平成23年第4回桜川市議会定例会議事日程(第3号)
平成23年12月16日(金)午前10時開議
日程第 1 議案第81号 桜川市税条例の一部を改正する条例
日程第 2 議案第82号 桜川市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例
日程第 3 議案第83号 桜川市下水道条例の一部を改正する条例
日程第 4 議案第84号 平成23年度桜川市一般会計補正予算(第6号)
日程第 5 議案第85号 平成23年度桜川市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
日程第 6 議案第86号 平成23年度桜川市水道事業会計補正予算(第1号)
日程第 7 議案第87号 市の境界変更について
日程第 8 議案第88号 境界変更に伴う財産処分に関する協議について
日程第 9 議長報告第1号の委員長報告
日程第10 議会運営委員会、各常任委員会、議会広報特別委員会、中核病院を考える会特別委
員会の閉会中の継続調査
日程第11 執行部あいさつ
追加日程第1 議員提出議案第6号 「緊急事態基本法」の早期制定を求める意見書
〇出席議員(21名)
1番 萩 原 剛 志 君 2番 鈴 木 裕 一 君
3番 仁 平 実 君 4番 菊 池 伸 浩 君
5番 市 村 香 君 6番 岩 見 正 純 君
8番 飯 島 重 男 君 9番 中 川 泰 幸 君
10番 皆 川 光 吉 君 11番 増 田 豊 君
12番 潮 田 新 正 君 13番 相 田 一 良 君
14番 大 塚 秀 喜 君 15番 高 田 重 雄 君
16番 増 田 俊 夫 君 17番 川 那 子 秀 雄 君
18番 橋 本 位 知 朗 君 19番 増 田 昇 君
20番 塚 本 明 君 21番 上 野 征 一 君
22番 林 悦 子 君
〇欠席議員(1名)
7番 小 高 友 徳 君
〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
市 長 中 田 裕 君
副 市 長 飯 嶌 洋 一 君
教 育 長 石 川 稔 君
市長公室長 臼 井 典 章 君
総 務 部 長 山 田 澄 男 君
市民生活部長 大 川 正 彦 君
保健福祉部長 石 堀 純 君
経 済 部 長 横 田 一 君
建 設 部 長 松 輝 人 君
上下水道部長 若 林 鉄 郎 君
教 育 次 長 上 野 幸 一 君
会計管理者 太 田 昭 君
〇職務のため出席した者の職氏名
議会事務局長 笠 倉 貞 君
議会事務局書記 入 江 豊 君
議会事務局書記 仲 田 浩 司 君
議会事務局書記 長谷川 勇 貴 君
開 議 (午前10時01分)
〇開議の宣告
〇議長(相田一良君) 改めて皆さん、おはようございます。
本日の出席議員は19名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立しますので、これより本日の会議を開きます。
〇報告
〇議長(相田一良君) ここで、大川市民生活部長より12月13日に発生した富谷山林中腹の建物火災について発言を求められておりますので、これを許します。
大川市民生活部長。
〇市民生活部長(大川正彦君) 自席から失礼いたします。おはようございます。
先日、議会の一般質問の中で萩原議員さんから富谷地内の水戸女子高等学校所有の建物火災についての問い合わせがありましたので、ご説明申し上げます。
平成23年12月13日15時10分ごろ、富谷2156番地の水戸女子高等学校の林間学校教場で発生した建物火災でございますが、出火場所は富谷山中腹の建物火災、床面積318.4平米でございます。15時10分、消防指令課より出場指令を受け、消防署第1出場隊7隊、桜川市消防団第1出場分団8小団を出動させ、初期体制を図りました。現場到着時の様子は、山林の南側斜面に黒煙が広範囲に広がり、出火建物全体から炎が噴き出し、火の海と化した最盛期の延焼状況でございました。
また、この場所の地形は山林の中腹に建立された建物であり、しかも傾斜がきつく、水源箇所がないことから、付近が山林に囲まれており、山林火災への延焼の要因がありました。こういうことから、直ちに水源を確保する必要性から、水槽車と山林への消火のために防災ヘリの出動要請を桜川消防署長名で行いました。
消防団は、当初岩瀬地区第1出場隊体制で8小分団で火災防御に当たりました。火点から水利箇所が遠く離れており、また傾斜があることを踏まえ、日ごろから訓練で実施しておる署と消防団の遠距離中継放水体系を重視し、小山寺の参道入り口に第1出動を集結させ、署と消防団が一致協力体制によりホースを39本延長し、放水体制を行い、消火活動に当たりました。しかし、日没が迫り、夜間の消火作業となる周囲の状況を判断、及び団員の安全確保や二次的な危険性が生じるおそれがあると判断し、出火建物南側に設置した指揮本部の皆川消防団長名により建物の延焼阻止を主眼として鎮圧を図ることと消防団第2出場要請と夜間活動の照明器具の対応及び団員の安全管理を示して活動方針を指示したところでございます。
第2次出場分団は久原地区の自然水利のため池を水源とし、消防車両の中継送水体系によりホースを36本延長し、出火建物への筒先包囲網により出火建物1棟及び北側山林の一部焼損のみで、19時13分に鎮火したところでございます。
消防団の出動車両は、消防団岩瀬地区全小分団17車両、広域消防本部桜川消防署11車両、防災ヘリ1機、計29体となっております。ヘリにつきましては、延焼拡大と北側の山林への計4回、1,600リッターを空中消火し、日没のため帰還いたしました。消火活動に当たっては、残火処理で鎮火に時間がかかりましたが、燃えた建物は大規模な建物であり、屋根が鉄製のトタンで崩れ落ちて動かない状態になっており、足元が悪く、再燃しないように火元に放水したため時間を費やし、手間取ってしまったところでございます。
この施設は、現在使用されておりませんが、管理状況につきましては学校側で地元の方に依頼し、毎週月曜日に落ち葉の片づけをしていると聞いております。出入り口でのかぎは施錠されておりました。出火原因は不明でございます。
桜川市では、毎年各種訓練の中に林野火災防御の訓練を実施しております。今年は、去る11月13日、火災現場付近の山林において防御訓練を実施したところでございます。消防団と消防署の連携を図り、遠距離中継送水体系で協力し合い、被害を最小限に食いとめたことは、消防団の日ごろの訓練の成果のたまものであると確信しております。
以上でございます。
〇議案第81号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(相田一良君) 続いて、日程第1、議案第81号 桜川市税条例の一部を改正する条例を議題といたします。
提案理由の説明を願います。
山田総務部長。
〔総務部長(山田澄男君)登壇〕
〇総務部長(山田澄男君) おはようございます。2ページをお開き願います。議案第81号 桜川市税条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
今回の改正の主な内容は、個人市民税の納期前の納付に対する報奨金、いわゆる前納報奨金は廃止し、固定資産税については存続させるものでございます。ただし、報奨金の限度額を10万円から5万円に改正するものでございます。これは、近隣市の状況を勘案したこと、また個人市民税の大半は給与所得者で、特別徴収されているため、不公平感が存することなどによる改正でございます。
それでは、条文に沿って改正の内容について説明いたしますので、3ページをお開き願います。第42条第2項を削除するものでございます。これは、個人市民税の納期前の納付に対する税額100分の0.5%、報奨金の額が10万円を超えるときは10万円とするものを廃止するものでございます。
次に、第70条第2項ただし書き中、10万円を超えるときは10万円を5万円を超えるときは5万円に改めるものでございます。これは、固定資産税に対する前納報奨金は存続させ、報奨金の限度額を10万円から5万円とするものでございます。ちなみに前納報奨金の22年度の総額は2,930万円、そのうちこの条例改正を行うことによります試算によりますと、個人市民税は630万円、固定資産税は140万円の減額が想定されます。
附則として、この条例は平成24年4月1日から施行するものでございます。
よろしくお願いいたします。
〇議長(相田一良君) ただいま提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質疑ありませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 質問ないようですので、質疑を終わります。
これから討論を行います。討論ありませんか。
〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 討論ないようですので、討論を終わります。
お諮りいたします。本案を原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 異議なしと認めます。
よって、議案第81号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
〇議案第82号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(相田一良君) 続いて、日程第2、議案第82号 桜川市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。
提案理由の説明を願います。
石堀保健福祉部長。
〔保健福祉部長(石堀 純君)登壇〕
〇保健福祉部長(石堀 純君) おはようございます。桜川市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の説明をいたします。
議案書4ページをお開き願います。議案第82号 桜川市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例についてをご説明申し上げます。
今回の改正は、災害弔慰金の支給等に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴い、条例の一部を改正するものでございます。
改正の概要でございますが、災害弔慰金について支給対象となる遺族の範囲に、他の遺族のいずれもが存しない場合における死亡した者の兄弟姉妹であって死亡した者の死亡当時その者と同居しまたは生計を同じくしていた者を加えるものでございます。
次のページをお開き願います。条文の説明をいたします。
第4条第1項第1号は、遺族の順位を定めたものであります。
同項第3号は、死亡者に係る配偶者、子、父母、孫または祖父母のいずれもが存しない場合であって、死亡者の死亡当時同居しまたは生計を同じくしていた兄弟姉妹に対して災害弔慰金を支給することができることを追加したものでございます。
附則を説明いたします。この条例は、公布の日から施行するもので、この条例による改正後の規定は、平成23年3月11日の東日本震災後に生じた災害に係る災害弔慰金に遡及適用するものでございます。
以上が桜川市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の説明でございます。
よろしくご審議のほどお願いいたします。
〇議長(相田一良君) ただいま提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質疑ありませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 質問ないようですので、質疑を終わります。
これから討論を行います。討論ありませんか。
〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 討論ないようですので、討論を終わります。
お諮りいたします。本案を原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 異議なしと認めます。
よって、議案第82号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
〇議案第83号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(相田一良君) 続いて、日程第3、議案第83号 桜川市下水道条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。
提案理由の説明を願います。
若林上下水道部長。
〔上下水道部長(若林鉄郎君)登壇〕
〇上下水道部長(若林鉄郎君) 6ページをお開き願います。議案第83号 桜川市下水道条例の一部を改正する条例についてご説明いたします。
7ページをお願いいたします。今回の条例の一部改正は、公益法人制度改革によるもので、上部団体である日本下水道協会本部定款の変更に伴い、茨城県支部規則等において支部名称変更の必要性が生じましたので、あわせて市の条例の一部改正を行うものでございます。名称変更のみで、条例内容の変更はございません。
第8条第3項第4号中、日本下水道協会茨城県支部長を茨城県下水道協会長に改めるものでございます。
第10条第2項中、日本下水道協会茨城県支部長を茨城県下水道協会長に、県支部を同協会に改めるものでございます。
附則といたしまして、この条例は公布の日から施行する。
以上で説明を終わります。
〇議長(相田一良君) ただいま提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質疑ございませんか。
22番、林悦子君。
〇22番(林 悦子君) わざわざ質問しなくてもいいのですけれども、もうちょっと踏み込んで説明してほしいというのは、これ要するに全国組織ではなくなったということなのですか。組織が変わったことによる名称改定なのかとか、何かそういう、その前の2つも思ったのですけれども、今ここで21番と話をしていたのですが、例えばその前の税条例もあと一歩踏み込んで、これで幾ら税収がふえるとか、それから次のその災害弔慰金なんかも対象者が市内は何人いるとか、そのくらいまで説明をしてくれると、わざわざこんな質問しなくて済むのですよね。
ですから、下水道のは別に名称変更だからといえばそれまでなのですが、組織が変わったのかによる名称変更なのかどうなのか、その原因と結果ぐらいについてはこれからも説明をどの部長もしてほしいと思うのですが、代表してどうぞ、若林部長、お願いします。
〇議長(相田一良君) 若林上下水道部長。
〇上下水道部長(若林鉄郎君) 公益法人改革により定款変更せざるを得なくなったことで、定款に位置づけられていた支部が削除されたことから名称変更となります。しかし、日本下水道協会の連携団体として定款の中に位置づけられております。
それでは、条文の中ちょっと、第8条第3項第4号は、排水設備指定工事店の指定の申請書の添付書類の規定でございます。内容としまして、専属することとなる主任技術者の排水設備主任技術者書日本下水道協会茨城県支部長が交付したものの写しの条文のうち日本下水道協会茨城県支部長を茨城県下水道協会長に改めるものでございます。
第10条第2項でございますが、排水設備工事主任技術者についての規定でございます。主任技術者は、日本下水道協会茨城県支部長が実施する主任者技術者資格認定試験に合格し、県支部が備える排水設備主任技術者名簿に登録された者で、市長が認めた者及び本県の隣接市町村に営業所を有する指定工事店に属する主任技術者にあっては、同等の資格を有すると市長が認めた者をいう。この条文のうち日本下水道協会茨城県支部長を茨城県下水道協会長に、県支部を同協会に改めるものでございます。
以上でございます。
〇議長(相田一良君) いいですか。
22番、林悦子君。
〇22番(林 悦子君) 何か聞かないほうがよかったと思ってしまったのですけれども、聞いたら余計わからなくなってしまって、ということは要するに市長が認めたという人は、その同等、何なの、結局わけは。市長が認めた者というのが何人……意地悪しているのでなくて、そのくらい最初に説明してもらえるといいかなということなのです。
〇議長(相田一良君) 若林上下水道部長。
〇上下水道部長(若林鉄郎君) 排水設備工事主任技術者の人数ですか。
〔「技術者として認定されて試験か何かに受かった者と、それと同
等のものを有すると市長が認めた者とかって」の声あり〕
〇上下水道部長(若林鉄郎君) それで排水工事主任技術者の人数について、今お手元にないものですから、後でお送りしたいと思います。
〇議長(相田一良君) そのほかにございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 質問もないようですので、質疑を終わります。
これから討論を行います。討論ありませんか。
〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 討論ないようですので、討論を終わります。
お諮りいたします。議案第83号を原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 異議なしと認めます。
よって、議案第83号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
〇議案第84号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(相田一良君) 続いて、日程第4、議案第84号 平成23年度桜川市一般会計補正予算(第6号)を議題といたします。
提案理由の説明を願います。
山田総務部長。
〔総務部長(山田澄男君)登壇〕
〇総務部長(山田澄男君) 議案第84号 平成23年度桜川市一般会計補正予算(第6号)について概要をご説明いたします。
8ページをお開き願います。これは既定の歳入歳出予算総額にそれぞれ9,265万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ174億968万8,000円とするものでございます。
12ページをお開き願います。第2表、継続費補正、1、追加でございますが、10款1項教育総務費で、旧大和中学校跡地に給食センターを建設するため、実施設計業務委託料を今回の補正予算に計上いたしました。総額を2,584万2,000円、年度割予算として平成23年度775万3,000円、平成24年度1,808万9,000円の2カ年継続事業とするものでございます。
13ページをお開き願います。第3表、地方債補正、1、廃止でございますが、当初予算で計上いたしました岩瀬駅跨線歩道橋整備事業債合併特例債1,410万円の起債を廃止するものでございます。これは、岩瀬駅跨線歩道橋及び駅舎整備実施設計業務委託料8,000万円につきまして、年度内の事業執行を見送りまして平成24年度に延期することとなり、設計業務委託料に充当する予定だった起債の借り入れにつきまして平成23年度は行わないこととするものでございます。
2、変更でございますが、災害復旧事業債につきまして9月議会での補正によりまして、限度額を4億980万円といたしましたが、その後も東日本大震災に伴う災害復旧費用が増額となったこと等によりまして4,743万6,000円を増額し、4億5,723万6,000円とするものでございます。
16ページをお開き願います。次に、事項別明細書により歳入についてご説明いたします。第14款国庫支出金、1項1目民生費国庫負担金で975万1,000円を増額しております。民間保育園でのゼロ歳、2歳の入園児が多かったことに伴い、保育所運営費負担金の増額でございます。
次に、2項4目土木費国庫補助金で1,527万9,000円を増額しております。これは、6月補正におきまして重伝建地区内の伝統的建造物につきまして災害復旧費用に対する文化庁から補助金を計上いたしましたが、今回は文化庁の補助対象とならなかった登録文化財、重伝建地区の登録文化財で伝統的建造物に特定しなかった建造物または重伝建地区以外にある登録文化財で所有者から修理要望のあった物件で歴史的風致形成建造物として指定したものの災害復旧のための保存修理につきまして、国土交通省から社会資本整備総合交付金が交付されることになったことによるものでございます。
同じく7目災害復旧費国庫補助金で1,961万7,000円を増額しております。公立学校施設災害復旧費補助金で100万円増額しておりますが、これは9月21日の台風15号で被害を受けた桃山中学校の施設の復旧、防球ネット支柱に対する補助でございます。
次の公立社会教育施設災害復旧費補助金から最下段の社会福祉施設等災害復旧費補助金までの補助金につきましては、東日本大震災で被害を受けた公共施設の復旧にかかわる補助金でございます。
次に、3項2目民生費委託金で48万5,000円を増額しております。子ども手当事業費委託金前期分の決定に伴う増額でございます。
第15款県支出金、1項1目民生費県負担金で487万5,000円を増額しております。民間保育園でのゼロ歳から2歳の入園児が多かったことに伴いましての保育所運営費負担金の増額でございます。
同じく3目災害救助費県負担金で187万5,000円を新規計上しております。市で支給する災害弔慰金1件分250万円に対する県負担金でございます。
次に、2項2目民生費県補助金で715万6,000円を増額しております。平成22年度医療福祉費補助金の精算金684万1,000円が主なものでございます。
次の地域子育て創生事業補助金及び4目労働費県補助金から17ページに移りまして、9目災害復旧費県補助金までにつきましては、各事業の歳出額に対する県補助金でございますので、歳出の説明時にあわせてご説明申し上げます。
第19款繰越金、1項1目繰越金で1,375万8,000円を減額しております。前年度繰越金でございます。
第21款市債、1項5目合併特例債事業債で1,410万円を減額し、次の6目災害復旧事業債で4,743万6,000円を増額しております。
18ページをお開き願います。続きまして、歳出につきましてご説明いたします。第2款総務費、1項1目一般管理費で100万円を増額しております。平成20年3月に提出された再生資源物売却損害賠償請求の裁判、空き缶リサイクル売却代金にかかわる訴訟にかかわる弁護士成功報償金でございます。
次の7目財産管理費で1,148万1,000円を増額しております。財産管理事業で市有財産台帳整備委託料990万6,000円を計上しておりますが、これは国の緊急雇用創出事業を活用いたしまして、市の財産、特に備品等につきまして合併前後から未整備のものを調査整理し、財産台帳を整備するものでございます。
次の工事請負費126万円は、来年4月、グループ制導入によりスポーツ振興課が総合運動公園ラスカに移動することに伴う電話システム増設工事費でございます。
同じく8目企画費で8,022万2,000円を減額しております。岩瀬駅跨線歩道橋及び駅舎整備実施設計業務委託料につきまして8,000万円を減額しておりますが、東日本大震災のためにJR東日本との協議開始がおくれ、年度内の設計委託協定の締結ができない状況となり、平成23年度は委託契約を見送り、平成24年度予算で実施することにしたものでございます。なお、この業務委託料に充当を予定していた県補助の市町村合併特例交付金6,310万円につきましては、19ページに移りまして、9目情報管理費に振りかえて充当しております。
第3款民生費、1項4目老人医療費で410万6,000円を増額しております。平成22年度後期高齢者医療給付費市町村負担金の精算金でございます。
20ページをお開き願います。2項1目児童福祉総務費で50万3,000円を増額しております。ことし10月からの子ども手当制度の改正に伴いまして、消耗品費、子ども手当システム改修委託料等を計上しております。
次に、2目児童措置費で2,287万6,000円を増額しております。保育所入所児童委託料1,950万4,000円は、民間保育所、真壁保育園、ひなの里保育園において、当初予算の想定よりもゼロ歳から2歳の入園児が多かったため、入所児童委託料を増額したものでございます。
次の社会福祉施設等災害復旧費補助金337万2,000円は、民間の真壁保育園に対しまして東日本大震災の災害復旧にかかわる経費の4分の3を補助するものでございます。
次に、4項1目災害救助費で250万1,000円を増額しております。災害救助事業で応急仮設住宅民間住宅借上料1,000円を計上しておりますが、これは県からの要請によりまして東日本大震災及び福島原発事故に伴う避難世帯のための民間住宅借上料を計上したものでございます。現在桜川市内で3世帯の避難者を把握しておりますが、借上料を請求するかどうか不明のため、科目設定のみといたしました。
21ページをお開き願います。同じく災害弔慰金事業で250万円を計上いたしました。桜川市災害弔慰金の支給に関する条例に基づきまして、東日本大震災が原因による桜川市市内の死亡者1名の遺族に対して支給する弔慰金でございます。
第4款衛生費、1項1目保健衛生総務費で328万9,000円を増額しております。平成23年度地方交付税の算定基礎となる公立病院病床1棟当たりの単価が70万1,000円から71万2,000円に1万1,000円増額されたことに伴いまして、県西総合病院への交付金の増額でございます。
次に、3目環境衛生費で278万2,000円を増額しております。平成23年度の国の地方公営企業繰出金基準の改定に伴う水道事業会計補助金繰出金の増額でございます。
次に、2項1目清掃総務費で293万円を減額しております。22ページに移りまして、筑西広域市町村圏事務組合負担金清掃費の減額でございます。
第5款労働費、1項1目労働諸費で93万8,000円を増額しております。筑西広域市町村圏事務組合負担金労働費の増額でございます。
第6款農林水産業費、1項2目農業総務費で東日本大震災農業生産対策事業費補助金373万2,000円を計上しております。これは、東日本大震災で被害を受けた北つくば農業協同組合及び農事組合法人新桜川グリーンファームの農業共同利用施設の復旧費用に対する補助するものでございます。
23ページをお願いいたします。第8款土木費、2項2目道路維持費で1,013万1,000円を増額しております。これは、東日本大震災に伴いまして緊急に道路を復旧させるため、補正予算の災害復旧費以外でも通常の予算である道路維持事業で災害復旧経費を支出したため、予算不足が見込まれ、工事請負費及び原材料費を増額するものでございます。
次に、4項1目都市計画総務費で11万円を減額しております。都市計画基礎調査委託料170万円の減額につきましては、契約額確定によるものでございます。
次の都市計画調査業務委託料約59万円の増額につきましては、桜川筑西インター周辺地区の整備、主に大和駅北から国道50号間の道路等の整備を具体化するための計画策定業務を行うものでございます。
次に、5項1目住宅管理費で175万円を増額しております。24ページに移りまして、金井住宅の受水槽整備の修繕費等が主なものでございます。
第9款消防費、1項2目非常備消防費で32万8,000円を増額しております。茨城県内の消防緊急無線のデジタル化のため、県消防緊急無線指令センター整備推進協議会への電波伝搬調査費用負担金を計上するものでございます。
25ページをお開き願います。1項11目給食センター建設事業費で1,529万3,000円を計上しております。旧大和中学校校舎跡地で新給食センター建設のための実施設計委託料等でございます。
次に、2項1目学校管理費で146万8,000円を増額しております。平成24年度に車いす使用の児童が入学する予定のため、岩瀬小学校での身障者対応のトイレ改修費と玄関スロープ設置費を計上いたしました。
26ページをお開き願います。次に、5項2目公民館費で229万7,000円を減額しております。ICタグ貼付業務委託の契約金額に合わせた減額でございます。
同じく9目伝統的建造物群保存地区推進費で2,400万円を増額しております。真壁地区におきまして伝建地区の伝統的建造物以外の登録文化財等、前回の補正で補助対象とならなかった登録文化財の災害復旧のための修繕につきまして、このたび国土交通省の補助を受けまして町並み環境整備事業として修理費に対する補助等を行うものでございます。市で譲り受けた高久家の修理のための設計委託料200万円と、個人所有の登録文化財11棟分の修理費に対しての補助金2,200万円を計上しております。
27ページをお開き願います。第11款災害復旧事業費、1項2目林業災害復旧費で273万円を増額しております。9月21日の台風15号で被害のあった富谷入野線の復旧工事費を計上しております。
次に、2項1目道路橋梁災害復旧費で1,994万8,000円を増額しております。ことし9月の予算補正以降に判明した東日本大震災による市道の被害箇所の復旧工事費でございます。
同じく3目市営住宅災害復旧費で207万9,000円を増額しております。修繕料105万円につきましては、9月21日の台風15号で被害のあった市営住宅の修繕料であり、工事請負費102万9,000円につきましては、東日本大震災で被害のあった市営住宅、酒寄住宅の屋根、鍬田住宅集会所の屋根等の復旧工事費でございます。
28ページをお開き願います。3項1目民生施設災害復旧費で278万8,000円を増額しております。保育所施設災害復旧事業の修繕料185万4,000円が主なもので、東日本大震災で被害を受けた東部保育所及び岩瀬保育所の修繕費用でございます。
次に、4項1目公立学校施設災害復旧費で2,432万6,000円を増額しております。台風15号で被害を受けた桃山中学校の施設災害復旧費を計上しております。
同じく2目社会教育施設災害復旧費で1,758万9,000円を増額しております。東日本大震災に伴う岩瀬中央公民館、大和中央公民館、谷貝分館の復旧工事費でございます。
29ページをお開き願います。次の5項1目その他公共施設災害復旧費につきましては、予算の増減はございませんが、国庫補助金を増額し、地方債を減額する財源内訳の変更を行っております。
以上、内容をご審議の上、ご承認くださりますようよろしくお願い申し上げます。
〇議長(相田一良君) ただいま提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質問ありませんか。
4番、菊池伸浩君。
〇4番(菊池伸浩君) 4番の菊池です。
まず1つは、25ページですか、学校給食センターの統合、これ全員協議会でも言いましたが、当初小中学校適正規模等検討委員会の答申は、南給食センターが望ましいのではないかというふうな感じの答申だったのですが、いろいろご意見がありまして、旧大和中跡地になったのですが、その経過をやっぱり議会記録に残したほうがいいだろうと私思いますので、簡単でいいですから経過を説明していただきたいと思います。
それから、次の26ページ、ICタグの件なのですが、真壁の伝承館のほうはICタグがつきまして、非常に図書の貸し出しが便利なのですが、大和公民館と岩瀬公民館のほうはいつから使用可能になるのか、よろしく説明をお願いしたいと思います。
それから、あと最後に、この18ページに関連して、年度の計画がだめになって来年に持ち越すとか、何かいろいろな場合がありますよね。その場合、私まだ1年生議員なので、よくわからないのですが、わからないから聞くのですが、繰越明許とか、今回のように廃止をして来年度もう一回やるとかという、その辺の違いですね、どういうことで変わっていくのかという問題をちょっと説明を願いたいと思います。
以上、3点。
〇議長(相田一良君) 上野教育次長。
〇教育次長(上野幸一君) それでは、第1点目の学校給食センターの決定に至る経過についてご説明を申し上げます。
議員さんご指摘のように、建設予定地につきましては、平成22年の1月20日、桜川市立小中学校適正規模等検討委員会から答申が出されました。答申内容は、既存施設である南学校給食センターの有効活用と効率性を考慮して、南学校給食センター敷地内に建設することが望ましいという内容でございました。
続きまして、平成22年の4月、答申を具現化するために学校給食センター整備検討委員会を設置しまして、協議しました結果、南学校給食センター敷地では建物の配置上、面積が不足するため、敷地拡張が必要である。また、拡張する場合は敷地の高低差が4メーターほどございます。このため造成費用が多大になるとの理由から、その検討委員会の席で阿部田地区の遊休市有地があるので、これが新たな候補地となっております。
その中で比較検討しました結果、阿部田地区が望ましいという結果になっております。
なお、阿部田地区を新たな候補地とする過程におきまして、冒頭の桜川市立小中学校適正規模等検討委員会の答申とは相反する結果になったものですから、元委員さん方には新たに阿部田地区が候補地となった理由及び現地を見ていただき、了承をいただいておりました。
しかし、3月11日の東日本大震災で液状化現象がクローズアップされたことに伴いまして、阿部田地区が埋立地であることへの懸念が示されました。このため内部協議を踏まえ、新たな候補地として大和中学校跡地を加え、最終的には学校給食センター建設委員会において比較検討した結果、最終決定がなされた状況でございます。
もう一点のICタグの件につきましては、これは緊急雇用事業でやっている事業でございます。議員さんご指摘の使用はいつからということなのですけれども、ちょっと今現在作業を進めているところですので、いつからということ、年度中にはということで考えておりますので、それでよろしいでしょうか。
以上でございます。
〇議長(相田一良君) 続いて、山田総務部長。
〇総務部長(山田澄男君) 繰越明許費につきましては、当初予算あるいは補正予算で計上いたしましたけれども、年度内の支出が見込めないというような状況になったときには翌年度へ繰り越しすることができるという地方自治法の規定に基づきまして進める予算措置でございます。
今回の岩瀬駅跨線歩道橋1,410万円が廃止ということになっておりますが、これについても予算の執行を繰越明許費で年度内執行ができないということで、翌年度に繰り越しすることも可能ですが、一たん振り出しに戻って、改めて予算を組み直して24年度以降で対応するということになっておりますので、ご理解願いたいと思います。
〇議長(相田一良君) いいですか。
ほかにございませんか。
5番、市村香君。
〇5番(市村 香君) 最初に確認なのですけれども、これ質問始まったらもう全部終わるまでやればいいのですか。
〇議長(相田一良君) 時間ないです。3回。
〇5番(市村 香君) 3回までは、終わってまた3回はできる。
〇議長(相田一良君) 3回できます。
〇5番(市村 香君) 今、菊池議員のほうから給食センターの話が出ましたことを、私も記録にということで一言ちょっとつけ加えたいのですが、私も阿部田地区ということで大変いいことであるなと思っておりました。突然液状化云々という今お話が出ましたが、あそこは液状化にはならないと思います。あの土地は、私もよく知っていますけれども。なぜそういうふうな話が出たのかなと思うことと、今土地の利活用では大変あれだと思うのですね。大和中学校跡地というのは、これからでも幾らでも何か利用価値があるかと思うのですよ。
それと、阿部田の地域というのは液状化、そういう建物利用に関しましてはあれなのですが、給食センターには非常に私はよかったかなと思っているのです。なかなかあそこ売却何回もできないという話もありましたので、だからそういう意味でこれ大和中ではなくて、もう一度阿部田にならないかなというふうなちょっと意見です。
それともう一つなのですけれども、26ページ、町並みの高久家がとりあえず、角のところですよね、角のところ。これ借上料の委託は200万円なのですが、この後どの程度の費用がかかる予定でいるのでしょうか。私、それとなく何か借りたとか借りないとかって市で聞いていたのですけれども、今回予算に出てきて、「あっ、やっぱり借りたんだな」と思ったのですけれども、そこをちょっと教えてください。
それと、最後に28ページなのですが、公民館等の施設災害復旧工事、やっと谷貝の公民館も修理ができることになってよかったなと思っているのですけれども、谷貝のこの工事費というのはどの程度になっているのか、ちょっとお聞きしたいのですけれども、それと直すについてはいつごろまでに直るのか。皆さんは、最低でも来年度の谷貝文化祭、秋までには直るのかということなのですけれども、今回の補正に組んであるので、夏ぐらいまでには使用できるようになるのでしょうか。
この以上3つ、お願いします。
〇議長(相田一良君) 上野教育次長。
〇教育次長(上野幸一君) まず、第1点目の給食センター用地の件でございますが、これについて今議員さんが阿部田地区の遊休市有地に戻れないのかというようなご質問かと思います。これにつきましては、最終的には給食センター建設委員会の中で決定をされておりますので、それについては大変難しいのかなと思っております。
それと、第2点目の高久家の問題でございますが、これについては借地というよりも23年の8月1日、ことしの8月1日に寄附をいただいております。ご寄附をいただいております。そういうことで、市の今後の利活用としましては、伝建地区内の公開施設ということで考えております。内容につきましては、今回設計委託料を計上させていただきまして、内容については公開施設に適するような施設にしていきたいというふうに考えております。
それと、最後なのですが、谷貝分館につきましては、今回の補正で工事費として720万円ほど計上させていただいております。発注につきましては、年明けましたらすぐ発注したいと思います。できれば年度内に完成をさせたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
以上でございます。
〇議長(相田一良君) 5番、市村香君。
〇5番(市村 香君) 要するに高久家は公開施設なのだけれども、寄附になったのですか、市に。
〇議長(相田一良君) 上野教育次長。
〇教育次長(上野幸一君) 寄附になっております。
〇5番(市村 香君) これで最後ね。
ということなので、それを今度重伝建にも絡むので、修理をするということなのですね。それで寄附を受けたものの、公開ということなので、それを市のほうで直すということなのですね。
〇議長(相田一良君) 上野教育次長。
〇教育次長(上野幸一君) ちょっとつけ加えさせていただきます。
寄附というのは、建物だけの寄附でございますので、それについては今議員さんがおっしゃいましたように、公開施設として改修をしていきたいというふうに考えております。
〇議長(相田一良君) ほかにございませんか。
22番、林悦子君。
〇22番(林 悦子君) 3点ほど。
ちょっと順不同になりますが、26ページの今高久家なのですが、寄附ということでは、建物の所有権は市ですか。それで土地の所有権は高久家ということになるのですか。それで、そうすると設計委託料の200万円というのは、結構な金額ですよね、建物に比較して考えたときに。そうすると、今度直すのにどれくらいを見ているのかという、私もうちを直したところなのですが、うちの中を。200万円かけると相当直すのですよね、リフォームって。だから、設計委託料で200万円も、普通の民家ですよね、かけて、なおかつそこにまた修繕費というのですか、そのリフォーム代というのですかね、それをかけたらどれくらいのお金になるのかなと思うので、ちょっとその今後の積算について聞きたいと思うのですが。設計委託料の200万円というのだって、普通うち直してもらったら設計委託料もへったくれもなく、ここいら直して大体ここいらというような、全部合算で出てきて直してしまうような感じの手法が幾らだって普通の家なのだからとれると思うのですよ、公共の何か特殊な建物ではないから。その辺をどうしてこんなふうに普通の民家でありながら、従来の公共の鉄筋コンクリートの何だのなんていうのの建物と同じようなやり方するのか、ちょっとよくわからない。もうちょっと簡易にできないのかなと思うのですけれども、この辺の積算根拠を聞きます。
それから、あと2点、21ページのこの保健衛生総務事業、4款衛生費の中の、1床当たり1万1,000円の増額で県西病院の負担金300万円余が出ておりますけれども、これに関連して市長にお聞きしたいのですが、市長の中核病院とこの県西病院との絡みの話の中で、県西病院の単独建てかえは不可能なので、中核病院事業とともに建てかえるほか方法がないと、こういうお話何回か出てきているのですけれども、事業費の比較がされていない中で県西病院の単独建てかえは不可能だと決めつけているように聞こえるのですが、その根拠というのは数字的にどういう比較の中でそういう判断をなされたのか、お尋ねをいたします。
それから、24ページの9款消防費、消防の負担金、これ電波伝搬調査費用負担金というところだったかと思うのですが、これは筑西広域で県が今度やろうとしている防災指令業務の一本化で、要するにこの筑西広域内に今度わざわざ県にその事業を一本化して、その電波を受ける電波塔みたいなやつを何本立てたらいいかみたいなことの負担金ですよね。これは前広域に私が行っているときにもこの話した記憶がありますので、市長も副市長もご存じのとおりなのですけれども、この辺は平たんなところなので、広域消防署のところにあるもので十分だというふうにそのとき伺っております。にもかかわらず、今回またこの負担金が出て、そのときも申し上げましたが、くれぐれもこれはその県北の例えば大子だとか、町名言っては悪いですけれども、そういうところが非常に不効率なアンテナの立て方になってしまうので、それを向こうだけで負うのは大変だから、県内一巡化して、そして同じように負担金を取るような考え方のよう、県はようだけれども、筑西広域圏内としては試算して単独でやっている場合と県の一本化の中に組み入れられた場合と損しないようにやってくれというふうにお話しした経緯があるのですけれども、その内容とも比べてこの負担金は妥当なのかどうなのか、積算の根拠についてお尋ねをいたします。
あともう一つ、指令業務を一本化するといっても、県内入っていない市町村もあると思うのですけれども、それはどちらなのかについてお尋ねをいたします。どうして入らないのかについてお尋ねをいたします。
〇議長(相田一良君) 上野教育次長。
〇教育次長(上野幸一君) それでは、第1点目の高久家の積算根拠ということでご説明申し上げます。
議員さんもご承知のとおり、高久家は大変建物が傷んでおります。それで今回は重伝建地区内の建物と同じように、今外観は残しながら、もうこれからできるように直していくということで、現在この補正予算を計上のときに考えている金額は4,000万円ほど考えております。
これについては、文化庁のほうからも大変高久家の場合は角地で残してほしいというような要望もございまして、今のところそういう形で考えておりますけれども、今後設計の中でどういうふうにすべきかは文化庁のほうとも十分協議しながら進めていきたいと思いますが、今回の設計委託の基本ベースとして考えているのは、4,000万円ということで積算根拠としては……
〔「何坪ですか、坪数」の声あり〕
〇教育次長(上野幸一君) ちょっと坪数については、後ほどでよろしいでしょうか。
〇議長(相田一良君) 引き続き答弁願います。
〇教育次長(上野幸一君) 坪数については、ちょっと今こちらに出ませんので、申しわけありません。
〇議長(相田一良君) 続けて答弁お願いします。
〇教育次長(上野幸一君) 財源ですか。4,000万円は、これ……
〇議長(相田一良君) 中田市長、次。
〇市長(中田 裕君) 県西病院のベッド数の問題から、ちょっと違う話の質問でございますけれども、私は不可能だというお話はしたことはございません。
ただ、県西病院も大変3月11日の大震災で被害をこうむったと。第1病棟が昭和43年に建てられた、現在でも3階、4階が使えないと、給排水管が大分老朽化していると、299床で仮に建てかえをしようというふうな設計をした場合には、1床2,000万円かかるということで試算してみますと、約60億円ぐらいかかってしまうだろうと。また、電子カルテも導入しなければいけない、今の時代ですから、これでもう3億円ぐらいかかってしまうだろうと。全館リニューアルではなくて建てかえるということになると、60億円前後ぐらいかかってしまうだろうと。それで補助金も何も交付金ももらえないということを勘案した場合には、中核病院と連動した形の中で考えていったのが県西病院も建てかえに対していい方向性が見えるのではないかと。また、建てかえをしても現在の医師不足という問題、これが解消されないで建てかえをするのが是非がまた問われてくるのではないかというふうな問題等も出てまいりますので、この辺も勘案しながら考えていかなければいけないというふうなお話はさせていただきます。
そういうことで、単独でやるということになりますと、非常に多くの資金がかかるということだけは林議員ご理解をいただきたいと思います。
〇議長(相田一良君) 大川市民生活部長。
〇市民生活部長(大川正彦君) 今度の電波伝搬調査なのですが、実は平成15年に電波法の改正がありまして、平成28年5月31日まででアナログ方式の150メガヘルツの周波数の使用ができなくなります。また、新たにデジタル方式として250メガヘルツの消防専用の移動通信携帯が使用周波数として定められております。
今23年度に電波伝搬調査を実施するわけですが、この調査の内容につきましては、基地局の位置とか、基地局の数、それから基地局がカバーする無線のエリアを明確にしていって、今後実施設計につなげていきたいと考えております。
調査期間につきましては、23年度中でございますが、費用が2,740万円ほど全体で見ております。このうち県の負担分が2分の1で1,370万円、残る調査費用ですが、参加41市町村、不参加が日立市、ひたちなか市、東海村でございます。これの均等割50%、可住地面積割25%、消防費用割25%でございます。桜川市が32万8,000円でございますが、お隣筑西市が47万4,000円、笠間市が39万2,000円程度の負担でございます。
先ほど議員さんのところから消防指令業務というふうな共同利用のお話がありましたが、消防署のその業務体制の充実強化を図る、車両の動態の一元化によって初動態勢の強化というふうな観点から必要化されております。
また、消防緊急無線の共同整備でございますが、これについては消防指令業務の消防本部の管外に出ました際にも管轄本部との通信可能となるというふうなことから、共同整備が求められております。また、基地局の数でございますが、52基地局現在ございます。共同整備でよりますと、31基地局で済むのかなと考えております。このような共同運用の観点でとらえますと、単独整備費用が消防指令業務の共同運用で約95億円ぐらい試算できるのかなと考えていますが、共同整備によりまして約43億円程度になるのかなというふうな見込みでございます。
また、緊急無線のデジタル整備でございますが、単独整備によりますと120億円ぐらいかかるというふうな見通しです。今52基地局から31基地局へそうした方向をつけますと、92億円ぐらいというふうなことで考えております。
交付税措置につきましても、共同化によりまして特別の交付税の充当率となっております。単独整備につきましては、起債充当率が75%、交付税算入率が30%でございますが、起債充当率共同整備で90%、交付税算入率50%というふうな状況でございます。
平成19年の3月に今までの経過を申し上げますと、基本方針が策定されましたが、長い間その……
〇議長(相田一良君) 答弁が少し長いのではない。答弁は簡単明瞭に。
〇市民生活部長(大川正彦君) 以上でございます。
〇議長(相田一良君) いいですか。
22番、林悦子君。
〇22番(林 悦子君) この補正の中で話が終わる話ではないので、あれしたいと思いますけれども、2回目の質問はこの高久家の、人様のうちですから、ああだこうだと難癖はつけたくないのですけれども、坪数から考えたときに、委託料のこの200万円と中をどんなものに変えるのだか知りませんが、4,000万円もかけてヒノキのはりにでも、外側を見るとトタンなのですよね。そういうトタンは変えないでいて、中身だけゴージャスにするのか何だかわからないけれども、今リフォームすごく普通のお宅やっているのですが、1,000万円かけたら新築かと思うほどのお宅になってしまう、水回り等々含めて、多いのですね。あの建物で4,000万円、これからまたかけて、私なかなか市民の理解は、その後もみんな本当は壊さなくてはならないのを壊すのだって費用がかかるからといって、それで土地だけ持っていればいいやといって更地にするところを建物だけ寄附されてしまったらば、あなた、嫌な言い方すれば解体費用は出さないで済むわ、後の直してもらうわ、それで何十年かたって市が持っていられないということになってお返ししたときに、この建物の所有権は一体どうなるのかとかっていうことを考えたときに、ほかにも登録文化財等々の中で、一体壊すのだか直すのだか方針が定まっていないと見受けられるお宅も何件もあると思うのですね。後からどんどんこういうケースになってきた場合、幾らその伝建地区内であるとはいえ、そこまで市が持ち切れるのかと、ほかの地域やほかのお宅との、震災はどこの地域でもみんな壊れたわけですから、やっぱりそのバランスを考えないと、200万円でリフォームするのだというのだったらわかるのですが、200万円はあくまでも設計委託料で、4,000万円もかけたらばいいうち建ってしまうのではないですかね。相当いいうちが。
だから、これはもうちょっときょうはここまででやめておきますけれども、あと財源ね、その4,000万円。ここだけを質問しておきます。
それから、市長、病床からこっちのほうに話がいったと、こう言うのですが、要するに一部事務組合の間で今まで県西病院の話をひざを割って私たちが市の問題として話をしたことがないとか、話ができなかったということも相当大きいのだと思うのですね。今後、県西病院の建てかえが可能か可能ではないかなんて話は一回もやったことないわけですから、やはりその話は説明をする機会というのを持ってもらいたいと。ことしじゅうには無理でしょうけれども、来年でもと思うのですね。ざっと試算すると、市長、中核病院75億円として、1床2,000万円と計算して75億円として、それでそれに県西病院をともに建てかえるとして1床2,000万円までは要らない建物になるとして、1,500万円ぐらいで上がる建物だとしても、20億円ぐらいは120床でかかるのですよ。そうすると、足すと95億円の中核病院建設事業になるのです。
そうすると、そのうち25億円から30億円を交付金でもらうのでしょう。その残りが、そうすると65億円、95億円から30億円引いたとしてもね、30億円いただいたとしても。65億円の中の合併特例債が4分の1ですから、あと4分の1が一般会計の出資債と病院事業債2分の1で、いずれにしても2市で相当数、50億円ぐらいは病院事業債と一般会計出資債から起債をするのですね。それでその50億円のうち物すごい乱暴な計算ですが、例えば建設比率が人口割で3分の1になったとしても、20億円近いお金は起債でつくらなければならないのですね。
私たちがたまたま見に行ってきた武雄の病院というのは、8階建てでしたか。そして、上にヘリポートがついて、それで135床で35億円なのですよ、新しい土地を求めて。そういうことを考えたときに、それでしかもこの中核病院が発車しますと、1足す1が3になるわけですから、市民病院の分があって、そして県西病院の120床があって、中核病院が300床。300床が賄い切れるかどうかということを別にしても。1足す1が3になるところを運営費を、運営負担金ね、そうすると22年度決算で持ち金、真水のお金が10億円だった桜川市は、今4億円で県西病院を出していますが、多分これよりふえるでしょうね。ふえたときに、病院は立派なものができましたが、ほかのものはほとんど何もできないまちになりましたということは十分に考えられて、このようなお金の割り振りをやっていくと、3年で大体バンザイになると私は思うのです。
ですから、この県西病院の建てかえは無理だからとか難しいからとか、だけれども、そういうことは1人で決めないで、やはりきちんと数字で、建てかえるとしたらやっぱり病院事業債ですから、ですからその中でそれで交付金で戻ってくるものもありますから、きちんとしたそのやっぱり数字を押さえた上で、もう一度この中核だとどのくらいの負担を今後考えなければならないか。県西病院の建てかえだったらどれくらいの負担を考えなければいけないかというのをきちんと、幾ら県西病院の仕事だからここの仕事ではないといったって、私たちのほとんど仕事ですよ。5億円のうち4億円はここで負担をしているのですから、きちんと来年説明をしてもらいたいと思いますので、お願いを議長、よろしくひとつお願いをいたします。
それから、さっきの消防のやつですが、一体化といってもこの日立、ひたちなか、東海というところは、何で入らないかわかりませんが、入らないのですね。それで、要するに本当は消防団長もいらっしゃいますけれども、地域に密着していくのが消防の一番理想的な仕事、姿ではないですか。しかも震災のときに防災無線は切れてしまったわけで、役に立たなかったのですよね。そこをもっと遠いところから指令業務を出そうなんて、しかも茨城県はそんなことやったことがないから、各指令部からみんなもらってくるわけですよね。わざわざ水戸まで行って、そこでその仕事をするということになるし、しかも大子とかあっちの県北のことは聞きませんが、恐らく本当は過疎債とかそういうものを使って茨城県が県北を重点的にやればいいのに、それを市町村を全部巻き込んで一本化ということで、その平準化させて負担させようという考え方がないわけではないのですよね。
ですから、これ病院もそうなのですけれども、今の茨城県のやり方を見ていると、おとなしくしていたり、よく調べていなかったり従順だったりすると、本来なら県がやってほしい仕事を市町村がやっていかなくてはならないというのが、ますます私はひどくなると思うのです。ですから、本当だったらこの指令業務の中にも平地で全然障害になるところがないのだから、何もわざわざまた調べてどこに基地局つくるかなんてあるのにやる必要がないと思うのですね。だから、入ってほしくなかったですよ。それは口を酸っぱくして言ったのだけれども、筑西のほうで市長がかわってしまって、それで今度県から副市長が来たからそうなってしまったのだか何だか私はわかりませんが、やっぱりその辺のところは残念でしようがないと思うので、これからもいろんな負担金が回ってくると思いますが、あくまでも本来県のほうでやるべきものをおっかぶせられないようにしながら進めていってほしいと思います。広域のことなので、直接口を出すことができませんから、広域の議員さんにもお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
では、その。
〇議長(相田一良君) 答弁、上野教育次長。
〇教育次長(上野幸一君) それでは、先ほど林議員さんのご質問にお答えします。
まず、建物の延べ面積でございますが、建物が1、2階195.03平米、附属建物が66.10、合計しまして261.13平方メートルとなります。
〔「何坪だ」の声あり〕
〇教育次長(上野幸一君) 坪数はおよそ80坪になります。
それと、先ほどちょっと言い忘れましたが、これプラスポケットパークの整備も4,000万円のうちには含まれておりますので、ご承知を願いたいと思います。
それと、財源でございますが、国が2分の1でございます。市が2分の1と国が2分の1ということに財源はなります。
〔「県は出さないんだね」の声あり〕
〇教育次長(上野幸一君) 県は今のところは、ご承知のように、12月に出ているようですが、まだはっきりしていませんので、それについては現在のところ考慮はしておりません。確定し次第、またそれも考える余地はあると思いますが、今現在ではこの2つの財源で考えております。
あと、何か答弁漏れは。
〇議長(相田一良君) どうですか。
林悦子君。
〇22番(林 悦子君) 3回目ですよね。
これ、4,000万円の中にはポケットパークが入っていると言いますが、これどこので、内訳はどれくらいの割合になるのです。
それと、茨城県は何考えているのですか。
〇議長(相田一良君) 上野教育次長。
〇教育次長(上野幸一君) ポケットパークは、高久家のあれは裏側に庭があります、現在。そこを休憩的な、ポケットパーク的なものにしたいというふうに今の構想では持って……
〔「要するに敷地内……」の声あり〕
〇教育次長(上野幸一君) そうです。敷地内でございます。
〔「ほかの場所だというわけじゃない」の声あり〕
〇教育次長(上野幸一君) ではないです。
〔「じゃ、同じだよ」の声あり〕
〇教育次長(上野幸一君) あと県の関係は、今具体的なことはまだこちらに来ていませんので、もし具体的に議決されてこちらに回ってきた時点で、いろいろこちらの判断はしていただいて、また議員さん方にもいろいろお話はしたいと思っております。
以上でございます。
〇議長(相田一良君) 質疑の途中でございますが、ここで暫時休憩いたします。
休 憩 (午前11時22分)
再 開 (午前11時30分)
〇議長(相田一良君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
ほかにございませんか。
15番、高田重雄君。
〇15番(高田重雄君) 21ページなのですが、災害弔慰金事業として1名、250万円計上されていますが、この方はお幾つぐらいで、どの辺の地区で、それとその弔慰金の金額が250万円というのはどういう根拠で出てきたのか、250万円が、とりあえずそれだけお聞かせください。あと死因、死因もお聞かせください。
〇議長(相田一良君) 石堀保健福祉部長。
〇保健福祉部長(石堀 純君) 高田議員さんの質問にお答えいたします。
まず初めに、お年なのですけれども、年齢は103歳でございます。地区が大和地区ということで、死因は震災時に自宅崩壊のため、車内で寝泊まりし、食欲喪失し、震災後2日に亡くなったということでございます。
それで、届けが9月に届けがありまして、県との協議の結果、やはり原因が震災によるものということで、災害弔慰金の支給申請を受理いたしました。
それと、この弔慰金の金額なのですけれども、弔慰金条例によりまして、生計維持者の場合には500万円の弔慰金がございます。ただし、この方の場合は生計維持者でございませんので、一緒に生活されていた親族の方ということで、生計維持者以外は250万円の支給ということに決まっておりますので、250万円の支給を予定させていただきたいと思います。
〇議長(相田一良君) いいですか。
15番、高田重雄君。
〇15番(高田重雄君) その方っておうちもないのですか。2日ぐらい車で寝泊まりすると聞きましたけれども、桜川市の中で、申しわけないのですけれども、車で寝泊まりしたという人います。何人かいるでしょうけれども、2日ぐらいしたのですか、103歳の味方しないでくれ、とりあえず何でもいいのですけれども、あったでしょうけれども、103歳という年齢で県はそういうこと認めざるを得ないということなのですか。息子さんとか娘さんはお幾つなのですか、もらった人。孫がもらったのか。103歳って孫がもらうぐらいの金額ではないですか。だって、息子80だものね、生きているかわからないけれどもね。お孫さんが申請したわけですか、それ。その方の、極端に言えば失礼ですけれども、どのくらいの所得がある方なのか、そんなに経済的にあるのか、それとも財産家なのか、ちょっといただいた申請者の、何とも認めざるを得ないというか、余り普通の人納得しないですよ、こんなこと。103歳の方に250万円の弔慰金を出したって世間が聞いたら、世間認めます。これ県も市のほうも市長も納得して認めたわけですか、これ。それだけをお聞かせください。
〇議長(相田一良君) 石堀保健福祉部長。
〇保健福祉部長(石堀 純君) お答えいたします。
災害弔慰金の場合には、災害による死亡の場合に支給することに定まっております。この場合、市の災害弔慰金に関する条例による支給でございますけれども、上位条例がやはりその国の災害弔慰金の支給に関する法律という法律がありまして、それに基づいて条例もつくられております。それに基づいてそういうその要件に該当する場合には、支給することになっておりますので、その要件に該当するということでございます。
あと、ご質問の請求者の年齢とか家族構成は、ちょっと細かいことわかりませんので、後でご報告したいと思いますので、それでよろしいでしょうか。
〔「今質問の中に市長はどうしたのか、認めたのか、その辺」の声
あり〕
〇保健福祉部長(石堀 純君) いや、まだ申請を受理した段階で、予算措置がありませんので、支出負担行為ができませんので、まだ決定というわけではございません。
〇議長(相田一良君) 15番、高田重雄君。
〇15番(高田重雄君) 最後になりますが、これはもしかしたら出さないという可能性もあるということですね、またこれ予算組んだわけですから。この予算認めなかったら高いということですか、我々が。そういえば、とりあえずこういうことがあったということを議員さんにも知っていただきたくて質問しました。納得できないものてすから、一応これで終わります。
〇議長(相田一良君) そのほかにございませんか。
17番、川那子秀雄君。
〇17番(川那子秀雄君) 17番。
また、教育委員会のほうの質問になりますが、先ほど給食センターの質問が出ていましたが、25ページ、建設事業1,529万3,000円と、その内訳が委託料として出ております。それで、最初のほうに二千幾らだったですかね、継続費補正ということで教育費2,584万2,000円という金額が出ております。23年度775万3,000円、これは25ページの委託料の中の実施設計委託料に該当するのではないかと。平成24年度が1,808万9,000円とすると、ここ委託料というのは測量委託、それから地質調査委託料というのがこの継続費に入っているのですか、その点をちょっと聞いておきたいと思います。
〇議長(相田一良君) 上野教育次長。
〇教育次長(上野幸一君) 川那子議員さんにお答えいたします。
測量委託、地質調査につきましては、この継続費には含まれておりません。
〇議長(相田一良君) 17番、川那子秀雄君。
〇17番(川那子秀雄君) なぜ私が質問するかといいますと、この委託料はもう発注済み、そういうことでこれ補正を出したということですか。この地質と測量、これトータルで754万円あるようですが、なぜ私が質問するかというと、大和中学校跡地ということを前提にしますと、地質調査委託料400万円、これどうも役所でやるときには、測量委託とか地質調査委託とかそういうことをやりがちなのですよね。ところが、大和中学校が建っていた、以前にね、今はないけれども、そのときのその当時のこういう測量設計、地質調査委託、特に地質調査はやっていると思うのですね、大和村時代に。地質調査書というのは大和村のところに、学校なんかは特に保存しておくだろうと思うのですよ。だから、地質調査というのは現に学校が建っていたというところで、これ地質調査する必要があるのかなと疑問があります。
やはり担当課としては、現に建っていたところですから、地質調査は中学校を建てるときにやっていると思うのですね。私はこの地質調査なんていうのは、それが残っていれば、二重になりますからやる必要ないと思うのですよ。これ、どこでやるのだかわかりませんが、これは残っているはずですよ、中学校が建っていたということは。一介の建物ではないですよ、中学校は。だから、十分にそういう地質調査をして中学校は建てていたとすれば、こういう地質調査407万円なんていうのは、私は必要ないのではないかと、そういう思いがあります。
それと、この継続費の中で平成24年度1,808万9,000円、これはこの括弧で実施設計業務委託と書いてありますが、こっちで出ている775万円、要するに23年度、またこれ実施設計なのですか、24年もこれも。私はおかしいと思うのですね。実施設計やるのに1本でできるのだろうと思うのですよ。何でこんなに実施設計委託が、では2,584万円もかかってしまうということでしょう。
どうも私がこの前入札のことで質問しましたけれども、金かけ過ぎると。もう少し行政改革ということを考えているならば、内部のこういう金額、あり余る金ではないのですよ、桜川市は。そういう点お答え願いたいと思います。
それから、総務部長に質問しますけれども、補正で先ほど公債費減額、増額等がありましたけれども、当初予算で桜川市の税収は43億9,000万円、途中ですからね、こういう予算書になっていたわけです。ですから、総務部長に公債費、いわゆる合計、それをちょっと教えていただきたいと思うのです。私はどうも、市債というところに入ると思うのですが、何でも事業債でやらなければいけないところはしようがないですが、こういうはっきり言えば借金ですから、税収が実際には43億9,000万円で、災害時の予算は補助金が入ってきますので、こういう点とにらみ合わせて総務部長の見解をお伺いしたいと思うのです。どんどん、どんどん30年で返済していくとかいろいろあるでしょうが、ここからちょっと総務部長お願いします。
以上です。
〇議長(相田一良君) 石川教育長。
〇教育長(石川 稔君) 川那子議員さんにお答えをしたいと思います。
旧大和中学校は、3階建てで建っておりました。当時、多分ボーリングとかそういうのはやっていないと思います。基礎が独立基礎で、くいは打っていなかったものですから、当時の地質調査はなしで、多分関東ローム層で地耐力が平米当たり何トンというような形で計算をして3階建ての校舎を建てたのだと……
〔「推測じゃだめ」の声あり〕
〇教育長(石川 稔君) 推測です、これは。ですから、あの建物は合併時のときには3階へ上がってまいりますと、床が少し西側に傾斜したりしていたのが、そういうのでくいを打っていない建物、直接基礎であった建物だったからああいう建物が傾斜してしまったのだと私は思っております。
ですから、今回給食センターを建てる場合には、しっかりとした地質調査をして、それで建物を建設していかなければならないと思いまして、地質調査の予算を計上させていただいたところです。ご理解のほどお願いをいたします。
〇議長(相田一良君) 続いて、山田総務部長。
〇総務部長(山田澄男君) 23年度の起債借り入れの総額は、今回の補正も含めまして17ページにございますが、市債の合計17億4,100万円ということになっております。そのうち災害関連の起債で起こしましたのがトータルで5億7,000万円ぐらいありますので、災害関連で特にふえてしまったのかなということでございます。
全体的に考えてみますと、今22年度末現在で起債総額が一般会計で156億円という状況でございます。そういった中で起債の借り入れと、今度は公債費の返していく分とのそれやりますと、ここのところ大体推移していて、それほど大きく伸びていないということでございます。
あとは、公債負担比率とか実質公債費率等の財政指標の数値を見ながら、今後の起債の借り入れについては注意して運営していきたいというふうに思っております。
〇議長(相田一良君) いいですか。
17番、川那子秀雄君、最後ね、3回目。
〇17番(川那子秀雄君) まず、今教育長が答えましたけれども、想定の話なんか私は聞きたくないのです。多分その形状から判断してやっていなかったのではないかと、そういう想定ではないのですよ。いわゆる学校を建てるときには、そういう設計書があったはずです。まず、それを探してやってみてください。余り金は使わないでくださいよ。
ですから、地質調査しなければならない。給食センターは何階だということになるわけですよ。何階で建てるのだと。3階建てなのですか、では。そこら辺ですよ。1階でしょう、多分。1階建てでしょう。それで、何でそんなくいをぶち込むとか、これは委託料を一般財源から出さなければならないのですよ。幾らでもあると思って考えないでください。行財政改革、費用を幾らでも減らそうという、先ほど話もありましたね。寄附をもらったから4,000万円ぐらいかけると。あんな寄附したのがいい人も出てきますよ。それと同じなのですよ。
この2,500というのが、2年かけて実施設計やると、こんなに必要なのですか。どうも実施設計委託というこの委託料が、何か箱物つくるときにはかかり過ぎるのではないかと、もう少し教育長、元設計、1級建築士だったと思うのですが、そういう知識を生かして、あの節約するそういう気持ちになってくださいよ。
何で私総務部長に聞いたかというと、そういう公債費そういうものが多いと、税収から比べてね。何でそれができないのかなと。だから、きのうは上野次長がいませんでしたが、入札の関連でも増額増額、全部増額だよ、2件だけ。30%までいいからなんて、そういうその業界はそういう頭でいますよ。だけれども、設計屋さん、きちっと設計をやってくれているかどうか。何で追加が出るのだと。私は、例えば羽黒だかどこだか忘れたけれども、ALC、これ外から見て割れているから取りかえなければならないこと、わかりますよ、一目で。そんなものまで増額ですよ。そんなでたらめな実施設計はやってほしくないです、増額になるような。
だから、そういう意味でこの2,500万円というのはちょっと高いのではないのかなと。設計料かければいいというものではないですからね。要は実際に使いやすい、給食が出せればいいのではないですか。それはちゃんと調べておいてください。私の要望です。これ必ずあるはずですから、その当時の。そんなでたらめな、中学校3階建てしたわけではないと思うのですよ、どこで建てたか知らんけれどもね。
それから、いいですかね、時間がないから。総務部長ね、今私が申し上げたような委託料、総務部長は財政のもとですから、こういうものを軽々しく認めないようにしてくださいよ。だめですよ。財布のひもはぴっしり締めて、言うとおりに聞かないでくださいよ。そうではないと、幾らでも財政負担なりますよ、補助事業は別にして、なるべく補助事業とかそういうものあるとしても、教育長わかりましたね。それはきちっとやってくださいよ。自分の想定の話なんかしていたのでは、あなた失格ですよ。私が要求しているのだから。設計図書はあるわけですから。それだけで、あと答弁もらって終わりです。
〇議長(相田一良君) 石川教育長。
〇教育長(石川 稔君) 今回の給食センターの実施設計料、トータルで2,584万2,000円今回補正で上げさせていただいておりますが、この委託料につきましては、県の営繕課のほうの算定方式がありまして、それらを用いて算定している数値でございます。ですから、今までに比べますと大分その委託料につきましては減額をされてきているのかなと私は思っております。
以前は多分見積もりなどをとってやっていたのではないかと思いますが、合併してからはかなり委託料につきましては減額の方向で進めている考えでやっておりますので、その辺のところもご理解をいただきたいと思います。
〔「理解はできない」の声あり〕
〇議長(相田一良君) そのほかにございませんか。
21番、上野征一君。
〇21番(上野征一君) まず18ページの7目財産管理費、15節の工事請負費のうちの157万5,000円、ラスカへ教育関係、スポーツ関係のものが移転するから若干改造しなければならないのだというふうな話、説明を受けました。
実はきのう私、一般市民に言われたのですよ。ラスカへ行くのなら4月からはこういうあれで何か大分大口に移転してくるみたいですけれどもということを聞かれたのですが、全く私何の返事もできませんでした。いつラスカへ今度4月から移転するということが決まったのだか、議会に報告があったのを私が聞き漏らしていたのだか、その辺わかりませんけれども、きのうは非常に恥ずかしい思いをしました、そういうことで。
それで、どういう形で、課ごとで来るのでしょうか、今度ラスカへ来るのは、頭は課長か部長か補佐か、それと職員数は何人ぐらい来るのかということ、どのような改革をするのだかということ、それをお尋ねしたいと思います。
それと22ページ、一番下、負担金補助金交付金ということで、JA北つくばとKEKの補助金だということで373万2,000円ですか。これ災害を受けたからと災害復旧事業の補助金だということですけれども、一般農家からは、まだ集団営農などでやっている方からは、この災害に対する復旧費なんかの補助を出しているのか、まだ問いかけをしなかったのかと、その辺お尋ねしたいと思います。
あとは、JAは幾らだか、KEKは幾らだか、その辺もお願いしたいと思います。
それと23ページ、都市計画業務委託料159万円ほど上がっていますよね。大和駅から国道50号へ抜ける道路の測量だということですけれども、前回の同僚議員の質問とちょっとかぶってしまいますけれども、余りにも委託料が多過ぎるということ。この補正半分以上委託料だと思いますよ。それで、このわずか159万円ぐらい、わずかの話がまた私から出てしまいますけれども、このくらいの道路の測量ぐらいであれば専門職がいると思うのですよ、役所の中に。合併するときに、合併効果は何なのだと、メリット、デメリットは何なのだと問いただしたときに、合併すれば各課で各部で専門職員を雇えるし、専門職もいるはずだから、そういうところでかなり委託料が少なくなるから、それで合併をするのだと、これから支出を減らさなければならないから合併しなければならないのだと、そういうような説明を受けて合併したつもりでいます。であっても、大和駅から50号ぐらい、距離にして何メートルありますか、高低差がどれだけあるか、何で測量まで業者に委託しなければならないのだか。聞くところによると、1級建築士がいる、測量士もいるというふうな話も聞いていますけれども、職員の中にそのような特殊技術を持っている方が何人いるのだか。何でその方をこの仕事に当たってもらうことができないのだか、その辺お尋ねします。
〇議長(相田一良君) 臼井市長公室長。
〇市長公室長(臼井典章君) まず、グループ制の導入でございますが、これにつきましては、今現在市の機構といたしまして、4室93係ですか、という形で今運営をしているところでございます。ただ、今の係体制の中で定員適正化に基づきまして人員を削減しているところでございますが、そうした形で人数を少なくしているということになると、要するに4室93係という体制がなかなか組めない状況になってきております。それを今検討はしているといいますか、まだ途中なのですが、そういった形でやっているのが63ぐらいのグループに分けて、要するに現在係の中で1人の係とか2人の係とかというのが結構多い状況になってきておりますが、そういったものを解消する。
それから、行財政改革に伴いましてある程度その内部の組織の機構とも改革というようなことも踏まえた中で、現在案をといいますか、やっているところで、スポーツ振興につきましてはその中でそういうような形で一応ラスカのほうにということが出ております。一応最終的にしっかりとした形ができ上がった段階、3月にはとは思っていたのですが、その段階で全員協議会のほうに報告をさせていただくということで考えておりました。
以上です。
〇議長(相田一良君) 横田経済部長。
〇経済部長(横田 一君) 上野議員さんのご質問にお答えをさせていただきます。
東日本大震災農業生産対策事業費補助金でございますけれども、今回の補助金につきましては、JAと農事組合法人に限定された補助金でございます。内訳を申し上げますと、6施設ございまして、JA北つくばの穀類乾燥調整貯蔵施設につきまして、事業費336万2,100円のうち交付金が160万1,000円、次にやはり北つくば農業協同組合で集出荷貯蔵施設、これにつきましては事業費136万5,000円、交付金が65万円、それから農事組合法人新桜川グリーンファームにつきましては集出荷物選別設備、事業費141万7,500円のうち交付金は67万5,000円でございます。それから、北つくば農業協同組合、穀類乾燥調整貯蔵施設、事業費62万6,850円、うち交付金が29万8,000円、それから同じく北つくば農業協同組合で穀類乾燥調整貯蔵施設、事業費106万6,800円、交付金が50万8,000円で、これを合計いたしますと、事業費783万8,250円、交付金が373万2,000円でございます。
以上です。
〇議長(相田一良君) 松建設部長。
〇建設部長(松輝人君) 上野征一議員さんの質問にお答えいたしたいと思います。
この事業につきましては、平成21年4月に策定いたしました桜川筑西ICの周辺都市整備構想に基づきまして、今回の桜川筑西IC周辺地区の具体的な整備事業を調査検討いたしまして、桜川筑西IC周辺地区の整備計画としていくための位置するものでございます。内容といたしましては、企業誘致の推進を前提といたしまして、これを促進するための道路、水路等の基盤整備をどのように進めるかを軸といたしまして、企業誘致を実現するため、ソフト事業などで位置づける予定でございます。
この大和駅から50号線までの間につきましては、当初工業専用地域を準工地帯というふうなことで変更いたしました。特に企業でも何でも住宅でも建てられる要素が広くなったということでございます。そういうことで、一応さまざまな企業の進出が可能になったわけでございます。そういうことを考えまして、企業進出を2年半かけて模索しましたけれども、リーマン・ブラザーズのあの破綻や東日本大震災によりまして昨今の経済状況を踏まえた一刻も早い企業誘致を実現するために必要であるというふうなことで、今回この委託料を計上したわけでございます。ひとつよろしくお願いをしたいと思います。
〔「あと、市の職員の中に資格を持った人何人いるかって質問あっ
たのです。1級建築士の資格を持った人」の声あり〕
〇建設部長(松輝人君) 資格というふうなことでございます。1級建築士が2名ございます。
以上でございます。
〇議長(相田一良君) 上野征一君。
〇21番(上野征一君) まず、そのラスカの移転のほうなのですけれども、何人くらいで、先ほどお尋ねしたように、部長が行くのか課長が行くのか課長補佐が頭で行くのか、その辺のところと、今臨時職員が恐らく4名、5名いるかと思います。その辺の臨時職員をあそこへ、ラスカへ移転することによってどうなるのかということ、その辺をお尋ねします。
それと、災害の補助金のことは結構です。
あと、大和駅の件、ごめんなさい、大和から50号の測量の件ですけれども、企業誘致するのには道路が必要だからということの説明ありましたですけれども、もちろん企業誘致するにしても、民家を建てるにしても、道路がないとどうにもならないでしょうから、企業だの個人住宅だのと言わないで、4車線の大きい道路でもつくって、あそこへ中核病院でも建てるようにひとつお願いしたいと思います。その辺どのように考えているか。
〇議長(相田一良君) 臼井市長公室長。
〇市長公室長(臼井典章君) 一応ラスカのほうには、現在スポーツ振興課が真壁庁舎のほうにございますが、これを課ごと、課長単位でラスカのほうに移動させるということでございまして、人数につきましては約9名ぐらいになるかと思います。
〔「あと、臨時職員はどうする気」の声あり〕
〇市長公室長(臼井典章君) 臨時職員も一緒に含めた中で、要するに今度の機構改革といいますか、あれにつきましては、管理的なものも検討した中でグループ制の導入というような形で考えておりますので、そういったことで総体的にまとめた中で施設の管理も行っていくというのを一つの前提として考えておりますので、そういったことで今は管理別々という形になっておりますが、それを1カ所にまとめて管理も一緒に行えるということでラスカのほうへということで考えております。
〇議長(相田一良君) 続いて、松建設部長。
〇建設部長(松輝人君) 上野征一議員さんの質問にお答えいたします。
確かに道路につきましては、今建設課のほうで道路改良等行っております。当然道路は広いほうがいいに決まっておりまして、防災的な問題もあります。そういう状況の中で、この長方工業地域の中でやはり企業が進出したにしても、使いやすい道路を当然使わなくてはならんというふうに考えております。そこら辺のところを十分精査しながら、この委託につきましてよりよいものをつくれるような方向で進めてまいりたいというふうに考えておりますので、いろいろとご協力のほどお願いいたしまして、よろしくお願いしたいと思います。
以上でございます。
〇議長(相田一良君) 上野征一君、3回目。
〇21番(上野征一君) 今のその大和駅から50号の道路ですけれども、確かに桜川でこれからどこを開発しようかといえば、言わずと知れた準工業地帯にしたあの50号と水戸線の間の山林のはずであります。ですから、どうせつくるのですから、センターライン入りの両側歩道つきの道路でなくして、何といってもこれからは桜川はあそこがメーンになりますので、4車線の道路を50号まで、もちろん両側歩道つきの4車線の道路をつくっていただくようにお願いして、質問終わります。
以上です。
〇議長(相田一良君) 案件途中でございますが、ここで暫時休憩いたします。
休 憩 (午後 零時08分)
再 開 (午後 1時30分)
〇議長(相田一良君) それでは、休憩前に引き続き会議を再開いたします。
そのほかに質疑ありますか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 質問ないようですので、質疑を終わります。
これから討論を行います。討論ありませんか。
〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 討論ないようですので、討論を終わります。
お諮りいたします。本案を原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 異議なしと認めます。
よって、議案第84号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
〇議案第85号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(相田一良君) 続いて、日程第5、議案第85号 平成23年度桜川市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
提案理由の説明を願います。
大川市民生活部長。
〔市民生活部長(大川正彦君)登壇〕
〇市民生活部長(大川正彦君) 議案第85号 桜川市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)についてご説明いたします。
30ページをお願いいたします。今回の補正予算につきましては、第1条におきまして、歳入歳出の総額に3,273万3,000円を増額し、歳入歳出の総額を58億6,381万4,000円とするものでございます。
詳細につきましては、事項別明細書33ページをお願いいたします。歳入、4款1項1目国庫支出金、療養給付費負担金、補正額340万円につきましては、歳出一般被保険者療養費におきまして1,000万円の増額負担分の国庫負担分34%を見込むものでございます。
また、11款1項2目繰越金、補正額2,933万3,000円につきましては、歳出補正額との調整を特別会計内の繰越金において行うものでございます。
次のページをお願いいたします。続きまして、歳出につきましては、2款1項3目一般被保険者療養費、補正額1,000万円は、社会保険被保険者の資格喪失による受給者分の支出を含む年間見込額でございます。
2款2項2目退職被保険者等高額療養費、補正額300万円につきましても、現在高額療養費の伸びに合わせまして見込むものでございます。
2款4項4目出産育児一時金、補正減額1,680万円につきましては、当初100名分を予定しましたが、現状から60名分を予測し、減額補正を行うものでございます。
11款1項3目償還金、補正額3,644万1,000円につきましては、平成22年度療養給付費負担金の確定におきまして当該年度分の概算申請より療養費等が低下したことによる精算返還分でございます。
11款4項1目雑支出、補正額9万2,000円につきましては、第三者行為の適用による高額療養費高齢受給者分の国庫返納分でございます。
以上が国民健康保険特別会計補正予算の内容でございます。よろしくご審議お願い申し上げます。
〇議長(相田一良君) ただいま提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質疑ありませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 質問ないようですので、質疑を終わります。
これから討論を行います。討論ありませんか。
〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 討論もないようですので、お諮りいたします。
議案第85号を原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 異議なしと認めます。
よって、議案第85号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
〇議案第86号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(相田一良君) 続いて、日程第6、議案第86号 平成23年度桜川市水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。
提案理由の説明を願います。
若林上下水道部長。
〔上下水道部長(若林鉄郎君)登壇〕
〇上下水道部長(若林鉄郎君) 議案第86号 平成23年度桜川市水道事業会計補正予算(第1号)についてご説明いたします。
36ページをお開き願います。今回の補正ですが、第2条で、3条に定めた収益的収入の予定額のうち、第1款第2項営業外収益の既決予定額に278万2,000円を増額いたしまして、1億1,722万6,000円とするものでございます。
次に、第3条で、第4条に定めた資本的収入の予定額のうち、第1款第2項負担金の既決予定額に48万3,000円を増額いたしまして、3,243万9,000円とするものでございます。また、資本的支出については、予定額のうち第1款第1項建設改良費の既決予定額に1,048万3,000円を増額いたしまして、2億2,122万6,000円とするものでございます。
詳細につきましては、補正予算明細書によりご説明いたしますので、41ページをお開き願います。
収益的収入でございますが、1款2項2目他会計補助金278万2,000円は、高料金対策費の増額分です。これは、資本単価の基準額が167円から166円に引き下げられたためでございます。
42ページをお開き願います。資本的収入でございますが、1款2項1目その他負担金48万3,000円は、真壁町田地内に設置するための消火栓設置工事費負担金でございます。
43ページをお開き願います。次に、資本的支出でございますが、1款1項1目施設整備費の1,000万円につきましては、石綿セメント管更新工事請負費、久原地区423メートルの増額分でございます。
3目受託工事費の48万3,000円につきましては、消火栓設置工事費の増額分でございます。
以上で説明を終わります。よろしくお願いします。
〇議長(相田一良君) ただいま提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質疑ございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 質疑ないようですので、質疑を終わります。
これから討論を行います。討論ありませんか。
〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 討論ないようですので、討論を終わります。
お諮りいたします。議案第86号を原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 異議なしと認めます。
よって、議案第86号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
〇議案第87号、議案第88号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(相田一良君) 続いて、日程第7、議案第87号 市の境界変更について及び日程第8、議案第88号 境界変更に伴う財産処分に関する協議について、以上2議案を一括議題といたします。
提案理由の説明を願います。
山田総務部長。
〔総務部長(山田澄男君)登壇〕
〇総務部長(山田澄男君) 44ページをお開き願います。議案第87号 市の境界変更についてご説明申し上げます。
地方自治法第7条第5項の規定により、平成24年9月1日から筑西市と桜川市との境界を別記次ページのとおり変更することを茨城県知事に申請するものでございます。
平成15年8月2日付で事業認可されました県営長讃地区土地改良事業は、桜川市真壁町源法寺地区と筑西市上西郷谷地区で実施されております。現在工事が完了し、平成26年2月10日に換地処分をする予定となっており、今回の土地改良事業により農地の区画及び道路、水路が整備されたことに伴い、桜川市と筑西市の境界が変更となるものでございます。
地区面積は、全体で53.7ヘクタール、うち筑西市43.1ヘクタール、桜川市が10.6ヘクタール、うち3.51ヘクタールが換地計画の完了に伴い、市界変更となります。
議会のご承認をいただき、この後審議いただきます議案第88号 境界変更に伴う財産処分に関する協議についてとともにあわせて茨城県知事に申請することになってまいります。
続いて、46ページをお開き願います。議案第88号 境界変更に伴う財産処分に関する協議についてご説明申し上げます。
議案第87号の境界変更により地方自治法第7条第5項の規定により、筑西市と桜川市との境界変更に伴う財産処分を別記のとおり関係市協議の上、定めたいので、同条第6項の規定に基づき、議会の議決を求めるものでございます。
47ページをお願いいたします。この協議書のとおり、桜川市真壁町源法寺地区と筑西市上西郷谷地区の事業対象区域に隣接介在する道路、水路である公有地の一部の財産を処分するものでございます。この効力は、境界変更の発生する日から生ずるものとするということでございます。
よろしくお願いいたします。
〇議長(相田一良君) ただいま提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質疑はございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 質問ないようですので、質疑を終わります。
これから討論を行います。討論ありませんか。
〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 討論ないようですので、討論を終わります。
お諮りいたします。議案第87号を原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 異議なしと認めます。
よって、議案第87号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
続いて、議案第88号を原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 異議なしと認めます。
よって、議案第88号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
〇議長報告第1号の委員長報告
〇議長(相田一良君) 続いて、日程第9、議長報告第1号、付託された案件について委員長より報告を求めます。
陳情第13号 「緊急事態基本法」の早期制定を求める意見書提出に関する陳情について、総務常任委員長、橋本位知朗君、登壇の上、ご報告願います。
〔総務常任委員長(橋本位知朗君)登壇〕
〇総務常任委員長(橋本位知朗君) 総務常任委員会審査報告書。
総務常任委員会の審査の結果並びに審議の経過概要について、桜川市市議会会議規則103条の規定により報告いたします。
本委員会に付託された案件は、陳情第13号 「緊急事態基本法」の早期制定を求める意見書提出に関する陳情書であります。
陳情第13号については、茨城県取手市桑原512―1 大橋幸雄氏ほか26名により提出された意見書提出についての陳情であります。
本委員会は、12月15日、本委員会室において全委員出席のもとに、関係部課長の出席を求め、書記2名を任命し、付託された案件について生活安全課長より陳情書の内容説明を受けました。
慎重に審議した結果、本陳情書については、今回の東日本大震災における初動対応のおくれや、中国による尖閣諸島事件、ロシアの主要閣僚による北方領土の訪問など、国民の生命、財産、安全を脅かす事態への迅速な対応をすべき体制を、国及び政府において早急に制定をすることは重要な国策であり、当市においても市民の安全を確保するためにも欠かすことのできない政策であることを考慮し、賛成多数により本陳情を採択することに決しました。
以上が付託された案件に対する総務常任委員会の審査の結果であります。
平成23年12月16日 総務常任委員会委員長 橋本位知朗
桜川市議会議長 相田一良様
以上です。
〇議長(相田一良君) ただいま橋本委員長より報告が終わりました。
これより質疑を行います。
総務常任委員会以外の方、質疑を願います。
質問ありますか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 質問ないようですので、質疑を終わります。
これから討論を行います。討論ありませんか。
〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 討論ないようですので、討論を終わります。
これから陳情第13号を採決します。
この表決は起立によって行います。
陳情第13号に対する委員長報告は採択です。委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
〔起立多数〕
〇議長(相田一良君) 起立多数です。
したがって、陳情第13号は委員長報告のとおり採択することに決定いたしました。
〇議会運営委員会、各常任委員会、議会広報特別委員会、中核病院を
考える会特別委員会の閉会中の継続調査
〇議長(相田一良君) 次に、日程第10、議会運営委員長並びに各常任委員長、議会広報特別委員会委員長及び中核病院を考える会特別委員会委員長から、会議規則第104条の規定により、お手元に配付いたしましたとおり、閉会中の継続調査の申し出がありました。
お諮りいたします。各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 異議なしと認めます。
よって、議会運営委員長並びに各常任委員長、議会広報特別委員会委員長及び中核病院を考える会特別委員会委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
〇日程の追加
〇議長(相田一良君) ただいま橋本位知朗君から、議員提出議案第6号 「緊急事態基本法」の早期制定を求める意見書が提出されました。
ここで暫時休憩いたします。
休 憩 (午後 1時48分)
再 開 (午後 1時55分)
〇議長(相田一良君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
休憩中に開いた議会運営委員会の報告を願います。
議会運営委員長、大塚秀喜君。
〔議会運営委員長(大塚秀喜君)登壇〕
〇議会運営委員長(大塚秀喜君) 追加日程委員長報告。議会運営委員会の審議の結果を報告いたします。
議員提出議案第6号 「緊急事態基本法」の早期制定を求める意見書につきましては、追加日程第1として直ちに日程に追加し、審議、採決することに決定いたしましたので、ここに報告します。
〇議長(相田一良君) お諮りいたします。
ただいま議会運営委員長より報告がありました報告のとおりとしてご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 異議なしと認め、議会運営委員長の報告のとおりといたします。
追加日程並びに議案書を配付いたします。
〔追加議案配付〕
〇議員提出議案第6号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(相田一良君) 追加日程第1、議員提出議案第6号 「緊急事態基本法」の早期制定を求める意見書を議題といたします。
提出者である橋本位知朗君、提案理由の説明を願います。
〔18番(橋本位知朗君)登壇〕
〇18番(橋本位知朗君) 「緊急事態基本法」の早期制定を求める意見書。
今回の東日本大震災における我が国の対応は、当初「想定外」という言葉に代表されるように、緊急事態における取り組みの甘さを国民と世界に広く知らしめる結果となった。世界の多数の国々は今回のような大規模自然災害時には「非常事態宣言」を発令し、政府主導のもとに震災救援と復興に対処しているのである。
我が国のように平時体制のまま国家的緊急事態を乗り切ろうとすると、前衛部隊の自衛隊、警察、消防などの初動態勢、例えば部隊の移動、私有物の撤去、土地の収用などに手間取り、救援活動にさまざまな支障を来たし、その結果さらに被害が拡大するのである。
また原発事故への初動対応の遅れは、事故情報の第一次発信元が国ではなく、事故を起こした東京電力当事者というところに問題がある。さらに言えば、我が国の憲法はその前文に代表されるように平時を想定した文面となっており、各国に見られるように外部からの武力攻撃、テロや大規模自然災害を想定した「非常事態条項」が明記されていない。
平成十六年五月にはその不備を補足すべく、民主、自民、公明三党が「緊急事態基本法」の制定で合意したが、今日まで置き去りにされている。昨年来、中国の漁船尖閣事件、ロシア閣僚のたび重なる北方領土の訪問、北朝鮮核ミサイルの脅威など、自然災害以外にも国民の生命、財産、安全を脅かす事態が発生している。
よって、国会及び政府においては、「緊急事態基本法」を早期に制定されるよう強く要望する。
以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。
平成23年12月16日
茨城県桜川市議会議長 相田一良
〇議長(相田一良君) ただいま提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。
総務常任委員会以外の方、質疑を願います。質疑ありませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 質問ないようですので、質疑を終わります。
これから討論を行います。討論ありませんか。
4番、菊池伸浩君。
賛成、反対どちらですか、討論は。反対討論。
〔4番(菊池伸浩君)登壇〕
〇4番(菊池伸浩君) 私、総務委員会なので、ただ1人総務委員会でも反対をいたしましたので、ここには提案者には名前が入っておりません。
簡単に言いますと、2つだけ申し上げます。1つは、今回の福島の問題は、この緊急事態法があるかないかではなくて、もともと政府の初動態勢に大きな問題があったというのは、これはNHKテレビ等でもきちんともう検証されている問題です。ですから、緊急事態基本法があったほうがいいとか悪いとかという問題ではないことですね。これまず1つ指摘します。
それから、尖閣諸島とか中国漁船の問題ですね。これは、日本の外交が、皆さんもご存じのように、アメリカ言いなりで、自主外交が行われていない、ここに大きな問題があると私は考えています。ですから、こういう法律以前に、アメリカの従属から離れて自主外交をすることが先決だろうと、以上2点で反対をいたします。
以上です。
〇議長(相田一良君) 次に、本案に賛成者の討論を許します。
橋本位知朗君。
〔18番(橋本位知朗君)登壇〕
〇18番(橋本位知朗君) それでは、賛成討論というか、賛成を申し上げます。
平成16年の5月に国民の大半を占める民主、自民、公明3党がこの基本法に賛成しております。合意しております。そういう意味から、今まで何か長引いていることがあるのは、いろいろ調整が必要だということも聞いておりますが、私たち総務委員会では、今の菊池委員以外の方は皆さん賛成でしたので、これを賛成しました。どうか皆さんのご協力をよろしくお願いします。
以上です。
〇議長(相田一良君) 次に、本案に反対者の討論を許しますけれども、討論ありますか。
〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 討論ないようですので、討論を終わります。
これから本案を採決します。
この表決は起立によって行います。
議員提出議案第6号は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
〔起立多数〕
〇議長(相田一良君) 起立多数。
したがって、議員提出議案第6号は原案のとおり可決されました。
〇執行部あいさつ
〇議長(相田一良君) ここで、市長より発言を求められておりますので、これを許します。
中田市長。
〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 平成23年第4回桜川市議会定例会の閉会に当たり、御礼を兼ねましてごあいさつを申し上げます。
本定例会は、12月13日より16日までの4日間の会期で開催され、議員各位におかれましては、慎重なるご審議を賜り、心から感謝を申し上げます。
議員各位のご理解とご協力により人事案件初め、条例の制定、平成23年度一般会計並びに特別会計、水道事業会計及び補正予算など、ご提案いたしました案件につきましては、原案のとおり同意、ご議決をいただきまして、厚く御礼を申し上げます。
これから寒さ一段と厳しくなってまいりますが、くれぐれも健康に十分留意されますとともに、議員各位の一層のご理解、ご協力を心よりお願いを申し上げます。
最後になりますが、来年はたつ年でございます。桜川市の発展、そして議員各位のより一層のご繁栄を心よりご祈念を申し上げ、1年間来年は夢の大きい年でありますことをご祈念申し上げ、ごあいさつといたします。
ありがとうございました。
〇閉会の宣告
〇議長(相田一良君) 議長より一言述べさせていただきます。
オリンピック精神にあるように、クーベルタン男爵は申しました。オリンピックは、参加することに意義がある。当議会においても、市民から選ばれた議員は、本議会においては参加するのが前提ではないでしょうか。不幸にして、このたびいろんな方が休会中または無届けで欠席するということは、言語道断であります。今後、議員の皆さんが欠席する場合には、必ず議長または事務局にその理由を正確に伝え、連絡をお願いいたしまして、終わりとします。
また、今定例会に付議されました案件はすべて終了いたしました。
以上で平成23年第4回桜川市議会定例会を閉会いたします。
ご苦労さまでした。
閉 会 (午後 2時06分)