平成24年第1回桜川市議会定例会議事日程(第1号)

                          平成24年3月6日(火)午前10時開会
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 諸般の報告
日程第 4 執行部あいさつ
日程第 5 議案第12号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて
日程第 6 一般質問

出席議員(22名)
  1番   萩  原  剛  志   君     2番   鈴  木  裕  一  君
  3番   仁  平     実  君     4番   菊  池  伸  浩  君
  5番   市  村     香  君     6番   岩  見  正  純  君
  7番   小  高  友  徳  君     8番   飯  島  重  男  君
  9番   中  川  泰  幸  君    10番   皆  川  光  吉  君
 11番   増  田     豊  君    12番   潮  田  新  正  君
 13番   相  田  一  良  君    14番   大  塚  秀  喜  君
 15番   高  田  重  雄  君    16番   増  田  俊  夫  君
 17番   川 那 子  秀  雄  君    18番   橋  本  位 知 朗  君
 19番   増  田     昇  君    20番   塚  本     明  君
 21番   上  野  征  一  君    22番   林     悦  子  君

欠席議員(なし)

地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
   市     長  中 田   裕 君
   副  市  長  飯 嶌 洋 一 君
   教  育  長  石 川   稔 君
   市 長 公 室 長  臼 井 典 章 君
   総 務 部 長  山 田 澄 男 君
   市民生活部長   大 川 正 彦 君
   保健福祉部長   石 堀   純 君
   経 済 部 長  横 田   一 君
   建 設 部 長   松 輝 人 君
   上下水道部長   若 林 鉄 郎 君
   教 育 次 長  上 野 幸 一 君
   会 計 管 理 者  太 田   昭 君

職務のため出席した者の職氏名
   議会事務局長   笠 倉   貞 君
   議会事務局書記  入 江   豊 君
   議会事務局書記  仲 田 浩 司 君
   議会事務局書記  長谷川 勇 貴 君

          開 会  (午前10時00分)
    開会の宣告
議長(相田一良君) 皆さん、おはようございます。
 本日の出席議員は22名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立しますので、ただいまより平成24年第1回桜川市議会定例会を開会します。
 地方自治法第121条の規定により、説明のため議長からの出席要求による出席者及び事務局職員は、配付した資料のとおりでございます。

    開議の宣告
議長(相田一良君) これから本日の会議を開きます。

    会議録署名議員の指名
議長(相田一良君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 今定例会の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により議長より指名します。
    3番 仁 平   実 君
    4番 菊 池 伸 浩 君
    5番 市 村   香 君
 以上3名を会議録署名議員に指名します。

    会期の決定
議長(相田一良君) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。
 議会運営委員会委員長より、本定例会の会期日程等議会の運営に関する事項について、議会運営委員会の協議の結果を報告願います。
 議会運営委員会委員長、大塚秀喜君。
          〔議会運営委員長(大塚秀喜君)登壇〕
議会運営委員長(大塚秀喜君) 議会運営委員長報告。おはようございます。議会運営委員会の会議結果を報告いたします。
 円滑な議会運営を図るべく、3月1日午前10時から、議長の出席を得て開催し、審議した結果、次のとおり決定いたしました。
 会期は、本日から3月19日までの14日間といたします。本日は、諸般の報告、人事案件の採決を行います。その後、3名の一般質問を行います。7日は、初日に引き続き2名の一般質問を行います。8日は一般議案を審議し、採決いたします。9日は、施政方針、予算議案の上程と提案説明を行います。10、11、12日は議案調査のため休会といたします。13日は予算議案の大綱質疑を行い、大綱質疑終了後、各常任委員会に付託いたします。14日から16日は、予算議案を各常任委員会で審議いたします。17から18日は、議案調査のため休会といたします。19日は、午後3時から開議とし、予算議案について各常任委員長の報告を行い、採決いたします。
 以上で報告を終わります。
議長(相田一良君) お諮りいたします。
 本定例会の会期日程等は、議会運営委員会委員長の報告のとおりとしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(相田一良君) 異議なしと認めます。
 よって、会期日程等は議会運営委員会委員長の報告のとおり決定しました。

    諸般の報告
議長(相田一良君) 次に、日程第3、諸般の報告を行います。
 最初に、中核病院を考える会特別委員会の視察研修の報告を願います。
 中核病院を考える会特別委員会委員長、大塚秀喜君。
          〔中核病院を考える会特別委員長(大塚秀喜君)登壇〕 
中核病院を考える会特別委員長(大塚秀喜君) 中核病院を考える会特別委員会視察研修報告書。
 本委員会で実施した、県西総合病院の視察研修について、会議規則第103条の規定によりご報告いたします。
 平成24年2月1日14時30分より、委員15名出席のもとに「県西総合病院施設の視察及び概要」について視察研修をいたしました。武藤院長先生初め中原副院長、中川副院長出席のもと、事務方より、県西総合病院の現状について説明を受け、質疑では詳しく回答いただきました。その後、病院施設内を見学しました。
 質疑では、まず運営について、経費で人件費の占める割合は、平成19年度76.5%、平成20年度82.6%、平成21年度77.7%、平成22年度80.0%で、ほかの病院と比べて高い。国の改定で看護師の労働条件は7対1の割合で行っており、医師・看護師の労働条件の改善をしているとのことでした。
 患者数につきましては、平成19年20万5,000人、平成20年17万2,761人、平成21年17万4,674人、平成22年17万254人とのことです。
 接遇については「投稿箱」を設置して、定期的に回収して、名前が書いてあれば返事を出している。また接遇委員会をつくり、会釈をするなど勉強会も実施しているが、全員出席できないのでビデオを見せて研修している。アンケートなどでは、接遇については、よい評価をいただいているとのことでした。
 病棟につきましては、昨年の東日本大震災で、第1病棟の3階・4階が被害を受け先般1,300万円で補修をしたところですが、現在病床の使用はなされていないとのことでした。第1病棟は築44年、第2病棟が築39年を経過しており、耐用年数も経過しており老朽化している。建てかえについては、ここ10年来の懸案事項として管理者の方針を仰いできたそうですが、具体的な進展を見ないまま現在に至っているようです。改修に係る経費は試算していない。耐震補強及び改修整備工事にあくまでも概算ですが、約28億8,000万円の費用が必要とのことでした。
 県西総合病院の今後については、今いる医師も若くないので、数年内にやめていくことになる。医師の確保が重要であるが、大学にお願いしても、たくさんの症例があって勉強ができ、教えられる医師がいるなどの環境が整っていないと医師は来てくれない。新しい医師が来なければ、診療科目などを縮小せざるを得ないとのことでした。特に小児科医について、患者数は現在産婦人科もなく、新生児が生まれなければ、小児科の患者数減少に影響している現状である。小児科担当の医師も8年後に退職し、後任の先生が来てくれないと、国道50号線の、水戸から小山までの間に小児科はなくなってしまう。「県西病院でのこれまでの仕事がなくなるのは耐えられない」という切実な話を伺いました。また、整形外科については、胸部外科・脳外科がないと多発外傷の患者を受けられなくなり、以前は若い医師も勉強になったので来ましたが、今は来てくれない。この地域の死亡率は、脳疾患、特に筑西市では心疾患の患者がほかの地域より多いのが特徴であるが、がん疾患が一番多く、これらを含めて対応していくことが必要であると思われるとのことでした。
 電子カルテについては、大学から来ている研修医にも「手書きのカルテは初めてだ」と言われており、電子カルテを入れたいと思っているが、中核病院ができるなら、同じシステムを使ったほうが便利とのことで、「今は足踏みしている状況」とのことでした。
 この地域の医療を担っている県西総合病院の再建を考えたとき、公立病院改革プランの答申が出ているが、「中核病院構想の中では120床のサテライト病院の位置づけなので、120床では医師は残らないのではないか、意味のない規模の病院になる」という率直な意見を聞くことができ、有意義でした。いずれにせよ大変厳しい現状が理解でき、実のある視察研修でした。
 最後になりますが今回の研修については「中核病院を考える会」なのに、なぜ県西病院の研修なのか、という声も一部聞かれたと伺っています。しかし、本来、桜川市の地域医療のあり方を考える上で、県西病院の現状把握と今後予測される幾つかの方向にかかる建物、及び人的経費の積算は一番初めに知らなければならないことと考えています。その上で、次の段階として中核病院にかかる経費や負担を積算し、その比較の上に桜川市の医療を決定していくことが、市民に果たすべき説明責任のあり方と考えこの研修を行いました。しかし、余りにも短時間で十分とは言えないものでした。こういう機会は、まず市長が議会に対して積極的に行うべきであることを申し添えて報告といたします。
  平成24年3月6日
                     中核病院を考える会特別委員会委員長 大 塚 秀 喜
  桜川市議会議長 相田一良様
議長(相田一良君) 続いて、一部事務組合議会について報告願います。
 最初に、筑西広域市町村圏事務組合議会議員、潮田新正君。
          〔12番(潮田新正君)登壇〕 
12番(潮田新正君) 平成24年筑西広域市町村圏事務組合議会第1回定例会の報告をいたします。
 平成24年筑西広域市町村圏事務組合議会第1回定例会は、去る2月16日筑西市議会議事堂において開催されました。定例会は午前10時より開かれ、報告3件、議案6件が提出されました。
 その結果について順次報告いたします。
 報告第1号 処分事件の報告については、消防車両が火災出動の際に、個人が所有する停車していた乗用車に接触し、破損させたため、示談の上、損害賠償金を支払うことをもって和解するものであります。
 内容については、平成23年11月1日午後2時42ごろ、筑西市折本地内市道において、火災発生場所へ向かう緊急車両が接触事故を起こし、損害賠償金11万2,509円を支払うものであります。
 なお、事故過失割合は、消防車両が10割であります。
 次に、報告第2号 処分事件の報告については、水利調査実施中、消防車両を適切な場所に停車させようと後退したところ、後方で停車していた車両に接触し、破損させたため、示談の上、損害賠償金を支払うことをもって和解するものです。
 内容については、平成23年11月26日午後2時30分ごろ、桜川市白井地内において、水利調査中、消防車両が接触事故を起こし、損害賠償金13万8,710円を支払うものであります。
 なお、事故過失割合は、消防車両が10割であります。
 次に、報告第3号 処分事件の報告については、平成23年度人事院勧告及び茨城県人事院会勧告によりまして、筑西広域市町村圏事務組合職員の給与に関する条例等の一部を改正するものであります。
 議案第1号 平成23年度筑西広域市町村圏事務組合一般会計補正予算(第3号)は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ917万7,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ62億2,346万8,000円とするもので、これは、職員給与関係経費の増額や福祉センターあまびきのアスベスト除去工事による地方債の繰上償還に伴う地方債元金償還金の増額によるものであります。
 次に、議案第2号 筑西広域市町村圏事務組合職員の再任用に関する条例の一部改正でありますが、これは特定消防職員の再任用に関する特例を改正するものであります。
 次に、議案第3号 筑西広域市町村圏事務組合特別職の職員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正については、消防本部が設置する委員会の委員に、特別職の職員として、日額報酬及び費用弁償を支給するため、報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正するものであります。
 次に、議案第4号 筑西広域市町村圏事務組合職員の給与の特例に関する条例については、地域手当について、平成24年4月1日から1年間に限り、3%を1.8%にするものであります。
 次に、議案第5号 平成24年度筑西広域市町村圏事務組合一般会計予算については、予算総額61億5,059万1,000円で、比較いたしますと6,673万5,000円、1.1%の減となっております。
 次に、議案第6号 平成24年度筑西広域市町村圏事務組合筑西ふるさと市町村圏特別会計予算については、予算総額741万1,000円で、前年と比較しますと176万4,000円、19.2%の減となっております。
 以上、報告第1号から3号が報告のとおり承認され、議案第1号から議案第6号まで原案のとおり可決されました。
 これで、平成24年筑西広域市町村圏事務組合議会第1回定例会の報告を終わります。
議長(相田一良君) 続いて、筑北環境衛生組合議会議員、菊池伸浩君。
          〔4番(菊池伸浩君)登壇〕 
4番(菊池伸浩君) 筑北環境衛生組合第1回定例会の報告をいたします。
 平成24年筑北環境衛生組合議会第1回定例会は、去る2月28日、桜川市議会議場で開催をされました。定例会は、午後4時から開催され、議案2件が提出をされました。
 まず、議案第1号 平成23年度筑北環境衛生組合一般会計補正予算(第2号)については、予算総額に歳入歳出それぞれ2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億679万6,000円とするものです。これはし尿処理施設管理運営基金利子2,000円を補正し、基金に積み立てるものであります。
 次に、議案第2号 平成24年度筑北環境衛生組合一般会計予算については、予算総額を2億241万9,000円で、前年度より267万2,000円、1.3%の増となっております。増額の要因は、放射性物質の基準により、焼却灰の処分方法を汚泥肥料としての利用から埋め立て処分に変更になったためであります。
 上程された議案は、原案のとおり可決されました。
 以上で筑北環境衛生組合議会第1回定例会の報告を終わります。
議長(相田一良君) 続いて、例月出納検査の結果について報告願います。
 議会選出監査委員、増田昇君。
          〔19番(増田 昇君)登壇〕
19番(増田 昇君) 桜川市一般会計及び特別会計並びに水道事業会計の例月出納検査報告書。
 今回は、桜川市一般会計及び特別会計並びに水道事業会計について、12月、1月、2月に実施した分についてを報告いたします。
 平成23年度桜川市一般会計及び特別会計並びに水道事業会計の例月出納検査は、平成23年12月26日、平成24年1月25日、2月24日に桜川市役所3階会議室において実施をいたしました。
 検査は、会計管理者、上下水道部長から、現金保管の状況を知る上に必要な書類を提出させ、別に関係帳簿及び証拠書類の提出を求めて実施をいたしました。
 現金出納の状況については、関係調書と現金出納簿が符合しており、計数上の誤りも認められませんでした。また、現金保管の状況についても、現金出納簿に記載されている残高と符合しており、保管も適正でありました。
 それでは、平成23年度各会計における平成24年1月31日現在の歳入歳出の状況についてを報告いたします。
 一般会計は、予算現額174億968万8,000円に対し、収入済額139億1,169万2,826円、支出済額102億6,726万6,322円で執行率59.0%でありました。
 歳入の主なものとしましては、市税、地方交付税、国庫支出金で111億7,148万2,221円となり、収入済額の80.3%を占めております。歳出につきましては、各科目ともに適正に執行されておりました。
 次に、国民健康保険特別会計は、予算現額58億6,381万4,000円に対し、収入済額37億4,228万1,589円で、支出済額42億2,366万5,045円で執行率72.0%でありました。
 歳入の主なものとしましては、国民健康保険税、国庫支出金、前期高齢者交付金、共同事業交付金で32億2,539万450円となり、収入済額の86.2%を占めております。歳出につきましては、保険給付費、後期高齢者支援金等及び共同事業拠出金が主なものであります。
 次に、農業集落排水事業特別会計は、予算現額5億2,178万4,000円に対し、収入済額1億934万3,581円で、支出済額は2億8,147万9,566円で、執行率53.9%でありました。
 歳入の主なものとしましては、使用料及び手数料で8,370万2,094円となり、収入済額の76.5%を占めております。歳出につきましては、農業集落排水事業費、市設置型浄化槽整備事業費及び公債費であります。
 次に、公共下水道事業特別会計は、予算現額7億9,860万円に対し、収入済額8,780万7,023円、支出済額3億6,038万6,550円で執行率45.1%でありました。
 歳入の主なものとしましては、分担金及び負担金、使用料及び手数料で8,145万123円となり、収入済額の92.8%を占めております。歳出につきましては、下水道事業費、公債費であります。
 次に、介護保険特別会計は、予算現額33億1,323万5,000円に対し、収入済額21億5,893万2,847円、支出済額24億7,461万9,557円で執行率74.7%でありました。
 歳入の主なものとしましては、保険料、国庫支出金、支払基金交付金、県支出金で20億6,323万1,270円となり、収入済額の95.6%を占めております。歳出につきましては、保険給付費が主なものであります。
 次に、介護サービス事業特別会計は、予算現額950万円に対し、収入済額824万167円で、支出済額571万4,414円で執行率60.2%でありました。
 歳入につきましては、サービス収入、繰越金で、収入済額の100%を占めております。歳出につきましては、サービス事業費であります。
 次に、後期高齢者医療特別会計は、予算現額3億4,503万6,000円に対し、収入済額1億8,887万2,295円、支出済額1億8,706万3,465円で執行率54.2%でありました。
 歳入の主なものとしましては、後期高齢者医療保険料であります。歳出につきましては、後期高齢者医療広域連合納付金が主なものであります。
 次に、水道事業会計の収益的収支でありますが、収入につきましては、予算現額9億6,533万4,000円に対し、収入済額7億4,857万3,710円であります。支出につきましては予算現額10億2,312万9,000円に対し、支出済額5億4,695万4,198円でありました。
 収入の主なものとしましては、給水収益であります。支出につきましては、原水及び浄水費、総係費が主なものであります。
 以上でございます。

    執行部あいさつ
議長(相田一良君) ここで、市長より発言を求められておりますので、これを許します。
 中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
市長(中田 裕君) おはようございます。本日ここに、平成24年第1回桜川市議会定例会の開催に当たり、平成24年度市政運営に関する所信の一端を申し述べるとともに、主要な施策についてご説明を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと思います。あわせて議員各位におかれましては、公私ともご多用のところ本定例会にご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 まず最初に、1件報告事項がございますので、それを先に報告をさせていただきます。平成24年3月2日、平成22年の第26号、公金違法支出損害賠償請求事件の判決が水戸地方裁判所において言い渡されました。これは、川那子秀雄氏、横田衛氏、仙波信綱氏3名を原告、桜川市長中田裕を被告とするものであって、平成21年7月に岩瀬駅前広場に設置されたシェルターの工事代金699万3,000円は不当に高額であり、市に損害を与えた,また入札を経ずに施行された本工事には重大な瑕疵があり、市議会の議決をもって治癒されるものではなく、被告桜川市長中田裕は、中田裕と大樹商事株式会社及び職員1名に対して356万6,241円及び年5歩の金員を支払うように請求せよとのことでございました。
 判決内容は、本契約はその締結手続に違法があるとはいえないし、契約金額も適正であり、また本件契約による損害が生じているともいえないから、いずれにしても桜川市が本件各相手方に対して損害賠償請求権を有するということはできないとし、主文、原告の請求を棄却する、訴訟費用は原告の負担をするというもので判決が出ましたので、議員各位にご報告をさせていただきたいと思います。
 それでは、今回の定例議会でご審議いただく案件についてご説明を申し上げます。
 初めに、議案第4号から議案第11号につきましては、平成24年度桜川市一般会計予算及び6つの特別会計予算並びに水道事業会計予算となっております。これらの新年度予算につきましては、後ほど改めて説明をさせていただきますので、予算編成の骨子のみを申し述べさせていただきます。
 歳入面では、税制改正による個人市民税の扶養控除及び特定扶養控除の一部の廃止により、個人市民税の増収が見込まれる一方、固定資産税、各種交付金の減収が見込まれます。また、地方交付税につきましては増額が予定されておりますが、今後とも予断を許さない状況にございます。一方、歳出面では、合併特例債事業であります岩瀬駅自由通路、駅橋上化を進めてまいります。真壁の伝統的建造物群保存地区につきましては、国の補助金を活用し、復旧復興の手助けを行ってまいります。また、他の諸事業につきましても年次計画に沿って鋭意進めてまいりますが、福祉関連等の扶助費の増加とあわせ、各特別会計への繰出金、一部事務組合の負担金等による財政の硬直化が進んでいる状況にございます。
 このような状況を踏まえ、平成24年度予算に当たっては、前年度に引き続き経常経費の枠配分方式、補助金の見直し、事務事業の優先度評価を行いましたが、なお一層の一般行政経費の節減、合理化に努めてまいります。また、将来の財政負担に留意し、市債の借り入れにつきましては、国の地方財政対策としての臨時財政対策債、岩瀬駅跨線歩道橋整備事業の合併特例債、高金利借り入れの水道事業出資金等の借換債を見込みました。一方歳出につきましては、道路新設改良事業、継続事業の新給食センター実施計画や伝統的建造物群保存地区事業といたしまして、伝統的建造物群の修理修景補助金を見込みました。災害対策事業につきましては、災害援護資金貸付金、放射線量測定経費、避難場所等への備蓄用品の経費を見込みました。さらに、高額公費負担による子宮頸がん、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンの接種を実施するとともに、本年度より医療費助成制度を本年まで小学校3年生までだったものを中学3年生まで拡充いたします。また、ひとり親家庭等の指定に中学校、高等学校入学時の祝金も支給いたします。
 平成24年度予算編成に当たりましては、私の政策テーマであります「あなたが主役のまちづくり」を念頭に、第1次総合計画の目指す将来像を具現化するための施策に予算を配分いたしました。
 続きまして、議案第12号 人権擁護委員の推薦につきまして意見を求めることについては、人権擁護委員の推薦に伴い、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものでございます。
 次に、議案第13号から議案第26号につきましては、条例に関する14案件となっておりますが、新たな条例の制定に関するものが4件で、一部改正のものが10件となっております。
 議案第13号 桜川市復興まちづくり基金の設置及び管理に関する条例につきましては、東日本大震災からの復興に向けた事業に供するための基金を設置するため、新たに条例を制定するものでございます。
 議案第14号 桜川市災害復興義援金基金の設置及び管理に関する条例につきましては、一般の方々からいただいた義援金を災害からの早期の復旧、復興に資するための基金を設置するために、新たな条例を制定するものでございます。
 議案第15号 桜川市墓地、埋葬等に関する法律施行条例につきましては、地方分権の推進を図るため、権限移譲により新たな条例を制定するものであります。
 議案第16号 桜川市と茨城県信用保証協会との損失補償契約に基づく回収納付金を受け取る権利の放棄に関する条例につきましては、二重債務問題を解消し、中小企業者の事業再生の促進を図るために、新たに条例制定するものでございます。
 議案第17号 桜川市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例につきましては、桜川市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正するものであります。これは、地方自治法の改正に伴い、特別職の職にあるものの報酬及び費用弁償について改めるものであります。
 議案第18号 桜川市税条例の一部を改正する条例につきましては、桜川市税条例の一部を改正するものであります。これは、地方税法及び地方法人特別税等の改正に伴うものであります。
 議案第19号 桜川市産業活動の活性化及び雇用機会の創出のための固定資産税の特別措置に関する条例の一部を改正する条例につきましては、桜川市産業活動の活性化及び雇用機会の創出のための固定資産税の特別措置に関する条例の一部を改正するものであります。これは、市内に事務所、事業所の新設、また増設をした法人に対して固定資産税を免除するものであります。
 議案第20号 桜川市医療福祉費支給に関する条例の一部を改正する条例につきましては、桜川市医療福祉費支給に関する条例の一部を改正するものであります。これは、医療福祉対象者を現行の小学校3年生までを中学3年生まで拡大し、医療費の助成をするものであります。
 議案第21号 桜川市立保育所設置条例の一部を改正する条例につきましては、桜川市立保育所設置条例の一部を改正するものであります。これは、低年齢児の保育需要の増加に対応するために、児童福祉施設最低基準より算出した定員数に改めるものであります。
 議案第22号 桜川市学童保育クラブの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例につきましては、桜川市学童保育クラブの設置及び管理に関する条例の一部を改正するものであります。これは、新たに学童保育を開設するために追加するものでございます。
 議案第23号 桜川市介護保険条例の一部を改正する条例につきましては、介護保険条例の一部を改正するもので、これは介護給付費や介護報酬の引き上げ等の影響により、介護保険料の改正をするものであります。
 議案第24号 桜川市真壁コミュニティセンターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例につきましては、桜川市真壁コミュニティセンターの設置及び管理に関する条例の一部を改正するものであります。これは、同センターの地番の変更に伴うものであります。
 議案第25号 桜川市都市計画審議会条例の一部を改正する条例につきましては、桜川市都市計画審議会条例の一部を改正するものであります。これは、都市計画区分見直しに伴う審議会内部に専門部会を設置するものであります。
 議案第26号 桜川市農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例につきましては、桜川市農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正するものであります。これは、市組織機構改革に伴い、グループ制を導入するためのものであります。
 続きまして、議案第27号及び議案第28号につきましては、市道路線の廃止及び認定についてであります。
 議案第27号 桜川市道路線の廃止については、道路法第10条第3項の規定により、桜川市泉川土地改良区長方地内ほか94路線を廃止するものであります。
 議案第28号 桜川市道路線の認定については、道路法第8条第2項の規定により、桜川市泉川土地改良区長方地内ほか100路線を認定するものであります。
 議案第29号から議案第35号までは、平成23年度の一般会計と5つの特別会計並びに水道事業会計の補正予算となっております。
 議案第29号 平成23年度桜川市一般会計補正予算(第8号)につきましては、歳入歳出の総額に歳入歳出それぞれ2億3,978万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ176億4,947万7,000円とするものであります。歳入の主なものは国庫支出金と県支出金であり、歳出の主なものは民生費と教育費であります。
 議案第30号 平成23年度桜川市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)につきましては、歳入歳出の総額に歳入歳出それぞれ205万6,000円と追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ58億6,587万円とするものであります。歳入の主なものは国庫支出金と国民健康保険税であり、歳出の主なものは保険給付費であります。
 議案第31号 平成23年度桜川市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)につきましては、歳入歳出の総額から歳入歳出それぞれ191万8,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ5億1,986万6,000円とするものであります。歳入につきましては繰入金であり、歳出は農業集落排水事業費であります。
 議案第32号 平成23年度桜川市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出の総額から歳入歳出それぞれ3,101万2,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ7億6,758万8,000円とするものであります。歳入の主なものは繰入金であり、歳出の主なものは下水道事業費であります。
 議案第33号 平成23年度桜川市介護保険特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出の総額に歳入歳出それぞれ2,938万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ33億4,262万4,000円とするものであります。歳入の主なものは国庫支出金と繰入金であり、歳出の主なものは保険給付費であります。
 議案第34号 平成23年度桜川市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出の総額から歳入歳出それぞれ2,169万7,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億2,333万9,000円とするものであります。歳入の主なものは後期高齢者医療保険料と繰入金であり、歳出は後期高齢者医療広域連合納付金であります。
 議案第35号 平成23年度桜川市水道事業会計補正予算(第2号)につきましては、収益的収入のうち水道事業収益の営業収益3,511万6,000円の減額となり、水道事業費の営業費用が1,131万円の増額となるものでございます。
 以上で本定例会に提出いたしました議案の概要説明を終わります。後ほど詳細につきましては、担当部長から説明をいたしますので、何とぞ慎重なるご審議の上、ご議決くださいますよう心からお願いを申し上げ、ごあいさつといたします。どうぞよろしくお願い申し上げます。
          〔「議長」の声あり〕
議長(相田一良君) 大塚秀喜君。
14番(大塚秀喜君) 休憩の動議お願いします。休憩中に議会運営委員会開きたいと思います。
議長(相田一良君) それでは、暫時休憩いたします。
          休 憩  (午前10時42分)

          再 開  (午前11時00分)
議長(相田一良君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

    議会運営委員長報告
議長(相田一良君) 先ほど議会運営委員会を開催されましたので、議会運営委員会委員長の大塚秀喜君、ご報告願います。
          〔議会運営委員長(大塚秀喜君)登壇〕
議会運営委員長(大塚秀喜君) 休憩中に議会運営委員会を開きました。会議結果を報告いたします。
 日程第4、執行部あいさつの中で、裁判について市長より報告がありました。上告まで2週間ある中で、全然金額的に問題なかったというような発言でありました。裁判の結果でも、仕事の発注については違法であったという結果が出ております。そんな中で、そのことには触れず、本議会で金額については問題なかったというような発言だけというのは、非常に問題が多いのではないかということで、議会運営委員会を開かせていただきました。
 当事者からお話がありまして、あした一般質問が入っていると、その中で議長にこのことについて発言を求めたいということで、議長も多分いいだろうということになると思いますので、議運としては一応先ほどの会議結果の報告ということで、ぜひ市長、考えた発言をしていただきたいということで終わりにしたいと思います。
 以上。
          〔「議長」の声あり〕
議長(相田一良君) はい、林悦子君。
22番(林 悦子君) 議運の報告は、それはそれでわかったのですけれども、上告までに控訴期間が2週間ある間は判決が確定したわけではないので、どっちがどうこうということではなくて、本会議の場で議事録に残すことはふさわしくないと思うので、議事録から抹消されることをお勧めをいたします。
議長(相田一良君) はい、了解。でいいのだよな。
          〔「議長」の声あり〕
議長(相田一良君) 高田議員。
15番(高田重雄君) 今議運の委員長のほうから、あす一般質問の中でそれはお聞きしたいと。でも、これ事前通告の中に入っていないのに、それ許されるのですか。それはあした許されるみたいなことを、議長も受けるでしょうなんていう話は今聞きましたけれども、事前通告をもとに一般質問はやっていると思うのです。それを急遽そこに入れるというのは、私はいかがなものかと思います。
議長(相田一良君) それのことは、まだ時間がありますので、よく勉強してご返事します。
          〔「はい、議長」の声あり〕
議長(相田一良君) 菊池議員。
4番(菊池伸浩君) 4番、菊池ですが、今林議員から、まだ判決が確定していないという話があったのですが、新聞報道等で客観的事実があったということを私は市長が述べたと理解しているのです。ここに判決文持っていますけれども、事実経過の報告というのは、別に間違えたことを言っているわけではないから、明らかな間違いを言うならばあれですけれども、たまたま今回は原告側が却下をされたと、そういう客観的事実だけを述べたわけですから、議事録から削除する必要は一つもないと思うのですが。
          〔「はい」の声あり〕
議長(相田一良君) その辺も含めてよく検討します。
 林議員。
22番(林 悦子君) 裁判というのは、厳粛に受けとめるべきことであって、もし削除しないというのであれば、判決の全文を再朗読していただいて、やはり公平に扱わないと、例えばなぜ本会議の議事録に残ることというか、本会議でやることそのものをふさわしくないと言うかというと、2週間の間にもしかして上告しないかもしれないけれども、するかもしれない。しかし、本会議でそういう発言をすることが、裁判をする人に権利があるわけですから、その人への公的圧力になったときには、決して市長の立場にもよくないだろうと私は思うので、ですから話がどんどん、どんどん広がることもよくないと思いますから、削除をすれば一番簡単に済むのではないかと、それもできないというのであれば、公平を、本会議が人の権利を圧迫するようなことがあっては、圧力になってはいけないので、判決文全文を再読するか、どちらか、2つに1つをすることをお勧めをいたします。
議長(相田一良君) よくよく検討してご返事申し上げます。

    議案第12号の上程、説明、質疑、採決
議長(相田一良君) それでは次に、日程第5、議案第12号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
市長(中田 裕君) 議案第12号の人権擁護の推薦につき意見を求めることにつきまして、ご説明を申し上げます。
 人権擁護委員の推薦につきましては、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、市町村長が議会の意見を聞いて、法務大臣に候補者を推薦するものでございます。現在桜川市の人権擁護委員は9名で、そのうちの1名の委員が平成24年6月30日をもって任期満了となりますので、委員の推薦について議会の意見を求めるものでございます。
 ちなみに委員の数は、岩瀬地区が4名、真壁地区が3名、大和地区が2名となっております。
 それでは、議案に沿ってご説明をいたします。議案第12号として提案いたしました藤田吉玄氏は、住所、桜川市真壁町上谷貝3番地、昭和13年1月10日生まれで、現在74歳になられる方でございます。同氏は、平成15年7月1日に人権擁護委員として委嘱されて以来、現在も引き続き桜川市の人権擁護委員として3期職務に活躍中であり、今般同委員の再任をお願いするため、議会の意見を求めるものでございます。また、ただいまご提案申し上げました方につきましては、地域社会において信頼される人格、識見や中立、公正さを兼ね備えていることなど、社会貢献の精神に基づいて、熱意を持って積極的かつ活発な人権擁護委員活動が期待できる方でございますので、どうぞよろしくお願いします。
議長(相田一良君) ただいま提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
 林議員。
22番(林 悦子君) この選ばれた方そのものは立派な方だと思うので、この方についてどうこうという意見ではないのですが、ちなみに伺いますが、公的、こういう委員とかそういう、70歳を超えると選ばれないとかどうだとかというような一般則みたいなものがあったかなと思うのですが、そういうものとの整合性というか、そんなふうに前、市長おっしゃったことなかったですか。その辺の整合性をお尋ねをしたいと思います。
議長(相田一良君) 中田市長。
市長(中田 裕君) そういうことはないと思います。今は非常に74歳といえども健康体でございますので、立派にお役目が務まるというふうに私は確信をしておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
議長(相田一良君) いいですか。
 林議員。
22番(林 悦子君) では、この方がどうこうという話ではないのです。この人が務まるとか務まらないとかいうことではなくて、70歳でも80歳でも年齢に関係なく、今後いろいろな審議委員とか、いろんな役職等に登用するという意味に解釈してよろしいですか。
議長(相田一良君) 中田市長。
市長(中田 裕君) ケース・バイ・ケースによると私は思います。やはりいろいろな審議会がございます。その中でそのときに最適な方を選んでいくというふうなことでこれからもお願いをしてまいりたいと思います。
議長(相田一良君) いいですか。
 ほかにございませんか。
          〔「いつまででもやっててください」の声あり〕
議長(相田一良君) 質問ないようですので、質疑を打ち切ります。
 お諮りいたします。議案第12号は原案のとおり適任とすることにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(相田一良君) 異議なしと認めます。
 したがって、議案第12号は適任とすることに決定いたしました。

    一般質問
議長(相田一良君) 次に、日程第6、一般質問を行います。
 一般質問については、今定例会においても一問一答方式を採用いたします。1回目は一括質問一括答弁方式とし、2回目以降は要旨ごとに一問一答により行います。なお、質問時間は、答弁を含めて60分とします。初めの質問は対面席に登壇して行い、再質問は自席でお願いします。また、答弁も初めは登壇して行い、次回は自席でお願いします。
 それでは、通告順に従って発言を許します。
 4番、菊池伸浩君。
          〔4番(菊池伸浩君)登壇〕
4番(菊池伸浩君) 4番議員の菊池です。通告に基づいて7点にわたって質問いたします。
 まず1点目は、中核病院問題です。私は、2月27日、筑西市の共産党議員3人と一緒に筑波大学病院長、副院長、さらには研修医担当者の皆さんと1時間にわたって懇談をしてまいりました。中核病院の建設をめぐっては議会は真っ二つになっています。反対する人たちが言うように、中核病院の建設費の負担、ランニングコストの負担については、私も心配はしています。中核病院のゴーサインを出せば、それで安心とは全く思っておりません。
 しかし、一番心配なのは、県西病院が今後どうなるかということです。私は、県西総合病院の立て直しは中核病院との関連でしかできないと考えているからです。
 そこで、今回率直に桜川市の市議会の現状を話して、筑波大学病院側の意見を伺ってきました。桜川市では総論として中核病院の必要性は認識している、問題は県西総合病院が単独での再建が可能かどうか、それとも中核病院との関連でしか再建できないか、この2つで意見が割れています、どう考えたらいいでしょうか、こういう質問をいたしました。
 筑波大学病院側の回答は、県西総合病院を立て直すには、基幹病院をきちんとするしかない、基幹病院の確立なくして県西病院の立て直しはできない、研修医に研修先を紹介する場合、例えば県中央病院と県西病院を提案したときに、研修先に県西病院を選ぶ人は皆無と考えている、現に平成14年を最後に県西病院には研修医は行っていない、幾ら建物を修繕しても、医者は行かないと考えたほうがいい、もし来るという人がいるなら、具体的にどこから何人来るのか、その人に聞いてみてください、こういうのが答えです。さらに、県西病院の現院長が退職すれば、千葉大からの医師は減ると医師の世界では考えられている、こういう答えが返ってきました。
 桜川市として、今の県西総合病院は、医師18人のうち3人が千葉大医局、あとの方は筑波大学医局と聞いています。もし筑波大から医師派遣が当てにならないとしたら、県西病院の立て直しはできないと考えざるを得ないのです。これは、県西総合病院長からも、今の病院を修繕しただけでは若い医師の確保は難しい、こういう見解が示されました。
 桜川市の地域医療再生を考える会の文書には、県西総合病院の単独再生は可能です、こういう文章が明記されています。この文章を読まれての感想を含め、県西総合病院の単独再生について、市の見解を伺います。
 さらに、この問題の最後に、さきの2月29日の臨時議会はわずか3分で閉会となりました。私は、これは議案を審議する議会にとっては自殺行為であると考えています。市長は、門前払いとなった中核病院立ち上げ予算、今後どのように考えているのですか。本議会に追加上程するのでしょうか、3月末に再度臨時議会を開くのでしょうか、それともこのまま見送るのでしょうか、市長の見解を伺います。
 次、2点目です。中学校の武道必修化について。文部科学省の学習指導要領の改訂により、ことしの4月から中学校の体育の授業では武道が必修になります。私は、42年間高校の教員をしてきましたが、この学習指導要領の改訂が教育現場を悩ませるもとになっていました。なぜならば、学習指導要領の改訂は、改訂以前の内容に問題があったから、次の改善策として改訂する、こういう積み上げ方式の改訂ではないからです。改訂前と改訂後には何の脈絡もないというのが実態です。だから、今回の改訂で突然武道が必修に取り上げられたのか、特段の理由は考えられないのです。これは、ゆとりと学力重視の関係でも言えることです。振り子のように行ったり来たりしているのが学習指導要領の改訂なのです。そういうことを、この前提を十分頭に入れて私の質問に答えてください。
 市内の各中学校の選択状況はどのようになっているのか。
 また、特に用具の関係から、柔道の選択が多いと聞いていますが、安全対策が問題となっています。専門家の調査によれば、競技人口当たりの死亡率では、柔道は群を抜いて高い。過去にも旧岩瀬町では部活動生徒が練習中けがをして重症になり、数千万円の見舞金を出した経緯があります。市の中学校の体育教員の柔道経験者、黒帯ですが、どのくらいいるのか。
 大阪では、受け身の指導だけで終わってもいい、こういう配慮もあると聞いていますが、市としてはどのように考えているのか、その安全対策を伺います。
 3つめはイノシシ対策です。イノシシ被害対策について。猟区の廃止に伴って、富谷山周辺地域は自由に猟ができるようになり、一時はイノシシの捕獲が進みました。そのときは、若干イノシシが減ったというふうに富谷山周辺では言われました。ところが、3.11の原発事故により、イノシシの放射能汚染が起き、イノシシの捕獲をする人がいなくなったために、以前にも増してイノシシの被害が多くなっていると市民から情報が寄せられています。
 石岡市八郷地区では売り物のしし鍋が売れなくなり、東京電力に損害賠償請求をするところにまでなっています。しかし、桜川市では放射能汚染によるイノシシ増加に対する被害には手をこまねいているだけではないか、何か対策をとってほしい、こういう声が市民の方から寄せられています。市の対策を伺います。
 4番目ですが、真壁城跡公園事業の進捗状況について。この公園事業については、平成20年の12月議会、さらには22年6月議会と2回にわたって日本共産党の議員が一般質問で取り上げてきました。2年たって3度目の質問です。
 真壁伝承館が完成して、真壁ひな祭りのセンターとしての役割を果たしてきました。あと行政として応援できる大きなものは、真壁城跡公園事業ではないでしょうか。私にはこの事業、遅々として進んでいないように感じます。
 過日、学芸員の方から1時間レクチャーを受けてきましたが、どのようにこれから整備計画を進めていくのか、よくわかりませんでした。またこの事業は国、県、市の3者がお金を出して進めていたはずですが、今は県の補助金がなくなっているとのことです。今後、資金面も含めて、どのようにこの事業を進めていくのか、特に発掘と公園化の事業は相矛盾する面を持っています。発掘に力を入れれば、公園化の事業はおくれる、公園化を急げば発掘がおろそかになる。市としてはどちらを重視していくのか。4年後の28年度が一区切りつくときと聞いています。そのとき、どのような完成形を創造すればいいのでしょうか。簡単で結構ですから、イメージがわくように説明をしてください。
 次、5番目です。岩瀬駅南北自由通路と駅舎の橋上化について。岩瀬駅跨線歩道橋と駅舎橋上化の事業は、設計予算が平成23年度は執行されず、新年度で再び計上されることになりました。私は、当初からこの計画は経済効果もほとんどなく、費用対効果からいっても無駄な公共事業の一つではないか、こう考えています。
 まず、当初計画であった南北自由通路から伺います。南口、つまりインター側からの利用者数はどのくらいと想定しているのでしょうか。
 さらに、この計画に駅舎の橋上化が加わりました。この理由は何なのでしょうか。今の駅舎は、風景にマッチした駅舎で、風情があるという声も聞きます。岩瀬駅北口からの電車利用者には、朝の忙しいとき、走り込んでも間に合うという利便さもあります。無理して駅舎を橋上化する理由が私にはわかりません。このところ、きちんと説明をお願いいたします。
 さらには、この計画にりんりんロードに沿って、図書館を兼ねた交流施設をつくるとも途中から言い出しています。この交流施設も本気でやると考えていいのですか、まだ変更があるのでしょうか。きちんとした全体計画もなく、業者の提案によりずるずる事業規模を拡大するのは問題ではないでしょうか。
 次に、予算の面で質問しますが、過日議員全員協議会で岩瀬駅周辺整備事業概要及び事業費財源内訳の数字が提示されました。これを見ますと、交流施設を除いて、全体で14億円の事業費が計上されています。今回の14億円の計画で市の持ち出し、全体で幾らと考えていいのですか。一般財源の持ち出しは1億1,000万円、それに地方債の返還分、利子も含めると幾らと計算していいのか、お尋ねします。
 さらに、駅舎のJRの負担分は幾らと見ているのですか。以前の総務常任委員会での説明では5%程度、こういう話も聞いております。
 さらに、この14億円の計画に図書館を兼ねた交流施設が加わると、総額は幾らぐらいになるのでしょうか、また市の持ち出し分は幾らぐらいになるのか、大ざっぱで結構ですから、提示をしてください。
 最後に、完成した後の維持費です。特にエレベーターが4基つく。このメンテナンス、1年間幾らと計算しているのでしょうか。
 質問の初めにも言いましたが、私はこの事業は必要性のない、無駄な公共事業だと考えています。この計画、廃止も含めて見直すお考えはありませんか。市長の見解を伺います。
 6つ目ですが、小中一貫校と学校の統廃合について。今全国では小中一貫校をつくるという名のもとに、特に都市部では小中学校の統廃合が進められています。私は、小中一貫校の問題と学校統廃合の問題は別の問題として考えるのがいいと思っています。
 今回の質問は、小中一貫教育についての教育委員会がどのように考えているのか、その基本的見解を伺っておきます。議員さんの中には、同一の場所に小学校と中学校をつくれば小中一貫校だと誤解されている向きもおられます。小学校は初等教育、中学校は前期中等教育と分かれるものです。小中一貫校に教育的メリットはあるのでしょうか。
 よく言われるのが中1ギャップの解消です。これは、子供の発達から見て、なくすほうがいいのでしょうか。私は、ギャップがあって当たり前と考えています。小学校を離陸して、飛躍して中学校に着地します。中学校を離陸して高校に着地します。高校を離陸して実社会や大学に着地するのも同様です。
 また、小学校1年生から中学校3年生までの中学年そろっての朝礼や運動会というのも、一体的な運営は想像しにくいのです。小学校と中学校が連携することは必要ですが、小中一貫校は無理してつくる必要はないと考えるのですが、教育委員会の見解伺います。
 最後の7番目ですが、青柳歩道橋の撤去について。岩瀬庁舎の前の青柳歩道橋は、岩瀬小児童や岩瀬高校生徒も全くと言っていいほど使用していません。この歩道橋は、市はこのまま放置しておく気なのか聞いてほしい、そういう声が市民の方から寄せられましたので、質問いたします。
 私も早速現場を見てきました。外見もさびが浮き出ていますが、階段の上のほうは土もたまり、雑草も生えています。このまま放置しておくのは問題ではないかと考え、この質問をしています。今後使用しないなら、撤去すべきでないか。市の見解を伺います。
 以上で1回目の質問とします。
議長(相田一良君) 菊池伸浩君の質問に対する答弁を願います。
 中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
市長(中田 裕君) 菊池議員さんの質問にお答えを申し上げます。私のほうからは、県西総合病院の単独再生についてという問題と岩瀬駅前自由通路と駅舎の橋上化について答弁をさせていただきたいと思います。
 まず、質問の第1点目、県西総合病院の単独再生について、市の見解をとのご質問でございます。議員各位もご存じのように、平成16年4月から導入された新医師臨床研修制度は、それまでの出身大学の医学部での研修が任意の医療機関でできるとなったものであります。その結果、大学医局の医師が減少し、関連病院への医師の派遣が困難になるとともに、大都市部への大病院の集中に伴い、地方病院への医師不足が深刻な社会問題となっておるところでございます。
 県西総合病院もピーク時には33名の常勤医がおりましたが、平成16年度は30名、現在18名までに減少しております。病院としても医師の確保に懸命に努力をしておるところでございますが、なかなか招聘までには至らないというのが現状でございます。今までにも再三この旨についてはご説明をしてきたつもりでございます。
 このような状況の中で医師の確保を図るには、医師を迎え入れる医療環境の整備、充実が不可欠であります。老朽化した建屋の建てかえ、現代の医療水準に適応した医療機器等のハード面の整備や勤務医の待遇改善、託児所の開設等、女性医師にも働きやすい職場環境の充実、医師研修制度の確立、開業医との連携による3次医療機関を含めた地域医療供給体制の確立等、さまざまな面での整備が必要であり、それに伴う資金も大変重要になってまいります。
 また、県西総合病院の医師も年々1歳ずつ年を加えていくわけてございますので、今後若いお医者さんが研修先として集まれる魅力的な病院としての観点から、今後の大学医局のバックアップも非常に難しく、救急救命、高齢者医療等の十分な機能を果たせる県西総合病院の再生は、大変困難が予想されておるところでございます。
 そういう面で、中核病院等につきましては、鋭意私も議会との話し合いを重ねてまいりたいというふうに思っております。やはり地域医療の崩壊を防いでいくというのは、我々の使命でもあると思いますし、これから公立病院等について非常にランニングコストがかかるというようなご指摘もございます。これらも踏まえて、若い先生方が集まれる病院、これを目指して、議員各位との話し合いを継続して行いたいというふうに考えておるところでございます。どうかそういう面で、過日の臨時会は審議がなされず、閉会してしまいました。非常に残念でございます。これからも私も反省すべきところは反省し、議員各位のご理解をいただけるよう精いっぱい努力をし、これからの方向性を考えていきたいというふうに思います。
 菊池議員が質問の中で、再度提案をするのかということにつきましては、ただいま熟慮しておるところでございますので、よろしくお願いをしたいと思います。
 続きまして、岩瀬駅南北自由通路と駅舎の橋上化についてお答えさせていただきます。
 跨線歩道橋整備に伴う南口からの利用者数についてでございますが、まず鉄道利用者につきまして、過年度に利用者実態調査を実施しております。その結果によりますと、岩瀬駅利用者のうち、駅の南側から利用される方は、平日で全体の約22%で、これを昨年1日平均の岩瀬駅での鉄道乗車人員から算出しますと230人前後となり、これに施設整備に伴う鉄道利用者の増加と鉄道利用者以外の地元住民や自転車道の利用者を合わせて350人前後になると想定しており、跨線歩道橋を利用する人員においては、往復利用すると考えられますので、その倍の700人程度が南口を利用すると考えております。
 次に、駅舎の改良整備について、現駅舎のたたずまいが周辺の景観に合っている、新しくしないほうがよいといった声があるとのお話でございますが、現駅舎につきましては、茨城県近代化遺産に指定されていることもあり、私自身もその歴史的価値を十分認識しておりまして、これを保存、活用しながら後世に引き継いでいくこととし、岩瀬駅周辺整備事業の一事業として計画いたしました。
 そのような中で、新しい駅舎の整備につきましては、今後ますますふえる高齢者の方や障害者も含めた多くの人が安心、安全に利用できる鉄道駅にしたいとの思いから、バリアフリー化に対応した橋上駅として整備する計画を立てました。当然そこでは、桜川市の顔としてふさわしい駅舎であることを前提に、コストも意識しながら、JRとの協議を進めてまいりたいと考えております。
 また、JRが事業費の5%しか負担しないとのご指摘ですが、全員協議会の中で説明しましたように、5億5,000万円の事業費に対しまして、これまでの経過、協議の中で9,900万円程度のJRの負担が見込まれております。この負担割合につきましては、現在JR側と協議中であり、さらなる負担の上積みを求めていきたいと考えております。
 次に、図書館整備についてですが、昨年りんりんロード内に交流機能や防災機能を備えた図書館を整備したいとの思いを述べさせていただきました。これは、跨線歩道橋及び駅舎整備の基本計画の中で、駅前活性化のため、この周辺に人々が集える施設が有効であるとの提案を受け、より一層の活性を図るため、新都市計画に位置づけられている図書館を、それも図書館単体ではなく、東日本大震災を踏まえ、災害に対応した機能やりんりんロードがある駅があるという立地から、サイクリングを楽しむ人々や地元住民、生徒たちが交流をしたり、勉強ができる機能もあわせて整備できたなら、施設としての意義が大きくなるのではないかとの強い思いからでございます。
 特に図書館につきましては、昨年オープンしました伝承館図書室の利用者数が1月までに1万226人、月平均2,000人を超える利用者があり、図書館に対する住民ニーズの高さも想像されることから、この図書館整備につきましても、今後建設検討委員会を設置し、議会や関係機関と協議をさせていただきたいと考えておるところでございます。
 また、岩瀬駅周辺整備事業は、議員全員協議会でご説明したとおりでありますが、図書館整備事業につきましても、岩瀬駅周辺整備事業による事業効果の拡大と補助事業制度の活用の観点などから進めていきたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
 以上でございます。
議長(相田一良君) 続いて、上野教育次長。
          〔教育次長(上野幸一君)登壇〕
教育次長(上野幸一君) それでは、菊池議員さんの2点目、中学校の武道必修化について、4点目、真壁城跡公園事業の進捗状況について、6点目、小中一貫校と学校の統廃合についてのご質問にお答えをいたします。
 まず、2点目の中学校の武道必修化についてのご質問にお答えをいたします。
 市内各中学校の武道種目の選択状況でございますが、5校中4校、岩瀬東中学校、岩瀬西中学校、桃山中学校、桜川中学校が柔道を、大和中1校が剣道を実施する予定でおります。
 次に、中学校体育教員の中で柔道経験者、特に有段者の人数でございますが、柔道を選択する4校の体育教員8人のうち7人が有段者となっております。部活動など指導経験者が7人中2人おります。また、指導者全員が講習会等を受講しておる状況でございます。
 実施に当たっての安全対策につきましては、これまで県が実施しております講習会等への参加、また今後開催される講習会等への積極的な参加を促すとともに、文科省や全日本柔道連盟等の作成による安全な指導のための手引き書の配付等により、指導者が共通理解を持って安全な指導ができるよう努めてまいりたいと思っております。
 指導内容につきましても、基本となる受け身の指導は十分に行うことはもちろん、新年度予算により各校に備品購入費を計上いたしまして、各校の施設の状況に応じ、マット等の購入を予定しておりまして、授業環境にも配慮していきたいと考えております。
 続きまして4点目、真壁城跡公園事業の進捗状況についてお答えをいたします。真壁城跡保存整備事業は、現在平成14年度に策定をいたしました第2次整備基本設計に基づき事業を進めております。真壁城跡は、本丸、二の丸、中城、外郭の4つのエリアがあり、平成28年度までに外郭の完成を目指し、現在事業を進めております。
 しかし、菊池議員さんご指摘のとおり、県補助金が4分の1から8分の1に減額され、平成22年度には停止の状態となっております。また、国庫補助金につきましても、去る昨年の3月11日に起きました東日本大震災の影響により、事業費の圧縮が平成24年度以降懸念される状況にあります。
 このような状況を踏まえまして、停止状態にあります県補助金の復活や国に対しても事業推進のため国庫補助金の確保を図り、目標に向かい事業を進めてまいりたいと考えております。
 また、発掘と事業、どちらを重視していくのかとのご質問ですが、本来国史跡は現状保存が原則ですが、発掘や復元工事は行わないという選択肢もございます。しかし、地域資源として歴史的価値を確認し、わかりやすく活用するためには、発掘と復元工事が必要と考えております。
 発掘の改善点としましては、調査の完了しました外郭の成果を参考することで、中城、二の丸の調査範囲を絞り込めるようになり、調査の省力化を図っております。平成21年度以降の調査は、以前のおよそ4分の1、500平米程度、前後に縮小し、最少の労力で最大の成果が出るよう努めております。発掘が減少した分は、復元工事やデータ整理に費用を振り分け、事業のスピードアップに取り組んでまいりたいと考えております。
 最後になりますが、平成28年度にはどのような完成形を想像すればよいのかとのご質問でございますが、先ほど申し上げましたように、財源確保の面で不確定要素がありますが、外郭、外周の四の堀、外堀でございますが、これの工事が完成をしまして、外郭全体につきましても、平成28年度前後には完成もしくは完成に近い状態となり、一般開放を目指している状況ではないかと考えております。
 なお、一般開放につきましては、歴史教育の場、公園散策の場としてだけでなく、文化、芸術、観光のイベント会場と幅広い活用を考えていきたいと思います。
 中城につきましては、真壁城跡整備検討委員会及び文化庁との協議を踏まえ、実施設計を策定してまいりたいと考えております。
 続きまして、6点目、小中一貫校と学校の統廃合についてのご質問にお答えをいたします。小中一貫教育につきましては、現在の小学校6年間、中学校3年間を分離して考えるのではなく、義務教育機関の9年間を見通した系統性、連続性が生かすことができる教育活動でございまして、児童生徒の発達段階に合ったカリキュラムの編成とシステム上の問題であり、直接的には統廃合と関連するものではないと考えます。
 なお、小中一貫教育には、1つの学校に小中学生が一緒に学ぶ施設一体型、中学校敷地に小学校を建設する併設型、既存の学校を生かした小中学校の連携を深める連携型の3つの型がありまして、地域の実情に合った選択がなされている状況であります。
 また、菊池議員さんご指摘の中1ギャップについては、小学6年生から中学校に入学する際、教育環境等の大きな変化により発生するものですが、人間の発達段階の節目においては、ある程度のギャップがあり、これを乗り越える力も必要と考えられます。しかし、そのギャップにより、一部ではありますが、不適応や不登校などの問題も発生しておりまして、議員さんの言われる着地を和らげる手段として小中一貫教育が一定の役割を果たすものと考えます。
 桜川市においては、平成22年1月に桜川市立小中学校適正規模検討委員会から、当面は児童生徒数の推移に留意しながら、さらに小規模化が進んだ場合には、小学校のみの統廃合ではなく、中学校区を基本とした小中一貫教育を視野に入れた統廃合が望ましいとの答申が提出されております。
 教育委員会としましては、この答申を尊重し、小中一貫教育のメリット、デメリットを十分検証いたしまして、小中一貫教育を視野に入れた小中学校の適正配置を進めてまいりたいと考えております。
 以上で答弁終わります。
議長(相田一良君) 続いて、横田経済部長。
          〔経済部長(横田 一君)登壇〕
経済部長(横田 一君) 菊池議員さんのご質問にお答えいたします。
 現在までの対策を申し上げます。イノシシ対策につきましては、捕獲と防護の両面から対策を講じております。捕獲につきましては、茨城県猟友会桜川支部に約30名から成る捕獲隊を結成していただき、それぞれ1カ月前後の日数で年2回捕獲をしていただいており、平成23年度の捕獲頭数は70頭でございます。また、茨城県政農業共済組合におきましても、同年度に9頭捕獲いたしております。なお、平成22年度からはわな猟免許取得補助金も創設し、捕獲の充実を図ったところでございます。
 さらに、防護につきましては、電気さく、トタンさくの設置者に対して、1人1年1回、購入経費の2分の1以内で、電気さくは上限3万円、トタンさくは上限2万円の補助をいたしており、平成23年度設置件数は33件となっております。
 今後も猟友会の協力をいただきながら、捕獲の充実と山林周辺環境のあり方等についても検討してまいりたいと考えております。
 また、平成24年度に設置いたしました茨城、栃木両県と桜川市及び13の市町で構成する茨城栃木鳥獣害広域対策協議会での情報共有化や広域的対策事業の充実強化を図ってまいりたいと考えております。
 さらに、年度内に桜川市、茨城県、JA北つくば、県西農業共済組合、県央南農業共済組合、狩猟者団体等で構成する桜川市鳥獣害対策協議会を設置し、ハード、ソフト両面の補助事業の導入により、一層対策強化を図ってまいりたいと考えております。
 以上でございます。
議長(相田一良君) 続いて、松建設部長。
          〔建設部長(松輝人君)登壇〕
建設部長(松輝人君) それでは、菊池議員さんの7点目の青柳歩道橋の撤去についてのご質問にお答えいたします。
 岩瀬庁舎前の青柳歩道橋につきましては、地区住民等の要望等によりまして、旧岩瀬町時代に建設省へ歩道橋の設置を要望し、昭和46年2月に建設した道路の安全施設でございます。長年にわたりまして横断歩道橋として利用されてきておりますが、近年老朽化が進み、腐食、さび等が出てきている状況でございます。
 議員さんご指摘の撤去の検討ということでございますが、利用者も皆無ではないことや、解体撤去にも膨大な費用がかかります。そのために、施設の調査、検査等行いながら、安全対策を講じていきたいと考えているところでございます。
 また、地域住民との調整を図りながら、撤去等も視野に入れ、今後の検討課題として取り組んでまいりたいと考えておりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
 以上でございます。
議長(相田一良君) 再質問あれば質問願います。
 菊池伸浩君。
4番(菊池伸浩君) まず、中核病院問題なのですが、27日の筑波大学病院長との懇談ではもう少しシビアなことも言われているのです。ちょっと紹介をしますと、とにかく今地震の被害を受けて、それを直した程度では、とにかく研修医はなかなか、勧めても、研修医の判断で行かないだろうと。千葉大の院長が退職すれば、千葉大からは医師は相当減るだろうというところまでは話したのですが、さらにさっきの中核病院を考える会の委員長報告にもありましたけれども、小児科の先生が退職されるころには、県西病院単独では相当大変なことになるだろうということをはっきり言われました。
 では、中核病院をつくれば、筑波大はちゃんと医師を保証してくれるのかというと、そうではないのです。相談には乗ると、でもできた時点でちゃんと何名は必ず送りますということは言えないと。
 それでは、原中医師会長にお願いすればどうなのかというと、医師会長さんは、そういう派遣する医師、どこにいるのでしょうかねということなのです。開業医さんの医師会の長ですから、大学病院等から医師を派遣する権限というか、力は余り期待はできないような言いぶりです。とにかくどこかから来ますという人の話をすると、それは、ではどこから何人あなたは持ってこれるのですかという具体的な質問したほうがいいですよと、そういう厳しい状況です。
 ですから、反対する人の気持ちも私は十分わかるし、反対して、できなければ経済的に楽になるのかなという気もしないでもないのですが、県西病院がなくなってしまったら、これは大変だろうということを考えますと、何としてもやっぱり県西病院のためにも、中核病院は必要ではないかということを感じました。
 この問題で今熟慮中ということなのですが、やっぱり市長が、この前もウルトラCはないのかという話をしたのですが、ウルトラCというのは、佐賀県の武雄の市長がやったみたいに、これで市長を辞職して、再度これ一本で市長選をやって、市民にみんなの意見を問うと、こういうことをする気はないのかということだったのです。それについて伺います。
議長(相田一良君) 中田市長。
市長(中田 裕君) 確かに菊池議員が筑波大の先生方とお話ししてきた問題は、私も昨年3月の15日に県西総合病院、大変な痛手を受けた、しかし新しく建てかえをするということになれば、やはり医師をしっかり派遣してくれる条件がそろわなければ、なかなかそこまで踏み込むことはできないだろうというようなお話をして、ぜひ脳外関係の先生を派遣していただきたいというふうなことを再三お願いをしてまいった経緯がございます。そのときにも当時からはっきりと、現在の県西総合病院に医師を派遣するということは非常に困難であると言われました。それから、やはりこれからの地域医療を考えたときには、中核病院、その中で県西病院はどうあるべきかということを議論していく必要があると、あとはいろいろ協議会等について、私も医師が集まるか集まらないか、勝負をさせていただけないかというふうなことを議員各位にもお願いした経緯は今申し上げませんけれども、そういう状況でございます。そういう中で、残された選択肢、どうするのだと、県西病院建てかえるのか、あるいは中核病院はこのままでいいのかというような問題、これはやはり慎重に私は考えていく問題であると思います。
 武雄市の話で、市長は一本で市長を辞職してというふうな今お話がございましたが、私はそういうことはなく、やはり住民各位の声を聞かせていただき、まず議会のご理解をいただくというのに今全力を傾注していきたい、しかしそれがいつの時期かということに対しては、現在熟慮させていただきたいということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。
議長(相田一良君) 菊池伸浩君。
4番(菊池伸浩君) それでは次、順番にいきますと、武道の必修化についてはそれでわかりましたが、私が言いたかったことは、学習指導要領の改訂というのは非常にすごいことのように皆さん思うのですが、結構いいかげんなのです、むしろはっきり言うと。それは、だからゆとり教育と学力重視というのがいつも振り子のように言うのです。
 では、ゆとり世代の人は勉強しなくて学力が低いのかというと、そんなことないのです。学力重視の時代の人が学力高いかというと、それも言えないのです。結局何も検証がないまま、大体10年から15年ごとにゆとりをやると、今度は学力重視に変わってくる。今学力重視なのです。また多分あと10年後にはゆとりになっていきますから、そういうものだということです。武道がなぜ入ったかというのは、いまだに私なぞなのです。そういうことで、答弁はよしとします。
 次、イノシシはオーケーなのです。
 真壁の城跡公園事業なのですが、結局学芸員の方も、あの学芸員、特に2人の方は中世の城の研究については知識があるのです、すごく。びっくりしたのですが、その人らが結局生きていないのです。発掘をやりたいのだけれども、発掘ばかりやっていると、何やっているのだと、ただ石ころ探しているのかという感じになってしまって、公園化の事業が進まないと。公園化やると、貴重な発掘資料がみんな埋もれてもったいないという、その辺の矛盾を抱えていて、結局は上の方針がしっかりしないとどうしていいかわからないと、学芸員だけの意思ではできないということを十分感じたので、では私が一般質問で取り上げてやるから、それでということで約束をしてきたもので、その辺もうちょっと、予算がなくなってしまって、もう県はくれない、国も削ってしまうというので。とにかく面積が広過ぎるのです、やるには。だから、それ草取りやるだけで年間200万円かかってしまうという中で、どうしていくのか、もうちょっとわかりやすく方向性があるといいのですが、無理ならばあれですが。
議長(相田一良君) 上野教育次長。
教育次長(上野幸一君) 今後の方向性ということなのですけれども、今の真壁城跡保存整備事業そのものは、国の史跡ということで進めております。当然いろんな、やるにも、先ほども申し上げましたけれども、真壁城跡整備検討委員会、これ大学の先生方で構成されております。また、文科省との協議が必要でございますので、今議員さんもおっしゃったように、いろいろなこと、学芸員の方も先ほど申し上げましたように、観光施設とかそういうものを十分生かしていきたいのだという気持ちはあります。しかしながら、やはりそういう整備検討委員会、また文科省との協議なしにできないものですから、今後その辺をよく検討しまして、できるだけそういう活用できるようにしていきたいと思っております。
 以上でございます。
議長(相田一良君) 菊池伸浩君。
4番(菊池伸浩君) 最後に、岩瀬駅南北自由通路と駅舎の橋上化で、この前全員協議会でいただいた事業費の財源内訳ということがありまして、要するに総額大体、図書館除いて14億円かかると、そのうち一般財源が1億1,000万円だと、地方債としては大体6億円かかると。では、その6億円のうち幾ら市が返済しなければまずいのか、その市の負担分、それを明らかにしてください。
 それからあと、エレベーターの件なのですが、エレベーターがついた以上、多分真っ昼間使う人はほとんどいないと思うのですが、それでもメンテナンスが1年間に必ずかかるのです。それを、こういう大きな建物つくった場合には、後々ずっと維持費がかかっていくという。
 それは、さっきもマ部長が言いましたけれども、歩道橋も塗り直すなら300万円で足りるのだが、撤去すると2,000万円かかると、だから簡単には撤去できないのだという、そういうこともありまして、財源の、今わかっている大まかでいいですから、大体10億円の事業の中で、結局市が負担しなければならない額は幾らぐらいかと、2億円か3億円か、大ざっぱでいいですから、お願いいたしたい。
 あと、エレベーターもどのくらい維持費かかっていくのかという、概算でいいですから、よろしくお願いします。
議長(相田一良君) 臼井市長公室長。
市長公室長(臼井典章君) それでは、地方債の部分の市の持ち出し分がどのぐらいあるのかというお尋ねかと思いますが、ご存じのように合併特例債につきましては、7割が交付税措置されるということでございまして、3割が市の持ち出しということになってきます。それで、今回の事業費の中で、6億105万円という地方債を計画しておりますが、この中で合併特例債が出てきますのがといいますか、3割分につきましては、1億1,755万5,000円が市の持ち出しという形であります。
 それと、また駅舎部分で特例債の対象にならない部分が1,350万円、それから1,570万円ということになりますので、それらを合わせますと総額で3億1,000万円ぐらいのものになるかと思います。
 それから、エレベーターを含めた管理費、維持費ということでございますが、エレベーターにつきましては、ちなみにシトラスでエレベーター管理しているのが約45万円ぐらい維持費かかるということで、相対的なものを合わせますと、これは全く概算でありますが、150万円ぐらいの維持費がかかるのかなというところでございます。
 以上です。
議長(相田一良君) いいですか。
 以上で菊池伸浩君の一般質問を終わります。
 ここで暫時休憩いたしまして、再開は午後1時半とします。
          休 憩  (午後 零時06分)

          再 開  (午後 1時30分)
議長(相田一良君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
 続いて、5番、市村香君。
          〔5番(市村 香君)登壇〕
5番(市村 香君) 5番、市村です。通告により質問いたします。
 まず最初に、1番目の谷貝小学校の学童保育についてです。働くお母さんのために、学校終了後における保育クラブの設置は、どこの地区においても子育て支援は重要な課題となっております。桜川市内11校小学校のうち、残る2校のうち、大国小学校が24年度から設置が決まり、残るは谷貝小学校のみとなっていると思います。その後、アンケート調査等実施して意見を仰ぎ、要望要件が調いましたので、父母代表から学童保育設置の要望申請書が桜川市に提出されましたが、先日確認したところ、市長の決裁がおりているとのことで、大変喜んでおります。ありがとうございます。
 そこで1つは、今後予算設定や使用する場所や指導員の養成など、手続上のことも含めて、いつごろに利用できるようになるのか、お尋ねをいたします。
 また、谷貝小学校は小規模のため、1学年1教室しかないなど、空き教室がありませんので、お母さんたちはプレハブを設置してほしいとの希望もあるようですが、そこのところはどうなのか、お聞きいたします。プレハブ設置も可能かどうか、お願いいたします。
 また、それとは別に、学童保育の準備期間としての月2回程度の保育クラブの設置など、これは児童福祉課と連携しないで、教育委員会独自の対応ができるとのことなので、そこのこともお願いしたいと思います。
 提案として、学校の南側に面し、学校からも見通せるですか、谷貝分館があるのですが、そこの一室を使用することも一案かと思いますので、提案したいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 2番目は、農業委員会からイノシシ被害対策に関する要望書が出たことについてです。1番目の桜川市のイノシシの捕獲状況、被害、それから2番目の捕獲、被害に対するということに関しましては、先ほど菊池議員のほうからの答弁でお答えをいただいておりますので、私は3番目、福島第一原発事故を受けて、今後市の対応はどのようにするのかということをちょっとつけ加えて質問したいと思います。
 イノシシは、頭もよく、臭覚も鋭くて、わな仕掛けとか捕獲がなかなかできない状況と、原発事故の影響を受けて、セシウム汚染での処理方法も苦慮している状況にあります。私、県の審議会しておりまして、今後はイノシシ捕獲した場合の焼却処分も視野に入れた、長期的な対策が必要ではないかと言われております。県では、地域ごとでイノシシ被害状況が違うとして、今後焼却処分や被害対策については、各市町村に任せざる得ないとする考えもあるようですので、今後市としてどうなのか、お伺いいたします。従来どおりでなく、原発事故の今後の予算対策も考慮しなくてはならないと思いますので、できればそこのところもあわせてお答えがあれば、お願いしたいと思います。
 今のところ、県では捕獲に関しましても、1万円ぐらいの補助も、少ないのですけれども、視野に入れているというようなお話もありますけれども、桜川市としても今後大変だと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 次に3番目です。岩瀬駅跨線歩道橋及び駅舎整備事業について伺います。
 まずは、実施設計委託料8,000万円についてですが、私は昨年の3月の定例会で基本設計の2,400万円も決まっていないのに、さらにそこへ岩間駅を参考にした仮の実施設計料を予算計上するのは、時期尚早ではないかと質問した経緯があります。そして、結局昨年12月に見送りをするとして減額することになり、やはり時期尚早だったことは言うまでもないなと思っているところです。ところが、何の説明もなく、今回都市計画から出てきたのはどういうことかなと伺いたいと思っております。
 12月にはJRとも話が、東日本災害もあったせいか、できなかったと言って取り下げました。それからまだ1カ月たつかたたないで2月の全員協議会にはもう印刷ができていたということは、都市整備課で駅周辺整備事業としてこれは印刷してあるわけですから、すぐに確定してできたのだなと私は思いました。
 それに、新市都市計画のときは、合併特例債の補助事業としては岩瀬駅自由通路橋梁化とミニ図書館もあったと思うのですが、それが次は駅舎整備が入りまして、今度は岩瀬駅周辺整備事業に変わっております。それも本当に何か私がどうなのかなと、市長、担当部長にお伺いしたいなと思っております。そういうことで、もしJRに駅舎を委託するについても、今まで総務委員会で、桜川市にとってどのような跨線橋がよいのかとか、岩見沢駅とか美瑛町の駅の2カ所を視察もしてきました。その後、十分に協議検討してほしいとの意見を多分総務委員会で出したと思います。基本設計では、プロポーザル業者から説明は受けたが、実施設計に至るまでの十分な説明や審議はされていなかったと思いますけれども、それのところをお伺いしたいと思います。
 以上3点でございます。答弁によりまして再質問いたします。
議長(相田一良君) 市村香君の質問に対する答弁願います。
 石堀保健福祉部長。
          〔保健福祉部長(石堀 純君)登壇〕
保健福祉部長(石堀 純君) 5番、市村議員さんの質問の1番目、谷貝小学校の学童保育について、学童保育の申請を受けて、今後どのような計画で進めていくのかについてお答えいたします。
 過日、谷貝小学校の保護者から、谷貝小学校学童保育クラブ開設要望書が平成24年2月1日に提出されましたので、受理いたしました。市長までの決裁が終了したところであります。
 学童保育クラブを開設するには、場所の確保と指導員の確保、それに予算の確保が必要となります。学童保育事業では、開設時に放課後児童クラブ環境改善事業補助金として、国が3分の1、県が3分の1の補助金があります。しかし、この補助金は前年度に事前協議をしておきませんと対象にはなりません。設置に係る費用といたしましては、24年度に開設する大国小学校を例にとりますと、工事請負費が134万7,000円、備品購入費が97万1,000円を見込んでおります。開設する場所の改修形態により、補助金の額は変わってまいります。
 谷貝小学校では空き教室がないとのことでありますので、開設する場合には、学校施設にこだわらずに開設に向けていきたいと思います。
 今後、学校等と開設場所等について協議を行いまして、場所が確保され次第、国、県への補助金の事前協議をした上で予算を確保し、指導員を公募し、養成していくという流れで、平成25年度開設に向けて進めていきたいと考えております。よろしくお願いいたします。
議長(相田一良君) 続いて、横田経済部長。
          〔経済部長(横田 一君)登壇〕
経済部長(横田 一君) 市村議員さんのご質問にお答えいたします。
 農業委員会から提出された要望書の概要は、イノシシの捕獲後の焼却処分、これに関連して、捕獲助成金措置と被害防止対策の向上でございます。この要望を受け、市では直ちに調査検討に着手し、現在に至っております。
 イノシシの捕獲後の焼却処分につきましては、筑西広域市町村圏事務組合の管理する環境センターを初めとする県内の同様施設について焼却能力を調査いたしましたが、いずれも能力が低く、本体そのものでは焼却できないため、ある施設ではおおむね10センチメートル厚、別の施設ではそれ以下のスライス処理をもって受け入れるということでございます。この際、解体処理はだれがするのか、補助金を交付して処理をお願いするのか、これらの問題について現在検討中でございます。
 それから、被害防止対策と捕獲の状況につきましては、先ほど菊池議員さんにお答えしたものがすべてでございますので、よろしくお願いいたします。
 次に、イノシシによる被害の概要を申し上げます。被害作物は、野菜類、水稲などほとんどの農作物に及んでおります。これらの被害面積及び被害額につきましては、桜川市独自の調査は行っておりませんので、ここでは茨城県西農業共済組合並びに県央農業共済組合の水稲被害面積と共済金額を申し上げます。平成23年度の被害は、面積10.89ヘクタールであり、被害支払金額は493万1,556円でございます。この支払根拠は、被害面積が3割以上のものについて、7割保証を限度として、その被害の程度に応じて支払われるものであるため、実質はこの金額を上回っております。今後は、野菜等につきましても調査を実施し、実態の把握に努めてまいりたいと考えております。
 次に、福島第一原子力発電所の放射能の拡散につきましてお答えいたします。市では、食品放射能分析機器が配備されることとなっておりますので、これを活用して、全頭検査はできませんが、ある一定の期間をサイクルとして捕獲したイノシシの検査をし、市のホームページ等で公表してまいりたいと考えております。ここで安全性が確認されれば、一般のハンターの方も再び捕獲されるのではないかと考えております。
 以上です。
議長(相田一良君) 続いて、臼井市長公室長。
          〔市長公室長(臼井典章君)登壇〕
市長公室長(臼井典章君) 市村議員のご質問にお答えいたします。
 まず、8,000万円の23年度予算計上の件でございますが、これにつきましては、実施設計費ということで、当初予算で企画事業費の中で予算をしたわけでございます。この当時、23年の予算編成の時期につきましては、この時期、合併特例債の事業といたしましては、27年度までが合併特例債の期間ということでありまして、その期間内に事業終了ということになっておりました。それで、今後の予定を見たときに、実施設計に約1年、それから工期で約2年、それとまたそれに付随する道路等が1年ということで、かなりの期間がかかってまいります。そうした中で、合併特例債、27年までという期間を考えた場合には、できるだけ早くその事業を進めていかなければならないというようなことで、確かに議員おっしゃるように、基本調査設計が途中、まだ契約していない段階ではありましたが、そういった中で時間を有効に使おうというようなことから、23年度の予算に計上をさせていただいたところでございます。
 それから、12月取り下げて、今度都市計画課のほうに行っているというような話でございますが、それにつきましては、この前も全員協議会の中でお話しいたしましたように、本来であれば今まで合併特例債事業として実施してまいりました大和中学校の改築工事、それからまた多目的複合施設、伝承館のように施設の整備、建設事業につきましては、直接担当する課が進めていくというのが本来の形かなというところでございますが、今回の跨線歩道橋並びに駅舎につきましては、国交省、それから県、それとJR東日本といった多くの関係機関と調整すべき案件があったことなどから、企画課のほうで調整を進めてきたところでございます。今回、合併特例債の期間が、この前私全員協議会のときに10年延びるというお話をしましたが、今実際延びているのは5年でありまして、多分10年延びるだろうというところでございますが、そういった中で24年度実施設計に入るということで、本来の担当課であります都市整備課のほうに所管がえをするという形で今後進めさせていただきたいということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。
議長(相田一良君) 再質問あれば質問願います。
 市村香君。
5番(市村 香君) まず最初に1番目ですが、福祉部長のほうのお話はよくわかりましたので、ありがとうございます。
 先ほど答弁をちょっと漏れたようですので、施設につきましては、今度教育委員会のほうが担当だと思いますので、学童保育の件、保育クラブの月2回の件と今後の保育のほうの学校の南側にある谷貝分館の利用についてどうか、どのようになるか、上野次長によろしくお願いいたします。
議長(相田一良君) 上野教育次長。
教育次長(上野幸一君) それでは、市村議員さんのご質問にお答えをいたします。
 放課後子ども教室は、国、県、市がそれぞれ3分の1を負担して実施をする補助事業でございます。平成23年度までは樺穂小学校において開設しておりましたが、樺穂小学校で学童保育が開設されたことに伴い、放課後子ども教室を閉鎖することとなりました。平成24年度は、谷貝小学校で放課後における児童の安全で健やかな居場所づくり、さまざまな体験、経験を通じて、健全な成長を図る目的で、放課後子ども教室を開設する方向で現在計画を進めております。平成24年度予算案に事業費を計上してございます。
 事業の概要でございますが、谷貝小学校児童全員対象に教室への参加を募集いたします。なお、参加料は無料となっております。
 次に、職員2名、コーディネーター、安全管理人を配置しまして、学習や遊びの企画立案や学校との連絡調整を行うとともに、地域ボランティアの皆様のご協力を得て、児童の安全確保を図りながら事業を進めてまいりたいと考えております。
 なお、期間につきましては、平成24年4月から平成25年3月まで毎月第2、第4火曜日の放課後に、谷貝小学校の図書室を中心として体育館やグラウンド、さらには今議員さんからお話がありました谷貝分館工事が完成後は、谷貝分館もご協力を得て活動施設と考えております。
 以上でございます。
議長(相田一良君) 市村香君。
5番(市村 香君) ありがとうございます。今谷貝分館が終了しているところですので、早くでき上がることを待っていたいと思います。谷貝分館が使えないとしますと、月2回の保育クラブも図書室を流用するということみたいなのですが、そうしますと5時までには出なくてはならないということで、3時から4時45分というふうになりますので、できる限り早く谷貝分館のほうが使用できるようにお願いしたいと思います。
 私もそこの一室を見てきたのですけれども、それから地元の区長さんともお話をしまして、対応は大丈夫ではないかというようなご説明を受けています。ただ、最低でもかばんの置くところ20個ぐらいと靴箱と、あと畳が8畳分ぐらい必要ではないかなと思うのです、当初の設備として。その辺のところは、今谷貝分館が直しておりますので、できれば、10万円か20万円だと思いますので、何とか対応できればお願いしたいなと思っているのですけれども、その辺はいかがでしょうか。
議長(相田一良君) 上野教育次長。
教育次長(上野幸一君) その件につきましては、先ほど石堀部長のほうからも、学童保育をするときには施設整備に補助金がおりるということも聞いております。その辺も含めまして、検討していきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
議長(相田一良君) 市村香君。
5番(市村 香君) では、ありがとうございます。今後、谷貝の子供たちも子育て支援を受けられるということで、非常に喜んでおります。市長にもお礼申し上げます。
 続きまして、先ほどのイノシシの件なのですが、県のほうでも本当に今後どうするかというようなことで苦慮しているようでございます。今横田部長が言ったように、普通の各市町村の施設を利用するとなると、今言ったように、スライスとか10センチとかという話も出ておりますので、今後大変だと思いますけれども、いろいろと対策を兼ねて、今後長期的な見直しを立てて、よろしくお願いしたいと思います。済みません。
 次に、3番目の岩瀬跨線のことなのですけれども、先月、2月の17日には建設委員会で予算を認めてほしいとの話があったと伺いました。私も総務委員会のほうでもっともっと十分に協議してもいいのではないかなと思っておりましたので、たまたま一般質問をしようと思っていましたら、29日の臨時会の後に突然総務委員会を開くとのことで、それで初めてこういうふうな今後の実施の工事ですか、予算書の説明がされました。私も予算の仕組みというのはよくわかりませんので、これは後にしたいと思うのですが、昨年3月に実施設計にかかわる経費というのは、基本事業費の5%から8%程度になると聞きました。跨線歩道橋については5億円を想定して、駅舎整備につきましては6億円を基本事業として算出したと聞いておりました。それにもかかわらず、基礎調査の基本設計を経て算出するものなのだけれども、間に合わないからということで、桜川市でも想定している岩間駅の整備の5億円と6億円で計上してということで現在の副市長が答弁されたと思います。そのときは議会の皆さんも、岩間駅は水戸線と常磐線の複線であって、ここ岩瀬駅は単線なだけなので、それほどの事業費は必要ではないとの意見が出ていたのですけれども、そのところはどういうふうに考えているのか、お聞きしたいと思います。
議長(相田一良君) 臼井市長公室長。
市長公室長(臼井典章君) 23年度当初予算を計上した際の積算の根拠でございますが、確かに岩間駅を参考に計上したということで、跨線歩道橋の概算額として5億円を見込み、それの8%ということで4,000万円、それに測量分ということで800万円、4,800万円が跨線歩道橋の概算の設計ということ。それから、駅舎部分につきましては、6億円を事業費として見込みまして、これの5.4%ということで3,240万円という数字が出ますが、3,200万円ということで、4,800万円と3,200万円で8,000万円という数字を出したということでございまして、今回の8,000万円、たまたま同じような数字になっておりますが、去年実施いたしました、コンサルに委託して行いました基本計画、概略設計の内容をJR東日本と検討した中で、8,000万円という新たな数字が出ておりまして、たまたま数字が同じになったというようなことでございます。
議長(相田一良君) 市村香君。
5番(市村 香君) それでは、新市都市計画のときの合併特例債事業の岩瀬駅自由通路橋上化というところから昨年駅舎が入ってきて、都市計画のほうになると、今度は駅周辺整備ということで、9,356万6,000円、1,300万円がふえて、これ全部委託料なのですよね。その辺のところ、8,000万円にかかわる工事がやっぱり岩瀬駅には、この整備には必要だということなのでしょうか。
議長(相田一良君) 臼井市長公室長。
市長公室長(臼井典章君) 岩瀬跨線歩道橋につきましては、合併特例債の事業の中で、合併協議会という中で岩瀬駅跨線歩道橋、要するに地区におきます利便性、それから交通安全を、安全性を考えた中で、協議会の中で新市建設計画の中に位置づけられたというふうに思います。そして、その中で跨線歩道橋だけではなく、新たに駅舎等を加えた中で、駅周辺の活性化、にぎわい、それから利便性を図っていこうという計画の中で駅舎が出てきたということでございまして、そのほかの付随した事業につきましては、今までも例えば跨線歩道橋と駅舎の部分がクローズアップされてきてしまった部分あるかと思いますが、例えば南側の開発の際に、ロータリーとか駅前広場というような形のお話、それからそれに伴う取りつけ道路といいますか、そのものも必要であるというようなお話はしてきてあるのかなというふうに考えております。
議長(相田一良君) 市村香君。
5番(市村 香君) 私は、5年合併特例が延びたということで、もう少し議会と一緒に、私も総務の企画のほうにいて、いろんな夢のあるとか、いい企画、どんなふうに桜川市の駅にとっていいかなということとか、そういうのもみんなで協議して、やっぱり納得のいく形で実行ということで、もうちょっと協議したかったなと思っているのです。だから、やっぱりこういうふうに予算をついてしまうと、ただ単に何か書類に載せて、最初に通過すれば、結局何でもなあなあと進んでしまうのかなと、私は本当に心配性なものですから、そういうのがあるのでちょっと気にしているところなのです。
 事業財源から見ますと、当初歩道橋は5億円、駅舎は6億円と3月で答弁しておりますよね。それは、岩間駅と同じ想定ですから、それでも高過ぎると思いました。でも、ところが今回はさらに岩瀬駅周辺整備事業概要及び事業費財源内訳というところになりますと、今度はさらに歩道のほうが6億5,000万円にふえているわけでしょう、1億5,000万円。駅のほうは当初6億円といったのかもしれないので、5億5,000万円はまあまあかなと思うのですが、どちらにしても11億円で8%で、話が前後してしまいますが、委託料8,000万円というのもそうかなと思ったけれども、その時点で多いと言っていたのに、またさらに多くなるというのがどういう予算の枠組みになっているのかなと思って、これを聞きたいと思います。この事業費財源内訳。
議長(相田一良君) 臼井市長公室長。
市長公室長(臼井典章君) 23年度の予算計上のときにお話ししましたのは、あくまで岩間駅の駅舎と跨線歩道橋を参考に、大体規模的に同じぐらいであるというところから、あくまでその概算で5億円、6億円という見積もりで出した事業費でございます。今回のは、基礎調査並びに基本設計をした中で出てきた数字でございますので、何で高いと言われましても、このような形に設計した中ではなっていくということでございます。
議長(相田一良君) 市村香君。
5番(市村 香君) では、一応事業内容と全体事業費というところをちょっと見て、まず最初に一番下のところの上記内訳というところがあるのです、点々の。上記内訳の赤文字表記、私わからないところもあるので、皆さんプロですので、市長含めた副市長、前の副市長がかかわっておりましたので、あと今の公室長にお聞きしたいと思います。赤文字表記は合併特例債対象事業で、充当率は95%、さらにその70%が地方交付税に参入される。青文字表記は一般補助事業債対象で、充当率は75%、黒文字表記は起債対象外事業、駅舎改良事業の負担金はJRの負担額を整備面積270平米に対して20万円の負担割合で試算した額にこれまでの協議で確認してきた個々の設備に対しての負担額を加えたものとなっています。その後、本事業では社会資本整備総合交付金、括弧してまちづくり交付金とあるのですけれども、だからこれとこれが一緒になってしまうのかどうか、ここちょっとまだ理解とれないのですが、の使途については、交付要綱に抵触しない内容であれば、各要所事業に対する国費の充当割合を固定しないことが認められていることから、駅舎整備事業に厚く国費を充当し、一財の割合を圧縮する計画です、それに伴い、跨線橋事業の起債額が増額しますが、これは合併特例債であり、70%の地方交付税措置がなされることから、有利と思われますと書いてあるので、確かに有利なのだなと思ってよく見ました。そうしたら、まず1つ、駅舎の9,900万円というのはある程度確定なのですか、これ市長。
議長(相田一良君) 臼井市長公室長。
市長公室長(臼井典章君) 確定ではありません。
議長(相田一良君) 市村議員。
5番(市村 香君) では、一応それぐらいの予定ということですね。
 それで、まず1度見てください。跨線歩道橋整備と書いてありまして、全体事業費が6億5,000万円になっております。ここ、国庫補助金の補助の種別と交付率のところにまち交40%と書いてあるのです。まち交40%となると、私普通に計算すると、ここ2億6,000万円になるのです。でも、2億6,000万円ではなくて、1億1,500万円で、跨線補助から充当といって、駅のほうにこの1億4,500万円は入っているのです。この地方債の、さっきの合併特例債が95%で、さらにその70%が地方交付税というところに参入されるから、3%で、後でそれが市の持ち分だと言っておりましたよね。こうすると、まち交40%で5億8,250万円と、これでいいのですか。私の計算からいうと、だから予算の枠組みって、まだ勉強中なのですが、私が計算すると、40%ですから2億6,000万円ですよね。地方債が3億9,000万円、それの75%なので、3億7,000万円と50万円が上ってきて、最終的に2億5,935万円というふうに単純にこうなってくるので、まち交の一部を、こうやって社資交って、社会資本整備交付金とか何かと新しい事業が去年あたりから5年間ぐらいで出たと思うのです。そこに、50%のところにこの1億4,500万円が充当されても、これいいのですか。よくわかる人にお願い、総務部長わかる人。
議長(相田一良君) 臼井市長公室長。
市長公室長(臼井典章君) まず、6億5,000万円の40%になると、国庫補助金は2億6,000万円になるのではないかということでございますが、それにつきましては、確かに議員さんおっしゃるとおり、まちづくり交付金事業の40%で計算すると、2億6,000万円という数字になります。しかし、そうすると、今度駅舎改良事業の中に入っております1億4,500万円を、今の跨線歩道橋整備事業の中から1億4,500万円をこちらに持ってきております。そうすることによって、一般財源の持ち出しを少なくするという形でやっております。これは、一番下の説明書きにありますように、交付要綱に抵触しない内容であれば、国費の充当割合に固定しないことが認められますよということで確認をした中で、できるだけ一財を少なくするという考えの中で、このような手法をとっております。
議長(相田一良君) 市村香君。
5番(市村 香君) そういうことが、ではここで可能なのですね、室長。
議長(相田一良君) 市長公室長。
市長公室長(臼井典章君) 可能であることから、このような形で載せてあります。
議長(相田一良君) 市村香君。
5番(市村 香君) そうしますと、ではまち交の地方債のほうはどういうふうに、これを引いたのでいいのですか。それと、地方債のほうはどうなるのですか。駅舎改良については、ここに起債対象外と書いてあるのですよね、黒文字表記は。なおかつ、駅舎改良の5億5,000万円の中の社資交というのは、まさしく5%補助になると思います、国庫補助で。だけれども、起債は絶対だめになっております。そうすると、これ50%だとすると、5億5,000万円だと、社資交の50%のところは2億7,500万円になるのだと思います。そういうもののからくりが私よくわかりませんので、だからこの持ち出しだけでも何か3億円ぐらいになるのかなと。さっき3億1,000万円が公室長が言ったのと私が計算したのとぴったり合ったのでびっくりしたのですが、間違ってあったのかどうかわかりません。
議長(相田一良君) 臼井市長公室長。
市長公室長(臼井典章君) ここに議員さんがお持ちの表は、要するに跨線歩道橋でいえば6億5,000万円がありまして、そのうち国庫補助金が1億1,500万円という数字になります。これは、まち交、その数字、40%にはなっておりません。ただし、その右の地方債につきましては、全体事業費の6億5,000万円から国庫補助金の1億1,500万円を引いた残りが5億825万円という数字になります。本来が、そのままの40%という数字を使うのであれば、議員おっしゃるように、6億5,000万円のうち国庫補助金が2億6,000万円になりまして、その残りの95%、地方債が3億7,500万円という数字になります。
議長(相田一良君) 市村香君。
5番(市村 香君) それはわかっているのです。計算すれば、これ1億1,500万円引けば5億8,150万円となるのはわかっています。ただ、こういうふうに本来なら2億6,000万円のところ、半分にして、駅のほうに起債がだめなところの社交の50%のほうに持っていって、1億1,500万円だけ引いたものを起債に、地方債にこういうふうにのせられるのですかというのを私は教えていただきたいのです。
議長(相田一良君) 臼井市長公室長。
市長公室長(臼井典章君) 今の、先ほどもお話ししましたように、県の地方課と相談した中で、このような手法が大丈夫だということで了解を得て、議員さんの中にお示しをしているものでございます。
議長(相田一良君) 市村香君。
5番(市村 香君) そうですか。そうすると、何か普通国庫補助で補助金だけは半分に、多分今の言っていることは、社会資本整備総合交付金って、旧まち交といろいろ合わさって、単年度だったら50%、3年から5年かけてずれる場合に、いろいろとやり方が、余ったものは次のときに返さなくても、次にどうのこうのといろいろあって、私もまだ、去年急に、多分22年度かにできたばかりだと思うのです。だから、多分議員の皆さんにもよくわからない人も多いと思うのです。そういう中で、でも一応まち交40%で使ったものを半分以上駅のほうに持っていってしまって、6億5,000万円から1億5,000万円引いただけの地方債をここに組めるのかというのも、普通では私組めないのではないかなと思うのですけれども、ではそれは大丈夫なのですね。
 そうすると、今度その下の社資交のところも50%だと、これ1,750万円と4,550万円とありますよね、駅のほうのところ。ここにこれ、今度逆に地方債に1,660万円と4,700万円とあるのですけれども、これ入れても大丈夫なのですか。市長、だれかわかる人お願いします。
議長(相田一良君) 臼井市長公室長。
市長公室長(臼井典章君) 大丈夫というのは、借りられることか……。
5番(市村 香君) そう。
市長公室長(臼井典章君) はい、大丈夫です。
5番(市村 香君) 大丈夫。
議長(相田一良君) 市村香君。
5番(市村 香君) では、社資交のほうの50%になると、ここ駅舎改良のほうは5億5,000万円のところの半分というと、2億7,500万円なのですよね。これ、このように一般財源に持っていくのは、これどういうふうなあれなのですか。どっちみち、どういう予算の枠組みをしたのですか。
議長(相田一良君) 臼井市長公室長。
市長公室長(臼井典章君) 先ほどから申し上げておりますように、できるだけ一財の持ち出しを少なくするような中で、財源内訳を考えながら出しているものでございます。
議長(相田一良君) 市村香君。
5番(市村 香君) では、私も勉強不足なところがありますから、何とも言えないのですが、やっぱり駅舎のほうも社資交50%なのに、21万円、でも持ち出ししなくてといっても、国庫補助は全部補助ですから、何も2億1,150万円にしなくても、2億7,500万円でも私はいいのではないかなと思って、一般財源の6,650万円は使わなくてもいいのではないかなと。もっと多くなるのですけれども、社資交の50%を国庫にやれば、あとこっちに2億7,500万円が一般財源から出さなくてはなりませんから、ここが国庫補助金が2億7,500万円で、一般財源が2億7,500万円となって、大体やっぱり3億円ぐらいになるのかなと思うのですが、あと合併補助金定額というのはどういうことですか。
議長(相田一良君) 臼井市長公室長。
市長公室長(臼井典章君) 合併補助金定額というのは、これ合併に際しまして、国、県の補助金の一つでありまして、これ国の補助金になります。市町村建設計画の期間内に3億9,000万円を上限として、合併に伴って必要性が生じた事業に対して交付されるということでございまして、3億9,000万円の内訳といたしましては、5,000万円掛ける2町、それから裏が3,000万円ということで、1億3,000万円の3年ということで3億9,000万円という数字が出ております。
議長(相田一良君) 市村香君。
5番(市村 香君) では、さらに聞きます。この駅舎改良に合併補助金定額というのは使えるのですか、駅舎に。
議長(相田一良君) 臼井市長公室長。
市長公室長(臼井典章君) 使えるので、ここに計上してございます。
議長(相田一良君) 市村香君。
5番(市村 香君) これ始まったばかりのことなので、よく予算の、悪い意味ではなくて、いい意味でも予算のからくりというのがみんなで勉強しないと大変だなと私思ったのです。結論は、14億円というところがやっぱり、この前の総務委員会でどなたが言っていましたけれども、幾らあれでも14億円ではなくて、10億円ぐらいでいいのではないかなと私も思います、もしやるにしても。でも、とにかくこういうことで、新しくなった社資交のこともありますし、もう少し十分に協議をして進めていくのが、私はこれお金が望ましいのではないかと思います。
 先ほど皆さんも話題になっております中核病院の件も、500万円のこととか百三十何万円に減ったとかと言っていますけれども、やっぱりこういうふうに最初に、何げに基本設計というのも、まだ基本設計もできていないのに、実施設計が8,000万円組まれると、今度その8,000万円に合わせたような予算が、もちろんお金は使えれば使ったほうがいいですから、いいものができればいいです。だけれども、やっぱりもう自分も大変な思いをしていますので、お金は大変だなと身にしみているわけです。ですから、そういう意味でやっぱり病院のお金、中核病院にしても、ただ最初に何にもわからないで、100万円だろうが何だろうが予算をつけてしまうと、何げにそれがいつの間にか、12月の定例に引いたものがもう1億3,000万円ふえて、今度都市整備に出てきて、今度は本当に、新市の合併特例債は自由通路なのです。駅なんてどこにも書いていないのです。ただそれを橋上化して、橋かけてつくるかつくらないかということとミニ図書館だったと思います。そこに何か、それ駅をつくらなくてはだめだどうので駅になってきてと、今度それをもう多分完全につくるという想定なのだと思います、この14億円か20億円かけて。だから、もう今度岩瀬駅周辺整備事業に用地境界測量委託料ですか、97万7,000円、地質調査委託料、不動産鑑定委託料、都市計画決定図書作成委託料、それに跨線橋の実施設計委託料8,000万円と進入路とか何かいろいろになって、工事がもう大型でも何でもどんどん入れるようになってきてしまっているのかなと思うのです。ですから、もうちょっと十二分に協議をして、していってもらいたいなと思ったのです。
 ちなみに、本事業に使われる社会資本整備総合交付金というのと、私の認識では旧まちづくり交付金が一部これに入ったかというのはわかるのですけれども、本来のまちづくり交付金というのは今でも残っていると私は理解しているのです。社会資本整備総合交付金と(まちづくり交付金)とまた別ではないかと思うのですけれども、それはどうでしょうか。
議長(相田一良君) 臼井市長公室長。
市長公室長(臼井典章君) 同じ中の事業という考えでよろしいかと思います。
5番(市村 香君) そうですか。
議長(相田一良君) 市村香君。
5番(市村 香君) わかりました。では、駅舎の5億5,000万円の社資交50%の2億1,150万円というのと一般財源が6,650万円とありますよね。この分け方はどんなふうに。駅から、JRから9,900万円、1億円もらうということも入ってこれやっていると思うのですけれども、これを一般財源から6,650万円出さなくても、私は社資交のほうに入れておけばいいのではないかと思うのですけれども、それはずっと持ち出しが安いということですか。
議長(相田一良君) 臼井市長公室長。
市長公室長(臼井典章君) 社会資本総合整備事業交付金につきまして、総枠で幾らというのが決まっておりますので、それ以上出てきませんので、要するに不足分については一般財源で補っていくということになるかと思います。
議長(相田一良君) 市村香君。
5番(市村 香君) わかりました。
 では最後に、私は今の副市長にも信頼しておりましたし、あれなので、ちょっとこの経緯について、それから今一生懸命公室長も、本来ならばこの説明は都市整備課の建設部長のほうからお伺いすることが、ずっとこれ項目は移動しても、説明は今企画のほうで答弁しているというのも、あえて言えば異様ですよね。もうこっち、予算を移動しているのに、前の方が説明するというのは。だから、それぐらいに前の方が知っていて、今度の新しい都市整備課のほうにはまだわからないということなので、もうちょっとその辺はもっと十分な議会の説明と協議をして、これから進めていっていただきたいと思います。
 最後に副市長か市長にご答弁をお願いして終わりにしたいと思います。
          〔何事かの声あり〕
議長(相田一良君) 飯嶌副市長。
5番(市村 香君) いや、副市長、答弁ではなくて、お願い。
副市長(飯嶌洋一君) 十分協議をしてということだと思います。そういった中で、今回、先ほどから市長公室長のほうでも説明をいたしましたように、実際の事業というようなことになったということで、今回からは都市整備課のほうに予算を上げるということで、今までの経緯、そういったものがございましたので、市長公室のほうで答弁をしたということでご理解をお願いいたします。
 今後は、今市村議員さんがおっしゃるように、十分、先ほどの図書館とそういったものでも建設委員会を立ち上げながら協議をしていくというような答弁してございますので、そういった意味も中で含めて、十分この問題についても議会とご相談をしながら、事業を進めてまいりたいと考えておりますし、またそういった意味で事務局のほうにも指導していきたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
議長(相田一良君) 市村香君。
5番(市村 香君) では、よろしく。とにかくまだ理解できておりませんので、この予算のからくりを後でよく説明お願いしたいと思います。
議長(相田一良君) 以上で市村香君の一般質問を終わります。
 ここで暫時休憩いたします。
          休 憩  (午後 2時20分)

          再 開  (午後 2時30分)
議長(相田一良君) それでは、休憩前に引き続き会議を再開いたします。
 続いて、1番、萩原剛志君。
          〔1番(萩原剛志君)登壇〕
1番(萩原剛志君) 1番議員、萩原剛志です。通告に従いご質問させていただきます。
 初めに、フェイスブックについてご質問いたします。本年1月に桜川市のフェイスブックページが開設されました。フェイスブックとは、ソーシャルネットワークサービスの一つで、ツイッターと同様のサービスです。フェイスブックは、世界で約8億人、国内で約1,200万人が利用しています。昨年、フェイスブック創設者を主人公とする映画も上映しました。
 私は、一昨年の12月の定例会で市のホームページの改善と、昨年6月の定例会でツイッターの推進について一般質問を行いました。昨年12月1日に市のホームページが改善され、見やすく使いやすいホームページになりました。また、市のツイッターアカウントが開設され、市の情報提供サービスがさらに拡充されました。現在の桜川市公式ツイッターのフォロワーは230名を超えました。さらに、フェイスブックページが1月に開設されました。茨城県内の自治体でフェイスブックページを開設したのは桜川市が初めてで、茨城新聞でも取り上げられました。現在の桜川市フェイスブックの登録者は、きのうの確認で385名となり、市内を初め県内外の方が登録しているようです。
 フェイスブックの利点は、ホームページのように情報が一方向からではなく、受信する側と双方向の情報交換ができ、市の情報を発信した後、反応や受信側からのコメントなども書き込めます。ツイッターとの違いは、フェイスブックは基本的に実名登録となっていて、成り済ましなども起こりにくいのですが、個人情報などの問題もあり、簡易性の高いツイッターとの併用が望ましいと考えます。
 現在市のフェイスブックでは、市の行事や情報などを発信しています。3月3日まで行われた真壁のひな祭りの情報や市営駐車場の状況、天気や気温などを発信し、タイムリーな情報が得られました。今後市としてフェイスブックをどのように利用していくのか、市の見解をお伺いいたします。
 また、市のツイッターも含め、多くの市民が登録し、利用することが望ましいと考えます。災害時の情報確認なども有効なため、市民への告知や利用方法、使い方など、ツイッターやフェイスブックを利用していない方も新たに登録できるように、積極的に取り組んでいただきたいと思います。市の対応などをお伺いいたします。
 次に、公衆無線LAN、Wi―Fiスポットの設置についてご質問いたします。最近では街角や駅、コンビニなどの商業施設などで、無線でインターネットが利用できる公衆無線LANやWi―Fiスポットと呼ばれる接続ポイントがふえています。このWi―Fiスポットの付近で携帯電話やスマートホン、タブレット端末、パソコンなどが無線で接続でき、インターネットに接続できます。最近では、iPhoneなどのスマートホンやiPadなどのタブレット端末が急激に増加し、有線回線に接続せずに高速インターネットを利用する利用者もふえています。中心事業各社は、公共の場でも無線でインターネットに接続できるWi―Fiスポット全国に設置し、利用できるように展開しています。
 桜川市内でも一部のコンビニやマクドナルド、トヨタの自動車ディーラーなどで利用できます。Wi―Fiスポットには通信事業各社のステッカーが張ってあり、その通信事業者のサービスが受けられます。スマートホン販売数の急激な増加で、一時的に通信できない状況が発生していますが、その緩和策としてもWi―Fiスポットは有効です。
 桜川市内の公共施設に無線LAN端末を設置し、Wi―Fiスポットとして利用できるように取り組んではどうでしょうか。例えば真壁伝承館や真壁郵便局などをWi―Fiスポットとすることにより、ひな祭りや重伝建見学などの若い観光客の増加や市のイメージアップにもつながります。また、市役所各庁舎やシトラス、中央公民館などに設置することにより、市民がサービスを受けることができ、施設の利用促進にもつながります。また、災害時、携帯電話がつながりにくい状況でも、通電していればWi―Fiスポット周辺では通信可能な状況になります。桜川市は、市内に公設民営方式で光通信網を整備してあるため、その光通信網の利用拡大にもつながっていくと考えます。先進的なサービスですが、話題性もあり、市のイメージアップや広報にもつながってくると考えます。ぜひ取り組んでいただきたいと思いますが、市の見解をお伺いいたします。
 次に、B級グルメの推進についてご質問いたします。昨今B級グルメのイベントであるB―1グランプリが話題となっています。B―1グランプリとは「B級ご当地グルメの祭典B―1グランプリ」が正式名称で、日本全国の自慢の料理が提供されます。しかし、このイベントの目的は、料理を売ること自体を目的としているのではなく、料理を通じて地域をPRすることで、一人でも多くの方に現地に足を運んでもらおうという地域活性化を目的とした町おこしイベントです。このイベントを通して有名になった料理を求めてご当地にたくさんの観光客が訪れ、地域の活性化につながっています。
 具体的には、静岡県富士宮市の富士宮焼きそば、青森県八戸市の八戸せんべい汁、千葉県勝浦市の勝浦タンタンめん、秋田県横手市の横手焼きそば、静岡県浜松市の浜松ギョーザなど、その地域ならではの料理がB―1グランプリの上位になり、その団体が表彰されています。中には地域の観光資源として自治体が積極的に取り組んでいるところもあります。
 桜川市としても、地域の特産物などを生かし、B級グルメ料理の研究や開発を推進し、取り組んではどうでしょうか。市内の取り組みの事例など、現状やお考えなどをお伺いいたします。
 最後に、クレアチニン検査の推進についてご質問いたします。昨年の12月の定例会でご質問したクレアチニン検査について、国の特定健診により検査項目から外されたと伺いました。県内の状況をお伺いしたところ、県内は約半数の21市町村が実施し、増加傾向にあり、オプションで1回の費用は210円、現在の健診者が約4,000人弱なので、約80万円との答弁がありました。
 前回、クレアチニン検査の必要についてはお話ししましたので、割愛させていただきますが、桜川市の人工透析患者が約140名で、1人当たり年間500万円から600万円、総額7億円から7億5,000万円もの医療費がかかっているとお伺いいたしました。自己負担ではなく、公費としてクレアチニン検査を追加し、健診者が自分の腎臓の状態を知ることで、今後の人工透析患者数を減らし、市の医療費負担を軽減することができると考えます。市の見解をお伺いいたします。
 以上、4項目についてお伺いいたします。
議長(相田一良君) 萩原剛志君の質問に対する答弁を願います。
 臼井市長公室長。
          〔市長公室長(臼井典章君)登壇〕
市長公室長(臼井典章君) 萩原議員のご質問にお答えいたします。
 現在、桜川市におきましては、市の情報発信の手段といたしまして、広報紙やホームページはもちろんでありますが、ツイッターやフェイスブック等、新たな情報手段を活用しながら、さまざまな情報の発信に心がけているところでございます。
 1月17日に運用を開始しましたフェイスブックにつきましては、フェイスブックを活用すること自体で話題性を提供するとともに、市内のさまざまな機関が発信する公共性の高い新鮮な情報を口コミ的に広く伝えることや、利用者とのコミュニケーションを図りながら、市民の方々のニーズを把握するなど、情報収集に役立て、多くの方が桜川市に興味を示していただくことを目的の一つとして運用をしております。
 このようにフェイスブックを活用することで、今桜川市で何が起こっているのか、リアルタイムでより正確な情報を、しかもコストをかけずに発信できるとともに、市民の皆様からのご意見もいただけるようになりました。このような双方向型の情報発信は、市民との信頼関係構築にもつながるものと考えているところでございます。今後、スマートホンなど携帯ツールのさらなる普及に伴い、情報のやりとりがますます活発する中、フェイスブック等の利活用は地域コミュニティーにおける課題の解決や地域の活性化のため、重要な手段となるものと考えております。
 また、ツイッターやフェイスブックは、昨年の大震災で防災行政無線などを補完した実績もあり、特にフェイスブックは平成24年2月27日、つい先ごろでございますが、大規模災害が発生した際に安否を確認できる災害用伝言板機能を世界に先駆けて日本国内の利用者向けに公開いたしましたところでありますので、今後防災対策の一つとして活用は大変有効になるものと考えております。
 フェイスブックの自治体による活用は、先進的な取り組みのため、全国的にもまだ活用事例は少ないところでありますが、優良事例を参考にし、観光、福祉、教育、安心安全など、使い方を限定することなく、フェイスブックの利点を最大限活用した中で情報提供しながら、地域の活性化につながるよう活用していきたいと考えております。
 しかし、議員ご指摘のように、フェイスブックやツイッターを社会インフラとして活用していくためには、職員はもとより、多くの市民の方に利用していただく必要があります。現在職員につきましては、約130名が登録しているところでありますが、今後研修等を実施しながら、利活用を図っていきたいと考えております。
 また、フェイスブックの周知につきましては、ホームページ、ツイッター、「広報さくらがわ」、そしてひな祭り会場や各企業へのチラシの配布、さらに各庁舎にあります桜川市コミュニティービジョン等により周知を図っているところでございます。
 今後は、さらに消防団、PTAなどの各種団体に呼びかけて、利用者の拡大を図っていきたいと考えております。
 また、ツイッター、フェイスブックともにすべての機能を利用するには、利用者の登録作業が必要となります。初心者には若干煩雑な作業でありますので、今後さまざまな機会を設け、基本的事項について学習するセミナーなどを開催するとともに、トレーナー養成講座等を開催し、講師になる人材を育成しながら、普及に努めてまいりたいと考えております。
 続きまして2点目、公衆無線LAN、Wi―Fiスポットの件でございますが、公衆LAN、Wi―Fiスポットにつきましては、近隣自治体の公共施設におきましても、少しずつではありますが、設置している市町村が出てきている状況にあるかと思います。
 当市におきましても、今後公共性やセキュリティー面を十分に考慮しながら、公共施設への利用を検討していきたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
 以上でございます。
議長(相田一良君) 続いて、横田経済部長。
          〔経済部長(横田 一君)登壇〕
経済部長(横田 一君) 萩原議員さんのご質問にご答弁申し上げます。
 B級グルメとは、安くてうまい地域の名物料理ということでありますが、桜川市でも以前から市内の飲食店や商工団体等で地域活性化の観点から、地元の農産物などを使った料理の研究、開発について取り組まれており、市としてもこのような活動に対して支援をしているところであります。
 まず、これまで市で行ってきた支援についてご説明いたします。平成16年度から当時の真壁町商工会が取り組んできたすいとんの特産品開発「うまかべすいとん」につきましては、商工会の合併後も市内外のイベントに出店し、PR事業及び定着化を図っており、市ではこの活動に対して商工会等地域振興対策補助金として40万円の補助金を交付いたしております。今年度、商工会が実施したすいとんPR事業は、10月に笠間市で行われたB級グルメサミットや11月に行われた龍ケ崎市食の祭典に参加するなど、市外でのPRにも力を入れて活動いたしております。
 また、ことしの真壁のひな祭りでは、11件の飲食店でオリジナルすいとんを食べることができ、これはB級ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会に茨城県で唯一準会員として加盟している笠間のいなり寿司いな吉会とほぼ同じ取扱店数でありますが、まだ知名度が低く、市全体に普及しているとはいえない状況であります。
 今後の取り組みについて申し上げます。特産品開発は、営利を目的とした収益事業という面もあるため、市ではなく商工会が中心となって活動している地域が多く、桜川市でも引き続き商工会が中心となって行う特産品開発に対して支援を続けていくことといたしております。この一環として、真壁地区のすいとんだけではなく、新たに桜川市全体として特色が生かせるような特産品を開発するよう、商工会と共同で検討に着手いたしました。特産品開発は、観光の振興や農産物の地産地消、ひいては町おこしなどの相乗効果も期待できるため、これまでのように財政的な支援だけではなく、市民の意見を取り入れながら、市と商工会で定期的に情報交換を行ったり、先進事例、成功事例の研究などを行ってまいります。
 具体的には3月中に商工会で広く市民の皆様にアンケートを行い、新たにどのような特産品開発を行うかの前段調査を行います。その後、7月ごろまでに、仮称ではありますが、桜川市名物づくり委員会を設立し、アンケートの結果をもとに、新たな特産品の開発を行い、地域振興、観光振興策として推進していく予定でございます。
 以上でございます。
議長(相田一良君) 続いて、大川市民生活部長。
          〔市民生活部長(大川正彦君)登壇〕
市民生活部長(大川正彦君) 萩原議員さんの4番、クレアチニン検査の推進についてご答弁申し上げます。
 血清クレアチニン検査につきましては、血清クレアチニン値は現行の特定健診、保健指導が始まる際、厚生労働省の検討会で、腎機能障害の早期発見のための項目として議論に掲げられましたが、尿たんぱく検査が有効との判断から組み込まれなかったと、そういう経過があったことについては、前回のご質問においてご説明申し上げました。
 しかし、現在検査を行っている市町村におきましては、特定保健指導の中で血清クレアチニン値を説明すると、対象の高血糖や高血圧のリスクコントロール意識が高まると指摘がされております。また、日本医師会委員は、保健指導しないのであれば、特定健診の検査項目として要らないというふうになりがちですが、健康のための健診に必要かという議論であれば、臨床の現場ではだれもクレアチニン検査はやるべきと思っているというふうな意見がございます。
 桜川市におきましては、こうした他町村の動向を内部で論議し、また2月の国民健康保険運営協議会にお諮りし、平成24年度から特定健診時におきまして、国民健康保険の被保険者等に新たに負担を追加することなく実施する予定でございます。
 以上でございます。
議長(相田一良君) 再質問あれば再質問願います。
 萩原剛志君。
1番(萩原剛志君) 初めに、フェイスブックについてですが、昨年文教厚生常任委員会で視察しました佐賀県武雄市には、市役所の秘書広報課にフェイスブック係がありまして、市のホームページもフェイスブックに移行されています。さまざまな取り組みを行っているのですが、フェイスブックページ内のF&B良品TAKEOというのがありまして、そこでは市内の特産物を紹介し、ネットで販売したり、市の特産物のPRと産業の活性化を図る取り組みがなされています。全国でも本当に例がない、先進的な事例だと思うのですが、こういった武雄市などの先進地と提携し、特産物などのPRも行ってみてはどうかと考えますが、市の見解をお伺いいたします。
議長(相田一良君) 臼井市長公室長。
市長公室長(臼井典章君) 武雄市の状況等をよく踏まえまして、しっかり勉強して、そのうちできるものであれば活用していきたいというふうに考えております。
議長(相田一良君) 萩原剛志君。
1番(萩原剛志君) では、続いてB級グルメに関してですが、B級グルメの料理を開発するというのは、非常に難しいことでありますけれども、桜川市に行ったらあれを食べよう、またあれを食べに桜川市に行こうと、そういった状況になれば、観光客も増加すると考えます。真壁のひな祭りやほかの行事とも関係して、経済効果にもつながるのではないかと考えます。
 ちなみに、今回で10回目の真壁のひな祭りの来客数なのですが、初年度からちょっと教えていただけないでしょうか。
議長(相田一良君) 横田経済部長。
経済部長(横田 一君) お答えをいたします。
 初年度からということでございますけれども、今手元に資料がございませんので、後でご報告申し上げますが、近年の状況は約10万人ほどおいでいただいております。それから、直近、ことしのひな祭りにつきましても、同じような数字かなと思います。ただ、本年は傾向として平日の来訪者が非常に多かったのかなというように考えております。
 以上です。
議長(相田一良君) 萩原剛志君。
1番(萩原剛志君) いずれにしましても、ひな祭りに関しても、今回は震災の影響もあったかと思うのですが、年々やはり同じ状況の中では、何か変化を加えていかないと、そういった観光客の増加というところもいずれ難しくなってくるのではないかというふうに考えます。そういったところで、ぜひとも市独自で行うことでありませんが、そういったことをやっぱり推進していくということでお願いしたいと思います。
 いずれにしましても、今回質問した4項目の内容は、市のPRやイメージアップ、景気対策、財政削減などにかかわる重要な内容でもあるというふうに考えております。ぜひとも前向きに取り組んでいただくことをお願いしまして、一般質問を終了いたします。
 以上です。
議長(相田一良君) 以上で萩原剛志君の一般質問を終わります。

    散会の宣告
議長(相田一良君) 以上で本日の日程は終了しましたけれども、これから全員協議会を開きますので、直ちに全員協議会室のほうに移動を願います。
 本日は散会いたします。
          散 会  (午後 2時56分)