平成24年第2回桜川市議会定例会議事日程(第2号)

                       平成24年6月13日(水)午前10時開議
日程第 1 一般質問

出席議員(21名)
  1番   萩  原  剛  志   君     2番   鈴  木  裕  一  君
  3番   仁  平     実  君     4番   菊  池  伸  浩  君
  5番   市  村     香  君     6番   岩  見  正  純  君
  8番   飯  島  重  男  君     9番   中  川  泰  幸  君
 10番   皆  川  光  吉  君    11番   増  田     豊  君
 12番   潮  田  新  正  君    13番   相  田  一  良  君
 14番   大  塚  秀  喜  君    15番   高  田  重  雄  君
 16番   増  田  俊  夫  君    17番   川 那 子  秀  雄  君
 18番   橋  本  位 知 朗  君    19番   増  田     昇  君
 20番   塚  本     明  君    21番   上  野  征  一  君
 22番   林     悦  子  君

出席停止議員(1名)
  7番   小  高  友  徳  君

地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
   市     長  中 田   裕 君
   副  市  長    飯 嶌 洋 一 君
   教  育  長  石 川   稔 君
   市 長 公 室 長  臼 井 典 章 君
   総 務 部 長  山 田 澄 男 君
   市民生活部長   大 川 正 彦 君
   保健福祉部長   石 堀   純 君
   経 済 部 長  植 木   優 君
   建 設 部 長  高 松 輝 人 君
   上下水道部長   青 柳   栄 君
   教 育 部 長  上 野 幸 一 君
   会 計 管 理 者  大和田   清 君

職務のため出席した者の職氏名
   議会事務局長   入 江   豊 君
   議会事務局書記  廣 澤 久 夫 君
   議会事務局書記  仲 田 浩 司 君
   議会事務局書記  長谷川 勇 貴 君

          開 議  (午前10時00分)
    開議の宣告
議長(相田一良君) 皆さん、おはようございます。
 本日の出席議員は21名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立しますので、これより本日の会議を開きます。

    一般質問
議長(相田一良君) 日程第1、一般質問を行います。
 1番、萩原剛志君。
          〔1番(萩原剛志君)登壇〕
1番(萩原剛志君) 1番議員、萩原剛志です。ただいま議長の許可をいただきましたので、通告に従い質問させていただきます。
 初めに、学校給食会についてご質問いたします。学校給食用の食材を給食実施校に供給する機関として、財団法人学校給食会が昭和29年から34年にかけて、各都道府県に設立されました。県学校給食会は、主食となる米、パンを初め、脱脂粉乳等の食材調達に携わってきました。学校給食会が設立されたのは戦後の食糧難が背景にありましたが、当時とは異なり、現在では食べ物が豊かで、食糧事情もさま変わりしています。そのため、学校給食会に求められる役割も、食材の物量確保から食材の質や安全を第一にした調達へと変わってきています。また、近年、食材の高騰により給食費が値上がりしており、単に物資を供給する機関というだけでなく、学校給食会として保護者の負担軽減を考慮した運営の見直しを図る必要があると指摘する声があります。
 そのような観点から、昨年4月、栃木県足利市は、市が積極的に衛生面に取り組むことを前提として、県の学校給食会を通さず、地元のJAから直接精米を供給してもらうなどの見直しを行い、給食費を月額100円値下げすることができました。
 また、47都道府県中28都県では、退職した校長や職員が学校給食会の役員を務めている実態から、体質改善を指摘する声もあります。群馬県前橋市では行財政改革の一環として、経費節減を図る観点から、来年3月に財団法人市学校給食会を解散する方針を固めました。同会は、各市立学校が集めた給食費で食材を調達するのが主な業務で、職員4人に年間で総額三千数百万円の人件費を補助金として支払っており、その分の経費が節減されます。
 学校給食会のあり方を見直すとともに、子供たちの食の安全、安心、保護者の負担軽減など、学校給食の向上のために積極的な取り組みを求める声も出てきています。国会内でも、戦後の食糧難などを背景に各学校給食会が発足した時代に比べ、現代の食糧事情が大きく変化し、食材の調達について、古い学校給食会のあり方を変えていく必要があるとの質疑に対して、平野文部科学大臣は、形骸化しているところもあると私も感じている。指摘も含めて、一度検討してみたいと述べています。
 そこで、3点ご質問いたします。1番目としまして、桜川市と県や市の学校給食会とのかかわりについてお伺いいたします。
 2番目としまして、退職した校長や職員が学校給食会の役員を務めている地域もあるようですが、桜川市の関係者ではそのような実態はないのか、お伺いいたします。
 3番目としまして、栃木県足利市では、県の学校給食会を通さず給食費の値下げを実現しましたが、桜川市としても検討してもらいたいと思います。市の考えをお伺いいたします。
 続きまして、竜巻、突風、ひょうの被害状況と対策についてご質問いたします。ゴールデンウイーク最終日の5月6日に、茨城県、栃木県で竜巻や突風、ひょうなどの被害が発生し、特につくば市北条地区の被害状況は甚大で、国内で発生した竜巻では最悪クラスの被害状況となり、中学3年生のとうとい命が奪われました。ご冥福をお祈りいたしますとともに、被害に遭われました皆様にお見舞い申し上げます。
 竜巻、突風、ひょうの被害について、3点ご質問いたします。1番目としまして、桜川市内の被害状況や、その対応についてお伺いいたします。
 2番目としまして、国、県、市の補助や支援の詳細についてお伺いいたします。
 3番目としまして、今後の対策についてお伺いいたします。今後の対策につきましては、現在、気象ドップラーレーダーという装置がございます。当然、市で設置できるような、そういうものではございませんが、しっかりと県にも働きかけて、気象状況の正確さをさらに高めていく必要があると考えます。その点も含めて対策をお伺いいたします。
 続きまして、岩瀬駅周辺についてご質問いたします。現在、建設計画が進められている岩瀬駅跨線歩道橋及び駅舎整備事業についてですが、基本設計では新しい岩瀬駅は現在の岩瀬駅舎の東側に計画されています。基本設計の詳細について説明を受けましたが、現在完成している岩瀬駅北口ロータリーを利用する際、新駅舎の位置が遠くなるため、今よりも使いにくい状態になると考えます。現在の岩瀬駅周辺整備事業の詳細を伺っていると、新岩瀬駅舎と北口ロータリーが別々に計画され、利用者の使いやすさなどが余り考慮されていないように感じます。昨日の菊池議員の質問でも、真壁伝承館について使いにくいなどの話が出ていましたが、私も先日、全協でもお話ししましたが、真壁伝承館について、利用者が使いにくいとの話を伺っています。この新駅舎に関しましても、完成してからでは遅過ぎますので、変更などが可能な場合は、十分検討し、利用者が使いやすい駅やロータリーを建設していただけるように望みます。
 そこで、岩瀬駅北口ロータリーと岩瀬駅跨線歩道橋及び駅舎整備事業が岩瀬駅周辺整備事業として一体感がないのはなぜか。別々に企画したものを無理やりくっつけているような感じがします。本来、岩瀬駅周辺整備事業として駅舎、跨線橋、北口ロータリー、そして新たに計画される南口ロータリーなど、全体的な構想やバランスを考えて整備する必要があると考えます。
 最後の質問になりますが、東北被災地の瓦れきの受け入れについて質問いたします。現在、東日本大震災で発生した東北被災地の瓦れき処理について問題になっていますが、各自治体で瓦れきの受け入れを検討し実施している自治体もあります。福島第一原発事故の放射線量の問題と重なり、首長や議会が受け入れを決断しても、住民が反対するケースもあります。桜川市では市単独で運営する焼却場や産業廃棄物処理場がないので、市独自で瓦れきの受け入れを判断することは難しいとは思いますが、東北被災地の瓦れきの受け入れについて、中田市長のお考えをお伺いいたします。
 以上、4項目についてご答弁をお願いいたします。
議長(相田一良君) 萩原剛志君の質問に対する答弁願います。
 上野教育部長。
          〔教育部長(上野幸一君)登壇〕
教育部長(上野幸一男君) おはようございます。それでは、萩原議員さんのご質問にお答えをいたします。
 まず、第1点目の市の学校給食会とのかかわりについてでございますが、桜川市においても市独自の学校給食会を設置しております。この給食会は、茨城県学校給食会とは直接的な関係はございません。先ほど議員さんご指摘のように、学校給食会からは米飯、パン、めん類等を購入しております。桜川市の学校給食会は、学校給食の円滑な運営と発展を図ることを目的として設置されておりまして、小中学校の校長先生、給食主任、学校給食センター所長、栄養士、栄養教諭で構成されております。給食会の活動内容でございますが、総会開催時に給食に関する講話等を実施しており、また隔年ではございますが、食品工場等の見学や各学校の給食主任の研修会への参加等の事業を実施しております。
 第2点目の退職した校長や職員が学校給食会の役員を務めている地域もあるようだが、桜川市の関係者ではそのような実態があるのかについてでございますが、市の学校給食会は委員すべてが現職で、退職校長等は入っておりません。茨城県学校給食会は、理事、幹事の役員12名及び評議員10名で構成をされております。このうち役員である理事長が県職員OBで、常務理事が茨城県学校給食会OBとなっております。それ以外は、現職の校長先生、茨城県PTA連絡協議会会長、学校給食センター所長等となっております。また、評議員の報酬につきましては、定款上は年度の総額が78万円を超えない範囲で支給すると定めておりますが、運用上、役員と同様、会議出席の際に1日1万3,000円を支払うこととなっております。しかし、非常勤の役員及び評議員から辞退したい旨の申し出により、現在では費用弁償、すなわち旅費のみの支給となっております。
 続きまして、第3点目の栃木県足利市では、県の学校給食会を通さず給食費の値下げを実現したが、桜川市としても検討してもらいたいとの質問でございますが、足利市に値下げの経緯等について、直接担当者からお話を聞きましたところ、萩原議員さんご指摘のとおり、平成23年4月1日から、小学校が月額4,300円から4,200円に、中学校が5,100円から5,000円に値下げをしております。参考ではありますが、桜川市では小学校が現在月額3,900円、中学校が4,300円となっております。
 足利市の値下げの経緯でありますが、足利市では、平成21年4月から小学校で月額3,900円から4,300円に、月額400円値上げし、中学校においても月額4,600円から5,100円に、月額500円を値上げしております。このような状況下、現在の市長が平成21年5月就任をいたしまして、保護者の学校給食の負担軽減について検討するよう指示があったそうでございます。この指示を受け、米飯、パン、めん類については、栃木県学校給食会から委託を受けていた市内業者と流通経費等について交渉を行うとともに、野菜類についても、月2回実施しておりました入札を、市場価格がより反映できるようにということで週1回に変更するなどして、100円の値下げを行ったということでありました。足利市が給食費を値下げした背景には、平成21年度に給食費を小学校で400円、中学校で500円値上げしたことによる保護者の負担増加が大きな要因ではないかと思われます。
 今後、桜川市として足利市のような手法により値下げが可能なのかにつきましては、給食の原材料を安定的に調達できる業者が桜川市内には数少なく、現時点においては難しいという認識を持っておりますが、対応可能なものについては取り入れていきたいと考えております。
 また、給食費につきましては、給食内容にも関連があると思いますので、県内の状況等も十分調査研究しまして、今後検討してまいりたいと思いますので、ご理解のほどよろしくお願いしたいと思います。
 以上でございます。
議長(相田一良君) 続いて、大川市民生活部長。
          〔市民生活部長(大川正彦君)登壇〕
市民生活部長(大川正彦君) おはようございます。
 昨年の東日本大震災に引き続きまして、今般の竜巻、突風災害で被災された皆様に、心からお見舞いを申し上げます。
 それでは、萩原議員さんの竜巻、ひょう被害の現状と対策についてご質問にお願いします。まず、第1点の市内の被害状況や対策についてご説明申し上げます。この竜巻は、桜川市を初め、つくば市、筑西市、栃木県真岡市の3ルートで被害が確認されております。このうち桜川市では、気象台から竜巻注意報が発令された直後、12時50分ごろから短時間で桜川市の本郷地区、堤上、飯淵、門毛地区にかけて、ほぼ一直線上を竜巻が通過したことが確認されております。この災害による市内の被害状況は、負傷者が2名、住宅損壊30棟、うち1棟が半壊程度、29棟が一部損壊程度となっております。納屋や倉庫などの非住家の損壊が52棟、うち全壊が9棟、半壊が1棟、一部損壊が42棟に及んでおります。また、倒木による停電の影響で、約700世帯が翌日の明け方まで断水になるとともに、鶏舎やビニールハウスの倒壊など農業施設や農作物への被害や立ち木の倒木など、甚大な被害が発生しております。
 市の対応として、当日被害の警報を受けて被害状況の把握をしましたが、竜巻によるものとは当日確認できませんでした。翌日に現地調査を行い、初めて竜巻らしい被害と判断し、被害状況を県に報告するとともに被災救助法の適用を受けました。その後、関係区長と協議し、瓦れきの処理について、それぞれ地域に集積所を設置するとともに、養生用ブルーシートの配布、災害支援のお知らせ等の配布を行っております。
 続きまして、2の国、県、市の補助や支援についてのご説明ですが、県と市の支援制度の概要につきましては、関係地区の区長に依頼いたしまして、お知らせ等を各戸に配布しております。対象となる世帯は、住まいが半壊以上、損害率20%ですが、罹災判定を受けた世帯に限定されております。主なものとしては、県、市の見舞金の支給、住宅半壊世帯、県3万円、市1万円、住宅の応急修理費、限度額52万円、国の負担、また固定資産税、市民税、各種保険料の減免などの措置があります。
 また、農業被害につきましては、この後、経済部からお知らせいたします。
 3番の今後の対応につきましては、昨年の東日本大震災の教訓や今般の予期せぬ突発的な被害等への対応や問題点を十分に検証し、国や県の関係機関との協議した上で、桜川市地域防災計画及び初動体制、災害対策本部規程の見直しを行い、また消防や警察との連携を強化して、突発的な災害に対しましても今後は最善を尽くせるよう改善を図っていきたいと考えております。
 また、議員のご質問の中に気象庁のドップラーレーダーの設置要望がございましたが、これは位置と観測対象となる移動速度を観測するデータでございますが、このようなことも考えておりますが、市は何とか、いち早く防災無線のデジタル化をさせていただいて、J―ALERTによる緊急地震速報、気象警報、注意報の自動配信を何とか考えていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上です。
議長(相田一良君) 続いて、植木経済部長。
          〔経済部長(植木 優君)登壇〕
経済部長(植木 優君) おはようございます。それでは、萩原議員さんの農業被害の件につきまして、私のほうからご説明申し上げます。
 5月6日に発生いたしました竜巻、ひょうによる農業被害の状況と対応につきまして申し述べます。発生翌日の早朝に、竜巻、ひょうによる被害調査隊を経済部農林課内に編成いたしました。さらには、JA北つくば並びに県西農林事務所などの関係機関とも連携をとりまして、速やかに被害調査を実施いたしました。
 その結果でございますが、農作物の被害につきましては、トウモロコシの倒伏やナシの花芽の落下、タマネギの葉折れなど、被害額はおよそ45万円相当でありました。一方、農業施設の被害につきましては、堤上、本郷地区に集中しておりましたが、一部久原地区でも見受けられます。それらの内訳ですが、パイプハウス、大破が1棟、中破が7棟、小破が10棟、合計18棟。それらの被害額はおよそ190万円。鶏舎が、大破が1棟、小破が2棟、それらの被害額が580万円。これら施設の被害合計は、約770万円と大きな被害状況になっております。
 このような大きな被害の被災者支援の方策といたしまして、国や県では、被災農業者向け経営体育成支援事業を活用しながら、東日本大震災時の共同利用施設への補助率2分の1、これと同水準が確保できるように市町村と連携して支援する計画が打ち出されております。本事業は、農業用ハウスなどの修繕、それから建てかえが対象となります。補助率は、国が10分の3、県が10分の1、市が10分の1を支援し、合わせて10分の5となりまして、被災者負担が10分の5となるものでございます。
 対象事業費は160万円以上という設定でございます。ただし、被災農業者が農協等の系統資金などの融資を選択した場合は、事業費下限160万円以下であっても、国の補助率の10分の3の支援は受けられる制度でございます。
 また、鶏舎等の施設につきましては、経営体育成支援事業による国の補助率の10分の3の支援が、先ほどの農協系の系統資金などの融資を選択した場合にのみ支援を受けられることになります。竜巻、突風、降ひょうによる農業被害の甚大さにかんがみ、国や県の補助事業等を活用し支援対策を講じることといたしますが、被災農業費の負担もあることから、今後は事業内容の説明などに努めまして、綿密な打ち合わせを行いながら進めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
議長(相田一良君) 続いて、臼井市長公室長。
          〔市長公室長(臼井典章君)登壇〕
市長公室長(臼井典章君) 萩原議員の3点目のご質問であります岩瀬駅舎の建設予定地、岩瀬駅北口ロータリーの位置関係についてのご質問にお答えいたします。
 まず、岩瀬駅北ロータリーの整備計画と今回の跨線歩道橋整備関連の計画についてでございますが、駅北ロータリーの計画につきましては、平成15年度の旧岩瀬時代に計画され、第1次のまちづくり交付金を活用し、平成16年度から事業に着手をしたところでございます。一方、跨線歩道橋整備関連の計画につきましては、平成17年10月の町村合併を受けた新市建設計画に位置づけられた事業でありまして、それぞれに別の事業計画が立案され進められてきた経緯がございます。しかし、現在進めております跨線歩道橋の計画の中では、駅北ロータリーと跨線歩道橋の整備位置関係の計画に当たりましては、駅北ロータリーの計画で想定した歩行者の動線、また支障物の移転や仮設位置などによる余分な経費がかからないことなどを視点に置いて、計画位置を定めてきたところでございます。しかし、現在、5月1日の全員協議会において、跨線歩道橋の整備位置を計画より西側に移せないかとの指摘を受け、それに伴う支障移転や仮設位置の状況について、現在JRやコンサルタントと打ち合わせを行っているところでございます。
 位置関係、それから経費を含めた今後の計画、検討につきましては、施設の整備位置はもちろん、施設の内容につきましても、使いやすさ、利便性、安全性を念頭に、利用者の立場を考慮した中で検討を進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。
 以上です。
議長(相田一良君) 続いて、中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
市長(中田 裕君) 萩原議員さんの東日本大震災で発生した瓦れきの受け入れについて、お答えをいたします。
 現在茨城県については、東北2県、岩手県、宮城県で発生した災害廃棄物2,045万トンのうち344万トンの宮城県分の優先的な広域処理を、環境大臣から本年4月23日付により協力要請されているようでございますが、各市の意向状況を見ますと、受け入れ予定及び前向きに検討中が14市町村、受け入れ予定なしが13市町村、その他検討中と、各市町村の考えに隔たりがある状況であることから、担当課レベルでの検討協議会の開催や、宮城県石巻及び女川町への現地調査会を実施し、廃棄物の特定や放射性物質濃度測定を行った報告を受けております。
 今後、県において広域処理を基本に放射性物質濃度の受け入れ基準、県の案としては100ベクレル以下ということでございますが、鉄道輸送、陸送等の運搬方法及び最終処分場の確保、専門家を配置しての住民説明会の開催等の多くの課題を整理いただくよう要望するとともに、現地の状況を見ますと、可燃系の廃棄物が大半でございますので、筑西環境センターでの対応が求められておることから、組合協議の中で対応を協議していく考えでございます。ただ、県案では放射能汚染の100ベクレル以下ということでございますが、最終処分について県の試案がまだ出ていないということでございますので、それらの推移も見させていただきたいと、かように考えております。
議長(相田一良君) 再質問あれば質問願います。
 1番、萩原剛志君。
1番(萩原剛志君) まず初めに学校給食会についてですが、今、部長のほうから答弁いただきまして、特に足利市の値下げに関しては、直前の値上げが原因で、余り関係がないのではないかというような感じでありますけれども、いずれにしましても、この学校給食会が非常に不透明で、存在が今後どうなのかということで今議論されつつある状況でありますので、その辺もしっかりと、今後、市でも検討していただきたいと思いますし、市では特にその費用が発生したとかというところは、そんなに問題はないような状況を考えますけれども、県との、給食会とか、その食材の発注とか、受け入れとか、そういったところもきちんと適正に今後お願いしたいというふうに考えますので、よろしくお願いしたいと思います。答弁は結構です。
 2番目の竜巻、突風、ひょうの被害についてですが、詳細を伺いました。今、大川市民生活部長のほうから県や市の見舞金という話もありましたけれども、市の見舞金について詳細をお伺いいたします。
議長(相田一良君) 石堀保健福祉部長。
保健福祉部長(石堀 純君) 市の見舞金の状況なのですけれども、現在市では、見舞金要綱に基づいて、全壊の住居については2万円、半壊の住居については1万円ということになっております。
議長(相田一良君) 萩原剛志君。
1番(萩原剛志君) その見舞金についてですが、今回の竜巻被害に関しても、近隣の筑西市、またはつくば市でも見舞金を支給するというような話が出ているようであります。全壊、半壊というところでありますけれども、桜川市は半壊1件ということで、しかも対象になるかどうかわからない状況でありますけれども、一部損壊にも、筑西市、つくば市は支給するというような対応をしているようであります。
 ちなみに、つくば市の状況ですけれども、住家被害、持ち家の方は、全壊見舞金50万円、生活準備金20万円、大規模半壊、見舞金25万円、生活準備金20万円、半壊、見舞金25万円、生活準備金10万円、一部損壊は、1%から5%、5%から10%、10%から20%というふうに区切って、見舞金1万円、5万円、20万円と、そういった形で、一部損壊のところにも支給をするように進めているようであります。また、筑西市に関しても、まだ決定ではないようでありますけれども、全壊20万円、大規模半壊17万5,000円、半壊15万円、一部損壊10万円ということで、筑西市に関しては、その基準ですが、東日本大震災と今回の竜巻で両方被害を受けた方に対して支給というような検討がされているようであります。桜川市に関しても、前回の東日本大震災でも、たしか見舞金というのはそのような、一部損壊までは支給されていなかったと思いますが、その辺もしっかり検討していただきたいと思います。ちなみに、古河市においては、この東日本大震災のときでありますけれども、いち早く市長が英断をされて、この見舞金の支給ということを行ったというふうに伺っております。
 この見舞金に関してですが、市長の考えをお伺いいたします。
議長(相田一良君) 中田市長。
市長(中田 裕君) 萩原議員が言われる市独自の見舞金についてお答えを申し上げたいと思います。
 5月6日の竜巻被害により被災された方々に、まず心よりお見舞いを申し上げます。
 さて、現在、被害認定調査を進めておりますが、半壊1世帯、一部損壊29世帯の住家被害が想定されております。今回の突発的な竜巻災害の被害に対しましては、当市も災害救助法の適用を受けております。桜川市としては、半壊以上の世帯に対して見舞金を支給しているところでございますが、昨年の東日本大震災で被害を受け、さらに今般の竜巻被害で被害に遭われた一部損壊の世帯に対しても、何らかの支援ができるよう検討させていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。
議長(相田一良君) 萩原剛志君。
1番(萩原剛志君) 市民の方、またその被害を受けた方からも、そのような、ぜひとも市でも見舞金などの対応をいち早くお願いしたいというような声も上がっていますので、ぜひとも前向きにお願いしたいと思います。
 あと、その竜巻関連ですが、先ほども部長のほうからありました堤上の浄水場において断水があったということでありますけれども、断水の原因は何なのかをお伺いいたします。
議長(相田一良君) 青柳上下水道部長。
上下水道部長(青柳 栄君) 断水の原因でございますが、東電さんの送電線が倒木により切断され停電となったものでございます。
議長(相田一良君) 萩原剛志君。
1番(萩原剛志君) 私も付近の状況を確認してきましたが、その周辺の浄水場まで行くところの木とか竹とか、そういったものがかなり倒壊、倒れていまして、それによる断線というような形でありましたけれども、浄水場が送電、電気が来ない状況の中でも、例えば発電機とか、そういったものによって対応はできないのかどうか、お伺いいたします。
議長(相田一良君) 青柳上下水道部長。
上下水道部長(青柳 栄君) 浄水場の浄水するまで原水、地下水等、また県水等が浄水場まで送られてくるためには、中継ポンプ場や、また配水に至っては浄水場から中継ポンプ場、また高区の増圧所、いろいろ施設があるのですが、どの施設においても緊急発電装置、その他をなかなか、その場所、場所に設置しておくことが大変厳しいものがあります。想定をしてそれぞれ発電機を置くということはちょっと無理ですが、浄水場に関しましては、通信の監視システムその他の関係で、浄水場だけ発電機で、もし送りましても、場所、場所の被害によっては断水が避けられないということになってしまいます。なかなか費用もかかるものですから、今後1カ所だけしても断水は避けられない。それぞれの施設につけないと断水もあり得るということで、なかなか費用的には難しいものもあるものですから、今後とも検討はさせていただきたいと思います。
議長(相田一良君) 萩原剛志君。
1番(萩原剛志君) 十分検討していただきまして、その給水に関してしっかり対応していただきたいと思います。
 また、先ほど最初の質問のときに気象ドップラーレーダーという、そういった形で気象観測レベルを高めていく必要があるということでお話ししましたけれども、これはドップラー効果というのを利用しまして、大きなアンテナといいますか、レーダーによって積乱雲内を観測して、いち早く竜巻の発生を感知するというようなものでありますけれども、これも全国で徐々に整備されつつあるところであると思います。特に今回、つくば、桜川、この筑西においては今までにない大きな竜巻が発生したということで、いわばこういうところにこそ、そういう気象のレーダーなどを設置する必要があるのではないかというふうに考えますので、県や国にもしっかりと要望して設置をして、その観測の状況をしっかりとお願いしたいと思います。
 また、今回、私も市内の竜巻の発生の情報をどこから認識したかといいますと、フェイスブックなのです。フェイスブックをことし1月から市で立ち上げていただきましたけれども、それを利用している市民の方が、自宅また周辺、本郷の方なのですが、竜巻の被害があったということで、いち早く投稿していただきまして、私もそれを認識しました。残念ながら、当日ちょっと党のほうの議員の要請により、つくばの北条地区に駆けつけて、その被害状況と対策をとっていたものですから、いち早く本郷地区に伺うことはできませんでしたが、そういった形で情報を発信していただくことによって速やかに対応することができると考えます。ですので、他の市町村でも一部始まっていますが、市の職員にもフェイスブック、またはツイッターなどをしっかり利用していただいて、また市民の中でも消防団とか、そういった方にも利用していただいて、その災害情報をいち早く認識して対応していただけるように、今後ともお願いしたいと思います。
 あと、岩瀬駅周辺整備事業については、たびたびいろんな方から質問が出ている状況でありますけれども、要は今の計画では非常に使いづらいものができてしまうのではないかということが懸念されるわけで、できてから、何であんな使いづらい駅ができたのだろうというふうにクレームなどが市や私たちのほうにも上がってくるのではないかというようなことが考えられます。現に、先ほどお話ししましたように真壁伝承館などはそういうふうに言われているのが現状でありまして、どちらかというと市の新たなまちづくりが、新たな市の施設を建設するに当たって、プロポーザルを導入し、とにかくデザインを重視していくというような、そういった傾向にあるのではないかというふうに考えられます。
 これは三重県なのですが、ユニバーサルデザインというのが今ありまして、どんな方でも使いやすいデザイン、これをとにかく取り入れて、使いやすさとか、公平性、安全性、そういったものをしっかり取り入れて、その公共の施設、またはそういったものを整備していくということを取り入れています。桜川市においても、確かに見ばえはいいほうが当然いいのですが、使う人が使いにくいものではどうしようもありませんし、ましてや障害者、また高齢者が使いにくい。または安全性が低い。入り口がわからないとか、これは伝承館の話ですけれども、とにかくいろいろそういった不満とかが出ないように、しっかりとそのユニバーサルデザインなども取り入れていただきたいと思いますし、今後の市のまちづくりや整備に関しても、そういったデザインに偏ることのないように進めていただきたいと思います。
 最後に、市長のほうから瓦れきの受け入れに関してのご答弁をいただきましたけれども、いずれにしても今瓦れきの処理が非常に問題になっております。私もたびたび東北の被災地を伺わせていただいておりますが、先日も6月3日と4日で東北のほうを伺わせていただきました。大分その瓦れきの量は減ってはきている状況でありますが、特に宮城県石巻市の門脇地区におきましては、私も何度か伺っていますが、瓦れきとかそういった処理がほとんど進んでいないような状況です。本当にこれは厳しい状況があるというふうに考えます。桜川市においても当然被災したわけでありますし、今後どういった災害によって、他、または他県、または全国各地の方にそういった応援をお願いしなければならない状況があるかもしれませんので、この辺については前向きに検討して、そして市民の理解を得られるような努力をしていただいて、しっかりと対応していただきたいと思います。
 以上で私の質問を終わります。
議長(相田一良君) これで萩原剛志君の一般質問を終わります。
 ここで暫時休憩します。
          休 憩  (午前10時50分)

          再 開  (午前11時06分)
議長(相田一良君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
 続いて、5番、市村香君。
          〔5番(市村 香君)登壇〕
5番(市村 香君) 5番、市村でございます。通告によりまして質問させていただきます。
 まず最初に、筑西桜川IC周辺都市整備構想について、大和駅を含めた長方周辺整備の具体化ですが、今回、都市整備課から長方地区周辺整備の具体化に向けてのさまざまなヒアリング調査等の資料が提出されました。長方地区の都市開発公社の土地利用では、毎年補助ですか、700万円、経費がかかり、維持管理も大変だと思うので、確かに具体化に向けて、少しでも工業誘致しやすい環境整備が必要と思います。大和駅については、現在岩瀬駅跨線橋を含めた南側整備を進めている段階なので、混乱するため、今回は一緒にはしないほうがよいかもしれませんが、長方地区は一つに複合施設やまちづくりの拠点としてインターチェンジ周辺整備は最も有効利用できるところとして注目したいので、今後の具体化に向けての説明をお願いいたします。
 ところで、さきの全員協議会で提出された資料では、福祉、病院関係の施設は入っておりませんが、筑西、桜川市の中核病院建設での土地選定では、長方の土地を候補地とした事実があり、二、三年前の構想では、資料の中にも病院建設としての利活用土地として入っていたと聞いております。今後、県西病院立地も含め、インターチェンジそばの病院は魅力があると聞きますので、民間レベルの福祉施設、病院誘致も必要ではないか。今回市長から最後の中核病院の準備予算の提案があることなので、どのような結論が出たとしても、桜川市として再度土地の有効利用や診療科目、そして規模等の選定には、いま一度、桜川市民にとって最もよい提案をしてもらいたいので、この長方地区の開発も参考の一助になるよう期待しておりますので、答弁をお願いいたしたいと思います。再質問の際には市長の見解もお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 2番目は、岩瀬駅跨線歩道橋及び駅舎整備事業について伺います。その後の経過ということですが、昨日3人の議員から、また本日も質問があったので、要点だけお聞きいたします。
 まず、都市計画からの予算提示は、3月の定例会で時期尚早とのことで差し戻しされておりますけれども、岩間駅の視察で笠間市職員の説明では、設計料も安く、施設はとても使いやすく、維持管理費もコストダウンを考えて、とても工夫しているのがうかがえました。岩瀬駅についても、その後、笠間市の視察以降、何らかの改善策があったのか、お伺いいたします。
 3番目は、福島第一原発を受けて、イノシシ捕獲の対策はどのようにするのかということです。捕獲と処分につきましては、セシウム汚染で大変苦慮している状況と思います。3月に被害対策と焼却処分は各市町村に任せるとしていた県との協議など、その後、多少なりとも動きがあったのか。また、地域住民との連携など、状況が変化していると思うので、答弁をお願いいたします。
 4番目の各任意団体への補助金支給についてですが、よく監査報告の中で、各種団体等への補助金については補助金検討委員会の努力がある。毎年度、必ず補助金の効果について検証を行い、補助金の既得権化、交付目的の形骸化を防止、団体の育成を目的とした補助金には、その団体の自立性を総合的に勘案し、随時見直しを図っていくよう要望するとあります。
 私も、補助金は公益上必要な場合に限り、特定の団体や個人に対価なく交付する大金であることから、交付に当たっては、公平性、利益性を確保しながら、透明性のある運用を求めるとも報告受けております。また、各種の負担金についても多種にわたるので、内容を精査し、適正に交付されるよう強く要望すると報告がありますが、ところで、桜川市が管轄する補助金を支給する任意団体は、総合するとどの程度あるのか。多分たくさんあると思います。
 そして、2番目は、補助金検討委員会の努力とあるのですが、私、今回のこれをお聞きするに当たって、いろいろ知らないこともありまして大変勉強になりました。構成員は、また活動状況や支給基準について、どこで審議されているのか、お聞きしたいと思います。
 3番目は、女性のみの団体は幾つあるかです。各課にまたがり、今まで余り気にもとめませんでしたが、多岐にわたると思いますので、わかる範囲でお願いしたいと思います。
 以上、よろしくお願いいたします。
議長(相田一良君) 市村香君の質問に対する答弁願います。
 高松建設部長。
          〔建設部長(高松輝人君)登壇〕
建設部長(高松輝人君) それでは、市村香議員さんのご質問にお答えしたいと思います。
 まず、1点目の大和駅を含めた長方周辺整備の具体化についてでございます。これにつきましては平成24年6月7日の全員協議会で、桜川筑西IC周辺地区整備計画策定に係る中間報告をさせていただいたところでございます。今般の整備計画のまちづくり目標につきましては、企業誘致による土地活用の促進ということになります。今後は具体的な整備事業の検討と位置づけに入ってまいりますので、審議会や地権者との調整を図りつつ協力関係を築きながら進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。
 また、大和駅との関係でございますが、長方準工業地域を中心とした企業誘致を推進するための整備を前提としつつも、それだけではなく、周辺住民を含めた市民の利便性向上というのも含めて検討し、大和駅活用の促進を踏まえた大和駅周辺のまちづくりにつきましても、あわせて整備計画に入れていきたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
 以上でございます。
議長(相田一良君) 続いて、臼井市長公室長。
          〔市長公室長(臼井典章君)登壇〕
市長公室長(臼井典章君) 市村議員の2点目であります岩瀬駅跨線歩道橋及び駅舎整備事業について、その後の経過というご質問でございますが、答弁をさせていただきたいと思います。
 現在、5月1日の全員協議会でご指摘を受けました跨線歩道橋の位置関係並びに事業費の圧縮につきまして、JR並びにコンサルタントと打ち合わせを行いながら作業を進めているところでございますので、結果が出た段階でご報告をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。
議長(相田一良君) 続いて、植木経済部長。
          〔経済部長(植木 優君)登壇〕
経済部長(植木 優君) 市村議員さんの3点目の桜川市のイノシシ被害の実態を踏まえて、また原発事故を受けイノシシ捕獲の対策はについてのご質問にお答えいたします。
 ことし3月の定例会におきまして、農業委員会から提出されましたイノシシ被害対策に関する要望書に関しまして、市村議員さんから一般質問がございました。今回の質問ですが、そのときに回答いたしました内容でございますが、1つ目にイノシシ捕獲後の焼却処分の方法、それから処理施設の実態、2つ目にイノシシ被害の概要、3つ目といたしまして福島第一原子力発電所の事故を受けて、それらの市の対応策等についてお答えをいたしております。
 今回のご質問につきましては、3月議会後の桜川市のイノシシ被害の実態を踏まえた対応、それらについて、また市民からの苦情に基づく調査やイノシシ駆除の検討の経過並びに関係団体との協議結果につきましてお答えいたします。
 4月から5月にかけまして、市民からイノシシ被害の苦情や相談が相次ぎました。担当職員の調査では、里山付近はもちろんでございますが、民間の周辺まで被害が及んでおります。あわせて、市民の皆様から早急な駆除を要請されております。しかしながら、その時点では、放射能物質に汚染されたイノシシの処理方法として焼却処分の方針が確立されておりませんでしたので、緊急やむを得ない場合に限りまして埋設処理する緊急対応策を講じました。それによりまして、各区長さん方に、これらの埋設処理に関する趣旨を説明、それから協力依頼をいたしました。しかしながら、埋設処理につきましては場所の選定や環境問題等に難題が多く、市民の理解が得がたいとの判断によりまして、イノシシの最終処分方法については焼却処分することが最善策であると判断いたした次第でございます。
 これまではいろいろと広域とも相談をしているわけですが、県内の広域事務組合の所管する廃棄物処理施設や民間の焼却処分の可能な処理施設、これなどにつきまして処分に苦慮している状況を事細かに説明いたしまして、受け入れくださるように打診いたしましたが、イノシシの焼却処分を受け入れてくださる公の処理施設は、自分たちが構成している市町村のみ受け入れていること。また、民間の処理施設については、イノシシなど動物等の処分の認可を得ていない施設があること。また、動物解体処理施設ではイノシシの細かな解体には限度があることなど、施設の維持管理や焼却施設の火力不足、それから処理ラインの問題などにより難色を示されております。イノシシの焼却処分を受ける施設が皆無に等しい状況と判明いたしました。
 このような状況を踏まえまして、再度、筑西広域市町村圏事務組合、筑西環境センターに対しまして、イノシシを各部位ごとに解体することや、搬入に関する諸条件等を再度提示いたしまして協議を進めてまいりました。なお、この協議の過程におきましては、副管理者であります中田市長にも正副管理者会議等で強く要望をしていただいたことも何度かありまして、県の市長会でも同様な市町村との中でそういうものを強く要望していただいております。
 これらの要望を受けまして、筑西広域市町村圏事務組合や環境センターでも独自に調査をしてくださるなど、焼却処分の受け入れの方向で協議を重ねた結果、同施設においてイノシシの焼却処分を受け入れていただける内諾が得られております。現在、最終的な調整を行っているところでございます。
 今後は猟友会と諸条件を調整いたしまして、速やかに有害駆除隊を編成いたしまして、警察署の許可がおり次第、イノシシ駆除を実施いたしまして、イノシシ被害の軽減に努めてまいりたいと考えております。
 次に、原発事故を受けまして、市では食品放射能分析機器を導入いたしました。これにより農畜産物や土壌などの検査体制が整いました。この分析機器を活用いたしまして捕獲したイノシシの放射性物質の検査を実施いたしまして、その検査結果を市のホームページ等で公表する予定でございます。この検査結果によりましては、安全性が確認されれば、猟期にまた一般のハンターの方においても再びイノシシを捕獲されるのではないかと期待をしております。
 桜川市のイノシシ被害対策といたしましては、今後とも個人が設置する電気さく、トタンさく設置への補助事業への継続と猟友会による有害駆除を両輪に据えまして被害防止を図ってまいりたいと考えております。
 以上でございます。
議長(相田一良君) 続いて、山田総務部長。
          〔総務部長(山田澄男君)登壇〕
総務部長(山田澄男君) 市村議員さんの補助金は補助金支給基準に基づいて適正に補助されているのかという質問にお答えいたします。
 補助金は、地方自治法第232条の2で、「普通地方公共団体は、その公益上必要がある場合においては寄附又は補助をすることができる」とされております。また、地方財政法第4条では、「地方公共団体の経費は、その目的を達成するため必要且つ最少の限度をこえて、これを支出してはならない」と、補助金の支給根拠等が定められています。
 それを受けまして、桜川市補助金等交付規則が定められており、第4条第1項では、「補助事業者等は、補助金等が市民から徴収された税金その他の貴重な財源で賄われるものであることに留意し、補助金等が法令等及び予算の定めるところに従って公平かつ効率的に使用されるよう常に努めなければならない」とし、第2項は、「補助金等に係る予算の執行に当たっては、市長は、関係職員に当該補助事業者等を指導させ、補助事業等の執行状況を常に把握するよう努めるものとする」となっております。
 以上の根拠法令や交付規則に基づき補助金を交付しておりますが、合併後2回にわたり補助金検討委員会を設置し、桜川市の交付する、特に単独事業の補助金等について、その必要性と効果について審議し、透明で公正な財政運営を推進するための提言をいただいております。その提言を尊重しつつ、適正な補助金の交付に努めているところでございます。
 以上でございます。
議長(相田一良君) 続いて、上野教育部長。
          〔教育部長(上野幸一君)登壇〕
教育部長(上野幸一男君) それでは、市村議員さんのご質問にお答えをいたします。
 まず、生涯学習課所管の補助金交付団体でございますが、平成24年4月1日現在で、市PTA連絡協議会を含む12団体、補助金総額にしますと528万3,000円となっております。このうちお尋ねの女性のみの団体は、桜川市地域女性会1団体でございます。なお、この地域女性会の皆様方には、社会を明るくする運動への参加、社会環境浄化活動への参加、あいさつ・声かけ運動、また真壁地区の各コミュニティ・スクールへの協力等の活動をいただいております。
 以上でございます。
議長(相田一良君) 続いて、大川市民生活部長。
          〔市民生活部長(大川正彦君)登壇〕
市民生活部長(大川正彦君) 市村議員さんの桜川市が補助金を支給する団体のうち女性団体ですが、市民生活部内には4団体ございます。また、通告協議によりお話がありました議員さんからの市民生活部内の女性関係団体ですが、桜川市更生保護女性会と桜川市くらしの会がございます。
 更生保護女性会につきましては、議員さん自身が会員であることから活動内容については詳しいと思いますが、会員は岩瀬地区24名、大和地区10名、真壁地区10名、合計44名で構成されております。保護司会との密接な連携により、犯罪や非行の防止、青少年の活動の保護、育成を主眼に社会を明るくする運動や愛の募金活動、社会浄化活動等、旺盛な事業の展開をいただいております。また、事業費は会費1,000円を積み立てるほか、桜川市より10万円、社会福祉協議会より4万円の補助を受けて賄われております。毎年度の総会により決算の報告を受けております。
 また、桜川市くらしの会につきましては、先月37回の通常総会を開催しましたが、旧真壁町の活動から合併後岩瀬地区2名の会員が加わり、84名の会員にて構成されております。みんなの消費生活展や、おもしろ講座、消費者セミナーの開催、ひなまつりの案内、協力等、多彩な活動を展開しております。事業につきましては、会費1,000円を積み立てるほか、桜川市より10万円の補助金にて各事業の執行を図られた旨の収支決算報告をいただいております。
 以上です。
議長(相田一良君) 続いて、石堀保健福祉部長。
          〔保健福祉部長(石堀 純君)登壇〕
保健福祉部長(石堀 純君) 5番、市村議員さんのご質問にお答えいたします。
 保健福祉部では、社会福祉協議会、シルバー人材センター等、約8団体の団体に対して運営補助ということで補助金を支出しております。その中でも女性の団体といいますと、女性ばかりではないのですけれども、女性の多い団体ということで、桜川市食生活改善推進員協議会というものがございます。この協議会では、食生活を通して桜川市民の健康づくり、健康増進に寄与することを目的として組織された団体であります。会員は、当市における食生活改善推進員養成講習会を修了し、桜川市食生活改善推進員協議会に登録した者をもって組織されております。会員数は、平成24年3月31日現在で、岩瀬支部が81名、大和支部が30名、真壁支部が64名の計175名で組織されております。
 主な活動としては、健康づくり、健康増進のための生活に関する知識の普及や啓発活動、食生活改善のための伝達講習会の開催、健康及び食生活に関する調査研究等であります。
 事業は、会費、社会福祉協議会からの補助金、それと市からの事業委託等で実施しております。委託事業は、生活習慣病予防普及活動や伝達講習会、男性料理教室、運動普及事業、食育事業の開催事業等であります。この中で、補助金といっても、食生活改善推進には委託事業ということで事業費で支出しております。この委託料は、平成23年度は100万円、平成24年度は95万円を予算化しております。平成23年度は、特に市民祭において、災害に備えての食生活と健康づくりをテーマに、水、米、缶詰、乾物を常備しての非常食クッキング、ペットボトルを利用しての米、乾物備蓄法、災害時の方策グッズのクイズや放射線の基礎知識講座等を実施し、時代にマッチした活動を実践しており、市民の健康づくりに寄与している団体であります。
 以上でございます。
議長(相田一良君) 続いて、植木経済部長。
          〔経済部長(植木 優君)登壇〕
経済部長(植木 優君) 市村議員さんの女性のみの団体はどのような補助をしているのかについての経済部関係に関しましてお答え申し上げます。
 商工観光課内で桜川市花いっぱい運動に関しまして補助を行っております。現在この団体につきましては、23年度で29団体が加盟しております。その中で、女性のみの団体が7団体ございます。全体の事業費が190万円でございますが、団体の補助は、そのうち27万4,000円でございます。一定の基準に基づきまして、各団体に補助をいたしております。桜川市花いっぱい運動の花づくり団体の支援事業につきましては、協議会を設置いたしまして、美しい花で満ちあふれる心豊かなまちづくりを実現するために花の植栽や維持管理を行う団体に対しまして支援を行っている事業でございます。今年度におきましても加入団体は増加傾向にあり、現時点で33団体となっております。今後とも適正な支援補助を図ってまいりたいと考えております。
 以上でございます。
議長(相田一良君) 再質問あれば質問願います。
 5番、市村香君。
5番(市村 香君) まず、1番目ですけれども、長方地区にかかわることなので、再質問させていただきます。
 まず、市長は、一貫して中核病院、脳疾患と心疾患に特化した新中核病院、第3次医療建設と主張しておりますけれども、桜川市が深刻化する十数年後の少子化、高齢化に対応するには、友部の県立中央病院、それから筑波大学の病院、自治医科大学病院、近くには協和中央病院もあるのですが、それにアクセスできるインターチェンジの近くで高速道路を生かして2次医療病院を建設し、緊急の際の病院への搬送体制を整えられる、第一に道路整備を図るべきではないかなと私は思います。そして、それが地域再生医療として県西病院等の建て直しの一番の得策ではないかと、若いお母さんたちの市民の声もあります。これから少子化対策のかなめとして産婦人科と小児科を新設、高齢化にはメタボリック等の成人病医学など、今一番死亡率の高いがん治療も含めた、桜川市民にとって診療が受けやすく、愛される第2次医療病院を建設することが一番重要ではないかと私は思っております。そういう意味では、長方地区は、まさしくそれに適した立地と思って今回質問しているわけです。長方地区が県西病院とどう開発ができるかわかりませんけれども、一応参考にしていただければと思います。
 ここで、いろいろ私も調べました。そうしましたら、県立中央病院の永井院長がこういうことを言っているのです。県立病院の診療科目には、内科系、外科系、総合系、ともにすべての診療科をそろえる、死角のない医療を目指している。しかし、一方で、まだ残っている死角は産科診療だと明言しております。また、県内を見渡したときに医療が十分でない地域が多数あり、県立病院としては、こうした地域医療を支援する必要がある。その目的のために地域医療再生計画があり、国と県の事業として平成20年度から進行中だと言っておるのです。そしてまた、県立病院として、周辺市町村との核となり、そのためにも地域と密接な連携が必要だと力説しております。
 なので、桜川と筑西、両市で担う中核病院を新設しなくても、県立病院と自治医科大学へは高速道路を利用し、筑波大学へはつくば益子線の道路整備をして、ドクターヘリや救急救命士、救急車を配備すれば、それぞれ各大学に30分から1時間内で搬送できれば救命には十分対応でき、体制は整うのではないかと聞いております。そのための協定書を結ぶことが最良ではないかと思っているのです。そういう意味も含めて、長方地区ですが、もう一度、病院建設、それからこのいろんな部分の開発も含めた見解を市長にお聞きしたいのですけれども、よろしくお願いします。
議長(相田一良君) 中田市長。
市長(中田 裕君) 市村議員さん、桜川筑西インターチェンジ周辺の整備を進める中に当たって、その地域に病院建設をするということも望ましいのではないかというご質問だと思います。私も地域医療再生を目指して提案をさせていただいております中核病院、これにつきましては、市村議員さんが言われるように、現在筑西市も桜川市も少子高齢化、筑西市では毎年1,000人近くが人口減少しておる。桜川市も500人程度人口が減っておるというような形の中で、やはり地域の医療をしっかりとやって、3次医療ではなくて、私が言っているのは2次医療から3次医療に近い、脳疾患、心疾患に対応できる病院をというふうなお話をさせていただいております。それにはやはり両市が力を合わせてどういうものができるか、いろいろお話し合いをしていくというのは非常に大切ではないだろうか。私は少子高齢化ではこれが一番近道だということで、議員各位にも提案をさせていただいておるところでございます。
 そういうことで、ぜひ地域再生医療、病院の建設というのは大変お金がかかるということも事実でございますので、県のほうでもそれなりの資金を国のほうから用立てをしてくださる。あるいは、合併特例債も使ってもいいですよと。あるいは有利な起債も使わせていただけるというような形の中で公立病院の再編、そして原中私案で出た案に基づいて、筑西市と県と有識者が入って、どういう病院にしていくのか、どういう運営をしていくのかというふうな基本構想、基本計画をしっかりと策定させていただき、その中で市村議員が言われるような問題点等についても、議会あるいは市民の皆さんにもご報告をさせていただいて、その可否を決めていただくという方法でぜひ補正予算を組ませていただいたので、これについてはご了解をいただき、可決をしていただきたい。そこから第一歩ではないだろうか。そういうことを強く今念じておるところでございます。
 医療というのは、安心、安全の中で肝心でありまして、仮に県西病院を独自に建てかえようということになりますと、何の有利な起債も起こせない中で、市単独でやりなさいよということになれば、莫大な費用を市が負担していかなければいけない。せっかくの機会でございますので、国の地域再生医療交付金等を活用し、合併特例債を活用し、そして有利な起債を活用する今がチャンスであります。どうかそういう面で、この点についてはご理解をいただきたいと思います。
 いろいろな選択肢、それは話し合いの中で一つ一つ議会のご理解をいただけるような方策を講じてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げるとともに、都市整備の中で50号線と大和駅周辺というのは、私にとっても大変重要な地域であると思っておりますし、工業専用地域から、あの辺は役場の建設部が一生懸命頑張って、準工専地域に指定したということでございますので、まず50号線が今4車線を一生懸命国のほうでやっていただける。大和駅から、まず南北に1本の道をつくって、そして東西の道をしっかりつくっていくというような形のものをつくって、開発公社が持っている土地を有効活用していく。そういう中でどういうものが来ていただけるかというのは今後の大きな課題でございますが、しっかりとしたインフラの整備だけをさせていただく。その中でどういう、市村議員が言っている中核病院があればいいのではないだろうかというふうなお話になりますけれども、それらについては、いろいろ民間の中でもそういう病院をつくりたいということであれば、積極的に応援をしてきたいと思いますが、公立病院の再編についてはどうぞご理解をいただいて、筑西市と桜川市、そして県にも入っていただいて、しっかりとした構想をつくって皆さんにも開示をし、方向性を示させていただきたい、かように考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
議長(相田一良君) 市村香君。
5番(市村 香君) 市長の思いは十分承りました。
 もう一度、私の思いもということなのですけれども、県立病院としては、こうした地域医療を支援する必要がある。その目的のために地域医療再生計画があり、これは県と国の事業として進行しているのですよというような文言が入っております。もちろん病院がなければいいなんていう人は一人もいないと思います。今、県西病院も大変ですから。そういう意味でも、新中核病院は、桜川市と筑西市の2市で担えるのはどうかなという、やっぱり心配な部分はあります。そういう意味で、長方地区に県西病院の再生か、または長方地区の立地ということも私はちょっと考えたものですから、今後ともご検討どうぞよろしくお願いします。可決されたとしても、そのときは、とにかく桜川市の市民の思いをきちっとぶつけて、どれが一番いいのかということだけは伝えていただきたいと思っております。
 次に、2番目ですけれども、公室長のほうに再度のご質問いたします。岩瀬駅は、この前、笠間市のほうの視察で、本当に笠間市の職員の方たちは一生懸命だなと思いました。ここにいる皆さんは一生懸命ではないということではないのですけれども、やはり今の市の経済情勢とか、いろんなことを考えて、それなりに一生懸命やっているということを思いました。そういうふうなことを考えますと、私は岩瀬駅は、もちろん夢のある駅があればそれはいいと思います。でも、ガラス張りや石畳は別に考えて、もう少し費用削減もできるのではないかなと私は思っております。実際の経費もわからないままに、前回8,000万円の設計料、プラス調査費とかも含めまして9,000万円ぐらい入っておりますけれども、そしてまた工事費を14億円とありますけれども、私は10億円ぐらいが妥当だと思っております。それよりも、1番目に質問いたしました長方地区インターチェンジの進入道路の整備のほうとか、その他に流用してほしいと思っているのです。要するに、もっと経費を削減、そういうふうなお願いしたいと思いますが、公室長、ご返答、できる限りでいいので、お願いいたします。
議長(相田一良君) 臼井市長公室長。
市長公室長(臼井典章君) 先ほども申し上げましたように、5月1日の全員協議会のご指摘を受けた中で、経費の削減、それから位置関係について現在検討を進めているところでございまして、今の段階でまだ数字のほうは出せない段階でございますので、その辺、ご了承をいただきたいと思います。
 また、岩間駅との比較でございますが、岩間駅は確かに平米数から合わせるとコスト的には安くなっております。ただ、総額の事業費というのは、当初、両方合わせた中で11億円という概算の事業費を出しております。実際、契約してやった数字も11億2,300万円という形で、当初の事業費予算をした中で、その予算の範囲内でやっているというような形なのかなと思います。ですから、確かに面積の違いによってコストというのが、高くなる、安くなるというのが出てくるかとは思いますが、総体的な費用というのは同じぐらいかかっているということはご理解いただきたいと思います。
議長(相田一良君) 市村香君。
5番(市村 香君) その先に進んでいないので、返答も難しいかと思いますが、そういうこと、なるべく削減をして、とにかく桜川市は少子高齢化が深刻です。20年もたたないうちに4万が3万になってしまうというようなデータが出ておりますので、その辺のところは市長もよろしくお願いしたいと思います。
 次に、セシウムのことなのですが、いろいろとお骨折りをいただきまして、ありがとうございます。市長のおかげで、何とか焼却処分、それからこれから被害対策ですか、できるということなので、私もぜひこれからもよろしくお願いしたいと思っております。
 ちょっと通告になくて、まことに申しわけないのですが、1点だけ農林関係でお願いしたいのですけれども、6月から、さっきイノシシのセシウムの検査はしてあるということを言いましたけれども、6月から食物ですか、農作物のあれも始まったと思うのですけれども、農林課のほうだと思うのですが、申し込みは1日どのぐらいあるのですか、学校給食関係なく。もし答えられたらお願いします。
議長(相田一良君) 植木経済部長。
経済部長(植木 優君) 市村議員さんの質問なのですが、6月1日から農産物のセシウムの測定を始めております。6月8日現在、15件ほどの申し込みがあります。内容につきましては、野菜が5件、山菜が3件、米、梅、加工品がそれぞれ1件、それで土壌につきましては3件、堆肥が1件で、今までで15件ほど検査を実施しております。検査の体制ですが、火曜日から金曜日まで、週4回、農産物につきましては午後の受け付けということで、1日検体を2件ほど受け入れる予定でございます。
 以上です。
議長(相田一良君) 市村香君。
5番(市村 香君) ありがとうございます。
 これから長期にわたると思いますので、市民のためにそういう体制が整ったということは大変よかったと思いますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。
 次に、最後の4番目ですけれども、いろいろと各部門、多岐にわたって団体があるということがよくわかりました。
 もう一点お願いします。監査報告では、個人的見解として自立の是正なども望むとありますが、それは、だれがどういうふうにするのか。やはり運営にかかわる目的や、それに伴う規約の理解など、職員の資質がなければ、助言や指導、是正はできないと思いますが、そこのところはどう考えているのか、教育長か総務部長にお願いいたします。
議長(相田一良君) 山田総務部長。
総務部長(山田澄男君) 補助団体ですが、ある程度の目的を達成すれば自立するというのが基本的なところでございます。そういった中で、なかなか1回補助を出すと、それが途中でなくなるというのは大変難しい部分もありますが、そういう点を監査といいますか、検討委員会の中でも、自立できる団体があれば補助金を減額するなり、なくしてもいいのではないかというところがございます。そういうところが自立という点でございます。
議長(相田一良君) 市村香君。
5番(市村 香君) ありがとうございました。
 これからやはりお互いに勉強することが必要かなと思います。それで、特に女性団体も各区域に各課にわたっておりますけれども、女性団体では、合併後、地域によっての格差で、規約の理解や目的など正当な判断ができない人がまかり通る。規律を乱すことが最近、私が見る限り見受けられました。そうなのです。そういうことなので、市が補助金を支給している以上、たとえ任意団体でも実態を把握して、その自立や適正化を図る上では、目的を遂行するための担当職員の指導や助言が必要と思うのです。それが、もしも、先ほど教育委員会のもありましたけれども、教育委員会は生涯学習含めて、さっき出ていましたよね。何団体もあるわけです。そういうところ、教育にかかわっている部署は特に指導とかそういうのを側面からお願いしたいと思っておりますけれども、それについては教育長はどのようにお考えでしょうか。
議長(相田一良君) 石川教育長。
教育長(石川 稔君) 教育委員会では補助金を出している団体が、今のところ12団体あります。女性団体は、地域女性会1団体であります。これらの団体が自立できるよう、職員の資質の向上を図っております。職員の資質の向上を図りながら、団体と協力をしながら円滑な運営をしていきたいと思っておりますので、ご協力のほどよろしくお願いをいたします。
議長(相田一良君) 市村香君。
5番(市村 香君) ありがとうございます。
 では、ちょっと戻りまして、くらしの会、更生保護、いろいろあるのはわかりました。ここで、部長のほうにちょっとご質問いたします。花いっぱい推進協議会というのがありますよね。ここに29団体がありまして、これは23年度の資料なのですけれども、24年度からは真壁地区から4団体入って33になるということですが、この会員名簿を見せていただきましたら、今の23年度なので、29団体なのですけれども、この中で、この団体の総会が5月17日にあったようでございます。その前に24年の3月22日に役員会、24年の5月17日総会が終了しまして、この23年度の資料で会長、副会長、いろんな所属団体があるのですけれども、これについての資料は間違いないですね、部長。
議長(相田一良君) 植木経済部長。
経済部長(植木 優君) これらの資料につきましては、花いっぱい運動の推進協議会、そちらのほうで作成した資料に基づいておりますので、間違いないと思います。
議長(相田一良君) 市村香君。
5番(市村 香君) ありがとうございます。
 そうしましたら、女性のことなので、何かには言えないのですけれども、桜川市地域女性会というのが教育団体でありますよね。その地域女性会というのは、23年度には会員が511名だったのです。真壁支部が約400名で、あとの残りが岩瀬と大和で分かれているのです。実は、先ほど上野部長からもご答弁があったように、真壁地区が人数も400名と多いですので、先ほども言いましたように、コミュニティ・スクール、いろんな社会教育団体に協力しております。そういう方たちが、やはり公正に、一生懸命活躍しているところを報われなければならないと私は思っているのです。そういう意味で、こちらの花いっぱい推進協議会のほうに桜川市地域女性会岩瀬支部というのが入っておりまして、名前は言えませんけれども、23年度で、私が記憶するところでは、この代表者の名前も違いますし、副会長さんってなっているのです。今、部長にも聞きましたように、今年度が5月17日には、もう総会終わっているということですので、こういうふうにどちらが成立しているのかわかりませんけれども、教育委員会のほうの桜川市地域女性会のほうの各支部ごとの総会をして、5月13日に市の総会やっておりまして、岩瀬支部は、脱会だ、散会だって、休会だって、いろいろやったらしいのですよね。そういうことがありますので、やっぱり私も男女共同参画を推進している者として、本当にこれらを知れば知るほど、ほっとけないと感じた次第です。ですから、やっぱりまじめに理解して一生懸命ボランティアをしている方たちにこそ、正当な補助助成をしてあげることをお願いしたいと思っているわけです。
 全国ホームページにでも、とりわけ社会づくり、地域づくりには人材育成が急務であること。社会教育を通じて、課題解決できる力を持った人材育成をしてほしいということで、大臣にも要請しているのです。それにお骨折りをしているのが、福島県婦連の金子参議院議員なのです。やっぱりそういう女性会の会員ということで。そういうことですので、今後ともまじめに理解して、正当な助成をしてあげることをお願いしたいと思うのですけれども、教育長と部長、ご答弁お願いします。
議長(相田一良君) 石川教育長。
教育長(石川 稔君) 地域女性会のことにつきましては、担当課より報告を受けております。地域女性会は自立したボランティア団体であり、行政としてはお願いする立場にありますので、会の運営につきましては、会員相互の理解と親睦を深め、地域女性会が一致団結し、地域に貢献していただけることが最善と考えております。市村議員さんにも会の円滑な運営にぜひご尽力をいただきたいと思っております。
 補助金につきましては、今後の推移を見て決定していきたいと思いますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
議長(相田一良君) 続いて、植木経済部長。
経済部長(植木 優君) 花いっぱい運動の各団体におきましては、女性のみの団体、先ほど言いましたが、7団体ほどあります。ご指摘のこの名簿につきましては23年度の名簿でございますので、24年度の名簿ではないということをご理解願いたいと思います。今後とも地域に花を植栽しまして、明るい地域づくりを目指す団体につきましても今後とも支援をしていく予定でございますので、よろしくお願いいたします。
議長(相田一良君) 市村香君。
5番(市村 香君) いろいろありがとうございました。
 そういうことで、なかなか女性には難しい部分もありますけれども、やはりきちっとした団体が報われるよう、そしてまた、この23年度の名簿を見ましても、片やきちっと補助申請の団体として登録して、片方は散会だということになると、どっちがあれになるかわかりませんので、ぜひともよく審議をした上で、正当な補助助成をしてあげることをお願いいたしまして、私の質問を終わりたいと思います。
 以上です。
議長(相田一良君) これで市村香君の一般質問を終わります。
 ここで暫時休憩します。
          休 憩  (午前11時59分)

          再 開  (午後 1時30分)
議長(相田一良君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
 続いて、17番、川那子秀雄君。
          〔17番(川那子秀雄君)登壇〕
17番(川那子秀雄君) 通告に従いまして一般質問を行うものであります。
 質問事項、デマンドタクシーについて、それから児童の安全対策についてを執行部にお伺いをいたします。
 もうご承知のように、人口減少及び高齢化の進展ということが間違いない事実として受け入れなければならない、そういう状況にあります。行政の課題も、生きがいを持って、安心して生活できる地域社会を創造しなければならない。市長も当然そのことを十分認識をいたしておることと思います。やはり高齢者におきましては、いわゆる家族の勤務状態によって、運転のできない免許の返納者がこれからふえてくると思うのですが、やはり高齢者が通院あるいは買い物、そういうところに出かけられるようにしなければならない。入院とか検査とか、そういうものの高額医療の社会をつくっていく、いわゆる増大していく。そうすると財政需要の増大となるわけであります。
 最初にお伺いしますが、デマンドタクシーについて。これは19年から始まったように記憶をいたしておりますが、ここに私持ってきておりますけれども、これは多分、現副市長の企画課、市長公室のときにつくられた書類であるかと思います。19年10月18日。桜川市新交通システムに関する調査報告書というのが協議会で配られたものであります。そういう中で、19年から始まったということは、ことし24年ですから、その間に、いわゆる公共交通の協議会、そういうものを開いて、いわゆる通称デマンドですが、それの欠点あるいは長所というものを分析しておかなければならない、そのように思います。まず、そういう点で、そういう会議は開かれておるのかどうか、お伺いをいたします。
 それから、これは質問の要旨に書いてあるとおりですが、これは区長あるいは民生委員からの要望で、質問してくれないかということで質問をするわけでありますが、陸運局にも問い合わせをいたしました。ところが、やはり法律の壁、道路運送法、一般乗り合い、公共交通自動車運送事業というのがあるのだそうですが、やはりそういう協議会を開いて、要望があれば一応検討はするというお答えでした。ですから、19年ですから、もう5年目に入るわけです。だから、やっぱり担当部長のほうでは、そういう点を把握しておかなければならないだろうと。
 この要望書を受けたのは、デマンド交通というのは、桜川市は岩瀬からずっとつくばの端まで長いわけであります。ところが、例えば協和中央病院に通うときも、送ってもらうか、あるいはタクシーを利用しなければ行けないという問題があるので、そういう拡大というのはできないでしょうかという要望だったわけです。ですから、地域外にそのエリアを延ばすということは、いわゆる道路運送法上、協議会を開いて、要求、要望があれば一応検討はするということでございましたけれども、現時点では、下に書いてあるように、法的問題があるからそれはできないと。ただ、今デマンドタクシーをやっているのは、岩瀬で岡田タクシーさんだけで、真壁はもうやめてしまったわけですよね。だから、大分岡田タクシーの負担というのは多いわけです。従業員の確保とか、労働条件とか、そういうものがあろうかと思います。
 法的に問題があるとすれば、それを何とか解決をしていく方法があるのではないか。市長、いわゆる高齢化社会になって、そういう人の高齢化率というのは相当上がってきているわけですから、例えば大泉から筑波山の登山口まで行きますと、そこから先、例えばいちはら病院とか、筑波大学とか、どうしても行かなければいけない、そういう人は、家族がいなければそこへ行けない。だから、登山口で乗ればいいではないかということもあろうかと思いますが、そういう状態でない方。やっぱりその交通手段を確保してあげなければならないだろうと。それは行政のほうで創意工夫をしておかなければならないだろう。やはり運輸局のまきせさんと言っておりましたけれども、他市町村でデマンドをやっておりますよね。そこいらの情報を共有して、そういう問題点の提起が一致点があればできないか。運輸局に要望していけないかと、そういうふうに思います。その点、市長公室長、ご答弁願えればありがたい。
 福祉巡回バスとか、福祉タクシーとか、やめてしまいましたからね。福祉タクシーがやめたおかげで、大変困っているところもあるのです。結局料金、補助金はありますが、自由な時間というか、そういうときに行けないので困っているという声も数多くあります。ですから、私は、高齢者福祉タクシーというものを部分的に、やめたのですが、何か工夫してできないかなと考えている一人であります。
 身体障害者の福祉タクシーというのも利用者数はどのくらいあるのか、お伺いしたいです。これは保健福祉部長のほうなのですかね。そこいらの人数。高齢者福祉タクシーの運行状況というのは、このしおりによれば、あのときに18年度では1,176万7,000円かかっていた。今のデマンドは、多分この資料を見ますと、これはそのときの試算表ですが、タクシー借り上げ料金3,052万円、それからオペレーター費、これは商工会のほうに委託をされているということですが、システムリース料とか、システムメンテナンス、いろいろ合わせて437万4,000円。トータルでこれだけかかっている、そのように考えます。やはり真壁の業者がやめた時点で、業者と担当者は会議を開いたかどうか。そこいら辺をお伺いしたいです。これは当然公共交通の会議というのは開いていくということになっていますから、そういうことを今日まで会議を開かないとすれば、これはどうしようもない。やはり市長が高齢化社会、少子化の問題を論じるときに、そういうことはきちっとやっていかなければいけないだろう、そう思います。その点、公室長、答えてください。
 それから、児童の安全対策についてですが、これはご承知かと思いますが、茨城県議会の中でこの記事を抜粋した。小野寺教育長に対して県会議員が質問した内容で、いわゆる国から、こちら教育長、小学校の危険箇所の調査通知も踏まえ、ですからそういう通達は来ているのでしょうか。それをまず答えていただきたいと思います。
 もうご承知のように車社会ですから、相当いろんな事故が起きています。最近では、何日か前ですか、筑西市の鬼怒川で、14歳というと中学3年生かな、いまだに行方不明かどうかわかりませんが、水難事故が起きているということは、そういう学童ならずとも高齢者もそうですが、そういう危険箇所というのは、教育長、やはりいろんな団体があると思うのです。交通安全についての協議会とか、防犯協会とか、あるいはPTAとか、そういうところで合同で協議をしておるのでしょうか。そこいらもちょっとお伺いしたい。
 やはりこれは各部の、これは建設部もそうですが、道路の問題が絡みますから。そういうところで合同でやはり協議をしておかなければならないだろうと。以前に高松部長にちょこっとお話ししたことあるのですが、羽黒の駅の増田議員のうちのほうへ曲がってくるあたりが非常に狭い。あそこらを何とかしてくれないかという陳情が電話で私にありました。あそこは非常に通学路としては不適だと。ちょっと幅を広げてもらえないだろうか。それで、高松部長にお話ししたことがあるのですが、その後どうなっているか、わかりませんが、市長、全庁的に、子供は宝だということはわかっているでしょうから、やはり教育長のきのうのほかの議員に、なんか、何かちょっとおかしな答えをしていたようですが、教育長が先頭になって、やはりそういう通学路については各学校に任せておくだけではなくて、やっぱり細部を検討しなければならないだろう。そういう会議を持つことが大事だろう、そのように思います。
 ですから、県議会の質問について小野寺教育長は、通学路の変更とか、安全マップの作成や見直し、ヘルメットの着用。この前、市長は向こうのほうでヘルメットの着用はしていないから、やったほうがいいだろうという答え方をしておりましたが、やっぱりこういうことが書いてあります。調査実施の検討段階から、県警、土木、生活環境、両部と調整、研究会議を2回開催し、効果的な安全対策の検討を進めているという答えでした。これは桜川市でも同じでございますから、やはり全庁的に関係あるところはきちっとやっていただきたい、そのように思います。
 通学路の設定について問題はないでしょうか。あるいは地域の環境、いろいろありますよね。沼、川とか、用水路とか、いろんなところがある。そういうところについての安全マップは確立しておかなければいけないだろうと。そういうことを教育長、答えていただきたい、現時点で。今後どうするかということも、あわせて答弁を願えればありがたいです。
 あとは、ここに通告で出していますから、市長、高齢化社会、そのとき、いわゆるこの19年に出した新交通システム、これについて検証していただきたい。その上で住民が安心、安全な生活が送れるようにやっていただきたい。そういう点について市長の考え方をお伺いしたいと思います。
 以上です。自席に戻りまして、またよろしくお願いします。終わります。
議長(相田一良君) 川那子秀雄君の質問に対する答弁願います。
 臼井市長公室長。
          〔市長公室長(臼井典章君)登壇〕
市長公室長(臼井典章君) 川那子議員のご質問にお答えいたします。
 まず、1点目でございますデマンドタクシーの運行範囲は桜川市内のみとなっているが、交通弱者に応じて地域外にそのエリアを拡大できないかとのご質問でございますが、桜川市のデマンドタクシーの運営につきましては、議員おっしゃるように道路運送法第4条により、国土交通大臣の許可を受けなければならないという法律があることから、その許可を得て運行しており、また同法第3条及び施行規則によりまして、運行種別につきましては一般乗合旅客自動車運送事業の区域運行という種類を、さらに運行区域につきましては桜川市全域及び筑波山口までとして許可をとっているところでございます。デマンドタクシーの運行区域につきましては、一般乗合旅客自動車運送事業の許可及び事業計画変更許可申請等の審査基準というのがありますが、その中で原則市内とされているため、筑波山口までのように市外への許可を得るためには、路線バスなどの路線定期運行で運行本数が少ない場合や廃止が予定される場合、また隣接する路線への乗り継ぎなどがないといった例外的な場合に認められております。また、このような特例的な区域設定をする場合には、その地域の公共交通関係者による地域公共交通会議で、他の旅客自動車運送業者との不当競争を起こすことのおそれがないことなどの協議が調っていることが前提となります。そのため、市内へのエリア拡大、公平性や効率的な運行サイクルの確保、さらには他の自治体における公共交通への影響など、慎重に検討すべき課題があるかと思います。
 また、以前ご指摘もありました公共交通会議等の会議ということでございますが、デマンド交通の適正な運行や利便性の向上について、デマンド交通システム運行事業に関する会議、関係者による会議を2回ほど開催をいたしまして、その中で苦情の出ている関係者の対応や待ち時間の解消等について改善を図るとともに、利便性向上に向けて検討を進めているところでございますが、なかなか対策が進まないのが現状でございます。
 今後ともデマンドタクシーの運行に関し、継続的に市民の移動ニーズに対応していくためには、運行計画の見直しや、ご指摘のエリア拡大等について、さらに検討を進めていく必要があるかと思います。そのためには関東運輸局茨城運輸支局、関係自治体や他市の地域公共交通会議等との関係もあることから、今後、可能性も含めて関係機関とさらなる研究と協議を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。
 もう一つ、2点目でございますが、市境から目的地まで、タクシーと同じくメーターを倒して料金を徴収する方法の提案という質問でございますが、デマンドタクシー及びタクシー運営を行う事業者等につきましては、道路運送法第3条、第4条、第5条の規定によりまして、運行の形態、運賃、営業区域、使用車両等の事業計画、運行時刻等の運行計画について、一般旅客自動車運送事業の種別ごとに国土交通大臣の許可を得て事業を実施しているところでございます。
 桜川市のデマンドタクシーにつきましては、道路運送法の第3条第1号イに規定される一般乗合旅客自動車運送事業の許可を得ております。また、タクシーの事業につきましては、同法第3条第1号のハに規定されている一般乗用旅客自動車運送事業の許可により運行をしているところでございます。これにつきまして関東運輸局茨城運輸支局に確認をいたしましたところ、許可種別の違う事業を1台の車両で運行することはできないということでありまして、デマンドで運行しているタクシーが同じ利用者を乗せて、途中からその車両が普通のタクシー事業にかわることはできないとのことでございますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。
 以上です。
議長(相田一良君) 続いて、石川教育長。
          〔教育長(石川 稔君)登壇〕
教育長(石川 稔君) 川那子議員さんの質問、児童の安全対策についてお答えいたします。
 まず、通学路の設定についてですが、現在は通学路の設定や変更等に関し、教育委員会の申請、そして認可などを定めた規定はなく、各学校ごとに各児童の通学経路により通学班を決め、通学班での通学路を設定しております。通学路に関しましては、PTAや教師を中心に交通安全面や防犯面について点検を行い、危険箇所等の問題点を把握するとともに、児童への指導や関係機関への改善に向けた要望を行っております。
 中学生の通学路に関しましては、自転車通学や部活動の関係で、小学校のように通学班での登下校の形態はとれず、個々での通学となります。各家庭から提出してもらう通学経路をもとに、全体的な通学路を把握しております。学校によっては、同一様式の地図に通学経路危険箇所等を記入してもらい管理するとともに、指導を行っている学校もあり、今後、各校統一した形をとっていきたいと考えます。
 また、地域の安全マップについても各校で作成してありますが、その形態は大きな白地図に危険箇所をチェックし、写真を張るなどしている学校や、パソコンによりデータ化して、それを学校のホームページに掲載している学校など、さまざまなものとなっております。
 京都で起きた登校途中の事故を初め、各地で類似した事故が発生し、また市内での事故状況等により、現在警察を中心に関係機関が集まり、交通事故抑止研究対策会議や通学路安全協議を実施しております。各学校においても、通学路や地域の危険箇所の見直しを現在実施しております。これを機に教育委員会でも要綱等を整備し、各校の通学路や安全マップについて的確に、また各校共通の様式で把握できるよう作業を進めていきたいと考えております。
 また、国からの通達は来ているのかというご質問ですけれども、まだ私は見ておりませんが、新聞では県議会の一般質問で出ておるということは承知をしております。
 以上でございます。
議長(相田一良君) 再質問あれば質問願います。
 川那子秀雄君。
17番(川那子秀雄君) 公室長にお伺いします。
 デマンドタクシーの、もう24年度ですが、23年度までの利用者数は把握されておりますか。ここ数年始まってからどのくらいになっているのか、ちょっとその数字をお願いいたします。
 それから、いわゆるこれは……
議長(相田一良君) 済みません。一問一答式なもので。
 臼井市長公室長。
市長公室長(臼井典章君) 利用者の状況ということでございますが、あと川那子議員、デマンドタクシー始まったの20年の4月1日ということです。それから、内田タクシーは、まだ現在も今続けておりますので。内田タクシーはやめて……
17番(川那子秀雄君) デマンドをやめたということでしょう、真壁のほうは。
          〔「走っている……」の声あり〕
17番(川那子秀雄君) 走っているの。いや、そういうことを答えてもらえればいいの。
市長公室長(臼井典章君) 平成20年度でございますが、1万8,102人、平成21年度でございますが、1万9,839人、平成22年度につきましては1万8,781人、平成23年度につきましては1万8,397人ということで、24年度はまだ途中ということで、ちょっと出しておりません。
議長(相田一良君) 川那子秀雄君。
17番(川那子秀雄君) 大体変わらない、毎年、使用している方は。これは、今、福祉巡回バスとか、福祉タクシーをそのときにやめたということで、いわゆるデマンドではなかなか利用しがたいということも言われております。ですから、私はこの中で身体障害者の福祉タクシー、これは今やっておるようでございますが、地域限定のエリアでやるわけですから、いわゆるその本人の申請をもって、福祉タクシー、そういうものはできないのかどうか。そこいら検討できるかどうか、その点をお答え願いたいと思います。
議長(相田一良君) 臼井市長公室長。
市長公室長(臼井典章君) 福祉タクシーにつきましては、これを始める段階でやめたという経緯がございますが、今現在実施しているのは、先ほど議員おっしゃったように障害者タクシーにつきましては、利用者、六十五、六人前後で毎年推移しているところでございまして、その福祉タクシーとの併用というようなことでございますが、それにつきましては今の段階で私のほうから答弁ちょっとできませんので、後で協議をした中でご答弁をさせていただきたいというふうに思います。
議長(相田一良君) 川那子秀雄君。
17番(川那子秀雄君) 先ほど障害者福祉タクシーということは、福祉部の管轄でしょうか。現在、そういう人は何名いて、何名ぐらい、その福祉タクシーを利用しているのか、教えていただきたい。
議長(相田一良君) 石堀保健福祉部長。
保健福祉部長(石堀 純君) お答えいたします。
 現在の利用状況なのですけれども、平成19年度からお答えしたいと思います。利用件数なのですけれども、平成19年度が1,316件、これは延べです。給付金額が96万1,400円、平成20年度、これはデマンドが運行した年度ですけれども、この年が790件、それで金額で56万2,400円、21年度の件数が867件、金額で61万9,800円、平成22年度が949件、金額にして63万3,800円となります。
 利用者数なのですけれども、利用者数は、平成20年度が62人、21年度が62人、22年度が65人ということで、大体60人から70人の方が利用されているということです。
 以上でございます。
議長(相田一良君) 川那子秀雄君。
17番(川那子秀雄君) 公室長にお伺いします。
 今現在のデマンドの借上料、いわゆる真壁でもやっているのだということであれば、それはそれで結構なのですが、その当時のこれを始めるころの試算表ですが、ワゴン車6人乗り、2,200円、単価、8時間、4台、日数243日、1,710万7,200円という試算が出ております。それから、ジャンボ、9人乗り、2,300円、8時間、3台、243日、1,341万3,600円。トータルで3,052万800円ということになっておりました。現在はどのくらいになっているのか。
 それから、オペレーター費、これ商工会へ委託をされているというふうに聞いていますが、437万4,000円、この中の運行準備は、その当時でしょうから、今、アルバイトが時給750円で、8時間、3人で243日、437万4,000円。これは人件費です。そのほかにシステムリース料、年額500万円。システムメンテナンス料150万円。運行準備は、これはないでしょうけれども、そういうことでよろしいのですか。変更はしてあるのでしょうか。それをちょっとお答えください。
議長(相田一良君) 臼井市長公室長。
市長公室長(臼井典章君) 今、議員さんがおっしゃったのは、その当時の予想したものでの数字かと思います。それで、とりあえず一番新しい23年度の決算の状況につきましてご報告申し上げますと、車両の借上料につきましては3,036万3,184円、それからシステムのリース料につきましては713万4,120円、システムのメンテナンス料が186万7,320円、それから人件費が538万3,500円ということでございまして、総体の事業費といたしましては4,707万4,543円という数字になっております。
議長(相田一良君) 川那子秀雄君。
17番(川那子秀雄君) 今お伺いしましたら、その当時の試算表。それで、システムリース料というのが500万円ということで計上してあったのですが、713万円。これ大幅にリース料が上がっている。それから、システムメンテナンス料、これも150万円の試算の中で186万円。それから、アルバイトということですが、アルバイトだかどうだかわかりませんが、人件費が538万円。こういうことで、タクシーの借上料というのは減っているわけですね、料金は。ただ問題は、このオペレーター費、これはどうなのですか、公室長。システムリース料、これは商工会が独自に借りているのですか、委託しているということは。桜川市が借りて、これ桜川市で払っているのでしょう。それから、システムメンテナンス料、これが高くなっていますね。いつから高くなった。当初からだと、どういうふうに移り変わっているのでしょうか。人件費も何名いて538万円だかわかりませんが、そういうことで、そういうことについては金額が上がるということについては協議をされたのでしょうね。それだけです。ちょっと教えてください。
議長(相田一良君) 臼井市長公室長。
市長公室長(臼井典章君) 先ほど議員さんがおっしゃったリース料、それからシステムメンテナンス料につきましては、これは多分19年度当時ということで、予算を立てる上での上げた数字なのかなとは思うのですけれども、その後、実際業者入れて借り上げた中で、こういった数字になってきたということなのかなと思いますけれども、その会議が行われたかどうかというのは、ちょっと申しわけないですが。
議長(相田一良君) 川那子秀雄君。
17番(川那子秀雄君) 大事なお金なのですから、そういうことが始まって、これはあくまで試算ですから。でも、500万円として試算したのは、あらかじめ根拠があったことだろうと思うのです。それが713万円。200万円もアップしている。これは大変な値上げですよ。試算とは大幅に狂っているわけですよ。だから、オペレーター費がかかり過ぎる、そういうふうに感じます。このタクシーの借上料は減ったわけですから、そこいらのバランスがちょっとおかしいのかなと。公室長、検討するように指示してくださいよ。やっぱり金のかかることはやめましょう。公室長は来年の3月までですから、なかなか難しいでしょう。でも、きちっと部下もおいでになるし、よく研究をするように指示をして結論を出してください。
 それから、先ほど私が言いました運輸局。先ほど答弁は非常によかった。県に市町村の情報をもらって考えたいということで、実際にやっているのですか、現実には。そういう情報を獲得して、いわゆる各市町村によって問題が違うだろうと思うのです、地域性がありますから。そこら辺を、例えば共通点が見出せれば、その公共交通会議というのですか、そういうものを開いて、2回開催したというのはどういうことなのか、私はわかりませんが、やっぱりこういうことは共同で運輸局と交渉していけば対応はできると思います。デマンドの業者にちょっと、権限があるかないかは別にして、聞いたら、例えば仮に、ここから協和中央病院、あるいはここからいちはら病院、場所を特定すれば、できないことはないということでしたよ。だから、そういうことから言えば可能性はあるだろう。そういう要望にこたえることができるだろうということだと思うのです。大体きのうから続けて疲れてきていますから、大体そんなことでいいですかね。公室長は、よく課長と協議して、こういう問題を庁議に提供していただきたい、そのように考えます。一応公室長の質問、終わります。
 それから、児童の安全対策。教育長から答弁がありましたが、その通達があったかと。そういうのは見ていないと。しかし、そういう新聞に出ていたわけですから、教育長は県の教育長に、こういうことだけれども、本当だったのと確認をする必要があるのです。確認していないでしょう、恐らくは。あなたのことだからね。
 先ほど、この前、上野部長がうちへ来て、防災マップというか、通学路の設定、2校ほどのを見せてもらいましたけれども、やはり桜川市として児童の安全通学。私は児童と書いてありますが、高齢者もいるのですが、そういう安全マップというのをきちっと統一してつくっていただきたい。私がこの前見た限りでは、南飯田の学校の安全マップはすばらしい。ああいうことがほかの学校でやっていないというのは、おかしいと思うのです。だから、そこいらは教育長の腕ですよ。あなた、それだけのトップですから。そういうことは指示して、教育委員会なり、教育長が主催してPTA連合会とか、学校にも評議員制度というのがあるでしょう。あるいは防犯協議会というのもあるでしょう。いろんなあれがありますよ。それから、一番地域を知っているのは区長です。その地区における区長。そういう方々の会議のときに、こういうことなのだということで教育委員会のほうで要望してやる必要があるですよ。何のために区長になっているのかわからない、それでは困るのです。そういうことも、ボランティアで区長を引き受けている方がおりますから、十分やっていただきたい。
 教育長、真剣にやってくださいよ。これを前向きにという答弁だけではだめです。あしたからやります、そういう答弁をいただきたい。そのように考えます。
議長(相田一良君) 石川教育長。
教育長(石川 稔君) 川那子議員さんのご質問にお答えしたいと思います。
 安全マップとか通学路につきましては、現在今、教育委員会のほうで学校から資料を上げていただいて作成をして、大体でき上がりつつあります。教育委員会でつくったものを学校と共有しながら安全を確保していきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。すぐにでき上がると思いますので、でき上がりましたら、またごらんいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
議長(相田一良君) 川那子秀雄君。
17番(川那子秀雄君) 教育長ね、この前、上野部長が来られてから動き出したのではないですか。こういう質問あったから。質問予定されていたから。それはそれでいいですよ。前向きに動いていけば。児童の安全、そういうことを、やはり今学校とPTAとか、それだけではないのです。本来は予算をつくって区長なり何なりに配布するような、そういう知らしめるような施策は大事なのです。意外とそこいら辺がけつ抜けになってしまう。だから、この前、市長は、ヘルメットの着用は真壁、どこだったですか、着用をさせたいというふうに答えたような気がしますけれども、やっぱりヘルメットというのは大事なのです。安全マップの作成というのは、すぐやるということですから、それで結構です。上野部長は優秀な方ですから、非常に腰が軽くて動きますので。やっていただけるというふうに、褒めているわけです。そういう業務には非常に一生懸命やるというふうに見えますので、よろしくお願いいたしたいと思います。
 ここで記者の、これ茨城新聞ですが、小野寺教育長は事故の悲惨さを考えれば一歩も二歩も踏み込んだ対策が必要。あとはスピード感。子供たちの安全を守っていきたいというふうに答えている。スピード感なのです、行政は。時間かかってはだめなのです。こうやっていって、質問した後にもし事故があったら、えらい問題になりますよ。そこらは危機感を持って考えてください。
 市長、やっぱり市長からひとつ質問のご感想、お願いを申し上げます。
議長(相田一良君) 中田市長。
市長(中田 裕君) 交通の安心、安全というのは、我が桜川市の喫緊の課題でございます。まず、私は県のほうに強く要望を出しておるのは、県道の整備の中で、特に歩道の整備というのは何が何でもしていただきたい。狭隘な道路であっても、通学路に対してはしっかりと対応していただきたいということを、私、市長就任以来、1点だけ県にお願いをしてまいりました。これについては、4月、5月に、残念ながら中学生の事故が3件ほど起こりまして、緊急に交通安全対策会議を招集いたしまして、いろいろお話をさせていただきました。県のほうでもそのときに、歩道についてはしっかりと精査をし、特に谷貝小学校周辺については責任を持ってやっていきたいというようなお話もいただいております。
 また、過日、きのう菊池議員が言われた南飯田小学校付近の歩道についても、声を大にして、歩道の整備というものをやっていただきたい。こういうことをこれからもしっかりと市を挙げてやっていきたいと思っております。
 もう一点は、やはり川那子議員が言われたようにヘルメットの着用、これについてはいろいろとご父兄の皆さん方との話がちょっと平行線をたどってきた経緯がございますが、大和地区と真壁地区は、中学生もヘルメットを着用していなかったということでございまして、教育委員会のほうにも、しっかりとこれについては早急にヘルメット着用を義務づけしていただきたいというようなお話をさせていただいております。
 少子高齢化の中で、子供たちの安心、安全、若干父兄の皆さんにもご負担をかけざるを得ないとは思いますが、そういうものを通じて命を守っていきたいというふうな思いでございます。川那子議員の質問等も重く受けとめて、今後ともこれらの対策についてしっかりとやらせていただきたい、かように思っております。
議長(相田一良君) 川那子秀雄君。
17番(川那子秀雄君) 今の答えで十分でございます。
 公室長、びくっとしないでくださいよ。別に悪いことで質問するわけではないですから。やはり担当部長として市長にお願いする、あるいは副市長に、前任者ですからお願いして、こういう全庁を挙げて取り組んでほしいと。教育長のほうもそうですかね。そういうことが重要ですから、こうしている間にも、どこかで事故があったら大変なことでありますから、そういうことのないように、新聞に載っておりましたが、スピード感を持ってやっていただきたい、そのように要望して終わります。
議長(相田一良君) 以上で川那子秀雄君の一般質問を終わります。
 ここで暫時休憩します。
          休 憩  (午後 2時21分)

          再 開  (午後 2時35分)
議長(相田一良君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
 続いて、3番、仁平実君。
          〔3番(仁平 実君)登壇〕
3番(仁平 実君) 3番、仁平実。通告どおり一般質問させていただきます。
 昨5月6日、竜巻、降ひょう被害の対応、復旧支援策について、5月6日に県内各地、竜巻による被害があり、桜川市でも各所で被害がありました。我が地元である本郷、堤上地域が非常に一番の被害になったようです。私の地元の区長は、いち早く役場に連絡はしたのです。それでも桜川市ではどういう対応もなかったと言っています。桜川市では本当にどういう対応をしたのか。
 それに、ライフラインの危機管理体制について質問します。西部浄水場、竜巻の際に停電が発生し、西部浄水場、特に堤上の木だのがたくさん折れ、電気が停電、長時間断水が起きたのも、水道課ではどのような対応をしたのか、お答えいただきたいと思います。
 それに、学校給食センター工事の公正、公平な発注について。学校給食センターの新築工事で不正が行われていると、私どものところに告白書という文書が届いております。このチラシの内容は事実なのか、本当なのか。以上、教育長に質問します。
 あとは席によって質問しますので、よろしくお願いします。
議長(相田一良君) 仁平実君の質問に対する答弁願います。
 大川市民生活部長。
          〔市民生活部長(大川正彦君)登壇〕
市民生活部長(大川正彦君) 仁平議員さんからの災害対策について、質問にお答えします。
 まず、1点目の竜巻、降ひょう被害の対応、復旧支援策について説明します。5月6日の竜巻、突風災害の概要につきましては、先ごろ萩原議員さんの質問でお答えしたとおりでありますが、桜川市におきましても本郷、堤上、飯淵、門毛地区において、建物や農業施設、農作物等に甚大な被害を受けました。市の被害対応につきましては、平成18年に作成した桜川市地域防災計画に基づく職員の初動マニュアルに基づいて対応に当たっておりますが、今回の竜巻被害は、これまでに経験もなく、予期もしなかった突発的な事態であったことから、初期体制の確立がされておらず、県への被害状況の報告や現場対応におくれが生じておりました。
 当日の市の対応を時系列にまとめましたので、ご説明いたします。5月6日12時23分ですが、水戸地方気象台から竜巻注意報が発令されました。桜川市では上記情報を茨城県防災ファクスで受信、発令警報ではなかったことから、この時点で警戒態勢はとっておりません。12時50分、本郷地区から門毛地区にかけて竜巻発生しました。13時40分、本郷区長から、突風により3軒で屋根やガラス損害の被害があったとの連絡を日直が受けました。日曜日でございます。13時45分、日直から防災担当に連絡が入りました。その後、担当が消防署や警察署に確認したところ、人命にかかわるような事態の通報はないとのことや、その時点での竜巻らしい状況が確認できなかったことから、通常の突風の被害との判断し、現地調査は翌日に行うことにしました。15時50分、水道課から、堤上で倒木による停電が発生し、復旧のめどが立っていないとの連絡があり、断水対応に当たりました。16時、断水について消防署へ連絡しました。19時10分、消防署への通報により、署で現地確認に向かったが、夜間であったことから、被害確認ができたのは5棟で、翌日、再調査を行うことになりました。19時20分、防災無線による断水注意の広報を行いました。19時45分、消防署から被害状況と今後の対応の報告を受けました。
 翌7日です。月曜日、6時15分、消防署で現地確認に出動いたしました。市職員につきましては、9時から担当職員による現地確認調査。これ桜川市全般を行っております。この時点で被害が一直線というふうなことで、竜巻被害の可能性を察知いたしました。それに基づきまして、13時50分、県に竜巻被害というふうなことで被害状況を報告いたしました。
 以上でございますが、続きまして復興支援策について説明いたします。
 先ほどの萩原議員の質問でお答えしたとおりでございますが、この被害は災害救助法の適用を受けています。国や県からの支援の制度を受けることができるというふうなことで、生活関連の支援は、住まいが半壊以上の世帯に限られているため、一部損壊程度の被害者の支援は受けられないのが現状であります。また、農業への被害支援につきましては、先ほど説明したとおりでございますが、国から低利率の貸付金制度や利子補給事業、農業ハウス等の再建、修繕助成事業、10分の3などがございます。
 続いて、2番目のライフラインの一部なのですが、危機管理体制につきましては停電や上下水道などが対象となりますが、このうち大規模な断水対策としては、本年度、岩瀬総合運動公園のプールで使用している井戸を利用した緊急時の給水施設を設置するとともに、水害用の発電機12基、10リッターの水が入る水袋1万5,000枚を購入する計画で万が一の災害に備え、今後災害関連施設や備品等の設備を順次進めてまいります。その他、上下水道に関しましては、上下水道部でこの後説明があります。
 また、今後、初動体制につきましては、竜巻など予期せぬ突発的な被害にも対応できるよう、消防署、警察署と連携を強化するとともに、地域防災計画及び職員の初動マニュアルの見直しを行い、万が一の事態に備え最善を尽くすよう努力していきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
 以上です。
議長(相田一良君) 続いて、植木経済部長。
          〔経済部長(植木 優君)登壇〕
経済部長(植木 優君) 仁平議員さんのご質問にお答えいたします。
 先ほど萩原議員さんにも、農業被害のほうの調査の方法、それからそれらの結果について答弁しておりますので、その分については省かせていただきたいと思います。
 5月6日に発生いたしました竜巻、ひょうによる農業被害につきましては、その翌日なのですが、早朝8時半に調査隊を編成いたしまして、さらにJA北つくば、それから県西農林事務所などの関係機関ともども連携をとりまして、市内全域の被害調査に行きました。それらの結果につきましては、農作物あるいはビニールハウス、これは仁平議員さんの地元であります本郷、堤上に集中して被害が発生しておりますが、堤上、それから久原地区でも確認をされております。これらの被害対策の支援策でございますが、先ほども説明いたしましたが、東日本大震災の共同利用施設の補助率2分の1、これらを踏まえまして、国、県、それから市が連携をとりまして、補助率2分の1になるまでの対応策を検討しております。また、対象事業費160万円以上ということでございますが、下限が設置されていますので、これにつきましては筑西市も同じような状況でございますので、連携をとりながら、下限額を下げていただくような要望もしていきたいと考えております。
 以上でございます。
議長(相田一良君) 続いて、青柳上下水道部長。
          〔上下水道部長(青柳 栄君)登壇〕
上下水道部長(青柳 栄君) 仁平議員さんの質問にお答えいたします。
 私のほうからは、水道施設の危機管理体制についてということと、また竜巻による水道施設への被害と対応についてご説明させていただきます。
 水道事業のライフラインの危機管理体制については、日本水道協会茨城県支部水道災害総合応援対策要綱に基づきまして、会員同士、これは各市町村となりますが、相互に行う応援活動により危機に対応する体制をとっております。この相互応援対策要綱に定められていることは、応援の内容とか、応援の要請方法、応援の体制、経費の配分、経費の負担等が定められております。
 また、坂戸地区が断水になったことについてご説明いたします。去る5月6日発生の竜巻による水道施設の被害につきましては、堤上浄水場への送電線が午後零時50分ごろ、倒木によりまして切断され、停電になりました。浄水場の機器がすべて停止したため、東京電力に対し、配水池の水位が断水の目安となる危険水位となる前に至急復旧されるよう要請をいたしましたが、被災箇所が大変多かったらしく、東電の到着待ちの状態でございました。
 午後7時半のころには配水池の水位が危険水位まで下がりまして、停電の回復が見込めなくなったため断水せざるを得なくなりましたので、防災無線にて広報し、坂戸地区を断水いたしました。東京電力が送電線の復旧に着手できたのが午後8時でありましたが、作業条件が非常に悪く、復旧作業が完了し、復電できたのが明朝の5時でございました。その後、直ちに通水を開始し、30分後には通常通水といたしました。
 今後も有事の際は被害状況を迅速に見きわめ、早目のお知らせ、復旧ができるよう、施設の改善等も含めまして検討したいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。
 以上で説明を終わらせていただきます。
議長(相田一良君) 続いて、石川教育長。
          〔教育長(石川 稔君)登壇〕
教育長(石川 稔君) 仁平議員さんの学校給食センター建設についてのご質問にお答えいたします。
 給食センターの実施設計については、プロポーザル方式により設計者を選定し、平成23年度からの継続事業として現在実施しているところでございます。昨日の一般質問でもお答えをいたしましたが、プロポーザルにつきましては公募型で実施し、学識経験者、議会代表にも入っていただいた選考委員会において慎重に審議をしていただき、公平、公正な選定をしていただき、最優秀者を決定いたしました。現在は学校給食現場の意見を取り入れながら設計を進めております。
 また、不正が行われていると、どのような人がそんな文書を出しているのかわかりませんが、一切そのような事実はありません。事実でないことを言われても答えようがありません。
 以上です。
議長(相田一良君) 再質問あれば質問願います。
 仁平実君。
3番(仁平 実君) 竜巻被害について、筑西市では竜巻災害施設予算を組み、被害農家に補助金や見舞金をとっくに支給したという話も聞きました。つくば市や筑西市などは、いち早く被害が報道され、支援体制がとられたが、桜川市では何のあれもなかったです。夜9時のNHKの報道でもされなかったので、私の地元の市民が夜9時過ぎに、NHKにどうして桜川市の被害状況の報道がされないのかと聞いたところ、市から警察や消防へ何の連絡もないからだという答えだった。あと連絡したら、大和庁舎の災害連絡用のパソコンが壊れていたという言いわけをしたそうです。実際に壊れていたのかどうか。桜川市はどうして警察や消防、マスコミの被害状況の報告がなかったのか、3番目にひどかったのに。ほかの市では市長が直接に被害の状況を把握し、消防や警察、自衛隊に救援要請を行ったり、被災者の救助などに当たったと思うが、中田市長は、この日、どのような対応をしたのか、答えてください。
議長(相田一良君) 中田市長。
市長(中田 裕君) この日、夕方に、堤上の浄水場のほうで停電が発生し、給水をできないような状況になるかもしれないというふうな電話連絡を受けまして、安全を確認した上、早く通水をするように、しかし夜間になって大変危険箇所が多いというような状況であるから、最善の注意を払ってやっていただきたい。ただし、そういう問題でも、東電との関係がございますので、東電との連絡を密にするというふうな状況で、上下水道部長のほうには知らせてございます。あとは災害対策については、市民生活部の大川部長がしっかりと対応していくということで、安全に気をつけて、状況を報告いただきたいというような形の中で、翌日の早朝に庁舎のほうに行って、全般の被害状況を早く報告するようにというような形の中で指示を出させていただきました。
 そういうことで、先ほど大川部長のほうがお話をしたように、なかなか竜巻での被害というものを認定するまでに若干時間がかかったというようなことでございますけれども、それらについて今後しっかりと対応ができるような組織をつくっていきたいと思いますが、しかし職員全般はしっかりと対応できておるのではないかというふうな思いを持っております。
議長(相田一良君) 仁平実君。
3番(仁平 実君) 市長は竜巻を随分甘く見ていますけれども、うちのほうでは3.11の地震よりひどかったうちがかなりあって、この日あれで、その後、今度、若い手が出かけるのには、震えていて雨戸を閉めて、とりあえずちゃんとみんな閉めて出ていくというような、そんなに本郷、堤上のようにひどかったうちがあるのに、市長はそういう簡単に考えて、三重県のある市長は、中部地震発生、ゴルフ大会に出場し、災害対策本部の連絡を受けたが、被害が少ないからと最後までプレーをして、その後の懇親会にも出席し、市役所にも行かず帰宅し、大きな問題になった。中田市長は当日何をしていたのですか。答えてください。
議長(相田一良君) 中田市長。
市長(中田 裕君) 日曜日でございますので、健康リフレッシュするために野外でゴルフをやっておりました。ただし、12時過ぎには中断を余儀なくされたということでございますので、こちらに帰って戻ってきて状況報告を受けております。
議長(相田一良君) 仁平実君。
3番(仁平 実君) その日、私も同じ場所でゴルフをやっていました。それで、桜川市、災害があったというので、私は3時には女房から電話があってすぐに、地元がひどいのだと。お父さん、大変なことだと。やっぱり益子にいたもので、すぐ帰れなかったのだけれども、急いで4時には帰って、いろいろ回り、対応しました。このときに私、陣頭災害対策本部長、市長、消防団長も一緒にいたというのを私も目撃しているのですけれども、被害の情報、そのときどうしたのですか。情報をちゃんと確認しているのですか。どういう趣旨のゴルフ大会だったのですか。中田市長の個人的な後援会の親睦だと聞いているが、本当か。
 桜川市の公共工事を受けている業者が多数参加していたようだが、市長と業者がゴルフをしただけでも大きな問題になるのに、市長の後援会の親睦ゴルフに業者を参加させる、どういうこと。政治倫理上、不適切だと思わないか。ゴルフが終わった後はどうしたのか、答えてください。
議長(相田一良君) 中田市長。
市長(中田 裕君) ゴルフは途中で中断をいたしました。帰ってまいりまして連絡をし、今調査中であるという報告。よく周りの状況を把握して報告を願いたいというふうなお話をさせていただきました。これ以上につきましては、私が飛んでいって慌てて、菅総理ではございませんが、何が何だかわからないのに指導するということよりは、やはり組織がございます。対策本部についても、しっかりとその組織を活用して担当の者が調査をし、連絡をいただいて、その中から対応していくというのが私の役割でございますので、よろしくお願いを申し上げるとともに、日曜日、いろいろと心のリフレッシュをやることについて、別に議員さんからご指摘されるまでもなく、しっかりと我々もそういう形の中で、通常の仕事にしっかりと対応できる体力を補っていきたいということでやらせていただきました。
 以上です。
議長(相田一良君) 仁平実君。
3番(仁平 実君) 市長の言うことはわかりますけれども、6時に集まって打ち上げを、公共工事を行う業者と一緒にパーティーをやったというのも、こっちは竜巻の災害で困っているのに、6時に集まってそういうことをやって、市長、いいのですか。答えてください。
議長(相田一良君) 中田市長。
市長(中田 裕君) しっかりと指示をしておりますので、逐次連絡をいただく中で指示をさせていただくということでございますので、この辺は私も対応をしっかりやらせていただいたと思っております。
議長(相田一良君) 仁平実君。
3番(仁平 実君) きのう菊池議員が一応ちょっと偏りのある指名がされているのではないかと。その業者が大和、真壁の業者も一緒にぞっくりいたという話なのですけれども、それは事実ですか。
議長(相田一良君) 中田市長。
市長(中田 裕君) プライベートで皆さんで楽しくやりましょうというときに、どういう方が、どういう状況で入っていたかというのは私も認識はしておりませんが、仲間同士が楽しくやることは大いに結構ではないかと思っております。
議長(相田一良君) 仁平実君。
3番(仁平 実君) いや、業者も仲間ですか、業者も。政治倫理上、ゴルフやり、災害時に打ち上げを、ちゃんと災害があったのもわかっているのに、6時から湖畔閣で、豪華な賞品をだれが出したのだかわからないけれども、ちゃんとやったのを私わかっています。私もそのときは偶然に2年ぶりにゴルフ、同級生と、やっぱり5月の連休だからということで誘われたもので行ったもので、それで部落へ帰って役所へ電話したら、その対応がおかしいもので、これは何ふざけているのだということで、私もいろいろ調べたのです。みんな、9時になってもテレビ放送も桜川市だけがされなかったのです、実際に。私の地元だから、市長がそういうふうに粗末にしているのなら構わないのですけれども。一応それは、今の打ち上げをやって業者とあれとやったことは間違いないですね。それきちっと答えてください。
議長(相田一良君) 中田市長。
市長(中田 裕君) いろいろな方が集まって、その中でゴルフをやったということでございますので、業者とかそういうことではございませんので、よろしくお願いしたいと思います。
議長(相田一良君) 仁平実君。
3番(仁平 実君) 業者でなくて何なのですか、では。私は、指名業者の、きのう菊池議員が質問したときの偏りの業者と見ております。そうではないのですか。業者ではないのですか。それ間違いないですね。益子カントリー、ちゃんと名簿のことで、私、みんな行き会いましたから、わかっていますから。聞いた話ではないのです、これ。私、自分で確認している話ですからね、市長。そこらだけ、はっきりしてください。もう一回。
議長(相田一良君) 中田市長。
市長(中田 裕君) 民間でいろいろお仕事されておられる方でございますので、いろいろなりわいはあろうかと思いますが、その中でどういう方が、どういう仕事をしているかということまでは詳しくは知りませんが、これを言った仁平議員さん、議員さんだっていろいろなりわいを持っておるわけですよね。それは一概に言えば業者なのです。ただ、私が言うような形の中で、日曜日の、こういう災害が起きたときですから、しっかりとそれに対応させていただきましたが、そういう内々の中でゴルフをやらせていただいたということでございます。
議長(相田一良君) 仁平実君。
3番(仁平 実君) 何回言っても同じだから、違うことをお聞きします。
 さっきライフラインの浄水場の緊急時、自家発電装置が必要と以前から指摘したが、どうして設置していないのか。今後、どうしても災害時、西部浄水場だけは自然落差ではない。発電機があれば、富谷はどうしてもあれだけの高いところであるから、何日も、もし電気が来なくても水の供給はかなりあるけれども、西部浄水場は雷の多い山の中にあるから、落雷が常にあると、どうしても私も何とか水のとまらない方法、企業局の水を回すとか、そういう対応は考えていないのですか。
議長(相田一良君) 青柳上下水道部長。
上下水道部長(青柳 栄君) 西部浄水場といいますと、坂戸浄水場のこと。富谷の……
          〔「富谷じゃなくて、堤上……」の声あり〕
上下水道部長(青柳 栄君) 堤上。先ほど萩原議員さんのときにもお答えいたしましたが、議員さんもご存じのとおり、浄水にして配水するまでには相当な数の中継ポンプ場や、また水源の地下水の取水場から施設が多岐にわたっております。被災の場合も、今回は浄水場でしたが、どこの施設が停電もしくは故障が起きても浄水ができないと水道水がつくれないということになってしまいますので、坂戸地区の配水池は、ある程度の高さまでいって自然落差はできるのですが、先ほども申しましたとおり危険水位まで下がらないで復電すれば、断水しないでそのまま通水するということで、この前は対応させてもらいましたが、そういう施設すべてについて緊急発電装置とか、そういうものを設置することは経費的にもちょっと無理がございますので、そのとき、その場所によって最善の方法で対応させていただいております。
 以上です。
議長(相田一良君) 仁平実君。
3番(仁平 実君) 水道故障して断水するのは構わないのですけれども、一応市民がみんな、午後零時50分には停電して浄水場の機能はとまったわけなのだよね。その休日のライフラインの体制だの、桜川市の職員のあれがちょっとまずいのではないですか。夜の7時20分に広報で、水道が断水する。みんな怒っていましたよ。12時あれで、夕方断水するから、急に夜になって水が出なくなったって。夜になって事故が起きたのならわかります。12時50分には、もうちゃんと水道、停電して機能がとまったのですから。その職員のちょっと対応が、休日、システムが、市長、今のさっきの防災体制と同じく、水道が出ないということになると、商売の人は本当だったら桜川市で補償しなくてはならないのではないの。夜になってから断水だと。その前にしてくれれば、水の対応も、市民もだれも怒らないですよ。故障はしようがないからということで。12時50分になって、夜7時20分。みんな窓を閉めて暗くして、何しゃべったのだかわからない。かなりの人から文句言われましたよ。そういう対応を今後どうするのだか、答えてください。
議長(相田一良君) 青柳上下水道部長。
上下水道部長(青柳 栄君) 先ほども申しましたが、配水池には貯水しておりますので、数時間はもつ、通常の簡単な故障や停電では即断水しなくても通水が可能ということで、東電さんが来てくれるのを到着待ちでした。早急に対応してくれれば、こちらは送電線のことなので、復旧の時間や、管轄外でございますので、そういうものが読めてはいませんでした。簡単に復帰できれば、配水池が危険水位に達しても、また施設が動くということで、そのまま可能でしたが、東電さんのほうが到着して復旧にかかるということで、送電線を復旧するのには相当な条件が悪いということで、明朝までかかってしまったと。これは断水を余儀なくされなければならないということで、広報がおくれた次第でございます。
 今後このようなことが、広報のおくれがないように、先ほども申しましたが、迅速な状況を見きわめて早目のお知らせ等にしたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
議長(相田一良君) 仁平実君。
3番(仁平 実君) その対応がおくれたというのを実際に本当に水道課では、現場にその時点でだれも来ていなかったし、どういう状態で、これは復旧するか、しないかは、ほとんど時間的にはかなり遅くなってから対応で、だから7時20分ごろに。簡単に現場を見ていれば、そんなこと絶対ないです。現場を確認していないです。あれだけの木の伐採と線が折れているのを確認していれば、これはだめだというのが判断できたと思います。もう少しきちっと水道課の職員に徹底的に休日の防災体制をきちっとやってください。
 学校給食センターの、さっき石川教育長、私のところに名指しで、いしば、おおば、これらが3億円だと。そういう、私もそんなこと言いたくないですよ。告白状で文書なんか来ていたもので、私、これは告白されてきたのかと思って、びっくりしてあけてみたら、いや、おれも余りひどいこと言うもので告白されたのかと思って、どきどきはぎったら、私らが全然わからないことでも、こういう疑惑を持つような文書が届くというのは、教育長、非常によくない。あちこちでうわさも立っているけれども、非常に本当に。こういうことは本当に、ないのならないということで、まず答えてください。
議長(相田一良君) 石川教育長。
教育長(石川 稔君) 先ほども答弁をいたしましたが、そのような事実は全くございません。また、設計ができ上がっていない状況で、何でどこの品物を使用してやっているということがわかるのでしょうか。私はそちらのほう不思議です。
議長(相田一良君) 仁平実君。
3番(仁平 実君) いや、私もそう思ったのですけれども、私のほうがもっと不審に思っています。教育長は就任以来、伝承館、各学校の耐震補強、給食センター、岩瀬駅舎と、教育長の本業の設計屋の仕事ばかりやっているように思うのです、私は。そして、今回のように利権のあさりをしていると批判があちこちから届いています。そういうのを私のところにも来ていますから。教育関連の各工事において、教育長という立場を、目を通すのはいいが、かなり突っ込んだところまで口を出し、入札業者までいじっていると言われています。予算の執行介入することは、教育長としては違反ではないですか。教育長という立場を越えているのではないかと思うのですけれども、教育長の考えをちょっとお聞かせください。
議長(相田一良君) 石川教育長。
教育長(石川 稔君) 私はこれまで、合併してからいろいろな施設の建設、あるいは改修工事、教育委員会でやってまいりましたが、担当者には必ず経費の削減をするように、これは口を酸っぱくするほど言っております。ですから、桜川市の教育委員会で出している仕事は、かなりきつい仕事になっております。それは、仕事をやった人に聞いていただければおわかりになるかと思います。担当者も、うちのほうに一級建築士、二級建築士が学校教育課におります。その方たちに、かなりの指示を出しております。とにかく削減をするように、こういう財政状況ですから市の負担をできるだけ少なくするような形で仕事は進めるようにという指示は、いつもしっかり出しております。そういうことでご理解をいただきたいと思います。
議長(相田一良君) 仁平実君。
3番(仁平 実君) きのうも林議員のところに、私が今までの経験を生かして安くやらせているのだって、そういう工事に介入しているのではないですか、教育長。介入しているということは、それあんた教育長としての仕事ではないのではないですか、それ本当に。本業の設計屋の仕事を100%、今の教育委員会で生かしているにしか私には聞こえないのですけれども。それ、よく少しいろいろ勉強して、教育長とは何だということを、私も頭はよくないのだけれども、いろいろ勉強したら、そういうこと書いてあったもので、そうではないですか。もう一回答えてください。
議長(相田一良君) 石川教育長。
教育長(石川 稔君) 仕事の進め方ですけれども、私のところへは決裁が上がってきます。こういう工事を始めますとか、そういう決裁が上がってきますから、そのときに担当者に、できるだけ削減をして、市の負担を少なくするようにというような指導はいたします。それ以上のことは介入はいたしておりません。ですから、予算について、一切ノータッチというような状況では、この教育長という立場は務められることはできないと思います。決裁が回ってまいりますから、予算に関しても、何に関しても。そのたびに、そういう削減については指示はしております。
 また、本業の教育行政、学校教育、それについてはしっかりと進めてやっておりますから、ご理解をいただきたいと思います。
議長(相田一良君) 仁平実君。
3番(仁平 実君) 本業の設計屋のプロポーザルを全面的に進めているのではないですか。東京の渡辺さんと、元同僚だったみしまさんだとかと。そういううわさ。ではなくて、これ私、調べたのです。これ事実みたいですね、もとあれは。知り合いではないと言っているけれども、知り合いだということは。知り合いではないですか、本当に。だから、そういうプロポーザルって、透明、公平、公正だと聞いているけれども、公正、公平でなく、不透明でしょう。プロポーザルやれば公表しないで決まって、値段も決まっていると、本当に非常に。私、余り突っ込むとまたいろいろ言われますので、そこらにしておいて、答弁はいいです。
 では、最後に、入札の不公平、違法な随意契約などをしてきたが、今回のような災害の際にも、そういう業者とゴルフや酒飲みをして遊んでいて、市民は断水して困っている、ほったらかしている。市長の危機管理のいいかげんさ、一部の業者と癒着しているという政治倫理観には、あきれて物が言えない。教育長も、教育よりも建設工事や入札のほうに力が入っているようなので、本業の設計屋に戻り、教育の専門家、教育の関係者に任せたほうがいい。中田市長も、教育長も、市民より業者を大事にしているということが今回のことで改めてわかった。他の自治体が災害復旧、福祉や教育に力を入れているのに、市長と教育長がこのように箱物にばかり金を使っているのは桜川市ぐらいだ。このままでは財政破綻、目に見えていると私は思います。
 ここで私の一般質問を終わりにします。
議長(相田一良君) 以上で仁平実君の一般質問を終わります。
 ここで暫時休憩いたします。
          休 憩  (午後 3時20分)

          再 開  (午後 3時35分)
議長(相田一良君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
 続いて、14番、大塚秀喜君。
          〔14番(大塚秀喜君)登壇〕
14番(大塚秀喜君) 通告に従いまして一般質問をさせていただきます。
 本日終了後、中核病院検討委員会、開きたいと思いますので、一般質問のほうは早目に何とか終わらせたいと考えております。ひとつ早い迅速な前向きな答弁をよろしくお願いしたいと思います。  皆さんもご存じ、市長ももちろんご存じ、高久ストックヤード、仁平議員の行政訴訟でありますが、裁判の経過、状況について、市長はただいまどのように把握しているか、それをまずご答弁いただきたい。
 それから、裁判の費用、今まで弁護士さん、いつも契約していらっしゃる弁護士ではなくて、仁平議員が同級生なので、新たな弁護士さんに頼んであるというふうにお聞きしていますが、今まで幾らぐらい払ってあるのか。これからどのぐらい予定しているのか、お聞かせください。
 あす、中核病院について予算が出ますが、場所が決まる前に私ども報告書を出しました。中核病院についての質問です。場所を委員会で決定する前に、私ども報告書を出しました。その中に民営化、独立行政法人であるとか、民営化であるとか、事務組合の全部適用であるとかという道はないのかというのが、改めて見まして入っていました。市長、市境から四、五キロというのは、本当にテーブルに乗るも何も、私ども議会で聞く前に市長がお決めになって、話を私どものほうに振ってきた、議会に振ってきたという流れでございます。これだけの期間があったのに、何でそのことについて、両市長、原中さんなり、今までお話はできなかったのか、その点について質問いたします。
 また、菊池議員の一般質問、仁平議員の先ほどの一般質問を聞いておりまして、どうしてもこの1点だけ。今企業でもコンプライアンス、法律、内規に従う。企業の社会的責任、法令遵守と言われている中で、菊池議員に後でお尋ねしたいと私も思っておりますが、業者が集中していると。集中している業者の名前を幾つか菊池議員把握していらっしゃるのだと思います。それと、仁平議員に、そのゴルフ場で見た業者さんをお聞きしたいと考えます。これダブっていたら、市長は、先ほどの答弁で、休日に友達とのゴルフだ。その人がどんな仕事についているか、わからないというような答弁でありましたが、そんなので市長として許されるのでしょうか。その辺のご答弁、ダブっていたときにどうなさるのか、その辺をお聞かせください。
 とりあえず答弁によりまして再質問させていただきます。
議長(相田一良君) 大塚秀喜君の質問に対する答弁願います。
 中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
市長(中田 裕君) まず、高久ストックヤードの裁判の状況については、今係争中でございますので、私のほうからはお話は差し控えさせていただきます。
 ただ、弁護士等については私も詳細に把握しておりませんので、担当部のほうで答弁をさせたいと思います。
 次に、中核病院の問題について、まず今回、基本構想、基本計画を策定する費用として、1,195万円の補正予算を計上させていただきました。県との打ち合わせの中でも、地域医療再生基金などの有利な財政支援措置や合併特例債、一般会計支出債など有利な資金を活用するには、事務的準備を進めることが限度がございますので、今回が最終判断の時期と考えております。今まで説明してきておりますが、今回策定を予定しております基本構想の中には、病院の将来像、規模、経営形態といった、特に議員各位の懸案事項とされている項目が盛り込まれるとともに、さらに基本計画の中には新中核病院と2公立病院の全体計画として、病院の機能や医師の確保といった計画のほか、建設事業費や負担金の割合や収支シミュレーションといった財政計画について計画の中に盛り込まれることになっております。
 さらには、構想、計画策定に当たっては、あくまでも現時点で予定ではありますが、関係医療大学の有識者や両市議会代表、地元医師会、県、市民代表、両病院代表等に委員をお願いして、新中核病院の将来像、経営形態、建設時期、財政計画等を検討していただく建設委員会を中心の委員会として検討を進めるほか、安定した経営を目指すために、新中核病院とサテライトされた公立2病院も含めた経営形態を検討する経営形態小委員会、医療機能について検討する医療機能小委員会、中核病院と公立2病院の全体計画や財政計画等を検討する計画運営小委員会と、3委員会を個別に設ける検討を進める予定でございます。議会の代表はもちろん委員として参加いただくほか、重要案件につきましては議会に諮り、意見も伺いながら検討を進める予定でありますので、ぜひご理解をいただきたいと思います。
 また、県西総合病院につきましては、今回の中核病院の策定が廃案になった場合における影響は、全員協議会の中でもご説明しましたように大変深刻なものがございます。一部組合解散に伴う市負担額の増額、また市立病院として新たな病院再生に伴う影響、さらには県西総合病院の老朽化に伴い整備に係る市単独の財政負担。そして、何といっても現在の環境のままで新たな医師確保ができないということから進む医師不足の問題があり、それに伴う病院機能の縮小、最悪廃院といった問題が避けられない状況になってくるのではないかと危惧しておるところでございます。どうか議員各位におかれましては、こういう状況を十分ご理解いただき、ぜひ1,195万円の補正予算を通していただいて、話し合いのテーブルに着かせていただき、方向性を話し合いをさせていただきたいと、かようなお願いを平にさせていただきたいというふうな思いでいっぱいでございます。
 どうかいろいろ考え方はあろうかとは思いますが、桜川市と筑西市、両方とも少子高齢化が進んでいる中で、どうした形の中でこの地域の医療再生ができるのか、そういうお話し合い、これは当然県もこれから仲間に入っていただいて、しっかりとご協議をさせていただきたい。建物ありきで私はこの問題をお話をさせていただいておるわけではございませんので、どうか大塚議員、よろしくお願いをしたいと思います。一生懸命、その中で議論を深め、そして議員が納得できるような方法を模索してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げるとともに、もう一点の問題等については、しっかりとこれから我々もいろんな方々と交流を深めながら、市の全体的な流れがどうあるべきかを話し合うというようなことも大切であると思っておりますので、その辺のところもよろしくお願いをいたします。
 以上でございます。
議長(相田一良君) 山田総務部長。
          〔総務部長(山田澄男君)登壇〕
総務部長(山田澄男君) このストックヤードの件だけでいいのですか。
          〔「いいです」の声あり〕
総務部長(山田澄男君) 着手金として51万4,500円です。今後は結審した後に報償金という形で、これは結審後ですから、今の時点でまだ支払っておりません。
議長(相田一良君) 大塚秀喜君。
14番(大塚秀喜君) 再質問させていただきます。
 今の最後の答弁なのですが、市長、いろいろとつき合いを広くしていってという答弁なのですか、今。菊池議員の質問に出ていたいっぱいとっている業者さんと、仁平議員が言っている、私はゴルフをやっている友達と言ったのと同じときにどうするのだという質問したと思うのですが、それは広くいろんなつき合いをしなくてはならないのだという答弁なのですか。
議長(相田一良君) 中田市長。
市長(中田 裕君) 広く多くの皆さんと交流を深めてお話を聞かせていただくというのも、私の重要な職務だと思っております。よろしくお願いしたいと思います。
議長(相田一良君) 大塚秀喜君。
14番(大塚秀喜君) ちょっとすごい答弁なので、私も戸惑ってしまいます。びっくりしています、市長。桜川市全体でコンペやるのだとかって、広くゴルフでも休日にやっているのだったら話はちょっと違うと思うのですが、菊池議員が、仕事が偏っている業者、どうしてこんなに同じ業者の名前がいっぱい出てくるのだというのと、片方では、仁平議員がゴルフをやっていた業者さんがいっぱいいた。それが同じだったのに、広くつき合いをという答弁で終わらせるというその感覚がちょっと理解できないのですが、質問を続けさせてもらいます。ちょっとどきまぎしてしまいました。考えられないです。そういうふうだから、こういう答弁にもなっていくし、考え方も違っていくのかな。今係争中だから仁平議員の行政訴訟については答弁できないというお答えでありました。
 これ、一昨年、平成22年12月14日、第4回定例会、12月の定例会で私が一般質問いたしました。その中で、高久のストックヤードです。残土の量が違うのではないか。ちょっとおかしくないかというような質問をさせていただいています。若林前上下水道部長、3月18日から1万9,296トンの土を運びましたと。例の1万8,000立米ですね。トンを単位堆積数量1.06で割りますと、1万8,203立米ということで、4月から6月までの工期中で、中身は3月18日から5月21日までの間に残土を運びましたというふうに議会で私は答弁をいただいております。要は残土の量がおかしくなかったか。最後の随意契約の1万8,000立米についてです。その1万8,000立米が1万9,296トンだったと。それは伝票もあります。それで、係数1.06で割ると1万8,203立米だった。だから、1万8,203立米を運んだのですという答弁をいただいております。
 それで、その答弁で私が若干突っ込ませていただきまして、市長の答弁。「しっかりと指示、情報を立証しながら、議会のほうにもご報告をしていくような状況をつくって、理解を得ていこうというお話をさせていただいております。また、指名の件でございますが」、これはそのときの土建屋さんですね。仕事を随契で請け負った土建屋さんの話だと思うのですが、「しっかりと適正にやらせて、執行させていただいておるということは胸を張って断言できます」。
 私の質問です。「各課に立証しろと、ちゃんとはっきりしろよと指示したということであります。それで、上下水道部長、運んだ量がこれだけあったから、量はありましたと」。1万8,000トンしか土は出ていないと思うのですが、これは現場はかれば出ます。そのときどういうふうな対応」、1万8,000と言っているのですけれども、現場はかれば出るから、出なかったらどうするのだというふうな質問をしましたところ、中田市長、「しっかりとやらせていただきたいと思います」。私、「しっかりと何をやるのですか」。中田市長、「しっかりと説明させていただきたいと思います」。それで、私が、足りなかったらどうするのだという説明をしたのですが、「若林部長が説明しております内容と、若干大塚議員と見解の相違があるようでございますが、我々としてはその土量をしっかりと運んで処理をしたということでございますので、お願いをしていただきたいと思います。以上でございます」という答弁です、市長。何もおかしくないですか。
 今、市長から答弁いただけなかった、これは青柳部長がどういうふうに答弁するか、わからないですけれども、1.06の係数、これについて、戦っている仁平議員のほうから、1.06という係数はおかしいということで、答弁でもしています。友部と青柳に残土を運びました。残った土を大泉に運んだのですという答弁も、この中にあります。それで、仁平議員が、友部地内の残土とストックヤードの残土について、堆積あたりの重量をはかりました。係数が友部地内の係数は1.6、係数です。もう一カ所、ストックヤード、1.43でした。これ裁判の中で、これやり方がおかしい、何をやっているのだ、でっち上げだというような弁護士さんから答弁が返ってきているみたいです。そういうふうに聞いています。
 裁判所で、今度それについて立ち会いをするということで、今進んでいます。その立ち会いをどういうふうにするか。6月8日、これは全協の日でしたっけ、全協の次の日ですか。6月8日に両方の弁護士さんが、ではどこの土をどういうふうにはかるかと。裁判所に立ち会ってもらって、単位当たりの係数を出すというところまで今話が進んでいます。
 次回の裁判は7月の5日だそうです。7月の5日に次回の裁判がある。それまでに単位当たりの係数を裁判所が立ち会って出すと。両方の弁護士さんが、それを6月の8日に話し合いをしました。7月の5日には、はっきりと係数は出てくると思うのですが、これこそ、今戦っている最中だから答弁できないというのでいいのですが、これ係数が、ちょっと計算したのですが、単位当たりの係数って非常に大事でして、役所が主張している1万9,296トンの伝票があります。それで、1.06の計算で割ると、運んだ土の量は1万8,203立米。ところが、先ほど言いましたように高久のストックヤードの比重をはかってみたら1.43だったと。それで割りますと1万3,493立米。すると、4,710立米足りないという計算になってしまいます。友部、はかりましたら1.6だったということであります。それで計算しますと1万2,060立米。6,143立米足りないということになります。
 今回の1万8,000立米を幾らで契約しているかというと、5,649万円で処分しています、役所では。5,649万円割る1万8,203立米なのですが、立米当たり3,103円になります。これはちょっと考えられない高い数字です。3,103円で処分しています。これ、比重が役所で1.06、仁平議員がはかった平均でいくと1.5ぐらいの話なのですが、1.06を1.16、比重が0.1違っただけで486万円違ってしまいます。立米数が違ってしまうので、500万円違ってしまうのです。0.1で。今、役所で裁判所が今度立ち会ってやるのは、どう考えても0.1ということはないと思います。0.2、0.3違ってくると思います。この結論が出たときに、本当にどうするのですか。監査、どんなに考えますか。監査委員もいろんな役所からの説明を受けている。私たち議会も役所からの説明を受けている。役所の説明をもとに、百条委員会もつくらなかった。これ裁判所が立ち会って、1.06という数字が違ったら、全部変わってしまうと思うのですが、変わったときに、市長、どうなさいますかというのは、ちょっと答弁もらっていいですかね。
議長(相田一良君) 中田市長。
市長(中田 裕君) ただいま係争中の問題でございます。どうなるのだといっても、やはりしっかりとその中で検討していくと思います。
議長(相田一良君) 大塚秀喜君。
14番(大塚秀喜君) 係争中でありますので、ご答弁いただけない。皆さん、役所、今、仁平議員と行政訴訟やって、50万円の着手金払って、これから幾ら払うのだかわからないですけれども、50万円では済まないですよ。これ書類全部業者が出しているのでしょうよ。業者が出した資料をもとに裁判戦っていると。何で役所がそれをお金払って戦わなくてはならないのだと、私、不思議でしようがないのですが、何で役所が業者を守るのだ。何なのだ、これは。議会に対しても、1.06という数字で帳じり合わせして、皆さん納得したのですよ。この数字が違ったときに、では議会はどうするのだ。改めて、これ数字が違ったら、議会は議会として百条委員会でも何でもつくって、また改めて調べなくてはおかしい。私は思っております。
 0.1で500万円、0.4違ったら2,000万円ですよ。それを業者が役所に報告している。役所の報告の中で明らかなのに、何で役所がそれを係争するのだ。仁平議員と係争するのだ。逆だと思うのですが、これは書類がおかしいと。もう、ちょっとここで切りかえるべきだと思うのです。役所は、申しわけないけれども、名前は言わないのだから、Y土建さん。報告間違っています、お金返してくださいと、役所はそうやって戦わなかったらおかしい話だと思うのですが、市長、ちょっとそこのところだけお願いします。
議長(相田一良君) 中田市長。
市長(中田 裕君) 訴えを受けたのは行政のほうでございますので、行政もそういうところでしっかりと裁判の中で真実を語っていきたいと思っております。
議長(相田一良君) 大塚秀喜君。
14番(大塚秀喜君) 仁平議員の場合は役所を訴えるしかなかったということで、今やっています。皆さん、来月には多分その1.06の根拠が変わると思いますので、あとは、どこまで役所というか、弁護士さんというか、逃げるのだか知りませんが、1.06という数字は絶対にあり得ませんので、そのときには議会の皆さんもぜひ深く考えていただきたいと思っております。
 それと、今の質問、市長、全然違うでしょう。市境から四、五キロというのは、個人的にか何か、向こうの市長と話して決めて、それで議会に振ってきたのに、何でこれだけの時間があったのに、民営化については話ができないのだと私は質問しているのですけれども。
議長(相田一良君) 中田市長。
市長(中田 裕君) なぜ話し合いをできないのかということでございますけれども、何度も再三再四お願いしているように、予算を認めていただいた中で、その中でいろいろお話し合いをさせていただく。ただ、話し合いで、四、五キロ以内ということは、こういう機会だから、とりあえず四、五キロの中でどこか適地があれば、その中で話し合いをしていきましょうというような基本的な話は吉澤市長としましたけれども、それ以外にことについては、一応選考委員、検討委員会、準備委員会を設けていただいてお話をさせていただいて、最終的な竹島地区という話が出ました。ですから、そういう面でぜひ大塚議員、細かい話ではなくて、大ざっぱなお話についても両市と県も含めて話し合いの場を設けさせていただきたいというのがお願いでございます。
議長(相田一良君) 大塚秀喜君。
14番(大塚秀喜君) その大ざっぱな話、四、五キロという話は決められて、何でその大ざっぱな両市長で、では民営化しよう、どっちの病院も結論出しているのです。検討委員会、2年も前につくって。それを了解だけして、それを議会に話してくれればこんな結果にはならなかったのではないか。考えられないです。
 それと、もう一点だけ。時間早くやめなくてはならないので、これで終わりにしますが、先ほどの菊池議員の、後で聞きます、名前。その業者の名前と、仁平議員の言っているゴルフに参加していた業者さんの名前が一致したときには、臨時議会でも何でも開いてもらって、これはよく聞かないと、それを市長は広く皆さんとおつき合いしなくてはならないなんて答弁をされて、議会が黙っていていいのでしょうか。冗談じゃない。一般質問終わります。
議長(相田一良君) 以上をもって大塚秀喜君の一般質問を終わります。

    散会の宣告
議長(相田一良君) 以上で本日の日程は終了しました。
 本日はこれで散会します。
          散 会  (午後 4時04分)