平成20年第4回桜川市議会定例会議事日程(第1号)

平成20年第4回桜川市議会定例会議事日程(第1号)                        平成20年12月9日(火)午前10時開会 日程第 1 会議録署名議員の指名 日程第 2 会期の決定 日程第 3 諸般の報告 日程第 4 執行部あいさつ 日程第 5 一般質問
出席議員(24名)   1番   風  野  和  視  君     2番   勝  田  道  雄  君   3番   岩  見  正  純  君     4番   小  高  友  徳  君   5番   中  川  泰  幸  君     7番   皆  川  光  吉  君   8番   増  田     豊  君     9番   潮  田  新  正  君  10番   相  田  一  良  君    11番   古  川  静  子  君  12番   大  塚  秀  喜  君    13番   高  田  重  雄  君  14番   小  林  正  紀  君    15番   増  田  俊  夫  君  16番   鈴  木  好  史  君    17番   川 那 子  秀  雄  君  18番   萩  原     實  君    19番   横  田     衛  君  20番   橋  本  位 知 朗  君    22番   増  田     昇  君  23番   塚  本     明  君    24番   上  野  征  一  君  25番   林     悦  子  君    26番   菊  池  節  子  君
欠席議員(1名)  21番   仙  波  信  綱  君
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名    市     長  中 田   裕 君    副  市  長  山 田 耕 一 君    教  育  長  石 川   稔 君    市 長 公 室 長  飯 嶌 洋 一 君    総 務 部 長  飯 島 泰 則 君    市 民 生活部長  永 瀬   昇 君    保健福祉部長   麻 尾   優 君    経 済 部 長  山 中 政 雄 君    建 設 部 長  大 場 敏 夫 君    岩 瀬 支 所 長  細 谷   豊 君    真 壁 支 所 長  藤 田 定 一 君    上 下 水道部長  告   清 嗣 君    教 育 次 長  古 橋   忠 君    会 計 管 理 者  市 塚 昭 一 君
職務のため出席した者の職氏名    議会事務局長   柴 山 栄 一 君    議会事務局書記  笠 倉   貞 君    議会事務局書記  安 保 文 明 君    議会事務局書記  斎 藤 修 一 君

          開 会  (午前10時01分)
    〇開会の宣告
議長(増田 昇君) 皆さん、おはようございます。
 本日の出席議員は24名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立いたしますので、ただいまより平成20年第4回桜川市議会定例会を開会します。
 地方自治法第121条の規定により、説明のため議長からの出席要求による出席者及び事務局職員は配付した資料のとおりです。

    〇開議の宣告
議長(増田 昇君) これから本日の会議を開きます。

    〇会議録署名議員の指名
議長(増田 昇君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 今期定例会の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により議長より指名いたします。
   14番 小 林 正 紀 君
   15番 増 田 俊 夫 君
   16番 鈴 木 好 史 君
 以上3名を会議録署名議員に指名します。

    〇会期の決定
議長(増田 昇君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
 議会運営委員長より本定例会の会期日程等、議会の運営に関する事項について、議会運営委員会の協議の結果報告をお願いします。
 議会運営委員長、鈴木好史君。
          〔議会運営委員長(鈴木好史君)登壇〕
議会運営委員長(鈴木好史君) 皆さん、おはようございます。議会運営委員会の会議結果を報告いたします。
 円滑な議会運営を図るべく、平成20年12月3日午前10時から、議長の出席を得て開催し、審議した結果、次のとおり決定いたしました。
 会期は、本日から11日までの3日間といたします。本日は、各常任委員長の報告、県西総合病院組合議会等の報告を行い、その後一般質問を行います。
 10日は、引き続き一般質問を行い、その後議案第84号から議案第93号までの10議案を審議、採決いたします。
 11日は、引き続き議案第94号から議案97号までの4議案を審議し、採決いたします。
 以上で報告を終わります。
議長(増田 昇君) お諮りいたします。
 本定例会の会期日程等は、議会運営委員長の報告のとおりにしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(増田 昇君) 異議なしと認めます。
 よって、会期は議会運営委員長の報告のとおり決定いたしました。

    〇諸般の報告
議長(増田 昇君) 次に、日程第3、諸般の報告を行います。
 閉会中に開催した各常任委員会の報告をお願いします。
 総務常任委員長、大塚秀喜君。
          〔総務常任委員長(大塚秀喜君)登壇〕
総務常任委員長(大塚秀喜君) 総務常任委員会報告書。
 総務常任委員会の審査の結果並びに審議の経過概要について、会議規則第103条の規定に基づき報告いたします。
 デマンド型乗合タクシーの利用状況についてと次期電算システムの調達についてを議題とし、慎重なる審議を行いました。
 本委員会は、11月21日午後1時30分より第2委員会室において、全委員出席のもと、説明員として関係部課長、担当職員の出席を求め、デマンド型乗合タクシーの利用状況と次期電算システムの調達について詳細なる説明を聴取し、それぞれの内容の検討及び協議を行いました。なお、審議の過程において議論された内容などについては次のとおりであります。
 デマンド型乗合タクシーの利用状況につきましては、本年4月の運行以来10月末までの利用状況の報告を受けました。これまでの登録者数5,277人、利用者数1万552人となっており、1日当たりの利用者数は平均73.3人でありました。しかし、当初見込んでいた1日の利用者数120人に対し、現状は80人弱という状況になっています。このようなことから、料金収入において当初予算額を下回るため、市の負担が増加する見込みとのことでありました。当委員会といたしましては、現状を市民に知っていただき、利用していただくための継続的なPR活動を推進することを求めるものであります。また、市民のさまざまな要望に対し利用を制限するのでなく、いかに利用してもらえるかの検討を要望するものであります。
 次に、次期電算システムの調達についてでありますが、現在稼働中の電算システムは、平成17年10月の3町村合併に伴い3町村の業務システムを統一したもので、その契約期限が平成21年度末で満了を迎えることから、次期の電算システム調達について検討が行われております。検討に当たっては、本市情報処理組織管理運営規程の定めによる情報化推進委員会等庁内組織において調査研究を行っております。県内44市町村の導入実績などを考慮して、(株)茨城計算センター及び(株)TKCからのデモンストレーションを4回、延べ9日間行い、評価検討をして電算システム研究会報告書をまとめております。この報告に基づき、情報化推進委員会等においての協議から次期の電算システムは(株)茨城計算センターの提供する業務システムが適しているとする報告でありました。本委員会としては、経費がかからない安全なシステム構築を慎重に進めるよう要望することに意見の一致を見たところでございます。
 以上が総務常任委員会で審議された結果であります。
  平成20年12月9日
                           総務常任委員会委員長  大塚 秀喜
  桜川市議会議長  増田 昇 様
 以上。
議長(増田 昇君) 続いて、福祉環境常任委員長、萩原實君。
          〔福祉環境常任委員長(萩原 實君)登壇〕
福祉環境常任委員長(萩原 實君) おはようございます。
 福祉環境常任委員会報告書。
 福祉環境常任委員会の審議の経過概要について、会議規則第103条の規定によりご報告申し上げます。
 当委員会は、11月21日午後1時40分から岩瀬庁舎2階会議室において開催し、関係部課長の出席を求め、詳細なる説明を受け、審議いたしました。
 案件は、茨城県後期高齢者医療広域連合規約の変更、筑西広域市町村圏事務組合規約の変更、筑北環境衛生組合規約の変更、桜川市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例についてであります。審議された主な内容は、次のとおりであります。
 茨城県後期高齢者医療広域連合規約の変更は、茨城県後期高齢者医療広域連合の議会議員の定数を現行の22人から44人と改め、議員は関係市町村の議会の議員のうちからそれぞれ1名を選挙することとし、新たに広域連合の円滑な運営のために市町村議長の代表者で組織する協議組織を置くことができることを定めることであります。現在の議員の任期満了日が平成21年3月19日であるため、関係市町村においては平成21年2月17日から3月18日の間に選挙を行っていただくことになりますとの説明を受けました。
 筑西広域市町村圏事務組合規約及び筑北環境衛生組合規約の変更ですが、事務の効率化の観点から合併後の市の区域に合わせた組織に変更するものです。
 また、桜川市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例については、新たに家庭系ごみの排出方法及び排出された資源物の所有権と持ち去り禁止の条項を加えたものでございます。委員からは、今後のごみの有料化について意見がありました。
 そのほかとして、本年4月から新設された生活安全課の組織及び今後の事業予定について説明を受けました。市民課より大和庁舎で9月から実施している休日窓口業務の受け付け状況について説明を受けました。児童福祉課より平成20年9月に実施した学童保育意向調査の集計結果について説明を受けました。国保年金課より桜川市国民健康保険条例の一部を改正する条例については、政令案の公布の日程により議案提出が間に合わない場合には専決処分をお願いしたいという説明がありました。
 以上、本委員会の結果をご報告いたします。
  平成20年12月9日
                          福祉環境常任委員会委員長  萩原 實
  桜川市議会議長  増田 昇 様
 以上です。
議長(増田 昇君) 続いて、文教常任委員長、小高友徳君。
          〔文教常任委員長(小高友徳君)登壇〕
文教常任委員長(小高友徳君) おはようございます。
 文教常任委員会報告。
 文教常任委員会の審議の結果並びに経過概要について、桜川市議会会議規則第103条の規定により報告いたします。
 本委員会は、12月2日午後2時より、岩瀬庁舎文教常任委員会室において委員出席のもとに、教育長、教育次長、関係課長の出席を求め、書記2名を任命し、文教常任委員会審議を行いました。その結果について報告いたします。
 審議いたしました案件は、多目的複合施設建設事業についてであります。この案件について、執行部から説明を求め、慎重に審議いたしました。
 多目的複合施設の建設についてでありますが、現在まで合併特例債事業として位置づけ、進めてまいりました。財政状況が厳しい中、事業を進める上で少しでも合併特例債や一般財源の負担を少なくするために、補助事業等の有無について検討、精査いたしました結果、国土交通省による魅力的な歴史的風致を持つまちづくりを推進するための支援事業であります景観形成総合支援事業を取り入れ、事業費の3分の1の国庫補助金3,050万円の交付を受け、実施設計及び真壁中央公民館、歴史民俗資料館、母子センターの解体撤去工事を補正予算により行うものとの説明を受けました。今後についても同様の事業の取り組みに努力を願いたい。多目的複合施設の実施設計の中では、お年寄りや障害者等がスムーズに乗降車できるように配慮した施設設計となるよう要望をいたします。また、元真壁農協支店の東側の道路から大型バスでの進入計画について検討を願いたい。
 以上が文教常任委員会の審議の経過及び結果であります。
  平成20年12月9日
                           文教常任委員会委員長  小高 友徳
  桜川市議会議長  増田 昇 様
 以上でございます。
議長(増田 昇君) 次に、一部事務組合議会について報告を願います。
 最初に、県西総合病院組合議会議員、川那子秀雄君。
          〔17番(川那子秀雄君)登壇〕
17番(川那子秀雄君) おはようございます。平成20年第4回県西総合病院組合議会臨時会の報告を申し上げます。
 平成20年第4回県西総合病院組合議会臨時会は、平成20年11月10日午前10時5分から桜川市議会議場で開催されました。
 会議結果についてご報告いたします。議案といたしまして、選挙第1号 議長選挙について、選挙第2号 監査委員の互選について、選任第1号 議会運営委員会委員の選任について、報告第1号 資金不足比率の報告について、報告第2号 専決処分の報告について、議案第1号 県西総合病院組合職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についてでありました。
 なお、選挙第1号から選任第1号までの案件につきましては、桜川市議会が選出した新たな県西総合病院組合議員の就任に伴ったものであり、選挙第1号 議長選挙については、県西総合病院組合規約第7条の規定に基づき、県西総合病院組合議員の中から議長1人を選挙するもので、増田昇議員が当選されました。
 次に、選挙第2号 監査委員の互選については、同規約第10条第2項に基づき、県西総合病院組合議員の中から監査委員1人を互選するもので、小林正紀議員が当選されました。
 続いて、選任第1号 議会運営委員会委員の選任については、県西総合病院組合議員運営委員会条例第3条第1項の規定に基づき、議会運営委員3人を指名するものであり、委員として勝田道雄議員、風野和視議員、川那子秀雄議員が指名されました。
 次に、報告第1号 資金不足比率の報告については、地方公共団体の財政の健全化に資することを目的に、平成20年4月から施行された地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定による公営企業を経営する地方公共団体の長が財政の健全化に関する比率の公表をする制度を受けて、平成19年度の資金不足比率を監査委員の審査を受け、その意見を付して議会に報告するもので、平成19年度の決算では病院組合の資金不足は生じてなく、資金不足比率の該当はありませんと報告がありました。
 次の報告第2号 専決処分の承認を求めることについては、病院組合職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正したもので、内容は管理職の医師の時間外緊急診療手当の支給基準を改めたものでありました。
 次の議案第1号 県西総合病院組合職員の給与に関する条例の一部を改正する条例は、平成20年12月支給の期末及び勤勉手当について、役職に応じ100分の18から100分の8までを減じて支給することができるよう条例の一部を改正するものでありました。
 以上、上程された議案が原案どおり可決されたことを報告いたします。
 以上です。
議長(増田 昇君) 続いて、筑西広域市町村圏事務組合議会議員、林悦子君。
          〔25番(林 悦子君)登壇〕
25番(林 悦子君) 筑西広域市町村圏事務組合議会第2回定例会の報告をいたします。なるべく簡潔にしたいと思いますので、あとはお手元の資料をお読みください。
 平成19年度筑西広域市町村圏事務組合議会第2回定例会は、10月27日、筑西市議会議事堂において開催され、選挙1件、議案4件、認定1件が議案として提出されました。
 選挙2号 副議長の選挙につきましては、指名推選により結城市選出の船橋……
          〔「自分も委員長のときに、報告のときに略してやったんですが、
            それで議運の委員長のときに意見がありまして、全部を読んで
            くださいということで決まっておりますので、そのようにお願
            いしたいと思います」の声あり〕
議長(増田 昇君) 林さん、全部読み上げてください。
25番(林 悦子君) それでは、最初に字句の間違いを訂正いたします。
 3ページ、上から7行目、「設備の回収」というところを改めて修めるという字に直してください。これは私の書いたものではありませんから、ではおっしゃるとおりきちんと読み上げます。一からやります。
 筑西広域市町村圏事務組合議会第2回定例会の報告をいたします。
 平成19年度筑西広域市町村圏事務組合議会第2回定例会は、去る10月27日、筑西市議会議事堂において開催されました。定例会は午前10時より開催され、選挙1件、議案4件、認定1件が提出されました。その結果について順次報告いたします。
 選挙第2号 副議長の選挙につきましては、指名推選により結城市選出の船橋清議員が副議長に就任いたしました。
 次に、議案第12号 和解に関すること及び損害賠償の額を定めることについてでございますが、これは広域組合職員による車両人身事故により相手方と示談し、損害賠償金を支払うことをもって和解するものであります。損害賠償金の額は62万8,318円で、社団法人全国市有物件災害共済会の支払いとなります。
 続きまして、議案第13号 監査委員の選任につき同意を求めることにつきましては、全会一致で橋本位知朗議員が監査委員に選任されました。
 議案第14号 平成20年度筑西広域市町村圏事務組合一般会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,589万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ60億5,166万1,000円とするもので、これは燃料代の高騰によります車両用燃料代及び空調用燃料代の不足によるものと明野分署結城南出張所のアスベスト除去工事を行うための補正であります。
 次に、議案第15号 平成20年度筑西広域市町村圏事務組合老人福祉事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、福祉センター管理運営費のうち燃料費及び賄材料費の高騰により予算が不足する見込みであることから、給料を310万円減額し、需用費を310万円を増額するものであります。
 続きまして、認定第1号 平成19年度筑西広域市町村圏事務組合一般会計及び特別会計決算の認定についてでありますが、一般会計62億8,915万9,732円に対し、決算額59億9,761万7,845円で、不用額は2億9,154万1,887円となっております。
 各事業の主な内容についてご報告いたします。総務費では、平成20年度から10年間の組合の基本方針となる第5次筑西広域市町村圏計画が策定されました。また、清掃費では、溶融スラグをアスファルト鉱滓に2,288トンを利用し、最終処分費用を大幅に軽減いたしました。また、懸案事項であった環境センター敷地内の埋め立て廃棄物の撤去処分が開始され、平成19年度には約1,085立方メートルを処分いたしました。
 続きまして、特別会計についてご報告いたします。初めに、筑西ふるさと市町村圏特別会計でございますが、歳入総額が2,340万2,251円、歳出総額が1,040万9,493円となり、歳入歳出差引額は1,299万2,758円となっております。金利低迷の中、国債による筑西ふるさと市町村基金2億円の運用益の確保を図り、圏域の広報PR等のため広報紙の発行並びに筑西イベント等のソフト事業を展開し、圏域魅力化の創造に取り組んでおり、昨年の筑西広域イベントやっぺいでは、約3万人の人出でにぎわいました。
 次に、老人福祉事業特別会計については、歳入総額1億3,896万8,064円、歳出総額が1億3,112万8,730円となり、歳入歳出差引額は783万9,334円であります。施設利用者に快適なサービスを提供するため、設備の改修や、これが改めて修めるです、接客サービスの向上に努め、顧客の確保を図るPR活動を展開しました。
 以上、議案第12号及び議案第14号、第15号は、原案のとおり可決され、また認定第1号につきましても報告のとおり認定されました。
 これで筑西広域市町村圏事務組合議会第2回定例会の報告を終わります。
 以上です。
議長(増田 昇君) 続いて、筑北環境衛生組合議会議員、相田一良君。
          〔10番(相田一良君)登壇〕
10番(相田一良君) 皆さん、おはようございます。平成20年第1回筑北環境衛生組合議会臨時会の報告をいたします。
 平成20年第1回筑北環境衛生組合議会臨時会は、11月4日午後2時20分から、桜川市議会議場において開催されました。上程された案件は、選挙1件、議案1件であります。
 まず選挙案件では、議長の選挙であり、桜川市選出の増田昇市議会議長が組合議長に満場一致で選出されました。
 続いて、監査委員の選任については、組合監査委員2名のうち1名が欠員のため、桜川市選出の不肖私、相田一良議員が全会一致で選任とされました。
 以上のとおり報告いたします。
議長(増田 昇君) 次に、例月出納検査の結果について報告を願います。
 議会選出監査委員、小林正紀君。
          〔14番(小林正紀君)登壇〕
14番(小林正紀君) 例月出納検査の結果を報告いたします。
 今回は、桜川市一般会計及び特別会計並びに水道事業会計について、9月、10月、11月に実施した分について報告いたします。
 平成20年度桜川市一般会計及び特別会計並びに水道事業会計の例月出納検査は、9月26日、10月24日、11月25日に桜川市役所会議室において実施いたしました。検査は、会計管理者、上下水道部長から現金保管の状況を知る上に必要な書類を提出させ、別に関係帳簿及び証拠書類の提出を求め、実施いたしました。現金出納の状況については、関係調書と現金出納簿が符合しており、計数上の誤りも認められませんでした。また、現金保管の状況については現金出納簿に記載されている残高と符合しており、保管も適正でありました。
 それでは、平成20年度各会計における10月31日現在の歳入歳出の状況について報告いたします。一般会計は、予算現額166億1,167万1,000円に対し、収入済額87億3,153万9,405円で、執行率52.6%、支出総額69億5,424万9,909円で、執行率41.9%でありました。収入の主なものといたしましては、市税、地方交付税、国庫支出金、繰越金で77億8,266万3,574円となり、歳入済額の89.1%を占めております。歳出につきましては、各科目とも適正に執行されておりました。
 次に、国民健康保険特別会計は、予算現額60億7,348万6,000円に対し、収入済額25億8,349万9,350円で、執行率42.5%、支出済額29億4,726万770円で、執行率が48.5%でありました。歳入の主なものといたしましては、国保税、国庫支出金、繰越金で18億5,812万7,268円となり、歳入済額の71.9%を占めております。歳出につきましては、保険給付費及び老人保健拠出金が主なものであります。
 次に、老人保健特別会計は、予算現額4億9,823万5,000円に対し、収入済額4億7,591万5,608円で、執行率95.5%、支出済額が3億9,491万9,573円で、執行率79.3%でありました。歳入の主なものといたしましては、支払基金交付金、国庫支出金で3億5,471万712円となり、歳入済額の74.5%を占めております。歳出につきましては、医療諸費が主なものであります。
 次に、農業集落排水事業特別会計は、予算現額4億1,499万1,000円に対し、収入済額6,651万1,697円で、執行率16%、支出済額1億9,196万3,263円で、執行率が46.3%でありました。歳入の主なものとしましては、使用料及び手数料、繰越金が5,957万9,136円となり、歳入済額の89.6%を占めております。歳出につきましては、農業集落排水事業費、市設置型浄化槽整備事業費であります。
 次に、公共下水道事業特別会計は、予算現額8億4,963万6,000円に対し、収入済額1億285万2,416円で、執行率12.1%、支出済額は2億4,663万6,079円で、執行率29%でありました。歳入の主なものとしましては、分担金及び負担金、繰越金が8,698万3,955円となり、歳入済額の84.6%を占めております。歳出につきましては下水道事業費であります。
 次に、介護保険特別会計は、予算現額28億7,189万円に対し、収入済額13億6,988万9,541円で、執行率47.7%、支出済額13億9,656万2,442円で、執行率48.6%でありました。歳入の主なものといたしましては、保険料、国庫支出金、支払基金交付金、繰越金で11億6,083万3,984円となり、歳入済額の84.7%を占めております。歳出につきましては、保険給付費が主なものであります。
 次に、介護サービス事業特別会計は、予算現額690万7,000円に対して、収入済額104万3,500円で、執行率15.1%、支出済額97万3,100円で、執行率14.1%でありました。歳入の主なものといたしましては、サービス収入で104万3,500円となり、歳入済額の100%を占めております。歳出につきましては、サービス事業費であります。
 次に、後期高齢者医療特別会計は、予算現額3億9,041万4,000円に対し、収入済額1億2,601万6,100円で、執行率32.3%、支出済額1億733万2,000円で、執行率27.5%でありました。歳入の主なものといたしましては、後期高齢者医療保険料で100%を占めております。歳出につきましては、後期高齢者医療広域連合交付金であります。
 次に、水道事業会計の収益的収支でありますが、収入につきましては予算現額10億917万5,000円に対し、収入済額5億5,338万2,326円であります。支出につきましては、予算現額10億9,135万4,000円に対し、支出済額の3億9,231万3,784円でありました。収入の主なものといたしましては、水道料金であります。支出につきましては、受水費が主なものであります。
 次に、資本的収支でありますが、収入につきましては予算現額7,877万8,000円に対し、収入はありませんでした。支出につきましては、予算現額3億2,387万1,000円に対し、支出はありませんでした。
 以上で例月出納検査結果の報告といたします。終わり。

    〇執行部あいさつ
議長(増田 昇君) ここで、市長より発言を求められておりますので、これを許します。
 中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
市長(中田 裕君) おはようございます。本日、平成20年第4回桜川市議会定例会を開会するに当たり、提出議案の概要説明を兼ねてごあいさつを申し上げます。
 議員各位におかれましては、公私とも何かとご多用中のところご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。桜川市が誕生して早いもので3年が過ぎ去り、この間あなたが主役のまちづくりを基本理念に、顔の見える市政、市民の声を聞く市政を推進し、和と信頼の行政を目指すとともに、市の将来像、伝統と豊かな自然に恵まれた田園文化都市の実現に向け、各施策を推進しておるところでございます。
 懸案事項でありました大和中学校の改築工事が完了し、12月19日、竣工式典の運びとなりました。これもひとえに議員各位のご支援とご協力のたまものと深く感謝を申し上げます。
 また、本地域の念願であります北関東自動車道につきましては、来る12月20日に桜川筑西インターチェンジから真岡インターチェンジ間が開通の運びとなり、これにより東北自動車道と常磐自動車道が結ばれることから、本市の新たな玄関口として、また交通、物流、産業などの拠点として大きな飛躍が期待されるところでございます。しかし、地方自治体を取り巻く環境は、ますます厳しくなるものと思われますが、職員一丸となって効率的な市政の運営に邁進していく所存でございますので、今後とも議員各位におかれましては、より一層のご協力のほどよろしくお願い申し上げる次第であります。
 それでは、今回の定例議会でご審議いただく案件についてご説明をさせていただきます。
 初めに、議案第84号 専決処分の承認を求めることについて、平成20年度桜川市一般会計補正予算(第3号)につきましては、主なものとして土木費の道路維持費の修繕料の増額、また災害復旧費の道路橋梁災害復旧費及び河川災害復旧費の事業費を追加するものについてでありますが、去る8月28日夜半に起きた豪雨による被害箇所の補修でありますが、国の補助もつき、早期の現場復旧の必要性から専決処分いたしたものでありますが、今回議会の承認を求めるものであります。
 続いて、議案第85号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてでありますが、人権擁護委員の新村秀雄さんが平成21年3月31日をもって任期満了となりますので、同氏を再任いたしたく、議会の意見を求めるものでございます。
 続いて、議案第86号 桜川市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、地方公務員の育児休業等に関する法律の改正に伴う条例の一部を改正するものでございます。
 議案第87号 桜川市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例については、農業委員会委員の職務に関し、会議等に出席した際の費用弁償の支給に関するものであって、条例第4条中に第4項を追加することに伴い、条例の一部を改正するものであります。
 議案第88号 桜川市税条例の一部を改正する条例については、寄附金の控除の対象を県内に事業所を有する公益法人に対する寄附金まで対象を広げることに伴い、条例の一部を改正するものであります。
 議案第89号 桜川市産業活動の活性化及び雇用機会の創出のための固定資産税の特別措置に関する条例の一部を改正する条例につきましては、従業員数を5名以上増加させた法人に対して今まで住所に対する規定がなかったため、市内に住所を有するものという条件を付加するとともに、この条例を3年間延長することに伴い、条例の一部を改正するものであります。
 議案第90号 桜川市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例につきましては、新たに第11条、家庭系ごみの排出方法及び第12条、資源物の持ち去り禁止の2条項加えることに伴う条例の一部改正であります。
 続いて、議案第91号 茨城県後期高齢者医療広域連合規約の変更に関する協議についてでありますが、広域連合議会議員の定数を各市町村から1名ずつに増員することと各関係市町村の議会において議員のうちからそれぞれ1名を選挙することに改めること、また広域連合議会議員の構成から市町村長を除き、新たに市町村の長の代表者の協議組織を設置することを定めたいため、議会の議決を求めるものであります。なお、同規則は、広域連合議会定例会において議決されております。
 議案第92号 筑西広域市町村圏事務組合規約の変更についてでありますが、合併による構成市町村名を旧2市5町1村から現在の3市に変更するためのものでございます。
 議案第93号 筑北環境衛生組合規約の変更については、組合を組織する地方公共団体の組織の変更及び組合の共同処理する事務の変更等によるものであります。よって、規約の一部を改正するもので、議会の議決を求めるものでございます。
 続いて、議案第94号 平成20年度桜川市一般会計補正予算(第4号)につきまして、主なものは農水産業費の水田農業対策費の負担金補助及び交付金については、県農業職員産業強化対策整備補助金の増額によるものであります。また、土木費のまちづくり交付金事業の無電化引き込み管整備工事委託料は、真壁地区の仲町通り及び見芽通りの電線地中化工事に伴う電力計工事につき電力会社に委託して工事を実施するものであります。教育費の多目的複合施設建設事業費のうち工事請負費は、真壁中央公民館、歴史民俗資料館、母子センターの解体撤去工事等の増額によるものであります。
 議案第95号 平成20年度桜川市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)につきましては、保険給付費のうち退職被保険者等療養費を退職者がふえたため、退職被保険者療養費保険者負担分を増額するものでございます。
 議案第96号 平成20年度桜川市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、主なものは下水道事業費のうち公共事業費で排水整備工事に伴う委託料及び請負工事費の増額によるものでございます。
 議案第97号 平成20年度桜川市水道事業会計補正予算(第2号)につきましては、主なものは収益的収入及び支出のうち高料金対策費の増額に伴い一般会計から補助金を増額するものであります。
 以上で本議会に提出いたします議案の概要説明は終わりますが、後ほど担当部長より詳細なる説明をいたしますので、何とぞ慎重なるご審議の上、ご議決を賜りますようお願いを申し上げて、ごあいさつといたします。どうぞよろしくお願い申し上げます。
議長(増田 昇君) ここで暫時休憩いたします。
          休 憩  (午前10時50分)

          再 開  (午前11時01分)
議長(増田 昇君) 再開いたします。

    〇一般質問
議長(増田 昇君) 日程第5、一般質問を行います。
 一般質問については、今定例会では一問一答方式を試行し、発言回数の制限がなく、通告した順番の件名ごとに1回目は一括質問一括答弁方式として、2回目以後は要旨ごとに一問一答により行います。なお、質問時間は答弁を含めて60分とします。初めの質問は対面席に登壇して行い、再質問は自席でお願いします。また、答弁も初めは登壇して行い、次回は自席でお願いいたします。
 通告順に質問を許します。
 10番、相田一良君。
          〔10番(相田一良君)登壇〕
10番(相田一良君) ただいま議長の許可を得ましたので、さきに通告してあります2点について質問をさせていただきます。
 その前に、このたびは議長改選におかれまして、増田議長が新議長になりました。おめでとうございます。また、私と増田議長は、同じ年でありまして、同窓生、同期の方でございます。その昔、軍歌の中に「きさまとおれとは同期の桜」という、そして「同じ航空隊の庭に咲く」というような、そういうふうな句がありました。私は、ここできさまとおれは同期の桜、同じ議場の部屋で咲くというように変えまして、そして質問に入らせていただくわけでございますが、先ほど議長が申されたように、今回から質問も一問一答式になったわけでございます。私がそのトップバッターとしてやるわけでございますので、大変緊張しておりますが、何回か質問しているうちにわき道にそれる可能性があると思います。そのときには議長のすばらしい判断によって正しい方向に導いていただきますようによろしくお願いいたしまして、一般質問に入らせていただきます。
 質問の1点目といたしまして、土地の問題、これは桜川市で借りている借地についてお尋ねをいたします。地球的な規模での大不況に入ろうとしております。既に入っている国、地域もあります。事の始まりは、昨年の夏に起きましたアメリカ合衆国での低所得者層へのサブプライム住宅ローン問題であり、そのほか異常な原油高、またことしの9月にアメリカ合衆国の大手証券会社のリーマン・ブラザーズの経営破綻等による金融危機がきっかけと言われております。
 その影響は当事国のアメリカはもちろん、日本、ヨーロッパの各先進国の経済活動も縮小の局面に入り、中国、インド、ベトナム、西南アジア等の新興市場国、資源国も減速に転じ、各国の企業も大変悪化しているところでございます。景気の拡大や後退を正式に判定する全米経済研究所が、世界の景気の後退、英語で申しますればリセッション期に入ったと正式に宣言をしております。
 我が国日本でもその影響を受けており、新聞やテレビ等の報道によりますと、合併の業績の悪化に伴い非正規社員、1つ、期間従業員、1つ、派遣社員等の大量のリストラが問題になっております。また、日本古来からの永久就職のはずの正社員の削減を検討し始めている企業もあり、またリストラを早々と実施している会社も出ております。
 我が桜川市においても、大企業の下請業者もあり、また地場産業の石材業界においても、二十数年前とは比較すると天と地の差が出ております。離業者、また離職者が続いており、大変元気がありません。厳しい状況になっているわけでございます。
 市は合併して4年目に入りました。その間これまでに合併特例債事業として事業を展開しておりますが、本当にうれしいことに、先ほど市長が申されたように、おかげさまで大和中学校も完成の運びとなりました。その点は本当にありがとうございました。また、北関東自動車道の桜川筑西インターチェンジの開通により、物流の流れをよくし、これを起爆剤としての企業の誘致をし、雇用、税収を図ると力を注いでいるのはわかりますが、まだまだ結果が出ていないのが現実ではないかと思います。
 今後ますます景気が不透明な感があり、税収の伸びも期待は持てないのではないか、そうしますと歳入増に期待が持てないとすれば、次は出る金、歳出を見直さなければならないのではないでしょうか。いろいろありますが、私はここで市で借りている借地についてのいろいろな契約の見直しとか、返却の方法はどうか、それにメスを入れさせていただきます。
 日本は島国であり、山が多く、平地が極端に少ない国土です。特に平地は昔から自治体、個人でも持ちが多いか少ないかで財力の差があると言われておりました。自分の土地の場合はよいのですが、これが借地となると話は違います。借地は多ければ多いほどその代償も大きいということでありますが、くしくも桜川市の場合、多くの借地を抱えており、金額的にも多額になっております。市の財政圧迫の一つになっているのではないでしょうか。
 借地は合併前からのものであり、3町村がいろいろな事情で借りてあるわけでございますが、市の財政を考えますと背に腹はかえられないと思います。借地料の見直しや今後の対応について市長にお尋ねいたします。
 また、財政課においても現在桜川市の借地料の総額はどれくらいになっているか、お願いいたします。
 また、あわせて19年度の一般会計の起債の総額、また同じく基金の額について、あと19年度市税の額もあわせて答弁お願いします。
 続いて、2点目として結婚問題についてお聞きします。その昔、紫式部という作家がおりました。その執筆をしました「源氏物語」がありますが、ことしで1,000年と言われております。関係各地でいろいろな催し物が行われております。平安王朝のきらびやかな世界での男女間のどろどろとした物語であるが、なぜか読む人の心を引きつけてやまない。恋は神代の昔からと言われているように、1,000年を過ぎた現代でも男女の愛の葛藤と、そしてどろどろとした関係には変わりがないようだ。
 また、当時の日本の総人口は数百万人ぐらいとも言われているが、定かではありません。現在日本の総人口は1億3,000万弱と発表されていますが、またことしあたりから人口が減少の傾向期に入っていると言われております。このまま少子高齢化がどんどん進んでいきますと仮定した場合、今後1,000年後、つまり西暦3000年には日本の総人口が300人前後と減少するとも言われております。
 一昔前、大地震によって「日本沈没」という映画が大変ヒットしました。このままの人口減少が続いていくならば、地震ではなく人口減少により日本が沈没するのではないかと思います。昔から人口の減少した国、地域での発展した例は見ないと言われております。我が桜川市においても、合併以来年々人口が減り続けておりまして、1年間で数百人単位での人口の減少が続いておるわけでありますが、市にとっても大きな問題であると思います。これを解消する一つの方策として、結婚を勧めることが大事だと私は思います。
 ほかの自治体でもいろいろと施策を実施しておりますが、この結婚問題についての市長の考えをお聞きします。
議長(増田 昇君) 相田一良君の質問に対する答弁を願います。
 中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
市長(中田 裕君) 相田議員さんの質問にお答えをいたします。
 まず、借地料の問題でございますが、借地料の見直しにつきましては、本議会や総務常任委員会等を通じて再三意見が出された経緯は承知しております。旧町村ごとに借地契約に至るいきさつや諸事情があり、借地料改定については関係部局の協議だけでは結論が出しにくいという点を踏まえて、今年度既に借地料改定コンサルティング業務を外部委託いたしました。今後その成果をもとに見直し作業を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
 詳細につきましては、総務部長のほうから答弁をさせますので、よろしくお願いをしたいと思います。
 次に、結婚問題についてのご質問でございますが、我が国では平均寿命が延びたことにより、老年人口の増加とともに晩婚化、非婚化による出生率の低下が同時に発生しており、少子高齢化が急速に進んでおります。このような人口が減少する少子高齢化時代の到来により、今後現役世代の負担増大や労働人口減少による経済成長率の低下など、さまざまな影響が懸念されるところでございます。そのため、桜川市では子供が健やかに育つ地域環境づくりや男女共同参画社会の確立、雇用環境の改善、子育て支援の充実など、子供を安心して育てることができる地域社会の実現を図ることが必要であると考えております。
 結婚対策の展開は、少子化問題の出発点と言えることから、子育て支援などの少子化対策同様に、当市の総合計画におきましてもプロジェクト事業の一つとしての位置づけをしております。これからは、地域ぐるみで結婚対策に取り組める環境の整備を進め、子供を持つことに喜びや子育ての楽しさを知ってもらう機会を提供しながら、結婚や子育てに夢や希望を持つことができる環境づくりを行っていきたいと思います。
 これにつきましても、詳細につきましては飯嶌室長のほうから答弁をさせますので、よろしくお願いをしたいと思います。
議長(増田 昇君) 続いて、飯島総務部長。
          〔総務部長(飯島泰則君)登壇〕
総務部長(飯島泰則君) 相田議員さんの質問にお答えをいたします。
 桜川市での現時点での借地の面積でございますが、一般会計ベース全体で申し上げますと、40万87平方メートルでございます。金額にいたしまして9,549万1,602円となっております。
 さらに、水道、それから農集排まで加えますと、借地面積は41万5,348.97平方メートルでございます。金額にいたしまして9,864万8,081円でございます。
 さらに、この借地料の見直しの今後の対応といいますか、現在までの進捗状況でございますが、市長より答弁がありましたように、今年度予算において計上いたしました借地料改定コンサルティング業務委託を既に不動産鑑定業者に委託し、現在作業を進めているところでございます。
 また、今年度は固定資産税の評価替えの年でもありますので、評価額等も考慮して年度内には見直しの基準を策定してまいりたいというふうに思っております。それをもとにいたしまして、21年度から契約更新時に随時地権者の皆様と交渉しながら、鋭意進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどお願い申し上げたいと思います。
 それから、一般会計の起債の残高でございますが、19年度末で147億6,674万2,000円でございます。
 それから、一般会計の基金の残高でございますが、平成19年度末で38億6,074万円でございます。
 それから、市税の状況でございますが、19年度の市税につきましては48億132万1,000円でございます。
 以上でございます。
議長(増田 昇君) 続いて、飯嶌市長公室長。
          〔市長公室長(飯嶌洋一君)登壇〕
市長公室長(飯嶌洋一君) 結婚問題にということで、市のほうの具体的な事業についてお答えを申し上げます。
 本市におきましては、少子化の大きな要因である未婚化、晩婚化の流れを変えるため、結婚を希望する男女に地域、職域を超えた出会いの場の提供や出会いの機会をお知らせし、結婚率を上げ、少子化に歯どめをかけていきたいところでございます。現在結婚支援活動を行う団体とも連携を図り、後援や共催パーティーを行いながら、結婚をしたいと希望する方々に出会い、触れ合いの機会を提供し、未婚、晩婚化に対応をしているところでございます。
 具体的には、県の推奨をしておりますいばらき出会いサポートセンターや県内NPO法人などと連携を図りながら桜川市広報紙によるお知らせコーナーやホームページなどに掲載をいたしまして、周知をしているところでございます。本年の10月号では、いばらき出会いサポートセンターへの入会案内の掲載、また内容的には結婚を希望する独身の方への会員加入のお知らせなどでございます。11月号につきましては、NPO法人ベルサポートが主催をいたします出会いパーティーにつきまして、桜川市が後援となりまして、来年1月11日、岩瀬福祉センターで開催をいたしますが、参加者募集についてお知らせをしているところでございます。さらに、12月号につきましては、県のサポートセンターが募集をしておりますマリッジサポーター、いわゆる仲人さんでございますが、これの募集案内とあわせて筑西市で9月に設立をいたしましたNPO法人メドウルミートクラブが主催で実施をいたします出会いの場につきましても市が後援を行い、参加募集について積極的にPRをしているところでございます。
 今後とも独身の方がこのいばらき出会いサポートセンターやNPO法人が行うふれあいパーティーなどへの参加がスムーズにできるように対応していきたいと、また地域や桜川市独自の提案をしながら今後も推進してまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。
議長(増田 昇君) 再質問があれば、質問願います。
10番(相田一良君) ただいま市長、総務部長からその借地に関して、今後の外部に不動産鑑定業者を入れて外部に委託していろいろ検討して、そこで決めたいと答弁されましたけれども、3町村いろいろな土地関係、また地元の人ではわからないような、そういう土地のことはややこしいところがありますが、外部の人たちだけに委託するのはどうかと思いまして、その土地の担当部局の部長、課長あたりもその中に入れたほうが、その担当の土地を管理するにはいいのではないかと思いますが、その辺のところは部長、課長はその改定の不動産鑑定業者を入れた人の中に入れる気持ちはあるかないか、お願いします。
議長(増田 昇君) 飯島総務部長。
総務部長(飯島泰則君) ただいま申し上げましたように、今現在不動産鑑定業者のほうに委託をして不動産鑑定をしていただいて、その中で標準地価というものを出していただいて、現在の借地料がその標準地価に対しましてどういうふうな状況になっているのか、大体0.何%とかそういう状況をつかみまして各担当部課と最終的にそういう委託した成果品が上がってきましたらば、それで内部で検討いたしまして今年度また評価替えの年でもあります。また、固定資産税の課税標準額に対してどのくらいになっているのとか、そういうことを検討しながらその一つの基準をつくりまして、来年度以降順次契約の切れるものから地権者である相手方と交渉してまいりたいというふうに思っております。
 以上でございます。
議長(増田 昇君) 10番、相田一良君。
10番(相田一良君) それでは、その担当部の部長、課長、それもいろいろ交渉事とかその単価がある程度煮詰まった場合には、入れてもらえるわけですね。そうですね。わかりました。
 次のあれですけれども、今大変土地の単価が下がっております。バブル最盛期に比べれば、多分3分の1、場所によっては5分の1ぐらいの単価が下がっていると私は思っておりますが、このような時期、先ほど答弁されたように、年間9,800万余の借地があるということは、もし執行側が安くて地権者が金にして早く現金にしたほうがいい、そういうような土地処分があったならば今が一番買い得ではないかと思いますが、市長はそのようなもし仮に安い土地が出た場合には買うつもりはあるかないか、お尋ねいたします。
議長(増田 昇君) 中田市長。
市長(中田 裕君) 土地を買うか買わないかということよりも、桜川市として果たしてその土地が必要か必要でないか、その辺をよく見きわめていかないといけないのかなというふうに思います。いろいろ今遊休土地もかなりございます。そういうものは損はしても処分をしていく方向を私は考えておりますが、現在のところ必要なところを買うということについては、果たしてその必要な土地があるのかどうかということは関係部局のほうでよく精査をしないと、今のところ答えられないというふうな思いでございます。なかなか土地問題というのは、自由経済の場合には売り手と買い手がございまして、その売り手と買い手の意見が一致しないとなかなか成立をしないというところもございますので、その辺も踏まえながら慎重に対応をしてまいりたいと考えております。
議長(増田 昇君) 10番、相田一良君。
10番(相田一良君) 私が申したのは、ただやみくもに市長が言うように買うわけではございません。やっぱりその土地が利用価値があって、まして今度はその利用価値があったところであってその地権者の方が今答弁されたように、金にかえたほうがいいと、そういうような考えで考えが一致した場合にはなるべく、商売の鉄則でありますが、安く買うように努力をしていただきたいと思います。
 また、次に入らせていただきます。今の借地に関して聞きますけれども、やまと幼稚園の駐車場に関してでございますが、以前同僚議員の川那子議員が質問したときに、あの駐車場は利用価値が少ないから、解除または契約の見直しはどうかと質問したときに、その当時の飯島総務部長の答弁として「契約が平成26年の3月31日で切れますので、地権者と十分協議し、借地料の軽減が図れるかどうか交渉してまいりたい」と答弁されましたけれども、その後話し合いが行われたのかどうか、お尋ねをいたします。
議長(増田 昇君) 飯島総務部長。
総務部長(飯島泰則君) 前に川那子議員さんからご質問ございまして、その後副市長と財政課長と私と3人で地権者のところに行ってまいりまして、それで今年度いっぱいで返還するということになっております。
 また、高久のストックヤードにつきましては、平米当たり140円のものを現在100円にしまして、現在契約をし直しているところでございます。今年度いっぱいで高久ストックヤードと、それから幼稚園ですか、のところはお返しするような方向でおります。
 今現在高久ストックヤードの今年度中返還に向けまして、残土の処理を進めているところでございまして、年度内には今年度いっぱいでお返しできるのかなというふうに思っております。
 以上でございます。
議長(増田 昇君) 10番、相田一良君。
10番(相田一良君) 執行側の努力、本当にご苦労さまでございました。
 また、それではその幼稚園の駐車場とか、駐車場に対して今後運動会、またいろいろな行事で幼稚園の父兄があの駐車場をこれからできなくなると思いますので、その場合には代替地などはどこを使って駐車場にするのか、お聞きします。
議長(増田 昇君) 古橋教育次長。
教育次長(古橋 忠君) 相田議員さんの質問にお答えします。
 運動会時、またPTAの会合等では、大量の父兄の方が来られると思うのですが、大概土日の行事が多いということで、大国小学校の校庭等を利用していただくような方針でおります。
 以上です。
議長(増田 昇君) 10番、相田一良君。
10番(相田一良君) いろいろな行事は土日が多いと今答弁されましたけれども、やはり土日でも小学校には大国小学校の生徒が遊びに来たり、また保育所の小さい子供を持っているお父さん、お母さんがあそこで遊んでいる場合が多いのでありますが、その駐車するときに車の安全には十分注意していただいてやってください。そうでないと、何か事故があってから教育長室で役所の人が頭をぺこぺこテレビの記者会見でやっても、亡くなった、またけがした人はもとには戻れないという、本当に人一人の命は地球よりも重いと言われていますので、その点安全管理に対しては十分市のほうでもご指導いただきまして、よろしくお願いいたします。
 また、次に入りますけれども、私はここに借地料の一覧表を持っているわけでございますが、真壁の桃山中学校、この桃山中学校の借地料の608万7,100円とあります。これが契約期間が平成22年の4月1日から平成25年の3月31日となっております。これはまだ平成22年というのは来年、再来年ではないかと私は思っているのですけれども、この契約書はなぜこのように22年になっていますか、担当課のほうでお答えをお願いします。
議長(増田 昇君) 古橋教育次長。
教育次長(古橋 忠君) お答えいたします。
 私も多分財政課のほうから表をいただいておるのですが、この部分の年度についてはちょっと現在定かではありませんので、財政課のほうと協議をして調べたいと思います。
          〔「ちょっと見てもらえますか」の声あり〕
議長(増田 昇君) ちょっと休憩します。
          休 憩  (午前11時32分)

          再 開  (午前11時34分)
議長(増田 昇君) 再開します。
 飯島総務部長。
総務部長(飯島泰則君) 相田議員のほうにお渡ししました資料の中に、私も今手元に持っているのですが、確認いたしましたところ、平成22年の4月1日からということになっておりますが、多分財政課のほうでミスプリだと思いますので、確認して報告したいというふうに思います。
10番(相田一良君) わかりました。
 やはり人間長い間生きていれば1つや2つの間違いはありますので、その辺はわかりましたので、よく財政課のほうに訂正の文書か何か議長のほうに提出をお願いします。
 また、続いて質問に入りますが、大変質問する機会が多くて私も頭がこんがらがっているのですけれども、済みません。県と県労働福祉協議会が設置しております出会いサポートの件なのでございますが、活動を積極的に進めていただきたいのは、前にも質問で述べたように、また県またはそのほかの市町村においても結婚活動の組織や団体等があちこちで立ち上げています。そのほかにあれば、できればここで公表していただきたいと思います。
議長(増田 昇君) 飯嶌市長公室長。
市長公室長(飯嶌洋一君) 活動団体がこの出会いサポートセンター以外にどういうところがあるのだというご質問でございますが、私どもで今手元のほうで調べた中には、先ほど答弁いたしましたNPO法人のベルサポートというところで団体でございまして、これは境町を拠点といたしまして結婚支援事業の活動を行っているNPO法人でございます。平成17年度に設立をし、昨年度の実績におきましてはお見合い数が34組、それからパーティーの実績といたしましては22回ほど実施をしておりまして、成婚が9組があったということで承知をしております。
 また、先ほども説明いたしましたように、NPO法人のメドウルミートクラブというのがございまして、これは筑西市に拠点を置いておりまして、これはまだ設立をしたという段階でございますが、当桜川市におきましてもホームページや広報紙においてPRをしていきたいと考えておりまして、来月号にこのNPO法人メドウルミートクラブの活動についての広報をする予定となっております。
 以上でございます。
議長(増田 昇君) 10番、相田一良君。
10番(相田一良君) いろいろ活動の団体があるということがわかりました。
 また、このいばらき出会いサポートについては、桜川市でも多分労働福祉協議会とかなんとかという名目で県のほうに金を支出していると思います。この支出は県内44市町村あるわけでございますが、すべての市町村でその出会いサポートに対しての支出をしているのかどうか、そしてその金額の使い道などもわかったらば教えてください。
議長(増田 昇君) 飯嶌市長公室長。
市長公室長(飯嶌洋一君) いばらき出会いサポートセンターへの負担金ということでのご質問だと思います。
 これにつきましては、当桜川市でも年間4万3,000円ほどの負担をしております。これは、負担のほうの予算のほうは労働のほうということで、商工観光課のほうの予算に上がっておりまして、44市町村が均等割で1市1万2,300円、それから人口の1人当たり2円61銭というようなことでございまして、人口につきましては25歳から40歳までの人数で計算をして負担金を出しているというようなことで聞いております。これらにつきましては、先ほどもご説明いたしましたように、いろいろな出会いのパーティーそういうものと、それから人件費、事務経費、そういうものに使われていると承知をしております。
 以上でございます。
議長(増田 昇君) 10番、相田一良君。
10番(相田一良君) それでは、その出会いサポートについては市の持ち出しという金はそんなに多額な金を支出しているわけではないということがわかりました。
 また、このいばらき出会いサポートについての現在の県内の登録者数、男女ですね、そのうちまた桜川市内の登録者数がいるかいないか、何名ぐらいいるか、これも質問お願いします。
 また、この出会いサポートの活動については、それを助ける役目のマリッジサポーターという人がいるわけでございますけれども、その登録者もあわせて桜川市、また県内に何名くらいのマリッジサポーターの人がいるか、お答え願います。
議長(増田 昇君) 飯嶌市長公室長。
市長公室長(飯嶌洋一君) いばらき出会いサポートセンターへの登録者数でございますが、センターへの登録者は11月の現在時点で2,342人でございまして、うち桜川市では43名でございます。内訳といたしましては、男性が34名、女性が9名というような形になっております。
 また、マリッジサポートでございますが、これはいわゆるボランティアによる仲人さん的なとか結婚の相談と、そういうものを実施しているものでございますが、これにつきましては県内で415名が登録をしておりまして、うち桜川市内では9名の方が登録をなされているということでございます。
 以上でございます。
議長(増田 昇君) 10番、相田一良君。
10番(相田一良君) わかりました。
 この嫁さん探しの出会いパーティーの件なのですけれども、お知らせ版においても2回か3回ほど出ておりますが、あのお知らせ版に出ている文字は小さくて、そしてほんの3行か4行しか出ていない。お知らせ版を見る人も全体の2割か3割ぐらいと思っておりますけれども、ましてやあのように小さいところのページ数では、そのように知る機会があろうとしても、目につかないのではないかと思います。
 私は、ここで回覧板方式によってあの紙1枚ぐらい大々的に、そして大きな活字で写真を入れて出会いサポートというのは、こういう組織でこういう流れでやっています、皆さんどうか入会していただくようにと。あれではこそこそやっているような気がしますので、堂々と字を大きくして知らせるのが一番大事ではないかと思います。
 また、いろいろ申し上げれば時間も……済みませんけれども、やはり結婚というものはその当家にとってはうちがなくなるか、それともそういう本当にその当家にとっては滅亡になる危険性もあります。私は、あるところに行きましたところ、「相田さん、うちでも娘は勝手に嫁に行ってしまったんだけれども、うちの長男坊が40近くになってもまだ結婚できない。本当に不器用で困った」と親が嘆いておりました。やはりそれが本当の現実ではないかと思います。
 そのような桜川市長が言っている「あんたが主役」というその言葉を私も信用するならば、そのあんたの主役の人がうちがつぶれるか、またこの先老い先短い人生をどのように送っていくのか、本当に悩んでおります。市長がその気があってあんたが主役ということを言うならば、どうか市長は今後ある方々で集まり、集会、いろいろなところで話す機会があると思いますが、やはり1回話すよりも2回、2回話すよりも3回、それを順次続けていくことによって、市民の間にもそのあれが浸透していきまして、「あ、桜川市長もこういうふうにやはりあんたが主役って言っているのは本当だな」と、そういう感覚になるのではないかと思いますので、この結婚問題についてはお金も余りかかりません。
 そして、先ほど来申し上げましたように、借地の件もありますが、その金を1,000万円ぐらい浮かしてもらって、そのうちの10分の1、20分の1の金をこの結婚相談とかいろいろなほうに回してもらえば、そうすれば桜川市がやはり元気の活気のある市になるのではないかと思います。やはり人間は結婚して初めて半人前、そして子供を産んで初めて一人前と言われておりますので、市長その点を私は強く強く要望して、改めて市長のその思いをお聞きいたしまして、一般質問を終わらせていただきます。
議長(増田 昇君) 中田市長。
市長(中田 裕君) 相田議員さんの熱い思いというのは、私も同感でございます。これからも若い人たちが本当に結婚してよかったという環境づくりをさせていただきたい。また、確かに言われるように、いろいろな場面でPRをまた私もさせていただきたいとかように考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
議長(増田 昇君) 先ほどの総務部長への契約の質問に対する答弁を願います。
 飯島総務部長。
総務部長(飯島泰則君) ただいまのミスプリントで大変申しわけございませんでした。
 桃山中学校等の契約期間でございますが、19年の4月1日から22年の3月31日までの3年間の契約ということになっていまして、その後の契約期間をここに載せてしまったというようなことでございますので、大変申しわけございませんが、ご訂正をお願いしたいというふうに思います。
 以上でございます。
議長(増田 昇君) 相田君。
10番(相田一良君) 済みません。1カ所ではなくて、桜川中プールと桜川……桜川プールは違うのですけれども、桜川中体育館と桃山中学校、あと桜川中の進入路、3カ所ありますね。
議長(増田 昇君) 飯島総務部長。
総務部長(飯島泰則君) ただいま桃山中学校等というふうに申し上げたつもりなのですが、大変申しわけございません。桜川中も含まれております。
 以上でございます。
          〔「最近60になったもので、耳が遠くなったもので、どうもすみま
            せん」の声あり〕
議長(増田 昇君) 終わりでいいのですか。
          〔「はい、いいです」の声あり〕
議長(増田 昇君) これで相田一良君の一般質問を終わります。
 ここで暫時休憩いたします。
          休 憩  (午前11時47分)

          再 開  (午後 1時30分)
議長(増田 昇君) 再開いたします。
 続いて、8番、増田豊君。
          〔8番(増田 豊君)登壇〕
8番(増田 豊君) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。
 質問内容ですけれども、多目的複合施設に関する進捗状況について、建設はさまざまなかかわりの中で進めなければならないがということで、8つの項目を質問いたします。
 ここで、まずちょっとこの表現の仕方だと多目的複合施設が主であるというふうなとらえ方してしまうと思うのですが、これ言葉を逆にしてみれば伝建地区を目指している地区内に建つ建てかえというような意味もありますので、よろしくその点のご理解をいただいて答弁をお願いしたいと思います。
 それから、この8つの項目のうち、7つ目までは私のところに来て私に問いかけられた質問ですので、こういう話は一切今まで説明を聞いていませんでしたので、私からもそういう住民の方に説明できるように、単純明快な答弁をお願いしたいと思います。
 それでは、まず1つ目の質問ですけれども、着工の予定時期を教育長に質問いたします。着工の予定は、今のところいつになる予定でしょうか。この答弁に当たっては、基本設計だけを見てみると、現在の公民館の取り壊しをしなければ着工は進まない規模の広さになっていると思うのですが、この項目での1つ目の質問は、この議会で取り壊しのための補正が提出されています。そこで、この間全協のときに年度にまたがって取り壊せよというようなお話をいただきましたけれども、公民館、資料館、母子センターの取り壊し順序とか時期というものをどのような経過になっているか、教えていただきたいと思います。
 例えばこの質問をするに当たっては、大和町ね、大和町は口約束ですけれども、行政との間で約束をして祇園祭典なんかの資材を母子センターに置かせていただいております。その保管場所を今のうちに探さなければならない。やっぱり取り壊しの前に決めておかないと、取り壊しに迷惑かけるというふうな思いがありますものですから、その時期もお願いしたいと。あるいは、その母子センターを壊すときに塀も壊すと思うのですが、その塀のところに旗ざおが4本あります。それも移動しなければならないというふうな事態になったときの場所も確保しなければならないということもあるものですから、よろしく答弁のほどをお願いしたいと思います。
 この1つ目の項目の2番目の質問ですけれども、次の質問で次長から答弁を求める発掘の進め方についても着工以前にやるというふうなことであろうと思いますので、この発掘についてのことですけれども、発掘は申しわけないけれども、やれとかってうちらが言ってやるわけではないですよね。当初予算ではなっている約350万円くらいの予算が入っていると思います。ですから、このなぜ発掘をやるのかということにつきましては、次長は今年度からの着任ですので、予算編成のときの状況は知らないので、この点についても教育長から発掘をやる趣旨、なぜ発掘しなければならないかというその歴史的根拠を教えていただきたいと思います。
 これも一般住民の方から、ぜひ聞いてくれというふうなことを言われたものですから、質問させていただきます。
 2つ目の質問は、教育次長に質問いたしますけれども、発掘はいつどこをどの程度行いますかという質問です。加えて前回の議会で、質疑のときだったと思うのですが、次長の答弁で建てるところを中心に発掘するというふうな答弁をいただいたと記憶しておりますので、その中心とはどの範囲かをご答弁いただきたいと思います。
 3つ目の質問は、これは建設部長のほうですけれども、この間の全協のときに話を聞けば、次の3月定例会のときには提案、成立を目指すというふうな意味のお話であったと思うのですが、もしそれだったらば1の部類ですけれども、この項目については答弁する必要ないのですけれども、もしつけ加えることあるいはこの間説明しなかったようなものがあるならば、答弁をお願いしたいと思います。
 4つ目の質問ですけれども、当初これ建設部長にだけ聞こうと思ったのですが、ちょっと待ってください……きょう今回の議会の冒頭で、文教委員長報告の中で国土交通省により魅力的歴史的風致を持つまちづくりを推進するための支援事業であります景観形成総合支援事業を取り入れというふうなことが報告されましたので、これは教育委員会もかかわるなというふうなことありますので、建設部と教育委員会から答弁をいただきたいと思います。
 内容は、都市計画法に……違う、これ、順番を間違ってしまったかな。ごめん。これは歴史まちづくり法案のほうのことなものですから、そっちのほうのことを先にやってしまって申しわけない。
 4つ目の質問、これは都市計画法に基づく公園、すなわち多目的複合施設建設に伴い変更手続をしなければならないと考えられるが、担当部署の建設部内でどこまでその手続が済んでいますか。また、変更手続の手順と完了の見通しを教えていただきたいと思います。
 これは、余計なことを言いたくないのですが、前回の定例会の最中にふと思い出しまして、建設部のほうに電話を入れたのですけれども、変更手続の作業は教育委員会から何も一言も言われていないというふうなことがあったものですから、これも速やかに進めなければならないというふうに感じているものですから、この点の質問の答弁をお願いしたいと思います。
 5つ目、歴史まちづくり法に基づく補助事業の進め方はということで、さっきちょっと順番を間違えて言ってしまったのですが、この進め方についてもやはりさきの全員協議会で建設部長のほうから説明があったのですけれども、その内容について不足の部分とか足りなかったところ、そういうことがあるならば答弁をいただきたいと思います。
 それで、さっき言いましたけれども、教育委員会のことも入ってきました。当初は教育委員会から答弁いただく予定ではなかったのですが、やっぱり同じ法律のもとで補助事業をやるのだなということなものですから、教育委員会からも答弁を、進め方について教えていただきたいと思います。
 それから、6つ目の住民の抱える問題の対応はということですけれども、これはどの部署ということではなくて、その最近住民の問題がこんなことが入ってきましたよというところがあったならば、その担当部署が答弁していただければ結構です。ない場合には、答弁は要りません。
 それから、7つ目、文化庁の重伝建地区を目指す予定地内で建設に対する見解はどのように述べられているか、これを答弁いただきたいと思います。
 最後に、今後の進め方については、1回目の質問で市長から答弁をいただかなくてもいいと思います。1回目の質問、答弁が終わった後の最後のころに市長から今後の進め方についてお話を伺いたいと思います。よろしくお願いします。
議長(増田 昇君) 増田豊君の質問に対する答弁を願います。
 教育長。
          〔教育長(石川 稔君)登壇〕
教育長(石川 稔君) 増田豊議員さんの質問にお答えをいたします。
 (仮称)多目的複合施設建設に関しては、平成21年度着工を目指して、現在実施設計業務を継続中でございます。今後建築に関係する構造計算書や建築確認申請など一連の関連手続を計画的に遂行し、平成21年の夏季を目途に(仮称)多目的複合建設事業に着工する予定であります。
 また、公民館、民俗資料館、母子センターの除去につきましては、今回補正を上げておりますので、この補正をお認めいただければ、ひなまつりが終わってから解体に着工したいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いをいたします。
 また、発掘の進め方についてでございますけれども、未周知遺跡の遺構確認をするために試掘を行うものであります。これは、県への届け出は不要というようなお話でもありますので、どうぞよろしくお願いをいたします。
議長(増田 昇君) 続いて、古橋教育次長。
          〔教育次長(古橋 忠君)登壇〕
教育次長(古橋 忠君) 増田議員さんの質問にお答えいたします。
 まず、(2)の発掘の進め方についてということでありますが、この多目的複合施設建設の用地となっております真壁中央公民館駐車場及び公園敷地について行いたいと思います。具体的には新しくできます和室、調理室に当たる部分が1カ所と、集会ホールができる一番東側、現在は中央公園になっておりますが、その2カ所を行います。12月中旬以降に試掘候補地をそのように選定、中旬以降に選定しまして、試掘のための準備をしたいと思っております。
 本試掘調査を平成21年1月までに完了する予定であります。面積的には2カ所で150平方メートルを予定しております。実施に……
          〔「何平方メートル」の声あり〕
教育次長(古橋 忠君) 150平方メートルを予定しております。実施に関しては、市民の安全確保を図りながら発掘調査作業員10名程度を配置し、専門学芸員を中心とした調査と考えております。よろしくお願いします。
 次に、(6)の質問についてお答えいたします。住民の抱える問題の対応ということで、私どものその住民の抱える問題というのは、議員さんご存じのように、プロパンガスを販売している商店があるのですが、そこについて近所に集会ホール等ができると、高圧ガス設備の法律に抵触するおそれがあるということで、高圧ガス保安法によりますと、決められた保安距離は一定規模以上の高圧ガス設備に適用されるということで、300人以上の公会堂が類する施設については13メートル以上の保安距離をとらなければならないとなっております。そのときにも面積的には8平方メートル、保管庫の面積が8平方メートル未満については対応がなくてもよろしいというふうな、今係のほうで調べております。いずれにしましても、今後は相手方の状況把握がまだつかめておりませんので、そういう状況把握に努めながらどのような制約になるのかを調べてみたいと思います。
 続きまして、(7)、文化庁の重伝建地区を目指す地区内で建設に対する見解はというご質問ですが、重伝建地区を目指す地区内に建設する(仮称)多目的複合施設については、プロポーザル方式による業者選定の折にも伝統的建造物群保存地区内への建設を前提として、伝統的建造物のサンプリング等の手法を反映させております。また、基本設計のワークショップ等でも伝統的建造物群保存地区内への建設を前提に多くの市民と活発な話し合いを進め、基本設計を終了いたしますと、このような経過を踏まえまして、去る11月20日に桜川市伝統的建造物群保存地区保存審議会を開催いたしまして、当該設計者の参加を求め、基本設計の内容の報告を行いました。
 この会議に参加された審議委員さんの意見としては、この複合施設については伝建の保存地区に建設を予定している施設としては、特に問題があるとの意見はありませんでした。今後細部について文化庁並びに桜川市伝統的建造物群保存地区保存審議会委員の皆様の指導、助言を拝聴しながら、さらなる調整を図ってまいりまして、重伝建地区にふさわしい建物とするよう考えております。
 以上、よろしくお願いいたします。
 それから、戻りまして(5)の歴史まちづくり法に基づく補助事業の進め方ということですが、先ほど言われましたように、今年度は今定例会に補正予算を計上してあるのですが、20年度本年度につきましてはその歴史まちづくり法の以前の景観形成総合支援事業、これは地域的な景観形成を図る上で必要な建物等に保存が認められるということで、新しくつくる作業、また今までの建物除却作業、除却事業にも該当ができるということで、都市整備課さんのお骨折りによりまして11月の21日に採択を受けております。そのようなことで、補助事業として実施することによりまして、合併特例債、また一般財源の負担を軽く、軽くといいますか、低減していきたいと思っております。
 以上です。
議長(増田 昇君) 続いて、大場建設部長。
          〔建設部長(大場敏夫君)登壇〕
建設部長(大場敏夫君) 増田豊議員さんのご質問にお答えいたします。
 3番目ですか、3番目の景観条例の成立の見通しはということでございます。この件についてお答えいたします。景観条例につきましては、平成21年3月開催の議会に上程する予定でございまして、ここでの成立を目指し作業を進めているところでございます。景観条例の内容作成につきましては、市民との対話と調整を大事にするという考え方で進めてまいりました。
 これまでの経過をお話しいたします。まず、景観づくりをどのように進めるか、どのような制度が必要かといった内容を中心に、景観政策に関心の高い真壁の5町内を対象に真壁地区景観づくり委員会を組織し、市民と職員が一緒にワークショップという方式で話し合いを積み重ねてまいりました。これまで2年間で22回の開催、委員は42名でございます。その後桜川市全域を対象に桜川市景観まちづくり協議会を組織し、市民、行政、事業者が一体となった景観づくりを推進していく体制が整いました。こちらは、現時点で市民まちづくり団体が7団体のほか、建築士会、区長会連合会、各商工会、東京電力等で構成しており、会長は副市長となっております。
 今後の予定でございますが、真壁地区景観づくり委員会で議論した内容をもとに景観条例の原案を作成しましたので、桜川市景観まちづくり協議会で検討、調整を行い、平成21年1月中旬からパブリックコメントを実施する予定になっております。また、内部調整につきましては、景観政策はその内容から関係課が多くなりますので、桜川市景観まちづくり検討会議を設置し、調整を図っていきたいと考えております。
 景観条例の制定につきましては、平成20年6月と11月の庁議に2回報告し、おおむねの合意を得ているほか、桜川市議会建設経済常任委員会にも平成20年7月に報告し、おおむねの理解を得ていると考えております。
 最後に、これまでの市民、市民団体との対話の過程を振り返りますと、景観政策につきましては、市民と協働で進めるまちづくりということで、市民からの理解、支持を得ているという感触がありますので、景観条例の成立の見通しは明るいと考えております。桜川市議会の議決をいただければ、平成21年3月には公布できる見込みでございます。
 次に、都市計画法に基づく公園の対応についてお答えいたします。多目的複合施設の建設に関しましては、真壁中央公園の移設が必要になります。真壁中央公園は、都市計画決定されている公園でありますので、都市計画法に基づく都市計画の変更手続を要します。これに当たりましては、都市計画変更図書の閲覧、案の公告、縦覧、桜川市都市計画審議会の開催、茨城県知事との同意協議等を行い、都市計画の決定、告示という一連の法定手続に従い、都市計画の変更を行っていく予定で、茨城県の担当課と協議中でございます。
 次に、5番目です。歴史まちづくり法に基づく補助事業の進め方についてお答えいたします。歴史まちづくり法の正式な法律名は、地域における歴史的風致の維持向上に関する法律であり、平成20年5月に国会審議を経て、11月より施行された法律でございます。この法律の特徴といたしましては、国土交通省、農林水産省、文化庁が共同で実施する事業で、市が歴史的風致維持向上計画を策定し、国の認定があると、その計画に記載された事業を国の各省庁が支援するという内容となっております。
 法律の第1条に歴史的風致の規定や、法律の第2条に採択要件が記載されておりますが、桜川市全域での採択は難しく、法律にある重点地区を定める必要があると考えております。現在国土交通省と文化庁に相談に伺っておりますが、歴史的風致維持向上計画については、法律としては初年度であり、決まった様式等がないこともあり、国の指導を仰ぎながら作成している途中でございます。支援される事業としましては数多くありますが、今年度創設されました歴史的環境形成支援事業が代表的な事業となります。この事業は、建造物のみの補助事業で、コア事業として歴史的建造物の修理や敷地の買い上げについて2分の1の補助があり、附帯事業として一般建造物の修景につきましては、3分の1補助があるという事業でございます。附帯事業の3分の1の補助につきましては、新築についても適用となりますので、こういった事業を活用することにより、市の財政負担軽減につながるものと思われます。
 また、重点地区内の歴史的建造物の修理や一般建造物の修景の補助率が、重要伝統的建造物群保存地区となった際の文化庁の補助率と同じであるなどの有利な条件もあります。当面は、現在建築や修理等が決定している事業のみ計画書に記載する予定ですが、国から毎年変更計画書の見直しの指導等をいただいております。しかし、重要伝統的建造物群保存地区内の伝統的建造物については、重要伝統的建造物群保存地区内が決定した時点で本事業の対象外となりますので、教育委員会部局と連携を図りながら計画書の策定を進めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
議長(増田 昇君) 再質問があれば、質問願います。
 8番、増田豊君。
8番(増田 豊君) 丁寧な答弁をいただきましてありがとうございました。
 聞いていないことまで答弁いただいたものですから、ちょっと時間がなくなってきたかもしれないのですけれども、公民館建てかえのことばかりではなくて、伝建地区ということも絡んでいるということなものですから、ちょっと私が今まで感じたようなことも述べてみたいと思うのですが、公民館の建てかえの事業というものは、その全国で八十数カ所ある重伝建地区の自治体から非常に強い関心を持ってどのように建てるのだというふうな注目を浴びているのですよね。
 なぜかといったらば、伝建地区の中に公共施設を建てるというところは数の事例が少ないということで、また桜川市で建てるのだということで関心が高い中でこの桜川市あるいは教育委員会が進めているのだというふうな目で私は見ていたのですが、その重伝建地区についても、先ほどその答弁の中にあったように、11月の20日、伝建審議会が開催されたというときに、審議会の会長がことしの9月にも申請があれば重伝建地区に選定されますよというふうな話を聞いたと思うのですが、ことしの9月ばかりでなくて、去年の登録文化財を活かす会の総会のときに、去年の9月にまででさえ申請があれば重伝建地区になりますよというふうなことをその審議会の会長が活かす会の前で話しているものですから、相当文化庁は桜川市からの申請を待っているのだなというふうに印象づけられます。
 なぜその普通でしたらば重伝建地区にしてください、してくださいと頼まれながら重伝建地区の選定されるのに、早くもってこい、早いもってこいというふうなのは、一体どういう意味かというふうなことをちょっとよく考えてみた場合、あるいは関係者複数の方にいろんな話を聞いてみた場合に、重伝建地区に対する制度だけではどこかに行き詰まり感があると。そこで、新しい真壁地区の伝建地区に、もう出せと言われていますけれども、なった場合に、この真壁地区というものが今後の方策に役に立つような地域として見ているのではないかというような人もいたものですから、やっぱりそういうふうな深みのある伝建地区を望まれているのだなというふうな観点で考えてみた場合に、やはり重伝建地区の選定についての作業というものは、速やかに効率的に進めるべきだろうと私は考えております。そして、そういう中でまちづくり交付金はことしで廃止、そしてそのかわりに歴史まちづくり法が成立というようなところでの伝建地区、あるいは説明があったように伝建地区周辺の整備のためにこの制度を生かすというものは文化庁でも真壁地区にとっては有効な法律ですから、活用してくださいというふうなことも言っていますけれども、そしてそれと同時に公民館の建てかえという問題もこの中であるというふうな中でいると思います。
 そこで、私は決して公民館建てかえについて反対しているわけではなくて、よい建物を建てるためにはということで、結構あちこち調査に行ってみたり、見てきたりというふうなことをやってきましたけれども、その中でも特に去年の10月の初めだったと思いますけれども、川越へ行ってきました。なぜ行ったかというと、あそこも私ちょっと誤解している部分あったのですけれども、公共物があるわけです。まつり館、そのことについてその重伝建地区の中に新しい公共物はどういうふうないきさつで建てたのだろうかということで聞きに行ってきたわけですけれども、最初そのまつり館の右隣にあるコンクリートむき出しになったような美術館的に見えるような建物が、市で建てた建物だろうと思って行った。それは間違いだったのですけれども、そういう話を聞かされた中で、いろんな説明を聞いてきたつもりでいます。
 それから、ことしの4月、法政大学にも行ってきました。法政大学は、イコールADHということですから、行政に直接行くよりは大学に行ったほうが変なうわさを立てられなくていいだろうということで、法政大学まで行ってきたのですけれども、それとことしの10月の上旬に、先ほどから答弁いただいているように、歴史まちづくり法というものは一体どういうふうな趣旨でどういう中身なのかなというふうなことを聞くために、文化庁にも行ってきました。これは私1人で行ったのではなくて、この議場の中にもある人を連れて、私だけではなくて複数の方が聞いたほうがいいということで連れていって、みんなで聞いてきた話なのですけれども、そういう中でよい建物を目指してというふうなことで言いたいのですけれども、4月に法政大学に行ったときにいろいろと。何で行ったかというと、法政大学のそのADHが真壁の状況が把握していない、情報も足りないというのがワークショップの1回目やったときのそのADHの説明から感じたものですから、こういうふうなこともあるよ、ああいうふうなこともあるよというふうなことも報告するためにも行ってきたのですけれども、そこで大学の教授から1つ提案を受けました。
 今後のためを考えるならば、伝建の審議会の委員とか景観委員会の委員と話し合いをしたほうがいいだろうということを提案を受けたものですから、この提案を受けて私は教育委員会、建設部、それから報告だけですけれども、市長公室へ行って、こういう提案を受けましたので、よろしくお願いしますというようなことを頼んできました。そこで、いつまでも返事がないものですから、連休明けに教育委員会に伺ったところ、教育委員会は最大限の努力をしていますのでというふうな一言で、その委員会は会合を開かなかったといういきさつがあります。
 でも、今になって考えてみるならば、11月の20日に伝建の審議会をやったということを聞いたときの議題を見て、その議題は協議内容、桜川市伝統的建造物群保存地区許可修理修景基準についてという項目がありますよね。でも、例えば法政大学の教授の提案を受けて早目にやっていたならば、この会合は5月の末にできたかもしれない。私からすると、5月から11月の間の期間は一体何だったのだということになってしまうわけです。
 だから、そのよい建物で速やかにという意味で提案してきたつもりなのに、半年間遊んでしまったよと私は言いたいですね、そういうことやるのならば。だから、もうそういうことを5月の末のころにやっているならば、今ごろこういう協議内容をしなくて済んだだろうということが全般的に私は言えるような気がします。
 そして、着工予定をさっき聞いたのですけれども、何月ということは言わなかったですよね、何月ということは。だから、その点をもう一度答弁願いたいのですけれども。
議長(増田 昇君) 教育長。
教育長(石川 稔君) 先ほども着工につきましては、ご答弁をいたしたと思うのですけれども、その建築に関係する諸手続など計画的に遂行しまして、平成21年の夏季を目途に着工を今のところ考えております。
 以上です。
          〔「夏以降」の声あり〕
教育長(石川 稔君) 夏を予定しておりますということです。
議長(増田 昇君) 8番、増田豊君。
8番(増田 豊君) それから、やはり教育長にお伺いしますが、発掘をやる趣旨とか、やる上での歴史的根拠というふうなことも私聞かれているものですから、教育長から答弁いただきたいと。
議長(増田 昇君) 教育長。
教育長(石川 稔君) あの場所は、一応歴史的なところということで、陣屋跡という歴史的な場所だったものですから、一応まだあのところの発掘は行っていないと思うのですね。未周知遺跡の遺構の確認をするために試掘を行う予定でございます。これは、県のほうとも、また文化庁とも協議はしております。
 以上です。
議長(増田 昇君) 8番、増田豊君。
8番(増田 豊君) わかりました。
 それで、次の次長に発掘の進め方というふうなことで聞いたと思うのですけれども、私は何でこの発掘のことをいうかと言ったらば、旧真壁町時代、町民体育館ありますよね、町民体育館。あそこは、国指定になる以前に建てられた体育館、その場所に建てたのですけれども、あの体育館は発掘をやらないで建ててしまった。それで、その次に建てたトレーニングセンターは発掘をやったというときに、何でやらない、やったの流れになっているのかなということが昔ちょっと聞いていた覚えがあるのですけれども、やっぱりそういう歴史的な土地にあるところに発掘もやらないでは、やらないということについて始末書を書かされたというふうなことを聞いたような気がするのですけれども、だからトレーニングセンターを建てるときにきちんと発掘をやってから建てたというふうないきさつが、だったかなというふうに思うのですけれども、でもそれが相当昔に聞いた話ですから、本当かどうかわからないですけれども、去年の10月に川越に行ったというときに、そのさっきの美術館みたいな建物だといった建物、あれの話になったときに、あの建物は民間の建物ですけれども、市としてはその建築士の思いなんかから初め建築しようとかいろんなことを考えたときに、仕方ないだろうということで市では許可したらしいと。でも、その建物が重伝建地区の中にこんな建物ができたということで、建築士業界の冊子の表紙あたりにその写真が載ったということがあって、それがすぐに文化庁に見つかったということを聞いたのですよ。文化庁に呼び出されて、おしかりだけならいいけれども、ちょっとよく覚えていないですけれども、やっぱりそこで始末書という言葉が出てきたと思う。
 それで、しかもこの翌月、去年の11月に重伝建地区だけの集まりが倉敷であるから、川越は絶対出てこいということで、それでしかも悪い事例として発表しろと言われているのだと、困ってしまっているのですというふうなことを言っていますけれども、やっぱりこの発掘については教育委員会のほうで好きにやったって構わないのですけれども、後で体育館、川越、そういう中身を見た場合に、きちんとその関係者と相談して始末書なんか書かされないようにお願いしたいと。もし市長が始末書を書くならば、市長に恥をかかせるわけですから、そういうことはしたくないという思いでこの質問をさせていただきました。
 ですから、これについての再質問はないですけれども、それから景観条例の成立の見通しは当初去年の3月には成立というふうなことでその年度はやっていたと思うのですけれども、1年おくれた、でも3月には確実に提案しますよという答弁だけいただければよかっただけのことですから、これも再質問はありません。
 それから、都市計画に基づく公園の対応はと。やっぱりそのさっき教育長が夏季にということがありましたけれども、夏季に至るまでに明確にその都市計画法に基づく公園の変更が可能なのかどうかというすり合わせを建設部ともやらなければならないと。これ当然だと思うのですが、先ほども言ったように、建設部には前回の定例会の歳出には教育委員会から何も話が行っていないと、そういう中で大丈夫かなという心配があるのです。しかも、都市計のほうに詳しい方にちょっと聞いたのですけれども、今の状態でいくと、9月にも間に合わないかもしれないというふうなことをちょっと聞いたと。しかも、手続というのは相当難しいというふうなことを聞いていますので、よく着工の期間に合わせられるような努力をして、速やかに建てるよというふうなことをしていただきたいというふうに思っています。
 それから、歴史まちづくり法に基づく補助事業の進め方はということで、このことは前回の全員協議会の中で建設部長の言葉で、以前文化庁がやっていたようなことを、今度は国土交通省がやることになりましたみたいに受けとめられるようなことがあったので、ちょっと違うだろうというふうには思っていたところがあるのですよね。だから、それでやっぱり私も文化庁へ行って聞いてきたのですけれども、その多分一番最初に建設部の人が国交省に行ったときに、文化庁の人も待っていたと思うのね。待っていたのですよ。なぜ文化庁もそこで国交省で待っていたかというと、国交省から連絡があって、「あんたのところも関係あるだろうから出てきなさい」と言われて文化庁に呼ばれていったということなのですよ。行ってみたらば、行政側とちょっと印象が違うと思うのですが、私が行ったときには、その文化庁ではコアになる建物とかコアになる地区とかってあったでしょう、最初に基本になるところ。その部分がどうも聞いていると重伝建地区を前提として私にしゃべっているわけですよ、私にね。
 そうすると、なぜそこに伝建関係者の人が来ないのということが浮かんだらしいのだわね。だから、そういうことの様子を見ていて、文化庁の言っていることは、これは文化庁、国交省、農水省、これ3つがどこが優先するとかということではなくて、3カ所がみんな一緒にやるのだから、それをこういう補助事業を求めてくるところもよくすり合わせをしてきてくださいというふうなことで言われたのですよ。というのは、私はもう合併してから、もう市長にもここの場所で何度も言っているけれども、「やっぱり連携をとってください」というふうなことを言い続けてきました。3年も言い続けている、合併後もずっと言い続けてきているわけですから、それがやっぱりよそから見るというと、まだできていないというふうなことでのところが見えるということですから、まだまだその点については不足している部分があるのかなと。
 ですから、やっぱり伝建地区あるいは公民館の建てかえの問題についても、速やかによい内容で効率的に、しかもよい建物を建てるというふうことをやるならば、そこら辺の現場の人たちのすり合わせというものがよく連携とれたようなものを示していかなければいけないのではないかというふうに思っています。ですから、その点についても後で市長にお伺いしますけれども、やっぱりそういう話になってしまうというと、行政組織内の仕組みをちょっと変えなければならないのではないかなというふうなことも前々から言っていますけれども、やはりここで加えて同じようなことを言いたいと。これは、市長ばかりに言うのではなくて、そういう担当は多分市長公室かもしれませんので、やっぱりそこら辺は念頭に置いて次年度の対応というものを考えていただければいいかなというふうに思っております。
 そして、住民の抱える対応はと。これはさっきガス屋さんと言いましたけれども、その私の近所のガス屋さんなのですよ。この話が入ってきたのは、10月の末、本当の末に入ってきたと。別件のことでそのお宅に行ったときに、「増田さん、あの公民館何メートルの高さになるのだ」から始まったのですよ。「何ですか」と言ったら、「うちはガスの保管場所が裏になって、多分高さによっては保管場所を移動しなきゃなんない。でも、移動してまで仕事をやる気ないから、やめちゃうかもしれない」なんていうことを言い始めた。それはどこから話が行ったのだと思ったらば、そのガスの卸業者との話だったというらしいのですよね。そこで、私思わず言ってしまったの。「やんなっちゃうな、こんなこと今ごろ」って。
 というのは、申しわけないけれども、公民館建設について最初から隣接しているうちとか、その地区内とか近所の人とかに説明が不足していると。だから、今ごろになって出てくるのです。それで、教育委員会知っているのかなと思って、そのまま教育委員会に行ったらば、教育委員会では「知らない」と。知らないのではどうしようかなと思ったら、教育委員会で「多分消防署ならわかるでしょう」と言うから、そのまま消防署へ行った。消防署へ行ったらば、「消防署は油のほうだから、ガスは関係ない」と、「県のほうへ行ってください」と言われた。県のほうに行ったらば、さっきちょこっと説明ありましたけれども、「公民館の建てかえについて、多目的複合施設のその具体的な図面がなかったらば返事はできません」と言われた。さっき該当しないですよと言いましたけれども、私も同じようなことを言われたのです。「多分図書室だと思う」と言ったら、「該当しないよね」と。「でも、集会施設なのでしょう」と言ったら、「あります」と。「ちょっと離れていますから大丈夫ですよ」と言ったら、向こうで聞いてきたのが、「棟は続いているのですか」と言うから、「続いています」と言ったら、「それではまた話が別ですから、やっぱり具体的なものができ上がってからでないと返事ができません」と言われたのです。
 やっぱりそういう話をしていくときに、教育委員会の中でそういう話を言ったときに、私は正直言って上に言わなくていいと言ったのですよ。どうせ増田が言いに来たのだから煩わしいとか、反対するために来ているのだろうということでとらえられるから、上に言わなくてもいいと言ったらば、情報は入っていたから優秀な職員だなと思っているのですけれども、でもその中で1つだけそこで聞きたいのですけれども、教育委員会ではそのガス屋さんに直接行って話を伺ったでしょうか。
議長(増田 昇君) 古橋教育次長。
教育次長(古橋 忠君) 先ほどもご説明申し上げたと思うのですが、基礎的な状況について今後調べさせていただきたいと思っております。現在のところ行っておりません。
議長(増田 昇君) 8番、増田豊君。
8番(増田 豊君) 10月の末に教育委員会に行って、いまだに行っていないですよね。たまたまきのうその方がうちに来て、いや、実は県からも電話があったから、役所のほうでは行ったのではないかななんていう話をしに来たのですけれども、私何でこういうことを言うかというと、この人は事を荒げようと思って言っているわけではないのですよ。事を荒げようと思って言っているわけではない。だから、それを感じていただくためには、周りの勝手な判断ではなくて、直接行って話を聞いたほうがそれはよくわかる話ですから、やっぱりもっと住民と接するというふうなことをやっていかないというと、正確な状況というのはつかめないと思いますよ。
 だから、これからもまた別などんな話が出てくるかもわかりませんけれども、やっぱり姿勢は住民と接触してよく説明すると。これからこうなるよということを言ってもらいたいと。しかも、さっき話戻ってしまいますけれども、発掘をやるのですけれどもって言いに行ったのは、商工会には行きましたよね、協議会でね。大和町の中に発掘をやることに決定したからというふうなことで話が流れていってしまうのですよ。そうすると、私のところに来て、「いつやるのですか」と言われて、おれ全然聞いていないからわからないと。だから、もう目の前の議員なのに知らないのかと言われるわけね。だれにどんな説明するかということはよく的確に把握していろんなことをやっていただきたいというふうに思います。
 そして、最後に文化庁の重伝建地区を目指す地区内に建設する見解はということがありましたけれども、その文化庁に行ったときに、その法律の内容を聞きに行ったのですけれども、やっぱり重伝建地区内に公共物が建つということが向こうでも知っていますので、いろんなことを言われたのですけれども、見解というのはどういうことかと言ったらば、その向こうの人が言ったのは、その審議会の人が言った言葉ですけれども、「今のうちに建ててしまえなんていうことのないように」と。だから、伝建地区に選定される前にね。される前に、今のうちに建ててしまえなんてことではいけませんよと。住民の見本となるような建物を建ててください。それから、伝建の審議会などを通して筋の通ったプロセスを通してください。そういうふうなことを言われているのです、さっきの以外にも。それは、やっぱりこの間11月の20日に、さっき伝建の審議会をやったと言いますけれども、伝建の審議会の会長の中にこういうことを言った人がいると。その伝建の審議会の委員から聞かされたのですけれども、「伝建地区に選定される前に、駆け込み的に建てるのは許せない」と、これは審議委員の人が会長がそう言っているよということで、二、三日後に私のところへ報告が来た。こういう話だよと。
 でも、やっぱりこれは審議会の会長といったって、文化庁関係者の方ですからね。やっぱりこの言葉というものは、重いだろうというふうに思います。
 それから、その伝建の審議会で、これもある方1人しか聞こえなかったと思うのですけれども、私は確かに聞いたという言葉を披露します。それは、渡辺さんという代表の方が言ったと思うのですが、その人の言葉でみんなには聞こえなかったかもしれないけれども、「最近文化庁のことがあるもんだから、筆が重い」と言ったらしいのですよ。それを言ったかどうか審議委員全部回ってだれが聞いたか確かめてみてくださって結構ですけれども、筆が重いというのは実施設計が進まないということです。それと前後して、渡辺という女性のほうの代表の方が私のうちに来たの。そのときに、いろんな話も向こうでもしてきましたけれども、その中の一つ、「あの公園が都市計の公園だったとは知らなかった。困っています」と言ったのですよ。だから、このことは協議会のこの一般質問をすり合わせするときに、言ったわけだというふうなことでは聞いているのですけれども、なぜうちに来てそのことを言っているのだということになってしまう。
 だから、やっぱりそういう業者との連携もとったほうがいいですよと。しかも、法政大学に行ったときに、文化庁と連携をとってくださいと言ったらば、むっとしたような顔をしたのですよ、教授がね。でも、今になってみれば、文化庁のことがあるから筆が重いと言われたくないと思いながら話は聞きましたよ、そのことはね。だから、やっぱりいろんな意味で住民の希望に沿ったよい建物を建てようかといった場合には、少々欠けている部分とか組織上の取り組み方ということに問題があるのではないかということを言わなければならないというふうに思っています。
 やっぱりこれ私が言っているのは、建てるなとは一言も言っていないのです。ここで最後に言いますけれども、これから私はどんなふうに言われたって耐えていきますから構わないですけれども、変なうわさを立てるようなことは、中にもしいるならば、それはやめて、お互いにね、やめましょうと。やっぱりこっちからするとまた変な話もまだいっぱい入ってくるわけですから、それとそのやっぱりこれから問題というものはまだ出てくるかもしれません。だから、その出てくる可能性は自分たちで探って自分たちで処理するというふうなことを速やかにやっていただきたいと思います。私のところにガスの問題がどうなってしまうなんていうことを後になって言われても、私は困ってしまうというふうに思うのですけれども、最後に市長に聞きますけれども、1回目、2回目で質問していく中で、やっぱりその趣旨はと言ったらば、その担当部署の連携と、それから重伝建地区とが建設とかといういろんなことに多岐にわたってしまうのですけれども、そこら辺のことを含めて答弁をいただきたいと思います。
議長(増田 昇君) 市長。
市長(中田 裕君) 増田豊議員さんに対しまして、いろいろとご心配をいただきまして、それらの心配事に関しまして私も誠心誠意市民の皆さんとお話し合いをしながら、まずいところはすぐに是正していくというような形の中でこれから粛々と進めてまいりたいとかように考えております。
 しかしながら、実は私岩瀬町長のときに、まちづくり交付金を活用させていただきまして岩瀬駅前広場と道路の拡幅事業に着手したときに、国土交通省のほうに行きましたら、「あなた方みたいな小さい町でこういうことができるのですか」と言われました、はっきり。しかし、私は必ず5年間で成し遂げることを約束をさせていただきますから、ぜひやらせていただきたいと、今回もそういう面で建設部が一生懸命頑張りまして、景観形成総合支援事業を取り入れた中で補助金をいただいた形の中でしっかりとやりたいと。その中で初めての事業でございますので、国土交通省、農林水産省、文化庁のほうともしっかりと相談をしながら、しっかり建物を建てていきたいというようなお話をしております。
 職員も一丸となって一般財政から余り持ち出さないような形の中でしっかりしたその重要伝統的建造物群に合った建物を建てていきたいと、そういう決意でおりますので、まずい点はご指摘はどんどんいただきますけれども、前進をさせていきたいとかように考えておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。
議長(増田 昇君) よろしいですか。
 これで増田豊君の一般質問を終わります。
 ここで暫時休憩いたします。
          休 憩  (午後 2時27分)

          再 開  (午後 2時45分)
議長(増田 昇君) 再開いたします。
 続いて、25番、林悦子君。
          〔25番(林 悦子君)登壇〕
25番(林 悦子君) 25番。通告に従ってご質問いたします。
 質問の1点目は、小中学校の学習机といすの更新についてということです。市長、そして教育長、現在桜川市の児童生徒、特に中学生が毎日使っている学習机といすをごらんになったことございますか。天板の落書きや傷、めくれは、これよくあることで、いいことではありませんが、青春の一こまとして受けとめて流すこともこれはできます。
 しかし、引き出しから教科書が入らないで飛び出している、あるいは机の上に授業に必要な学用品を載せるスペースが十分にない、ましていすの板が割れている、ねじががたがたして、いつ何どきがくんとくるかわからないという状態のものが多くあります。古くなっても大切にものを使うという姿勢は、これは大切なことです。教育の一環ではありますけれども、今の状態はそのような美徳で語っていいような状態ははるかに通り越しまして、古い、危ない、規格外という三拍子そろっている状態です。
 合併してこれらの基本的な備品が更新されないままに3年が経過しておりますけれども、これはいかなる理由によるものでしょうか。そこでお尋ねをいたします。
 1点目、新規格、旧規格といいますけれども、その差はどういうことなのか。また、役所も書類やファイルの規格が子供たちの使う教科書と同じように更新されたことがある、変わったことがあると思いますが、それは一体いつのことだったでしょうか。
 また、2点目といたしまして、各旧教育委員会ごと、つまり学校ごとではなくて、旧町村の教育委員会ごとにこの対応と更新の状況についてご説明を願います。あわせて一番古いいすと机の購入年次は、どこの学校でいつのものなのか。また、今日こういうふうに至るまでに現場からの予算要求、あるいは教頭、それから校長等からの要望等はあったのかなかったのか。また、教育委員会の中ではどのように議論をされてきたのか。
 そして、3点目といたしまして、今後の更新の予定について伺います。その中で、新規格にするのには一体何個で幾らぐらいかかるのか。合併特例債の対象となるのかということは、これ事前にどうもならないというようなお話なので、これはなるかならないかいずれにしても、この問題についてはちょっと割愛をいたします。そして、今後更新するとすれば、いつ、また優先順位はどこの学校からやっていくのか。まず、教育委員会の教育次長と教育長のお話を聞いてから、2回目の答弁で市長にはいただきますので、この問題に関しては1回目は教育委員会からお願いをいたします。
 第2点目といたしまして、市内工業団地の現状についてということで通告しておりますが、我が国は麻生総理によれば全治3年と言われる不況の真っただ中にあって、こんなときこそ市を支える収入を分析して、そこから見える市の現状、特徴から市の施策を導き出していくような行政が必要だと思います。当然工業団地というのは、市税に大きく貢献をしてくださっているわけで、1点目といたしまして、各団地のこれまでの、各団地と書きましたけれども、これは総体でいただく数字は総合の数字で結構ですので、これまでの経緯と現状について、立地企業数、従業員数、分譲済み地と工業用地域との面積比、つまりどの程度埋まっているかということです。それから、固定資産税の平成19年度、20年ぐらいの額、法人市民税の額をお教えください。
 合併以前、岩瀬町にのみ開発公社がありまして、そこに開発推進係という専従職員が2名おりましたが、合併後企業誘致推進室と昇格いたしまして、その間の活動内容、実績及びそこから見えてきた今後の課題等ご説明をお願いいたします。また、これは市長公室長に1点目はお聞きいたします。
 2点目の今後の対応についてということでございますけれども、これは市長に伺いたいと思います。今月、北関東自動車道が東北自動車道とつながり、行動半径が広がることは市民にとって大変喜ばしい待ち望んでいたことだと思います。市の基本構想の工業の振興、136ページによりますと、北関東自動車道による効果、岩瀬インターチェンジ周辺を初めとした地域と、これはきちんと明記をされまして工業地域の設定をしております。しかし、インターチェンジというのは桜川市にだけできるのではなくて、北関がつながって東北自動車道まで行くとなると、インターチェンジの周辺開発はどこでも似たようなことを考えがちではないでしょうか。
 つまり、これまでただ漠然とあっちのほうに真岡の工業団地があるとか、あっちのほうに常陸那珂があって、コマツが来たとか言っている話が、今度は現実感のあるリアルタイムで比較が容易に可能な距離感で結ばれるということになります。つまり、利便性というプラス面もありますけれども、逆に比較がしやすくなるために競争も激化して、その中ではインターチェンジ周辺の開発に関しては、勝ち組と負け組が早晩できていくような気がして私はなりません。そのような中では、コンサル頼みの構想だけでは、月並みな構想だけでは、決してその行政の目的というのは達成されないわけで、今後どのような桜川市独自の方針を示していくか、これこそが市長に問われる仕事だと思います。どのような方針で今後対応していくのか、これを市長にお聞きをいたします。
 また、工業団地に限らず、市内にはたくさんの事業所や中小零細の企業がたくさんございます。市税をよく分析してみますと、その納税の割合から見えてくる、読み取れる市の実像や特徴というものがあります。その数字を納税から見たときに、これは私行政の基本だと思うのですが、市が行政としてこたえていかなくてはならない課題は何だと思いますか、お聞きをいたします。
 答弁によりまして再質問をしたいと思います。よろしくお願いします。
議長(増田 昇君) 中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
市長(中田 裕君) 小中学校の学習机、いすの更新については、省かせていただきたいという話でございましたので、市内工業団地の現状について、今後の対応についてちょっとお話をさせていただきたいと思います。
 市内工業団地の今後の対応についてでございますが、企業誘致は市財政体質の強化、市民の雇用確保のために欠かせない重要な施策でありますので、今後も引き続き企業立地に伴う地元雇用促進策や立地促進優遇策の拡充の検討を行い、さらに関係機関と連携を図りながら県内外の優良企業への働きかけを強め、積極的に企業誘致に取り組んでまいりたいと思います。
 また、12月20日には、北関東自動車道桜川筑西インターチェンジから栃木県の真岡インターチェンジまで供用開始されます。これにより常磐自動車道と東北自動車道が接続され、新たな広域交通ネットワークが整備されることで、当市への交通アクセスの向上など企業誘致を進める環境が整いつつありますので、この交通利便性を生かし桜川市に積極的に人、物を呼び込み、地域の活性化につなげられるよう努めてまいりたいと考えております。
 また、今後私が特に力を入れてまいりたいというのは、やはり生活基盤の整備でございます。その中でも道路整備というのは、喫緊の課題でございます。特に東山田―岩瀬線を早期に整備をしていく、そして情報化時代の中でブロードバンドがまだまだこの桜川市内は未熟でございます。これらを積極的に企業に使いやすいように創意工夫しながら、もっともっと努力をしていく必要があるのかな。その中から高速道路、そして国道50号線、そして東山田―岩瀬線、つくば益子線も活用した中で企業の多くの皆さん方が来てくれる環境づくりを一生懸命やらせていただきたいとかように考えておる次第でございます。
 以上でございます。
議長(増田 昇君) 続いて、石川教育長。
          〔教育長(石川 稔君)登壇〕
教育長(石川 稔君) 林議員さんの1、小中学校の学習机、いすの更新についての(2)、各校の対応と更新の状況についてのご質問にお答えいたします。
 まず、小学校の状況からご説明いたします。岩瀬地区5校、児童1,295人中、新規格の学習机は使用しておらず、すべて旧規格の学習机を使用しております。更新につきましては、合併当初使用不能等になった机を旧規格で補充しております。
 大和地区2校、児童367人中、新規格の学習机は143、旧規格の学習机は224使用しております。更新につきましては、合併前の平成16年度に新規格への更新を実施しております。
 真壁地区4校、児童1,038人中、新規格の学習机は824、旧規格の学習机は214使用しております。更新につきましては、合併前の平成16年度及び平成17年度に新規格への更新を実施しております。
 続いて、中学校の状況についてご説明いたします。岩瀬地区2校、生徒709人中、新規格の学習机は使用しておらず、すべて旧規格の学習机を使用しております。更新につきましては、合併当初使用不能等になった机を旧規格で補充しております。
 大和地区1校、生徒201人につきましては、合併前の平成16年にすべて新規格の学習机に更新されております。
 真壁地区2校、生徒数571人中、新規格の学習机は使用しておらず、すべて旧規格の学習机を使用しております。
 なお、一部中学校においては、PTAの資金を活用した中で学習机を修理しているケースがあると聞いております。学習机及びいすの更新につきましては、今回校長会より新規格への更新要望が提出されておりますので、内容を十分精査し、財政当局との協議を踏まえて更新計画を策定し、実施してまいりたいと考えております。
 また、何年からやっていくのかの質問は、市長のほうから答弁をしてもらいたいと思っております。
議長(増田 昇君) 続いて、古橋教育次長。
          〔教育次長(古橋 忠君)登壇〕
教育次長(古橋 忠君) 林議員さんの小中学校の学習机、またいすについての更新の(1)、新規格と旧規格の違いについてのご質問にお答えいたします。
 まず、規格サイズを申し上げますと、旧規格サイズは縦60センチ、横40センチ、これ逆ですね、済みません。旧規格では横が60センチメートル、縦が40センチメートル、新しい新規格では横が65センチ、縦が45センチということで、新規格は縦横とも5センチほど大きくなっております。
 それで、机の規格が大きくなった背景としましては、平成5年4月から行政文書のA判化が計画的に進められ、あわせて教科書のA判化も進められたことが大きな要因だと思われます。
 また、各学校の机の購入年度でありますが、桃山中学校が平成2年以前、桜川中学校が平成5年、それ以外の小中学校におきましては定かではない状況にあります。申しわけありません。
 それから次に、(3)、更新の予定についての新規格に対応するには何個で幾らかかるのかというご質問にお答えいたします。平成20年12月5日現在の児童生徒数で計算いたしますと、3,013セットが必要になります。値段につきましては、いろんなカタログの中程度の品物で試算をいたしました。試算をいたしまして、プラス処分費が机といすで1セット2,000円と設定いたしますと、おおむね6,061万5,000円という費用になります。処分費が630万円ぐらい入ってはいるのですが、そのような状況になっております。
議長(増田 昇君) 続いて、飯嶌市長公室長。
          〔市長公室長(飯嶌洋一君)登壇〕
市長公室長(飯嶌洋一君) 林議員さんのご質問にお答えいたします。
 まず、1点目の市内の工業団地の現状についてお答えを申し上げます。現在当市には5つの工業団地が整備されております。
 初めに、長方工業団地につきましては、長方工業専用地域の全体面積のうち残地として4.3ヘクタールが整備され、工業団地の面積は全体で36ヘクタールでございます。常磐鋼帯ほか9社が立地しておるところでございます。残りの約32ヘクタールにつきましては、民有地となっており、そのうち桜川土地開発公社が7筆で2万153平方メートルを所有をしております。
 間中工業団地につきましては、全体の工専面積では約24ヘクタールほどございますが、そのうち13.2ヘクタールが整備され、武井工業所ほか2社が立地をしているところでございまして、ほかにつきましては民間の企業または民有地等となっているところでございます。
 つくば真壁工業団地につきましては、工業専用面積全体が整備されておりまして、31.6ヘクタールになってございまして、三菱マテリアル建材ほか6社が立地をしているところでございます。
 また、台山工業団地、高森工業団地につきましても、工専面積と同等の49.3ヘクタールでございまして、岩崎電気ほか5社が立地をしております。
 高久工業団地も同じでございまして、16ヘクタールが整備され、トステム大和が立地をしているところでございます。
 なお、面積につきましては、団地内の道路や緑地などを含めた面積でございますので、よろしくお願いをいたします。
 また、工業団地の雇用状況及び納税額ということでございますが、工業団地全体で立地企業が26社となってございまして、約1,300人を雇用しているところでございます。なお、固定資産税は年間約1億8,000万円を納付いただいているところでございます。20年度でございます。
 また、法人市民税は平成19年度で約9,000万円、20年度で5,000万円を納付いただいているところでございます。こういう状況の中で、やはり法人税等につきましては企業の経営状況によって変動がうかがえると承知をしております。
 また、次の企業誘致推進室の業務内容、どういうものかということでございますが、平成17年度の合併時におきましては、企画課内に開発推進係を設けまして、桜川市の土地開発公社として岩瀬駅前整備事業に係る代替地の分譲などを中心に業務を行ってきたところでございますが、19年度からは開発推進係を廃しまして、同じ企画課内に企業誘致推進室を設け、土地開発公社に関する業務のほか、企業誘致活動を主に行っているところでございます。
 誘致活動につきましては、工業団地内の未利用地あっせんを中心に行っており、現在は台山高森工業団地に5.8ヘクタールの土地が未利用地としてございます。また、つくば真壁工業団地内の1.8ヘクタール、こちらの用地については企業からの依頼を受けながら茨城県立地推進室並びに産業立地推進東京本部と情報を共有しながら立地を検討している企業への情報提供や現地案内などの業務を行っているところでございます。
 なお、桜川筑西インターが開通し、交通アクセスが向上したことから、当市への立地を検討した企業が幾つかございますが、経済状況の回復が進まないことなどもあり、残念ながら実績としては契約までは至っていないのが現状となっております。
 そういった中、企業誘致は市財政体質の強化や雇用の場の確保のために欠かせない重要な施策であり、今後も引き続き関係機関と連携を図りながら企業誘致推進室を中心に積極的な誘致活動に取り組んでいきたいと考えております。
 また、今後の課題というようなことでございますが、県内における工場立地動向は、圏央道や常陸那珂港などのインフラ環境に恵まれた工業団地では良好であるものの、その他の地区では苦戦している状況にあります。北関東自動車道が12月20日には東北道までつながり、茨城空港は2010年に開港が予定されております。このような状況により、当市のインフラは着実に向上していると考えており、これらのインパクトを生かして企業誘致を進めていきたいと考えております。今後とも市場に敏感に対応する産業集積地を目指すためには、企業ニーズに柔軟、敏感に対応する支援体制が必要であり、今後は新規立地企業と既存立地企業の両方の活性化を両輪といたしまして、企業と顔の見える関係づくりを大切に小回りのきくオーダーメード感覚の事業支援体制を築くことが重要ではないかと考えております。
 また、人材確保につながる流れをつくるため、住みやすく働きやすい環境をつくり、豊かな生活ができる地域を目指すことも重要かなと考えております。よろしくお願いいたします。
議長(増田 昇君) 中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
市長(中田 裕君) 小中学校の学習机、いすの更新時期についてお話をさせていただきたいと思います。
 先ほど林議員さんのほうから机について、古い、危ない、規格外というようなショッキングなお話を聞かせていただきまして、大変ショックを受けておるところでございますが、今後今まで優先事項といたしまして校舎及び体育館の防水屋根改修工事等がおおむねことしで終了をいたすことになります。そういうことからとらえて、平成21年度からはこの更新に着手をしてまいりたいとかように考えておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。
議長(増田 昇君) 再質問があれば、質問願います。
 25番、林悦子君。
25番(林 悦子君) 市長の政治判断ということで、1点目に関しましては具体的にはどのくらいでどの学校からということは聞いていませんが、平成21年度からは対応、要するに来年の4月から対応していきたいというお答え。再来年22年の3月まで21年度ですから、だから3月のころになって買いましたということのないように、21年度の前半から年次計画等をできるだけ短くやっていってもらいたいというふうに思うので、1点目に関しましては答えをもうもらったといえばもらったのですけれども、ただ何でこういうことが議員から言われなくてはわからないかなということは、私が言うまでもなく市長みずから、市長が多分考えた、感じたことではないかと思うのですね。
 教育委員会のほうではどのような議論をしましたかということは、まだ答弁をいただいていないので、これは教育長から再度答弁をいただきたいと思います。
 事前に資料等もよく教育委員会のほうで次長等つくってきてくれたのですけれども、それによりますと、旧教育委員会の話なので、余りつまびらかにはしたくはないのですが、岩瀬地区は幾らかずつ、10から30ぐらいずつ取りかえてはいたのだけれども、なぜか、要するにB判、A判ではなくて、A判の教科書だと大きいので、もうここからもはみ出ますし、教室に帳面とかいろいろ並べたときに、どうしてもわずか5センチ四方でも額縁がつくと同じことになりますので、使いづらいことは使いづらいのですね。そこへもってきて平成2年以前は、桃山は何で平成2年かというと、上から下におりてきたときなのですよ、新しく校舎がかわって。桜川も同じです。
 だから、そこまでは持ってきたということまではわかるのだけれども、それ以前にいつ買ったかはわからない。つまりもっと古いということ。それから、岩瀬に関しては、追及不能ということなのでしょう。なぜかそのB判で取りかえていたのですよね、A判に変わってからも。要するに車でいえば新古車というやつを買っていたわけでしょう。安く買えたのでしょうかね。
 大和に関しては、16年、17年と、これは教育委員会の目のつけどころで私は褒められるべきことだと思いますが、合併に合わせてきれいに取りかえてきました。中学校からまず、そして小学校が40%なので、あと60%まだ大和は残っておりますが、ちょっと我慢してもらってもいいですよね、学校も新しくなりましたし。
 それから、真壁に関しては、これは16、17で更新してきましたが、なぜか体格の小さい小学校からかえてきたのですね。ですから、小学校のほうは約80%の更新率です。中学校のほうは、もうがたいが相当大きくなっていますが、ゼロ%。そして、合併になって備品ということでいろいろ財政当局はそう細かくは見ていられませんから、これは備品ということでお達しを出しますよ。そこを何とかといって、ほかをここを減らしますから、そこを何とかというのが教育委員会の仕事なので、これは財政がお金をくれないからなんていうことは言ってもらいたくありませんね。
 やっていくということなので、余りくどくどとは言いたくはありませんけれども、教育委員会箱物でさっきも質問に出ていましたが、その箱物で何十億円単位なのですよね。そして、それに比べてやっぱり余りにもお粗末な、毎日使うものですから、机といすというのを持たせていると、例えば新採の新任の先生がよそから来た場合、大変驚かれると思います。その机といすを見ただけで、教育の推進市なんていうのは口ばかりということはだれもが感じると思います。
 ですから、新しいものを買った以上、子供たちに丁寧に傷などつけないようにしながら使っていくようなことは徹底してもらわなくてはなりませんが、まずは買っていただくのには市長の政治決断しかないと思っていましたから、21年度から、できれば中学校を、体が大きいですから先に、6,000万円なんていうのは今度やる大型の入札を最低価格の札を市長がぴっと入れれば幾らでもつくれるのですよ。ですから、予算というのはつくるものですから、やはり箱物は立派です。けれども、ふだん使っている机といすはミカン箱で勉強をやる時代ではないのだから、お粗末きわまりないということのないように、これに関してはいま一歩踏み込んで来年度どれくらいの予算をつけながら何年計画で更新していくかという答弁をいただきたいと思います。
 それから、こういうことはやっぱり現場から何回も上がってきたと思うのですね。その辺のところを教育長に答弁をお願いをしたいと思います。だから、教育長に2点、市長に1点答弁をお願いします。
 それから、市内工業団地につきましては、誘致を一生懸命やる、インターに期待している、それからやっぱりそうはいってもインフラの整備されているところにはなかなかかなわないということがありますよね。今の工業団地、工業地域に設定されているところですよね。あいているところというのは、そういう意味では長方しかないのですね。しかし、長方は十分にそれに対応できるような状態になっていないという悩みがあるわけでしょう。結局そのほとんどの団地が分譲済みで、職員が2人で、幾ら能力とやる気があっても、売るものがなければ活動はビラ配りと同じになってしまうのですよね。これでは職員の能力を引き出せなくてもったいないのではないですか。
 ですから、これは担当の方から聞いたことですが、例えばインターのすぐ隣になる真岡。もう工業団地といったら真岡の名前が出てくるくらいでしょう。そこでは部長制にして、そして部を企業推進部とかいうのをつくって、そして権限も相当与えて、そして後からバックボーンとして造成もしてというような状態でもうやっているわけですよね。それが隣のインターですから、それを考えたときに、インターが開通されるなんていうことだけで期待をしていたのでは、このような状況ではいつまでたったってできないと同じですよね、よっぽど安くしない限り。
 では、真岡と同じことを、常陸那珂と同じことをやればいいのかということが、これから問われるべきだと思うのです。それで、その税金というものを見直してみたときに、さっき室長が言ったように、9,000万円、5,000万円の法人市民税ありがたいことです。大変な景気の中で納めてくれる。1年で4,000万円も違ってしまうのです。けれども、これは全体の市の中の法人市民税の中の15%ぐらいなのですね。桜川市は圧倒的に中小零細、小さい、これはもう金融機関等も入っていますけれども、85%はそういう方々の集合体で企業というのが成り立っているということ。それから、固定資産税のほうが市民税より多いということ。そして、市民税のほうも企業が全部で合わさっても3億2,600万円、平成20年度の予算ですけれども、市民税のほう、個人でいただくお金のほうは18億円です。ということは、住んでもらってここに暮らしてもらうということが、そしてここで何がしかのお店あるいは仕事を、会社を経営していただくということに力点を動かして、移していかないと、ただ企業間の誘致交渉運動だけでは、早晩負け組になっていってしまうのではないかと私は思います。
 市長の言葉の中から、公室長のほうからも、とにかく住みやすい、働きやすい地域を目指す。具体的につくば益子線、それから東山田―岩瀬線という言葉が出ましたから、ご質問したいと思うのですけれども、インターというのはこれは岩瀬の地域の方々のほうがはるかに現実感があることだと思います。つくば益子線といったら、これは東なのですね。そして、東山田―岩瀬線というのは南へのアクセスの確保ということですよね。つくば益子線で東というと、茨城空港の話がインターチェンジと結びつけられて語られますが、私たち合併前はつくば益子線のトンネルを通って、そして茨城空港に行くのだとさんざん県知事からも言われたのですよ。テープカットまでやったのですよ、県知事選挙のときに。県会議員や何やらみんなで、県知事選挙の公約なのですよ、真壁地区に対する。とりあえずこの1年間、このつくば益子線の上曽トンネルについて、市長は例えば県に協議に行ったとか、要望に行ったとか何か行動をとられましたかどうか、ご質問をいたします。
議長(増田 昇君) 石川教育長。
教育長(石川 稔君) 林議員さんにお答えをいたします。
 合併してから学校環境については、教育委員会ではどう考えていたのかというご質問ですけれども、合併してから校舎の雨漏りあるいは体育館の雨漏り、そういうものを重点的に改修しなければならないと思いまして、そちらのほうを重点的に改修をしてまいりましたし、また46度になる学校もありましたので、それを早急に解消しなければというふうな形で、そちら方面に力を注いでいきました。
 今度、先ほど市長も申しましたように、その辺の工事が大体完了いたしますので、今度は机、いすの更新に力を注いでいきたいと思っております。
 また、机に関して学校から書類で上がってきましたのは、今年が初めてです。ただ私は、学校のほうへは年じゅう行っておりますので、机が大分傷んでいるあるいはいすが傷んでいるというのは承知をしておりました。今後できるだけ早い時期に改修に向けて力を入れていきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
議長(増田 昇君) 中田市長。
市長(中田 裕君) まず、学習机の件でございますが、今まで非常に先ほども言ったように、真壁地区の小学校の体育館等の雨漏り等が激しく、それらについてしっかりと直していこうということ、これを私は大切だということで市長就任以来やってまいりました。これから21年度から新しく更新をしていくということでございますが、あいにく現在各部局から予算を上げていただいております。その中で1月の中旬に最終的な話し合いを持ちたいというふうに考えておりますので、そのときにしっかりとどのくらいの予算づけをしていったらいいのか、考えてまいりたいとかように考えております。
 また、つくば益子線でなくて筑西石岡線の上曽トンネルの問題については、早期に着工していただくように何度も県のほうにはお伺いしておりますし、桜川市の用地買収については100%終了しております。ただ、石岡側の旧八郷地内について、まだ未買収の土地があるということで、なかなか着工に手間がかかっておるというような状況でございます。これからも県のほうには働きかけをしてまいりたいとかように考えております。
議長(増田 昇君) 25番。
25番(林 悦子君) わかりました。
 それでは、1月初旬ですから、内示会のあたりまでには大体わかるということですね。繰越金が8億円も出るほど血のにじむ努力をしてお金をつくってきてくれている市ですから、6,000万円1回で済ますこともできるわけですよね。上物を買えば600万円ぐらいだそうです。それで、まけろよと言えば、もうちょっと私はまかるのではないかと思いますけれども、とにかく中学校のほうはなるべく早く取りかえてさしあげたほうがよろしいのではないでしょうか。これは内示会のときによく市長の答えを確認をさせていただきたいと思いますが、1回でやりますというふうに言っていただきましたから、それに関しましてはありがとうございますと言っておきたいと思いますが、できれば、くどいようですが、こういうことは議員から提案されるまでもなく、書類で出たのは1回きりだけ、ことしが初めてだと言いますが、校長会が机だのいすを要望していかなくてはならないような校長会では、校長会が泣くでしょう。よくよく思い余ってのことだと思いますから、今後このようなことが校長の手をかりなくては役所に届かないような教育環境というのは改善されることをこれは願ってやまないわけであります。
 それから、つくば益子線からあっち側に行くから私は東というふうに言ったのですけれども、石岡方面のほうに例えば就職の話があっても、市長、これは現実にある話なのです。やっぱり女の人は二の足を踏むというのですよ、あの峠越えで。それは、何かあったときにね、ひき殺してまでぱっと行ってしまうくらいの気持ちがなかったら、もしだれか山中で人に手を挙げられたりしたときに、それを夜遅くを考えると、どうしても真壁に住んで、そして南にも東にも西にも北にも通勤も通学も便利な地域になるように、市長、これはアクセスを整えてもらうということは、中小零細の企業にとってもこれは大型が、せめて大型が交換できるような道路が拡幅でいいですから、新設ということになると必ずしも優良農地をねらってそこを通すようなことになりがちですから、これ農地も大事なので、可能な限り拡幅でも構わないのです。やはりそういうアクセスを考えてくれるということが、もし市民の税金とそれから85%が中小零細の、常陽銀行等も入っていますけれども、やはり集合体だということを考えたときに、それが桜川市の特徴なのではないかなと思いますので、大規模な工業団地を造成しているところと肩を張り合う必要は私はないと思います。今後そういう考え方もあるということを市政の中で生かしていってもらいたいと思います。
 以上で質問を終わります。
議長(増田 昇君) これで林悦子君の一般質問を終わります。
 以上で本日の日程は終了しました。

    〇散会の宣告
議長(増田 昇君) 本日はこれで散会します。
 ご苦労さまでした。
          散 会  (午後 3時27分)