平成22年第4回桜川市議会定例会議事日程(第1号)
                        平成22年12月14日(火)午前10時開会 日程第 1 会議録署名議員の指名 日程第 2 会期の決定 日程第 3 諸般の報告 日程第 4 執行部あいさつ 日程第 5 議長報告第1号の委員会付託 日程第 6 一般質問 出席議員(22名)   1番   萩  原  剛  志   君     2番   鈴  木  裕  一  君   3番   仁  平     実  君     4番   菊  池  伸  浩  君   5番   市  村     香  君     6番   岩  見  正  純  君   7番   小  高  友  徳  君     8番   飯  島  重  男  君   9番   中  川  泰  幸  君    10番   皆  川  光  吉  君  11番   増  田     豊  君    12番   潮  田  新  正  君  13番   相  田  一  良  君    14番   大  塚  秀  喜  君  15番   高  田  重  雄  君    16番   増  田  俊  夫  君  17番   川 那 子  秀  雄  君    18番   橋  本  位 知 朗  君  19番   増  田     昇  君    20番   塚  本     明  君  21番   上  野  征  一  君    22番   林     悦  子  君 欠席議員(なし) 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名    市     長  中 田   裕 君    教  育  長  石 川   稔 君    市 長 公 室 長  飯 嶌 洋 一 君    総 務 部 長  山 田 澄 男 君    市 民 生活部長  永 瀬   昇 君    保 健 福祉部長  麻 尾   優 君    経 済 部 長  横 田   一 君    建 設 部 長  常 盤 恵 一 君    上 下 水道部長  若 林 鉄 郎 君    会 計 管 理 者  太 田   昭 君    教 育 次 長  臼 井 典 章 君 職務のため出席した者の職氏名    議 会 事務局長  笠 倉   貞 君    議会事務局書記  小 嶌   弘 君    議会事務局書記  斎 藤 修 一 君    議会事務局書記  仲 田 浩 司 君

          開 会  (午前10時00分)
    開会の宣告
議長(相田一良君) 皆さん、おはようございます。
 本日の出席議員は21名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立しますので、ただいまより平成22年第4回桜川市議会定例会を開会します。
 地方自治法第121条の規定により、説明のため議長からの出席要求による出席者及び事務局職員は、配付した資料のとおりです。

    開議の宣告
議長(相田一良君) これから本日の会議を開きます。

    会議録署名議員の指名
議長(相田一良君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 今期定例会の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により議長より指名します。
   10番 皆 川 光 吉 君
   11番 増 田   豊 君
   12番 潮 田 新 正 君
 以上3名を会議録署名議員に指名します。

    会期の決定
議長(相田一良君) 続いて、日程第2、会期の決定を議題といたします。
 議会運営委員長より、本定例会の会期日程等議会の運営に関する事項について、議会運営委員会の協議の結果報告をお願いいたします。
 議会運営委員長、大塚秀喜君。
          〔議会運営委員長(大塚秀喜君)登壇〕
議会運営委員長(大塚秀喜君) おはようございます。議会運営委員会の会議結果を報告いたします。円滑な議会運営を図るべく、12月9日午後1時30分から、議長の出席を得て開催し、審議した結果、次のとおり決定いたしました。
 会期は、本日から17日までの4日間といたします。本日は、常任委員会及び一部事務組合等の報告、請願、要請書の委員会付託を行い、その後4名の一般質問を行います。15日には、請願、要請書について、付託を受けた委員会の審議を行います。16日は、議案調査のため休会といたします。17日は、初日に引き続き2名の一般質問を行い、その後議案第70号から議案第81号までの12議案の審議、採決と議長報告に対する委員長報告を行います。
 以上で報告を終わります。
議長(相田一良君) お諮りいたします。
 本定例会の会期日程等は、議会運営委員長の報告のとおりといたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(相田一良君) 異議なしと認めます。
 よって、会期日程等は議会運営委員長の報告のとおり決定いたしました。

    諸般の報告
議長(相田一良君) 続いて、日程第3、諸般の報告を行います。
 閉会中に開催した常任委員会の報告を願います。
 総務常任委員長、橋本位知朗君。
          〔総務常任委員長(橋本位知朗君)登壇〕
総務常任委員長(橋本位知朗君) 総務常任委員会の審査の結果並びに審議の経過概要について、会議規則第103条の規定により報告いたします。
 初めに、本委員会で協議しました案件は、(1)、合併特例債事業(岩瀬駅跨線歩道橋整備事業)の推進について、(2)、「桜川市総合計画後期計画」策定の基本方針及びスケジュールについてです。
 本委員会は、平成22年11月26日午後5時10分より、総務常任委員会室において委員7名の出席のもと開会し、関係者として総務部長・市民生活部長・会計管理者を、説明者として市長公室長・市長公室次長兼企画課長の出席を求め、詳細なる説明を受け、審議をいたしました。
 岩瀬駅跨線歩道橋の整備事業については、事業用地として考えていた県所有の自転車道路用地の協力が得られることになったので、基礎調査及び基本設計委託業務の発注を行いたいとの説明がありました。本委託業務につきましては、昨年度予算化をしながら、事業用地の確定ができなかったことから業務の実施を取りやめ、今年度再度予算化したものですので、業務実施に当たってはよい成果が得られるよう実施することを望みます。特に、跨線歩道橋整備に伴う駅舎の建てかえ計画については、JRとの協議や利用者の利便性などを考慮しながら、橋上駅舎化についても十分なる検討を要望いたします。また、本事業の推進に当たっては、今後とも3常任委員会等に対して経緯・経過など、その内容について説明しながら進めていくことを要望いたします。
 なお、12月9日の議員全員協議会の中で報告のありました「岩瀬駅跨線歩道橋及び駅舎整備事業」に係る基礎調査・基本設計業務の実施についてですが、お手元の配付資料にありますように、今月中に公告を行い、「公募型プロポーザル」により業務委託業者を選定し、実施していきたい旨の説明がありましたので、あわせてご報告いたします。
 次に、「桜川市総合計画後期計画」策定の基本方針及びスケジュールに関して説明を受けました。
 平成24年度から28年度の5カ年にわたる総合計画後期計画については、桜川市におけるまちづくりの基幹となる計画であることを踏まえ、関係機関との調整をしっかり行い、さらに一般市民の声も十分に反映させながら作業を進めることを要望いたします。
 以上、総務常任委員会の経過並びに結果を報告いたします。
  平成22年12月14日
                           総務常任委員会委員長  橋本位知朗
  桜川市議会議長  相田一良 様
議長(相田一良君) 続いて、一部事務組合議会について報告を願います。
 最初に、県西総合病院組合議会議員、上野征一君。
          〔21番(上野征一君)登壇〕
21番(上野征一君) 平成22年第3回県西総合病院組合議会臨時会報告書。
 平成22年第3回県西総合病院組合議会臨時会は、平成22年11月22日午前10時から桜川市議会議場で開催されました。
 会議結果について報告いたします。
 最初に、外山壽彦副議長から9月28日付、桜川市議会において、当組合議員に選出された議員が紹介され、新たに桜川市から6名、筑西市から1名の議員の議席の指定がなされました。
 本臨時会における議案等の内容については、次のとおりでありました。
 選挙第1号 議長選挙について、選挙第2号 監査委員の互選について、選任第1号 議会運営委員会委員の選任について、報告第1号 資金不足比率の報告について、議案第1号 県西総合病院組合職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について、議案第2号 平成22年度県西総合病院組合事業会計補正予算(第1号)について。
 最初に、選挙2件が行われ、議員協議会において指名推選され、全議員の賛同を得た相田一良議員が当選人として議長に選任され、続いて監査委員には、互選により同じく川那子秀雄議員が選任されました。また、選任案件として、議会運営委員会委員には議長指名により、岩見正純議員、潮田新正議員、増田俊夫議員、水柿一俊議員が選任され、委員長には増田俊夫議員が選任されました。
 次に、報告案件について、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条の規定に基づく、資金不足比率の報告についてが上程され、平成21年度は資金不足は生じておらず、資金不足比率については、該当なしの旨が報告されました。
 続いて、議案については次の2議案でありました。
 最初に、議案第1号 県西総合病院組合職員の給与に関する条例の一部を改正する条例が上程されました。今回の改正は、人事院勧告による改正であり、行政職給料表(一)、医療職給料表二(技術職)、医療職給料表三(看護職)及び福祉職給料表を、県の準則に基づき改定したもので、医療職給料表一(医師職)は据え置きとなりました。
 改正の概要については、12月に支給する期末手当の改正においては、一般職員は100分の150を100分の135に、特定幹部職員については、100分の130を100分の115とするものであります。また、勤勉手当については、一般職員は100分の70を100分の65に、特定幹部職員は100分の90を100分の85に改正する内容であります。この改正により、12月期の期末・勤勉手当の支給割合は、2.2カ月から0.2カ月分が引き下げられ、2.0カ月の支給となる内容などが主なものであります。
 次に、議案第2号 平成22年度県西総合病院組合事業会計補正予算(第1号)についてでありますが、収益的収入及び支出については、ともに3,196万6,000円となりました。
 収入については、国の方針によるベッド1床当たりの普通交付税の増額分及び平成3年度以降の病院事業債に係る元利償還金の増減額に伴う補正であり、当初予算において59万4,000円が改定後70万1,000円の増額になり、差額10万7,000円に許可病床299床分の3,199万3,000円を増額する補正となりました。また、収入の医業外収益としての平成18年度常陽銀行から借り入れた縁故債としての借入金の利率変動型起債の利率が下がったことにより、減額分が計上されたものです。
 また、支出については、医業費用としては、前年度より患者数が増加していることと、またインフルエンザの流行の兆しがあること等による薬品、診療材料費に3,199万3,000円が計上されたものであり、医業外費用の補正は、縁故債の借り入れ利率が下がったための利息が減額となったことによるものであります。
 資本的収入及び支出では、収入の他会計出資金において、18年度縁故債の借り上げ利率が変動金利による普通交付税算入分の元金負担金の増額を行う補正であります。また、支出における企業債償還金は、常陽銀行からの借入金の利率変動により、元金の不足による増額分を計上したもので、他会計からの補助金は、企業債償還負担金を減額し、小児医療負担金を増額した補正でありました。
 以上、上程された案件は、原案どおり決定、報告、可決され、閉会したことをご報告いたします。
議長(相田一良君) 次に、筑西広域市町村圏事務組合議会議員、潮田新正君。
          〔12番(潮田新正君)登壇〕
12番(潮田新正君) 筑西広域市町村圏事務組合議会第2回定例会の報告をいたします。
 平成22年度筑西広域市町村圏事務組合議会第2回定例会は、去る11月18日、筑西市議会議事堂において開催されました。定例会は午前10時より開催され、議案4件、認定1件が提出されました。その結果について順次報告いたします。
 議案第9号 監査委員の選任につき同意を求めることについては、全会一致で小高友徳議員が監査委員に選任されました。
 議案第10号 筑西広域市町村圏事務組合職員の育児休業等に関する条例等の一部改正についてでありますが、これは育児を行う職員の職業生活と子育ての両立支援を一層容易にするための環境整備として、組合職員の育児休業に関する条例と組合職員の勤務時間、休暇等に関する条例を同時に改正するものであります。
 次に、議案第11号 筑西広域市町村圏事務組合火災予防条例の一部改正は、第8条の3について、燃料電池発電設備の定義に「固体酸化物型燃料電池による発電設備であって火を使用するもの」を新たに加えたものであります。
 議案第12号 平成22年度筑西広域市町村圏事務組合一般会計補正予算(第1号)については、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ635万4,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ60億7,976万1,000円とするもので、これは救助工作車購入に伴う予算減によるものです。
 続きまして、認定第1号 平成21年度筑西広域市町村圏事務組合一般会計及び特別会計決算の認定についてでありますが、一般会計歳入総額62億1,464万3,678円に対し、歳出総額58億7,560万1,452円で、不用額3億3,904万2,226円となっております。
 各事業の主な内容についてご報告いたします。総務費では、平成21年4月より環境センターし尿受け入れ区域変更に伴い、前年度歳入歳出差引額から1,318万9,000円を関係市に返還しております。
 筑西遊湯館費では、利用者の増加を図るため、施設の知名度アップを目指したPR活動や、圏域住民が安全かつ快適に利用できる施設の維持管理に努めました。
 土木費では、県西総合公園の利用促進を図るため、平成20年5月に供用開始したターゲットバードゴルフ場が関係市3市の広報紙によるPRにより広く浸透したため、利用者数が前年比30%の増加となりました。
 清掃費では、溶融スラグの活用を関係機関に働きかけ、1,757トンをアスファルト合材に利用し、最終処分費を大幅に軽減しました。また、埋め立て廃棄物の撤去及び処分を21年度も引き続き実施し、1,908立方メートルを処分いたしました。
 また、消防費では、老朽化した筑西消防署明野分署2B型救急車を高規格救急車に更新し、桜川消防署には高速道路対応の高規格救急車を配備いたしました。
 続きまして、特別会計についてご報告いたします。初めに、筑西ふるさと市町村圏特別会計でございますが、歳入総額1,329万5,351円で、歳出総額710万1,534円となり、歳入歳出差引額は619万3,817円となっております。主な内容は、国債による筑西ふるさと市町村圏基金2億円の運用益の確保や広域イベント「やっぺい」広報紙の発行等であります。
 次に、老人福祉事業特別会計については、歳入総額1億1,613万5,035円、歳出総額1億363万8,359円となり、歳入歳出差引額は1,249万6,676円であります。施設利用者に快適なサービスを提供するため、設備の衛生管理や接客サービスの向上に努め、顧客の確保を図るPR活動を展開いたしました。
 以上、議案第9号及び議案第10号、11号、12号は、原案どおり可決され、また認定第1号につきましても、報告のとおり認定されました。
 これで筑西広域市町村圏事務組合議会第2回定例会の報告を終わります。
 以上です。
議長(相田一良君) 次に、筑北環境衛生組合議会議員、飯島重男君。
          〔8番(飯島重男君)登壇〕
8番(飯島重男君) 平成22年第1回筑北環境衛生組合議会臨時会報告。
 平成22年第1回筑北環境衛生組合議会臨時会は、11月25日午前10時30分から、桜川市議会議場において開催されました。上程されました案件は、議長の選挙について並びに監査委員の選任についての2件であります。
 まず議長の選挙については、桜川市議会選出の相田一良議員が指名推選により満場一致で組合議長に当選されました。
 続いて、監査委員の選任については、桜川市議会選出の岩見正純議員が議会の同意を得て、組合監査委員に選任されました。
 以上のとおり報告いたします。
議長(相田一良君) 次に、例月出納検査の結果について報告願います。
 議会選出監査委員、増田昇君。
          〔19番(増田 昇君)登壇〕
19番(増田 昇君) 桜川市一般会計及び特別会計並びに水道事業会計の例月出納検査の結果報告をいたします。
 今回は、桜川市一般会計及び特別会計並びに水道事業会計について、10月、11月に実施した分について報告いたします。
 平成22年度桜川市一般会計及び特別会計並びに水道事業会計の例月出納検査は、10月25日、11月25日に桜川市役所会議室において実施されました。検査は、会計管理者、上下水道部長から現金保管の状況を知る上に必要な書類を提出させ、別に関係帳簿及び証拠書類の提出を求め、実施いたしました。現金出納の状況については、関係調書と現金出納簿が符合しており、計数上の誤りも認められませんでした。また、現金保管の状況についても現金出納簿に記載されている残高と符合しており、保管も適正でありました。
 それでは、平成22年度各会計における10月31日現在の歳入歳出の状況について報告いたします。一般会計は、予算現額166億3,118万2,000円に対し、収入済額90億6,699万8,508円で、執行率54.5%、支出総額72億1,120万7,262円で、執行率43.4%でありました。歳入の主なものとしましては、市税、地方交付税、国庫支出金、繰越金で81億7,058万6,867円となり、収入済額の90.1%を占めております。歳出につきましては、各科目とも適正に執行されておりました。
 次に、国民健康保険特別会計は、予算現額57億5,921万1,000円に対し、収入済額25億377万5,358円で、執行率43.5%、支出済額27億4,180万5,411円で、執行率47.6%でありました。歳入の主なものとしましては、国民健康保険税、国庫支出金、前期高齢者交付金、共同事業交付金、繰越金で24億251万6,882円となり、収入済額の96.0%を占めております。歳出につきましては、保険給付費後期高齢者支援金等及び共同事業拠出金が主なものであります。
 次に、老人保健特別会計は、予算現額380万6,000円に対し、収入済額110万7,869円で、執行率29.1%、支出済額203万6,568円で、執行率53.3%でありました。歳入の主なものとしましては、繰越金で110万4,660円となり、収入済額の99.7%を占めております。歳出につきましては、諸支出金が主なものであります。
 次に、農業集落排水事業特別会計は、予算現額4億2,290万9,000円に対し、収入済額7,074万3,759円で、執行率16.7%、支出済額1億7,704万8,213円で、執行率が41.9%でありました。歳入の主なものとしては、使用料及び手数料、繰越金で6,479万5,325円となり、収入済額の91.6%を占めております。歳出につきましては、農業集落排水事業費、市設置型浄化槽整備事業費及び公債費であります。
 次に、公共下水道事業特別会計は、予算現額9億1,137万円に対し、収入済額8,223万911円で、執行率9%、支出済額は2億8,426万3,928円で、執行率31.2%ありました。歳入の主なものとしましては、分担金及び負担金、使用料及び手数料6,651万3,659円となり、収入済額80.9%を占めております。歳出につきましては、下水道事業費、公債費であります。
 次に、介護保険特別会計は、予算現額33億3,927万5,000円に対し、収入済額14億4,768万7,653円で、執行率43.4%、支出済額15億6,238万1,758円で、執行率46.8%でありました。歳入の主なものとしましては、保険料、国庫支出金、支払基金交付金、県支出金で13億2,894万5,235円となり、収入済額91.8%を占めております。歳出につきましては、保険給付費が主なものであります。
 次に、介護サービス事業特別会計は、予算現額716万4,000円に対し、収入済額531万2,329円で、執行率74.2%、支出済額287万588円で、執行率40.1%でありました。歳入につきましては、サービス収入、繰越金で、収入済額の100%を占めております。歳出につきましては、サービス事業費であります。
 次に、後期高齢者医療特別会計は、予算現額3億5,694万3,000円に対して、収入済額1億1,430万537円で、執行率32%、支出済額1億982万6,050円で、執行率30.8%でありました。歳入の主なものとしましては、後期高齢者医療保険料1億1,343万550円で、収入済額99.2%を占めております。歳出につきましては、後期高齢者医療連合納付金が主なものであります。
 次に、水道事業会計の収益的収支でありますが、収入につきましては予算現額9億5,734万8,000円に対し、収入済額5億4,234万7,010円であります。支出につきましては、予算現額10億7,034万9,000円に対し、支出済額3億7,130万8,155円でありました。収入の主なものとしましては、水道料金であります。支出につきましては、受水費、総係費が主なものであります。
 以上が例月出納検査の結果でございます。

    執行部あいさつ
議長(相田一良君) ここで、市長より発言を求められておりますので、これを許します。
 中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
市長(中田 裕君) おはようございます。本日ここに、平成22年第4回桜川市議会定例会を開会するに当たり、提出議案の概要説明を兼ねて一言ごあいさつを申し上げます。
 筑波、加波の山々も初冠雪を迎え、本格的な冬の到来を感じるこのごろでございます。議員各位におかれましては、公私ともご多用中のところ本定例会にご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 さて、このたび桜川市が東京で開催される平成22年度地域づくり総務大臣表彰におきまして、地方自治体表彰を受賞することになりました。これは、真壁地区において長年にわたり地域住民の皆様と行政が一体となり、歴史的町並みや伝統的建造物群の保全活用や真壁のひなまつり、歴史的景観に配慮した都市基盤整備施設などを継続的に行ったことにより、本年6月、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されたことが認められたものでございます。今後はこの選定により、国の財政的支援を受けながら、市民の皆様や各種市民団体と行政が連携して伝統的建造物群の保存、修理など町並みの整備を進めるとともに、これらを活用したイベントやまちづくり活動などを行い、地域のにぎわい創出や活性化を図ってまいりたいと考えておりますので、議員各位におかれましてもより一層のご支援とご協力をお願い申し上げる次第であります。
 それから、本定例会にご審議いただく12の案件につきまして概要の説明をさせていただきます。
 まず、議案第70号 桜川市加工施設の設置及び管理に関する条例につきましては、地方自治法第244条の2第1項の規定に基づき、桜川市加工施設の設置及び管理に関し必要な事項を定めるものでございます。
 次に、議案第71号 工事請負契約の締結の議決事項の変更につきましては、平成22年7月27日議会の議決を得た平成21年度繰り越し桜川市地域情報通信基盤整備事業光ファイバー網布設工事の一部を変更したいので、地方自治法第96条第1項第5号及び桜川市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定に基づき議会の議決を求めるものでございます。
 次に、議案第72号 指定管理者の指定につきましては、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、桜川市真壁特産品直売所に指定管理者を指定するものでございます。
 次に、議案第73号 指定管理者の指定につきましては、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、桜川市真壁農村交流センターに指定管理者を指定するものでございます。
 次に、議案第74号 指定管理者の指定につきましては、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、桜川市真壁コミュニティセンターに指定管理者を指定するものでございます。
 次に、議案第75号 指定管理者の指定につきましては、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、桜川市真壁野外趣味活動施設に指定管理者を指定するものでございます。
 次に、議案第76号 筑西広域市町村圏事務組合規約の変更につきましては、地方自治法第286条第1項の規定により、筑西広域市町村圏事務組合規約を変更するものについて、関係市と協議するため、同法第290条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
 次に、議案第77号 筑西広域市町村圏事務組合規約の変更に伴う財産処分につきましては、地方自治法第289条の規定により、筑西広域市町村圏事務組合の老人福祉センター及び老人休養ホームの廃止に伴う財産処分を関係市と協議するため、同法第290条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
 続いて、議案第78号 平成22年度桜川市一般会計補正予算(第4号)につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億4,929万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ167億8,048万円といたしました。歳入の主なものは、国庫支出金と地方交付税であり、歳出の主なものは、民生費と衛生費でございます。
 次に、議案第79号 平成22年度桜川市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ664万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ4億2,955万8,000円といたしました。歳入は、繰越金であり、歳出は農業集落排水事業費でございます。
 次に、議案第80号 平成22年度桜川市介護保険特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ469万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額それぞれ33億4,396万7,000円といたしました。歳入は、国庫支出金であり、歳出は総務費でございます。
 次に、議案第81号 平成22年度桜川市水道事業会計補正予算(第2号)につきましては、収益的収入及び支出のうち、水道事業収益で営業外収益が1,968万5,000円の増加となり、水道事業費用として修繕費の1,350万8,000円を支出するものでございます。
 以上で本議会に上程いたしました議案の概要説明を終わりますが、後ほど担当部長より詳細なる説明をいたしますので、何とぞ慎重なるご審議の上、ご議決くださいますよう心からお願いを申し上げ、あいさつとさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

    議長報告第1号の委員会付託
議長(相田一良君) 続いて、日程第5、議長報告第1号 請願・要請書については、お手元に配付しました請願・要請書文書表のとおり、建設経済常任委員会に付託をいたします。
 ここで暫時休憩いたします。
          休 憩  (午前10時41分)

          再 開  (午前10時55分)
議長(相田一良君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

    一般質問
議長(相田一良君) 続いて、日程第6、一般質問を行います。
 質問は、一問一答方式で行います。1回目は一括質問、一括答弁方式とし、2回目以降は要旨ごとに一問一答により行います。なお、質問時間は、答弁を含めて60分とします。初めの質問は対面席に登壇して行い、再質問は自席でお願いします。また、答弁も初めは登壇して行い、次回は自席でお願いします。
 それでは、通告順に従って質問を許します。
 4番、菊池伸浩君。
          〔4番(菊池伸浩君)登壇〕
4番(菊池伸浩君) 4番議員の菊池伸浩です。質問通告に従って7点伺います。
 まず初めは、130万円以上で随意契約をする条件についてと題して1点目の質問をします。11月26日の全員協議会で高久ストックヤードの残土排出工事をめぐってけんけんがくがくの討論となりました。本会議では、百条委員会設置は2票差で否決をされてしまいました。しかし、本会議質疑の中でも「疑問が残ることは確かだが、いきなり百条委員会設置はいかがなものか」、こういう消極的反対が多く出されました。百条委員会の設置こそできませんでしたが、議会の多数は残土排出には疑問がある。このことは否定をしませんでした。まず、そのことを確認をしておきます。
 その中でも特に残土が本当にたくさんあったのかという問題、1点目ですね。5回の搬出工事の中で4回も随意契約を結んだのはなぜかという問題、2つありました。残土の量の件については、仁平実議員の住民監査請求の結果を待つこととし、今回はなぜ4回も随意契約を結んだのかという、この点に絞って質問いたします。
 地方自治法施行令第167条の2の規定には、次に読みます7つの条件どれかに該当する場合は随意契約を結ぶことができるとなっています。まず、1点は、額が少ないとき、市の財務規則では130万円以下です。今回の残土搬出契約は、どれも5回とも130万円を超えていますから、これは該当いたしません。
 それから、2つ目、性質または目的が競争入札に適さない場合、これも残土搬出というのは特別難しい技術があるとは考えられませんので、これも該当いたしません。
 3つ目、緊急の必要により競争入札ができない、これも平成20年8月から21年12月にかけての仕事ですから、緊急でないことは明らかです。
 4つ目は、競争入札に付することが不利な場合、これは平成20年12月5日の工事、2回目の工事ですね。これが指名競争入札になっていることからわかりますように、これも該当いたしません。
 5番目、時価より著しく有利な価格で締結できる。これは全く該当していません。市の出しました資料に基づいて計算をしてみました。1回目の搬出工事は、1立米当たり1,210円です。2回目は1,275円です。3回目は附帯工事、残土処分工事を含めますと3,339円になります。だんだん額が高くなっています。これは1万8,000立米の残土があったとしての計算です。
 6番目、競争入札で落札者がいないとき、7番目、落札者が契約しないとき。6と7は、全く該当になりません。
 今述べてきたように、7つのうち2つは、6と7は全く関係ありませんから、1、2、3、4、5ですね。この5つの条件どれにも当てはまっておりません。また、11月27日の毎日新聞の記事では、重機なども現地にあったため、こう書いてあります。これは、ただの言いわけにすぎないもので、社会的には全く通用しないものであることを言い添えておきます。
 以上見てきたように、今回の高久ストックヤード残土搬出工事の5回は、いずれも競争入札が必要なものです。しかし、5回中1回しか指名競争入札を行わず、あと4回は随意契約で工事を進めてきたというのは、市の財務規則、地方自治法施行令違反になると考えますが、市長の見解を伺います。
 それから、2つ目ですが、大和体育館の雨漏り修理について。大和地区住民の方から大和体育館の雨漏りをしているとの連絡があり、担当職員の方に会い、説明を聞いてまいりました。その後、11月22日夜から23日未明にかけて横殴りの風が吹き、雨もかなり降りました。翌日調べに行ったらば、確かに中央部分に雨がたまっていました。中央部分の赤いといの部分から雨漏りがしているようでした。漏った量はそう多くはありませんが、中央部分であり、滑りやすくなっていて、このままにしておけば運動やるには危険であることには変わりありません。その後、11月25、26日の雨のときには、雨の量は結構多かったのですが、横殴りの風が吹かないためもあり、雨漏りはなかったとのことです。今後の修繕計画を伺います。
 3点目です。市会議員の費用弁償とは何か。今各地で議員の費用弁償をめぐる議論が起きています。私の所属している総務常任委員会でも費用弁償はやめるという方向を確認いたしました。このことは第3回定例議会でも総務常任委員長が報告をし、全議員の承認するところとなりました。私は、このまま自然の流れで、来年度予算には市会議員の費用弁償は廃止になると考えていました。しかし、事はそう簡単ではないようです。
 そこで、私は、12月9日の全員協議会で議員提案として、費用弁償の廃止を提起してはどうかと発言をいたしました。しかし、全員の賛同まではいかず、宙ぶらりんの状況であると私は認識しています。そこで、今回は、議事録に残すという観点で、そもそも費用弁償とは何か、こういう質問をするわけです。
 費用弁償するという字句どおりに解釈すれば、かかった経費を弁償するということになります。議員は非常勤の職員ですが、月給をもらっていますから、常勤職員と見られても仕方ない側面を持っています。もし常勤職員が市役所に来て、日当をもらうとしたら、報酬の二重取りになります。議員の仕事は、議会に来て審議をすることです。その議員が議会に出るたびに日当をもらうとしたらば、市民感覚では疑問が出るのは当然です。交通費のような実費としたらば、全員が同じ額、2,000円というのも不自然です。実費にしなければなりません。ここに費用弁償の矛盾があるわけです。議員の大勢は費用弁償に傾いていると思いますが、改めて費用弁償とはどのような性格のお金であると考えているのか、市の見解を伺う次第です。
 4点目は、選挙収支報告書の記入について。過日、印刷屋さんから「選挙ポスターの費用はどのくらいの額で請求されているのか」と聞かれたこともあり、選挙収支報告書を見せてもらいました。ポスターの値段は紙の質、のりがついているかいないか、品質もさまざまですから、私が論評する筋のものではありません。ここで私が問題にしたいのは、選挙収支報告書の記入の問題です。収支報告書は、改定に改定を重ねた継ぎはぎだらけの選挙法が基礎になっていますから、これを金科玉条にするものではありません。しかし、書くべきものはきちんと書く。書類を受け取るほうは書かれていない部分があれば、きちんと書き直させる、これが行政のやるべき仕事だと思います。私が昨年の県会議員補欠選挙に立候補したときも、県選挙管理委員会は非常に細かな記入を要求してまいりました。記入漏れ一つあっても書き直しを要求されました。例えば私は、自宅を事務所にしましたが、通常より電気代や水道料金は多く使っているはずだ。その分も案分計算をして、事務所費用として計上せよというものでした。電気代や水道料金の設置は月おくれになってもいいから、選挙収支報告書で報告せよというものでした。
 ここで問題にしたいのは、ポスター費用計上の問題です。ポスター費用を公費請求した方は、供託金没収となった方を除けば全員がしています。その供託金没収となった方もポスター代金はちゃんと記載をしてありますから、立候補者全員が記載されていなければならないのです。ところが、記載漏れの収支報告書が幾つか見られました。公費で支給される費用でも、宣伝カーの借り上げ代、運転手の費用はなぜか書かなくてよいと書いてあります。ところが、ポスターの印刷費用は公費で支払うため、候補者は領収書は添付できません。しかし、これだけは領収書がなくても記載をしろと、こういうふうになっています。それなのにポスター費用を選挙収支報告書に記載していない書類が幾つか見られました。
 そこで、伺いたいのですが、選挙管理委員会は、記載漏れがある選挙収支報告書があっても訂正を求めない理由はなぜなのでしょうか。また、このまま不完全な収支報告書を受け取ったままで、選挙管理委員会としての使命をきちんと果たしていると考えているのか、この2点についてお答えを願います。
 第5点目です。「広報さくらがわ」の決算報告記事について。ここに「広報さくらがわ」ナンバー123、2010年の11月1日号があります。私の家にも11月の第1週の前半に届いた経過から見ても、前の週の金曜日、10月29日には印刷が済んでいたと判断しますが、それでよろしいか。
 この2ページ目に、「平成21年度の一般会計・特別会計及び企業会計が平成22年第3回桜川市議会定例会で承認をされました」との文言があります。決算議案が承認されたのは10月の29日の5時過ぎです。第3回定例会は、決算議会であり、岩瀬駅前整備工事の決算も審議されることもあり、決算認定が例年のように簡単に済むことにいかないのは、市執行部としても予想されたことではないでしょうか。工事後の後追い補正予算が賛否同数となり、議長採決で辛うじて承認された予算であることを考えれば、決算議会で異論が出るのは当然のことです。このことは私の知る限りでは、今までにない多くの反対者がいたことが証明をしております。
 また、最後に一言加えさせていただくと、第3回定例会の関心事のもう一つは、副市長人事にあったのではないでしょうか。決算事案の承認を掲載するとすれば、議会最終日に明らかになった副市長の任期切れの退職、後任副市長は空席、この事実も記載されていいはずです。決算議会の最終日が10月29日金曜日、夕方の5時過ぎであったこと、翌日土曜日、さらに日曜日であったことを考えれば、月曜日の11月1日に「広報さくらがわ」を配布するのには時間的に無理があります。もしこの印刷が決算議案が承認されることを前提に事前に刷り上がっていたとしたら、議会軽視も甚だしいと思うのですが、市長の見解を伺います。
 6点目です。地デジ対策について。来年の7月からテレビのアナログ放送が中止されます。それに伴い全家庭が地デジ放送を受信することになります。今全国的には難聴地域が出ると予想されていろいろ対策がとられています。桜川市は、山間部を抱えていますので、地デジ放送が受信できない地域があるのではないかと当初心配されていました。現在の段階でその心配はないのか、特に特別に費用をかけてアンテナを取りつける必要がある地域はないのか。また、アンテナ取りつけの費用の補助は具体的にどのような対策がとられているのか伺います。
 最後に、同和補助金についてです。2002年に国の同和対策事業が廃止をされ、もうすぐ10年になろうとしています。それに伴い長野県の御代田町のように、同和関連予算を完全廃止し、全国から注目された自治体も生まれています。ところが、その一方、いまだに同和関連予算を計上している自治体も残っています。桜川市ではまだ廃止していない自治体の一つに入ります。予算書を見ましても、真壁地区、岩瀬地区の2団体に同和補助金が出されています。補助金をもらっている団体の構成、または補助金の使い方の説明を求めます。
 さらに、今後も補助を続けていくのか、補助を続けるとしたらその根拠と必要性を伺います。
 以上で、1回目の質問は終わります。
議長(相田一良君) 菊池伸浩君の質問に対する答弁を願います。
 山田総務部長。
          〔総務部長(山田澄男君)登壇〕
総務部長(山田澄男君) 菊池議員さんの質問にお答えいたします。
 市において随契を行う場合は、地方自治法234条第2項の規定を受けまして、地方自治法施行令第167条の2第1項第1号から第9号のいずれかに該当する場合に実施しております。施行令第167条の2第1項第1号においては、議員さんご指摘の130万円以下の工事請負の随意契約のできる額として、財務規則にも同額を定めております。
 通常想定される随意契約は、5号から8号までのものと考えられます。今回の高久ストックヤード残土搬出工事について説明いたします。平成20年12月に、1万立米の処分を指名競争入札で実施いたしました。その後、友部地内の民有地、田への埋め立ての承諾が得られることから、工事を進め、埋め立てが完了に至るころ、高久ストックヤードにはまだ残土が残っており、地権者とは21年3月までの契約解除をお願いした経緯もあることから、年度内に処理しようと計画をいたしました。残土を処分するために処分地の検討をしている時期に、大泉砕石場内に一時的な仮置き場として了解が得られたため、高久の残土処分を引き続き、さきの工事の変更契約で対応しようと実施したところ、さらに地権者から地山まで残土搬出の要望があり、相当量、約1万8,000立米の処分量を搬出しなければならなくなりました。
 20年度予算では対応できないこととなり、21年度予算で4月当初に起工を行い、工事を行っていた大和土建と契約することが工事現場や工法等に精通し、また地権者との協議も調えた経緯も含め、重機、車両等の手配等、順調な工事進捗が進め、工期の短縮、経費の節減が確保できるなどの条件を勘案し、6号に該当させて、金額は大きくなりましたが、随意契約といたしました。
 また、大泉砕石場に仮置きしてあった残土を処分しなければならず、予算も確保できる見通しが立ったため、大泉に残土処分を行った大和土建と再度6号に該当させて、12月に随意契約を締結することになったところでございます。
 他の附帯工事についても、本体の残土搬出工事を行うための一連の工事の中で随意契約を行わなければならないものであったことでありました。これもひとえに平成26年3月までの契約を21年3月に契約解除をお願いした地権者に土地を返却しなければならないためのことだったものと考えております。
 続きまして、選挙収支報告書の記入についてお答えいたします。公職選挙法189条に基づき候補者より選任された出納責任者より提出していただくものでありますが、その中で選挙運動用ポスターの作成費用については、公費負担とされた場合でも選挙運動費用に算入される。したがいまして、選挙収支報告書においては、支出のみを計上する取り扱いとなっております。その理由は、公営制度において、供託物没収者に対して公費負担されないこととされており、供託物を没収されない候補者との均衡を失わないようにしたものであります。
 立候補予定者説明会の会場においては、選挙運動収支報告書に選挙運動用ポスターについて記載するよう説明はいたしましたが、収支報告書の提出をいただいた際に、確認が甘くなったことは否めません。今後、このような誤りがないよう最善をしていくよう改めていきたいと存じますので、ご理解をお願いいたします。
 以上でございます。
議長(相田一良君) 続いて、臼井教育次長。
          〔教育次長(臼井典章君)登壇〕
教育次長(臼井典章君) 菊池議員ご質問の第2点目、大和体育館の雨漏りの件につきましてお答えいたします。
 議員ご指摘のとおり、大和体育館におきましては雨漏りが発生しております。係のほうで確認いたしましたが、9月28日に最初の雨漏りを確認してございます。その後、何度か風雨の強いときに雨漏りが発生いたしましたので、業者に依頼し、雨漏り箇所の確認をお願いするとともに、トップライト、ドレンの清掃をしていただきましたが、雨漏りにつきましては解消されませんでした。再度確認作業をお願いいたしましたが、その結果、トップライト部のシーリングの劣化切れ、アルミ水切り部の吹き込み、板金ジョイント部分のシーリング切れが確認されまして、この部分による雨漏りの可能性があるとのことでございます。今後につきましては、予算計上をいたしまして、早急に対応していきたいと考えております。
 以上です。
議長(相田一良君) 続いて、飯嶌市長公室長。
          〔市長公室長(飯嶌洋一君)登壇〕
市長公室長(飯嶌洋一君) 初めに、市議会議員の費用弁償とは何かについてご答弁申し上げます。
 市議会議員の費用弁償につきましては、地方自治法第203条で、普通地方公共団体の議会の議員は職務を行うため要する費用の弁償を受けることができるとありまして、桜川市議会議員の議員報酬及び費用弁償などに関する条例第4条第3項により、議長、副議長及び議員が定例会、臨時会または常任委員会、議会運営委員会もしくは特別委員会に出席をしたときは、費用弁償として個別の理由を問わず、1日につき2,000円を支給する定額方式をとっております。この方式は、実費の算定の困難性などの観点から採用されている制度でございます。なお、費用弁償は実費の弁償の意味を持つといっても、その額は必ずしも厳密に実際に要した経費と同額でなければならないものではなく、当該条例で定めておられますように、標準的費用を基礎とした定額により支給されるものが通例となってございます。
 一般的な市の考え方を述べさせていただきますと、費用弁償につきましては、職務の執行に要した経費を償うため支給される金銭をいうものと考えております。公務のために旅行する職員に対し、旅行に要する費用として支給される金銭給付を旅費と言いますが、常勤職員に支給する場合を旅費、非常勤職員に支給する場合を費用弁償と言っており、一般職員相当の旅費を費用弁償として支給をしてございます。なお、議員の費用弁償につきましては、議会で議論され、決定されるべきものと考えております。
 次に、「広報さくらがわ」11月1日発行の広報紙が配布状況から判断すると、10月29日に印刷が済んでいたのではないかというご質問でございます。通常広報の印刷につきましては、2日間を要することから、本年11月1日発行の広報123号の印刷に関しまして、議決後の印刷指示でも、11月1日の配布は可能の状況でございました。指示の不手際から議員ご指摘のとおり、29日に印刷が完了しておりましたことに対しましては、まことに申しわけなく思っております。
 広報の記事につきましては、できるだけ新しい時期を得た記事を掲載したいと心がけているところでございます。市役所関連の定期的な記事につきましては、先行してページの構成及び編集の準備をしております。決算関連の記事に関しましても、通常決算定例会は、9月に開催され、決算関連の記事を毎年11月号に掲載をしておりました。今回は、第3回の議会定例会の開催が10月となりましたので、広報発行までに1カ月短い期間となり、年間掲載記事の予定に狂いが生じないかと苦慮をしていたのが実態でございました。
 このような中、今回の印刷につきましては、議決の判断内容によっては、表現の修正もしくは削除などで対応をする予定でございました。今回このような手続となりましたのも、定期的に取り上げている記事であり、速やかに記事にしたいとの思いからでありました。しかし、指示に不手際がありました点に、まことに申しわけなく、おわびを申し上げる次第でございます。今後とも「広報さくらがわ」の発行に当たりましては、広報紙の役割、あり方を十分認識いたしまして、適切な発行に努めてまいりますので、よろしくご理解のほどお願いをいたします。
 次に、地デジの対策についてのご質問でございます。議員ご承知のように地上デジタル放送につきましては、2001年に電波法が改正され、アナログ放送は来年、2011年7月24日までに終了することとなっております。現在、桜川市内の地上デジタル放送につきましては、東京タワーから送信される電波のほかに、昨年5月20日に開局いたしました岩瀬中継局並びに本年4月16日に開局しました八郷中継局などから送信される電波を受信できる状況になっております。しかしながら、地上デジタル放送では地理的条件などから、地上デジタル放送の電波が弱くなり、テレビ放送の視聴が難しい地域が生じております。このような地域を総務省では新たな難視地区として指定をしておりまして、その受信対策を進めているところでございます。本市内では、大泉地区や門毛地区、西飯岡、堤上、本郷地区、犬田地区など約780世帯が新たな難視地区に指定されており、総務省のホームページで公表もされているところでございます。この新たに難視地区の地元区長や住民の皆様には、総務省からの地元説明会が本年7月から順次開催されておりまして、地区指定の経過並びにアナログ放送終了後の対策について、説明がなされております。本市の新たな難視地区につきまして、総務省では現在建設中のスカイツリーによりまして電波状況の改善が見込まれるため、今直ちに共聴施設や高性能アンテナ対策などの恒久的な対策は行わずに、スカイツリーから送信される地上デジタル放送を待ち、その電波状態を調査した上で、その状況に応じた具体策を検討していく予定とお聞きしております。
 スカイツリーの営業の開始は2012年に予定されており、それまでの間に地上アナログ放送が終了してしまうことから、暫定の措置といたしまして、地デジ難視対策衛星放送の利用が示されているところでございます。この放送は、視聴制御が設けられた対象地区限定の放送となっており、衛星放送の受信料は無料となっております。現在までに難視地区の住民へ利用申込書が配布され、申請書の受け付けが現在進められているところでございます。
 また、今後新たな難視地区が追加指定された場合につきましても、総務省では地デジ難視対策衛星放送を利用する計画となっております。また、難視地区に対する補助制度はあるのかというようなご質問でございますが、例えば共聴施設などを整備する場合には、国とNHKからの助成制度が示されておりまして、最初に国からの支援につきましては、新たな難視地区で共聴施設に設置する受信組合の国庫補助となり、国庫補助率は事業費3分の2となってございます。
 また、NHKからの支援につきましては、1世帯当たり7,000円を超える負担に対して、1世帯当たり10万円、または1組合当たり100万円を上限に助成がされると聞いております。なお、本年度の本市の取り組みといたしましては、新たな難視地区への地元説明会のほか、広報紙を通じお知らせを4回、総務省テレビ受信者支援センターと協力し、定点相談会を7月29日から8月5日にわたり、各庁舎並びに中央公民館で開催をしております。今後、住民からの受信相談は増加すると見込まれますので、円滑に地上デジタル放送への移行が進むように、関係機関へ働きかけていく考えでございますので、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。
議長(相田一良君) 続いて、永瀬市民生活部長。
          〔市民生活部長(永瀬 昇君)登壇〕
市民生活部長(永瀬 昇君) 7点目の同和補助金についてのご質問にお答えをいたします。
 現在、茨城県が公認しております同和関係団体は、部落解放愛する会茨城県連合会、全日本同和会茨城県連合会、茨城県地域人権連合会、部落解放同盟全国連合会茨城県連合会の4団体でございます。この4団体のうち桜川市におきましては、部落解放愛する会茨城連合会桜川支部、全日本同和会茨城県連合会桜川支部の2つの団体、支部がございます。各支部から提出された補助金交付申請書と前年度の実績報告書の内容を精査し、それぞれに補助金を町村合併前から交付しております。
 各支部の構成、事業内容等についてご説明をいたします。まず、部落解放愛する会茨城県連合会桜川支部でございますが、代表者は小松本たい子支部長でございます。会員は30戸で構成されております。事業内容につきましては、歴史的に差別されてきた関係者自身の自覚と自立意識を高めるための学習会や研修会、団体の本部が主催する大会への参加、愛する会が所在する地域市町村支部との交流会の開催など、人権の正しい認識を深めることによって、差別解消を図っていく活動を行っております。補助金の額は、合併時は153万円で、平成20年度からは1割減額の137万円でございます。
 次に、全日本同和会茨城県連合会桜川支部の代表者は、坪井孝雄支部長で、会員は20戸で構成されております。事業内容につきましては、部落解放愛する会茨城県連合会桜川支部と同様な事業を行っておりまして、人権問題の早期解決のための啓発など自主的な活動を行っております。補助金の額につきましては、合併時は岩瀬支部120万円、真壁支部81万円、合計で210万円、平成22年度からは1割減額の180万円でございます。
 今後につきましては、桜川市における人権教育の中、なお一層の充実を図るとともに、桜川市補助金等検討委員会からの答申内容、指摘事項を踏まえまして、関係市町村の補助金の調査や補助金交付団体の事業内容の精査等を行いながら、適正な補助金の交付に努めてまいります。
 以上でございます。
議長(相田一良君) 再質問があれば質問願います。
 4番、菊池伸浩君。
4番(菊池伸浩君) 1点目の随意契約の件で再質問します。
 山田総務部長の答弁ですが、私が指摘したどれに当たるのかというのがよくわからないのですよ。あいまいでね。私が挙げた1、2、3、4、5のうちのどれに実際当たるのか。特にその地権者が早く返すように求めて、残土を早く処分してほしいと言ってきたというのですが、私が高久ストックヤード跡を見たのですが、何も変化していないのですよね。何か特に何かに使うようには見えないのですが、私からはね。その辺、特に、だから、この財務規則の中のどれに該当して、本来ならば競争入札にしなければならないものを随意契約にしたのかという理由をはっきり述べてほしいことと、地権者はどういう理由で早く返還処分を求めてきたのか。あと額についても、例えば1,210円から1,275円に上がったという程度だったらばわかるのですが、いきなり3倍になる、3,300円になっていたのでは、ちょっと、ましてやこの1万8,000立米も、後で仁平さんもやると思うのですが、よく本当に残土があったのかという疑惑も生まれているという中で、ちょっと説明には私は納得できないので、もう少し詳しく説明してほしい。
議長(相田一良君) 山田総務部長。
総務部長(山田澄男君) 1点目なのですが、どの条項に該当させたかということでございますが、契約は競争入札が確かに原則でございます。そういう中で、随意契約でやる場合には、財務規則は130万円以下のという額は規定しておりますが、地方自治法施行令の167条の中の第6号で、そこに該当させて、競争入札に付することが不利と認められる場合ということで、そこに中にまず該当させて進めたというのがまず1点目。
 あと2点目の地権者からというのは、こちらから26年3月31日までの契約を21年3月31日までに土地を解除してほしいというこちらからのお願いをしていた経緯もありますので、そういった中で残土搬出を21年3月までには終わりませんでしたけれども、そういう流れの中で進めたということでございます。
 以上です。
議長(相田一良君) 4番、菊池議員。
4番(菊池伸浩君) これ3回目で、もうこれは終わりになるわけね。
議長(相田一良君) 大丈夫、1時間以内、一問一答方式だから。
4番(菊池伸浩君) いいのですか。
議長(相田一良君) 1時間以内。
4番(菊池伸浩君) はい、わかりました。
 いいですか。その競争入札に付することが不利になる場合という話ですが、こんなに値段が上がって、どっちが不利になっているのですか。私らのほうがはるかに不利になっているという感じがするのですが、ちょっと納得ができないのですが。できれば市長答弁願います。
議長(相田一良君) 中田市長。
市長(中田 裕君) 期日が、先ほども総務部長がお話ししたように、本来であれば契約が平成26年3月までということでなっておりましたけれども、議会のほうからも要請がございまして、21年3月までにはお返しさせていただきたいというような形の中で、早急に残土を搬出しなければいけない。ただ、地権者のほうからの申し出もあり、原木等をもとの位置にもっと削って返してもらいたいというような要望もございます。それらに合わせて、本来であれば競争入札でやっておくべきところであるところもあるかもしれませんが、随意契約で進めて、しっかりと対応していったほうがよろしいであろうという判断がございまして、このような形にさせていただきました。
議長(相田一良君) 4番、菊池議員。
4番(菊池伸浩君) 全く納得できないのですが、もう一回言います。地権者が早く返してほしいと言った理由は何なのですか、理由。あと値段が附帯工事とか残土処分の関係もいきますと、普通この場合前半の工事では約1立米1,200円、最後はもう3,300円、この開きは幾ら競争入札にすることは不利だと言われても、ちょっと埋められない落差だと思うのですが、再度答弁願います。
議長(相田一良君) 中田市長。
市長(中田 裕君) 細かい数字等については、若林部長のほうに答弁をさせますが、先ほど申し上げたような形の中で対応をさせていただいたということでございます。
議長(相田一良君) 続いて、若林部長。
上下水道部長(若林鉄郎君) それでは、随意契約と指名競争入札で実施しました2つの工事につきまして、比較をさせていただきます。
 まず、20年度の高久ストックヤード残土搬出工事でございますが、当初運搬距離6.5キロメートル、インターチェンジロードパークまでの残土搬出量1万立米で積算された設計金額は、1,503万6,000円であります。請負額が1,314万6,000円で、落札率が87.4%でございました。これを実際に運び出した友部までの距離で積算しますと、2,754万1,000円となります。これに落札率を掛けますと、2,407万9,000円となりますが、運搬距離6.5キロの当初契約金額のまま大和土建さんの了承を得まして、1,314万6,000円を支出しております。
 次に、平成21年度高久ストックヤード残土搬出工事を同条件により大泉までの運搬距離13.5キロメートル、搬出残土量1万8,138立米で積算しますと、5,210万1,000円となります。この金額に先ほどの落札率87.43%を掛けますと、4,555万円となりますが、実際に随意契約した金額につきましては、3,780万円でございます。また、この契約額で落札率を計算しますと、72.55%となることから、決して高額な金額で契約したとは思っておりません。第6号に該当するものと考えております。
議長(相田一良君) 4番、菊池議員。
4番(菊池伸浩君) では、上下水道部長に伺いますけれども、一般的に残土搬出の相場というのはどのくらいというふうに理解しているのですか。
議長(相田一良君) 若林上下水道部長。
上下水道部長(若林鉄郎君) 他の工事につきましての各工事につきましての残土搬出料については、手元に資料がございませんので、後ほどお答えしたいと思います。
議長(相田一良君) 4番、菊池議員。
4番(菊池伸浩君) 私が日ごろおつき合いしています仁平さんなんかに伺っても、県の残土搬出でも大体相場としては2,000円を超えることはまずないという話なのですよ。民間になっていくともっとはるかに安くなると。私の計算でも3,000円を超えているという、明らかに異常な高値で残土を運んでいるわけですよ。それも随意契約でね。これは、市にすごく大きな損失を与えていると言わざるを得ないと思うので、納得できません。そのことを申し添えておきます。
 それから、今回の残土搬出自体にも問題があるのですが、その随意契約を5回のうち4回もやってきたということについて、また大きな疑問があるわけですね。これについてはやっぱり市としても重大な出来事で反省をしてほしいということを申し添えて、この問題についての質問は終わります。
 それから、次の選挙の収支報告書の件なのですが、確認が甘かったという話なのですが、幾らなんでもこれは甘過ぎるのですよ。ちゃんと書くものを書かないで受け取るというのは、お互いに、議員と役場のなれ合い関係を生むのですよ。やっぱり最低限書くものはきちんと書かせると、たとえ当選した議員さんが偉いからといって、遠慮して書くものを書かせないというのは、これはまずいですよ。
 私、県に行ったときは、本当に厳しいのですよ。一字一句、もう全部自分に合わせるのですね。とにかくさっきも言いましたけれども、自宅を使用した場合には、選挙だから通常よりも人がいっぱい来るだろうと、だから水道費や電気代も通常よりかはかかっていると、選挙運動期間が10日ならば、その案分で計算しろと、たとえ水道料金、電気料金が月おくれになっても、それは後で出せばいいということで、厳しい追及されるのですよ。余りにも市の対応が、私らはかなりしっかり書いたつもりでいるのですが、ほかの議員さんの何人か、もちろんまじめにやった議員さんもいっぱいいますから、全部とは言いませんけれども、何だい、これはという感じの収支報告書も、帳簿上の数字が合っていれば平気で認めているという、これはきちんと、これからはたとえ議員であっても、市の職員は仕事でやっていますから、厳しく対応していただきたいということを申し添えておきます。
 それから、費用弁償の件なのですが、費用弁償は、これから費用弁償を廃止の方向で議会は大方の確認を得ていますから、いずれはなると思うのですが、市としてはどういう形で、私らが議員立法で、議員立法という言い方あれですが、どういう形で提案をすれば一番費用廃止の方向に持っていきやすいのか、そのアドバイスをいただきたい。それに沿って私は動きますので、答弁をお願いします。
議長(相田一良君) 飯嶌市長公室長。
市長公室長(飯嶌洋一君) 先ほどの答弁でも申し上げましたように、議員さんの費用弁償ということでございますので、議会の総意の中でどういう方法で提案されるかということは、ご議論をいただきたいと思います。
議長(相田一良君) 以上で4番、菊池議員の一般質問は終わりました。
 ここで、暫時休憩といたします。
          休 憩  (午前11時51分)

          再 開  (午後 1時30分)
議長(相田一良君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
 続いて、3番、仁平実君。
          〔3番(仁平 実君)登壇〕
3番(仁平 実君) 通告に従い一般質問をさせていただきます。
 私は、前回の一般質問の中で、桜川市の建設工事の発注には大きな問題がある。入札方法、随意契約など、ちゃんとやっているかどうかという点につき、市長、副市長、担当部長にお伺いしました。市長からは、入札は厳正公正に行われていると信じているという答えがありました。私は、決してそんなことはない、おかしな入札、発注が行われていると指摘しましたが、市長はあくまでもちゃんとやっていると言うだけでした。
 しかし、実態はどうでしょうか。現在、私が監査請求を行っている高久ストックヤードの架空残土疑惑について、全員協議会等での市の説明は、予算の執行に関してみずから不正を行ったと言っているばかりか、随意契約の理由など全く信用できないものでした。私たちは、こんないいかげんな行政執行を堂々と行われているということに、大きな驚きと怒りを禁じ得ません。
 前回の臨時議会で一日も早く徹底解明するために、百条委員会の設置、疑惑の解明を提案しましたが、残念ながら否決されてしまいました。私は、不正があったと確信していますが、不正はなかったと思うなら、きちっと調査して、白黒をはっきりさせるのが議会の役目だと思ったのですが、このような市民にとって大事なことを反対し、臭いものにふたをするという議員がいると思ってもみませんでした。非常に残念です。
 桜川市の悪い話題が続いているので、今は時期がどうのこうのという意見がありましたが、市のいいかげんなやり方、不正に今まで議会が黙っていたから悪い話題が続いているのではないですか。議会にとって黙っていることは共犯と同じではないのですか。私は、1年生なのです、ところがどうもわからないです。これから高久ストックヤードの件に関しては、監査請求の結果いかんによっては、行政訴訟、刑事訴訟となっていくと思いますが、私はこれらの疑惑について、私なりの観点から質問していきたいと思います。
 まず初めに、随意契約を行ったわけについて伺います。本来は、130万円以上の工事は入札で行うわけですが、3件の合計で6,000万円の工事を随意契約で同じ業者に発注している。これは前代未聞、こんな勝手な工事が許されるなら、競争入札制度など全く無意味ではないでしょうか。決算認定のとき、市が議会で配付した説明資料には、次のように書かれています。「今年度、高久ストックヤード残土搬出工事を請負施工した大和土建株式会社は、仮置き状態にある残土の状況及び土量について詳細に把握しており、さらに処分地の大泉砕石と綿密な打ち合わせをしている関係上、順調な工事の進捗が予想され、工事の短縮、経費の削減が見込まれるため」と、この内容について、下水道課長に伺います。
 この残土の状況は、大和土建株式会社でないとどうやって処分していいのかわからないような、つまり土量の詳細な把握とか綿密に打ち合わせをしなければ残土は運べないような複雑な事情があったのですか。
 随意契約の場合、諸経費は余り計上されなくなると思いますが、資料を見る限り、前のO工業がやったときは、私、見積書を見ました。1立米900円で青柳地内に運んで整地しています。そして、入札で大和土建がやったときは、立米は1,000円前後だと思います。そして、随意契約で1立米なぜ2,000円以上になってしまうのですか。これで経費が節約できたと言えるのですか。どんどん高くなっている理由書を書いていることはうそなのではないですか。私がどこの建設業者に聞いても、2回目の工事より3回目の工事のほうが楽だったはずだと思います。高久ストックヤードから東友部までと大泉砕石までの距離はほとんど変わらず、どう考えてもおかしいと思うのですが、なぜ安くできるからと随意契約したのに、倍になってしまうのは、お答えください。
議長(相田一良君) 若林上下水道部長。
          〔上下水道部長(若林鉄郎君)登壇〕
上下水道部長(若林鉄郎君) 仁平議員さんのご質問にお答えいたします。
 高久ストックヤードは、合併前、旧大和村時代の公共下水道事業、農業集落排水事業、水道管布設工事等の建設残土のストックヤードとして利用されていた場所であります。合併後、平成21年3月31日までとする賃貸借契約解除を市のほうからお願いしていることから、21年3月末までに残土を運び出すことで始まった工事であります。高久ストックヤードに関連する工事につきましては、平成20年度より21年度にかけまして6工事発注しております。1工事については、指名競争入札により発注し、その他の工事につきましては、契約額は大きくなりますが、継続性があることや経費の削減、工期の短縮などが見込まれるため、随意契約により工事を発注いたしました。
 それでは、順を追って関連する工事の概要をご説明いたします。初めに、平成20年度青柳地区残土捨て場整備工事を発注しております。この工事は、旧岩瀬町公共下水道事業の建設発生残土を青柳地内の残土捨て場に処分していたものであります。その残土捨て場を地権者に返還するため、高久ストックヤードの残土を搬出し、敷きならし整備した工事であります。契約は随意契約しておりますが、その理由といたしまして、旧岩瀬町公共下水道事業の発生残土を今回の工事場所に処分していた業者と契約することにより、工期の短縮、経費の削減が見込まれるため、随意契約いたしました。契約相手は、有限会社大橋工業で、請負金額は1,029万円、残土搬出実績数量は8,544立米であります。
 次に、平成20年度高久ストックヤード残土搬出工事、設計額1,503万6,000円を指名競争入札により発注いたしました。この工事の設計内容でございますが、高久ストックヤードから桜川筑西インターチェンジ前のロードパークに残土1万立米を搬出設計でございましたが、工事発注後、残土の受け入れ先が増渕省一様所有の友部433番地の1、面積3,498平米及び市土地開発公社所有地の友部434番地の3、面積2,283平米の一部623.6平米、合計で4,121.6平米の場所に変更となった工事であります。運搬距離の延長増に伴う請負額の増については、市としてもなるべく支出を抑えたい旨、請負業者に打診したところ、当初の契約額どおりで了承を得ました。契約相手は、大和土建株式会社で請負金額1,314万6,000円、残土搬出実績数量は1万304立米でございました。また、高久ストックヤードには、残土搬出工事完了後も残土4,765立米が残り、搬出先を検討しているころ、地権者からさらに掘り下げて、もとの地山まで残土を搬出してもらいたいとの要望があり、処分地を検討している時期に、大泉砕石より一時的な残土の仮置き場として了解を得たので、引き続き残土を搬出させました。
 次に、平成20年度高久ストックヤード残土搬出工事に伴う敷き鉄板設置工事を随意契約により発注いたしました。随意契約の理由といたしまして、全工事の残土搬入路が住宅地の間を運搬車両が通行することになっていたため、住民より苦情があり、ルートを変更しましたが、変更ルートである河川敷管理道路が軟弱地盤のため、工事を請け負っていた業者が引き続き施工することにより、工期短縮、経費の節減が見込まれるため、随意契約にて施工いたしました。工事内容につきましては、敷き鉄板170枚の設置工事であります。契約相手は大和土建株式会社で、請負金額は186万9,000円でございました。
 次に、平成21年度高久ストックヤード残土搬出工事附帯工事を随意契約により発注いたしました。随意契約の理由といたしましては、友部残土処分地の附帯工事であるため20年度に残土搬出工事を請け負った業者が引き続き処分地内にある竹・立木の伐採処分、表土処理を施工することにより、工期の短縮、経費の節減が見込まれるため、随意契約いたしました。また、早急に高久ストックヤードの残土などの処理を施工しなければならない状況であったため、この工事の一部については、前年度工事の残土搬出先である場所の除草と表土処理、ポンプ小屋の撤去を先行させて施工させました。その後、市の所有地である旧河川敷と残土捨て場となった土地の周辺の竹・立木等の伐採を行いました。契約相手は大和土建株式会社で、請負金額は396万円でございました。
 続きまして、平成21年度高久ストックヤード残土搬出工事を発注いたしました。この工事内容でございますが、平成20年度高久ストックヤード残土搬出工事の残土の残りがあったことと、完了間際に地権者から、さらに掘り下げて、もとの地山まで残土を搬出してほしいと要請があったこと、また市のほうから借地契約の解除をお願いしている経緯もあり、早期に工事を発注する必要があったためでございます。
 随意契約とした理由といたしましては、昨年度工事を請け負った業者は、地権者も前回工事から何度も打ち合わせ及び現場確認をしてもらっており、スムーズに工事の進捗が図られると予想されること、また建設機器等の運搬費、調査測量等の費用の軽減が見込まれるため、随意契約いたしました。契約相手は大和土建株式会社で、請負金額は3,780万円、残土搬出実績数量は1万8,203立米でございました。
 最後の工事となりますが、平成21年度高久ストックヤード残土処分工事を発注いたしました。この工事は、残土搬出工事により一時仮置きをお願いした大泉砕石構内にある1万8,138立米の残土処理と、高久ストックヤードの立木の伐採、松くいさく等の産廃処理も含めた工事契約であります。契約相手は大和土建株式会社で、請負金額は1,869万円でございました。随意契約した理由といたしましては、前回の残土搬出工事を請け負った業者は、大泉砕石構内に一時仮置きさせてもらっていることや、高久ストックヤードの立木の抜根、松くいさくなどの処分もあったので、それらの状況を把握している業者と契約することによって、工期の短縮及び経費の削減が見込めるため随意契約いたしました。この工事につきましても、高久ストックヤードの早期原状回復に努めるため、立木の伐採、松くいさく等の処分については先行させて施工させました。また、契約時期が平成21年12月3日となった理由につきましては、大泉砕石構内に一時仮置きした残土を市の発注する工事などで残土を再利用する事案が発生すれば、搬出する予定だったのですが、平成21年11月末になっても再利用のめどが立たなかったことと、平成21年度の予算の中で下水道工事発注の入札差金等に補正予算を組まなくても起工できる見通しがつきましたので、この時期に残土処分工事の約束をいたしました。
議長(相田一良君) 再質問があれば質問願います。
 3番、仁平君。
3番(仁平 実君) 今長々とうその答弁を聞きましたけれども、今一つ一つ、では今のあれに質問します。
 青柳地内の大橋工業が下水道工事をやっているから随契したと、あそこの整地は玉造建設と私の会社が、もとの、整地してきれいにならして、一応返しました。これは、言いたくはなかったのだけれども、これは本当のことです。なぜ大橋工業に随契に出さなくてはならないのですか。随意契約の意味のこれもうそでしょうよ。高久ストックヤードの残土なのに、青柳地内に残土を整地、仕上げたのは、私の会社と玉造建設の共同で、1回整地してきれいに返しました。そこへ8,540立米の残土が入っているというの、これも答えてください。
議長(相田一良君) 若林上下水道部長。
上下水道部長(若林鉄郎君) ただいまの青柳地区残土捨て場の整備工事でのご質問だと思いますけれども、20年以前に埋めた場所につきましては、青柳の414番地、これが1,669平米、419番地、655平米、421番地、2,092平米、424の1番地、8.5平米、425の1番地、304平米、426の1、10平米、427の1、119平米、この合計の4,857.5平米が20年度以前にこの青柳地区残土捨て場整備工事の場所の中に入った場所でございます。この20年度の青柳地区残土整備工事における場所につきましては、青柳の383番地の1、これが118平米、393の1番地、405番地、411番地、406番地、412番地、413の1番地、413番の2番地、このただいま申した青柳の地番に残土捨て場整備工事としての20年度における場所は、ただいま申し上げました場所でございます。
議長(相田一良君) 3番、仁平君。
3番(仁平 実君) いや、そういうこと聞いていないのだけれども、それでいいです、では議長。
 あと一応先ほど単価のこと、友部地内1,340万円、200万円、390万円、一千八百幾らでこの友部をやっているのだ、安い、非常に安いからとさっきから何回も言っているようだけれども、随意契約は安いからやっていると、一応残土の設計は何が基準で設計4,000円とか、これさっき菊池議員の答弁のときに1万8,168で5,213万円だという答弁をしたようですけれども、一応工事として掘削して運んで、仮置きして、それで運んで設計、山になっている残土を運んで、私いろいろやっているけれども、こんな設計があるのなら、今後本当に、これもう一回再確認、これで随契をやったというのは、これは前代未聞ですよ。この3,000円、これは何を基準でその数字が出たのだか、設計。設計、私が覚えているのでは、掘削した残土を平米4,000円出るのは、現場から掘って、それを仮置きして、さぞかし1日に幾らもできない設計です。ストックヤードへ運ぶのに、こんな数字は県の設計でも何でも、前代未聞で絶対ありません。部長、答えてください、ちゃんとこれ。
議長(相田一良君) 若林上下水道部長。
上下水道部長(若林鉄郎君) 先ほどの件でございますが、県の設計基準に基づいて積算したものであります。
 それから、大泉への残土搬出工事、これについての随意契約の理由でございますが、昨年度の高久ストックヤード残土搬出工事終了後、地権者から、残土はすべて撤去することとたび重なる要望があり、引き続き平成21年度で残土を搬出する工事を施工することになったと。昨年度、当該工事を請け負った大和土建株式会社は、地権者と工法等において綿密なる打ち合わせをしている関係上、順調な工事の進捗が見込まれ、さらに重機、車両等がすぐにでも手配することが可能であり、工期の短縮、経費の節減が見込めるということで、6号を該当させての随意契約でございます。
          〔「部長、そういうこと聞いてないです」の声あり〕
議長(相田一良君) 3番、仁平実君。
3番(仁平 実君) 部長、そういうことは聞いていないです。随契、安くそれで県のやつできているのかと聞いたのですよ、今。そんな大和土建が有利だという話はもうわかりましたから、そういう話は聞いていませんから。一応それ、何回答弁してもそのことに対しては同じ答弁なので、違うことに一応質問します。
 地方自治法167の1項6号というのは、現に契約遂行中の施工業者に施工された場合に、工期の短縮、経費の節減が認められた場合ということですが、この現場は完了していて、現に契約遂行中ではありませんでした。また、他の発注者に係る工事と一部重複錯綜工事する工事とか、機械警備などのようなものにも該当しません。そして、何よりも工期も大して短縮していない。経費は縮小どころか倍増しているとなれば、この6号には全く該当しないことが明らかですが、市長、いかがでしょうか。
議長(相田一良君) 中田市長。
市長(中田 裕君) 仁平議員あり得ないというようなお話でございますが、先ほどから若林部長が答弁しているように、しっかりと適正に対応しておるというふうに確信をしております。
議長(相田一良君) 3番、仁平実君。
3番(仁平 実君) では、市長の答弁は、そのとおりで、では次の質問をします。
 11月27日の毎日新聞の記事で、記者の質問に対して、重機が現場に置いてあったので、随意契約したと、市が答えという記事がありますが、これはどういう意味ですか。工事が完了したのに、重機を放置しておくと、その後の仕事がもらえるのですか、市長、教えてください。
議長(相田一良君) 中田市長。
市長(中田 裕君) 何度も申し上げたように適正に事業を運ばせていただいておるということで、私は了解をしております。
議長(相田一良君) 3番、仁平実君。
3番(仁平 実君) 同じ記事の中に、年度末で予算がなく、次年度の予算でやったような、台数をふやして調整した。当時の役所の指示があったかもしれないとありますが、これは、予算や決算は都合によって適当にごまかしてやっているという意味ですか。役所の指示とは市長の指示ということですか。市長がみずから予算、決算の数字をごまかし、捏造、偽装を指示していたということですか、市長。
議長(相田一良君) 中田市長。
市長(中田 裕君) 仁平議員、私は先ほどから何度も申し上げているように、しっかりと職員のほうにも適正な処理をするようにということを再三再四お話をしてきております。それをこういう議会の中で変な指示をしているのかと言われるのは、非常に遺憾であります。私としては、上下水道部のほうでしっかりと適正に対応しておるということをはっきり明言させていただきます。
議長(相田一良君) 3番、仁平実君。
3番(仁平 実君) 市は、今回の残土疑惑について、工事の発注は適正だったが、内容は改ざんした。しかも、予算の都合でごまかしをしたと公然と話していますが、こんな市民をばかにした話は聞いたことがありません。私たち議員もばかにされているとしか考えようがありません。議会も通った予算がいいかげんに使われていた。決算書もでたらめ、市長が言う厳正で公正に行われている工事発注とはこういうことなのですか。
 最後にもう一度聞きます。残土工事の疑惑について、市長はどう考えているのですか。
議長(相田一良君) 中田市長。
市長(中田 裕君) 何度も申し上げているように、適正に処理をさせていただいております。確かに一部どうしても3月31日までに返還をしなければならないというような形のものがあったということで、全員協議会の中でも台数等について事前に運んでいたということは、議員各位にもお話を申し上げました。それについてはしっかりと我々も検証した中で対応しておると、そういうことでございます。あとはしっかりと適正に処理をしておるということでございますので、信用をしていただきたい、かように考えます。
議長(相田一良君) 3番、仁平実君。
3番(仁平 実君) わかりました。最後に、まとめます。
 これまで誠意のない答弁を聞いていると、この一連の疑惑の中で市長がどういう立場にいたのか、傍聴の皆さんを初め議員の皆さんもよくわかったのではないでしょうか。残念ながら今回も満足な答弁はありませんでした。今回行われた県議会選挙では、市長は「勝てば正義、負ければ悪」と言っていましたね。市長、覚えていますか。市長は、この大変な疑惑の真っ最中に、9日間も公務を休み、前岩瀬町長とともに風野応援に駆け回ったと聞いています。さらに、驚いたことに、これだけの大きな問題となっているにもかかわらず、その業者がまた今月の初めに入札の指名を受け、しかも落札しています。市長は、疑惑はないと思っているのかもしれないが、こんな我々市民をばかにした話はありません。私は、このような市民に対する重大な裏切り行為、不正行為に対して、きちんと追及をしてうみを出し切り、徹底的に処分すべきものは処分してこそ、桜川市の評判が上がるものと信じます。これからも桜川市の工事発注の健全化のために、議会内において追及していきたいと思います。
 以上で質問を終わります。
議長(相田一良君) 以上で仁平実君の一般質問を終わります。
 続いて、14番、大塚秀喜君。
          〔14番(大塚秀喜君)登壇〕
14番(大塚秀喜君) それでは、通告に従いまして質問させていただきます。
 私も16年議員やらせていただきまして、一般質問を何回かしてきました。原稿なしで質問というのも私も今回初めてなのですが、思い切ってやってみようかと、私なりに思いがありましたので、質問させていただきます。
 11月16日に臨時議会招集請求、百条委員会をつくりたいということで8名の議員で臨時議会を開いてくれと請求しました。もう1カ月近くたっています。その、ですから11月の半ばぐらいには、市長も今回の件は耳に入ったと思っております。私ども8名の議員が疑問を抱いていると、百条委員会の請求と、そういう流れは耳に入っていたと思います。
 そんな中で、11月の26日に臨時議会が開かれました。その他の議案もありました。そこで、百条委員会の設置の請求があったということであります。その議案が出る前に、全員協議会がありました。ここにそのときの全員協議会で全員に配られた資料を持ってきました。ずっと1から、今菊池議員、仁平議員から質問があった事業の流れがあって、そのことがまとめて書いてあります。写真も載っています。
 そんな中で、最後のページ見ますと、この最後のページに当初の数量が書いてあって、2万3,613立米、これはどういう数字だと、ヘボン式どうのこうの、役所でお金を払って、測量屋さんが出した残土の数量ですという答弁いただいています。それが2万3,613立米ありました。1の工事で8,544立米、2の工事で1万304立米、4の工事で1万8,172立米残土を運びましたと、最後に資料がまとまっています。これを2万3,613立米、最初の残土があったという数字から、3つ、1の工事、2の工事、4工事と、1の工事が随契だった。2の工事は8社で入札して出した数量、4の工事は随意契約、有利だということで随契で出しましたと、これを当初の数量から引くと、マイナス1万3,407立米と、当初あった残土の量、これは業者を入れて数字を出した数字ですという全協で説明がありました。これは、私はその時点では把握していませんでした。この数字が出てきたと。そこから1の工事、2の工事、4の工事でその分引くと、マイナス1万3,407立米、ということは、最初のあった図面から残土とりました最初のはかり方が間違っていたのか、もとの地山までは1万3,407立米の残土をとらないと地山にならなかった、そういう説明だと思うのですが、認識が間違っていますか、その辺をお聞かせください。
 それで、これでいくと1万3,407立米、下がっていないとおかしい。入札して出した数字ですからね。2万3,613立米というのは、入札して残土をはかって、そこから8,000、1万、1万8,000と持ち出して、計算すると1万3,407立米下がっていないとおかしい。私どもは、この2の工事、最初の数字ではなくて8,544立米を大橋工業さんが随意契約で運んだと、その後残った土を出すのに、8社で見積もり、入札したと、その8社で入札したときの図面をいただきました。それで、その8社で見積もりしたときの残土の図面、それから11月の半ば、11月の20日、22日ごろだったと思います。現場を測量屋さんがはかりました。いただいた図面から現場を測量屋さんがはかりました。そうしましたら、8社で入札したときの図面から今の現場をはかって、1万7,700立米しか土が出ていないと、役所の言っている計算でいきますと、2万8,000立米土が出ていないとおかしいのですが、1万7,700立米しか土が出ていない、これが疑問の始まりでした。1万立米合わないのです、残土の量が。土ですので動かせば若干ふえます。2割ふえるとか3割ふえるとか。2,000立米、3,000立米、4,000、5,000わかります。1万立米合いません。それで、残土というのは、掘るのと違うのでふえないそうです。量はそんなに、積み直しても。何でここで1万立米違ってしまうのだと、これが疑問の始まりです。百条の始まりです。
 この間の全員協議会があり、執行部の説明がありました。市長、これ、きょうまでだと1カ月弱ありましたが、担当課、その当時の例えば職員さんにどういうふうな話を聞きましたか。今の担当課にどういうふうな指示をしていますか、その辺もお聞かせください。
 それで、このみんなに配った説明書の中に、今話にも出ました。1万8,000立米をダンプ、こういうふうにして何月何日に何台運んだという表がありました。それは工事台帳の中にあったものだと思います。それには改ざんがあったと、役所が認めましたね、改ざんがあったと。そうですよね、市長。認めていないのですか。この中の資料4の1、4月27日から6月13日までに1万8,170立米運びました。これには改ざんがあったって役所でこの間全員協議会のときには認めたのですよ。それと、今回の認めたという担当課の答弁がありました。それは何でだと、3月31日までにどうしても地主さんに返すという約束があった。期日だ期日だと、今回の皆さんの上下水道部長、総務部長、市長答弁に、21年の3月31日が期日だと、役所のほうから26年までだったのだけれども、21年の3月で返してくれと言われているので、こういう改ざんもしてしまいました。その前に運んでいました。
 そんな中で、1の工事、2の工事、3の工事、4の工事、5の工事と、工事が流れていって、その入札やって1万立米運んだときの写真が、それが2の工事ですね。その後、3,780万円で随契でやったときの工事の写真、同じ写真がついている。指摘しましたね。これに対して担当課では、錯綜していました。3月31日までに工事を終わらせるということで、仕事は一緒にやらせていたので、ダンプのと同じです。書類が錯綜、写真が錯綜したのだと思います。わかっていても議員に説明は、それはなかったですね。それは私どもの指摘に対して写真の錯綜もあったと、それは認めました。わかっていたけれども、議会には、議員には説明しなかったと。どこまで隠すのかなと、職員さん、こんな仕事していていいのですか。市長、こんな行政でいいのですか。
 それで、書類も改ざんがあった。写真も錯綜していた。今仁平議員の質問で、その間違った業者さんが指名に入って入札も落としている。今月工事もしている。どういう指導をなさっていくのですか、今後。どのように考えていらっしゃるのですか。
 それと、もう一点、21年の3月31日、ことしは22年の今12月ですね。地主さんと11月に私、これだけの話なので、地主さんと会ってきました。地主さんは、まだ返されていません、土地を。賃貸借の契約、土地を貸している契約金をいただきたいって言っています。21年の3月で契約が終わっているのでしょう。22年度分は払っていない。今22年度終わって、23年度でいいのですよね、今はね。
          〔「22年度」の声あり〕
14番(大塚秀喜君) 22年度か。21年度が終わって、この間決算やったのですね。ことしの分は払う予定はどうなっているのですか。地主さんは、地山まで、役所で言っている地山まで土をとってくれと言ったからとったと、地主さんは、客土して植栽してもらうことになっている、客土。土を入れて木を植えてもらうことになっている。全員協議会でも何でもちゃんと出てきて説明します、地主さんは言っていらっしゃいました。
 役所の期日、どうしても21年の3月31日に返さなくてはならなかったので、これだけ仕事を早く進めたのだ、随契で進めたのだ、それが22年の12月になって、何で地主が返してもらえました、ありがとうございましたで話が終わっていないのだ。どういうことですか、これ。とりあえずご答弁いただきます。答弁によって再質問させていただきます。
議長(相田一良君) 若林上下水道部長。
          〔上下水道部長(若林鉄郎君)登壇〕
上下水道部長(若林鉄郎君) まず、残土量の件でございますけれども、平成19年度に測量した量が2万3,613立米、その後、青柳地区と友部地区に搬出した土量の残が4,765立米、大泉地区に搬出した残土が1万8,203立米でありますので、差し引き1万3,438立米が地山までの掘り下げた量であります。残土量については、以上です。
 それから、残土搬出工事の中で3月18日から5月21日まで実際に運んでいたと、その実際の数量でございますけれども、3月18日が853トン、3月19日が755トン、それらのそれぞれの合計で申します。1万9,296トン、最後の日が5月21日でございます。トンを単位堆積数量1.06で割りますと、1万8,203立米ということで、4月から6月までの工期の中で、3月18日から5月18日までに運んだ内容は、以上のとおりでございます。
          〔「5月18日に終わっていた」の声あり〕
上下水道部長(若林鉄郎君) 5月21日です。
          〔「5月21日に終わった。運び終わったの、1万8,000立米」の声あ
            り〕
上下水道部長(若林鉄郎君) 21年度の、1万8,203立米ですね。
          〔「5月21日に終わった」の声あり〕
上下水道部長(若林鉄郎君) 5月21日です。
          〔「に終わったの。3月のいつから」の声あり〕
上下水道部長(若林鉄郎君) 3月18日です。
          〔「はい、結構。はい、次」の声あり〕
議長(相田一良君) 続いて、中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
市長(中田 裕君) 残土の件につきましては、山田総務部長のほうから答弁させます。
議長(相田一良君) 山田総務部長。
          〔総務部長(山田澄男君)登壇〕
総務部長(山田澄男君) 客土についてというよりも、地権者に21年3月31日に返却するということで、返すということになった、それは26年3月31日の5年を借地料のことで質問あった件に関して、21年3月31日までになったということで、5月ぐらいまでに残土は大体運び終わったと。この間、全員協議会の中でも答弁いたしましたように、その後、私ばかりではなくて、その客土ということではなくて、土が逆に今度はとり過ぎたということなので、土をまた戻してくれというような話が出ました。これ私だけの話ではないと思います。
 そういう中で、今度は土を戻さなくてはならないということになると、また経費がかかるということなので、建設課のほうの工事があれば、建設残土があれば、その残土で対応したいということはお話ししてあります。
 ただ、なかなか良質土は建設現場からは出ないのが、砕石まじりとか、そういう部分が出てしまう可能性が大でありますので、なかなか畑とか田んぼの道路改良工事等がないとできない部分があるので、なかなか難しいということなので、その部分が今まで残土を持ってこられないというのが現状であります。それ入れた後に、苗木ですか、植栽、原状に戻すということなので、苗木を戻すという約束事はあります。
 あと21年の6月以降に、土地の境界の復元をしてくれということで、その復元をいたしました。その後、砕石がある程度深く入っているので、自分のその境界から先の部分、自分の土地の部分については、もとに戻してくれということで、それも掘削した経緯がございます。
 そういう中で、確かに苗木を植栽するということは約束事になっております。ただ、それがまだ済んでいないのは現状でございます。
 以上でございます。
議長(相田一良君) 市長、それでは、先ほど答弁漏れでありますけれども、疑惑の持たれている業者が今度は再指名を受けたということで、その辺のことはどう考えているか、答弁を。
          〔「今回の一連の流れ、1回目で出したんですけど、そういう指示
            してきたのか」の声あり〕
議長(相田一良君) 中田市長。
市長(中田 裕君) しっかりと指示情報を立証しながら、議会のほうにもご報告をしていくような状況をつくって、理解を得ていこうというお話をさせていただいております。
 また、指名の件でございますけれども、しっかりと適正にやらせて、執行をさせていただいておるということは胸を張って断言できます。
 以上でございます。
議長(相田一良君) 14番、大塚秀喜君。
14番(大塚秀喜君) 各課に立証しろと、ちゃんとはっきりしろよと指示したということであります。それで、上下水道部長、運んだ量がこれだけあったから、量はありましたと、今そういう説明ですね。何トン運んだので、立米数は間違いないのですと、そういう答弁ですね。それでいいのですね。
 本当に、これ請求してもらってきたのではなくて、役所がつくった資料、議会に説明するのにつくった資料、この中にも図面ありました。8社で入札したときの図面、市長何でこれ、これだけの問題起きているのですから、市長、現場をだれかはかってこいとかやっていないですね。8社でちゃんと入札をして、残土をこれだけありますからって入札までやった図面がある。今の現場がある。これはかればどれだけの土運んだかというのは単純に出ると思うのですが、全然難しい話ではなくて、市長、それ指示してください。議会でも終わったら。どういうわけか地主は、地山までおろしてくれ、役所がとったらばとり過ぎている、土もっと入れろと言っているのですから、今の答弁でもわかるように、地山までとってくれと言っていた地主が土とり過ぎだからちゃんと土入れろと、非常に矛盾していますよね、話も。いいです。現場はかってみてください。
 そうすると、8社で入札したときの残土の図面があるわけですから、現場をはかればどれだけの土出したかはっきりしますから、よろしくお願いしたいと思っています。
 それで、市長、どうやっても1万7,700だったので、1万8,500とかしか土は出ていないと思うのですが、これは現場はかれば出ますので、そのときはどういうふうな対応していきますか、ちょっと答弁ください。
議長(相田一良君) 中田市長。
市長(中田 裕君) しっかりとやらせていただきたいと思います。
議長(相田一良君) 14番、大塚秀喜君。
14番(大塚秀喜君) しっかりと何をやるのですか。
議長(相田一良君) 中田市長。
市長(中田 裕君) しっかりと説明をさせていただきたいと思います。
議長(相田一良君) 14番、大塚秀喜君。
14番(大塚秀喜君) その9,500立米の残土が合わなかった。1万ちょっとなのですが、測量して若干のずれがあるかもしれないです。そこで、1万立米からの残土の量が違ったときにどういうふうな説明するのですか。
議長(相田一良君) 中田市長。
市長(中田 裕君) 先ほどから若林部長が説明をしております。若干大塚議員と見解の相違があるようでございますが、我々としてはその土量をしっかりと運んで処理をしたということでございますので、お願いをしていただきたいと思います。
 以上でございます。
議長(相田一良君) 14番、大塚秀喜君。
14番(大塚秀喜君) しっかりと運んだ。運んだから運んだのだ。これだけ運んだ。現場に土はあっても運んだから運んだでは、ちょっと話にならないと思うのですが、そんな中で、みんなに配った資料の中でも、最初のお金を払って残土の量を出した2万3,613があって、大橋工業が8,544運んで、その後今言っている入札したときの図面があって、そこから1万304立米、大和土建さんが運び出したと、この入札したときの図面の残土の量は、1万三千何百立米なのですよ。これは、役所からもらってきた、仁平議員が役所からいろんな資料を全部出せと言ってもらってきた。その中にない資料が全員協議会のときの資料にはついている、1万4,884立米。これどこから出た資料だと、この間質問しました。これは業者が見積もった図面ですと。この時点で何で随契できるのだ。1万三千何百しかないって、8社で入札して、そこから1万立米運んだならば、1万4,884立米の今度は土がありましたって言ってきて、何で随意契約できるのだ。答弁願います。
議長(相田一良君) 若林上下水道部長。
          〔「議長」の声あり〕
議長(相田一良君) 大塚議員。
14番(大塚秀喜君) あしたは建設委員会もあると思います。徹底的な追及をお願いしたいと考えております。
 市長、私は、私らがこんなに騒ぐ話ではなくて、これだけ数字が違っている、こんなおかしい工事の報告がある。何で言いわけいつまでやっているのですか。役所の中で調べて何がおかしいか検証してください。市長が命令出すのが筋だと思っています。あした建設委員会の報告を待って今後も考えていきたいと思っております。
 以上。
議長(相田一良君) これで大塚秀喜君の一般質問を終わります。
 ここで暫時休憩いたします。
          休 憩  (午後 2時40分)

          再 開  (午後 2時55分)
議長(相田一良君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
 続いて、1番、萩原剛志君。
          〔1番(萩原剛志君)登壇〕
1番(萩原剛志君) 1番議員、萩原剛志です。ただいま議長の許可をいただきましたので、通告順に従い一般質問いたします。
 初めに、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンの公費助成についてご質問いたします。現在、公明党として、子宮頸がん予防ワクチン、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンの3種のワクチンの公費助成を推進しています。ヒブワクチンのヒブとは、ヘモウイルス属インフルエンザb型菌のことで、インフルエンザという名前がついていますが、流行性感冒とは関係なく、主に5歳ぐらいまでの小児の細菌性髄膜炎の原因菌となる細菌です。細菌性髄膜炎という病気は、脳を包む髄膜に菌が取りついて炎症を起こすものですが、日本では1年間に約1,000人が発症し、そのうちの約5%が死亡に至ります。また、救命できても約25%が脳に後遺症が残るという恐ろしい病気です。この病気の約60%がヒブに感染することによって発症すると言われています。このためヒブへの感染を予防するヒブワクチンがつくられました。外国では、ヒブに対するワクチンの接種が進んでおり、ヒブによる深刻な病気は100分の1程度に激減しています。しかし、ヒブワクチンの使用がおくれている日本では、いまだに幼児が細菌性髄膜炎などに感染するリスクが残っています。日本ではヒブワクチンの一般への接種は、2008年12月に始まりましたが、任意接種で費用は自己負担のため、まだ余り普及していません。また、細菌性髄膜炎のもう一つの原因菌となる肺炎球菌を予防するワクチンも2010年2月から接種が可能になりましたが、これもまだまだ普及していません。細菌性髄膜炎の治療のためには、何よりも迅速な診断が求められるのですが、初期には風邪と見誤ることもあり、手おくれになるおそれもあります。このためワクチンで予防することが望ましいのです。ヒブ菌は、せきやくしゃみで飛び散ることで拡大しますので、保育園や幼稚園など子供が集まるところでは集団感染のおそれがあります。発症年齢が生後3カ月ぐらいから5歳ぐらいまでの子供を中心とした病気なので、集団感染を防ぐためにもワクチン接種が有効な対策になります。
 公明党は、かねてからワクチンによる病気予防の有効性に着目し、積極的に普及を推進してきました。桜川市でも第3回定例議会の市村議員の一般質問でも、3種のワクチンについての質問があり、子宮頸がん予防ワクチンは、平成23年度全額公費負担での実施が決定していますが、ヒブワクチンと小児用肺炎球菌ワクチンについては、不十分な答弁と感じました。しかし、先日、国会での補正予算で、公明党国会議員の推進により、本年度から平成23年度まで、接種費用の90%を公費で負担、国2分の1、市町村2分の1になったと伺いました。1割は自己負担となるわけですが、ワクチンの価格設定とか医師の技術料などは、まだ定まっていないという話もあります。命にかかわることでもありますので、桜川市としては自己負担なしとの方向で決定していただきたいと思いますが、市の見解をお伺いいたします。
 2点目として、幼児家庭教育学級の推進についてご質問いたします。乳幼児期の家庭教育は、生涯にわたる人間形成に大きな影響を与えます。この時期は、心理的、社会的な方向づけを強く受ける大切な時期です。したがって、この時期に基本的な生活習慣のしつけなどはほぼ完了すべきであるとも言われています。家庭教育は、親が子供に対して行う私的な教育ですが、今日の激しい社会変動は、親の子供に対する教育観をも混乱させています。幼児家庭教育は、乳幼児を持つ親に対して家庭教育についての学習の場を提供するものです。
 具体的には、幼稚園、保育所等で講師による講演などを行い実施します。石岡市は、既に実施し、講師報償費などを支給しています。桜川市内でも既に実施している施設もあります。昨今では、幼児虐待などが社会問題にもなっている中で、桜川市としてもぜひとも推進していただきたいと思いますが、市の見解をお伺いいたします。
 3点目として、桜川市のホームページについてご質問いたします。昨今のインターネットの普及により、各自治体や企業などのホームページの閲覧により情報収集を行う人も多く、桜川市も光回線の整備などにより、今後の利用もさらに多くなってくると思います。先日、市民の方や市内の企業で働く方からホームページ内の統計情報についてお話を伺いました。隣の笠間市のホームページには、各行政区ごとの男女別の人口や世帯数などがタイムリーに更新され、掲載されている。桜川市のホームページでは、余り詳しくわからないし、更新頻度も悪いと伺いました。調べてみると、笠間市のホームページでは、平成22年9月30日の各行政区ごとの男女別の人口や世帯数、年齢別、男女別の人口などが掲載されていました。また、教育委員会のサイトもあり、教育目標や教育基本方針などの教育情報も掲載してあります。市のホームページなどは、各種の特色もあり、同じものにする必要はないと思いますが、より詳細な情報を掲載することにより、桜川市についての理解をさらに深めるとともに、市役所への電話や訪問による問い合わせの頻度も少なくなってくるのではないかと思います。統計情報の改善や教育委員会サイトの設置の検討についてお伺いいたします。
 また、桜川市の観光情報に関しては、写真を活用し、トップページから写真を見て興味を持ってもらい、真壁のひなまつりや重伝建見学など、観光促進につながるように改善してはどうかと思います。市の見解をお伺いいたします。
 以上、3項目の質問について答弁をお伺いいたします。
議長(相田一良君) 萩原剛志君の質問に対する答弁を願います。
 まず、最初に、中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
市長(中田 裕君) 萩原剛志議員さんの質問にお答えをさせていただきます。
 3種のワクチンにつきましては、かねてより厚生労働省内での予防接種部会の審議、国際的な動向、疾病の重篤性等を考慮した中で、安全性を含めて予防効果が顕著であるワクチンとして予防接種法の改正を視野に入れた定期接種化に向けた検討が継続的に行われているところでございます。そのような状況の中で、今回の臨時国会において補正予算が成立し、子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進臨時特例交付金の原資をもとに、都道府県が基金を造成し、市町村を事業主体としてワクチンの接種の公費助成を行うことになりました。この3種ワクチンの中で子宮頸がん予防ワクチンについては、既に前回の定例会において一般質問でご答弁を申し上げましたように、市の少子化対策及び子育て支援の一環として、全額公費負担による新年度予算で対応することといたしました。
 なお、その時点では、全額を一般財源のみで想定しておりましたので、3種同時の助成については多額の財政負担の要するため、年次的、段階的に実施するとの答弁をいたしましたが、このたび国の補正予算による新規事業が創設され、3種ワクチンについて経費の2分の1が国庫助成されることになりました。つきましては、以上の経緯から、さらに今後の国、県の動向を考慮しながら、子宮頸がん予防ワクチンに加え、ヒブ、小児用肺炎球菌の3種のワクチン接種について、議員各位のご理解が得られれば、23年度当初予算で対応すべく、事業の具体化に向けて、現在鋭意検討中でございます。よろしくお願いしたいと思います。
議長(相田一良君) 続いて、臼井教育次長。
          〔教育次長(臼井典章君)登壇〕
教育次長(臼井典章君) 萩原議員のご質問にお答えいたします。
 まず、本市における家庭教育学級の開設状況につきまして、ご説明を申し上げます。現在、本市の家庭教育学級は、市内の11の小学校、5校の中学校において、各学校ごとに1年生の保護者を対象にいたしまして、市の補助金等により開設されているところでございます。
 家庭教育学級の考え方につきましては、家庭という環境の中で、深い愛情に包まれ、基本的な生活習慣や多くの基礎能力を身につけながら、一人一人が豊かな人間として成長をしてもらうには、家庭内での子供と親のかかわりの中の教育的な背景という面に着目をいたしまして、家庭教育を進めているところでございます。
 具体的には、子育てやしつけを学習し、親同士が交流を深めることにより、次代を担う子供が健全に成長するための学習会を各校ごとに年間約6回程度開設しているところでございます。
 また、子供が新しい環境を迎える入学時等をとらえまして、入学前の就学時健康診断の折などに、保護者を対象にいたしまして家庭教育ブックを活用した研修会なども開催しておるところでございます。近隣の筑西市、笠間市、下妻市、石岡市などの調査結果を調べてみましたが、開設方法、また実施方法につきましてはさまざまでございましたが、小中学校では、ほとんどの学校で開設されている状況でございました。
 一方、議員ご質問の幼児教育でございますが、幼稚園児、保育園児を対象としました幼児家庭教育学級の開設状況につきましては、公立の幼稚園、保育園では24園中17園で、また私立の幼稚園、保育園では47園中28園と約6割の施設で開設されている状況でございました。開設方法、また内容につきましては、それぞれの市や施設ごとにさまざまでございましたが、各施設ごとに学習計画を掲げ、さまざまな形態の家庭教育学級が開設されておりました。特に石岡市におきましては、公立の幼稚園、保育園と私立の幼稚園、保育園、合計23施設ございますが、このうち公立幼稚園では1園、私立幼稚園5園、私立保育園3園の合計9園で開設されておりましたが、石岡市につきましては、年度当初に募集をかけまして、5年以上継続することという条件をつけながら、各施設の運営方針等にも配慮して開設をしている状況がうかがわれました。
 家庭教育学級は、家庭の豊かな人間関係を基盤とし、親と子供の人格的な結びつきと愛情から、子供の基本的な生活習慣や豊かな心を育てるなど、大変重要な役割を担う教育であると考えられます。近年は、核家族化や地域とのつながりの飛躍化が進む中で、子育てやしつけについて自信をなくしていく親がふえることなどに伴い、虐待やいじめなど新たな課題が発生することが懸念されております。そうした中、親子のコミュニケーションの重要性や母親や父親が親としての役割を十分に果たせるような学習の機会を今後は幼児教育を含めた中で検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどをよろしくお願いを申し上げます。
 以上です。
議長(相田一良君) 続いて、飯嶌市長公室長。
          〔市長公室長(飯嶌洋一君)登壇〕
市長公室長(飯嶌洋一君) 桜川市の公式のホームページについてお答えを申し上げます。
 議員ご指摘のように、情報通信技術の飛躍的な発展によって、私たちの社会は急速に高度情報通信ネットワーク社会に向かって進展をしております。特にインターネットを活用したコミュニケーション手段が普及し、社会基盤として浸透しつつあり、ホームページの利用は市民生活に欠かせないものとなりつつあります。こうした社会状況の変化に対して、本市では、桜川市の誕生とともに、桜川市公式ホームページを開設し、情報提供を行ってまいっているところでございます。ホームページでの情報提供は、情報公開及び政策形成、協働をスムーズに進める手段といたしまして、その重要性は一層高まってきております。本市のホームページの運営につきましては、情報発信のための基盤整備及び管理を主管課である情報政策課が担当し、情報発信のもととなる内容の作成、更新などの管理は各課が担当しているのが現状でございます。
 ご指摘の統計情報の更新や内容の充実につきましては、他の自治体の事例を比較研究することで、利用者が統計情報を迅速に、かつ容易に活用できるようさまざまな統計データの掲載に努め、今後は統計情報の迅速な更新を行うとともに、新規時系列データの掲載や時系列データの整理、リンク先の拡大など内容を充実いたしまして、インターネットを使った統計情報の利用促進を図っていきたいと考えております。
 次に、教育委員会のサイトのということで、現在教育委員会サイトの設置状況につきましては、県内市町村において教育委員会の独自サイトを開設しているのは15市町村でございまして、自治体サイトの一部として教育行政情報を掲載している自治体が29市町村あります。現在、当市の教育行政情報は、桜川市公式ホームページの一部として掲載をしてございます。そのため他の行政情報と同列に扱われますので、検索しづらくなる欠点があります。独自サイトでは専用の入り口を設置できますので、利用者にとって教育行政情報にアクセスしやすくなるなどのメリットがある一方、サイト開設の費用が発生するデメリットもございます。今後は、現在の基盤でいかに内容を充実し、利用者がアクセスしやすいものとするか検討してまいりたいと考えております。
 また、観光情報サイトの改善につきましては、現在桜川市観光ガイドとしてトップページから観光資源別の一覧にアクセスし、情報を取得していただいております。ひなまつりの時期にはトップページより直接関連サイトにアクセスできるように、イラストつきの見出しを掲載をしてございます。ご指摘のとおり、文字中心の一覧のため、利用者が目的の情報にたどり着きにくい点もございますので、写真やイラストなどを活用した目的別の一覧等により、利用者が使いやすいものとなるよう改善に努めてまいりたいと考えております。
 桜川市公式ホームページは、地域情報の入り口として、また市民に対する説明責任を果たす手段といたしまして、重要であると認識をしております。今後は、ご指摘の点も踏まえまして、真壁地区の重要伝統的建造物群保存地区に関する情報など、これから市がアピールすべき内容を関係各課との連携を密に検討いたしまして、情報の更新や新規情報の掲載を適切に行うとともに、市民からの意見や要望などを取り入れながら、より一層利便性の高いホームページづくりに努めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
議長(相田一良君) 再質問があれば質問願います。
 1番、萩原剛志君。
1番(萩原剛志君) 今答弁をいただきまして、非常に経済状況が厳しい、また財政状況が厳しい中、今回の質問においては費用が発生するものでございますので、ご理解がないと非常に難しいところでありますが、私自身このワクチンの接種に関しましては、細菌性髄膜炎を私自身も発症し、生死をさまよったことがあります。そういった点からもぜひともこの公費助成について実現できるように、よろしくお願いしたいと思います。
 また、幼児家庭教育学級につきましては、そういった要望も施設のほうからいろいろと寄せられているところでありますので、できる限りこの教育に関しても、予算を厳しい中ではありますが、使わなければならないところに関しては、しっかりとお願いしたいと思います。
 また、3点目に関しても、この点に関しては私自身もよく利用するところでありますけれども、しっかりとその市民、またはその他の方も閲覧する機会もたくさんあると思いますし、またこれからひなまつりの開催機会を迎えるわけですが、いろんな情報収集に関して桜川市のホームページにアクセスするといったこともたくさんあると思います。
 ちなみに桜川市のホームページのアクセス数というのはどのぐらいなのかということで、ちょっとご質問したいと思います。
議長(相田一良君) 飯嶌市長公室長。
市長公室長(飯嶌洋一君) 桜川市のホームページへのアクセスということでございますが、今手元には21年度のアクセス数は調べてありますので、21年度につきましては、約24万件、それから22年度につきましては、12月13日、きのうまでで約15万2,000件ほどのアクセスがされております。これは、他の市町村でもアクセスの率に関しては、ほぼ同じぐらいの利用アクセス件数、率になっていると承知をしております。
 以上でございます。
議長(相田一良君) 1番、萩原剛志君。
1番(萩原剛志君) 以上で質問を終わります。
議長(相田一良君) これで萩原剛志君の一般質問を終わります。

    散会の宣告
議長(相田一良君) 以上で本日の日程は終了しました。
 本日はこれで散会いたします。
 ご苦労さまでした。
          散 会  (午後 3時21分)