平成21年第1回桜川市議会定例会議事日程(第3号)
平成21年第1回桜川市議会定例会議事日程(第3号)
平成21年3月5日(木)午前10時開議
日程第 1 一般質問
日程第 2 議案第10号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて
日程第 3 議案第11号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて
〇出席議員(25名)
1番 風 野 和 視 君 2番 勝 田 道 雄 君
3番 岩 見 正 純 君 4番 小 高 友 徳 君
5番 中 川 泰 幸 君 7番 皆 川 光 吉 君
8番 増 田 豊 君 9番 潮 田 新 正 君
10番 相 田 一 良 君 11番 古 川 静 子 君
12番 大 塚 秀 喜 君 13番 高 田 重 雄 君
14番 小 林 正 紀 君 15番 増 田 俊 夫 君
16番 鈴 木 好 史 君 17番 川 那 子 秀 雄 君
18番 萩 原 實 君 19番 横 田 衛 君
20番 橋 本 位 知 朗 君 21番 仙 波 信 綱 君
22番 増 田 昇 君 23番 塚 本 明 君
24番 上 野 征 一 君 25番 林 悦 子 君
26番 菊 池 節 子 君
〇欠席議員(なし)
〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
市 長 中 田 裕 君
副 市 長 山 田 耕 一 君
教 育 長 石 川 稔 君
市 長 公 室 長 飯 嶌 洋 一 君
総 務 部 長 飯 島 泰 則 君
市 民 生活部長 永 瀬 昇 君
保 健 福祉部長 麻 尾 優 君
経 済 部 長 山 中 政 雄 君
建 設 部 長 大 場 敏 夫 君
岩 瀬 支 所 長 細 谷 豊 君
真 壁 支 所 長 藤 田 定 一 君
上 下 水道部長 告 清 嗣 君
教 育 次 長 古 橋 忠 君
会 計 管 理 者 市 塚 昭 一 君
〇職務のため出席した者の職氏名
議 会 事務局長 柴 山 栄 一 君
議会事務局書記 笠 倉 貞 君
議会事務局書記 安 保 文 明 君
議会事務局書記 斎 藤 修 一 君
開 議 (午前10時00分)
〇開議の宣告
〇議長(増田 昇君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席議員は24名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立いたしますので、これより本日の会議を開きます。
〇一般質問
〇議長(増田 昇君) 日程第1、一般質問を行います。
13番、高田重雄君。
〔13番(高田重雄君)登壇〕
〇13番(高田重雄君) おはようございます。持ち時間が60分しかないので、早速質問に入らせていただきます。
これからの財政の見通しと対策について、市としては景気対策は具体的に何を考えているか、景気対策という大きな問題は国がするものであって、市単独では何をできるかというのは難しいと思いますが、あえて何かいい施策あるいは考えがあるのかお聞きしたいと思います。
国の施策の中で実施された定額給付金は、きのうもらった方もいます。桜川市でももらえるとわかった、すぐ皆さん欲しいわけです。私も欲しいです。だからほかの市よりも桜川市は優秀な職員だと言われるような、市長、その辺を考えて、なるべく早く定額給付金は出してほしいと思います。また、さらにそのお金を地元桜川市で使っていただくような工夫があればと思います。今、個人経営の小売業は悲惨な状況です。備品、消耗品などの購入は、80万円までは随意で契約できます。地元業者を優先するということはできないのか、そのぐらいの優しさがあってもいいのではないか。また、工事関係では、130万円まで随意で契約ができます。仮に予算が400万円だとします。これを130万円掛ける3で3本、仕事を小出しにして、たくさんつくるという方法をとれないのか、ぜひ景気対策として考えていただきたいと思います。
次に、(2)、財源の確保と歳出削減についてでありますが、茨城新聞の3月2日、桜川市の人口は1月1日付で4万7,000人を割り込みました。少子高齢化も進み、恐らく高齢化率は25%を超えているかもと思います。こういった状況でこれからの桜川市の経済の発展は望めそうもありません。それに加えて100年に1度の経済危機です。今後二、三年の市税の見通しをお聞きします。
そこで市長にお聞きします。何か税収をふやす。税収以外でも何でもいいから財源を確保する起死回生の作戦はないか。市長は株式会社、会社に例えれば桜川市の社長です。専務は副市長です。何かいい妙案をお答え願いたいと思います。
続いて、歳出削減についてでありますが、これは努力すれば必ずできます。市長がその気になれば、やる気になれば。そして、断固たる決意があればできるはずです。今、民間では、ボーナスなしは当たり前、給料もカット、ついでにリストラ、惨たんたるものです。金、土、日、月は休んでください。基本給の80%は出しますよと、この80%というのは国からの補助金になると思います。民間の基本給というのは、総支給枠の恐らく60%ぐらいだと思います。ということは、手取りは今までの半分になるということです。役所も歳出削減イコール人件費削減を考えなければならない時期に来ていると思います。リストラはできません。リストラしろとは言いません。職員数の削減を大胆に実行していただきたい。そこでお聞きします。合併後3年間で各何人の退職者があり、各何人採用して、現在何名が減って、トータル何人になったか。また、今後5年間の各何人の退職者が出るかお聞きしたいと思います。
それと、職員の給料の中に含まれる調整額についてお聞きします。民間では全くこういう調整額というものがありません。この調整額というのは、月459万6,500円かかっております。年間で5,515万8,000円になります。部長にお聞きします。簡単でよろしいです。皆さんにわかりやすいように調整額を簡単、明瞭に、私は大体勉強しましたから、簡単、明瞭にお答え願いたいと思います。
それと、これからの人件費抑制を考えているのかどうか、これも部長にお聞きします。
続いて、人事異動による行政事務の停滞があるのではないか。今回、部長職が6名も退職するに当たってについてお聞きしたいと思います。3月いっぱいで退職される部長さんには、お疲れさま、お勤めご苦労さんでしたと言いたい。しかし、予算議会というのは一番大切な議会です。だと私は思います。いろいろとさまざまに今後の桜川市のことを考えて質問が出ると思います。3月末に退職するであろう部長さんが、こうします、こうしていきます、このように改革させていただきますと言われても、真実味がありません。4月にはいないからです。4月以降はいなくなります。4月以降に部長になられる方が、実行、行動に当たると思います。4月以降部長になる方がこの大事な予算議会に出ることが可能にならないか、機構改革を考えてほしいと思います。
最後になりますが、真壁地区(仮称)多目的複合施設は予定どおり進捗しているか。真壁地区では相当、市民、議員も含めて温度差があるようだがについてお聞きします。簡単でいいですから、今までの進捗状況は結構です。これからどのように進捗していくだろうかお聞きしたいと思います。歴史的環境形成総合事業という補助金が6億円入るというのを市長からお聞きしました。それを含めた中で説明願います。そして、最終的にこの特例債事業において、市の持ち出しは幾らになるのか、その金額をおおよそでいいですが、教えてもらいたいと思います。
ここ1年以上、この多目的複合施設建設においては、真壁地区での議員さん、そして真壁地区の市民の皆さんの意見を聞いてまいりました。私、何も言いませんでした。その中で総括すると、予算約18億円、これは合併協議会の中で決まったものであり、それなりの建物を欲しいのだと、決して高くはないだろうと、それなりのものが欲しいというわけで決まったことだと、そういう方は声が小さく、逆に本建設場所を含めた中で、今までの公民館としての機能を果たせばいいのだと、予算規模が大き過ぎるのではないか、そういう意見で、またそのほか建設後の維持管理も含めると約18億円というものは必要性がないという意見で真っ二つに真壁地区で分かれているわけです。
そんな中で私がびっくりしたのは、今回の予算で多目的施設用地発掘経費というものが1,918万7,000円が組まれております。なぜこのような予算が計上されたのか、その理由、そのわけを詳しく、明快に説明してもらいたいと思います。この1,918万7,000円というお金は、すべて一般会計、要するに桜川市市民の貴重な税金で賄われるわけです。余計にかかるということです。仮に18億円がどのくらいで、持ち出し幾らになるかわからないです。予算、そういうものが出てきたから、私は真壁地区の皆さんにこういうことは質問もしたくなかったのです。なぜ余計に1,918万7,000円も一般会計から出すのかというのは不思議に思いました。そのあたりも含めて答弁をお願いします。
登壇での質問はこれで終わります。自席にて再質問させていただきます。
〇議長(増田 昇君) 高田重雄君の質問に対する答弁を願います。
飯島総務部長。
〔総務部長(飯島泰則君)登壇〕
〇総務部長(飯島泰則君) 13番、高田議員さんの質問にお答えをいたします。
世界同時不況の中、2月に発表されました10から12期の実質GDP前期比で3.3%減、年率換算にいたしますと12.7%の減となり、内外需総崩れの状態に日本は陥っております。政府の経済対策が急を要する事態となっております。景気対策は、議員さんご承知のとおり、国の政策が中心になると考えております。国の第1次補正、第2次補正、新年度予算等に予算の重点化として生活者の暮らしの安心が対策として盛り込まれております。そのうち定額給付金や雇用対策等がございますが、桜川市独自の上乗せした対策は今のところ講じておりませんが、消費マインドも弱くなってきている状況の中、一日も早い景気回復が望まれます。
議員さんご指摘の工事や物品の発注についてですが、入札は競争原理が原則ですが、市内業者の育成、保護の観点から、随意契約の範囲内の件数の数をふやせないか、また物品等の購入について市内業者に発注できないかということですが、今後検討課題としてまいります。その中で桜川市小規模事業者登録手続要綱の制定ということで、新年度から、4月1日から取り組んでまいります。小規模業者にも受注の機会ができるように進めてまいりたいというふうに考えております。
次に、これからの財政見通しと対策ということで税収の見通しということでありますが、現在、地域財政計画の見直しの策定中でございまして、3月中には何とかまとまるかなというふうに思っておりますので、その中期財政計画をまとまり次第、議員さんのほうにもお示ししたいというふうに思っております。
それから、歳出削減につきましては、18年度から集中行財政改革の中で集中改革プランを実施しております。その中で人件費を初めあらゆる経費、人件費につきましては退職者、それに対する補充という形で、各年度削減をしておりまして、退職された方を全員補充ということではなくて、半分ぐらいとかそういう形で人件費の削減もいたしております。それから、この前、高田議員さんの質問にも、前の議会でありましたように、非常勤特別職の見直しもいたしました。それから、補助金検討委員会の中での見直しというものもいたしました。そういう形でこれからも集中改革プランを積極的に進めてまいりたいというふうに思っております。
それから、市税の見通しにつきましては、先ほど申し上げましたような形で、現在法人税と市民税、これの落ち込み、昨年の10月あたりからそういう状況でありますので、来年度はかなり厳しくなるのかなというふうな予想をしております。早く景気が回復してくれればいいなというふうに思っております。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
〇議長(増田 昇君) 飯嶌市長公室長。
〔市長公室長(飯嶌洋一君)登壇〕
〇市長公室長(飯嶌洋一君) 高田議員さんのご質問にお答えを申し上げます。
初めの今後の職員数がどうなっていくのかということにつきましてですが、合併後につきまして退職者は17年度から20年度の4年間で86名となっております。また、今月、3月31日付の退職者は29名の予定でございます。また、新規採用者でございますが、18年度から21年度まで含めますと、4年間で41名の採用でございまして、本年の4月の採用予定者は、ちなみに12名の予定でございます。本年4月1日の職員数は、全体で456名というような予定になっております。また、今後5年間の定年退職者でございますが、21年度は14名、22年度が12名、23年度が28名、24年度が30名、25年度が35名というような数になっておりまして、合計で119名が退職ということでございまして、平成26年の4月1日での職員数は、定年退職者数の計算でございますが、在職者数は400名というような形になります。
また、現在支給されております調整額とはどういうものかということでございますが、これは平成17年度の給与構造改革により、平成18年3月31日現在の給料を俸給水準を平均4.8%ほど引き下げた新給料表に切りかえた際にできた差額をいうものでございまして、この給与構造改革は従来の1号給を4号給に細分化し、職階区分ごとの上下幅が大きくならないようにするとともに、昇格する場合の昇給幅を拡大いたし、年功的な給与上昇の抑制と勤務実績の給与への反映を図ったものであり、従来の給与に達するまで、その差額を支給するというものでございます。また、職給の級の最高号給に達した場合は、その級でのそれ以上の支給はなく、上位の級に昇格しない限り昇給はしないというものでございます。
また、今後の職員の退職者また人件費の削減というような方向性ということでございますが、ご承知のように地方自治体の財源が非常に厳しい中、昨年のサブプライムローン問題に端を発する金融危機は瞬く間に世界じゅうに広がり、景気の後退は100年に1度という最悪の状況となってございます。本市におきましても、そのような中で事務事業の見直しによる事務の効率化と優先度化、また枠配分予算の実施など財源を確保するための取り組みを実施いたしまして、経費の削減に取り組んでいるところでございます。人件費の抑制につきましても、この間もご説明いたしましたように、管理職手当や県内旅費、それから時間外手当等について抑制をしているところでございます。また。定員管理におきましても、定員適正化計画の中で先ほど申し上げましたように26年度の400人体制を目指しております。平成21年4月1日には456人という職員数になり、26年度の400人は達成するものと確信をしております。また、前倒しで達成できるよう今後も努力をしてまいります。また、給与構造改革の趣旨を踏まえまして、本市においては平成19年度より人事評価制度の導入に向けて、その試行を始めたところでございます。職員間の不平等感をなくし、職員の意識を向上させることは、本市の実務向上に寄与するものと考えております。また、勤務実績を反映した給与の支給を目指し、桜川市に合った人事評価システムの構築に向けて取り組み、人件費のさらなる抑制に向けて今後も取り組んでまいりたいと考えております。
それから、定年退職者を含めた異動時期というようなことの質問かなと思いますが、定年退職につきましてはこれは勤め人の定めでございまして、毎年必ずあることでございます。こういうことも含めまして毎年人事異動があるわけでございまして、事務の停滞を招かないためにも、ご承知のように3月中旬には異動内示を示し、事務引き継ぎを行い、市民サービスの低下を招かないよう努めているところでございます。また、仮に退職者であっても、在職中の発言は責任を持って行っておりますので、よろしくご理解のほどをお願いしたいと思います。しかし、人事異動の時期につきましても、今後とも適正な時期のどのような時期かということにつきましては検討をしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(増田 昇君) 古橋教育次長。
〔教育次長(古橋 忠君)登壇〕
〇教育次長(古橋 忠君) 高田議員さんのご質問にお答えいたします。
真壁地区の多目的複合施設建設は、予定どおり進んでいるか。特に今後の予定等について聞きたいという質問でございますが、この施設の建設事業につきましては、新市の合併特例債事業に位置づけられている事業でございます。19年度、20年度と基本設計、また実施設計をいたしまして、新年度に、21年度からは解体公民館また資料館、母子健康センター等の解体工事に着手をしたり、その後発掘調査を行いながら、夏以降の本体工事の着手を目指しております。本体工事の建設期間は、平成21年度と平成22年度を予定しております。なお、この本事業の推進に当たりましては、国土交通省所管の景観形成総合支援事業や国土交通省、農林水産省、文化庁の合同施策である歴史的環境形成総合支援事業など新たな補助事業等の導入を図りながら、計画的に推進する予定で考えております。この2つの補助事業は、補助率が3分の1となっておりまして、特に本体建設工事を18億円と想定した場合、国庫補助金が6億円、合併特例債が11億4,000万円、一般財源として6,000万円を想定しております。また、その本体工事以外の費用につきましては、一般財源の額としましては2,000万円をプラスして、先ほどの6,000万円と合わせまして8,000万円ぐらいの一般財源を想定しております。
続きまして、この建設用地の発掘調査に至る経緯ということでございますが、この施設建設に当たりましては、以前に文化庁に事業概要の説明をした中で埋蔵文化財の可能性もあるということでした。また、昭和49年までは、旧、今の真壁庁舎の以前の真壁町役場やJA、またいろんな形での土地利用の経緯もあるということ、隠滅の可能性も高いが、確認のために試掘調査を実施するよう指導を受けました。この文化庁の指導、助言を受けまして、平成21年1月に確認のための試掘調査を行いました。その結果、6世紀ごろの古墳の棒状埴輪と申しまして、人間の形をしたものではなくて、筒状の埴輪が発見されましたので、文化財保護法の規定に基づきまして文化庁並びに茨城県文化課と遺跡の取り扱いについて協議を重ねてまいりました。
また、先ほどの国交省、農水省、文化庁の合同施策である歴史的環境形成総合支援事業に伴う桜川市歴史的風致維持向上計画の策定等も相まって、文化庁並びに茨城県文化課の指導により、文化財保護法に基づく遺跡発見の通知や埋蔵文化財発掘の通知などが義務づけられておりますので、文化財保護法の諸手続を速やかに進めるとともに、建設事業対象地への地下遺構の影響がある敷地範囲内において発掘調査の実施を指導された次第であります。今後は、速やかに遺跡の周知を図り、文化財保護法の規定に基づく埋蔵文化財発掘の通知など事務手続を進める一方で、新年度を迎える早い時点に発掘調査を実施するよう予定しております。
〔「もういいです」の声あり〕
〇教育次長(古橋 忠君) また、この総費用の1,918万7,000円につきましては、新年度予算に計上させていただいたわけですが、今現在、担当として国等の財源の支援について種々探しているところでございます。
以上です。よろしくお願いします。
〇議長(増田 昇君) 答弁者に申し上げます。簡潔にお願いします。
再質問があれば質問願います。
13番。
〇13番(高田重雄君) 最初の随意契約の件についてちょっと聞きます。随意契約80万円まで出す。そのとき見積もりを大手メーカー、セキショウ、広沢グループ、セコム、そういったところと見積もり合わせされたら、桜川市の民間の業者は太刀打ちできません。その辺を担当者は平気でやっております。部長、もうちょっと優しさとか、武士の情けとか、そういうものを考えていただきたいと思います。結局随意契約出してあげても、岩瀬地区の業者がとれないのでは何の景気対策にもなりません。この辺は担当の人間、部長まで行かないのです、80万円なんていう金額になると。課長まで行かないときもあるのです。係長どまりでとまるのです。その係長が根性悪いと、岩瀬の人間は全然とれないのですよ、桜川市商人。
〔「桜川市」の声あり〕
〇13番(高田重雄君) 桜川市の人間はとれないのです。その辺をよく職員に教えてあげて、安ければすべてなんていうのであれば、100円ショップにでも買いに行ってくださいと職員に言ってください。優しさというのは何ぞやと。どこまでが利口で、利口とか賢いとかそういう問題ではないのです。その辺を各部長さん方、部下、課長さん以下職員に徹底してほしいと思います。
それともう一つ、あと、私は多目的ホールで幾ら持ち出しになるのだと聞いているのですよ、議長。幾ら、18億円で仮にやって、6億円が入って、そこから市がどれだけ出るのだということを聞いているのです。そういう答えになっていないでしょう。答える。
〔「6,000万円でございます」の声あり〕
〇13番(高田重雄君) 6,000万円しか出ないの。
〔「両方で8,000万円、2,000万円プラス」「総額の話」の声あり〕
〇13番(高田重雄君) 総額の話しているの。ちょっとのど渇いてしまって、ごめんなさい。18億円のうちのたった6,000万円で17億2,000万円でできてしまうの。8,000万円でできてしまうの。
〔「95%……」の声あり〕
〇13番(高田重雄君) 95%も出るの、特例債。
〔「6億円のほかに……」の声あり〕
〇13番(高田重雄君) 議長、本当に市は6,000万円持ち出しでできてしまうの、この18億円のやつ。そうなの。全く。そうしたら喜んでだれだって……教育長、それでいいのかい。18億円でだれが考えたって67%しか入らないでしょう、特例債入るのは。3割ちょっとが出るわけですよ、市の。そうしたら6,000万円なんかできるわけないでしょう。とりあえずでは答弁ください。
〇議長(増田 昇君) 石川教育長。
〇教育長(石川 稔君) 多目的複合施設の建設工事費でございますが、一応工事費といたしましては18億円を予定しております。18億円の3分の1補助金をいただくような今方向で進めております。残りが合併特例債といたしまして11億4,000万円、一般財源といたしまして18億円かかる場合には6,000万円ということでございます。
以上でございます。
〔「それでわかりますか……」「特例債の償還」の声あり〕
〇議長(増田 昇君) 高田議員、質問ありますか。
13番。
〇13番(高田重雄君) だって特例債事業というのは、特例債で3割は返すわけでしょう。3割返す分は持ち出しになるのだから、それは言わなければいけないでしょうと言っているの。もう全く。では、いいです、もうそれは。それで結構です。
それと、私が一番ここで言いたいのは、多目的ホールで言いたいのは、なぜ1,918万円という一般会計から持ち出しして発掘調査をしなければいけないのだということ、それが一番言いたいのです。建物を壊す。壊して、それをほじくって、無駄銭だと思いません。なぜこういうものを、執行部がやりたくてやったの。頼んだの。だって、そこへまたふたしてしまうのです。この発掘調査をしてよかったと喜ぶ人だれがいるのですか。執行部、よかったと思います。議会の中でよかったと思う人は何人かいるかもしれないです。ただ、この1,918万円というのは無駄銭になってしまうということを大半の方は思っているわけです。なぜ急にそういうものをやるのか。真壁の皆さん、自分の貴重な税金で発掘調査をするわけでしょう、全部。そのお金もったいないと思いません。だから市長に、教育長、なぜこうなってしまったかと聞きたいです。あくまでもお金かからないようにかからないようにって真壁の議員さんたちの中でも18億円かけてもいいのだよ、それなりに欲しいのだという人、こっちは小さくやれ小さくやれと言ってお金を使うなという話をしているわけでしょう、反対側の人は。それもいいと思うのです。私も18億円というのは、一瞬聞いたとき高いなと思ったから、でも6億円という真水が入ったから、まあ、いいだろうと、妥協しようと。真壁だって18億円、しようがないなと思いました。
ところが、こっちで真壁の反対している方は、小さくしろ、小さくしろと言っておいて、6億円入ったのだから、もう6億円入って持ち出しは3億円ちょっとになるのだったら、このぐらいでもいいかと妥協普通するでしょう。利用するのは真壁地区の人がほとんどだと思います。95%ぐらいが利用するのは、私らではなく、真壁地区の皆さんだと思うのです。それなのに今度は予算が大きいとか、節約しろ、小さくていいのだと言ったやつが、そういうお金がもったいないと言った人が、なぜ1,918万円という発掘調査費をつけるのですか。何だかさっぱりわからないです、私。だから真壁地区の皆さんの議員さんらも、本当に一致団結していただきたいと思うし、ただどうなったかと聞くのは失礼です。だから聞けないと思うのです。答えないと思いますけれども、だから自分で答えてしまったのですけれども。教育長、ではなぜこうなったのか、簡単に、もっと私にわかりやすく、なぜこの1,918万円というような発掘が出たのか簡単に説明ください。
〇議長(増田 昇君) 石川教育長。
〇教育長(石川 稔君) 今度建設する予定地になっております敷地は、昔陣屋跡の一部になっておりまして、今回建物を改築する場合に、文化庁のほうから試掘をしてもらうような指導を受けて試掘をいたしまして、その結果、遺跡が出てきました。その遺跡の関係もありますし、また国交省、農水省、文化庁の合同施策であります歴史的景観形成総合支援事業の助成を受けるようなことになってまいりましたので、そのほうから文化庁並びに茨城県の文化課の指導をいただきまして、文化財保護法の規定に基づく遺跡の発見、調査や埋蔵文化財発掘の通知などが義務づけされましたので、今回建物を建てる位置を発掘するようなことになって1,918万7,000円の予算を計上させていただきました。どうぞよろしくお願いします。
〇議長(増田 昇君) 13番。
〇13番(高田重雄君) 私がちらっと違うことを、最初はこのくらいでいいというやつが、なぜこんなに大きくなってしまったのかというだけはわかっておりますし、ここではもうこれで結構です。
市長、ころっと話変わるのですけれども、定額給付金はいつごろいただけるようになるのか、明確に答弁いただきたいと思います。
〇議長(増田 昇君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 定額給付金につきましては、職員のほうに檄を飛ばしておるところでございますが、今定額給付金の申請をしておるところでございまして、7億4,400万円ほど申請をしております。また、事務費といたしまして1,848万4,000円ということで7億6,000万円からいただくというような形の中でやっておりますが、4月の中旬ごろからなるべく実施をしてまいりたいと考えておりますが、また高田議員のほうから早く配れというご指摘がございましたので、よりスピードをアップさせていただきたい。何せきのうでございますので、今一生懸命職員一丸となってやらせていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。
〇議長(増田 昇君) 13番。
〇13番(高田重雄君) はい、わかりました。なるべく早く3月いっぱいぐらいにはいくように、ちょっと難しいかと思うのですけれども。
それと、今度、調整額、部長、私よく勉強しました、今回。調整額というのは、差額、給料落とした分、各年各年でその分だけ補填しているということなのです、平等になるようにある程度。では、簡単に言うと、調整額は30代はゼロなのです。40代が54人、50代が211人、総額で月当たり459万6,500円なのです。そうすると、年功序列で上がった方たちばかりなのです。同列で、年功でしょう、30代一人もいないのですから。その方はどのぐらい給料もらっていると思います。私が調べたところによると、人件費うち職員給とこれあるのです。24億6,210万7,000円、これ臨時職員入っておりません。これを456名で割ると590万円ぐらいになります、590万円弱。ということは、平均で580万円、590万円ということは、50代以上の人はそれ以上絶対もらっているということなのです、45歳以上60。その方がこんな差額というか、調整額もらわなくてもいいでしょう。差額というの民間にはないのです。それで、なおかつボーナスは、その差額を含めた分の4.5カ月払うわけです。その約580万円というのはボーナスも入った金額なのですけれども、人件費ですから。これ私の試算したところによると、年間5,515万8,000円でしょう。それにボーナスが、差額分に対してのボーナス4.5カ月払っているということですから1,838万6,000円、7,354万4,000円、大きな歳出削減なのです。職員10人でしょう、これ。7,000万円削減するということは、700万円ぐらい平均、700万円弱、もっとさらに……10人減らしたとして同じになります。この調整額というのは、民間どんな思い今しています。多分桜川市の民間の年収というのは240万円やっとだと思います。税収が減って、これからどんどん税収が減っていく。普通の会社は売り上げが減った。当然利益も減った。ボーナスカット。なぜ市役所の職員は、公務員は。税収はどんどん減っているのです。来年も再来年も間違いなく減っていくのです。このぐらいの調整額を廃止するという、前年度の給料を保証するみたいな条例があるからおかしいでしょう。これを何とか廃止することが、廃止撤廃できないか。とすると、そういう廃止撤廃するにはどういう手順を踏まなければいけないのか、室長にお聞きしたいと思います。
〇議長(増田 昇君) 飯嶌市長公室長。
〇市長公室長(飯嶌洋一君) 先ほども調整額というものについてご説明をいたしましたが、これは18年の4月1日に給与構造改革、多分50年ぶりぐらいだと思うのですが、その時点での民間との給与差というものは、実質的には数字上ちょっと確かな数字は記憶があれですが、1,300円ぐらいということでございまして、その時点には0.3%の給与、1人当たり削減をしていると。なおかつ、将来の給与体系、いわゆる今議員の中でもご指摘がありましたように、年功序列的な給与体制を廃止するため、いわゆる職制に対して給料を出すということで、桜川市においても人事評価制度、そういうものを取り入れてやっています。そういうものに対応するために抜本的に給与構造改革ということで、平均4.8%の給与を削減するということで、旧給料表を全国的に廃止し、新しい給料表、4.8%平均で下げたものをつくったという経緯がございます。ただし、多い方では、月当たり3万円、若い方の場合にはやはりほとんど下がらないというような給与体系が今回できたということで、抜本的にいきなり3万円とかが毎月給料から削減されるということは大変だろうというようなことで、国の人事院勧告でも準じ現在のもらっている給料になるまでは保証をしますよというものが調整額ということでご理解をいただければ、ですからちなみにもう既に年齢的な問題もございますが、45歳ぐらいの人とか50歳、そういう方ではいろいろ違いますが、もう既に新しい給料表になっている方もおりますし、私どもだと、例えば……
〇13番(高田重雄君) 済みません、議長。
〇議長(増田 昇君) はい。
〇13番(高田重雄君) 私は、どうやったらこのものを廃止できるか方法を聞いているのであって、調整額の説明を聞いているのではありません。
〇市長公室長(飯嶌洋一君) ですから、現時点では廃止というか、給料の率を下げるということであれば、議会の議決をすれば可能だということはできますが、ただ申し上げますが、先ほどご説明いたしましたように、職員の定数削減、それから管理職手当の削減、それから時間外手当等の削減、そういったもので現在は歳出削減に努めておりまして、そういったものが最終的に市の財政状況上もう耐えられないというような状況になったときには、そういう給料の削減ということも視野には入れていかなければならないと考えております。ですから、現時点では削減は今のところ適当ではないのかなと考えております。
〇議長(増田 昇君) 13番。
〇13番(高田重雄君) 岩瀬地区の優秀な職員とかに聞きますと、今後このままでは財政的に給料がカットになるだろうと、何年か先には。そういう不安と可能性を持っている方がいます、既に。では、来年、再来年、本当に給料から何%カットなんてなるのであれば、今調整額というものを少しずつでも減らして、財務体質をよくする。会社であればそうだと思うのです。経費削減となるわけですから、そういうもので言ったわけなのです。
それと、その調整額には嫌なポイントがあって、給料が平等ではないのですよ、今。部長は、いつも平等になった、平等になったと言うけれども、平等になるまでは5年も6年もかかるのです。だから安い人はいつになっても、今まで高くもらっていたでしょう。ずっと調整額の部分もらって高くもらっているわけです、何十年と。10年も高くもらっておいて、また調整額でもらっていて、その調整額をここでもらった人方に、同じ職歴で、同じ年で、ここで追いつかないのです。でしょう、2,000円ぐらいしか毎年上がらないのだから、今の給料法だと。そうしたらこの人間はずっと10年も得して、またさらに退職まで得するわけでしょう。平等にしてあげてほしいということ言って、では全部この調整額を取っ払えば、職員がまず平等なのです。同じ年数勤めて、同じにいて、やっと原点、ゼロに戻れるわけです。それが調整額でしょう、だって。全部取っ払ってしまえば、低いほうでならしになってしまうと思うのですけれども、答弁もういいです、それ。私勝手に言いますから、もう。答弁されてしまうと、インチキになってしまう。インチキとは言いませんが、どうも丸め込まれてしまうのです、飯嶌室長頭いいですから。もう私より数段上ですから、年も取っているし、それを言いたいというようなことで、本当です。若い職員、45歳、5年も6年も絶対追いつかないのです。ずっと高くもらっている。室長、わかるでしょう、これ私の言っていること。室長絶対わかっているはずです。それがどこの職員だかもわかるはずです。それを言ってから、ではその安い職員を一気にどんと一番上まで持っていくというのは何千万もかかってしまうでしょう。逆に今度7,000万円ぐらい余計になってしまうわけでしょう、これ。安い職員一気にがんと上げ、その調整額一番もらっている人まで合わせてやると、逆に今度7,000万円ぐらい出てしまうでしょうというのです、この1年間で。だから違う高いほうに合わせて平等にしてしまうと、この倍、これぐらいかかってしまう。だから下げてくれという、平等にしてあげてほしいということなわけです。
仮にうちの従業員、店長ともう一人います。若い、では40と35ぐらい。40の従業員が35の給料と大して2万円しか差がなかったら腹立ちますよ。これ自分より仕事のできないやつが、自分よりトータルで手取りが多かったらだれも腹立つでしょう。そういうものを市長が何とか平等にするといったって、高いほうに合わせたら財政つぶれるでしょう、だって。その辺も考えて、職員がモチベーションがなくなってしまうでしょう。何であんなやろうなのだ。大してできないのに、私より給料もらっていやがってと。実際あるから言っているのです。前も、前回の一般質問等もしたはずです、これ。徹底的に調べたのです、それ。本当なのです。その辺を市長考えていただいて、調整額をもらい過ぎている人は、ここで高いところで待たせておくわけです。待たせておいて、こっちをこう行くのだから、ここを5年も6年も、7年も8年もかかる。だったらこれをちょっと高いところどんと落としてやったっていいでしょうと言っているのです。そうしたら給料は下げられませんというわけ。何ぞやというのです。民間では考えられないですよ。この辺を市長、職員のためにも私言っているのです。
最後に、あと6分しかないですから、市長、その辺をお答え、非常に答えづらいと思いますが、大阪の橋下知事は、人件費450億円削減しましたから、大阪府ほど桜川市は借金はないでしょうけれども、この3年間、市長は何だかんだ言いながら、基金を取り崩していないということは赤字ではないということ、何とか収支を合わせているということだと思う。立派だと思います。でも、そうなることは、それがどんどん、どんどん基金を取り崩すようになるでしょう。だってここ二、三年間違いなくなると思うのです。そんなときに、最終的にはこの人件費も手をつけなければいけないでしょうというのだ。市長に、最後になりますが、ご答弁いただきます。
〇議長(増田 昇君) 市長の答弁の前に……
〇13番(高田重雄君) 部長はいい。部長はいいと言っている。
〇議長(増田 昇君) はい、どうぞ、飯嶌市長公室長。
〇市長公室長(飯嶌洋一君) 多分高田議員さんが言っているのは、給与差というのは3町村の合併時に給与差があったということを指摘しているのかなと思います。確かに旧3町村では、ある町村とある町村とでは確かに何万円かの差がございました。ただ、これはどうしても旧3町村の考え方の中で給料体系を持っていたという経緯がございますので、これは合併協議会の中でも議論がありまして、本来であれば当然一本化するのが理想ではございますが、高いところに上げるということは当然議員がご指摘のように財政上も住民の理解も得られないということでございまして、また低いほうにでは合わせるかということになりますと、これはやはり職員の給料というものは、懲戒処分、そういうものの処分がない限り給料を下げるということはできないということで、そういう中で今できるだけ何年かかけてそういう差がというか、給与差をなくしていこうということで努力をしておりますし、また合併協議会の中でもそういうことで議論されたということで私は理解をしておりますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(増田 昇君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 今、室長が答弁したほかに、役場の職員の人口構成が昭和24年から昭和31年までの職員が突出をしておるということも給与水準を非常に上げておるという実態がございます。これらについて、やはり私もその下の者が働きやすい環境をつくっていく、そういう面で人事評価制度を採用しまして、今いろいろな面で人事評価をさせていただいております。そういう中で一生懸命やる人間は登用していくというような制度を一生懸命やらせていただきたいなというふうに思っておりますが、今後5年間でかなりこの世代が定年でやめていきますと、フラット化ができるというふうに思っていますし、急激な制度の変更というのはなかなか職員も理解ができないという現実もございます。どうかそういう面でこれからも人事評価制度を充実させた中で、市民の皆さんにご理解が得られるような形をしっかりととっていきたいと。また、施政方針の中でも述べさせていただきましたけれども、職員の皆さんには桜川市のために何ができるか、そしてお給料をもらう。本当にありがたい。ありがたいと思った分だけ仕事をやりなさいということもやらせていただいておりますので、今後とも引き締めて運営をさせていただきますので、ご理解をいただきたいと思います。
〇議長(増田 昇君) よろしいですか。
はい、どうぞ、13番。
〇13番(高田重雄君) どうもありがとうございました。もう時間もありませんので、1分30秒残して終わりにしたいと思います。
〇議長(増田 昇君) これで高田重雄君の一般質問を終わります。
ここで暫時休憩いたします。
休 憩 (午前10時59分)
再 開 (午前11時15分)
〇議長(増田 昇君) 再開いたします。
続いて、26番、菊池節子君。
〔26番(菊池節子君)登壇〕
〇26番(菊池節子君) 通告に基づきまして、私、共産党の菊池節子の一般質問を行います。
まず初めに、1点目として、富谷山の環境保全と林道の整備についてということで通告いたしております。富谷山と小山寺、富谷観音さんは岩瀬地区が誇る歴史的遺産でありますが、同時に観光資源でもあります。富谷観音の東側は、採石が進み、山の形が変わってしまいましたが、観音様の周囲はまだ静かな自然を残しております。過去に展望台や遊歩道をつくるなどの工事が行われました。富谷から久原に抜ける道は、オートバイのローリング族の専用道路になった感じさえいたします。このような工事は、自然とは全く相入れないミスマッチの工事ではないかと思います。当初はすごい施設ができたように感じられても、長続きのしないものであります。今では展望台もペンキが剥がれ、さびが浮き出ております。
私は、昨年末と先日、富谷山に登ってまいりました。以前は展望台下に自動車を置いて、展望台から東側に富谷山側と久原側に分かれる尾根道があったのですが、今は倒木と笹の木で冬場でも歩くのが大変であります。この尾根道は、市道であると思われます。冬場でさえ歩くのが困難なのですから、夏場は言うまでもありません。この尾根道をきちんと市の責任で整備していただきたいと思うのです。そのときに注意していただきたいのは、ハイキングや散策に適するように整備していただければいいのであって、必要以上にお金をかける施設をつくることはしないでいただきたい。倒木をどかし、大きな笹を除くだけでいいのです。ちょうど今、現在、門毛で雨巻山への道を地元有志の方が整備したように自然を生かしたままで整備をしていただきたいわけです。この尾根道を通って、採石場と富谷山の境目にある道を下っておりてくる富谷山を大回りに回れるコースを整備していただきたい、そのように考えます。今、中高年のハイキングが盛んに行われております。また、地元の人々も観音様にいらっしゃいます。その方たちのためにも、周囲の散策があるというのは歓迎されると思うので、伺いたいと思います。
次に、2点目に、自治体アウトソーシングについて伺いたいと思います。今、自治体リストラの一環として、自治体の仕事を外部委託するというアウトソーシングが進められています。桜川市でも「レストハウスみかげ」や社会福祉センターに指定管理者制度が導入されております。また、温水プールもその計画が進められています。市としてこの指定管理者制度を導入するメリットをどのように考えているのでしょうか。私は、本来、市の仕事としてする必要のない「レストハウスみかげ」に指定管理者制度を導入することは異議を差し挟むものではございません。しかし、経費節減になるという理由だけで、市が本来すべき仕事まで指定管理者制度をどんどん導入することには問題があると思っております。市として今後の指定管理者制度の導入をどのように考えておられるのでしょうか。
次に、地方独立行政法人について伺います。自治体アウトソーシングの形態には、指定管理者制度以外では地方独立行政法人がございます。桜川市におきましても、いろいろな形態のアウトソーシングを行われることが予想されます。そこで、ここではアウトソーシングの基本的なことについて市の考え方、理解の仕方を伺いたいと思います。指定管理者制度と地方独立行政法人の違いがどこにあるのか、対象となる施設や組織に明確な線引きがあるのでしょうか。市として指定管理者制度を適用するもの、独立行政法人化するものの線引きはどのように考えておられるのでしょうか。3日の市長の平成21年度桜川市予算についての説明の中にも、県西総合病院の今後について民間的経営手法の導入も視野に入れてという文言がございました。公立病院の中にも、指定管理者制度を導入しているところがあります。指定管理者制度と独立行政法人とでは、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。また、独立行政法人には、公務員型と非公務員型、一般型とも言いますが、2通りあります。その違いについても市が理解している範囲で説明いただきたいと思います。
次に、3番目に、岩瀬駅前自転車置き場の改善について質問いたします。岩瀬駅前の整備も完成に近づいてまいりました。それに連れて自転車置き場の乱雑さが目につくようになってきました。毎日利用する方はなれてしまっているから気にならないかもしれませんが、時々利用される方からは、自転車置き場に自転車が置きにくくて困るという声が寄せられております。そこで、根本的にその対策を考えていただきたいと思います。今、市役所でつかんでいる平均利用者は何台くらいと推定しておられるのでしょうか。放置されている自転車はどのくらいあるのか、放置自転車の撤去にはどのくらいの割合でされているのか、定期的にやる必要があるのではないでしょうか。
また、駅前の自動車の駐車料金の集金にはどのような日程で、範囲で行っているのでしょうか。以前は、駅前タクシーの運転手さんの中に善意の方がおられ、ボランティアで自転車の整理整頓をしてくださった方がおられましたが、今はその方も高齢になりました。市役所職員の方が複数で定期的に駐車場に行っているのですから、その方々が定期的に自転車置き場の点検もされるようにされてはいかがでしょうか。岩瀬高校や利用者への啓発も必要かと思いますが、市役所職員がみずから動いて自転車置き場を整理整頓し、使いやすい自転車置き場にしていくという姿勢も必要なときではないでしょうか。その点についてお伺いいたします。
次に、4点目、下水道接続事業についてお伺いいたします。桜川市で下水道事業がスタートして、旧岩瀬地区では3年になろうとしています。私の住んでおります鍬田地区は一番早く供用が開始されました。ところが、今年度、20年度から県の補助制度が創設されまして、桜川市も補助制度を活用することになりました。私は、この補助制度を活用することには異議はございません。しかし、問題が1つ残ります。この補助制度以前に下水道を接続した家庭は、一番早く下水道活用に協力したのに何のメリットもないということです。下水道接続に県が補助制度をつくった理由はどこにあるのでしょうか。それは、下水道をつくってみたけれども、利用者がなかなかふえないということもあると思います。ふえないから補助金を出してでも下水道の普及を進めたい、ここにあるのではないかと思います。そうしますと、この補助制度ができる以前に、接続された家庭の立場はどうなるのでしょう。必要に迫られて真っ先にやった方もおられます。
また、下水道工事に当たった業者の方の立場はどうでしょうか。今度下水道が入ったから入れてくださいと大事なお客さんにお勧めになった業者さんも多くおられると思います。市に協力して、補助がなくても接続したのに、後から接続した方が得をするというか、運がよかったといいますか、若干ですけれども安くできる。また、業者の方も市に協力してお客様に一生懸命接続することを勧めたのに、もうちょっと待っていればよかったかな、早く接続して損をしたとお客さんから苦情を言われることになります。この補助制度は県がつくったものですから、市には根本的な責任はございませんけれども、しかし早期加入者には何の特典もなく、かえって結果的に損をしている。これは行政の公平性から見て問題があると思います。早期接続者にもさかのぼって補助金を払えれば一番いいわけですけれども、それは可能でしょうか。もし不可能というのであれば、早期接続者に何らかの感謝の意を具体的にあらわす必要もあるかと思います。市のお考えを伺いたいと思います。
次に、合併特例債事業の見直しについて伺います。合併してはや4年になり、2度目の市長選挙も近づいてまいりました。今、合併特例債の使い方を見直す時期にもなっているのではないかと思います。平成19年12月議会でも、私、合併特例債の見直しを質問いたしました。市長からは、計画見直しなしに事業が進んでいくとは考えておりませんという答弁をいただいております。大和中学校もでき上がり、多目的複合施設も計画が進んでいます。ここで再度合併特例債の事業の見直しの時期に来ているのではないかと思い、質問をいたします。
岩瀬地区におきましては、岩瀬駅跨線歩道橋、今岩瀬駅の利用者の昇降客の調査をやっていたようですけれども、この調査は民間に委託して調査したようですけれども、市役所職員の方でも調査することができるのではないでしょうか。福島県の矢祭町では、みずからができることはできるだけ自分らでやると言っております。人数調査は何人かの職員さんを早出にしたりすれば可能なのではないでしょうか。跨線歩道橋をつくるとすれば、エレベーターつきの歩道橋になると思われます。概算で幾らくらいの予算を考えているのでしょうか。友部駅にはエレベーター、エスカレーターつきの跨線歩道橋がございます。北口はほとんど利用者がなく、閑散としています。友部駅は15両編成の列車が通りますので、踏切を遠回りするのは大変です。利用者数も岩瀬駅をはるかに上回っております。豪華施設というのは、つくる費用もかかりますが、メンテナンスにも費用がかかり、維持費の負担も大変だと考えます。跨線歩道橋は、費用対効果の面で見ますと、維持費の点を考えましても大変だと思います。つくる必要があるのでしょうか。岩瀬駅西側の現在、犬田踏切の道は幅が拡幅されました。あのことによって緩和をされて、犬田のあそこを通る方々は大分よくなったというふうに理解、私もたまたま通りますから、思うわけです。もう少し拡幅していただけると大分緩和されるのではないかと思います。そうしますと、犬田の方々も納得していただけると思うのではないでしょうか。
また、ミニ図書館、この岩瀬駅付近に建設予定のミニ図書館について伺います。これにはどの程度の規模と費用を考えておるのか。私は中途半端な図書館は要らないというふうに考えています。また、松田西小塙道路整備、これはどの部分をどのように整備しようという事業なのでしょうか。県道補完線道路整備事業、これも具体的にはどの県道をどのようにする事業なのか。住民の皆さんは余りよくわかっていないようです。
また、大和地区の県道補完線道路整備事業、大和地区については当初の計画では、新庁舎を除けば10億円の特例債が計画されていました。しかし、昨年、大和中学校が竣工されました。この費用は約15億円です。これに、さらに当初の計画のつくば益子線の本木地区のバイパスを加えるのでしょうか。ここだけバイパスをつくっても、その先が太くならない以上、続かない以上大きな効果があるとは思えません。また、真壁地区多目的複合施設の建設が今具体化の段階に入っています。残っているのは上曽トンネル坑口の休憩所建設です。今の経済状況を見ましても、上曽トンネルが近いうちにつくられるとは思えません。また、できたとしても、上曽トンネルの距離は4キロから5キロぐらいと予想されます。北関東高速道の犬田トンネルが2.8キロメートルですから、その倍はございません。そうしますと、休憩所が本当に必要なのかどうか、必要なほどの距離であるのか、出口に休憩所をつくる意義はどこにあるのでしょうか。もし必要性がないのであれば、見直していただきたいと思います。合併特例債は70%が国の補助金ですが、30%近くは返済が必要な借金であります。今、100年に1度と言われる経済不況と言われております。生活密着型の公共事業をやることは大いに賛成でありますが、無駄な箱物を必要以上につくる時代ではございません。合併特例債事業は、規模縮小の方向で見直していただきたいと私は考えております。見解を伺いたいと思います。
〇議長(増田 昇君) 菊池節子君の質問に対する答弁を願います。
山中経済部長。
〔経済部長(山中政雄君)登壇〕
〇経済部長(山中政雄君) 菊池議員の質問にお答えをいたします。
ハイキングコースについてのご質問でありますけれども、ご指摘の道路につきましては桜川市所有地となっておりますけれども、道路としての利用がなされている状況ではありません。今後、現状をさらに調査しまして、先ほど議員も申していたように、倒木の除去とか除草さえすれば、利用形態とか防犯の観点からも安全性が保持できるのか、また形状的に危険性はないのか等調査した段階で今後の対応はしたいと考えております。したがいまして、今後はハイキング道路として位置づけしてよいものか含めても検討しなければならないと思います。よって、当面は隣接いたしております生活環境保全林整備事業で整備いたしました富谷山ふれあい公園までのハイキングロードを利用していただければ幸いと考えております。
以上でございます。
〇議長(増田 昇君) 麻尾保健福祉部長。
〔保健福祉部長(麻尾 優君)登壇〕
〇保健福祉部長(麻尾 優君) 菊池議員さんの質問である福祉センターに導入されている指定管理者制度のメリットとデメリットはどのように評価しているか、また公立病院のアウトソーシングにはどのような形態があるのか、それぞれのメリット、デメリットを説明してくださいということですが、桜川市岩瀬及び真壁福祉センターの指定管理者制度を導入したメリットである施設の維持管理に関する経費の縮減につきましては、制度の導入後、指定管理者である桜川市社会福祉協議会が日常清掃業務等を業者に委託せずに独自で行うなど、施設の維持管理のレベルを下げることなく経費の縮減に努めており、期待どおりの成果が見られております。また、デメリットと考えられた施設の利用につきましては、制度の導入により住民サービスの低下を招くことが懸念されておりましたが、特に利用者からの苦情もなく、適切な運営をされているため、指定管理者制度を導入したことにより最少の経費で最大の効果を上げることができていると思われます。
続きまして、公立病院のアウトソーシングでございますが、手法といたしましては大きく分けて4つの形態があるかと思われます。1つは、地方公営企業法の全部適用ですが、これは地方公営企業法のうち財務に関する規定のみならず、組織や人事に関する規定も適用され、首長にかわって病院事業管理者がすべての権限を持つことであります。この方法のメリットは、権限と責任の所在が明確になり、予算、人事などの独立した権限を病院事業管理者が持つことになります。また、デメリットでありますが、病院事業管理者に強力な経営力がなければ、一部適用と実質上変わらないことになります。
2つ目は、指定管理者制度の導入の方法でありますが、これは指定管理者制度を利用した公設民営化による病院再編の手法でありまして、指定管理者が病院運営を行うものであります。この方法のメリットは、迅速かつ柔軟な対応が可能となることであります。また、デメリットでありますが、人事配置や職員準用、事業戦略について関与できないことになります。
3つ目は、独立行政法人化でありますが、これは地方公営企業を権限、予算、人事などの面でより独立した組織と変換でき、場合によっては公務員である企業職員を非公務員化することができる制度であります。この方法のメリットは、透明性が高く、責任の所在が明確な法人運営により、効率的、効果的に行政サービスを提供することが可能となります。デメリットでありますが、管理者の人事裁量権が高いことであります。
最後の4つ目は、民営化の方法であります。これは自治体病院の経営、運営を民間に譲渡もしくは民間へ完全に移譲するもので、メリットは地域における医療サービスの継続性を保持しつつ、自治体との関係が創出いたします。また、デメリットでありますが、周辺住民、議会、職員、組合などの利害関係者との合意形成が必要となることであります。以上の4つの方法があるかと思われます。
以上です。
〇議長(増田 昇君) 大場建設部長。
〔建設部長(大場敏夫君)登壇〕
〇建設部長(大場敏夫君) 菊池議員さんのご質問にお答えいたします。
まず、放置自転車の整理についてですが、これまで係では年に2回ほど撤去作業を実施しております。現在の状況を見ると、放置されている自転車の数は数台程度ですが、学期末から新学期の時期になると目立ってふえるようでございます。これは通学に自転車を使用していた学生などが、卒業時にそのまま置いていってしまうケースがあるからでございます。市といたしましては、今後も引き続き撤去作業を実施するとともに、状況に応じ作業を実施することも考えており、2月の23日から卒業式当日までの間、場所を設けてそこへの移動を促しております。また、近隣の高校にも、卒業時における自転車の放置をしないよう学生たちへの指導をお願いしてまいりたいと考えております。
次に、入り口と通路が狭いとご指摘の自転車置き場の構造についてですが、自転車置き場及び併設の駐車場は限られたスペースに必要な施設を整備し、さらに1台でも多くの自転車や車がとめられることを念頭に計画したもので、十二分に余裕のある出入り口や通路を確保したとは申しませんが、出入り口、通路部とも自転車を押してすれ違うには十分な幅を確保してありますし、自転車置き場についてはラック式の施設を整備して、規則正しい駐輪ができるようになっております。
一方、利用者の状況を見てみますと、列車の発車時間間際に乗りつける方が多く、このような方は少しでも駅に近いところへ駐輪して駆け込むようで、正規の駐輪場所がいっぱいのときは、勢い駅に近い通路部や出入り口付近に駐輪された方が多いようでございます。こうなると後から来られた方は、奥の駐輪スペースがあいていても、通路や出入り口がふさがれてしまうため、場違いのスペースに駐輪して、ますます乱雑になっているようでございます。このような傾向は、旧の自転車置き場でも同様にあり、構造的な問題よりは利用者のマナー、モラルにかかわる部分が大きいように思われます。いずれにいたしましても整備工事がまだ中途なこともあり、自転車置き場への出入りに支障となっている部分もあろうかと思われます。この後、工事がすべて完成すれば、人や自転車の流れもよりスムーズになると思います。また、都市整備課といたしましては、利用者に対しマナーの向上を定期的に呼びかけるなどの方策も講じてまいりたいと考えております。
もう一つのご質問でございますつくば益子線本木地区バイパス中止についてお答えいたします。まず、前日の勝田議員さんのご質問の回答と重複するところがございますので、あらかじめご了承をお願いいたします。
大曽根本木線につきましては、旧大和村において平成17年3月議会において合併特例債により実施することが議決され、合併協議会において桜川市の新市建設計画に盛り込まれ、地元説明会等を実施し、協力をお願いしてきたところでございます。しかし、地権者からは、土地改良事業に対しての訴訟、また法線の変更等の幾つかの問題が出され、問題を解決するに当たり、地権者宅へ何回となく事業の趣旨を理解していただきたく協力をお願いしてきましたが、同意を得ることができませんでした。今後は、このような状況を踏まえ、懇切丁寧に地権者の説得に全力を上げるとともに、県との調整を図りつつ、平成21年度を目途として同意が得られるよう進めてまいります。特例債は10年間というノルマがありますので、虫食いに買収し、道路が期間内に完成できないということは絶対に避けたいと考えております。地権者すべての同意を取りつけてから本契約を結んでいきたいと思います。貴重な税金を使うわけですので、慎重かつ迅速に進めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(増田 昇君) 告上下水道部長。
〔上下水道部長(告 清嗣君)登壇〕
〇上下水道部長(告 清嗣君) 菊池議員さんのご質問にお答え申し上げます。
まず、確認の意味でございますけれども、桜川市公共下水道の供用開始区域の状況について申し上げます。最初に供用開始されました地区は、平成15年4月1日に真壁処理区の真壁町真壁地区3地区、いわゆる古城、飯塚、亀熊の一部でございます。続いて、平成16年4月1日に大和処理区の本木、羽田地区の一部で供用開始となっております。続いて、平成17年4月1日に真壁処理区の真壁町飯塚の一部が供用開始となっております。3町村が合併いたしましてから最初に供用開始された地区は、平成17年12月1日に真壁処理区の真壁町古城の一部で供用開始をしてございます。さらに、その後、議員ご指摘の平成18年3月1日に岩瀬処理区で鍬田地区、犬田地区の一部が供用の開始がされたわけでございます。その後も下水道整備の終わったところから順次供用開始をしてまいって今日に至っております。現在の供用開始状況を申し上げますと、桜川市全体で供用開始面積が226.11ヘクタール、処理区内の人口は5,216人、処理区域内の世帯数が1,845世帯となっております。
次に、桜川市の公共下水道接続工事費補助金につきましては、県がご案内のとおり、本年度創設いたしました森林湖沼環境税の活用策といたしまして立ち上げた湖沼流域の下水道接続支援事業でございまして、下水道接続率の向上による湖沼の水質浄化を目的にしたものでございます。この支援事業につきましては、対象世帯に下水道接続を促すために排水設備の設置費用のうち個人が負担する分の一部を補助するものでございまして、市の補助金はその2分の1で2万円を限度として供用開始から3年以内に公共下水道に接続された方に交付されるものでございます。桜川市におきましては、接続補助金を創設するにも財政上予算の確保が大変困難でございまして、平成20年度まで接続に対する補助制度はございませんでしたが、先ほど言いましたように県の下水道接続支援事業の創設に伴いまして、県の指導を受けながら公共下水道接続工事補助金制度を平成20年12月の定例議会におきまして予算を補正いたしまして、ご理解いただきまして導入いたしました。この制度は、県の支援事業に準じたものでありまして、概要は補助対象者として供用開始から3年以内に公共下水道に接続する工事を行う方、補助金の額は補助対象工事に要した費用の2分の1の額で4万円を限度とするものでございます。
菊池議員のご質問でございます補助金の対象にならない平成20年4月1日以前に接続されたご家庭につきましては、制度の規定がございまして補助対象にはなりませんが、早期に接続し、使用料を納入されたことにつきまして、下水道の経営の健全化、それから安定化に大変ご協力をいただいておりますことに対しましては心から感謝の意を表するものでございます。接続につきましては、下水道法第10条、それから同法の第11条の3に規定されておりますように、公共下水道が使用できるようになった区域の皆さん方には、速やかに公共下水道に接続しなければならないという決めがございます。また、3年以内に水洗化するということが義務づけられております。さらに、市下水道条例第4条におきましても、同様の内容が定められております。つまり法等で規定されておるわけでございます。したがいまして、早期に接続されたご家庭につきましては、公共下水道事業に大変深いご理解をいただきまして心から感謝を申し上げているところでございますが、この補助制度が創設されたことにより規定は遵守しなければならないことをご理解をいただきまして、これからも接続の向上を目指して推進してまいりますので、議員よろしくお願い申し上げます。
以上でございます。
〇議長(増田 昇君) 飯嶌市長公室長。
〔市長公室長(飯嶌洋一君)登壇〕
〇市長公室長(飯嶌洋一君) 菊池議員さんのご質問にお答えを申し上げます。
初めに、跨線橋はつくる必要があるかとの質問でございますが、そもそもこの事業は水戸線の踏切を渡る際に不便と危険を感じておりました犬田地区住民から平成14年に請願が出され、安全確保の要望があったものでございます。地域の住民もそうでございますが、合併により駅南の地域が広がり、そういった方の利便性も考えた中、また市民の安全確保という観点から、合併特例債事業で取り組む計画が合併協議会で合意され、新市建設計画に盛り込まれた経緯がございます。このようなことから21年度当初予算に概略設計委託、また基本設計委託等を計上させていただいたところでございますので、菊池議員からご質問があった事業費等の概略等のこの中で積算をしていきたいと考えております。また、そういった中で事業を推進していきたいと考えております。
次に、図書館についてでございますが、当初はミニ図書館というような名称でございましたが、現在は図書館というような名称を使っておりまして、その規模や蔵書数などにつきましては、庁内のプロジェクトチームで検討をさせていただいているところでございます。
また、最後になりますが、合併特例債事業の規模縮小とのご質問でございますが、特例債事業につきましては前期に位置づけられております事業の中で、まだ計画あるいは実施設計の段階の事業がございますので、これら前期事業の道筋をつけてまいりたいと考えております。また、後期事業につきましては、さきの一般質問でも答弁いたしましたように、今後4常任委員会などでのご議論をいただきながら、事業推進を図ってまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
〇議長(増田 昇君) 再質問があれば質問願います。
26番。
〇26番(菊池節子君) 先ほども申しましたけれども、やっぱり富谷山は本当に自然が豊かなところがまだ残っているという感じで、遊歩道、今本当に山の一番上が見えてしまっているのですけれども、昔はあのところを歩いて市長も遊んだのではないかというふうに思います。新しくつくられました遊歩道よりも、より豊かな自然が残っている地域でございます、私が今申している富谷山の後ろ側を登っていくところは。だからやっぱり中高年のハイキングも含め、また子供たちの春に催すウオーキングなんかでも利用できるのではないかなというふうに私は思います。お金をたくさんかける必要はもうございません。できるだけ人海戦術と申しますか、そういうのでやっていただけたらというふうに思っております。
それから、あと駐輪場の件については、市長も日本一きれいなまちづくりと申しまして、駅前へ行っていただくとよくわかると思いますが、これでも運転士さんたちは自分たちの自動車を置く確保のために若干自転車を並べかえております。それでもやっぱり奥まで行かない。途中で置いていってしまうのです、やっぱり時間が、電車に乗りおくれたらもう間に合いませんから。そういう点で職員さんも、駅前駐輪場、自動車駐車場の有料のところのお金を集配に行く、そういうときにも若干気を配ってやっていただけたらやっぱり日本一に近づいていくのではないかというふうに思いますので、やっていただきたい。大場部長が学校への啓蒙とかそういうのを申し上げましたけれども、またあと、ちゃんと定期的に置きっ放しになった自転車なんかもやっぱり整備していただけるとより多く置けますので、やっていただきたいと思います。
それから、下水道の問題については、遵守するということでありますけれども、本当に一生懸命ご協力した、部長、局長からの感謝のお言葉だけですけれども、やっぱりそれだけでは納得しないところがあるというふうに思います。2カ月に1回の料金を、使用料を納めるその1回分だけでもそういう恩典があっても私はよろしいのではないかというふうに、その辺市長からのご答弁願いたいと思います。
そして、あと合併特例債事業についてですけれども、合併特例債事業に最初に、当初合併したときになかった大和中学校建設が入ったのですから、やっぱりそれは見直しですよね。違いますか、市長。だからやっぱり当初、合併に対しては、駆け込み的な何かを合併特例債事業に立てる柱がなければということで立ててきた経緯があるのではないかと私は思うのです。だから大和中学校も合併特例債になかったものが入ったわけです。そういう点考えたら、やっぱり今100年に1度の経済危機だと言われているわけですから、見直ししていく。そして、さっきも、もう今回は合併特例債事業のことをかなり多くの議員の4人ぐらいはもう申し上げておると思うのですけれども、そういう点で見直さなければならない。決めたからすべて実現するという、つくればいいというものでも、私これから富谷山の展望台見ましても、つくったときは本当に立派で、私もこの間行って一望してまいりました。本当に景色全部向こう見えるのです。ですから、でももうさびが出て、私が登ったら落っこちてしまうというか、壊れてしまうのではないかと心配するようなところもございますので、つくるときにはやっぱり慎重に、とにかくお金がたくさんかかるのです。私、下館の跨線橋も行ってきました。あれはエレベーターありません。あと、議員の研修で皆さん行かれて、矢吹の駅も行ってまいりました。本当に立派な跨線橋です。でも私が行ったときには、通っている人は、私も向こうへ行きまして、駐車場へ車を置いて買い物してまいりました、千何がしかの。だけれども、歩いている人はいませんでした。その辺もうちょっと調査をされて、やっぱり住民の皆さんにこの合併特例債事業についてもう少しアンケートをとるなりなんかしてから、また見直しも含めて私はやっていただきたいというふうに考えています。その辺の最後のご答弁市長からお願いいたします。
〇議長(増田 昇君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) まず、下水道の問題でございますけれども、茨城県が環境湖沼税を導入した。その中から貴重な財源として提供していただくという形で導入をさせていただいたわけでございます。先ほど告部長が本当に早期に接続した皆さん方には心より感謝を申し上げたいという答弁をさせていただきましたが、私といたしましても今までやってきた事業の中で、私も集落排水事業のほうに早期に接続をさせていただきました。そういうことをさかのぼって、ではその人たちにということになりますと切りがございませんので、その辺のところについては感謝の意をあらわしながら対応を今後してまいりたいと、かように考えておるところでございます。
また、合併特例債事業の大和中学校の問題について急に取り入れたのではないだろうかという趣旨でございますけれども、実は私もあれほどひどい状況だとは想像しておりませんでした。3階に上ってビー玉をおろしたら、北から南へビー玉がスピードを上げて転がっていった。この状態で、このまま放置していたら、教育の現場本当にいいのだろうかということで議員の皆さんにお話を申し上げ、県のほうともご相談をして、これは緊急事態だと。どうか合併特例債に認めていただきたいというようなお話をしてつくらせていただいた経緯がございます。そういうことでこの場合には、私は特例というふうに考えて提案をさせていただきました。その中でもやはり無事に建築がなされまして、今子供たちが喜んでいる。これはやっぱり桜川市としては自慢できるものではないだろうかと。
また、今、合併特例債事業の第2段として真壁地区の多目的ホール、これにつきましても本当に補助金等もしっかり職員が考えてきて、なるべく一般財源から使わないで済むような方法でやりたいというふうな熱意がありまして、国交省、農林省、文化庁のほうと認めていただいて、6億円の財源を確保しました。合併特例債事業で11億円かかりますが、その中の4割は一般財源から返済をしていくということでございますが、総額で一般財源から18億円かかる中で4億円にとどめたというふうに私は理解しております。これがもう少し枠が広がるかもしれませんけれども、その辺のところをしっかりとやっていく。
また、岩瀬南北自由通路につきましては、長い平成14年に仙波議員、川島議員が紹介者になりまして請願が上がってきました。大体全会一致で自由通路をつくろうという形で採択をされたということ、これはやっぱり私としても重く見ていかなければならない。その中に、やはり今17メーター道路の駅前の拡幅工事をしておりますけれども、その中から今度は岩瀬駅を使用する子供たち結構多くございますし、また岩瀬高校に通う、あるいは岩瀬日大に通う子供たちがその場で勉強するというふうなことが私は非常に今後の未来を担う子供たちにとっては非常によろしいのではないか、そういうことを考えた場合に、これから精査をしていかなければいけない思いますけれども、そういう環境を行政として提供するということもまた大切なものではないだろうか。そして、これから跨線橋ができますと、今でも結構本木、大曽根あるいは樺穂地区から子供たちを送ってくる父兄の皆さんがかなり多くおいでになります。そういう方に対しても非常に利便性を与えるのではないかということで、ぜひ岩瀬の総意として建設をしてまいりたいと。しかし、なるべく経費をかけないで、いろいろな知恵を使いながら、つくってよかったなと言われるような施設をつくってまいりたいと、かように考えておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
〇議長(増田 昇君) 26番。
〇26番(菊池節子君) 私、大和中学建設に反対しているわけではないのです。必要だからつくったわけです。でも、当初の計画になかったものを急きょ入れたということを質問しているのです。だから必要であればそういうふうに入れる。でも、だからってどんどん、どんどん大きくしていっていいというものでも私は今のこの経済状況を考えればできないというふうに、私たちが亡くなるころには負担だけが残るということであっては私は申しわけないと思うから言っているのでありまして、借金をどんどんつくっていいというものではないというふうに思うわけです。その辺で、さっきの下水道の接続についても、これからもしこういうことであれば、最初はもうちょっと待てよ。最後になったらいいことがあるかもしれぬからって、だんだん、だんだんそういうふうな風潮になっていってしまうことを私は心配しているのです。だって、お金をかけて最初にした人が何でもなくて、後でちょこっとしたときにいいことが出てきたら、では最初は様子を見ようかというふうに、今の農集の事業を見ると、私本当にそうだというふうに思っているのです。なかなか接続してくれないですよね。そうしたら、やっぱり経営多分私大変になってくるのではないかなと。そういう点では一生懸命やった人に対しても、少し気持ち、感謝の気持ちだけでは、ちょっとお言葉だけでは通じないところがあるかというふうに思います。ぜひ何らかの公平な考え方やっていただきたいというふうに思います。時間もお昼過ぎてしまいましたから終わりにしますけれども、ぜひよろしくお願いいたします。
〇議長(増田 昇君) これで菊池節子君の一般質問を終わります。
ここで暫時休憩いたします。
休 憩 (午後 零時08分)
再 開 (午後 1時30分)
〇議長(増田 昇君) 再開いたします。
続いて、25番、林悦子君。
なお、一般質問通告のうち2番目の旧真壁郵便局及び町内空き店舗の活用については、3月3日付で取り下げをしておりますので、申し添えます。
25番、林悦子君。
〔25番(林 悦子君)登壇〕
〇25番(林 悦子君) 25番、通告に従ってご質問いたします。
多目的複合施設建設事業は、現在、意見集約を経て、建物本体の建設着工を待つばかりとなっております。しかし、都市計画法に基づく児童公園の変更、包蔵地指定による発掘、新たに公共用地を取得することによる敷地の確定など事業の全体像が明らかになるに連れ、特に近隣、周辺の地域の住民の方々から多くの質問を受ける機会が以前にも増してふえております。先週、2月26日でしたか、行われました中央公園の都市計画変更に関する説明会でも、教育長の出席がなかったことはまことに遺憾だと思いますけれども、夜10時過ぎまで活発な質疑がなされました。今定例会では、説明会で行った質疑を割愛しまして、1、2、4、5の点についてご質問をしたいと思います。
まず、1点目の駐車場公園の周辺環境、駐車場と建物入り口の利便性ということで市長にお尋ねをいたします。きのうの風野議員の市民の声をもう一度聞いてはという質問に対して、検討会やワークショップの開催を上げて、市は十分に市民の意見を聞いている。市長におかれましても、3階建てを2階建てに、あるいは水源の確保のために地下をやめた。そして公園存続はできる限り現在地を尊重したということで、市民からの要望は十分聞いているという認識であることはそれなりに理解したいと思います。したがって、2月23日でしょうか、下宿町と大和町の一部の方々から連名での要望書をほぼ全員の方々が出席のもと、直接市長にお渡ししたということを伺って、私は市長はさぞや戸惑われたのではないかとご推察いたしました。なぜ今さらと思われたことだと思います。ですから、きのうも、100人いれば100の意見がある。最後は多数決だとおっしゃったのだと思います。
しかし、要望の内容は2方向、せめて南と西の駐車場、ワンレーン5メートル程度あけてくれという控え目なものと聞いております。なぜこの程度のことが5,500平米の敷地に生かされなかったのか不思議でなりません。この経緯をひもとくときに、このプロポーザルという何回も計画が、図面が変更されてきた経緯を見落とすことはできません。この設計者を決めるときに、A案、B案として示されたもの、これは2007年の12月19日、これで5,000万円、6,000万円の契約をしたわけですが、A案、B案とも南側も西側もあいております。
次に、第1回ワークショップで、これが3月16日、2008年です。昨年、C案、D案が示されたときも、これも西側も南側もあいております。つまりずっと西側、南側はある程度の空間を確保されたまま住民は理解してきた経緯があります。そして、2008年、去年の4月19日の第2回の市民ワークショップ時において、突然このA・B・C・D案がすべて破棄されて、今度は南と西をほとんどふさぐE案とF案ということが採用になってきたわけでございます。つまり去年の4月19日までは、要望書を出すような環境にはなかったわけでございます。しかし、この激変をしたときに、やはりせめて近隣の方々を集めて、そして支障がないかどうかを伺うくらいのことはしてもよかったのではないかと思います。
きのうの1番議員の質問でも、建物周辺の方々というのは、建物に一生つき合っていく方々だと。カンパしたように、後々結局公園の見守りとか、あるいはかぎの管理や建物のあけ閉めや建物の防災を周辺で担っていただく機会も訪れることになるのではないでしょうか。それを考えたときに、5メートル程度の空間もあけられないような行政というのは一体何なのかと私は思って、この期に及んでも質問をしているわけでございます。やはり近隣地権者の方というのは、地元にも議員さんもいらっしゃって、いろんな意見のはざまの中で苦しみながら尽力をされてきたことだとは思います。私のように少し離れた地域の人間から見たときに、やはりみんなのいるところで何回もワークショップや検討会を開いたということを、それは行政は粛々とやってきたということで正しいと言うでしょう。けれども、今言ったように完全に漏れているものがあるわけです。それを考えたときに、みんなの前で、大勢の前で、近隣地権者ともなればやはり杭の確認だけではなくて、その辺の周辺の事情や状況、生活のこと、営業のこと、人前では話せないこともあるのではないですか。そういうものは、これが仮に土木や建設部であれば、私は小まめに地走りのように恐らく聞いたのではないかと思えて残念でならないわけでございます。けれども、まだ幸い実施設計の契約期限は3月31日までございます。しかも、要望は建物本体そのもののことではなくて、立地に関する要望が主なものです。市長の決断いかんでは、このねじれも相当解消されると思います。この地元の要望をおろそかにしたわけではないでしょうが、やはり会議のはざまの中で落っことしてきてしまったということが、今日、真壁町地区において意見がいまだにねじれたままでいることの要因の一つになっているような気がします。これは市長に向かってきたわけでも、それから逆らっているわけでもなく、結局最高決定権者が市長であるがゆえに、最後の頼みとして頼ってきたのがこの要望書なのではないかと私は思います。
きのうの出馬表明でも、「和と信頼の行政」とおっしゃいましたよね。この「和と信頼の行政」を取り戻す決断をできるのは、今に至っては市長しかありません。この近隣の方々のささやかな願いを耳を傾けて立地をきょうのきょう見直せというわけではありませんが、まだある1カ月弱の時間の中で聞き届けて見直すお考えがあるのか、それとも民主主義にのっとり、四捨五入切り捨てごめんで見切り発車をするのか、どちらなのかをお尋ねをいたします。
それから、同じ1点目につきまして教育長にお尋ねをいたします。具体的にお尋ねをいたしますので、具体的にお答えをお願いいたします。建物南側は、児童公園の園路と位置づけられておりますけれども、都市計画変更後の道幅は2メートル40センチから、広くても3メートルしかない狭隘なものになってしまいます。都市計画公園であれば、本来車両通行も認められているにもかかわらずです。ところで、現在の道幅は、図面上は4メートルないし5メートルが確保されております。現況は園路に当たる部分に駐車場がせり出しているために狭く、意味不明の通路になっているということは教育長ご存じのとおりでございます。これまでは駐車場を通っていたので、通行上何ら不便を感じずにきたわけですが、お尋ねしたいことは、これ図面は今市長にお渡ししてありますし、私のもとにもあるのですけれども、図面上とはいえ、5メートルを最初から確保すれば要望の必要もなかったように思えるのです。騒ぎの種を行政がみずからつくってどうするのかと私は思います。現在、図面上とはいえ、5メートルある道路を削ってまで3メートルあるいは2メートル40にするなどということはもうあってはならないことだと思いますが、この考えに変わりはありませんか、それとも建物北側には16メートル50センチも幅があるのです。その先も市有地なのです。だれも困る人いないのです。なぜ16メートル50センチプラス何十メートルもある市有地の敷地のほうに行かないで、そしてわずか2メートルから3メートルを隣地との境とするのか、その考えをいささかでも変えてもらいたいと思いまして、この質問をいたします。どうぞお答えください。
2点目といたしまして、西側の、道路側の隣地でございますけれども、施設が今までは資料館等も東側にありましたが、今度生涯学習課の職員18名も全員こちらに来るということで、あの道路沿いに施設というか、役場の職員もほとんどが集中することになります。出入り口も西側になります。その中で今まで以上に交通量の増加が予想されるわけです。これまでは広々とした空間がありましたから、そんなに圧迫感もなかったかもしれませんが、10メートル以上の壁が路肩からわずか3メートルのところに立ちふさがることになりますと、心理的圧迫感は加わります。人、自転車、車と逃げる場所もありません。実施設計を拝見いたしたところによりますと、1階西側の玄関右手は壁伝いのギャラリーで、2メートル30センチの幅があるようです。この空間をせめて2階はいいですから、2階をテラスのような形のまま残したまま、1階をせめて削って、このギャラリーをどこにか移動してくだされば、5メートル程度の駐車スペースは確保されるのではないでしょうか。建物入り口なので、弱者への配慮のためにもぜひあったほうがいい駐車スペースだと思います。この点お考えを聞かせていただきたいと思います。
それから、3点目といたしまして、今週末にも2回目の説明会が行われます。それは大変に大切な集会になると思います。せんだっての集まりは決定権者が一人もいないところで、職員は10時過ぎまで頑張ってくれました。今回は、教育長、ご出席いただけますか、ご答弁をお願いいたします。
次に、2点目の契約についての質問をいたします。多目的複合施設第2駐車場予定地、現資料館用地の取得について、進捗状況と内容を筆ごとに、平米単価、面積、価格、所有権が移転していれば、その日付、今後の予定を粛々とこれは答弁をお願いをいたします。
それから、3点目の4、5、屋根の形状とソーラーについてですが、これは維持管理費、後年度負担についての質問です。かんぽの宿もそもそも売り渡し価格が高いの安いのということで取り上げられているようでございますが、そもそもなぜ売ったかということをひもとけば、ランニングコストがかかり過ぎるからだと思います。建設の初期投資については、歴史的風致など職員の努力が実って大分軽減されたと、これは素直に評価していいことだと思います。しかし、問題はもう一つありまして、それは後年度負担の、要するに後のシモリの問題です。人口が少なくなる中、若い世代の負担も考えていくときに、まだまだ改善をする余地があるのではないでしょうか。1つは屋根です。これは図面を見た多くの町民の方々が言いますが、なぜこういう屋根にならないのか、あるいは片勾配の屋根、こんなギザギザで、わざわざここに雨漏りがするような、雨じまいの悪い屋根をすることはないのではないか。幾ら景観のためだとはいっても、ほぼ敷地の真ん中にあるホールの屋根など上から見てわかるのはカラスだけだと思います。この無償修理をしてくれる期間、もしこのままギザギザ屋根のまま進むとするのであれば、その修理の保証期間は何年か、そしてその修理は一体だれが負担するのか、建設業者か設計者か、それとも市が負担するのかをお答えをいただきます。
また、ソーラーにつきましては、年額幾らの電気代に相当する、つまり幾ら得するのか。
そしてもう一つは、初期投資が減価償却されるのに何年かかるのかをお尋ねをいたします。
以上、お願いいたします。
〇議長(増田 昇君) 古橋教育次長。
〔教育次長(古橋 忠君)登壇〕
〇教育次長(古橋 忠君) 林議員さんのご質問にお答えいたします。
土地の購入の経緯ということでございますが、現在までに購入した土地につきましては、平成20年12月24日に売買契約を済ませております。その土地の地番ですが、真壁町真壁57―1番地、これ今現在資料館のあるところです。
〇25番(林 悦子君) 数字だけ言っていってくれればいいです。
〇教育次長(古橋 忠君) 面積355.49平方メートル、単価1平米当たり3万5,200円、同じく北側から資料館へ通り抜ける、入ります道路に面した東側の駐車場になる部分の一部ということで、地番が真壁町真壁57―17番地、面積65.03平方メートル、単価3万5,200円、2つを合計しまして1,480万2,304円です。それから、今後の用地買収の計画ですが、やはり東側駐車場となる場所に位置しております真壁町真壁57―16番地、面積402.63平方メートル、単価3万5,200円、金額にしまして1,417万2,560円でございます。
それと、やはり東側駐車場になる土地の一部として、真壁町真壁60番地の一部につきましては借地という形で進めております。約450平方メートルを予定しております。借地の理由につきましては、持ち主の方が資料館の敷地また駐車場敷地の譲渡に加えて、今母屋、蔵等がある土地についての譲渡については、自分の代では一度になどということでご勘弁を願いたいのが理由でございます。
続きまして、屋根の形状、また屋根の保証の問題ですが、現在実施設計業務の中で計画をしております屋根の瑕疵担保期間については、材料メーカーの、まだ決定はしていないのですが、今数社の材料メーカー独自に10年間の瑕疵担保期間を設けているということです。市におきましても、桜川市の契約約款の中で、成果物に瑕疵があるときは補修または損害賠償の請求の規定を定めております。通常のものでは竣工検査後3年以内の請求ができると。ただし、故意または重大な過失により……
〇25番(林 悦子君) いいえ、そういうのは。
〇教育次長(古橋 忠君) 生じた場合には、10年間の瑕疵担保条項を定めております。
続きまして、ソーラーのホストパフォーマンスということでございますが、実施設計の中で現在太陽光発電設備、20キロの容量、20キロVA、ボルトアンペアの設備を計画して、パワーボックス1基に1カ所15列配置のパネル4カ所ということで考えております。消耗的部材を除けば耐用年数は30年間とされております。現在の標準価格として約2,000万円を想定しております。その2,000万円のうち今回の環境形成総合支援事業で3分の1の補助が充当されることをまた考えます。また、今後、開発機構活性化センターなどの……
〇25番(林 悦子君) 財源のことを聞いていないので、時間がないから、幾ら得するかと、減価償却何年かそれだけ答えてください。
〇教育次長(古橋 忠君) 民間の補助金を活用するのが740万円、合計しまして2,000万円からその分を差し引きますと、年間電気料46万円で換算すると、16年程度でカバーできるということを想定しております。
以上です。
〇議長(増田 昇君) 石川教育長。
〔教育長(石川 稔君)登壇〕
〇教育長(石川 稔君) 林議員さんのご質問にお答えをしたいと思います。
プロポーザルの提案から建物が変わったのではないかというようなお話でございますけれども……
〇25番(林 悦子君) そんなこと言っていない。要望を聞くかどうかだけしか聞いていないです。
〇教育長(石川 稔君) それで、その建物の位置が、西側、南側のほうに変わりましたのは、準備検討委員会の皆さんやワークショップに参加していただいた皆さんから規模、用途、面積、配置等を設計者と協議をしていただき、その結果、設計者が西側、南側へ寄せて持ってきた……
〇25番(林 悦子君) 経緯はすべて終わっているのはわかっていて聞いていて、今ここに出ている要望がわずか3メートル、5メートルの話を聞くのか聞かないのかということに答えてくれればいいので、経緯を説明はもういいです。
〇教育長(石川 稔君) はい、ではわかりました。今、園路として西側の道路のほうから入れるようになっておりますけれども、今回の計画におきましても公園の園路につきましては、西側からの出入りといたしまして現在の園路と同様に考えて、現況の幅員は確保していきたいと考えております。また、東側の公園は市道に面しており、2方向から出入りできますので、またそのほか公園には駐車場からも出入りできるような配置になっております。
また、西側の建物が道路から3メートルのところに立ちはだかるのではないかという質問でございますけれども、これは現在の3階建ての公民館はもっと近いところに立ちはだかっております。それで、今回の計画の中で1階のギャラリーを削って駐車場として5メートルにできないかというご意見でございますけれども、今回計画しておりますのは西側の道路約7メーターちょっとありますけれども、そこへ3メーターの歩道みたいな形をとりまして、車と歩行者を完全に分離して、安全に公民館に出入りできるような方向を今とっております。駐車場は高上町のほうから上がってきたところ、大体正面のところに西側の駐車場はとるようになっておりますので、建物を利用する方々にとっては不便なことはないと思っております。
また、3月7日の都市公園の変更の説明会には出るのかというご質問ですけれども、2月の26日欠席したのは私の身内の葬儀があったものですから、どうしても欠席をしなくてはなりませんでしたので、そういうことで2月の26日は欠席をさせていただきました。一応3月の7日は出席をする予定で今のところはおります。
以上です。
〇議長(増田 昇君) 中田市長。
〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 林議員の位置等の問題についてでございますけれども、教育長が説明したような形で今粛々と進めさせていただいております。ただ、現在、林議員が要望した発掘調査を十二分にやるようにというようなご要望にこたえて1,900万円予算計上させまして、今発掘調査を一生懸命やらせていただいております。その中で陣屋のお堀が出てきたと。これは非常に重要なお堀であるというふうな指針が文化庁で示されております。そういうものどういうふうな形でなっているのか、南側から大分神武様のほうにかけてお堀がある。この辺の位置がどういうふうに正確になっているのかというようなところも見きわめながら、考えていかなければいけないのかなというふうに私は考えております。何せ大変重要なお堀でございますので、その辺との整合性も考えていかなければいけないだろうというふうな今状態でございますので、これ以上の答弁は差し控えさせていただきたいと思います。
〇議長(増田 昇君) 再質問があれば質問願います。
25番。
〇25番(林 悦子君) まず、教育長の答弁では、要するにこのままやっていくと、図面の変更する気は全然ないと、簡単に言えばそういうことなのです。現況のみ確保というのですけれども、市長、これ図面の上では5メートルもあるのです。原図の図面は5メートルあるでしょう。4メートルからないし5メートル、それをわざわざ今回削って、要望書が出なくてはならないほど削るという話なのです。むしろ図面のように戻せばいいのではないですか。これは私は検討してもらいたいと思う。ないものつくれと言っているのではない。図面の上ではあるのです。あるのを何でわざわざ削らなくてはならないのですか、西側から人通りが多くなるのがわかっているのに。ああ言えばこう言うとある程度想定はしていましたけれども、やっぱり図面にあるものを今まで食っていたわけですから、今回要望が出た以上、1メートル50ぐらい戻すと。北側のほうは16メートル50もあいているのです。しかも、その先も市有地なのです。わざわざ行政が税金を払ってくれて、その人たちがあと1メートルか2メートルでもいいから向こうにどいてくれと言っていることに、ここまで殊さらにこだわる理由は私はないと思う。幸い市長のほうから、発掘等で陣屋の堀跡のこともあるので、もしかすると陣屋の堀は民地のほうにかかっているのかもしれませんが、あそこに堀なんか掘るのだかどうだかそれはわかりませんけれども、その絡みを見きわめながら、整合性を考えてといういささか含みのある答弁もいただきまして、まだ時間があるというふうに受けとめていますので、これはその発掘等を含めた時間の中で、やはり無視をしないで考えていってもらいたいと思うので、考える気持ちがあるかどうかは再度教育長にお尋ねをいたします。
その前に、最後に言ってくれればいいです。この契約についてなのですけれども、57―17というのは、以前私がもらった図面にはないのです、57―16しか。これ分筆したのですか。ちょっと分筆したのですか。いつしたのですか。
〇議長(増田 昇君) 石川教育長。
〇教育長(石川 稔君) 西側からの公園の園路につきましては、先ほども答弁いたしましたように、現況の幅員は確保してやっていきたいと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
〇25番(林 悦子君) つまり広げないということですね。
〇議長(増田 昇君) 古橋教育次長。
〇教育次長(古橋 忠君) 先ほど説明しました57―17番地につきましては、分筆日はちょっと手元にありませんが、12月24日に売買契約をしておりますので、その以前であることは間違いないと思います。
〇議長(増田 昇君) 25番。
〇25番(林 悦子君) では、分筆日がわからないなら教えてあげます。分筆したのは12月3日です。12月24日に売買するとわかっていて、そして57―16というのは、これはいつ売買するのですか。17を分筆した16というのは、いつ売買するのですか。
〇議長(増田 昇君) 古橋教育次長。
〇教育次長(古橋 忠君) その57―16番地は、3月末までに買収を予定しております。
〇議長(増田 昇君) 25番。
〇25番(林 悦子君) ちょっと議長、休憩お願いします。当初休憩、1分でいいですから。
〇議長(増田 昇君) 休憩します。
休 憩 (午後 2時00分)
再 開 (午後 2時01分)
〇議長(増田 昇君) 再開いたします。
古橋教育次長。
〇教育次長(古橋 忠君) 先ほどの57―17番地については、分筆日が平成20年12月3日ということでお答えいたします。
〇議長(増田 昇君) 25番。
〇25番(林 悦子君) なぜ年度を挟んでというか、12月と1月で、今度3月に57―16を買うのですよね、わずか三月後に。にもかかわらず、なぜ17をわざわざ分筆しなくてはならなかったのでしょうか。この17の分筆をした理由、それから分筆経費は一体だれの負担なのか、それから当初予算で2,900万円計上したのに、なぜ一度に購入しなかったのか、なぜ2回に分けるのか、これはちょっと教育長答弁してください。お願いします。
〇議長(増田 昇君) 教育長いいですか。次長、どっち。
石川教育長。
〇教育長(石川 稔君) 12月3日に分筆して、12月24日に売買したのは、資料館の土地と東側から入ってくる進入道路、これを少し広げて解体工事に利用するために分筆して買収をしたところです。そのほか税の対策などもあったと思います。
以上です。
〇25番(林 悦子君) 分筆経費はだれがも聞いているのですけれども、それも。
〇教育長(石川 稔君) あと、分筆の費用につきましては、職員が担当いたしましたので、費用はかかっておりません。
〇25番(林 悦子君) 分筆経費は市の負担です、では。経費は市ですね、相手方ではなくて。
〇教育長(石川 稔君) 相手方もかかっておりません。
〇25番(林 悦子君) 市ですね。市の負担ですね。
〇教育長(石川 稔君) 市の職員がやりました。
〇25番(林 悦子君) なぜ一度に買わないのかということについては。質問もしているから、立て続けに答えてください。
〇議長(増田 昇君) 石川教育長。
〇教育長(石川 稔君) 先ほども答弁したと思うのですが、その工事用に、入るために分筆したのと、もう一点は税の対策があったのだろうと思います。
〇議長(増田 昇君) 25番。
〇25番(林 悦子君) では、この事業において非課税限度額というのは一体幾らなのですか。
〇議長(増田 昇君) 古橋教育次長。
〇教育次長(古橋 忠君) この土地購入の予算につきましては、20年度の当初予算に計上させていただいたわけでございます。最初は、前にも説明したかと思いますが、土地収用法の事業認可をとる予定で進めていました。今度土地収用法の事業認可は、道路等の拡張の買収の際とかそういう農集排事業の処理場の建設とかそういうときに事業認可をとると、5,000万円までが非課税の措置をとられるような仕組みでございます。今回土地収用法の事業認可には時間がかかるということで、別の公有地の拡大に関する法律と申しまして、本人が知事あてにこういう土地を買ったと届けることによりまして1,500万円までが非課税になるということで、その仕組みのほうを利用させていただきました。
〇議長(増田 昇君) 25番。
〇25番(林 悦子君) 土地収用法、道路拡張、農集排とこれ要件がきついから5,000万円控除ってめったにならないのです、特要とかそういうものではないと。1,500万円控除というのは、これはもう当然私も土地を買ってもらったりしたこともありますから、当然だれだって売り主の方はそのほうがいいわけで、売り主の立場にたってやっぱり契約していくという姿勢は市も待つこともこれはもちろん大事だと思います。そうではないと、土地の提供してもらえなくなってしまうなんてことがあってもしようがないですから。けれども、1事業1人1回というのがこの公用地拡大法の原則ではないかと思うのですが、こんな2回に分けて、年度1月1日を挟んでから1年度1回だということなのでしょうけれども、この1事業1人1回の原則との整合性はどうなっているのですか、説明をお願いいたします。
〇議長(増田 昇君) 古橋教育次長。
〇教育次長(古橋 忠君) お答えいたします。
公拡、公用地拡大に関する法律、「公拡法」と言わせてもらいますが、当初の事業は平成20年度にその土地の売買契約をしますと。今回の残りの57―16番地につきましては、その公拡法の変更ということで協議をさせていただいているところでございます。
〇議長(増田 昇君) 25番。
〇25番(林 悦子君) いいと言われたのですか。協議ってどことしているのですか、税務署とですか。
〇教育次長(古橋 忠君) はい。
〇25番(林 悦子君) 税務署、これでいいと言うのですか。
〇教育次長(古橋 忠君) 協議中です。
〇議長(増田 昇君) 25番。
〇25番(林 悦子君) 市長、私は、老婆心ながらこういう質問をしたのですけれども、税務署が、特に国税が1つ土地を買って、一体となっている事業の、しかも隣接地というか、一体となっている土地を1,500万円控除を受けるために何回か区分けして、そして1月1日から12月31日までが所得税のかかる期間だからといって、鉛筆なめて作文して、そして通る。今年度は確かに分筆までして細いところ足せば1,400万円です。1,500万円以下。そして3月に売買してくださったものは、21年度のもので落とせるでしょうよ、税務署がうんと言えば。しかし、今これだけ税収が厳しくて、税金を見る目が厳しいときに、1事業1人1回という原則に鉛筆なめて適用範囲を広げていくなどということがあると思って協議にいくことそのものがどうなのかと私は思いますけれども、いっているのだから協議中だというのですが、私は通らないと思います、多分。通ったらば、地権者の方にはいいのでしょうけれども。
そうすると市長、よく聞いてください。後でよく協議してください。私、本当に何回も目をこすったの。何でこんな土地の売買をするのかと。例えば通ったにしても、結局本来分筆しなければ、この57―16という土地からは1,643万8,400円、1,500万円を超えた分については、所得税プラス市民税、そこに国保と介護医療、ありとあらゆるものが微々たるものですか、かかってくるのです。確かに売り主の立場に立ってやることはもちろん大事なのだけれども、度が過ぎれば、これは脱法的行為とみなされてもしようがないのではないかと思う。そういうことを行政が片一方で税収アップのために、深刻なこの時期に滞納整理に走ったり、どうやって財源確保するかやっているときに、片一方では分筆してまで、経費は職員がやったって言ったって、役場の経費でしょう。相手がやったのだったらまだ救われるのです。そこまでやったとしても、結果的に課税をされたとしたらば、この分筆にかかった経費、本来分筆しなければ市が得られたであろう税収、そしてかからなかったとしたらば、この1,500万円を超えた丸々一千何百万かのお金の税収分を市に損害を与えたということになるのではないかと私は思うのです。間違っていたらごめんなさい。
そうだったとしたらば、最終的に市に損害を与えたことにより、市長に責任問題が生じるのではないですか、金銭的な。どうですか、教育長。もともと土地の交渉は、最初の1年は教育長がやっていたということは、教育長さんみずからおっしゃったことで、その後から教育次長と担当者。しかし、教育次長は去年の4月にかわったばかりで、前任者はおやめになっているわけなのです。このことについては、きょうここで、市長は知らなかったのですか、こういう土地の買い方をしているのを。
〇議長(増田 昇君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 当然地権者のほうには、一番最初、教育長と私がお伺いして、何とか立派な多目的ホールをつくりたいのでご協力をいただきたいというふうなお話をした経緯はございます。そのときには、初めは本人は別に生活にも困っていないというようなお話でございましたけれども、我々の誠意を酌み取っていただきまして、それでは協力しようというふうな方向になってまいりました。今、林議員さんが言われるような分筆をして、年度にまたがってやることが違法行為であるという……
〇25番(林 悦子君) いや、違法なんて言っていないです。
〇市長(中田 裕君) そういう形が私もちょっと不勉強な点がございますので、この辺についてはよく精査をしなければいけないであろうというふうに今考えておるところでございます。
〇議長(増田 昇君) 25番。
〇25番(林 悦子君) 市長、これは私は市長に何というのですか、向かっていくというか、あれであれば、もっと違うようなときに言うことでも何でも幾らでも、これはできるのです。ただ、私も議員ですから、自分が気がついた段階で指摘をするというのが本来の務めだと思っております。それで、違法ではないと思います。しかし、脱法的行為にはなるのではないかと思います。監査の対象になるとも思います。その中でやっぱり便宜を図るのも度が過ぎると、結果的に何のために2回に分けて売買したかわからない結果になったとしたら、せっかくの土地提供者の行為が、何かひどく行為を幾らか傷つけるというか、なってしまう。本来であれば「ありがとうございます」で感謝状の1枚もお渡しするような行為であっても、何でこんなある種のこそくさみたいなものを汚点をつけてしまうことになるので、やはり行政というのは立場を考えるといっても限度というものがあると思います。そうした一度で買うのであれば、もう気持ちよくこの超えた部分については払ってくださいと。しかし、その分いろいろ補償とかその後のメンテナンスというか、この境界境の始末とかそういうことでは最大限誠意を見せさせてもらいますというようなやり方が私は本来行政がするやり方なのではないかと思うので、この点についてはなぜこんなことになって、今後どうなるのかということについてはちょっと議会中に協議をしていただいて、できれば最終日までに全協でご報告をお願いをしたいと思いますが、よろしいですか。教育長にお願いするのですけれども、どっちに私お願いすればいいのですか。答えられる人が答えてください。では、市長、いいですか。教育委員会のことではありますけれども、税等もあるので部長にも骨折ってもらわなくてはならないかもしれませんから、やっぱり事をつまびらかにして、今後どうするということを後日、今議会中に報告いただくということでよろしいですか。
〇議長(増田 昇君) 石川教育長。
〇教育長(石川 稔君) 2つに分筆した土地の件でございますけれども、議会中に教育委員会の内部で精査をいたしまして報告をしたいと思います。
〇議長(増田 昇君) 25番。
〇25番(林 悦子君) 精査をしてください。これそっくりコピーして渡してもいいです。なぜこんなにくどく言うかというと、やっぱり申告時期だと。さっきも言ったようなことです。そして住民に対して公正、公平でなければならない。非課税にするのに力をかして、余りかし過ぎるのも納税者に対して顔向けができるのか。かしてもらったほうだって、ひいきの引き倒しになってしまう。また滞納者に対して示しがつくのかと。収納率アップに尽力している職員は何と思うだろうかということなのです、片や同僚が分筆してまでそういうことをやっているということになると。
そして、もう一点、私は今回のこの事業の概要を見ていて、市長、思うのですけれども、先ほど来やっているこれ、頑として教育長は非常に温和な印象の方なのですが、50センチたりともずらすと言わないのです。このままいくというのです。けれども、片一方では雪も氷も解けるほど熱い関係でこれだけの便宜を図っていて、それでこっちは住宅密集地、つまり納税者がいっぱい住んでいる場所です。そこに対しては、何かもう泣いている子供の口の中に手突っ込んであめ玉かき出すみたいに強硬な態度というのは、余りにも公平を失するのではないですか。まだ建物が建って、事業に着手するまでには時間があるようですから、関係機関と相談して、この西側と南側の空間をどの程度確保するかということについてぜひご協議いただかないと、この東側に対する土地、収用の経緯、あるいは役場、今の公民館の北側は神武天皇遙拝所があって、その一番端までだって16メートルもあるのです。その遙拝所の向こうだって市有地なのです。遠い将来にはあく可能性もある場所なのです。それを考えたときに、この西と南に対する行政の姿勢、それから北と東に対する行政の姿勢は真っ二つに違うのですよ、顔が。何回でも言いますよ。片一方には雪も氷も解けるほどなのです。片方には、泣いている子供の口からあめ玉かき出すようなのです。だからこの時期になっても、最後の頼りは結局市長しかいないから、市長のところに来たのではないですか。市長は頼られているのです。
私は、この機会に、公僕というのは一体何であるかということについても見直してもらいたいし、合併になってセクション、セクションで目の届かないところも当然あったと思うけれども、やはり真壁のことだから真壁で教育委員会に丸投げするというようなやり方はよくなかったのではないかというふうに思います。市長がセールスマンをやっているうちに、本社機能がうちの中ががたがたでは、これはしゃれにもならないと思います。とにかく申告のこの時期に、やはりこのような事業の根幹に疑念がともるようなことは絶対にやってはならないことだと思いますし、これでは住民に格差をつけているととられてもしようがないのではないかと思うのです。
土地のことについては、議会中に報告をするという教育長からの答弁がありましたので、これはお任せにしないで、市長部局も加わって、ぜひ内部協議をよろしくお願いをいたします。
それから、市長もできれば今週の土曜日に、市長も半分は下宿に育ったことがある方ですから、ぜひおいでになって、ひざを交えて皆さんとお話しする機会があれば、私はそんなに難しくなく、そして気持ちよく祝福された多目的施設ができるようになると思いますが、タイムリミットがあります。3月31日には実施設計の期限が来まして、この後の変更図面となりますと、また割り増し料金を取られることになるのです。ですから、そういうことのないようにぜひ実施設計の図面に反映されるようなものをこの1カ月の間に決意して、結論を出してもらいたいと思いますが、もう一度よく全体を見れば、いささか私は市長の考えも変わったのではないかと思うので、近隣、近住、地権者の方々の要望にいま一度、ちょっとを耳を傾けて検討してみるというお気持ちが芽生えたかどうかお尋ねをいたします。
〇議長(増田 昇君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 多目的ホール建設については、終始一貫私はぜひあの地につくらせていただきたいという思いで、そして50年後、100年後本当につくってよかったなと言われるような建物をつくっていきたいという考えで、多くの市民の皆様あるいは専門家の皆様の声を反映してつくらせていただきたいと、かように考えております。私心を捨てて、本当にこの桜川市のシンボルとなるべく多目的ホールにしたいなと、そういう面で現在、発掘調査等も順調に運んでおります。お堀等がどういうふうな形になってくるのか、そういうものを見ながら考えていく必要もあろうかと思いますけれども、基本的な考え方は私が変わることはございませんので、よろしくお願いをしたいと思います。
〇議長(増田 昇君) 25番。
〇25番(林 悦子君) いずれにしても、ここですぐ答えの出る問題ではないので、時間の猶予の中で最善の方法を見つけていってほしいと思います。あと4分ありますが、ここでランニングコストについては、教育委員会、教育長、次長、2,100万円というふうに試算しているようですが、旧真壁町の試算した500人規模のホールプラス附帯施設、3,400平米ぐらいの試算ではランニングコスト6,290万円にはじいているのです。これは多過ぎるかもしれないですが、私は2,100万円と言うことはシトラスとの対比で考えてみてもないと思います。多分3,500万円やそこいらはかかるのではないかと思いますので、どうか雨漏りしたら直してもらえばいいのだ、ソーラーも相手があったらいいのだ、財源があったらいいのだではなくて、ソーラーはあと5年もすれば技術革新がもっと進んで、そしていいものが出てくるような気がします。
それから、屋根についても、ギザギザの屋根を見るのはカラスだけですから、ですからこんな雨じまいの悪いような屋根については研究する余地があると思いますが、もう私たちにそれを決定するような委員会等はありませんから、役場の中で協議をしてもらいたいと思います。
それから、さっきの土地の契約に関しましては、くれぐれも市民はひとしく、納税者はひとしく公平に扱ってもらいたい。税金を納めて、そこに住んで、営業もしているのに、そこがおろそかにされて、そして違うところでは雪も氷も解けるようなことが起きていて、お友達のためのお友達によるお友達のための公民館で、お金の負担のときだけ「あなたが主役」と言われても、市長、まことに困ります。
これで質問を終わります。
〇議長(増田 昇君) これで林悦子君の一般質問を終わります。
ここで暫時休憩いたします。
休 憩 (午後 2時27分)
再 開 (午後 2時45分)
〇議長(増田 昇君) 再開いたします。
続いて、17番、川那子秀雄君。
〔17番(川那子秀雄君)登壇〕
〇17番(川那子秀雄君) 大分緊張が解けてきたようでございますから、先ほども話が出ておりましたが、けさの新聞で中田市長は2期目の挑戦と、まことにおめでとうございます。この4年間、3年半ですか、「和と信頼の行政」ということで書いてありましたが、私がいつも耳にしているのは、安心・安全のまちづくりだという話を常にしておるところではないかと思います。たこができるほど聞かされておることでありますが、非常に意味としてはいいのではないかと、そういうふうに感じております。
前置きは後にしまして、これは笑わせなければだめですよ。そういうこともいいですよ。よくかみ砕いて聞いてください。一般通告に基づきまして質問をいたします。
第1番目、洪水ハザードマップについて。これは担当部長は永瀬部長だと知らなくて私は質問をしたわけですが、それはお許しをいただきたいと、そのように考えております。正直言いまして、旧岩瀬町時代から防災のマップということで大分騒がれておりましたが、今度の補正の中でも防災マップというのが減額補正をされております。どのような防災マップであるかというのは私は見ておりませんのでわからないのですが、当初予算五百何万ですか、556万円で減額補正をしたわけであります。非常に桜川市の防災マップとしては節約をしてつくったのであろうというふうに考えております。安心・安全という建前からいきますと、桜川市つくばの境から栃木の境まであるわけでありまして、非常に広い面積があります。真ん中を桜川が流れているという地形でございますから、どうしても過去の経緯を思い出しますと、桜川がはんらんをして、ある町長が、たしか田んぼの中へ流されてしまったというようなことも過去にはあったわけであります。でありますから、やはり安心・安全という市長の考え方からいけば、やはりこういう市民に指し示す、指し示すというか、洪水ハザードマップというのを国交省、国が制度をつくってやっておるわけでありますから、作成はする必要があると、一般に知らしめるということが大事であるということであります。
2月の11日にちょうど何かその件が茨城新聞の1面に出ておりました。そのときに44市町村があるわけですが、23市町村はもう作成済み、ことし9市町村が作成をすると。来年以降わかりませんが、10市町村、いわゆる42市町村が作成をするというふうに公表されております。したがいまして、どこがつくらなくていいのかと、つくば市と桜川市ということで浸水想定はしていないというふうに記事が載っていたわけであります。私は何でこんなことが新聞社で勝手に書くのかなと素直に考えました。防災マップをつくっているから必要がないのかなということで考えてみたりもしました。
しかし、考えてみますと、そういうふうに新聞報道がなされますと、国の総合流域防災事業ということで作成を義務づけられている、いわゆる防水法、2005年の9月の施行ということに新聞には載っておりましたが、それによればつくって、公表が義務づけられていることについて、桜川市は果たしてそれについて作成を準備しているのか、あるいは新聞に出ていたように浸水が想定なしというふうに出ていたわけです。市長も多分ごらんになったかと思います。しかも、私は12月の質問の中で、いわゆるああいう犬田から流れ出る、これは河川とは違うでしょうが、やはりそういうところで浸水が事実あったと。これから暖冬ということになれば、どういう気候変化が起きるかわからない。そういう状況、環境下において、やはり行政は市民を助けなければならない、そういうサービスを確立をしておくというのが大変重要なことであります。いわゆる地震、学校関係、ああいうことも起きるかどうかわからないです。しかし、起きるのだと想定をして、今西中なんかも耐震やるということであります。
しかし、洪水というのはいつ来るかわからない。私の記憶では、私は高台に住んでおりますけれども、桜川がはんらんしたということは私は記憶に残っております。車が流されたというのも知っております。ですから、やはり行政の義務としてこういう防災も大切ですが、洪水ハザードマップというのは国が必要だからつくってくれということで補助金要請でもって立ち上げているわけですから、やはりつくるべきだと思うのですが、その作成は新聞に出ていた額面どおりを見ますと必要ないということになっております。ですから、私は担当課長の鈴木さんがそのお話をお伺いしたいということで電話がありました。私知らないからお尋ねするわけであります。ですから、何日もたっておりますから、県や国交省に問い合わせて、どういうことなのだということは担当部長としても承知をされていることだと思いますので、その作成は必要ないのか、必要なのか、それをお答えをいただきたいというふうに考えております。福祉常任委員会の一員でありながら、永瀬部長に質問するというのは、やりたくないです、本当は。でも、消防がこちら移ってきていますから、担当がこちらへ来ているということですから、やむを得ないと思います。本来は、私は建設部あたりかなというふうに考えていたのですが、永瀬部長のほうだということなので、ひとつそのことについて的確にお答えをいただきたい。
それから、補正で減額補正をしていますが、防災マップというのはいつ市民の手に、どういう形で知らしめられるのか、その点もあわせてお伺いしたいというふうに思います。
それから、2番目の下水道接続支援事業について。これは午前中に菊池議員のほうからもるる話が、質問がありましたが、同じようなことでありますけれども、また別の角度からお伺いをしたいと思います。ここに書いてありますように、これからの補助支援事業についての過去の経緯と将来の計画について伺いたいと。これは告上下水道部長にひとつお答えをいただきたいということであります。私は菊池議員と同じ地域に住んでおりますので接続をしておりますけれども、大変な電話、相談が来ておるわけです。私は川那子秀雄といいます。「秀雄さん、なんだ」と、そういう声が多いので参っているのです。これはやっぱり先ほども出ていますが、公平という言葉、法律ばかりで縛ってはいけない問題があるだろうというふうに考えております。いずれにしてもその件について、部長のほうからこの問題についてお伺いしたいと思います。あとは自席で気がついたところを質問をしたいと思います。最後は市長に質問をするかもしれません。やはり部長ばかりだとかわいそうな部分がありますから、そこら辺お含みおきいただきたいと思います。
以上です。
〇議長(増田 昇君) 川那子秀雄君の質問に対する答弁を願います。
永瀬市民生活部長。
〔市民生活部長(永瀬 昇君)登壇〕
〇市民生活部長(永瀬 昇君) 川那子議員さんのご質問にお答えをいたします。
洪水ハザードマップの作成はなぜ必要ないのかというご質問でございますが、桜川市には国が直轄管理する河川はなく、市の中央を流れます桜川を初め市内を流れる中小の河川は、茨城県が管理する河川でございます。桜川市を流れる中小河川が水防法に基づきます洪水により相当の損害を生ずるおそれがある河川として指定がなされていないため、茨城県は桜川についてはつくば市にあります桜橋より上流地域については、水防法に基づきます浸水想定区域図を公表しておりません。これにつきましては、再度茨城県の県西土木事務所のほうに確認をいたしましたが、桜川の上流については河川改修が進んでいないことから、茨城県では浸水想定区域を公表することは妥当ではないとの判断によるものだそうでございます。したがいまして、現段階では公表の見通しはまだ立っておりません。河川管理者であります茨城県において、浸水想定区域が公表されない状況においては、桜川市において法的に洪水ハザードマップをつくる義務は生じないわけでございます。
しかしながら、議員がご指摘のように、桜川市は河川を持っておりますので、そのための対応といたしまして平成18年と平成20年に山間地域であります土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律に基づきまして、土砂災害の警戒区域と特別警戒区域の指定がなされております。この法律に基づく規定に基づきまして、現在土砂災害ハザードマップをつくる義務が生じております。そのため桜川市では、現在土砂災害ハザードマップの作成作業を進めておりまして、本年4月にはこの図面を関係する家庭へ、または公民館等に配布を予定しております。ただし、この図面はあくまでも土砂災害防止法に基づく区域の指定を受けた地域の方々を対象として配布するものでありまして、平たん地域でございます区域指定のない住民の方々には洪水ハザードマップにかわるものとして、過去の浸水状況や避難所の位置を示した防災マップを作成し、4月中に全世帯に配布する予定でございます。
以上でございます。
〇議長(増田 昇君) 告上下水道部長。
〔上下水道部長(告 清嗣君)登壇〕
〇上下水道部長(告 清嗣君) 川那子議員さんのご質問にお答え申し上げます。
これからの補助支援事業についての過去の経緯と将来の計画についてというご質問に対してお答え申し上げます。まず、桜川市の公共下水道接続工事費補助金についての過去の経緯について申し上げます。県が本年度創設した森林湖沼環境税の活用策として立ち上げられました湖沼流域の下水道接続支援事業につきましては、平成20年3月14日に建設経済常任委員会におきまして概要の説明及び平成20年度予算の補正で対応をお願いしたところでございます。県では、平成20年5月7日に下水道接続支援事業補助金要綱が制定されまして、これに伴って県の主催によりますところの湖沼水質浄化下水道接続支援事業補助金の説明会が平成20年5月19日に開催されております。桜川市におきましては、今まで接続に対する補助金の制度がございませんでした。そのため他の市町村等における制度導入の有無や、制度を導入する場合の内容について関係資料を収集し、制度の要綱について検討してまいりました。
この間、県の下水道課長等が3回ほど来庁してくださいまして、ぜひ桜川市でも導入して活用するようにというような勧奨がございました。平成20年10月30日は、内部で財政課との制度創設に伴う打ち合わせを実施し、要綱(案)の概要及び財政負担について協議をいたしております。その後関係課の合議を得て、平成20年11月13日に桜川市公共下水道接続工事費補助金交付要綱の制定についての決裁を得まして、12月の定例会において予算の補正の議決をいただいたところでございます。その後、平成20年12月15日に公布いたしたところでございます。この制度の運用に当たりましては、平成21年1月19日と翌20日の2日間にわたりまして、指定工事店に制度の説明と補助対象者への補助金交付申請をお願いしてございます。また、未接続者の方に対して、本年度中に3年を経過する世帯についてはピンポイントで市から個別に文書を送付し、接続依頼と補助金の制度について周知を図ったところでございます。これが経緯でございます。
次に、将来の計画について申し上げます。下水道整備が完了し、供用開始となった地域については、供用開始と接続工事費補助金の説明会を順次開催する予定でございます。さらに、対象者には個別に接続の依頼と接続工事費補助金についての文書を送付する予定でございます。また、ことしの4月から市のホームページを活用し、啓発を図ってまいります。ご案内のとおりこの制度につきましては、県の補助事業であり、財源は森林湖沼環境税でございます。これは平成20年度分から平成24年度分までの5年間の事業となっております。しかし、桜川市の下水道事業については、5年間で終わる見込みはございませんので、よって今後、県の動向を見据えながら、内部でいろいろと対応していきたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(増田 昇君) 再質問があれば質問願います。
17番。
〇17番(川那子秀雄君) まず、災害のハザードマップについてお伺いをいたします。永瀬部長よりそういう桜川市は国の指定河川ではないからよろしいのだというような答弁でした。しかし、実際に桜川というのは、合併してごらんのように山口のほうからずっと大和、真壁町まで貫いているわけです。指定がないからといって、やはりつくらないのだという考え方はちょっと私はおかしいことだと思います。あちらこちらに公表しなくても、やはり市民の生活に関係してくるわけでありますから、例えば学校なんかは児童生徒がそのところを通る場合もある。しかし、そのときは恐らく登校しないというふうになるのであろうと思いますが、やはり市民の安全ということを考えれば、先ほど答弁がありましたいわゆる土砂災害ハザードマップ、これはつくるのだということですか。もしそれにプラスそういう河川の危ないところ相当ありますよ、正直言って。ぐるっと見て回ってください。相当想定されますよ、浸水。そういうところを確認して、やはり市民のために作成をする必要があるのではないか、これがサービスであり親切ではないのかと、そういうふうに考えております。ぜひそういう点、もう一度部長、お答えを聞きたいと思います。
それから、こちらが大分重要な部分に入ってくるわけですが、菊池議員さんは軽く流した程度だったもので、私はちょっと深くやってみたいというふうに考えております。部長も新任で、昨年からでしたか、ですからなかなか難しいところもあろうかと思います。しかし、これ書類を実はいただきました。問題は、先ほど来菊池議員さんがおっしゃっていましたけれども、先に20年の4月以前にやった方には感謝を申し上げたいと。感謝状を上げるのかどうか知りませんが、そういう言葉だけで住民は承知していないのです。私のところにどうにかしてくれと。というのは、隣はこの前やったところ、補助ない。その隣は今度やったら補助金もらえると。田舎の奥さんですから、うちは補助もらえるのだよと、待っていてよかったねという話。そんなことで近所関係がおかしくなってしまう。業者が絡んでいる。あそこの業者に頼んだのだと。今度の業者はちゃんとそういう補助金があるということで来たと。営業ですよね。そういうことで下水道のほうも業者に相当補助金がつくので、営業を展開してくれと。接続している方をどんとふやしてくれというようなことで、先ほど来発表がありましたが、業者を集めてやったかと思うのです。
業者も非常に参っているのです。隣へ行って補助金ないときにつけてもらったけれども、隣も行きたいのだけれども、今度はだめになってしまっているというようなことがあるのです。私は法律がそうだからということだけでは済まされない問題です。先ほどから言っているように、協力した人に法律ができてから、要するにそれ以降ですよと。では、その前の方たちは負担金を市役所の言うとおりに従ってやって協力している。協力しているという頭よりは、早く水洗にしたということなのでしょうけれども、遅くなった人が何かプラスになるようなことではやっぱり承知していないですよ、地域の人は。だから、ではどうすればいいのだと。法律がそうだからだめですよということばかりで片づく問題ではないです。市長、今度選挙やるのです。入れないからなんていう人もいるのだから、極論すれば。
それと、こういうことも言っています。毎月通帳から、2カ月置きです。落としていっている。今度そこから全部残高ゼロにして落とさない。そういう人もいるのです。負担金については税扱いですから、それはできないのだよという説明しました。しかし、使用料については、それは勝手にやりなさいと言うしかないのです。なぜそういうことが出てきたかというと、前に接続率を上げるために2カ月ぐらいサービスしますよということで回ったというのです、私は聞いていなかったのだけれども。ですから、川那子さん、どのくらい市で負担しているのだかわからないけれども、その使用料を幾らかサービスしたらいいのではないのかと、そういうふうに交渉してくれよという話がほとんどです。もう入れてしまったから、あれ使わないというわけいかない。だからやはりやり方、部長、聞いていますか。ぺらぺらめくっていたって、私のほうに先耳立ててくださいよ。結局これからどんどん、どんどん進んでいくわけです。
先ほど言いました20年からですか、5カ年の期間が決まっている。その後はわからないようですよ、まだ。ですから、5年間は補助してしまって、その先もしやらなかったらどうするのだということも出てきます。やっぱり補助はつけなければいかぬです。県でもし、いや、使い道ができてしまったからそれはちょっと勘弁してくれよということになったら、4万円一般財源で賄うほかないです。そういうことまで想定しなければ補助事業というのは難しいと思いますから、これは何とかそういう便宜を図って、条例ではないですから、要綱ですから、多分。
私、ちょっとこれいただいた資料を見てやったのですが、あれなのです。3年以内接続軒数というのがあります。真壁から、真壁は平成15年、合併する以前に15年、16年とやっています。17年、合併してから、これは正確には合併した年の何月かわかりません。しかし、トータルでいきますと、真壁地区は56軒、大和が18軒、これは事業所も入っておりますけれども、岩瀬地区が59軒、これだけが19年までに入っているのです。接続しているわけです。この方は補助をもらえないという数字です。今回、予算で1,000万円上げています。500万円県から来ますから1,000万円。そうすると、ちょうどぴったり合うのです。133軒掛ける4、それからこれから接続する500万円を置いた場合に、これから100軒分だけ、補助金は。足りなくなったら、また補正はするのでしょうけれども。そういうことでこれから、例えばこういう人いるのです。4月1日以降だと。3月20日ごろ入れた。10日ぐらいで私は損してしまったと。これは少し考えてくれよという声もあるのです。これは大和も真壁も岩瀬地区も同じだと思うのです。多分不満はあろうかと思います。
ですから、この中で、先ほど菊池議員がもう少ししつこく聞くのかなと思っていたのですが、その使用料、何とか考えていってください。感謝状なんて持っていったってけ飛ばされますよ。私は給付金のほうがいいなってこと言われますから、でも4万円というのは出ると出ないとえらい大違いなのです。老人世帯もいるのです。ですから、つなげなかった家庭の人には、うちは後継ぎがいないから、これちょっとお金かけられないという人もいます。だからそこいらもよく調査をして、まだ間ありますから考えていただきたいと思います。
それで、これは何で私は考えていただきたいと言うかといいますと、市設置型浄化槽というのがあるわけです。これやっています。思い出せば、旧岩瀬町が一番最初です、茨城県で最初に採用したのは。これはいいことだということで、いわゆる下水道つなげない地域以外は市設置型でいこうと。町が管理をしてやりましょうという話です。こちらはなぜか補助金があるのです。旧浄化槽、普通の昔の浄化槽です。撤去費用も補助金があるのです、こちらは。下水道は、宅内配管で浄化槽、これ撤去費用は本人負担なのです。そこいらにえらい差があると思いませんか。市設置型では何で補助金上げて、下水道では補助金を出さないのだと、これは不公平なのです。ですから、そもそも霞ヶ浦の流域をきれいにしたいということで出発点、もとはあるわけですから、やはりそういう協力ではない。私はしたいから接続したということになるでしょうけれども、やはりそれはえらい問題になっています。
それと、業者の営業で非常にやりづらくなっているということがあります。ですから、早く接続率を上げるためにも、上げた結果、皆さん円満に解決したということにしていただきたいのです。上下水道部長、聞いていますか。そういうことで、その点について永瀬部長のほうもう一度その件についてお答えをいただきたいのです。何で庁舎内で、今部長に言っても、前任者がおりますから、前任者後ろのほうに座っています。そういうときに庁舎内でアイデアを出して接続率を上げる努力をしなかったか、そういうことが今悔やまれます。そういうことで、ひとつもう一度答えをお願いを申し上げます。
〇議長(増田 昇君) 永瀬市民生活部長。
〇市民生活部長(永瀬 昇君) ご質問にお答えいたします。
先ほどの答弁で、法的には洪水ハザードマップを作成する義務は生じないわけということでご答弁を申し上げました。これは先ほどのは水防法という法律に基づく義務は生じないというような意味でございまして、必要性を否定したものではございませんので、ご了承願いたいと思います。
〇17番(川那子秀雄君) 形をつくってくれるんだな。
〇市民生活部長(永瀬 昇君) 洪水、冠水につきましては、消防団並びに建設部のほうでも、危険箇所はもう既に河川は動きませんので、場所は周知しております。ただ、ご指摘のように一般市民向けにその危険個所を公表しているかというとちょっと疑問残りますので、今後検討してまいりたいと思っております。ただ、冠水と洪水は若干ニュアンスが違うということだけご承知おき願いたいと思いますので、よろしくお願いします。
〇議長(増田 昇君) 告上下水道部長。
〇上下水道部長(告 清嗣君) 議員さんにお答えいたします。
先ほど午前中にも菊池議員さんにご答弁しましたとおり、この事業につきましては県のお金もいただいて、県の条例も決まっておりますし、制定されておりまして、市としても先ほどご説明しましたように決まってございます。基準も決まってございます。ここで崩すということはできませんので、当然菊池議員さんにお答えしたとおり、川那子議員さんにもお答えさせていただきます。
〇議長(増田 昇君) 17番。
〇17番(川那子秀雄君) 永瀬部長、わかりました。そういうことで鋭意検討していただいて、住民の安全に役立つようなことを考えていただきたいと、そのように考えます。それで結構でございます。
それから、下水道部長、菊池議員さんにそのように答えたから曲げられませんと、そういうことのようですが、接続するとき、いわゆる供用開始するときに、ほかの市町村も調べたというふうに聞いています。言いましたね。聞いていないのですよ、こんなことは。なぜかというと、よろしいですか。隣、筑西市が合併しました。協和、明野、関城、あそこでは、こんな県の補助金を使わないで補助金を設定しているのです。1年以内は3万円、3年目になると……だから1年以内は3万円上げますよと。いわゆる3年間の最後の1年、そのときが1万円を補助金ということでやっているわけです。これは筑西市に合併しましたから、旧下館と平らにならしたようですが。
もう一つ調べてみたら、小美玉市、ここは18年3月に合併したようなのです。合併して1年以内は、やっぱり同じく3万円補助金を出しているのです。やっぱり3年、それを過ぎて3年以内1万円、これ筑西市と同じなのです、やっていることは。今回は、この制度ができて、筑西市は3万円プラス2万円、5万円の補助ということです、市の補助金2万円入ってきますから、既にもう3万円やっていますから。協和町なんかはやっぱり5万円だそうです。明野なんかは、平成15年のあたりに供用開始したものですから、1万円しか該当しないのだと。やはり今度小美玉市はプラス1万円を補助しますよという回答でした。ですから、接続率が上がる、上がらないという、今度その県の助成ができたから飛びついた、あるいは県の勧めもあったということですが、先ほど言いましたが、設置型の浄化槽には補助金を出して、浄化槽をぶっ壊すのも補助金出していて、下水道は負担金ももらって、使用料ももらって、おかしいと思うのです。片方は優遇された制度があってやっている。ですから、やはり筑西市とか近隣の小美玉市は、供用開始になるときにどのようにやっていますかというような状況調査をしてやるべきだったと私は思っているのです。
ですから、例えばこういう補助を出しても、なかなか接続率が上がらない。それはなぜかというと、屋敷が広い。高齢者しかいない。変な話、水洗にするにはお金がかかる。最低60万円から100万円かかる。便器の種類あたりから管路をやるお金が、そんな余生が短いのだからつながなくてもいいよという世帯も数多くあるようです。ですから、そこら辺もよく考えた上で、ほかの市町村ができたのに、桜川市ができないということはあり得ないのです。筑西市だって財政豊かではないですよ、これ。それでもやっているのですよ、これ。協和町なんか5万円です、今度は。20年4月から5万円にするそうです。ですから、うちは5万円出せとは言っていません。4万円出せとも言っていません。しかし、やはりこれから5年間の人は確実に4万円出していただけるのです。大体聞いてみると、近くだと16万円ぐらいなのです、つなぐのに。そのうち4万円が入ってくる、入ってこないのではえらい違いですよ、今こういう不景気ですから。だからやっぱりこれは感謝状1枚でううんと言ったって、どうやって部長が歩いてくるの、そのつないだところへ。一軒一軒では感謝状書いて持って歩きますか。そんなことできないでしょう。この議場で感謝をすると言ったってだめなのです。我々は、これ川那子さん言ってくれよということで言われているわけですから。部長を決していじめているわけではないので、誤解をしないように。役職だからしようがない。そういう意味で理解をしてもらいたい。
だから市長、よく庁内で庁議もやっているのですから、では何軒対象があるのだと、軒数が。いわゆる20年3月31日までの接続した軒数は何軒あるのだと。では、これを4万円ではじいてみたら、あるいは3万円ではじいて、2万円で、1万円ではじいてみて、できるところがあれば、ほかの経費を削っても私やっておくほうが円満にいくと思うのですが。隣同士がけんかになってしまっているのですよ。そういううちもあるのです。うちは何で、うちはどこの会社頼んだからこういうことだと。そういう業者も困っていることもありますから、ひとつこういう補助事業というのは5年しかないですよ、先。その後どうするのだということを検討するならば、最初に協力した方にも何がしかの、ここで部長が感謝を申し上げておるだけで済まされたのでは声が伝わりませんから、そんな頑固にならないで、もう少し市民の立場になって考えてみてください。4万円というのは大きいですから、今この世の中で。みんな奥さんがパートをやって働いているのですから、そういうところを考えてあげるのも市の行政だというふうに私は考えます。そうすることが私はことし広報委員長になって編集委員長になりましたけれども、編集後記に書いてあります。市長、臥薪嘗胆の思いで市民と一緒になって考えていかなければならないということを私書いているつもりです。目的を追求していくのに、やはりいろんな苦労をしなければならないということだと思うのですが、そういう点をひとつ考えていただきたい。これは大事なことです。差別ですから、ある意味では。差別になるのですよ。県の制度があるからではないです。市の公共下水はそういうふうに差別をしたという結果を招くのです。
ですから、これ、では払わないよと言われて預金通帳へ入れておかなかったらどうします。だから銭の出し入れないことであれば、使用料のサービスしかないです。これは何にも触れませんから。減収になるだけです。そこいらの数字何軒あるか、広いですから私もよくわかりませんけれども、市長、よく庁議でもう一度再検討をしていただきたい。ただ、市の助成金が確定したらそれをやります。5年間たったら今度やりませんというような行政ではおかしいと思いますから、そういうことをひとつ考えていただきたい。十分検討に値する事項だと思います。公平、公正、平等に扱うということが行政ですから、市長、その点答弁をひとつお願いします。
〇議長(増田 昇君) 告上下水道部長。
〇上下水道部長(告 清嗣君) お答え申し上げます。
この制度につきましては、何回も申し上げますように県の規定もございますし、市もございます。ですから、この基準を変えることはこれはできません。議員さんが何回もお話しいただくことは、私も重々それはわかります。だからといって、その基準を曲げて、そしてさかのぼって、今まで接続してくれた方は本当に、先ほども言いましたように感謝を申し上げているのですが、そういった恩恵には浴するということはできない。やはり基準があれば恩恵を浴する、浴しないというのが常套でございます。これが崩れてしまいますと、下水道のみならずほかの補助事業にも関係してくるということも懸念されます。先ほど来から申し上げましたように、そのお気持ちは十分私たちもわかります。そうでありますので、この補助事業に対しまして私たちが議員さんにお願いすることは、この基準は遵守してまいりますので、何とぞその辺のところはご寛大なご理解をいただきたいというふうに考えております。
確かに鍬田地区におきましても、隣が補助の対象になって、そのわきが補助の対象にならないと。一生懸命接続したのに、なぜこういうことがあるのだと。私たちも当然税金も払っているし、それから利用料も払っているのに、負担金も払っているのに、どうしてこういう差別があるのだと言われましても、前にも申し上げましたように、そういった基準は曲げることができません。これはやはり茨城県、この事業に取り組んでいる自治体がございます。やはりそういったところにも波及いたしますし、県にも波及いたしますので、その辺のところはご理解をいただきたいと思います。
それで、この補助制度後でございますけれども、3年になる未接続者と、それから接続するということで手元に資料がございますので、報告いたします。これは平成21年2月24日現在でございますが、対象であって、まだ接続していない軒数が岩瀬地区80軒、真壁地区31軒、大和地区4軒の118軒ございます。それでは申請、いわゆる接続済みは何軒かということに関しましては、岩瀬地区で76軒、真壁地区で13軒、大和地区で1軒の計90軒が既に接続済みになってございます。これが平成21年の2月27日でございます。
以上です。
〇議長(増田 昇君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 議員さんがおっしゃっていること重々理解ができます。菊池議員さんのほうにもお答え申し上げたように、県補助の導入という形の中で新しく制度が導入されたと。いろいろな補助金、いろいろな制度変更等にちょうど線引きがあって、このうちに入れなかったというような方がたくさんおるというのは私も知っておりますけれども、現下の制度の中でやはり我々もやっていかなければいけないだろうというふうに考えておるところでございます。
しかし、ただ感謝を申し上げるというだけで、本当に善意で早く接続した方が納得するのかというふうなお話をいただく。これはやはり私としても真摯に受けとめながら、今後行政の中で考えていかなければいけない問題だなというふうに思っておりますが、水をきれいに霞ヶ浦に返すというのは、この地域に住む我々全体の責務であるということも事実でございますので、その辺も理解を得ていきながら、やはり不公平感のないような対応もまたしていかざるを得ないだろうというふうに思っておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。
〇議長(増田 昇君) 17番。
〇17番(川那子秀雄君) 告部長、あなたは、私は制度を曲げろと言っているのではないのだよ。5年間の時限補助制度です。だからその前のことについて調べたと言っているわけだから、ほかの市町村も。ほかの市町村を私も調べたわけです。そうしたら、ほかの市町村は接続率を上げるためにこういう補助事業をつくっていたということがわかったわけです。ですから、前に言いましたよね。接続率を上げるために使用料をたしか2回分というふうに私聞いたような、ほかの人から。そういうこともやってきたわけです。その制度に触れる、触れないの問題を私は言っているわけではないです。これ真壁地区から大和、岩瀬と、これからどんどんあるわけですが、そういう不公平を感じている市民が現にいるとすれば、桜川市は公平ではないのだとどこへ行ったって言われます。制度を頑固に守ることは大事です。しかし、5年先になくなったら、ではそれからどうしますか。補助をやめますか。そこら辺もよく考えて、踏まえて、5年先のことも考えなければいかぬですよ。県はもしかしてその森林湖沼環境税ですから、そこから捻出してくれるかもしれません。かもしれませんだけです。5年という年限を切ったということは、そういう目的があるはずであります。だから今、市長も、やはり庁舎内でこれから考えていかなければならない問題だと、これは当然お金、浄化槽壊してまで入れて、金かけてやった人と、いろいろですよ。合併処理浄化槽を壊せと言われている人もいるわけですから、だからやっぱり部長一人が頑固になって、こういう議会で話出たのだからどうなのだろうかという打ち合わせ、何かいい方法ないかということも考えるのも必要です。議会から声が出ていて、あなたがつんとそれ以外にできません。冗談ではないです。そんなことではなくて、違う方法があるのではないかということを私は申し上げているのです。そういうことを断定してしまうと、部長、あと5年先はいないかもしれません。しかし、そのときに、その税金の補助金が打ち切られたときに、ではその次また出てくる問題です。だからやっぱりその税金で2万円ですが、仮に一般財源で2万円出しておるわけです。だから今までの方には、申しわけないけれども、このくらいでいかがでしょうかということの妥協点も探ることも公平、公正な私は行政であると、そのように考えております。どうですか部長、もう一度。
〇議長(増田 昇君) 告上下水道部長。
〇上下水道部長(告 清嗣君) 先ほど議員さんにもお答えしましたように、ご案内のとおりこの事業につきましては、平成20年度分から24年度分までの5年間であるということはご理解いただいていると思います。そして、桜川市も下水道事業については5年では終わる見込みはございませんので、よって今後4年後は県の動向を見据えながら、内部で対応していきたいというふうにお答え申し上げた経緯がございます。
それから、2カ月間の使用料無料キャンペーンというのが確かに平成18年度にございました。18年12月から19年5月ということですから、会計年度ぎりぎりまでの期間でございましたが、接続完了した人に2カ月分の使用料は無料ということで実施した経緯がございます。この時点でこういった制度がなかったということで実施しましたが、今後はこの制度が創設された以上、こういった2カ月の無料ということは実施できないということで現在考えております。
以上です。
〇議長(増田 昇君) 17番。
〇17番(川那子秀雄君) 部長、何回言ったらわかるの。それはわかっているのだ、私。その制度で運用していくというのは十分わかっているの。だけれども、もう少しその前につないだ方々の気持ちも、感謝状で告部長の顔、一軒一軒回って歩くのですか、でははっきり言いますが。感謝状持って歩くのですか、では。そんなことできるわけないでしょう、物理的に。だから庁舎内であなたばかりではないのだから、仲間もいますから、十分ちょっと考えてくださいよという話をしているだけですから、それを曲げろなんてこと言っていないのです。ほかの市町村もこういうことをやっているのだから、だからいかがかなと。
これが、例えば市長、1万円でも、あるいは2万円でも、結論が出てこない。それ仮に何件あって、幾ら必要だと金が出ますよ。幾らでもできる金ですと私は思います。それを庁議もかけもしないで、あなたの権限でやりませんという1つだけではだめなのです。皆さん、副市長も室長もいるのだよ。皆さんに聞いて、この議会で出てきていることだから、「私は困っちゃったよ。何とか考えて会議を開いて見てくれないかと」、そういうことが必要なのではないの。それも、いや、私は担当部長だからそんなことはやりませんだけでは話にならない。市民の味方になって考えるのが行政ですから、制度側の人間に立って行政は運営していく場合もあります。しかし、十分それを考える必要もあるのです。市長、どうかその意見を言ってください。
〔「30秒だって」の声あり〕
〇17番(川那子秀雄君) 庁議をして、一度検討してください。検討もしないで、ああ、そうですよというのでは、私も後で、この次もまたやりますよ、これについては。いろんな署名ももらって持っていきます。そういうことはしたくないのです。だから妥協のできる点、財源を見つけて考えてみたらどうですか。市設置型補助金出しているのです。そういうことでお願いします。
〇議長(増田 昇君) 了承でよろしいですね。
〇17番(川那子秀雄君) 市長に一言だけ。
〇議長(増田 昇君) 時間が参りましたので、これで打ち切ります。
これで川那子秀雄君の一般質問は終わります。
〇議案第10号、議案第11号の上程、説明、質疑、採決
〇議長(増田 昇君) 日程第2、議案第10号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて及び日程第3、議案第11号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを一括議題といたします。
提案理由の説明を願います。
中田市長。
〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 議案第10号及び第11号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることにつきましてご説明を申し上げます。
人権擁護委員の推薦につきましては、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、市町村長が議会の意見を聞いて法務大臣に候補者を推薦するものでございます。現在、桜川市の人権擁護委員は9名で、そのうちの2名の委員が平成21年6月30日をもって任期満了となりますので、委員の推薦について議会の意見を求めるものでございます。
それでは、議案に沿って説明をいたします。議案第10号として提案いたしました藤田吉玄氏は、住所、桜川市真壁町上谷貝3番地、昭和13年1月10日生まれで、現在71歳になられる方でございます。同氏は、平成15年7月1日に旧真壁地区の人権擁護委員として委嘱されて以来、現在も引き続き桜川市の人権擁護委員として2期職務に活躍中であり、今般同委員の再任をお願いするため、議会の意見を求めるものでございます。
議案第11号として提案いたしました篠原晟氏は、住所、桜川市大国玉645番地の1、昭和18年1月2日生まれで、現在66歳になられる方でございます。同氏は、平成15年10月1日に旧大和地区の人権擁護委員として委嘱されて以来、現在も引き続き桜川市の人権擁護委員として2期職務に活躍中であり、今般同委員の再任をお願いするため議会の意見を求めるものでございます。
ただいまご提案申し上げた方々につきましては、地域社会においても信頼される人権識見や中立公正さを兼ね備えていること、また社会貢献の精神に基づいて熱意を持って積極的かつ活発的な人権活動が期待できる方々でございますので、よろしくお願いを申し上げ、説明といたします。
〇議長(増田 昇君) 提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質疑ありませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(増田 昇君) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。議案第10号を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(増田 昇君) 異議なしと認めます。
よって、議案第10号は原案のとおり可決されました。
続いて、議案第11号を原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(増田 昇君) 異議なしと認めます。
よって、議案第11号は原案のとおり可決されました。
〇散会の宣告
〇議長(増田 昇君) 以上で本日の日程は終了しました。
本日はこれにて散会します。
ご苦労さまでした。
散 会 (午後 3時50分)