平成23年第1回桜川市議会定例会議事日程(第1号)
平成23年3月3日(木)午前10時開会
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 諸般の報告
日程第 4 執行部あいさつ
日程第 5 議長報告第1号の委員会付託
日程第 6 茨城県後期高齢者医療広域連合議会議員一般選挙
日程第 7 一般質問
〇出席議員(22名)
1番 萩 原 剛 志 君 2番 鈴 木 裕 一 君
3番 仁 平 実 君 4番 菊 池 伸 浩 君
5番 市 村 香 君 6番 岩 見 正 純 君
7番 小 高 友 徳 君 8番 飯 島 重 男 君
9番 中 川 泰 幸 君 10番 皆 川 光 吉 君
11番 増 田 豊 君 12番 潮 田 新 正 君
13番 相 田 一 良 君 14番 大 塚 秀 喜 君
15番 高 田 重 雄 君 16番 増 田 俊 夫 君
17番 川 那 子 秀 雄 君 18番 橋 本 位 知 朗 君
19番 増 田 昇 君 20番 塚 本 明 君
21番 上 野 征 一 君 22番 林 悦 子 君
〇欠席議員(なし)
〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
市 長 中 田 裕 君
教 育 長 石 川 稔 君
市 長 公 室 長 飯 嶌 洋 一 君
総 務 部 長 山 田 澄 男 君
市 民 生活部長 永 瀬 昇 君
保 健 福祉部長 麻 尾 優 君
経 済 部 長 横 田 一 君
建 設 部 長 常 盤 恵 一 君
上 下 水道部長 若 林 鉄 郎 君
教 育 次 長 臼 井 典 章 君
会 計 管 理 者 太 田 昭 君
〇職務のため出席した者の職氏名
議 会 事務局長 笠 倉 貞 君
議会事務局書記 斎 藤 修 一 君
議会事務局書記 仲 田 浩 司 君
議会事務局書記 安 保 文 明 君
開 会 (午前10時00分)
〇開会の宣告
〇議長(相田一良君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席議員は21名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立しますので、ただいまより平成23年第1回桜川市議会定例会を開会します。
地方自治法第121条の規定により、説明のため議長からの出席要求による出席者及び事務局職員は、配付した資料のとおりでございます。
〇開議の宣告
〇議長(相田一良君) これから本日の会議を開きます。
〇会議録署名議員の指名
〇議長(相田一良君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
今期定例会の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により議長より指名します。
18番 橋 本 位知朗 君
19番 増 田 昇 君
20番 塚 本 明 君
以上3名を会議録署名議員に指名します。
〇会期の決定
〇議長(相田一良君) 続いて、日程第2、会期の決定を議題といたします。
議会運営委員会委員長より、本定例会の会期日程等議会の運営に関する事項について、議会運営委員会の協議の結果報告をお願いします。
議会運営委員会委員長、大塚秀喜君。
〔議会運営委員長(大塚秀喜君)登壇〕
〇議会運営委員長(大塚秀喜君) 議会運営委員長報告。議会運営委員会の会議結果を報告いたします。
円滑な議会運営を図るべく、平成23年2月25日午前10時から、議長の出席を得て開催し、審議した結果、次のとおり決定いたしました。
会期は、本日から17日までの15日間といたします。本日は、諸般の報告、請願、陳情の委員会付託、茨城県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙、3名の一般質問を行います。4日は、初日に引き続き5名の一般質問を行います。5日から6日は、議案審議のため休会といたします。7日は、前週に引き続き2名の一般質問を行います。8日は、一般議案を上程し、審議、採決を行います。9日は、議案調査のため休会といたします。10日は、施政方針後に予算議案を上程し、提案説明を行います。11日は、予算議案の大綱質疑を行い、大綱質疑終了後、各委員会に付託いたします。12日から13日は、議案調査のため休会といたします。14日から16日は、委員会審議といたします。17日は、本会議の開会時刻を午後3時とし、各常任委員会委員長の報告を行い、採決を行います。
以上で報告を終わります。
〇議長(相田一良君) お諮りいたします。
本定例会の会期日程等は、議会運営委員会委員長の報告のとおりとしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 異議なしと認めます。
よって、会期日程等は議会運営委員会委員長の報告のとおり決定しました。
〇諸般の報告
〇議長(相田一良君) 続いて、日程第3、諸般の報告を行います。
閉会中に開催した委員会の報告を願います。
建設経済常任委員会副委員長、仁平実君。
〔建設経済常任副委員長(仁平 実君)登壇〕
〇建設経済常任副委員長(仁平 実君) では、私、副委員長の仁平実がかわって建設常任委員会の報告します。
報告する前に、一言ごあいさつしておきます。この報告をする高久ストックヤードのことを私、死力で追ってきました。このことが白だったら、私はこの場を皆さんの前で宣言します。議員は辞職してやめる覚悟でこの事件を追っています。そのかわり黒だったら執行部もちゃんと責任とってもらいます。そのことを報告します。
では、建設常任委員会報告を始めます。建設経済常任委員会の審査結果並びに審議の経過概要について、会議規則103条の規定により報告いたします。
本委員会に議論した案件は、高久ストックヤード残土運搬にかかわるすべての工事についてであります。本委員会は、12月24日午後1時より、第2委員会室において本委員会全委員出席のもとに開会し、説明者として関係部課長の出席を求め、書記2名を任命し、案件につき詳細なる説明を聴取し、議論された意見並びに要望事項は次のとおりであります。
高久ストックヤード残土運搬工事の搬出量調査については、12月17日の本委員会の報告により、現地調査を行うこととなっておりましたが、12月20日、財団法人茨城県建設技術公社により測量調査が実施され、21日、調査結果が市側に提出されました。その調査の結果について担当課長等より説明冒頭報告があり、その報告内容については、調査の結果、ストックヤードから搬出した地山部分の残土数量は6,550立方メートルで、今まで市側の説明した残土数量1万3,438立方メートルとは大きく相違するものでした。このことについて担当課長等からは、今回の調査結果を受け、高久ストックヤード残土搬出工事請負業者から聞き取りしたところ、今まで報告を受けた土量について認識の違いがあることが判明しました。土砂を掘削運搬する際、土量体積については変化することの説明を受けた結果、報告されている土量のもととなる地山換算の考え方を転換する必要があり、体積変化率を乗じたものが正確な搬出土量になる等の説明が行われました。
これに対し委員からは、説明内容にわかりにくい部分もあり、議論も出、なお疑義が残るものであり、今後も解明が必要であるし、地権者に一刻も早くもとの状態にして返還すべきであるとの意見が出され、また解明には特別委員会の設置も検討するべきで、そのための臨時議会の開催を求めるとの意見も出されました。
その結果、全員協議会の開催を条件として臨時議会開催を要求することについて委員の意見が一致し、本委員会として、この工事の解明に向けて特別委員会設置についての案件のための臨時議会開催を求めることに決定しました。
以上が建設経済常任委員会で議論された経過並びに結果でございます。各位におかれましては、本委員会の報告をご了承の上、ご理解くださるようお願いいたします。
平成23年3月3日
建設経済常任委員会委員長代理 仁平 実
桜川市議会議長 相田一良 様
〇議長(相田一良君) 次に、一部事務組合議会について報告を願います。
最初に、筑西広域市町村圏事務組合議会議員、皆川光吉君。
〔10番(皆川光吉君)登壇〕
〇10番(皆川光吉君) おはようございます。筑西広域市町村圏事務組合議会第1回定例会の報告をいたします。
平成23年筑西広域市町村圏事務組合議会第1回定例会は、去る2月16日、筑西市議会議事堂において開催されました。定例会は午前10時より開催され、報告1件、議案8件が提出されました。その結果について順次報告いたします。
報告第1号 処分事件の報告については、平成22年の人事院勧告によりまして、筑西広域市町村圏事務組合職員の給与に関する条例等の一部を改正するものであります。
議案第1号 平成22年度筑西広域市町村圏事務組合一般会計補正予算(第2号)は、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ52万5,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ60億7,923万6,000円とするもので、これは小児救急医療費事業が茨城県の単独事業から国の補助事業となり、市町村の負担が少なくなったことにより減額補正するものです。
議案第2号 筑西広域市町村圏事務組合職員の給与の特例に関する条例の制定については、地域手当について、平成23年4月1日から1年間に限り3%を1.8%とするものであります。
続きまして、議案第3号から議案第5号の3件は、老人福祉施設等の設置及び管理に関する条例の廃止及び関係条例の一部を改正するものです。
まず、議案第3号 老人福祉施設等の設置及び管理に関する条例の廃止については、平成23年4月1日をもって福祉センターあまびきを閉館するものであります。
議案第4号 筑西広域市町村圏事務組合特別会計条例の廃止についてでありますが、これは福祉センターあまびきの閉館に伴い、平成22年度分をもって老人福祉事業特別会計を廃止するものであります。
議案第5号 筑西広域市町村圏事務組合職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正については、福祉センターあまびきの閉館に伴い、マイクロバス運転業務手当を廃止する改正であります。
続きまして、議案第6号 筑西広域市町村圏事務組合手数料条例の一部改正についてでありますが、これは危険物施設の設置許可に関する事務の手数料を改正するものであります。
議案第7号 平成23年度筑西広域市町村圏事務組合一般会計予算については、予算総額62億1,732万6,000円で、前年と比較しますと1億3,121万1,000円、2.2%の増となっております。増額の主なものは、福祉センターあまびきの解体費用等によるものです。
次に、議案第8号 平成23年度筑西広域市町村圏事務組合筑西ふるさと市町村圏特別会計予算については、予算総額917万5,000円で、前年と比較しますと23万7,000円、2.5%の減となっております。
以上、報告第1号及び議案第1号から第8号は原案どおり可決されました。
これで筑西広域市町村圏事務組合議会第1回定例会の報告を終わります。
〇議長(相田一良君) 続いて、筑北環境衛生組合議会議員、岩見正純君。
〔6番(岩見正純君)登壇〕
〇6番(岩見正純君) おはようございます。平成23年第1回筑北環境衛生組合議会定例会報告。
平成23年第1回筑北環境衛生組合議会定例会は、2月15日午後3時30分から、桜川市議会議場において開催されました。会期は1日とし、初めに一般質問が行われ、その後5件の案件が審議されました。
まず、副議長の選挙については、笠間市議会選出の石田安夫議員が、議長の指名推選により満場一致で副議長に当選されました。
次に、監査委員の選任については、監査委員2名のうち1名が欠員となっているため、笠間市議会選出の蛯澤幸一議員が前回に続き今回も監査委員に選任することに同意されました。
次に、し尿処理施設管理運営基金条例の制定については、処理施設が25年経過し、老朽化してきているため、緊急時に備え基金条例を整備するものであります。
次に、平成22年度筑北環境衛生組合一般会計補正予算(第2号)については、予備費に繰り入れてある平成21年度繰越金700万円を基金に積み立てるものであります。
次に、平成23年度筑北環境衛生組合一般会計予算については、歳入歳出予算の総額を1億9,974万7,000円と定め、前年度より1,311万6,000円、6.2%の減額にて編成されました。歳入の主なものは、構成2市からの分賦金1億8,555万5,000円、クリーンセンター使用料918万円、前年度繰越金500万円などであります。なお、桜川市の分賦金は1億615万6,000円で、負担割合は57.21%となっております。続いて、歳出の主なものは、人件費が8,167万4,000円、物件費が9,272万2,000円、維持補修費及び工事請負費が2,498万6,000円などであります。
上程された案件は、慎重なる審査の結果、原案のとおり可決されました。
以上のとおり報告いたします。
〇議長(相田一良君) 次に、例月出納検査の結果について報告願います。
議会選出監査委員、増田昇君。
〔19番(増田 昇君)登壇〕
〇19番(増田 昇君) おはようございます。桜川市一般会計及び特別会計並びに水道事業会計の例月出納検査の結果を報告いたします。
今回は、桜川市一般会計及び特別会計並びに水道事業会計について、12月、1月、2月に実施した分についてを報告いたします。
平成22年度桜川市一般会計及び特別会計並びに水道事業会計の例月出納検査は、12月24日、1月24日、2月25日、桜川市役所会議室において実施をいたしました。検査は、会計管理者、上下水道部長から現金保管の状況を知る上に必要な書類を提出させ、別に関係帳簿及び証拠書類の提出を求め、実施いたしました。現金出納の状況については、関係調書と現金出納簿が符合しており、計数上の誤りも認められませんでした。また、現金保管の状況についても現金出納簿に記載されている残高と符合しており、保管も適正でありました。
それでは、平成22年度各会計における1月31日現在の歳入歳出の状況についてを報告いたします。
一般会計は、予算現額167億7,936万6,000円に対し、収入済額123億8,131万6,725円で、執行率73.8%、支出済額100億3,001万2,982円で、執行率59.8%でありました。歳入の主なものといたしましては、市税、地方交付税、国庫支出金、繰越金で109億8,422万403円となり、収入済額の88.7%を占めております。歳出につきましては、各科目とも適正に執行されておりました。
次に、国民健康保険特別会計は、予算現額57億5,058万5,000円に対し、収入済額36億9,037万3,284円で、執行率64.2%、支出済額40億9,417万323円で、執行率71.2%でありました。歳入の主なものといたしましては、国民健康保険税、国庫支出金、前期高齢者交付金、共同事業交付金、繰越金で35億3,760万5,360円となり、収入済額の95.9%を占めております。歳出につきましては、保険給付費、後期高齢者支援金等及び共同事業拠出金が主なものでございます。
次に、老人保健特別会計は、予算現額380万6,000円に対し、収入済額114万4,844円で、執行率30.1%、支出済額203万6,568円で、執行率53.5%でありました。歳入の主なものとしましては、繰越金で110万4,660円となり、収入済額の96.5%を占めております。歳出につきましては、諸支出金が主なものであります。
次に、農業集落排水事業特別会計は、予算現額4億2,681万円に対し、収入済額1億834万2,851円で、執行率25.4%、支出済額2億2,149万6,670円で、執行率51.9%でありました。歳入の主なものとしましては、使用料及び手数料、繰越金で9,834万1,789円となり、収入済額の90.8%を占めております。歳出につきましては、農業集落排水事業費、市設置型浄化槽整備事業費及び公債費であります。
次に、公共下水道事業特別会計は、予算現額9億1,037万5,000円に対し、収入済額1億542万4,995円で、執行率11.6%、支出済額3億8,543万5,467円で、執行率42.3%でありました。歳入の主なものとしましては、分担金及び負担金、使用料及び手数料で8,966万6,602円となり、収入済額の85.1%を占めております。歳出につきましては、下水道事業費、公債費であります。
次に、介護保険特別会計は、予算現額33億4,258万1,000円に対し、収入済額20億6,025万5,939円で、執行率61.6%、支出済額23億6,416万7,578円で、執行率70.7%でありました。歳入の主なものとしましては、保険料、国庫支出金、支払基金交付金、県支出金で19億4,092万2,465円となり、収入済額の94.2%を占めており、歳出につきましては、保険給付費が主なものであります。
次に、介護サービス事業特別会計は、予算現額716万4,000円に対し、収入済額712万1,489円で、執行率99.4%、支出済額430万184円で、執行率60%でありました。歳入につきましては、サービス収入、繰越金で、収入済額の100%を占めております。歳出につきましては、サービス事業費であります。
次に、後期高齢者医療特別会計は、予算現額3億5,694万3,000円に対し、収入済額1億9,034万3,437円で、執行率53.3%、支出済額1億8,807万7,050円で、執行率52.7%でありました。歳入の主なものとしましては、後期高齢者医療保険料1億8,940万7,750円で、収入済額の99.5%を占めております。歳出につきましては、後期高齢者医療広域連合納付金が主なものであります。
次に、水道事業会計の収益的収支でありますが、収入につきましては、予算現額9億7,703万3,000円に対し、収入済額8億455万9,135円であります。支出につきましては、予算現額10億7,098万9,000円に対し、支出済額5億3,857万8,806円でありました。収入の主なものとしましては、水道料金であります。支出につきましては、受水費、総係費が主なものであります。
以上、例月出納検査の結果でございます。以上でございます。
〇執行部あいさつ
〇議長(相田一良君) ここで、市長より発言を求められておりますので、これを許します。
中田市長。
〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) おはようございます。本日ここに、平成23年第1回桜川市議会定例会の開催に当たり、平成23年度市政運営に関する所信の一端を申し述べるとともに、主要な施策についてご説明申し上げ、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。あわせて議員各位におかれましては、公私ともご多用のところ本定例会にご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
それでは、今回の定例議会でご審議いただく案件についてご説明を申し上げます。
初めに、議案第1号から議案第8号につきましては、平成23年度桜川市一般会計予算及び6特別会計予算並びに水道事業会計予算となっております。これらの新年度予算については、後ほど改めて説明をさせていただきますので、予算編成の骨子のみを申し述べさせていただきます。
歳入面では、依然としてリーマンショックの影響等により市税や各交付金の減収が見込まれます。地方交付税につきましては増額が予定されておりますが、今後も予断を許さない状況にございます。一方、歳出面では、合併特例債事業であります真壁地区の多目的複合施設建設に続いて、岩瀬駅自由通路、駅橋上化の事業に向けて進めてまいります。また、他の諸事業につきましても年次計画に沿って鋭意進めてまいりますが、福祉関連等の扶助費の増加とあわせ各特別会計への繰出金等の増加により、財政の硬直化が進んでいる状況にございます。
このような状況を踏まえ、平成23年度予算に当たっては、前年度に引き続き経常経費の枠配分方式、補助金等検討委員会による補助金の見直し、事務事業の優先度評価を行いましたが、なお一層の一般行政経費の節減、合理化に努めてまいります。また、将来の財政負担に留意し、市債の発行につきましては、国の地方財政対策の一環として地方一般財源の不足に対処するための臨時財政対策債、岩瀬駅跨線歩道橋整備事業の合併特例債、安心、安全な学校づくりといたしまして、小学校4校、中学校1校の屋内体育館の耐震補強、大規模改修工事を見込みました。一方、普通建設事業につきましては、道路新設改良事業、継続事業の多目的複合施設建設工事や、伝統的建造物群保存地区事業といたしまして、旧真壁郵便局の修理工事等を見込みました。さらに、全額公費負担による子宮頸がん予防ワクチン、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン接種を実施いたします。
平成23年度予算編成に当たりましては、私の政策テーマであります「あなたが主役のまちづくり」を念頭に、第1次総合計画の目指す将来像を具現化するための施策に予算配分をいたしました。
続きまして、議案第9号から議案第14号につきまして、専決処分の承認を求めることについてでございます。
まず、議案第9号 専決処分の承認を求めることにつきましては、平成22年度桜川市一般会計補正予算(第5号)であります。これは、地方自治法第179条第1項の規定によるもので、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ111万4,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ167億7,936万6,000円としたものでございます。
次に、議案第10号 専決処分の承認を求めることにつきましては、平成22年度桜川市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)であります。これは、地方自治法第179条第1項の規定によるもので、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ862万6,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ57億5,058万5,000円としたものでございます。
議案第11号 専決処分の承認を求めることにつきましては、平成22年度桜川市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)であります。これは、地方自治法第179条第1項の規定によるもので、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ274万8,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ4億2,681万円としたものでございます。
次に、議案第12号 専決処分の承認を求めることにつきましては、平成22年度桜川市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)であります。これは、地方自治法第179条第1項の規定によるもので、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ99万5,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ9億1,037万5,000円としたものでございます。
議案第13号 専決処分の承認を求めることにつきましては、平成22年度桜川市介護保険特別会計補正予算(第3号)であります。これは、地方自治法第179条第1項の規定によるもので、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ138万6,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ33億4,258万1,000円としたものでございます。
議案第14号 専決処分の承認を求めることにつきましては、平成22年度桜川市水道事業会計補正予算(第3号)であります。これは、地方自治法第179条第1項の規定によるもので、水道事業費のうち営業費用を1,286万8,000円減額し、水道事業費用を総額10億7,098万9,000円としたものでございます。
議案第15号 桜川市住民生活に光をそそぐ基金条例につきましては、これまで住民生活にとって大事な部分でありながら光が十分当てられてこなかった分野、すなわち地方消費者行政、ドメスティックバイオレンス対策、自殺予防等の弱者対策、自立支援知の地域づくりに対する取り組みの強化を図るために基金を設置するものでございます。
議案第16号 桜川市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例につきましては、労働基準法の改正が施行され、1カ月60時間を超える時間外勤務について、時間外勤務手当の支給割合を引き上げるとともに、支給率の引き上げにかえて、正規の勤務時間において代休を指定できる制度を新設するための条例の一部改正をするものであります。
議案第17号 桜川市職員団体のための職員の行為の制限の特例に関する条例の一部を改正する条例につきましては、時間外勤務手当の支給率の引き上げにかえて代休を指定できることになるため、職員団体活動ができる期間に時間外勤務代休時間を追加するため、条例の一部を改正するものであります。
議案第18号 桜川市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、地方公務員の育児休業に関する法律の改正等により、職員の子育て支援を一層容易にするための環境整備をするとともに、地方公務員の非正規職員においても育児休業や育児時間の取得が可能となるための条例の一部を改正するものであります。
議案第19号 桜川市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、1カ月60時間を超える時間外勤務の支給率の引き上げにかえて正規の勤務時間において代休を指定できる制度を新設することにより、また今回の地方公務員の育児休業に関する法律が改正されたことに伴い、本条例の一部を改正するものでございます。
議案第20号 桜川市特別会計条例の一部を改正する条例につきましては、老人保健特別会計の法定設置義務期間の終了に伴うものでございます。
議案第21号 桜川市就学指導委員会条例の一部を改正する条例につきましては、現在の同委員会の委員数では学校教育後の適正な就学指導が困難なため、2名の委員を増員するものであります。
議案第22号 桜川市医療福祉費支給に関する条例の一部を改正する条例につきましては、妊婦の方の負担軽減を図るため、妊産婦マル福の申請手続が簡素化されたことに伴うものでございます。
議案第23号 桜川市教職員住宅管理条例を廃止する条例につきましては、桜川市真壁町亀熊地区の桜川市教職員住宅が老朽化したことにより、同住宅を撤去したことに伴うものでございます。
議案第24号 桜川市加工施設の指定管理者の指定につきましては、地方自治法第244条2第6項の規定に基づき、大和加工食品技術研究会に指定管理者を指定するものでございます。
議案第25号 桜川市道路線の廃止につきましては、道路法第10条第3項の規定により、桜川市大泉地内ほか7路線を廃止するものであります。
議案第26号 桜川市道路線の認定につきましては、道路法第8条第2項の規定により、桜川市大泉地内ほか4路線を認定するものでございます。
続きまして、議案第27号から議案第34号につきましては、平成22年度一般会計補正予算及び6特別会計補正予算並びに水道事業会計補正予算となっております。
まず、議案第27号 平成22年度桜川市一般会計補正予算(第6号)につきましては、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1,423万9,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ167億6,512万7,000円とするものでございます。
次に、議案第28号 平成22年度桜川市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)につきましては、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ7,813万3,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ56億7,245万2,000円とするものでございます。
議案第29号 平成22年度桜川市老人保健特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ66万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ447万2,000円とするものでございます。
議案第30号 平成22年度桜川市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)につきましては、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1,529万6,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ4億1,151万4,000円とするものでございます。
次に、議案第31号 平成22年度桜川市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ7,674万1,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ8億3,363万4,000円とするものでございます。
議案第32号 平成22年度桜川市介護保険特別会計補正予算(第4号)につきましては、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ363万円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ33億3,895万1,000円とするものでございます。
議案第33号 平成22年度桜川市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ3,092万7,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億2,601万6,000円とするものでございます。
議案第34号 平成22年度桜川市水道事業会計補正予算(第4号)につきましては、収益的支出の営業費用を3,000万円減額し、水道事業費用を10億4,098万9,000円に、また資本的支出の建設改良費を1,000万円減額し、資本的収支を3億7,397万円とするものでございます。
以上で本定例会に提出いたしました議案の概要説明を終わります。後ほど担当部長より詳細なる説明をいたしますので、何とぞ慎重なるご審議の上、ご承認、ご議決くださいますよう心からお願いを申し上げ、ごあいさつといたします。どうぞよろしくお願い申し上げます。
〇議長報告第1号の委員会付託
〇議長(相田一良君) 続いて、日程第5、議長報告第1号 請願・陳情については、お手元に配付しました請願・陳情文書表のとおり、建設経済常任委員会及び文教厚生常任委員会に付託いたします。
〔「議長」の声あり〕
〇議長(相田一良君) はい、どうぞ。
〇21番(上野征一君) ただいまの市長の所信表明、今までだったら印刷物が出たような気がしたのですけれども、局長、何で今回出ないのですかということがまず1つ。
それと、3番議員、建設経済常任副委員長の報告の朗読、これはもちろん別にけちつけるわけではありませんけれども、定例会の諸般の報告の席で、一生懸命取り組んでいる姿勢はわかりますけれども、何かあったら私は責任とりますよ、なかったらば市長、責任とれよと、この言葉を議事録に残していいかどうかということ、諸般の報告ですから、一般質問の席だったら、否定するつもりはありませんし、大いに結構かと思いますけれども、しょっぱな、初日の諸般の報告で何事かあったらば私はやめます、なかったら市長いかがなものかということは取り消しておいたほうがいいと思うのですけれども、いかがなものでしょう。
〇議長(相田一良君) 3番。
〇3番(仁平 実君) 委員長報告で高久ストックヤードの12月のことを報告することで、私一応そういうつもりで市民のために、これあれだもので、題も高久ストックヤードの報告だったもので、一応委員長報告でそれが載っていたから、私はそういうつもりで、議事録に残してもらうつもりで言いました。一応申し上げないと思い冒頭で、済みませんです。これは実際の私の気持ちです。
〇議長(相田一良君) 21番、上野議員。
〇21番(上野征一君) 一般質問に出ていなければどうか知りませんけれども、一般質問にも出ているようですし、それと常任委員会の席で、常任委員会の皆さんその中でどのように決めてあったのだか、その辺ちょっと確認したいと思います。委員長報告、諸般の報告の席ですので、私は別に仁平さんにけちつけるわけではありませんから、議会の運営の仕方としていかがなものかということを議長に尋ねてみたわけであります。
以上です。
〇議長(相田一良君) あとほかには、その件に関して。
10番、皆川議員。
〇10番(皆川光吉君) きょう建設経済常任委員会から報告ありましたけれども、普通なら常任委員会報告する前に委員会でこの報告書をみんなで読み合いしていろいろやるのですが、ここ何回となくやっていますけれども、ここにあるだけで、一回もそういう読み合わせもしていませんし、中身についてをまだ委員会の中でやったこともないし、そういうことはまだ今まで前例ないので、そういうこともおかしいかなと私は思います。
〇議長(相田一良君) ほかには。
林議員。
〇22番(林 悦子君) 予算の委員会のことですが、今聞いていましたらば、読み合わせもしないで出すということはうまくないと思いますし、それからあくまでも委員長の代理で読み上げなさっているところに私見を挟むことも、ご本人のために削除するというのはむしろ親切な助言であって、あくまでも委員会の報告ですから、まず読み合わせをやってもらって、その上で、その上、代理の読み上げですから、その辺をもう一回建設経済常任委員会のほうで休憩してもらって調整してもらって出してもらったほうがどうですか、議運の委員長も何かあるようですから、困ってしまいますよね、私らも聞いている立場も。
〇議長(相田一良君) 14番、大塚議員。
〇14番(大塚秀喜君) 委員長報告でその中である程度自分の思いを話してしまったと、それを取り上げて削除しろのなんのって、そんなに細かくやっていくのですか、議会で。それを徹底してやっていくのなら、それはそれで今後もいろんな意味においてやっていかなくてはならないと思うし、今の皆川さんの発言は委員会の中の話だから、委員長いるときに委員会の中できちっとやってもらえばいい話で、何回もそのようなことが行われているって、だったら委員長報告なんかするな。
何回もその委員長報告がいつもそうだ、それはおかしいすよ、皆川さん。だったら、委員会の中で、ふざけるな、委員長報告何でやっているのだ、あんな報告聞いた覚えねえぞってやらなくてはおかしい話で、それを何回もそれがあったというのは、何ばかなこと言っているのだ。
〇議長(相田一良君) 15番、高田議員。
〇15番(高田重雄君) 13年議会活動していますが、委員会の報告、委員長報告でああいう発言を聞いたのは初めてですし、びっくりしましたし、余りふさわしくないとは私は思います。
〇議長(相田一良君) そのほかには。
では、初めに4番、菊池議員。
〇4番(菊池伸浩君) 4番、菊池ですが、だから仁平議員の発言が不穏当な発言かどうかという問題なのです。だから、本人は議事録に残したくて話したと言っていますし、特別不穏当、例えば殺してやるとか何かとか、そういう不穏当な発言ならばこれは削除しなければまずいと思うのですが、特別不穏当ではない。特に本人、裁判も訴えて今やっていますから、そういう心情の一部を吐露したという発言だというふうに私は受け取っているのですが。
以上です。
〇議長(相田一良君) そのほか。
5番、市村議員。
〇5番(市村 香君) 今議長が暫時休憩と言った後に21番議員が言ったと思いますので、よく休憩中に打ち合わせをしてまたやっていただければ。
〇議長(相田一良君) 市村議員、途中、休憩と言ったときに手挙がったもので、最後まで言っていませんもので、最後まで言っていないもので。
21番、上野議員。
〇21番(上野征一君) 確かに今14番、大塚議員が言うのもわかりますけれども、私が言ったように、諸般の報告ですから、一般質問の席ではいかがなものだということであって、私はその言ったことに対してどうこうではありませんから。そうすると、人を殺すとか殺さないとかではないです、その話も出ましたですけれども、議員としてやめる、トップ、あなたはやめなさいということは殺すと同じですから。
〇議長(相田一良君) 3番、仁平議員。
〇3番(仁平 実君) 私はやめろとは言いませんよ。私、今いろいろみんなに迷惑かけて、市民にも迷惑かけて、議員さんにも、だから冒頭で、迷惑かけているから、建設経済常任委員会報告を川那子議員に言われて、その委員会の報告が高久ストックヤードのことの報告だったもので、それを冒頭に、これは私が言ったことをみんなに説明、報告するということだもので、私は冒頭で、このことが本当に真実ではなかったら、議事録に残してもらって結構ですということで、責任とって私は議員やめますと言ったのは、これは私、それで執行部が、上野議員、責任とってもらうと言ったのですよ。この前も私委員長報告やったら、林議員が随意契約違反では何が根拠であるのだと言っていて、そういう本当のことを言って、この前も林悦子議員が言ったもので私は本当はこのことはあのままでおさめたのです。
〔何事か声あり〕
〇議長(相田一良君) はい、わかりました。
それでは、私議長としての決断下します。
〔何事か声あり〕
〇議長(相田一良君) はい、わかりました。決定をさせていただきます。
3番の仁平議員の今冒頭の発言に対しまして、これは仁平議員は相当な覚悟で冒頭にあいさつしたということは、それだけ真剣になってこのことに関して考えるということで、これは議事録へ残します。言ったとおりです。以上です。
では、暫時休憩といたします。
休 憩 (午前10時54分)
再 開 (午前11時10分)
〇議長(相田一良君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
〇茨城県後期高齢者医療広域連合議会議員一般選挙
〇議長(相田一良君) 日程第6、茨城県後期高齢者医療広域連合議会議員一般選挙を議題といたします。
選挙の方法は投票で行います。
議場の出入り口を閉めます。
〔議場閉鎖〕
〇議長(相田一良君) ただいまの出席議員は21名です。
次に、立会人を指名します。会議規則第31条第2項の規定により、立会人に16番、増田俊夫君、18番、橋本位知朗君、19番、増田昇君を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
〔書記投票用紙配付〕
〇議長(相田一良君) 念のため申し上げます。投票は単記無記名です。
投票用紙の配付漏れはありませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 配付漏れなしと認めます。
投票箱の点検をいたします。
〔投票箱の点検〕
〇議長(相田一良君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。
職員が議席番号と氏名を呼び上げますので、順番に投票願います。
議会事務局長。
〔事務局長(笠倉 貞君)氏名を点呼、各議員順次投票〕
〇議会事務局長(笠倉 貞君) 議長の命によりまして番号と名前を呼び上げます。
1番、萩原剛志議員、2番、鈴木裕一議員、3番、仁平実議員、4番、菊池伸浩議員、5番、市村香議員、6番、岩見正純議員、7番、小高友徳議員、8番、飯島重男議員、9番、中川泰幸議員、10番、皆川光吉議員、11番、増田豊議員、12番、潮田新正議員、13番、相田一良議員、14番、大塚秀喜議員、15番、高田重雄議員、16番、増田俊夫議員、18番、橋本位知朗議員、19番、増田昇議員、20番、塚本明議員、21番、上野征一議員、22番、林悦子議員。
以上でございます。
〇議長(相田一良君) 投票漏れはありませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 投票漏れなしと認めます。
投票を終わります。
開票を行います。
16番、増田俊夫君、18番、橋本位知朗君、19番、増田昇君、開票の立ち会願いします。
〔増田俊夫君、橋本位知朗君、増田昇君、立ち会いの上
開票〕
〇議長(相田一良君) それでは、選挙の結果を報告いたします。
投票総数 21票
有効投票 21票
無効投票 0票
有効投票のうち、
上 野 征 一 君 14票
菊 池 伸 浩 君 7票
以上のとおりです。
この選挙の法定得票数は6票です。
したがって、上野征一君が茨城県後期高齢者医療広域連合議会議員に当選されました。
議場の出入り口を開きます。
〔議場開鎖〕
〇議長(相田一良君) ただいま茨城県後期高齢者医療広域連合議会議員に当選されました上野征一君が議場におられますので、会議規則第32条第2項の規定により当選の告知をいたします。
当選されました上野征一君、登壇の上、当選の承諾及びあいさつを願います。
〔21番(上野征一君)登壇〕
〇21番(上野征一君) 昨年の9月の選挙で後期高齢者の桜川市からの議員として出させていただきまして、全員協議会が1回、議会が1回ということで2回ほど出席させていただきました。まだ日が浅かったので、ぜひ今回もやらせていただければとお願いしましたところ、多数の皆さんにご協力いただきまして責任を痛感している次第であります。これからも任期中一生懸命頑張りたいと思いますので、今後ともよろしくご指導のほどお願いしたいと思います。
終わります。
〇議長(相田一良君) この選挙の結果については、茨城県後期高齢者医療広域連合議会の議員の選挙に関する規則第5条の規定に基づき、直ちに広域連合議会議員選挙長へ文書をもって報告いたします。
〇一般質問
〇議長(相田一良君) 続いて、日程第7、一般質問を行います。
一般質問は一問一答方式とし、1回目は一括質問一括答弁方式とし、2回目以降は要旨ごとに一問一答により行います。なお、質問時間は、答弁を含めて60分とします。初めの質問は対面席に登壇して行い、再質問は自席で願います。また、答弁も初めは登壇して行い、次回は自席でお願いします。
通告順に質問を許します。
4番、菊池伸浩君。
〔4番(菊池伸浩君)登壇〕
〇4番(菊池伸浩君) 4番議員、菊池伸浩です。質問通告に従って7点ほど質問いたします。
まず初めは、新中核病院の進捗状況について。私は、1月26日に共産党の大内久美子県議の仲介をいただきまして、新中核病院の進捗状況について、県の担当者から聞き取りをしてまいりました。県からは保健福祉部医療対策課医師確保対策室長ら2名が応対をしてくれました。こちらからは、私と筑西の市議2人含めて計6人が参加をいたしました。県の説明によりますと、昨年11月24日に両市の市長が参加した話し合いがありました。しかし、合意点は見出せなかった。計画した委員会に差し戻すことになった。第2回目の予定は決まっていないということでした。新中核病院の計画は国の資金を使うことでもあり、平成25年までに着工していなければ実現ができない、設計とか用地買収を考えると今がぎりぎりである、こういう回答でした。さらにもう少し突っ込んで詳しく聞きますと、ことしの3月までに合意ができなければ新中核病院の建設は見通しが立たない、これが県の回答でした。また、昨年の県議会で筑西市選出の田所県議がこういう質問をしています。各市独自の判断で病院の整備ができるように計画を変更することも視野に入れなければなりません。この田所県議の質問に対して県は、実現可能な最善の方策について、計画変更も視野に入れながら、あらゆる角度から再検討を行いたい、こう考えていますというのが県の答弁です。さらに、筑西市の議会議事録から吉澤市長の昨年12月の議会では、新たな道も模索していきたい、こういう発言を議会でしております。
こういう3つの状況から考えますと、県西総合病院と筑西市民病院を合併して新中核病院をつくることは事実上できない、こういうふうに考えていますが、市長の見解を伺います。もし中核病院ができなくなったとき、県西総合病院をどのように整備、拡充していくのか。建物の老朽化から新病棟の建設が急がれています。また、どの規模の病院にするのか、特に救急病院としては3次救急病院を目指すのか、2次救急病院を目指すのか、この点も市長の見解を伺います。
2つ目は、少子化時代における学区のあり方です。私は、昨年年末から年始にかけて小学校11校、中学校5校、全16校を訪問してまいりました。私が真壁高校の教員をしていた時代とは大きく変わって、少子化が急激に進んでいることを痛感してまいりました。今回特に考えていただきたいのは、真壁地区における桃山中学校と桜川中学校の生徒数のアンバランスの問題です。私が真壁高校に赴任した昭和44年当時は、隣の明野町、4中学校が明野中学校1校に統合されて、生徒数1,100人を超えるマンモス校が誕生したとして話題になっておりました。マンモス校にありがちな問題がかなりあり、荒れた中学校となっていました。その点真壁町は桃山中学校と桜川中学校の2校があり、適度な規模の中学校という印象があったことを思い出します。
ところが、時代が変わり少子化の時代になってまいりました。桜川中学校は1学年2クラスです。しかし、2クラスといっても80人を2クラスにするのではなく、50人を2クラスに分けているのですから、厳密に言えば1.2クラスぐらいとなっています。授業は少人数学級としていい環境であることは校長も認めているところです。しかし、問題は部活動です。例えば、聞くところによりますと、野球部は9人しか部員がいない。しかも、そのうち1名は女子生徒であるとのことです。あと少し部員がふえてくれれば、もうちょっと活発な部活動ができる、こういう話を校長はしておりました。周辺に生徒がいないならあきらめもするが、学校の目の前に住んでいる生徒が桃山中学校区だということで、桜川中学校を通り越して桃山中学校に通ってしまう。せめて3人でも5人でも生徒がふえてほしい、こういう声を聞いてまいりました。
桃山中と桜川中の問題は根本的な原因としては、真壁小学校通学区に2つの中学校が存在することにあります。桃山中学校は真壁町伊佐々にあります。桜川中学校は真壁町亀熊にあります。どちらも小学校は真壁小学校に通っています。桜川中に通う生徒は樺穂地区と矢貝地区の生徒です。生徒数が多い時代にはこの矛盾はあらわれませんでしたが、少子化の時代になって具現化をしてきました。今までの経過もありますから急な改編はできませんが、亀熊地区の生徒の希望者が桜川中学校へ通えるようにする、そのために学区にグレーゾーンを設けることはできないか、グレーゾーンを設けることによって幾らかでも桃山中と桜川中の生徒のアンバランスの解決を図ってはどうかと私は考えていますが、市の見解を伺います。
1つ補足をしますと、岩瀬地区の方はよくわからないと思うのですが、岩瀬で言うと、例えば岩瀬町岩瀬の大岡の辺に東中学校があると考えるといいです。そうすると、大岡の生徒は東中学校が目の前に見えるのに西中へ通っているという、そういうイメージです、イメージとしては。そんなふうに考えてください。
それから、3つ目、住宅リフォーム助成制度について。昨年の6月議会でも共産党の菊池節子議員が住宅リフォーム助成制度を取り上げて質問をいたしました。このとき常盤建設部長からは、市内の建築着工件数はこの4年間に、平成18年度の245件から平成21年度には142件に激減している実態を答弁をしながら、前向きな答弁はいただけませんでした。私は、市議選挙の政策にも住宅リフォーム助成制度の実現を掲げて市内を歩きました。選挙中も選挙が終わってからも建設関連業者の方々からもぜひ実現をしてほしいとの声を聞き、何としても実現をしなければという思いを強くしています。この8カ月間にも全国でも県内でも住宅リフォーム助成制度の普及が進んでいます。県レベルでは、昨年6月議会当初では秋田県だったのですが、さらに青森県が実施に踏み切りました。また、市町村レベルでは新たな住宅リフォーム助成制度を取り入れている自治体がふえています。
たくさんあるのですが、時間の関係もありますので1つだけ紹介いたします。それは下妻市です。ことし1月9日の茨城新聞に掲載された記事ですが、「好評、来年度も継続」、こういう見出しで、「需要掘り起こしに効果」と書かれています。10万円の補助で工事申請額は7,000万円となっています。つまり費用対効果は10倍を超えています。地元の建設会社は、この機会に工事に踏み切るお客様もいた、今地元の業者は疲弊している、この事業は地元経済の活性化への起爆剤になっている。これも茨城新聞の記事です。さらに、補助金を活用した市内の男性、天井や壁を解体してみると、当初考えていなかった工事が必要だとわかった。工事費の上積み分を補助金で賄うことができ助かった、こういう声を寄せています。さらに、稲葉下妻市長、予想以上の反響に驚いたが、需要を掘り起こすことに寄与できた、下妻を活性化させる重要政策の一つ、こういう記事が茨城新聞に載っていました。
建設業者、市民、市長、3者ともよかったと言っている制度、お隣の筑西市、笠間市でも取り入れることになっています。また、ことしも年頭の賀詞交換会でも桜川市建設業界の未来クラブの役員の方々にも会いましたが、ぜひ実現してほしい、こういう声をいただきました。桜川市でもぜひこの制度の研究をし、取り入れる方向を見出していただきたい。今度はぜひ常盤部長、前向きの答弁をお願いしたいと思います。
4点目です。同和補助金について。昨年の12月議会でも同和補助金の使われ方を質問いたしました。国の同和対策事業が終わった現在、幾つかの自治体が同和補助金の廃止を打ち出しています。同和対策事業廃止を打ち出した長野県御代田町では、ことし2月に町長選挙が行われました。同和事業の廃止を打ち出した現職町長が大差で再選をされました。同和対策補助金の打ち切りは町民の支持を得たと考えていいのではないでしょうか。市の平成23年度予算案を見ますと、同和補助金は若干ではありますが、減額となっています。部落解放愛する会は30戸で組織されていて、補助金が120万円となり、全日本同和会は20戸で組織されていて、160万円になりました。普通戸数が多いほうが補助金の額が多くなると考えていますが、どういう理由でこういう逆転現象が起きているのでしょうか、ご説明を願います。また、この2つの団体の設立の経緯と補助金の使われ方についても詳しくご答弁願います。
さらに、この同和補助金に関連して各種同和団体の研修会の負担金が例年支出されています。私も教員の時代、何回かこの種の研修会に参加した経験があります。私は、市役所職員の人権意識に大きな問題があるとは全く考えておりません。市役所職員が参加する場合は、マイクロバスなどを使って十数人もの職員が団体で研修に参加するのが通例になっています。また、参加費も一人当たりで負担をすることになっていました。こんな悪い習慣はやめにして、地方公務員の本務に専念してもらうことが重要と考えていますが、市長のお考えを伺います。
5番目ですが、シトラス建設のいきさつと債務返還の状況、さらには有効活用の仕方。ことしの成人式や消防の出初め式で私もシトラスを利用させてもらいました。人口5万人近い市の施設としては中途半端で使い勝手が悪いという声をあちこちで聞きました。映画会や観劇会を催すにしても、800人から1,000人の収容人数が欲しいと聞いています。また、昨年の決算議会では、シトラスの建設債務の返還が終わっていないと聞いてびっくりいたしました。合併前に債務の返還は終わっているのが当然と考えていたからです。合併直前に新しい建物をつくって、その債務を新しい桜川市に持ち越すというのはエチケット違反ではないでしょうか。私は、市役所が管理運営する建物としては大きなものでは公民館、体育館しか知りませんが、このシトラスはどのような性格の建物になるのでしょうか。教育委員会から企画課に管理が移った理由、何でしょうか。利用人数が2万人近くあると決算書には報告されていますが、市主催の行事以外では何人くらい利用者がいるのでしょうか。余り費用がかかるのなら指定管理者制度も導入も考えられるのですが、いかがでしょうか。このシトラス、柑橘類のユズを意味する言葉だそうですが、この施設の性格、建設のいきさつ、建設債務の返還計画と状況、さらには今後の有効活用の仕方をどのように考えているか、ご答弁を願います。
6番目が合併特例債事業の件です。いよいよ岩瀬駅の橋上化、南北自由通路の建設計画が具体化されようとしています。これに伴い合併特例債の使われ方にアンバランスがあるのではないか、市民の批判の声が出ると思われます。そこで、今までの合併特例債の使われ方、今後の使い方を含めて伺います。合併特例債は9事業が計画をされていました。岩瀬地区では岩瀬駅跨線歩道橋、ミニ図書館、松田西小塙の道路整備、鍬田久原の道路整備の4つです。真壁地区では多目的複合施設、埋蔵文化財センター、上曽トンネル坑口休憩所、大和地区では大和中学校新築、本木バイパス、さらに全体としては新庁舎の建設と。このうち大和地区の大和中の建設が終わり、真壁地区の多目的複合施設、埋蔵文化財センターの建設もことしの夏までには完成となる予定です。岩瀬駅跨線歩道橋、駅舎整備事業も具体化されるようになりました。この時点で合併特例債の使われ方は、3地区ではどのような割合になっているのか、答弁を願います。岩瀬地区の部分はまだ設計ができ上がっていないので詳しい数字は出ないと思いますので、概算で結構ですから、よろしくお願いします。
さらに、今後後期計画が残されているようです。市民からは無駄な公共事業は少しでも減らしてほしい、こういう声が多くあります。例えば、ことし市の広報紙の「さくらがわ」2月号の表紙印刷、エンボス印刷といって表紙に凹凸がある豪華な印刷になっていました。通常より6万円費用がかかったと聞いています。今回の印刷は印刷業者のサービスで行われたと聞きました。これについては、表紙印刷にお金をかけ過ぎているのではないか、こういう市民の声が私のところにもありましたが、市役所にもこの趣旨のメールが届いたと聞いています。それだけ今の市民の方は市の税金の使い方にナーバスになっている、このあらわれではないかと思っています。残された合併特例債の使い方、実現の見通しも含めて答弁を願います。
最後、高久ストックヤード残土について伺います。さきの臨時議会では100条委員会設置提案者の川那子議員にしか質問ができませんでした。しかし、全員協議会に提出した市の資料には大きな疑義があります。そこで、市当局に市提出の資料の内容について質問いたします。
まず、ほぐし係数を使うことについて、12月定例議会は高久ストックヤード残土疑惑の一般質問者が6人中5人おり、多くの疑問を残したまま終わりました。12月議会で中田市長は川那子議員の質問に対して、公的機関に調査をしてもらい、その結果で判断したいと、こういう答弁をしております。その後建設経済常任委員会が審議を続けたわけですが、そこでも結論は出ず、では決着をつけるために昨年の12月20日に茨城県建設技術公社に依頼をして再測量をしてもらうことになりました。その時点では市側の主張は、残土の残土量、運んだ量は残土の山が2万3,600あったと、さらに地山を掘り下げた分が1万3,000あったと、合計で3万7,000立方メートル、これが市の主張です。残土が上の部分が2万3,600、下の部分、掘り下げた部分が1万3,000、合計で7万3,000でした。川那子委員長側の主張は、掘った痕跡がないから残土は2万3,600しかなかった。両者の言い分には約1万3,000立方メートルの食い違いがありました。この事実はまず確認をしておきます。測量前には両者の言い分は1万3,000の違いがあったと。測量の結果は、掘り下げた量はちょうど両者の言い分の中間、6,500という結果が出ました。川那子委員長側が言うように、掘り出した分がゼロではなかったのですが、市が言うような1万3,000でもなかった。少なくとも6,500、約7,000ですね、約7,000立方メートルの残土は不足していた。これが県建設技術公社の結論です。その事実はまず市として認めるかどうか、確認をいたします。
この問題、10月の決算議会以来2カ月間ずっと究明をしてきました。その2カ月の間に市側は一貫して残土の山は2万3,600と言い続けました。一回もほぐし係数は、言葉は使っていません。このことも認めてもらいたいと思います。確認します。この建設技術公社の測量が出る以前は一回もほぐし係数と言葉は出してこなかったと、そこを確認いたします。
ところが、6,500の食い違いが明らかになった後、今度は今まで使ってこなかったほぐし係数という言葉を突然12月26日になって出してまいりました。ほぐし係数という言葉は地山に使う言葉です。地山というのは、天然の土層のこと、乱れたことのない地盤、在来の地盤、これが定義です。もう一度言います。地山というのは天然の土層のこと、乱れたことのない地盤、在来の地盤。ほぐし係数1.25を使えるのは地山だけです。これは、過日1月14日に市が提出した資料にもなっています。ほぐし係数は地山に使うと。それなのに当初の残土の山2万3,000立方メートルの残土全部にほぐし係数1.25を掛けてきたのです。残土の山は、乱れた、掘り返して乱れた土なのです。地山は乱れたことのない地盤なのです。だから、残土の山に、掘り返して積み上げた残土の山にほぐし係数1.25を掛けるのは、これはもう科学的事実から反しているのです。この事実について市の説明に過ちがあることを認めますか、確認いたします。
今の件がまずほぐし係数です。
次に、1月14日の全員協議会に出してきた文書、科学的事実と合わない点がありますので指摘をします。まず1つは、11月26日の全員協議会に出した市の提出文書、それから1月14日に提出した文書では大きな食い違いがあります。高久ストックヤード残土疑惑の追及をしている議会に、資料に不足があったから補充した、これならば理解できるのですが、以前の文書は間違いだった、そして新しい文書を提出するのは公文書の偽造になるのではないか、見解を伺います。
2つ目、科学的事実に合わない数字として、残土の比重が1.06としていることについてです。残土搬出の工事の5回目、つまり1万8,000立方メートルの残土を大泉砕石構内に運んだ工事です。これだけの土を1,498台のダンプカーで運んだ。しかし、報告資料はトン数で報告されています。1万9,300トンになっています。単位体積重量は1.06トン。私はあちこちの専門家に問い合わせましたが、比重が1.06という土はないとは言わないけれども、聞いたことがない、知らないという返事しか返ってきません。科学者ですから、ないという断定はしませんが、比重が1.06という土は土壌の専門家に聞いても聞いたことがない、知らないという返事しか返ってきませんでした。この残土搬出工事で1回目の搬出工事、大橋工業は10トンダンプに6立方メートルの残土を載せて搬出しています。この残土計算をしますと、10トン割る6ですから、1立方が1.7トンですね。普通の土というのは大体1.6から1.7と言われますから、これは合っているわけです。大橋工業が運んだ残土と大和土建が運んだ残土が全く土の比重が違う。片方は1.7で、片方は1.06、全く別の土を運んだのか。こんな科学的事実に合わない数字を報告されても見逃して平気なのか。市の見解を伺います。
さらに、市の文書によると、1万8,000立方メートルの残土を約1,500台のダンプカーで運んでいます。県建設技術管理センターに問い合わせたところ、一般的には3,000台のダンプが必要と回答もらいました。1万8,000立方メートルの残土を1,500台で運んだことが事実ならば、過積載の法律違反を市は認めたことになります。これは法律違反になります。また、6立方メートルの基準どおりで運んだならば、運べた量は9,000立方メートルで、残った9,000立方メートルは運んでいなかったことになります。どちらが正しいのか、市の見解を伺います。
また、1回目の残土搬出工事では大橋工業は8,500立方メートルの残土を運ぶのに1,424台です。8,500立方メートルの残土を運ぶのに1,424台という報告ですね。ところが、この5回目の工事、大和土建が2倍以上の1,800立方メートルの残土を運ぶのにダンプカーの台数はほぼ同じ、1,498台です。大橋土建が8,500立方メートルの残土を運ぶのに1,424台、大和土建が倍以上の1万8,000立方メートルの残土を運ぶのにダンプカーの台数は余り変わらない、ほぼ1,498台。こんな違いがあっていいのでしょうか。市の見解を伺います。
最後に、1月14日の全員協議会では、市長は随意契約が続いたことは反省していると述べました。全員協議会は記録に残らない会合なので、本会議できちんとその言葉を述べて、今後市の財務規則にのっとってきちんとやるとの明言をしていただきたい。
以上述べまして、1回目の質問終わります。
〇議長(相田一良君) 菊池伸浩君の質問に対する答弁を願います。
中田市長。
〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 菊池議員さんの新中核病院の進捗状況についてお話をさせていただきたいと思います。
県地域医療再生計画における新中核病院建設構想につきましては、建設場所について桜川市と筑西市の両市の合意形成には至っていない状況下でございます。平成25年度がこの計画の最終年度ということでありますので、それを踏まえると、遅くとも平成23年度前半までの合意が必要であるという認識のもと、県の助言もいただきながら筑西市との合意形成に努力しておるところでございます。その中で、昨年11月に県主催によるあり方検討会議が開催され、今までの経過報告と新中核病院建設に向けた協議を行いましたが、新たな進展は見られませんでした。また、県からは検討会議を年度内に再度開催する予定であると聞いております。もし合意形成に至らなかった場合につきましては、単独でも県西総合病院を維持していかなければならないと考えております。桜川市におきましては、開業医の数も少なく、地域医療の担い手としての県西総合病院の必要性はご理解いただけるものと確信もしております。建物も老朽化しており、建てかえも視野に入れながら、住民の生命を守るという使命感のもと、地域医療の提供に邁進してまいりたいと現在考えておるところでございます。
〇議長(相田一良君) 続いて、臼井教育次長。
〔教育次長(臼井典章君)登壇〕
〇教育次長(臼井典章君) 菊池議員の亀熊地区の生徒の希望者が桜川中学校へ通学できるように通学区にグレーゾーンを設けることができないのかとのご質問にお答えいたします。
菊池議員の質問の趣旨は、少子化に伴い桜川中学校の生徒数が大幅に減少しているため、桃山中学校に通学する亀熊地区の生徒が通学距離の近い桜川中学校に通学できるような選択肢を含め、通学区の見直しができないのかとのご指摘かとも思われます。教育委員会といたしましては、現在桜川市就学児童生徒の学校指定に関する規則の弾力的運用を行い、通学上の安全確保や家庭の事情等により指定校変更を希望する場合には、保護者の申し出により容易にできるよう努めているところでございます。
しかし、菊池議員ご指摘の桃山中学校に通学する亀熊地区の生徒から通学距離等を理由といたしまして桜川中学校への指定校変更の申し出は現在までほとんどない状況にあります。この主な要因といたしまして、亀熊地区は真壁小学校の通学区に入っており、中学校に入っても小学校時代の友達と一緒にいたいという、そういった気持ちが生徒または保護者の考え方でないかと思われます。また、亀熊地区の小学校1年生から中学校3年生までの現在の児童生徒数につきましては、各学年5名から10名程度になっておりまして、今後ともこのような傾向で推移するものと思われ、グレーゾーンを設けても大きな問題解決にはならないのかと考えられます。
このような状況を踏まえ、抜本的な問題解決を図るためには、現在の桜川中学校と桃山中学校に見られるような通学校区域内の人口格差、現在桃山中学校通学区域人口は1万2,051人、桜川中学校通学区域人口は6,675人と、約2倍の格差がございます。そうした是正等、中長期的な視点に立ち検討することが必要だと考えております。このため、昨年1月に桜川市立小中学校適正規模等検討委員会から答申をいただきました小中一貫教育の推進とあわせ、問題解決に努めていきたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
以上です。
〇議長(相田一良君) 続いて、常盤建設部長。
〔建設部長(常盤恵一君)登壇〕
〇建設部長(常盤恵一君) 菊池議員さんのご質問にお答えいたします。
住宅リフォーム制度についてということで、桜川市でもぜひこの制度を取り入れる研究をしてもらいたいというようなご質問だと思います。それにつきましてご答弁させていただきます。
桜川市の今年度も含めて5年分の申請件数から申し上げます。まず、平成18年度が245件、19年度が239件、20年度が191件、21年度が142件、22年度は1月末現在で建築確認申請件数が171件となっております。平成22年度ではやや増加してはおりますが、不安定な社会情勢や景気の低迷などにより減少の傾向にあると思います。このような状況において、国や県ではより安全で快適な住環境の整備促進を目的としてさまざまな助成制度を創設し、利子補給や経費の一部助成を行っております。しかし、これらの助成制度は地域木材の利用促進や太陽光発電システムの導入などに限定されたものでございます。一般住宅のリフォームなどについては対象にならないのが現状でございます。また、茨城県内の各自治体におきましても、地元の商工業の振興を目的とした独自のリフォーム助成を……
〔「簡単でいいです」の声あり〕
〇建設部長(常盤恵一君) はい、わかりました。
9つの市と町で実施しております。また、木造住宅に対する耐震改修経費の一部助成を4市で実施してございます。そして、今般質問の中でありました秋田県の取り組みは、県内経済の活性化と住宅の質の向上を目的として昨年3月に創設された住宅リフォーム緊急支援でございます。県内のすべての住宅の増改築やリフォームを対象に、工事費の10%、最大20万円を助成するものでございます。これは全国に先駆けた画期的な事業だと思っております。また、全国の市町村においても200近くの自治体で5万円から10万円程度のリフォーム補助を助成しております。これらの助成支援には市町村の規模に応じて年間300万円から3,000万円ほどの莫大な財政負担を伴うことから、現在財政状況の非常に厳しい、特に桜川市なども含めまして多くの市町村ではなかなか実施に踏み切れないというのが現状でございます。このようなことから、市といたしましては、今後財政状況を踏まえつつ、桜川市の住宅政策全般について検討した上で、今後必要な施策を考えていきたいと思います。
以上でございます。
〇議長(相田一良君) 続いて、永瀬市民生活部長。
〔市民生活部長(永瀬 昇君)登壇〕
〇市民生活部長(永瀬 昇君) 菊池議員さんの同和団体の補助金についてのご質問にお答えをいたします。
同和団体の補助金につきましては、昨年12月の議会の中でご答弁申し上げましたので、重複する内容もございますので、ご了承願いたいと思います。
桜川市には部落解放愛する会茨城県連合会桜川支部と、全日本同和会桜川支部の2つの団体支部が所在しております。補助金の額につきましては、部落解放愛する会茨城県連合会桜川支部は137万円、全日本同和会桜川支部は180万円を支部活動補助金として交付しております。補助金交付に際しましては、団体から提出されました補助金交付申請書をもとに決定しており、12月の議会において答弁いたしました愛する会の対象戸数30戸、全日本同和会の対象戸数20戸は団体からの聞き取り調査によるもので、桜川市としては人権問題の観点から対象戸数の調査は現在は行っておりません。ご質問の大きな団体とはこの対象戸数を指していると思われますが、補助金の交付は対象者数に応じて交付するものではなく、団体の事業内容に応じて交付しているものでございますので、逆転現象ということは当てはまらないと思います。団体の規模といたしましては、部落解放愛する会は関東地区の一部の県に所在する市町村支部で構成されております。また、全日本同和会は、全国の同和問題が所在する市町村支部で構成されておりますので、団体の事業活動費用において差異があるのではないかと考えられます。また、補助金を交付するに当たり、以前団体の代表者がそれぞれの町を訪れ、町との交渉において補助額が決定されました。合併後、補助金検討委員会からの答申、指摘事項を踏まえ、現在の額を交付しておりますが、今後も団体の事業内容の精査等行いながら、適正な補助金の交付に努めてまいります。
ご指摘の設立の経緯でございますが、愛する会桜川支部につきましては、昭和58年ごろ真壁支部として発足いたしまして補助金を交付しております。合併時153万円を交付いたしておりました。一方、全日本同和会の桜川支部でございますが、19年以前は旧真壁町と旧岩瀬町にそれぞれの支部が所在しておりまして、真壁支部については昭和58年ごろ、岩瀬支部については平成8年ごろから支部への補助金を交付しております。
また、研修会の参加でございますが、これは日帰りと宿泊という研修がございます。23年度においても21万円の予算を計上してございますので、よろしくお願いをしたいと思います。
以上でございます。
〇議長(相田一良君) 続いて、飯嶌市長公室長。
〔市長公室長(飯嶌洋一君)登壇〕
〇市長公室長(飯嶌洋一君) 初めに、シトラス建設のいきさつと債務返還の状況、さらには有効活用の仕方についてご答弁申し上げます。
シトラスの性格上は、合併前旧大和村におきましては、中央公民館を拠点といたしましてさまざまな事業を展開し、住民の交流を図ってきたところでございます。そういった中、住民の学習、地域活動への意欲の高まりとともに、従来の中央公民館では狭隘であることから、平成8年に基本構想を立ち上げ、設計、建設を経て、平成12年7月に文化と福祉の向上を目的にシトラスが開館をしたところでございます。
次に、建設債務の返還計画と状況でございますが、シトラス建設の総事業費は11億4,932万9,000円でございまして、この中には用地の取得費も含まれてございます。事業費の財源内訳でございますが、地方債が8億3,660万円、振興基金が2億920万円、一般財源1億352万9,000円となってございまして、利子を含めた償還金額は11億9,364万450円でございまして、償還は平成11年度から始まり、平成27年度で完了をいたす予定となっております。償還状況でございますが、平成22年度末で9億603万603円を償還いたしまして、23年度から27年度までの残りの5年間で支払う償還残額が2億8,760万9,847円となっておりまして、合併時点の大和村時代には4億3,920万6,352円を償還してございまして、桜川市となりましてからは7億5,443万4,098円を償還するというようなことになります。
シトラスの活用につきましては、合併後、教育委員会文化課にて指定管理者制度の導入も検討しておりました。そういった中におきまして、社団法人指定管理者協会などへ相談をいたしましたが、シトラスの立地状況、またホールの規模、いわゆる700人程度の収容の理由により、現状では難しいとのお話をいただいております。このような中、平成20年度にはシトラスの管理運営を企画課市民協働推進室に移管をいたしまして、経費削減や業務改善に取り組んでいるところでございまして、平成22年度には事務事業改善事例としての検討を行い、利用率アップのため独自の広報紙の発行や民間の発表会の誘致などに着手したところでございます。
現在までの利用状況でございますが、合併直後の平成18年度は1万4,000人程度の利用者でございましたが、平成22年度におきましては既に2万人を超える利用者がございます。平成22年度の利用者の内訳といたしましては、市及び市関係団体が1万1,100人、一般利用者が8,900人となっております。使用料につきましても、平成18年度の48万8,600円に対しまして、22年度は2月末現在で110万円程度を超える収入がございまして、利用者数ともに増加をしているところでございます。今後はさらなるシトラスの有効活用を図る観点から、現在市民協働推進室が取り組んでおりますまちづくりの講演会やセミナーなどを開催し、また男女共同参画社会の推進も手がけ、特に家庭づくりの基本となる婚活事業にも積極的に取り組んでいきたいと考えております。さらには、芸術文化の振興という観点からも利用促進を図ってまいります。今後とも単なるホールではなく、市民協働、男女共同参画の推進も視野に入れ、シトラスの有効活用を図ってまいりたいと考えております。
次に、合併特例債事業の今までとこれからということでございますが、合併特例債事業といたしましては、菊池議員ご承知のように9事業ございまして、特例債期間10年間のうち前期で実施する4事業と後期で実施する4事業、目標を定めて実施する基金造成事業に分けて実施をしているところでございます。実施事業に位置づけられた事業につきましては、大和中学校改築事業、また埋蔵文化財センターを含む多目的複合施設建設事業、真壁地区、また旧大和村地区の町村間の県道を補完する幹線道路整備事業、また岩瀬地区の岩瀬駅跨線歩道橋及び図書館建設事業の4事業となっているところでございまして、このうち大和中学校改築事業につきましては平成20年度に完了いたしまして、事業費は10億9,734万8,000円でございますが、合併特例債事業といたしましては10億4,551万4,000円を投入してございます。また、真壁地区の多目的複合施設につきましては、23年度に事業を完了する予定でございますが、事業費は15億8,441万7,000円のうち、合併特例債事業は15億4,152万5,000円となってございます。
次に、大和地区の幹線道路整備につきましては、平成18年度から19年度に6,591万9,000円のうち、特例債事業としては3,591万9,000円を掛け、路線用地の測量を実施しているところでございます。なお、この事業につきましては、平成22年2月8日の建設常任委員会において協議がなされておりまして、計画の休止もやむを得ないとの報告がなされたと承知をしております。
次に、岩瀬地区の岩瀬駅跨線歩道橋及び図書館整備事業でございますが、ご承知のように、この事業につきましては、議会全員協議会でご説明をいたしましたが、今年度より概略設計、基本設計委託を現在進めているところでございまして、また23年度予算には実施設計で委託料といたしまして8,000万円を計上したところでございまして、平成27年度までの完成を目指して事業を推進していきたいと考えております。なお、まちづくり交付金事業で実施をいたしました岩瀬駅前整備事業、そういったものも活用した中でこの岩瀬駅跨線歩道橋及び駅舎整備事業等について事業を推進していきたいと考えてございます。
最後に、後期計画に位置づけられております事業は、県道を補完する幹線道路の整備事業の岩瀬地区分であります犬田久原の県道整備、それから茨城県で整備予定の真壁地区の上曽トンネル坑口付近に予定の休憩施設の建設事業、そして岩瀬地区で予定しております都市計画道路松田西小塙線、それから新庁舎建設事業などの4事業がございます。これらにつきましては、以上の特例債事業でございますが、これら未着手の事業につきましては、今後とも議会全員協議会等で説明をし、協議をさせていただきながら、早期事業化を目指し事業計画を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
〇議長(相田一良君) 続いて、若林上下水道部長。
〔上下水道部長(若林鉄郎君)登壇〕
〇上下水道部長(若林鉄郎君) 菊池議員さんのご質問にお答えいたします。
初めに、高久ストックヤードの残土は比重が1.06であったかというご質問でございますが、これは1立米当たり1.06トンの重さがあることをあらわしております。この数値はほぐした土の単位体積重量でございます。今回の測定値は10トンダンプの荷台を計測して体積を算出し、その荷台に高久ストックヤードから運び出した残土を満たして重量をはかり、重量を体積で割って算出した単位体積重量です。この試験方法を4回行い、その結果の平均値をとったものです。
次に、1万8,000立米の残土を1,498台のダンプカーで運べるかというご質問にお答えいたします。報告書によりますと、1万9,295トンの残土を1,498台で運び出すということで、1台当たりにしますと平均12.8トン積載し運んだことになります。また、単位体積重量が1.06でございますので、体積に換算しますと1万8,203立米となり、1台当たり平均12.1立米積載し運んだことになります。過積載でありますが、運搬することは可能であると考えます。
次に、積載量オーバーの違反になる、それを認めるのかというご質問でございますが、今回調査をしている中で判明したことでありますので、認めざるを得ません。
次に、残土の山を地山と呼んでいるが、地山の定義とは異なる、全国でも通用することなのかというご質問にお答えいたします。高久ストックヤードの運搬前の残土状況については、平成11年度から平成16年度まで下水道工事等による残土を搬入、高く積まれたところでは5.6メートルほどの高さの盛り土状況にて、平成20年度までそのまま保留されていました。このような状態の土を地山としてみなしてよいのか、茨城県建設技術公社より地山としての考え方について返答をいただいておりますので、報告させていただきます。この盛り土の造成は、道路の高さから下の部分の土については運搬車両が直接敷地に進入し、その後ブルドーザーによるならしが繰り返し行われるのが通常であり、この作業により踏み固められた土の状態はかたい地山になります。また、道路の高さより上の積み上げられた部分については、運搬車両の敷地内土搬入後、バックホーによるはね上げ作業を行い、その後積み上げた土の上をブルドーザーによりならしが繰り返し行うのが通常で、このときにも踏み固めが行われたことによりかたい土になっており、約6年間積まれた状態ではさらにかたくなっており、地山として考えても差し支えないということでございます。
次に、高久ストックヤードの測量結果に基づく答弁についてのご質問にお答えいたします。本年1月の議員協議会でご説明したとおり、昨年12月の測量の結果報告を受け、土量の違いについて関連した工事請負人にその後説明を求めたところ、市に報告した残土搬出量はダンプトラックに積み込む際ほぐされるため、地山の土量でなく、ほぐされた土量を搬出した報告であったことが確認されたところです。工事の詳細な内容についての確認がおくれ、地山土量と運搬土量の認識不足により、ほぐし土量に換算する説明がことし1月の議員全員協議会時になってしまったことについておわびを申し上げます。
〇議長(相田一良君) 時間ですので、これで菊池伸浩君の一般質問を終了します。
ここで暫時休憩といたします。
休 憩 (午後 零時22分)
再 開 (午後 1時50分)
〇議長(相田一良君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
一般質問でございますけれども、17番、川那子秀雄君。
〔17番(川那子秀雄君)登壇〕
〇17番(川那子秀雄君) 一般通告に基づきまして質問をいたします。午前中は所用がありまして休みましたことを深くおわびを申し上げます。
まず、質問事項でございますが、相変わらず高久ストックヤードの残土処分か、そう言われてしまいますが、そのことについて質問をいたします。通告してありますように、質問の要旨としては、1番目、残土搬出工事の随意契約、これは21年4月17日に締結をしております。工期は4月18日から6月16日というふうに契約書に記載されているわけであります。私は建設経済常任委員長として今までたびたびこの問題について調査をしてきたわけでありますが、残土量の件につきましてもまだ解明されていない問題がある。
しかし、問題なのは、ここで一番問題にしたいのは、いいですか、契約日が21年の4月17日と、いわゆる工期が4月18日から6月16日の60日間と契約書には記載されておるわけであります。ところが、実際に担当部より提出された資料によれば、契約もしていないのに業務を大和土建がやっておったという事実であります。前回のシェルター問題、要するに岩瀬駅前の街路費の問題に続きまして、契約もしていない、そういう事実が発覚をしてしまったことは非常に残念であります。中田市長の責任は重いというふうに考えるわけであります。いつも市長は説明責任はきちっといたしますとたびたび言っていらっしゃいます。ところが、こういう問題がまた再度出てきた。前回のシェルターのときにもまだ何かあるのではないかという質問をいたしました。私は、この高久ストックヤードの残土処分の問題がこんなに大きくなろうとは予想だにもしませんでした。しかし、事実は事実でありますから、その問題を委員長として解明をしていく責任があると思っております。ですから、いわゆる契約もしていないのに仕事をやっている、こういう事実があるわけでありますから、これはどういうふうに理解したらいいのか。担当部長、担当部長は4月から行かれましたから、その当時のことは調べることはできても、答えることはなかなか難しいだろうと。質問の相手方として中田市長、それから担当部長ということにいたしておりますが、質問の答弁は若林部長、それからその当時次長であり担当課長であった常盤現在の建設部長、それから土地の問題について山田総務部長にお伺いをするということでご了解を願います。
いわゆる残土を運んだ、契約前、資料を提出していただいた。いわゆる大泉から出荷伝票ということで若林部長からちょうだいしましたが、3月中に1,103台をやっているわけです。3月ですよ。発注もされていない。4月16日まで、要するに発注の前日までに390台やっておるわけであります。いわゆる1,498台運んだと執行部は説明しておりますが、そのうちの1,103台は契約前にやっておるわけです。これは明らかに財務規則違反、何でまたこういうふうに、私が今裁判をいたしておりますが、何で契約もせずにこういとも簡単に地方自治法を守っていけないのか、そういう組織になってしまっていたのか、非常に残念に思います。これについては現在の担当部長、それから前の次長であり課長であった常盤部長、それから中田市長にこの件についてお答えをいただきたいと思います。
そして、なおかつ、この質問の要旨には入っておりませんが、残土処理というものが運搬先の大泉砕石で行われていた。それも見学を行ってきているわけですが、あれが処理なのかなというふうに疑問を感じます。当初約2,600台近く報告があったわけです。ですから、残土処分というのもその台数で変更なくやっておるわけであります。ですから、運搬工事と処分というのを数量は合致しなければおかしいわけであります。その処分した数量はトータルで幾らであるのか、前の常盤次長、お答えをいただきたいと思います。
それから、残土を搬出しまして大泉で計量をするわけですね、一台一台。その伝票は存在するのか。これは、いわゆる出荷報告書が大泉から来ているようでありますが、実際にその証拠となるものはダンプごとの伝票であります。これがあるのかないのか、なければおかしいのです。それをお答えをいただきたいと思います、若林部長。
それから、総務部長に質問をしますが、例の高久ストックヤードの借地の返還についてであります。私は、委員会でたびたびその土地の返還は年間140万円という契約で3月いっぱいで返すということになっていたわけでありますから、今もう2年たってしまうわけですか、21年の3月までという、23年の3月です。これは地主の方の言い分もあろうと思います。しかし、いつまでもこの借地の問題についてさわらないでいることは余計桜川市と地主との間にわだかまりを、わだかまりといいますか、出てくるのではないか。ですから、下水道課長、常盤さんにそのときに言ったわけであります。そのときは借地についての管轄は総務課だから、そちらにお任せしたと。しかし、そんなことを言っておる問題ではないのです。もう2年もたつのに歩み寄りといいますか、常盤部長と山田部長と前原の地主さんと3者で忌憚のない話を交わして借地の返還をするべきであります。そうしなければおかしいと思います。山田部長は3回ぐらい地主のところにお伺いしたそうでありますが、そのときの話をちらっと私に電話で言っていただきました、最近のことでありますけれども。土地のいわゆる土量、掘り下げたから、砕石もあるので5センチ載っけて返してくれと言っているのだと。ということは、新たに土を買って、あそこに地主が満足のいくような形でしなければならないだろうと。これは、市長、金かかりますよ。あのまま返還できない。土を買ってあそこを地主の了解得られるようなことに持っていかなければ解決をしない。木を植えろ、植林ということは簡単ですよ。しかし、その土を取った取らないの問題でもめていたのでは恐らくまた地主から新たな請求が生まれるのではないか、そういうことが予測されますので、早急に話し合いを持って借地を返還するようにするのが役所の立場ではないか、そのように考えます。その点について、中田市長及び担当の常盤部長、山田総務部長にその点について答えをお願いいたします。
大体このようなことでありますが、自席に帰ってから答弁によってはまた再質問をさせていただきます。以上です。
〇議長(相田一良君) 川那子秀雄君の質問に対する答弁を願います。
若林上下水道部長。
〔上下水道部長(若林鉄郎君)登壇〕
〇上下水道部長(若林鉄郎君) 川那子議員さんのご質問にお答えいたします。
発注がされていないのに工事をしている、財務規則違反ではないかというご質問でございますが、市建設工事執行規則に、請負工事は市財務規則の定めるところにより、一般競争入札、指名競争入札または随意契約により請負人を定めて執行すると定めています。請負工事を執行する場合は、起工額によって異なりますが、設計図書や仕様書の作成、2人以上の見積もりの徴取を行い、起工伺などの決裁を経て入札、見積もり合わせを行って業者を決定し、契約を結んでから工事を着工となるのが通常の行為であります。しかし、今回の残土搬出工事は借地契約期限が平成21年3月31日までと差し迫っている中、前年度工事終了間際、当初想定していなかった地主からの要求があり、工事を必要とすることに至ったため、またその後の工事につきましても、なるべく早くお返しする必要があったので、関連する工事の一部を先行して施工させてしまったことでありました。不適切であったと認識しております。
次に、搬出した残土を大泉砕石で計量した伝票はあるのかというご質問ですが、納品伝票はないということでした。市としても実際に運ばれた土量の総数を確認すべく、裏づけとなる証拠の提出を求めたところ、出荷実績表であれば記録がありますということなので、それを直ちに提出させ、確認をしたところであります。この出荷実績表の内容でありますが、納入年月日、納入現場名、品名、伝票番号、車番、数量が明記されておりました。納品書はないということなのですが、出荷実績表を提出させておりますので、ご理解をいただきたいと思います。また、納品伝票を再発行できないかと確認をとりましたところ、コンピューターの記憶容量の関係で1年半くらい以前のものでは再発行ができないとのことでありました。
以上でございます。
〇議長(相田一良君) 続いて、山田総務部長。
〔総務部長(山田澄男君)登壇〕
〇総務部長(山田澄男君) 川那子議員さんのご質問にお答えいたします。
再度経緯から申し上げますと、平成19年度に借地料の見直し等について議会の中で議論がなされました。それを受けまして、大和幼稚園駐車場用地とあわせ高久ストックヤードの用地の賃貸借についても関係部署で協議、検討の結果、土地の返却を地権者にお願いすることとなりました。地権者と交渉を重ねた結果、平成20年4月1日付で当初契約時の平成21年3月31日までに土地を返却することで承諾をいただきました。その契約の内容は、年間140万円を100万円に減額していただきました。ただし、条件として、原状、植林に復する条項を加え契約を締結し、その後残土搬出を行うこととなりました。工事の経過については省略させていただきます。平成21年6月ごろだと思います。搬出工事が終了し、土地の契約関係は下水道課ではなく財政課だということで、現地立ち会いを行いました。取り過ぎた面があるから客土良質をして植林をというお話がございました。植林だけなら時期を見計らって対応できますが、客土に関しては難しい点を申し上げましたが、そのときは納得がいただけず、公共残土良質土が出たときに対応することで理解をしていただきました。その間、境界ぐいの復元、境界ぐいからの砕石の除去、固定資産税の現況雑種地からの山林への評価替えなど、可能なことは対応してまいりました。また、客土のサンプルの提示をしましたが、承諾がいただけず時間が経過し、昨今何度か話し合いを持ちましたが、現在はいつまで待っても条件がのめなければ、確約書をもっていついつまでにということで対応してほしい旨の要請がございました。公共残土がなかなか出ず、客土を購入土で対応する場合には多額の費用がかかり、植林、クヌギだけなら時期を見てということで話をしましたが、現在は平行線のままでございます。
以上でございます。
〇議長(相田一良君) 続いて、常盤建設部長。
〔建設部長(常盤恵一君)登壇〕
〇建設部長(常盤恵一君) 17番、川那子議員さんのご質問にお答えいたします。
私、確かに平成20年、21年度と下水道課の担当課長をしておりました。22年の4月に建設部のほうへ異動したわけでございますが、その異動する際に現在の若林部長に当時のこと、そういうものをすべて事務引き継ぎをしているということで、それで若林部長が先ほど答弁されたとおりでございますので、そのようにお願いしたいと思います。
それと、借地に関しましても、当時は下水道課と財政課両方で協議をさせていただきました。その中で下水道課におきましては、現在ある残土を搬出する工事を担当してくれと、契約に関しては財政課でするということですので、下水道課で搬出工事が終わった後、その後財政課に引き継いで、現在総務部長が答弁されているとおりでございます。
以上でございます。
〇議長(相田一良君) 中田市長。
〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 川那子議員の質問にお答えをさせていただきたいと思います。
まず、事の始まりでございますけれども、川那子議員もご承知のように、平成19年の9月の定例会で川那子議員さんのほうから高久ストックヤードの借地料の問題等一般質問でご提案がございました。また、建設経済常任委員会のほうでもそういうことで、財政厳しい折柄、返却していく方向で考えたほうがよろしいのではないかというふうな答申が出まして、それに基づいて私としても鋭意努力をしていかなければいけないであろうというようなことで、総務部を中心として地権者のほうとお話し合いをさせていただきました。その間何度か交渉をさせていただきまして、平成20年3月にある程度の交渉ができたのではないかと。20年度については地代を140万円から100万円にするという承諾も得ていただいておりますが、平成21年の3月までにもとに戻してお返しをするというような運びになったわけでございます。その間鋭意上下水道部のほうでも努力をしてまいりまして、何とか21年の3月に返却できるのではないだろうかというような状況になりましたけれども、3月初めに地権者のほうから、もとの地山はもっと低いところにある、そこまで戻してもらいたいという状況になりまして、いろいろと内部で調整をして随契で進めていかなければいけないだろう。ここに基本的な問題については、やはり民間の方にお返しをするということになれば、当然契約の約束日である平成21年3月末日にお返しをするということがまず各課のほうで頭の中にいっぱいあったということで、議員さんからご指摘するように、おかしいのではないかというような随意契約が行われたということに対しては、担当部長のほうからも適切ではなかったというふうなお話をさせていただきましたが、やはり約束事をしっかり守っていこうというところからこういう議員さんのほうから疑義が生じてきてしまったということに対しては、深く陳謝を申し上げるところでございます。
また、これからどうするのだという問題でございますけれども、先ほど山田総務部長のほうから答弁をさせましたように、早い段階でお返しをさせていただきたい、また植林をして雑木を植えさせていただくことは可能であるが、5センチほど全面的に客土をして返すということになると、良質の土がないというような状況で、これらについてはやはりかなりの金額がかかってしまうということで、現在話し合いが平行線になっておりますけれども、これからも誠心誠意話し合いをしてまいりたいとは思いますけれども、やはりルールはルールできちんとした形の中でお返しをさせていただいて、あとは植林をさせていただきたいなというふうなところが現在私の偽らざる心境でございます。どうぞよろしくお願い申し上げたいと思います。
〇議長(相田一良君) 再質問あれば質問願います。
17番、川那子秀雄君。
〇17番(川那子秀雄君) まず、財務規則違反だということを私は指摘をしました。なぜかといいますと、契約をしたのが21年の4月17日に随契でやっておるわけです。3,700万円でしょうか。若林部長のほうから資料を提出していただいた。伝票はないのかということを言っておりますが、最初の時点では伝票はあったのです。なぜかというと、操作した伝票が今真壁役所の担当課にあります。2,500台、2,600台近い伝票であります。それがいつの間にか1,498台だというふうに変わってきたわけです。ですから、それはそれ、一番最初の件は業者と担当課で話し合ってそれ用意しろと言ったのではないかと推測をするわけであります。そうしないと資料がそろいませんから。これは偽りの資料ですよ、全部7立米で計算した伝票ですから、二千五百何台ね。こんなばかなことをやっていたのです。土量計算になっていったら今度は、いや、実は1.06で大泉砕石の出荷、いわゆる1,498台に変わってきたわけであります。1,000台も減ってきたわけですよ。1,000台も減らすなんてことは考えつかないですよ。
それで、なおかつ土量のことをさらに私らもやっておりましたが、随意契約を結んで仕事を始めたのが4月17日ですよ。その前に、いいですか、1,498台運んだとされていますけれども、3月は1,103台運んだのです。いいですか。4月16日まで、3月は1,103台、4月16日までに390台運んでいるのです。そうすると、どうなのですか、これ。1,498台の大体近くまで運ばせてしまった。だれが指示したのですか、そんなことを。
この前も、この前もといいますか、前回の議会のときも話が出ましたが、規約がありますよね、財務規則があります。そのほか訓令で定めた専決事項というのがあります。副市長が1,000万円以下とか、そういうことも話題になりました。
それで、契約日以前、390台運んだのですよ、トータルで。1,371台、契約もせずに運んだ台数がそれなのです。だれが一体指図をしたのですか。何かこの前、石川教育長が協議会で分限なんて話を持ち出しましたね。我々にお話をされました。では、だれを対象に分限を、そういう委員会を開こうとしたのか。今の担当者1人は休んでいます。しかし、その後引き継いだ担当者は上司の指示でもってやったのですからとはっきり答えていますよ。私は聞いていますから。あなたは勝手にやったのではないだろうなと。岩瀬駅前の、係長と一緒になってしまいますからね。いや、そんなことありませんよ。
ところが、指示をしたというそのときの課長は常盤さん、常盤現在の部長です。その上に、退職されましたが、告部長というのがおりましたよね。ですから、組織というのは、業務執行命令は市長がするのですよ。市長がするのです。訓令に書いてありますよ。そうでなければ仕事しないでしょう。そこら辺を何かこう乱れてしまっているなと。責任のなすり合いを今後も行うのか。部下がやったとかやらないとか。だから、石川教育長、分限なんていうことをやったわけでしょう、事情聴取をしている。なぜやる必要があるのだ。それは、分限というのは懲戒とか、戒告とか云々とかいろいろする、処分するときに開く会議ですよ、多分ね。それをこの前ひょこっと出してきたのでおかしいなと思っています。これはまるっきり岩瀬駅前の様相に似ております、やっていることが。上部の者はなぜそのように責任を回避をしなければならないのでしょうか。担当課は一生懸命やっていたのではないですか。ところが、指示がなければやらなかったということは、どなたかの指示があったということになるわけです。ですから、1,371台、発注もしていないのに運ばせた。その責任はだれがとるのですか。市長、答えてください。
〇議長(相田一良君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 先ほどからお話を申し上げておりますが、地権者との約束事、平成21年3月末までにお返しをするということ、それに対して組織の中で、早く返さなければいけないという焦り、これが議員から言われるように、組織として甘かったのではないだろうかと言われることに関しては、深く陳謝を申し上げたいと思います。しかしながら、やはり民間のほうにお返しをするということになれば、だれしもが早く返さなければいけないだろうというふうな思い、こういうものを強く持っておったということ、これは今後私も反省をして、しっかりと職務規程を守りながらやっていかなければいけないであろうというふうな思いを強く持っております。そういう面で、今川那子議員さんが言われるように、責任のなすり合いということではなくて、どういう経路で、どういう油断が生じ、どういう失敗を犯したのかをしっかりと証明していかなければいけないということで、職員等に事実をお話を聞かせていただいた形の中で今事を進めておるわけでございまして、先ほど石川教育長が議会の協議会のほうでお話を申し上げたのは途中経過でございまして、1人の職員が現在加療中でございますので、それらが回復し次第、しっかりと全員のお話を聞いた形の中でお話を、説明責任を果たしていくべきであろうというふうに私は考えております。
以上でございます。
〇議長(相田一良君) 17番、川那子議員。
〇17番(川那子秀雄君) 市長はいつも説明責任、きれいな言葉です、確かに。しかし、実際に順を追って説明責任を果たしてくれていないのですよね。いいですか。最高裁、平成3年12月20日、この判決にこういうことが載っております。普通地方公共団体の長の権限に属する財務会計上の行為を補助職員、補助職員というのは多分係長クラスを指すのだろうと。訓令を見るとであろうというふうに想像するわけですが、想定するわけですが、補助職員が専決により処理した場合は、長は、いわゆる中田市長は補助機関が財務会計上の違法行為をすることを阻止すべき指揮監督上の義務に違反し、故意または過失により同補助職員が財務会計上の違法行為をすることを阻止しなかったときに限り、限りですよ、普通地方公共団体がこうむった損害につき賠償責任を負うものと解するのが相当であるという判決が出ているわけであります。いわゆる長の責任、これは大変なことなのですよ。全部事務処理規程も、いわゆる訓令というのは定まっておって、それに基づいて動くのではないですか、組織は。それちゃんとありますよね。そういうことが徹底して組織の人間に伝わっているかどうか、それは疑問点が残るのかなと。ここにいる市長、教育長、担当部長、皆さんそれはご承知ですよね。私が知っているのですから、訓令。私が知っていて、長い間やってきた方が知らないなんてことはおかしいわけです。平成18年に改正しているのです、これは。その中に市長の決裁規定というのも載っているわけです。何項目もありますよ。市長はご承知でしょうが。
ですから、私は押し問答をしたくないのですが、繰り返し、岩瀬駅前もそうです。またこれの高久ストックヤードの残土処分についても契約もせずに、入札もせずに随契でやっているのです。こんな奇々怪々なことありますか。私はここにいる同僚議員さんもそう思うだろうと思いますよ。
それで、60日間ということになっているのですが、これおかしい。1,371台運ぶのに何日もかかっていないのですよ。127台残ったわけです、その後。これは2日ぐらいこのペースでいったらできたはずなのです。ところが、契約書がそういうことではないのですよ。オーバーに書いてあるのですよ、積算も。私は、でたらめだ。発注する前に大半は終わってしまっているのですよ。もしかしたら伝票は操作できますから、発注する前に終わっていたのではないか。だから、残土の数量が半端が出ている。これは、若林部長は調べるだけで、青柳次長と一緒になって一生懸命調べてくれました。しかし、その前の部長はもう退職してしまいました。そのときの次長は建設部長になっています。私、これ当初こうなっているのだ、忘れてしまいましたよなんてこと言っていたことあるのです。ところが、この前12月の建設経済常任委員会、きょう副委員長のほうから報告があったかと思いますが、そのときは途端に能弁になって1.08という比重の件を持ち出してきたのです。何回も変わるのです。何回も変わるということは、うそをつく常套手段です。そこら辺を常盤部長は答えたくないのです。
分限は、教育長、その当時の上司から調べてくださいよ。当たり前ではないですか、指示を出しているほうだから。下のほうを調べたってだめでしょう。トカゲのしっぽ切りをまたやるのですか。そんなことしたら承知しませんよ。まじめな職員が泣くだけです。上の人間が笑っているようなことがあったらとんでもないのです。それだけ言っておきます。
それで、常盤部長もう一回、あなたはもう引き継いでしまったから私答えられないのだと言っていますけれども、この中で一番知っているのは常盤部長なのですよ、指示を出していたのですから。こんな随契をやって、4月17日に発注するまでに、3月、4月にかけて運べと言ったのはどなたですか、常盤部長、答えてください。
〇議長(相田一良君) 常盤建設部長。
〇建設部長(常盤恵一君) お答えします。
その件に関しましては、いろいろと現在の若林部長が説明しておりますけれども、この搬出をしたのはだれがしたのかということに関してお答えいたしますが、そのことに関しましては、特に、特にといいますか、市長の指示は受けておりません。これははっきり申し上げたいと思います。といいますのは、議員もご承知のとおり、21年の3月31日までに返還するというように日にちが大変もうせっぱ詰まったといいますか、そういう状況にございました。その中で約束は当然守っていかなければならないというようなことがこれ大前提となってまいりますので、早急に下水道課あるいは財政課と協議をいたしまして、その中で最終的に搬出をするということに決したということでございます。
以上です。
〇議長(相田一良君) 17番、川那子秀雄君。
〇17番(川那子秀雄君) 残り時間もあと10分ぐらいですから。
常盤部長、私は土地を返還する時期のことを言っているのではないのです。そんなのわかっているわけですから。随契で3,700万円もの契約をするということは、もちろん財政、現在の部長とも協議をするわけでしょう、契約というのは。60日間、これ全然かからない仕事なのですよ、新たに出してきたものについては。1カ月ぐらいでできてしまうのです。どういう積算をしたのか、私には理解できません。3,700万円なんていったら大変なお金ですよ。常盤部長は返す期限が決まっているからと言っているけれども、だれが指示したのだと私は聞いているのです。もう一度答えてください。
〇議長(相田一良君) 常盤建設部長。
〇建設部長(常盤恵一君) お答えいたします。
先ほどお答えいたしましたとおり、担当課、関係課で、財政課あるいは下水道課で協議した中での最終的な結果だということでございます。
〇議長(相田一良君) 17番、川那子秀雄君。
〇17番(川那子秀雄君) 全然的を射ていませんね。
では、総務部長、あの当時総務課長でしたが、それを運び出したい、まだ契約もしていないのに、今常盤部長が言いましたけれども、協議をして運び出させた。これ財政課長としては、ちゃんと財務規則もある、地方自治法の随意契約の該当する条項もある。それを承知で、ではそこに運ぶことを契約もしないうちに了解されたのですか、山田部長。
〇議長(相田一良君) 山田総務部長。
〇総務部長(山田澄男君) 当時、3月ごろだったと思います。関係課の総意で話し合いが行われました。私の最初の記憶であれば、西友部に持っていった土地の山になっていた残土が道路面より高目になっている、山になっている分を最初のうち運び出すのかなということであったのですが、その後地山までという話が3月の下旬のころ出てきたという中での話し合いの中で、関係課の総意の中で話が3月31日までに進めなくてはならぬという中で進めてしまったと、一連の工事の中で。上下水道部長が話したように、不適切な面があったということでございます。
以上です。
〇議長(相田一良君) 17番、川那子秀雄君。
〇17番(川那子秀雄君) 組織というのがあるわけですから、訓令に課長は幾らと決まっていますよね、部長は幾ら、専決できる金額が決まっています。それを百も承知で、いわゆる財務規則を違反してそれを進めてしまったということでいいのですね。その土地を返す云々なんていうのは、地主と話すれば、あと3カ月待ってくれと言えば了解できたのではないですか。だから、組織で財務規則を破ったということでいいのですね。常盤部長、山田部長、その一言だけで結構です。
〇議長(相田一良君) 山田総務部長。
〇総務部長(山田澄男君) 組織の中で財務規則を破ったかということで、それを即答してそうですとは今言い切れませんけれども、契約はあくまでも民法上では申し込みと承諾で成り立つということで、地方自治法上は様式行為が伴わないと支出負担行為を必要とする、そのときには契約書が必要だということがございますので、財務規則、地方自治法に関する分について確かに不適切であったということでは今は思っています。
〇議長(相田一良君) 17番、川那子秀雄君。
〇17番(川那子秀雄君) 時間がありませんから、今部長は不適切という言葉使っています。不適切とは違法行為をしたということです。ここで証言したのですから。不適切な行為というのは不適法なのです。違法行為なのです。それを承知でこれは行ったのです。時間がありませんから、あと1時間ぐらいやりたいです、本来は。しかし、この問題、私は指摘しました。責任の所在を明らかにせよ。
それから、問題はまだわからない点が残土量の確定がしていません。それから、大泉に運んだ、処理、これも随契でやっています。これは幾ら、どういうふうになるのだ、ごまかしているのですから。2,500台運んだ。土量のままで処理料金は払っているのですよ。そういうふうに担当課にはなっているのです、40トンダンプで幾ら、10トンダンプで幾ら、きちっとなっているではないですか。この処理の問題、これは尾を引きます。それを申し上げておきます。これは常盤部長にも申し上げておきますが、担当がかわったから、もう私は引き継ぎをやった、知らないなんてことは言わないでくださいよ。桜川市の部長なのですから。若林部長、一生懸命私のところへ来ますよ、これでなんてことでね。でも、市長ね、責任は市長にあるのです。部下がこういうことを引き起こしたということは、常々言っている報告がなかった、そういうことになってしまいますよ。はっきり言えば、職員にばかにされているのですよ、報告しないということは、勝手にやって。ばかにする職員がいるということなのです、結果的には、言い方悪いですが。それで、後でわかったら陳謝します。これは陳謝すればいいというものではないですよ、6,000万円も7,000万円も払っているのですから。そういうことを市長、申し上げて、質問終わります。
いいです。答え求めても返ってこないから、そういうことです。以上です。
〇議長(相田一良君) 以上で川那子秀雄君の一般質問を閉じたいと思います。
ここで暫時休憩いたします。
休 憩 (午後 2時47分)
再 開 (午後 3時05分)
〇議長(相田一良君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
続いて、3番、仁平実君。
〔3番(仁平 実君)登壇〕
〇3番(仁平 実君) 3番、仁平実です。通告に従い一般質問させていただきます。
先ほど菊池議員並びに川那子議員から高久ストックヤードのこと非常にいろいろありましたけれども、私は一応今回は公共工事について、市発注の工事のやり方、発注、指名、契約ということで質問させていただきます。
私は、前回、前々回の一般質問の中で桜川市の建設工事に大きな問題がある、特に現在水戸地方裁判所に提訴している高久ストックヤードの問題について、市長はどう考えているのかお伺いしました。しかし、市長からは、ちゃんとやっている、しっかりやっているという答えしかありませんでした。しかし、実態はどうでしょうか。残土の計測方法に違いがあった、工期について契約と違っていたなど次々に言いわけをし、さらに先日の全員協議会では、担当課のほうで管理不行き届きがあったので、職員を懲戒処分するとの報告をしました。議会という公式な場でちゃんとやっている、しっかりやっている、あれだけ言っていて、ぼろが出始めたら、やっぱり違っていた、逃げられなくなったら、職員が間違えた、職員が悪い、こんないいかげんなことでいいのですか、市長。全然しっかりやっていないではないですか。どこがちゃんとやったのですか。どう責任をとるつもりですか。私たちがずっとおかしい、調査しろと言ってきたのに、しっかりやっている、ちゃんとやっている、職員はちゃんとやっているなどと言って、何もしないで言いわけばかりしてきて、今になって職員が不注意だったから処分するなんていうのは管理者として資格はあるのですか。そんな管理能力のない市長は、私が言ったとおり、やめるべきだと思いますが、どうですか。
私がこの件で監査請求をしましたら、対象部局の職員から事情聴取を行ったところ、間違いはなかったと監査委員さんから報告がありました。監査委員さんが調べたときは問題ない、市長が事情を聞いたら問題があって、職員を懲戒処分することという、そんなことがあるのですか。監査委員は何をやっているのですか。何のための監査委員だかわからない。市長の言うとおりに、市長がつくった言いわけをそのまま私のところへ送ってきただけ、監査のできない監査なんか必要ないと思います。速やかにやめたほうがいいと思います。
私が聞いているところによると、市長が大和土建をかばうのはもっと大きなわけがあるということです。大和土建が単独でこれだけの不正をできたのか。3回も随意契約で6,000万円もの工事を受注して、それぞれの工事で書類関係がいいかげんで、完了検査も適当で、こんなことが単独でやれたのかということです。私は、発注側のだれかの協力がなければこんな大規模なごまかしはできないと考えています。桜川市で一番偉い人が協力しなければこんな不正を見過ごせるはずがありません。そして、問題が明るみに出てから、業者にかわって市が残土の量、工事の正当性が一生懸命説明している。これでは不正を見て見ぬふりどころではなく、業者を必死でかばっているとしか思えません。議員の皆さん、どうですか。そう思いませんか。市長、何でそんなに大和土建をかばうのですか。大和土建の不正がわかると市長が困ることがあるのですか。桜川市民の大切な税金が一業者に不正に支払われてしまったというのに、何でろくに調べもしないで一生懸命業者をかばっているのですか。
私は、大和土建にいた従業員さんからも直接本当のことを聞きました。地主さんからも本当のことを聞きました。ストックヤードの周りの住民からも、工事関係者、大泉砕石の人からも本当のことを聞きました。これから行政訴訟、そして刑事事件として捜査が進んでいくと思います。すべての内容が明らかになると思いますが、少なくとも現時点で市長がちゃんと、しっかりとやっていなかったということは明らかになりました。この点について市長、どう責任をとりますか。まずお聞かせください。
〇議長(相田一良君) 仁平実君の質問に対する答弁を願います。
中田市長。
〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 仁平議員さんの質問にお答えします。
一点の曇りもなく、正々堂々と市民の皆さんに本当に合併してよかったと言われるまちづくりを粉骨砕身努力をしながら進めております。先ほど質問された項目等についても、一つもそういう不正な行為を働いたことは一度もございません。
以上でございます。
〇議長(相田一良君) 続いて、若林上下水道部長。
〔上下水道部長(若林鉄郎君)登壇〕
〇上下水道部長(若林鉄郎君) 仁平議員さんの質問にお答えいたします。
高久ストックヤードの残土を搬出した工事は3工事に分かれて発注されております。初めに発注した工事は、青柳地区残土捨て場整備工事として、当時岩瀬地区の下水道工事を行っておりました3業者を下水道課で推薦し、決裁を受けた後、見積書を提出させ、予定価格に達した最低価格者と随意契約を結んでおります。次に発注した工事でございますが、友部地区へ残土を搬出した工事で8社を指名し、指名競争入札により最低価格者と契約を結んでおります。次に、残土を搬出する工事としては最後の発注となりますが、全工事の終了間際、当初予定していなかった事由により、引き続き残土を搬出することになった工事であります。この工事は、地方自治法施行令第167条の2第1項6号に該当するものとし、工期の短縮、経費の削減が見込めるため、前回工事を請け負っている業者と随意契約を結ぶことで見積書を提出させ、それが適当な見積もり価格であるか判断するため、ほかの2社から見積書を提出してもらい、予定価格を設定し、予定価格に達するまで3回の見積もり合わせを行い、随意契約を結んだものでございます。契約までの流れについては以上のようなことでございます。
工事の管理につきましては、いずれの工事につきましても同様でございまして、現場の立ち会い、進捗状況の把握に努め、工事完了後、財政課検査係に検査要求書を提出し、施工監理報告書などをもとに検査を受けて完成としております。ただし、今回の工事において担当職員の現場管理監督が不十分であったこと、また業者への指導監督も至らなかったことなどから、報告書類等に不備があったことも事実でございます。今後このようなことが起こらないよう厳しく指導してまいります。
〇議長(相田一良君) 3番、仁平実君。
〇3番(仁平 実君) ただいま市長の答弁と、いつもと何も変わらない答弁でございました。
それでは、次の質問にいきます。桜川市の公共工事の発注について、以前聞きましたが、市長の答えは例によってしっかり、ちゃんとやっているということでしたが、今回市長はしっかりやっていないことがわかりましたので、もう一度しっかりとお聞きしたいと思います。
まず、競争入札をしないで市長が好きな業者に工事を発注できる随意契約というものがあります。これは乱用すれば不正、賄賂の温床となるので、使い方が厳しく決まっています。どんなときに随意契約ができるのか、お答えください。
〇議長(相田一良君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 随意契約についてでございますけれども、私は選考委員会をつくらせていただきまして、その中でいろいろと選考をして、これは随意契約がふさわしいということであれば、そういう形でやらせていただいております。
〇議長(相田一良君) 3番、仁平議員。
〇3番(仁平 実君) 再三同じ答えですね。
では、続けて質問します。随意契約は公正及び透明性を確保し、厳正な執行に努めることが大切ということですが、具体的な例として、今問題になっている高久ストックヤードの件でお伺いします。
まず1、契約の性質または目的が競争に適さない場合というのは、1回目は競争入札で行っておりますから、該当しないのは明らかです。そして、2番目、緊急の必要によりというのも、いまだにストックヤードが地主に返還されていないことを見ても該当しないと思います。3の競争入札に資する不利と認められる場合というのは、契約履行中でもないし、残土を運ぶ工事ですから、前工事の施工者でなくても全く問題なく施工できますから、該当しません。また、ほかの工事との交差もありません。そして、4に関しても、時価に比して著しく有利な価格というのは、それどころか、高くなっているという点が全く該当していません。この工事は今お聞きした条件のうち、私はどれにも該当しないというものですが、どうして随意契約に該当することになっているのですか。市長、答えてください。
〇議長(相田一良君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 先ほど若林部長が答えたとおりでございまして、これについてはもう一度若林部長のほうから答弁をさせますので、若林部長、答弁してください。
〇議長(相田一良君) 若林上下水道部長。
〇上下水道部長(若林鉄郎君) 随意契約でございますけれども、地方自治法施行令167条の2第1項6号に該当させ、契約を行っております。
〇議長(相田一良君) 3番、仁平実君。
〇3番(仁平 実君) 今私が言ったのに、6の2には該当していません。それは同じことの答えですもので、次に進みます。
今回残土の状況及び土量について大きな間違いがありましたが、これで詳細に把握していると言えるのですか。工期はどれだけ短縮できたのですか。そして、経費はどれだけ節減できたのですか、お答えください。
〇議長(相田一良君) 若林上下水道部長。
〇上下水道部長(若林鉄郎君) 工期につきましては、まず20年度青柳地区の残土捨て場整備工事、これにつきましては、20年の8月2日から20年の10月31日までの工期でございます。次の……
工期の短縮関係でございますが、最初の青柳地区残土捨て場整備工事、これにつきましては、工期が20年の8月2日から20年の10月31日、それから2つ目の高久ストックヤード残土搬出工事につきましては、20年の12月6日から21年の3月2日まで、それから3番目の工事、高久ストックヤード搬出工事に伴う敷き鉄板設置工事につきましては、21年の2月6日から21年の3月2日と、この工期の中で工事を実施しております。
それから、4番目、5番目、6番目の工事につきましては、建設経済常任委員会、また全員協議会の席でも説明しておりますが、この3つの工事につきましては、工期前に工事を実施したということで報告しております。
以上でございます。
〇議長(相田一良君) 3番、仁平実君。
〇3番(仁平 実君) きちっとした答弁もらえなかったのだけれども、では次に進みます。
重機が現場に置いてあったからとか、現地をよく知っているからとかと、その程度のいいかげんな理由で随意契約ができるなら、今後競争入札の必要はなくなってしまいます。これから市の工事はそういう基準で、現場をよく知っている業者、重機が近くに置いてある業者、安くできそうな業者に随意契約をしていくということですね。ついでに、水増ししてお金をもうけた、くれる業者に限るという項目も入れたらどうですか、市長。幾ら執行権があるからといって、こんなふざけたことをやっているのは桜川市だけですよ。市民が何もわからないから、議員だって市長の言うとおりはい、はいと言って通るからといって、こんないいかげんなことをやっていて、ばれたら職員をトカゲのしっぽにして、それで終わり、そんなことは絶対許せません。
では、次に工事の契約についてお聞きします。残土を搬出する工事の場合、通常搬出前の残土の量を市がはかり、何立方あるということを確認して、その数量を搬出、処分して幾らでやると契約をするというのが常識だと思いますが、いかがですか。今回の工事でどうだかということでなく、残土の搬出工事の場合はどういうやり方で契約するということをお聞きします。
〇議長(相田一良君) 山田総務部長。
〇総務部長(山田澄男君) 残土の搬出の契約ですか。
〇3番(仁平 実君) 残土の契約は何を基準で契約するのかと。
〇総務部長(山田澄男君) 残土搬出というのは、検査規定の項目にも余り見受けられないのですが、残土搬出のということであれば、残土搬出の量でございますね。量がどれだけ運ばれているかというのが搬出、処理、整地工事でもございませんので、残土を搬出するということであれば、残土のその搬出の量が設計の基準になると思います。
〇議長(相田一良君) 3番、仁平実君。
〇3番(仁平 実君) 残土の搬出量今の答えですけれども、量を何立米あるかというのを事前にはかれば、ダンプで何台運んだとかいう、台貫で乗ったなんていう結果は、それで最後に運んだ土を運ぶのは、業界、これが通常だと思います。そういう契約で桜川市はやっているのだということわかりました。
では、次に進みます。工事の契約はもともとあった土の量で行う、それが運ぶときにふえようが減ろうがそんなことは関係なく、あくまでも最初にあった土の量で計算するのが当たり前で、日本じゅう探してもほぐし土量がどうのこうの言っているところなんかありません。そんなばかなことを認めたら、桜川市に限らず日本じゅうの土木工事のすべての積算がすべておかしくなってしまいます。市長はこの問題でうその言いわけ、うそを塗り固めたせいで、これまでにない土木工学上の理論をつくり出しました。ご丁寧に監査委員さんまで同じようなインチキ理論を使って市長のごまかし片棒を担いでいます。
この理論を土木工学の専門家や国土交通省や県土木事務所の職員に見せました。みんな笑っていましたよ。話にならない。よく恥ずかしくもなくこんなうそを書けるものだと、皆さんそう言っています。そして、各工事のごまかしをさらにごまかすために、大泉砕石で台貫に載せたと言っていますが、その伝票がない、紛失したと言いわけをしている。大体において残土搬出工事で運んでいった先に台貫かけて運んだ土を計測するなんていう、聞いたことがないですよ。基本は搬出前に何立米あったかということです。今までの答弁で契約がいいかげんだということが改めて理解できました。
このような状況ではさらに質問するのは時間の無駄かもしれませんが、せっかくですから質問を続けます。私たちがお金を払うときは、商品を受け取って間違いないかよく見てからお金を払います。土木工事なら、工事が終わって確かに契約どおりに工事が行われたかどうかを確認してお金を払う、それが当たり前のことですが、桜川市の公共工事の場合はどのように支払っていますか、お答えください、市長。
〇議長(相田一良君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 答えをする前に、地山を丘に、地山をそのまま移動できるのですか。それは、私はある程度バックホーでほぐして載せるというふうな手法というのは当然どこでも行われている、これは仁平議員さんプロでございますので、よくご存じではございませんか。
支払いについてはしっかりと、厳格に財政課等に検査をさせて支払いを行っております。
以上でございます。
〇議長(相田一良君) 3番、仁平実君。
〇3番(仁平 実君) 地山を掘削して運んだのは、ストックヤードに長年山になっていた残土を運んだのに、今市長は地山を掘削して運んだ、そんなでたらめな話はないです。あそこの高久ストックヤード、私、大和村の時代にあそこへ残土を運んでどういうふうにしたか、私のもとの会社で6割か7割はあそこへ私の会社で運んでいます。何もかも知っています。さっき若林部長がブルで締め固めて運んだ、そんなでたらめな話はありません。そんな事実無根な話はないです。あそこのストックヤードのことは私が一番よく知っています、何もかも。
では、次に入ります。しっかりと管理をして支払うということですね。仮置きした1万8,000立米の土を処分しました。どこにあった土をどのように処分したか、確認したでしょうね。完了検査では何立米あったでしょうか。残土の山はどのように計測、測量をしたのでしょうか。記録はありますか。業者から報告をうのみにして、ありもしない残土を、はい、ここに1万8,000立米の残土がありますと言われて、はかりもしない、はい、わかりました、写真も出していない、そんな話がありますか。これではちゃんと運びました、しっかりやりましたと言われたってどう信じろというのですか。残土が山盛りになっている写真しかない。スケールも何も黒板も写っていない。ただの風景写真みたいのを見て、上から見ただけで土がどれだけあるかわかるのですか。どこの世界に測量もしないで業者の言う数字をそのまま認めて、6,000万円もお金を払うばかがいるのですか。それで困ってほぐし土量なんてふざけた話を持ち出して、弱い監査委員をだまし、いいかげんな報告をして、一体何を考えているのですか。何のためにそんなおかしなことをやって、大和土建に何千万円もぼろもうけさせたのですか。市長、ここまで来たら、私は知らなかった、職員が間違った、業者が間違った、そんな言いわけは通用しませんよ。本当に大和土建だけがぼろもうけしたのですか。大和土建の社長が一人でこのような大がかりな不正を考えて実行したのでしょうか。私は、そんなことは無理だと思います。発注する側と……
〇議長(相田一良君) 済みません、仁平議員、個人の業者の名前はAとかBで質問していただけないでしょうか。まだはっきり決まっているわけではないもので、A業者、B業者で、それで質問お願いします。
〇3番(仁平 実君) 実際に明るみに出ても、運んだってあれわかっているのでまだ、それでもだめなのですか。
〇議長(相田一良君) A、Bでお願いします。
続けてお願いします。
〇3番(仁平 実君) 私は、そんなことを無理だと思います。発注する側と、業者と、管理する職員と、それを監視する立場の議員とがみんなでぐるになってやらなければできないではないかと思います。これから裁判や検察から厳しい調べが進めたら大変なことがわかってくると思います。市長、部長さん、どうですか。本当のところを話してください。いつまで市民を裏切るつもりですか。
〇議長(相田一良君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 先ほどから申し上げているように、仁平議員、私一点の曇りもございません。仁平議員はいろいろと警察等から調査されたらどうするのだというふうなお話でございますが、私は一点の曇りもないというお話をしておりますので、仁平議員が言われるようなことは全然ございませんし、これからも王道を歩んでまいりたいと思います。組織というのは、人がみんなで知恵を出し合い、本当にこの地が、桜川市がよりいいまちになったなと言われるように、我々役場の職員は一丸となって頑張っていく、そこに公平性を持たせながら頑張っていく所存でございますので、よろしくお願いをしたいと思います。
〇議長(相田一良君) 若林上下水道部長。
〇上下水道部長(若林鉄郎君) 何点かご質問がありましたけれども、その中でまず残土量を確認しているのかとのご質問かと思いますけれども、青柳の工事におけましては、残土処理集計表により確認をいたしております。友部の工事におきましては、残土捨て場土量計算表により確認しております。また、大泉については残土搬出数量一覧表により確認をいたしております。
それから、1.25の変化率についてのご質問だったかと思いますけれども、これにつきましては、日本道路協会の道路土木要項並びに茨城県土木部の積算基準及び積算部分けに掲載されておりますので、その変化率を採用しております。
それから、単位体積重量のご質問もあったかと思いますけれども、この1.06についての内容につきましては、10トンダンプの荷台をまず測定しまして、それが荷台の幅が2.32メートル、荷台の延長が5.50メートル、荷台の高さが0.41メートル、これにより荷台の体積は、荷台の幅2.32メートル掛ける荷台の延長5.5メートル掛ける荷台の高さ0.41を掛けますと5.23立米となります。次に、ダンプの荷台に土を満たします。初めに、荷台にバックホーにて積み込みます。次にバックホーで積み込みを人力にて荷台と平らになるよう敷きならしております。次に、荷台残土の積み込みが完了後、台貫に乗り、重量測定しております。測定の結果、残土の重量は5.55トンでした。この測定結果から残土の単位体積重量を求めますと、残土の重量5.50トンをダンプの荷台の体積5.23立米で割ると1.06となり、1立米当たり1.06トンの重さがあることになります。このように4回を実施しまして、その結果の平均値をとったものでございます。
それから、地山についてのご質問だったと思いますけれども、高久ストックヤードの運搬前の残土状況については、平成11年度から平成16年度まで下水道工事による残土を搬入し、5メートルほどの盛り土状況にて平成20年度までそのまま保留されていました。この盛り土の造成は、道路の高さから下の部分の土については運搬車両が直接敷地へ進入し、その後ブルドーザーによるならしが繰り返し行われるのが通常であり、この作業により踏み固められた土の状況は非常にかたい地山となります。また、道路の高さより上の積み上げられた部分については、運搬車両の敷地内土搬入後、バックホーによるはね上げ作業を行い、その後積み上げた土の上をブルドーザーによりならしを繰り返し行うのが通常で、このときにも踏み固めが行われることにより、かたい土になっており、約6年間積まれた状況ではさらにかたくなっており、乱されたことのない地山として考えても差し支えないとのことでございます。
以上でございます。
〇議長(相田一良君) 3番、仁平実君。
〇3番(仁平 実君) 今、若林部長の非常にすばらしい残土を締め固めてつくって地山土量にしたというご説明、非常にそれどこでつくったのですか。あそこをブルでならして締め固めて埋めたということは私の過去の例では覚えないし、あそこ土を五、六年も積んでおけばほぐれて、からからに風でも飛ぶような土になるのが実際です。ブルではこれは絶対踏みつけて積み重ねてはおりません。それは私が長年大和の土をあそこへ運んだ形跡からそれは絶対ありませんから。
あと市長に、公平、公平に常にやっている、そんなことは一つも差別して住民は半分以上は反感持っています。みんなきちっとやって、あれやっていますと言っているのは、こういうことが起きるのもみんな余りにも差別して偏ってやっているし、桜川市だけですよ、こういうことやっているの。私一応見ても選挙反対したのは水も飲ませるなというようなことをやって今までこうやって来ているようですけれども、そんなことやっていれば、市長、これ大変ですよ、いつになっても、私もさっき委員長報告で、これが本当に市長の言うとおり公平、公正に、何も悪いことはしていない、私はこれが本当にそのとおりだったら、さっき言ったとおり、この場でも議員はみんなに迷惑かけたから、私はやめます。これが本当に白で何もなかったというのなら、こういうばかばかしいこと、議員という役目、市政をきちっと監視するのが私は役目だと思います、厳しく。市長の言うなり、はいって返事して、賛成、私はそういうことはできません。だから、これが本当に白だったら、私はこれだけのことをみんなに迷惑かけたから責任とります。そういうことで、いろいろさっきから質問していてもきちっとした答えは受けられません。市長の、議員の仲間さんからもちゃんと答えられるでしょうから、正直に答えてやってください。
私の質問をこれで終わりにします。
〔「議長」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 増田議員。
〇19番(増田 昇君) 先ほどから今の一般質問で監査役が必要ない、市長の言うとおりになっている、私はどうしていいのですか、こういう話を。これは正直言って……
〇議長(相田一良君) これは議場でございまして、今一般質問の関係のことやっているので、増田議員の……
〇19番(増田 昇君) いや、おれの名前が出たから言っているのです、監査役って。
〇議長(相田一良君) でも、一応一般質問になっているもので、増田昇議員の話は辞退していただきます。
〔「議長」の声あり〕
〇議長(相田一良君) 林議員。
〇22番(林 悦子君) 何か議場というのは発言をこれは当然する場で、発言をするとそれをおもしろおかしくやゆされたりするケースもありますから、どうしたって今まで以上に議員も発言するのを慎重になっている嫌いがあるということをまず議長にわかっていただきたい。
その中で、例えばもう頻繁に先ほども議長自身がとめられたように、業者さんの名前、あるいは議員、それから具体的に個別に監査委員等々の役職を出ますけれども……
〇議長(相田一良君) 林議員、今これ……
〇22番(林 悦子君) ちょっと最後まで聞いてくださいよ。
〇議長(相田一良君) いや、最後まで聞きません。議場でそれを……
〇22番(林 悦子君) それは議長の役割ではない。だから、そのときに本人を侮辱するような形で名前を出されたことについては注意をするのが議長の議場整理権ではないかと思うので、監査委員が監査委員の職務等個人的にも侮辱されたというふうに感じても仕方のない一般質問の中の名前の使われ方だったのではないかと、それは私も公平、公正に考えて思います。これはだれであっても。だから、人のことを名前まで出して言うときには、その人を誹謗中傷、侮辱しないように、やはり一般質問の中で言う分にはこれは大いばりで一般質問なさるのは結構ですが、今、前の議長があれだけおっしゃるのは無理もないことではないですか。そう思いませんか。ちょっと言い過ぎたのではないですか。
〇議長(相田一良君) その件に関しては後日話し合う機会で再検討させていただきます。
それでは、これで仁平実君の一般質問終わります。
〇散会の宣告
〇議長(相田一良君) 以上で本日の日程は終了いたしました。
本日は散会いたします。
散 会 (午後 3時50分)