平成23年第2回桜川市議会定例会議事日程(第3号)
平成23年6月16日(木)午前10時開議
日程第 1 一般質問
〇出席議員(20名)
1番 萩 原 剛 志 君 2番 鈴 木 裕 一 君
3番 仁 平 実 君 4番 菊 池 伸 浩 君
5番 市 村 香 君 7番 小 高 友 徳 君
8番 飯 島 重 男 君 9番 中 川 泰 幸 君
10番 皆 川 光 吉 君 11番 増 田 豊 君
12番 潮 田 新 正 君 13番 相 田 一 良 君
14番 大 塚 秀 喜 君 16番 増 田 俊 夫 君
17番 川 那 子 秀 雄 君 18番 橋 本 位 知 朗 君
19番 増 田 昇 君 20番 塚 本 明 君
21番 上 野 征 一 君 22番 林 悦 子 君
〇欠席議員(2名)
6番 岩 見 正 純 君 15番 高 田 重 雄 君
〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
市 長 中 田 裕 君
副 市 長 飯 嶌 洋 一 君
教 育 長 石 川 稔 君
市 長 公 室 長 臼 井 典 章 君
総 務 部 長 山 田 澄 男 君
市 民 生活部長 大 川 正 彦 君
保 健 福祉部長 石 堀 純 君
経 済 部 長 横 田 一 君
建 設 部 長 松 輝 人 君
上 下 水道部長 若 林 鉄 郎 君
教 育 次 長 上 野 幸 一 君
会 計 管 理 者 太 田 昭 君
〇職務のため出席した者の職氏名
議 会 事務局長 笠 倉 貞 君
議会事務局書記 入 江 豊 君
議会事務局書記 仲 田 浩 司 君
議会事務局書記 長谷川 勇 貴 君
開 議 (午前10時00分)
〇開議の宣告
〇議長(相田一良君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席議員は20名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立しますので、これより本日の会議を開きます。
なお、本日は、室内の照明を少し落としました。これも国の節電ということでございますので、ご協力よろしくお願いいたします。
〇一般質問
〇議長(相田一良君) 日程第1、一般質問を行います。
3番、仁平実君。
〔3番(仁平 実君)登壇〕
〇3番(仁平 実君) 3番、仁平実です。通告に従い、一般質問をさせていただきます。
本日は、児童生徒の通学路に関する問題と震災による瓦れき処理の問題について質問したいと思います。
皆様ご承知のとおり、3月の震災では桜川市も大きな被害を受け、水道、電気といったライフラインについても、長期間にわたり市民に不便をかけることになりました。今回の震災は、想定外の規模だったとはいえ、これらの被害は、桜川市及び国の災害に対する準備対策といったものが不十分であったことが原因の一部だったのではないかと思います。また、長引く原発問題につきましても、いつ風評被害が桜川市に降りかかってくるか、わからない状況です。そして、今後も余震が続き、さらに大規模な震災が起こる可能性も言われております。桜川の産業、市民生活を守るために、市長を初め市役所職員の皆さんの、より一層の努力をお願いします。
さて、それでは質問に入ります。中田市長は、平成21年に行われた市長選挙の際に、坂戸小学校から本郷までの市道0103号線の道路改良をやるということを地元の皆さんに約束しましたが、覚えていらっしゃいますか。大塚元議員の一般質問にも答えましたね。その工事の内容は、23年度に測量設計を行い、24年度には実施設計を行う、そして25年度から工事を開始するという説明を聞いています。この約束の実現について、市長、現在の状況はどうなっていますか、ご説明ください。
この道路は、50号線の混雑を避けて栃木方面への抜け道として、乗用車、トラックなどの非常に多く通る道路です。特に朝夕の通勤時間帯は、30分で100台から150台ぐらいは通るようです。ところが道路は狭く、ガードレールも、路肩帯も、震災前から道路は凸凹の状態です。担当課の方ではこの路線の現状をどのように把握していますか、お聞かせください。この道路は、子供たちの通学路でもあり、父兄の皆さんも通学途中に事故が起きないかいつも不安がいっぱいで、以前から整備が要望されてきたところです。地元の皆さんは、いつも安全な道路ができるのかと心待ちしています。選挙のときの約束とはいえ、やはり市長として言ったことはきちんとやっていただきたいと思います。震災の影響でどうしても本格的な道路改良工事ができないということであっても、坂戸の元向寺から下泉の高速高架までの道路、路肩の改修は早急に必要だと思います。
また、この区間は、街路灯が少なく、夜間は真っ暗となっています。節電ということもあるかもしれませんが、中高生の安全を守るためにも、せめて100メーターに1基ぐらいの街路灯を至急整備すべきだと思います。道路が悪く、暗く、路肩が崩れかかっている状態では、いつ子供たちがけがをするかわかりません。一日も早く対応をお願いしたいのですが、いかがでしょうか。
また、ほかにも、桜川市内で通学路として使われている道路の整備がおくれているところがあると思います。もともと道路が傷んでいるところへ今回の地震でさらに崩れてしまった、通行止めなど迂回路となり、交通量がふえて、さらに危険な状態になったという箇所がたくさんあると思いますが、通学路の安全性について、教育委員会、建設課ではどの程度把握していますか。子供たちの安全を守らなければならないと思いますが、早急な整備対策について、市長はどのように考えているかお聞かせください。
次に、震災で被災住宅等の支援についてお伺いします。今回の震災では、多くの住宅の屋根、塀などが崩れ、そのほとんどが瓦れきとなりました。市では、発生当初からそれら瓦れきの受け入れを無料で行ってまいりましたが、このほど締め切られてしまいました。しかし、締め切られた現在でも、いまだに修理や片づけが終わらないものがたくさんあります。震災後すぐに瓦れきを運べたのは、片づけの人手、業者の手配や工事費の負担など、比較的恵まれていた方だけだったと言えるのではないでしょうか。ひとり暮らしや高齢者で瓦れきの片づけを頼める人もいない、費用もない、業者もなかなか来てくれないといった困っている人たちがたくさんいるわけです。そんな方々にこれから有料処分ですよというのは、さらに被害から立ち直りのための経済的負担を大きくするわけで、やはり公平な考え方からすれば、震災で被災したが、瓦れきの処分については無料で行えるよう対応すべきだと思いますが、市長の考えはいかがでしょうか。
以上で終わります。
〇議長(相田一良君) 仁平実君の質問に対する答弁を願います。
まず、松建設部長。
〔建設部長(松輝人君)登壇〕
〇建設部長(松輝人君) おはようございます。それでは、仁平実議員さんのご質問にお答えいたします。
まず、1点目でございますが、ご質問の坂戸小学校から本郷地内までの通学路整備につきましては、狭隘な箇所や見通しの悪いカーブがあり、市といたしましても、危険箇所と認識をしているところでございます。平成20年度にこの区間の平面測量を実施いたしまして、事業化に向け検討を進めてまいりました。平成21年度には、地元説明会の前に4地区の区長さんにお集まりをいただきまして、今後のスケジュール等の説明会をいたしました。さらに、22年度につきましては道路計画線の図面の作成や関係地権者の調査を行いまして、本年3月より地元説明会を順次予定していましたが、東日本大震災の影響によりまして順延となり、今月末27日から、本郷地区から説明会を実施していきたいと考えております。その後、地権者の同意を得まして、中心線、縦横断測量、道路設計を行いまして、用地測量、用地買収、さらには耕作物の補償等行い、工事着手という計画で進めていきたいと考えており、24年度完成につきましては難しく、なお延長が長いために、市の財源だけでは事業化が困難と思われますので、国補事業の採択を受け進めていきたいと考えております。また、完了までは長期間かかると思いますので、筑波学園ゴルフ場入り口から西側の道路等の狭隘な危険箇所について、随時修繕等をして対応を図ってまいりたいと考えております。
次に、2点目でございますけれども、震災による通学路の危険箇所の復旧につきましては、早急に修繕を進めているところでございます。常に安全・安心で通行できるよう最善の注意を払いながら、安全確保に努めてまいる所存でございます。整備延長が長く、調整事項も多い路線であると思われます。仁平議員さんにおかれましても、ぜひ早期着手に向けましてお力添えをいただきながら、整備を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
以上でございます。
〇議長(相田一良君) 続いて、大川市民生活部長。
〔市民生活部長(大川正彦君)登壇〕
〇市民生活部長(大川正彦君) 仁平議員のご質問にお答えします。
まず、1点目の中に、児童生徒の通学路の整備というふうな中に「街路灯」というふうなお言葉がありましたが、私どもの「防犯灯」の中に入るのかなと考えまして、お答えいたします。防犯灯につきましては、桜川市防犯灯設置要綱に基づきまして、夜間の犯罪防止及び通行の安全確保を目的にしております。行政区の区長さんから申請に基づき、調査、確認をして設置しております。維持管理や防犯灯の修繕と電気料は、行政区が管理となっております。また、通学路などで行政区間である場合には、市の管理として設置しております。議員さんのご質問である場合は、児童生徒が通学に利用する通学路でありますので、関係区長さんからの申請をいただければ、現地を確認して検討したいと考えております。
2点目の、復旧がおくれている住宅に対する支援について、震災による瓦れきの処分についてでございますが、震災による破損した瓦れき、かわら、石塀、ブロック塀、コンクリート塀等は、災害廃棄物として市で処理を行うことができる一般廃棄物に該当いたします。道路等に飛散した瓦れき等かわら、石塀、ブロック塀、コンクリート塀は、市民の交通の支障を来すばかりか、生活安全面についても早急に撤去しなければなりません。そこで、災害対策本部指示のもとで、瓦れき処分等については4月25日まで受け入れを行ってきたところであります。また、市内の一部や重伝建築の中でかわらの対応がおくれているところが見受けられるところから、5月の連休明け8日まで、大和集積場において延長対応しました。廃棄物の定義といたしましては、災害に伴った場合であっても、破損していないかわらのふきかえ等は、一般廃棄物扱いでなく、産業廃棄物扱いとなっております。今後は、建物の解体、建てかえ、かわらのふきかえ、塀の解体やかけかえ等のものが主体となってくるかと思われます。解体や建てかえ、ふきかえ等に伴う処分につきましては、災害廃棄物でなく産業廃棄物となるため、市では受け入れられませんので、適正な対処をお願い申し上げます。
以上です。
〇議長(相田一良君) 続いて、中田市長。
〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 仁平議員さんの道路の整備につきましては、先ほど建設部長が事細かにお話をさせていただきました。私としても、この道路は大変重要な幹線道路という認識をしておりますし、早期に着工してまいりたいというふうに考え、鋭意努力をしておるところでございます。これから地権者にご協力をいただいて用地測量、用地買収等に入っていきたいというふうに思っておりますので、ぜひ仁平議員も地元でございますので、地権者等が理解してご協力いただけるように、ご協力のほどよろしくお願いを申し上げたいと思います。
また、瓦れきにつきましては、基本的にはかわらが滑落して道路等に散乱をしている、あるいは塀等も道路等に倒壊しておるということで、そういうものについて、公共の場所に捨てていただこうというような安心・安全の観点から、集積所を決めさせていただいて、そちらのほうに持ってきていただくということが基本でございますので、それらを勘案した場合には、当初4月25日までというふうに想定しておりましたが、まだ搬入が終わっていないというような場所がございましたので、連休中には公共の道路等に散乱しているものはきれいに片づくであろうというふうな設定の中で、処理をさせていただいておるところでございます。これらについても、これから瓦れきの処分等処理等について結構な費用がかかるところでございますので、そういう面ではある程度区切りをつけさせていただいたということで、ご了解をいただきたいと思います。
以上でございます。
〇議長(相田一良君) 再質問あれば。
3番、仁平実君。
〇3番(仁平 実君) 瓦れきの問題で市民生活部長にちょっと質問します。
ほかの市町村では今、一般の人は、産業廃棄物だと言われても一個人がどこへどうやって今度は処分するのだかわからない。それで、下館のほうに聞いたら、有料でもこことここへちゃんと市の職員が、一般の人は、では、そういう市の証明でそこへ持っていって、市のあれでこれで証明書を出して処分しているという話も聞きました。一般の人が、これはもう受け入れないのだ、どこへ持っていっていいのだかわからないのだ、そこら辺へ捨てるかというような、非常に困っています。市のほうで指導をして、有料でもここへ桜川市のあれは一般廃棄物で一般の人が持っていっても受け入れてくれるとか、そういう指導がないと、今後まだたくさんの瓦れきが残っております。これをどういうように対応するかということが、私がさっき質問した意味なのです。みんな非常に、まだ真壁でも50所、それは市ではどういう対応するのだか、一応締め切ったと言っても多分納得しないから、市で今度は処分場が決まったからここへ持ってくれば、市の、お金もどうやって払うのだか、証明書はどうやって出るのだかと、一応そういうことをどういうようにしていくかということを説明できればと。
〇議長(相田一良君) 大川市民生活部長。
〇市民生活部長(大川正彦君) 災害廃棄物の対応でございますが、大きい市、名前を挙げるとおかしいですが、つくば市とか土浦市あたりは、罹災証明をもって対応しております。罹災証明といいますと非常に長引く可能性がありますので、その点においては置場も延長したような形で、そういった対応をしております。ただ、桜川市の現状といたしましては、3カ所置場を設けましたが、非常に今満杯状態になっているというふうなことで、何とか、この仮置場の目的が調整地であったり、それから学校用地の中にあったりいたしますものですから、早い撤去を考えていきたいと考えましたが、実は専決で、徐々に各市によってはそういった対応を図っているところもあります。桜川市の場合、本議会をもって補正をもって処分を考えております。処分が決まりましたら、処分をこのようにしたというふうなことで、そういったことをお知らせしたいと考えております。一般的には、産業廃棄物扱いになりますと、結局廃棄物指定業者ですが、これ茨城県の許可がおります。そういった中で処理するわけでございますが、本当に各個人をとらえますと、屋根の例えばふきかえを行う場合には、屋根ふきかえそのもの、屋根の撤去から、それから運搬、瓦れきの運搬ですが、そういったものを一切含めて例えばある業者に頼むと思いますが、今度の我々も補正対応で各隣接地の状況を見てみましたが、3,000円から4,000円のトン当たりでございます。そういった中で、多分は屋根を撤去する諸経費の一部の中に入ってしまうのかなと考えております。対応をいたしました業者さんは、多分ご存じのとおりと思っていますが、産廃業者のところに持っていって中間処理を行うというふうな手だてになっておりますので、そのようなお知らせを、もしも知らない方がありましたら、お知らせをつくって配布したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(相田一良君) 仁平実君。
〇3番(仁平 実君) 今産廃業者に連絡するといっても、ひとり暮らしだの、今この間かわら屋がやったところに、かわら屋はかわらを持っていかないで、その家に土のう袋に積んでいっぱいあるのですよね。その人は、産廃業者に頼んでというのは、我々みんな、一応私も、業者やっている人はわかるけれども、そんな量ではない場合に、役所でちゃんときちっとして、では、これは少しだからこの業者にとかとちゃんとしてやらなければ、非常に混乱すると思います。今締め切ってしまったからといって。だから、有料でも構わないから、その瓦れきとあれをどこへ、では、建設業者の人に運んでもらってここへということをきちっとやるのが、この災害の復旧の最後の瓦れき処分の、みんなが非常に今困っています。「もう締め切っちゃった。じゃあ、どうすっべ」と。それで、もうあちこちに小さい置場が点々としているところにはまだ瓦れきを運んだり出たり入ったりしているような様子もうかがわれます。私の前のところにも置場になっているのですけれども、そういう状態を、それを市のほうで各区長さんに文書で回して、ここはこの業者が持っていって、ここへ運べば3,000円で持っていってくれるとか、そういう基準がなかったら、産廃業だ、産廃だと言っているだけでは今後本当に今から1年、2年ぐらいは、今からその残っている人の瓦れきを処分するのには災害復旧としても幾らもかからないと思います。それを処分して、有料でも市で補助でもして、ひとりで非常に末端の農家だのあれが困っていますので、それを検討してもらいたいと思います。よろしくお願いします。
〇議長(相田一良君) 答弁は求めますか。答弁求めるね。
〇3番(仁平 実君) もう一回答弁もらいたい。
〇議長(相田一良君) 大川市民生活部長。
〇市民生活部長(大川正彦君) 今回、桜川市の災害廃棄物の処理というふうなことで、議案集の中に補正1億3,600万を提示いたしました。このような中で、この議会が終了といいますか、認められましたら、速やかにそういったものの対応をしていって、それをお知らせしていきたいと考えていますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(相田一良君) 仁平実君。
〇3番(仁平 実君) この瓦れきの問題をもう一回議員さんらにして何とか可決してもらって、では、それを延ばしてやるとか、処分をするとかということを、市長、何とかやってもらいたいのですけれども、どうですか。
〇議長(相田一良君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 一応、瓦れきの処分につきましては、先ほどお話を申し上げたように、公道、道路とか、そういうところに倒壊したものの後片づけを市民の皆さんにお手伝いをしていただこうという発想のもとで、3カ所の集積地を指定して、そこに持ってきていただければ、市のほうでお預かりしますよということで日時を決めさせて行ったということでございます。ただ、かわら屋根が被害を受けたといっても、滑落して私有地の中にあるという問題については、そこまで我々が対応するべき問題ではないと思って私はおります。その中でも、5月8日までにつきましては、そういうものもどんどん受け入れますから持ってきてくださいと、罹災証明も何も要りませんというような形で、多くの市民の皆さんに周知を毎日防災無線でやらせていただいたということでございますので、今後これらの処分について最善を尽くしていきたいと、私はそのような方向性で進めさせていただきたいと、かように思っております。
〇議長(相田一良君) 仁平実君。
〇3番(仁平 実君) 市長がそうであるのでは、わかりました、そのことは。
〇議長(相田一良君) では、一般質問……
〇3番(仁平 実君) はい、まだまだ。
一応建設部長にちょっとお伺いします。一番この入梅時期で草が生えて道路幅がかなり崩れています。早急に直すと今さっき返事もらったのですけれども、非常に今一番危ない時期で、草が生えて土手も崩れるもので、早急にやると。街路灯も前から区長からも前には出ていたと思うのです。やるという、もう私も2年ぐらい前から聞いていますが、一向にやってもらっていません。路肩の直しも悪いのだけれども、やってもらいたいが、ここで議会で、松部長、はっきりした返事をもらいたいと思います。
〇議長(相田一良君) 松建設部長。
〇建設部長(松輝人君) ただいまのご質問でございますけれども、あの路線につきましては、確かに路肩等の崩れ等が今までもありました。それにつきまして、砕石等におきまして道路の補修等を行ってきたわけでございますけれども、実際には路肩が崩れると幾ら砕石を敷いてもちょっと厳しいかなという感じもいたします。それにつきましては、再度現場等の確認をいたしまして、対応してまいりたいというふうに考えております。
それと、草刈りにつきましては、今順次路線ごとにシルバーさん等にお願いしながら草刈りをしているところでございます。確かにあそこのゴルフ場から西側の一部につきましては、大変狭隘な道路でありまして、私たちも現場のほうで朝通勤等通学地帯の時間等でちょっと現場のほう見せていただきましたけれども、非常に危ない状況でございます。そういうことにつきましても、先ほどのお話の中でも、今後できる限り国のほうの予算等もいただきながら進めていきたいというように考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
以上でございます。
〇議長(相田一良君) 仁平実君。
〇3番(仁平 実君) では、まとめに、厳しい経済事情の中で本年度もさまざまな事業が予定され、そこに災害復旧、復興への財政負担が大きくのしかかっているわけですが、市長におかれましても、財政面でやりくりがますます大変だと思いますので、頑張っていただいて、不要不急のものを後回しにして市民の安全に関するものを最優先にお願いしまして、私の一般質問を終わりにします。
〇議長(相田一良君) 以上で仁平実君の一般質問を終わります。
ここで暫時休憩いたします。
休 憩 (午前10時32分)
再 開 (午前10時48分)
〇議長(相田一良君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
続いて、17番、川那子秀雄君。
〔17番(川那子秀雄君)登壇〕
〇17番(川那子秀雄君) 一般通告に基づきまして質問をいたします。
通告書に出ておりますように、合併特例債事業について。
1番目に、合併特例債事業の今後の計画について伺いたい。
2番目、JR岩瀬駅南北自由通路及び駅舎建てかえ計画について伺いたい。
こういうことで出しておりますが、合併特例債事業につきましては、その当時協定を結んだときに議員であった方、それ以外に新しく議員になった方がおいでになりますので、おさらいの意味で、前期及び後期事業について、その予定額、既にわかっておりますけれども、合併特例債事業の実質的に支出額、それから現在の合併特例債の残額、それを改めてお願いしたい。これは、協定というのは大変重要な約束事でありますから、やはりこれを違えてあらぬ方向へ行ってしまっては、そのときの2町1村の協定というのは何であったのかということになりますので、その点、市長もおわかりだろうと思いますが、このことについてお伺いしたい。
それから、これから前期、後期というふうに分けたわけでありますけれども、きのうあたりは大分デジタル無線とか、それから市長が言っております病院の問題、それに合併特例債を使うのだというようなことも病院議会でも言っておられます。ですから、合併特例債事業というのは、その約束した覚書の件は果たして実施できるのかどうか、そこいらを踏まえてお答えを願いたいと思います。
合併特例債というのは、そういう真壁地区、大和地区、岩瀬地区において議会でもって議決した事業でありますから、これは慎重な上にも慎重にして実施していかなければならない。私は、協定というのはそういう意味があるわけで、そこに議会のいろいろな声が出てきたから、ひょいひょい、ひょいひょい合併特例債、何でも合併特例債というのはいかがなものか、そのように考えております。
私は、岩瀬地区から選出されておりますし、その合併特例債のときの協定にサインをいたしている一人でもあります。ですから、大体はわかっておりますけれども、ここの2番目の、JR岩瀬駅南北自由通路及び駅舎建てかえについてということが出てきましたけれども、きのうあたりは大分市長は夢を語ってくれるということで、何か聞いていると選挙に出るのような夢を語っていただきました。夢を語るのは自由であります。しかし、実質的には、合併特例債事業の中での実質的なことについて、十分に検討していただいてやっていくのが当然ではないかというふうに考えております。
平成23年度の、これ22年度になるのでしょうかね、駅舎整備事業に係る公募型プロポーザル方式によって、基本計画、基本設計の委託費として2,400万円でしたかね、が計上されておりまして、今やっておろうかと思います。また、駅舎整備費として跨線歩道橋が5億円、駅舎6億円の整備費が予定されていると聞いております。これは、副市長が担当であったころにそういう話をされたように覚えております。これら一連の流れはどのようにして決定したのか。岩間駅を参考にしたと、そういうことを議会で発言しておりますが、その根拠、それを議会に対しては何ら説明をしていないわけであります。やはり大体都市基盤の整備など公共事業を実施する場合には、費用分析、ビー・バイ・シーですね、おわかりだと思いますが、その事前評価を受けて、我々にその一般的な算定結果を公表して、事業実施についての説明を行う義務があると思うのです。それをまだしていない、そこに問題点があるわけであります。議会は何にもわからないままに進んでいってしまう、これは恐ろしい結果を生む場合があります。その点について、どういう説明をしていただけるのか。それはよくおわかりのことだと思うので、ビー・バイ・シーの事前評価、簡単に言えば費用対効果、そういうことであります。そういうものは実施して考えているだろうと思います。
岩間駅というのは常磐線です。常磐線ですから複線になるわけであります。水戸線において、駅舎の建てかえを行って跨線歩道橋や自由通路が設置されているのは、小山駅、結城、下館、友部駅の4駅であります。例えば2009年、21年度ですね、1駅平均の乗降客、下館駅で3,548人、最も少ない結城駅で2,219人、また笠間駅では1,474人というデータが出ておるようでありますが、岩瀬駅の場合は、前々から発表されておりますように21年のデータだと1,071人ということになっております。これ乗降客ですからね、乗車だけではないです、乗降客です。そこいら辺で、例えば跨線橋駅舎つくったときの南側の地域からの乗車人数はどの程度と把握しているのか、それをお答えいただきたいと思います。跨線橋の整備の後、利用者数はどの程度を想定しているのかも答えていただきたいと思います。
この特例債事業について、実施設計の委託に8,000万円ですか、こういう数字を出してきておるわけですが、私はちょっと高いのではないかと。高い、はっきり言って。そういうふうなことを感じております。岩間駅を参考にしてあるのであれば、岩間駅の計画書も手元にあることだろうと思っております。岩間駅では、鉄筋コンクリート2階建て、施工床面積1,061.90平米なのです。それで、市施設、いろいろあるわけですが、エレベーターとか、それが645.28平米、JR施設、それは416.62平米、そういうことになっております。この場合、岩間の場合は、平成15年度あたりから道路の整備も含めて、平成15年5月から計画が出てきてあるわけです。実際にこれはまちづくり交付金の対象ということでやっておるわけでありますが、平成18年に基本設計業務委託、JRE、これは子会社ですね。概算事業費が1,200百万円、そういうことが出ているわけです。委託費が1,800万円。これに至るまでは、要望書であります、計画の協議書でありますとか、国とかJRにおいて負担組みが開始されたのは平成19年です。それで、覚書が締結されたのは21年3月。21年4月には設計、協定締結、これは詳細設計ですね。それについては5,000万円を見込んでいるだけなのです。岩瀬駅の場合、8,000万円なのですよ。複線で、あの通路の長さというのは岩間のほうが相当、ご承知の複線ですから、長いわけです。そこいら辺は、どうもその予算の出し方がおかしいというふうに考えております。平成22年3月に全体の施工協定締結ということで1億1,300万円ということで、これは議決事項になっております。こういうことで、岩間のほうでは平成15年度から22年度まで、大分長い期間かかっております。ただ、岩瀬駅の場合は、北側だけやっておりますから、それが22億。ちなみに岩間の場合は、都市計画道路、日吉町というのがありますがね、東西の道路ですが、それについて概算事業費9.9億円、地権者82人、買収面積1万1,155平米、補償物件4戸5棟。それから、地域生活基盤施設、それには駅の東の駐輪場を新設ということで80台を2カ所、1,800万円です。あとはポケットパークというのが200平米で900万円とあります。既に岩瀬の場合には、北口、南口を犬田側とすれば、北口はもう22億かけてやっておるわけです。もうこれも岩間から考えると、土地代、補償代わかりませんが、非常に高くついているのではないだろうかと、そういうように感じております。
今回の質問でも、震災の復旧ということで、補正予算が10億ですか、そのくらいかかってくる。非常に桜川市の財政、ここに総務部長がおりますが、大変苦しい台所だと思うのです。ですから、私は、例えば市民生活部長のほうで答弁していますけれども、瓦れきの撤去費用1億3,000万ですか、国のほうから来るのは半分ぐらいではないでしょうかね。そうすると、特例債事業できのう市長が高らかに交流センターなるものを突然発表しました。合併ではミニ図書館ということがありました。しかし、交流センターなどが突然出てくるようでは、合併特例債事業というのは正確に考えていないのではないのかと、まずそういうふうに感じております。合併特例債のいわゆる残ですね、事業の残、それから市長が言っている病院とか、例えば議員から出たのがデジタル放送の件、合併特例債と。大変な額ですよ。何でもかんでもやろうとしたって無理なのです。やっぱり協定書に基づいて、県の認可を受けてしたわけでありますから、それを遵守していただく、それが基本ではないかと、そのように考えております。
そういうことで、今度の岩間駅を参考としたいわゆる岩瀬の橋上駅、2階の駅舎、施工床面積、あるいは整備計画、そこいら辺はもう既におわかりだと思いますので、変な話が出てきましたからね、りんりん道路がどうのこうの、自転車を入れてどうのこうのと。何とこの、我々合併協定した自由通路のほかに付随してくっつけてきてしまっているのではないかなと。桜川市の財政がこういう被害の後、厳しいわけでありますから、犬田地区でいろいろあの当時話がありました。しかし、向こうからいわゆる踏切渡って北口へ回っていくのは大変だから、いわゆる宿場線なくなったのでね、つくってくれないかという単純な発想ですよ。そこいらを基本に、なるべくお金を、この際ですから、交付税も、合併特例債の交付税算入ということですが、これ政権がガタガタしていますからね、いつどういうことになるかわからないのが現況ではないかというふうに思っているわけです。だから、何でもかんでも合併特例債は借金ではないのだと。借金なのですよ。交付税が来て初めて帳消しになる、そういうことでありますから。今申し上げました岩間駅を参考にした根拠について、我々議会に明らかにされていただきたいと。向こうは常磐線、こっちは水戸線ですから、そこら辺をお答え願いたい。
それから、今基本設計やっておるようでありますが、その施工床面積、その線引き計画、何と何をやるのだと。これはもうわかっていることだろうと思うのですよ。事業費が全く岩間と同じ11億、これ岩間の11億と岩瀬駅の11億はえらい違いなのですよ。そこいらの事業費の件についてもお答えをいただきたい。
合併特例債はほかにもありますから、順次そのほかに道路の関係ありますから、自席に帰りまして質問をいたします。そういうことで的確なお答えをいただきたい。きのうのような長々とした返答では、私寝てしまいましたよ、失礼でしたがね。あのあんまり長い返事は困ると思うのです。端的にお願いします。でも、しなかったらストップかけますから、それ承知しておいてください。お願いします。
以上です。
〇議長(相田一良君) 川那子秀雄君の質問に対する答弁を願います。
中田市長。
〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 川那子議員さんの質問にお答えをさせていただきたいと思います。
既に川那子議員さんもご存じのように、現在新市建設計画に位置づけられ、特例債事業として進める事業は9事業ございました。さらに、これを、10年間の特例債期間の前期で実施する4事業と後期で実施する4事業、目標額を定めて実施する基金造成事業に分けて計画実施をしております。前期事業位置づけには、既に完了しました大和中学校改築事業、間もなく完成を迎える真壁の多目的複合施設整備事業、そして岩瀬駅跨線歩道橋とミニ図書館整備事業、そして旧町村間の県道を補完する大和地区の幹線道路整備事業が、そして後期事業位置づけとしておるのが都市計画道路松田・西小塙線整備事業、休憩施設建設事業、新庁舎建設事業、旧町村間の県道を補完する岩瀬地区の幹線道路整備事業でございます。今後は、前期事業に位置づけられました事業の早期本工事着工と後期に位置づけられた事業の着手に向け、議会にご相談をさせていただきながら、検討してまいりたいというふうに考えておるところでございます。
なお、現在まで合併特例債で事業を実施したのは、内容につきましては、大和中学校が総事業費10億9,315万7,000円、そのうち特例債に該当するのは6億7,200万7,000円でございます。また、多目的ホールにつきましては、事業費が17億7,290万円ちょっとでございまして、そのうち10億1,100万円を特例債事業として使わせていただきまして、現在特例債として組み入れている事業ということになりますと、約17億円ということでございまして、他のものについては補助金等を活用させてやってまいっております。今後そういう面で、当初、合併前には特例債事業というのは桜川市の場合には約200億円ぐらい使えるというようなお話がございましたが、当初このすべてのものを含めて、新庁舎建設まで含めて、大体100億円ぐらいなのかなというような概算を立てて事業を実施しておりますが、今のところ特例債事業として組み入れているのは17億円ぐらいというような状況でございます。
いろいろご意見がございますが、そういう中で、今回の震災に対応した事業等、いろいろ合併特例債でぜひ使わせていただきたいというようなお話をしておりますが、これもこれから議会のほうにご提案をするということでございまして、決して決定した事項ではございません。しかし、交付税措置をしていただけるというような有利なものを活用していきたいと強く感じておるところでございます。
また、岩瀬駅跨線歩道橋事業につきましては、旧岩瀬町議会が地元からの要請に基づき議決された経緯から、町村合併時の合併協議会において、合併特例債事業として新市建設計画に位置づけたものでございます。ただいまご説明したように、この事業は新市建設計画の前期事業に位置づけられ、このたびその基礎調査と基本設計作業に着手したところでございます。事業の内容といたしましては、合併特例債事業としての跨線歩道橋と関連施設の自動車ロータリー、駐輪場、駐車場、市道の拡幅改良などを考えておりますが、また国・県の補助制度を活用して駅舎の改良も計画をしてまいりたいというふうに思っております。これらの整備の内容、規模につきましては、現在作業を進めております委託業務の中で検討中でありまして、業務が完了する9月以降にその成果について説明ができるのではないかというふうに考えておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。
〇議長(相田一良君) 川那子秀雄君。
〇17番(川那子秀雄君) 今市長から答えをいただきましたけれども、もう6年目なのですよね。あとことし入れて5年間しか残っていない。それで、これだけ残っているわけであります。本当に実施できるかどうか、これは危ぶまれるのではないかというふうに考えています。今、市長が2件だけで17億という話をしましたが、大和バイパスについては、たしか途中でやめましたが、地籍測量とかそういうもので多分4,000万を超える額が特例債事業で支出されているのではないかというふうに感じております。それは、前にちょうど聞いたときにそのくらい出してしまったと、途中で中断。実際にできるかどうかは裁判なんかいろいろありますから難しい話ですが。
駅舎については後でまた聞きますが、特例債事業で岩瀬地区でいわゆる岩瀬町議会として出したものは、つくば益子線、いわゆる50号線バイパスからの延伸というのがありました。それから、羽黒のほうで羽黒第一土地区画整理事業と一緒に都市計画の変更、決定された都市計画道路松田・西小塙線というのがあるわけであります。私は、もう何回か忘れましたが、この質問をしておるわけであります。やっぱり市の総合計画でも主要事業の一つとして計画されているわけでありますから、やはりそういう計画書にしたためた、あるいは発表されたものについて、何か松田・西小塙線なんかやるのだかやらないのだかさっぱりわからない。まして、この前、まあ前ですがね、益子線の延伸について私は市長に聞いたかと思うのですが、坂戸の神田線ができたからいいのではないのかというような答弁も受けたように記憶しております。ただやっぱりね、そういうように決定した、あった、協定を結んだ、それについては実施計画をきちっと結んでいただきたいのです。それ途中であれやこれやというふうになってきますから、何か計画書が宙に浮いてしまったような感じがあるわけであります。ですから、羽黒の松田・西小塙線、これ約束したことです。それから、50号線から益子へ抜ける道路も約束をしておる道路だと。こちらは県道ですから、県との協議をして、県は、合併特例債事業に入れてもらえれば県の負担が軽くて済むというような考え方にもなりますが、やはりきちっとやっていただかなければならぬでしょう。いわゆる交流人口とか云々といったときに、栃木県から、それは迂回路はありますよ、旧つくば益子線は。だけれども、やっぱり車社会ですから、そういうことについて執行部は、まして合併特例債の担当は庁議を開いて、もちろん市長は頭できちっとやっていくと。それで、我々議会に公開をしていく、それが必要ではないのかなと。何かどうもね、そういう点が最近欠落をしているのではないかというふうに感じております。こういう地震、放射能被害、これ予想がつかないものがあると思うのですよ。国が言う、ガタガタですから。でも、市長が言うように桜川市民の安心・安全を守るということであれば、やはり合併協定をきちっと守っていただいて、こうするのだよということをはっきりと議会にも提示していただきたいと思うのです。そうしないとね、非常にお話は上手です。きのう私はびっくりして聞いていましたけれども、それはその後のことですよ、夢実現は。だから、広範囲に発言されても、やはり現実問題としてどれを順位づけてやるか、これが大事でないかと、そう思っております。もう結局やらぬうちに合併特例債の期限が過ぎたら、もうやらないのではないかなという感じも出てきてしまうのです。そこら辺、合併特例債についてはきちっと、幹部職員もおりますから、よく協議をして早期に整備するような計画書を議会に提示していただきたい、そのように思います。そういう点はいかがでございますか、市長。一応短くていいですから、ほんの短くていいですから、答えていただきたいと思います。
〇議長(相田一良君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 私も、合併特例債事業については力点を置いて、前期4事業、後期4事業をぜひやっていきたいということでいろいろ検討を重ねてまいりました。ただ、本木バイパス、あるいはつくば益子線の延伸、あるいは松田・西小塙線というものは、なかなか地権者のご理解がいただけないというようなところで途中頓挫をしてしまったということで、まだまだ地権者のご理解がいただければ事業を実施していきたいという思いは強く持っておるところでございます。しかし、現在合併特例債事業でできたものは、大和中学校、これは今回の震災で本当にびくともしなかったということで、生徒たちは本当に安心して学べる環境があったのかなというふうな思いをしております。また、真壁の伝承館・多目的ホールにつきましても、今回震災にも負けずにしっかりと供用開始ができるような体制を整えております。今度はそういう面で、岩瀬地区のこの跨線橋とミニ図書館というものは、ちょっと若干名前を変えた経緯はございますが、交流センター、その中に図書館を併設するというような提案をさせていただくような形になるかもしれませんが、これにつきましても、9月中にはそういうものを皆さんの前にお話ができる設計ができてくるのかなというふうな思いでございます。そのときには、3常任委員会のほうにしっかり提示をさせていただいて、ご検討をいただきたいなというような思いでございます。これから時間を十分とった中で、議会との整合を図りながら、実施をしてまいりたいというふうな思いで頑張っていきたいというふうに思っております。短くですからこれ以上は言いませんが、そういうことで今後ともよろしくお願いしたいと思います。
〇議長(相田一良君) 川那子秀雄君。
〇17番(川那子秀雄君) 17番。
実際に人事異動もありましたし、なかなか、今副市長になりました飯嶌さんがやっていたわけですから、そこら辺は十分に協議をしていただいて、合併特例債、協定をした。これは大変な重みがあるわけでありますから、それを十分に踏まえて考えて、実施計画書をつくっていただきたいと思います。
次に、岩瀬駅の橋上駅舎、南北自由通路と駅舎を建てかえるということについてでありますけれども、今基本設計を頼んでいる、依頼していると。しかし、基本設計を頼んでいるとはいっても、全体にこういう構造にしてもらえないかというのは役所の内部でわかっているはずですよ。それでなければ設計するほうも勝手につくれませんから。そこいらも、ただ8,000万円実施設計に計上しましたよと我々議会に言うだけで、全然わからないのですよ。市長は情報公開と言っていますけれども、公開されていないのです。こういうことも、例えば岩間駅を参考にしたということであれば、あの当時は岩間町の、旧岩間ですね、そこは道路建設課が担当であったと。しかし、今は橋上駅舎、自由通路ということで、都市計画課だと思うのですがね、そちらに移ったというふうに聞いております。私もこの前友部駅、友部庁舎に行って、寄ってくるの忘れたのですがね、自由通路の長さというのは水戸線の比ではないですよね、正直言えば。そこいら辺も参考にしたのだということであれば、そういう資料を議会に提出してもらいたいのですよ。そうでなければね、我々議会に何にも、どこを参考にしたのかとわからないです、言葉だけでは。その辺、お答えいただきたいです。
〇議長(相田一良君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) そういう面で、今実施設計、基本調査等基本政策に着手して、9月ごろにはその成果が我々のほうに届いてくると。それから議論を深めていくという手順で、進めさせていただきたいというふうに考えております。
〇議長(相田一良君) 川那子秀雄君。
〇17番(川那子秀雄君) 市長ね、基本計画、予算にのっていますよ。これが9月ごろにそれが成果物が上がってくるから、それからの協議だというようなことで言いますけれども、23年度8,000万実施設計が入っているわけです。この高いか安いかの論議も全くできないで、9月といったら9月の議会ですよ。やっぱりね、市長、市長の悪い点と言えば悪い点なのですかね、協議させてもらいますと言ったって、議会の人間だれ一人としてその資料は持っていないのですよ。それが岩間駅なんかの計画書、平成15年からやっているわけですよ、計画して。やっぱり15年からやってきて、ようやく実現ということです。もちろん道路の問題を含めてですがね、それは17億5,000万ぐらいかかっておるわけですが。それは別にして、やっぱり我々議会にも、そういう設計屋さんが金かけたからいいものつくってくれるのだろうではないのですよ。議会の管轄は相互関係でしょうけれども、そういうものきちんと出していただいて、常任委員会で議論してもらうとかね。そういうことをしなければ、議会というものは機能しないですよ。我々は提示されて、ああ、そうですか、賛成か反対、これだけではね、おかしいです。市長ね、そこら辺間違いなく、例えば岩間駅を参考にした根拠を示してください。私、今言いましたね、根拠を示してほしいと。それを答え忘れているのではないかと思います。そういうことです。
〇議長(相田一良君) 臼井市長公室長。
〔「公室長、公室長に私は言ってんじゃない。あなたは新任で4月
から来たばかりだ。その前のことを知っている……」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 副市長が手を挙げていますが、どうしますか。
〇17番(川那子秀雄君) ああ、そのほうがいいです。
〇議長(相田一良君) 飯嶌副市長。
〇副市長(飯嶌洋一君) 岩間駅の根拠ということですが、この基本設計、また実施設計の8,000万円を計上するに当たりましては、駅の橋上化、そういったものも含めまして、JR、そういうところと協議をした中で、自由通路をつくる場合には駅の橋上化などが必要ではないかというようなことで、先ほども川那子議員からも利便性、そういったものも指摘された中で、JRとの協議の中で駅の橋上化というものが出てきたと。そういったことは全協の中でもご説明をして、そうした中で駅の橋上化というようなことで検討に入ってきた経緯がございます。
また、岩間駅をなぜこれを参考にしたかということでございますが、実質的にはこの近辺で一番面積的、そういったものを比較したときに、岩間駅が規模的には適当ではないかなというようなことで、一応その時点では、今発注しております基本計画、それから基本設計、そういったものができていませんでしたので、とりあえずは同等のということで、駅の現在の岩間駅の現駅舎の大きさが130平方メートル、それから岩瀬駅は160平方メートルといった中で、岩間駅は多分、私も前の資料しか……現在岩間駅がどの大きさということは承知をしておりませんが、その当時では約410平方メートルぐらいの大きさ、平方メートルですか、の大きさの駅舎を建てるということで、現在の駅舎、そういったものの大きさを比較した中では、とりあえず岩間駅の大きさでの6億というものを参考にしながら計上したと承知をしております。
そういった中で、常任委員会、それから全協でも何回かお話ししましたように、費用の負担割合、そういったものも説明してきたわけでございまして、今後実施設計、そういったものに移る場合には、今回プロポーザルで出しております基本計画、それから基本設計、そういったものを全協に、3常任委員会ですか、そういったところで説明をしながら、最終的には駅の橋上化の面積、そういったものも当然確定されると。それに伴って実施設計の現在の8,000万、そういったものも当然動きがあると承知をしております。ただ、この8,000万の計上に当たりましては、岩間駅の大きさを想定した中で、コンサル、そういうところから見積もりをとった中で計上したと承知をしておりますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(相田一良君) 川那子秀雄君。
〇17番(川那子秀雄君) 副市長の説明ではそういうことだそうであります。
ただ、岩間駅は、2階、役務室、出札、切符ですね、出札室、これは開札口が簡易スイカという施設で、自動券売機室、待合室含めて319.03平米なのですよ。これは変わっていないです。ですから、確かに今基本設計という話をしましたがね、自由通路というのは相当短くなるわけです。岩間の場合はトータルで40メーターぐらいあるというふうに書いてあります。40メートルの自由通路延長。幅員が4メーター、このワイドが4メーター、Lが40メーター、幅が4メーターで、駅舎の床面積、それ416.62というふうに決まっています。ですから、私はその中で、岩間駅を参考にして2階の駅舎というものを考えた場合に、岩間は6億円確かにこれで決定しております。しかし、市長が言っているように、交流センターなるもの、そこに図書館をつくるのか、交流センターってきのうの説明だと避難……例えばこういう緊張の時代に避難できる施設ということになれば、相当な面積ではないかと、そのように考えるのですよ。だから、やっぱりね、JRの建物になるわけでしょう、実際に。桜川市がつくってやるということなのですよ、最終的には、JRに。あの財産は、例えば交流センターなるものをつくればですね、市の管理下になるだろうと。そうすると、そこに管理費がかかってくるわけですよ。これはどの程度に見ているのか、問題ですよ。これ、ずっと水戸線がある間は、まあ私らが死んでからもずっと管理費がかかってくるのです。そういうところも考えていらっしゃるでしょうし。やはり金のない台所、総務部長下向いていますけれどもね、大変ですよ、財政も。ただ交付金事業の特例債だからいいだろうと。しかし、私は駅の南、南というか、あそこら周辺の人に聞いても、賛成している人はごくわずかですよ。きのういろいろ市長が構想を語ってもらいましたけれども、前に質問したときに、岩瀬の猪ノ窪地域、あの地域の水はどうするのだと。風水害、やっぱり水問題は避けて通れないですよ。こういうものを先に解決するのが、旧岩瀬町のあの水被害に遭ったところの心配の種なのですよ、いつも。側溝も正直言って見て回っていたことわかりますが、ぼろぼろですよ、常盤町なんかは。住んでいる人もいなくなってきていますけれども。でも、ああいうところをきれいにしないと、幾ら駅舎だけきれいにしたって、人なんか戻ってきますか。今の岩瀬駅の北口、あれをああいうようにしましたけれども、人影はまばらですよ。たまに季節になるとイノシシが出てくるぐらいだと笑っていましたけれども。やはりにぎわいというものはもうなくなりました。これは、商店、事業家の自助努力というのもありますが、あそこ見ても商売するところないのですよね、実際はもう。
だけれども、あともう一つは、タクシーが駅側に寄ってとめてある。一般の送迎客は2番目のあれになっているのですね、プラットホームが。あれ、非常にまずい。雨降っていてね、駅のほうまで行けないのです、送迎の車が。あそこはもう改善する必要があると思います。タクシーはどうってことないですから。
どうなのです、これ。瓦れき処理に1億3,000万、半分ぐらいしか来ないでしょう。6,500万ぐらいしか、今の段階では。8,000万という実施設計はね、副市長が担当でいましたけれども、これは大きいです。両方合わせたら1億超えるわけですよ、設計費だけで。その金あったらね、もう少しほかに回せるのではないですか。1億円の設計書というのは大変なものですよ。それで、きのう言っていましたけれども、市長は方向が3つあると。交流広場というようなことも考えていると。私は、まず来ない、そう断言します。どなたがあそこへ来て、まあ夕涼みというのはあるかもしれません。でも、これからずっと管理費がかかるという施設はつくる必要ないですよ。大変な財政難ですから。一度福島のほうへどこか見に行きましたよね。どこかの市が橋上化の中でやっているところがありました。ちょっと名前忘れましたけれどもね。私は、何とか自由通路については協定どおり賛成です。しかし、お金をかけ過ぎなのではないかと。金をかけるのは反対します。それよりも合併特例事業はほかにもあるわけですから、そこを手をつけていただく。そういうのが本来ですよ。
今、急性期の病院のことで市長も大変だろうと思います。しかし、そっちも合併特例債を使うというような話もありますが、これは議会の議決がなければできないわけで、どんどん、どんどん、25年というと市長選があります。どちらの市長も選挙ですよ。筑西市も4月、選挙だと思います。10月になると、桜川市の選挙だと思います。在職している保証はないですからね、はっきり言って。そういうことを十分考えた上で、住民にコンセンサスを得るような、きのうの華々しい演説とも夢とも言えない、ああいうものを堂々と語れるような事業にしていただきたいと思います。
そういうことで、この際ですから言っておきます。財政が豊かではないのです。それをよく考えて運営をしていただきたいと思います。困るのは総務部長だけですよ、頭ひねるのは。お前どうにかできないかと。総務部長はかわいそうですからね。それよりもっとかわいそうなのは住民ですよ。住民がかわいそうになりますよ。それを市民の安心・安全ということをいつも言葉で語っている市長でありますから、十分に金の使い方は慎重な上にも慎重を期して、自分の夢でつくってもらっては困るのです。交流センターなんていうのは私は必要ないと思いますよ。余計に金がかかるような。それ今言うということは、基本計画に入っているということですからね。まだ副市長は出てきませんよと、9月ごろと言っていますけれども、もう入っていてわかっていて言ったのですよ。これはつくってくれと。ポイント、ポイントを押さえている。そういうことで、十分に桜川市民の理解の得られるような合併特例債の使い方をやっていただきたい。それだけは念を押して、念を押して言っておきます。そういうことをご理解いただきたい。
以上で終わります。
〇議長(相田一良君) 以上で川那子秀雄君の一般質問を終わります。
以上をもちまして本日の日程は終了しました。
〇散会の宣告
〇議長(相田一良君) 本日はこれで散会します。
ご苦労さまでした。
散 会 (午前11時45分)