平成23年第1回桜川市議会臨時会議事日程(第1号)
                       平成23年1月14日(金)午後3時30分開会 日程第 1 会議録署名議員の指名 日程第 2 会期の決定 日程第 3 執行部あいさつ 日程第 4 議員提出議案第1号 高久ストックヤード事業の調査特別委員会の設置について 日程第 5 執行部あいさつ 出席議員(22名)   1番   萩  原  剛  志   君     2番   鈴  木  裕  一  君   3番   仁  平     実  君     4番   菊  池  伸  浩  君   5番   市  村     香  君     6番   岩  見  正  純  君   7番   小  高  友  徳  君     8番   飯  島  重  男  君   9番   中  川  泰  幸  君    10番   皆  川  光  吉  君  11番   増  田     豊  君    12番   潮  田  新  正  君  13番   相  田  一  良  君    14番   大  塚  秀  喜  君  15番   高  田  重  雄  君    16番   増  田  俊  夫  君  17番   川 那 子  秀  雄  君    18番   橋  本  位 知 朗  君  19番   増  田     昇  君    20番   塚  本     明  君  21番   上  野  征  一  君    22番   林     悦  子  君 欠席議員(なし) 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名    市     長  中 田   裕 君    教  育  長  石 川   稔 君    市 長 公 室 長  飯 嶌 洋 一 君    総 務 部 長  山 田 澄 男 君    市 民 生活部長  永 瀬   昇 君    保 健 福祉部長  麻 尾   優 君    経 済 部 長  横 田   一 君    建 設 部 長  常 盤 恵 一 君    上 下 水道部長  若 林 鉄 郎 君    教 育 次 長  臼 井 典 章 君    会 計 管 理 者  太 田   昭 君 職務のため出席した者の職氏名    議 会 事務局長  笠 倉   貞 君    議会事務局書記  小 嶌   弘 君    議会事務局書記  斎 藤 修 一 君    議会事務局書記  仲 田 浩 司 君

          開 会  (午後 3時30分)
    開会の宣告
議長(相田一良君) 本日の出席議員は22名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立しますので、ただいまより平成23年第1回桜川市議会臨時会を開会します。
 地方自治法第121条の規定により、説明のため議長からの出席要求による出席者及び事務局職員は配付したとおりです。

    開議の宣告
議長(相田一良君) これから本日の会議を開きます。

    会議録署名議員の指名
議長(相田一良君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本臨時会の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により議長より指名します。
   14番 大 塚 秀 喜 君
   15番 高 田 重 雄 君
   16番 増 田 俊 夫 君
 以上3名を会議録署名議員に指名します。

    会期の決定
議長(相田一良君) 続いて、日程第2、会期の決定を議題といたします。
 議会運営委員長より、本臨時会の会期日程等議会の運営に関する事項について、議会運営委員会の協議の結果報告をお願いします。
 議会運営委員長、大塚秀喜君。
          〔議会運営委員長(大塚秀喜君)登壇〕
議会運営委員長(大塚秀喜君) 議会運営委員会の会議結果をご報告いたします。
 円滑な議会運営を図るべく、本日午後2時から議長の出席を得て開催し、審議した結果、次のとおり決定いたしました。
 会期は本日限りとし、1議案を審議し、採決いたします。
 なお、表決につきましては、起立採決で行うことにいたします。
 以上で報告を終わります。
議長(相田一良君) お諮りいたします。
 本臨時会の会期日程等は、議会運営委員長の報告のとおりといたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(相田一良君) 異議なしと認めます。
 よって、会期日程等は議会運営委員長の報告のとおり決定いたしました。

    執行部あいさつ
議長(相田一良君) ここで、市長より発言を求められていますので、これを許します。
 中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
市長(中田 裕君) こんにちは。本日ここに平成23年第1回桜川市議会臨時会を開会するに当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
 小寒が過ぎ、1年のうちでも最も寒さが厳しい時期を迎えております。議員各位におかれましては、公私ともご多用中のところ、本臨時会にご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 さて、この寒の内が明ける2月4日から3月3日までの1カ月間、真壁のひな祭りが開催されます。寒い中、真壁の町並みを訪れた方々をもてなそうと地域の方々から始まった祭りも今回で9回目を迎えます。回を増すごとににぎわいを見せ、今では期間中に10万余人が訪れる、茨城県を代表するイベントになりました。また、3月には北関東自動車道が全線開通となり、北関東方面からの本市へのアクセスが一段と向上いたします。こうした中、今後も市民の皆様と協働で交流人口の拡大を目指し、方向性を検討してまいりたいと考えておりますので、議員各位におかれましては、より一層のご支援とご協力をお願い申し上げます。
 それでは、本臨時会の議案は議員提出議案でございます。何とぞ慎重なるご審議をお願い申し上げて、開会のあいさつとさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

    議員提出議案第1号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(相田一良君) 続いて、日程第4、議員提出議案第1号 高久ストックヤード事業の調査特別委員会の設置についてを議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 川那子秀雄君。
          〔17番(川那子秀雄君)登壇〕
17番(川那子秀雄君) 今回の議案、前回12月27日に同じような調査特別委員会の設置に関してお願いをしたわけでありますが、引き続きまして今回1月7日に議長に臨時議会の議案としてお願いをしました。読み上げます。
 議員提出議案第1号 高久ストックヤード事業の調査特別委員会の設置について。
 上記の議案を、別紙のとおり桜川市議会会議規則第14条の規定により提出いたします。
 平成23年1月14日。提出者、私川那子秀雄、同じく桜川市議会議員、大塚秀喜、同じく仁平実、同じく潮田新正。以上でございます。
 議案についての説明を申し上げます。前回否決されたときに、いろいろ議会の中からも、協議会あるいは常任委員会を何回も開いてくれということで議員から意見がございました。それにつきましては、常任委員会をあれから2回、きのう全員協議会1回開いております。きょうも先ほど2回目があったのですか、開いております。ですから、その内容については資料も執行部から提出されておりますので、ご理解をいただいておることと思います。
 それでは、高久ストックヤード事業の調査特別委員会の設置に関する決議を申し上げます。
 地方自治法第100条第1項の規定により、次のとおり高久ストックヤード事業の事務に関する調査を行うものとする。
                  記
1.調査事項
  高久ストックヤード事業に関する事項
2.特別委員会の設置
  本調査は、地方自治法第110条及び桜川市議会委員会条例第6条の規定により委員8人で構成す る高久ストックヤード事業調査特別委員会を設置し、これに付託して行う。
3.調査権限
  本議会は、1に掲げる事項の調査を行うため、地方自治法第98条第1項及び第100条第1項の権 限を高久ストックヤード事業調査特別委員会に委任する。
4.調査期限
  高久ストックヤード事業調査特別委員会は、1に掲げる調査が終了するまで閉会中もなお調査を 行うことができる。
5.調査経費
  本調査に要する経費は、25,000円以内とする。
(理由)
 平成22年12月20日に実施した、(財)茨城県建設技術公社の測量結果を踏まえて、過日、建設経済常任委員会を開催したところ、前回の常任委員会、全員協議会で提示された残土量より、前言を翻した説明を担当課より受けた。多々、不明確な点があり、様々な疑惑が生じたため業者等を証人喚問し、議会として事実の解明を図る必要がある。
 我々議員は市民から選ばれておるわけでありますから、こういう不明確なことをどうしても解明して、市民に対して説明する責任がある、そのように考えております。ですから、どうぞ今回の臨時会の議案に対して、議員諸兄に対してご賛同のほどお願いを申し上げます。
 以上でございます。
議長(相田一良君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
 4番、菊池伸浩君。
4番(菊池伸浩君) 4番の菊池伸浩です。ただいまの川那子議員の提案に対して質問を幾つかしていきます。といいますのは、おとといも約3時間かけて、いろいろ全員協議会では議論をしたのですが、これは議事録にも残りませんから、一つも後世に残らない。そのためにも、ここできちんと私のほうから川那子議員に、どういう趣旨でもう少しやるのかということを詳しく説明をしていただいて、議事録に残したいというのが1点です。
 もう一つは、せっかく傍聴に来ている方も、ただ結果だけ聞いたのでは来たかいがないだろう。どういうことを議員たちは考えているのかというのを知っていただきたいということで、少し長くなりますが、質問いたします。
 昨年の10月決算議会以来、高久ストックヤードの問題はいろいろ議論が続いておりました。11月の臨時議会では、調査特別委員会の設置は2票差で否決をされました。しかし、その後も12月議会では6人中5人までが高久ストックヤードの残土疑惑の問題を取り上げて質問をしています。このように調査委員会の設置は否決をされたわけですが、相変わらず残土問題の解明が望まれているというところです。
 そこで、まずこの問題は2つ大きくあると思うのです。1つは、本当にそんなにたくさんの残土があったかという問題。それから、随意契約の問題。2つについて川那子さんの見解を伺いたい。
 まず、11月の臨時議会では、市が説明したのは、大ざっぱに言いますと、搬出した残土量は3万7,000立方メートルあった。ところが、高久ストックヤードの現状から推定する量がそんなにはあり得ない。この一致を見なかったところが一番もめている原因です。
 昨年12月に県建設技術公社に依頼して、では測定をして決着をつけようというふうに建設経済委員会でなったわけですね。私も12月20日に行きまして、測量を見ました。その後、翌日になって、7,000立方メートルの食い違いがあるということを県の建設技術公社が判断したわけです。私はこれで市は素直に認めると思ったらば、ところがそうはいかなくて、今度は、固まった残土を運搬するときにはほぐれて堆積が25%ふえる、こういう言いわけをしたわけです。これは明らかに後出しじゃんけんです。それまではずっと、いや、1万4,000ある、絶対あるのだと言い張っていて、実際には6,500しか掘っていなかったと。7,000違いが出たと。そしたらば、今までずっと2カ月言い合ってきた説明をころっと変えまして、おとといの1月12日の全員協議会では、固まった残土とは違って、ほぐれ土量だと。ほぐれ土量は25%ふえる、だからすべてに1.25倍をするのだというふうに覆してきたわけです。
 私はこういう専門家ではありませんから、川那子さんは残土関係とかやっていまして、専門家でもありますので、そこでまず伺いますが、残土搬出の場合、残土の山で土量をはかって契約を結ぶのか。それとも当初から残土の山を見て、ほぐれて、これは1.25倍をしなければいけないといって1.25倍を掛けて、ほぐし土量で契約を結ぶのが正しいのか、それを伺いたい。
 それからもう一つは、残土置き場の残土も、10年前からある残土置き場ですから、10年物もあれば、新しい物もある。中には地面を掘っていく物もある。すべてに1.25倍を掛ける、こんな荒っぽい計算をしていいのか。正しい結果は出るのか、そこをひとつお答え。どう考えるか、川那子議員の見解を伺いたい。
 もう一つは、先ほども全員協議会で議論になったところですが、きのう市が提出してきた資料では、3回の残土搬出があったのですが、一番最後の高久ストックヤードから大泉砕石へ運んだ残土、市の資料では1万9,296トン、約2万トン、それを大泉砕石の構内へ1,498台、約1,500台のダンプカーで搬出したと。そのとき、土の単位堆積重量、これを1.06トンとしているのです。1が水ですから。私大学で土壌関係の道を専門にやってきたのですが、私の常識からいくと普通土は通常1.6から7。1.06とか、そんなことは科学的な常識ではあり得ないのです。先ほどの常盤建設部長の説明では、いや、私どもはそういう報告を受けている、だからそれをそのまま信用したのだと。でも、どんな土壌の本を見ても、普通土の比重は1.6から7ですよとなっているのです。これを見逃して、報告が1.06だから私らは1.06でやりましたと、そんなことで管理職が務まるのかというふうに私は思うわけです。
 そして、先ほどもある議員から出ましたけれども、1万9,296トンを1,498で割ると1台の……堆積にすると1万8,000になる。1万8,000の土量を約1,500台で割ると、ダンプ1台に12立方メートルはつけなければいけない。私の個人的に知っている土建屋さん関係でも、菊池さん、大体積んでも7なのだと。7から、無理しても8だなと言うので、12は幾ら何でも今の常識では積めないよというわけなのですが、ダンプカー1台で12立方メートル積んだ報告書をそのまま平気な顔して受け取っていて、全然疑問に思っていないという、これは幾ら何でもちょっとひどいのではないかというのが私の考えなのですが、川那子議員の見解を伺いたい。
 次に、随意契約の問題です。市が随意契約を急いだ理由はいろいろあると思いますが、1つは、21年3月31日で高久ストックヤードの借りる期限が終わる、だから急いだというのが何回も何回も説明されています。しかし、これは、当初高久の地主とは平成26年まで10年間契約してあったのです。ところが、市のほうで、こういうのは早く打ち切った方がいいという要望がありまして、市のほうから平成21年3月31日までと契約を縮めているのです。ですから、もし無理に急いだために余分な経費がかかったということになるならば、契約を延長もできたわけです。貸借料が140万円と聞いていますから、8,000万円もかけて急ぐ必要はないわけですから。無理をして随意契約を続けて、高いお金を使う必要はなかったと私は考えているのですが、それについての見解を伺いたい。
 それから、あと契約書を開示請求でもらいまして、よく見てみたのですが、原状に復して返還するとなっているのです。この前の市の説明では、もっと地面を深く掘って、いっぱい削ってくれ、それがもとの形なのだという話で、いっぱい削って、土量をいっぱいつくって運び出したというのが説明なのです。ところが、その後地権者のほうからは、土を取り過ぎている、客土して植林して返せと。だから、契約は21年3月31日で終わっているのですが、いまだに返還が手続きちんと終わっていないのです。何だか土を取り過ぎて、またさらに金をかけるという状況が生まれているというのが総務部長の答弁でした。これについてはどう考えてみたらいいのか。
 最後に、残土搬出の費用の問題です。私12月議会で、市は決して高額な金額で契約をしたとは思っておりませんという答弁をしていますが、私のような残土の専門家でなくても、ただ運んだ土の量とかかった費用を単純に割っていくだけでも、一番最後に一番たくさんの量、1万8,000立米、約4,000万円万近いお金をかけている。一番高くなっているのですよね、単価は。これについてどう考えるか。
 以上の点で川那子議員の見解を伺いたい。
議長(相田一良君) 川那子議員。
17番(川那子秀雄君) 菊池議員さんのおっしゃるとおりであります。私もそのように考えております。
 その中で一番今問題になっている、ということは、この前財団法人のほうへ、技術協会に検査をお願いしたわけでありまして、一般質問をしております。ほぐし土量というのが今回出てきたわけですが、第1回の協議会というか、この件での協議会については、二千五百何台運んだということで資料を提示してきたわけです。今度2回目の説明会のときには、1.06で総トン数を割って大泉砕石のほうから資料が出されてきたということなのですが、私としてはどうも、元請は大和土建株式会社であります。ですから、私もこの前の協議会で申し上げましたが、下請の申請を出すのだか出さないのだかわかりませんが、大泉砕石から出されている書類をもとに我々に説明をしているわけであります。ですから、ここいら辺がちょっと私も特別委員会の設置を求めたところのクエスチョンマークがついているところであります。
 先ほど菊池議員さん、いろいろありましたので、1.25のほぐし土量、これは絶対にあり得ないのです。いわゆる道路なんかを掘削した場合にはほぐし土量1.25を掛けた。残土はあくまで1というふうにならなければおかしい。だから、ここで1.25を掛けてほぐし土量、最初から計算をし直してくるというのは私はおかしい。菊池議員のおっしゃるとおりであります。
 それから、ダンプの積載、10トン車で、今おっしゃいましたけれども、6立米から7立米ぐらいだという話が出ましたが、無理をしても7立米ぐらいではないか。無理の度合いにもよりますが、この大泉砕石さんの計算ですと、1.06という比重でやっていきますと、12立米積まなければ運べないです。常識でそんなことあり得ない。これは私はどこかおかしいのではないかと感じております。これも調査をしなければわかりません。
 それから、随意契約の問題ですが、そもそも随意契約、たしか議会のときに、あそこに、委員会のときもそうですが、友部の開発公社のところの部分ですね、中に地主さんおりますけれども、そこへ運んだときに重機も置いていた。だから安くなるのだ、あと経費もかからないのだと常盤部長が答えているわけです、委員会で。やはり安いから大和土建に対して発注したと、随契で。しかし、常識ではそういう随契はあり得ないだろう。なぜ、どうして出したのか、私は理解に苦しむところであります。
 それから、それに続いて埋め立て処分というのがあります。これは大和土建さんに発注をしたのですが、やはり大泉砕石さんの中で40トンダンプあるいは10トンダンプを使って処理、処分をした。ところが、昨年ですが、現地を確認をしました。処分されていないのが約半分ぐらいあるのでしょうか。だけれども、これがなぜか処分されたというふうになっているのです。向こうの方に聞きましたら、常盤部長は、仮置きした。最初からここに置いてあったのですよと。これから動かしていません。これは処分になっていないのです。処分していないものを何で支払いをしなければならないのか、そういう疑問を感じております。それも現地調査、あるいは業者を呼んで調査をしなければ、非常に不透明です。常盤部長が数字を掲げて我々に説明しても、わかりづらいです。やはり現地を見学するなり、大和土建さんの請負者を、担当者を呼んでよく聞き取り調査をしたほうが、私は事実が解明できるのではないかと思います。
 ですから、随意契約というのはそもそも、1号から9号ありますけれども、全くそれに該当しないのですよ、私が考えると。地方自治法の中にあるものですけれども。それを何だかそこに押しつけてしまったというふうなこと、随意契約の発注をして。これも私は違反だと思います。随意契約の違反だというふうに申し上げます。
 菊池議員、あと何か。
          〔「いいです、もう」の声あり〕
17番(川那子秀雄君) 大体そんなものでしょうか。
 そういうふうに数々の疑問が生じておりますから、委員会を皆さんで立ち上げて、調査をして、解明をしていく。それは我々議員が、大切なお金を支出しているわけですから、執行部は。市民に対して説明をする必要がある。そういうことでよろしくお願いしたいと思います。
議長(相田一良君) 菊池議員、いいですか。
 ほかにございませんか。
 5番、市村香君。
5番(市村 香君) 5番、市村でございます。今、川那子議員のほうからご提出がありましたけれども、私はこの前の定例議会のときにも、皆さんのこと、ここにいる皆さんを信じたいということで、市民が選んだ市長を信じたいということでまいりました。何度も聞いておりますけれども、きちっと仕事をしているというふうに言われておりますので、そういう意味ではいまだに信じたいと思います。しかしながら、何度か提示をいただきました。一番悲しいことは、工事はされればきちっとするわけですから、着工前の写真と完成工事の写真がなくては多分あれかなと思います。そういう意味では、まだちょっと私が納得できることはないのですが、川那子議員に1つ質問いたします。今回のご提案は百条ですよね。こうなった経緯は聞きましたけれども、まだまだ調査するあれもあるかと思いまして、百条ということではならなかったのかどうかご質問いたします。
議長(相田一良君) 川那子秀雄君。
17番(川那子秀雄君) いわゆる市村議員さんの質問は、百条でなければだめなのですかというご質問ですか。
          〔「はい」の声あり〕
17番(川那子秀雄君) わかりました。市村議員さんの質問にお答えします。
 なぜ百条でなければだめなのだということですが、確かに役所の職員は精いっぱい頑張っていると思います。この問題について常任委員会も開きました。協議会も開きました。しかし、どれが正しいのか一つもわからないのです。全部違う資料を持ち出してくるのです。そういうことで、我々は市民の負託を受けて、これは何か巨額のお金を払って、税金を使っているのですから、やっぱりきちんとしなければならないだろう。それで、ここでうやむやにしてしまったのでは、議員たるべき本来の市民の代表ということが言えないのではないかという考え方が基本にありますから、百条委員会を開いて、業者のところに我々は今現在は行けないのです。例えば、この前大泉さんに見学に行きましたけれども、写真を撮ってはいけませんよ、測量をしてはいけませんよということを言われているわけです。ですから、実際にどれだけ運んだかという実態を把握することもできないのです。ただ市役所のほうで数字で説明するだけでは疑問があるから、百条委員を、皆さんで協議して、設置して調べていこうではないかというのが私の趣旨です。
 おとといの協議会でも申し上げましたが、竹とか木とかそういうものは、私は産廃協会の副会長もしておりましたのでよく知っているのですが、野焼き、禁止されているわけです。それが、どうも聞くところによれば、三百何十万円ですか、附帯工事つけて処理代を払っているにもかかわらず、自社処理ということで処分したという話を聞いております。しかし、そういうことも真偽のほどはわかりません。ですから、ぜひ市村議員ご理解をいただいて、この趣旨にご賛同いただければと思います。
 以上です。
議長(相田一良君) 市村香君。
5番(市村 香君) ご説明は伺いました。確かにこの写真を見せていただきましたけれども、まず日付が入っていない。きちっとした表示がされていないということは本当に残念でございます。ここにはたくさんの業者さんがいますので、その人たちも同じかと思われると、それはまた悲しいことになりますので、ほかの業者さんの名誉のためにもきちっと調べていただきたいと思います。わかりました。
議長(相田一良君) ほかにございませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(相田一良君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。討論ありませんか。
 菊池伸浩君。
          〔「議長、賛成討論なんだか反対討論なんだかわかるような、伺っ
            て進めてください」の声あり〕
議長(相田一良君) 済みません。賛成討論、反対討論。
          〔「賛成討論です」の声あり〕
議長(相田一良君) 賛成討論です。いいですか。
 賛成討論お願いします。
          〔「ちょっとあの」の声あり〕
議長(相田一良君) 討論あるのですか。
          〔「そうじゃなくて。いいですか。菊池さん、済みませんね」の声
            あり〕
議長(相田一良君) 22番。
22番(林 悦子君) 議事運営のやり方のことなのですが、私も何十人もの議長に一議員として仕えて今まできたのですが、町時代から含めると。討論はいつも反対討論が先で、優先されて、そしてその後の賛成討論ということで今まで議会のほうでは指導を受けてきた身なのですが、それはどういうふうになりますか。
議長(相田一良君) きょうは「討論ありますか」と言って、反対討論の人は名乗りを上げないもので、賛成討論の人は1人しか出ないもので……
22番(林 悦子君) 確認なのですが、私今まで何十回も議会やってきた中で、反対討論が出ないとなかなか賛成討論がやれなかったというものが今までのずっと……
          〔「慣例だよね」の声あり〕
22番(林 悦子君) あくまでも慣例ですよ。慣例なのですが、その慣例を尊重しながら今日議会というものをやってきたのですけれども、その慣例をこの議会は破るということですか。
          〔「そういうわけではない」の声あり〕
議長(相田一良君) そういうわけではないですけれども、賛成討論だけでも討論はできますという、そういうことの指導を受けていますもので。
          〔「討論というのは、反対であったり賛成があったりするのですか
            ら……」の声あり〕 
議長(相田一良君) それはわかっています。
          〔「反対がないときに賛成討論だけしても意味がないんじゃないの。
            そういう考え方ですね」の声あり〕
議長(相田一良君) 「討論ありますか」と言って、反対討論……
          〔「討論なんないでしょう、賛成だけ言ったんじゃ。反対がないん
            だもの」の声あり〕
議長(相田一良君) だから、「討論ありますか」と言った場合……
          〔何事か声あり〕
議長(相田一良君) 反対討論が名乗りでないでは、では「賛成討論」と言ったので「賛成討論」と言ったの、何が悪いのですか。
 はい。
22番(林 悦子君) そう怒らないでください。
議長(相田一良君) 怒っているのでないよ。
22番(林 悦子君) 今まで私は、例えば賛成討論があっても、反対討論が出ないと討論が成立しないので、賛成討論ができないというルールの中でずっとやってきたのですが、反対討論がいなくても賛成討論のみができるということは、これからもずっとそういうやり方がこの議会というか、なるということで、それは議長権限で決めるということなのですか。今まで何十人も、いろいろ各2町1村に議長さんがいらっしゃって、その中で討論というのはあくまでも1人の意見と双方の意見を聞くということが大事だということが討論の意味だと思いますので、反対討論が出て初めて賛成討論がそれに応酬するというのが議会の今までのやり方というふうにして私は守ってきたのですが、それが、反対討論がいなければ賛成討論ができるのだ、また反対がいなければ次の賛成もできるのだということになれば、一方的な意見ばかりしか討論の場に出てこないということもあり得ますよね。
          〔何事か声あり〕
22番(林 悦子君) ちょっと聞いてくださいね。あくまでも議事進行のこと、とても大事なことなのですね。やっぱり賛成、反対という議論があって初めて討論なので、私が確認したいことは、今まで営々とどの議会でもしてきたことを……
議長(相田一良君) 営々と何回も聞いた。わかっていますけれども、単刀直入に言ってください。
22番(林 悦子君) この議会で、相田議長のもとではそのルールは踏襲しないで、賛成討論のみでも、あるいは反対討論のみで賛成討論なしということはあるので……
議長(相田一良君) もし「討論ありますか」と言って、片っ方の討論だけ提案して、それを無視するわけだ。
22番(林 悦子君) 無視ではないのですね。無視ではないのですよ。討論というのの意義を考えたときに、反対者がまず優先されるのですよ。
議長(相田一良君) それはわかっていますけれども……
22番(林 悦子君) だから、私が聞いていることは……
議長(相田一良君) だから、最初言ったとおりなのだから……
22番(林 悦子君) だから、違うのですよ。
議長(相田一良君) 最初に……
          〔「議長、暫時休憩」の声あり〕
議長(相田一良君) 暫時……
          〔「議長、どうですか」の声あり〕
議長(相田一良君) 待ってくれ。それはおれが判断するのだ。
          〔「議長、休憩」「議長経験者で……」の声あり〕
議長(相田一良君) それは最初言ったべ。「討論ありますか」と言って……
22番(林 悦子君) 私は聞いているのですから……
          〔「議長権限じゃないよ」「暫時休憩」「休憩、休憩」の声あり〕
議長(相田一良君) いいよ、だって今まで何回も……
          〔「林さんが休みのときに」の声あり〕
議長(相田一良君) 林さんは何で今まで、第一、会議何回も、一番欠席が多かったべ、今まで。それで、たまに出てきて、あなた方委員会にはなって……
          〔「ちょっと議長」の声あり〕
22番(林 悦子君) ちょっと議長、それはちょっとひどいのではないですか。ご存じのように、私は昨年父を亡くして、喪中の身で、そして、あるいは親戚の葬式等々が重なって、その都度、葬式だからといって連絡して、正月は年賀行事は喪中だからといって私は欠席して、去年のうちから議長にそのようにお話ししているのですよ。そういうものも一切合財含めて、あなたが一番欠席多いなんて、どうぞ20年間私の出席日数調べてください。それは大変私に対して侮辱ですから、それは本当に、あなたが一番欠席多いなんていうことだけは言われたくないですね。それは……
議長(相田一良君) わかりました。その点は反省します。
22番(林 悦子君) それは言い過ぎではないですか。
議長(相田一良君) それは言い過ぎですけれども……
22番(林 悦子君) ご存じのように、私は喪中だから年賀行事は出席できないと言っているのですから……
議長(相田一良君) わかりました。
          〔「休憩」の声あり〕
議長(相田一良君) それでは、暫時休憩です。
          休 憩  (午後 4時13分)
                                           
          再 開  (午後 4時30分)
議長(相田一良君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
 まず最初に、先ほど林議員に対して大変申しわけございませんでした。親が亡くなったということで、本当に悲しんでいるところを、私の不徳のいたすところで、ご迷惑かけました。申しわけございませんでした。
          〔「どうもありがとうございました」の声あり〕
議長(相田一良君) それでは、これから討論を行います。討論ありませんか。
 まず、反対討論の方ございませんか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(相田一良君) ないようですので、賛成討論に入ります。賛成討論ありますか。
 4番、菊池伸浩君。
          〔4番(菊池伸浩君)登壇〕
4番(菊池伸浩君) 4番の菊池伸浩です。高久ストックヤード事業の調査特別委員会設置を決めることに賛成をいたします。
 きのう、おとといの全員協議会の中でも市長は、一部不適切はあったが、不正はなかったというふうに述べております。しかし、事務手続上見ても不適切な措置がたくさんあったことは、疑いようもない事実です。さらに調べれば、もっといろいろ出てくるのではないかということも考えられますから、まずきちんとやっていく必要があるだろうと思います。
 それから、先ほど林議員のほうから、賛成討論、反対討論云々の話がありました。私は、多分きょうの段階では反対討論はしにくいだろう、出ないだろうということも予想しましたので、わざわざ全員協議会を開いていただき、そこで反対討論がなくても賛成討論はやっていいのかという確認をいたしまして、事務局長から、やるのはやぶさかではないという確認を得てきょう臨んでいるわけです。そこだけまず申し上げます。
 それで、先ほどの質問と重複すると、聞いている人も飽きてしまいますので、もっと簡単に言います。
 まず、残土の量の問題ですが、先ほども述べましたが、2カ月かけて、残土がある、ないでやってきたわけですね。そして、市の言い分も疑惑を持っている議員の言い分も、どっちもどっちだと。ならば決着つけようというのが議員の中から出たわけです。それで、では決着つけようという話になりまして、12月20日に測量業者に依頼をして、そして測量をしたわけです。だから、ここで決着がついたはずなのですね。それが、実はほぐれ土量で、1.25倍すればその誤差は埋まるという、突然後出しじゃんけんのような形でやってきたと。これは明らかに市の、ちょっと正当な態度ではないというふうに思います。やっぱり市の最初の言い分では、1万4,000立方メートルぐらい掘った跡が出るはずだというのが、実際には6,550しか出なかったと。これでもう市の言い分は崩れているのです。ですから、ここはもう市は、今までの言い分はご破算になったということを認めて、素直に調査委員会をつくられて調査してもらうのがいいのではないかと思います。
 それから、先ほど残土の比重の問題です。3回あった搬出のうち一番最後、1万8,000立方メートルの残土を約1,500台、1,498台で運んだという問題です。これ、さっきの休憩中に、議員の方が県の技術管理センターへ電話をして確認をいたしました。そしたらば、1万8,000立方メートルの残土を1,498台、約1,500台で運ぶことはあり得ない。県の技術管理センターでは、1万8,000割る6立方メートルで約3,000台、倍ですね、3,000台かかるはずだと。1,498台という台数は余りにも少な過ぎるというふうなのが県技術管理センターの電話でわかりました。これもつけ加えておきます。
 それからあと、先ほども言いましたけれども、残土の比重が1.06なんていうことは私が今まで勉強してきた中でもあり得ないわけです。それを素直に報告として受け取りましたというのでは、幾ら何でもずさんな管理職であると。怠慢と言わざるを得ません。残土はいろんな種類があっても、大体1.6から7で見るのが正しいだろう。そういう意味で、やっぱり不正のにおいがぷんぷんしてくるということを伝えておきます。
 それから、次に随意契約の問題です。これは先ほどの川那子議員も言いましたけれども、とにかく急ぐ必要のない残土搬出を無理に急がせて、そして急げば急ぐほど経費をたくさんかけている。こんなことは市に大きな損失をかけているということで、何か裏があるのではないかと言わざるを得ないので、やっぱりきちんと調査する必要があると思います。
 最後に、相田議長がことしの広報の1月号に大変いいことを言っています。議員は与党、野党があっても、本当に何が正しいのか、与党だから何でも賛成、野党だから何でも反対、そんなことはやめて、ちゃんと冷静に判断して、悪いものは悪い、いいことはいい、きちんと判断したことをしなければ議員としての仕事は果たせないのではないかということを1月の「さくらがわ」の市報に書いております。私もまことにもっともだと思います。私、何も中田市長のすべてを否定するわけではありません。この残土問題については、これはこのまま見過ごしては私たち議員の名残になると思っていますので、この前は2票差で設置が否決をされました。ぜひ今回は可決をしていただきたい。これはいっときは市長にとっても苦しいことかもしれませんけれども、長い桜川市の将来を見れば、ああ、あそこできちんと議員がいろんな細かい間違いとか不正をただしたことによって桜川市が一致団結して、さらに発展していったのだというふうになれば私はいいと思うのです。そういう意味で、これをこのまま見逃してはまずい。
 だから、きょうは久しぶりに全員参加で私もうれしく思っていますので、ぜひ皆さんが公正な判断を下してくださるようお願いをいたしまして、私の設置賛成討論終わりにさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。
議長(相田一良君) ほかに賛成討論はありますか。
 19番、増田昇君。
19番(増田 昇君) 今菊池議員の話なのですが、何で急いで早く返したのだという話があるけれども、そこらのところも執行側では何か説明することないのですか。何で早く返したということ、裏があるのだろうという疑いの言葉があったと思うのですが、それが何で早く返さなくなったのですか。それは私の承知のところでは、議会で一般質問で、早く返してしまえと、そういう意見が出たから返したのではないですか。何か裏があったから返したのではなく……
議長(相田一良君) 済みません。これは質問になっていますもので、これは討論でありますので、そのことは次回のほうにお願いします。
 討論はございますか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(相田一良君) 討論を終わります。
 これから本案を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 お諮りいたします。議員提出議案第1号 高久ストックヤード事業の調査特別委員会の設置について可決することに賛成の方は起立願います。
          〔起立少数〕
議長(相田一良君) 起立少数。
 したがって、議員提出議案第1号 高久ストックヤード事業の調査特別委員会の設置については否決されました。

    執行部あいさつ
議長(相田一良君) ここで市長より発言を求められていますので、これを許します。
 中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
市長(中田 裕君) 議員各位、大変寒い中、臨時議会を招集しましたところ、ご出席をいただきまして、まことにありがとうございます。ただいま議員各位のいろいろなご意見、私も真摯に受けとめながら、これからも執行部が一丸となって透明性のある桜川市を構築してまいりたいと……
          〔「何が透明だ」の声あり〕
市長(中田 裕君) かように考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
          〔「透明じゃないぞ」の声あり〕
市長(中田 裕君) 本日は大変ありがとうございました。
          〔「いいかげんにしろ」の声あり〕

    閉会の宣告
議長(相田一良君) 本臨時会に付議されました案件は終了いたしました。
 以上で平成23年桜川市議会第1回臨時会を閉会いたします。
 ご苦労さまでした。
          閉 会  (午後 4時42分)