平成21年第1回桜川市議会定例会議事日程(第1号)
平成21年第1回桜川市議会定例会議事日程(第1号)
平成21年3月3日(火)午前10時開会
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 諸般の報告
日程第 4 施政方針
日程第 5 議長報告第1号の委員会付託
日程第 6 茨城県後期高齢者医療広域連合議会議員一般選挙について
日程第 7 筑北環境衛生組合議会議員の選挙について
〇出席議員(25名)
1番 風 野 和 視 君 2番 勝 田 道 雄 君
3番 岩 見 正 純 君 4番 小 高 友 徳 君
5番 中 川 泰 幸 君 7番 皆 川 光 吉 君
8番 増 田 豊 君 9番 潮 田 新 正 君
10番 相 田 一 良 君 11番 古 川 静 子 君
12番 大 塚 秀 喜 君 13番 高 田 重 雄 君
14番 小 林 正 紀 君 15番 増 田 俊 夫 君
16番 鈴 木 好 史 君 17番 川 那 子 秀 雄 君
18番 萩 原 實 君 19番 横 田 衛 君
20番 橋 本 位 知 朗 君 21番 仙 波 信 綱 君
22番 増 田 昇 君 23番 塚 本 明 君
24番 上 野 征 一 君 25番 林 悦 子 君
26番 菊 池 節 子 君
〇欠席議員(なし)
〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
市 長 中 田 裕 君
副 市 長 山 田 耕 一 君
教 育 長 石 川 稔 君
市 長 公 室 長 飯 嶌 洋 一 君
総 務 部 長 飯 島 泰 則 君
市 民 生活部長 永 瀬 昇 君
保 健 福祉部長 麻 尾 優 君
経 済 部 長 山 中 政 雄 君
建 設 部 長 大 場 敏 夫 君
岩 瀬 支 所 長 細 谷 豊 君
真 壁 支 所 長 藤 田 定 一 君
上 下 水道部長 告 清 嗣 君
教 育 次 長 古 橋 忠 君
会 計 管 理 者 市 塚 昭 一 君
〇職務のため出席した者の職氏名
議 会 事務局長 柴 山 栄 一 君
議会事務局書記 笠 倉 貞 君
議会事務局書記 安 保 文 明 君
議会事務局書記 斎 藤 修 一 君
開 会 (午前10時00分)
〇開会の宣告
〇議長(増田 昇君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席議員は25名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立しますので、ただいまより平成21年第1回桜川市議会定例会を開会します。
地方自治法第121条の規定により、説明のため議長から出席要求による出席者及び事務局職員は配付した資料のとおりです。
〇開議の宣告
〇議長(増田 昇君) これから本日の会議を開きます。
〇会議録署名議員の指名
〇議長(増田 昇君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
今期定例会の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により議長より指名いたします。
17番 川那子 秀 雄 君
18番 萩 原 實 君
19番 横 田 衛 君
以上3名を会議録署名議員に指名します。
〇会期の決定
〇議長(増田 昇君) 続いて、日程第2、会期の決定を議題といたします。
議会運営委員長より、本定例会の会期日程等議会の運営に関する事項について、議会運営委員会の協議結果の報告をお願いします。
議会運営委員長、鈴木好史君。
〔議会運営委員長(鈴木好史君)登壇〕
〇議会運営委員長(鈴木好史君) 議会運営委員長報告。おはようございます。議会運営委員会の会議結果を報告いたします。
円滑な議会運営を図るべく、平成21年2月26日午前10時から、議長の出席を得て開催し、審議した結果、次のとおり決定いたしました。
会期は、本日から17日までの15日間といたします。本日は、諸般の報告、施政方針、請願陳情の委員会付託、茨城県後期高齢者医療広域連合議会議員一般選挙、筑北環境衛生組合議会議員の選挙を行います。4日は、一般質問を行います。5日は、先日に引き続き一般質問を行い、その後一般議案を上程し、審議、採択を行います。6日は、先日に引き続き一般議案を上程し、審議、採決を行います。7日、8日は議案調査のため休会といたします。9日は、予算議案を上程し、提案説明を行います。10日は、議案調査のため休会といたします。11日は、予算議案の大綱質疑を行い、大綱質疑終了後、各常任委員会に付託いたします。12日から16日は、委員会審議といたしますが、14日及び15日は議案調査のため休会といたします。17日は、本会議の開催時刻を午後3時とし、各常任委員会委員長の報告を行い、採決を行います。
以上で報告を終わります。
〇議長(増田 昇君) お諮りいたします。
本定例会の会期日程等は、議会運営委員長の報告のとおりとしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(増田 昇君) 異議なしと認めます。
よって、会期は、議会運営委員長の報告のとおり決定いたしました。
〇諸般の報告
〇議長(増田 昇君) 次に、日程第3、諸般の報告を行います。
閉会中に開催した委員会の報告を願います。
福祉環境常任委員会委員長、萩原實君。
〔福祉環境常任委員長(萩原 實君)登壇〕
〇福祉環境常任委員長(萩原 實君) おはようございます。福祉環境常任委員会報告書。
福祉環境常任委員会の審議の経過概要について、会議規則第103条の規定により、ご報告申し上げます。
福祉環境常任委員会は、2月16日午前10時から福祉環境常任委員会室において開催し、関係部課長の出席を求め、詳細なる説明を受け、審議をしました。
案件は、平成20年度桜川市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について、平成20年度桜川市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について、桜川市国民健康保険税条例の一部を改正する条例(案)について、平成21年度桜川市国民健康保険特別会計予算案について、桜川市国民健康保険条例の一部を改正する条例(案)について、桜川市消費生活センターの開設概要について、桜川市学童保育クラブの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例(案)について、桜川市子育て支援センターの開設の概要について、桜川市介護従事者処遇改善臨時特例基金条例(案)について、桜川市介護保険条例の一部を改正する条例(案)についてであります。
論議された内容の主なものは次のとおりであります。
初めに、市民生活部から提出された案件のうち、平成20年度桜川市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)、平成20年度桜川市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)、桜川市国民健康保険税条例の一部を改正する条例(案)、平成21年度桜川市国民健康保険特別会計予算案、桜川市国民健康保険条例の一部を改正する条例(案)及び追加で提出された桜川市老人保健特別会計補正予算の案件について説明を受けました。特に指摘することなく、全員が了承するものでありました。
次に、桜川市消費生活センターの設置及び運営に関する規則(案)に関しては、消費生活センターを設置すること自体は、国においても消費者行政推進のため消費者庁を置く法案が昨年上程されているところなので、特に問題はないものであります。ただし、市の財政事情を考慮すると、相談員として任用予定の嘱託職員については業務の内容や事務量等を精査する必要があり、職員で対応できるかを検討すべきところでありますので、消費生活センターの設置に伴って直ちに雇い入れるようなことのないよう指摘いたしました。
次に、パスポート申請・交付の窓口が岩瀬庁舎市民課に本年10月から開設の説明を受けました。また、前回の当委員会で撤廃が可能かを質疑した真壁地区のし尿・汚泥の取り扱い区域割については、担当課において関係者と協議し、区域割の廃止を進めているとの報告を受けました。
次に、保健福祉部からの案件のうち桜川市学童保育クラブの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例(案)については、現在市内5カ所で学童保育クラブを実施しておりますが、新規に坂戸子育てクラブと紫尾子育てクラブを開設するための条例改正であります。なお、猿田子育てクラブについては、現在利用者が少ないため、平成21年度より休止とし、羽黒子育てクラブを利用していただくとのことでした。
次に、桜川市子育て支援センターの開設概要については、平成21年5月に開設予定の桜川市子育て支援センターの設置目的、設置場所、事業内容、開設日、事業費等の説明を受けましたが、真壁保育園で実施している子育て支援センターとあわせて両方PRすることを要望いたしました。
次に、桜川市介護従事者処遇改善臨時特例基金条例(案)については、介護報酬の引き上げによる保険料の上昇を抑制するために、国からの交付金が交付されますので、基金を設置して適切な管理と運用を図るため、この条例を制定するとのことでした。
次に、桜川市介護保険条例の一部を改正する条例(案)については、介護保険事業が第4期に移行することに伴い、第4期事業計画の内容に沿った条例の改正となりますが、保険料に関しては国からの交付金による臨時特例基金と準備基金の取り崩しを充て、これまでと同じ基準額にとめることとし、さらに第4段階の低所得者へは新たな軽減措置が設けられるとのことでした。
最後に、子育て応援特別手当の実施について報告を受けました。
以上のとおり、本委員会の結果をご報告いたします。
平成21年3月3日
福祉環境常任委員会委員長 萩原 實
桜川市議会議長 増田 昇 様
以上です。
〇議長(増田 昇君) 続いて、建設経済常任委員会委員長、中川泰幸君。
〔建設経済常任委員長(中川泰幸君)登壇〕
〇建設経済常任委員長(中川泰幸君) それでは、報告いたします。建設経済常任委員会報告書。
建設経済常任委員会の調査の経過概要について、会議規則第103条の規定により報告いたします。
本委員会は、平成21年1月26日午後3時より、岩瀬庁舎2階第2委員会室において委員6名出席、1名欠席のもと開会し、説明員として経済部長・農林課長・担当職員の出席を求め、生産調整(産地づくり交付金)についての案件を議題とし、詳細なる説明を聴取し、内容の検討及び協議を行いました。
生産調整に伴う産地づくり交付金については、農家に対する国からの転作奨励金であり、今回国からの交付額を上回る支出が見込まれておりますので、その不足分を補うべく生産調整産地づくり交付金の補正予算を本会議に上程する予定との説明を受けました。
転作奨励金の交付については、桜川市水田農業推進協議会での決定事項により農家に対しブロック団地、集積等を図った場合には10アール当たり5万4,000円を交付することで推進した経過がございます。
その結果、農地集積加算助成については当初見込み面積100ヘクタールに対し160ヘクタールと伸び、それに伴い担い手加算助成についても約200ヘクタールの伸びとなっており、市の水田農業ビジョンに基づく担い手の育成と大規模化が図られているところです。
それとあわせ、今後5年間生産調整に協力する農家に対し10アール当たり5万円を交付するという国の対策である、緊急一時金の後押し等により生産調整が予想以上の結果を見たところであります。
国からの産地づくり交付金のみで対応した場合、農地の集積加算助成については10アール当たり5万4,000円を支払うことができません。
したがいまして、今回上程されました2,774万6,000円の財源が確保されなければ生産農家への支払いはただいま申し上げましたように厳しい判断を下さなければならないのが現在の状況でございます。
よって、当建設経済常任委員会としては、今回の不足分を補うべく生産調整産地づくり助成金2,774万6,000円の補正を本会議に上程することに、意見の一致を見たところでございます。
以上、建設経済常任委員会の調査と報告といたします。
平成21年3月3日
建設経済常任委員会委員長 中川 泰幸
桜川市議会議長 増田 昇 様
以上です。
〇議長(増田 昇君) 続いて、文教常任委員会委員長、小高友徳君。
〔文教常任委員長(小高友徳君)登壇〕
〇文教常任委員長(小高友徳君) おはようございます。文教常任委員会報告書。
文教常任委員会の審議の結果並びに経過概要について、桜川市議会会議規則第103条の規定により報告いたします。
本委員会は、2月23日午後3時より岩瀬庁舎文教常任委員会室において、委員出席のもとに、教育長、教育次長、関係課長の出席を求め、書記2名を任命し、文教常任委員会において審議を行いました。その結果についてご報告いたします。
審議いたしました案件は、桜川市岩瀬温水プールの設置及び管理に関する条例(案)の制定についてであります。この案件について、執行部から説明を求め、慎重に審議いたしました。
桜川市岩瀬温水プールの設置及び管理に関する条例については、財政状況が厳しい中、桜川市行財政改革大綱に基づき、公の施設管理に関する事項、同種施設を設置している各自治体の管理運営状況を把握し、指定管理者制度の導入をも視野に入れ、また市民ニーズをかんがみた利便性の向上を図るべく策定に当たったとの説明を受けました。
この条例の施行に際しては、行財政改革を念頭に入れながら、指定管理者制度の特性を十分に理解し、安全性の確保、市民の利便性の向上を図っていただきたい。
また、費用負担の公平性についても、施行規則の中で明文化をし、適切な運用を図ることや、この温水プールの利用促進についても広く市民にPRをするよう要望いたします。
以上、文教常任委員会の審議の経過及び結果であります。
平成21年3月3日
文教常任委員会委員長 小高 友徳
桜川市議会議長 増田 昇 様
以上でございます。
〇議長(増田 昇君) 続いて、議会運営委員会委員長、鈴木好史君。
〔議会運営委員長(鈴木好史君)登壇〕
〇議会運営委員長(鈴木好史君) 議会運営委員会視察研修報告書。
桜川市議会運営委員会は、委員8名が出席し、平成21年1月29日山梨県韮崎市議会、30日山梨県甲州市ぶどうの丘において、視察研修を実施いたしましたので、ご報告いたします。
<韮崎市議会>
韮崎市では議会運営について研修を行いました。韮崎市議会は、市民に開かれたわかりやすい議会を目指して、議会の改革を進めています。
議会運営及び改革の主な内容は、会議録検索システムの導入や議会映像のインターネット配信による議会の公開、議員の使命・自覚と信頼される政治の実現を目指した「議会議員政治倫理規程」の制定、一般質問時の一問一答方式の導入、予算決算を審査する「財務常任委員会」の設置、地方自治法の改正による諸会議の正規議会活動の位置づけ等を実施してきたとのことです。
現在は、議員定数の見直し、一般質問における対面方式の導入、政務調査費の見直し、議員の審議会(執行部附属機関)委員等への就任の見直し等を検討しているそうです。
韮崎市議会は、市民に開かれた議会づくりのために、種々の議会活動に取り組み、随時審議・見直しを図っています。
市の財政状況に相違はありますが、ホームページを活用した会議録検索システムの導入や議会映像のインターネット配信等の情報発信を積極的に行っており、議会活動の活発な様子がうかがえ、参考になるものが多くありました。
本市議会においても議員各位の協力を得ながら、より円滑な議会運営が図られるとともに、市民に開かれたわかりやすい議会づくりに努めてまいりたいと思います。
次に、<甲州市ぶどうの丘>
山梨県甲州市では、鉄道の廃線によるトンネルを特産ワインの低温貯蔵庫として活用するとともに、周辺の歴史的文化遺産と遊歩道を連結したまちづくりを進めています。
古くから交通の要衝にあった勝沼地域は、明治から昭和初期にかけてつくられた「近代産業遺産」が数多く残され、当時の姿を現在に伝えています。
甲州市では、そうした産業遺産に着目し、保存整備と活性化構想を策定し、鉄道の廃線トンネルや明治時代のワイン醸造所、蔵などを修復し、遊歩道で結ぶことにより、交流人口増による地域の活性化を図りました。
「勝沼トンネルワインカーヴ」は、JR東日本より2本の廃線トンネルを無償譲与を受け、「深沢トンネル」をワイン貯蔵庫として、「大日影トンネル」を遊歩道として有効利用することで、地域の資源を生かしたまちづくりに寄与しています。
現在、全国の市町村において地域の資源を生かしたさまざまな取り組みが進められていますが、桜川市においても地域の歩んできた歴史や伝統に目を向け、後世に伝えていくべきものを再確認するとともに、地域経済の循環性を加味し、資源の有機的連携が図られるまちづくりが地域に大きな活力を与えてくれるものと実感いたしました。
平成21年3月3日
議会運営委員会委員長 鈴木 好史
桜川市議会議長 増田 昇 様
以上です。
〇議長(増田 昇君) 続いて、議会広報特別委員会委員長、川那子秀雄君。
〔議会広報特別委員長(川那子秀雄君)登壇〕
〇議会広報特別委員長(川那子秀雄君) 議会広報特別委員会視察研修報告書。
桜川市議会広報特別委員会は、委員6名が出席し、平成21年2月4日千葉県銚子市議会、5日鹿嶋市の中央電気工業株式会社及び鹿嶋警察署において視察研修を実施いたしましたので、ご報告いたします。
<銚子市議会>
銚子市議会では、議会だよりの編集について研修を行いました。銚子市議会は、創刊以来市民から親しみの持てる議会だよりづくりに努めてきたとのことです。議会だより編集委員は、現在6人で構成されており、昭和37年6月の創刊よりきょうまでに188号もの議会だよりを市民に発行し続けてきました。なお、議会だよりの紙面割については、従来から基本的に全ページの半分を一般質問欄に費やしているとのことですが、これは議会における一般質問が民意を反映する大変重要なものであると位置づけ、質問者の発言事項や概要が正確に市民に伝えられるように留意し、できる限り詳細に記載しているとのことです。また、議会だより発行に当たっては、体の不自由な方を配慮し、点字の郵送や音声テープを盲人協会に配送するなど、すべての市民に周知することで、議会活動を理解していただくとともに、親しみが持てる議会だよりづくりを常に心がけているとのことです。
銚子市においては、市民を本位とした温かな議会だよりづくりがうかがえ、本市の議会だよりづくりの参考になるものが多くありました。
<中央電気工業株式会社>
中央電気工業株式会社鹿島工場では、マンガン系合金鉄事業と環境事業を行っています。コア事業の合金鉄事業では、鉄工業に不可欠な副原料であるマンガン系合金鉄を夜間操業を主体に国際競争力のあるコストで安定的に製造し、提供しているとのことです。
また、環境事業は合金鉄事業で培った操業技術を生かして、民間初の焼却灰溶融処理事業を開始し、現在は既存合金鉄炉2基と灰溶融専用炉2基の合計4基による「廃棄物溶融リサイクルセンター」として、一般廃棄物焼却灰や産業廃棄物の溶融処理を通じた無害化を行っているとのことです。
本市においても、ごみの問題がたびたび指摘されますが、ふえ続ける廃棄物を減らす工夫をするとともに、地球環境を考慮した資源再利用型循環社会の構築が望まれます。
<鹿嶋警察署>
鹿嶋警察署では、管内の治安概況として刑法犯の発生状況や交通事故発生状況についての説明を受け、その後警備艇「ときわ」に乗船し、重要港湾施設に対する警戒活動を視察いたしました。
今後、本委員会においては視察研修により知識の見聞を広げるとともに、そこで学んだことから課題を検討し、改善に努めるとともに、市民から親しまれる議会だよりづくりに努めていかなければならないと実感いたしました。
平成21年3月3日
議会広報特別委員会委員長 川那子秀雄
桜川市議会議長 増田 昇 様
以上です。
〇議長(増田 昇君) 次に、一部事務組合議会について報告を願います。
最初に、県西総合病院組合議会議員、増田俊夫君。
〔15番(増田俊夫君)登壇〕
〇15番(増田俊夫君) それでは、平成21年度県西総合病院組合議会が1月21日と2月23日に行われましたので、報告いたします。
平成21年第1回県西総合病院組合議会臨時会報告書。
平成21年第1回県西総合病院組合議会臨時会は、平成21年1月21日午前10時15分から桜川市議会議場で開催されました。会議結果についてご報告いたします。
議案といたしましては、選挙第1号 監査委員の互選についての1議案でありました。なお、この案件につきましては、筑西市議会から選出され、県西総合病院組合の監査委員の職にありました吉澤範夫議員の議員辞職により後任者を選出するもので、県西総合病院組合規約第10条第2項の規定に基づき、県西総合病院組合議員の中から監査委員1人を互選するものであり、筑西市議会選出の赤城正徳議員が満場一致で当選されました。
以上、ご報告いたします。
続いて、平成21年第2回県西総合病院組合議会定例会報告書。
平成21年第2回県西総合病院組合議会定例会は、平成21年2月23日午前10時から桜川市議会議場において開催されました。会議結果についてご報告いたします。
議案審議に先立ち、選任第1号 議会運営委員会委員の選任を行い、筑西市議会選出議員の仁平正巳議員が選任されました。
続いて、議案審議に入り、議案第1号 県西総合病院使用料等の条例の一部を改正する条例が審議されました。これは、休診中の産科に関する使用料の一部改正であり、産科の医師等が招聘されればすぐに再開できるよう、しばらく改定していなかった使用料を近隣の病院と同等の料金に改めるものでありました。
議案第2号 平成20年度県西総合病院組合事業会計補正予算(第1号)は、収益的収入及び支出について、収入の病院事業収益、支出の病院事業費用をそれぞれ117万1,000円を増額するものであり、これは新型インフルエンザ患者入院医療機関設備整備事業に係る補助金及びそれに伴う支出の診療材料費の増によるものであり、また資本的収入及び支出の他会計出資金の2万8,000円の増額補正は、企業債償還元金の負担増によるものと、他会計支出金のうち建設改良負担金2万8,000円の減によるものでありました。
議案第3号 平成21年度県西総合病院組合事業会計予算については、業務の予定量を入院患者数年間5万7,305人、外来患者数を年間14万3,570人に、1日平均患者数で入院157人、外来490人と改めています。予算額は、収益的収入の予定額を38億464万6,000円と定め、収益的支出を36億4,851万2,000円と予定し、前年度と比べ収入で3,490万9,000円の増額で、前年対比約0.9%の増となり、収益的支出については1億1,869万9,000円の減額で、前年対比約3.2%の減となりました。
次に、資本的収入及び支出でありますが、資本的収入支出の予定額をそれぞれ1億4,350万1,000円と予定し、前年度対比約25.9%の減額予算でありました。
平成21年度の主な建設改良費として、院内施設整備事業及び医療機器整備事業合わせて5,262万7,000円の建設改良事業を予定しています。
次に、追加日程第1として、医師招聘の経過状況について、県西総合病院組合長及び事務長より報告がありました。その内容を申し上げますと、総合内科医・皮膚科医の2名が内定しましたが、産婦人科医の招聘がなかなか困難な状況となっており、今後とも粘り強く交渉していきたいとの報告がありました。
以上、上程されました全案件が原案どおり可決され、閉会したことをご報告いたします。
以上です。
〇議長(増田 昇君) 続いて、筑西広域市町村圏事務組合議会議員、皆川光吉君。
〔7番(皆川光吉君)登壇〕
〇7番(皆川光吉君) おはようございます。筑西広域市町村圏事務組合議会第1回定例会の報告をいたします。
平成21年筑西広域市町村圏事務組合議会第1回定例会は、去る2月25日筑西市議会議事堂において開催されました。定例会は、午前10時より開催され、議案8件が提出されました。その結果につきまして順次報告いたします。
議案第1号 筑西広域市町村圏事務組合表彰条例の一部改正については、組合表彰が表彰期日に実施できない状況が続いていることから、表彰期日等を改正するため、表彰条例の一部を改正するものであります。
次に、議案第2号、地方公務員の育児休業等に関する法律の一部を改正する法律が施行されたことに伴い、職員の育児休業等に関する条例の一部を改正するもので、乳幼児を養育する職員が職業生活と家庭生活の両立を図りやすくすることを目的とし、新たに育児短時間勤務の制度を設けるものであります。
議案第3号は、地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴い、特別職の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正するものであります。
続きまして、議案第4号は、運用益金の使途を広げるため、情報ネットワーク整備基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部を改正するものであります。
議案第5号から第8号までの4件は、分賦金の負担割合と平成21年度の一般会計及び2つの特別会計予算であります。議案第5号は、筑西市、桜川市のし尿処理区域調整し、結城市、筑西市とするため、清掃費の分賦金の負担割合を改正するものであります。
議案第6号は、平成21年度の一般会計予算であります。予算の総額は61億1,382万5,000円で、前年度対比1.3%の増となっております。増額の主な内容は、清掃費における環境センターのごみ処理施設が8年目を迎え、各種施設等の修繕費用がかさんできていることや、消防費において北関東自動車道での救急出場対応のための救急車両の更新等となっております。
次に、議案第7号の筑西ふるさと市町村圏特別会計予算は、総額832万2,000円で、前年度対比17.9%の減となっております。主な内容は、広域イベント事業の開催や広報紙の発行などとなっております。
議案第8号の老人福祉事業特別会計予算は、総額1億672万9,000円で、前年度対比15.7%の減となっております。これは、福祉センターの運営・管理費でございます。
これら平成21年度の一般会計と2つの特別会計を合わせた予算の総額は62億2,887万6,000円で、前年度対比0.9%の増となっております。
以上、議案第1号から議案第8号まで原案のとおり可決されました。
これで、筑西広域市町村圏事務組合第1回定例会の報告を終わります。
〇議長(増田 昇君) 続いて、筑北環境衛生組合議会議員、相田一良君。
〔10番(相田一良君)登壇〕
〇10番(相田一良君) おはようございます。平成21年第1回筑北環境衛生組合議会報告。
平成21年第1回筑北環境衛生組合議会定例会は、2月26日午後3時35分から桜川市議会議場において開催されました。上程された案件は6件であります。
まず、副議長の選挙について、笠間市選出の杉山一秀議員が指名推選により当選されました。
次に、監査委員の選任について、笠間市選出の蛯澤幸一議員が満場一致で選任同意されました。
次に、組合条例等の一部改正について、これは組合規約の変更等によるもので、公告式条例の一部改正、し尿処理場条例の一部改正及び組合職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正であります。各条例とも原案のとおり可決されました。
次に、平成21年度筑北環境衛生組合一般会計予算であります。歳入歳出それぞれ2億2,688万4,000円と定め、前年度より131万8,000円、率にいたしまして0.6%の減であります。
歳入の主なものにつきましては、分賦金2億980万円、使用料1,008万円、繰越金700万円等であります。
続きまして、歳出の主なものは、人件費7,682万円、総務費443万円、施設管理費1億1,220万円、工事請負費2,889万円等であります。
慎重なる審議の結果、原案のとおり可決されました。
以上のとおり報告いたします。
〇議長(増田 昇君) 次に、例月出納検査の結果について報告を願います。
議会選出監査委員、小林正紀君。
〔14番(小林正紀君)登壇〕
〇14番(小林正紀君) 例月出納検査の結果を報告いたします。
今回は、桜川市一般会計及び特別会計並びに水道事業会計について、12月、1月、2月に実施した分について報告いたします。
平成20年度桜川市一般会計及び特別会計並びに水道事業会計の例月出納検査は、12月24日、1月26日、2月25日に桜川市役所会議室において実施いたしました。
検査は、会計管理者、上下水道部長から、現金保管の状況を知る上に必要な書類を提出させ、別に関係帳簿及び証拠書類の提出を求め実施いたしました。
現金出納の状況については、関係調書と現金出納簿が符合しており、計数上の誤りも認められませんでした。また、現金保管の状況についても現金出納簿に記載されている残高と符合しており、保管も適正でありました。
それでは、平成20年度各会計における1月31日現在の歳入歳出の状況について報告いたします。
一般会計は、予算現額168億9,236万5,000円に対し、収入済額120億1,042万165円で、執行率71.1%、支出済額104億4,955万978円で、執行率61.9%でありました。
歳入の主なものといたしましては、市税、地方交付税、国庫支出金、繰越金で100億3,397万1,790円となり、収入済額の83.5%を占めております。歳出につきましては、各科目とも適正に執行されておりました。
次に、国民健康保険特別会計は、予算現額60億7,369万6,000円に対し、収入済額39億9,368万988円で、執行率65.8%、支出済額43億4,098万477円で、執行率71.5%でありました。
歳入の主なものといたしましては、国保税、国庫支出金、繰越金で29億1,852万8,305円となり、歳入済額の73.1%を占めております。歳出につきましては、保険給付費及び老人保健拠出金が主なものであります。
次に、老人保健特別会計は、予算現額4億9,823万5,000円に対し、収入済額4億7,765万1,591円で、執行率95.9%、支出済額4億199万9,783円で、執行率80.7%でありました。
歳入の主なものといたしましては、支払基金交付金、国庫支出金で3億5,471万712円となり、歳入済額の74.3%を占めております。歳出につきましては、医療諸費が主なものであります。
次に、農業集落排水事業特別会計は、予算現額4億1,499万1,000円に対し、収入済額1億67万328円で、執行率24.2%、支出済額2億4,064万7,305円で、執行率58%でありました。
歳入の主なものといたしましては、使用料及び手数料、繰越金で6,063万95円となり、歳入済額の90%を占めております。歳出につきましては、農業集落排水事業費、市設置型浄化槽整備事業費であります。
次に、公共下水道事業特別会計は、予算現額8億7,887万8,000円に対し、収入済額1億2,106万8,954円で、執行率13.8%、支出済額3億2,750万5,771円で、執行率37.3%でありました。
歳入の主なものといたしましては、分担金及び負担金、繰越金で、9,399万6,955円となり、歳入済額の77.6%を占めており、歳出につきましては下水道事業費であります。
次に、介護保険特別会計は、予算現額28億7,189万円に対し、収入済額19億5,861万5,486円で、執行率68.2%、支出済額20億9,066万7,944円で、執行率72.8%でありました。
歳入の主なものといたしましては、保険料、国庫支出金、支払基金交付金、繰越金で、16億4,595万6,344円となり、歳入済額の84%を占めております。歳出につきましては、保険給付費が主なものであります。
次に、介護サービス事業特別会計、予算現額690万7,000円に対し、収入済額241万2,500円で、執行率34.9%、支出済額198万5,175円で、執行率28.7%であります。
歳入の主なものといたしましては、サービス収入で歳入済額の100%を占めております。歳出につきましては、サービス事業費であります。
次に、後期高齢者医療特別会計は、予算現額3億9,041万4,000円に対し、収入済額1億9,236万7,900円で、執行率49.3%、支出済額1億8,012万6,000円で、執行率46.1%でありました。
歳入の主なものといたしましては、後期高齢者医療保険料で100%を占めております。歳出につきましては、後期高齢者医療広域連合交付金であります。
次に、水道事業会計の収益的収支でありますが、収入につきましては予算現額10億1,194万9,000円に対し、収入済額6億9,216万2,261円であります。支出につきましては、予算現額10億9,135万4,000円に対し、支出済額5億5,623万5,462円でありました。
収入の主なものといたしましては水道料金であり、収入済額の97%を占めております。支出につきましては受水費が主なものであり、支出済額の53.6%を占めておりますので、引き続き県西用水事業所よりの原水価格の引き下げを要望するものであります。
以上が例月出納検査結果でございます。
〇議長(増田 昇君) なお、桜川市議会議員視察研修報告は、お手元に配付したとおりであります。
ここで暫時休憩いたします。
休 憩 (午前10時54分)
再 開 (午前11時07分)
〇議長(増田 昇君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
〇施政方針
〇議長(増田 昇君) ここで市長より発言を求められておりますので、これを許します。
中田市長。
〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) おはようございます。平成21年第1回桜川市議会定例会を開催するに当たり、施政方針を兼ねてごあいさつを申し上げたいと思います。市政運営に関する所信の一端を申し述べるとともに、主要な施策についてご説明を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
現在、世界は政治・経済・社会面で不安定な状況の中、特に「百年に一度」と言われる経済危機が地球全体を覆い、先行きが見通せない状況にあります。引き金を引いたのは、米国の住宅バブル崩壊にあり、サブプライム住宅ローンに端を発し、証券大手リーマンブラザーズの破綻など、米国初の金融・経済危機に震撼させられ、今や景気は世界同時不況の様相を呈しております。
国内に目を向けますと、平成20年度は道路特定財源の揮発油税等の暫定税率の期限切れ問題に始まり、原油価格の上下動があり、特に経済面においては1年前と比較するとだれもが想像を絶するものとなり、世界のトヨタ、ソニーといった超優良企業にも景気後退の波が押し寄せ、政府のかじ取りは大変難しい局面に立たされております。また、国会は衆参ねじれ現象が続き、重要法案や予算審議等において紆余曲折の難しい国会運営が続いております。
そのような中、地方においては住民税、法人2税の大幅な減収に憂慮している現状にあります。桜川市においては、企業の依存度合いは低いにもかかわらず、税収、各種交付金の減収は避けて通れない厳しい状況下にあることに変わりはございません。歴史は繰り返すと申します。先人たちが残した学ぶべきところは学び、さらに自助努力等によりこの厳しい局面に立ち向かっていかなければならないと考えております。20年度は、全職員に日々改善即実行をテーマに掲げ、実践してまいりましたが、引き続き取り組んでまいります。
また、私は市長就任4年目を迎え、従来からの政策テーマであります「市民が主役のまちづくり」を念頭に、顔の見える市政、市民の声を聞く市政を推進することにより、「和と信頼の行政」にたゆまぬ努力を重ねてまいります。
次に、予算編成について述べさせていただきます。金融の激変が世界経済を弱体化させ、我が国経済は既に景気後退局面に入っており、輸出、生産、収益が減少するとともに、倒産が増加しております。さらに、雇用情勢が悪化し、実質賃金も減少している状況にございます。地域経済については、これまで輸出に牽引されてきた地域でも景況感が急速に悪化し、厳しい状況が一層広がってまいります。
今後の我が国経済については、世界的な景気後退を受けて、外需面に加え国内需要も停滞し、景気の下降局面が長期化して深刻化するおそれが高まっております。このような経済環境の中、国民生活と日本経済を守る観点から、当面は「景気対策」、中期的には「財政再建」、中長期的には「改革による経済成長」という3段階で経済財政政策を進める方針が示されております。
国においての平成21年度予算は、「基本方針2006」に基づき財政健全化に向けた基本的方向性を維持する観点から、「平成21年度予算の概算要求に当たっての基本的な方針について」を維持しつつ、国民生活と日本経済を守る「生活対策」に盛り込まれた内需拡大と成長力強化等に向けた税制上の措置とあわせ、状況に応じて果敢な対応を機動的かつ弾力的に行い、予算の重点化に当たっては「生活者の暮らしの安心」、「金融・経済の安定強化」及び「地方の底力の発揮」に施策を集中することとしております。
次に、地方財政でありますが、景気後退を受け、法人2税を中心に大幅に税収が減収することが確実な情勢の中、地方交付税の総枠を増額確保、臨時財政対策債の大幅発行増等により対応することになっておりますが、歳入総額の伸びは期待できない状況にございます。このため、国の取り組みと歩調を合わせて歳出の各分野にわたり厳しく抑制を図り、より一層積極的に地方行革に取り組むこととしております。
一方、市の財政も歳入面では市税、各交付金の減収が見込まれ、地方交付税については増額が予定されておりますが、今後も予断を許さない状況にあります。歳出面では、合併特例債事業であります懸案事項であった大和中の改築事業が終了しましたので、続いて真壁地区の多目的複合施設整備事業や岩瀬駅自由通路等の基本設計に着手し、事業を進めてまいります。また、諸事業につきましても鋭意進めてまいりますが、福祉関連等の扶助費の増加とあわせ老人医療費の増大や各特別会計への繰出金等の増加により、財政の硬直化が進んでいる状況にあります。
平成19年度決算に基づく財政分析指標においては、昨年の9月定例会に報告いたしましたとおり、経常収支比率91.7%、実質公債比率15.6%、将来負担比率157.4%となっております。この指標は、あくまで決算統計による数値でありますので、想定のもと試算した場合、本年度は経常収支比率は前年度並みの91%台、実質公債比率は16%台、将来負担については160%台になるものと思われます。借り入れに当たっては、急激な実質公債比率や将来負担比率の上昇を招かないように、合併特例債を初め地方交付税措置のあるものは低利な借換債を有効に活用してまいります。なお、地方債残高は20年度末で一般会計149億円、特別会計、水道会計を含めますと269億円という状況でございます。
このような状況を踏まえ、平成21年度予算に当たっては、前年に引き続き経常経費の枠配分方式を行いました。なお一層の一般行政経費の節減、合理化に努めるとともに、事業についても事業の必要性、緊急性、事業効果等を十分に検討し、第1次総合計画の施策に沿って予算配分を行いました。
次に、予算の総額について申し上げます。本年度一般会計予算は、総額168億1,000万円で前年度対比3.7%の増となっております。繰上償還に伴う借換債を除きますと、実質的には0.4%の減となっております。
また、国民健康保険特別会計、老人保健特別会計、農業集落排水事業特別会計、公共下水道事業特別会計、介護保険特別会計、介護サービス事業特別会計及び後期高齢者医療特別会計の7特別会計予算総額は、105億1,022万8,000円で前年度予算と対比いたしますと4.9%の減となっております。
水道事業会計の総額は、16億558万5,000円で前年度予算と対比いたしますと16.4%の増となっております。繰上償還に伴う借換債を除きますと、実質1.8%の増となっております。
桜川市の一般会計、7特別会計及び水道事業会計の総額は、289億2,581万3,000円で前年度予算と対比いたしますと1.0%の増となっておりますが、一般会計、水道事業会計の借換債を除きますと、実質1.8%の減となっております。
次に、平成21年度の主な施策につきまして、桜川市第1次総合計画の施策体系に沿って申し上げます。第1は、市民と行政による豊かな地域の自治づくりでございます。
まず、効率的な自治体運営についてでございますが、地方分権の推進により、地方自治体の役割はますます増大しております。少子・高齢化、高度情報化等の社会経済情勢の変化に適切に対応し、多種多様な住民ニーズに機動的、弾力的にこたえていくためには、簡素で効率的な地方行政体制を実現することが重要な課題となっております。また、財政状況は大変厳しく、効果的、効率的な行財政運営が不可欠なものとなっており、そのためには行財政改革大綱の方針のもとに集中改革プランの着実な実行と、危機意識と改革意欲を持つ意識改革が必要であるとともに、市民にわかりやすい行財政改革を推進していかなければならないと考えております。その一つとして、行政評価システムの導入・構築のために、昨年に引き続きステップアップした施策評価等の研修を行いました。これからは、年次計画に沿って総合計画の実施計画による目標管理や予算編成と連動させた新たな自治体経営の仕組みづくりに努めてまいります。
次に、財政の健全化についてですが、財政健全化法の一部施行に基づき、19年度決算から4つの健全化判断比率を監査委員の審査に付し、議会への報告並びにホームページに公表いたしました。20年度決算からは本格施行となり、基準を超えた場合は財政健全化計画等を定めることになっておりますので、これまで以上に計画的な財政運営の推進とあわせ、各分野において経費を抑制する歳出改革が必要となってまいります。また、現金主義・単式簿記を特徴とする現在の地方自治体会計制度に対し、発生主義・複式簿記を導入した新公会計制度の整備が求められておりますので、そのための準備作業を進めてまいります。自主財源確保対策として、徴収率の向上のために滞納整理の強化に努めてまいります。その手法として、マニュアルを作成いたしました。市税等の負担公平性の維持向上を目的とした桜川市税等収納向上対策本部のもと、引き続き全職員を対象に地区推進による滞納整理に取り組んでまいります。高額滞納者に対しては、茨城租税債権管理機構と連携した徴収に努めてまいります。
次に、行政組織の適正化についてですが、常に新たな行政課題や、市民の多様なニーズに即応し、施策を実行できる簡素でわかりやすい組織・機構の見直しを進めていくとともに、職員個々の能力のレベルアップを図りながら、意識改革と高い志を持って仕事に取り組む姿勢が必要となってまいります。そのために、連携協力協定を締結した常磐大学との政策課題研修等の職員能力向上のための研修等、人材育成体制の構築を図ってまいります。
次に、市民参加の推進についてでございますが、住民と行政との協働体制を構築するためには、行政のさまざまな過程や分野に市民の意見や要望を的確に反映させ、市民に信頼され、市民の理解と協力を得られるような市政を実現するため、行政への市民参加の機会の拡充をパブリックコメント制度等を活用しながら、住民参加型の仕組みづくりをさらに推進してまいります。引き続き「市政モニター」や「市民の日」等を通じて、市民の声を行政に反映させてまいりたいと考えております。広報広聴機能の充実については、「広報さくらがわ」やホームページ等を通じて、市の施策や地域に関する身近な情報を市内外へ積極的に発信し、市政を広くアピールするとともに、市民参加に基づいた広報活動を推進し、市民サービスの向上に努めてまいります。
次に、男女共同参画社会の推進についてでございますが、男女共同参画推進プランをもとに、豊かで暮らしやすい社会を築いていくため、男女が社会の対等のパートナーとして、地域に暮らす男女が互いに認め合い、協力し合いながら地域づくりを進める住民意識を醸成してまいります。また、各種審議会などに女性委員を登用し、市の政策や方針決定過程に参加できるよう努めてまいります。
第2は、安心と安らぎのある健康福祉社会づくりでございます。
まず、健康づくりの推進についてですが、各種健康診断や検診、予防接種を充実させてまいります。妊婦健診については、標準的回数14回のうち、これまで交付税措置された5回に加え、9回分は国が2分の1負担すると公費負担が拡充され、少子化対策及び母体保護のために効果的と思われます。昨年4月から実施が義務づけられました、いわゆるメタボリックシンドロームの「特定健診」を実施し、該当者には生活習慣病の予防・改善に取り組むための「特定保健指導」を行ってまいります。また、母子保健事業、老人保健事業、国民健康保険事業に取り組むとともに、地域ぐるみで健康づくり事業の取り組みを推進してまいります。また、医療を取り巻く環境は急速に変化し、小児科や産科など医師不足や緊急医療については近年大変大きな問題となっております。県西総合病院においても例外ではなく、経営環境や医療提供体制の維持が極めて厳しい状況にあります。昨年、経営改善検討委員会から経営形態の見直しの答申を受けましたので、今後民間的経営手法の導入も視野に入れながら、よりよい効率的な病院経営を目指してまいります。
次に、子育て支援の促進についてでございますが、次世代育成支援行動計画に基づき、家庭や学校及び民間企業などと連携し、地域ぐるみの子育て支援体制の構築を図ってまいります。その一環として、放課後等における児童の健全育成と子育て支援を行うため、新規に坂戸小と紫尾小に開設し、放課後児童対策事業の充実を図ってまいります。また、地域における子育て支援として、子育て親子の交流等を通じ、子育ての不安解消や子供の健やかな成長を促進することを目的とした地域子育て支援拠点事業を岩瀬・真壁地区で行ってまいります。
次に、社会福祉の推進についてですが、地域社会においてすべての人がその人らしい充実した生活を安心して送れるような社会福祉協議会等の相互連携を図りながら、総合的な福祉サービス提供体制の整備に努めてまいります。障害者福祉についても、障害者計画に基づき自立と社会参加の一層の支援を図ってまいります。
次に、高齢者福祉の推進についてですが、昨年創設した「地域包括支援センター」を中心として、介護が必要な状態になっても、高齢者一人一人の状況に応じた効果的な介護サービスを充実させるとともに、すべての高齢者が安心して生活を送ることができるよう、住民相互で支え合う地域社会づくりを推進してまいります。また、元気な高齢者をふやすために、介護予防事業に取り組むとともに、高齢者の豊かな経験と知識を地域社会のさまざまなニーズに対応し、高齢者の生きがいづくりをシルバー人材センターなどと連携をし支援してまいります。
次に、国保・老保の適正運営についてですが、医療保険制度を取り巻く環境は急速な高齢化や疾病構造の変化・医療構造の向上等により年々医療費が増加し、厳しい財政運営を余儀なくされております。そのような中、平成20年度から75歳以上の後期高齢者を対象とする長寿医療制度(後期高齢者医療制度)に移行しましたが、PR不足等により、不安と混乱の中、スタートとなりました。医療保険制度は、大きな転換期を迎えており、今後は保健や福祉と連携しながら、健康増進・健康づくりの保健事業を積極的に進め、医療費の適正化に努めてまいります。
第3は、豊かな心と生きがいをはぐくむ教育・文化環境づくりであります。
まず、学校教育の充実についてですが、新しい学習指導要綱に改訂され、現行学習指導要綱の理念である「生きる力」をはぐくむこと、この理念を引き継ぎ、次世代を担う児童・生徒たちが「確かな学力」と「豊かな心」、「健やかな体」の調和のとれた子供に成長するよう、地域の特色を生かした教育に努めてまいります。また、子供の悩みや不安を相談できる「子どもの教育相談室」や「スクールカウンセラー」を活用した教育環境の充実にも努めてまいります。学校施設の改善・充実については、懸案事項の老朽化した大和中学校の改築工事も昨年12月に完成し、3学期より新校舎での授業が始まりました。岩瀬西中学校については、21年度に耐震補強工事に着手いたします。また、岩瀬東中学校については、耐震補強工事に向けた実施設計を行い、その他の施設についても順次年次計画に沿って整備してまいりたいと考えております。
次に、生涯学習・芸術文化活動の推進についてでございますが、真壁中央公民館の老朽化に伴う多目的複合施設建設事業を「歴史まちづくり法」による歴史的環境形成総合支援事業の補助金と合併特例債を活用した2カ年継続事業として、真壁地区の町並みと景観に配慮した生涯学習の拠点となる施設にするよう進めてまいります。芸術・文化を初めその他多様なニーズに応じた講座やイベントを開催することにより、市民の学習・文化活動に対する意識啓発を図るとともに、市民が主体となって行う学習活動に対し支援してまいります。青少年の健全育成については、年々青少年が抱える問題が深刻になっており、「青少年育成桜川市民会議」を中心に地域ぐるみで子供を育てる意識を高め、明るい地域づくりを進めてまいります。
次に、スポーツ活動の振興についてですが、これまでのスポーツ振興施策を継続するとともに、さらに生涯スポーツを通じて健康で明るい豊かな生活を送れる環境づくりに努めてまいります。
次に、文化財の保存・活用についてですが、藍染め、梵鐘づくり等の伝統工芸、人形浄瑠璃、謡曲桜川、間中のささら等の多様な伝統芸術については、保護・保存に努めるとともに、後継者の育成や地域住民の協力により、その伝承を図ってまいります。伝統的家並みが残る真壁地区については、地域住民の理解と協力のもと、伝統的建造物群保存地区の都市計画決定の手続を進め、さらに文化庁の重要伝統的建造物群保存地区の指定を受け、真壁のまち並みにふさわしい歴史的建造物を生かした「地域資源活用型まちづくり」を推進してまいります。
第4は、快適で潤いのある生活環境づくりであります。
まず、安全防災対策の充実についてですが、市民の生命と財産を守るため、災害に強いまちづくりを進め、地域防災計画に基づき防災意識の高揚や災害時における行動力の強化に努めてまいります。その一環として、消防ポンプ自動車や防火貯水槽等を年次計画に沿って整備を図るとともに、消防団、自主防災組織と連携を図ってまいります。また、住宅用火災警報器の啓発と普及にも努めてまいります。防犯対策については、自主的な防犯パトロール活動や防犯灯の設置、管理に対する助成を行うとともに、防犯組織の結成を促進し、警察や学校、地域と連携をした安心・安全なまちづくりに努めてまいります。交通安全対策の推進については、交通安全施設の整備を図るとともに、関係機関と連携、協力し、市民の交通安全意識と交通マナーの高揚に努めてまいります。
近年、規制緩和やIT化の進展により、市場経済の活性化、商品・サービスの多様化が進み、消費者の選択肢が拡大するなど、消費者生活を取り巻く環境は大きく変化しております。しかし、その反面消費者と事業者間の格差が拡大し、また新手の不適正な事業行為が出現するなど、消費生活の安全が脅かされ、消費者の安全・安心して消費生活を送ることができない環境が損なわれている現状であります。この一、二年だけでも悪徳商法、食品偽装など、消費者の財産や身体の安全を脅かす事件・事故が多発しており、その状況をとらえ消費生活に関する苦情や問い合わせに対する相談窓口の消費生活センターを設置いたします。
次に、都市基盤の整備についてですが、まちづくり交付金事業期間である5カ年が経過いたしましたが、岩瀬・真壁地区とも一部工事が完成に至らず、繰り越し事業となりますが、早期の完成を目指してまいります。岩瀬駅自由通路等の基本設計を進め、南北の利便性向上のために関係機関と調整を図り、早期の事業着手に努めてまいります。また、北関東自動車道が常磐道、さらに東北自動車道とも結ばれ、早期の全線開通が待たれているところであります。これからは、長方工業専用地域の用途見直しやインター周辺等の整備方針を定め、県西の玄関口にふさわしい本市の交通・流通・産業の拠点となるような施策を展開してまいります。計画的な土地利用の推進につきましては、将来の桜川市のあるべき姿を明確にし、総合的なまちづくりの方針を策定することを目的に、都市計画マスタープランを策定してまいります。
次に、居住環境の整備についてですが、民間による優良住宅の整備を図るとともに、市営住宅については適正で効率的な維持管理に努めてまいります。
次に、道路・交通の整備についてですが、1級市道については国・県の補助等を活用し、年次計画に沿って順次進めてまいります。住民の要望の多い集落道の整備についても事業の必要性・緊急性等を精査し、優先順位をつけて整備してまいります。また、主要地方道つくば益子線バイパスの大曽根本木線整備事業につきましては、地権者の同意が得られることを前提に事業展開を図ってまいりたいと考えております。公共交通システムについては、「デマンド型乗合タクシー」を昨年4月に導入いたしましたが、より一層の利用促進に努め、交通弱者の方の足となってまいります。
次に、下水道の整備についてですが、真壁、大和、岩瀬地区と供用開始区域が広がってまいりましたが、加入率が低く健全な事業運営に支障を来す現状となっております。20年度より、森林環境湖沼税がスタートしたのを受けて、下水道への接続促進を促すため、4万円を限度として交付する公共下水道接続工事費補助金交付要項を定めました。今後は、この補助金のPRを行い、加入促進に努めてまいります。下水道事業は、長い事業期間と膨大な費用が発生することから、効率的な事業推進の観点からも、下水道事業の全体計画の見直しを図ってまいります。公共下水道事業認可区域外と農業集落排水事業区域外において、市設置型の合併処理浄化槽の普及を図ってまいります。
次に、上水道についてですが、安全で良質な水道水の安定的供給を図るため、老朽管・石綿管等の更新を図りながら、収入の確保、さらには公営企業としての経営の効率化及び健全化に努めてまいります。
次に、自然環境の保全についてですが、水と緑あふれる豊かな自然と、桜川沿いに形成された美しい田園環境に恵まれた桜川市の自然環境を次世代に継承してまいります。森林や水辺環境、美しい農村風景等の地域の環境保全のため、森林環境湖沼税による森林機能緊急回復整備事業や身近な緑の整備推進事業を活用し、森林の保全整備を推進してまいります。また、農地・水・環境の良好な保全と質的向上を図る地域共同の取り組みを支援する「農地・水・環境保全向上対策事業」を引き続き推進してまいります。
次に、景観の形成についてですが、真壁地区の100を超える登録文化財を有する真壁のまち並み、国道50号線沿いの石彫を配した石匠のみち、大和地区の自然豊かな農村景観等、多様な景観資源があり、地域特性を生かした良好な都市景観の形成を図るための方策を検討してまいります。そのための方策として景観まちづくり協議会を設立し、景観条例の制定や景観計画の策定を進め、桜川市の景観形成に努めてまいります。その1つとして、石匠のみちの電線地中化を初め岩瀬駅前、真壁の街並みの電線地中化を行ってまいりました。
次に、資源環境の仕組みづくりについてですが、循環型社会の形成を目指した3R、すなわちリデュース、リユース、リサイクルの推進については、市民の皆様や事業者の理解と協力のもと、家庭からの排出抑制と分別収集を徹底し、推進してまいります。また、日本一きれいなまちを推進していくために、職員みずから地域における月1度の清掃活動を継続してまいります。その効果が徐々に市民や企業へと輪が広がってきているものと思われます。また、学校教育や生涯学習等を通して環境美化や地球温暖化対策に対する意識の高揚を図ってまいります。
第5は、魅力と活力のある産業社会づくりであります。
まず、農林業の振興についてですが、食料自給率向上や農業担い手確保を目指した農政の抜本改革の論議が本格化しようとしております、その改革の中で、特に焦点となるのが米の生産調整(減反)の見直しが論点となってくるものと思われます。また、昨年ほど食の安全・安心に対する問題、特に偽装、農薬混入も表面化したことは例を見ない年でありました。安全で安定的な食料を供給するための生産の維持・拡大を図るとともに、高収益・高付加価値型農林業の展開とあわせて地産地消の推進も含めた販売促進対策に取り組む必要があります。農地が持つ多面的機能を生かし、環境に優しい農業を推進するとともに、農村の魅力をさらに高める諸施策を推進してまいります。
次に、工業の振興についてですが、当市は国道50号線からの乗り入れとなる北関東自動車道の開通、さらに全線開通となりますと、より利便性が向上してまいります。インターチェンジ周辺を初めとした地域に地元雇用型の優良企業の誘致に積極的に取り組んでまいります。また、地場産業である石材業については、国際的な価格競争等により経営内容は大変厳しい状況にあると思われます。当地域が持っている長年積み重ねた石材加工の技術力と開発力を生かしながら、新分野への進出を視野に入れ、各種石製品のPRイベント開催や販路拡大を推進し、さらに伝統工芸等のブランド化を高め、石材業の活性化に努めてまいります。
次に、商業の振興についてですが、自治金融制度などの金融支援を効果的に活用しながら経営体質の改善と近代化に努めるとともに、3商工会の合併を機会により一層連携を図り、商業の活性化に向けて取り組んでまいります。
次に、観光振興についてでございますが、当市は「桜川のサクラ」、「雨引観音」や「真壁のまち並み」など歴史・文化、そして豊かな自然環境など数多くの観光資源を有しております。そのような中、「まかべ夜祭」や「真壁のひなまつり」など市民の皆様による主体的な取り組みを受け、町並みに配慮した駐車場やトイレの設置、電線地中化の推進など、「市民の皆様のまちづくり活動を行政が支える」よい手本として高く評価され、第15回優秀観光地づくり賞「金賞総務大臣賞」を受賞いたしました。このことをよい契機として、つくばエクスプレスや北関東自動車道桜川筑西インターの開設に伴い、観光客が訪れやすい誘導策を講じるとともに、桜川市の知名度アップにつながる方策を検討してまいります。
次に、新産業の振興についてでございますが、北関東自動車道の開通に伴い、インターチェンジ周辺に広域連携物流特区指定を生かした新たな物流関連施設等の事業所立地がしやすい施策を展開してまいります。
最後になりますが、昨年10月筑西市から引き継いだ全国報徳サミットが、静岡県掛川市において開催されました。冒頭で述べたように、世界のみならず日本の社会において政治、経済、社会などすべての分野において不安定な状況下に置かれ、未曾有の厳しい局面を迎えております。市町村においては、これらの厳しい環境の変化に対応しながら、住民生活の向上、財政再建、地域の活性化に結びつく施策を展開していかなければなりません。このような状況下であるからこそ、江戸時代に「至誠」、「勤労」、「分度」、「推譲」や「積小為大」などの「報徳の教え」で数多くの疲弊した農民や人々を救った二宮尊徳先生の報徳仕法に学ぶ意義は大変大きなものがあると痛切に感じている次第でございます。
平成21年度予算編成も昨年に引き続き基金の取り崩しを余儀なくされた大変厳しい状況での予算編成となりました。地域間競争に勝ち抜くためにも、全職員が高い志と英知を発揮し、行財政改革を一層推進していかなければならないと考えております。また、年頭の訓示に当たり職員にありがたいという感謝の言葉を胸に刻みながら、仕事に精励するようお願いをいたしました。職員ともども桜川市発展のために頑張ってまいりますので、議員の皆さんにはより一層のご理解、ご協力をいただきますよう、よろしくお願いを申し上げる次第であります。
引き続き、本定例会に提案しました案件につきまして、ご説明をさせていただきます。今定例会には、平成21年度各会計の当初予算を含む34案件につきましてご提案をさせていただきました。
初めに、議案第1号から第9号までにつきましては、平成21年度一般会計予算と7特別会計予算、水道事業会計予算の当初予算であります。
続いて、議案第10号、議案第11号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてでありますが、人権擁護委員の藤田吉玄さん、篠原晟さんが平成21年6月30日をもって任期満了となりますので、同氏の方々を再任したく議会の意見を求めるものであります。
議案第12号から議案第23号につきましては、条例に関する12案件となっておりますが、新たな条例の制定に関するものが3件、一部改正のものが8件、廃止するものが1件となっております。特に議案第13号は、第4期計画へ移行し、21年度から始まる桜川市介護従事者処遇改善臨時特例基金条例を制定するものであり、また議案第14号につきましては、桜川市景観まちづくり条例を制定するものであります。
続きまして、議案第24号、議案第25号につきましては、市道路線の廃止、認定であります。
議案第26号から議案第33号までは、平成20年度の一般会計及び6特別会計、水道事業会計の補正予算となっております。
議案第34号につきましては、桜川市営県単独土地改良事業の施行について議会の議決を求めるものであります。
以上で本議会に提出いたしました議案の概要説明を終わりますが、後ほど担当部長より詳細なる説明をいたしますので、何とぞ慎重なるご審議の上、ご議決くださいますよう心からお願いを申し上げ、あいさつとさせていただきます。ご静聴ありがとうございました。
〇議長報告第1号の委員会付託
〇議長(増田 昇君) 日程第5、議長報告第1号 請願陳情については、お手元に配付しました請願陳情文書表のとおり各常任委員会に付託いたします。
ここで休憩をします。
休 憩 (午前11時50分)
再 開 (正 午)
〇議長(増田 昇君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
〇茨城県後期高齢者医療広域連合議会議員一般選挙について
〇議長(増田 昇君) 続いて、日程第6、茨城県後期高齢者医療広域連合議会議員の一般選挙について議題といたします。
選挙の方法は、投票で行います。
議場の出入り口を閉めます。
〔議場閉鎖〕
〇議長(増田 昇君) ただいまの出席議員は24名です。
次に、立会人を指名します。会議規則第31条第2項の規定により、立会人に4番、小高友徳君、5番、中川泰幸君、7番、皆川光吉君を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
〔書記投票用紙配付〕
〇議長(増田 昇君) 念のため申し上げます。投票は単記無記名です。
投票用紙の配付漏れはありませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇議長(増田 昇君) 配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱の点検〕
〇議長(増田 昇君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。
職員が議席番号と氏名を呼び上げますので、順番に投票願います。
議会事務局長。
〔事務局長(柴山栄一君)氏名を点呼、各議員順次投票〕
〇議会事務局長(柴山栄一君) 議長の命によりまして、議席番号と氏名をお呼びいたします。
1番、風野和視議員、2番、勝田道雄議員、3番、岩見正純議員、4番、小高友徳議員、5番、中川泰幸議員、7番、皆川光吉議員、8番、増田豊議員、9番、潮田新正議員、10番、相田一良議員、11番、古川静子議員、12番、大塚秀喜議員、13番、高田重雄議員、14番、小林正紀議員、15番、増田俊夫議員、16番、鈴木好史議員、17番、川那子秀雄議員、18番、萩原實議員、19番、横田衛議員、20番、橋本位知朗議員、22番、増田昇議員、23番、塚本明議員、24番、上野征一議員、25番、林悦子議員、26番、菊池節子議員。
〇議長(増田 昇君) 投票漏れはありませんか。
〔「なし」の声あり〕
〇議長(増田 昇君) 投票漏れなしと認めます。
投票を終わります。
開票を行います。
4番、小高友徳君、5番、中川泰幸君、7番、皆川光吉君、開票の立ち会いをお願いいたします。
〔小高友徳君、中川泰幸君、皆川光吉君、立ち会いの上開票〕
〇議長(増田 昇君) 開票の結果を報告いたします。
投票総数 24票
有効投票 24票
無効投票 0票
有効投票のうち、
増 田 昇 君 23票
菊 池 節 子 君 1票
以上のとおりであります。
この選挙の法定得票数は6票です。よって、不肖私が茨城県後期高齢者医療広域連合議会議員の当選となりました。
ただいまは、議員の皆様方のご支持をいただき、当選の運びとなりました。まことにありがとうございます。今後は、職務に精励いたしたく存じておりますので、よろしくお願い申し上げます。
議場の出入り口を開きます。
〔議場開鎖〕
〇議長(増田 昇君) この選挙の結果については、茨城県後期高齢者医療広域連合議会の議員の選挙に関する規則第8条の規定に基づき、直ちに広域連合議会議員選挙選挙長へ文書をもって報告いたします。
〇筑北環境衛生組合議会議員の選挙について
〇議長(増田 昇君) 続いて、日程第7、筑北環境衛生組合議会議員の選挙についてを議題といたします。
お諮りいたします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選にしたいと思いますが、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(増田 昇君) 異議なしと認めます。
したがって、選挙の方法は指名推選で行うことに決定いたしました。
お諮りいたします。指名の方法については、議長が指名することにしたいと思いますが、ご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(増田 昇君) 異議なしと認めます。
よって、議長が指名することに決定いたしました。
筑北環境衛生組合議会議員に、塚本明君、鈴木好史君を指名いたします。
お諮りいたします。ただいま議長が指名しました塚本明君、鈴木好史君を当選人と定めることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(増田 昇君) 異議なしと認めます。
したがって、ただいま指名しました塚本明君、鈴木好史君が筑北環境衛生組合議会議員に当選されました。
ただいま筑北環境衛生組合議会議員に当選されました塚本明君、鈴木好史君が議場におられますので、会議規則第32条第2項の規定により、当選の告知をいたします。
〇散会の宣告
〇議長(増田 昇君) 以上で本日の日程は終了いたしました。
本日はこれで散会いたします。
ご苦労さまでございました。
散 会 (午後 零時12分)