平成22年第1回桜川市議会定例会議事日程(第1号)
平成22年第1回桜川市議会定例会議事日程(第1号)
平成22年3月4日(木)午前10時開会
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 諸般の報告
日程第 4 執行部あいさつ
日程第 5 議長報告第1号の委員会付託
日程第 6 一般質問
〇出席議員(24名)
1番 大 塚 健 次 君 2番 市 村 香 君
3番 風 野 和 視 君 4番 岩 見 正 純 君
5番 小 高 友 徳 君 6番 中 川 泰 幸 君
7番 皆 川 光 吉 君 8番 増 田 豊 君
9番 潮 田 新 正 君 10番 相 田 一 良 君
11番 古 川 静 子 君 12番 大 塚 秀 喜 君
13番 高 田 重 雄 君 14番 小 林 正 紀 君
15番 増 田 俊 夫 君 17番 川 那 子 秀 雄 君
18番 萩 原 實 君 20番 橋 本 位 知 朗 君
21番 仙 波 信 綱 君 22番 増 田 昇 君
23番 塚 本 明 君 24番 上 野 征 一 君
25番 林 悦 子 君 26番 菊 池 節 子 君
〇欠席議員(2名)
16番 鈴 木 好 史 君 19番 横 田 衛 君
〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
市 長 中 田 裕 君
副 市 長 山 田 耕 一 君
教 育 長 石 川 稔 君
市 長 公 室 長 飯 嶌 洋 一 君
総 務 部 長 山 中 政 雄 君
市 民 生活部長 永 瀬 昇 君
保 健 福祉部長 麻 尾 優 君
経 済 部 長 横 田 一 君
建 設 部 長 小田部 喜 英 君
上 下 水道部長 告 清 嗣 君
教 育 次 長 古 橋 忠 君
会 計 管 理 者 若 林 鉄 郎 君
〇職務のため出席した者の職氏名
議 会 事務局長 笠 倉 貞 君
議会事務局書記 小 嶌 弘 君
議会事務局書記 斎 藤 修 一 君
議会事務局書記 仲 田 浩 司 君
開 会 (午前10時00分)
〇開会の宣告
〇議長(増田 昇君) おはようございます。
本日の出席議員は24名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立しますので、ただいまより平成22年第1回桜川市議会定例会を開会いたします。
地方自治法第121条の規定により、説明のため議長からの出席要求による出席者及び事務局職員は、配付した資料のとおりでございます。
〇開議の宣告
〇議長(増田 昇君) これから本日の会議を開きます。
〇会議録署名議員の指名
〇議長(増田 昇君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
今期定例会の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により議長より指名します。
17番 川那子 秀 雄 君
18番 萩 原 實 君
20番 橋 本 位知朗 君
以上3名を会議録署名議員に指名します。
〇会期の決定
〇議長(増田 昇君) 続いて、日程第2、会期の決定を議題といたします。
議会運営委員会副委員長より、本定例会の会期日程等議会の運営に関する事項について、議会運営委員会の協議の結果を報告願います。
議会運営委員会副委員長、高田重雄君。
〔議会運営副委員長(高田重雄君)登壇〕
〇議会運営副委員長(高田重雄君) 本日、鈴木議会運営委員長が欠席のため、私が会議結果の報告をいたします。
円滑な議会運営を図るべく、平成22年2月26日午前10時から議長の出席を得て開催し、審議した結果、次のとおり決定いたしました。
会期は、本日から18日までの15日間といたします。本日は、諸般の報告、請願、陳情の委員会付託、一般質問を行います。5日は、昨日に引き続き一般質問を行います。6日から8日は、議案調査のため休会といたします。9日は、一般議案を上程し、審議、採決を行います。10日は、議案調査のため休会といたします。11日は、施政方針後に予算議案を上程し、提案説明を行います。12日は、予算議案の大綱質疑を行い、大綱質疑終了後、各委員会に付託いたします。13日から14日は、議案調査のため休会といたします。15日から17日は、委員会審議といたします。18日は、本会議の開会時刻を午後3時とし、各常任委員会委員長の報告を行い、採決を行います。
以上で報告を終わります。
〇議長(増田 昇君) お諮りいたします。
本定例会の会期日程等は、議会運営委員会副委員長の報告のとおりにしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(増田 昇君) 異議なしと認めます。
よって、会期日程等は議会運営委員会副委員長報告のとおり決定いたしました。
〇諸般の報告
〇議長(増田 昇君) 続いて、日程第3、諸般の報告を行います。
閉会中に開催した委員会の報告を願います。
総務常任委員会委員長、大塚秀喜君。
〔総務常任委員長(大塚秀喜君)登壇〕
〇総務常任委員長(大塚秀喜君) 総務常任委員会報告書。
総務常任委員会の審査の結果並びに審議の経過概要について、会議規則第103条の規定により報告いたします。
初めに、本委員会で協議しました案件は、(1)補正予算(岩瀬駅自由通路概略及び基本設計委託料)についてであります。
本委員会は、平成22年2月17日午前9時より総務常任委員会室において、全委員出席のもとに開会し、説明者として市長公室長、総務部長、市長公室次長兼企画課長、総務部次長兼財政課長の出席を求め、詳細なる説明を受け、審議いたしました。
岩瀬駅自由通路概略及び基本設計の委託発注については、設計業務完了後に手直し、手戻り等が発生しないよう事業用地の取得が確実になってから発注したいので、本年度中の執行を見送り、予算の減額補正を行い、次年度予算に改めて計上、用地を確定させてから発注するという趣旨は了解しました。しかし、本事業は、桜川市新市建設計画に位置づけられた重要な事業であることを考えれば、早期に用地の問題を解決し、事業を進めていくことを要望します。
また、本事業に対する議会での執行部の答弁を踏まえて、本委員会のみならず他の委員会に対しても経緯、経過の説明がされることを要望いたします。
以上、総務常任委員会の経過並び結果を報告いたします。
平成22年3月4日
総務常任委員会委員長 大塚 秀喜
桜川市議会議長 増田 昇 様
〇議長(増田 昇君) 続いて、福祉環境常任委員会委員長、萩原實君。
〔福祉環境常任委員長(萩原 實君)登壇〕
〇福祉環境常任委員長(萩原 實君) おはようございます。福祉環境常任委員会報告書。
福祉環境常任委員会の審議の経過概要について、会議規則第103条の規定によりご報告申し上げます。
福祉環境常任委員会は、2月23日午後2時から第2委員会において、関係部課長の出席を求め、開催いたしました。
案件は、桜川市国民健康保険税条例の一部を改正する条例(案)について、桜川市医療福祉費支給に関する条例の一部を改正する条例(案)について、桜川市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例(案)について、桜川市次世代育成支援行動計画(案)の概要説明について、子供手当の概要説明について、その他報告事項5件であります。
執行部から詳細なる説明を求め、審議しました。
論議された内容の主なものは次のとおりであります。
桜川市国民健康保険税条例の一部を改正する条例(案)については、4月の暫定賦課を廃止し、国保税の納期を7月から2月までの毎月とし、コンビニ納付にも対応するものであります。この条例改正により電算費用、郵送料等の削減、年間賦課額の明確化が図られることと、また納期のない3月から6月には、収納率を向上させるため収納活動を強化し、国保財政の健全化が図られるよう要望します。
桜川市医療福祉費支給に関する条例の一部を改正する条例(案)については、所得制限を廃止するものです。今後茨城県において年齢拡大を予定しており、桜川市としても県の動向を見て、さらなる充実を期待します。
桜川市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例(案)については、地域福祉計画策定委員会委員、日額3,000円を追加するものです。
桜川市次世代育成支援行動計画(案)の概要説明については、後期計画の策定経過、概要についてであります。委員の人選について、次回4年後の計画策定には、子育て中の若い人を任命されるよう要望いたします。
子供手当の概要説明については、現在国会で審議中でありますが、児童手当との調整等市民に支障のないよう対応願います。
以上、本委員会の結果を報告いたします。
平成22年3月4日
福祉環境常任委員会委員長 萩原 實
桜川市議会議長 増田 昇 様
以上です。
〇議長(増田 昇君) 続いて、建設経済常任委員会委員長、中川泰幸君。
〔建設経済常任委員長(中川泰幸君)登壇〕
〇建設経済常任委員長(中川泰幸君) それでは、報告いたします。建設経済常任委員会報告書。
建設経済常任委員会の調査の経過概要について、桜川市議会会議規則第103条の規定により報告いたします。
本委員会は、平成22年2月8日午後1時30分より、岩瀬庁舎2階第2委員会室において、委員7名全員出席のもとに開会し、説明者として関係部長、課長、担当者の出席を求め、(1)大曽根本木線について、(2)長讃地区土地改良事業について、(3)真壁町田地内の寄附受け入れについて、(4)桜川市中小企業事業資金融資あっせん条例の一部を改正する条例について、(5)桜川市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について、(6)補正予算について、(7)その他として生産調整についての案件を議題とし、詳細なる説明を聴取し、協議を行いました。
まず、大曽根本木線について協議しました。この路線につきましては、これまでに地元議員を初め担当部課長、担当者が地権者に幾度となく誠心誠意交渉しましたが、同意を得ることができませんでした。このようなことから、建設経済常任委員会においては、特例債事業としての大曽根本木線は残念ながら中止せざるを得ないのではないかとの結論になりました。
また、この大曽根本木線が中止となった場合、雨引小学校付近の道幅が狭いので、安全確保のため現道西側への歩道の設置等を県に要望はしてはどうかという意見もありました。
次に、長讃地区土地改良事業について、真壁町田地内の寄附受け入れについて、桜川市中小企業事業資金融資あっせん条例の一部を改正する条例について、桜川市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について、補正予算についてですが、これらはいずれも本定例会に上程される予定の案件であり、所管常任委員会としての説明を受けたものであります。
最後に、今年度、来年度の転作状況、来年度から変わる転作の実施方法の報告がありました。大きく変わるものは、生産調整に係る交付金で、これまでは桜川市水田農業推進協議会を経由して地主に配分していたものが、国から全国統一単価で直接生産農家へ交付されることになるとのことでした。非常に大きな制度改革であるため、担当課としても地元説明会を開催し、よりよい方向性を見出しながら、円滑に推進していきたいとのことでした。当委員会においても、ブロックローテーション等のシステムを維持していくためにも混乱等が起きないよう説明会等による十二分な対応を要望いたしました。
さらに、本委員会は、平成22年2月15日午後3時より、岩瀬庁舎2階建設経済常任委員会室において、委員7名全員出席のもとに開会し、説明者として建設部長、総務部次長兼財政課長、都市整備課長、財政課係員、都市整備課係員の出席を求め、岩瀬駅前整備に伴う都市計画費の補正予算について説明を受けましたが、再度3月1日開催予定の全員協議会において、詳細なる説明をするよう求めました。
以上、建設経済常任委員会の報告といたします。
平成22年3月4日
建設経済常任委員会委員長 中川 泰幸
桜川市議会議長 増田 昇 様
以上です。
〇議長(増田 昇君) 続いて、文教常任委員会委員長、小高友徳君。
〔文教常任委員長(小高友徳君)登壇〕
〇文教常任委員長(小高友徳君) 文教常任委員会報告書。
文教常任委員会の審議の結果並びに審議の経過概要について、桜川市議会会議規則第103条の規定に基づき報告いたします。
本委員会は、2月25日午後3時から委員会室において、5名の委員の出席のもとに、教育長、教育次長、関係課長の出席を求め、書記3名を任命し、審議を行いました。
審議しました案件は、(1)桜川市立小中学校適正規模等検討委員会答申について、(2)桜川市体育施設設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について、(3)補正予算についての3件であります。
まず、桜川市小中学校適正規模等検討委員会答申についてでありますが、平成20年10月に桜川市小中学校適正規模等検討委員会に対し、教育委員会から諮問した「桜川市立小中学校適正規模及び適正配置に関する基本的考え方及び具体的方策について」及び「学校給食センター統合に関する基本的考え方及び具体的方策について」に対する答申内容について、担当課長から説明を受けました。
小中学校の適正規模、適正配置についてでは、将来的に小中一貫教育を視野に入れた統廃合を進めることが望ましいという答申が出されております。今後この答申及び先に出された県の指針やこれまでの各学校と地域とのかかわり合い等を十分に考慮し、関係機関等と協議を重ね、整備計画の作成をしていくよう要望します。
また、学校給食センターの統合については、北学校給食センターの現状を考慮し、早急な対応を要望します。
次に、平成22年3月定例会に提出される桜川市体育施設設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例及び補正予算について、教育次長、関係課長から詳細なる説明を受けました。今回の補正については、国の「地域活性化・きめ細かな臨時交付金」に対応した補正が主な内容となっておりますが、適正な予算の執行を要望します。
以上が文教常任委員会の審議の経過及び結果であります。
平成22年3月4日
文教常任委員会委員長 小高 友徳
桜川市議会議長 増田 昇 様
以上でございます。
〇議長(増田 昇君) 次に、視察研修について報告を願います。
議会広報特別委員会委員長、川那子秀雄君。
〔議会広報特別委員長(川那子秀雄君)登壇〕
〇議会広報特別委員長(川那子秀雄君) 広報委員会からご報告を申し上げます。議会広報特別委員会視察研修報告書。
桜川市議会広報特別委員会は、委員全員が出席し、平成22年2月9日、10日に静岡県沼津市議会において視察研修を実施いたしましたので、ご報告いたします。
沼津市は、首都より100キロ圏の静岡県東部に位置し、恵まれた自然環境と優位な地理的条件のもとで、東駿河湾地域、伊豆方面への交通、商業、文化の拠点として、古くからこの地域の政治、経済、文化の中心的な役割を担ってきました。
現在も、この恵まれた自然環境を生かしながら、都市機能の充実を図り、人々が訪れ、集い、にぎわう個性豊かなまちづくり、さらには市民一人一人が「人が輝き、まちが躍動する交流拠点都市・沼津」の実現を目指して、行政と市民が一体となり、よりよいまちづくりを進めているとのことです。
沼津市議会は、「ぬまづ議会だより」により議会の活動状況を広く市民に広報し、議会に対する理解と認識を深めてもらうことを目的として発行に努めてきたとのことです。
「ぬまづ議会だより」は、毎号8ページで構成されていますが、紙面割については、約半分のページを一般質問欄に費やしています。前回発行した11月号についても、16人の議員によって行われた多岐にわたる活発な質問が明瞭でわかりやすく掲載されていました。
なお、原稿の作成に当たっては、質問をした議員より「議会だより掲載希望書」の提出があり、取り上げてもらいたい質問事項の原稿を事務局職員に作成依頼しているとのことです。これは、質問事項の中でも特に取り上げてもらいたいものを本人より示唆することで、論点の絞り込みができるとともに、質問の中身を公正かつ正確に市民に伝えるためのものとのことです。
また、特筆すべきことは、沼津市では議会だより原稿のもとになる会議録の作成に当たり、反訳システムを導入したことで、定例議会の口述反訳がその日のうちに可能になったということです。これにより議会だより編集はもとより作業の大幅な効率化が図られ、議会運営にも大きく寄与しているとのことでした。
今後も、議会広報特別委員会は、先進地の視察研修等により知識や見聞を広げるとともに、紙面の改善に努め、議会だよりを発行することにより、市民が議会に対して理解と認識を深めてもらえるよう努力してまいります。
平成22年3月4日
議会広報特別委員会委員長 川那子 秀雄
桜川市議会議長 増田 昇 様
以上です。
〇議長(増田 昇君) 次に、一部事務組合議会について報告を願います。
最初に、県西総合病院組合議会議員、増田俊夫君。
〔15番(増田俊夫君)登壇〕
〇15番(増田俊夫君) おはようございます。平成22年第1回県西総合病院組合議会報告書。
平成22年第1回県西総合病院組合議会は、平成22年2月25日午前10時から桜川市議会議場において開催されました。会議結果についてご報告いたします。
議案審議に先立ち、川那子秀雄議員から一般質問がありました。質問の内容ですが、県西総合病院の経営に関する問題点についてであり、医師、看護師が不足していることに対する対策、救急医療について、県西地区に中核病院を整備するとの知事の定例記者会見に関連し、具体的な状況及び県西総合病院との関係は今後どうなるかについての質問でありました。
これに対し、県西総合病院長から、医師、看護師の状況について、平成16年の新医師臨床研修制度により医師不足が始まり、当時約30名いた医師数は平成20年には16名まで落ち込み、病棟の休床閉鎖を余儀なくされる状況に陥ったが、平成21年4月から脳外科を初め4名の常勤医師の確保が実現し、22年度からは新たに消化器内科医師の就職、千葉大学から3名の外科医の派遣も決まり、県の地域医療再生計画により、自治医科大から総合診療科に医師派遣が行われる予定であり、筑波大、千葉大等と協力しながら、今後も医師確保に努めたい。
また、看護師不足については、7対1看護という診療報酬改定に伴い、地方病院は看護師不足に陥っており、大変厳しい現状ですが、21年度には7名の採用、22年度にも7名を採用する予定であり、改善傾向にあること、また看護師養成奨学金制度の活用、県看護協会へのあっせん求人登録等により看護師確保活動を積極的に行い、あわせて医師、看護師が安心して働ける環境づくりに努力したいとの答弁がありました。
救急医療については、医師不足の困難な中で、昨年度に脳外科医の常勤化もあって、救急車搬入台数は、昨年度に対し、22年1月現在で787台と、200台の増加が見込まれる状況であり、夜間救急小児科外来等による患者の増加傾向とあわせ、2次医療を行っていく上で必要な診療科スタッフ等の充実と医療環境整備にも今後も努めていくとの答弁がありました。
続いて、組合長から県西総合病院の現状について、市民の安心安全を守るため、常勤医師の不足対策は、21年から22年にかけての各方面の親身にわたる努力による成果と、積極的な医師の招聘を現在も継続中であり、看護師不足の対策についても、的確で積極的な受け入れ等を図りながら、地域病院としての機能充実に努める考えであること、また国の地域医療再生臨時特例交付金事業については、県が策定する地域医療再生計画が承認され、この中で水戸以北の医療圏と筑西下妻医療圏の2地区が指定を受け、交付決定がなされました。
筑西下妻医療圏では、急性期医療の充実が喫緊の課題であり、その原因である医師不足の解決策として、再生計画の中で、公立2病院と関連のある大学病院との連携による寄附講座の開設や新中核病院の整備等が示され、新病院を中心とする公立2病院のサテライト化の計画がなされており、今後設置される有識者による検討委員会での慎重なる議論がなされた中で、この地域における医療の充実や医師の確保に対する必要性が確認された上で、新中核病院を中心とする公立2病院等の連携のあり方も検討されるところであり、今後も地域住民の期待に沿う病院機能の充実のため、医師不足対策等に真剣に取り組み、筑西下妻医療圏のさらなる発展を考えてまいりたいとの答弁がなされました。
また、副組合長からも、今後組合長ともども病院組合等議会議員各位の意向に十分配慮しながら、地域医療を守っていきたいとの答弁がありました。
続いて、議案審議に入り、議案第1号 平成21年度県西総合病院組合事業会計補正予算(第2号)につきましては、収益的収入の予定額を38億4,010万6,000円と定め、収益的支出を36億8,397万2,000円と予定するもので、昨年度猛威を振るった新型インフルエンザ対策に伴う医業費用として、発熱外来設置に伴う改修工事費94万5,000円及び診療材料費105万5,000円の病院事業費用200万円を増額補正する内容であり、収入予算額は、財源として病院事業収益の医業外収益として、新型インフルエンザ患者入院医療機関設備整備事業補助金200万円を充てる補正予算でありました。
続いて、議案第2号 平成22年度県西総合病院組合事業会計予算については、業務の予定量を入院患者数5万7,670人、外来患者数14万3,766人、1日平均患者数で入院158人、外来で489人と定めております。予算額は、収益的収入の予定額、病院事業収益を38億4,016万8,000円と定め、3,552万2,000円の増額で約0.93%増となり、収益的支出、病院事業費用を36億5,746万1,000円と予定し、前年度対比は894万9,000円の増額予算で、前年対比で0.25%の増となりました。
次に、資本的収入及び支出でありますが、収入及び支出の予定額をそれぞれ1億2,737万6,000円と予定し、1,612万5,000円の減額予算であり、前年度対比で約11.2%の減となりました。また、平成22年度の主な建設改良費としては、病棟耐震診断業務委託1,500万円、全身麻酔器、多機能小型自動分析装置等の医療機械器具購入として5,262万6,000円が予定されています。
以上、上程されました全案件は原案どおり可決され、閉会したことをご報告いたします。
以上です。
〇議長(増田 昇君) 続いて、筑西広域市町村圏事務組合議会議員、小高友徳君。
〔5番(小高友徳君)登壇〕
〇5番(小高友徳君) 筑西広域市町村圏事務組合議会第1回の報告をいたします。
平成22年度筑西広域市町村圏事務組合議会第1回定例会は、去る2月19日筑西市議会議事堂において開催されました。定例会は、午前10時より開催され、報告1件、議案7件が提出されました。その結果について順次報告いたします。
報告第1号 処分事件の報告につきましては、平成21年の人事院勧告によりまして、筑西広域市町村圏事務組合職員の給与に関する条例の一部を改正するものであります。
続きまして、次に議案第1号 平成21年度筑西広域市町村圏事務組合一般会計補正予算(第3号)は、既定の歳入歳出それぞれ642万5,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ61億4,296万円とするもので、旧下館消防署解体工事費が確定したことに伴う構成市の負担金の清算と消防車購入に伴う備品購入費などの減額が主な内容であります。
議案第2号 筑西広域市町村圏事務組合筑西遊湯館の設置及び管理に関する条例の一部改正については、筑西遊湯館の障害者の介助者の使用料について、500円を障害者と同額の200円に改正するものです。
議案第3号 筑西広域市町村圏事務組合が茨城県知事の許可により管理する県西総合公園施設の管理に関する条例の一部改正についてでありますが、これは県西総合公園ターゲット・バードゴルフ場の料金設定区分を新たに設け、半日料金の設定をするものです。
議案第4号 筑西広域市町村圏事務組合火災予防条例の一部改正については、個室型店舗における防火安全の確保を図るため、「予防条例」の一部を改正するものです。
議案第5号 平成22年度筑西広域市町村圏事務組合一般会計予算については、予算総額60億8,611万5,000円で、前年度当初予算と比較しますと2,771万円、0.5%の減でございます。
議案第6号 平成22年度筑西広域市町村圏事務組合筑西ふるさと市町村圏特別会計予算については、予算総額941万2,000円で、前年と比較しますと109万円、13.1%の増でございます。主な歳出は、広域イベントの「やっぺえ」の12回目の継続開催や年2回の広報紙の発行、備品の購入によるものです。
議案第7号 平成22年度筑西広域市町村圏事務組合老人福祉事業特別会計予算については、予算総額1億395万5,000円で、前年と比較しますと277万4,000円、2.6%の減でございます。
これら平成22年度の一般会計と2つの特別会計を合わせた予算の総額は61億9,948万2,000円で、前年度対比0.5%の減となっております。
以上、報告第1号が承認され、議案第1号から7号まで原案のとおり可決されました。
これで筑西広域市町村圏事務組合議会第1回定例会の報告を終わります。
以上でございます。
〇議長(増田 昇君) 続いて、筑北環境衛生組合議会議員、古川静子君。
〔11番(古川静子君)登壇〕
〇11番(古川静子君) 平成22年第1回筑北環境衛生組合議会定例会の報告をいたします。
平成22年第1回筑北環境衛生組合議会定例会は、2月26日午後3時30分から桜川市議会議場において開催されました。
上程された案件は、平成22年度筑北環境衛生組合一般会計予算の1件であります。予算総額は、歳入歳出それぞれ2億1,286万3,000円であり、前年度より1,402万1,000円、6.2%の減額であります。 歳入の主なものは、桜川市及び笠間市の分賦金が1億9,813万2,000円、クリーンセンター使用料が972万円、前年度繰越金が500万円などであります。なお、桜川市の分賦金は、前年より276万9,000円減額になり、1億2,117万5,000円で、負担割合は61.16%となっております。
歳出の主なものは、人件費が8,172万1,000円、物件費が1億1,454万2,000円、工事請負費が1,660万円などであります。
上程された案件は、慎重なる審議の結果、原案のとおり可決されました。
以上のとおりご報告いたします。
〇議長(増田 昇君) 次に、例月出納検査の結果について報告願います。
議会選出監査委員、小林正紀君。
〔14番(小林正紀君)登壇〕
〇14番(小林正紀君) 例月出納検査結果報告書。
今回は、桜川市一般会計及び特別会計並びに水道事業会計について、12月、1月、2月に実施した分について報告いたします。
平成21年度桜川市一般会計及び特別会計並びに水道事業会計の例月出納検査は、12月25日、1月27日、2月24日桜川市役所会議室において実施いたしました。
検査は、会計管理者、上下水道部長から現金保管の状況を知る上に必要な書類を提出させ、別に関係帳簿及び証拠書類の提出を求め実施いたしました。現金出納の状況については、関係調書と現金出納簿が符合しており、計数上の誤りも認められませんでした。また、現金保管の状況についても、現金出納簿に記載されている残高と符合しており、保管も適正でありました。
それでは、平成21年度各会計における1月31日現在の歳入歳出の状況について報告いたします。
一般会計は、予算現額182億9,254万1,000円に対し、収入済額114億9,879万242円で、執行率62.9%、支出済額111億7,084万9,012円で、執行率61.1%でありました。
歳入の主なものといたしましては、市税、地方交付税、国庫支出金で96億6,230万3,844円となり、収入済額の84.0%を占めております。歳出につきましては、各科目とも適正に執行されておりました。
次に、国民健康保険特別会計は、予算現額58億6,964万円に対し、収入済額41億938万7,834円で、執行率70.0%、支出済額43億6,368万3,003円で、執行率74.3%でありました。
歳入の主なものといたしましては、国民健康保険税、国庫支出金で24億5,394万3,409円となり、収入済額の59.7%を占めております。歳出につきましては、保険給付費が主なものであります。
次に、老人保健特別会計は、予算現額1,872万円に対し、収入済額2,776万1,591円で、執行率148.3%、支出済額974万7,013円で、執行率52.1%でありました。
歳入の主なものといたしましては、繰越金、諸収入で2,758万5,591円となり、収入済額の99.4%を占めております。歳出につきましては、諸支出金が主なものであります。
次に、農業集落排水事業特別会計は、予算現額4億3,186万9,000円に対し、収入済額1億532万1,702円で、執行率24.4%、支出済額2億3,025万122円で、執行率53.3%でありました。
歳入の主なものといたしましては、使用料及び手数料、繰越金で9,491万8,124円となり、収入済額の90.1%を占めております。歳出につきましては、農業集落排水事業費、市設置型浄化槽整備事業費及び公債費であります。
次に、公共下水道事業特別会計は、予算現額9億5,564万8,000円に対し、収入済額1億20万7,240円で、執行率10.5%、支出済額3億9,853万2,800円で、執行率41.7%でありました。
歳入の主なものといたしましては、分担金及び負担金、使用料及び手数料で8,462万6,284円となり、収入済額の84.5%を占めております。歳出につきましては、下水道事業費、公債費であります。
次に、介護保険特別会計は、予算現額31億3,581万7,000円に対し、収入済額20億6,920万7,950円で、執行率66.0%、支出済額22億6,081万7,546円で、執行率72.1%でありました。
歳入の主なものといたしましては、保険料、国庫支出金、支払基金交付金、県支出金で18億9,562万9,480円となり、収入済額の91.6%を占めております。歳出につきましては、保険給付費が主なものであります。
次に、介護サービス事業特別会計は、予算現額1,081万3,000円に対し、収入済額560万8,385円で、執行率51.9%、支出済額387万6,781円で、執行率35.9%でありました。
歳入の主なものといたしましては、サービス収入の455万6,760円で、収入済額の81.2%を占めております。歳出につきましては、サービス事業費であります。
次に、後期高齢者医療特別会計は、予算現額3億8,750万6,000円に対して、収入済額2億63万9,837円で、執行率51.8%、支出済額1億9,570万3,150円で、執行率50.5%でありました。
歳入の主なものといたしましては、後期高齢者医療保険料の1億9,047万2,000円であり、収入済額の94.9%を占めております。歳出につきましては、後期高齢者医療広域連合納付金が主なものであります。
次に、水道事業会計の収益的収支でありますが、収入につきましては、予算現額10億1,297万円に対し、収入済額6億6,746万8,186円であります。支出につきましては、予算現額10億9,098万7,000円に対し、支出済額5億3,931万8,812円でありました。
収入の主なものといたしましては、水道料金の6億5,370万8,679円であり、収入済額97.9%を占めております。支出につきましては、受水費が主なものであり、支出済額の53.5%を占めております。
以上が例月出納検査結果でございます。終わり。
〇執行部あいさつ
〇議長(増田 昇君) ここで、市長より発言を求められておりますので、これを許します。
中田市長。
〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) おはようございます。本日、ここに平成22年第1回桜川市議会定例会を開会するに当たり、提出議案の概要説明を兼ねてごあいさつを申し上げます。
議員各位におかれましては、公私ともにご多用中のところご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
さて、我が国の経済は、証券大手リーマン・ブラザーズの破綻など米国発の金融経済危機に震撼させられ、中東発のドバイ・ショックと金融バブルで世界は翻弄されている状況にあります。このことは、国境を越えて国際通貨、金融問題がグローバル的に信用危機をもたらしているあらわれであると言えます。
また、日本を代表する企業が大幅な減収を発表する中、派遣労働者の解雇や内定取り消しが相次ぐなど、景気と雇用に対する不安が加速しております。また、日本経済の最近の動向を見ますと、景気は持ち直してきていると言われておりますが、高い失業率や下落傾向にある物価水準など依然として厳しく、先行き雇用環境の一層の悪化や円高、デフレによる景気抑制、圧力の拡大、財政悪化に伴う長期金利の上昇などの懸念材料が山積しており、予断を許さない状況にあります。
議員各位におかれましては、これらの現況をご理解いただき、より一層のご支援、ご協力をお願い申し上げる次第であります。
それでは、今回の定例会でご審議いただく案件についてご説明を申し上げます。
初めに、議案第1号から議案第9号については、平成22年度桜川市一般会計予算及び7特別会計予算並びに水道事業会計予算となっております。これらの新年度予算については、後ほど改めて説明をさせていただきますので、予算編成の骨子のみ申し述べさせていただきます。
市の財政も歳入面では、市税、各交付金の減収が見込まれ、地方交付税については増額が予定されておりますが、今後も予断を許さない状況にございます。一方で、歳出面では、合併特例債事業であります大和中の改築事業に続いて真壁地区の多目的複合施設も工事着工に至り、次は岩瀬駅自由通路の事業化に向けて進めてまいります。また、他の諸事業につきましても、年次計画に沿って鋭意進めてまいりますが、福祉関係等の扶助費の増加とあわせ、各特別会計への繰出金等の増加により財政の硬直化が進んでいる状況にございます。
このような状況を踏まえ平成22年度予算に当たりましては、前年度に引き続き経常経費の枠配分方式を行いました。なお、一層の一般行政経費の節減、合理化に努めてまいります。また、将来の財政負担に留意し、市債の発行につきましては、国の地方財政対策の一環として、地方一般財源の不足に対するための臨時財政対策債、多目的複合施設整備事業等の合併特例債など見込みました。一方、普通建設事業については、道路新設改良事業、継続事業の多目的複合施設建設工事や小学校の耐震補強工事を見込みました。
予算の総額について申し上げます。私は、施策テーマであります「あなたが主役のまちづくり」を念頭に、第1次総合計画の目指す将来像を具現化するための施策に予算配分を行いました。政権交代により地方財政計画が示される中、大分おくれが目立ちますが、昨年に引き続き大変厳しい状況で予算編成となってございます。地域主権のもとでの地方交付税の増額確保、臨時財政対策債の大幅発行、また21年度第2次補正予算の地域活性化きめ細やかな臨時交付金により、基金の取り崩しをせず、予算を組むことができましたが、今後も行財政改革をより一層推進していかなければならないと考えております。
一般会計予算案につきましては、歳入歳出合計165億5,000万円で、前年度対比1.5%の減となっております。前年度の借換債を除きますと、実質的には前年度対比で2.5%増となっております。
7特別会計予算総額は106億8,873万1,000円で、前年度対比1.7%の増となっております。
水道事業会計予算案につきましては、維持管理経費及び事業運営経費等を計上いたしました。水道事業会計の予算総額は14億5,337万5,000円で、前年度対比9.5%の減となっております。前年度繰上償還に伴う借換債を除きますと3.4%の増となります。
桜川市の一般会計及び7特別会計並びに水道事業会計の予算総額は286億9,210万6,000円で、対前年度比0.8%の減となっております。一般会計、水道事業会計の借換債分を除きますと実質2%の増となっております。
続いて、議案第10号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてでありますが、人権擁護委員の友常克樹さんが平成22年6月30日をもって任期満了となりますので、新たに鈴木あい子さんを任命いたしたく、議会の同意を求めるものであります。
続いて、議案第11号 桜川市企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例については、法律に定められた環境施設面積率及び緑地面積率を引き下げ、企業が立地しやすいよう環境を整え、企業誘致を促進するため、新たな条例の制定をするものでございます。
議案第12号 桜川市職員の勤務時間、休暇等に関する条例等の一部を改正する条例につきましては、平成20年度に勤務時間に関する人事院勧告が出されましたが、桜川市では、勤務時間を短縮しないでおりましたが、県内32市のうち22市で実施済みであります。平成22年4月から4市と、茨城県でも実施の予定でありますので、当市も勤務時間を改正するため、条例の一部を改正するものでございます。
議案第13号 桜川市中小企業事業資金融資あっせん条例の一部を改正する条例につきましては、振興金融につきましては、過去3年間で2件と非常に少ないことから、市の審査会や自治金融同様商工会に設置されております金融審査会に審査をお願いできるよう条例の一部を改正するものでございます。
議案第14号 桜川市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例につきましては、平成22年度に地域福祉計画の策定をするため、地域福祉計画策定委員会委員の報酬を追加するため、条例の一部を改正するものでございます。
議案第15号 桜川市国民健康保険税条例の一部を改正する条例につきましては、国民健康保険税条例の納期の変更を行うため、条例の一部を改正するものでございます。
議案第16号 桜川市体育施設設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例につきましては、第2条の表中の施設名称の変更に伴い、別表4の使用料の名称について変更するため、条例の一部を改正するものでございます。
議案第17号 桜川市医療福祉費支給に関する条例の一部を改正する条例につきましては、所得制限の撤廃をするもので、準則から本文の改正を行うため、条例の一部を改正するものでございます。
続いて、議案第18号、第19号、桜川市道路線の廃止並びに認定についてでございますが、桜川市真壁町田地内ほか3路線の廃止、また桜川市真壁町田地内ほか18路線の認定でございます。
続いて、議案第20号 平成21年度桜川市一般会計補正予算(第4号)につきましては、主なものとして民生費のうち障害者福祉費について、扶助費の自立支援給付費は、平成21年4月に障害福祉サービス費用の改定に伴い、給付費の増加などにより歳入歳出ともに増額するものでございます。
土木費のうち道路新設改良費については、国庫支出金の地域活性化きめ細やかな臨時交付金により平成22年度事業の工事請負費を前倒しし、早期整備を進めるため、増額するものでございます。
議案第21号 平成21年度桜川市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)につきましては、保険給付費のうち一般被保険者医療給付費は、医療費の伸びによるもので、実績を見込み、療養給付費保険者負担分を増額するものでございます。また、一般被保険者高額医療費についても、高額医療費の実績を見込み増額するものでございます。
議案第22号 平成21年度桜川市老人保健特別会計補正予算(第2号)につきましては、主なものとしては、医療諸費のうち医療給付費については、医療給付費などの確定見込みにより減額をするものであります。
また、諸支出金のうち一般会計繰出金につきましては、本年度も老人特別会計の精算見込みにより余剰金を一般会計へ繰り出しをするための増額をするものでございます。
議案第23号 平成21年度桜川市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、主なものとして、市設置型浄化槽整備事業につきましては、本年度の事業量の確定により歳入及び歳出とも減額をするものでございます。
議案第24号 平成21年度桜川市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、主なものとして、水道事業費のうち流域下水道事業費は、県の事業量及び事業費の確定に伴い、事業費の減額が生じたため、小貝川東部流域下水道事業建設負担金を減額するものでございます。
議案第25号 平成21年度桜川市介護保険特別会計補正予算(第3号)につきましては、総務費のうち一般会計管理費について、国の介護基準緊急整備等臨時特例交付金及び施設開設準備経費補助特別対策事業費補助金により事業費の追加をするものでございます。
議案第26号 平成21年度桜川市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につきましては、主なものとして、後期高齢者医療広域連合納付金のうち保険料納付金の減額によるものでございます。
議案第27号 平成21年度桜川市水道事業会計補正予算(第2号)につきましては、主なものとして、収益的収入及び支出の水道事業費用のうち営業費用は、管路台帳作成業務委託料の入札差金により減額するものでございます。
また、営業外費用は、企業債利息及び資本的支出の企業債償還金の政府資金等について繰上償還に伴う借換債を行うものでございます。
以上で本議会に提出いたしました議案の概要説明を終わりますが、後ほど担当部長より詳細なる説明をいたしますので、何とぞ慎重なるご審議の上、ご議決をくださいますよう心からお願いを申し上げ、あいさつといたします。どうぞよろしくお願い申し上げます。
〇議長報告第1号の委員会付託
〇議長(増田 昇君) 続いて、日程第5、議長報告第1号 陳情については、お手元に配付しました陳情文書表のとおり、福祉環境常任委員会に付託をいたします。
ここで暫時休憩いたします。
休 憩 (午前11時02分)
再 開 (午前11時15分)
〇議長(増田 昇君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
〇一般質問
〇議長(増田 昇君) 日程第6、一般質問を行います。
一般質問については、今定例会においても一問一答方式を採用いたします。1回目は、一括質問一括答弁方式として、2回目以後は要旨ごとに一問一答により行います。なお、質問時間は、答弁を含めて60分とします。初めの質問は、対面席に登壇して行い、再質問は自席でお願いします。また、答弁も初めは登壇して行い、次回は自席でお願いします。
通告順に質問を許します。
6番、中川泰幸君。
〔6番(中川泰幸君)登壇〕
〇6番(中川泰幸君) それでは、通告しておきました行きどまりの県道雨引観音線について、2点質問いたします。
まず、この質問は、約2年半前、平成18年第3回議会定例会において一般質問しており、再度質問するものであります。合併後、5年目を迎えるに当たり、桜川市も着実に前進し、進化していると思うところであります。特例債事業も中間期に入っているということで、市長におかれましては、ますますの政治手腕を発揮してもらうことを強く望むところであります。
何といいましても、北関東自動車道、桜川筑西インターが平成20年4月に開設し、同年12月栃木県と結ばれ、桜川市においても大きな経済効果が生まれてくるものと確信するところであります。また、平成23年内には、栃木県都賀ジャンクションと群馬県太田桐生インターチェンジが開通予定となり、北関東全線開通となるわけです。そうなれば関東一円、いや全国どこへでも行けるといった高速道路網が整備されるわけです。これから高速アクセス道路としても視野に入れて考えてほしいのが行きどまりの県道雨引観音線なのです。
私は、前回市の将来を考えたとき、道とは人と人とを結び、地域住民との交流に欠かせないと言いました。それに対し、市長の答弁は、構想は非常に桜川市の将来を見据えた極めてすばらしい発想である、県道としての道路延伸ができれば大型バス等の交通も可能となり、県内の周遊観光に組み込むことが可能になり、市の貴重な観光資源として地域の経済効果、さらには地域の交流にもつながるので、検討させていただきたいと言っています。市長、あれから2年半、私の熱い思いは全く変わっておりません。
そこで、質問いたします。市長の今の気持ちと考えを伺います。
続いて、2点目、県道、林道としての観点から見た問題点はという質問でございますが、まず最初に、曽根地内に既存の曽根線が途中まで整備されていますが、曽根線の経緯と概要をお伺いいたします。
次に、地図上では、大和地区の本木地内から大曽根、東飯田地内において林道東山線と花の入線がアクセスされています。この曽根線と東山線を結ぶ方線を想定した場合、地形的にクリアしなければならない規制が伴うと思われますが、どういった問題点が生じるか、経済部長にお伺いいたします。
次に、建設部長に答弁をお願いいたします。県道としての機能を生かした場合、担当課としての考え方をお聞かせください。
以上、2点について質問いたします。
〇議長(増田 昇君) 中川泰幸君の質問に対する答弁を願います。
横田経済部長。
〔経済部長(横田 一君)登壇〕
〇経済部長(横田 一君) 中川議員さんの質問にご答弁申し上げます。
林道曽根線の概要と整備経緯につきましてご説明いたします。まず、概要につきまして申し上げます。総延長は1,609.2メートル、幅員4.0メートル、車道幅員3.0メートルでございます。
続きまして、整備経緯を申し上げます。本林道は、森林の整備、保全と林産物の充実を目的に、県単独補助事業として平成元年に工事に着手し、平成11年までの11年間をかけまして開設いたしました。また、舗装工事につきましては、平成5年、平成11年、平成12年の3カ年行っております。さらに、これらに要した事業費につきましては、開設工事費1億1,740万円、舗装工事費2,150万円、計1億3,890万円でございます。
次に、これの延伸、すなわち大和地区への接続につきましては、幾つかのルートが考えられますが、ルートによりましては大変大きな障害あるいは規制も考えられます。それと申しますのは、関係する地域が水郷筑波国定公園指定地であること、保安林が存在すること等でございます。これらにつきましては、関係機関と協議をしていかなければなりませんし、許可等が必要となってまいります。さらに、道路ルートとして地形的に可能か否か、これらも検討しなければなりません。このため平成21年度におきまして、その前段となる踏査を実施いたしているところでございます。今後は、この調査結果をもとに、より詳細な調査をしてまいりたいと思っております。
以上です。
〇議長(増田 昇君) 続いて、小田部建設部長。
〔建設部長(小田部喜英君)登壇〕
〇建設部長(小田部喜英君) 中川議員さんのご質問にお答えいたします。
県道としての機能ということで、担当課の考え方ということでありますが、これから申し上げることで答弁になっているかどうかわかりませんが、問題点と機能というより、まず現状を説明を申し上げさせていただきますと、この路線につきましては、先ほど議員の質問の中にありましたように雨引観音入り口から約3キロメートルという極めて短い道路であり、行きどまり道路であるというのが現状であります。現在筑西土木事務所におきましても、既存路線の一部狭隘部分については、道路拡幅のための用地交渉が進められているということで、既存部分におけるそうした狭隘部分については、これから解消に向けて取り組まれるのかなということで、これでは機能ということではありませんが、以上で答弁とさせていただきます。
〇議長(増田 昇君) 続いて、中田市長。
〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 中川議員の質問にお答えしたいと思います。
私は、ご質問の林道整備につきましては、さまざまな問題が想定されますが、大変重要な道路ではないかと考えております。できれば着実に推進をしていきたいなと思っております。この道路は、単に林道としての利用のみならず、複数の利用可能性をあわせ持つと考えられます。まず、林道としては、森林の多用な機能の持続的な発揮に欠かせないものであり、この地域で生産された林産物の搬出等にも効果をもたらし、経済活動に大きく貢献するものと思っております。また、岩瀬地区、とりわけ入郷地区と大和地区を結ぶ地域間連絡道路としての利用が可能であり、地域間交流も活発になり、合併後の旧町村間の一体感醸成にも非常に役立つものであります。
さらに、観光客流入の道路としても欠かせないものであります。現在本市の人口は、減少傾向にあり、なかなか歯どめがかからない現況でございます。このため、交流人口の増大に連動するさまざまな施策を講じ、活性化に努めているところでございます。
このような観点から、この道路が全線開通いたしますと、本市への新たなルートができることになり、観光客はもとより近年健康志向による森林浴あるいはハイカー等による交流人口の増大が期待されるところでございます。現在は、財政運営上、非常に厳しい状況ではございますが、今後工事を行う上で各種調査等を実施していかなければならない問題がありますが、県とよく相談しながら開通に向けて鋭意努力をしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
〇議長(増田 昇君) 再質問があれば、質問願います。
6番。
〇6番(中川泰幸君) それでは、先ほどの経済部長のほうに、まず再質問をさせていただきます。
先ほどの市長の答弁の中の、ちょうど経済部長への質問なのですけれども、私、入郷地区というの、ちょっと余り把握していないのですが、入郷地区と大和地区を結ぶ連絡道路と申されましたよね、市長。この連絡道路、何かとてもいい感じがしております。今後使わせていただきたいなと思っております。
それでは、経済部長に質問です。この連絡道路、今後工事を行う上でこの各種調査等を実施しなければならないと申されましたが、各種調査の内容、この辺を詳細に説明していただければと思います。
あと、もう一点、前回の2年半前なのですけれども、一般質問しておりまして、その後予算書に調査費が計上された記憶があります。これが執行されていたならば、どのような調査をしたのかもあわせてお伺いいたします。
〇議長(増田 昇君) 横田経済部長。
〇経済部長(横田 一君) お答えをいたします。
まず、本年度、21年度に実施をいたしております調査につきましてご説明を申し上げます。この調査は、踏査による調査でございまして、ルートを決定する上で最初に行う調査でございます。具体的には、図面をもとに高低差、地形等現地において比較的広範囲の地域を調査するものでございます。
次に、今後実施する各種解析調査につきましてご説明申し上げます。路線全体計画調査、これは森林の多用な機能の持続的な発揮、生活環境整備及び地域産業振興のための適切な林道配置のための調査でございます。それから、林業、社会環境調査、これは社会特殊調査、道路状況調査等を行うものでございます。次に、自然環境等調査、これは路線の利用区域及びその周辺の地形、地質、動物及び植物等の自然環境の調査を行い、全体計画の策定における、留意する事項を明らかにするための調査でございます。今後、以上のような調査を実施していくこととなります。
以上です。
〇議長(増田 昇君) 6番。
〇6番(中川泰幸君) 先ほど調査を実施していく上で鳥獣類が生息されるわけです。ちょっとその辺私も林道というか、ないものですから、登ったことがないのですよ。ですから、どういう、部長として把握している鳥獣類、ちょっとお聞かせ願いたいのですが、どうでしょうか。
〇議長(増田 昇君) 横田経済部長。
〇経済部長(横田 一君) 今後調査するということで、現時点で私も把握をいたしておりません。大変申しわけございません。
〇議長(増田 昇君) 6番。
〇6番(中川泰幸君) それでは、経済部長、よろしくお願いしたいと思います。
建設部長におかれましては、土木事務所なり県なりどんどん推進していっていただければと、そう思います。
それでは、市長、今の答弁の中で、市長は重要な道路と認識し、推進していきたいと、前向きな考えを持っているという受けとめ方でよろしいのですか。また、地域間の交流、雨引山を中心とした観光客の流れ、それに伴う経済効果など、連絡道路は桜川市にとって役立つもので期待できるとの答弁、これは私も共感するところがあります。ここにきて今質問している行きどまりの県道、この延伸という機運が大分高まっているのかなと感じているのですが、その辺市長の考え、どのようなものがあるか、ちょっとお聞かせ願えますか。
〇議長(増田 昇君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 中川議員さんのご質問でございますが、私は、道というのは停車場であってはいけないというふうに基本的に考えております。車、人が自由に往来できる、あくまでも道と道がつながっていることが前提にあるのではないかと。そういう面で特にこの地域の、先ほど中川議員は入郷地区とはどの辺のことかというふうなことで私は知らないと言いますけれども、入郷地区というのは、旧岩瀬町の東部地区でございまして、木植あるいは今泉、猿田、曽根地帯が入郷地区と言われるところでございます。この地域は、非常に農業、林業が盛んなところでございます。
しかしながら、現在桜川市の林業、経済、農業の窓口というのは、真壁庁舎にございます。そして、この地域から真壁庁舎に行くのには、現在40分ぐらいかかるそうでございます。その地区の皆さん方にも、桜川市としてやはり往来を激しくしながら交流を深めていきたいという強い思いがございます。そういう面で雨引停車場線は、楽法寺前でストップしておりますので、これを少し延伸をできる方法はないだろうかというふうに思っております。入郷地区の皆さん方にも、そのような思いを伝えていきながら、しっかりとこれから県のほうとも協議をして頑張っていきたいなというふうに思います。やはり合併をして、皆さんが交流ができる、少なくてもいろいろ庁舎に行きたいというときに、40分もかけて行くと、やっぱりそこには我々何のために合併をしたのだというその思いが出てしまいます。これが第1点。
第2点も、やっぱり今桜川市、きのうで真壁町のひなまつりも終わりましたけれども、大分日本全国津々浦々から観光客が訪れるようになりました。そして、この観光客をもっと誘致する方法としては、迅速に高速道路のインターチェンジと結ぶ必要があるのではないか、現在桜川筑西インターチェンジがございますが、こういう道路が整備されますと、笠間西インターチェンジともあっという間に結ばれる、周遊ができる、そういうことも想定した場合には、やっぱりしっかりと県のほうにも事情を説明させていただきながら何とか推進をしていきたい。ただし、先ほども建設部長あるいは経済部長が言われたようにいろいろ縛りがございます。国定公園の縛りあるいは自然環境の中でどうあるべきかという縛り、こういうものをクリアしていかなければならないということでございますので、こういうものをしっかりとクリアしていけるようなことを十分考慮しながら進めてまいりたいと、かように考えておるところでございます。
〇議長(増田 昇君) 6番。
〇6番(中川泰幸君) ありがとうございました。本当に市長の前進していきたいという気持ち、こういうものを考えて、いい方向にこれからも推進していっていただきたいと思っております。
私は、以前本当に思いつきの発想で物事を言っているわけではございません。この行きどまりの県道を延伸し、一歩でも前進させたいという気持ちからです。道は、人の夢を運び、未来へとつないでくれるからこそ発展があるわけです。市長の申す「あなたが主役のまちづくり」です。
桜川市のさらなる躍進を期待いたしまして、私の一般質問を終わりにします。
〇議長(増田 昇君) これで中川泰幸君の一般質問を終わります。
ここで暫時休憩いたします。
休 憩 (午前11時38分)
再 開 (午後 1時00分)
〇議長(増田 昇君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
一般質問を行います。
10番、相田一良君。
〔10番(相田一良君)登壇〕
〇10番(相田一良君) 先ほどお昼休みに議長より、時間の都合上、1時間ぴったりやれと仰せつかりましたのでありますが、内容が乏しいもので、それほど時間がもちません。そのときはご勘弁いただきたいと思います。
さきに通告してあります3点について質問させていただきます。その前に一言、私自身は標準語で質問しているつもりでありますが、聞く人によっては言葉になまりがあって聞きにくいという人もいますが、一生懸命質問をしますので、ご理解をいただきたいと思います。
それでは、質問に入ります。1点目の桜川市の合併特例債事業について質問します。戦後一貫した右肩上がりの時代は、バブル期を頂点に終えんし、国全体で人口減少と少子高齢化が進み、地方の弊害が叫ばれて久しい、その要因の一つに右肩上がりの幻影が挙げられるのではないか。社会全体が右上がりだった国から来るお金が毎年ふえ続け、口をあけて待っているだけで自治体の予算規模は大きくなっていきました。ふえたパイをどのように内部で配分するかが自治体の最大の課題で、少なくとも前年より予算が減額というようなことはありませんでした。
ところが、近年その前提が崩れてきたのであります。時代は、激変し、国からの交付金も現状維持も困難で、前年度を下回るのが当然との感じすらあります。一昔前なら考えられないような自治体の破綻、例を挙げれば北海道の夕張市のように現実的なものとなっております。にもかかわらず、危機感を欠いた右肩上がりの幻影によって、発想の転換を怠ったまま口をあけて待っている地域が多いのではないでしょうか。
このような中、国は2000年ごろから行財政改革と連呼し、あめ、つまりニンジン政策といっておいしいものをぶら下げて市町村合併、いわゆる平成の大合併を強引に推し進めたわけであります。その昔、江戸時代、農民が年貢の納めが厳しい例えとして、「泣く子と地頭には勝てぬ」と嘆いておりました。つまりこの合併も、地頭と申しまして、お上、政府のやることに対しては逆らえないのと同じではないか。国はニンジンというおいしいものによって、つまり合併することによって数十億、数百億円単位が交付され、その上に地方債の上積みがあり、バラ色の財政運営ができるものと踊らされ、その気になって舞い上がっていると、実は事業費の3分の1は借金であるということでございます。
事業によっては、本来県の事業で、県が全額負担する事業をするものを、この機を利用して国と自治体に負担させているような気がするのは私一人ではないと思います。旧大和地区においては、早々と合併特例債事業を新市計画に組み込んでいただき、立派な中学校が完成し、現在子供たちは安心安全な校舎で勉学に励んでおります。市長を初め議員の皆様方のご支援、ご協力、まことにありがとうございました。
地元の一議員として、心の中ではいつも感謝を申し上げております。このように組み込んでいただいた事業もありますが、合併当初の事業計画の総額にどのように変化があるのか、また合併特例債事業の前期分としての事業別の経過及び投資額もお答え願います。並びに今後の後期の特例債事業計画についてもお聞きします。
続いて、2点目の質問に入ります。地域医療再生基金事業についてでございます。人の命は、地球よりも重いと言われております。つまり重さでははかれないほどとうといものだということでありましょう。その命を救うのは、医療機関の力が必要であると思います。茨城県は、人口当たりの医師の数が大変少なく、全国ワースト2位となっております。茨城県には、9つの医療機関がありますが、その中で2つの医療機関が極端に医師不足になっております。1つは、水戸市から北の常陸医療圏であります。もう一つは、私たちの住む地域、筑西下妻医療圏であります。特に我々が住むこの地域は、極端な医師不足であり、医療砂漠とも言われておりますが、ここにきてクリスマスも正月も過ぎたのに、この地域にすばらしいプレゼントが舞い込んできました。それは、国が経済対策として地域医療再生基金事業なるものが決まったことでございます。これは、まさに千載一遇のチャンスであります。茨城県の2つの医療圏に昨年総額100億円ぐらいのお金が交付されると言われていましたが、民主党に政権が交代し、さらにことしの民主党による事業仕分けで減額されて決定したと言われておりますが、幾らぐらいに決まったか知りたい。地域医療は待ったなしであります。国、県、そして自治体市民が活発な議論を展開するものと思います。この地域医療再生基金事業なるものは、この地域にとってどのような事業かお聞きします。
続いて、3点目の使用料等収納管理システムについて質問します。国は、約八百数十兆円という膨大な天文学的な数字で借金しております。国民1人当たり約650万円ぐらいと言われておりますが、財政難による日本沈没が起きるのではないかと心配している経済学者もおります。このような状況では、国、県からの交付金の増額は望めません。また、この不景気のご時世で市の市民税等の増収も望めないのではないでしょうか。入り、つまり歳入も年々減少しているのが現実であります。桜川市においても、懐ぐあいが大変厳しく、平成22年度の当初予算編成についても大変ご苦労なさったものと思われます。入りが少なくなることで、つまり歳出の削減が急務であります。茨城県のある町では、これまでいろいろな事業等の使用料等が分散していたことを、その手続を一元化することによって人件費または事務を省力化することによって大幅な経費の削減を見込んでいるようだ、これは平成22年4月から導入する予定と聞いています。
桜川市においても、いろいろな業務への使用料の徴収があるわけですが、幾つの業種があって、その方法はどのような流れで行っているのか、またその手数料は年間どのぐらいの額になりますか。それに合わせて、もし滞納額があるものなら答弁をよろしくお願いいたします。
答弁によっては、自席で再質問をさせていただきます。
〇議長(増田 昇君) 相田一良君の質問に対する答弁を願います。
飯嶌市長公室長。
〔市長公室長(飯嶌洋一君)登壇〕
〇市長公室長(飯嶌洋一君) ちょっと風邪を引いていまして、お聞き苦しいところがあると思いますが、お許しを願いたいと思います。
初めの相田議員の合併特例債事業費の総額はということでございますが、現在新市建設計画に位置づけられ、合併特例債事業として進める事業は9事業となっております。特例債の対象総事業費の枠につきましては、中途事業内容の変更もございましたが、当初計画のまま100億円ということでなっておりますが、現在後期の予算等も含めますと105億円ぐらいになっているのかなと思っております。この当初の内容でございますが、新庁舎建設事業に30億円、残りの70億円につきましては、それぞれの地区で提案された事業を特例債事業として実施することとなっております。
また、各事業の実施に当たりましては、一般財源の支出を抑えるために国県補助金の活用などを検討しながら進めてまいっております。これらの事業でございますが、特例債事業として借り入れるのできる期間は、平成27年までとなっておりまして、当該年度中の完成を目指しているところでございます。また、借り入れた特例債の返済につきましては、償還時期の来たものから順次計画に従いまして返済をしております。既に大和中学校建設などの特例債につきましては、償還が始まっているところでございます。
2つ目の前期特例債事業別、また完成時期及び投資額はということでございますが、合併特例債事業費のうち前期実施事業に位置づけられました事業につきましては、大和中学校改築事業、多目的複合施設建設事業、大和地区の旧町村間の県道を補完する幹線道路整備事業、岩瀬駅跨線歩道橋、図書館整備事業の4事業となっているところでございます。このうち大和中学校改築事業につきましては、事業費10億9,734万8,000円、うち合併特例債対象事業費10億4,551万4,000円を費やしまして、平成20年度に完成をしたところでございます。多目的複合施設建設事業につきましては、平成19年度より事業化いたしまして、事業費約8億円を見込んで、平成22年度中の完成を目指し、現在工事中でございます。大和地区の幹線道路整備事業につきましては、平成18年度から19年度に6,591万9,000円、うち合併特例債対象事業費といたしまして3,591万9,000円をかけ、路線用地測量などを実施、企業用地につきましては、現在のところまだ確保ができていないという現状でございます。本事業に対する当初の特例債対象事業費は10億5,100万円となっております。
なお、本事業につきましては、先ほども報告がありましたように、建設経済委員会において協議が行われ、委員会においては計画中止もやむなしと報告がされているところでございます。岩瀬駅跨線歩道橋、図書館整備事業につきましては、今年度跨線歩道橋とそれに伴い、JR東日本水戸支社より協議がございました駅舎の建てかえ検討を含む概略基本設計等の委託を実施すべく予算を計上いたしましたが、昨日の全協でもご説明いたしましたように、事業用地の確定がいまだ確実なものとなっていないため、今年度の委託実施を見送り、次年度再度予算を計上いたしまして、平成27年度までの完成を目指し、事業を推進していきたいと考えております。
また、図書館建設につきましては、教育委員会が担当部局となり、22年度中に建設検討委員会などの組織を設置し、整備規模や内容、最終的な建設位置などを検討しながら、早期に事業着手、跨線歩道橋の目標である平成27年度までの完成を目指してまいりたいと考えております。これらの事業に対する当初の特例債対象事業は8億7,200万円となっております。
なお、後期計画に位置づけられた事業でございますが、県道に関する幹線道路整備事業の岩瀬地区といたしまして、当初特例債対象事業費13億7,000万円、茨城県で整備予定の上曽トンネル坑口付近に休憩施設建設事業といたしまして、当初特例債対象事業費4億円などが計上がされております。
さらには、これらの建設事業とは性格の異なる特例債事業といたしまして、合併市町村振興基金造成事業、まちづくり振興基金がございまして、平成17年度から19年度の3カ年で目標の7億7,770万円の基金を積み立て、完了をいたしております。この基金は、合併後の桜川市振興のための基金で、当初はその運用益、いわゆる利息分を各種イベントの開催や地域の催事の展開、伝統文化などの伝承などに関する事業の実施や、商店街活性化対策などに利活用するものでございましたが、その後制度の見直しがございまして、条件つきながら基金の取り崩しが認められ、使途についても旧合併特例法に基づく基金条例が定められていれば、新市建設計画に位置づけられた事業の財源にすることも可能となっております。
なお、取り崩しのための条件でございますが、取り崩しを実施する年度の前年度までに本基金造成のために起こした特例債の償還が終わった額の範囲となっております。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
〇議長(増田 昇君) 続いて、中田市長。
〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 相田議員の質問にお答え申し上げます。
特例債事業の計画及び実施に当たりましては、新市建設計画の使途、目的を尊重し、まずは前期計画に位置づけられた未着手事業の早期事業化を目指し、その時々の状況を検証しながら事業計画を進めてまいりたいと考えております。また、これら事業の推進に当たりましては、議会に対しましても4常任委員会にしっかりとご相談をしながら進めさせていただきたいと、かように考えておりますので、ご協力のほどよろしくお願いを申し上げたいと思います。
続きまして、地域医療再生基金事業についてでございますが、国の地域医療再生臨時特例交付金事業につきましては、県の地域医療再生計画が承認され、交付が決定されたところでございます。この計画の中で水戸以北の医療圏と筑西下妻医療圏の2地区が指定され、医療体制の充実を図っていくことが決定されております。
なお、この2地区に対しての総額は50億円ということでございまして、1地区25億円が支給されるということでございます。
なお、筑西下妻医療圏においては、急性期医療の充実が喫緊の課題であり、その原因である医師不足の解消が切に求められておるところでございます。その解決策として、再生計画の中では、公立病院と関連のある大学による寄附講座の開設や新中核病院の整備等が示されておるところでございます。
新中核病院構想につきましては、市民病院を中心とする公立2病院のサテライト化ということが計画の中で示されておりますが、これにつきましては、今後設置する有識者による検討委員会で十二分な議論がなされる中で、真にこの地域における医療の充実や医師の確保に対する必要が確認されれば、その方向に進むものではないかと考えております。そのときには、同時に新中核病院を中心とする公立2病院の連携のあり方も検討されることになると思います。
その他この計画の中で示されている内容については、先ほど述べました検討委員会の中で検討されることになると思いますが、議員各位の皆様方にもご協力をいただきながら、よい方向に進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。
〇議長(増田 昇君) 続いて、山中総務部長。
〔総務部長(山中政雄君)登壇〕
〇総務部長(山中政雄君) 相田議員さんの質問にお答えします。
使用料は、施設を使用するたびにその都度支払うものと保育所、幼稚園等の使用料のように金融機関等の窓口で定期的に支払うものがございますけれども、今回のご質問の内容は、保護者の保育園等の使用料の徴収事務の質問ということで説明させていただきます。
使用料徴収業務の主なものとしては、保育料、幼稚園の入園料、授業料、給食費、市営住宅の使用料、水道使用料、公共下水道使用料、農業集落排水施設使用料、市設置型浄化槽の使用料等で8課9業務が現在あります。現在行っている使用料の徴収方法は、各課で納入通知書を作成しまして、利用者に送り、この納入通知書により使用料を納めていただいているというのが現状でございます。
使用料の徴収方法については、市役所の会計課及び金融機関の窓口での直接払いまたは口座振替払いの2通りです。それで徴収された使用料につきましては、会計課で集計いたしますが、ほとんどの領収済み通知書は、現在は機械で集計いたしております。一部手作業により集計するものがございます。その後は、各課において収納の確認を行っております。税等の公金の流れについても今申し上げましたようなものと同じでございます。
金額でございますけれども、平成20年度のこれらの手数料の徴収金額は、現年度分が13億7,230万円、滞納分が2,640万円で、合計では13億9,870万円でございます。
なお、桜川市では、平成19年度から収納向上対策委員会を設けまして、市税等の公金に対する収納対策のほかに、使用料等についても収納向上対策委員会で検討し、収納向上率向上に現在努めているところであります。
さらに、市税等の公金及び保育料について、収納方法の多様化の必要性と納税者等の利便性向上のために平成22年4月から、来年度でございますけれども、コンビニ収納を始めることによりまして、今度は夜間でも納付できるようになります。また、ほかの業務については、収納向上対策委員会で今後も検討していきたいというふうに考えております。
さらに、使用料等の収納管理システムでございますけれども、このシステムは、収納通知書の様式を統一することがまず基本となります。様式を統一することで、使用料を納められたときの領収済み通知書をデータ化しまして、そのデータを収納情報として作成し、財務会計システムにデータが移行するというような仕組みになるわけでございます。
会計課では、集計業務の改善が図られて事務量の削減につながるものと思われます。このシステムを大子町で導入し、大幅な経費削減が見込まれるということを私も新聞等で見ております。システム導入前の大子町では、その領収済み通知書の集計を、会計課が手作業でデータの入力をしていたということでございまして、これで会計業務は改善されているというように聞いております。桜川市においては、その点において、税務の公金や件数の多い使用料等は手作業ではなく、機械処理によりデータ入力しているのが現状であります。
収納管理システムにつきましては、現行のシステムに追加をしなければなりませんので、導入経費とか委託料等の経費もかかるわけでございますので、今後費用対効果を検証する必要があるものと思われますけれども、相田議員さんからの貴重なご意見を真摯に受けとめまして、今後も事務の軽減と財政の節減が図られるよう、このシステムについては今後十分に検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(増田 昇君) 再質問があれば、質問願います。
10番。
〇10番(相田一良君) 市長初めに、部長さん、答弁ありがとうございました。
先ほど部長は、合併特例債事業では総額100億円を100億円から105億円と述べられておりましたけれども、いろんな事業を、部長が答弁された中には7つの事業しか今発表していただけませんでしたけれども、あと2つの事業はどういう事業があるのか、そしてそれを加えますと多分110億円か120億円ぐらいになってしまうのではないかと思いますが、そのオーバーする分に対してはどのように考えているかお願いします。
〇議長(増田 昇君) 飯嶌市長公室長。
〇市長公室長(飯嶌洋一君) 先ほどの答弁の中で、事業が出ていないものがあるのではないかということでございますが、それはまず庁舎建設費の30億円、それから都計道路の松田、西小塙線ということで、これが当初の計画では9億2,000万円ほどになっております。
また、100億円と言いましたのは、当初の計画で100億300万円が基金を除いて上がっていたということでございまして、その後、大和中や多目的の建設事業、そういうものが事業費の変動があったということで、現在は105億円ぐらい、今の30億円を入れても105億円、そのほかに埋蔵文化財センター、そういうものも含めますと110億円ほどになると承知をしております。
以上でございます。
〇議長(増田 昇君) 10番。
〇10番(相田一良君) わかりました。
続いて、大和地区の本木バイパスについてお聞きします。さきの部長の答弁では、路線、用地測量等を実施、事業用地につきましては、地権者の全員の協力がやれなかったということであり、また過日の建設経済委員会においては、協議が行われた結果、計画の中止もやむを得ないと答弁されましたけれども、以前市長は、ある議場において答弁の中で、地域の皆さんに懇切丁寧にご説明し、理解を得られるよう努力しますと述べておりましたけれども、市長、副市長は、この地域の説明会、また同意をいただけなかったうちのほうには行きましたが、また行った場合にはどのように説明をし、納得、説得したか知りたい。
〇議長(増田 昇君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) なかなかご了解がいただけない地権者のところにお伺いをいたしまして、ぜひご協力をいただきたいというお話を何度かさせていただいております。しかし、この地権者の方の場合には、旧合併前の大和村での農業関係の問題でいろいろと裁判等が行われておりまして、なかなかこの問題に対して積極的に応援ができないというようなお言葉はいただいております。そういうことで、多くのここにいる、現在経済常任委員長をしておられる中川議員さんと、あるいは鈴木好史議員さんが地元でございますので、行ってお話もさせていただいておりますが、現在のところ用地買収について非常に厳しいという判断をせざるを得ないのではないかというふうな現在思いでおります。
〇議長(増田 昇君) 10番。
〇10番(相田一良君) いや、私がこの話ししましたのは、もし中田市長が地権者の反対している人のところへ行かなかったような場合には、市長が答弁した懇切丁寧というあれがうそになると思いましたので、ここで確認の意味を込めまして質問をさせていただきました。
また、上曽トンネルの坑口付近の休憩施設についてお尋ねしますが、県道路建設課によると、上曽トンネルは、当初計画の長さは3.5キロメートルであり、県道石岡筑西線のトンネル化事業で、県内最長のトンネル計画として1996年に事業を開始、事業費は当初120億円を見込んでいましたけれども、トンネル本体部分を3.2キロに短縮するなどして圧縮を図りました。現在桜川市側は、用地の買収はすべて終了していますけれども、石岡側の八郷地区においては、まだ12人の地権者が同意をしておりません。茨城県の橋本知事は、石岡市と土浦市を結ぶ朝日トンネル事業は合併特例債事業を活用するが、上曽トンネルはそういう手段がないと、これは新聞に堂々と載せております。また、平成20年半ばまでに本体工事に着工するのが精いっぱいだとも述べております。
知事の話を私なりにまとめさせていただきますと、合併特例債事業ということは、すべて県の事業となり、とても120億円近いお金を県が投資するとは思えません。このようなところに合併特例債事業4億円を投入するのは、どぶに金を捨てるようものではないかと思いますが、これからでも遅くないので、事業の見直しができないか、市長の前向きな答弁をお願いします。
〇議長(増田 昇君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 事業の見直しということでございますが、現在の新市建設計画に位置づけられた合併特例債事業に対して決定された事業は、茨城県の承認を受け、さらに合併協議会や議会の議決を受けた事業で大変重い計画であると思います。したがいまして、まずは、現計画で決定された事業の推進を第一に考えていかなければいけないのかなというふうに思いますし、今後どういう形で事業を推進するか、あるいは変更するかということになれば、先ほどもお話を申し上げたように4常任委員会を開催させていただきまして、議員の皆さんとお話し合いをさせていただいた上でどういうふうに検討していったらよろしいのか、ご意見等をお聞かせいただきながら対応してまいりたいと、かように考えておるところでございますので、よろしくお願いをしたいと思います。
〇議長(増田 昇君) 10番。
〇10番(相田一良君) この件に関しては、最後にまとめのところでしっかりと懇願します。
地域医療再生基金事業について質問させていただきます。市長ほかいろいろな方の努力の結果、県西総合病院に脳外科先生ほか3名、計4名の医師を確保し、患者数も少しずつではありますが、増加の傾向と聞いております。これは、私が前病院議会におりましたときに、また議場においても市長にはすばらしい副市長がおり、またすばらしい県西病院の院長がおりますので、市長はその方々に内政は任せていただきまして、外交、つまり医師確保、また企業誘致等の外交に一生懸命力を入れていってくださいと申しましたけれども、それが功を奏したか何だかわかりませんけれども、4名の医師が来たということは、これは野球に例えれば満塁ホームラン以上に値するものです。関係者の皆様方、本当にご苦労さまでございました。
さきの答弁の中にありましたように、公立病院、県西病院と筑西市民病院との関連のある大学病院による寄附講座の開設や新中核病院の整備等々ありましたが、どのようなことなのかお聞きします。
また、筑西下妻医療圏とありましたが、そのほかの個人の開業医に対しては、どのようにこの基金が対応していくのかもあわせてお聞きします。
〇議長(増田 昇君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 先ほど言いました地域医療再生計画の中で基金の問題は、筑西下妻医療圏には25億円が予定されておるところでございます。その中でどういうことで使っていくのかということでございますが、まず新中核病院の整備等に10億円、残り15億円に対しては、まず民間病院の機能強化ということで、結城の城西病院、そして筑西市の協和中央病院の強化、特に回復期のリハビリテーションの機能強化をしていきたいということに予算を使ってみたいというようなお話がございます。
また、総合的な医師確保対策として寄附講座を開設していきたい。寄附講座の開設については、筑波大学、東京医科大学及び茨城医療センター、そして日本医科大学、自治医科大学、このところに寄附講座を開設して、お医者さんを派遣していただくというふうなことを考えておるところでございます。
また、医学部へ進学する方の支援をしていきたいということで、筑波大学に2名、東京医科大学に2名、東京医科歯科大学に2名、杏林大学に1名の学生を支援していきたいというふうなことでございます。
また、医療連携体制の強化ということで、圏域内の医療機関の連携及び住民のアクセスの改善というような形の中で地域医療支援センターを設置していきたいと、あるいはウェブ型の電子カルテシステムの整備をしていくというようなことでございます。こういうことで25億円でございますので、非常に大変少額の予算で効率を上げていかなければいけないのかなというふうな思いを、私現在は強く持っております。
〇議長(増田 昇君) 10番。
〇10番(相田一良君) ただいま市長は、25億円のうち10億円をその地域医療再生基金のほうに充てて、15億円でその機能強化をすると市長は述べられましたけれども、茨城新聞の22年2月6日、その新聞の報道によりますと、橋本知事はこの中核病院以外に県西病院と筑西市民病院を統合した、その病院を建てるような構想も持っているということでございます。その資金は、大体45億円ぐらいと言われております。そして今、私が質問した医療再生基金事業の25億円のうち10億円をこの45億円に充てて、総額55億円、そのほかいろいろな補助をもらって、今回の中核病院以外に県西総合病院と筑西市民病院を一緒にするような病院を、そういう構想があると言っていました。
また、場所の選定やそれは、筑西市、桜川市両市の調整、残りの資金の調達、医師の確保とまだまだ越えなければならない問題が山積みでありますけれども、この筑西下妻圏に先ほど25億円と、この中核病院の45億円を足すと70億円近いお金がこの地域に来るのではないかと思いますので、そのときには、この県西病院はこの地域で一番大きな病院でありますので、その延長であります中田市長は、筑西市、結城市関係の市長に先立って、リーダー的な存在でもって地域をリードしてもらって、この地域のためそのときは一生懸命頑張っていただいて、病院誘致をお願いいたしたいと思います。これは答えはいいですね。
済みません、あとまとめということで、初めて経験することなので、まとめなんかやったことはないのですけれども、やらせてもらいます。
この地域医療関係の件で一言述べさせていただきます。さきに中田市長の運転士をやっておりました岩本さんですか、岩本さんがある日突然急に倒れまして、そして救急で病院に運ばれましたけれども、そのかいがありまして、命に別状なく、そして元気になって今多分業務に復帰しているものだと思います。そういうことでこの医療というのは、本当に大事であるのは皆さんもご存じでございます。
それでは、まとめのことでちょっと難しい話を、皆さん眠いような気がするもので、目が覚めるようにしゃべります。ここに「米百俵」という言葉があります。その内容とは、幕末の戊申戦争において敗れた長岡藩は、7万4,000石から2万4,000石に減らされ、実収にして6割を失いました。財政が窮乏し、藩士たちはその日の食にも苦慮する状態であった。このため窮状を見かねた長岡藩の支藩三根山藩から百俵の米が贈られることとになりました。藩士たちは、これで生活が少しでも楽になると喜んだが、藩の大参事小林虎三郎は、贈られた米を藩士に分け与えず、売却の上で学校建設の費用にすることを決定しました。藩士たちは、この通達に驚き、反発して虎三郎のもとへと押しかけ抗議するが、それに対し虎三郎は、「百俵の米も、食えばたちまちなくなるが、教育に充てれば明日の一万、百万俵となる」と諭し、自らの政策を押し切りました。つまり目先の食事よりも将来の子供たちの学校の費用にしたということでございます。
私がなぜこのようなことを述べたかと申しますと、旧真壁町の上曽トンネル事業は、将来できる可能性が少ない工事であり、合併特例債事業とはいえ、4兆円もの大金を投入するのが果たしてよいのか疑問があります。この工事をやって喜ぶのは、数社の土建会社ではないか。たとえトンネルの開通が10年、20年おくれても何の災害等はないであろう。それならばこの大金を公立の幼稚園、小学校の耐震補強工事のほうに回したほうがいいのではないか。将来のある子供たちを安心安全な環境のもとで勉強させるのが、市長初め我々の役目ではないか。市長が常々言っていますように「あなたが主役」と、その市民に何が一番いいか、たとえ合併特例債の事業でも市民に説明し、納得してもらい、人の命を守るのが中田市長の使命であると私は思いますが、その辺のところをよくよく考えていただき、事業の選択をお願いし、私の質問を終わりといたします。
〇議長(増田 昇君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 相田議員の今要望あるいは地域医療の強化の点で、知事談話が語られておりましたけれども、その点はちょっと訂正をさせていただきたいなと思います。地域医療再生計画の中で25億円の基金が参ります。これは事実でございます。そして、知事が記者会見でお話をした問題、四十数億円あれば病院が建つであろうというのは、その中で新中核病院のほうにもし建設がされれば10億円が使えるよと、あとの残りの問題については、各自治体でご負担をするというのが前提でございます。ですから、25億円プラス四十数億円ということではございませんので、この点はご確認をしっかりとしていただきたい、かように考えております。
先ほども言ったように、そういう知事談話がございますけれども、先ほども申し上げたようにこれから検討委員会等を立ち上げて、しっかりとご協議をしていただく中でどのような方向性を見出していくのか、これからの喫緊の課題であると思っております。
また、医師不足と言われておりますが、筑西下妻医療圏においても開業医の先生は結構数がおいででございます。中でも公立病院の医師不足というのは、全国的に大変深刻な状況にあるということでございますので、この点についてもご理解をいただきたいと、かように思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
〇議長(増田 昇君) 10番、相田一良君。
〇10番(相田一良君) ありがとうございます。先ほど建設検討委員会ですか、これを立ち上げるようなことを申しましたけれども、これはぜひ桜川市からも何名かの方が行くと思いますが、そのときは、先ほども質問したようにこの地域のリーダーになっていただきまして、その中核病院の建設に頑張ってください。お願いします。
〇議長(増田 昇君) これで相田一良君の一般質問を終わります。
〇散会の宣告
〇議長(増田 昇君) 以上で本日の日程は終了いたしました。
本日はこれで散会いたします。
ご苦労さまでした。
散 会 (午後 1時46分)