平成23年第4回桜川市議会定例会議事日程(第2号)
平成23年12月14日(水)午前10時開議
日程第 1 一般質問
〇出席議員(22名)
1番 萩 原 剛 志 君 2番 鈴 木 裕 一 君
3番 仁 平 実 君 4番 菊 池 伸 浩 君
5番 市 村 香 君 6番 岩 見 正 純 君
7番 小 高 友 徳 君 8番 飯 島 重 男 君
9番 中 川 泰 幸 君 10番 皆 川 光 吉 君
11番 増 田 豊 君 12番 潮 田 新 正 君
13番 相 田 一 良 君 14番 大 塚 秀 喜 君
15番 高 田 重 雄 君 16番 増 田 俊 夫 君
17番 川 那 子 秀 雄 君 18番 橋 本 位 知 朗 君
19番 増 田 昇 君 20番 塚 本 明 君
21番 上 野 征 一 君 22番 林 悦 子 君
〇欠席議員(なし)
〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
市 長 中 田 裕 君
副 市 長 飯 嶌 洋 一 君
教 育 長 石 川 稔 君
市 長 公 室 長 臼 井 典 章 君
総 務 部 長 山 田 澄 男 君
市民生活部長 大 川 正 彦 君
保健福祉部長 石 堀 純 君
経 済 部 長 横 田 一 君
建 設 部 長 松 輝 人 君
上下水道部長 若 林 鉄 郎 君
教 育 次 長 上 野 幸 一 君
会 計 管 理 者 太 田 昭 君
〇職務のため出席した者の職氏名
議会事務局長 笠 倉 貞 君
議会事務局書記 入 江 豊 君
議会事務局書記 仲 田 浩 司 君
議会事務局書記 長谷川 勇 貴 君
開 議 (午前10時00分)
〇開議の宣告
〇議長(相田一良君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席議員は22名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立しますので、これより本日の会議を開きます。
〇一般質問
〇議長(相田一良君) 日程第1、一般質問を行います。
3番、仁平実君。
〔3番(仁平 実君)登壇〕
〇3番(仁平 実君) 3番、仁平実です。通告に従い一般質問させていただきます。
まず、公共工事について。公共工事の入札、発注、契約及び管理、完成検査等は正しく行われているのかという点についてお伺いします。
私は、これまでの一般質問の中で、桜川市の建設工事の発注、入札方法、随意契約など正しく行われているのかどうかという点について何度もお伺いしてきました。その中で桜川市の公共工事については、大きな問題があることがはっきりとわかってきました。市長や担当部長も、一部の工事では不正があったと認めました。そういった不正な公共工事を防止するためにはどうしたらいいか。また、不正な工事の後始末について、市長は相変わらず「ちゃんとやっている」との一点張りで、全く信用されておりませんが、順次お伺いしていきます。
まず、桜川市の入札は、いまだに指名競争入札によって行われていますが、この指名が公平に行われているかについてお聞きします。桜川市の指名競争入札では、指名願を出しているたくさんの建設業者のうち特定の業者だけがいつも指名され、同じメンバーで入札に参加しているという現実があります。どうしてこのようなことが起きているのか。指名願を出している業者に公平に入札参加の機会が与えられないのはどうしてか、お聞きします。
次に、指名業者の選定方法についてお聞きします。通常の場合は、指名業者は指名願の出ている業者の中から指名委員会が公平に選んでいます。しかし、桜川市では、特定の業者に偏って指名を行っていることは、先ほど申し上げたとおりです。この選定について以前の議会で、ある業者が工事写真をちゃんと出さなかった。完成検査の資料が錯綜して、前回の工事の写真を再利用して提出したなどの不正が行われたと報告がありました。少なくとも不正な工事完成報告書についてのペナルティー、指導等はあっても当たり前、場合によっては指名停止処分なども検討するべきです。
この業者の不正な請求により桜川市が損害を受けたため、損害賠償請求を求めて行政訴訟が行われているのは皆さんもご存じのとおりです。その裁判の中で、この業者は差し枠と呼ばれる違法な改造ダンプで残土の運搬を行った。しかも、1,500回も道交法違反して工事を行っていたと自分で言っています。これがうそか本当かは、これから明らかになりますが、このような悪質な業者を私たちの疑惑追及から守り続けている。そして、疑惑の真っ最中にもかかわらず指名を続けている。そして、工事契約を結んでいるというのは全く異常なやり方です。他の市町村、県や国だったら、裁判が終わり、結論が出るまでは間違いなく指名や契約は一時的に控えることになります。この件について、すべてわかっていて指名し、契約しているのか、知らないで指名して契約しているのか、お聞きします。
次に、資格者がいないのに公共工事を実施しているという点についてお聞きします。競争入札に参加する企業が、その工事や業務を実施できる能力を持っているかどうかを評価することは非常に重要なことです。このため、全国の自治体では、工事実績、情報システム、通称コリンズという仕組みを利用しています。これは各業者の現在請け負っている工事の工期、現場代理人、主任技術者、管理技術者などを検索することができ、例えば一度に1つの工事しか施工する能力のない業者が複数の工事を受注するなどの不正な契約ができないように監視することができます。桜川市では、このコリンズへの登録がないため、工事に必要な技術者がいなくても工事を受注することができます。一日も早いコリンズ登録の義務づけが必要と思いますが、桜川市では、いまだに採用されていませんが、これはどういうわけでしょう。そして、いつから採用するのか、お聞かせください。
続いて聞きますが、指名願を出しても何年も指名がない、何か理由があるなら聞きたいと業者の皆さんが言っています。選挙で応援したから、何かもらったから、親戚だから、同級生だから、そんなことで指名しているはずはないと信じたい。いつも指名される業者と全く指名されていない業者の違いは何ですか。
続きまして、高久ストックヤード行政裁判の状況と議会の説明責任についてお聞きします。現在行われている高久ストックヤードの架空残土疑惑について、裁判の中では、これまで議会で我々議員に説明してきたことと違うことがいろいろと出てきています。残土の量について、最初にあった土の量も運んだ土の量も何度も変わっています。ほぐし土量などというばかばかしい話も使ったり、使わなかったり、口頭弁論のたびに数字が変わってきています。また、議会では市職員が残土の数量を測定していたと説明していたのが、裁判ではY土建が言った数字を使って、他の業者も見積もりを行ったと説明しています。ほかにもいろいろおかしな点がありますが、これらの説明の違いについては、議事録と裁判記録を並べてみると一目瞭然です。これはどういうことなのでしょうか。
中田市長が被告として裁判で説明していること、証拠として提出している資料は、これまで議会に説明していることと違っている点について、どうしてこのようなことになるのか、お聞きします。もし正々堂々、本当のことなら、最初から最後まで数字も状況も何も変わらないはずです。議会にも裁判所にも市民にも同じ説明でよいはずです。なぜ数字が変わり、話が変わってくるのですか。裁判所にうそを言っているのか、議会にうそを言っているのか、それともどっちもばかにしているか、この3つのどれかです。お答えください。
それから、先日、中田市長から準備書面が届きました。私は被告、中田市長に、Y土建が主張するとおりの残土を本当に運んだとしたら、ダンプカーの台数が全く足りないと指摘しました。Y土建の提出した報告をよく調べてみると、残土の運搬回数と土量がどうしても計算が合いません。当たり前です。もともと報告書がでたらめだったのですから、つじつまが合うわけないのです。それを無理やり合わそうとしているから、いろいろな数字やほぐし土量やおかしなことを言ってきているわけです。しかし、これは自分で証拠として出した報告書なので、もう改ざんできない。どうしようもないので、本当は通常の2倍以上の土をダンプに積んで運んだのだと言い出しました。
先ほど言ったようにY土建が、ダンプの荷台をかさ上げする差し枠という改造をして、過積載、1,500台のダンプで土を運んだと主張しているわけです。運搬業者のダンプには、差し枠がついていないのは私も確認しています。さらに、差し枠のダンプは、搬入先の採石場では一切出入りは禁止になっています。1台や2台ならともかく1,500台もの違法改造超過積載ダンプが3カ月にわたってそんなことをやったら警察も黙っていないです。工事写真に写っているダンプにも差し枠など全くついていませんが、この写真もうそなのですか。うそをつくのもほどほどにと言いたいです。あきれて物も言えないです。これはY土建が、そう言ってきたのですか。それとも数字合わせのためにだれかが考えて、そういうことにしたのですか。もし本当にこんなことをやったのだったら、それこそ大問題です。公共事業で、こんな違反を行ったと公式の場で言っている業者、それを桜川市が平気で許しているのは全く信じられません。
もう一度確認します。裁判の準備書面にある違法な差し枠を使って1,500台近いダンプで残土を運んだというのはY土建が言ったことですか、それともだれかがつくったと言うわけですか。何のためにこんなうそをついて、市民をだまして、議員も監査委員もだまして、それをどうするのですか、市長。
これで1回目の質問を終わります。
〇議長(相田一良君) 仁平実君の質問に対する答弁を願います。
飯嶌副市長。
〔副市長(飯嶌洋一君)登壇〕
〇副市長(飯嶌洋一君) 仁平議員さんのご質問にお答えを申し上げます。
指名ということで、何点かございましたので、また過積載業者の指名についてもご質問がありました。そういうものを総括して答弁をさせていただきます。
指名業者の推薦でございますが、担当課より財政課に起工要求と業者推薦書が上がってまいりまして、指名競争入札等の場合、起工額で建設工事が500万円、業務委託が300万円、物品、役務等が300万円以上の場合、入札参加業者選考委員会を開き、信用度、技術、手持ち工事の状況、当該工事地理的条件、技術者の適性等において推薦業者の適否を決めているところでございます。
また、コリンズの登録ということでございますが、議員もご承知のようにコリンズ登録とは、旧建設省の要請を受けまして、広く建設情報を手がけている財団法人であります日本建設情報総合センターが公共工事の入札、契約における手続の透明性並びに競争性の向上に寄与することを目的として、工事実績情報のデータベースを構築し、各公共工事発注機関へ情報提供を行うために公共機関発注工事の1件1件に対し、登録番号を付加して管理するデータベースのことでございまして、桜川市におきましても、茨城県建設工事必携に基づきコリンズ登録を義務化して工事監督員に提出するようになっているところでございます。
しかし、まだ徹底がされていないところもございまして、業者さんの中には、まだ手続をしていないところもございます。今後とも透明性、公平性、競争性を一層向上するため、コリンズについては担当職員の研修などを徹底させて、今後とも充実をさせていくようにしていきたいと考えております。また、コリンズ登録等については、契約金額、そういったものの規定がございますので、そういったものに合わせながら登録をさせていくよう徹底してまいります。
以上でございます。
〇議長(相田一良君) 続いて、若林上下水道部長。
〔上下水道部長(若林鉄郎君)登壇〕
〇上下水道部長(若林鉄郎君) 仁平議員さんのご質問にお答えいたします。
高久ストックヤードに関する裁判の状況と議会への説明責任についてのご質問でございますが、まず初めに裁判の状況及び経過等についてご説明申し上げます。平成23年2月25日付、不当利得返還請求住民訴訟事件とし、原告、仁平実氏、原告訴訟代理人弁護士、谷萩陽一氏、被告、桜川市長、中田裕としての訴状が水戸地方裁判所に提出されました。請求の趣旨につきましては、高久ストックヤード残土搬出工事において搬出された残土量が過大に積算され、支払いされていることから、桜川市は債務者である大和土建に対し、不当利得した工事代金について返還請求権を行使すべきであるとの内容であります。裁判の経過につきましては、平成23年4月27日、水戸地方裁判所より訴状が送達され、平成23年5月26日に第1回口頭弁論が開廷されました。その後、7月7日に第2回、9月8日に第3回、10月28日には第4回口頭弁論が開催されております。今後12月20日に第5回口頭弁論が予定されております。裁判の詳細な内容につきましては、現在係争中でございますので、答弁は差し控えさせていただきます。
次に、議会への説明責任についてのご質問についてお答えいたします。現在までに4回の口頭弁論が開廷され、裁判中でありますので、判決の時期などを勘案して議会へご説明させていただきたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(相田一良君) 再質問があれば質問願います。
3番、仁平実君。
〇3番(仁平 実君) 今、指名委員長から説明があったのだけれども、私の聞いているのは、公正、公平にやっているということなら、平成20年度から現在に至るまで、各業者の指名回数を年度別に出してください。私の調べたところでは、特定の業者だけが入っていて、今、副市長が言っているような、きちっと選定しているというあれは、私のところには何も資料はないです。業者が、平成20年からゼロという数字が出ているものですので、特に市長選の後、ばったりと指名がない業者が多いです。お答えください。
〇議長(相田一良君) 飯嶌副市長。
〇副市長(飯嶌洋一君) 平成20年ということでございますが、私の承知しているところでは、私もことしの4月1日から副市長ということで、指名推薦委員会の委員長に就任したということでございますので、1個1個のそういった資料は、今手持ちには持っておりません。ただ、平成23年4月から11月、それまでの入札件数、そういったものについては把握をしておりまして、個々の業者、そういったものについては、私の指名推薦委員会のほうでは担当課でしか承知しておりません。ただ、今申し上げましたように入札件数、それについては今手元にございます。一般競争入札では入札件数が4件、それから指名競争入札が84件、合計で88件ということでございまして、延べの指名業者数はトータルで496社に上っております。
以上でございます。
〇議長(相田一良君) 3番、仁平実君。
〇3番(仁平 実君) ちゃんとした質問なのですけれども、もう一つ質問します。Y土建は、ちゃんときちんと今やっていると。私が、そんなことはないように答えているけれども、なぜこの業者だけが、このように優遇されるのか。特定の建設業者以外、全く市からの指名が来なくなって大変な状況です。どうしたらあのように毎回指名に入って、工事がどんどんとれるか、教えてもらいたいといって、みんな。市長、どうやったらあのように優遇されるのですか、教えてください。
〇議長(相田一良君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 公平、公正に入札が行われておるというふうに思っております。
〇議長(相田一良君) 3番、仁平実君。
〇3番(仁平 実君) 市長は、毎回公正、公平にきちっとやっていると逃げますが、公正、公平にやっていて、あんなに偏るということは絶対ありません。
さて、指名委員長、指名委員会が、勝手にそんなことをするはずがありません。市長の指示がなければ、このような偏った指名ができるはずはないです。
それにあと、コリンズの答えなのですけれども、コリンズが採用されていないという今の副市長のお答え、これも全国でみんなやっているのですけれども、指名の公表のやつを見ると、有資格者が満足できるという話がいつも載っていますけれども、あれにほとんどマッチしないのが多いのではないかと思います。
〇議長(相田一良君) 飯嶌副市長。
〇副市長(飯嶌洋一君) 今コリンズのお話がございましたけれども、桜川市においても、茨城県の建設工事必携に基づいて登録を義務化していると。ただし、業者さんに徹底がされてなく、また登録をしていない業者さんがいるということでございます。それと、議員さんもご承知のように500万円以上の場合は登録するというふうなことでございますけれども、今後ともまだ登録の徹底がなされておりませんので、研修等を通じて業者さんには徹底をしていきたいということでございます。
〇議長(相田一良君) 3番、仁平実君。
〇3番(仁平 実君) これまで質問にきちんと答えがない。ちゃんと公平にやっていると逃げ口ばかりで、だれもが納得できる返事がない。本当はどうなのだと、だれもが思います。繰り返しますが、桜川市の入札制度、公共工事の管理は時代おくれです。こんなことをやっていて、新中核病院の建設は国のお金でつくれたとしても、ちゃんとした運営ができるはずがありません。市長は、指名について指名委員長の仕事だから、自分は関係ないと言うかもしれないが、それなら市長として、本当の意味で公平、公正に行われるよう今指名委員長にここで指示してください。できますか、市長。
〇議長(相田一良君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) それぞれ桜川市でも公平、公正な立場で工事を発注しておりますし、また業者の皆さん方も真剣勝負でいろいろと自分たちの営業努力をなさっておると考えております。一方的に肩入れをするというふうなことは私毛頭考えておりませんし、仁平議員さんも、なりわいは土木関係だと私は思っております。いろいろ営業努力をなさっておるというふうに承っておりますが、そういうものもいろいろしんしゃくをしながら、公平で公正な入札を心がけていくようにしておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。
〇議長(相田一良君) 3番、仁平実君。
〇3番(仁平 実君) では、それはあれで、高久の残土のことを再質問します。
今、若林部長から正しいと、最初に出したのは間違いということなら、裁判所に出したのが正しくて、議会に出したのは間違っているというなら、裁判所に出したら、議会にも訂正なり、説明なりすべきではないですか。それは議会を軽視しているとしか思えません。それとも本当のことを議会に知られてはまずいということなのですか。
〇議長(相田一良君) 若林上下水道部長。
〇上下水道部長(若林鉄郎君) ただいまのご質問でございますが、裁判に関する部分でありまして、現在係争中でございますので、答弁を差し控えさせていただきます。それで、口頭弁論で陳述していきたいと考えております。
〇議長(相田一良君) 3番、仁平実君。
〇3番(仁平 実君) それはきちっとした返事、前に議会に出したのが正しいのか……
〔「議会に対して説明、裁判中だからって裁判所で言うことと議会
で言うことは違うのかよ」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 静粛に。
3番、仁平実君。
〔「暫時休憩だっぺよ」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 休憩しない。
3番、仁平実君。質問を続けてください。
〇3番(仁平 実君) ちゃんとした回答が得られないので、きちっとした回答をもう一回してください。議会に言っているのと裁判で言っているのと、みんな。
〇議長(相田一良君) 若林上下水道部長。もっとしっかり答弁してください。
〇上下水道部長(若林鉄郎君) 議会で今までに説明してきたとおりでございます。また、口頭弁論の中で陳述していきたいと考えております。
〇議長(相田一良君) 3番、仁平実君。
〇3番(仁平 実君) では、今、若林部長の言ったとおり、議会で言ったことが正しいということなのですね。もう一回確認します。
〇議長(相田一良君) 若林上下水道部長。
〇上下水道部長(若林鉄郎君) 議会で説明した内容に基づいて口頭弁論で陳述しております。
〇議長(相田一良君) 3番、仁平実君。
〇3番(仁平 実君) 議会に基づいて口頭弁論というけれども、議会に出ているやつと、裁判に出ているやつは、基づいているところは、ほとんど見当たらないのですけれども、それは事実ですか、はっきり、そこをきちっとしてもらいたいのだけれども。
〇議長(相田一良君) 若林上下水道部長。
〇上下水道部長(若林鉄郎君) 裁判におきまして、議会で説明した以後に裁判長より提出を求められた書類等につきましては、証拠証明書として裁判所のほうに提出している書類のございます。
〔「違うか本当かだけ答えろ」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 3番、仁平実君。
〇3番(仁平 実君) 私が言ったのを、裁判へ出している資料と議会で説明している資料が全くでたらめなのです。それはどちらが正しいのか、それを聞いているのです。
〇議長(相田一良君) 若林上下水道部長。はっきり答えて。
〇上下水道部長(若林鉄郎君) 議会で説明してきたとおりでございます。
〇議長(相田一良君) 3番、仁平実君。
〇3番(仁平 実君) では、裁判で出したのは、でたらめだということでいいのですね。
〇議長(相田一良君) 若林上下水道部長。
〇上下水道部長(若林鉄郎君) 議会で説明してきた内容と口頭弁論での内容は同じでございます。
〔「違うだろう」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 3番、仁平実君。
〇3番(仁平 実君) 今ここに裁判の資料もありますけれども、議会へ出してきたのと裁判はまるっきり違います。こういうだまかしをやっていて、私も命がけでやっているのです。正しければ、裁判に出すのも議会へ出すのも同じではないですか。
〇議長(相田一良君) 若林上下水道部長。
〇上下水道部長(若林鉄郎君) 口頭弁論で陳述しているが、内容でもって、口頭弁論での陳述内容が、口頭弁論の内容が、口頭弁論で説明した内容とその他証拠説明書等によって現在陳述しております。
〇議長(相田一良君) 答弁になっていないよ、上下水道部長。質問者は、裁判の記録と議会の記録は違うと言っているのに、何ではっきり、どっちがいいとか悪いとか言えないですか。部長という立場で、そのぐらい知らないでどうするのだ。
〇上下水道部長(若林鉄郎君) 裁判所に提出した書類が現在の資料といいますか、正確な資料でございます。
〇議長(相田一良君) 3番、仁平実君。
〇3番(仁平 実君) 現在出しているのが正確な資料だということは、今まで議会に出したのも、委員会に出したのも、その前に裁判で出したのも全部でたらめだということですよね。今ここに関東ローム層で、比重が0.6、こんなことはあり得ないですよ。こんなのを資料に出しているから、本当だか何だか確かめているわけです。高久ストックヤードの残土は、粘性土と砂質土のあれで1.6から1.7に決まっているのですよ。そんなでたらめを、法律のあれを見たら、ちゃんと1.6になっています。これを0.6だと。こんなでたらめが、今度は最後の裁判で今出てきているのですけれども、これが正しいなら正しいでいいですよ、本当に。今までのが全部でたらめだと、議事録に残っているのも。でたらめを言いましたって、それをはっきり言ってくれればいいですよ。
〇議長(相田一良君) 若林上下水道部長。
〇上下水道部長(若林鉄郎君) ただいまの堆積重量についてのご質問でございますが、これにつきましては、実際に実施した測定結果でございます。
〇議長(相田一良君) 違う。どちらが正しいか正しくないか、はっきり質問しているのだ。はっきり答えろ。
〔「違うか違わないはいいのだよ、それだけ答えれば」の声あり〕
〇議長(相田一良君) もう一回、仁平議員、よく説明して。
3番、仁平実君。
〇3番(仁平 実君) 若林部長をいじめるわけではないのですけれども、堆積重量0.6が0.8に今来ているのですね。それが正しいか、今まで議会に出していたやつ、それが正しいかだけでいいですよ。裁判の資料が正しくて議会のはでたらめだと、こうやって言ってくれればいいです。
〇議長(相田一良君) 若林上下水道部長、どちらが正しいかはっきり言えばいいのです。答弁できないならできないとはっきり言って。
〇上下水道部長(若林鉄郎君) 堆積重量につきましては、1.06で説明もしてきましたし、測定の結果についての数字でございます。
〇議長(相田一良君) 3番、仁平実君。
〇3番(仁平 実君) さっきから何回も聞いているけれども、これは答えてない。そんな中身の細かいことを聞いているわけではないのですよ。裁判所へ出した書類が全部正しいのか、議会の議事録に残っていることはでたらめなのか、それだけちゃんと答えてください。
〇議長(相田一良君) 若林上下水道部長。
〇上下水道部長(若林鉄郎君) 裁判所に提出した書類が正確でございます。
〇議長(相田一良君) 3番、仁平実君。
〇3番(仁平 実君) では、議会は、やる必要はないですね。議会に議事録に残ったやつは、みんなでたらめだと。市長が言うことも、みんなでたらめだということでわかりました。
〇議長(相田一良君) 若林上下水道部長。
〇上下水道部長(若林鉄郎君) 議会で説明してきまして、その内容については、でたらめだという話でございますが、そういうことではございません。それで……
〇議長(相田一良君) 意見が違うのだもの、だって。
仁平議員、いいですか。
〔「はい」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 3番、仁平実君。
〇3番(仁平 実君) 今、若林部長の意見も聞きましたので、裁判が正しいということ、議会はでたらめということで、最後にまとめます。
公共事業で、こんな違反を行った、公式の場で言っている業者、それを桜川市が平気で許しているのは全く信じられません。もう一度確認して、裁判の準備書面にある、違法な差し枠を使って、1,500台近く運んだとY土建が言ったことです。それともだれかがつくったというわけですか。何のために、このように市民をだまして、議員も監査委員もだまして、これをどうするのですか。もうどうにもならないので、私の意見は、これで終わりにします。
〇議長(相田一良君) 最後に、若林上下水道部長。
〇上下水道部長(若林鉄郎君) ストックヤードの件につきましては、現在裁判中でございますので……
〔「それはわかっている」の声あり〕
〇上下水道部長(若林鉄郎君) 口頭弁論の中で陳述をさせていただきます。
〇議長(相田一良君) 以上で仁平実君の一般質問を終わります。
ここで暫時休憩いたします。
休 憩 (午前10時43分)
再 開 (午前10時55分)
〇議長(相田一良君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
続いて、17番、川那子秀雄君。
〔17番(川那子秀雄君)登壇〕
〇17番(川那子秀雄君) 一般質問通告に従いまして質問をいたします。
何か前の質問がもめたような感じで、やりづらい感じでございますが、私は平成23年度の予算を市長が説明したときに、主要な施策ということで申し述べておりますが、その中の3ページに「将来の財政負担に留意し、市債の発行については、国の地方財政対策の一環として、地方一般財源の不足に対処するための臨時財政対策債、岩瀬駅跨線歩道橋整備事業の合併特例債、安全・安心な学校づくりといたしまして、小学校4校、中学校1校の屋内体育館の耐震補強、大規模改修工事を見込みました」ということで言われておりますが、きょうは入札問題になりますが、まず教育施設のいわゆる耐震工事、あるいは3月11日の地震によって損害を受けている、その補修ということで、発注済みの工事の進捗状況と契約内容について教育長にお伺いするものであります。
それから、2番目、先ほども仁平議員が言っておりましたが、入札資格登録業者について。私も情報開示をいたしまして、その名簿を入手させていただきました。それで、いろいろ議会に提出される入札報告書を精査いたしました。それにつきまして多少疑問がありますので、この問題については副市長、答弁をお願いしたいと思います。
それから、2番目として、JR岩瀬駅舎について。これは先ほど言いましたけれども、岩瀬駅跨線歩道橋整備事業、これになるわけですが、前に基本計画で、プロポーザルで業者が選定されて説明を受けました、基本計画については大体こういうものだと、大体ですよ。実際に今度の議会に出てきますが、いわゆる合併特例債1,410万円、それを廃止と。それから、これは実施設計ということで8,000万円、これも来年度に回すということで削除ということになっているようでございます。それにつきまして、私は今の桜川市の財政状況をにらんで、そういうことを考えますと、跨線歩道橋と交流センターは別であろうと。ということは、交流センターというお金のかかる、あと維持費がかかるものについてはいかがなものかということを、これは担当部長よりも教育長のほうがいいのかな。教育長は、いつも答弁は余りしないので、これは教育委員会の長ですから、そういう財政状況もつかんでおると思いますので、あえて教育長、担当部長ということでしておりましたが、そこいら辺をお答えいただきたいと思います。細かなことは自席に戻りまして、答弁によって再度質問をする予定でございますので、あらかじめご了解をいただきたいと思います。
以上です。
〇議長(相田一良君) 川那子秀雄君の質問に対する答弁を願います。
まず、上野教育次長。
〔教育次長(上野幸一君)登壇〕
〇教育次長(上野幸一君) 川那子議員さんの教育施設耐震補強工事の発注済みの工事の進捗状況と契約内容についてのご質問にお答えをいたします。
平成23年度発注しました耐震補強工事は、平成22年度繰り越し事業の紫尾小学校、谷貝小学校、樺穂小学校、雨引小学校、大国小学校、5校の屋内運動場と平成23年度事業の坂戸小学校、南飯田小学校、羽黒小学校、猿田小学校、4校の屋内運動場並びに岩瀬東中学校の屋内運動場耐震補強及び大規模改修工事の5校、合わせて10校となります。このうち平成22年度繰り越し事業の5校につきましては、設計価格に応じ、指名競争入札または条件つき一般競争入札において業者を決定しております。工期は5校とも10月31日までとなっておりましたが、紫尾小、谷貝小、樺穂小の3校につきましては、変更工事が生じたため、契約金額の増額及び工期を30日間延長する変更契約を行っております。変更内容の主なものとしましては、腐食による既存鉄骨柱の補強、柱脚補強の追加、塗装部分の追加、内外装変更、サッシ部分改修等が主なものでございます。
次に、平成23年度事業のうち4小学校につきましても、設計価格に応じ、指名競争入札または条件つき一般競争入札により業者を決定しております。工期は4校とも11月30日までとなっておりましたが、南飯田小学校及び羽黒小学校につきましては、変更工事が生じたため、契約金額の増額及び工期を南飯田小学校が10日間、羽黒小学校が20日間延長する変更契約を行いました。また、坂戸小学校及び猿田小学校につきましては、変更工事による契約金の増額変更だけで工期の変更はありませんでした。変更内容の主なものとしましては、外壁、ブレース取り合いによる変更補強やコンクリート工事、金属工事変更、体育器具装置施設、照明器具固定部緩み再固定、蛇腹、角波鉄板部改修等が主なものでございます。
なお、岩瀬東中学校屋内運動場耐震補強工事及び大規模改修工事につきましては、総合評価落札方式による条件つき一般競争入札により業者を決定し、9月13日から来年2月29日までの工期により現在工事を進めている状況でございます。
以上でございます。
〇議長(相田一良君) 続いて、飯嶌副市長。
〔副市長(飯嶌洋一君)登壇〕
〇副市長(飯嶌洋一君) 川那子議員さんの入札資格登録業者についてということでございますが、平成22年度、平成23年度の入札登録業者につきましては、昨年の平成22年2月に受けつけたものの登録業者でございまして、現在の登録業者数でございますが、現在建設工事業者の登録者で699社のうち市内業者が102社、建設コンサルが466社のうち市内業者が15社、物品・役務が881社のうち市内業者が76社となってございます。建設コンサル、物品・役務受け付けに関しては、随時受け付けをしてございます。建設工事については、先ほども申し上げましたように2月、9月の2回、随時受け付けを行っており、定期受け付けは2年に1度、2月受け付けとなってございます。来年の2月に平成24年度、平成25年度の定期受け付けとなり、提出書類といたしましては、建設工事でいきますと、建設業許可証明書の写し、工事経歴書、技術者等の経歴書、納税証明書、県の経営事項審査を経て発行される経営規模等評価結果通知書、総合評定値通知書の写しなどでございまして、申請のあったものについて入札選考委員会におきまして決定をいたしまして、登録をしているところでございます。
以上でございます。
〇議長(相田一良君) 続いて、臼井市長公室長。
〔市長公室長(臼井典章君)登壇〕
〇市長公室長(臼井典章君) 川那子議員さんの2点目でございます交流センターの件につきましてお答えをしたいと思います。
現在計画しております岩瀬駅跨線歩道橋並びに駅舎周辺に図書館や市民交流機能、災害対応機能をあわせた複合施設という構想は、跨線歩道橋と駅舎整備の基礎調査、基本設計の作業の中で、委託しているコンサルより跨線歩道橋と駅舎改築の整備効果を一層高めるためには、駅周辺の活性化を図るため、人々が集い、交流できる施設の整備が有効だろうとの提案を受けまして、検討を進める中、新市建設計画に位置づけられております図書館を主に、そこに市民交流機能や災害対応機能をあわせ持つ複合施設として整備をすれば、相乗効果により、より大きな効果が期待できるだろうと、そういった考えから構想に掲げてきたものでございます。
財政的なものを議員さん心配されておられますが、これを市の一般単独事業ということで、実施するということになりますと、すべての事業費が一般財源対応となるわけでございますが、財政に大きな負担をかけるということになってしまう、それを避けるには図書館部分につきましては、合併特例債事業ということでございまして、合併特例債の対象になります。それ以外、例えば交流施設とか、災害対応機能、そういったものにつきましては、仮にやるということであれば、まちづくり交付金等、そういったものを活用した中で、できるだけ一般財源等の負担を軽減するような形で進めていきたいというふうに考えております。ただ、現在この施設等につきましては、構想の段階でありますので、今後検討委員会等を設置いたしまして、議会との協議を重ねながら進めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
以上です。
〇議長(相田一良君) 再質問あれば質問願います。
17番、川那子秀雄君。
〇17番(川那子秀雄君) 繰り越し事業で雨引、大国、谷貝、紫尾、樺穂、この工事だけでいいですね、繰り越しは。それから、平成23年度の事業で坂戸小学校、それから南飯田小学校、東中、それから羽黒小学校、これがありましたね。それで、指名競争入札をしましてとりますと、正直言いまして、その会社の状況を調べますと、それを受けることのできない、いわゆる能力のない会社がとっているということがございます。その場合に建設業法では、丸投げというのは禁止されているはずであります。それから、先ほど出ましたけれども、代理人制度、それから主任技術者制度というのがありますよね。代理人は1現場1人ということになっていますよね。11月からは、何ですか、これは土木何でしょうかね、幾らか緩和されていると、代理人、主任技術者の件で。これはとっているところで、自力でできるところは、自力でやったというところは何社ございますか、この中に。それで、下請が必要だったというところは何社でございますか、お伺いします。
〇議長(相田一良君) 上野教育次長。
〇教育次長(上野幸一君) 今回は耐震補強ということで、ほとんどの業者さんについては鉄骨、部材の製造については下請へ出しております。それで、とった中で直接施工しているのが、坂戸小学校の柳田工業さん、失礼しました。南飯田小学校、これが現年度分で、繰り越し分では樺穂小学校が直営でやっております。そのほかは鉄骨ブレースにつきましては下請ということでなっております。
以上です。
〇議長(相田一良君) 17番、川那子秀雄君。
〇17番(川那子秀雄君) これは下請ということですが、丸投げでしょう。そういうことではないですか。
〇議長(相田一良君) 上野教育次長。
〇教育次長(上野幸一君) これは耐震補強の鉄骨分が大きな部分ですけれども、これは下請というふうに考えております。
〇議長(相田一良君) 17番、川那子秀雄君。
〇17番(川那子秀雄君) 下請と言うけれども、丸投げではないですかということを私は申し上げているのですよ。できる能力が柳田工業だけ。あとはできないのではないですか。とれたけれども、丸投げしているのではないですか。現場代理人は常駐していますか。そこいら辺ちょっとお伺いします。
〇議長(相田一良君) 上野教育次長。
〇教育次長(上野幸一君) この場合、丸投げではないものと判断しております。うちのほうでも監督員等が工程会議等をしまして、その現場代理人のほうは確認をしておりますので、それは大丈夫だと思っております。
〇議長(相田一良君) 17番、川那子秀雄君。
〇17番(川那子秀雄君) 上野次長、できないのですよ、とっても。丸投げの方法しかないのですよ。下請というのは、あれでしょう。例えば100とったら、自分でできるところは40やって、60の足りないところを補うのが下請でしょう。全部最初から100%丸投げではないですか。それでも下請と認定するのは、これは危険ですよ。
それから、代理人、主任技術者、きちっとそろっていますか。そこいら辺がおかしいところがあるのですよ。上野次長に突っ込むわけではないけれども、例えば6月21日契約日、これはY土建、この入札者名簿、指名業者ですね、すべてあとはAランクなのですよ。Y土建だけがBランクなのですよ。7社やっておりますけれども、Bランクでできるわけないではないですか。これはちなみに下請はどこを申請されていますか。
〇議長(相田一良君) 上野教育次長。
〇教育次長(上野幸一君) 今のお話ですけれども、この雨引につきましては、条件つき一般競争入札で業者の選考を行っております。議員さんご指摘のとおり7社が応札をしております。
それと、下請なのですけれども、これは鉄骨ブレースが猿島の小里工業、あとは塗装工については筑西市の向田塗装工業等が下請ということで仕事に入っております。
〇議長(相田一良君) 17番、川那子秀雄君。
〇17番(川那子秀雄君) まあいいでしょう。余り上野次長をいじめてもいい薬は出てきませんから。
それから、先ほど話がありましたが、いわゆる工期のおくれ、私が協議会で工事期間というものをきちっと書いてくれと要望しましたら、最後のころから工事期間を書いていただくようになりました。これはそもそも最初から我々議会にきちっと出すべきなのですよ。これは総務部で出すのでしょうけれども、その中で設計変更、増額と期間の延長、私は、これはおかしいと思うのですよ。実施設計というのはやっているわけでしょう。実施設計業者というのは、では、いいかげんな設計をやったのですか。私は、そこのギャップが出てくるところがおかしいと思うのです。実施設計で決まって、ここにありますが、設計価格が出て、そこから何%減という予定価格を出している。そうすると、この入札の報告書を見ると、予定価格の5%ダウンが入札されている金額なのですよ、大体平均してみますとね。
だから、そこいら辺どうですか、上野次長。教育長でいいのですかね。実施設計書ができ上がる、それで設計金額が出てくる。それで、予定価格を算出する。それで、入札、落札。そのときに入札する業者は、その図書、私は詳しくはわかりませんが、そういうものを見て応札するわけでしょう。それでやってみたら、増額変更してもらいたい。まだ期間内におさまるのならまだしも、延長して、なおかつ増額、これは何ですか。実施設計というのはおかしいのではないですか、では。そこら辺、教育長、元専門業者、わかるでしょう。入札が終わって契約書を結ぶわけですよ。契約というのは金額が書いてあるわけですよ。それを業者の言いなりで、担当者はしようがないではないかと、あるいは現場の代理人の要求に応じてこたえてしまう。
そこら辺で、仮に予定価格が100円だとします。90円でとった。増額で110円になってしまった。こういう場合もあり得るわけですよ。私は岩瀬駅前のことで全部調べてみましたけれども、増額というのは3,100万円ぐらいあったのですよ、岩瀬駅前でも。お金を何だと思っているのだということを言いたいのですよ、業者にも。工期を守れない上に延長して、例えば羽黒の体育館、20日までに延長していますね。守れますか。守らなければだめですよ。そんなでたらめな工事をあなた方がやっていたのではだめなのだ。まして子供がいるところで、工事用の車も入っている。そんなでたらめな監督を担当役所がしていたのではどうしようもないのです。教育長、答えてください。
〇議長(相田一良君) 石川教育長。
〇教育長(石川 稔君) 川那子議員さんにお答えをいたします。
今回の耐震補強工事は、主に鉄骨づくりの体育館を中心に行っております。RCの体育館も3棟ほど今回行っておりますけれども、RCの耐震補強については工期のおくれもないし、設計変更の内容もないのですけれども、鉄骨づくりは、どうしても30年、あるいは40年たっておりますので、例えば鉄骨の柱にモルタルで被覆したところなんかは、その柱を、モルタルをはがしてしまって補強するのですけれども、そのときに柱が、かなり腐食していて、その部分を補強しなくてはならない。そういうところが出てきまして、設計変更をしているところです。ですから、差金でやっているとかではなくて、工事を始めますと、そういうところをはがしていきますと、そんな部分がいろいろ出てきますので、それに対して変更、追加というような形で現在は行っております。せっかく耐震補強するのですから、耐震補強に耐えるような構造にしていかなければなりませんので、その辺のところの変更がございます。
以上です。
〇議長(相田一良君) 17番、川那子秀雄君。
〇17番(川那子秀雄君) 教育長、実施設計をやるところの設計事務所は、はつりも何でもやるでしょう。それで検査するでしょう。そんなのみんな見逃してやっているのですか、単なる。それは教育長、おかしいよ。私が以前、1級建築設計事務所に聞いたのですが、設計するときは、例えばそういうところをはつって、これはかかるというときには、それは実施設計の金額に上げると。私は、そういうふうに聞いているのですよ。始まってしまって、ふろしきを広げたら、そういうことが出てきたから、そんなでたらめはないでしょう。そうではないのですか。実施設計で設計金額は決まるわけでしょう。それで、今説明したように鉄骨ならばモルタルがあるから、それをはつったら、そこの腐食がひどかったと。そこを補強しなくてはならないのだと。そんなのは設計事務所でやることですよ。そんなことは承知していますよ、設計事務所は。何でお金を払って頼んでいるのですか。手間かけ、暇かけてね。そんなお金は、自分のお金ではないから、増額変更、業者の言うことを聞いて、では実施設計が間違っていたということですか。図面があるわけでしょうよ。そこいら辺、私はちょっとおかしいと思うのだな。
それから、始まるのが遅い。例えば契約して準備期間、1カ月ぐらい、いろいろ必要なときもあるでしょう。代理人さんがいろいろ手配したり、こうだ、ああだと。しかし、羽黒あたりは、いつ始まったと思うのですか。幕だけ張って、子供は生活しているのですよ。親が来て、不安視して、私のところに電話かけたから、私はわかったのですよ。いつでき上がるのでしょうかと。ちゃんと工期も書いてあるよね、看板に。30日までにできなかったと。私は人づてに聞いたのですが、20日にでき上がると、そういう約束になっているのでしょう、間違いなく。上野次長。
〇議長(相田一良君) 石川教育長。
〇教育長(石川 稔君) 実施設計を設計事務所には委託して行っております。今回の耐震補強につきましては、その以前に耐震診断を行いまして、コンクリートのコア抜きはワンフロア3カ所、鉄骨の柱の場合なんかでも2カ所ぐらいは口をあけて、どんなふうに耐震補強するか。そういう耐震診断を行ってから実施設計に入ったわけです。柱を全部、違う形での補強するためにモルタルをはがしてみたところ、1本が雨水が流れ込んで、かなりの腐食をして、このままでは、この柱はもたないというような形で、そういう変更であります。ですから、最初から全部コンクリートをはつったり、モルタルをはがしたり、そういうことでは実施設計は、今のところは、どの設計事務所も行わないと思います。ですから、たまたまそういう柱が、30年から40年たっている建物ですから、出てきまして、そういう補強の追加工事が出てきてしまっているのが現在のところでございます。
また、羽黒小学校の工期につきましては12月20日に終了する予定でおります。
〔「予定ではないのだよ」の声あり〕
〇教育長(石川 稔君) 予定で、もう心配ないと私も思っております。
〇議長(相田一良君) 上野教育次長。
〇教育次長(上野幸一君) 羽黒の件につきましては、今教育長のほうからもお話がありましたように、私もきのう現場を見てまいりまして、代理人とうちのほうの職員の監督員と設計事務所も入りまして、お話をして、今教育長が言ったように20日に終わらせるように指導、監督をしていきたいというふうに思っております。
以上でございます。
〇議長(相田一良君) 17番、川那子秀雄君。
〇17番(川那子秀雄君) 教育長は設計者ということで、いろいろとわかっているわけですから、現場を見たってわかるわけでしょう。設計事務所のコア抜きとか、そんなのは私も聞いて知っていますよ。だけれども、ここは危ないだろうなぐらいはわかるはずなのですよ。はっきり言いますけれども、例えばそこは増額しましたね。それは落とした価格はありますよ。それと予定価格はありますよ。予定価格は超えていますか。超えていませんか。
〇議長(相田一良君) 上野教育次長。
〇教育次長(上野幸一君) 今のご質問は羽黒小学校の増額した部分で、予定価格を超えたかということですか。今ちょっと資料がありませんので、後ほどでよろしいですか。
〔「だめだ。おれは言っているのだから。あなたが教えてくれとい
うから、やるからねということを言っているわけだから」の声
あり〕
〇議長(相田一良君) 川那子議員、どうしますか。休憩とりますか。いいですか。
〇17番(川那子秀雄君) 資料が出るということであれば、休憩をとってください。
〇議長(相田一良君) では、次長。休憩をとったほうがいいですか。
〇教育次長(上野幸一君) はい。
〇議長(相田一良君) ここで暫時休憩といたします。
休 憩 (午前11時31分)
再 開 (午前11時45分)
〇議長(相田一良君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
上野教育次長。
〇教育次長(上野幸一君) 先ほどは大変済みませんでした。それでは、川那子議員さんの先ほどのご質問にお答えをいたします。
羽黒小学校の件でございますが、当初の請負金額が2,549万4,000円、変更増としまして246万7,500円、この変更の主な理由は、議員さんもご承知のように台風15号で、体育館の屋根がかなりやられております。それは当初にはございませんでしたので、その復旧のための足場等の変更増によるものです。合計金額が2,796万1,500円、それと先ほどの予定価格でございますが、2,659万6,500円、差し引き契約額が173万5,000円、予定額をオーバーしております。
以上でございます。
〇議長(相田一良君) 17番、川那子秀雄君。
〇17番(川那子秀雄君) 今もちょっと話していたのですが、設計金額というのは、この羽黒だけで90%の予定価格を出していますよね。この設計金額よりオーバーしていますか。
〇議長(相田一良君) 上野教育次長。
〇教育次長(上野幸一君) もちろん設計金額よりは、今回の契約金額はオーバーをしております。
〇議長(相田一良君) 17番、川那子秀雄君。
〇17番(川那子秀雄君) 私は教育長、申し上げたいのですが、お金は無尽蔵にあるわけではないのですよ。ただ、それを教育委員会の監督員が認めたということでしょう、変更するということは。それは、そういう資格を持っている方がやっているのですか、担当は。
〇議長(相田一良君) 上野教育次長。
〇教育次長(上野幸一君) 今のご質問の件なのですが、担当職員、学校教育課の職員については1級建築士の資格を持っております。あとは、先ほど申し上げましたが、施工管理を委託しておりますので、当然施工管理を委託している設計業者と市の職員と、それと業者とで打ち合わせをして、これは変更に値するかどうかは協議しております。
以上です。
〇議長(相田一良君) 17番、川那子秀雄君。
〇17番(川那子秀雄君) 設計監理、現場の委託をしているのだと。それはどこの業者なのですか。そこが業者と癒着があったのではまずいのですからね。
〇議長(相田一良君) 上野教育次長。
〇教育次長(上野幸一君) お答えします。
羽黒小学校については、水戸市の柴建築設計事務所が施工管理をしております。
〇議長(相田一良君) 17番、川那子秀雄君。
〇17番(川那子秀雄君) いろいろ押し問答をやっていてもしようがない、教育長、こういう大きな金額については、実施設計をきちっとやって、それは最初からそんなことはできないのだとさっき言っていたけれども、そうではないのですよ。きちっと設計をやってもらって、念には念を入れて実施設計を出してもらう。その上で設計金額がわかって、そこから予定価格を算出していくということなのでしょうよ。だから、それでもって契約というのをやっているわけですから、できるということで契約しているわけですよ。では、20日間延長して、その部分があったから、それだけ延びるということではないでしょう。教育長、言っておきますが、20日と上野次長も言いましたけれども、20日というのは改めて契約変更したわけでしょう。やったのでしょう。守れなかったら、どうしますか。契約違反になりますよ。ちゃんと間違いなく実行させてください。もし違反があったら、違反金を徴収してください。もう一度、答弁、教育長。
〇議長(相田一良君) 石川教育長。
〇教育長(石川 稔君) 20日間延長いたしまして、12月20日が工期ということでございますので、それに合わせて完了していくように努めてまいります。
〇議長(相田一良君) 17番、川那子秀雄君。
〇17番(川那子秀雄君) それだけではないよ。違反したら違反金を取ってくださいますかということです。
〇議長(相田一良君) 石川教育長。
〇教育長(石川 稔君) 違反はしない予定でおります。
〇議長(相田一良君) 17番、川那子秀雄君。
〇17番(川那子秀雄君) 教育長、あなたが仕事をやっているのではないよ。担当のヘッドで、あなたは当然やっているのだけれども、もし違反が、新たに契約期間を延長して、増額して、予定価格をオーバーして、お金を出してくれというから、認めたのでしょう。業者は、それで納得したわけでしょう。20日にでき上がらなかったら違約ですよね、契約違反。それはちゃんとやってくれるでしょうね。それを確認しておきます。
〇議長(相田一良君) 石川教育長。
〇教育長(石川 稔君) 違反ではなくて、工期は守って完了する方向で今進めておりますので、違反については考えておりません。
〇議長(相田一良君) 違約金を払うか払わないか、それだけ言ってもらえばいいのだよね。川那子議員。
17番、川那子秀雄君。
〇17番(川那子秀雄君) それはあくまで予定ですよ。でも、改めて変更したのですから、それは約束ですよね。契約書を遵守する。でも、それを守れなかったときは違約金をもらうということでしょうよ。教育長、もう一度。
〇議長(相田一良君) 石川教育長。
〇教育長(石川 稔君) 何度も答弁をさせていただきますけれども、違反が生じないような形で工事を完了させたいと思いますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
〇議長(相田一良君) 17番、川那子秀雄君。
〇17番(川那子秀雄君) 教育長、逃げ口上だよ、それは。そのように監督するのは当たり前、担当課の長として。だけれども、もしそうなってしまったらば、そのようにやらなくては契約書の意味がないのですよ。私は20日の12時まで見に行ってきますから、それは冗談ですが、それはそのくらいで終わりましょう。
あと、これは副市長のほうになりますが、先ほどいろいろお伺いしました。私も情報開示で書類も持っています。これは参考までにあれなのですが、平成21年、古いですが、これは我々議会にくれたのですよ、これは。3月31日現在ということで、業者名がずっと載っているのですよ。私は、きのう議会からもらった報告書をずっと見てきましたら、やはり相当変化してきている。例えば下のほうにあった業者が突然上に来ているのですね、そういう現象もあります。これは名前は言えませんから、あれですけれども、5倍になって受注しているところもあるのですよ。それから3倍。平成21年のときはJVとか五洋とかは別にして、その次に6,209万7,000円というのがトップですよ。今現在3月までに入札があるかどうかわかりませんが、一番とっているところ7,900万円ですよ、7,924万4,000円。これは圧倒的に土俵に上がっている回数が多い。これのとっている金額は、例えば月別でいきますと、6月、8月、9月、10月、役所の仕事がずっと切れてないのですよ。何でそんなにうまくとれるのかな。さっき市長が営業努力しているのではないですかとなれば、うん、営業努力しているのかなと、情報収集しているのかなと私は思います。
しかし、これはうまくとっているのですよ、この会社は。それで、5倍にふえたなんていうところは、平成21年度では非常に少ないのです。実際5,100万円とっているのですよ、今まで。それがあれなのですよ。ここに載っていますが、平成21年度は1,000万円ぐらいしかとっていないのですよ。それがぐっとふえたのです。これは会社の能力がアップしたかどうか、いろいろあるでしょう。しかし、この入札の指名、いわゆる発注に多少偏っている部分が見受けられる。それは先ほど少し言いましたけれども、学校教育課でAクラスでやるべきところにBクラスを入れてみたり、中には、こういう例があるのですよ。Bクラスの入らない業者のところにAクラスを1社だけ入れてきたり、そういう工夫をしているのですね。何かわからない。普通はあり得ないです。
だから、この入札の指名委員会から、各担当課から出てくるのでしょうが、指名委員長がいて決めるというけれども、ちらっと聞いたのですが、天の声もあるのだと。これを入れておけという声もあるということを私は聞いております。だから、市長がいつも言っている、公平、公正にやることが大事なのですよ。これは例えば本年度、11回も土俵に上がって1回もとれていない業者もいるのですよ。これが営業努力が足りないのかなと思いますけれども、それは各社において考えるべきことですが、なるべく地場の、いろいろな水道業者なり土木業者、建設業者がいるわけですから、平均的に担当課、担当部も入れてあげるようにしてもらいたいと思います。そこいら辺も副市長、あなたが委員長ですから、注意しながらやっていただきたいと思いますよ。例えば市長が、「飯嶌君、これを入れといてくれよな」なんて言ったら、「いや、これはできませんよ」と言うぐらいのことの副市長でなければいけないのです。それをお願いしておきます。
時間がなくなりますから、次に移ります。答弁も何も要りませんから、そういうふうな姿勢で副市長、新任副市長ですから、きちっとやってくださいよ。後で指を差されるのは、あなたですから、委員長ですから。それを十分自重して、よく各担当部長と打ち合わせてやってください。市長が何と言ったって、おれはこうだよと言えるような委員会でなくてはだめですから、それをお願いしておきます。何かそういうことで出てきたら、私は議会で言いましたから、この次は私がいじめられますからね。
それから次に、公室長にお伺いします。私は、何回も南北自由通路及び駅舎建てかえということについては過去に質問をいたしております。合併時の新市建設計画においては8億7,000万円ぐらいしか予算はとっていなかったのですよね、跨線橋関係は。それがどんどん膨れてきて、これはわかりませんが、跨線歩道橋が5億円、駅舎6億円、11億円ぐらいふえてしまっている。市長が予算の概要を説明したときに合併特例債、これだと。公室長、この前もあなたにちょっと言いましたけれども、住民への説明会、本当かうそかわかりませんよ。駅の南側の土地は、あれは開発公社が持っているのだかどうだかわかりませんが、役所が買い受けた、やりますからと。だから、そういう住民の懇談会を開いてくれるようにお話ししたでしょう。もし買ってなかったらうそですから、買ったなんていう説明をしたら。そういう情報が入ってくるのですよ。背は低いけれども、アンテナは高くしていますから。
それで、交流センターなるもの、ここに先ほど説明で聞きましたけれども、図書館をやるというお話ですよ。人を集めるのだと。でも、図書館は、今この裏にあるのですよ。これを直せばできるのですよ、図書館というのは。駐車場もいっぱいありますしね。何であっちの南の駅の東のほうの端のほうにつくってだれが行きますか。乗車率、平成21年、JRの乗車率1,071人ですよ。例えば公室長、それをつくったときに予定乗車率というのはどのように考えていますか。それをちょっと答えてください。
〇議長(相田一良君) 臼井市長公室長。
〇市長公室長(臼井典章君) それは図書館を建てたというときですか。岩瀬駅跨線歩道橋、それから橋上化につきましては、1日のあれにつきましては2,000人というような分析の中で数字は出ております。
〇議長(相田一良君) 17番、川那子秀雄君。
〇17番(川那子秀雄君) あと何分ぐらいありますか。
〇議長(相田一良君) あと8分、9分近く。
〇17番(川那子秀雄君) 公室長、今2,000人と言いましたか。実際これはJRでないとわからないでしょうけれども、1,071人というのが平成21年度ですよ。それからふえていないですよ、恐らく。減るという数字はあっても。車社会になっていますから。
それで、お聞きしたいのですが、本当は市長に聞きたいのだけれども、きょうはやめておきます。頭がおかしくなりますから、市長のほうがですよ。だから、私はやりません。公室長、こういう駅舎の跨線の上に駅舎をつくるということは水戸線では笠間駅もやっていませんよ。笠間駅は1,474人、結城駅で2,219人、下館駅で3,548人、こういうデータですよ。だから、乗車率が悪くて、何でそんなにお金をかけるのかなと。合併特例債事業で、確かに岩瀬町の議会は跨線歩道橋は承認していますよ。8億7,000万円かな。それは合併協議会のときに決定していますよ、たしか。だけれども、それはお金があれば別ですけれども、例えば合併特例債、金は全然必要ないと思ったら、これはあれでしょう、交付税で充当されてくるのでしょう。借金ですよ。借金ではないと思ったら大間違いですからね。だから、私はその後、交流センターなるものを建てたら、そこに常駐する人件費、人間も置かなくてはいけない。そういう経費のかかることはやるのではないと言っているのですよ。跨線橋はいいですよ、あれは約束ですから。こっちの公民館を改良すればできるのではないですか、図書館は。そこらどうですか、公室長。余りお金がかかることは計画しないでくださいよ。45億円ぐらいしか税収はないのですからね、実際は。
〇議長(相田一良君) 臼井市長公室長。
〇市長公室長(臼井典章君) 先ほど2,000人と答えました件ですが、ちょっと漏れております。先ほど1,071人、これは乗車の人間でありまして、先ほど2,000人と答えましたのは、乗降合わせてという形で分析を出しているということで、言葉足りませんでした。申しわけありませんでした。
それから、必要性ということでございますが、これにつきましては議員おっしゃるように合併特例債事業ということで、新市建設計画に位置づけられた事業ということで、駅周辺につきましては、北側を開発してきた中で、今後駅周辺のにぎわいとか、活性化、それから利便性とか安全性、そういったものを踏まえた中で、今までの中で計画が進められてきたものというふうなことで解釈をしております。
以上でございます。
〇議長(相田一良君) 続いて、中田市長。
〔「いいよ」の声あり〕
〇議長(相田一良君) いいの。それでは、17番、川那子秀雄君。
〇17番(川那子秀雄君) 市長に言うと最終になるから、きょうは公室長だけでとめておきます。そういうふうに通告していますからね。通告していない人には聞かない。公室長、公室長は飯嶌副市長の跡を継いで公室長になったわけですが、役所の仕事というのはどういうことか、認識をされているから公室長になっているのですよ。だてになっているのではないのです。他人事のように言わないでください。計画というのは、住民のためになるかどうか、それが一番の基礎だと思うのですよね。今交流人口云々といいます。岩瀬駅前、歩いていますか、人は。車は幾らかありますよ。タクシーだけですよ。夜なんかだれも歩いていないですよ。どうして南側に、そういうものをつくったからといって繁盛していきますか。考えてくださいよ。例えばこの前、上野議員さんが、南の道路をやってくれなくてはだめではないかということを言っていましたけれども、大和、真壁方面からの取りつけ道路をつくらなければ入ってきませんよ。だけれども、前の質問に市長は、猪ノ窪の田んぼを遊水池になんていう答弁をしたのですよ。だから、私は、交流センターをつくるというのは、あそこは早い。駅は約束だから、交流センターに幾らかけますか、公室長、概算でいいですから。
〇議長(相田一良君) 臼井市長公室長。
〇市長公室長(臼井典章君) 先ほどもお話ししましたように、概算といいますか、まだ構想段階でございますので、そこまでの試算はしておりません。
〇議長(相田一良君) 17番、川那子秀雄君。
〇17番(川那子秀雄君) 公室長、私が言ったでしょう。構想の段階で、犬田の区長に対してやりたいと説明会で言ったでしょう。言ってあるはずですよ。構想段階で犬田の人に、どういう話をするのだかわかりませんが、あそこの土地は取得したのだと。やるのだからということで言ったような話を聞いていますよ。議会にも何にも1,410万円の合併特例債を決したのに、そんな話を今からしに行くというのは勇み足ではないですか。どうなのですか、副市長。
〇議長(相田一良君) 臼井市長公室長。
〇市長公室長(臼井典章君) 地区のほうには、交流センターということではなくて、跨線歩道橋並びに駅舎の基本設計ができ上がったということで、そういったことを踏まえながら、この前の中で出ております図書館、そういったものを踏まえてお話をさせていただきました。
〇議長(相田一良君) 17番、川那子秀雄君。
〇17番(川那子秀雄君) 公室長、多分市長の指示で動いているのだと思いますけれども、まだ決まってもいないのに、そんなことをやっていたのではだめなのだよ。では、何で1,410万円の合併特例債を廃止、あした出てきますが、廃止にして8,000万円、実施設計金額、それも削除していますよ。来年度やるのだと。では、そういう来年度やるのだったら、議会にまだ予算書が出てこない。予算書が出てきたときにはいろいろ論議されますよ。そういうときに公室長、気をつけてやらないと失敗しますよ。あそこは水の問題があるのですからね。
〇議長(相田一良君) 川那子議員、時間が決まっていますので、お願いします。
〇17番(川那子秀雄君) そういうことで、公室長、くれぐれも自重して動いてください。
〇議長(相田一良君) 以上で川那子秀雄君の一般質問を終わります。
ここで暫時休憩といたします。
休 憩 (午後 零時12分)
再 開 (午後 1時30分)
〇議長(相田一良君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
続いて、1番、萩原剛志君。
〔1番(萩原剛志君)登壇〕
〇1番(萩原剛志君) 1番議員、萩原剛志です。初めに、きのう市長のおひざ元である富谷で建物火災が発生しました。桜川市火災メールで確認しましたが、15時10分に発生し、19時13分鎮火と鎮火まで4時間かかっています。詳細を伺いたいところですが、通告ではありませんので、後で市民生活部長にお伺いしたいと思います。いずれにしましても、今後空気が乾燥し、市内でも火災が発生することが予想されますので、皆川消防団長を初め桜川市消防団、また桜川市消防署、また関係者の皆様には大変お世話になりますが、市民の安心、安全のためによろしくお願いいたします。
ただいま議長の許可をいただきましたので、通告に従い、ご質問させていただきます。
初めに、地域拠点としての学校施設の確保について。今回の震災を踏まえた学校施設の防災機能の向上について質問いたします。未曾有の東日本大震災から9カ月が経過いたしました。12月に入ってから、さらに冷え込んできましたが、仮設住宅で余儀なく生活をされている被災者の皆様の寒さを考えれば一日も早い復興を願い、行動するのみです。
私は、本年6月の第2回定例会で避難所の設備改善について質問いたしました。前向きに検討する旨の答弁がありましたが、その後どのような改善がなされたのか、担当部長にお伺いいたします。3月11日14時46分、巨大地震が発生し、その時間は小学校児童の下校の時間の少し前ぐらいであったと思いますが、下校の時間と重なった場合、児童生徒が通学路わきの大谷石やブロック塀の下敷きになっていた可能性もあります。道路の損壊などで帰宅が困難な場合もあります。やむを得ず学校にとどめなければならない場合もあると思います。教育委員会としては、どのような対策をとっているのか、現状をお伺いいたします。
文部科学省では、本年7月に「東日本大震災の被害を踏まえた学校施設の整備について」との緊急提言を取りまとめました。学校施設は、児童生徒の学習、生活の場であるとともに、災害時には地域住民の応急避難場所としての役割を果たすことから、学校施設の安全性、防災機能の確保は極めて重要であります。しかしながら、今回の東日本大震災では、津波等により学校施設に多くの被害が生じたり、応急避難場所としての施設機能に支障が生じたりするなど、従来想定していなかった新たな課題が見られました。
このため文部科学省では、本年6月に東日本大震災の被害を踏まえた学校施設の設備に関する検討会を設置し、7月に緊急提言を取りまとめました。その中で第2章、地域の拠点としての学校施設の機能の確保で、学校が子供たちや地域住民の応急避難場所としての役割を果たすことができるよう必要な諸機能の整備、方策を示しています。
震災後、福島県、宮城県、岩手県の被災地を訪問してまいりましたが、仮設住宅が整備されるまでの間、学校施設が児童生徒のみならず地域住民の避難所として大きな役割を担ってきたことは間違いありません。水や食料などの生命を維持するための物資や備蓄、簡易トイレやマンホールトイレ、外部と連絡をとるための情報通信設備など対応が求められます。市が学校施設の防災機能の向上についてどのように考えているのか、ご所見をお伺いいたします。
また、避難所であれば電力の確保も重要であります。岩瀬東中では太陽光パネルが設置されていますが、災害時などの停電時には、そのままでは使用できず、新たな設備を装着しないと停電時使用できないと伺っています。どのような設備で、どのくらいの金額なのか、お伺いいたします。
次に、学校トイレの改善についてご質問いたします。学校校舎が老朽化し、市内の学校でも耐震化の改修が行われていますが、老朽化した校舎のトイレに関しても市民から改善してほしいとの声が寄せられています。このたび文部科学省より、「トイレ発!明るく元気な学校づくり!!―学校トイレ改善の取組事例集」として取りまとめられ、公表されました。文部科学省では、本年2月から学校トイレ改修事例集作成協力者会議を設置し、学校施設の機能改善、向上の取り組みのうち、トイレ改善にかかわる取り組み事例集の作成作業を進めてきました。
この事例集は、既に文科省より各教育委員会へ送付され、現場には資料が配布されているようです。事例を参考に多くの学校で改善がさらに進むことを願います。学校トイレの改修は、今から15年ほど前から始まり、ホテルにあるようなきれいで快適なトイレに改修するという流れがありました。しかし、費用もかかることから、大がかりな工事をしないで、機能改善を主眼に、臭い、暗い、汚いの3Kの克服の取り組みが進められています。
特に悪臭の原因は、1、床タイル、目地や便器の周りに浸透した尿素の腐敗臭、2、壁面目地からの腐敗臭、3、便器内に固着した尿石、4、排水溝トラップの機能不全とされています。古い施設は基本的に床面がモルタル目地、またはタイルの目地のため、水清掃で行っています。においのもととなる細菌は水で繁殖します。悪臭発生を抑えるには、ふき取り清掃ができる施設が必要です。東京、関東地域では、特殊樹脂コーティング工法で実績を上げています。これは電気の周りの床面のみを樹脂で覆う、1日で完了する簡易改修です。
事例集にも紹介されていますが、床面、壁面の取りかえによる簡易改修、専門業者による清掃等で効果を上げています。きれいで快適な空間をつくり出せば、子供たちがきれいに利用するのは当然のことかもしれません。既存の施設を大切に利用するという教育的見地からの取り組みも必要かと思います。老朽化した施設を延命化することも現実の問題としてあります。簡易改修でも子供たちが喜んでいることは、他の自治体でも実証済みです。耐震化でおくれてきたトイレ環境の整備は重要な課題かと思います。また、トイレが古く、トイレに行かず我慢し、病気になったりする児童もいるようです。先進地のトイレはきれいで、女の子のおしゃべり、憩いの場になったりもするようです。今学校耐震化により、トイレも改修されておりますが、できるだけ早く改善してあげたいと思っております。ぜひ前向きに取り組んでいただきたいと思います。現在の市内学校施設のトイレの状況と今後の対策についてお伺いいたします。
次に、スズメバチ対策についてお伺いいたします。昨今、全国でスズメバチによる被害がふえています。テレビでも被害や対策など報道されることが多くなっています。先日も市内の方からスズメバチの巣が自宅の軒下にできて困っているとの相談を受けました。桜川市内のスズメバチによる被害状況と現時点の対策についてお伺いいたします。
次に、クレアチニン検査についてお伺いいたします。腎臓は、肝臓などと同じく沈黙の臓器と呼ばれるほど自覚症状が出にくい臓器です。機能が低下していることに気づいたときには、透析療法を始めなくてはということも多いのです。また、腎臓病の原因は、さまざまあり、最近では糖尿病など現代人を悩ます生活習慣病の合併症として発症することも多くなっています。そのため、統計を取り始めてから40年間、透析患者は一貫して増加傾向にあり、現在では全国で約30万人の人たちが透析療法を受けています。
腎臓機能の代表といえば老廃物などをろ過して、おしっこをつくることですが、これができなくなると、体内に毒素が充満し、数日のうちに命を落とすことになります。腎臓機能が低下し、うまくろ過できなくなった場合は、血液を一たん体の外に出し、人工腎臓と呼ばれる機器でろ過をする人工透析が必要になります。人工腎臓の中には細い管が約1万本入っています。その管1本1本の壁にはミクロの穴が無数にあいていて、分子の大きさで老廃物と体に必要な糖やたんぱく質などをより分けることができます。腎臓で、このろ過を担当するのは糸球体という毛細血管の固まりです。
糸球体は、片方の腎臓に約100万個、両方で約200万個あると言われています。人工透析にならないためには検査で腎臓の状態を知る必要があります。1つには、糸球体のろ過機能に異常があるかどうかを調べる尿検査、これは主に尿にたんぱくがまじっているかどうかを見る検査です。糸球体の仕事は、体に必要な毒素や老廃物をろ過することで、正常な腎臓では体にとって必要なたんぱく質などが漏れ出ることはほとんどありません。ところが、悪い食生活などが続くと、血液中に糖や脂肪が増加し、ろ過する穴を無理やり通り抜けて穴を広げてしまいます。広がった穴からは、体に必要なたんぱく質なども漏れ出します。そのため尿にたんぱくがまじっているかどうかを調べることが有効になります。
腎臓の糸球体が壊れているかどうかを調べるのに、有効なたんぱく尿検査ですが、糸球体でろ過をしている穴が糖や脂肪によって大きくなり過ぎると、今度は血小板が集まってきて、血管自体をふさいで通行どめにすることがあるそうです。こうなると、たんぱく質は漏れ出なくなることがあります。つまり、糸球体の働きが失われているのに尿検査では見つけることができないことがあります。尿を調べても腎臓機能低下の程度がわからないのだとしたらどうするか、腎臓のろ過機能がどのくらい残っているかがパーセンテージでわかる検査がクレアチニン検査です。
クレアチニンとは、筋肉中のたんぱく質が代謝されたときに発生する老廃物です。腎臓機能が正常なときはろ過によってほぼすべて体外に捨てられています。ところが、糸球体の通行どめがふえればふえるほど体内に残る量がふえます。つまり、壊れたことで排出されてしまうものではなく、壊れぐあいで体内に残ってしまうものを調べることで機能低下の程度を知ることができます。
兵庫県尼崎市では、クレアチニン検査を実施し、ろ過機能の値を示すことで、市民の意識改革に成功し、みずから生活改善に取り組む人がふえたことで、新規の透析患者数を3年連続で減らすことに成功したそうです。桜川市では現在、クレアチニン検査は行われていないようですが、検査の現状と市の人工透析患者数、クレアチニン検査の費用、県内自治体のクレアチニン検査の実施状況をお伺いいたします。
最後に、中核病院関連補正予算案が二度にわたって否決されました。きのうの一般質問でも菊池議員、市村議員が中核病院関連の質問をしていました。私は反対した立場ではありますが、今後の状況などをお伺いいたします。
まず、県の保健福祉部から中核病院の内容について説明を受けました。県の地域医療再生計画の中で筑西・下妻保健医療圏内にある2公立病院を一本化する、一体化するとの話がありました。一本化、一体化といえば県西総合病院と筑西市民病院を一つに統合し、新中核病院を建設した後、いずれは県西総合病院も市民病院も廃止すると考えますが、いかがですか。市長にお伺いいたします。
また、市長は、病院の民営化という話もされていますが、県保健福祉部の話では、国からの医療再生基金を利用して中核病院を建設した場合、指定管理者制度を利用する以外の民営化の方法は難しいとのことですが、市で負担金を出さなくてはならないことに変わりはないと思います。昨日の文教厚生常任委員会の視察研修報告の中で、佐賀県武雄市民病院の民間譲渡の内容説明が飯島委員長からあり、私も同行いたしました。新中核病院を民間に譲渡することは難しいですが、県西総合病院を民間に譲渡することは可能であると思います。新たな病院を公立で建設するより、現在の県西総合病院の民間譲渡を建設したほうがいいのではないですか。
ある医療グループの経営者の方も、公立で建設した病院を民間でそのまま使用するのは難しい。高く買って、さらに改築するより、古い病院を安く買ったほうがいいと言っていました。まさに武雄市の場合は、旧武雄病院の病床数を買い、新しく利便性のよい場所に新武雄病院を135床で建設したわけです。新中核病院もいずれ民営化を検討しなければならないのなら、今この民営化、また民間移譲も含めた方策を検討すべきではないですか。市長にご所見をお伺いいたします。
以上、5項目にわたりお伺いいたします。よろしくお願いします。
〇議長(相田一良君) 萩原剛志君の質問に対する答弁を願います。
上野教育次長。
〔教育次長(上野幸一君)登壇〕
〇教育次長(上野幸一君) 萩原議員さんのご質問のうち、今回の震災を踏まえた学校施設の防災機能の向上について、桜川市内の小中学校のトイレの現状について及び学校トイレの機能改善、環境向上についてのご質問にお答えをいたします。
まず、今回の震災を踏まえた学校施設の防災機能の向上についてでございますが、東日本大震災の発生時刻が、小中学生の下校前ということもあり、けが人等もなく、不幸中の幸いであったと考えております。これがもし下校途中であったことを想定しますと、先ほど議員さんご指摘のとおり、ブロックや大谷石の塀の崩壊、屋根がわらの道路への滑落など、状況を見た場合、多くの児童生徒が被害を受けたことが考えられます。
今回の震災を受け、各学校では児童生徒を安全に家庭に帰すことを目的に、災害発生後の状況の中で、子供たちだけで下校させるのではなく、保護者に学校に迎えに来てもらい、安全を確認の上、一緒に帰宅できるよう引き渡し訓練を実施しております。保護者への連絡方法としましては、電話、一斉メール配信、防災無線の利用等を考えておりますが、停電時や災害時の通信網の混乱など、状況に応じた対応が必要になってくると考えております。
また、子供たちを家に帰せないような状況も考えられるわけでございますが、それに備えての食料、水、毛布などの学校への備蓄や備品の設置などについては、学校が地域の避難場所であることから、災害対策関係部局での対応が必要であると考えております。また、現在計画的に進めている学校の耐震補強工事も避難場所という観点から重要であると考えております。
次に、学校に設置してある太陽光発電設備を停電時に使えるかとの質問でございますが、議員さんご指摘のように、市内の3つの中学校に設置してある太陽光発電施設に関しましては、国の基本政策上、構造、機能を単純化し、安価な装置で普及を図ることが前提になっておりまして、今回のような震災に対応したケースは想定されておりませんので、停電時には利用できない構造になっております。しかし、停電時に利用できるようにするには、技術運転機能の付加及び配線工事が必要となり、条件等により異なりますが、約150万円程度の費用がかかります。コスト面、市の防災時の対応等との整合性を考慮しながら、今後とも検討してまいりたいと考えております。
続きまして、桜川市内の小中学校のトイレの現状と機能改善、環境向上についてでございますが、小中学校のトイレの現状は、建設年度等により各校に違いはありますが、全体的に見ると老朽化が進んでおります。現在は、子供たちの生活様式の変化等を考慮し、和式トイレを洋式トイレに改修することを必要に応じ、予算の範囲で実施しておるところでございます。現時点での洋式トイレの割合は、小学校11校合計で29.3%、中学校5校合計で52.5%、小中学校全体では36.4%となっております。特に老朽化の進んだトイレに関しては、議員さんご指摘のように臭い、汚い、暗いというイメージがあり、またそれに近い実情もあると考えておりますので、萩原議員さんからご説明、ご指摘のあったことも含め、検討し、環境改善を図っていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
〇議長(相田一良君) 続いて、大川市民生活部長。
〔市民生活部長(大川正彦君)登壇〕
〇市民生活部長(大川正彦君) 3番目のスズメバチ対策について、萩原議員さんからのご質問にお答え申し上げます。
現在の対応といたしましては、市におきまして管理しております公共施設につきましては、管理者、担当課において処理を行っております。また、一般の市民の方からの問い合わせにつきましては、専門業者の紹介及び相談を受けております。また、環境対策課で保管のハチ防護服の貸し出し及び市販の2分の1の負担にて専用薬剤のあっせんを行っております。また、貸し出しの際、防護服を着ましても100%安全なものではないということで、慎重に作業を行うように説明をいたしております。
また、2番目のスズメバチの改善案、対応策につきましては、スズメバチの巣はハチの種類によって土の中、軒下、木の枝等さまざまな場所につくられておりますが、いずれの場合も営巣の先には女王バチが1匹でつくり始めます。ふだんから周囲に目を向けていただき、特に軒下などは巣づくりが発見しやすい場所ですので、営巣初期ですと、市販の薬剤でも十分に駆除できますので、危険性の低い初期段階での早期発見、早期駆除をするといった自己防衛が最適だろうと考えております。現在、桜川市におきましては、被害状況は報告されておりませんが、駆除対応困難な高齢世帯につきましては、地元区長さん、民生委員さんとの協議を持ちたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(相田一良君) 続いて、石堀保健福祉部長。
〔保健福祉部長(石堀 純君)登壇〕
〇保健福祉部長(石堀 純君) それでは、萩原議員さんのクレアチニン検査についての質問にお答えいたします。
まず、クレアチニン検査の現況についてでありますけれども、腎臓機能の数値を調べるクレアチニン検査は、平成20年度より従来の住民健診から医療保険者が実施主体となる特定健診制度実施により、同検査は基準検査項目から廃止されました。国の特定健診基準に基づき桜川市は、クレアチニン検査は実施しておりません。国の専門家等による、そのあり方に関する検討会では、クレアチニン検査について腎臓機能障害を早期に把握するためには、血清クレアチニン検査より尿たんぱく検査が有効とも言われており、尿たんぱく検査を必須検査項目とした場合には、必ずしも血清クレアチニン検査を実施する必要はないのではないかと議論が整理されております。つまり、血液中のクレアチニン値は、腎臓が正常に働いていれば尿として体外に排出され、腎臓機能が低下すると排せつが不十分となるため、血液中に増加するということであるので、尿たんぱく検査で腎臓機能の1次判定ができるとのことであります。
そのため、桜川市では、尿たんぱく検査のみ実施しております。特定健康診査は、メタボリックシンドロームに着目した健診で、生活習慣の改善を目指すものであります。メタボリックシンドロームは、肥満、特に内蔵型肥満に加えて脂質異常、高血圧、高血糖のどれか2つ以上の異常を抱えていることで、糖尿病及び心臓病や脳卒中などの命にかかわる病気を引き起こしやすくなります。そのため生活習慣を改善することで、予防改善ができます。肥満予防解消が特定健診の保健指導の主な健診内容となり、腎臓機能のクレアチニン検査は検査項目より除かれました。
次に、クレアチニン検査の推進についてであります。クレアチニン検査については、県内の市町村において徐々に増加しており、約半数の21市町村が実施しております。隣接市では、つくば市が実施しており、笠間市が来年度から実施予定と聞いております。クレアチニン検査は、市で委託をしている茨城県健診協会では、オプションとして1人210円で実施しております。健診者数がおおむね4,000人弱でありますから、総額は概算で約80万円ぐらいであると思います。また、クレアチニン検査は、人工透析の患者をふやさないために腎臓機能検査が必要との話があります。人工透析については、医療費が1人当たり年間500万円から600万円と言われております。桜川市の人工透析患者数は、平成23年9月30日現在で141名で、医療費は年間約7億円から8億5,000万円程度と推計いたしております。市としては、医療保険者の役割として特定健診の受診率を高めて生活習慣を改善していく指導をし、医療費の抑制に努めていきたいと考えております。
なお、クレアチニン検査については、腎臓機能異常の重症化を防止し、慢性腎不全による透析導入への進行を防止する観点から、健診による検査方法のあり方を総合的に検討し、また近隣市町村の考え方を参考にして、今後追加するかどうか検討していきたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
以上でございます。
〇議長(相田一良君) 中田市長。
〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 萩原議員さんの質問にお答えをさせていただきます。
12日に県のほうに参りまして、いろいろお話を聞いてきたということでございますが、まず中核病院について、筑西市民病院と県西総合病院を一本化するという話ではないのか。最終的に県西総合病院も筑西市民病院もなくなってしまうのではないかという質問でございますけれども、私は何回も何回もお話を申し上げておるとおり、準備委員会の中で答申が出た問題について、もう一度お話をさせていただきますが、原中委員長のほうから出た問題は、竹島地区に300床の中核病院をつくって、そして県西総合病院は、桜川市には開業医が大変少ないということを勘案した場合には、120床程度の入院患者を引き受け、1次医療診療を重点的に行う病院として存続していくことが望ましいであろう。そして、筑西市民病院については無床化をし、そして診療機能として考えていったらいいのではないかという答申でございました。
これらについて筑西市としっかりお話をしていこうということでございまして、きのうも再三再四県西総合病院をしっかりと守り、特に今クレアチニンの問題を質問されておりましたけれども、腎臓透析、桜川市だけでも141名もおいでになります。県西総合病院でも非常に頑張っておるところでございますが、内科の先生が漸次減ってきておるということで、大変危機的な状況にある。これらについても、しっかりと対応していかなければいけないのかなというふうな思いを強く持っておるところでございます。そういうことでしっかりと検討委員会を立ち上げ、大学関係者、県、国、そして我々も入って話し合いをして、皆さんからご意見等をお伺いしたことも反映しながら、しっかりとした中核病院をつくっていこうではないか。そして、中核病院の機能としては、私何回もお話を申し上げましたけれども、脳疾患、心疾患、循環器系の病気というのは、血管の中に固まりができて、それがぽんっと脳の血管の中に詰まってしまう、あるいは心臓に詰まってしまう、これはなかなか予期しづらいことでございます。
先ほど石堀部長のほうもお話を申し上げておりましたけれども、私もちょっとメタボでございますが、こういう体になってまいりますと、そういう危険性が大変高まってくるということも事実でございます。そのときに3時間以内に手当てができる病院を、この県西地区にもつくろうではないかということで、これから話し合いをさせていただきたいということをお願いしておるところでございます。
また、民営化の問題についても、市の民営化を議員さん見てきたということでございます。確かに民営化のすばらしさ、私も尊重していかなければいけないと思いますけれども、現在県西総合病院は一部事務組合という形で、桜川市と筑西市が拠出金を出しながら運営をしておるというような状況もございます。そして、今回の問題については、国の地域医療再生臨時特例交付金事業の一環として、そういうものを活用しながら、頑張っていこうではないかという話し合いでございますので、当初は、初めから民間に完全に移譲するということは大変厳しい状況であると思いますが、その話し合いの中で公設民営化という問題については、しっかりと議論をしていく必要があるのではないかというようなお話もさせていただいております。武雄市の生い立ちと県西総合病院の生い立ち、おのずと違うものがございます。片方は国立病院で採算が合わないということで、武雄市のほうに移譲した。それを武雄市のほうで民間のほうにお願いしたという経緯がございます。今の県西総合病院は、現在医師不足の中でも17名の常勤医を抱えながら、一生懸命頑張っておる病院でございます。それらも勘案し、そして震災の中で病棟が大変大きな損害を受けたということでございますので、これらも勘案して、まずそういう原点に返って、筑西市と桜川市と、そして国、県も巻き込んだ形の中で、我々の夢を求めていくことも大切なのかなというふうに思います。
また、大学病院との連携がしっかりとれないということになりますと、この中核病院建設というのは、私は大変厳しくなってくると思います。と申しますのは、現在筑波大へ入学する将来のお医者さんの候補というのは、大体男性が6割、女性が4割、今数字的には女性の数値がもっと上になっておるようでございまして、特に24時間対応するということは、女性はやはり子を産み、子を育てるというふうな大切な役割を担っておるわけでございますので、こういう場合には、なかなか24時間の体制というのは大変厳しいような状況になってまいります。
そういう面で、やはり大学との連携をとりながら、しっかりとお医者さんを確保できる体制も考えてまいりたいというふうな思いを再三再四お話ししておるところでございます。安心、安全な地域づくり、そして現在の男女共同参画社会の中で、女性のお医者さんが大変ふえているという形の中での病院づくり、これらも根底にあるわけでございますので、どうぞ萩原議員、この辺、萩原議員の基本は少子高齢化の中で福祉医療の充実ということは、萩原議員は常に述べておるわけでございますので、そういう観点からも、ぜひ熟慮していただいて、ご再考いただければ大変ありがたいと、かように思っておりますので、よろしくお願いを申し上げ、答弁とさせていただきます。
〇議長(相田一良君) 再質問あれば質問願います。
1番、萩原剛志君。
〇1番(萩原剛志君) 冒頭に、6月の定例会の後、どのような改善がなされたのかということで、市民生活部長が担当になるのかと思うのですが、まず震災後、どのような改善がなされたかという点について再質問いたします。
〇議長(相田一良君) 大川市民生活部長。
〇市民生活部長(大川正彦君) 今回の震災を踏まえまして、災害時に小中学校は地域住民にとって身近な防災拠点となります。市では、緊急避難所として、さらに認知されるよう小学校区ごとの防災訓練を、これは平成19年から実施しておりますが、児童の学校施設からの避難訓練等を実施するほか、防災教育を兼ねた体験型訓練を地域住民とともに実施し、平常時からの備え、心構え等を図り、的確な災害対策を体得できるような訓練をしております。内容につきましては、スモークマシンによる煙体験、竹ざおと毛布による応急担架の作成、救出、放水体験、初期消火のため、水消火器、粉末消火器の体験、バケツリレー、その他防災ヘリコプターやはしご車を要請しまして、防災関係機関との相互連携を図れるよう実践的な訓練をしております。また、今回の被害を受けまして、市では避難所との通信確保ができるよう、将来におきましては、防災行政無線システムデジタル化による避難所と双方向通信が可能となる連絡通信送話装置を設置し、公衆回線の遮断時には災害対策本部から無線電話で連絡がとれるよう避難所との防災機能の強化を図っていく予定でございますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(相田一良君) 1番、萩原剛志君。
〇1番(萩原剛志君) 災害時に市の施設並びに学校施設が避難所として今回多く利用されてきたわけですが、その点に関しては時間がちょっとあれなので、しっかりと対応していただき、いつ災害が起きても対応できるような準備、またそういったところの取り組みをお願いしたいと思います。
続いて、学校トイレの改善について今ご説明がありました。これは文科省でつくっている資料は、こういうものですが、「トイレ発!明るく元気な学校づくり!!」と。そういった中にいろいろな写真とか含めて、改善の提案がなされています。この中でいろいろ実施したところもあるのですが、お金をかけないで改善するというところが、やはり重要ではないかと考えます。そういう中で、その学校によって問題点が、さまざまあると思います。例えば先ほど洋式化という話もありましたが、すべて洋式にしてしまっては、逆に洋式だと、前にだれが座ったかわからないので、嫌だというような意見も聞いております。
ですので、全部洋式化すればいいのかという問題ではなく、それは状況をよく考えて進めなくてはならないところもあるので、非常に難しいところもあると思います。その点において、この提案の中で児童生徒にアンケート調査したということで、トイレについてどう思っているか。この内容については、それはそれぞれの学校で協議するしかないですが、そのアンケートによって、要はその学校の問題点を、かなり狭くというか、元気にすることができるわけですね。それによって改善箇所というのは限られるわけです。においが臭いとか、暗いとか、全部ではなくて、そういったところは限定することができます。そういったことによって、ある程度安く簡単に改善することができる。そういったような内容でありました。
あとは、ペインティングをするなり、照明を改善するなり、要はどれだけその生徒、使う側に合った改修、改善ができるかということが大事であると考えます。中には、そのアンケートの調査をもとにワークショップを設置して、その児童生徒を巻き込んで、どうやったら学校のトイレが使いやすく、よくなるのかということを考え、また問題提起することにより、その児童生徒が使うときに乱暴に使うということよりは、大切に使うというようなことも考えられてくるのではないかと思います。この点についても、しっかりと協議、また検討して実施していただきたいと思います。
また、スズメバチに関しては、対策といっても、なかなか難しいところもあると思いますが、被害がふえているのが現状です。つくば市では、すぐやる課というのを設置して、そこで市民から出された問題について対応しているそうですが、特に最近ではスズメバチが多くなっているということで、この点についても今後検討をしっかりして対応していただきたいと思います。
最後の新中核病院の件ですが、市長より今説明もありました。これは読売新聞、多分12月10日だと思うのですが、12月定例会では予算案も出さず、冷却期間を置く。反対議員は、市民の声に耳を傾けてほしいというような内容が載っています。当然市長は、2回否決した内容であるにもかかわらず、これを提出してくるのではないかと私も考えるのですが、市長がお話になっている、そのテーブルですね、筑西市とのテーブルに着くということですが、そのテーブルに着くに当たって市長はどのような考え、またどういった考えで着くのか。市長が、どちらの方向に向かっていくのかわからないのに、私たちもそれに一緒についていくわけにはいかないわけです。
市長が、まず今いろいろと懸案になっています経営形態とか、今後のことをどうしていくのかとか、そういったところをきちんと説明する必要があると思います。この12月10日の読売新聞でも、これは議長と市長とで対立的に書いてありまして、市長は、これは新聞社が編集したことなので、すべてとは思いませんが、推進しているということで、地域エゴ、そして大局的にということで、エゴにこだわっているのではないというような形で、でも内容を読んでみますと、その詳細の説明を全然されていない。どちらかというと、議会で行われた、いろいろなことによって、かたくなだとか、あとは理解していないとか、場合によっては政治的に否決されたとか、そういった内容が出て、政治的というのは、ここには書いてないですが、そういった内容もありました。
とにかく市長がきちんと議会に説明する必要がありますし、特に反対している議員に、やはりきちんと説明する必要があるのではないか。市長が、筑西市のテーブルに着く前に、反対している議員にもきちんと説明した上で、そしてその時点で市長の考えに同調できなければ反対するわけですし、結局は政治的に決着しようとしているわけではなくて、これは本来は執行部と議会が一体となって進めていかなければ、当然できない重要な問題であると思います。だから、1人賛成して、やっと可決したとか、そういったことで済まされるような問題ではないと思います。その経営形態なり、市長は、どういう考えを持っていくのか。今の話を聞いていますと、そこで決めます。だから、今は言えませんと言っているようにしか私には聞こえません。議会にもきちんと説明をした上で、どういう方向性をそこで進めようとしているのか。この理解を得られるような、私も議員になって1年余りでわかりませんので、わかりやすく説明していただきたいと思います。
〇議長(相田一良君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 萩原議員には、何度もわかりやすいようにお話をしているつもりなのですが、まず県西地域の、特に県西総合病院も最盛期には医師の数が35名おりました。そして、脳疾患、心疾患にも対応できる病院でございました。研修医制度が変わって以来、1人抜け、2人抜け、現在は我々が最善の努力をしても17名の先生しかおりません。内科の先生も筑波大のほうからなかなか派遣していただけないというような状況もございます。そういう中で、脳疾患、心疾患というのは、いつ発症するかわからない。そういう状況がある中で、やはり国も、この地域の中で、ぜひスクラップ・アンド・ビルドではございませんが、公立の病院のベッド床を少なくした形の中で考えてみたらどうかというふうな提案でございます。そういう中で300床の中核病院をつくっていこうというような状況でございます。
それで、説明責任を果たしていないということでございますが、まずテーブルに着いた形の中で、私は、この中核病院をつくるに当たって、医師確保、これができるのかどうか、その辺のところを筑西市、そして県、そして検討委員会に参加していただける各大学の責任者の皆さんとしっかりと話し合いをし、特に循環器系の脳疾患、心疾患の先生というのは、私は基本的にチームで派遣していただかなければ、24時間対応というのは、なかなか厳しい状況になるだろう。75億円のお金をかけて、箱物はつくりました、先生はおりませんというような状況は、私は絶対に許されないという責任を感じておるところでございます。これを基本に医師の確保、看護師の確保、そして経営形態についても、私はいろいろな選択肢があるのではないかというふうに議員の皆さんにもお話を申し上げておるところでございます。
私は、その中で1人で参加をして話し合いするということではございませんので、私も先頭に立って、まず肝心なところはお医者さんをしっかり確保し、そして脳疾患、心疾患に対応できる病院をつくる。そして、県西総合病院は、答申をいただいた120床の入院患者を受けた形の中で、それではどういうふうな診療科目を充実した中でやっていったらいいのか、これらについても、その中で議論をさせていただきたいというふうな思いでございます。
ですから、説明責任を果たしていないと萩原議員はおっしゃいますけれども、まずこういう医師の確保、看護師さんの確保、議員の皆さん方も心配しているように、本当にそういうものができるのか、できないのか。できなかったらどうするのか。そのときには、私は不退転の決意で反対をせざるを得ないだろう。そういう思いを胸に抱いて、しっかりと交渉をしていきたい。相手があるわけでございますので、大学のほうでも、それはできませんというふうな話になってくる。そういうときにどうするのか。
また、先ほども言いましたように、各大学に入学される医師の卵と言われるのは、女性が4割5分ぐらいまでいっているそうでございます。男性が5割5分、そうしますと、24時間対応できるようなお医者さんを確保していくのは、これからも非常に厳しいだろう。そういうことも先ほどお話をさせていただきました。そういう形の中で、しっかりと話し合いをさせていただく、そういうテーブルに着かせていただきたいというふうな今お話をしておるわけでございますので、この辺はご理解をいただきたいと思います。
以上でございます。
〇議長(相田一良君) 1番、萩原剛志君。
〇1番(萩原剛志君) 私が質問しているのは、テーブルに着く上で、市長はどういう考えを持っているのかと。説明は、ほとんど同じ内容であると思うのですが、経営形態、これについてもいろいろ議論されています。さすがにこれだけ議会の中でも、臨時議会も2回開かれましたので、議員の中でも経営形態や病院に関して、素人ではありますが、一生懸命勉強していく中で、どういったものがいいかということを皆さん勉強しています。市長は、県西総合病院の組合長として、県西総合病院を再建するに当たって、さまざまな研修なり、視察なり、そういった勉強をされたのでしょうか、ご質問いたします。
〇議長(相田一良君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 私もいろいろな病院に行ってまいりました。そういう中で、医療スタッフがしっかりしている病院というのは活力があるなというふうに感じております。そういう形の中で、1人で判断をするわけではございませんので、話し合いの中で、どういう経営形態がよろしいのか。あくまでも赤字経営をよしとして、この病院建設に入っていくわけではございません。市民一人一人のご負担をなるべく後世に残していかないような形の中で、頑張っていくべきであるというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
〇議長(相田一良君) 1番、萩原剛志君。
〇1番(萩原剛志君) 赤字経営をよしとはしないということであるならば、市長は経営形態についても、ある程度しっかりとした考えを持っているのではないか。それをきちんとお示しになって、議員の理解を得ればいいのではないかと思います。市長、いかがですか。
〇議長(相田一良君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 病院経営も市民の安心、安全の観点から考えていくべき問題であると思っております。ただ、何度も申し上げるように、現在公立病院等の常勤医の不足というのは、やはり医師の構成上もいろいろ問題があるのではないか。ですから、そういう面で、私も再三再四、いろいろな大学病院の教授とお話をしてまいりました。これは私、自分で自慢するわけではございませんが、いろいろな教授とのネットワーク、これらを今一生懸命構築しておるところでございますので、これらも生かしながら、しっかりと優秀なお医者さんを確保する手段、これがあって初めていい病院ができると考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
〇議長(相田一良君) 1番、萩原剛志君。
〇1番(萩原剛志君) 時間もありませんので、とにかく経営者、中心者で病院も変わると私は思います。私が見てきました、新武雄市民病院に関しましても、その経営者の意思が病院の職員にも行き届いていました。患者様至上主義というふうな形で言っていましたが、本当にサービスが病院の隅々まで行き届いているような、そういうものを私も感じました。いずれにしても、この大事な問題であります。議長も読売新聞の中で、経営がうまくいかないと市民税の負担増や行政サービス低下のおそれがある。今は自治体が病院を経営する時代ではないというような内容もあります。この辺も踏まえて、市長こそ十分に熟慮した上で、きちんとご理解いただけるような対応をお願いしたいと思います。
以上です。
〇議長(相田一良君) これで萩原剛志君の一般質問を終わります。
散会の宣告
〇議長(相田一良君) 以上で本日の日程はすべて終了しました。
本日はこれで散会します。
ご苦労さまでした。
散 会 (午後 2時31分)