決裁については、予算の枠組みがきちっとされていて、確定がなされていることが条件と思いますけれども、それでよろしいのでしょうか。
〇議長(林 悦子君) 上野総務部長。
〇総務部長(上野幸一君) 確かに予算に組まれているものについての決裁については、ただ、執行する段階で補助金につきましては当初その補助金が予算計上したときと同じ状態であるのか、またそのときと若干状況が違うのか、その辺によっても状況は変わると思いますが、状況が変わる場合については、たとえ課長専決事項でありましても、やはり上司と相談して、その中で決定していくものだというふうに認識しております。
〇議長(林 悦子君) 5番、市村議員。
〇5番(市村 香君) 例えば過去には違反をしても知らなかった例があるのです。皆さん、ご存じかと思うのですけれども、予算の枠組みがない。それにもかかわらず、工事発注をしてしまった。支払う予算、確定がないのに、後に自治法違反だどうかということで騒ぎまして、最終的には後づけ、財務規則違反まで犯しても支払いができたということもあります。そういうことがあるのですけれども、さて平成24年度に任意団体の補助金が予算計上されているのに、事務手続をしないで支払わないでおいた。そういうときの判断は誰がしていたのかなと私は疑問に思ったわけです。そのまま1年間放置して、最終的には支払って解決済みのものですけれども、それまで起こった理由と、それにはいろいろ、減額したり、いろいろあったのですけれども、そういうことがなされたと。その指示を誰がしたのかというのがあるのです。この任意団体の補助金の申請につきましては、教育委員会が関係しますので、教育委員会のほうに、そういう判断というのはどなたがしているのか、ちょっとお伺いしたいと思います。
〇議長(林 悦子君) 石川教育長。
〇教育長(石川 稔君) 市村議員さんにお答えをいたします。
24年度の支払いのときに、そういう団体がありましたけれども、担当の課で最初はやっておりましたけれども、いろいろその団体の方々にはお話をして、説明をして、何とか1つの団体でお願いをしたいというふうなことを再三お願いをしてやってまいりましたけれども、なかなかそれが進まなかったものですから、最終的には担当の課長と教育委員会のほうで合議をして決めてお支払いをしたという状況があります。
以上です。
〇議長(林 悦子君) 5番、市村議員。
〇5番(市村 香君) わかりました。最終的には、課長と関係者と合議をして決めたということですが、そこには教育長はご一緒だったのでしょうか。
〇議長(林 悦子君) 石川教育長。
〇教育長(石川 稔君) 課長のほうからも相談を受けてまいりましたので、私も一緒になって判断をさせていただきました。
〇議長(林 悦子君) 5番、市村議員。
〇5番(市村 香君) そうですか。この最終、5月末に支払いの決定がされるまでには、私もその任意団体の方からご相談を受けまして、いろいろお話し合いをいたしました。そのときに、その関係者は、自分たちでは決められないということで、再三にわたりどなたかにご相談をするということであったのですけれども、そのご相談先はすべて教育長だったのでしょうか。
〇議長(林 悦子君) 石川教育長。
〇教育長(石川 稔君) 相談を受けたのは、私と部長でございます。ですから、私教育長と部長が相談を受けて、そういう決定をさせていただきました。
〇議長(林 悦子君) 5番、市村議員。
〇5番(市村 香君) そのとき、最終にはそうなったのかもしれませんが、それ以前につきましては、補助金の申請については市長までかかわるのだと、そのようなお話まで私はされた経緯があります。先ほども事務規程の財務規定にありましたけれども、専決では多分30万円が決裁できるのだと思うのです。そのことを私がお話をしても、いやいや、ちょっと調べなくてはわかりませんけれども、とにかくこれは市長まで多分かかわるのだと思うのだというような話をされたものですから、今回改めてきちっとしていただきたいなと、確認したいと思いまして質問させていただいたわけです。では、そういうことまで、市長のほうまで係ることはなかったのですね。
〇議長(林 悦子君) 石川教育長。
〇教育長(石川 稔君) 教育委員会の中で判断をさせて、決定をいたしましたので、ご理解のほどをお願いしたいと思います。
〇議長(林 悦子君) 5番、市村議員。
〇5番(市村 香君) それでは、次に、この事務規程の中には庶務に関する事項ということがございます。庶務に関する中には、ほとんど庶務に関する執行方針及び計画、上記計画に基づく事務事業の実施とありまして、私が理解するところ、ほとんど部長と課長で済むのかなと思います。お金の決裁にかかわりますと、もちろん市長までいくこともあるかと思うのですが、それとその中には文書の保管及び廃棄という項目がございます。これに関しても、やはり部課長共通、そしてまた何かがあれば、指定合議ということで総務課長以上でするのかなということを私なりに理解したのですけれども、この中にちょっと気になったのは、多分合議とか、そういうときに使うのだと思うのですが、主管の系列以外の系列に属するものとは、例えばどういうことをいうのか、それもあわせてお聞きしたいと思います。
〇議長(林 悦子君) 上野総務部長。
〇総務部長(上野幸一君) 市村議員さんの多分庶務に関する決裁規程を見ていると思いますけれども、今の主管に関するというのは何項目めに入っておりますか。今の庶務規程……
〇5番(市村 香君) 事務決裁規程の中に……
〇総務部長(上野幸一君) 庶務に関する事項がございます。
〇5番(市村 香君) はい。その庶務の管理にもありますが、その合議で話し合いをするときに、結局いろんなところが話し合うということですよね。そうすると、この文言でいうと、主管の系列以外の系列に属するものというのは、どういうふうな対応しているのかな。どういう話し合いの中でするのかということ。
〇議長(林 悦子君) では、暫時休憩しますので。
休 憩 (午前11時13分)
再 開 (午前11時20分)
〇議長(林 悦子君) 再開します。
上野総務部長。
〇総務部長(上野幸一君) 市村議員さんにお答えいたします。
先ほどの市村議員さんのお話で合議ということでございますが、主管の系列以外の系列に属するものが、その職域の関連において、事案について調査、検討し、その事案に対する意見を決裁権者に表明することを言うという文言になっております。簡単に申し上げますと、例えば道路を整備するときに、それと関係する課といろんな打ち合わせをするということが合議ということになっております。ですから、内部での打ち合わせということではなくて、あくまでも関連課にそういう合議をしてやるということでございます。
以上でございます。
〇議長(林 悦子君) 石川教育長。
〇教育長(石川 稔君) 先ほど市村議員さんに3者で合議をしたという答弁をさせていただきましたが、それを訂正させていただきまして、3者で協議をして合意したということでございますので、よろしくお願いをしたいと思います。
〇議長(林 悦子君) 5番、市村議員。
〇5番(市村 香君) 3者で協議というのは、当時の部長と課長と教育長で協議したということですね。はい、わかりました。
補助金の普通の申請というのは、私がもしかしたら理解が間違っているのかもしれないのですが、簡単なことで確認したいのですが、まず、先ほども申しましたように、この平成24年度、25年度のこの予算書も見ておりますけれども、この予算書に載っているものをもとにして補助金についても多分申請がされるのだと思います。その項目にのっとって申請をすると。先ほど最初におっしゃいましたが、予算の範囲内で申請をしていただいて、その予算の全部もしくは一部というふうなことで決裁をしていくのですよという説明をしましたので、そのとおりかなと思います。それを申請をして、その後、何事もなければ、そのまま予算どおりに市長がそれを予算を想定と認めて決定するのだという先ほどのご答弁がありましたから、少なくともその団体に対して、この予算づけした予算を払ってもいいですよということを、これは何年も続いていることですから、そのことをきちっと確認した上で予算をつけているわけですから、その範囲の中で今までもそのとおりに払われてきたとすれば、そのままする。もしそれが何かがあれば、そこできちっと、その出された資料に対して変更があれば、変更通知書。その変更の中には減額も、それから支払いの停止、そういうことも含められると思うのですけれども、そういうものをきちっと担当部局の最終責任者がそこでもう一度確認したいのですが、最終責任は誰がそれをするのだということなのですけれども、そういう決定をして任意団体のほうに変更をお願いするか、中止するか、一部払うか、満額払うかという通知を出すのだと思います。出した時点で改めて振込先その他、もちろん登録はしてあると思うのですけれども、最終にその市が予算を組んだ、満額でない場合にはその減額した金額を改めて請求をし直すということが通例の流れだと思うのです。それで、会計管理者のほうに決裁の書類が上がっていて、会計管理者はそれをもって支払いをするというのが通常の事務規程の流れだと思うのですが、そのことに関して教育委員会なり、総務なり、どちらかで確認の意味でお答えをいただきます。
〇議長(林 悦子君) 一般論として、では上野総務部長。
〇総務部長(上野幸一君) 市村議員さんにお答えいたします。
今議員さんが申されましたように、一般的には予算書に基づいて補助申請をということで事務は進めてまいります。ただし、予算書の金額イコール交付決定ということではないということですね。
〔「ではない」の声あり〕
〇総務部長(上野幸一君) そういうことで、今市村議員さんが申し上げましたように、申請がありまして、補助金交付決定をして、通常の一般的なケースです。ただ、先ほどからも申し上げますように、そのときに補助金の予算書に上げた時点とその申請をする時点で、先ほども申しましたように、状況が変わったとか、そういう場合にはそういうものに基づいて内部で、先ほど教育長が申し上げましたように協議をして決定していくということになろうかと思います。
以上です。
〇議長(林 悦子君) 5番、市村議員。
〇5番(市村 香君) 私もそのとおりだと理解しております。
再三申しますが、予算の枠組みはつくっても、それが全額支払われるとは限らないと。そういうことですので、予算に基づいて申請したものに対しては、だめなら変更の通知書、出さないなら出さないの通知書、減額なら減額の通知書というものを出して、そして決定通知書を出して、その後の書類が続くことだということだと私は思います。それでいいのですよね。
ところで、そういうことが多分流れだと思うのですけれども、先ほども申しましたように、そういうご相談をされたときに、私もあれ、これは何かなと思って、当初の一般質問の最初の質問のところでお言葉を述べたと思いますけれども、そのように進められれば何ら問題はないのではないかなと思います。
今回は、そういうことで、私が心配しましたのは、やはり予算計上されているものをいかに協力団体としての位置づけをして、きちんと協力をしてもらう。そうですよね。そのために補助をするわけですので、本来いかに予算どおりにできるかと考えることも、私は職員の道理のことだと思うのですけれども、そのことに関しては市長、いかがでしょうか。副市長でもいいです。
議長、今言ったのわかりますか、意味が。
〇議長(林 悦子君) ちょっと具体性に欠ける質問のやりとりなので、聞かれているほうもよくわからないところがありますので、答えも一般論になるのはやむを得ないと思いますが、ご了解ください。
では、飯嶌副市長。
〇副市長(飯嶌洋一君) 実際に補助団体に補助金を出すという場合には、そういったものが実際に申請書どおりに実行できるかどうかというものをきちっと確かめた中で補助金を支出していくということでございますので、先ほども総務部長のほうからもお話がありましたように、申請内容、そういったものと実際の実行する内容が変わってきているという場合には、また変更なり、そういったものの手続が必要だろうと考えております。
〇議長(林 悦子君) 5番、市村議員。
〇5番(市村 香君) ありがとうございます。そういうことですよね、やはり、まずは申請を出す。それに基づいて調査、協議をして、市としては、それに妥当かどうかの判断をして、変更、停止、減額の通知を出す。そういう事務手続をきちんとするということが、やはり市民に対する行政のサービスではないかと私は思っているわけです。そこのところを申し上げたわけです。
長くなります。ところで、教育委員会のほうに、ことし、去る3月29日に、関係する任意団体から23万円の補助金申請の書類が提出されたと思いますけれども、その書類は今どこにあるのでしょうか。よろしくお願いします。
〇議長(林 悦子君) 公的団体であれば、この会議場の中で名前を言っても差し支えないかと思うので、ほかの聞いていらっしゃる方が質問のやりとりを共有できない状況では、ちょっとどうかなと思うので、もし差し支えなければ、もうちょっとわかりやすくお話をお願いいたします。
5番、市村議員。
〇5番(市村 香君) ある任意団体というのは、皆様も風の便りに聞いているかもしれませんが、桜川市地域女性会です。そこからの、24年度にも予算がついてありますし、ことしの25年度にも23万円の予算がついておりますので、補助金の申請の書類が提出されると思いますので、その書類が今現在どこにあるかを確認したいと思います。
〇議長(林 悦子君) 米川教育部長。
〇教育部長(米川建男君) 生涯学習課。
〇議長(林 悦子君) 5番、市村議員。
〇5番(市村 香君) 生涯学習課にあるのですね。では、その書類をそこに置いたままになっている、どのような判断をしてそこにあるのでしょうか。判断というか、先ほども言いましたように、そうしますと先ほどの事務の決裁の流れになりますが、まず補助にのっとり申請をする。それで、そこに不備があれば、中止だからとか返還、もしくは変更、減額、そういう通知が出されるのだと思うのです。それで確定して、その任意団体がそれをのめば、それはそれでいいですし、それに対して異議があれば、その異議申し立てなり、それをするあれがあると思うのです。ですけれども、そういう書類がそのままになっていて、再三にわたって返事をもらいたい、そういうことだったのですけれども、そのことに関してはどうなのでしょうか。
〇議長(林 悦子君) 教育長、答えるほうももうちょっと具体的に答えてください。ここで取り上げられた以上は、お願いします。
石川教育長。
〇教育長(石川 稔君) 市村議員さんにお答えいたします。
3月29日に補助申請書は出てきたという話は、私も聞いております。この補助をする団体に、活動状況など、その前から学習課と一緒に相談を受けておりました。学習課のほうから相談を受けておりました。この補助申請が出る前から、全額補助にするのか、あるいは部分的な金額にするのか、そういう協議をしており、議員さんにも多分こんな方向でいくのかなというようなお話はしたかと思っております。その後3月の29日に補助申請が出てきたのではないかと私は思っております。
〇議長(林 悦子君) 5番、市村議員。
〇5番(市村 香君) ですから、その3月29日に出した、その23万円の書類が団体の会長にも戻ってきていないということだし、それが今どこにあるのかなということで生涯学習課。それを、では先ほども言いましたように、庶務の決裁もあるのですけれども、廃棄処分、それを置くということは、誰も確認をしていないで、3人の協議で、それをそのまま置くということに教育長が決めたのですか。
〇議長(林 悦子君) 石川教育長。
〇教育長(石川 稔君) その補助申請については、私は話を聞いているだけで、書類は見ておりませんし、どういう形にするのか、その辺のところは協議はしておりません。ただ、1年間の活動をしてくれた団体に対して、23万円、満額出すのか、それとも部分的な金額になるのか、そのような協議はしてまいりましたけれども、その23万円の申請については協議はしておりません。
〇議長(林 悦子君) 5番、市村議員。
〇5番(市村 香君) では、先ほども言いましたように、この平成24年度の予算の枠組みが桜川市地域女性会ということで予算の枠組みが23万円についているのです。ですから、それにのっとって請求が出ていると思うのです。変更もしくはいろいろ調査、検討した結果、変更があれば、先ほども言いましたように事務手続にのっとって変更もしくは減額、もしくは出さないと、そのような通知をまずは出すべきだと私は思うのです。それで減額して出すという、そういう通知があれば、私も相談されても、そのとき、ああそうだなと思いましたけれども、その会長いわく、何度も申し、それはだめと言われたと。でも、だめならば、生涯学習課で対応できないのであれば、次は教育長に見てもらいたい。それでもだめならば市長に見てもらいたい。とにかくそういうふうに紛争ではないのですが、そういうことがなった場合には、どこに最終の決定は誰がするのだということを確認したい意味できょう言っているわけです。
〇議長(林 悦子君) それは質問ですか。
〇5番(市村 香君) そういうことなので、ではそれをそのまんま、教育長も見ていないということは、誰がそれを見て、そこに置けというふうに判断したのですか。何も、ただ、だめだ、だめだとそこに置いたということは。
〇議長(林 悦子君) 置いたというより、閉じてあるのだと思いますが。
〇5番(市村 香君) それで、最終的にはばらばらに出しなさいとか、これを進むには、これを言ってはどうかかと思ったのですけれども、もう前会長が、行政が関与したと、そこまで、そういう話まで出ているのです。だから、こういうふうになったのだという話も出ております。ですから、多分そういうことはないと思いますので、そういうことをきちっとしておきたいなと思いまして確認しているわけです。
ですから、やはり予算の枠組み、もう24年度が、25年度にも同じ23万円が桜川市地域女性会として予算化されているのです。ですから、その文言に沿って出す、申請は。その中から、いろんな、さまざまな調査をした結果、これは実際は岩瀬が脱会して、今真壁と大和だけでなっているということがありますから、そういう減額その他についてはあれかもしれませんけれども、そういう決め方をした、その最終決定をしたのは誰がしたのでしょうか、お聞きします。
〇議長(林 悦子君) 教育長、いろいろてんまつがあるでしょうが、行政として最終的に判断して、どうして金額の変更があったかということをこの際なので、わかりやすくご説明をお願いいたします。
石川教育長。
〇教育長(石川 稔君) 市村議員さんにお答えをいたします。
23万円の補助申請が3月の29日に出てくる前から、活動状況などを考慮しまして、このような金額に減額させてもらいたいというふうなお話はさせていただいておりました。この決定をしたのは誰かということになりますと、先ほども申しましたように3者で協議をし、決定をした金額でございます。そのような形で通知を、口頭だと思いますけれども、何回も各地区の支部長さんなんかにもお話をさせていただいた経過があると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
〇議長(林 悦子君) 5番、市村議員。
〇5番(市村 香君) 3月の29日以前にはなかったと思います。それは、3月29日に初めて3月定例議会のときに、このままでは大変なことになるのではないかと。もう3月の定例議会のとき、あと1カ月しかないのだよという話をしまして、ではということになったと思います。こういう経緯の中には、もう去年の8月から再三にわたり担当職員と話し合いをするようなこともしていましたけれども、そのまま放置された。3月の定例議会に私が、これどうなっているのですか。予算がもう終わってしまう。予算がついているにもかかわらず、終わってしまうということなので、急遽あれしたわけです。それで、頼まれて、この会長からお願いされて、この書類は私がお渡ししたものなのです。その以前ですよね、その金額の部分。それから、減額しろ、それからばらばらに請求をし直してくれという話も、3月の29日に出した後ですから、もう4月になってしまっています。ですので、それはいいにしても、そういうことを最終的に誰を判断をするのか、それに尽きると思うのですけれども、そういうときに部長も課長も返事ができないというようなシステムになっているのか。そういうときに、市長までいくのだという話もされましたので、私は、そういうことまで、自分たちが判断ができないようなことがあるのかなと私は心配したわけです。30万円の専決についても、補助金については決裁できるのではないのですかと言ったら、それもちょっとできない。補助金はないと思う。市長までいきますというような話になって、最終的には私が誤りがありましたけれども、その謝って済むこと、そういうことを私は言っているわけではなくて、30万円は課長でも専決できるのではと言っても、そうではないと言っていたわけです。そういうところの決裁の状況というのは、いろんなところに関与しているのか。つい市長にも不信感を抱いてしまいますよね。市長がそこまで関与するのかどうかということ。ないと思いますが、そういうふうなことをできないようなことになっているのかどうか、それはないですよね。ちょっと確認しておきます。
〇議長(林 悦子君) 石川教育長。
〇教育長(石川 稔君) 日にちについて確認をさせていただきたいと思いますけれども、3月29日は平成24年度の最後の日だと思います。3月議会は、その前に終わっております。3月議会にこのようなことがありますよというお話を伺っておりましたので、この3月の29日に申請書を出す前に、受け取る前に活動状況などを考慮して、こんな形の金額にさせていただきますよという相談はさせていただいておりますので、3月29日以降にそのような話が出たということではないと私は認識をしております。最終的に3者で協議したということでございますが、最終的な責任は私が判断をしたということになります。
〇議長(林 悦子君) 5番、市村議員。
〇5番(市村 香君) 日付の問題で3月云々のことになると、それはお互いのことがありますので、できませんが、念を押しておきますけれども、いろいろ相談をした結果、前総務部長に相談をして、前会長の意向に沿って3月29日に渡していること、それが最終の請求になるということは、これは間違いありませんので、これは私の名誉にかけてここで話しておきたいと思います。ですから、その23万円をもって減額しようも、ばらばらに振り込もうも、それは行政の判断にお任せするということで私はよかったのかと思います。ところが、その後、抜けた岩瀬にも、抜けていて地域女性会の団体ではないところにも補助金を出したい。ばらばらにもう一回、請求のし直しをしなさいということだったので、それに関しては当会長が絶対にそれはできないと。その23万円のことを最終的には市長にお目にかかってお話をしたいということでずっと頑張った経緯があると思います。しかしながら、補助のこともありますし、減額ということで、それで改めて11万5,000円、それも振り込みもばらばらだということなのに、脱会したものをもって、残っているものに対して補助が云々、ばらばらということはあり得ないということで、そういうことがありまして、最終的には改めてその11万5,000円ですか、の減額のが出ていますが、それ以前にやはり事務の担当としては、予算にのっとって請求したものに対して、それを11万5,000円に減額するのであれば、それのきちっと理由を言って通知を出すということが手続に乗っていることだと私は事務規程にあると思うのです。そういうことも一切ない。3月29日、やっぱり公正公平ということですから、その辺のところはきちっとしていきたいなと思っているわけです。
その減額するについては、あと、ばらばらにするというのは、どういうことで決定したのでしょうか、最後に聞きます。
〇議長(林 悦子君) 石川教育長。
〇教育長(石川 稔君) お答えいたします。
合併したときに、3支部が一本化というふうな形で活動を進めていただくというふうな形でずっとやってきたのですけれども、昨年ちょっといろいろトラブルがあったようで、なかなか一緒にできないというような状況になっておりました。行政といたしましては、何としてでも3支部が一緒になって地域活動をしてもらいたい、ボランティアをしてもらいたいというようなことで再三お願いをしてまいりましたが、なかなか一本化にできない状況でありました。これを何とか一本化にしてもらうためには、各支部ごとに補助金を流したほうが25年度に向けて一本化に近づけるのかなと思いまして、行政のほうはそのような形をお願いをしたところでございます。ご理解のほどをお願いしたいと思います。
〇議長(林 悦子君) 5番、市村議員。
〇5番(市村 香君) 教育長がおっしゃったことはわかりました。ただし、任意の団体というのは、もうとにかく行政がかかわったということが出ていますので、そういうことになったのかなと思うのですが、任意の団体というのは総会が最高の決定決議権なのです。そこで岩瀬が退会、とりあえず抜けるということですけれども、2支部としてきちっと桜川市地域女性会として継続してやるということだったので、そのとおりにそれを申請をして、その内容の状況を把握して減額するのはいいと思います。ところが、それを、そういうのも全部29万円のことも棚に上げてしまって、全部出し直しなさいというのは、これ事務のあれになるのではないかと私思います、こののっとってやるのとは全然違うわけですから。何もこういうふうに言うことは私もなかったと思います、このとおりにやって減額すればいいわけですから、23万円の中の15万円だら16万円でいいわけですから、そういうことをしてほしかったなと思います。
そういうことで、先ほども、普通は言わなかったのですが、専決で30万円もできないということが、部長級が言ったということ、課長、部長級が言ったということは、それほどに市長が関与していて、これ大変なことない、笑い話ですけれども。でも、私は、その謝られたことに対して、そういうことではないのです。そういうことであったということは、職員の資質に問題があると思うのです。やはり皆さん、立派だと思います。だから、そういうことは、ちょっと慌てて勘違いしたのだと思うのですけれども、やはりある程度総務の管理職になったということは、係長のときもあった、課長のときもあった、部長のときもあったとなっていくわけです。そういうことを認識していなかったとしたら、それこそ今までの事務決裁がどうだったかということを、そちらのほうを私は心配したわけです。もしそれがたまたま知っていて、では私にそれは違うと言ったとしたら、それは今度私自身が、えっ、何もわかっていないから、冷やかされたのかなと勘違いします。そういうことのないように、やっぱりきちっとしていただきたいなと思います。
最後に、そういうところもちょっと感じましたので、最後に市長と教育長にご意見を伺って終わりにしたいと思うのですけれども、一言ずつお願いいたします。
〇議長(林 悦子君) では、教育長。
〇教育長(石川 稔君) お答えいたします。
事務規程などしっかりと調べながら事業を進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(林 悦子君) 市長。
〇市長(中田 裕君) 各種団体に対する補助については、一本化した形の中で出していくという基本的な考えがございます。内部の中でいろいろと意見の違いがあるということに関しては、公平な点から、どのように対処していくかという判断が求められておると思いますが、今回は教育長の判断が私は正しいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
〇議長(林 悦子君) 5番、市村議員。まとめてください。
〇5番(市村 香君) これで終わりにします。
とにかくいろいろ今回想定しなかったことなので、担当の方たちも困惑したのかもしれません。でも、やはり関与した、そういういろんなことがあるし、こういうふうな一連の流れを会長からお伺いしますと、やはりこれ任意団体に対して行政のかかわりがあって、こういうふうにごちゃごちゃになってしまったなというのは否めない事実もあるかなと私も感じております。そういうことがありますので、もう一度、この事務決裁についても担当できちっと各部署で確認をしていただいて、私自身も不安になりますので、よろしくお願いをいたしまして一般質問といたします。
〇議長(林 悦子君) これで市村香君の一般質問を終わります。
暫時休憩いたします。
休 憩 (午前11時50分)
再 開 (午後 1時30分)
〇議長(林 悦子君) 再開します。
午前中に引き続き一般質問を行います。
21番、上野征一君。
〔21番(上野征一君)登壇〕
〇21番(上野征一君) 通告に従いまして、1、生ごみ減量策を早急に、2、桜川市の今後の医療体制について、2点を質問いたしますので、明快な答弁を求めます。
今月1日に広報さくらがわで、「ご存知ですか?ごみの処理費用」ということで、大きなスペースを使って、カラーで報道され、市民の皆様も、このような大きなお金、6億37万円とびっくりされていると思われます。私が3月の定例議会で大綱質疑で声を大にして苦言を言わせていただいたのが記事に担当課でまとめてくれたのかと思いますし、このように記載されたことに対して、記事編集、お骨折りいただいて謝意を表する次第であります。
最近のごみ収集所へ、また生ごみや水分を切って出しましょうということで、小さい看板がつくられましたし、既にお気づきの方もいるかと思いますけれども、それなりの効果が出るのではないかと思って期待しているところであります。
また、中核病院建設の件について、2年前から桜川市議会で反対しているばかな議員が11名いると。25億円くれるのに、それを要らないというのは何を考えているのだというようなことで大分市民の中でお茶飲み話に語られていたようであります。
私どもが反対した理由は、中核病院建設は反対したのではありませんので、その辺を誤解されては非常に残念であります。23年に中核病院建設を筑西市と桜川市と2市で竹島地内への建設ということであったので、反対したのであります。そのほか県西病院より、180床もベッドを持ち出して、小貝川の西側へ、水害が心配されているあの場所へ何で持っていかなければならないのだということ。公立の病院の合併で病院を3つにするのだと、そのようなばかなこと言っているので、反対したのであります。市の財政が許されるのかどうかということで反対したのであります。2.5次、3次の市民病院を建設するのであれば、高速道路のインター付近に重病人の定員や搬送、高速道路の事故対応、医師、看護師の通院などを考えても、どうあっても市の境界線を外して、インター寄り西側へ5キロ、なぜ竹島へ持っていかなければならないのかということで反対したのであります。竹島地区の選定の根拠が理解できないで反対したわけであって、建設場所、建設後の財源の不安で反対したのであります。
早速ごみ問題に入らせていただきます。ごみの処理費の年間総額6億37万円ということは広報でもわかりましたし、何回か読ませていただきました。筑西広域市町村事務組合への負担金が年間で4億6,735万円、可燃物の収集委託料が8,089万円、不燃物の収集が1,228万円、資源ごみの収集委託料が3,627万円ということで、非常に大きな金がこのごみ処理費に使われているのが現状であります。なぜ大根の尻尾、腐った白菜、スイカの皮、メロンの皮、そのようなものをなぜ運賃をかけ、鬼怒川の先まで運ばなければならないのだろうということ。先ほど来、同僚議員が10万円台、20万円台への負担金が何でしてもらえないのだというような質問もされていました。このごみの減量をすれば、桁違いの金が出ているわけです、ごみで。1億円ぐらい削減するのは、そんなに骨折れることないと思うのです。自主財源が前々から騒いでいるように、非常に我々桜川市はないのでありますから、やっぱり払い出さなくて済むお金はいかにして払い出さないで済むかということ、その辺を考えていただきたいと思います。1トン当たりの処理費はどのくらいかかっているのだろうということ。また、1戸当たり、平均で結構ですので、桜川市内全戸で1戸当たりどのぐらい、このごみ処理費にかかっているかということ、また1戸当たりの平均の納税額はどのくらいあるのだかということ、お答えしていただきたいと思います。
それと、何だかんだ言っても、まず、いかにしたら、この減量に結びつくかということを市長を初め担当部署で考えていただきたいと思っています。町うちでは、コンポストというわけにはいかないかもしれませんけれども、コンポストを私どもみたいに山の裾に住んでいる者、農家の方、どんどん、無償でも、一部負担でも、それは方法考えていただいて、区長さんを通じて、屋敷の中へコンポストを置いて生ごみを処理していただける方には、早急にコンポストを配付して、先ほど言ったように腐った大根、白菜などを鬼怒川の先まで持ち込まないで済むような形にしていただくように、各行政区の区長にお骨折りをいただきたいと思っています。もちろん市の職員、私ども議員なども率先して協力しなければならないと思っていますけれども、それでいて、やっぱり率先して協力していただく模範地内の方には表彰なり、還元負担金なりなんなり励みになるような形にすれば、かなり量は減らせるのではないかと思っています。
それと、合併前に岩瀬では、ごみ出す方には、わずかですけれども、1戸200円ということで、月々200円徴収していました。合併協議会の席上で岩瀬から行った同僚議員が、せっかく岩瀬では200円の負担金が理解していただいて形になったのだから、これをゼロにするのはおかしいのではないかと、もったいないだろうということで声を大にして言ってくれた議員がいました。それであっても、当時は大和、真壁が無償なのだから、岩瀬の200円もゼロになるのだよということで、桜川市全体をゼロにしてしまいました。たとえ200円でも300円でも、ごみを出していただく方に、やっぱり原因者負担といいますか、それはやっぱりもう、そのような形に意識づけをしていかないと、何から何まで市のほうで面倒見ますということでは、非常にこれから財政難につながっていくかと思います。
資源ごみの減量対策報償金でしょうか、700万円ほど出ています。これを可燃ごみ収集に対しても減量報償金ということで、各行政区ごとに配付してやれたらいかがなものかと思います。
次に、2つ目、桜川市の医療体制の今後について。5月6日の全員協議会で配付されました県西病院の将来ビジョン報告書ということで明らかにされたとおり、県西病院は今後も引き続き地域医療を確保するために、桜川市内に必要な病院であることは明らかにされました。現在特に常勤医不足により診療費用の減少を余儀なくされ、実働病床数が131床、療養病床数が38床、合計169床ということで、非常に残念な限りであります。新しいとはいいながら、第3病棟も既に築30年以上経過しているということ。全体的に老朽化が進み、狭隘で、今の病院としてはそぐわないということで、これから即どのようにするかということを早急に取り組まなければならない時期に来ているのだろうと思っています。中核病院の今後の見通しについては、2月14日、全協で申し上げたとおり、県の発案に沿って、筑西、桜川両市と協和中央病院とが加わって、竹島にこだわらずに進めるということで、今後の交渉も市長に強くお願いして、要望しておきたいと思います。筑西の新市長は、2市で建設場所を竹島と決めつけているようでありますが、協和中央病院を含めて3者で立ち上げまして、公設民営としなければ、今後の病院運営は財政的に負担し切れないし、やっていけるものでないかと思っています。
それと、今後の県西病院の将来像を明確にということで、今言われたように中核病院が、極端な話ですけれども、雲をつかむような現状であります。であれば、将来ビジョンにも報告されたように、引き続き桜川市内に必要な病院であるということが明示されましたので、市内の救急車の搬送率も25%は県西病院で今でも厳しいながら受け入れているということ、入院患者、外来患者も全体の70%を超えているというのが県西病院の実情であります。市単独ではなくて、筑西市も一部組合で入っていますけれども、県西病院単独ではなく、医療の連携を構築して、脳疾患は協和中央病院で、心疾患は県西総合病院にということで、医療の分業化を申し入れまして、早期に県西病院建設検討委員会でも立ち上げまして、現在のところへやるのか、それとも移転をして立ち上げるのか、150床から180床ぐらいの新たな病院を建てる段階に来ていると思いますので、その辺、明確に市長にお答え願いたいと思います。
以上です。あと、自席のほうで質問させていただきます。
〇議長(林 悦子君) 上野征一君の質問に対する答弁を願います。
上野市民生活部長。
〔市民生活部長(上野 純君)登壇〕
〇市民生活部長(上野 純君) 上野議員さんのごみの減量策を早急にのご質問についてお答え申し上げます。
ごみの減量策につきましては、市といたしまして今まで分別、リサイクル収集を中心にごみの減量化について取り組んでおり、市民の皆様に対し広報紙等での周知や市民祭等のイベントにおいてご協力を呼びかけているところでございます。また、たびたび本会議場や常任委員会においてご質問いただいているところであり、本市の重要な政策課題の一つであると強く認識しております。
今般6月1日発行の広報さくらがわで2ページにわたりごみの減量化について市民の皆様にご協力のお願いを掲載したところでございます。また、市内各集積所において、生ごみの水切りや分別化の徹底についてのお願いの掲示等を順次行っているところでございます。今後は、市報にも書かせていただきましたが、発生抑制を意味するリデュース、再利用のリユース、再資源化のリサイクル、3つのRの実践を市民や事業所の協力を得て推進してまいりたいと存じております。
ご質問事項1の処理費の年間総額についてですが、平成24年のごみ収集運搬及び処理費の年間総額は、諸経費を除いて、広報にも書かせていただきましたが、6億37万348円でございます。
次に、A、トン当たり、1戸当たりの費用はにつきまして、ごみの総排出量は1万892トンありましたので、1トン当たりの処理費用は5万5,121円です。また、1戸当たりの費用につきましては、市内の世帯数、平成25年4月1日現在で1万5,129世帯でございますので、1世帯当たりの処理費用額は3万9,684円となります。また、市税の収入でございますけれども、平成24年度収納額44億1,700万円余になっておりますので、これを先ほど申し上げました1万5,129世帯で割りますと29万1,978円になります。この費用額、先ほどの3万9,684円は、収税額の13%に当たっております。
続きまして、コンポストや生ごみ処理機の活用についてでございますけれども、これらについては平成20年まで購入費補助を行ってきたところでございますが、希望者が少ない等の理由で現在予算化されていないのが現状でございます。これらについて、先ほど提案がございましたけれども、市民の皆様が日ごろから容易にできることを提案する、あるいは生ごみの減量化を筆頭に、各種ごみの減量、分別を広報紙、区長配付回覧及び市民祭、環境イベント等を通じて市民の皆様に広く通知することで協力をいただき、ごみの一層対策を図る観点からも再検討してまいりたいと考えております。
また、有料化についてでございますけれども、県内44市町村のうち半分の22市町村で実施されております。筑西広域構成する3市の事務研究会等でこのことについても検討してまいりました。市としても今後の検討課題とさせていただきます。また、生ごみについて、各減量された各区に報償金等を配付してはいかがかということについても今後の検討課題とさせていただきます。
以上で答弁を終わらせていただきます。
〇議長(林 悦子君) 中田市長。
〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 新中核病院の今後の見通しについて、まず述べさせていただきたいと思います。
新中核病院につきましては、筑西市の市長が過日の選挙により吉澤市長から須藤市長にかわられたことで、筑西市の中核病院に対する考え方も大きく転換しておるところでございます。筑西市では2公立病院や協和中央病院を含め3病院などの枠組みそのもの、建設場所についても竹島地区も候補地の一つとして、(仮称)建設推進会議の中で協議するとしております。これには、協議の参加主体という最も基本的な枠組みを決めないで、どのような方法で会議を進めるのか大変疑問であり、建設場所についても現在までの両市の協議の経緯を考慮しているとは思えないため、筑西市独自の発想と考えております。しかしながら、4者会談を行いたい旨の要請がありましたので、筑西須藤市長、堀江筑西市議会議長、そして林議長と私の4者で協議を行いました。この会談では、両市長、両議長で初めての話し合いでございましたので、現在までの両市の経緯について確認し、お互いの考え方について率直に述べ合い、お互い納得して進めていくためにはどうすべきか意見交換をさせていただきました。また、交付金の期限が迫る中で、早急に方向性を打ち出す必要について共通認識を得たところでございます。
私は、一貫して本年1月31日の桜川市長、筑西市長、茨城県3者会談による合意事項である2公立病院に協和中央病院を含め3病院で協議をしていくことと、桜川市議会において了解が得られない大きな要因であった建設場所の竹島地区についても竹島地区にこだわらないことを基本として進めていきたいと考えており、桜川市議会と一体となった筑西市にご理解をいただけるよう引き続き慎重に協議をしてまいりたいと考えております。
2点目の県西病院の将来を明確にとのご質問でお話をさせていただきます。ご質問のとおり、県西病院の将来像を明確にするため、県西総合病院が本市の医療提供体制にとりましてどのような姿が望ましいのか、市民も必要とする県西総合病院のあるべき姿はどのようなものなのかを調査するため、県西総合病院将来ビジョン検討業務を医療コンサルタントに業務委託し、調査いたしました。コンサルタントによる調査の結果によると、県西総合病院は開業医が少ない桜川市において、市民が求める1次、2次医療を担う地域に密着した重要な病院であるということを改めて確認させていただきました。しかしながら、今後医師不足による十分な医療が提供できなくなることや施設の老朽化といった問題に直面し、存続が危ぶまれていることが浮き彫りになりました。こういうことから、医師確保や近隣病院との医療連携、施設の整備など早急に具体的な対策を検討し、対応する必要があると報告されております。これらの結果をもとに、県西総合病院の将来につきましては当市における県西総合病院の役割は内科、外科を中心に小児科、眼科、皮膚科など桜川市で不足している1次医療を担うほか、多くの入院患者が利用するなど2次医療も担う本地域医療の中核的役割を果たしており、今後とも運営、存続させていかなければならない重要な医療施設として私は位置づけております。そのため、筑西・下妻保健医療圏において県西総合病院を運営していく役割を担うためには、近隣の病院との業務提携等の強力な連携を図るとともに、当病院の機能強化を行っていかなければいけないと思います。そのためには、今回の調査結果に示された病床を参考に施設の規模を検討し、2次救急医療体制の確立、心疾患、急性期医療の機能強化、大学病院との連携強化、地域医療連携等を進めることで、圏域外への流出を防ぐなどの貢献に力を尽くし、桜川市民の患者を守り、安全で安心な質の高い医療が受けられる体制の構築に取り組んでまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解とご協力をいただきたいと思います。
〇議長(林 悦子君) 再質問があれば、質問願います。
21番、上野議員。
〇21番(上野征一君) 担当部長より明快な回答いただきましたので、大体理解はできたのですけれども、合併後にコンポストが支給されていたというか、支給されたけれども、利用者が少ないので、今は予算がゼロだというようなお話だったのですけれども、合併後にコンポストなんていうことは議員の皆さん、わかっていたのでしょうか、市役所で用意してあるなんてことは。私は、先日この質問しようとしたときに初めてその話を聞いたのですけれども、合併後にごみの収集、200円の有償を廃止してからはコンポストが市役所で用意されていたなんていうことは全くここ8年間私は知りませんでした。それで、もし、今はゼロですけれども、何年か前までは予算化して準備していたようですけれども、無償で提供していたのか、それとも若干一部補助だったのか、どのくらいで各申込者に配付していたのか、その辺をお答え願いたいと思います。
それと、有料、茨城県で44市町村のうちに22市町村で有料でやっているということ、それだって、この筑西広域管内で筑西、結城、もちろん私ども桜川ゼロですけれども、そのほか近隣の笠間だとか、つくばだとか、下妻あたりではどのぐらい負担しているのかお聞かせ願えればと思います。
まず、このごみの問題からお答え願いたいと思います。
〇議長(林 悦子君) 上野市民生活部長。
〇市民生活部長(上野 純君) まず、生ごみ処理機の購入費補助交付でございますけれども、交付要綱が合併時に告示されておりまして、この中で生ごみ処理機の費用について2分の1の相当額を額とすると、補助額を2分の1の額として、処理機、コンポストについては5,000円を上限とし、生ごみ電動の処理機については2万円を限度とするというような要綱で補助が交付されておりました。ちなみに、平成18年度の実績でございますけれども、予算額が50万円ありまして、生ごみ処理機が10基、コンポストが5個で、実績額は20万9,948円、予算額の50万円で、執行率が20万9,000円でございますので、約40%の執行率というようなことになっていました。19年が予算額37万5,000円で、執行額が18万8,600円、生ごみ処理機が9で、コンポストが5と。20年、25万円で21万900円、生ごみ処理機が10で、コンポストが4。21年、25万円の予算額で5万6,000円の執行としかありません。生ごみ処理機が1で、コンポストが11。22年、24万円の予算額で15万6,200円、生ごみ処理機が7、それからコンポストが6というようなことで、全体で161万5,000円予算化して、82万1,648円、50%の執行率というようなことで、件数もそれほど多くないというようなことで、予算化を断念した経緯がございます。
続きまして、県内の有料化でございますけれども、もちろん、先ほど広域で検討しているというようなお答えを申し上げましたので、筑西市、結城市と私どものところ、今のところ有料化は行っておりません。県内の有料化の事例でございますけれども、有料化しているところは、水戸、日立、常陸太田、高萩でございまして、近隣では笠間市が有料化しているというような報告を受けております。あとは、隣接する市では下妻が有料化をしているというようなことでございます。
〔「金額わかりましたらば」の声あり〕
〇市民生活部長(上野 純君) ちょっとそれについては手元にありません。
〔「結構です」の声あり〕
〇市民生活部長(上野 純君) 以上でよろしいですか。
〔「はい」の声あり〕
〇議長(林 悦子君) 21番、上野議員。
〇21番(上野征一君) ごみ処理機とコンポストと合併時、18年から、18年度には50万円やっていたのだけれども、だんだん、だんだんじり貧になってしまって、予算づけした、総体的に50%いかなかったので、廃止したのだというようなことだったのですけれども、だんだん、だんだん利用者が少なくなったというか、申込者が少なくなった場合に、こういう制度があるのですよというような努力はしなかったのでしょうか。当時の部長さん、課長さん、退職されてしまったかと思いますけれども、こういう予算が、私どもも議員やっていて、毎年毎年、予算書、決算書配られてながら、それを見過ごしたというか、気がつかなかったというのは私どもの落ち度かと思いますけれども、やっぱり今言っているように億の単位の何億円、10億円近い金が総額ではもろもろ合算すれば出ている金を、いかに出さないで済むかというようなことを考えれば、こういう方法で何とか皆さん、ご協力願いたいということを今回の桜川の広報紙みたいな形でか、もちろん1週間に1回か、月に1回ぐらいでも防災無線なり回覧板なりなんなりでやっぱり市民に知らしめて、同じことになりますけれども、腐った大根、腐った白菜を鬼怒川の向こうまで運ぶ必要がなかったのではないかと思います。農家の方であれば、屋敷のちょっと50メートルか100メートルもずれた屋敷の畑か、裏のほうの隅のほうへコンポスト置いたって決して、今はふたもついているものですから、悪臭だとか、害虫の発生などは防げたはずですので、早急にこれはやっていただきたいと思っています。たとえ無料で配付しても、生ごみ処理を減らされたので、有料にしろと言っているのですから、無料はあり得ないでしょうけれども、例えば1,000円で配っても2,000円で配っても早急に配って、やっぱり生ごみは土に返すということでコンポストの配付を早急に庁議でも区長会でも何でも結構ですから、検討していただいて、実施していただくようにお願いしまして、ごみの問題はこれで結構です。
病院の問題。筑西市の市長さんがかわりましたので、大きく流れがかわったというようなことで今市長から話がありました。2月の14日の県の提案といいますか、竹島にこだわらずに、2市1病院にということで、桜川市では全員協議会の席で、珍しく全員一致で賛同したものであります。であればいいだろうということで、あくまでもこれを今後の合併の会議の桜川のこれが基本なのだと、これは譲れないのだということで市長に強くこれは会議の中で主張していただいて、やっぱり行ったり来たりしていたのでは、もう時間的に間に合いませんので、決めるのであれば決めるように両市の市長、両市の議長、副市長も含めてでしょうけれども、早急に皆さんに、議員ばかりではなくて、一般市民に理解いただけるような形で、中核病院やれるのであれば、早急にやってもらうし、できないのであれば、力点を県西病院のほうへ置いて、これから県西病院どうするかということ。中田市長のお父さんが立ち上げた病院でありますので、ここで閉めてしまったのでは非常に残念ですので、せがれの俺が再建したのだというような形でしっかりした県西病院に建てていただくようにお願いしたいと思います。その辺、市長、どういうふうに考えているか、もう一度聞かせてください。
〇議長(林 悦子君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) まず、地域医療再生交付金事業の中核病院の問題については、再三議会のほうでも説明しておりますように、筑西市と桜川市の考え方が大分乖離があるという現実がございますが、やはり交渉のテーブルに着けさせ、我々は議会と一体となった形の中で竹島にこだわらないという形の中で、どのような形が筑西市が受け入れられるか、それを強硬に発言をさせていただく、そういうところからまず入っていくためには対等の形の中で1,800万円の予算づけをしていただきたいというお願いをしておりますので、これらについてはしっかりと我々の意見を筑西市が理解できるまで根気よくお話を直接させていただきたいという思いでございます。
県西総合病院の問題につきましては、いろいろこれからの流れの中で変化はあるかもしれませんが、この地域の重要医療施設として絶対になくしてはいけない。そのためにはどうあるべきかということを今後、組合、病院の議会のほうでも、そして市議会のほうでもしっかりと説明責任をしていきながらご理解をいただき、しっかりとした医療体制の再構築を目指してまいりたいと不退転の決意で、これについては頑張っていきたいというふうに思っておりますので、ご協力のほどよろしくお願いをしたいと思います。
〇議長(林 悦子君) 21番、上野議員。
〇21番(上野征一君) きのう会議終了後、全協で最終日に追加議案として1,800万円ほど上程したいのだということ説明ありましたので、皆さんご承知かと思いますし、恐らく21名全議員賛成してくれるかと思いますし、この予算づけをして、これを盾にして一生懸命、中田市長に頑張っていただいて、先が見えるような会議を進めていっていただきたいと思いまして、お願いして質問を終わります。
以上です。
〇議長(林 悦子君) これで上野征一君の一般質問を終わります。
ここで暫時休憩をいたします。
休 憩 (午後 2時04分)
再 開 (午後 2時15分)
〇議長(林 悦子君) 再開いたします。
続いて、17番、川那子秀雄君。
〔17番(川那子秀雄君)登壇〕
〇17番(川那子秀雄君) 一番最後になりましたが、一般質問に間に合ってよかった。この前まで入院をしておりまして、皆様にご迷惑をおかけしたことをおわびを申し上げます。
一般通告に従いまして、学校の諸問題について。これは、教育長がよくわかっているはずでございます。@、小中学校の教育環境の安全点検及び対策は万全か。こういうことは、おやりになっているでしょうから、対策についていろいろとお答えをいただきたいと思います。
よく事故とか云々とか言われますが、通学路の整備について。これについては建設部の担当かなと思いますが、庁議等で通学路の危ないところ、そういうところの整備について市長はよくおわかりのはずでございますから、これについてお答えを願いたいと思います。
それから、先ほど上野議員が桜川市の医療体制の今後についてということで質問をいたしましたので、ちょっとダブるところがあるかと思いますが、県西総合病院の再構築について。これにつきましては、この前の協議会でビジョン報告というものがコンサルタントを頼んで報告書が出ております。その中をざらっと一読をいたしましたが、大切なことが書いてございます。それは、県西総合病院の建てかえについてであります。この前の地震でいろいろと病院建物の不都合が出てきておりまして、使用していないところもございます。しかし、やはり先ほどの答弁の中で、県西総合病院はこの地になくてはならない施設であるというふうな市長が答弁で答えておりますから、この建てかえについてを質問をいたします。
それから、2番につきまして、これはもう皆さん周知の事実でありますが、少子高齢化をにらんで、いわゆる桜川市には産科がない、子供を分娩するところがない。隣の筑西市、遠藤産婦人科あるいは小松崎、下條産婦人科、そういうところでお産をしておるという実態がございます。また、笠間市のほうでは、根本産婦人科がございますが、周辺にはございますが、この少子化、減少の中で若い夫婦が、この桜川市でお産するところがない。しかし、実際には、その昔、県西総合病院には産科があったわけであります。しかし、こういうときだからこそ、産科の復活をするべきである。産婦人科の医者がこの前1名、招聘されましたけれども、もう一人おれば、あるいは助産師ですか、いるかどうか今わかりませんが、いれば復活はできるのではないか。ということは、やはり小児科がある。そして、産婦人科ということで、お産をするところがあるということになれば、県西総合病院の売り上げ、売り上げと言ったらおかしいものですが、そういうところにも資することになるのではないか。正直言いまして、ほかに嫁にやっても、帰ってきて、この桜川市にはお産するところがない。ほかへ行かざるを得ない。こういう現況は、ちょっと考えるべきではないかと、そういうふうに思います。
私は、本来、県西病院の議員をやっておりますから、病院議会で発言するべきだというふうに考えておりますが、しかしこの前、整形外科に手術をしていただきました。やってよかった。やはり有能な医者がいるということでございます。実際に県西病院の赤字は1億6,000万円ぐらい、今期です。前年度は1億8,000万円ぐらいだったかなと思いますが、そのくらいの赤字では公的な病院は大したことないです。実際に交付税が交付されておりますが、27億3,000万円、2億7,000万円でしょうか、分担金が2億5,500万円、それから筑西市のほうで6,700万円いただいておりまして、実際には5億9,500万円、これを公的に県西病院に負担をしておるわけであります。私は、公営の病院ではやむを得ない額であろうと、そういうふうに考えております。ただし、多分、山田副市長が在任中だと思いますが、独立行政法人、答申をお出ししております。しかし、それ以来、市長は全くそれについてどうこうするということはありません。これは、ある意味で新中核病院が浮上してきたので、そういうことが原因になっているかと思いますが、この前の震災のときも、昔は県西病院に井戸があった、私はそのように記憶しているのです。しかし、水がないために、大和浄水場から大分水を運搬した。これは、嘆かわしいことではないかと。井戸を掘れということを私は申し上げたつもりでありますが、これもそのようになっておりません。しかし、私は、入院してみて初めてわかったわけですが、やはり整形外科のほうにかかったわけですが、お客さんが多い、多過ぎるほど多い。それから、一番、第3病棟の2階と1階と大体満タンクになっておる。それから、眼科が非常に成績がよろしい。ですから、私は、県西総合病院は、新中核病院、別にして、別にしてです。今までこの地域の中核を担ってきた。そういう意味で、もう一度新中核病院とは別に県西総合病院の再構築を図るべきだと思っております。このくらいの赤字は大したことないです。ただし、やはり赤字はまずいですから、民営化に持っていくなら、いくという形をとって再構築をしてもらいたい。そして、この地域になくてはならない医療体制を築いてもらたいという思いがあります。
以上であります。
〇議長(林 悦子君) 川那子秀雄君の質問に対する答弁を願います。
米川教育部長。
〔教育部長(米川建男君)登壇〕
〇教育部長(米川建男君) 川那子議員さんの小中学校の教育環境の安全点検及び対策は万全かのご質問にお答えします。
平成13年6月、大阪府立の池田小学校の事件以来、近年学校に不審者が侵入し、子供たちや教職員の安全を脅かす事件や、通学路で子供たちに危害を加える事件が大きな問題となっています。このような状況を背景としまして、学校における子供たちの安全確保のために来校者の入校管理、防犯訓練の実施を初めとする運用面での安全対策や門扉、防犯カメラ等の施設など安全管理の取り組みや、保護者や地域ボランティア等の協力により、学校内外の巡回、警備等が行われるなど地域ぐるみで学校の安全対策に取り組んでいただいております。
議員ご質問について答弁いたします。まず、大きい1番目としまして、学校敷地の門扉の開閉について。平成25年6月4日に調査いたしました。まず、その中の1点目として、授業時間中の門扉について、閉めていないというのが2校ございます。その理由としまして、門扉の前に車1台のスペースしかないため、保護者等来場者に不便であるため。閉めているが、施錠はしていないが14校でございます。その中で、3カ所の門扉のうち1カ所は地域の方が通行するため、閉めていないというような状況がございます。また、授業中は、原則として昇降口や校舎内への入り口閉鎖、各学校で監視重点箇所の防犯カメラ等で監視しております。
放課後の門の施錠については、各学校の諸事情の違いにより、閉めてはいますが、施錠はしていない状況の学校が9校。そして、閉めていない学校が7校あります。
3点目としまして、門扉の施錠については、16校中14校は門扉を閉めていますが、施錠はしておりません。残り2校は、夜間は施錠した管理体制をとっています。門の施錠につきましては、南飯田小、大国小及び谷貝小がドクターヘリの発着場と指定されたため、施錠していない場合がございます。夜間におきましては、管理体制としましては、校舎等について全学校において機械警備を行っています。さらに、災害、地震、不審者侵入を想定した避難訓練など3回の避難訓練を通じて児童生徒が速やかに災害に対する避難対応ができるよう指導しております。
また、防災無線の活用による安全対策としまして、下校時における防災無線を活用した地域住民への協力を仰ぐお知らせ放送は現在2回、児童生徒の声で行っています。1回目は、小学校の下校時間、午後3時5分に放送し、2回目は中学校の部活の生徒が帰宅する時間帯で、4月から10月までは午後6時から6時30分、11月以降は午後5時15分に放送しております。昨年は、下校時の放送は3回しておりました。しかし、市民より、下校放送がうるさいので、やめてほしいとの苦情対応としました結果、小学校下校時間の放送1回としております。防災無線の活用は、原則平日として、土日、祭日、長期休業期間は放送を控えております。その際、中学校の部活就労後の帰宅は、顧問の先生による十分な指導をお願いしております。
それから、通学路の整備につきまして。まず、1点目なのですが、通学路緊急合同点検の実施結果につきまして、平成24年4月以降、全国で相次いで発生しました児童生徒の登下校中の交通事故を受けまして、文部科学省、国土交通省、警察庁よりそれぞれの所管の教育委員会、道路管理者、警察への緊急合同点検による通学路の危険箇所の抽出と、その対策の検討について要請がありました。それを受けまして、桜川市では学校関係者が抽出した危険箇所につきまして、平成24年11月に合同会議、桜川警察署生活安全課、筑西土木事務所、建設課、農地整備課、学校教育課で開催をし、対策案を取りまとめ、通学路緊急合同点検、対策必要箇所、要対策箇所マップを小学校ごとに作成しまして、桜川市公式ホームページに掲載して、市民の皆様にお知らせしております。掲載された要対策箇所、小学校11校の合計52カ所の改善対策整備状況は、平成24年度末におきまして24カ所の改善対策がなされました。対策率は46.15%となります。今年度におきましては、20カ所の改善対策が見込まれ、26年度以降に1カ所の対策が計画されております。また、残り7カ所の危険箇所については、用地買収を伴う道路改良工事や信号機の設置などで、対策完了まで時間を要する箇所で、現在改善の検討がなされております。
2番目としまして、自転車通学についてですが、現在通学方法におきましては自転車通学を許可している学校は、小学校におきましては岩瀬地区の2校、坂戸小学校、南飯田小学校の4年生から6年生の遠距離通学者について、また中学校は市内5校全部で自転車通学が行われております。通学時における交通安全ヘルメットの着用につきましては、岩瀬地区では小中学校とも着用していましたが、昨年の7月から大和地区、真壁地区の中学生にも着用が義務づけされました。これは、平成24年第2回定例議会、6月13日の一般質問がございまして、市長答弁で、やはり川那子議員が言われたように、ヘルメットの着用、大和地区と真壁地区は中学生もヘルメットを着用していなかったということでございまして、教育委員会のほうにもしっかりとこれについて早急にヘルメット着用を義務づけしていただきたいようお話しさせていただいておりますと市長答弁されています。
また、今年度から新規事業として、市内の全小学校において、帰宅後の自転車の乗車が許可されている児童に対し、交通安全ヘルメット着用が行われています。市の助成としてヘルメット購入に対し2分の1の補助をしています。
以上でございます。
〇議長(林 悦子君) 中田市長。
〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 川那子議員さんの県西総合病院の建てかえと少子高齢化をにらんだ産科の復活について、現況をお話しさせていただきたいと思います。
県西総合病院につきましては、桜川市の地域医療の中核を担っている県西総合病院が、施設の老朽化や一昨年度の震災による被害、さらには近年の医師不足といった問題により、本来の役割が果たせない状況になってきていることから、桜川市民が求める地域医療の充実を図るため、県西総合病院が担うべき役割を明らかにし、桜川市における地域医療の現状把握と課題整理を行い、県西総合病院の充実に向けた将来像の検討をいたしました。その中で、議員がご指摘の内容についても、施設の適正規模と望ましい診療科目や、建物を含めた施設の修繕、更新の必要性等について問題点の洗い出しと、その対策をまとめたところでございます。県西総合病院の病棟につきましては、以前にもお話をさせていただいておりますが、いずれの病棟も築30年以上が経過し、建物及び給排水施設の老朽化が進んでおります。また、第1病棟については、耐震性が基準以下の数値となっており、第2病棟の一部、病棟間の連絡通路についても基準値以下の箇所があるという結果が出ております。今回の将来ビジョン報告においても既存施設の改修、現地建てかえ、移転建てかえなど、その整備方法を決定することを喫緊の課題としており、施設規模や全体計画を検討するとともに、施設を建てかえる場合、基本計画など詳細な検討をするなど、市民病院の機能に具体化する必要性を示しております。その上で、病床数は150から200床、外来機能は1日当たり400人程度などの整備の方向性や150床で約55億円、200床で約68億円の概算事業も示されておるところでございます。しかしながら、県西病院の建てかえにつきましては、このように多額の事業費がかかることから、この財源をどのように確保するかを含め、当市の財政に与える影響を慎重に見きわめる必要性があると考えております。
2点目の少子高齢化をにらんだ産科の復活についてでございますが、桜川市の少子高齢化の状況は、全国的な傾向と同様に出生率は低く、死亡率が高く、高齢化率が高い状況であることを示しております。高齢化が進み、少子化に歯どめがかかっていない実態が明らかになっております。そのような中、産科医療を取り巻く環境は極めて深刻でございます。特に大学病院などの基幹病院における医師不足の中でも、とりわけ産科勤務医不足は顕著であり、その結果として全国的に公立病院における産科医師不足や不在が多発しており、地域産科医療の崩壊など報道にも取り上げられているのは川那子議員もご存じだと思います。そのような影響を県西総合病院も受けており、現在産婦人科常勤医が不足しているため、分娩ができない状況でございます。産科医が不足する理由として、過重労働、医療事故の多発と高い訴訟リスクなどが挙げられます。そのため、将来を託すべき医学生の産婦人科希望者が年々減少しております。このような状況から、産科常勤医の招聘は極めて難しい状況でございます。今回調査した県西総合病院の将来像の中でも、県西総合病院の担うべき医療として産婦人科について現在常勤医1名、非常勤医1名体制であり、医師が不足していることから、外来医療のみ提供している現状でございます。また、将来患者推計の結果により、地域の医療ニーズは入院及び外来とも若干低くなることが予測されますが、桜川市内に産婦人科を標榜している病院が県西病院以外ないということから、今後は分娩可能な体制を強化することが望ましいとされております。私も桜川市の地域医療における産婦人科医不足は少子化対策、安心して産み、育てられるまちづくりの観点からも最重要課題であると認識しておりますので、県西総合病院の周産期医療、とりわけ産科医師の確保については極めて困難な状況ではございますが、最大限努力をして、現在常勤医の先生とともに声かけをさせていただいておるところでございますので、よろしくお願いをしたいと思います。
〇議長(林 悦子君) 再質問があれば、質問願います。
17番、川那子議員。
〇17番(川那子秀雄君) 学校の問題について、先ほど部長のほうから報告がありましたが、私は全部の学校を回っているわけではありません。ただ、岩瀬小学校、自分の目の前の学校と羽黒小学校比べて見て、岩瀬小学校のほうは非常に厳格になりました。西の学校給食センターのほうも閉めてしまったということのようであります。しかし、羽黒のほうは、どちらかというと、あの地区が開放的な陽性型であるというふうに評価すれば、学校の中を犬を連れて散歩している方々も見受けます。それから、保育所がございますが、あそこから入って東に抜ける、田んぼの中の道といいますか、あそこいらも開放されているというふうに考えます。この前も、正直言うと、あそこのすし屋さんの犬が逃げて、学童保育のところにちょこっと座っていたと。別に悪さをするかしないかはわかりませんが、学童保育のところに逃げてきて座っていたということがありました。ですから、やはり学校ごとに環境は違いますが、閉鎖しているのがいいことであるのか、一概に申し上げられません。池田市の事件もありましたけれども、昔は学校というのは、孫を連れて近所のじいちゃん、ばあちゃんが入ってきて、一緒になって中で遊んでいたということがありました。今そういうことは全部シャットアウトなのです。ということは、ある意味で密閉をしていると、近所の方も学校の中を監視すると、不審者を監視するという点では今のほうのが危ないだろうと思います、入れませんから。功罪はあると思いますが、やはり学校によってやり方が違う、そういう感じがございます。どの方法がいいのかは、よく教育委員会のほうで検討して、がんじがらめに全部閉めてしまって他人が入れない。学校関係者以外も、近所の人も入れないのがいいのかどうか、よく検討をしていただきたいと思います。
それから、通学路の問題なのですが、部長が新任でおいでになったときに、坂戸小学校の通学路の件で、あの地区の親から、通学路をこうしたのがいいよとならないのかという話がありました。私はわかりませんでしたから、学校長が決められないのだという話があったそうです。私は、学校の、そういう通学路の安全点検というのは、いろいろ交通指導員なりいろんな組織の方が協力をしてくれていると思いますが、何か学校評議員制度というのがあるそうです、1校に何名かいらっしゃるのでしょうけれども。やはり学校の先生方もおりますから、あるいはPTAの役員の方もおりますから、そういう方々で通学路というものは設定されていれば、そのところを全部の人が歩いて見ているのかなと。危険箇所があるかないかと点検しているのだろうと。だから、先ほどの部長の回答があったと思うのです。ただ、私は、上意下達、そういうことであると非常にまずいのではないか。学校の児童生徒の、少子化で非常に少なくなってきておりますけれども、児童と一緒にその通学路を歩いてみたことがあるのかどうか、学校で。要するに、児童が参加していく、いわゆる子供たちの目線で考えてもらうということも大事ではないかと、そういうことをやっていただきたい、そのように思います。
旧岩瀬町のことを言うとおかしいのですが、分校の廃校に従って通学バスが採用されています。しかし、旧岩瀬町の岩瀬小学校の場合は、亀岡の手前の大岡というところがあります。あそこの児童が今大分少なくなったのだろうと思いますが、あそこから岩瀬小学校まで歩いてきているのです。片方は、分校の廃校に従って通学バス乗ってきているのです。非常に私はそういう点で不公平かなと。あそこから相当距離あります。ですから、いけないかもしれませんが、親御さんが車に乗っけて学校まで連れてきてしまうということも多いそうであります。ですから、そういう全体的な通学路の距離、そういうことを考えて、これからはスクールバスも、昔のこうだった、ああだったなんていうことはなくして考えるべきだと、そういうふうに思うわけであります。というのは、例えば大泉、これは坂戸小学校に通う子供たちなのですが、大泉の分校が廃止された。しかし、通学バスが、正直言って鍬田を通るのです、本鍬田というところがありますから。あそこの子供は、あそこから歩きです、坂戸から。片方はバス乗って通うのです。せっかく通るのだから、乗っけていってくれてもいいのではないかという声も多いときありました。今何名いるかわかりませんが、やはり一概に四角四面に捉えるのではなくて、やはり通学路の問題をよく児童の安全考えてやっていただきたいと思うのです。通学バスが走っているのですから、そういうところが正直言って欠けている。欠けているのです。大岡の子供は、あそこ歩いてくるのです。ほかは通学バス乗ってくるのです。どういうことかなと。体丈夫になります、歩きですから。でも、やはりダンプカーが通る道路を歩く。晴れているときばかりではありません。そこいら辺を行政は、きちんと考えてやるべきであります。そうでなければおかしい。市長、そこら辺よくおわかりでしょうから、よく、これは教育委員会は教育委員会で、教育委員、先生方がおられて教育長がいるわけでありますから、十分にそこいらを研究してほしいのです、教育長、わかりますか、下向いていたのではわかりませんから。そういうことは、教育行政に必要ではないかと思います。
私は、学校評議員制度というのがありますが、学校の評議員制度、そういうことでその方々が何をしているか私ははっきり言って知りません。どういうことをやっているのかわかりません。ですから、要は児童生徒のために活躍をしているのだろうというふうに思っておりますが、役員ばかり多くいて、本気でやっている方が、そのうち何名いるのかなと。怒られてしまいますけれども、そう思います。
あとは、通学路の整備は、これは建設部なのです。通学路に設定されていれば、そこは改善する余地があれば、きちっと建設部あたりで、金はかかるでしょうが、修繕なり道路改良なりをやっていただきたいのです。
前に仁平議員が言っていましたが、坂戸小学校までできています。それだけは、何か西からやってくるというような話ですが、あそこはご承知のように裏街道、通勤の裏街道で交通が激しいのです。そういう車をよけながら子供たちが通うのでは怖いです。まして自転車通学、一度はねられたら終わりです。ですから、私は、この議会で何とかしてくれ、お願いをするわけでありますから、それ以降、そこいらで事故があったときには執行部の責任だ。いいですね。執行部は、予算を使うところであります。住民の安心安全を守る行政サービスをしなければいけないわけであります。これ以降事故があったら、責任を持ってもらいます。というのは、私も、いつだったか、谷貝の小学校の接触事故、対応がちょっとやった方も悪かったのかもしれませんが、子供たちがいて、ひき逃げ扱いだ、テレビ、新聞出ました。教育長に、私はそのとき谷貝小学校行って見てきたのか、聞いてきたのか、行ったかどうか知りません。しかし、そういう事故があったときには、学校の教育を預かるものとしては迅速に現状把握に努めるということは大事であります。ですから、やはりそういう通学路の問題で、これはなかなか難しい、であります、予算がありますから。しかし、順次問題、私は通学路、各学校の通学路がホームページなんていいますが、ホームページを使えないのです、かわいそうですが。ですから、やっぱり我々議員に、どこの学校の通学路はこういう設定になっているのだというふうに印刷物でお示しをいただきたいのです。というのは、災害というときもありますから、地震、この前起きましたけれども、どこの学校はこういう通学路でもってやっているのだということを我々議会にも知らせてほしいのです。教育委員会だけがわかっていただけではだめなのです。そういう企画といいますか、よくやっていただきたいと思うのです。議員もわかっていたほうがいいのです。私も知らないよりは、わかっていたほうがいいと思っていますから。教育長、お願いします。
私は、平成8年から議員になって以来、一般質問を休んだことはたった一回しかありません。なぜやっているのか。どういうふうに受けとめられているかわかりませんが、やはり行政サービスが適切に行われるようにお願いをしている、そういうことでございます。一応そういうことで、通学路の整備のほうは市長に、これは教育委員会だけではできませんから、よく考えてやっていただきたい。事故が起きたら責任を持ってもらいますよということを私申し上げています。
それから、県西病院。確かに私も本来はこの議会で質問する事柄ではないかもしれません。しかし、県西病院の議会でありますと、あちらの議員さんもおられますので、言いづらい点があります。あえて私は、この前、県西病院の中で世話になった。中を入院したのは、9日執刀で23日に帰ってきてしまいましたけれども、中のこともいろいろ聞いています。整形あたりのお年寄りが大分おりますが、言っていることは、この病院を中核病院とか云々とか騒いでいるけれども、この病院をよくしてくれ、そういう声が多いのです。多いのです。県西病院をよくしてくれれば、幾らでも協和中央病院でもあるのだ、脳とか心ということでは。だから、やっぱり県西病院をきちっとやってくれたほうがいいのですという話が多いです。中に入ってみて私はよくわかりました。
私は、中川先生に診てもらましたが、優秀な先生です。去年、おととしMRIで指摘はされていたのですが、人間てわがままで、歩けるうちはどうってことなかったのですが、4月になって突然歩けなくなった。これは、やっぱり県西病院にやってもらおうということで決断をしたのです。何で県西病院なんかで歩けなくなってしまって、車椅子になるのではないかと、そういう不安はありました。しかし、決断をしてよかった、県西病院があってよかったと今しみじみ思います。ですから、確かにこのコンサルの本を読みますと、診療科目、外科から11ありますが、この中でざっと読んでみますと、売り上げ上げるためには、小児科があるわけですから、やっぱり産婦人科をつくればつながるのです。売り上げの向上にもなるのではないかというふうに思います。だから、やはりしばらく県西病院の再構築ということは言われておりますが、市長、新中核とは別に考えてもらってもいいのではないですか。ここに医者いないのですから、上野原、羽黒に医者が1人、ここは袖山さん、あと西区に平島さん、東京から通っているそうですが、本当に医者のいない。あと、大和に千勝先生、娘さん帰ってこられるというふうな話も聞いていますが、どうもこの地域は本当に医療過疎です。県西病院があるから、助かっているのです。ですから、私は、新中核も、それは大事かもしれません。しかし、皆さんが言っているように、入院している間、いろんな人に会いましたし、聞きましたけれども、「川那子さん、ここをよくやってくれれば、俺たちは何も文句言わない」、そういう方多いです。新中核病院なんか欲しいなんて言う人は誰もおりません。誰ひとりおりません。県西病院をよくしてくれたらいいのですよと、そういう声が多かったです。だから、やはり、難しいでしょうけれども、病院債を使ってでも、金はかかります。ただし、経営形態は別途考えるにしても、産科は復活してください。
これは、先生は鳥取大学のほうらしいですが、仲間を連れてきてもらうというふうにしなければだめですけれども、ただ、中の予算見ると、誘致するのに、越後屋ではないけれども、お土産が必要なのです。ある程度、賄賂ではないけれども、来てもらうに何らかの特典を与えるということをしなければ来ません。医師不足、医師不足と言っているだけで、筑西市長のほうの予算なんかは本当涙金です。それで、本当にやっているなんていうのは考えられません。よくそこいら市長、考えてください。本気になってやればできるのだ、私は思います。方針を出してから、全く進んでいないのです。全くと言っていいほど進んでいないのです。原因はいろいろあります。しかし、ようやくこういうコンサルに頼んで、遅まきながら調査をしたわけであります。しかし、この中を全部読んでおりませんが、大事なことが書いてあります。だから、やはり県西病院を再構築するために努力してください。市長、やっぱり、もう一回やるのだと。我々が、だって県西病院残すのだという新聞なんかを発行したこともあります。だから、やはりそういうことで、市長、もう一回約束をしてください。それで終わりますから、もう。あとは、中田市長という傘があって、ほかの傘が出てきました。新聞書いてありました。しかし、誰を選ぶかは市民です。市民です。でも、やっぱりやれることをやってください。私はお願いしたいと思うのです。
以上です。中田市長、その前に石川教育長だな。黙ってあれだと。先に、済みません。
〇議長(林 悦子君) では、石川教育長。
〇教育長(石川 稔君) 川那子議員さんにお答えをいたします。
児童生徒の安全確保にはしっかりと教育委員会全体で一丸となって取り組んでまいる所存でおりますので、よろしくお願いをいたします。
〇議長(林 悦子君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 現在、地域医療再生交付金事業の中核病院問題等がございます。これらもしっかりと筑西市と話し合っていかなければいけないという思いは強うございますが、県西総合病院は、今まで私は首尾一貫して必ず存続させていくと、その中でももっともっと機能をしっかりした形の中で残していかなければいけないという思いで携わらせていただいておりますし、産科の問題等についても5年かけてやっとお一人来ていただきました。やはりいろいろなネットワークを長い時間かけて構築しながら、しっかりと医師を供給できる体制をこれからも構築してまいりたいと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。
〇議長(林 悦子君) 17番、川那子議員。
〇17番(川那子秀雄君) 教育長、今、何か教育委員会のという話をしましたが、私はそうではないことを申し上げましたよね。生徒、児童、通学道路を児童の目線で子供たちにもよくわかっていただくように、そういうことはやっていただけないか。どうですか。そこら辺は学校も忙しいでしょう。でも、それは大事なことでありますから、実際に歩いてみて、ディスカッションをしてください。お願いします、もう一度。
〇議長(林 悦子君) 石川教育長。
〇教育長(石川 稔君) 川那子議員さんにお答えをいたします。
通学路に関しましては、児童の場合、1年生の場合、先生方、下校時にはかなり送ったりして、道路の安全確保については熟知していると思いますが、もっと先生方に児童と一緒に歩いてもらって、どの方面の場所も安全を確認してもらうような体制をとってまいりたいと思いますし、通学路のマップにつきましては教育委員会に16校分できておりますので、それを後でお示ししたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(林 悦子君) 17番、川那子議員。
〇17番(川那子秀雄君) 教育長、学校の先生方歩く。教育長、歩いてください、子供と。自分で歩くのです、学校。そういうことをやらなければ、教育長、資格ありません。子供と歩くのです。そういう姿勢が大事なのです。どうですか。ただ、こういうことをやっていますではないのです。教育委員会の委員の先生もおいででしょう。みずから歩くことが大事なのです。そういうことをお願いします。
以上です。
〇議長(林 悦子君) これで川那子秀雄君の一般質問を終わります。
〇散会の宣告
〇議長(林 悦子君) 以上で本日の日程は終了しました。
本日はこれで散会いたします。
散 会 (午後 3時07分)