平成23年第4回桜川市議会臨時会議事日程(第1号)
平成23年11月30日(水)午前11時開会
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 執行部あいさつ
日程第 4 議案第77号 桜川市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例
日程第 5 議案第78号 桜川市特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例及
び桜川市教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関
する条の一部を改正する条例
日程第 6 議案第79号 平成23年度桜川市一般会計補正予算(第5号)
日程第 7 執行部あいさつ
〇出席議員(22名)
1番 萩 原 剛 志 君 2番 鈴 木 裕 一 君
3番 仁 平 実 君 4番 菊 池 伸 浩 君
5番 市 村 香 君 6番 岩 見 正 純 君
7番 小 高 友 徳 君 8番 飯 島 重 男 君
9番 中 川 泰 幸 君 10番 皆 川 光 吉 君
11番 増 田 豊 君 12番 潮 田 新 正 君
13番 相 田 一 良 君 14番 大 塚 秀 喜 君
15番 高 田 重 雄 君 16番 増 田 俊 夫 君
17番 川 那 子 秀 雄 君 18番 橋 本 位 知 朗 君
19番 増 田 昇 君 20番 塚 本 明 君
21番 上 野 征 一 君 22番 林 悦 子 君
〇欠席議員(なし)
〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
市 長 中 田 裕 君
副 市 長 飯 嶌 洋 一 君
教 育 長 石 川 稔 君
市 長 公 室 長 臼 井 典 章 君
総 務 部 長 山 田 澄 男 君
市民生活部長 大 川 正 彦 君
保健福祉部長 石 堀 純 君
経 済 部 長 横 田 一 君
建 設 部 長 松 輝 人 君
上下水道部長 若 林 鉄 郎 君
教 育 次 長 上 野 幸 一 君
会 計 管 理 者 太 田 昭 君
〇職務のため出席した者の職氏名
議会事務局長 笠 倉 貞 君
議会事務局書記 入 江 豊 君
議会事務局書記 仲 田 浩 司 君
議会事務局書記 長谷川 勇 貴 君
開 会 (午前11時00分)
〇開会の宣告
〇議長(相田一良君) まず、冒頭に、私ごとでまことにまことに申しわけございませんけれども、顔のほうが少し変形してしまいましたので、おしゃべりするときに言葉がよく聞き取れない場合には、ご了承願いたいと思います。医者に言わせますと、相当なストレスがたまったのが原因ではないかと言われていますので、その点、了解をいただきたいと思います。
本日の出席議員は全員、22名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立しますので、ただいまより平成23年第4回桜川市議会臨時会を開会します。
地方自治法第121条の規定により、説明のため議長からの出席要求による出席者及び事務局職員は、配付したとおりです。
〇開議の宣告
〇議長(相田一良君) これから本日の会議を開きます。
〇会議録署名議員の指名
〇議長(相田一良君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本臨時会の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により議長より指名します。
11番 増 田 豊 君
12番 潮 田 新 正 君
14番 大 塚 秀 喜 君
以上3名を会議録署名議員に指名します。
〇会期の決定
〇議長(相田一良君) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。
議会運営委員長より、本臨時会の会期日程等議会の運営に関する事項について、議会運営委員会の協議の結果をご報告願います。
議会運営委員会委員長、大塚秀喜君。
〔議会運営委員長(大塚秀喜君)登壇〕
〇議会運営委員長(大塚秀喜君) 議会運営委員会の会議結果を報告いたします。
円滑な議会運営を図るべく、本日午前9時から議長の出席を得て開催し、審議した結果、次のとおり決定いたしました。
会期は、本日限りとし、3議案を審議し、採決いたします。
なお、議案第79号の表決につきましては、起立採決で行うことにいたします。
以上で報告を終わります。
〇議長(相田一良君) お諮りいたします。
本臨時会の会期日程等は、議会運営委員長の報告のとおりとしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 異議なしと認めます。
よって、会期日程等は、議会運営委員長の報告のとおり決定いたしました。
〇執行部あいさつ
〇議長(相田一良君) ここで市長より発言を求められておりますので、これを許します。
中田市長。
〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) おはようございます。本日、平成23年第4回桜川市議会臨時会を開会するに当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
議員各位におかれましては、公私ともご多用のところご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
さて、今地域医療が崩壊の危機に瀕しております。桜川議会においても、いろいろと勉強なされ、医療のあるべき姿を語り合ってきたわけでございます。私としても、今回地域再生医療基金を活用した形の中で、筑西市と医療問題についてお話をさせていただきたいというお話をさせていただきました。地域の安心、安全、やはりその中で医療の充実というのは、桜川市にとっては喫緊の課題でございます。残念ながら研修医制度の変更により、公立病院の医師不足というのは大変深刻な状況でございます。私は、そういう観点から、今回県のほうともお話し合いをさせていただきながら、最後のチャンスをいただいたと思っております。しかし、議員各位からいろいろなお話を承っており、そのご助言というものを真摯に受けとめ、これから筑西市と真剣勝負で語り合い、そして医療の充実に向けて鋭意努力してまいりたいと思います。常々私は、政治の根幹をなすものは明治維新のときに述べられた、「広く会議を興し、万機公論に決すべし」、多くの議員のご賛同をいただきながら話し合いのテーブルに着き、是は是、否は否で臨んでいきたいというふうな強い決意を持っております。どうかそのことを議員各位ご理解いただき、地域の安心、安全のためにどうぞ賢明な判断をお願いしたいと心よりお願いを申し上げる次第でございます。
それでは、今回の臨時会でご審議いただく案件につきましてご説明を申し上げます。
議案第77号 桜川市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例につきましては、人事院勧告に基づいた給与改定を行うため、関係する条例の一部を改正するものでございます。
議案第78号 桜川市特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例及び桜川市教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例につきましては、特別職の給与等の改定を行うため、関係する条例の一部を改正するものでございます。
議案第79号 平成23年度桜川市一般会計補正予算(第5号)につきましては、歳入歳出の総額に歳入歳出それぞれ525万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ173億2,228万8,000円といたしました。歳入につきましては繰越金であり、歳出は保健衛生費であります。
以上が、本臨時会にご提出いたしました議案の概要説明でございます。後ほど担当部長より詳細なる説明をいたしますので、何とぞ慎重なるご審議の上、ご議決を賜りますよう心からお願いを申し上げ、開会のあいさつとさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
〇議案第77号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(相田一良君) 次に、日程第4、議案第77号 桜川市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例についてを議題といたします。
提案理由の説明を願います。
臼井市長公室長。
〔市長公室長(臼井典章君)登壇〕
〇市長公室長(臼井典章君) それでは、議案書第1ページをお開き願います。議案第77号 桜川市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例につきまして、ご説明申し上げます。
今回の改正は、国の人事院勧告に基づきまして、桜川市においても職員の給与について改正をするものでございます。
主な内容といたしまして、国家公務員給与が民間給与を上回る0.23%の格差を解消するため、40歳代から50歳代を中心とした俸給表の引き下げ改定を行うこと。また、平成18年度に実施された給与構造改革における経過措置額について、平成24年度につきましては2分の1を減額することとし、また平成25年度につきましては、廃止すること。さらに、若年、中堅層を中心に給与構造改革実施のため、抑制されていた昇級を回復させることなどとなっております。
次ページをお開きください。桜川市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例、第1条、別表を次のように改めるにつきましては、別表の行政職給料表につきまして、2ページから6ページの表のように給与月額を改正するものでございます。
なお、この表の適用年月日につきましては、平成23年12月1日でありますので、12月の給料より適用されることになります。
6ページをお願いいたします。第2条につきましては、桜川市職員の給与に関する条例の一部を次のように改正するものでございまして、平成18年度の給与改造改革に伴う現給保障に対しまして、それぞれの職員の補償額算定の率につきまして改定するもので、今回の改定によりまして算定率につきましては99.1%となっております。
第2条の適用年月日につきましても、平成23年12月1日となっております。
第3条につきましては、現在現給保障されております補償額につきまして、平成24年4月1日より平成25年3月31日までの期間については、保障額の100分の50を減額することとし、減額の限度額につきましては1万円を限度とする改定でございます。また、この条例の改定によりまして、平成25年4月1日からは現給保障額が廃止されることとなります。
続きまして、附則のうち主な部分につきましてご説明を申し上げます。第1項につきましては、施行期日を定めたものでありまして、この条例の第1条、第2条及び附則第2項、第3項、第10項は、平成23年12月1日から、それ以外につきましては平成24年4月1日からの施行とするものでございます。
第2項は、平成23年12月に支給する期末手当の特例措置といたしまして、4月からの給与改定に伴う民間との格差の調整をするための調整率と算定方法を改正するものでございます。
続きまして、第4項でございますが、平成24年4月1日における号給の調整につきましては、42歳未満の職員のうち、平成19年1月1日、平成20年1月1日、平成21年1月1日に1号給の抑制を受けて昇級した職員のうち、調整の必要な職員においては平成24年4月1日における昇級において1号級上位の号給とする措置でございます。また、36歳未満の職員については、さらに1号級上位の号給とすることができる昇級措置を規定したものであります。
第8項では、第4項の規定につきまして、平成25年7月1日に適用させることを規定しております。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
〇議長(相田一良君) ただいま提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質問ございませんか。
4番、菊池伸浩君。
〇4番(菊池伸浩君) 4番の菊池です。今回の改定で人件費の削減の総額がおよそ幾らになるのか、お願いします。
〇議長(相田一良君) 臼井市長公室長。
〇市長公室長(臼井典章君) 12月分の削減額につきましては、484万310円となっております。
〇議長(相田一良君) いいですか。
そのほかにございませんか。
川那子秀雄君。
〇17番(川那子秀雄君) ここに行政職の給料表というのがありますが、室長、今人件費削減が480万円ぐらいと言っていますが、この号給、それから何級というのがありますね、それの大体の分布、職員の分布、わかりますか。
〇議長(相田一良君) 臼井市長公室長。
〇市長公室長(臼井典章君) 職員の級に対する職員数でございますが、1級につきましては64名、2級につきましては23名、3級につきましては127名、4級につきましては143名、5級につきましては33名、6級につきましては11名、7級につきましては11名となっております。
〇議長(相田一良君) いいですか。
川那子秀雄君。
〇17番(川那子秀雄君) 今職務の級ということで言われたのですが、この号給というのがありますね。1号俸とか、それから23号、この分布はどうですか。
〇議長(相田一良君) 臼井市長公室長。
〇市長公室長(臼井典章君) 済みません。それにつきましては、資料をちょっと持ち合わせておりません。
〇議長(相田一良君) いいですね。
ほかにございませんか。
〇17番(川那子秀雄君) 議長、今資料を持ち合わせていないということなのですが、後で概略で結構ですから、お出しいただきたいと思います。
というのは、今480万円、40歳とか、これ給料が実際に下がるということになります。生活給で予定を立てている年齢層が多いということになれば、問題があるのではないかと。人勧イコール削減だという考え方ではなくて、やっぱり検討する余地はないのですか。
市長で結構ですが、答弁をしてください。
〇議長(相田一良君) 臼井市長公室長。
〇市長公室長(臼井典章君) 人事院勧告につきましては、今までもずっと人事院勧告に基づきまして、上げるときは上げる、下げるときは下げるという形で進めてきております。
それと、今回、全体的には給与の表につきましては減額ということになるわけでございますが、42歳以下、それから36歳以下の者につきましては、今まで抑制されていた号給につきまして1号給、さらには2号給上位のものにすることができるということで、そういった年代の方につきましては給料が幾らかよくなるというような措置を講じております。
〇議長(相田一良君) 3回まで、3回目で終わり。
ほかにございますか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 質問ないようですので、質疑を終わります。
これから討論を行います。討論ありませんか。
〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 討論ないようですので、討論を終わります。
お諮りいたします。議案第77号は原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第77号は原案のとおり可決されました。
〇議案第78号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(相田一良君) 次に、日程第5、議案第78号 桜川市特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例及び桜川市教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。
提案理由の説明を願います。
臼井市長公室長。
〔市長公室長(臼井典章君)登壇〕
〇市長公室長(臼井典章君) それでは、10ページをお開き願います。議案第78号 桜川市特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例及び桜川市教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例につきまして提案のご説明をいたします。
市長、副市長、教育長におきましては、職員の人事院勧告があったこと、市の財政状況並びに東日本大震災の対処等を考慮いたしまして、みずからの給料につきまして5%の削減を提案するものでございます。
期間につきましては、国家公務員の特例法案の減給支給措置期間を参考に、平成23年12月1日から平成26年3月31日までの2年4カ月間とするものでございます。
第1条につきましては、市長、副市長の給料削減の率と期間を規定したものでございまして、第2条につきましては、教育長についての給料削減の率と期間を規定したものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
〇議長(相田一良君) ただいま提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質問ございませんか。
4番、菊池伸浩君。
〇4番(菊池伸浩君) 市長等がみずから削減していくということについては敬意を表しますが、これをもって、例えば将来議員も削減したらどうかというような話に持っていく心配はあるのかないのか、ご答弁願います。
〇議長(相田一良君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 私としては、ここで答弁ができないというふうに考えております。
というのは、報酬審議会等がございます。そういう審議会を開催して、どうなるかというふうな話はするときが来るかもしれませんが、今の時点では私は提案をしておりませんので、後は議員各位のご判断にお任せをさせていただきたいと、かように思います。
〇議長(相田一良君) いいですか。
ほかにございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) ほかに質問ないようですので、質疑を終わります。
これから討論を行います。討論ありませんか。
〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 討論を終わります。
お諮りいたします。議案第78号は原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第78号は原案のとおり可決されました。
〇議案第79号の上程、説明、質疑、討論、採決
〇議長(相田一良君) 次に、日程第6、議案第79号 平成23年度桜川市一般会計補正予算(第5号)についてを議題といたします。
提案理由の説明を願います。
山田総務部長。
〔総務部長(山田澄男君)登壇〕
〇総務部長(山田澄男君) 11月10日の臨時会に提案いたしました案件と同様の内容でございますが、再度説明させていただきます。
11ページをお開き願います。議案第79号 平成23年度桜川市一般会計補正予算(第5号)につきましてご説明いたします。
歳入歳出予算総額に525万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ173億2,228万8,000円とするものでございます。
事項別明細書により、歳入についてご説明いたします。14ページをお開き願います。第19款繰越金、1項1目繰越金で525万円を増額しております。これは、前年度繰越金でございます。
続きまして、歳出についてご説明いたします。第4款衛生費、1項1目保健衛生総務費で525万円を増額しております。これは、19節負担金補助及び交付金で、新中核病院建設に当たり事業を推進いたします県西総合病院組合への負担金でございます。地域医療再生基金交付金の活用が平成25年までの期間となっており、25年度着工が条件となっており、スケジュール的にも大変厳しい状況でございます。
また、11月10日の臨時会で議論されました医師の確保の手法、経営形態、費用負担について、財政の収支シミュレーション、県西総合病院の120床の診療科等の疑問点、今までに見えていない部分を明らかにするため、不動産鑑定評価及び基本構想、基本計画の策定業務を行うための補正をお願いするものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
〇議長(相田一良君) ただいま提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質問ありませんか。
4番、菊池伸浩君。
〇4番(菊池伸浩君) 4番の菊池です。平成23年度桜川市一般会計補正予算(第5号)に関する質問です。
11月10日の臨時議会では、議長裁決により中核病院立ち上がり予算が否決をされました。翌日の新聞報道には、「建設に暗雲」、「建設は困難」などの見出しが躍りました。私が10日の臨時議会で6項目めで、「この予算が否決されたらどうなるのか」と質問したのですが、市長は、「可決されると信じているので、答弁をいたしません」、これが答弁でした。今回再び補正予算案が提出されました。私は、今回この予算案が再び否決されたら、本当に中核病院計画は流れてしまう、こう心配をしております。
また、10日の臨時議会で反対された議員の方々には、いろいろな不安、心配が渦巻いているのではないか、こう推測しております。私自身も、この予算案が可決されれば、中核病院建設は前途洋々などとは全く思っておりません。しかし、事は命にかかわる問題です。救急車の行き場がなかなか確保できない、真壁医師会もぜひつくってほしい。何よりも私の聞いた市民の声は、中核病院はつくってほしいとの声が多かったことです。そこで、できるだけいろいろな不安や心配を払拭するために質問いたしますので、今わかっている範囲で誠実に答弁をしていただきたく思います。
5点あります。1点目、まず筑西市民病院は修繕をされたのに、県西総合病院は手つかずのままであるのはなぜか、こういう問題です。これに不満の議員さんがおられます。県西総合病院の修繕計画をきちんと説明をしていただきたい。
2番目は、竹島の立地の問題です。確かに竹島地区に水害の心配が全くゼロとは言いません。しかし、1980年水害のころに比べれば、かなり改善をされております。当時、県西総合病院も地下にまで水が入り、大きな被害を受けました。その後河川改修、病院の防水処置の改善により、25年前のような被害は減っているのではないか、こう考えています。洪水被害の問題、疑問については、当の筑西市のほうではどのような説明をしているのか、答弁をお願いいたします。
3点目ですが、私は中核病院建設計画と県西総合病院の再建と連動していると考えています。中核病院建設計画がご破算になっても、県西総合病院の単独再建が可能かどうかという問題です。この辺の見通しと市の見解を伺います。
4番目、下妻筑西医療圏に責任を持って病院をつくるのは、国や県の責任ではないか。なぜ筑西市と桜川市の15万の市民の責任で中核病院をつくり、維持していかなければならないのかという意見が10日の議会では多く出されました。確かに一理あると考えます。では、我々がつくらなければ県がつくってくれるかというと、その可能性があるとも思えません。国や県は、その改善策の一つとして医療再生計画をつくり、県西総合病院と筑西市民病院を統合して新中核病院をつくるという案が出てきたと、私は考えています。せっかく国がみずからの責任を感じてお金を出してくれるという機会を逃してしまうのはもったいない、こう考えているのですが、市の見解を伺います。
5番目に、10日の臨時議会の最後に出された質問ですが、第2の夕張になってしまうのではないか、こういう疑問もありました。将来負担率350を超えた夕張市と150を切った桜川市を比較するのも少し心苦しいのですが、このような心配をされる議員さんもおられますので、市としてはどのように考えているか、きちんと見解を示していただきたいと考えます。
以上5点、質問いたします。
〇議長(相田一良君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 菊池議員さんの質問にお答えをさせていただきたいと思います。
5つの質問がございましたが、私からは1番目の問題と3番目の問題と4番目の問題についてお話をさせていただきたいと思います。2番目、5番目は担当部長のほうからお話をさせますので、よろしくお願いしたいと思います。
まず、県西総合病院の修繕計画のご質問でございますが、現在進めている中核病院の基本計画に議会の同意をいただき進めていくということになれば、準備委員会の報告にありますように、県西病院の病床については120床を残すことになっており、また医療機関等についても当市の医療体制を考慮しながら、今後の検討委員会の中で方向性が出されることになるのではないかと思っております。
そういうことから、いろいろ慎重に検討をしていきたいということでございますし、また基本計画に合わせた中で全病院の修繕、改修等を実施していくことが、県西総合病院の再建のためには最善であると考えております。
また、県西総合病院の単独での修繕を考えた場合には、病棟の老朽化の問題がまず出てまいります。第1病棟につきましては昭和42年に建築されたものであり、築後44年を経過、また第2病棟についても37年が経過、第3病棟も33年が経過するなど、いずれの病棟も老朽化が進んでいる状況にございます。あわせてどの病床も現在の耐震基準以前に建築されたものであり、特に第1病棟につきましては耐震診断結果では判定指標数値が基準値を大きく下回っていることについて、耐震補強の必要性があるのではとの判断結果が出ておるところでございます。また、第2病棟につきましても、耐震補強の必要性があるのではとの判定が出ている状況でございます。
そうした耐震判断の結果を踏まえ、現在第1病棟の3、4、5階部分につきましては、使用を禁止しているところであります。仮に耐震補強工事を実施するとした場合、改修工事の費用にあわせて老朽化に伴う電気、水道、下水道の配管等の補修も必要であり、県西総合病院単独での修繕には相当の費用がかかるものと考えております。そうしたことから、県西病院につきましては新中核病院の基本計画を進め、基本計画に合わせた中で施設の活用を図って、修繕、改修等を検討していくことが県西病院にとりましても、現在考える最高の計画ではないかと考えておるところでございます。
次に、中核病院建設がだめになったとき、県西病院の単独再建が可能かとの質問でありますが、私は新中核病院の建設なくして県西病院の再建はないものと考えております。そもそも今回の中核病院の建設計画は、2次医療機能を担ってきた県西総合病院と筑西市立病院の2公立病院が医師不足等により著しく医療機能が低下し、さらに医療機能の低下により経営的にも悪化していることから、国の地域医療再生交付金を活用した中で、公立病院の再編統合を目指していくことが発端でございます。
ご承知のように、現在の県西病院は平成15年に35名いた医師が現在は16名まで落ち込み、さらに関連大学からは現在の中途半端な病院では、以後の医師確保はできないと断られている状況でございます。今後さらに県西病院の縮小、または最悪の場合には医師がいないというような状況も避けられないというような現状でございます。そうした中で県西病院を立て直すには、指導体制が整った魅力ある病院づくりを進め、その中で医師の確保を図っていくことが必要であると考え、そのためには公立2病院の再編統合による新中核病院の政治が不可欠ではないかと考えております。
さらに、県西総合病院が2次救急医療を担えないという状況にあることから、軽傷、重傷を問わず救急医療が県立中央病院やつくば保健医療圏、自治医大附属病院に集中する傾向が強まっております。こうした状況がますます強くなると、当該医療圏における医療体制が崩壊するおそれもあり、当該病院から重症患者については引き続き受け入れるが、2次医療までの患者については当該保健医療圏で受け入れる体制を整えるよう、強く求められる状況でございます。
桜川市が抱える医療課題を解決するとともに、是が非でも県西総合病院を再建させる、それにはやはり筑西市との連携をとりながら中核病院等についてご議論をさせていただき、いろいろと議員各位にもお話をさせていただくことが必要不可欠であると考えておるところでございますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
次に、公立病院の場合、一般の医療機関で提供することが難しい政策医療を提供する役割を担い、県立病院は県全体を対象として、例えば結核医療、放射線医療や感染症対策、がん医療の拠点機能、精神医科、小児医療の拠点として、またさらには医師や看護師などの人材確保、育成機能としての役割を担っております。こういうことが県の主な役割だというふうに認識をしておるところでございます。
一方、公的病院は、その地域における政策医療、具体的には救急医療、災害時医療、僻地医療、周産期医療、小児科医療などを担っております。筑西、下妻医療圏においては、これまで県西総合病院及び筑西市民病院の2つの公立病院が当該地域の政策医療を担ってきたところでありますが、今後もほかに公立病院がない中で、この病院の使命は大変大きいものがあると思っております。しかしながら、公立2病院とも医師不足ということで医療機能が縮小、さらには東日本大震災により施設等に大きな被害が出ており、今のままでは地域住民が望む医療を十分に提供できないばかりか、このままの状態を放置すれば、さらに医療機能の低下と経営悪化を招くおそれがあります。
このような状況を考えれば、一日も早く公立病院改革に着手し、公立2病院の再編統合による中核病院を整備し、必要な医療機関を確保することが必要ではないかと思われます。現在国においてこうした医療体制の再構築の重要性を踏まえ、公立病院改革期間中、これが平成25年度内ということであれば、再建統合の取り組みに対し総務省の有利な起債や交付税措置を手当てしているほか、県においては2つの地域医療再生計画に位置づけ、建設費に対して相当の支援をする予定がございます。桜川市単独で病院改革を進めるよりは、はるかに地元負担が軽減できるものであり、この機会にぜひとも新中核病院を実現させるような話し合いのテーブルに着いていくことが大切ではないかと考えております。
一方で、新中核病院を整備したとしても医師や看護師の確保、さらには病院の運営費や維持費に多額の費用がかかるのではないかという議員各位の不安、これについては今後有識者でつくる検討委員会などを通じて、医師や看護婦、医師の確保、さらには経営形態の見直しについても十二分に議論を行って、私としても不退転の決意で臨んでまいりたいというふうな思いでございますので、ご理解をいただきたいと思います。
〇議長(相田一良君) 続いて、臼井市長公室長。
〇市長公室長(臼井典章君) それでは、菊池議員お尋ねの第2点目でございます竹島地区の洪水被害について、筑西市の説明ということでございます。
竹島地区におきましては、洪水被害に対することで61年8月の台風10号の際の水害等を基本に作成いたしましたハザードマップによる洪水想定シミュレーションによりますと、新中核病院予定地の竹島地区の予想水深は1.16メートルと見込まれているということでございます。昭和61年の水害以降、小貝川並びに五行川におきましては河川の改修が進み、当時と比べると大きく改善がされているとのことでございます。
小貝川の水害対策といたしましては、昭和61年から平成2年に実施されました激甚災害事業によりまして、旧下館市養蚕橋から旧明野町赤浜小貝橋までの改修工事が行われ、また平成11年から平成14年には、河川災害復旧等関連緊急事業によりまして、栃木県境のみとべ橋から竹島地区下流の養蚕橋までの堤防の掘削と工事等が実施されており、さらに平成17年から20年度には、特定構築物改築事業によりまして、JR水戸線小貝川橋梁のかけかえと盛り土の撤去工事により、流量をふやす稼働確保が行われているとのことでございます。
また、五行川の対策といたしましては、昭和61年から平成2年に五行川激甚災害事業により下中山から稲野辺間において護岸改修や河床の引き下げ等の災害防止対策が図られているとのことであり、さらに今回の計画の中での準備委員会のお話の中で出ました中では、竹島地区の建設予定地につきましては1.5メートルの盛り土をするということなどにより、洪水に対する対策を図っているということでございます。
以上でございます。
〇議長(相田一良君) 山田総務部長。
〇総務部長(山田澄男君) 5番目の質問にお答えいたします。
夕張市の財政悪化は、炭鉱閉山による人口の大幅な減少、ピーク時は11万8,000人、現在は1万1,000人ということでございます。閉山対策や石炭にかわる産業、雇用の場として第三セクターによる観光施設の整備と振興に取り組み、過剰な投資を行った結果でありました。
現在の夕張市は財政再建団体となっており、平成22年度決算での健全化判断比率は、実質公債比率42.8%、将来負担比率922.5%と、非常に高い状況でございます。桜川市においては、早期健全化基準で実質公債比率25%に対し14.0%、将来負担比率350%に対し131.5%と下回って、良好な状況でございます。
これからの財政運営につきましては、プライマリーバランス(基礎的財政収支)の黒字化等も念頭に、地方債の借り入れについては交付税措置等のある有利なものを活用し、財政分析指標にも十分配慮し、あわせて行財政改革にも取り組み、健全な財政運営に努めてまいりたいと考えておりますので、第2の夕張市のような事態には至らないと確信しております。
以上です。
〇議長(相田一良君) 菊池議員、いいですね。
ほかにございませんか。
22番、林悦子君。
〇22番(林 悦子君) 11月10日の議案と全く同じ議案でありますので、そのときに聞いたことはもう改めて聞かずに、その後10日から2週間、3週間ぐらいですか時間があったわけですから、その間本当に何も対策、あるいは協議等々執行部のほうからの何の声かけもない中で、また今日を迎えるということは非常に残念だったなと思うのですが、その中で質問させていただきます。
2点質問いたします。市民の間では、新しくできる病院の概要というのですか、どんな病院ができるかということについて、まだまだ情報不足でわからない方が、これは当然のことですが、多いのです。ですから、もう一回基本のキなのですが、新中核病院とはどのような機能を果たすべくつくられる病院なのかということについてお尋ねをいたします。
それから、2点目といたしまして、25年、25年というのがタイムリミット、タイムリミットと。それで、バスに乗りおくれるなということでせかされておりまして、いかにも議会が反対しているから病院ができなくなってしまうみたいな話をされておりますが、この地域再生医療計画というのは、当然地域医療の余りにも、2次から3次の病院勤務医の労働の過重負担、負担の重さ、それから今後団塊の世代等々が高齢化していった場合に予想される医療費の増大の両方を解決して、日本の世界に冠たる医療制度を維持するために再編統合をしていくという大きな目的があって、厚労省が進めている計画だと私たちは認識しております。
その中で統合再編というのには、統合というのは例えば3つあれば2つ、2つあれば1つで目的を何かに集中する。あるいは、2つなら2つであっても、その中で役割を明確化して、1つが例えば3次医療を担う、もう一つが2次医療を担う。そして、一般の血圧が高いとか、ちょっと気分が悪いとか、風邪を引いたとかいうときには、まちのお医者さんに1次医療として分担してもらうというような、このどちらかの目的が達成されなければ、統合再編をする意味が全くないと思うのですが、今回の準備委員会の検討書というのですか、これを前提にこの予算が組まれているわけですが、その中では3つの病院をやるということです。どこが統合再編なのかと私は思うのですが、統合再建と言うからには3つが2つ、2つが1つ、あるいは役割がはっきりしなくてはならないわけですが、これがぼやぼやとしたまま3つ一緒に運営されるということが、この地域医療再生計画の目的と考えたときに、むしろ問題が広くなって、あいまいになってしまうということがあると思います。
なぜ統合再編とまるっきり反対の真逆の2つが3つになってしまうなんていうことを受け入れてやらなくてはならないのか、どうぞ市長の考えをお聞かせをいただきたいと思います。この2点です。
〇議長(相田一良君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) まず、概要についてお話をさせていただきますけれども、今この県西総合病院で一番問題になっておるのは、脳疾患、心疾患に対応できる病院ではなくなってしまったということでございます。そういう面で、今回の中核病院については、脳疾患、心疾患に対応できる病院をつくっていこうではないか。特に急性期の病院、救急病院、そして24時間営業ができるような心疾患、脳疾患に対応できる病院をしっかりとつくっていこうということが基本でございます。
これらについて、今後どういうふうな形態にしていくのかというのは、細部にわたって話し合いをさせていただきたいというふうに考えておるところでございます。
2点目の25年度までのタイムリミットということでございますが、本来21年度からの地域再生医療計画交付金事業については21年からスタートしておりましたが、いろいろ我々としても病院が今しっかり運営をされておりますし、場所等はぜひ我が県西総合病院でこの医療交付金をいただけないかというようなお話をしてきたことも事実でございます。しかし、3月11日の震災以降、やはり大きな被害を受けたというような状況でございますので、これからいろいろ問題点が山積をしておることは確かでございますが、筑西市と議論をしてどのような方向性が見出せるか。また、今回の地域医療再生交付金につきましてはスクラップ・アンド・ビルドが建前でございまして、公立病院を壊して新しく病院をつくっていこうというようなことが基本にございます。
その中で、準備委員会のほうで話し合いを重ねた結果、出された答申というものは、竹島地区に中核病院をつくろう。そして、県西総合病院については、現在の医療状況を考えた場合に、桜川市は大変開業医の先生方が不足しておるということであれば、やはりこの県西病院は120床程度の病院として診療機能を充実した形の中で1次医療にしっかりと対応できる病院としてやっていくのが望ましいであろうと。そして、筑西市民病院については無床化、入院患者をとらない診療施設としてやっていったらどうかというような答申をいただいたところでございます。
これについても今林議員が言われるように、スクラップ・アンド・ビルドということになれば、本当にそれでいいのかという議論、これは準備委員会での答申が出ただけでございまして、これらについても今後どのような形態でやっていったらいいのかというのもお話し合いをさせていただかなければいけないだろう、そういうもので、これから私もテーブルに着かせていただいて、議員各位から承った多くのご意見等について、また最優先されるべき問題は、やはりこの中核病院をつくるに当たっても医師の確保、看護師の確保、経営形態はどうなのだというような問題提起についても、きちんと話し合いをさせていただきたいというふうに思います。
特に医師確保について、医師に来ていただけないというような状況であれば、何のためにつくるのだというふうなお話しになってしまいますので、この辺もしっかりと検討委員会の中でご議論をさせていただき、しっかりとした担保をとった中で建設に向けて着手できれば、議会の皆さんにもご理解がいただけるというふうな思いを強く持ってお話し合いに臨んでまいりたいと、かように考えておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。
〇議長(相田一良君) よろしいですか。
22番、林悦子君。
〇22番(林 悦子君) それでは、今の答弁を受けて3つばかり質問したいと思います。
1点目は、市長はテーブルに着く、テーブルに着くと何回も言うのですが、否決後3週間あったにもかかわらず、なぜ反対した議員とのテーブルには着こうとしなかったのでしょうか。
筑西市とのテーブルに着く前に、病院などというのは賛成、反対で1票でも多ければいいのだなんて言って決めるようなものではないと思います。筑西さんだって、決して気分がよくないと思います。やはり大方の議員の賛同を得た形でつくることができるということが、相手にとっても気持ちよく仕事を進めていけることであると思いますが、10日以降20日間も時間があったのに、まず筑西市さんとのテーブルに着く前に、みずからの議員とのテーブルに着くべきだったと私は思うのですが、なぜそのテーブルをつくろうとしなかったのかについてお尋ねをいたします。
それから、2点目ですが、その県西病院は何やかんやで120床と言うのですが、120床のベッド数、今299床持っている県西病院を震災で壊れた等々、医者が来なくなった等々の理由で、といっても今十五、六人まだいるわけです、お医者さんが。その中で120床でやっていくというこの120の数字の根拠というのは何ですか、これをお尋ねをいたします。
それから、1問目についての3点なのですが、要するに心疾患と脳疾患に対応する病院ということです。この間の10日のときにも、私は脳疾患はともかく心疾患に関して桜川市は、この域内の平均値以下ですよと。筑西市さんは平均値の2倍ですよと。なぜ桜川の市民だけが、この心疾患の機能を負担しなければならないのかとお尋ねして、明確な答えはいただけませんでした。ですが、そのことを今ぐちゃぐちゃまた掘り下げる気はありませんけれども、要するに心疾患、それから要するに昔で言うところの脳卒中と心臓麻痺みたいなものですね、心不全とか心筋梗塞というのに救急車でとにかくいち早く駆けつけるということで、これは当然もう本当に必要なことなのです。これで合併してもいいくらいのことなのです。
けれども一般の人の中では、要するにちょっときょうは体調が悪いから中核病院に行ってみようと言って、ぱたっとかかれると思っている人も中にはいるのです。そういう病院ではないと。紹介なしで行くときには、初診料7,500円を払うような病院であるということを確認していいですか、これは。大抵今大きい病院に行くときには、紹介が要るのです。そして、紹介がないときには初診料7,500円、これは来年度医療改定がまたありますから、盛り込まれると思います。そういう病院であって、げた履きでぱたぱたと行ける病院ではないということを確認していいですか、そのことについてのお答えをいただきます。
それから、けさの新聞、市長も当然お読みになったと思いますが、この県のこれ、反対議員に再考を促すなんてこれ定例記者会見のコメントなのですけれども、私たちがよく解釈すれば、問題点を提起しているからこそ県知事の発言が出てきたというふうに私は思っているのです。であれば、県知事は、新聞報道ですが、やれることがあればやると。今までこういうことは県から聞こえてこなかったのです。でも、私はやるべきことをやってほしいと思っているのです。県がやれることではなくて、やれることがあればやるというのは私たちの市のせりふであって、県はやるべきことをやるということだと思っているのです。この点、県がもっと主体性を持って地域をまとめて、そして人口15万といっても、この合併後5年で桜川市は6.6%人口が減っていまして、10年後の人口予測は4万を切るのです。そういう中で、その病院を建てることはできますよ、それは国の再生計画も何でも、あるのだったら使ったほうがいいでしょう、それは。10億円だって5億円だって。けれども、ランニングコストということを考えたときに、負担を負い切れるのかということを心配しているから反対しているのですけれども、さっき財政の話が出ましたが、これは財政部長に確認したいのですけれども、間違っていたらそう言ってください。
平成22年度決算経常経費約85%ですね。要するに15%が投資的経費だと、85%は固定費だということです。その中で補助事業と単独事業を合わせると22億5,493万2,000円なのです。その中で市の自己財源というのは、何と6億3,800万円しかないのです。そして、いろいろ繰越金だとか予備費だとかごちゃごちゃ合わせても、多く見積もっても、全くのいわゆるキャッシュフローと言われる真水のお金は10億円だということです。そして、もし将来、中核病院で負担金が全く今想定できない中で始まろうとしているわけですけれども、負担金というのは、この真水のお金の中からしか出さざるを得ないので、そうすると今だって県西病院に4億円を負担している。今度市民病院が、一説によると一月1億円ずつかかっていて、年間10億円ぐらいかかっていたと言われています。そうしたらば、これを足しただけで、今現在一緒になっても、県西病院の4億円プラス市民病院のお金を桜川市民も負担することになって、3つやるということはですよ。その上、中核病院の負担金が幾らになるのか全く想定できなかったら、10億円の中で幾ら食い込むか考えたら、今度それ以外のこと、道路だったり、河川だったり、学校だったり、教育だったり、子育て支援だったりするところにしわ寄せが来ることだけは、はっきりしているのです。
10億円のお金しか真水のお金がないのに、病院がどんなにいい病院でも、私たちが背負い切れるのかと。それで、若い世代に建てるところだけやってしまって、私たちが、そして責任と負担だけを10年後、15年後の若い世代に背負わせていいのかということを考えるから、私たちはこの話で、このペースで進められることに難色を示しているのです。
だから、市長ぜひ、ほかの県へ行ったわけではありませんが、ネットで見られるのです。新潟県は人口280万で茨城県と同じで、15も県立病院を持っているのです。岩手県は、面積が広いせいもありますが、もう民間がやってくれないから何と25も県立病院があるのです。うち5つが診療所、その20のうちの4つが中核病院です。高度医療、県北、沿岸部というふうにやっていて、これやらざるを得ないから泣き泣きやっていると、電話で聞いたら言っていました。
私は、茨城県は医学部がなかったから、確かに医療後進県だったと思いますが、つくば大学ができて、かれこれもう30年たつのです。そうしたら、茨城県だって県西と県北まで言っては県北の方々に申しわけないけれども、県西に県政なしと言われている言葉の意味がやっとわかりました。茨城県が人ごとのようではなくて中心になって、関係4市1町に声をかけて、そのうちの一員として桜川市が加わるべきなのではないですか。そのことを県知事にお願いに行っていただけますか、答弁をお願いいたします。
〇議長(相田一良君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) まず、話し合いの件でございますが、いろいろと情報を提供し、いろいろなお話し合いをさせてきていただいたと私は思っております。今後とも、筑西市とのテーブルに着いた後も、詳細な部分について、その経過については、議会にも、市民の皆さんにもお話をさせていただきたいと、かように思っております。
また、県西総合病院の120床の問題等についても、確かに準備委員会でのお話はそういう答申が出たということでございまして、確定をしたわけではございません。そういう中で、検討委員会の中で、いろいろ本当にあるべき姿を、お話を真剣勝負でさせていただきたいというふうなお願いをしておるわけでございますが、医療制度の改革によって中核病院が仮にできれば、やはり開業医さん、あるいは一般の診療機関からの紹介状がないと、なかなか入れなくなるということは、現実的な問題として浮上してくると思います。料金等については、私もまだ知っておりませんけれども、そういうふうな状況になるのかなというふうな思いでございます。
また、県に対しても再三再四、この医療過疎については対応していかなければいけないだろうと。県のほうにもいろいろお話をした中で、まずとりあえず再生医療交付金等を活用する中でいろいろ話し合ってみようと、県も中核的な存在として、その中で我々の話も聞いていきますよというふうな状況でございます。
やはり林議員が言われるように、県のほうも抱き込んで、あるいは国のほうも巻き込んだ形の中で、この桜川市のまず原点である桜川市の医療過疎というものを何が何でも解決していかなければならないというのが、私の一番の最重点項目でございます。その中で、やはり地域医療についても筑西市あるいは県、国とも本当に真剣勝負でお話をこれからさせていただきたいと、かように考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
〇議長(相田一良君) 山田総務部長。
〇総務部長(山田澄男君) 経常収支比率85%というのは22年度の決算でございます。そのとおりでございます。
桜川市は、自主財源比率、22年度決算で31%ということで、確かに非常に自主財源に乏しいところでございます。そういった中で、世代間の公平ということを考えたときに、今現在62対38ということで、後生の世代は38ということでございます。人口が将来減っていくということになれば、林議員が心配するのも大変わかります。そういった点で、世代間の公平というものを考えた場合に、62対38というのが、例えば70対30とか、そういうふうな形に持っていければなというふうにも考えております。
ただ、建設負担金については、概算で算出できますが、先ほど話されましたランニングコストですか、それについては今後基本計画の中で財政収支のシミュレーションを作成していきますので、そちらのほうで検討していくということでございます。
建設負担金については、前回も話しましたが、起債で借り入れしますが、一応30年間ということで想定しますと、建設部門については30年間でならしてみて、市の負担が5,000万円から6,000万円ぐらい、年間。それは、両市で負担していくというようなことが今、出ております。
以上です。
〇議長(相田一良君) 22番、林悦子君。
〇22番(林 悦子君) 質問で、お答えはいいですけれども、繰り返しになりますが、いい病院を建ててくれると言っているのに何で反対しているのだなんていう言い方をされることもある中で、その批判を覚悟の上で、なぜ私が前回反対したかというと、そのランニングコストのことを考えたときに、市のこれはどう考えても茨城県がプレーヤーとなって、そこに私たちが加わる仕事であって、私たちが茨城県を巻き込むのではなくて、県の仕事だろうということを最初から言っているわけです。なぜ市がやらななくては、市もそれは負担しなければならないですよ、自分のことだから。だけれども、ほかの県はやっているのだということを考えたときに、茨城県はもっと外に目を向けて、自分の県がやるべき仕事というのを県知事にもやってもらいたいということですし、それから3つも市民病院は1次病院、そして今聞けば120床の根拠が引き算ぐらいしかなくて、そして結局1次病院も2次病院も3次病院も一体となってやるなんていうのは、日本全国どこにもないのですよ、この間も言いましたが。こんなので経営がうまくいくわけ絶対ありません。
ですから、本当だったら中核病院をぼんと1つつくるのだとか、あるいは1つを中核病院を筑西市につくるのだったら、申しわけないけれども、市民病院は城西病院235床、協和中央病院175床あるわけですから、ですから3年か4年はそこにお世話になって我慢してもらって、そして県西病院を慢性期医療、要するに2週間で出されてしまった後に行くところがなくて、困った人の受け入れとなるような病院として県西病院を整備していくと、この統合再編というくらいな限りは、こういうめり張りがなかったら、マイナスとマイナスを足してプラスになるのは掛け算だけだと、この間も言いました。マイナス足すマイナスはマイナスがもっと深くなるだけなのですよ。
だから、こういういいあんばいな前提条件を突きつけられた中でテーブルになんか着いたら、とんだテーブルになるということを言って、私は病院は本当に建てたほうがいいと思います。思うけれども、今言ったような原点に返ると、担うべき人は茨城県、そこに加わるのが両市。そして、1つと1つを足したら3つになってしまったなんて、そういう今だけ通じるような話は引っ込めてもらいたいという、将来世代のことも考えて責任を持った結論を出してほしいということです。
〇議長(相田一良君) ほかにございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) ないようですので、質疑を終わります。
ここで暫時休憩いたします。
休 憩 (午後 零時10分)
再 開 (午後 零時26分)
〇議長(相田一良君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
これから討論を行いますが、私が討論に加わりたいと思いますので、桜川市議会会議規則第54条の規定により副議長と交代いたします。
〔議長、副議長と交代〕
〇副議長(小高友徳君) それでは、議長にかわりまして本案採決まで副議長が議事を進めます。
これから討論を行います。討論ありませんか。
〔「はい、議長」の声あり〕
〇副議長(小高友徳君) まず、本案に反対の発言を許します。
13番、相田一良君。
〔13番(相田一良君)登壇〕
〇13番(相田一良君) 11月10日の臨時議会においては、私は議長という立場で否決のほうに回りましたけれども、当家のほうには随分たくさんの電話がございました。なぜ否決したのかと。私は、いつもうちにいないもので、うちの家内が、相当電話がかかってきたので、相当悩んでいます。やはり私は夫婦なので、自分のかみさんがそのように悩んでいれば、私も聞いてあげますけれども、余りにも件数の多さに私は本当に悩みました。悩んだ結果ではございませんが、このように大分顔が変形してしまったことを、先ほど冒頭で申したように聞きづらい点はどうかお許しを願いたいと思います。
反対討論に入らせていただきます。そもそもこの中核病院を建てる建設場所においては、準備委員会となるものをつくりました。そのときに9名の委員で構成されましたわけでございます。その9名のうち筑西市が5名、桜川市が3名、そして県の職員が1名と、いわゆる5、3、1であります。この選考委員自体が私は不公平ではないかと思います。場所を決定するという大事な人事に対して、なぜ5、3、1なのか。筑西市は、そのときにおいていろいろ議論を重ねました。全部で6回ほど行いましたけれども、1回目、2回目は、最初は4つの候補地が上がったわけでございます。そのうち筑西市のほうからは、我々は竹島地区1つに絞りました。桜川地区でも1つに絞ってもらえないかと筑西市のほうから要望がございましたので、我々3人は、それでは道路沿い、50号線沿いの道路沿いである、本当に真四角の土地である上野原地区を指定したわけでございます。その後、上野原地区とそして竹島地区の両方の資料、いろんなことに関しての場所の資料を提出されたわけでございます。
そのときに筑西市が出した資料には、先ほど臼井市長公室長が水害についていろいろ工事をしたから心配ないと、そういうふうなご答弁されましたが、やはり筑西市のほうでもそのように答弁されました。この答弁は、2回に分けて資料は提出されています。ここに、このように大きな資料でございます。
1回目でございますが、竹島地区においては洪水ハザードマップによると、1メートルから2メートル未満の浸水想定区域等となるが、水田であり、盛り土対応地区の小貝川はスーパー堤防の対応済みである。皆さん、これスーパー堤防なのです。これは、日本ではまだ3つか4つしかこのスーパー堤防はやっておりません。その後スーパー堤防をやろうと思ったら、例の民主党の蓮舫大臣が、スーパー堤防は金がかかり過ぎるからだめですよと、中止になったいきさつがございます。そういうスーパー堤防をやってもいないのに、この資料に出したのです。公式の資料に。私は、そこで食いつきました。ここに茨城新聞の記者もいますけれども、なるほど、そこで反対をしました。
そして、皆さん2回目、2回目にはこのスーパー堤防は何だと言いました。筑西市の役所の人に。そうしたら、何と言ったと思いますか、単純なミス。こういう公の場所に出す資料が、単純なミスで通っていいものか。ふざけるのではないと、私は言いました。こういう大事な会議にミスで済まされるのか。そうしたところ、2回目の竹島地区の資料を出してもらいました。そのときには、先ほど市長公室長が言ったように、小貝川11キロ、いろいろ工事をやった。それだから心配ない。と同時に、しゅんせつ工事もやった。しゅんせつ工事というのは、川の底をさらう工事であります。私は、1回目の資料が、筑西市の出した資料が不安なもので、筑西の河川整備課とかという事務所へ行って聞きました。そうしたら担当の人が、確かに堤防をやった工事の書類はあるけれども、しゅんせつ工事をやった資料はないと言うのです。皆さん、傍聴の皆さん、おかしいと思いませんか。何で堤防の工事をやったと言って、しゅんせつ工事の資料がないのか。それは質問しました。そうしたら、まるでカエルの面に小便ですよ。いや、それは工事を同時にやったから、しゅんせつ工事は別に書いていない。その後もう一回聞きに行きました。その国交何とか河川敷の事務所へ。そうしたら、上司がお盆休みをとらなかったもので、20日から28日まで休むときに、おかしいよね、1週間も10日も休むというのは。相手がそう言うのだからしようがない、帰ってきましたけれども、その会議は25日だった。本当は私は25日前に、その上司の答弁をもらいたかったのだけれども、その上司に会えなかった。
それでも、工事をいろいろしたから大丈夫。だけれども、先ほど臼井市長公室長が言ったように、洪水が起きた場合、86センチから1メートル16センチの水が想定内なのです。大水が起きたら、ここへ病院を建てても86センチから1メートル16センチは水が入ってくるのです。傍聴の皆さん、どう思いますか、これ。今日本の国は防災、天災、東日本大震災があって、国じゅうが今その対策をやっているわけです。そして、想定外のことも想定して、これから高いところにいろんな施設を移転するというそういう計画をしている中に、何で、今までもあの洪水が起きた、そしてこれからも洪水が起きた場合には、水が入ってくるのです、1メートル12センチまで。それで、先ほど答弁したように1メートル50の盛り土をして病院を建てるから大丈夫だと。では、1メートル60センチの水が来た場合どうになりますか。水がどんどんしみますよ。
病院というものは、心臓部の発電所、大事な機器はほとんど地下にやるそうです。私は聞きました。そうした場合に、10センチの水で洪水がぼんぼんしみ込んだ場合には、その機械はどうなる。だめですよ。何億円という機械がだめになってしまうのです。何でそういうところへ病院を、小貝川の堤防は海抜37メートル。それで、竹島地区の建てるところは、海抜32メートル、5メートルは下がるのですよ。ある土地関係者に聞いたらば、堤防は堤防の上を越えて洪水で水が来た場合には、そんなに強くないのだと。ところが、モグラ穴、針の穴があった場合、それがどんどん、どんどん洪水が来て堤防が切れた場合、堤防の下から水が、洪水が来た場合には、物すごい勢いになると言っていました。今度建つところは、小貝川そして五行川の間にあって、なべで言えばなべ底、そのなべ底へ何で病院を建てるのか。
さっき市長は、これは準備委員会で答申があったわけであって、確定したわけではないと、さっき市長は答弁しましたね、林議員に。ならば、こういうなべ底へ病院を建てていいのかと。これは、あくまでも準備委員会で決まったことであって、市長はそれを言うべきだと私は思っております。
また、去る11月の17日、区長会の皆様から、ここに傍聴に来ておりますけれども、区長会の皆様から議長と意見の交換会をしていただきたいという、そういう申し出がありましたので、私も区長さんはみんな私の先輩でありまして優秀な方でありますので、それに対応いたしました。
そこで、いろいろ議論がありましたけれども、一言言っておきたいと思います。区長さんの皆さん、桜川市の議会議員は、この病院に対しては一生懸命になってやっています。勉強しています。考慮しています。その点は、区長会の役員の皆様、ご理解をよろしくお願いいたします。
筑西、水戸市から医療関係の事務員を呼んだり、県西病院の武藤院長さんを呼んだり、そして境のほうにすばらしい病院があるといえば、議員みんなで研修に行きました。また、ある桜川市の議員がテレビで拝見いたしまして、九州のほうにすばらしい病院があると言いましたので、早速我々議員団は九州まで行って、それで研修をしたのです。このように桜川市の議員は、立派に勉強しています。その話を聞いて、今度は上三川に関連の病院があると言いまして、また上三川のほうの病院にも行って研修してきました。そのようにいろいろなところに行って、いろいろな人の話を聞いて勉強になったのです。勉強しなければ、こういうふうな議論にならないと思います。議論しなければ、執行側は筑西市の言うとおり、はいはい、わかりました、はい、わかりました。視察勉強したから、このような結果になったのであると私は思っております。
また、市長は、説明責任は果たしていると申しておりましたけれども、私はこの顔のことで桜川地区の開業医のところへ行ってきました。桜川市の人は、議長、今中核病院はどうなっているのだと。私のところには全然情報が入っていないと。桜川市の病院の開業医師が。私は知っているなりに、5分か7分、開業医の先生は患者が20人も30人も待っているのですよ。先生、いいのですかと言いましたら、いい、いいから5分か10分話を聞かせてくれと。私の知っている範囲内で言いました。それで、たまたまそこに看護師、女の人3人、話をしていた、夢中になって話をしているところへ来ました。そして、看護師の皆さん、今度できる病院は総合病院ではないですよと言いましたら、看護師さんたまげているのです。何で、では腹が痛い、頭が痛いといったら、車でちょこっと行ってかかれるのと。いや、そういう病院ではなくて、緊急にかかれる病院で、違うのです。では、お産の産婦人科もできないのと言うので、産婦人科も多分できないと思うと言ったら、何ですか、それはと。その看護師はそういうふうに言っていました。それは、市の説明責任がないのではないか。ぜひ市長に言ってくれと言われたもので、きょう言いました。
また、私は1つの医院では不安なもので、11月の28日、月曜日、筑西市の開業医のお医者さんのところへ行きました。やはり筑西市の開業医の先生も、私が会いたいと言ったので、多分議長というのを覚えていたのですね。いや、桜川市の議長さん、私のところにも全然情報が入っていないと言っていました。その開業医の先生は。私は28日に、これを右を診療したので、これは間違いございません。それで、会計を払うときに女の事務員の方に、事務員さん、今度できる病院は総合病院ではないよ、すぐ行ってもかかれないと言いました。ああっ、その女の事務員の方もたまげていました。このように医療関係に関係している看護師の人たちでさえ総合病院だと思っています。
区長さんの皆さんは、9割の人は病院建設に賛成と言ってくださいましたけれども、その9割の人の何割の人が中核病院は総合病院ではないと、そういうことを知っているかどうか、それが一番ではないかと思います。
市長が回覧板で、こういうでかい紙で、今度できる病院は総合病院ではない、今度はこうだと書いて回覧板を回してくれれば、桜川市の市民全員が、ああ、今度できる病院は総合病院ではないと、聞いていればいいですよ。わかっていれば、総合病院ではないということを。それをやらないということは、中田市長が言っている、あなたが主役、その主役の人が今迷っているのですよ、どういう病院ができるのか。それは、市長の説明責任が、私は不足だと思っております。
また、今回の負担金の割合でございますけれども、1,050万円、525万円の両方で平均にやると、負担すると申しましたが、なぜ最初の、もとに戻りますけれども、場所設定に当たっては筑西市の言い分は人口密度、人口比、そして下妻、八千代、結城方面を基本的に考えた場合、特に人口に対しては筑西市のほうが多い、そういうことを考えた場合には、総合的に判断して竹島につくるのがいいと、決定が下ります。そうなった場合、相手が人口人口と言っているのに、なぜ金額だけを折半でやっているのか。市長は、もう少し強い態度で、中核病院は竹島地区に、筑西市に建てながら、人口比ならば、うちのほうは3分の1でいいではないですか。なぜ、そのようにつくるようになったか。やはり物事は最初が私は肝心だと思います。すべてが筑西市の主導のもとにやっているような気がしてなりません。
何だかんだ申しておりますけれども、先ほど林議員が言っていましたけれども、県西地域、つまり下妻、八千代、結城方面を考えたと言っていますけれども、11月1日にこの茨城新聞に、11月21日の茨城新聞に出ていますけれども、今度結城に城西病院ができます。中核病院で。そうした場合に、結城、下妻、八千代の方々は、はるばる竹島のほうまで来る人は、多分いないのではないでしょうか。今日本は大変なる人口減少になっています。桜川市は年間400人、筑西市は年間900人、年間に1,300人近くも人口がこの地域で減っています。そういうことを考えた場合には、人口減少が一番のあれですが、えらい、せっかく病院を建てても、そのいろんな金の使い方、また今後負担金、借金の返済、今桜川市は恐らく百数十億円の借金があると思います。そういうことを考えた場合には、本当にあざやおろそかではないということがございます。
そういうものをいろいろ込めまして、私は反対討論をさせていただくわけでございます。傍聴者の皆さんに対しては、大変お聞き苦しい言葉で申しわけございませんが、長時間にわたりお話を聞いていただきまして、ご清聴ありがとうございました。
以上で反対討論とします。
〇副議長(小高友徳君) 次に、本案に賛成者の発言を許します。
4番、菊池伸浩君。
〔4番(菊池伸浩君)登壇〕
〇4番(菊池伸浩君) 平成23年度桜川市一般会計補正予算(第5号)に賛成の立場で討論させていただきます。私の賛成討論は極めて簡単です。
1つは、消防団長から救急車の行き場がないから困っている。ぜひつくってほしい、そういう要望があったことです。
2つ目は、真壁医師会も中核病院の建設を要望しております。きのう私もところにも手紙が参りました。
それから、3つ目は、何よりも私が行き会った市民の多くの方々が、中核病院は必要だ、ぜひつくってほしいとそういう声を、真壁でも大和でも岩瀬でも聞いてまいりました。
以上3点の理由で、国がお金を出してくれる中核病院建設計画をご破算にすることはできませんので、賛成いたします。
以上です。
〇副議長(小高友徳君) ほかに討論ありませんか。
〔「討論なし」の声あり〕
〇副議長(小高友徳君) それでは討論を終わります。
これから本案を採決します。
この表決は起立によって行います。
議案第79号は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
〔起立少数〕
〇副議長(小高友徳君) 起立少数です。
したがって、議案第79号は否決されました。
ここで議長と交代をいたします。
〔副議長、議長と交代〕
〇執行部あいさつ
〇議長(相田一良君) ここで市長より発言を求められておりますので、これを許します。
中田市長。
〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 平成23年第4回桜川市議会臨時会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
今臨時会においてご提案いたしました案件のうち第79号案につきましては、残念ながら否決をされました。しかし、この桜川市そして県西地域における医師不足というのは、議員各位が考えている以上に深刻なものがございます。市民の安心、安全、ただ政治的に判断をするということは非常に残念でありました。少なくとも筑西市との協議、そして国、県も巻き込んだ中での話し合い、そういうチャンスをなぜ与えてくれなかったのか。今後医師不足については、反対した議員各位おのおの自覚をして、いろいろと方策を考えていただきたいと、かように考えます。
これからも私は先頭に立って、県西総合病院の発展のためには頑張っていかなければいけないという強い思いはございますけれども、覆水盆に返らずという言葉がございますが、大きなチャンスを失ったということは、非常に残念でございます。今後ともそういう面で議員各位、いろいろと方策を提示していただきたいとかように思います。ありがとうございました。
〇閉会の宣告
〇議長(相田一良君) 本臨時会に付議されました案件は終了いたしました。
以上で平成23年第4回桜川市議会臨時会を閉会といたします。
ご苦労さまでした。
閉 会 (午後 零時51分)