平成19年第1回桜川市議会臨時会議事日程(第1号)

平成19年第1回桜川市議会臨時会議事日程(第1号)
                        平成19年10月2日(火)午後3時開会 日程第 1 会議録署名議員の指名                              日程第 2 会期の決定                                   日程第 3 執行部あいさつ                                 日程第 4 議案第80号 市立大和中学校改築工事請負契約について              日程第 5 執行部あいさつ                                
出席議員(25名)   1番   風  野  和  視  君     2番   勝  田  道  雄  君   3番   岩  見  正  純  君     4番   小  高  友  徳  君   5番   中  川  泰  幸  君     7番   皆  川  光  吉  君   8番   増  田     豊  君     9番   潮  田  新  正  君  10番   相  田  一  良  君    11番   古  川  静  子  君 12番   大  塚  秀  喜  君    13番   高  田  重  雄  君 14番   小  林  正  紀  君    15番   増  田  俊  夫  君 16番   鈴  木  好  史  君    17番   川 那 子  秀  雄  君 18番   萩  原     實  君    19番   横  田     衛  君 20番   橋  本  位 知 朗  君    21番   仙  波  信  綱  君 22番   増  田     昇  君    23番   塚  本     明  君 24番   上  野  征  一  君    25番   林     悦  子  君  26番   菊  池  節  子  君
欠席議員(なし)
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名    市     長  中 田   裕 君    副  市  長  山 田 耕 一 君    教  育  長  石 川   稔 君    市長公室長    飯 嶌 洋 一 君    総 務 部 長  飯 島 泰 則 君    教 育 次 長  中 島 昭 市 君
職務のため出席した者の職氏名    議会事務局長   柴 山 栄 一 君    議会事務局書記  笠 倉   貞 君    議会事務局書記  安 保 文 明 君    議会事務局書記  鈴 木 謙 一 君
          開 会  (午後 3時00分)
    〇開会の宣告
議長(小林正紀君) 本日の出席議員は25名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立しますので、ただいまより平成19年第1回桜川市議会臨時会を開会します。
 地方自治法第121条の規定により、説明のため議長から出席要求による出席者及び事務局職員は、配付したとおりです。

    〇開議の宣告
議長(小林正紀君) これから本日の会議を開きます。

    〇会議録署名議員の指名
議長(小林正紀君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本臨時会の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長より指名します。
   20番 橋 本 位知朗 君
   21番 仙 波 信 綱 君
   22番 増 田   昇 君
 以上、3名を指名します。

    〇会期の決定
議長(小林正紀君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
 議会運営委員長より本臨時会の会期日程等、議会の運営に関する事項について、議会運営委員会の協議の結果を報告願います。
 議会運営委員長、皆川光吉君。
          〔議会運営委員長(皆川光吉君)登壇〕
議会運営委員長(皆川光吉君) 議会運営委員会の会議結果をご報告いたします。
 円滑な議会運営を図るべく、平成19年10月2日、午後1時30分から議長の出席を得て開催し、審議した結果、次のとおり決定いたしました。
 会期は本日限りとし、1議案を審議し、採決いたします。
 以上で報告を終わります。
議長(小林正紀君) お諮りいたします。
 本臨時会の会期日程等は、議会運営委員長の報告のとおりとしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(小林正紀君) 異議なしと認めます。
 よって、会期日程等は、議会運営委員長の報告のとおり決定いたしました。

    〇執行部あいさつ
議長(小林正紀君) ここで市長より発言を求められておりますので、これを許します。
 中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
市長(中田 裕君) こんにちは。本日平成19年第1回桜川市議会臨時会の開会に当たり、提出議案の概要説明を兼ねてごあいさつを申し上げます。
 議員各位におかれましては、公私ともご多用のところご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。また、過日開催されました9月定例議会におきましては、ご提案いたしましたすべての議案につきましてご承認いただき、まことにありがとうございました。
 それでは、今回ご審議いただく案件についてご説明申し上げます。
 議案第80号 市立大和中学校改築工事請負契約についてでありますが、この大和中学校につきましては、昭和38年度から3カ年間にわたり建設され、建設後37年余を経過した校舎は老朽化のため雨漏りやゆがみ、ひび割れ等の損傷が激しかったため、旧大和村において平成12年度改築を前提とした耐力度審査を実施し、1万点が基本点数のうち、採点減点法により5,000点を下回り、基準値以下、危険性の高い建物と診断され、翌年度に大和中学校建設委員会を発足させ、検討を重ねてまいりましたが、平成15年度には急激な財政上の悪化等により建設の先行きが不安定な状況となってしまったため断念、休止状況となり、合併後検討、調査し、現在早期の建設が必要となり、また生徒たちの安全を守るべきものであるため、今回の改築工事に至ったわけであります。つきましては、請負契約を締結したいので、議会の議決を求めるものでございます。
 以上で本臨時会に提出いたしました議案の概略説明を終わります。何とぞ慎重なるご審議の上、適切なるご議決を賜りますよう心からお願いを申し上げまして、開会のごあいさつとさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

    〇議案第80号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(小林正紀君) 日程第4、議案第80号 市立大和中学校改築工事請負契約についてを議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 飯島総務部長。
          〔総務部長(飯島泰則君)登壇〕
総務部長(飯島泰則君) 1ページをごらんいただきたいと思います。議案第80号 市立大和中学校改築工事請負契約についてご説明いたします。
 地方自治法第96条第1項第5号及び桜川市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定に基づき、市立大和中学校改築工事請負契約について請負契約を締結するため、議会の議決を求めるものでございます。
 記といたしまして、
 1、契約の目的、市立大和中学校改築工事。
 2、契約の方法としましては、9月28日、6社により条件付き一般競争入札を実施いたしました。10月1日に仮契約を締結したものでございます。
 3、契約金額ですが、9億6,705万円でございます。
 4、契約の相手方ですが、住所、茨城県水戸市吉沢町311番地1。称号または名称、株木建設株式会社茨城本店。代表者氏名、常務執行役員、本店長加藤俊次郎。
 以上で説明を終わりますが、内容をご審議の上、適切なるご議決を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 以上でございます。
議長(小林正紀君) 提案理由の説明は終わりました。
 これより質疑を行います。
 質疑ありませんか。
 1番、風野君。
1番(風野和視君) 1番。
 大和中学校校舎概要から見ますと、普通教室が6教室あります。それにおいて、現在の大和中学校生徒数と、さらに少子化に伴いながら現在のままの学区割がこのまま進んで、大和地区の10年後の生徒数の数のほうを教えていただきたいと思います。
議長(小林正紀君) 中島教育次長。
教育次長(中島昭市君) 風野議員さんにお答えいたします。
 現在の大和中の生徒数なのですけれども、全体で225名です。クラスが6クラス、それで特殊クラスが2クラスあります。
 10年後なのですけれども、大和中学校におきましては、10年後は188名になります。10年後もやっぱりクラス的には6クラスあります。
議長(小林正紀君) ほかございませんか。
 18番、萩原君。
18番(萩原 實君) 外構工事について一式ということで明記してあるのですが、ちょっと見ても、それに対する費用的なものがないのですが、一式というと、ネット工事や植栽、あるいは遊具的なものも若干あると思うのだけれども、その外構工事一式というのは内容的にはどんな工事なのですか、これ。いろいろあると思うのだよね、植栽も必要だろうし、ネットも要るだろうし、これは一式というのはどんな内容ですか。
議長(小林正紀君) 中島教育次長。
教育次長(中島昭市君) 外構工事の中では、自転車置場、あとは舗装工事等です。それだけです。
議長(小林正紀君) 18番。
18番(萩原 實君) 自転車のところだけ。そのほかはもうないのですか。
議長(小林正紀君) 教育次長。
教育次長(中島昭市君) 外構工事でU字溝もあわせてやるところもあります。
議長(小林正紀君) 18番。
18番(萩原 實君) ネットはないの。
議長(小林正紀君) 教育次長。
教育次長(中島昭市君) ネットはそのままの状態で大丈夫だと思います。
議長(小林正紀君) 18番。
18番(萩原 實君) 植栽は。
議長(小林正紀君) 教育次長。
教育次長(中島昭市君) 植栽は入って……
議長(小林正紀君) 1回で全部答弁しろよ、そういうの。
 よろしいですか。
18番(萩原 實君) いや、一式だから、何かわからないからちょっと聞いたのだけれども、外構工事一式の内容。今度は何か植栽はしなくてはならなくなるし、遊具も少し必要だろうし、舗装と何か自転車置場だけではなく、こんな外構あっけ。一式というの、電気工事、機械設備、機械工事一式、一式というのですよね。ある程度内容を明記したほうがいいのかなと思うのだけれども、機械でも電気でも何でも。ちょっと「一式」というのはわかりにくいよね、どんな工事だろうと。
          〔「ちょっと休憩をお願いします」の声あり〕
議長(小林正紀君) とにかく議会に出るときは全部資料をそろえて出てくるようにしなさいよね。その辺きちんとした形で臨んでください。
          〔「わかりました」の声あり〕
議長(小林正紀君) 暫時休憩いたします。
          休 憩  (午後 3時13分)

          再 開  (午後 3時16分)
議長(小林正紀君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
 中島教育次長。
教育次長(中島昭市君) 申しわけありませんでした。それでは、外構工事一式なのですけれども、自転車置場工事、構内の整備、水飲み場の工事1つと、あとキューピクル基礎工事ということでの外構工事になると思います。
          〔「ネット植栽に関しては」の声あり〕
教育次長(中島昭市君) それと、電気工事なのですけれども、高圧線引き込み設備工事、高圧線変電設備工事、屋外の管線設備工事、屋外灯設備工事、あとは自転車置場と電線の引き込み、配管設備工事等でございます。
 それと、設備工事なのですけれども、給排水衛生設備、衛生器具設備、屋外給水設備、屋内の給水設備、あとは屋内配水設備でございます。以上、その他でございます。
議長(小林正紀君) よろしいですか。
          〔「はい」の声あり〕
議長(小林正紀君) ほかはございませんか。
 15番。
15番(増田俊夫君) 15番。
 これは、ちょうど4常任委員会の合同委員会次第ということで7月11日に行われたわけですが、そのときに実施予定事業調査表ということでいろいろ合併特例債事業の内容について調査表をもらいました。各委員持っているわけですが、その内容として、ここに全体で15億2,547万2,000円と事業費がかかるわけですけれども、今回これだけ9億6,705万円ということで落札されたされたわけですけれども、これは先ほど外構工事という話がありましたけれども、ここの事業内容として、既存校舎解体工事というようなことについては、これは入っているのですか。
議長(小林正紀君) 中島教育次長。
教育次長(中島昭市君) 解体工事は入っておりません。別途でやるような形になります。
議長(小林正紀君) 15番。
15番(増田俊夫君) そうすると、校舎本体工事、そして外構工事ということで、事業内容としてのこの前の調査表を見ると、19年度に4割、そして20年度に6割の仕事をするということになっておりまして、合わせて13億7,879万7,000円という数字が出ているわけですが、それに対しての、ああ、それと外構工事ね、1億1,360万円が出ていますが、これに対してこの落札したという理解でいいわけですか。
議長(小林正紀君) 中島教育次長。
教育次長(中島昭市君) 今回の工事に関しましては、解体工事と現場管理費が入っていないような状態です。そのほかはすべて入っているような形です。
議長(小林正紀君) 15番。
15番(増田俊夫君) 現場管理費というのは、もちろん19年度、20年度ということで価格が変わってくるわけですよね、現場管理費はね。これは平成19年度の予算にそういうように入っているわけなのですけれども……それも入っていないのですか。それは別になってしまうのですか。
          〔「入ってないんでしょうね……」の声あり〕
          〔「暫時休憩」の声あり〕
議長(小林正紀君) 大丈夫……。
 中島教育次長。
教育次長(中島昭市君) 済みません。申しわけありませんでした。
 今回の発注については、本体工事に適用する4割、6割分というのが、本年度が4割分で、来年度、20年度が6割分という形で入っておりまして、そのほかの外構工事等が入っております。そのほかの部分に関しては入っておりません。
議長(小林正紀君) 15番。
15番(増田俊夫君) 私が聞いているのは、先ほど次長のほうから出てきたその管理費が入っていないという話がありましたから、それは予算に出ているわけですから、そういうものも当然入ってくるのかなと思っているのです。私、この件に関しましては、当然これ予定価格より随分安くなっているわけですから、しかも合併特例債事業、大和で一番先に使ってもらうわけですから、本当にありがたく思っています。ただ、そういう内容についてきちんとやっぱり知る必要があろうかなと思いまして、確認の意味で質問しております。
議長(小林正紀君) 石川教育長。
教育長(石川 稔君) 増田議員さんにお答えをいたします。
 今回の9億2,100万円の工事は、平成19年度の4割分と平成20年度の6割分、それと外構工事でありまして、あと、今後の工事に必要なのが現在の校舎の解体部分、それと平成19年、20年度に関する工事の管理料がまだ含まれておりません。以上です。
 それで、予算は上げていただいておりますけれども、まだ今般に関しましては執行はいたしておりません。
          〔「もちろんそれはわかっておりますが、入っていないということ
           なんだ。んじゃ」の声あり〕
議長(小林正紀君) 15番。
15番(増田俊夫君) ちなみに、では、管理費というのはどのぐらいかかるものなのでしょうか。
議長(小林正紀君) 石川教育長。
教育長(石川 稔君) 予算でとりましたのは、4,125平米ですか、それに対する工事管理料、それに対する工事費に対しての管理料を予算ではとらせていただいておりますけれども、今回9億2,100万円という落札になりましたから、9億2,100万円に対する工事管理料にしていきたいと思っておりますが、まだ計算はしておりません。議決をしていただいてから、計算をする予定でおります。ですから、最初に予算をとらせていただいた金額からは相当安くなるかと思います。約2億5,000万円ぐらい当初よりは安くなっておりますので、その分は管理料も安くなろうかと思っております。
 以上です。
議長(小林正紀君) よろしいですか。
15番(増田俊夫君) わかりました。ここまで安くなったということは本当に大和にとってありがたいことであります。ただ、ここに予算書に出てきたということに関しては、やはりそれなりの、ましてや事業がなされるわけですから、当然19年度についての管理料についても出されていくのが、それなりの数字を出してくるのが当然かなと思ったもので、確認の意味で質問したわけであります。
 以上です。
議長(小林正紀君) ほかございませんか。
 25番、林君。
25番(林 悦子君) この工事に関しましては、耐震度調査、それから、その前の基本設計委託料が旧大和村時代に行われたものを、合併特例債のスケジュール及び内訳を変更してまで途中から桜川市が引き継いだというその変節がありますので、全体工事費そのものも何回も聞いているうちに、補正で出したりやったりしているうちに、何だかよくわからなくなってしまったのですね。それで、前にもこういうケースがありましたが、やっぱり通常こういう10億円からの事業をやるときには、紙を1枚にして、つまり耐震度調査で幾ら、そして基本設計委託料が幾ら、何年何月に幾ら、それから実施設計委託料が幾ら、測量地質調査等で幾ら、その上今度は工事請負で幾らと、その後今後何年度にこういう工事が予定されていて、それについては幾ら幾らの予算を考えていますというようなものを、最初に渡すのが当たり前のことではないかと思うのですよ。1枚の紙にして。だって、こうやって散らかし散らかし見ているのだけれども、それを審議しやすいようにやって出してもらいたいということは、前の何かの事業のときにも言ったのね。
 それで、いいですか、次長、言いますからね。金額が間違っていたら言ってください。耐震度調査661万5,000円、それから基本設計委託料9,975万……
          〔何事か言う声あり〕
25番(林 悦子君) 基本設計委託料よ……、ああ、997万5,000円。それで、実施設計が、これがわからなくなってしまったのですけれども、途中でやっているから。実施設計が2,310万円、次に測量が115万5,000円、地質調査費が346万5,000円ということで、今までのところはいいのですか。
 それで、工事請負契約まで入れて、その後結局何が残っていて、大体幾らぐらいの予算を予定しているかというのをまず教えてください。
 そうすると、この全協のときにいただいた紙の中の起債状況も変わってきますよね、当然もうこの段階で。そうすると、この起債の変更はどのようになるのか。財源内訳が変わりますよね、一般財源と交付税措置される金額が変わってくると思うのですよ。それを教えてください。それが2点目。
 3点目は、教育長は実施設計委託料のときに、12月定例会だったかと思いますが、県の営繕課の方法で委託の金額を教育長が決めて発注をしているというふうに答弁していらっしゃいますけれども、今回の建築工事積算も教育長が積算したのかをお尋ねをいたします。それが3点目ですか……、4点目。
 それで、もう一点は、先ほどの全協のときに、最低価格は市長が決定するというお話でしたが、前予定価格がまだ公表ではないころ、予定価格というのは、歩切り率か何かで幾らと決めたら、それを封筒に入れて、そして入札当時までどこかだれにもわからないようなところに保管して、そして入札のときにはさみで切って初めて明らかになるというような手法で、入札の公平公正を保つためにやっていたと思うのですが、もうそういう意味で予定価格は公表になりましたから、全然隠す意味が……隠すというか、意味がなくなったのですけれども、今度最低価格というのが今回初めて入りましたから、最低価格というのは、済みませんが、どのような手順で決定されると、その後、例えばみんなにみんなわかっているのかとか、どこかやっぱり封筒の中に書いたものを入れてだれにもわからないように枕の下にでも入れておくとか、どんなふうな、要するに手順で今回至ったのかということについてお尋ねをしたいと思います。
 ちょっと、それを教えてください。
議長(小林正紀君) 中島教育次長。
教育次長(中島昭市君) 林議員さんの前の部分の質問なのですけれども、基本設計、実施設計、あとは地形測量、地質調査関係につきましては、その金額で間違いございません。
 それと、これからの工事なのですけれども、解体工事と、これからの先ほど質問ありました工事管理委託料を両方含めまして、大体7,400万円ぐらいだと思われます。
 以上です。
議長(小林正紀君) 石川教育長。
教育長(石川 稔君) 今回の工事の単価でございますが、建築設計事務所に委託をして設計を行っておりますので、設計事務所のほうで単価は入れてきております。多分設計事務所のほうも、県あるいはそういう公共工事に使うような単価で入れてあると思っております。
 以上です。
          〔「これは柴設計ということですか」の声あり〕
教育長(石川 稔君) そうです。
議長(小林正紀君) 財源の内訳はだれが。
          〔「起債の変更がありますよね、もう現段階でも既に」の声あり〕
議長(小林正紀君) 計算しないと出ない……。
          〔「地方債の部分が減るんですか、じゃ」の声あり〕
議長(小林正紀君) 飯島総務部長。
総務部長(飯島泰則君) 現時点でここで幾らというような金額は出ません。今回工事請負契約が締結されまして、その後国庫補助金、これも当然変わってきます。そういうものを全部整理してから再度計算し直すという形になりますので。ですから、合併特例債事業の対象事業分から国庫補助金を引いて、その残りの95%というようなことで計算しませんと出ませんので、ご理解いただきたいと思います。
 それから、入札の最低価格でございますが、基本的に、先ほど全協の中でも3分の2から10分の8.5の範囲内でということで市長が決めるということで、当日入札の会場で開封いたしまして、その最低価格を下回っている業者は失格ということになりますので、そういうことで執行させていただきました。
 以上でございます。
議長(小林正紀君) 25番。
25番(林 悦子君) 私は、中学校は建設には賛成です。もうそんな流れで来ましたから、今さらどうこう言うようなものではないので、建設そのものには賛成なのですけれども、ただ同時に、やはりこの少子化のご時世に、統廃合の話も市民の間にあるのを封印しながらやって、10億からのお金を使う以上は、十二、三億になりますよね、やはりそれなりにもう本当に100万でも50万でも大切に使っていかなくてはならないという意味では、入札がどのような入札が行われるかということもやっぱりきっちり見ていかなくてはならないのです。そのときに、私は、今どき県は1,000万円以上も一般競争入札ですか、電子入札や郵便入札が当たり前の時代になって、たとえそれがどんなに大変であってもそれが時代の流れである以上、やはり一般競争入札でやってきたということは私は時代の方向性に合っているし、一見酷なようでも、それを乗り越えていくということもやっぱり業界にも求められていることだから、これはいいと思うのです。いいと思うのですが、この入札の結果を見たときに、甚だしく疑問になってしまったというか、苦しくなってしまったといいますか、結局予定価格は余り意味がないのですよね。そうすると、今度最低価格が非常に大きな意味を持つわけですよ。落札価格がこの最低価格9億2,100万円とぴったりなのですね。そして、これは何と予定価格より1億9,479万円、2億近く頑張って下げたのです。下げてぴったりと。これ1円でも500円でも1,000円でもこれより下回ったら、これ天と地の差なのですよ、失格になるわけです。ただラッキーでしたって言えないものがあるというのはね、次の人は1億7,800万円、佐田建設は下げているのですよ。この最低価格よりも1,000円たりとも1万円たりとも下がるところがなくきれいにそろったというのはね、やっぱり制度そのものにどこかまだまだ欠陥があるのではないのですか。しかも、市長が決定して、そして当日開封するまでだれもわからないということは、市長しか知らないということになるのですよね。だから、例えばですよ、市長が教えたらばわかるということでしょう。そういう疑われる可能性のあるようなやり方というのは、これから真壁の公民館はこの倍の20億円の予算を一応組んでいったりするわけですから、その中で、やはり避けなければならないと思うのです。金額そのものを決定させるのではなくて、やっぱり歩切り率だけを決めて、それと予定価格はわかっているのですけれども、何か積算のどうこうわからないようにして、何人かでつくったものをアトランダムにくじで引いて出すとか、そういうやり方をしない限り、疑われてもしようがない。本当は入札のやり直しをしてくださいと言って私はこれは反対しようかなと、今でも、今もここで考えているのですけれども、ただ金額そのものは随分下げてくれたとは思っているのです。これは今後、官製談合、しかも市長が疑われるような形での官製談合というものはないように、私は、制度の根本から、一般競争入札に踏み込むのであればもう一工夫をされるということを、これはもうきつく要望したいと思っています。それは最低価格の話です。
 もう一つ、今度目立たなくなった予定価格の話なのですが、この予定価格のほうも、実際言って私なんか素人だから、これが適正価格なのか何だかよくわかりません。けれども、今教育長のお話の中で、教育長は、要するに設計単価を決定することには自分は決めたのではないということを言っているわけですね。柴設計が決めたのだということです。けれども、この柴設計さんの今までの数字というのは、大和中の耐震度調査は661万5,000なのです。けれども、岩瀬西中の、私はどっちが大きいかわかりませんよ、耐震度調査は399万円なのです。そして、岩瀬東中は378万円なのです。同じ耐震度調査で何でここで300万円も違ってしまうのかということを考えたときに、積算根拠が高いということは私は考えなくてはならないことだったと思うのです。ですから、例えば最低価格が2億円下げて落札価格が9億2,000万円でも、予定価格というか、そのそもそもの積算価格が高ければ、別に安くなったとは言えないということもあるのですね。天井の問題と底の問題があるので、大事な合併特例債を使う、本当に大きな金額のことだけに、その500万、1,000万がそれで救ってもらえる工事箇所なんかがいっぱいあるわけですよ。ましてや地元業者を入れないで、なおかつ除いた上での仮に談合だったとしたらば、大変な問題になるわけです。その分下がれば、今度はAランク、Bランク、Cランクの地元業者が普通の道路の改良だとか何だとかで幾らでもやれる予算がとれるわけですよ。そういった意味で、お金を使ってほしいということなのです。
 それで、最後に、今後のことでお願いしたいのですけれども、教育長は、12月定例会のときに自分が出しているということを言ったことあるのですよね。そして、非常に積極的に、もともとの職業が専門であるので、もうだれよりもわかっていると。けれども、専門であるがゆえに、やはりこういう設計とか入札とかということにかかわる場面からは、私は身を離したほうがいいと思います。それは疑われることになるからです。「李下に冠をたださず」という言葉がありますから、近寄らなければ言われない。今までも桃山中学校、桜川中学校を建ててきましたが、教育長がみずから陣頭指揮に立って建設工事をやったケースは一回もありません。やはり学校教育の現場だとか、生涯学習だとか、文化活動だとか、そういうことを一生懸命やってもらいたいと思っています。
 今後これが終われば、真壁の多目的施設のほうに工事が移っていくわけですが、市長もご存じだと思いますが、私も先週あたりから相当一般の真壁地区の市民の方からお電話をいただいています。初めて聞いて知らなかった、何でそんなものが建つのか、いろいろです。大変審議会も一生懸命やってくれているとは思いますが、基本的な地形、地勢学的な問題だとか、あるいは景観の問題だとか、いろいろまだまだあって、その上でないと基本設計や実施設計ができないものというのがあるので、教育長、余り急ぎ過ぎて何か町民の間に不協和音が起きないような形で、とにかく歴史的な場所の中心だし、それから境界を境にする人が何も知らないというような状態で、しかも、どこの人だかわからない人に境界確認を求められたというような状態の中では、もう既に今困って、私も困っています。率直にそういう話についてお話しできる機会があればいいと思っています。けんかをしたいとは思っていません。ですから、そう慌てずに、よく町民の意見を聞く機会というのを持って、あそこは水も出る場所ですし、そういうこともよく考えながらやってほしいと思いますので、今後の要望にいたします。
議長(小林正紀君) ほかございませんか。
 21番、仙波君。
21番(仙波信綱君) 建築については素人なので、ちょっと確認なのですけれども、きょう全協でいただいた資料1と資料2の中で、延べ床面積、資料1が4,176平米、資料2のほうが総床面積4,125.69平米、これの違いをちょっとご説明願いたい。
議長(小林正紀君) 教育長。
教育長(石川 稔君) 仙波議員さんにお答えをいたします。
 資料1のほうの延べ床面積4,176平米ですけれども、これは、2階、3階にベランダがつきますので、その一部が入る面積で、確認申請時に必要な面積です。資料2のほうの総床面積4,125.69平米は、実質の部屋の面積です。ベランダの部分との差がちょっと出てくる状況です。確認申請上、ベランダの部分をちょっと入れるところが出てきておりますので、その差であります。
 以上です。
議長(小林正紀君) 21番。
21番(仙波信綱君) わかりました。確認申請というのはどういう数字でどうやるかわかりませんので、ちょっと聞いたのですが。こういう、これだけの資料があってこれだけの図面が起きているわけですよね。すると、やっぱりこういう数字というのはきちっとしている数字ですね。たまたま私は素人だから、総床面積とこの延べ床面積というのは何で違うのだろうという疑問を持ったのですが、そういうふうにして数字というのは非常にデリケートなものですね。
 そこで聞きたいのですが、今林議員もおっしゃいましたけれども、この資料の中で、協議会でも出ましたけれども、落札金額と最低制限価格、この偶然性、これは恐らく、これも私は素人ですからよくわかりません。でも、この最低制限価格というのはトップシークレットだと思うのですよ、思う。恐らく市長か副市長しか知らない。これだけ大きい金額の数字に対して、偶然にしてもぴったり一致する。しかも、その下を下がるような業者がいない。たった6社ですけれども、激しい競争をしていれば、9億ぎりぎりの人もいたかもしれない、9億切る人がいたかもしれないと思うのです。思いです、これはね。そのときに、これはこれから大事な合併特例債を使って大きな事業をやっていこうという矢先のこの現象ですから、今林さんもおっしゃった、前回私もこの場所で言いましたけれども、やっぱりトップシークレットであるべき以上は、まさに同じ言葉を繰り返しますけれども、「李下に冠をたださず」なのですよ。疑われるような現象があっては決していけないわけです。まさしくこれは偶然の一致だという表現をしながらも、あり過ぎる。十分注意を今後していただきたいなと思う。そういう意味で、やっぱり何事もなかったように、全会一致で異議なし、チョンチョンというわけにはいかないような、私は気がいたします。
 以上です。
議長(小林正紀君) ほか。
 12番、大塚君。
12番(大塚秀喜君) 最低制限価格で決まったということで大変執行部の努力を認めたいと思っております。そんな中で、9月定例議会で本当は入札終わってめでたしめでたしという運びになるのかなと思っていたのですが、指名停止措置を受けている期間中の業者が多くて、今回の臨時議会まで入札期間を延ばしたというふうに聞いていました。それで、その指名停止処分を受けていた業者というのは、この6社の中で何社ぐらいあったですか。
議長(小林正紀君) 飯島総務部長。
総務部長(飯島泰則君) お答えいたします。
 株木建設株式会社、株式会社錢高組、株式会社奥村組、6社のうち、この3社は9月11日まで指名停止という形でございました。
議長(小林正紀君) 12番。
12番(大塚秀喜君) そうしますと、11日前にやると3社しかなかったと。それが今回6社で最低価格でということなので、大変お疲れさまでした。ありがとうございました。
議長(小林正紀君) ほかございませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(小林正紀君) それでは、質疑を終わります。
 これから討論を行います。討論ございますか。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(小林正紀君) ないようですので、討論を終わります。
 これから採決をいたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(小林正紀君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第80号 市立大和中学校改築工事請負契約については原案のとおり可決することに決定いたしました。

                                           
    〇執行部あいさつ
議長(小林正紀君) ここで市長より発言を求められておりますので、これを許します。
 中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
市長(中田 裕君) 平成19年第1回桜川市議会臨時議会の閉会に当たりまして、一言御礼のごあいさつを申し上げます。
 本日ご提案いたしました議案につきましては、原案のとおりご承認をいただき、まことにありがとうございました。議員の皆様方には、寝苦しい夏の夜も過ぎ、一雨ごとに涼しくなっておりますが、健康には十分留意され、今後より一層市政の発展のためにご活躍くださることをご祈念申し上げまして、閉会のあいさつといたします。
 本当にありがとうございました。

    〇閉会の宣告
議長(小林正紀君) 本臨時会に付議されました案件は議了いたしました。
 以上で平成19年度桜川市議会第1回臨時会を閉会いたします。
 どうもご苦労さまでございました。
          閉 会  (午後 3時55分)