平成20年第3回桜川市議会定例会議事日程(第1号)
平成20年第3回桜川市議会定例会議事日程(第1号)
平成20年9月9日(火)午前10時開会
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 諸般の報告
日程第 4 執行部あいさつ
日程第 5 議案第50号 専決処分の承認を求めることについて
(訴えの提起について)
日程第 6 議案第51号 教育委員会委員の任命について
日程第 7 議案第52号 公平委員会委員の選任について
日程第 8 議案第53号 固定資産評価審査委員会委員の選任について
日程第 9 議案第54号 固定資産評価審査委員会委員の選任について
日程第10 議案第55号 固定資産評価審査委員会委員の選任について
追加日程第1 請願第1号 多目的複合施設(仮称)の建設に関する請願について
〇出席議員(23名)
1番 風 野 和 視 君 2番 勝 田 道 雄 君
3番 岩 見 正 純 君 4番 小 高 友 徳 君
5番 中 川 泰 幸 君 7番 皆 川 光 吉 君
8番 増 田 豊 君 9番 潮 田 新 正 君
10番 相 田 一 良 君 12番 大 塚 秀 喜 君
13番 高 田 重 雄 君 14番 小 林 正 紀 君
15番 増 田 俊 夫 君 16番 鈴 木 好 史 君
17番 川 那 子 秀 雄 君 18番 萩 原 實 君
19番 横 田 衛 君 20番 橋 本 位 知 朗 君
22番 増 田 昇 君 23番 塚 本 明 君
24番 上 野 征 一 君 25番 林 悦 子 君
26番 菊 池 節 子 君
〇欠席議員(2名)
11番 古 川 静 子 君 21番 仙 波 信 綱 君
〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
市 長 中 田 裕 君
副 市 長 山 田 耕 一 君
教 育 長 石 川 稔 君
市 長 公 室 長 飯 嶌 洋 一 君
総 務 部 長 飯 島 泰 則 君
市 民 生活部長 永 瀬 昇 君
保 健 福祉部長 麻 尾 優 君
経 済 部 長 山 中 政 雄 君
建 設 部 長 大 場 敏 夫 君
岩 瀬 支 所 長 細 谷 豊 君
真 壁 支 所 長 藤 田 定 一 君
上 下 水道部長 告 清 嗣 君
教 育 次 長 古 橋 忠 君
会 計 管 理 者 市 塚 昭 一 君
〇職務のため出席した者の職氏名
議 会 事務局長 柴 山 栄 一 君
議会事務局書記 笠 倉 貞 君
議会事務局書記 安 保 文 明 君
議会事務局書記 斎 藤 修 一 君
開 会 (午前10時00分)
〇開会の宣告
〇議長(小林正紀君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席議員は23名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立しますので、ただいまより平成20年度第3回桜川市議会定例会を開会します。
地方自治法第121条の規定により、説明のため議長からの出席要求による出席者及び議会事務局職員は配付した資料のとおりです。
〇開議の宣告
〇議長(小林正紀君) これから本日の会議を開きます。
〇会議録署名議員の指名
〇議長(小林正紀君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
今期定例会の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により議長より指名します。
7番 皆 川 光 吉 君
8番 増 田 豊 君
9番 潮 田 新 正 君
以上3名を会議録署名議員に指名します。
〇会期の決定
〇議長(小林正紀君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
議会運営委員長より、本定例会の会期日程等議会の運営に関する事項について、議会運営委員会の協議の結果を報告願います。
議会運営委員長、皆川光吉君。
〔議会運営委員長(皆川光吉君)登壇〕
〇議会運営委員長(皆川光吉君) おはようございます。議会運営委員会の会議結果を報告いたします。
円滑な議会運営を図るべく、平成20年9月4日午後1時から議長の出席を得て開催し、審議した結果、次のように決定いたしました。
会期は、本日から22日までの14日間といたします。本日は、各常任委員長の報告、県西総合病院組合議会等の報告を行い、その後人事案件の採決を行います。
10日は、一般質問を行います。
11日は、決算議案の上程と提案説明を行い、その後代表監査委員より審査結果の報告を行います。
12日は、一般議案を審議し、採決いたします。
13日から15日は、議案調査のため休会といたします。
16日は、決算議案の大綱質疑を行い、大綱質疑終了後各常任委員会に付託いたします。
17日から19日は、委員会審議といたします。
20日、21日は、議案調査のため休会といたします。
22日は、午後3時から開議とし、決算議案について各常任委員長の報告を行い、採決いたします。
以上で報告を終わります。
〇議長(小林正紀君) お諮りいたします。
本定例会の会期日程等は、議会運営委員長の報告のとおりとしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 異議なしと認めます。
よって、会期は、議会運営委員長の報告のとおり決定いたしました。
〇諸般の報告
〇議長(小林正紀君) 次に、日程第3、諸般の報告を行います。
閉会中に開催した委員会の報告を願います。
総務常任委員長、鈴木好史君。
〔総務常任委員長(鈴木好史君)登壇〕
〇総務常任委員長(鈴木好史君) 総務常任委員会審査報告書。
総務常任委員会の審査の結果並びに審査の経過概要について、会議規則第103条の規定に基づき報告いたします。
桜川市ふるさと応援寄附条例並びに桜川市ふるさ応援基金条例を議題とし、慎重なる審議を行いました。
本委員会は、8月7日午後3時より第2委員会室において、委員4名の出席のもと、説明員として関係部課長、担当職員の出席を求め、ふるさと納税制度について詳細なる説明を聴取し、各条例の内容の検討及び協議を行いました。なお、審議の経過において議論された内容等については次のとおりです。
ふるさと納税制度は、地方格差の税収減となっている自治体の格差是正を図るもので、平成20年4月30日の地方税法改正により、個人住民税の寄附金税制が大幅に拡充される形で導入されたものであります。この制度は、納税という名称ではありますが、形式的には寄附と税額控除の組み合わせを採用し、実質的に納税者が希望する自治体へ納税と同等の効果を得られるようにするものであります。よって、本市では桜川市ふるさと応援寄附条例及び桜川市ふるさと応援基金条例等を整備し、寄附者が寄附しやすい体制や環境を整備するということであります。
また、本市のホームページには、個性と魅力あるまちづくりのための各種事業を掲げ、ふるさと応援基金の使い道を明記し、広く寄附を募ることとしました。ふるさと納税として5万円以上の寄附をされた方には、桜川市のPRの意味を含め、特産物、礼状を送付するということで意見の一致を見たところであります。
以上が総務常任委員会での審議された結果であります。
平成20年9月9日
総務常任委員会委員長 鈴木 好史
桜川市議会議長 小林 正紀 様
以上です。
〇議長(小林正紀君) 続いて、福祉環境常任委員長、川那子秀雄君。
〔福祉環境常任委員長(川那子秀雄君)登壇〕
〇福祉環境常任委員長(川那子秀雄君) 福祉環境常任委員会から報告を申し上げます。
福祉環境常任委員会報告書。
福祉環境常任委員会の審議の経過概要について、会議規則第103条の規定によりご報告申し上げます。
福祉環境常任委員会は、7月9日午後2時から福祉環境常任委員会室において開催し、関係部課長の出席を求め、詳細なる説明を受け、審議いたしました。
案件は、桜川市学童保育クラブの設置及び管理に関する条例の一部改正について、桜川市保健センター条例の改正についてであります。このことについて論議された内容の主なものは、次のとおりであります。
桜川市学童保育クラブの設置及び管理に関する条例の一部改正については、現在市内5カ所で実施している小学校1年生から3年生までを対象とした学童保育クラブの児童を、定員に満たない場合4年生までとする条例の一部改正の提案があり、質疑がなされました。対象児童を小学校4年生まで引き上げることに対しましては賛成いたしますが、クラブの設置のない学区での保護者のアンケート調査を実施し、新規設置箇所の要望をいたします。また、クラブへの児童の移動等についても検討されるようお願いいたします。
次に、桜川市保健センター条例の改正については、岩瀬保健センターの財産処分に伴う施設の廃止及び大和保健センターにつきましては、本来は大和体力増進センターであり、旧通商産業省の補助金により建設されたものであります。現在も教育委員会において設置及び管理等に関する条例が制定されていることから、現行条例よりこの2施設を削除する必要が生じたため、条例の改正案の説明を受けましたが、今後の真壁保健センターについては職員配置のあり方及び活用方法を検討することを要望いたしました。そのほか、大和庁舎で9月より開始される休日の窓口業務について説明を受けました。
また、保育料については、過年度分の未納額が大幅に改善されたこと、介護保険料の収納状況及びこれら今後の収納計画、さらに星の宮幼稚園に保育園が開設され、幼保連携型認定子供園として5月1日に認可されたという報告を受けました。
以上、本委員会の結果をご報告いたします。
平成20年9月9日
福祉環境常任委員会委員長 川那子 秀雄
桜川市議会議長 小林 正紀 様
以上で終わります。
〇議長(小林正紀君) 続きまして、建設経済常任委員長、上野征一君。
〔建設経済常任委員長(上野征一君)登壇〕
〇建設経済常任委員長(上野征一君) 建設経済常任委員会の審査の結果並びに審議の経過概要について、会議規則第103条の規定により報告いたします。
初めに、本委員会で協議しました案件は、北関東自動車道桜川筑西インターチェンジを活用した都市整備構想(仮称)の策定及び桜川市景観条例の制定についてであります。
本委員会は、7月9日午後3時より第2委員会室において、全委員出席のもとに開会し、説明者として建設部長、都市整備課長、都市整備課係員の出席を求めました。
今後の桜川市にとって重要な政策決定であると認識される案件であることから、詳細なる説明を求め、慎重に検討した結果、事務局原案のスケジュール及び流れに沿って両案件ともに今年度中に速やかに進めるべきものと決定いたしました。なお、検討過程において論議された意見並びに要望事項は、次のとおりであります。
まず、都市整備構想関係につきましては、構想の策定及び長方工業専用地域の都市計画変更について、今年度中を目標に進めるという報告を受けました。既に北関東自動車道桜川筑西インターチェンジが開通しており、一刻も早いインターチェンジ周辺の整備の推進、加えてインターチェンジを活用した地域振興策の導入を要望いたします。
次に、景観条例につきましては、条例の制定について今年度中を目標に進め、条例に基づく景観計画の策定を来年度中に行うという報告を受けました。本政策は、市長が標榜する日本一きれいなまちづくりに資するものであり、桜川市のまちづくり振興にも有効だと考えられます。将来を見据えた中で慎重かつ迅速な政策の遂行を要望いたします。
以上が建設経済常任委員会に報告された案件に対する検討の結果並びに経過であります。なお、本委員会の終了後、7月23日に本委員と桜川市議会議員並びに桜川市都市計画審議会委員、関係部課長及び職員とで、北関東自動車道上三川インター周辺の開発について先進地視察したことにつきましても報告申し上げます。
続いて、平成20年8月29日午後3時より第2委員会室において、全委員出席のもとに開会し、説明員として建設部長及び次長、経済部長、農林課長の出席を求め、合併特例債事業(仮称)大曽根本木線バイパスの進捗状況と身近な緑整備推進事業について詳細な説明を聴取し、協議を行いました内容について報告いたします。
初めに、建設課から合併特例債事業(仮称)大曽根本木線バイパスの進捗について説明がありました。この路線につきましては、合併特例債事業であることから10年間に期間が限定されております。しかし、地権者の中にはこの事業の意義について厳しく問う方もおり、数名の方の協力が得られていないため、随時自宅を訪問し、協力をお願いしているところでございます。今後は、このような状況を踏まえ、地権者の協力をいただくとともに、県と調整を図りつつ、平成21年度を期限として100%の同意が得られるよう、事業が推進されることを強く要望いたします。
次に、農林課から平成20年4月より創設された森林湖沼環境税を活用して、平地林や里山林の整備、保全を推進するための事業となる身近な緑の整備推進事業についての説明がありました。これは、森林湖沼環境税の一部を税収の使い道として、約5ヘクタールの松枯れ跡地に対する下刈り、間伐を含めた伐倒事業を新規事業として行うものであります。ご承知のように、大和地区の羽田山を初め国定公園のエリアとなる加波山から筑波山にかけては松枯れの被害が広がっている状況であります。現在も空中防除を中心として被害防除事業を行っておりますが、松枯れ跡地の整備については補助事業として該当する事業がないということから、当委員会といたしましても市単独の対応策を要望しているところでありました。特に私有林の多い大和庁舎の裏側については松枯れの立木が目立ち、景観上からもイメージが悪いため、市の中心部としてイメージアップにつながるよう今後の事業展開に期待するものであります。
以上のように、森林湖沼環境税による松枯れ跡地整備事業を実施することにより、国有林、民有林7,400ヘクタールを有する当市において、現在抱える問題の解決策となるよう期待するとともに、適正な計画により効果的な事業の推進を切に要望いたします。
以上が建設常任委員会の経過並びに結果であります。
平成20年9月9日
建設経済常任委員会委員長 上野 征一
桜川市議会議長 小林 正紀 様
以上です。
〇議長(小林正紀君) 続いて、文教常任委員長、大塚秀喜君。
〔文教常任委員長(大塚秀喜君)登壇〕
〇文教常任委員長(大塚秀喜君) 文教常任委員会報告書。
文教常任委員会審議の結果並びに経過概要について、会議規則第103条の規定により報告いたします。
本委員会は、8月18日午後3時より、真壁庁舎3階会議室において委員出席のもとに、教育長、教育次長、関係各課長の出席を求め、書記2名を任命し、委員会審議を行いました。その結果について報告いたします。
審議しました案件は、1、桜川市立小中学校適正規模等検討委員会の設置について、2、(仮称)多目的複合施設の基本設計について、3、温水プールサンパルの運営についての3案件であります。これらの案件について、執行部から説明を求め、それぞれに慎重審議をいたしました。
まず、桜川市立小中学校適正規模検討委員会の設置についてでありますが、急激な少子化の進行に伴い、学校の小規模化の傾向が加速する中、県において児童生徒のよりよい教育環境や学習環境、人間関係の構築などから望ましい学校の目指すべき姿として、小学校においては12学級以上、中学校においては9学級以上が望ましいという小中学校の適正規模の基準を示しております。小中学校適正規模等検討委員会にあっては、県の指針はもとより、学校によっては校舎の耐震化工事や老朽化による建てかえも考慮していかなければならない中、その費用等も勘案しながら10年後の桜川市の教育体制を見据えた適正規模、適正配置を検討し、具体的な方策を含めた答申を出していただけるよう要望します。
次に、(仮称)多目的複合施設の基本設計についてでありますが、市民とのワークショップによる協議を重ねながら、意見、要望を取り入れた基本設計書を作成されておりました。今後実施設計に移っていく中で全体の事業費の総枠も出てくると思いますが、ランニングコスト等も考慮し、後世につくってよかったと思われるものを建設されるよう期待いたします。
続きまして、温水プールサンパルの運営についてでありますが、市の管理から指定管理者制度への移行を考えるとき、行財政改革の一環として行政経費の削減を図るべくその導入を考えていかなければなりません。業者の公募、選定に当たっては門戸を広げ、競争原理を働かせることも重要であります。市民にとって安心、安全に、また有効に利用できる施設としての運営がなされるよう、早急な条例規則の整備を進めるよう要望いたします。
以上が文教常任委員会審議の経過並びに結果であります。
平成20年9月9日
文教常任委員会委員長 大塚 秀喜
桜川市議会議長 小林 正紀 様
〇議長(小林正紀君) 次に、一部事務組合議会について報告を願います。
最初に、県西総合病院組合議会議員、相田一良君。
〔10番(相田一良君)登壇〕
〇10番(相田一良君) 平成20年第3回県西総合病院組合議会定例会報告書。
平成20年第3回県西総合病院組合議会定例会は、平成20年7月30日午前10時から桜川市議会議場で開催されました。
会議結果についてご報告いたします。議案については、次の2議案でありました。議案第1号 県西総合病院組合職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例。議案第2号 平成19年度県西総合病院組合事業決算の認定について。
議案第1号 職員の旅費に関する条例の一部改正は、職員の旅費のうち日当については、当分の間県外に宿泊した場合に限り支給するという日当に関した特別措置を設けたものであり、原案どおり可決されました。
議案第2号 平成19年度県西総合病院組合事業決算の認定について。決算の概要でありますが、本年度の病院事業については、年間延べ患者数は入院患者で6万2,917人、外来患者は14万2,083人で、昨年より入院患者は1万5,911人、外来患者は1万1,809人の患者数の減少となりました。
事業収支については、事業収益35億5,386万4,945円に対し、事業費用は38億3,821万9,468円で、収支差益2億8,435万4,523円の当年度純損失となりました。なお、収益の中に特別収益として平成17年の現金収支欠損負担金1億564万1,000円が含まれており、実質収支は3億8,999万5,523円の欠損となり、減価償却費などを除いた現金収支でも2億6,177万4,583円の欠損となりました。主な収益の減少は、整形外科医師、内科医師の退職による患者数の減少によるもの、また主な費用の減少は医師、看護師の退職による給与費の減少及び材料費、経費の減少となっています。
資本的収支については、他会計出資金1億2,368万9,860円、他会計出資金5,000万円、企業債借入金2,000万円で、収入合計1億9,368万9,860円に対し、支出は建設改良費7,000万円、企業債償還金1億2,368万9,860円を支出し、事業計画どおり執行されました。主な事業は、工事関係で病棟トイレの改修工事を行い、医療機器では患者監視装置、経鼻用内視鏡、自動屈折計等の医療機器の整備、また外来待合室のロビーチェアの交換を行い、病院の環境整備及び医療の質の向上に努力されました。
以上、上程された議案が原案どおり可決されましたが、監査委員からの意見として、患者数、収益とも減少している今、外部有識者による経営改善検討委員会から答申されている事項等を踏まえ、協議された意見を参考に、市長及び院長を初め職員一丸となって医師、看護師の確保に努力し、診療収益の増、経費の削減等を行い、累積欠損金の減少に努め、より一層健全経営に努力し、地域の中核病院として住民の期待と信頼にこたえるよう要望がありました。
以上をご報告いたします。
〇議長(小林正紀君) 続いて、筑西広域市町村圏事務組合議会議員、萩原實君。
〔18番(萩原 實君)登壇〕
〇18番(萩原 實君) 筑西広域市町村圏事務組合議会第1回臨時会の報告をいたします。
平成20年度筑西広域市町村圏事務組合議会第1回臨時会は、去る7月24日、筑西市議会議事堂において開催されました。臨時会は午前11時より開催され、選挙1件、報告2件が提出されました。その結果について順次報告いたします。
選挙第1号 議長の選挙については、指名推選により筑西市選出の片平忠行議員が議長に就任されました。
次に、報告第1号 筑西広域市町村圏事務組合職員の給与の特例に関する条例については、本年度1年間に限りまして地域手当3%の定めを2%とし、また期末勤勉手当に組み込まれました役職加算額を2分の1にするというものであります。
続いて、報告第2号 筑西広域市町村圏事務組合職員の給与に関する条例の一部を改正する条例につきましては、自家居住手当の支給条件を5年を経過している者に限る改正と、自動車等で通勤する職員の通勤にかかわる加算額の範囲を変更する改正であります。いずれの改正につきましても、さきの筑西市議会において上程、可決されたものでありまして、筑西市の条例を準用し、制定するものであります。
以上、報告第1号並びに第2号につきましては、報告のとおり承認されました。
これで筑西広域市町村圏事務組合第1回臨時会の報告を終わります。
〇議長(小林正紀君) 続いて、筑北環境衛生組合議会議員、中川泰幸君。
〔5番(中川泰幸君)登壇〕
〇5番(中川泰幸君) それでは、報告いたします。
平成20年度第2回筑北環境衛生組合議会報告。平成20年第2回筑北環境衛生組合議会定例会は、8月26日午後3時40分から、桜川市議会議場において開催されました。上程された案件は、議案1件、認定1件であります。
平成20年度筑北環境衛生組合一般会計補正予算(第1号)でありますが、当初予算額2億2,820万2,000円に前年度繰越金697万円を追加し、歳入歳出予算の総額を2億3,517万2,000円にするものであります。
次に、平成19年度筑北環境衛生組合一般会計歳入歳出決算の認定でありますが、予算現額2億3,419万2,000円に対し、収入済額2億3,436万4,260円、支出済額2億2,039万3,394円となり、執行率91.4%で、翌年度への繰越金は1,397万866円となりました。
歳入の主なものは、構成3市からの分賦金2億1,120万円、クリーンセンター使用料1,086万772円、前年度繰越金1,217万8,783円等であります。なお、桜川市の分賦金は7,955万9,000円で、負担割合は37.7%になっております。
歳出の主なものは、人件費が7,889万8,091円、物件費が9,533万5,728円、工事請負費が4,615万9,575円等であります。
以上、上程された案件は慎重なる審議の結果、原案のとおり可決されました。
以上のとおり報告いたします。
そのほかに補足といたしまして、皆様のお手元には配付しておりませんが、筑北環境衛生組合全員協議会の報告をいたします。定例会前に全員協議会が3時から協議会室で開催されました。内容につきましては、現在桜川市真壁地区のし尿及び浄化槽汚泥が筑西広域市町村圏事務組合環境センターで処理され、筑西市協和地区が当組合クリーンセンターで処理されておりますものを入れかえるということであります。両地区の人口及び処理量がほとんど変わりなく、また起債の償還については筑北組合は平成18年度で完了し、筑西組合は平成21年度まで償還しますが、桜川市の償還分は約70万円とわずかでありますので、平成20年度で入れかえのための事務手続を行うものであります。現在桜川市と筑西市の協議が順調に進んでおり、構成市の12月定例議会において組合規約の変更議案の議決をいただければ、平成21年度4月1日から桜川市及び笠間市の2市で運営することが事務局より報告がありました。これは、市町村合併に伴い、一部事務組合も行政改革の推進をするということで実施されているものであります。
以上でございます。
〇議長(小林正紀君) 次に、例月出納検査の結果についてを報告願います。
議会選出監査委員、塚本明君。
〔23番(塚本 明君)登壇〕
〇23番(塚本 明君) 桜川市一般会計及び特別会計並びに水道事業会計の例月出納検査の結果を報告いたします。
今回は、桜川市一般会計及び特別会計並びに水道事業会計について、6月、7月、8月に実施した分について報告いたします。
平成20年度桜川市一般会計及び特別会計並びに水道事業会計の例月出納検査は、6月の25日、7月の25日、8月の25日に桜川市役所会議室において実施いたしました。検査は、会計管理者、上下水道部長から現金保管の状況を知る上に必要な書類を提出させ、別に関係帳簿及び証拠書類の提出を求め、実施いたしました。現金出納の状況については、関係調書と現金出納簿が符合しており、計数上の誤りが認められませんでした。また、現金保管の状況についても現金出納簿に記載されている残高と符合しており、保管も適正でありました。
それでは、平成20年度会計における7月31日現在の歳入歳出の状況について報告いたします。一般会計は、予算現額163億912万4,000円に対し、収入済額58億4,883万8,374円で、執行率35.9%であります。歳入の主なものといたしましては、市税、地方交付税、国庫支出金、繰越金で54億660万6,932円となり、歳入済額の92.4%を占めております。歳出につきましては、各科目とも適正に執行されておりました。
次に、国民健康保険特別会計は、予算現額60億2,854万8,000円に対し、収入済額13億8,984万5,520円で、執行率23.1%、支出済額14億5,158万2,254円で、執行率24.1%でありました。歳入の主なものといたしましては、国保税、国庫支出金、繰越金で10億4,236万590円となり、歳入済額の75.0%を占めております。歳出につきましては、保険給付費及び老人保健拠出金が主なものであります。
次に、老人保健特別会計は、予算現額4億9,787万2,000円に対し、収入済額4億5,378万9,566円で、執行率91.1%、支出済額3億9,038万15円で、執行率78.4%でありました。歳入の主なものといたしましては、支払基金交付金、国庫支出金3億4,003万5,000円となり、歳入済額の75.0%を占めております。歳出につきましては、医療諸費が主なものであります。
次に、農業集落排水事業特別会計は、予算現額4億1,495万3,000円に対し、収入済額4,764万215円で、執行率11.5%、支出済額3,860万1,880円で、執行率9.3%でありました。歳入の主なものといたしましては、使用料及び手数料、繰越金で4,293万7,154円となり、歳入済額の90.1%を占めております。歳出につきましては、農業集落排水事業市設置型浄化槽整備事業費であります。
次に、公共下水道事業特別会計は、予算現額8億5,017万6,000円に対し、収入済額8,725万1,194円で、執行率10.3%、支出済額は4,181万4,360円で、執行率5.9%でありました。歳入の主なものといたしましては、分担金及び負担金、繰越金で7,732万4,625円となり、歳入済み額の88.6%を占めております。歳出につきましては下水道事業費であります。
次に、介護保険特別会計は、予算現額28億5,968万1,000円に対し、収入済額7億2,941万2,106円で、執行率25.5%、支出済額7億99万1,854円で、執行率24.5%でありました。歳入の主なものといたしましては、保険料、国庫支出金、支払基金交付金、繰越金で6億2,532万2,375円となり、歳入済み額の85.7%を占めております。歳出につきましては、保険給付金が主なものであります。
次に、介護サービス事業特別会計は、予算現額690万7,000円に対し、収入済額23万4,000円で、執行率3.4%、支出済額33万800円で、執行率4.8%でありました。歳入の主なものといたしましては、サービス収入23万4,000円となり、歳入済み額の100%を占めております。歳出につきましては、サービス事業費であります。
次に、後期高齢者医療特別会計は、予算現額3億9,041万4,000円に対して、収入済額6,886万8,150円で、執行率17.6%、支出済額5,270万4,000円で、執行率13.5%でありました。歳入の主なものといたしましては、後期高齢者医療制度保険料で100%を占めております。歳出につきましては、後期高齢者医療広域連合交付金であります。
次に、水道事業会計の収益的収支でありますが、収入につきましては予算現額10億917万5,000円に対し、収入済額2億6,974万8,029円であります。支出につきましては、予算現額の10億9,135万4,000円に対し、支出済額1億6,546万7,430円でありました。収入の主なものといたしましては、水道料金であります。支出につきましては、受水費が主なものであります。
次に、資本的収支でありますが、収入につきましては予算現額4,048万3,000円に対し、収入はありませんでした。支出につきましては、予算現額2億8,827万5,000円に対し、支出はありませんでした。
以上が例月出納検査結果でございます。なお、出納結果報告書は議会事務局に提出しておりますので、後日ごらんいただきますようお願いいたします。
以上で報告といたします。
〇執行部あいさつ
〇議長(小林正紀君) ここで、市長より発言を求められておりますので、これを許します。
中田市長。
〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) おはようございます。本日、平成20年第3回桜川市議会定例会を開会するに当たり、提出議案の概要説明を兼ねてごあいさつを申し上げます。
議員各位におかれましては、公私ともにご多用中のところご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。早いもので桜川市が誕生し4年目を迎えようとしているところでありますが、おかげをもちまして本年度の事務事業も順調に執行され、市の行政基盤の確立や一体感醸成に着実な進展が見られますことは、まことに喜ばしく思うところであります。これもひとえに議員各位のご支援とご協力のたまものと、深く感謝申し上げる次第でございます。
さて、8月28日夜半にかけ、雷を伴う大雨に見舞われ、この大雨による被害が発生しておりますので、被害の状況をご報告させていただきます。被害といたしましては、水害床上浸水4棟、床下浸水33棟、道路冠水6件、河川はんらん4カ所、その他一般住宅落雷、ため池溢水、石垣崩壊、道路のり面崩壊、道路崩壊などにおいて被害が出ております。このため警戒配備を設置し、担当各課及び消防署、消防団による危険箇所の封鎖及び道路の通行どめ、土のう積み、ポンプ車による排水作業といった対策を講じましたが、災害復旧にかかわる費用は河川関連で約4,000万円、道路関連で約1,000万円、その他測量費で約700万円と積算されておりますので、早急に土木事務所と調整し、復旧工事を行ってまいりたいと思います。
それでは、今回の定例議会でご審議いただく案件についてご説明をさせていただきます。
初めに、議案第50号 専決処分の承認を求めることについて(訴えの提起について)は、岩瀬駅前整備事業に伴う代替地の所有権移転の仮登記抹消登記手続をしたいので、議会の承認を求めるものでございます。
続いて、議案第51号 教育委員会委員の任命でございますが、桜川市教育委員会委員の舘野義久さんが本年11月24日をもって任期満了になりますので、新たに海老澤敦さん、現在桜川市大国玉に在住でございますが、任命をいたしたく、議会の同意を求めるものでございます。
議案第52号 公平委員会委員の選任については、本年12月7日をもって任期満了となる福島壽一さん、桜川市犬田在住でございます。を再任いたしたく、議会の同意を求めるものでございます。
議案53号、議案第54号、議案第55号、固定資産評価審査委員会委員の選任については、固定資産評価審査委員会委員の矢部喜三郎さん、菊池健一さん、井坂敏雄さんの3名の方が本年11月24日をもって任期満了となりますので、矢部喜三郎さんを再任、また口町久さん、長塚直之さんを新たに選任したいので、議会の同意を求めるものでございます。
続いて、議案第56号 桜川市ふるさと応援寄附条例につきましては、本年4月地方税法等の一部改正に伴い、ふるさと桜川市を愛し、ふるさとに貢献したい、ふるさとを応援したいという寄附者の思いを生かすために条例を制定するものでございます。
議案第57号 桜川市ふるさと応援基金条例につきましては、桜川市ふるさと応援寄附条例に基づき寄附された寄附金を適正に管理するための基金を設置するための条例を制定するものでございます。
続いて、議案第58号 桜川市認可地縁団体印鑑条例の一部を改正する条例につきましては、国の法改正に伴い、本条例の第2条を改めるものでございます。
議案第59号 桜川市職員の公益法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、公益法人制度改革3法の改革に伴い、条例の一部を改めるものでございます。
議案第60号 桜川市議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例等の一部を改正する条例につきましては、第1条、桜川市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例に題名を改めるものでありまして、第2条、第3条につきましても題名等の一部を改めるものでございます。
議案第61号 桜川市障害児就学指導委員会条例の一部を改正する条例につきましては、桜川市障害児就学指導委員会条例を桜川市就学指導委員会条例に題名を改めるものでございます。
議案第62号 桜川市学童保育クラブの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例につきましては、受け入れ児童の幅を広げるべく改定するものでございます。
議案第63号 桜川市保健センター設置及び管理に関する条例につきましては、桜川市保健センター条例の名称変更をし、第3条、桜川市真壁保健センターに改めるものでございます。また、条文中から岩瀬保健センター、大和保健センターを削除するものでございます。
議案第64号 桜川市土地開発公社の定款の変更については、民法及び公有地の拡大に関する法律の一部変更に伴い、桜川市土地開発公社の定款の一部を変更するものでございます。
続いて、議案第65号 平成20年度桜川市一般会計補正予算(第2号)につきましては、主なものは本年度の機構改革による4月の人事異動に伴い、職員給与、職員手当、共済費等の人件費の増額、建設部まちづくり交付金事業の岩瀬駅前富谷線上下線歩道部バリアフリー化にかかわる工事費の増額、また教育委員会社会教育費の多目的複合施設建設事業費実施計画委託料等の増額によるものであります。
議案第66号 平成20年度桜川市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)につきましては、人件費及び後期高齢者支援金等の増額によるものでございます。
議案第67号 平成20年度桜川市老人保健特別会計補正予算(第1号)につきましては、償還金の国庫支出金等過年度分返還金の増額によるものでございます。
議案第68号 平成20年度桜川市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、共済組合負担金等の増額によるものでございます。
議案第69号 平成20年度桜川市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、人件費の減額によるものでございます。
議案第70号 平成20年度桜川市介護保険特別会計補正予算(第1号)につきましては、主なものは人件費及び国庫支出過年度分返還金の増額によるものであります。
続いて、議案第71号 基幹水利施設管理事業に関する事務の委託については、地方自治法及び土地改良法の規定に伴い、霞ケ浦用水地区基幹水利施設管理事業に関する事務委託に関する規約により、下妻市に委託するものであります。
続いて、議案第72号から議案第81号につきましては、平成19年度桜川市一般会計、特別会計及び各水道事業会計の決算の認定をお願いするものであります。今回の決算につきましては、第1次総合計画基本構想に基づき事業を進めてきたものでありますが、主なものにつきましてはまちづくり交付金事業のうち市内の整備として真壁市街地の道路整備、真壁庁舎駐車場工事、防火貯水槽などの整備及び交通利便性の向上を図ることの岩瀬駅前の広場整備等を実施、また学校建設費のうち大和中学校改築工事の建設などについて手がけてまいりました。各事業とも計画的に展開され、順調に執行することができたものと確信しております。
一般会計のみを申し上げますと、歳入総額169億3,843万2,000円、歳出総額161億6,417万3,000円、翌年度に繰り越すべき財源総額5,948万8,000円、実質収支額は7億1,468万1,000円をもって決算した次第でございます。
以上で本議会に提出いたしました議案の概要説明を終わりますが、後ほど担当部長より詳細なる説明をいたしますので、何とぞ慎重なるご審議の上、適切なるご議決を賜りますよう心からお願いを申し上げて、ごあいさつとさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
〇議長(小林正紀君) ここで暫時休憩いたします。
休 憩 (午前10時59分)
再 開 (午前11時15分)
〇議長(小林正紀君) 再開いたします。
〇議案第50号の上程、説明、質疑、採決
〇議長(小林正紀君) 日程第5、議案第50号 専決処分の承認を求めることについて(訴えの提起について)を議題といたします。
提案理由の説明を願います。
飯嶌市長公室長。
〔市長公室長(飯嶌洋一君)登壇〕
〇市長公室長(飯嶌洋一君) 議案第50号 専決処分の承認を求めることについて。
地方自治法第179条第1項の規定により別紙のとおり専決処分したので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求める。
記。訴えの提起について。
平成20年9月9日提出。桜川市長、中田裕。
次ページをお願いいたします。専決処分書。訴えの提起について。
地方自治法第179条第1項の規定により、次のとおり専決処分する。
平成20年7月3日。桜川市長、中田裕。
次ページをお願いいたします。訴えの提起について。
岩瀬駅前整備事業代替地の所有権移転仮登記抹消登記手続請求を求める訴えを提起するので、地方自治法第96条第1項第12号の規定により提出する。
記。1といたしまして、相手方、桜川市岩瀬、亡櫻井たつ、承継人、相続人105名。
2、訴えの提起の理由。桜川市は、岩瀬駅前整備事業代替地に係る土地、公衆用道路を平成19年9月3日売買に基づき所有権を取得したが、この土地には大正5年8月7日第1844号による水戸区裁判所の仮処分命令により、櫻井たつ名義の所有権移転仮登記が現存しております。しかし、同氏は大正10年3月28日に死亡したので、遺産相続によりその法律上の地位を承継した相続人105名の被告に対し、岩瀬駅前整備事業代替地として土地を取得した原告4名と旧岩瀬町農業協同組合から土地を取得した原告1名とともに、所有権に対する問題解決のため所有権移転仮登記の抹消登記手続請求を求める。
3といたしまして、対象となる土地、桜川市岩瀬字3の152番の5、公衆用道路10平方メートル。同じく153番の3、公衆用道路2.39平方メートル。同じく153番の4、公衆用道路201平方メートル。
以上でございます。
〇議長(小林正紀君) 提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質疑ありませんか。
25番。
〇25番(林 悦子君) 訴えの提起はしようがないと思っているのですけれども、費用負担はどんなことになるのでしょうか。つまり101人もいるわけですね、相手方が。弁護士にやってもらうにしたって大変な作業だと思うのですが、もともと取得したとき農協から取得したのでしょう。ということは、市は善意の第三者ですね。あけてみたら登記がしていなかったというのだったら、本来農協さんからもらったときと、農協と市との関係の中では、要するに傷がついているというようなよく言い方しますが、若干ちょっとしみのついている物件を渡されてしまったようなことになるでしょう。そうしたら、当然そこにまるっきり何から全部市が負担するようなものではない。善意の第三者として農協のほうに負担を求めてもいいケースなのではないかなと私は思うのです。ですから、これはきれいにして解決しなくてはならないけれども、負担についてその辺どのような話し合いをしているのだかということについてはちょっと聞きたいと思うし、もし丸々市が持って、農協はごめんなさいということであるとしたらば、それは私はおかしいのではないかなと。もっと詳しい中身がわからないので、もしかしたら私が言っていることそのものも勘違いから言っていることがあるかもしれないので、もしそういうことがあったら、それはしんしゃくしてもらいたいと思いますが、これを読んだ限りにおいては、市は農協に対して善意の第三者だから、だから瑕疵ある契約になるので、その部分については当然農協に負担を求めるべきだと私は思うのです。
〇議長(小林正紀君) 飯嶌市長公室長。
〇市長公室長(飯嶌洋一君) 費用負担でございますが、結論を先に申し上げますと、JA北つくばが全部弁護士料から、今までの105名の相続人の特定に要した司法書士の代金等につきましても、JA北つくばが全額持つということになっております。といいますのは、土地売買契約書を結んだときに、売り主の補償責任というような条項を設定しておりまして、そういう瑕疵があった場合には売り主のほうが全額負担するというようなことで契約をしておりますので、それに基づいてJAが全額持つということで話が済んでおります。
以上でございます。
〇議長(小林正紀君) 質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は原案のとおりに承認することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 異議なしと認めます。
よって、議案第50号 専決処分の承認を求めることについて(訴えの提起について)は承認することに決定されました。
〇議案第51号の上程、説明、質疑、採決
〇議長(小林正紀君) 日程第6、議案第51号 教育委員会委員の任命についてを議題といたします。
提案理由の説明を願います。
中田市長。
〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 現在教育委員長をしております舘野義久さんが11月で任期満了になります。それにかわりまして、住所、茨城県桜川市大国玉1874番地、氏名、海老澤敦氏、生年月日が昭和41年6月28日生まれでございます。学歴につきましては、地元の大国小学校、大和中学校を卒業後、國學院栃木高校を卒業なされ、國學院大學の法学部を平成2年3月に卒業なされた方でございます。現在は、海老澤工業所の取締役として活躍をなさっております。市の場合に非常にPTA活動も積極的にやり、子供たちの将来を熱く語っておられる方でございますし、また市の未来塾のほうにも入っておりまして、桜川市の発展をどうしたらいいかということを熱く語っておられる方で、非常に温厚篤実で研究熱心な方でございます。そういう面で新しい教育委員会に風を吹き込んでいただける方だと思いますので、議員の皆様方のご理解とご支持をいただきたいと、かように思って提案をさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。
以上でございます。
〇議長(小林正紀君) 提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質疑ありませんか。
20番。
〇20番(橋本位知朗君) 先般、協議会の説明の中でも申し上げましたが、議事録が載らないということですので、再度申し上げます。
海老澤敦さんについては異議はございません。ただ、この選任の方法について、学校関係のほうから若い人を選任するのだという新しい決まりのようでございますが、このままいきますと、この方が同じところでまたその学校関係の方を選ぶという形になろうかと思います。ほかの地区からもそういう方を選びたいので、できれば大和、真壁、岩瀬でも、回りはどうでもいいですから、そういうように各自のところから1名ぐらいを選ばれるように何か付議をつけておかないと、このままでは1名という限定の中でありますから、同じところからという可能性があります。その辺のところを考慮いたしまして、何らかの方法を考えていただきたく思うので、質問をいたします。
〇議長(小林正紀君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 橋本議員さんが危惧していることは私も理解しております。しかし、1名以上ということでございますので、1名とは限らず2名になる可能性もございますし、3名になる可能性もあると。やはり教育委員会のありようについて、これから若い人たちの意見も聞きなさいということでございます。ですから、そういう状況を勘案して、確かに橋本議員がご指摘されることは私も重々承知をしておりますので、一応1名以上ということでございますので、今回はちょうど舘野義久さんが任期満了ということで、海老澤さん、大和地区の海老澤さんがご承認をいただきたいということで提案をさせていただきましたが、これからそのことも重きを置いて選任をお願いしてまいりたいと、かように思っております。どうぞよろしくお願いしたいと思います。
〇議長(小林正紀君) 質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は原案のとおり同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 異議なしと認めます。
よって、議案第51号 教育委員会委員の任命については同意することに決定されました。
〇議案第52号の上程、説明、質疑、採決
〇議長(小林正紀君) 日程第7、議案第52号 公平委員会委員の選任についてを議題といたします。
提案理由の説明を願います。
中田市長。
〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 公平委員会の選任についてでございますが、現在公平委員をしております福島壽一さんが、本年12月7日で任期満了になります。その中で、再度福島壽一さんに公平委員会委員をお願いしたいということでご提案をさせていただく次第でございます。
福島壽一氏は、現在桜川市犬田1219番地の12にお住まいで、お生まれは昭和17年4月20日生まれでございまして、昭和36年に県立下館第一高等学校を卒業なされ、昭和41年の3月に立教大学の法学部を卒業され、以来岩瀬町役場のほうで勤務をなされ、平成14年4月に総務課長になり、退職をされまして、平成17年12月8日から桜川市公平委員会として現在活躍をしておいででございます。非常にまじめな方でございまして、公平な考えを持った方でございますので、再度再任をお願いしたいということでご提案をさせていただきますので、よろしくお願いをしたいと思います。
〇議長(小林正紀君) 提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質疑ありませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は原案のとおり同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 異議なしと認めます。
よって、議案第52号 公平委員会委員の選任については同意することに決定されました。
〇議案第53号〜議案第55号の上程、説明、質疑、採決
〇議長(小林正紀君) 日程第8、議案第53号 固定資産評価審査委員会委員の選任についてから日程第10、議案第55号 固定資産評価審査委員会委員の選任についてまで3案を一括議題といたします。
提案理由の説明を願います。
中田市長。
〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 固定資産評価審査委員会委員の選任について、理由を説明させていただきたいと思います。
現在固定資産評価審査委員会の委員は、矢部喜三郎さん、菊池健一さん、井坂敏雄さんの3名が委員をしておりますが、本年11月24日をもって任期満了となります。
ここで、まず議案53号につきましては、矢部喜三郎さん、現在桜川市大国玉2836番地にお住まいで、お生まれは昭和12年10月20日生まれでございます。長く大和村役場に勤務をなされ、定年後、合併後平成17年10月1日より固定資産評価審査委員会の委員に就任をしております。もう一度お願いをしたいということで提案をさせていただきます。
次に、54号、55号につきましては、菊池健一さん、井坂敏雄さんが退任をなされますので、新たに任命をさせていただきたいということでご提案をさせていただきます。54号につきましては、口町久さんを任命させていただきたい。口町さんは、桜川市門毛1035番地にお住まいで、昭和23年4月1日生まれの方で、長く岩瀬町役場に奉職し、合併後は桜川市の建設部長、そして会計管理者を歴任をなされ、ことし退職をなされた方でございます。非常に勤勉で実行力がある方でございますので、ご承認をいただきたく提案をさせていただきます。
次に、55号でございますが、井坂敏雄さんがおやめになるということで、かわりに長塚直之さん、住所は桜川市真壁町酒寄1693番地、昭和19年8月26日生まれでございます。長塚氏の役職につきましては、真壁町役場に長くご勤務され、税務課長、水道課長などを歴任されまして、退職をされ、現在は役職はついておりませんが、固定資産評価委員として最適でございますし、広く建設課長、税務課長、水道課長を歴任されたということで、税務関係にもお詳しいということでご提案をさせていただきます。
どうぞ慎重審議の上、ご議決を賜りますようお願いを申し上げ、提案理由とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
〇議長(小林正紀君) 提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質疑ありませんか。
10番。
〇10番(相田一良君) 先ほど審査委員の選任をしましたわけですけれども、今市長の説明によりますと、どうも役所に前勤めていた人が選任になっていまして、この選任に反対するわけではないのですけれども、役所ばかりではなくて、もっと違う方面からのそういう選任方法もあったのではないでしょうか。役所ばかり勤めていた人が選任になると、考えが同じような考えで、そういう考えの人がいるということで、違う方向からの、さっき市長が言ったように新しい風、新しい風を吹かせると大和の海老澤さんを選んでくれましたね。やはりこういう各委員も役場を退職した人を主に任じるよりも、違う方面の人から採用、今回はこれで承認しますけれども、今後各委員を選ぶ場合には役所ばかり退職した人でなく、違う方面からの人の採用もよろしくお願いします。どうですか。
〇議長(小林正紀君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 民間からというお話だと思いますが、一応固定資産評価審査委員会というのはある程度税務行政に精通した方が望ましいのではないかということで、3氏とも税務関係、建設関係を歴任しておるということで、相田議員さんがおっしゃるように、民間からというふうなご指摘もございましたが、そういうことで今回は税務関係あるいは建設関係を歴任したということで選ばせていただきました。これから長いスパンで考えた場合には、今相田議員が言われるようなことも導入しながらやっていきたいと思いますが、まだ合併して3年でございますので、各地域から精通した人をまず選ばせていただいたということでございますので、よろしくご理解をいただきたいと思います。
〇議長(小林正紀君) 10番。
〇10番(相田一良君) それでは、今後いろんな委員を選ぶ場合には、民間からも登用をよろしくお願いします。市長は、まだ3年と言いましたけれども、もう既に3年が過ぎましたので、よろしくお願いします。
〇議長(小林正紀君) 24番。
〇24番(上野征一君) 選ばれた3人の方、優秀な方で、別にこの選ばれた方にどうこうではありませんけれども、確認のためなのですが、市としてもろもろの役職を委嘱する場合に、私の勘違いかもしれませんけれども、70歳以上の方がというような話が前にあったと思うのですが、75歳だったのなら私の勘違いなのですけれども、この辺もし今回このままにしてしまいますと、後々70歳以上を過ぎた方も再任の場合にはいいのではないかというようなことになるかと思うのですけれども、その辺の考えを念のため確認したいと思います。
〇議長(小林正紀君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 上野議員が言われることでございますけれども、現在民主主義の世界で、特に今現在アメリカで大統領選挙も行われておりますが、この中で年齢に対して言うのは民主主義に違反するのではないかというような議論がなされております。ですから、20歳以上、健全な心を持って、健全に活動している方、70歳だからだめだということは私は該当がしないのではないか。ただし、常に若返っていくということも大切であるというふうに認識しておりますが、本人をよく吟味していただければすばらしい方でございますので、現在人生八十数年でございます。まだ70歳は働き盛りだというふうに、上野議員、私は理解をしておりますので、これからそういうとどまるということについては意見を尊重させていただきますが、70歳だからだめだということについては、私は今の民主主義の中ではそぐわないのではないかと、かように考えております。
〇議長(小林正紀君) 24番。
〇24番(上野征一君) さっきも言ったように、私の勘違いだったらごめんなさい。70歳でも80歳でも適任適職であればいいかと思っていたのですけれども、前に恐らく合併してからだったと思いますけれども、そういうような話があったということがなかったのかあったのだか、その辺ちょっと確認したいと思います。
〇議長(小林正紀君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 全員協議会の中で確かに出ました。そのときに稲葉安次郎議員さんが70歳以上だといってだめだと、そんなばかな話は聞いていられないということで、そのときには雲散霧消したというふうな思いを私強く持っております。
〇議長(小林正紀君) よろしいですか。
25番。
〇25番(林 悦子君) 私も年齢までしみじみ今見て聞いていなかったのですけれども、上野議員さんの話を聞いていたら、そのとおりだと思います。やっぱりどこかでけじめをつけるためにやっていることであって、例えば68とか9とかで選んだのだけれども、途中で70の線を越えてしまったというのであれば、それはわかるのですけれども、再任だったらば、例えば40でも50でもなったら永遠となり続ける、本人の申し出がない限り。そういうことではなくて、合併協議会の場ではきちんとここで、その人格を否定することでもないし、年齢で分け隔てをするということではないなんていうことはみんなわかっていて、だけれどもどこかで線を引こうということで引いた線だと思うのです。だったら、後期高齢者の75なんていったらば、市長それで自分で提案していて、それで当然75で、70とどこが違うのだという話があったって、どこかで線を引かなくてはならないから泣く泣くやっていることだと思うので、役所なんていうのは最もそれをやらなくてはいけないところだと思うのです。ですから、この人の名前が出ていて、名前が出ているこの人をどうこうだということではなくて、やはり再任の段階で70を超えていたらば、それは私は認めるべきではないと思います。合併のときの約束を市長みずからが破ったらば、今度次になるときにどの委員であっても、この人はよくてこの人はだめみたいなことはできないではないですか。
ちょっと議長、これは休憩にしていただいて、皆さんの意見をよく調整してもらってやってもらったほうがいいような気がするのですけれども、いかがでしょうか。
〇議長(小林正紀君) これは年齢のことは出ていないから、休憩してって、またこれ別問題で全協かなんかでやるほかないと思うのですけれども。これに関しては年齢というのは規約にないですから、基本的にこれ賛同するかしないかだけになると思うのです。別に後でそれは出たことですから……
〔「いろんな委員さんを選ぶときにというようなお話がなされたん
であるというふうに言うから、それであればやっぱり違えるの
はどうなのかなと、私は今24番議員さんの話を聞いていて、そ
うだなというふうにちょっと賛同するところがあったんでね、
そう思ったんですね。だって、自分たちで決めたわけでしょう、
合併協議会のときに。その辺はどうなんですか」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) いずれにしても林議員がおっしゃることはわかりますので、また改めて全協かなんかで持ち出していただいて、これはこの方に賛同するかしないかだけでお願いしたいと思います。
答弁はよろしいですか、市長。林さん、答弁はいいですか。
〇25番(林 悦子君) いいです。それはちょっと今後検討……
〇議長(小林正紀君) 26番。
〇26番(菊池節子君) 今25番議員が言ったように、一人だけでもそういう例外を認めると、これからずっとそういうふうになるという可能性がもう大だと思います。だから、きちっとこの辺しないとだめではないでしょうか。
〔「決めてないって」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) これは年齢制限ないわけでしょう。年齢制限ないです。だから、例外とかそういうことではない。
26番。
〇26番(菊池節子君) 70歳以上はやらないというようなことを言っていた記憶があるのですけれども。この辺、市長。
〇議長(小林正紀君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 菊池議員さんにお答えしたいと思います。
今国家公務員の中でも60歳定年はいかがなものかと、65歳まで延長しようではないかというような時代の流れでございます。高齢化社会ということでございませんけれども、やっぱり平均寿命が延びたという中で、まだまだ私は70歳は働き盛りなのかなというふうに思って、ただある程度の議員さんのご意見もこれから尊重はさせていただきますが、この固定資産評価審査委員会の委員に任命するに当たり年齢制限というのはございませんので、その辺のところはご理解をいただきたいと思います。
〇議長(小林正紀君) よろしいですか。ほかございませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は原案のとおり同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 異議がありますので、直ちに採決をいたします。
討論ありませんか。
〔「討論なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 討論を省略いたします。
これから採決を行います。
この表決は起立によって行います。
本案は原案のとおりに可決することに賛成の方の起立を求めます。
〔起立多数〕
〇議長(小林正紀君) 起立多数。
よって、本案は可決されました。
よって、議案第53号から議案55号 固定資産評価審査委員会委員の選任については同意することに決定されました。
〇日程の追加
〇議長(小林正紀君) ここで、過日文教常任委員会に付託されました請願について、9月9日付で文教常任委員長より議長までその審査報告書が提出されております。
直ちに議会運営委員会を開催し、その取り扱いについてを審議いたします。
ここで暫時休憩をいたします。
休 憩 (午前11時46分)
再 開 (午前11時54分)
〇議長(小林正紀君) それでは、再開いたします。
休憩中に議会運営委員会が開催されましたので、その結果についてを報告願います。
議会運営委員長、皆川光吉君。
〔議会運営委員長(皆川光吉君)登壇〕
〇議会運営委員長(皆川光吉君) 議会運営委員会の審議の結果を報告いたします。
請願第1号 多目的複合施設(仮称)の建設に関する請願については、直ちに日程に追加し、審議、採決することに決定いたしましたので、ここでご報告いたします。
〇議長(小林正紀君) ただいま議会運営委員長から報告がありましたが、報告のとおり請願第1号については直ちに日程に追加し、審議、採決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 異議なしと認めます。
追加日程表並びに委員長報告書を配付いたします。
〔資料配付〕
〇議長(小林正紀君) 配付漏れはございませんか。
〔「配付漏れなし」の声あり〕
〇請願第1号の上程、委員長報告、質疑、採決
〇議長(小林正紀君) 追加日程第1、請願第1号 多目的複合施設(仮称)の建設に関する請願についてを議題といたします。
本件については委員長の報告を求めます。
文教常任委員長、大塚秀喜君。
〔文教常任委員長(大塚秀喜君)登壇〕
〇文教常任委員長(大塚秀喜君) 文教常任委員会審査報告書。
文教常任委員会の審議の結果並びに審議の経過について、会議規則第136条の規定により報告いたします。
本委員会に付託されました案件は、請願第1号 多目的複合施設(仮称)の建設に関する請願であります。本委員会は、6月10日、文教常任委員会室におきまして、教育長、教育次長の出席を求め、審議を行いました。
最初に、紹介議員である真壁町選出の増田豊議員より請願書の趣旨を聞き、さらに提出者であります大和町代表田中喜四郎宅へお伺いし、趣旨をお聞きしました。その中で、本委員会としても説明会の必要性は十分認識している立場にあり、また昨年(19年1月5日)に実施した住民説明会も市全体へのものでなくてはならないとの4常任委員会の経緯もあり、今回の請願内容を見てみますと、大和町住民への説明会の開催要求と受けとめられるものでありますので、そこのところについて何とかならないでしょうかとお願いしました。田中代表は、大和町での話し合いの結果なので、ここでの結論は出せないという返答でありました。
翌6月11日、再度委員会を開催し、審議を行い、さらに田中代表宅へお伺いし、大和町におきまして会議を持っていただきたい旨をお願いしたところ、13日以降にならないと話し合いが持てないとの返答があったので、6月定例議会では結論が出せないところとなり、全会一致で継続審査という形になりました。その後、審査経過についてでありますが、およそ1カ月後の7月14日に田中代表宅へお伺いし、大和町で話し合いなどを持たれたかどうかお聞きしましたところ、その後話し合いは持っていないと、また今後も開く予定がないとのことでした。
また、7月21日には、真壁中央公民館におきまして市民全体を対象とした説明会が市長、副市長出席のもと開催されました。この説明会は、田中区長を初め大和町の方々の出席もありました。
本委員会は、9月定例会での報告のため、9月5日、文教委員会室におきまして教育長、教育次長の出席を求め、審議を行いました。その結果、この付託された事件につきましては、請願の趣旨は達成されたものと認め、全会一致で不採択と決しました。
以上が付託案件に対する文教常任委員会の審査の経過並びに結果であります。各位におかれましては、本委員会の報告を了承の上、ご賛同くださるようお願いします。
平成20年9月9日
文教常任委員会委員長 大塚 秀喜
桜川市議会議長 小林 正紀 様
以上。
〇議長(小林正紀君) 報告が終わりました。
文教常任委員会所属以外の方の質疑を願います。質疑ありませんか。
25番。
〇25番(林 悦子君) 済みません。ちょっと文教委員会で賛成多数ではなくて全会一致と、今委員長が言ったのですね。
では、委員長、3点ばかり聞きたいことがあるのですが、1つはこの不採択というのは何かいかにも厳しい結論が出たというように、その不採択という文字だけ見るととらえる人も中にはいるのかなと思うのですけれども、方法として趣旨が達成されているのであれば、請願をちょっと取り下げていただいて、おさめていただくというような方法もあったのではないかななんて思うのですが、そのようなことについてはちょっと検討をされましたかどうか、それが1点目。
それから、2つ目は、紹介議員さんは納得をされたのかどうか、その辺の経緯についてもお尋ねをいたします。
それから、最後に3点目なのですが、こんなことを言っては失礼なのですが、もともとこの請願が出てきたときにちょっと戸惑ったのですね、私は。何でかというと、そもそも市長と話し合いを持ちたいということですから、直接市長のほうに言ってくださってもよかったのかなと。議会が例えばこれを採択したにしても、請願が採択しても市長への強制力というのはないのです。ですから、あくまでも市長が会うとか会わないとかということを決めるわけですから、その市長と市民の間に議会が介在することをしなくてもできたことなのではないかなと思ったので、とてもここで会えとか会わなくてもいいとかいうことを議会が決定することについて、ちょっとなじまないような気も私個人はしていたのですね。これは困るなと、正直申し上げて。今後、議運及び議長とか、やっぱり事前に、幾ら請願だったとしても、いろんな方法があると思うので、請願についてもうちょっと考えてもらいたいなと、整理してやってもらえるといいかなと思うのです。
不採択という言葉そのものは非常に市民に対して物を突き返すようで重いのですけれども、これに対して議員が賛成反対で対立をしなくてはならないようなことなのかなという疑問もあるのです。ですから、今後そういうことも含めて皆さんと一緒に考えていきたいというのが3点目で、これはお願いになるのですが、最初のそういう穏便にといっては申しわけないのですが、穏便におさめていただくというような方法について探られたのだとは思うのですが、その辺の経緯をもうちょっと聞かせていただきたいのと、それと紹介議員さんはこのような経緯になることについて、結末がなることについて納得されたのかどうか、その辺聞いていただいたかと思うのですが、この2点についてちょっとお尋ねをいたします。
〇議長(小林正紀君) 文教委員長、大塚秀喜君。
〇文教常任委員長(大塚秀喜君) 林議員にお答えします。
1点目なのですが、検討したかどうかと、取り下げとかという形で。これは、取り上げなかったら審議が流れて終わりと、文教委員会を開いて審議しなかったら、それで審議未了で廃案ということになる流れだったと思うのですが、今議会の議運の初日に議長が増田議員に最初に聞いていただきまして、取り上げてもらったほうがいいというお話をいただきました。私も真壁町出身の増田議員のほうに、電話でなのですが、どうしますかとお伺いしましたところ、これだけではなくて、真壁町出身の増田さんの考えでは、今後の請願の取り扱い方にかかわることだと、ぜひ取り上げてもらいたいというふうな話でしたので、文教委員会は2回審議しています。最初に審議して、2回審議しまして、こういう結論に至りました。
紹介議員が納得したかということなのですが、この結果についてはまだ前もって報告はしていません。
3番目の直接市長に行けばということ、議会が介さなくても、なじまないのではないか、穏便にという話なのですが、文教委員会としてはごもっとも、そのとおり。そういうふうに進めなかったら、議会と執行部がうまくいかないのではないかな。議会に持ち出す話ではないと私も思っています。文教委員の皆さんもそういうふうに思っていると思います。こういうやり方をしていっては前向きな話はできないのではないかなと。大和町の人、5町内の人が、市長は一生懸命市民の声を聞いているみたいなので、その日に行けば済む話なのではないかなというふうに理解しています。
〇議長(小林正紀君) 25番。
〇25番(林 悦子君) それはよくわかりました。ただ、賛成したとしても反対したとしても、決して何かすっきりするものではないですね。だけれども、これは踏み絵になってはいけない議案のような気もするし。ちょっと5分ぐらい賛成するか反対するから決めますから、時間もらませんか。私はとても正直言って迷っているのです。どっちにしていいかよくわからないです。こんなに悩むことは珍しいぐらいですけれども。つまり何で悩んでいるかというと、議員が賛成反対に分かれなくてはならないような議案ではないような気がするし、かといって請願なのだから取り上げて、一応ちゃんと委員会にゆだねて結論が出てきた以上、それに対して賛成反対はやらなくてはならないというのは、もうこれは議員の宿命だと。だから、ちょっと5分ぐらい時間をもらって、どっちかに決めますから。お願いしたいのですけれども。
〇議長(小林正紀君) どうしますか、委員長。
〔「できれば例えば休憩にでもしてもらって、8番議員さんから意
見でも聞いてもらって、これで賛成とか反対とかやりたくない
な。だから、廃案にしろっていう意味じゃなくて、本当は目的
が、この間説明会を市長を交えてやったじゃない。それで目的
達成をしたという了解をしてくれているんだったら、みずから
もし取り下げをしてくれるんであれば、正直言ってありがたか
ったかな、それは。それが本音だと。その辺がわからないです
から、もし議長がそれで時間をとってくれるのだったら、ちょ
っと休憩にでもして、後々しこりを残さないようにするのには
8番議員さんの意見を聞いて、聞いた上で結論を」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) いずれにしても林さんの意向はわかりましたから、8番議員、質問あるのでしょう。では、ご意見を聞いて、それで判断していただきたいと思います。
それでは、いいですか。8番。
〇8番(増田 豊君) 今委員長報告を聞いて、私もこの議場で初めてこの文面を見たのですが、議運のときに渡された報告書、これが回ってくるのかなというふうな思いでした、最初は。そこには言葉が見つからず、既に請願の趣旨は達成されたことにより不採択と決しましたという簡単な文面だったから、これでもいいだろうというふうに思ったのですけれども、この文章を見てみると、ちょっと私は解せないところがある。
それを質問しますけれども、まずその前に、まず紹介議員として委員会が説明を求められているということで私出席しました。説明している最中に、私の言っていることが、こういう裏づけがあるのだよということで資料を持ってくるから待っていてくれといって私は委員会を退席して、資料をとりに戻っていきました。その最中に委員会は打ち切られて、大和町区長宅へ文教委員5人、教育長、次長、課長、8人で大和町の区長のところに行ったという初日のいきさつがあります。私は説明するときに、説明はまだ不十分であったというふうなところから今回の請願の内容についてとらえております。そして、大和町区長宅に行ったときには、林議員からも今質問ありましたけれども、何とか請願を取り下げてもらえないだろうかというようなことを頼みに行った。そのときにも文教委員のある議員を通じて、紹介議員なのだから同席をさせてくれと言いましたけれども、同席は認めさせてもらえませんでした。そうやって紹介議員をないがしろにして、区長宅へ8人して押しかけるという行動はちょっといかがなものかというふうなことも、やっぱり請願に対するとらえ方がちょっと間違っているのではないかというふうに私は思っております。
そして、取り下げるというふうなことは、私も最初の議運のときにも言いましたけれども、私にさえ取り下げるように働きかけてくれというふうなことも言われましたけれども、紹介議員が取り下げる側になったらば、私はばかになってしまうからねと。だから、そういう行動をとるのは私には関係のないことだというようなことを話した覚えがあります。その後ずっと何遍も行ったということもありますけれども、委員長を初め文教委員の方が行ったということもありますけれども、大和町の区長には一番最初に訪問されたときと同じように、紹介議員を同席しないときは話を聞く必要もないのではないですかというふうなことは申し上げました。そうでないと紹介議員の役目を果たせない。そういう流れで来たものですから、少々今回の文教委員の取り組みについてはちょっと不満はまだ持っているというふうな状況です。
その中で1つ質問しますけれども、この中でも書いてあります。大和町だけで出すのはいかがなものかということで大和町区長宅へ行ったと思うのですが、請願そのものの趣旨を考えてみれば、外国人であろうと、子供であろうと、たった一人であろうとも請願は出せる。それが憲法上でも保障された国民の権利だというふうなことを、そのことは委員長にも伝えてありますけれども、その点についての協議はなされたのでしょうか。ご返答をお願いいたします。
〇議長(小林正紀君) 文教委員長、大塚秀喜君。
〇文教常任委員長(大塚秀喜君) 今の質問なのですが、請願は1人でも出せると。確かにごもっとも、増田議員のおっしゃるとおり。ですが、今回のは(仮称)多目的複合施設の建設にかかわる請願であり、執行部への説明を求めたものでありました。そのことに関しては文教委員会で十分検討したと思っております。議員の皆さんには何日も出ていただき、ご審議ありがとうございましたと言いたいです。
それと、田中屋さんにお邪魔したときに同席を認めないというのは、ちょっと私認識ないのですが。
以上です。
〇議長(小林正紀君) ほかございますか。
26番。
〇26番(菊池節子君) ちょっと意見を言っていいですか。
この報告書の中に、請願者が請願した人と紹介議員もいて、それで自宅まで請願者のところへ行くというのは、ちょっとこれ筋が違うのではないかというふうに。もし用事があるのでしたら、市役所へお呼びになって説明を伺うのが、これ筋ではないかなというふうに思うのですけれども、ちょっとおかしいというふうに私は思っているのですけれども、これが公文書でこういう形で残るのも私いかがなものかというふうに思っておりますけれども。
〇議長(小林正紀君) 大塚委員長。
〇文教常任委員長(大塚秀喜君) 文教委員会で議長を通して請願者を呼んで意見を聞くという流れになると思うのですが、田中さんが商売されている方で、議会に2日続けて行ったということなのですけれども、2日続けて商売なさっている人を呼んで来てもらうのも忍びないということで、文教のほうでお邪魔してしまいました。そんな中で、初日は随分人が行ってしまったので、区長さんもびっくりしてしまうのかなと。2日目は人数を減らしまして、報告のとおり、この間の7月14日には私と2人、文教委員で行きました。
以上です。
〇議長(小林正紀君) 15番。
〇15番(増田俊夫君) 私は今3人の意見を聞いていて、私もこの文教委員会審査報告書を見まして、この内容であれば、請願する人が、お願いした人が結論を出せないというようなことであれば、これはしようがないのかなというふうに思っていたのですが、何か今話を聞くと、請願をする人、請願を受けた人の関係が何かこうおかしいような気がするのです。
文教常任委員会でもちろん請願された方に訪問して行ったということに対しましては、これは私は前回の席でお話ししたと思うのですが、やっぱり請願というのはあくまでも請願の紹介を受けた方、紹介議員、この方が受けて、すべてをその方が把握をして、その請願の内容について解決をしていくというのが本来の筋ではないかなと私は思っております。その点からいきますと、何か余りにも文教委員会の皆さんの熱心さが、かえってこの請願をした田中さんにいろんな、委員長もありましたが、驚いたのではないかというような話も今ちょっと委員長からありましたが、全くそういう点もあったのではないかというふうなことが、私も今気になりました。できれば、やはりこの前もお話ししましたが、請願を受ける方、そういう方の原点に返ったものですべてを進めていくのが本来のことではないかと思いますので、この段階で賛成反対というのも何かおかしな方向にいってしまうのかなと思うのです。決して私は内容についてどうのこうのではなくて、やはりお願いした人に対してそれをきちんと答えを出してやることが何よりの議会としての役割ではないかなというふうに考えておりました。
〇議長(小林正紀君) ほかよろしいですか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 質疑を終わります。
これから請願第1号 多目的複合施設(仮称)の建設に関する請願についてを採決します。
この採決は起立によって行います。
この請願に対する委員長の報告は不採択です。
この請願は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
〔起立多数〕
〇議長(小林正紀君) 起立多数です。
よって、請願第1号 多目的複合施設(仮称)の建設に関する請願については不採択とすることに決定いたしました。
〇散会の宣告
〇議長(小林正紀君) 本日予定された案件はすべて終了いたしました。
本日はこれで散会いたします。
大変ご苦労さまでございました。
散 会 (午後 零時23分)