平成19年第3回桜川市議会定例会議事日程(第1号)
平成19年第3回桜川市議会定例会議事日程(第1号)
平成19年9月5日(水)午前10時開会
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 諸般の報告
日程第 4 執行部あいさつ
日程第 5 議長報告第1号の委員会付託
日程第 6 議案第54号 教育委員会委員の任命について
日程第 7 議案第55号 公平委員会委員の選任について
日程第 8 一般質問
〇出席議員(24名)
1番 風 野 和 視 君 2番 勝 田 道 雄 君
3番 岩 見 正 純 君 4番 小 高 友 徳 君
5番 中 川 泰 幸 君 7番 皆 川 光 吉 君
8番 増 田 豊 君 9番 潮 田 新 正 君
10番 相 田 一 良 君 11番 古 川 静 子 君
12番 大 塚 秀 喜 君 13番 高 田 重 雄 君
14番 小 林 正 紀 君 15番 増 田 俊 夫 君
16番 鈴 木 好 史 君 17番 川 那 子 秀 雄 君
18番 萩 原 實 君 19番 横 田 衛 君
20番 橋 本 位 知 朗 君 21番 仙 波 信 綱 君
22番 増 田 昇 君 23番 塚 本 明 君
24番 上 野 征 一 君 26番 菊 池 節 子 君
〇欠席議員(1名)
25番 林 悦 子 君
〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
市 長 中 田 裕 君
副 市 長 山 田 耕 一 君
教 育 長 石 川 稔 君
市長公室長 飯 嶌 洋 一 君
総 務 部 長 飯 島 泰 則 君
市民生活部長 永 瀬 昇 君
保健福祉部長 中 澤 進 君
経 済 部 長 山 中 政 雄 君
建 設 部 長 大 場 敏 夫 君
岩瀬支所長 細 谷 豊 君
真壁支所長 藤 田 定 一 君
水 道 局 長 沼 田 重 夫 君
教 育 次 長 中 島 昭 市 君
会計管理者 口 町 久 君
〇職務のため出席した者の職氏名
議会事務局長 柴 山 栄 一 君
議会事務局書記 笠 倉 貞 君
議会事務局書記 安 保 文 明 君
議会事務局書記 鈴 木 謙 一 君
開 会 (午前10時00分)
〇開会の宣告
〇議長(小林正紀君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席議員は24名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立しますので、ただいまより平成19年第3回桜川市議会定例会を開会します。
地方自治法第121条の規定により、説明のため議長からの出席要求による出席者及び議会事務局職員は配付した資料のとおりです。
〇開議の宣告
〇議長(小林正紀君) これから本日の会議を開きます。
〇会議録署名議員の指名
〇議長(小林正紀君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
今期定例会の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により議長より指名します。
17番 川那子 秀 雄 君
18番 萩 原 實 君
19番 横 田 衛 君
以上3名を会議録署名議員に指名します。
〇会期の決定
〇議長(小林正紀君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
議会運営委員長より本定例会の会期日程等、議会の運営に関する事項について、議会運営委員会の協議の結果報告をお願いします。
議会運営委員長、皆川光吉君。
〔議会運営委員長(皆川光吉君)登壇〕
〇議会運営委員長(皆川光吉君) おはようございます。議会運営委員会の会議結果を報告いたします。
円滑な議会運営を図るべく、平成19年8月29日、午後1時30分から議長の出席を得て開催し、審議した結果、次のとおり決定いたしました。
会期は、本日から18日までの14日間といたします。本日は、各常任委員長の報告、県西総合病院組合議会等の報告を行い、その後、人事案件の採決と一般質問を行います。
6日は、一般質問を行います。
7日は、決算議案の上程と提案説明を行い、その後、代表監査委員より審査結果の報告を行います。
8日、9日は、議案調査のため、休会といたします。
10日は、一般議案を審議し、採決いたします。
11日は、決算議案の大綱質疑を行い、大綱質疑終了後、各常任委員会に付託いたします。
12日から14日までは、決算議案を各常任委員会で審議いたします。
15日から17日は、議案調査のため、休会といたします。
18日は、午後3時から開議とし、決算議案について各常任委員長の報告を行い、採決いたします。
以上で報告を終わります。
〇議長(小林正紀君) お諮りいたします。
本定例会の会期日程等は、議会運営委員長の報告のとおりにしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 異議なしと認めます。
よって、会期は議会運営委員長の報告のとおり決定いたしました。
〇諸般の報告
〇議長(小林正紀君) 次に、日程第3、諸般の報告を行います。
閉会中に開会した委員会の報告をお願いします。
総務常任委員長、鈴木好史君。
〔総務常任委員長(鈴木好史君)登壇〕
〇総務常任委員長(鈴木好史君) 総務常任委員会の報告をいたします。
総務常任委員会の調査の経過概要について、会議規則第103条の規定により報告いたします。
桜川市の公共交通の整備関する案件を議題とし、調査検討することといたしました。
本委員会は、平成19年7月18日、同31日、8月9日、同24日の4日間にわたり、岩瀬庁舎2階第二委員会室において、各委員の出席のもとに開会し、説明員として関係部課長、担当職員の出席を求め、桜川市公共交通の現状について、詳細なる説明を聴取し、今後の本市公共交通体系の整備について協議を行いました。
本市の公共交通は、鉄道、タクシー、路線バスがございますが、本年4月に、下館・下妻方面に向かう路線バスを運行している関鉄パープルバスが、不採算路線として来年3月での廃止を申請しております。また、6月には、関東鉄道が運行しております土浦・筑波山入口へ向かう路線バスが、土浦行きを除き、同じく不採算を理由に、来年5月をもって廃止する申請が提出されました。
このような状況の中、当委員会といたしましては、桜川市が現在進めているシルバータクシー助成や福祉巡回バスなどの各種施策の現状を把握し、また石岡市や筑西市などの近隣自治体の運行方法を参考として調査検討を進めてまいりました。
その結果、移動制約者の足の確保と地域に点在する交通空白地域の解消の観点に加え、市民の生活交通の充実による地域商店街の活性化を図るため、「デマンド型乗合タクシー」を導入した交通体系を整備していくことが最良と当委員会では意見の一致を見ました。
今後、現行施策との整合性を図るため、関係常任委員会との協議を進めてまいりたいと考えております。
議員各位におかれましては、総務常任委員会のこれまでの協議の過程をご理解いただき、今後ともご協力のほどをお願いいたします。
以上、桜川市の公共交通体系の整備に関します調査の中間報告といたします。
平成19年9月5日。
総務常任委員会委員長 鈴木 好史
桜川市議会議長 小林 正紀 様
以上です。
〇議長(小林正紀君) 続いて、建設経済常任委員長、上野征一君。
〔建設経済常任委員長(上野征一君)登壇〕
〇建設経済常任委員長(上野征一君) 建設経済常任委員会の調査の経過概要について、会議規則第103条の規定により報告いたします。
桜川市真壁野外趣味活動施設の設置及び管理に関する条例(案)及び桜川市真壁農村高齢者センターの設置及び管理に関する条例(案)についての案件を議題とし、検討することといたしました。
本委員会は、平成19年8月24日午後1時より、岩瀬庁舎2階建設経済委員会室において、出席委員6名、欠席1名のもとに開会し、説明員として経済部長及び次長、農林課長、担当課長補佐の出席を求め、桜川市真壁野外趣味活動施設の設置及び管理に関する条例(案)及び桜川市真壁農村高齢者センターの設置及び管理に関する条例(案)について、詳細なる説明を聴取し、協議を行いました。
この条例は、指定管理者制度導入により行財政改革を推進する条例であり、両施設ともに行財政改革実施計画に基づいて実施されるものです。
当委員会として、現在までの状況を聴取、条例制定後、行財政改革推進本部において公募・審査・認定などが行われ、認定された指定管理者と仕様書及び事業計画などを検討後、基本協定を締結するなどの今後の状況を聴取しました。
この中で、桜川市真壁野外趣味活動施設においては公募制により指定管理者が選定され、桜川市真壁農村高齢者センターについては、施設の性質上、非公募制を採用し、現在管理運営を委託している東山田行政区にお願いすることとし、行財政改革の推進を目指すとのことです。
以上、桜川市真壁野外趣味活動施設の設置及び管理に関する条例(案)及び桜川市真壁農村高齢者センターの設置及び管理に関する条例(案)に対する建設常任委員会の調査の報告といたします。
平成19年9月5日
建設経済常任委員会委員長 上野 征一
桜川市議会議長 小林 正紀 様
〇議長(小林正紀君) 続いて、例月出納検査、県西総合病院組合議会、筑北環境衛生組合議会の報告は、お手元に配付したとおりであります。
〇執行部あいさつ
〇議長(小林正紀君) ここで、市長より発言を求められておりますので、これを許します。
中田市長。
〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) おはようございます。本日、平成19年第3回桜川市議会定例会を開会するに当たり、提出案件の概要説明を兼ねてごあいさつを申し上げます。
議員各位におかれましては、公私ともにご多用のところご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。早いもので桜川市誕生後3年目を間もなく迎えようとしております。おかげをもちまして本年度の事務事業も順調に執行され、新市の行政基盤の確立や一体感醸成に着実な進展が見られますことは、まことに喜ばしい限りであります。これもひとえに議員各位のご支援とご協力のたまものであり、深く感謝を申し上げる次第であります。
決算につきましては、行財政改革の推進などにより、地方財政の健全化を進めるとともに、地方自治体が地域の実情に応じた自主的な財政運営を行うことができるように、地方税財源の充実強化を図っていく必要がございます。また、今回の決算は、そのような経済環境の中、限られた財源で収支の均衡を図るとともに、各地区の実情を踏まえ、住民の要望にこたえながら諸事業を進めてまいります。
それでは、今回の定例議会でご審議いただく案件についてご説明をさせていただきます。
初めに、議案第54号 教育委員会委員の任命については、桜川市教育委員会の田崎光紀さんが、本年11月24日をもって任期満了になりますので、同氏を再任したく、議会の同意を求めるものでございます。
続いて、議案第55号 公平委員会委員の選任については、桜川市公平委員会委員の櫻井輝夫さんが、本年12月7日をもって任期満了となりますので、同氏を再任いたしたく、議会の意見を求めるものでございます。
続いて、議案第56号 桜川市真壁農村高齢者センターの設置及び管理に関する条例、議案第57号 桜川市福祉センター設置及び管理に関する条例、議案第58号 桜川市真壁野外趣味活動施設の設置及び管理に関する条例につきましては、指定管理者制度の導入に伴い、条例を改正するものでございます。
続いて、議案第59号 政治倫理の確立のための桜川市長の資産等の公開に関する条例の一部を改正する条例につきましては、郵政民営化法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の改正に伴い、条例の一部を改正するものであります。
続いて、議案第60号 桜川市国民健康保険条例の一部を改正する条例につきましては、法改正に基づき、保険給付のうち一部負担金等の条例の一部を改正するものであります。
続いて、議案第61号、議案第62号 桜川市道路線の廃止並びに認定についてでありますが、まちづくり交付金事業による道路改良工事に伴う真壁町山尾地内城跡北通りの一部路線廃止、2路線の認定であります。
続いて、議案第63号 平成19年度桜川市一般会計補正予算(第2号)につきましては、主なものは建設部の道路改良工事請負費、教育委員会学校管理費の備品購入費等の増額によるものであります。
続いて、議案第64号 平成19年度桜川市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につきましては、人件費の増額によるものであります。
続いて、議案第65号 平成19年度桜川市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、人件費の減額によるものであります。
続いて、議案第66号 平成19年度桜川市介護保険特別会計補正予算(第1号)につきましては、主なものは国庫支出金、過年度分返還金の増額によるものであります。
続いて、議案第67号 平成19年度桜川市岩瀬水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、人件費の減額によるものであります。
続いて、議案第68号 平成19年度桜川市真壁水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、主なものは過年度損益修正損等の増額によるものであります。
続いて、議案第69号 平成19年度桜川市大和水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、人件費の増額によるものであります。
続いて、議案第70号から議案第79号につきましては、平成18年度の桜川市一般会計、各特別会計及び水道事業会計の決算の認定をお願いするものでございます。
今回の決算につきましては、主なものとして、まちづくり交付金事業のうち市内の整備として、真壁市街地の道路整備、広場整備、防火貯水槽などの整備、また交通利便性の向上を図ることの岩瀬駅前の広場整備等を実施、その内容につきましては後ほど詳細にご説明をいたしますが、各事業が計画的に展開され、順調に執行することができました。
一般会計のみで申し上げますと、予算総額173億1,858万2,000円に対して、歳入総額174億8,714万9,000円、歳出総額165億7,450万2,000円、歳入歳出差し引き9億1,264万7,000円、翌年度に繰り越すべき財源、いわゆる繰越明許費繰越額8,489万4,000円となり、実質収支額は8億2,775万3,000円となっております。
以上で本議会に提出いたしました議案の概要説明を終わりますが、後ほど担当部長より詳細なる説明をいたしますので、何とぞ慎重なるご審議の上、ご承認くださいますよう心からお願いを申し上げ、ごあいさつといたします。どうぞよろしくお願いを申し上げます。
〇議長報告第1号の委員会付託
〇議長(小林正紀君) 日程第5、議長報告第1号 請願陳情については、お手元に配付いたしました請願陳情文書表のとおり福祉環境常任委員会に付託いたします。
〇議案第54号の上程、説明、質疑、採決
〇議長(小林正紀君) 日程第6、議案第54号 教育委員会委員の任命についてを議題といたします。
提案理由の説明を願います。
中田市長。
〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 議案第54号 教育委員会委員の任命についてご説明をいたします。
教育委員会委員、田崎光紀氏は、住所、桜川市真壁町伊佐々1番地、昭和15年1月18日生まれで、現在67歳になられるお方でございます。同氏は、昭和38年4月に茨城県公立小中学校教諭になられ、37年間教諭を務められ、その間、県西教育事務所人事課長や下館市立下館中学校校長を歴任され、退職後、旧真壁町教育委員会委員等、長期にわたり教育行政に尽力された方でございます。平成17年10月1日から桜川市教育委員会臨時委員を経て、同年11月25日に教育委員会委員に委嘱されて以来、桜川市の教育委員として現在も活躍をいただいております。
今般、平成19年11月24日をもって任期満了となります。つきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定に基づき、同委員の再任をお願いするため、議会の同意を求めるものでございます。よろしくご審議の上、適切なるご議決を賜りますようお願いを申し上げます。
〇議長(小林正紀君) 提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質疑ありませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は、原案のとおり同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 異議なしと認めます。
よって、議案第54号 教育委員会委員の任命については同意することに決定されました。
〇議案第55号の上程、説明、質疑、採決
〇議長(小林正紀君) 日程第7、議案第55号 公平委員会委員の選任についてを議題といたします。
提案理由の説明を願います。
中田市長。
〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 公平委員選任の説明をさせていただきます。
今回提案いたします櫻井輝夫氏は、桜川市真壁町田に在住、昭和8年11月16日生まれで、現在73歳になられる方であります。昭和31年4月に教諭になられ、38年間教職を務められました。その間、結城市立江川小学校校長や旧大和村立雨引小学校校長等を歴任され、長い間教育にご尽力された方でございます。平成17年12月から公平委員会委員としてご指導いただいておる方でございますので、再任いただきたく適切なご議決を賜りますようお願いをいたします。
〇議長(小林正紀君) 提案理由の説明が終わりました。
これより質疑を行います。質疑ありませんか。
〔「質疑なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は、原案のとおり同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
〇議長(小林正紀君) 異議なしと認めます。
よって、議案第55号 公平委員会委員の選任については同意することに決定されました。
〇一般質問
〇議長(小林正紀君) 日程第8、一般質問を行います。
一般質問については、時間は60分とし、質問回数は3回までといたします。初めの質問は対面席に登壇して行い、再質問は自席でお願いします。また、答弁も初めは登壇して行い、次回は自席でお願いいたします。
11番、古川静子君。
〔11番(古川静子君)登壇〕
〇11番(古川静子君) おはようございます。
ことしの夏は記録的な猛暑、40度という私たちには耐えがたい気温です。一刻も早い世界的な温暖化対策、また自分にできる身近な対策をしていかなければいけない、このような思いでこの夏を過ごしたのは私一人ではないと思います。
それでは、通告に従いまして質問させていただきます。急速に進む少子高齢化、国では年金、介護、医療など社会保障全般における財源確保のあり方など抜本的な議論が求められておりますが、近年特に介護予防等が重要な論的となっております。いわゆるお年寄りを病気にさせない、いつまでも健康を維持させる、そのことによって、多額の医療費が当然削減できるということであります。そうした観点から最初の質問をさせていただきます。
今議会にも議案として取り上げられました、桜川市真壁福祉センター内に駐輪場の設置を求めるものでございます。桜川市真壁福祉センターは、真壁地域の事情もあり、利用する方が団体を含め管理等をほとんど行っておりますが、特にお年寄りの方たちが趣味講座として、月曜から金曜日まで年間通して利用しております。カラオケ講座、茶道、陶芸、武道、園芸、童謡、また書道、太極拳、生け花、詩吟、社交ダンス、そして手芸、手まりづくり、編み物、着つけなど、福祉センターに集い、生きがいを持ち、元気に楽しんでおります。
その方たちの中で、自転車、バイク等で来られる方たちがおります。そのお年寄りの方たちが、天候の悪い日等に自転車、バイクをとめる場所がなく、お客様の出入りする玄関に現在とめている状況であります。駐輪場をつくってほしいと訴えております。元気なお年寄りの方たちのために、いつまでもお元気に福祉センターを不便さを感じさせず利用していただくためにも、駐輪場の設置を求めるものでございますが、担当部長、市長の考えをお伺いいたします。
次に、児童虐待についてお伺いします。児童虐待による痛ましい事件が連日のように報道されております。平成18年度の児童相談所における児童虐待相談対応件数は3万7,343件となり、件数は年々ふえている状況です。この状況に対応して、児童虐待発生予防対策の充実が求められておりますが、厚生労働省では深刻化する児童虐待について、虐待を受けて死亡に至った子供の事例を検証したところ、死亡した子供の約4割がゼロ歳児で、ゼロ歳児のうち約8割が月齢4カ月以下ということがわかりました。また、行政がすべての子供にかかわる最初の機会が4カ月健診であることが多いこともわかっております。
児童虐待は、発見や対応がおくれるほど親と子供の両方に対する手厚い支援が必要になることも踏まえると、早期発見、早期対応の体制を強化することは児童虐待をなくすための必要不可欠な取り組みと言えます。そこで、厚生労働省はことし4月から、生後4カ月までの全戸訪問事業、こんにちは赤ちゃん事業をスタートさせました。新生児、乳児を抱える母親は、出産時の疲労と新たな育児負担により、心身が不安定になりやすい上に、最近は核家族が増加していることもあり、周囲の支援を受けず社会から孤立している人がふえております。一般的に親と子のひきこもりから、育児放棄、さらには児童虐待とつながるケースが多いことから、孤立化を防ぐことは児童虐待の発生予防に大変効果的であると言われております。この事業は、生後4カ月までのできるだけ早い時期に、乳児がいるすべての家庭を訪問し、子育て支援に関する情報提供や養育環境等の把握を行うなどして、母親に安心を与えながら乳児家庭と地域社会をつなぎ、乳児の健全な育成、環境の確保を図るためであります。
茨城県子供家庭課によりますと、昨年1年間に寄せられた児童虐待相談は646件で、前年と比べ61件ふえました。虐待の類型別で見ると、身体的が1番で、次に育児放棄、性的、心理的ということになっております。相談者は学校などが22.8%と最も多く、以下、近隣、知人、家族、親戚、福祉事務所となっております。虐待者は実の母親が最も多く59.1%で、実父と続いております。虐待を受けた年代を見ると、小学生が40.2%と最も多い。国では現状を踏まえ、福祉だけでなく警察、教育などの3者関係者が定期的に情報交換する地域協議会が設置されております。
こうした国、県の体制づくり、整備を踏まえ、桜川市といたしまして、児童虐待に対し学校ではどのような対策をしているか。また、福祉だけでなく警察、教育などの関係者が情報交換する地域協議会は行われているかどうか。行われているとしたらどのようにやっているか。そして、こんにちは赤ちゃん事業は取り入れているかどうか。そして、こんにちは赤ちゃん事業と連動して育児支援家庭訪問事業は行っているか、この4点を教育長、担当部長にお伺いいたします。
以上で第1回の質問を終わりますけれども、答弁によりましては再質問いたしますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(小林正紀君) 古川静子君の質問に対する答弁を願います。
中澤保健福祉部長。
〔保健福祉部長(中澤 進君)登壇〕
〇保健福祉部長(中澤 進君) 1番の古川議員さんの公的施設の充実について、真壁福祉センターに駐輪場の設置についてお答えいたします。
真壁福祉センターの利用につきましては、各種の趣味講座を初め市民の在宅福祉対策の活動拠点として、さまざまな形で利用しています。利用者の福祉センターまでの交通手段でありますが、自家用車やセンターの送迎バスで来所される利用者がほとんどであります。しかし、趣味講座受講生等の中には自転車を利用して来所する方もおります。
議員ご質問の駐輪場の設置についてでありますが、真壁福祉センターにはセンター東側の職員通用口南側に面積約30平方メートルのピロティーとよばれる空きスペースがございます。このピロティーとは、マンションなどの建物の1階に住居をつくらず、柱だけで構成された空間のことでありまして、もともと駐車場や駐輪場として活用すべき場所であり、現在も5台から6台は利用しています。また、そこはスロープも整備してありまして、その場所をもう少し整理整頓すれば約20台の自転車の駐輪が可能ですので、駐輪場を示す標識等を設置し、本来の目的に沿う駐輪場としての活用をしたいと思います。
以上でございます。
〇議長(小林正紀君) 続いて、石川教育長。
〔教育長(石川 稔君)登壇〕
〇教育長(石川 稔君) 古川議員さんにお答えをいたします。
児童虐待の市の現状と対応についてでございますが、近年全国的に子供の生命が奪われる重大な事件の発生、また家庭での養育放棄、虐待が後を絶たない状況下であります。18年度の全国の虐待件数は3万7,343件で、依然として増加傾向にあります。これは、虐待に対する社会の関心が高まり、わずかなことでも通報されるようになったことも1つの要因だと言われています。まず、虐待には身体的虐待、養育放棄、心理的虐待、性的虐待の4つがあります。虐待という行為は、子供の身体、情緒、行動、性格形成など広い範囲に深刻な影響を与えます。
市の現状でありますが、平成18年度では2件発生しております。内訳は、身体的虐待が1件、性的虐待が1件であります。身体的虐待の対応といたしましては、激しくたたく物音や子供の泣きわめく声が聞こえるといった近所の方の通報や体にあざがあるといった学校や幼稚園からの通報、また健康診断時に保健師からの通報により、市の民生委員、家庭相談員と児童相談所等が連携をとり、事実確認を行い、対応しております。当市においては生命にかかわる重大なケースはなく、現在市、学校、関係者等により見守りを続けております。定期的、また随時に関係機関による子供を支援するためのケース検討会議を開いております。養育放棄、性的虐待につきましても同様な対応をしております。
虐待は、経済的問題が大きな要因でもあり、両親が抱えている悩みを聞くことも重要な支援と考え、家庭訪問も定期的に行っております。当市では虐待の発生予防、早期発見、早期対応、虐待を受けた子供の保護、支援に至るまでの切れ目れのない総合的な支援体制をとるため、去る3月に民生委員協議会、警察、医師会、学校等の関係機関による要保護児童対策地域協議会を設置いたしました。このことにより、関係機関でより緊密な連携を図り、児童虐待防止に万全を期してまいります。どうぞよろしくお願いします。
〇議長(小林正紀君) 再質問があれば……
〔何事か声あり〕
〇議長(小林正紀君) 答弁漏れ。
〔何事か声あり〕
〇議長(小林正紀君) 保健福祉部長。
〇保健福祉部長(中澤 進君) 質問の中にこんにちは赤ちゃん事業についてということもございましたので、その点についてお答えいたします。児童虐待の市の現状と対応に関連いたしましてお答えいたします。
議員お尋ねのこんにちは赤ちゃん事業につきましては、次世代育成支援対策推進法に基づき、生後4カ月までの全戸訪問事業として、平成19年4月から実施をしております。母親は、出産時の疲労に加えて新たな育児不安により、心身の変調を来たしやすく、不安定な時期であるにもかかわらず、少子化と核家族化の進行により、周囲からの支援を受けることが困難な状況にあることが少なくありません。支援が受けられない母親は、周囲から孤立し、育児不安を抱えながら子供の世話に追われるため、母親は追い詰められ、産後うつの発症やひいては児童虐待の一因となることが指摘されております。このため生後4カ月までの乳児がいるすべての家庭を訪問し、さまざまな不安や悩みを聞き、子育て支援に関する情報提供を行うとともに、親子の心身の状況や養育環境等の把握及び助言を行い、乳児の孤立化を防ぐという事業であり、年間約360件の訪問を予定しております。また、訪問結果により、支援が必要と判断された家庭について、適宜関係者によるケース会議を行い、議員ご指摘の育児支援家庭訪問事業を初めとした適切なサービスの提供につなげてまいります。
以上です。
〔何事か声あり〕
〇議長(小林正紀君) 中田市長。
〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 先ほど保健福祉部長が20台とまれるスペースを確保するというふうに答弁いたしましたので、これ以上私も答弁することができませんので、今古川議員の提案のように、東側にスペースがございますので、それを活用してスペースをつくってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。
〇議長(小林正紀君) 再質問があれば……。
11番、古川君。
〇11番(古川静子君) 駐輪場の設置の件につきましては、そのようなスペースがあるということを所長はおわかりだったでしょうか。福祉センターを今やっている所長はご存じだったでしょうか。私が市民に希望されまして福祉センターへ行ったときに、ぜひつくってもらいたい、前のほうに、近くにつくってもらいたい、こういうふうに要望されたのですけれども、所長もそのようにお願いしたいなというお話がありましたのですけれども、そういうスペースがあるというのも所長は自覚しておられたのでしょうか。玄関のところに、ではなぜとめておいたのでしょうか、不便さを感じて。そういうところがちょっと腑に落ちないところがあるのですけれども、そこはお年寄りの方が簡単に行ける場所なのですか。近い場所なのですか。
〇議長(小林正紀君) それは再質問の内容ですか。
〇11番(古川静子君) はい。
〇議長(小林正紀君) 2回目になってしまいます。いいですか。
〇11番(古川静子君) いいです。
〇議長(小林正紀君) 保健福祉部長。
〇保健福祉部長(中澤 進君) お答えいたします。
先ほどもピロティーという話をしまして、もともとここは駐輪場、駐車場的なものでつくったと。これは設計士にも確認して、これは素人考えではございません。今も現在五、六台置いてあると。そのほか置けないのかということではなくて、先ほど申し上げましたように、実際に自転車で来られる方は五、六台しかいないということを私は統計的に聞いております。また、福祉センターの所長は知っていたかということですが、知っていたか知らないかは私も確認はしてございませんが、まずあそこにいた福祉関係の上野課長あたりに聞いたところ、そこにとめるということはもう暗黙の了解というか、とめるのだということで駐輪場として使用していたと。先ほども申し上げましたように、スロープも使っておりまして、わざわざ自転車を持ち上げるとか、そういうこともございませんし、一番適正な場所であると思います。ですから、明示するということを少し怠っていたかなということで、先ほども答弁で申し上げましたように、今後は標識を自転車置き場ということで明示して、これに対応していきたいと思います。
〇議長(小林正紀君) 11番、古川君。
〇11番(古川静子君) 今の件ですけれども、私に相談されました市民の方たちは、北側の前につけてほしいということを希望されましたので、そういうところがあるということを知りませんでしたし、関係者も私の話だとわかっていなかったみたいです。いずれにせよ駐輪場をつくっていただくということで、市民の皆さんに喜んでいただけると思いますので、ぜひよろしくお願いします。
次に、児童虐待の件なのですけれども、今教育長にご答弁いただきました。学校でも最善を尽くして頑張っているという様子をお伺いしましたけれども、福祉部でやっておりますこんにちは赤ちゃん事業に続きまして、育児支援家庭訪問事業ということは、茨城県では17市町村でもう既にやっているということで、筑西市は実施しているのです。今福祉部長のほうからもありましたように、連動してこれから取り入れてやっていくということをお聞きしましたので、安心いたしました。いずれにせよ児童虐待は、社会状況に伴ってますます深刻な問題であります。次なる整備、育児家庭訪問事業を軸として地域における総合的な子育て支援体制を積極的に推進していただきたく要望いたしますので、よろしくお願いします。
以上です。
〇議長(小林正紀君) これで古川静子君の一般質問を終わります。
ここで暫時休憩いたします。
休 憩 (午前10時48分)
再 開 (午前11時03分)
〇議長(小林正紀君) 再開いたします。
続いて、10番、相田一良君。
〔10番(相田一良君)登壇〕
〇10番(相田一良君) 議長の許可を得ましたので、さきに通告してあります2点、3項目について質問しますので、市長、担当部長の明快な答弁をお願いします。
1点目でありますが、福祉対策として独居老人の孤独死防止について質問します。戦後62年が経過し、また先ごろは桜川市戦没者追悼式が挙行されました。この戦没者の方々は、さきの太平洋戦争において、国のため、また愛する家族、そして美しい郷土の山河を守るために、国の命令一つで1億総動員、1億総玉砕と、本土決戦と踊らされ、表向きは不平不満を、そして泣き言も言わずに戦い、その結果、他国にも多大な迷惑をかけ、また日本国民幾数百万人というとうとい犠牲者を出し、気がつけば終戦を迎えたわけです。その弱った国民ではありましたが、国家総動員でアメリカに追いつき、そして追い越せを合い言葉に、子や孫、家のために耐えがたきを耐え、そして忍びがたきを忍んで、自分を犠牲にしてまで働いたおかげで今日の平和な社会を築き、国家滅亡の危機を乗り越え、わずか半世紀で世界でも類を見ない繁栄国家になったわけであります。
だが、このように国を支え、家族を支えた先人たちも、気がつけば80歳を超え、高齢者夫婦、ひとり暮らしの独居老人となり、この先寂しい孤独と不安を感じている人が多いのではないか。これからは行政が、そして我々が側面から高齢者の不安解消に協力することではないでしょうか。新聞やテレビ等でたびたび報道されていますが、これは核家族の進行や近所づき合いの希薄化も1つの要因と考えられております。例えば5人家族の構成でありますが、昼間は若い人は仕事に出かけ、孫や子供は幼稚園、学校へと行ってしまいますと、残ったのは老夫婦だけ、また老人1人になってしまう家庭がほとんどであります。私も団塊の世代であり、数年後には老人と呼ばれることになりますが、現在は子供と一緒ににぎやかに暮らしておりますが、やはりこの先一抹の不安を感じている一人でございます。また、桜川市においても、高齢者のひとり暮らし世帯、高齢者夫婦だけの世帯、また高齢者が一緒にいる世帯が年々増加の傾向と思われますが、その世帯数はどのように区別されておりますか、お聞きします。
また、桜川市が合併いたしまして、当市においてのひとり暮らしで亡くなっている人はいたかどうか、その辺の把握をしてわかる範囲内でお答えいただきます。また、桜川市では、ひとり暮らしの独居老人に対してどのような取り組みを考えているのかあわせてお聞きします。
ここで、ある地区の活動を述べさせていただきますが、真壁のある地区では独居老人が7名いるそうでございます。区長、地区の役員、民生委員が情報を交換し合い、隣近所も連絡をとり合って、ひとり暮らしの方に気軽に一声をかけたり、時には夕飯のおかずなどをつくったら届けたりしている事例もあると聞いております。このように老人のために地区の区長が先頭に立って取り組んでいる事例があるわけでございますが、このような組織の運動は市長の耳に届いているかお聞きいたします。
質問の2点目の子供の安全対策として、2項目について質問させていただきます。1項目として、公立の保育園、幼稚園、小中学校及び市管理の公園などの遊具の安全点検について質問します。学校、公園等に設置されている遊具のふぐあいが原因となる事故がたびたび話題となっております。2000年の7月1日に愛知県豊橋市の芦原小学校では、小学校1年の男の子が木製の電柱の高さ50センチ、直径20センチを並べた遊具で遊んでいた際に、足を踏み外し、電柱の上で腹部を強打し、肝臓の損傷などで死亡しております。また、最近では茨城県鉾田市の宿泊施設であります憩いの村のプール内にある水の流れる滑り台で、水戸市内の小学校4年生の男児が重症を負っております。また、同じ場所の同じ滑り台でも8月12日に、遊んでいた鉾田市内の男性も右ひざを骨折する大けがをしているわけでございます。鉾田市民はもちろん、当市桜川市の市民の間からも、遊具って本当に安全なのかという声が聞かれております。
日常の小さなリスクは、遊具だけでなく、いろいろ存在していますが、遊具は子供さんにとってなくてはならない不可欠なものであります。はらはらどきどき、走る、跳ぶ、登る、おりる、ぶら下がる、揺れるなど、体のバランス感覚、能力、そして勇気や危険、危機に対応する能力等をはぐくむ遊具は、子供たちの成長、生育の過程になくてはならない道具であります。そこで、いろいろな公立、公共の場所にある遊具は、日常どのように管理点検をされているのか、教育長及び担当部長にお聞きしたい。あと、これは遊具ではないかもしれませんが、遊びの一種として園児、小学校の低学年が特に利用しております砂場の砂の検査、点検はどのようにしているか、あわせてご答弁よろしくお願いします。
続いて、子供の安全対策の2項目めの質問でございますが、AED(自動体外式除細動器)について質問します。心臓停止から電気ショックで蘇生させるAED(自動体外式除細動器)の導入が県内の自治体で広がっております。既に県内の県立高校では、すべて設置されておりますが、これまでに県内の39市町村が予算化したり、また施設に設置していますが、庁舎や運動公園、老人福祉施設などに設置する自治体もあれば、それにプラスして小中学校まで広げる自治体もあります。予算によって本当に温度差があるということでございます。
このように広く使用できるようになったわけは、2004年7月に、一般の人たちでも、ある一定の講習を受ければ使用できるようになったということでございます。さらに、2006年より、1歳から8歳までの幼児、子供にも使用が許可されたということでございます。子供に起きやすい事故の予防と一次救命処置を願うところでありますが、子供は呼吸が先に停止し心臓がとまることが多いと言われております。そのため、発見した人ができるだけ早く心肺蘇生法を施せば、救命できる可能性が高いということでございます。行政は、安心なまちづくり、そして安心で安全な子育ての面からも、危機管理意識を持ってAEDの導入に踏み切るべきだと思いますが、前向きな市の執行部の答弁をいただきたいと思います。
答弁によっては再質問をさせていただきます。
〇議長(小林正紀君) 相田一良君の質問に対する答弁を願います。
中田市長。
〔市長(中田 裕君)登壇〕
〇市長(中田 裕君) 相田議員さんのご質問にお答えを申し上げます。
独居老人の孤独死防止についてでございますが、この問題は厚生労働省も、高齢化、核家族化の進展による高齢者の孤独死を招く社会的要因から今後ますます強まることが予想され、ひとり暮らしの高齢者などが地域において孤立した状態で亡くなるのを防ぐ対策事業として、今年度孤立死ゼロプロジェクトが始まりました。桜川市におきましても、高齢化が進展しており、高齢者の孤独死対策として、独居老人等の把握や安否確認、そして緊急時対応が重要となってまいります。現在高齢者対策事業として高齢者の把握や安否確認は、民生委員による訪問、在宅支援センターによる実態把握調査、弁当や乳製品の宅配による安否確認、緊急通報システムを貸与等の事業を実施しております。また、独居老人や高齢者世帯等の閉じこもり防止や社会とのかかわりを保つ施策として、ふれあい生き生きサロンや高齢者生きがい活動支援通所事業等にも取り組んでおるところでございます。
議員お尋ねの真壁地区での事例につきましては、詳細についてはまだ聞いておりません。また、高齢者のひとり暮らしの世帯数や亡くなった方などがあったかどうかについては、保健福祉部長から答弁をさせますので、よろしくお願いをしたいと思います。
〇議長(小林正紀君) 続きまして、中澤保健福祉部長。
〔保健福祉部長(中澤 進君)登壇〕
〇保健福祉部長(中澤 進君) 続きまして、高齢者のひとり暮らしの世帯数や孤独死についてというデータ的な問題についてお答えいたします。
ご質問の世帯数でありますが、平成17年国勢調査の方法によりますと、高齢者のいる世帯を3つの種類に分類しております。まず、1つとして、高齢者単独世帯、2つ目は高齢者夫婦世帯、またその他の高齢者世帯に分けて数字が示されております。高齢者のいる世帯は8,224世帯で、市全体の世帯数1万3,617世帯に対し60.4%となっております。高齢者のいる世帯を100といたしますと、その内訳は高齢者単独世帯、いわゆる高齢者のひとり暮らし世帯は748世帯で9.1%、高齢者の夫婦だけの世帯は746世帯で9.3%、その他の高齢者世帯6,712世帯で81.6%であり、これで100となるわけでございます。
議員お尋ねの合併してから桜川市においてだれにもみとられず死亡し、数日後に発見されたという孤独死については4名ありました。いずれも生活保護世帯でありますが、うち2名が65歳以上の高齢者でした。
続きまして、遊具の安全対策でございますが、これにつきましては続けて答弁するようにと議長のほうから事前に指示がございましたので、この場所でお答えさせていただきます。
まず、@の保育園の部分についてのみ保健福祉部でお答えいたします。子供の安全対策のうち保健福祉部の所管であります公立保育所の遊具についてお答えいたします。最近全国的に遊具による事故により、大切な命を落としたりけがをする事故が発生しており、安全性が問われております。当桜川市においては、幸いにして事故は発生しておりません。保健福祉部といたしましては、子供の安全確保が最優先と考え、毎年専門業者による安全点検を実施しており、破損、腐食等があるものについては修繕し、また使用不能の遊具については撤去を図っております。
市内公立保育所には、子供の成長をはぐくむために、ブランコを初めとする47基の遊具を設置しております。18年度は10月に全遊具の安全点検を実施し、その結果に基づき19年度の予算で7基の修繕を実施いたしまして、費用は42万2,100円であります。今後とも日常の点検はもちろんのこと、毎年専門業者による点検を実施し、子供たちに安全に楽しんでもらえるよう安全確保に努めてまいります。
また、砂場につきましても、年1回の砂の入れかえや毎日ごみ等の除去をする掃除を実施しております。
以上でございます。
〇議長(小林正紀君) 石川教育長。
〔教育長(石川 稔君)登壇〕
〇教育長(石川 稔君) 相田議員さんのご質問にお答えをいたします。
幼稚園、小学校の遊具に関する子供たちの安全対策についてでございますが、子供たちの遊具による事故等が広く取りざたされている現状であります。当市におきましても、遊具の多い幼稚園、小学校につきましては、老朽化の進んでいる遊具等もあり、各学校を3年に1度のローテーションを組み、業者による点検を実施しております。この業者による点検は、AからEまでランク付けされ、Eランクになりますと極めて危険性があるということで使用中止の措置をしております。また、通常時は職員による目視点検を定期的に行っており、子供たちが安心して遊べるよう心がけています。中学校につきましては、鉄棒ぐらいですので、職員による点検を主に行っています。今後は業者による点検を実施していく考えでおります。
市内の各園、各学校における遊具は、老朽化が進んでおり、使用不可となっているものが多くなっております。今後は、使えなくなった遊具の補充を計画的に行い、遊具での遊びを通して運動する場を提供し、心身ともに健全に育つことを期待したいと考えております。
また、砂場の砂の管理ですが、公園や保育所、幼稚園、小学校などの砂場は、近年のペットブームによる犬、猫の増加や野生動物の進入により、ふん尿やごみに汚染され、使用する子供たちの手指を介して寄生虫卵や細菌汚染する危険性があると言われております。桜川市におきましては、都会の公園と違い、犬や猫の進入も少ないと判断し、特に砂の検査は実施はしておりません。しかしながら、感染のおそれが全然ないわけではございませんので、今後は残留性のある薬品の消毒は避け、犬、猫の進入を防ぐとともに、砂の掘り起こしによる日光消毒または熱湯消毒を実施し、砂場を衛生的に保ち、安全性を確保するよう指導していきたいと考えております。
AEDの設置についてお答えいたします。当市におきましては、まだ各施設に設置されておりませんが、最近簡単な講習等でだれでも使用できる機器が開発され、他市町村では集会のできる施設、教育施設等に設置されているようであります。AEDは、心停止後、脳障害を起こさずに救命するため、心細動に対して5分以内に早期除細動を行うことが有効であると言われております。また、心停止後1分除細動がおくれるごとに7%から10%救命率が減少すると聞いております。市では、旧3町村の運動施設であります、岩瀬体育館ラスカ、真壁体育館、大和につきましては大和公民館、この3カ所に予算措置の上、設置していきたいと考えております。また、学校や幼稚園等にも財政状況を勘案しながら順次設置していく考えであります。よろしくお願いいたします。
〇議長(小林正紀君) 続いて、大場建設部長。
〔建設部長(大場敏夫君)登壇〕
〇建設部長(大場敏夫君) 相田議員さんにお答えいたします。公園遊具の安全対策についてお答えいたします。
市が管理している公園の数は27カ所ございます。都市公園が12カ所、その他の公園が15カ所あります。その中で遊具が設置されている公園が13カ所です。遊具の点検状況ですが、岩瀬地内の公園は平成15年度に、真壁地内公園は平成16年度に、大和地内公園は18年度に、遊具専門業者に委託して保守点検を実施しております。この点検結果によりまして、随時修繕や撤去を実施しております。
また、遊具ではありませんが、公園の砂場の衛生検査ですが、財団法人茨城県薬剤師会公衆衛生検査センターに委託して検査を行っております。本年度も各公園、砂場の検査を実施しております。検査結果によりまして異常が認められた場合、または砂が少なくなった場合は、新しく砂の入れかえ等を実施しております。
今後の公園安全対策ですが、遊具の保守点検、砂場の衛生検査、担当課の見回りですか、管理等を随時行いまして、子供たちが楽しく遊べる公園として安全管理の強化徹底に努めてまいりたいと考えております。
以上です。
〇議長(小林正紀君) 10番、相田君。
〇10番(相田一良君) 独居老人の孤独死について再質問させていただきます。
先ほどの答弁で市長も、高齢者対策に対して、今後前向きに、いろんな組織を使ってやっていくということを聞きまして、ありがとうございます。また、部長が答弁されましたけれども、独居老人の世帯が本当に多いのにはびっくりしました。七百何軒ということは大変な数でございます。今後ますますふえていくのではないかと思いますが、そちらのほうもよろしくお願いします。
また、福祉部長の答弁の中で、合併後桜川市においても独居死が4名あり、うち2名が高齢者の独居老人だと述べられていましたが、今後市においても、高齢者のひとり暮らし、いわゆる独居老人世帯が増加の傾向になっていくのではないかと思います。それに伴ってとは限りませんが、だれにもみとられない高齢者の孤独死もふえていきますので、その対策として私は真壁地区の事例を参考にしましたが、組織づくりということを考えておりますが、市長の考えをお聞きしたいと思います。
続いて、子供の安全対策の遊具について再質問させていただきます。幼稚園、学校、公園と遊具について今回見て回りましたけれども、「百聞は一見にしかず」という言葉があります。真壁小学校の例を挙げますと、ロープを使った遊具があるわけでございますが、高さ3メートル、幅4メートルぐらいの器具であります。使用禁止の札がかけてありますが、ロープはそのまま取り外してあります。高学年の生徒は字も読めるし、意味もわかりますが、低学年の児童は字も読めないだろうし、意味もわからないのではないでしょうか。
孫守りをしていた老人が申していました。このようにロープが危険だとわかっていて撤去または取り外しできないということは、「事故でもあったら本当に大変ですよ」と言っておりました。それをぜひ教育長並びに市のほうに言ってくださいと言われましたので、早急な対策をしていただきたいと思います。
また、同小にあるブランコですが、高学年用は使用していますが、低学年用のブランコが器具が撤去されたままになっております。同じ時間帯にブランコを利用する場合に、高学年の人はブランコを利用できますが、低学年の人はブランコを利用できないということは、本当に指をくわえて眺めているということで、低学年の人はかわいそうだと先生が申しておりましたので、この点に関しても早急に低学年用のブランコを設置していただけるようお願いいたします。
また、公園の遊具についてでございますが、大和地区の東飯田にまほろば公園があります。ここには丸太でつくった階段があるわけでございますが、だれが見てもおかしいような、たたけば音がボコボコする、内部が腐っている状態になっております。また、腐って、その木が欠けているところもあります。これは、早急に改めて点検していただきまして、交換をしてもらいたいと思っております。また、そこにある滑り台においても、滑り台が2カ所ありますけれども、滑り落ちたところが2メートル、1メートルの段差があります。これは大変危険ではないかと思いますので、これもやはり確かめていただきたいと思います。
また、岩瀬地内の公園においても、御領公園、そして富士見台公園のベンチの腰かけでございますが、ここは板がはがれておりまして、ねじがむき出しになっております。これは、幼児の方が登った場合に、足を踏み外してけがをするおそれがありますので、これもやはり担当課は委託の業者に任せるのではなく、自分たちでももう一回よく点検をしていただきたいと思います。
もう1つ、AEDについて再質問させていただきます。県内のAEDの設置数は2006年度末現在、県立高校を初めそのほかの施設と合わせて215台、そして市町村施設は501台、そのほか百貨店や駅など人の集まる場所に設置されております。一般の人たちが目にする機会も大変ふえているということです。先ほど教育長の答弁の中に、桜川市でもとりあえず3カ所設置していただくように聞きましたが、予定ではなく、これはぜひ実現させていただくようお願いいたします。今は一般の人でも、ある一定の講習を習得すれば使用できますので、講習ができるように行政のほうで指導していただきまして、一人でも多くの資格を持った人を養成していただきたいと思います。
また、AEDに関し、私はAEDの質問をするに当たって、消防署にあると思いまして、消防署にお伺いしました。そうしたところ、署長の話によりますと、救急車にはAEDを積んでありますけれども、消防署には置いてないと、そう言われました。もし消防車が移動している場合に、何かあったことでは大変困りますので、ぜひ市長に消防署のほうにもAEDを設置していただけるようお願いしました。私が、消防署は桜川市単独でやっているものではないので、そうはいかないのではないかと申しましたところ、名称は私ははっきりわかりませんけれども、間違ったら勘弁願います。筑西広域市町村圏事務組合、こういう組合がありますので、多分市長はその副管理者になっていると思いますので、そういう場に出かけたときに、そこでぜひ各消防署にもAEDを設置できるように話をかけていただけないかと、真壁と岩瀬の消防署の署長に申されましたので、ぜひそれはお願いいたします。
以上で再質問を終わります。
〇議長(小林正紀君) 中田市長。
〇市長(中田 裕君) 相田議員の再質問にお答えをさせていただきます。
まず、独居老人の孤独死防止についてでございますが、ご承知のように去る3月の能登半島地震や7月に起きた中越沖地震の際にもテレビ等で報道されておりましたが、ひとり暮らしの老人のいる世帯を近所の人がよく知っているため、避難誘導や救出がスムーズに行われたと。そして、人的被害が最小限にとどまったと聞いております。これも地域における高齢者の情報が共有された結果であります。地域の力だと思っております。こういうコミュニケーションを密接にとれるような方法を考えていかなければいけないのかなと思います。
また、桜川市においても、議員からご質問がありましたが、真壁地区でいろいろな集まりあるいは区長さんを先頭に、独居老人の防止のために頑張っておられるというお話でございますが、やはり各区長さん方にもお話をしておりまして、自然的にそういうコミュニケーションをとっていただいた中で活動していただくという地域力、こういうものをもっともっと我々は力を入れてお願いをして、努力をしていきたいなと思っておりますし、いろいろな機会を通じて市民の皆様に呼びかけ、見守る体制を強化し、区長さん、民生委員、高齢者クラブの皆さんの協力を得ながら、高齢者の皆さんが安心して暮らせるように取り組んでまいりたいと考えております。
また、公園の遊具の安全対策についてでございますが、確かにこの夏もプールでの事故、遊具による事故など、テレビのニュースあるいは新聞等で大きく報道されております。桜川市におきましても、合併によりまして公園の数もふえました。公園費の中でも特に管理費、修繕費の予算が増額しておるところでございますので、今後とも管理費等の予算を担当課と検討しつつ、市民の憩いの場所として、また子供たちが元気に楽しく遊んでもらえるように公園遊具の安全管理に努めてまいりますので、今後ともご指導のほどよろしくお願いを申し上げるとともに、AEDにつきましては、先ほど教育長が答弁をいたしましたように、3地区の3カ所に来年取りつけてまいりたいと。そのほかに社会福祉協議会のほうでは、今年度真壁福祉センターのほうに1台設置をいたします。来年は岩瀬の福祉センターのほうに1台設置をしていく。また、広域行政のほうによくご相談を申し上げて、消防署のあり方についても検討を冨山管理者のほうにお話をさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。
以上でございます。
〇議長(小林正紀君) 石川教育長。
〇教育長(石川 稔君) 真壁小学校のロープを使った遊びの施設だと思うのですけれども、これはPTAの奉仕作業でつくっていただいたやつだと思うのですけれども、これは今使用禁止になっておりますし、撤去の方向で話を進めているところです。
あと、低学年用のブランコが今使えないということでございますが、器具のところが一部不自然なところがありますので、それを交換すればまだ使えるような状況ですので、それは早急に使えるような方向に持っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
〇議長(小林正紀君) 10番、相田君。
〇10番(相田一良君) 最後ですから、まとめというか要望にいたします。
作家、藤沢周平の作品が今静かなブームとなっております。彼の作品は、常に恵まれない弱い立場の人に寄り添って、そういう人が報われるような社会、そして目線を下げた地味な作品ながら、なぜか注目を集めています。今の時代と関係があるのではないだろうか。富裕層や勝ち組といった言葉がもてはやされる時代にあって、生活の底辺で毎日を懸命に生きている人たちに寄り添う彼に対する共感、そしてかつてあった日本の日本人の美しい面を描き出す作品に引かれるのではないかと思います。今この議場にいる皆さんも、仕事もでき、生活にも張りがあり、生き生きとしているわけでございますが、いずれは年をとり、高齢者になります。この藤沢作品の文章の中のように、心静かに、そして寄り添い、助け合いながら生きるように、市を初めいろんな方で協力していくことが大事だと思います。これまでは孤独死とは都会の問題としてとらえがちだが、今や地方も例外でなく、皮肉なことに介護保険の高齢サービスが導入されるにつれて、地域での支え合いが希薄になったことでもあります。こうした問題を解決するには、行政が中心になって、民生委員や町内会、警察等のネットワークをつくりながら、見守り、気配りをして真剣に取り組んでいただきたいと思います。
また、子供は希望です。子供は未来です。子供を育てるということは、未来をつくるということでもあります。その大切な子供を健やかに育てていくためには、安心、安全に暮らせる社会が不可欠ではないでしょうか。遊具に関して先生方も点検をし、悪いところは補修または撤去するように上のほうに申しておりますが、予算がない、それでちょんだという。先生も本当に嘆いておりました。その切実な先生方の要望も市のほうでもどうか考えていただきまして、よろしくお願いいたします。今後は、できるだけ最大限に遊具に対しても予算を投入していただき、子供たちが遊具で遊んでいる明るい笑い声を見たいものでございます。教育長には特にお願い申し上げます。
また、岩瀬の児童公園ですが、あそこは遊具もあり、かなり広いスペースでございます。でありますが、園内に車が出入りしていますが、私が行ったときにも公園内に車が4台ほどとまっておりました。本来公園というのは車が入れないのではないか。入り口には進入防止のさくがありましたが、外して車が入れるようになっておりました。そのとき若いお母さんが言っていました。子供を遊ばせていてもこの公園は車が入ってくるので、大変子供が怖がって遊びをしないと。危険だ。こういうことがないように、市ではなぜ車の進入を許可しているのか。これは、絶対議会において追及をしていただきたいという、近所の若いお母さんの強い要望であります。これは、ぜひ早急に車が進入できないようにお願いいたします。
以上、要望として私の一般質問を終わらせていただきます。
〇議長(小林正紀君) これで相田一良君の一般質問を終わります。
以上で本日の日程は終了いたしました。
〇散会の宣告
〇議長(小林正紀君) 本日はこれで散会します。
ご苦労さまでございました。
散 会 (午前11時44分)