平成21年第3回桜川市議会定例会議事日程(第1号)

平成21年第3回桜川市議会定例会議事日程(第1号)                        平成21年8月25日(火)午前10時開会 日程第 1 会議録署名議員の指名                              日程第 2 会期の決定                                   日程第 3 諸般の報告                                   日程第 4 執行部あいさつ                                 日程第 5 議長報告第1号の委員会付託                           日程第 6 議案第48号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて         日程第 7 議案第49号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて         日程第 8 議案第50号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて         日程第 9 一般質問                                   
出席議員(23名)   1番   風  野  和  視  君     3番   岩  見  正  純  君   4番   小  高  友  徳  君     5番   中  川  泰  幸  君   7番   皆  川  光  吉  君     8番   増  田     豊  君   9番   潮  田  新  正  君    10番   相  田  一  良  君  11番   古  川  静  子  君    12番   大  塚  秀  喜  君  13番   高  田  重  雄  君    14番   小  林  正  紀  君  15番   増  田  俊  夫  君    16番   鈴  木  好  史  君  17番   川 那 子  秀  雄  君    18番   萩  原     實  君  19番   横  田     衛  君    20番   橋  本  位 知 朗  君  22番   増  田     昇  君    23番   塚  本     明  君  24番   上  野  征  一  君    25番   林     悦  子  君  26番   菊  池  節  子  君
欠席議員(1名)  21番   仙  波  信  綱  君
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名    市     長  中 田   裕 君    副  市  長  山 田 耕 一 君    教  育  長  石 川   稔 君    市 長 公 室 長  飯 嶌 洋 一 君    総 務 部 長  山 中 政 雄 君    市 民 生活部長  永 瀬   昇 君    保 健 福祉部長  麻 尾   優 君    経 済 部 長  横 田   一 君    建 設 部 長  小田部 喜 英 君    上 下 水道部長  告   清 嗣 君    教 育 次 長  古 橋   忠 君    会 計 管 理 者  若 林 鉄 郎 君
職務のため出席した者の職氏名    議 会 事務局長  笠 倉   貞 君    議会事務局書記  小 嶌   弘 君    議会事務局書記  斎 藤 修 一 君    議会事務局書記  仲 田 浩 司 君
          開 会  (午前10時00分)
    開会の宣告
議長(増田 昇君) 皆さん、おはようございます。
 本日の出席議員は23名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立いたしますので、ただいまより平成21年第3回桜川市議会定例会を開会いたします。
 地方自治法第121条の規定により、説明のため議長からの出席要求による出席者及び事務局職員は、配付した資料のとおりです。

    開議の宣告
議長(増田 昇君) これから本日の会議を開きます。

    会議録署名議員の指名
議長(増田 昇君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 今期定例会の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により議長より指名いたします。
    1番 風 野 和 視 君
    3番 岩 見 正 純 君
    4番 小 高 友 徳 君
 以上3名を会議録署名議員に指名いたします。

    会期の決定
議長(増田 昇君) 続いて、日程第2、会期の決定を議題といたします。
 議会運営委員長より、本定例会の会期日程等議会の運営に関する事項について、議会運営委員会の協議の結果報告をお願いいたします。
 議会運営委員長、鈴木好史君。
          〔議会運営委員長(鈴木好史君)登壇〕
議会運営委員長(鈴木好史君) おはようございます。議会運営委員会の会議結果を報告いたします。
 円滑な議会運営を図るべく、平成21年8月20日午前9時から、議長の出席を得て開催し、審議した結果、次のとおり決定いたしました。
 会期は、本日から9月4日までの11日間といたします。本日は、県西総合病院組合議会等の報告を行い、その後、人事案件の採決と一般質問を行います。26日は、前日に引き続き一般質問を行います。27日は、決算議案の上程と提案説明を行い、その後、代表監査委員より審査結果の報告を行います。28日は、一般議案を審議し、採決いたします。29日、30日、31日は、議案調査のため休会といたします。9月1日は、決算議案の大綱質疑を行い、大綱質疑終了後、各常任委員会に付託いたします。2日から3日は、決算議案を各常任委員会で審議いたします。4日は、午後3時から開議とし、決算議案について各常任委員長の報告を行い、採決いたします。
 以上で報告を終わります。
議長(増田 昇君) お諮りいたします。
 本定例会の会期日程等は、議会運営委員長の報告のとおりとしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(増田 昇君) 異議なしと認めます。
 よって、会期は、議会運営委員長の報告のとおり決定いたしました。

    諸般の報告
議長(増田 昇君) 続いて、日程第3、諸般の報告を行います。
 一部事務組合議会について、報告を願います。
 最初に、県西総合病院組合議会議員、風野和視君。
          〔1番(風野和視君)登壇〕
1番(風野和視君) 皆さん、おはようございます。平成21年第4回県西総合病院組合議会定例会報告書。
 平成21年第4回県西総合病院組合議会定例会は、平成21年7月29日水曜日、午前10時から桜川市議会議場で開催されました。
 会議の結果についてご報告いたします。議案については、次の2議案でありました。選任第1号 議会運営委員会委員の選任について。議案第1号 平成20年度県西総合病院組合事業決算の認定について。
 最初に、選任第1号 議会運営委員会委員の選任についてが上程され、さきに開催された桜川市議会において皆川光吉議員が6月17日付で病院組合議員に選出された旨の報告の後、議事に入り、議会運営委員会委員については、議会運営委員会条例第3条第1項の規定に基づき、議長からの指名により増田俊夫議員が選任されました。
 次に、議案第1号 平成20年度県西総合病院組合事業決算の認定について。決算の概要でありますが、本年度の病院事業は、入院患者4万7,157人、外来患者12万5,604人で、昨年より入院患者は1万5,760人の減、外来患者については1万6,479人の患者数の減少となりました。
 事業収支については、事業収益31億4,151万2,475円に対し、事業費用は34億2,345万9,260円で、収支差し引き2億8,194万6,785円の当年度純損失となりました。なお、収益の中に特別利益として平成18年度の現金収支欠損負担金252万6,000円が含まれており、実質収支は2億8,447万2,785円の欠損となりました。
 収益の主な減少は、整形外科、内科の医師退職による患者数の減少によるもの、また費用の主な減少は、医師、看護師の退職により給与費の減少、材料費等の経費の減少によるものです。
 資本的収支は、他会計出資金1億1,106万8,786円、国庫支出金262万5,000円、他会計支出金7,997万2,000円で、収入合計1億9,366万5,786円に対し、支出は建設改良費8,259万7,000円、企業債償還金1億1,106万8,786円を支出し、事業計画どおり執行されました。主な事業は、工事関係で、超伝導磁気共鳴診断装置設置工事、手術棟3階空調設備工事、第1病棟1階玄関ホール等の改修工事、また医療機械では生化学自動分析装置等の医療機器の整備を行い、病院の環境整備及び医療の質の向上に努力されました。
 以上、上程された議案等は原案のとおり可決されましたが、監査委員からの意見として、本年度の事業運営状況については、入院患者数、外来患者数ともに前年より減少し、事業収益についても減少しており、累積欠損金が増加し続ける中で、平成21年4月から4名の常勤医師が確保され、脳神経外科再開等の新たな体制に伴い、今後は収益増が見込まれるが、さらに常勤医師の確保及び看護師の確保を継続的に行い、病棟の再開に今後も努力されたいとの要望がありました。
 さらに、今後の企業債借り入れについては、金利等に十分留意し、低金利で借り入れができるよう検討されたい。また、病棟耐震診断、老朽化による病棟改修計画等も検討課題の一つとの指摘もありました。あわせて、県の保健医療計画における公立病院の経営効率化、再編ネットワーク指針による筑西、下妻保健医療圏の再編、ネットワーク化及び国指導のもと病院改革プランが作成され、3年後をめどに経営の効率化、経営形態の見直し等喫緊の課題があります。
 公立病院であっても採算性は無視できませんが、地域に必要な医療を地域住民が安全、安心して受診できる診療体制の構築等について、院長を中心に、全職員が同じ認識と目標のもと、より一層健全経営に努力し、地域の中核病院として、住民の期待と信頼にこたえられるよう努力されたいとの要望もありました。
 以上、ご報告申し上げます。
議長(増田 昇君) 続いて、筑西広域市町村圏事務組合議会議員、高田重雄君。
          〔13番(高田重雄君)登壇〕
13番(高田重雄君) 筑西広域市町村圏事務組合の報告について。
 筑西広域市町村圏事務組合議会第2回臨時会の報告をいたします。
 平成21年筑西広域市町村圏事務組合議会第2回臨時会は、去る7月21日、筑西市議会議事堂において開催されました。臨時会は午前10時より開かれ、選挙2件、議案4件が提出されました。その結果について順次報告いたします。
 選挙第1号 議長の選挙については、指名推選により筑西市選出の榎戸甲子夫議員が議長に就任いたしました。
 選挙第2号 副議長の選挙については、指名推選により結城市選出の金子健二議員が副議長に就任いたしました。
 次に、議案第10号 監査委員の選任につき同意を求めることにつきましては、結城市選出の中田文雄議員が監査委員に選任されました。
 議案第11号 財産の取得につきましては、消防力の強化及び消防装備の近代化を図るためのもので、明野分署に災害対応特殊救急自動車を1台配備するものです。
 次に、議案第12号 財産の取得につきましては、消防力の強化及び消防装備の近代化を図るためのもので、平成20年4月、北関東自動車道桜川筑西インターの開通に伴い、桜川消防署に配備されていた平成7年製の高規格救急自動車1台を更新するものです。
 議案第13号 平成21年度筑西広域市町村圏事務組合一般会計の補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,237万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ61億3,619万6,000円としたものです。内容は、新型インフルエンザに対応するための消耗品等の購入費232万3,000円の増によるもの及び旧下館消防署解体工事費2,500万円の増によるものと、災害対応特殊救急自動車及び高規格救急自動車の入札差金495万2,000円の減額による補正であります。
 以上、選挙第1号、選挙第2号並びに議案第10号及び議案第11号、12号、13号は、原案のとおり可決されました。
 これで筑西広域市町村圏事務組合第2回の臨時会の報告を終わります。
議長(増田 昇君) 続いて、筑北環境衛生組合議会議員、塚本明君。
          〔23番(塚本 明君)登壇〕
23番(塚本 明君) 平成21年第2回筑北環境衛生組合議会報告。
 本年4月1日から、筑北環境衛生組合は桜川市と笠間市の2市で運営することになりました。
 組合議員の定数は、桜川市6人、笠間市4人、計10人で議会を構成することになりまして初めての議会であります。
 平成21年第2回筑北環境衛生組合議会定例会は、8月20日午後2時30分から、桜川市議会議場において開催されました。上程された案件は、議案1件、認定1件であります。
 平成21年度筑北環境衛生組合一般会計補正予算(第1号)でありますが、当初予算額2億2,688万4,000円に歳入歳出それぞれ401万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を2億3,089万7,000円にするものであります。
 歳入の主なものは、前年度繰越金などであります。歳出の主なものは、平成21年度より筑西市が組合を脱退するため、平成20年度分賦金の余剰金を負担割合により、筑西市に209万8,000円を還付するものであります。
 次に、平成20年度筑北環境衛生組合一般会計歳入歳出決算の認定でありますが、予算現額2億3,517万2,000円に対し、収入済額2億3,531万9,281円、支出済額2億2,598万7,993円となり、執行率96.1%で、翌年度への繰越金は933万1,288円となりました。
 歳入の主なものは、構成3市からの分賦金2億1,040万円、クリーンセンター使用料1,080万4,000円、前年度繰越金1,397万円などであります。なお、桜川市の分賦金は8,287万7,000円で、負担割合は39.1%となっております。
 歳出の主なものは、人件費が8,383万8,000円、物件費が1億1,507万3,000円、工事請負費が2,707万6,000円などであります。
 以上、上程された案件は、慎重なる審議の結果、原案のとおり可決されました。
 以上のとおり報告いたします。
議長(増田 昇君) 次に、例月出納検査の結果について報告願います。
 議会選出監査委員、小林正紀君。
          〔14番(小林正紀君)登壇〕
14番(小林正紀君) 例月出納検査結果報告。
 今回は、桜川市一般会計及び特別会計並びに水道事業会計について、6月、7月に実施した分について報告いたします。
 平成21年度桜川市一般会計及び特別会計並びに水道事業会計の例月出納検査は、6月25日、7月24日に、桜川市役所会議室において実施いたしました。
 検査は、会計管理者、上下水道部長から、現金保管の状況を知る上に必要な書類を提出させ、別に関係帳簿及び証拠書類の提出を求め、実施いたしました。
 現金出納の状況については、関係調書と現金出納簿が符合しており、計数上の誤りは認められませんでした。また、現金保管の状況についても、現金出納簿に記載されている残高と符合しており、保管も適正でありました。
 それでは、平成21年度各会計における6月30日現在の歳入歳出の状況について報告いたします。
 一般会計は、予算現額173億6,735万8,000円に対し、収入済額50億9,025万3,498円で、執行率29.3%、支出済額35億5,273万9,470円で、執行率20.5%でありました。
 歳入の主なものといたしましては、市税、地方交付税、国庫支出金、繰越金で48億386万1,275円となり、収入済額の94.4%を占めております。歳出につきましては、各科目とも適正に執行されておりました。
 次に、国民健康保険特別会計は、予算現額56億9,130万9,000円に対し、収入済額11億7,412万2,062円で、執行率20.6%、支出済額10億6,962万6,276円で、執行率18.8%でありました。
 歳入の主なものといたしましては、国民健康保険税、国庫支出金、前期高齢者交付金、共同事業交付金、繰越金で11億4,863万2,039円となり、収入済額の97.8%を占めております。歳出につきましては、保険給付費が主なものであります。
 次に、老人保健特別会計は、予算現額954万6,000円に対し、収入済額2,322万3,519円で、執行率243.3%、支出済額30万2,161円で、執行率3.2%でありました。
 歳入につきましては、繰越金が2,322万3,519円となり、収入済額の100%を占めております。歳出につきましては、医療諸費であります。
 次に、農業集落排水事業特別会計は、予算現額4億3,186万9,000円に対し、収入済額3,220万2,614円で、執行率7.5%、支出済額2,235万8,853円で、執行率5.2%でありました。
 歳入の主なものといたしましては、使用料及び手数料、繰越金で2,878万7,464円となり、収入済額の89.4%を占めております。歳出につきましては、農業集落排水事業費、市設置型浄化槽整備事業費であります。
 次に、公共下水道事業特別会計は、予算現額9億5,564万8,000円に対し、収入済額3,290万1,144円で、執行率3.4%、支出済額6,166万792円で、執行率6.5%でありました。
 歳入の主なものといたしましては、分担金及び負担金、繰越金で2,674万8,137円となり、収入済額の81.3%を占めております。歳出につきましては、下水道事業費であります。
 次に、介護保険特別会計は、予算現額30億2,353万7,000円に対し、収入済額5億2,488万2,299円で、執行率17.4%、支出済額4億9,698万5,653円で、執行率16.4%でありました。
 歳入の主なものといたしましては、保険料、国庫支出金、支払基金交付金、県支出金、繰越金で5億483万8,849円となり、収入済額の96.2%を占めております。歳出につきましては、保険給付費が主なものであります。
 次に、介護サービス事業特別会計は、予算現額1,081万3,000円に対し、収入済額203万4,305円で、執行率18.8%、支出済額90万7,875円で、執行率8.4%でありました。
 歳入につきましては、サービス収入、繰越金で203万4,305円となり、収入済額の100%を占めております。歳出につきましては、サービス事業費であります。
 次に、後期高齢者医療特別会計は、予算現額3億8,750万6,000円に対し、収入済額3,598万5,387円で、執行率9.3%、支出済額2,639万6,600円で、執行率6.8%でありました。
 歳入の主なものといたしましては、後期高齢者医療保険料、繰越金で3,596万8,587円となり、収入済額の99.9%を占めております。歳出につきましては、後期高齢者医療広域連合納付金であります。
 次に、水道事業会計の収益的収支でありますが、収入につきましては、予算現額10億795万3,000円に対し、収入済額2億5,578万3,346円であります。支出につきましては、予算現額10億8,448万7,000円に対し、支出済額1億2,778万1,072円でありました。
 収入の主なものといたしましては水道料金であります。支出につきましては、受水費が主なものであります。
 以上が例月出納検査結果でございます。終わり。

    執行部あいさつ
議長(増田 昇君) ここで市長より発言を求められておりますので、これを許します。
 中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
市長(中田 裕君) おはようございます。平成21年第3回桜川市議会定例会を開会するに当たり、提出議案の概要説明を兼ねて、ごあいさつを申し上げます。
 議員各位におかれましては、公私ともにご多用中のところ、ご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 さて、桜川市誕生後この4年間、私は市民の皆様とともに手を携え、桜川市発展のため誠心誠意努めてまいりました。市の基礎をつくるこの重要な時期に当たり、私は2町1村の和と信頼、公平、公正を念頭に、市民一体のまちづくりとして、従来からの政策テーマであります「あなたが主役のまちづくり」、顔の見える市政、市民の声を聞く市政を推進し、和と信頼の行政にたゆまぬ努力を重ねてまいりました。おかげさまをもちまして本年度の事務事業も順調に執行され、市の行政基盤の確立や一体感の醸成に着実な進展が見られますことは、まことに喜ばしく思うところであります。これもひとえに議員各位のご支援、ご協力のたまものと深く感謝申し上げる次第であります。
 また、現在騒がれている新型インフルエンザは、国内でも死者が相次ぎ、舛添厚生労働相が今月19日に本格的な流行を宣言されました。夏でも新型インフルエンザの急増傾向、その対策が迫られる中、桜川市においても診療体制、一般医療機関で診療する体制、相談体制、相談窓口、対応時間などについての整備、対策に努めてまいる所存でございます。今後ともどうぞよろしくお願いを申し上げます。
 それでは、今回の定例議会でご審議いただく案件についてご説明をさせていただきます。
 初めに、議案第48号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてでありますが、人権擁護委員の雨谷優さんが本年12月31日をもって任期満了となりますので、新たに久保嶋博美さん、桜川市本郷を任命したく、議会の同意を求めるものでございます。
 議案第49号、議案第50号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてでありますが、人権擁護委員の仙波藤浩さん、桜川市犬田在住、渡邉忠雄さん、桜川市明日香在住、が本年12月31日をもって任期満了となりますので、同氏の方々の再任をしたく、議会の意見を求めるものでございます。
 続きまして、議案第51号 桜川市職員の修学部分休業に関する条例につきましては、地方公務員法及び地方公共団体の一般職の任期つき職員の採用に関する法律により、職員の能力向上が重要であり、職員の自己研さん意欲に対応するための条例を制定するものでございます。
 議案第52号 桜川市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例につきましては、新たな環境基本計画策定委員会委員を追加するため、条例の一部を改正するものでございます。
 議案第53号 桜川市国民健康保険税条例の一部を改正する条例につきましては、地方税法の一部改正に伴い、所得割課税に関する各種所得金額の取り扱い指定等についての改正及び桜川市国民健康保険税減免取り扱い規程の国民健康保険税の減免等の条例の整備が必要となり、条例の一部を改正するものであります。
 議案第54号 桜川市国民健康保険条例の一部を改正する条例につきましては、国の法改正に伴い、本条例の健康保険法施行令等の一部改正、出産に係る出産育児一時金に関する特例措置法の改正に伴い、出産育児一時金等が加算支給されるため、条例の一部を改正するものであります。
 続いて、議案第55号 平成21年度桜川市一般会計補正予算(第2号)につきましては、主なものは、本年4月の人事異動により、職員給与、職員手当、共済費等の人件費については異動による給与階級の差額が生じたため、減額及び増額をするものでございます。
 4款衛生費、2目予防費の委託料でございますが、現在騒がれているインフルエンザの予防接種委託料等を増額するものでございます。
 また、8款土木費、3目道路新設改良費のうち工事請負費については、市内の道路整備を追加するため、増額するものでございます。
 議案第56号 平成21年度桜川市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につきましては、主なものは職員給与等の人件費の減額、また2款保険給付費、1目出産育児一時金のうち出産一時金については、支払い一時金の引き上げにより、歳入歳出ともに増額をするものでございます。
 議案第57号 平成21年度桜川市老人保健特別会計補正予算(第1号)につきましては、3款諸支出金、1目償還金の国庫支出金等過年度分返還金は、社会保険診療報酬支払基金過年度分医療費交付金等の返還をするための増額をするものでございます。
 議案第58号 平成21年度桜川市介護保険特別会計補正予算(第1号)につきましては、主なものは7款諸支出金、3目国庫支出金、過年度分返還金は、給付費及び支援事業費の返還をするため、増額をするものでございます
 続いて、議案第59号 桜川市営県単土地改良事業の施行についてでございますが、農業生産基盤整備事業、3款急傾斜地帯型によるほ場整備事業開始のため、県の事業採択に向けて議会の議決を求めるものであります。
 続いて、議案第60号から議案第68号につきましては、平成20年度桜川市一般会計、7特別会計及び水道事業会計の決算認定をお願いするものでございます。今回の決算につきましては、第1次総合計画基本構想に基づき事業を進めてきたものでありますが、主なものはまちづくり交付金事業のうち市内の整備として、真壁市街地の道路整備、電線共同溝新設工事などの整備、また交通利便性の向上を図ることの岩瀬駅前の広場整備工事の完成、市街地の道路改良工事の整備、学校建設費のうち大和中学校改築工事の完成とともに、新校舎への備品購入などの整備、多目的複合施設建設事業のうち多目的複合施設の早期建設に向けた真壁中央公民館、歴史民俗資料館解体工事などについて手がけてまいりました。その他各事業とも計画的に展開され、順調に執行することができたものと確信をしております。一般会計のみで申し上げますと、歳入総額172億452万5,000円、歳出総額165億9,865万7,000円、翌年度に繰り越すべき財源総額1億6,431万3,000円、実質収支は4億4,155万5,000円をもって決算した次第でございます。
 以上で本議会に提出いたしました議案の概要説明を終わりますが、後ほど担当部長より詳細なる説明をいたしますので、何とぞ慎重なるご審議の上、適切なるご議決を賜りますよう心からお願いを申し上げ、ごあいさつといたします。どうぞよろしくお願い申し上げます。

    議長報告第1号の委員会付託
議長(増田 昇君) 続いて、日程第5、議長報告第1号 請願については、お手元に配付しました請願文書表のとおり、文教常任委員会に付託をいたします。

    議案第48号〜議案第50号の上程、説明、質疑、採決
議長(増田 昇君) 続いて、日程第6、議案第48号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて、日程第7、議案第49号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて、日程第8、議案第50号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを一括議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
市長(中田 裕君) 議案第48号、49号、50号の人権擁護委員の推薦につき意見を求めることにつきまして、ご説明を申し上げます。
 人権擁護委員の推薦につきましては、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、市町村長が議会の意見を聞いて法務大臣に候補者を推薦するものでございます。
 現在桜川市の人権擁護委員は9名で、そのうちの3名の委員が平成21年12月31日をもって任期満了となりますので、委員の推薦について議会の意見を求めるものでございます。
 それでは、議案に沿ってご説明いたします。議案第48号として提案いたしました久保嶋博美氏は、住所、桜川市本郷858番地、昭和27年2月24日生まれで、現在57歳になられた方でございます。同氏は、永年にわたり教員の職に携わってこられた方であり、特に男女共同参画社会の実現及び小中学校での人権教育を推進する上でも理解と認識のある方でございます。つきましては、今回新任の人権擁護委員として推薦したいので、議会の意見を求めるものでございます。
 議案第49号として提案いたしました仙波藤浩氏は、住所、桜川市犬田1548番地2、昭和13年10月27日生まれ、現在70歳になられた方でございます。同氏は、平成16年1月1日に旧岩瀬地区の人権擁護委員として委嘱されて以来、現在も引き続き桜川市の人権擁護委員として2期職務に活躍中であり、今般当委員の再任をお願いするため、議会の意見を求めるものでございます。
 議案第50号として提案いたしました渡邉忠雄氏は、住所が桜川市明日香2丁目13番地、昭和16年11月18日生まれ、現在67歳になられた方でございます。同氏も、平成16年1月1日に旧岩瀬地区の人権擁護委員として委嘱されて以来、現在も引き続き桜川市の人権擁護委員として2期職務に活躍中であり、今般同氏の再任をお願いするため、議会の意見を求めるものでございます。
 ただいまご提案申し上げました方々につきましては、地域社会においても信頼される識見や中立、公正さを兼ね備えていること、また社会貢献の精神に基づいて、熱意を持って積極的かつ活発な人権活動が期待できる方々でございますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。
議長(増田 昇君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
 18番。
18番(萩原 實君) ただいまの市長の説明だと、人権擁護委員9名ということなのですが、3名ですよね、再任も含めて。あと6名の方はどういう方なのですか。
議長(増田 昇君) 中田市長。
市長(中田 裕君) 現在岩瀬地区が4名、真壁地区が3名、大和地区が2名という形の中で人権擁護委員をお願いをしておるところでございますが、今般岩瀬地区の4名の中から3名の方が任期が12月で満了になるということで、1名新規に、そして2名を再任をお願いをするということで上程をさせていただきました。
議長(増田 昇君) 18番。
18番(萩原 實君) 6名の人は、まだ任期満了にならないということですね。
          〔「はい」の声あり〕
議長(増田 昇君) ほかにございませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(増田 昇君) お諮りいたします。
 議案第48号を原案のとおり適任にすることにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(増田 昇君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第48号は適任とすることに決定いたしました。
 続いて、議案第49号を原案のとおり適任にすることにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(増田 昇君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第49号は適任とすることに決定いたしました。
 続いて、議案第50号を原案のとおり適任にすることにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(増田 昇君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第50号は適任とすることに決定いたしました。
 ここで暫時休憩いたします。
          休 憩  (午前10時46分)

          再 開  (午前11時00分)
議長(増田 昇君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

    一般質問
議長(増田 昇君) 続いて、日程第9、一般質問を行います。
 一般質問については、今定例会においても一問一答方式を採用いたします。1回目は一括質問一括答弁方式として、2回目以降は要旨ごとに一問一答により行います。なお、質問時間は、答弁を含めて60分といたします。初めの質問は対面席に登壇して行い、再質問は自席でお願いいたします。また、答弁も初めは登壇して行い、次回は自席でお願いいたします。
 それでは、通告順に従って発言を許します。
 11番、古川静子君。
          〔11番(古川静子君)登壇〕
11番(古川静子君) 通告に従いまして、一般質問いたします。
 近年人口減少に伴いまして、赤ちゃんの出生率も減少しております。新生児、また乳児を抱える保護者の方たちは、出生時の疲労と新たな育児負担より心身が不安定になりやすい上に、最近は核家族が増加していることもあり、周囲の支援を受けず、社会から孤立しているお母さんたちがふえてきております。
 子育てについて疑問や悩みのあるときに相談する相手がなく、保護者が不安を抱えるケースがふえております。そうした現状を踏まえ、全国的に取り組み始めたのが子育て支援センターであります。こうした施設は、市で取り組む施設、また保育園とか個人企業で経営するケース、さまざまでありますが、今年5月に開所した岩瀬にある桜川市子育て支援センターの取り組みの現状についてお伺いします。
 次に、桜川市として、これからの子育て支援センターのより充実した取り組み、または拡充についてどのように考えているか担当部長、また市長よりお伺いいたします。
 以上です。
議長(増田 昇君) 古川静子君の質問に対する答弁を願います。
 麻尾保健福祉部長。
          〔保健福祉部長(麻尾 優君)登壇〕
保健福祉部長(麻尾 優君) それでは、古川議員さんのご質問にお答え申し上げます。
 桜川市子育て支援センターの取り組みの現状についてでありますが、地域全体での子育てを支援する基盤の形成を図るため、子育て家庭に対する育児支援を行うことを目的として、現在子育て支援センター事業を行っているところであります。本年5月に桜川市子育て支援センターを開設いたしました。主な概要といたしましては、実施主体を桜川市として、桜川市社会福祉協議会に事業の運営を委託し、桜川市岩瀬福祉センター内に設置しております。
 事業の内容といたしましては、子育て親子の交流の場の提供と交流の促進、子育て等に関する相談、援助の実施、地域の子育て関連情報の提供、子育て及び子育て支援に関する講習会などの実施、その他子育て支援に関することとなっております。積極的に取り組んでいるところであります。利用対象者は、原則として市内に居住する子育て家庭の保護者及び児童であり、毎週火曜日、水曜日、金曜日の午前10時から正午、午後1時から午後4時まで利用できるようになっております。
 5月の開設から7月末までの利用状況でありますが、ゼロ歳児が411名、1歳児が286名、2歳児が131名、3歳児が49名、4歳児以上が23名、保護者が706名の1,606名が利用されております。1日当たり平均利用者数、5月が31名、6月は44名、7月は53.5名と順調に推移しているところであります。子育て相談等の件数も現在まで165件となっております。
 以上が概要及び利用状況であります。今後は、子育て支援センターの内容の充実を図っていくために、子育て親子の交流のさらなる促進、子育ての情報等の提供、地域のボランティアとの連携などを取り入れ、親と子のかかわり合いをサポートしながら相談指導を実施していきたいと考えております。
 以上でございます。
議長(増田 昇君) 続いて、中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
市長(中田 裕君) 古川議員さんの質問にお答えをいたします。
 桜川市子育て支援センターのこれからの充実、また拡充に対してどのように考えているかというご質問でございますが、少子化や核家族化の進行、地域社会の変化など、子供や子育てをめぐる環境が大きく変化する中で、家庭や地域における子育て機能の低下や子育て中の親の孤独感や不安感の増大といった問題が生じております。このため、子育て親子の交流等を促進する子育て支援の拠点となる場を設置することにより、地域の子育て支援機能の充実を図り、子育ての不安感などを和らげ、子供の健やかな生育を促進していくことを目的に、本年5月に桜川市子育て支援センターを開設し、現在保健福祉部で子育て支援センター事業を行っているところでございます。
 概要等につきましては、先ほど担当部長から説明がありましたが、桜川市が実施主体となり、桜川市社会福祉協議会に事業の運営を委託し、桜川市岩瀬福祉センター内にオープンをしたところでございます。また、民間保育園の真壁保育園においても子育て支援センターが設置されており、現在市内2カ所に開設されております。
 今後の取り組みについてでございますが、桜川市次世代育成支援行動計画にもこの子育て支援センター事業が盛り込まれております。22年度からの後期計画の策定が現在進められており、この中で目標事業量が明確にされることになり、計画に沿って取り組みをしていかなければならないと考えておるところでございます。今後の拡充については、このような推計児童人口や出生数、民間保育園の設置状況、利用状況、設置環境などを考慮し、前向きに対処していきたいと考えております。
議長(増田 昇君) 再質問があれば質問願います。
 11番。
11番(古川静子君) 私は、5月に開所したばかりの子育て支援センターに今月の18日に行ってまいりました。朝10時、保護者とお子さんたちが、その日はとても暑い日でしたが、涼しい、そして広い、快適なセンター内に次々とやってまいりました。楽しそうにお子さん同士で遊ぶ姿に、お母さんたちも安心した様子。そのうちにお母さん同士の会話もはずみ、だんだんにぎやかになってまいりました。遊び道具もたくさんあって、10時から12時、1時から4時までの時間、定刻時間まで十分楽しめる環境の中、保育士さんたちの対応もまた見事でした。開所してからわずか4カ月しかたっていないのにもかかわらず、7月号の広報にも掲載されたことも功をなしてか、次々と登録者数がふえ、保育士さんの話では、現在180名と聞いております。利用者数もトータルで、5月は280名、6月には前月の倍の560名、そして7月には760名と見事にふえております。こうした現状を見ると、いかに今こうした子育て支援センターが必要とされるかがわかります。
 訪問したときに感じたことがあります。この施設の設置してある場所がわかりづらいということであります。旧50号線から入るところ、またバイパスの50号線から入るところに目印が全くないということであります。こうした目印になる看板等が必要と思われますが、このことについて市長の考えをお伺いします。
 また、桜川市内には市で開所している旧真壁町にある真壁保育園と2カ所と聞いておりますが、市内といえども旧岩瀬から真壁に来るには、場所にもよりますが、約30分ほどかかります。そうした距離のないということを考えますと、まず初めに旧の大和村にはないのが現状なのです。ぜひ大和にもどこかにつくってもらいたい、こういう保護者の要望もありますので、この2点についてお伺いします。
議長(増田 昇君) 中田市長。
市長(中田 裕君) まず、子育て支援センターの入り口がわかりにくいというご質問でございますが、確かにそういう面があるのかなというふうな思いを今感じ取ったわけでございます。案内板等の設置など今後検討していかなければならないと考えており、設置場所については、多くの課題が考えられるため、今後岩瀬福祉センターの指定管理者である市社会福祉協議会と相談させながら検討していきたいと考えております。なるべく早い時期にわかりやすいようにさせていただきたいというふうに考えておるところでございます。
 それから、支援センターにつきましては、一応子育て支援センターはまず社会福祉協議会のほうに今開設をしております。また、民間の真壁保育園のほうにおいても、今活発にやっておるというふうに聞いております。今後そういうものを見ながら、本当に現在核家族化が進行している中、若いお父さん、お母さん方が本当に迷いを持っておられる。こういうものをやっぱり地域と行政が協働でしっかりと、サポート体制が非常に大切だというふうに私も考えておりますので、そういうものを勘案しながら積極的に検討してまいりたいというふうに現在考えておるところでございます。
議長(増田 昇君) 再質問。
 11番。
11番(古川静子君) 答弁漏れがあります。これから大和村の子育て支援センターについての開所の部分も今質問したわけですが、その答弁漏れがあります。
議長(増田 昇君) 中田市長。
市長(中田 裕君) ただいま答弁はきちんとさせていただいたつもりでございましたけれども、現在、岩瀬のほうは開所しましたけれども、真壁のほうにも開設をして、今真壁保育園のほうにおいて子育て支援センターを設置しておると。そういうことでございますので、そういう状況を見ながら、今後どのような形で展開をしていったらいいのかということを前向きに検討させていただきたいということで、まだ大和地区について云々ということではなくて、これらの事業に関しましては、基本的には民間の方でも、やりたいというような方がいれば、それはそれでお話を聞いて、実行ができればそういうものも取り入れていく必要があるのではないかというふうなこともございますので、積極的に支援センターを拡充していくというふうな考えを私も強く持っておりますので、その辺、どこにということでまだ今明確に答えられるような状況ではございませんので、その辺は今検討しておるところでございますので、よろしくお願いをしたいと思います。
議長(増田 昇君) 11番。
11番(古川静子君) 県内の子育て支援センターは、全部で民間を含めて183カ所もあるのです。お隣の筑西市は10カ所あると聞いております。市民の方たちは充実した取り組みを称賛されております。また、我が桜川市内の保護者の人たちも、筑西市の子育て支援センターを利用している、こういった現状であります。そういう中で、市長の答弁も前向きにということですので、より一層の充実した子育て支援センターの取り組みをよろしくお願いします。
 以上です。
議長(増田 昇君) これで古川静子君の一般質問を終わります。
 続いて、1番、風野和視君。
          〔1番(風野和視君)登壇〕
1番(風野和視君) 1番、風野。通告に従い、一般質問を明瞭簡潔に質問いたします。
 ハード事業に関する財政状況について、再確認の意も含み、2点ほど質問いたします。まず最初に、箱物、ラスカ、シトラスの目的に対する利用率についてご質問します。次に、具体的にラスカ、シトラスの建設事業費、また合併時の償還、次に現在残りの償還についてご質問します。
 2つ目に、今後のハード事業、多目的複合施設の一部見直しなど、現在の当市の財政状況を踏まえ、また近隣住民の意見も考慮し、見直す考えがあるのかどうか質問を通告いたしましたが、通告日8月17日、8月18日に多目的複合施設の入札公告がありました。入札日は9月の16日、平成21、22年度歴史的環境形成総合支援事業、真壁地区真壁陣屋跡整備事業、多目的複合施設建築工事、予定価格16億4,958万2,000円。概要といたしまして、延べ面積2,742.64平米と入札公告がなされましたので、3月議会以降の発掘調査などを含み、これまでの推移を具体的に説明をもらい、この件に関しましては質問でなく、要望という形でさせていただきます。
 以上、2点を明瞭簡潔にお聞きいたします。
議長(増田 昇君) 風野和視君の質問に対する答弁を願います。
 古橋教育次長。
          〔教育次長(古橋 忠君)登壇〕
教育次長(古橋 忠君) 風野議員のご質問にお答えいたします。
 最初に、ラスカ、シトラス等の目的等に対する利用率、また建設事業費等についてお答えいたします。ラスカの建設目的でありますが、ラスカ体育館につきましては、スポーツ活動を中心とした健康づくりと文化の拠点施設として整備されました。本施設につきましては、総合運動公園のメーン建物として整備され、ほかに温水プール、ターゲットバードゴルフ場、多目的グラウンド、芝生広場、展望広場、子供の遊び場、石の文化広場が一体となって整備されております。
 ラスカの稼働率でありますが、メーンアリーナ、サブアリーナ、トレーニングセンター、会議室の4施設のいずれかの利用がありまして、開館時ですか、稼働率は100%となっております。利用状況に関しましては、平成19年度開館日数310日、利用者数6万3,693人で、1日平均205人となっております。また、平成20年度開館日数309日、利用者数6万108人で1日平均194人となっております。
 建設事業費ですが、建設時期は平成4年から平成5年度、延べ面積4,614.5平方メートル、相当する敷地面積5,026平方メートル、ラスカ体育館事業費21億2,046万1,000円でございます。
 次に、シトラスについてですが、建設に至る経緯につきましては、大和村当時、住民交流施設は中央公民館を拠点としておりましたが、住民の学習、スポーツ、地域活動への意欲が多様化し、その需要は増加しておりました。しかし、公民館は施設として狭隘であり、不便を来していたことから、総合計画に基づき、文化と福祉の向上に寄与する施設として建設されたものでございます。
 現在のシトラスの利用率に関しましては、稼働率で申し上げますと、平成19年度63.4%でありました。また、平成20年度は66.3%となっております。利用人数に関しましては、平成19年度開館日数292日で1万5,630人、1日平均54人、平成20年度は写真展等の企画展がございましたことから、開館日数291日で利用者数2万782人、1日平均にしますと72人となっております。
 建設概要につきましては、建設時期、平成10年12月から平成12年6月でございます。延べ面積は2,409.14平方メートル、敷地面積4,780平方メートル。総事業費11億4,932万9,000円、用地取得費、用地補償費につきましては、用地取得費が5,035万1,000円、立ち木等の補償費46万7,000円、合計しまして5,081万8,000円でございます。
 次に、多目的複合施設に関する3月議会以降の経過についてお答えいたします。(仮称)多目的複合施設建設事業に伴う市民の対応の経緯については、平成21年4月3日に真壁中央公園変更にかかわる公聴会の開催、平成21年4月30日に多目的複合施設建設事業地元説明会の開催など多くの市民の意見を聞きながら推進してまいりました。その経過の中で、公園と多目的複合施設の一体的な整備を目指した計画では、ワークショップなどの開催により、多目的複合施設の規模や配置、公園の位置や区域といった一連の議論を踏まえて、公園と施設を一体的に配置することにより、公園に求められている自然的環境の中での休息、鑑賞、散歩、遊戯、運動及び災害時の対応などを目的とした有効な公共空地としての機能を十分備えたものと考えております。また、敷地南側の通路は、緊急事態を考慮し、当初計画より空地の部分を広目に確保するなど、道路からの入り口に配慮をいたしました。
 多目的複合施設は、鉄骨耐震壁つきラーメン造2階建てとなり、従来の公民館機能と資料館機能を拡充した施設であります。公民館機能では、会議や研修会、講演会などの円滑な運営と利便性を考慮して、スクール形式で最大63名の会議が行える大会議室を初め中小会議室、研修室を設けております。中会議室と研修室は、壁を収納することにより、大会議室以上のスペースを確保できるようにいたしました。また、集会ホールは、通常時はいすを収納し、必要に応じていすがせり出せる構造を備えた300人収容のホールを設けております。さらに、芸術、文化の振興を図るために、和室や音楽室、市民ギャラリー空間などにも配慮しております。
 また、従来は狭隘が課題となっていた図書室は、1、2階の合計床面積を514.11平方メートルと拡充し、開架室、閉架書庫を始めとして、児童図書室や幼児向けプレールームを設けて、子供と来館される利用者の利便性を考慮するとともに、閲覧室や学習室では図書を閲覧するばかりでなく、児童や生徒の学習環境の整備なども考慮しながら図書室の充実を図りました。
 さらに、資料館機能では、1階に3カ所の展示室を設けて、常設展示や企画展示など多様の利用形態を考慮して展示室の充実を図りました。また、2階には2カ所の収蔵室と歴史作業室を設けて、貴重な歴史資料や文化財等の保存に利活用できるように充実を図りました。この資料館機能の整備によって、従来の資料館の課題であった展示室や収蔵室の課題解決が図れることとなりました。
 本施設は、桜川市真壁伝統的建造物群保存地区内に建設される施設であるため、伝統的建造物群保存地区保存審議会のご意見もいただきました。審議会では、伝建地区内において建造物等の外観にかかわる増改築・新築等を行う場合に守るべき基準であり、許可基準をクリアしているとのご意見をいただきました。
 次に、公民館、資料館跡地で実施している真壁陣屋跡発掘調査における埋蔵文化財の対応については、文化庁や県文化課の指導を受けながら専門調査員や発掘調査員を配して、平成21年5月から本格的な全面発掘調査を実施しております。発掘調査は、9月中下旬までに埋め戻し完了を予定しております。その後、発掘された遺物類を含めた整理作業を予定しております。発掘調査現場においては、文化庁、県文化課の専門調査官の現地指導が平成21年6月30日に開催されました。文化庁記念物課専門調査官の指導講評では、桜川市における埋蔵文化財の取り組みは、前向きで適切な調査員配置に基づき、的確な歴史的考察も含めた現地対応など先駆的であると高い評価を受けることができました。また、真壁城跡整備検討委員会の大学の先生、また県の埋蔵文化指導員、元国立文化財研究所研究室長、郷土史に精通した地元有識者より、専門的見地で発掘調査に関するご指導、ご助言をいただきました。
 歴史学、考古学、郷土史、自然科学、建築史等の専門的分野に精通された各氏のご意見では、陣屋跡の前進施設が16世紀前半から中ごろまでをさかのぼる可能性を示し、真壁城と城下町の成立過程を考察する上で貴重であると評価をいただきました。また、中世以降は、真壁陣屋跡整備事業の全体的価値を高め、真壁の町並みの起源を探る根拠となる保存と活用の検討が必要と今後の方向性をお示しいただきました。さらに、遺跡の保護、管理を考えれば、復元より張り芝や何らかの平面表示などの遺構表示も一つの方法など活用にかかわるご意見をいただきました。さらに、施設建設計画からは主要遺構の大部分と共存可能である。資料館機能を中心に、活用手法の異なる区域を組み合わせて、一体的活用は可能。また、共存可能の例として、古河市歴史博物館と古河城跡の整備と一体化を図っているなどの実例をお示しいただき、遺跡と現代施設の共存例を参考に、一体的活用の可能性などのご教示をいただきました。今回専門的見地からいただきました多くのご意見、ご教示は、今後の真壁陣屋跡発掘調査成果の保存、活用に生かしていきたいと考えております。
 さらに、発掘調査結果の公開、市民周知については、平成21年8月3日に真壁陣屋跡発掘調査成果として、堀や池、水路などの遺構を確認したと多くの報道機関に発表するとともに、平成21年8月8日には市民を対象に現地説明会を開催いたしました。現地説明会に参加した市民の方の中には、陣屋跡の全容が解明できるようなすばらしい遺構が発見された。担当者の説明がわかりやすく、今後説明の機会があれば参加したいなどのご意見を聴取することができました。また、成果に基づき、堀や池の遺構表示を新たな施設に表示することにより、過去と現在が一体的にわかるようにすればなど貴重な意見を聞くことができました。発見された遺構や遺物は、文化庁や県文化課のさらなる指導を受けながら、地上表示や遺構解説板の設置、資料館を利用した市民周知の企画展など、保存並びに活用を積極的に進めたいと思っております。
 現時点においては、都市計画法に基づく関連事項の処理や埋蔵文化財に関する文化庁の指導事項の処理など、関連事項の処理がほぼ終了したこととなりました。今後契約関連業務を遂行し、早期の着工を目指すことにより、早期完成を望む多くの市民の負託にこたえたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いします。
 長くなりましたが、以上でございます。
議長(増田 昇君) 続いて、山中総務部長。
          〔総務部長(山中政雄君)登壇〕
総務部長(山中政雄君) 風野議員さんのご質問にお答えしたいと思います。
 ラスカ、シトラスの市債の借り入れは、現在どのくらい残っているかということでございますけれども、ラスカにつきましては、先ほども古橋次長のほうからもお話ありましたけれども、建設事業費21億2,046万1,000円でありまして、そのときの財源内訳は起債の総額として15億9,020万円、一般財源で5億3,026万1,000円でありました。それに合併時の未償還元金は4億5,430万円で、21年3月末の未償還元金は4,365万円、償還利子も含めますと4,421万7,450円でありましたが、平成21年4月24日をもちまして償還はすべて終了いたしましたので、残金は現在はゼロということになっております。
 次に、シトラスについてですけれども、建設事業費11億4,824万6,000円でありまして、財源内訳は起債総額が10億4,580万円、一般財源が8,244万6,000円、その他の財源として寄附がありまして、2,000万円でありました。合併時の未償還元金は7億279万5,000円で、平成21年3月末の未償還元金は4億2,659万円、償還利子も含めますと4億4,903万2,323円で、27年の3月31日が最終の償還日となっております。
 以上が償還に関する答弁でございます。
議長(増田 昇君) 再質問があれば質問願います。
 1番。
1番(風野和視君) 二、三点、確認という意味でご質問させていただきます。
 まず、今総務部長のほうからの建設事業費と現在の償還の残高について、ラスカのほうが建設事業費21億2,046万円、また合併時が償還4億5,430万円、現在残高がゼロと。シトラスに限りましては、建設事業費11億4,824万円、合併時償還7億279万円、現在残高4億4,903万円、最終償還日27年3月31日。
 以上で間違いないかどうか確認させていただきます。
議長(増田 昇君) 山中総務部長。
総務部長(山中政雄君) 手元にある資料と議員がお話ししたのを突き合わせておりましたけれども、間違いないです。
議長(増田 昇君) 1番。
1番(風野和視君) 今度は教育次長のほうに、確認のため数字のほうを確かめさせていただきたいと思います。
 シトラスの用地買収5,081万8,000円、これは間違いない数字かどうか。
議長(増田 昇君) 古橋教育次長。
教育次長(古橋 忠君) 46万7,000円の立ち木補償費等を含み、5,081万8,000円。含みということでお願いします。
議長(増田 昇君) 1番。
1番(風野和視君) まず、これからの桜川市の箱物行政について、ラスカのほうは稼働率100%と。スポーツ施設重点ということで、それなりにテーマがはっきりしているから稼働率が100%なのであろうと推測いたします。平成19年、平均が205人、平成20年度は194人、1日平均使用。2年の平均、合わせますとちょうど1日200人なのです。シトラスに関して対比してみますと、平成19年、63.4%、平成20年66.3%、これは5月に写真展があり、5,080人もこの5月時期に来て、それでもなお66%しかない。1日平均、平成19年度54人、20年度が72人、両方合わせましても、2年の平均でも1日62.4人しか使われていない。これはもっともっと使われなければいけないような施設ではないかと。また、現在の償還のほうも、シトラスに限っては4億4,903万円もあると。あと5年半以上この償還、最終償還日に向けて桜川市民の血税が投与されるわけです。
 総合計画に基づきシトラスがつくられたのであれば、総合計画は、まず合併前の大和中学校建設ではなかったのでしょうか。大変疑問に思います。シトラス用地買収の、今5,081万円と。聞きますと、敷地面積4,780平米に対しますと平米単価1万629円なのです。反当1,063万円なのです。こんなことは、確かに事実としてあったのでしょう。それを踏まえながら、このシトラスはこれからも桜川市民の負の遺産の財産とならないように、今後もシトラスに関しては、先ほど言いましたが、多額の桜川市民の貴重な血税が投与されるわけである以上、今以上に利活用されるような施設でなければいけないと。執行部は一丸となって努力するよう強く要望いたします。
 続きまして、多目的複合施設、真壁の公民館と歴史民俗資料館ですか、何点か疑問があるのです。これはなぜ今発注してしまったのか。まだ発掘調査が終わっていない。発注することに対して議会議員の皆さんが知っていたかどうか。それ以上に、市民から見れば市民不在なのではないかと少し戸惑うところもあると思います。私が言いたいのは、すばらしい施設、教育次長の答弁ですばらしい陣屋跡にいい施設ができるであろうは容易に想像できますが、早期完成にはやる前に、ごく一部ではあれ、一生涯その施設を生活環境の場として見ながら生活する人がいるわけです。その近隣住民の生活環境をもっと精査すべき。また、行政、公僕というのは、執行部の皆さんは市民にとって、道徳をもっともっと、優しく市民に接するべきである人たちではないのでしょうかと強く要望いたします。
 補足ではありますが、8月20日の伝建審議会、その場で、会長の河東先生は、一部設計変更可能もあり得ることとコメントしております。執行部の代表である市長から、100%決定なのか、近隣住民の不安を考え、コメントがあれば一言いただけないでしょうか。
議長(増田 昇君) 中田市長。
市長(中田 裕君) 多目的ホールについては、慎重に市民の皆さんあるいは議会のほうにも説明をしてまいりました。また、発掘調査等も現在本当に細部にわたってやってきております。しかし、現在、過去、未来という話がございますけれども、過去のいろいろ歴史をたどってみたときに、どういう形になってくるか、我々もまだ精査をできていないところもございます。何せ旧陣屋、しっかりとその形というもの、遺跡を保存していくというふうな考えも強く持っておりますし、その部分について、未来についても、こういうところにこういう陣屋があったと言われるようなことをしっかり明記していかなければいけないということになれば、当然そういうものとの関連というものも大切に考えていかなければいけないだろうと。そういう中にあって、多目的ホールもしっかりと建てさせていただきながら、その辺の問題についてはよく話し合ってまいりたい、かように思っておるところでございます。何せやはり過去の先達が政治の中心という陣屋跡ということでございますので、その辺のところは私も注意深く見守っていかなければいけないと、かように思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
議長(増田 昇君) 1番。
1番(風野和視君) 今の市長からのコメントとしましては、もともと祭り事があった陣屋という場所を踏まえながら、また近隣住民、市民を失望させない、そういうような建物をつくるのだというふうに私は理解しました。桜川市民を失望させない開かれた市政であることを約束していただいたと確認し、終わりにします。
議長(増田 昇君) これで風野和視君の一般質問を終わります。
 ここで暫時休憩いたします。
          休 憩  (午前11時46分)

          再 開  (午後 1時30分)
議長(増田 昇君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
 続いて、26番、菊池節子君。
          〔26番(菊池節子君)登壇〕
26番(菊池節子君) 通告に基づきまして、菊池節子の一般質問をいたします。
 まず最初に、第1点目として、非核平和宣言自治体になっていただきたいということです。また、ことしの原水爆禁止世界大会は、例年にない盛り上がりを見せました。それは、ことし4月5日、オバマアメリカ大統領の「核兵器のない世界を追求する。核兵器を使った唯一の国としてアメリカは行動する責任がある」とのプラハ演説があったことが大きな要因となっております。このオバマ演説に対して、日本政府は積極的に反応することなく、相変わらず核抑止力、核のかさにしがみついています。世界各国の首脳は、積極的な反応を示しています。例えばロシアのメドベージェフ大統領は、「アメリカと核兵器削減の新たな交渉を始める」と述べております。日本共済党の志位委員長は、オバマ大統領に「核兵器廃絶のために、国際条約の締結を目指して、国際交渉を開始するイニシアチブを発揮することを要望します」との書簡を送りました。この書簡に対してオバマ大統領の指示のもとアメリカ政府から、「情熱をうれしく思う」との返書が来ています。このように非核の運動は、世界的にも新しい段階に入りつつあるのではないかと思っています。
 ことしも原水協主催の平和行進が全国で網の目のように行われました。茨城県でも行われ、桜川市では6月29日に行進いたしました。桜川市では本当に多くの職員の方がお出迎えくださり、感謝いたしております。
 この非核の運動の中で多くの自治体が非核宣言をしています。私の調べたところでは、県内44市町村のうち33市町村が非核宣言自治体になっています。県内の市町村の4分の3が平和行進の出迎えをしていただいた自治体なのに、非核宣言をしていないのは残念でなりません。ぜひ桜川市も非核宣言自治体になっていただきたいと思います。市長の見解を伺いたいと思います。
 第2点目に、猟区の廃止とイノシシ対策についてお伺いいたします。平成21年10月が猟区の見直しになっています。以前県内に2つあった猟区は、旧緒川村では廃止になったため、桜川市だけが残っています。イノシシの繁殖場にもなっている猟区の廃止をしていただきたいと思うわけです。平成18年の12月議会で、この問題を取り上げました。このときの市長と山中経済部長の答弁では、都市化の進展により、猟場に適さなくなった地域は猟区から除外することも考えていますという答弁をいただきました。猟区の閉鎖地域となっているとはいえ、星の宮幼稚園がど真ん中にあることも踏まえ、猟区の廃止をしていただきたいと思います。
 以前にも増してイノシシの被害はふえております。山間部の市民から、もっとイノシシを退治してほしいという声も寄せられています。市として、わなをかけるなどの対策がとられていることは承知いたしております。十分ではありませんけれども。佐賀県武雄市では、イノシシ課をつくり、田畑を荒らす有害獣のイノシシを資源ととらえ、イノシシ肉を地域特産品としてブランド化する方針を決めております。イノシシは、駆除後、地中に埋められるケースではイノシシは減らないと思います。積極的に捕獲することをしなければイノシシは減らないのではないでしょうか。武雄市の対策などを参考に、もっと積極的な、強力なイノシシ対策をとっていただきたいと考えます。
 次に、3点目のJR岩瀬駅前の活用についてお伺いいたします。JR岩瀬駅前の整備が完成いたしました。完成はいたしましたが、ただ広いだけで、このままで何も有効活用しないのは宝の持ちぐされではないでしょうか。私は、一つの活用方法といたしまして、駅前市の開催を提案いたします。JR岩間駅前では、毎月第2日曜日に商工会などが主催してバザーをやっております。この市は、岩間駅の西口広場で行われるものですが、西口広場がいっぱいになるくらい出店されています。第2日曜の朝は、大人も子供も岩間駅に向かって人が流れていくのです。岩間駅の東側にある広場が車でいっぱいになるくらいお客さんが集まっております。岩瀬駅前も何らかの活用方法を考えていくと思いますが、その一つとして駅前市の開催を考えていただきたいと提案いたします。
 以上で、また再質問させていただきたいと思います。
議長(増田 昇君) 菊池節子君の質問に対する答弁を願います。
 山中総務部長。
          〔総務部長(山中政雄君)登壇〕
総務部長(山中政雄君) 菊池議員のご質問にお答え申し上げます。
 現在、茨城県内44市町村のうち33市町村において非核平和宣言都市の宣言がなされており、桜川市においても非核平和都市宣言をすべきだというようなご質問かと思いますが、確かに菊池議員が申されますように、茨城県内44市町村のうち4分の3に当たる33の市町村が、また全国規模では1,775自治体のうち約1,300を超える自治体が、何らかの形で平和都市の宣言をしているのが現状であります。
 こうした中、我が国は、去る第2次世界大戦においては広島に原爆が投下され、全世界唯一の核被爆国として、長崎、広島の惨禍を二度と繰り返してはならないとの思いにより、戦後64年になりますが、現在も「核兵器のない世界」をスローガンに、国民平和大行進実行委員会の皆様方による原水爆禁止国民平和大行進が、全国各地を回りながら国民平和大行進草の根の平和運動を展開されており、核廃絶と世界平和を願う関係各位のご努力に対しては、改めて敬意を表する次第でございます。
 今核兵器に対する脅威は、北朝鮮のロケット発射や核実験など、新たな核の恐怖にさらされている状況にあると思われます。こうした中、ことし4月、欧州を訪れたオバマ大統領がチェコの首都プラハで、核兵器のない世界の実現に向け、世界を牽引していくことを誓い、「核兵器のない世界の平和と安全保障の実現に向け、世界を牽引していく」と演説を行うなど、核に対する世界の情勢は新たな展開を迎えようとしていると考えられます。
 こうした世界の流れや国内の宣言都市の状況を踏まえ、世界恒久平和の実現に寄与することが自治体に課せられた使命でもあると考え、当市においても非核宣言都市の実現に向け、議会との連携のもとに、人類初めすべての生物の生存、永遠の恒久平和のために、前向きに進めてまいりたいというように考えております。
 以上でございます。
議長(増田 昇君) 続いて、中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
市長(中田 裕君) 菊池議員さんの猟区の廃止とイノシシの対策について、イノシシの対策については横田部長のほうから答弁させますので、まず猟区の廃止の問題について、私のほうからお答えをさせていただきます。
 私の記憶によりますと、菊池議員は、平成18年の議会一般質問の中で、猟区の廃止についてご質問されております。菊池議員もご承知のように、猟区は旧岩瀬町の3,110ヘクタールが設定されており、10年ごとの設定更新を経て現在に至っており、平成21年10月31日、ことしがその最終期限となるわけでございます。議員が申されますとおり、平成15年まで茨城県には、桜川市と常陸大宮市、旧緒川村の2カ所の猟区がございました。しかし、猟友会の高齢化に伴う案内人の不足、また時代の流れとともに、後継者等問題を含め、猟区の運営が困難になってきたと聞いております。これらの状況を踏まえ、桜川市といたしましても、猟友会を初め県、関係機関と十分協議をいたし、唯一残された桜川市の猟区についても廃止に向け検討いたしますとの答弁をいたしました経緯がございます。
 その後、桜川市としましては、猟区を廃止することによるメリット、デメリットを猟友会と幾度となく協議した結果、ことし10月31日をもって廃止する予定でございます。また、猟区を廃止することは、乱場になる関係上、猟期間は常に猟が可能となるために、地域住民とのトラブルが生じないよう、市としましては今後、特に安全性の面において周知徹底等、その対策を講じてまいりたいと考えております。
 次に、JR岩瀬駅前の問題でございますけれども、おかげさまをもちまして岩瀬駅前の整備事業も7月25日には完成記念式典を行うことができました。ご存じのように、駅前広場には広区画の多目的スペースがあります。これにつきましては、イベントの開催を含め、大いに活用していただくことを念頭に設置いたしたものでございます。今後これを有効に活用し、少しでも地域の活性化に結びつけるためにも、地元商店会を初め商工会、農協、農産物生産者等に働きかけを行い、バザーの開催や直売方式による物品の販売を実施していただきたいと考えておるところでございます。
 また、笠間駅前通りで行われている道の市を例に申し上げますと、県内はもとより、県外からもたくさんの人が訪れているようであります。当市におきましても、議員からご紹介をいただいた先進的な取り組みを行っている事例などを参考にするとともに、桜川筑西インターチェンジの開通を期に、桜川市のPR活動を実施して、多方面からの集客、そして交流人口の拡大へと結びつくよう努力してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
議長(増田 昇君) 続いて、横田経済部長。
          〔経済部長(横田 一君)登壇〕
経済部長(横田 一君) 菊池議員のご質問にお答えをいたします。
 私からは、イノシシ対策についてお答えを申し上げます。ご承知のように、県内におけるイノシシの被害及び捕獲状況につきましては、年々増加傾向にございます。このため桜川市では平成17年度から、農産物の被害を防止すべく、イノシシ被害防止対策補助金を創設し、電気さく、トタンさくの設置者に対しまして、1年1人1回、要した費用の2分の1、かつ上限、電気さく3万円、トタンさく2万円の補助金を交付いたしております。また、猟友会桜川支部の協力を得て、有害鳥獣捕獲を年3回実施するなど、イノシシ対策を講じているところでございます。そして、平成19年2月には、茨城県、栃木県の2県13市町による茨城栃木鳥獣害防止広域対策協議会を設立し、緊密に連携をとり合い、情報交換などイノシシ対策に取り組んでいるところでございます。
 さらに、今後は、菊池議員のご質問の中あるいは過般の建設経済常任委員会からのご要望にもございました、わなの免許取得に際しての補助金を検討してまいりたいと考えております。また、捕獲後の有効利活用でございますが、食肉として流通させるには、処分の方法、それから食肉処理業の許可が必要になってまいります。あわせて安定的に供給が可能かどうか等も、先進地の状況を調査し、利活用の方向性を見出してまいりたいと考えております。
 以上です。
議長(増田 昇君) 再質問があれば質問願います。
 26番。
26番(菊池節子君) 最初の非核平和宣言自治体になっていただきたいという質問なのですけれども、世界のそういう状況が、もうこういう非核の状況になっていくのではないかなという予想ですけれども、それで経緯としては、旧真壁町では、真壁庁舎のほうでは、正門のわきにきちっと非核宣言都市の大きな看板も出ておりました。現在も立っておられると思いますので、そういう点でも、そういうのを引き継げなかったのかなという思いもあるのですけれども、ぜひそういう方向で。アメリカが、オバマ大統領が宣言したことで、かなり世界の状況も変わってきたというふうに思うのですけれども、その点で議会と執行部とで一緒にできたらいいなというふうに思うわけです。その看板も依然として元気に立っておりますので、そういう方向でお願いしたいというふうに思うわけです。
 それから、猟区の廃止とイノシシ対策についてなのですけれども、これは本当に努力もされているのですけれども、実際門毛、向こうの北那珂方面が特にひどいです。家の庭までイノシシが来て、ちょっと怖いという家族の方、小さい子供がいたらちょっと心配だというふうに。竹やぶなんか見てもすごい、荒らし方が人間の荒らすあれなんていうほどなんていうものではない力でやられているので、もう少し、補助金も出されておりますけれども。
 坂本地域、大月あたりは、電気牧さくというのですか、そういうのも随分目につくのですけれども、稲を守るために自分で防御しているのですけれども、そういう点でやっぱりもうちょっといろんなことを研究していただいて、とにかくふえるばかりですので、困難なこともあるのですけれども、やっぱり守らなければならないというか、生活も。そういうことで、ぜひもう少し対応を考えていただきたいなというふうに思うわけです。真壁の城跡のあたりも、電気牧さくって、多分通っているのを私も見ましたのですけれども、どちらかというと岩瀬方面がかなりひどいと。イノシシが出る量が多分違うのだと思うのですけれども、そういう点で。
 あと、猟友会の方、今回猟区が廃止になりますと、猟友会の方ももうそれで終わりということではなくて、これから猟友会の方ともタイアップして、イノシシ対策にはやっぱり協力していただかないと多分できないのではないかというふうに思うのです。その辺のところをもう少し力を入れていただきたい。
 それからあと、3点目の駅前のまちづくり交付金でできた整備なのですけれども、とにかく写真でも、きょう持ってくればよかったのですけれども、岩間駅前の人だかりというか、あれ見ると、どうしてこんなに人が集まってくるのだろうと思うくらいすごい人なのです。だから、岩瀬でも、これからこの駅前の活用方法、本当に駅前はすばらしくなりましたけれども、ちょっと閑散としておりますので、にぎやかさを取り戻したいというふうに私たちも住民の皆さんも思っていると思うので、ぜひいろんな市町村なんかのを参考にしていただいて、桜川市独自の何かができたらいいなというふうに思うのですけれども。
 市長から、非核の平和宣言のことについて、さっき触れていただいていないので、その1点の答弁と、それからあと経済部長に、もう少しイノシシの対策についてご答弁願いたいと思います。
議長(増田 昇君) 中田市長。
市長(中田 裕君) 当然我が日本は、長崎、広島と大変被爆を受けた国でございますので、非核宣言は非常に大切なことであるというふうに考えております。議会ともよくお話し合いをして、前向きに検討してまいりたい。ただ、そういう形の中で早目にやっていきたいというふうな思いをお話を申し上げて、答弁とさせていただきます。
議長(増田 昇君) 横田経済部長。
経済部長(横田 一君) イノシシ対策の強化ということでございますけれども、まず先ほどちょっと触れませんでしたけれども、電気さく、トタンさく、これの設置状況を申し上げますと、平成18年度が61カ所、それから平成19年度が91カ所、平成20年度が75カ所ということで、合計224カ所になろうかと思いますけれども、この事業についても引き続き実施をしていきたいというふうに思います。
 それからもう一点、猟友会の方が高齢化して、この先不安だというようなお話でございますけれども、これにつきましても400万円ほどの補助を出しまして、昨年は80頭捕獲をしていただきました。これにつきましても、引き続き猟友会にお願いをするような形で事業を行っていきたいと思います。それに、先ほどのプラスします。わなの免許取得に対しても補助金をお出しし、多くの方にわなの免許を取得していただきまして、総合的にイノシシ対策を講じてまいりたいというように思います。
議長(増田 昇君) 26番。
26番(菊池節子君) あとそれから、3点目の建設部長にお伺いしたいのですけれども、北側から駅に向かっていきますと、真ん中に三角の小さい、何と言ったらよろしいのでしょう、右折するほう、駅に行くほう、何だかよくわからない、縁石のところを囲んである三角の小さいものがあるのですけれども、あそこはこれからどのようなあれをやるのか、その辺伺いたいのですけれども、わかりますか。私が言っている場所がわかりますか。北側から駅に向かって、50号から駅に向かっていきますね、駅を真正面に見て。そして、そこに三角の、こういう縁石で囲んだところが、今何も施さないであると思うのですけれども、あそこはどういうふうになるのか、わかりますか。
          〔「ロータリー」の声あり〕
26番(菊池節子君) ロータリーですけれども、ただ縁石のままで何も、今全然植わっていないですけれども。植木は入っていませんし、ただコンクリのものがちょっとあるだけなのです。
          〔何事か声あり〕
26番(菊池節子君) ちょっとお答えください、それ。
議長(増田 昇君) 小田部建設部長。
建設部長(小田部喜英君) 岩瀬駅前のロータリーのことかなというふうに思われるのですけれども、あそこにつきましては、現状は今議員から言われましたように、雑草が工事中ありましたものですから、その雑草を取って、その状態で今除草をさらにやっていた状態になっております。今後は、計画といたしましては、地域の皆さんの意見も聞きながら、植栽をするとか、例えば石を展示するとか、そうした方向で、景観上も含めまして早急な整備を検討したいというふうに思っております。
議長(増田 昇君) 26番。
26番(菊池節子君) 今の件なのですけれども、東側から行く場合にも、全部ロータリーを回らないと、こういうふうに出口に、北へ向かって50号のほうへ行けないのですけれども、東から来る人にしたら、あそこの三角の小さいロータリーのところをちょっと右折すると行けると思うのですけれども、その辺のところ、混雑しているときはもうやむを得ませんけれども、ロータリーを全部ぐるっと回って50号のほうへ行くしかないのかとは思うのですけれども、その辺のところの道路の規制みたいな、何かそういうのはないのですか。要するにとにかく一回り回らないと50号のほうに行けないという不便さを私いつも感じているのですけれども。あのところで東から来てすぐ曲がれたら、三角のところの縁石があるところを右に曲がれたら便利だなというふうに思うのですけれども……
          〔何事か声あり〕
26番(菊池節子君) はい。
議長(増田 昇君) 小田部建設部長。
建設部長(小田部喜英君) ただいまの件でありますが、車の流れということで、事故防止も含めまして、またあそこの駅前整備事業が完成する前に警察との協議、また警察の指導もありまして、一応車の流れを全部、あそこでぶつからないためにも、同じ流れで車の案内をするという指導でありますので、そうしたことで、右へ曲がればすぐ曲がれるということでなくて、皆さんにもそういう観点で、一応今後も車の流れについては徹底をし、お願いもしていきたいということで、この件につきましては完成する前の警察の指導も入っております。
議長(増田 昇君) 26番。
26番(菊池節子君) 警察の指導で交通安全化というか、仕方がないとは思うのですけれども……
          〔何事か声あり〕
26番(菊池節子君) だって、ロータリーが3本ありますわね、道路。そうすると、とにかく一回り回ってこないと50号に出られないという、地元に住んでいる人、駅前に住んでいる人は、もう至って不便だろうなと感じておりますと私も思うのです。
 以上です。
議長(増田 昇君) よろしいですか、もう。終わりですか。
26番(菊池節子君) はい、いいです。
議長(増田 昇君) これで菊池節子君の一般質問を終わります。

    散会の宣告
議長(増田 昇君) 以上で本日の日程は終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
 ご苦労さまでございました。
          散 会  (午後 2時00分)