平成19年第2回(6月)桜川市議会定例会議事日程(第2号)

平成19年第2回桜川市議会定例会議事日程(第2号) 
                      平成19年6月13日(水)午前10時開議
日程第 1 一般質問                                   
日程第 2 議案第38号 専決処分の承認を求めることについて               
             (桜川市税条例の一部を改正する条例)              
日程第 3 議案第39号 専決処分の承認を求めることについて               
             (平成18年度桜川市一般会計補正予算(第8号))         
日程第 4 議案第40号 専決処分の承認を求めることについて               
             (平成18年度桜川市国民健康保険特別会計補正予算(第4号))   
日程第 5 議案第41号 専決処分の承認を求めることについて               
             (平成18年度桜川市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号))  
日程第 6 議案第42号 専決処分の承認を求めることについて               
             (平成19年度桜川市野外趣味活動施設特別会計補正予算(第1号)) 
日程第 7 報告第 1号 平成18年度桜川市一般会計継続費繰越計算書について       
日程第 8 報告第 2号 平成18年度桜川市一般会計繰越明許費繰越計算書について     
日程第 9 報告第 3号 平成18年度桜川市国民健康保険特別会計繰越明許費繰越計算書に
             ついて                               
日程第10 報告第 4号 平成18年度桜川市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書
             について                                                            
日程第11 報告第 5号 平成18年度桜川市介護保険特別会計繰越明許費繰越計算書につい
             て 
日程第12 議案第43号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて        
日程第13 議案第44号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて        

出席議員(25名)   1番   風  野  和  視  君     2番   勝  田  道  雄  君   3番   岩  見  正  純  君     4番   小  高  友  徳  君   5番   中  川  泰  幸  君     7番   皆  川  光  吉  君   8番   増  田     豊  君     9番   潮  田  新  正  君  10番   相  田  一  良  君    11番   古  川  静  子  君  12番   大  塚  秀  喜  君    13番   高  田  重  雄  君  14番   小  林  正  紀  君    15番   増  田  俊  夫  君  16番   鈴  木  好  史  君    17番   川 那 子  秀  雄  君  18番   萩  原     實  君    19番   横  田     衛  君  20番   橋  本  位 知 朗  君    21番   仙  波  信  綱  君  22番   増  田     昇  君    23番   塚  本     明  君  24番   上  野  征  一  君    25番   林     悦  子  君  26番   菊  池  節  子  君
欠席議員(なし)
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名    市     長  中 田   裕 君    副  市  長  山 田 耕 一 君    教  育  長  石 川   稔 君    市長公室長    飯 嶌 洋 一 君    総 務 部 長  飯 島 泰 則 君    市民生活部長   永 瀬   昇 君    保健福祉部長   中 澤   進 君    経 済 部 長  山 中 政 雄 君    建 設 部 長  大 場 敏 夫 君    岩瀬支所長    細 谷   豊 君    真壁支所長    藤 田 定 一 君    水 道 局 長  沼 田 重 夫 君    教 育 次 長  中 島 昭 市 君    会計管理者    口 町   久 君
職務のため出席した者の職氏名    議会事務局長   柴 山 栄 一 君    議会事務局書記  笠 倉   貞 君    議会事務局書記  安 保 文 明 君    議会事務局書記  鈴 木 謙 一 君
          開 議  (午前10時00分)
    〇開議の宣告
議長(小林正紀君) 皆さん、おはようございます。
 本日の出席議員は25名です。よって、地方自治法第113条の規定により、本日の会議は成立しますので、これから本日の会議を開きます。

    〇一般質問
議長(小林正紀君) 日程第1、一般質問を行います。
 17番、川那子秀雄君。
          〔17番(川那子秀雄君)登壇〕
17番(川那子秀雄君) 一般通告に従いまして、質問を申し上げるものであります。
 私は、2点ばかり通告どおり質問いたすわけでありますが、基本的には住民の安心、安全の観点から質問する件が水の問題、それから廃棄物処理費及び委託料について、これは非常に清掃費の中でトータルしますと7億1,900万円ぐらい支出することになっております。一般会計の予算からすると、164億円の中に占める割合は大きいということが、まず第一に浮かんでまいります。それで、やはり3月の常任委員会報告で議会で申し上げておりますが、どうもその報告書をよくかみ砕いてそのとおりに努力をされているのか、そういう点が、2番目の廃棄物処理費及び委託料についてはどうもそういう感じがいたします。それにつきましては、大分資料もつくりまして担当課に申し上げてきたのですが、どうもしみじみとしないというような観点から、我々常任委員会のエリア内ですが、やはり質問しなければならないだろうということに至ったわけであります。
 それでは、まず第1点、農業用水及び水道水について、書いてあるとおりですが、将来とも安定した供給を受けられるのかということであります。農業用水はどの給水系から受水しているのか、水道水はどの給水系が受水しているのか、質問いたします。
 それから、2番目に、廃棄物処理費及び委託料について。@、可燃ごみ、不燃ごみ、資源ごみの収集量の増減について、A、それぞれの委託料について増減に見合った契約は適正に行われているのか、これは常任委員会で報告を申し上げたとおりであります。
 この2点各項目に付随して、多少申し上げるところがあるかと思いますが、私が質問したことについて、簡潔に、明瞭に、短く、時間に限りがありますので、ひとつ担当部長は答えるようにお願いいたしておきます。では、それぞれについて答弁をお願いいたします。細かいことについては、るる資料もありますので自席から質問を申し上げます。
 以上でございます。
議長(小林正紀君) 川那子秀雄君の質問に対する答弁をお願いします。
 山中経済部長。
          〔経済部長(山中政雄君)登壇〕
経済部長(山中政雄君) 17番、川那子議員にお答え申し上げます。
 ご質問の農業水利事業につきましてお答え申し上げます。霞ヶ浦用水事業は、農業水利事業、上水道用水供給事業及び工業用水供給事業の3用水事業から成る総合用水事業でございます。それで、霞ヶ浦用水農業水利事業では、茨城県南西部の下妻市ほか12市町村の水田トータルで1万918ヘクタール、畑及び果樹園8,375ヘクタール、合計1万9,294ヘクタールの農地に最大毎秒17.8トンの農業用水を供給するものでございます。それで、当市においては、水田2,367ヘクタール、畑878ヘクタール、合計3,245ヘクタールが受域となっておりまして、現在関係する水田には用水が供給されているわけでございます。
 それで、系列といいますか、水利の体系でございますけれども、この用水事業の取水につきましては、霞ヶ浦の水を旧出島村、現在のかすみがうら市の浄水機場で行いまして、基幹線としては2連式のパイプラインで土浦市の藤沢まで行きまして、それからトンネルで桜川市の南椎尾までまいりまして、またパイプラインで最終的には旧三和町、現在の古河市の東山田調整地まで通水するものでございます。当市関係では、この幹線から三つの給水系について用水が供給されているわけでございます。一つは、真壁地区酒寄地内の受域地につきましては、つくし湖から神郡幹線によりまして用水が供給されております。次に、真壁地区、大和地区及び岩瀬地区の西部の受域地については、筑西市押尾地内で分水され、真壁幹線、協和幹線、さらには岩瀬幹線にて用水が供給されております。三つ目として、岩瀬地区東部の受域地には、石岡市小幡地内で分水された八郷幹線、笠間幹線及び羽黒幹線により用水が供給されているということでございます。なお、当市内にこれらにかかわるパイプラインの概要でございますけれども、詳細につきましてはともかくといたしましても、神郡線、真壁幹線、協和線、原山線、岩瀬線、八郷幹線、笠間幹線、羽黒幹線、以上8路線で延長合計25.1キロメートルというような長さになっております。また、中継基地ともいうべき用水機場が真壁地区の長者沼、岩瀬地区の上野沼及び羽黒の3カ所に設置されております。そういう中で、その結果、本事業に関係する地域には、県全耕地面積の約3分の1の農地が存在しておりまして、しかしながら降水量は全国平均の3分の2と少なく、歴史的にもしばしば干ばつ被害を繰り返したところでございますけれども、この農業用水利事業によりまして、県営ほ場整備事業、県営畑地総合土地改良事業など関連する事業と一体的に実施されまして、地域の要請に即した多面的な土地利用、機械力の導入などが可能となりまして、農業生産の向上性と農業経営の安定化には資しているものだと理解しております。
 以上が当市内における農業水利事業の用水系統及びその施設の概要でございます。
 以上でございます。
議長(小林正紀君) 沼田水道局長。
          〔水道局長(沼田重夫君)登壇〕
水道局長(沼田重夫君) お答えをいたします。
 経済部長と重なるところがありますので、簡潔に答弁したいと思います。
 水道水はどの給水系から受水しているのかという質問でございますけれども、桜川市におきましては、県西広域水道用水供給事業、これによりまして給水をしております。取水源は霞ヶ浦、鬼怒川、利根川になりまして、霞ヶ浦から筑波山の地下トンネルを通りまして、筑西市にあります企業局の県西水道事務所、ここの水道浄水場から受水をしております。
 以上でございます。
議長(小林正紀君) 永瀬市民生活部長。
          〔市民生活部長(永瀬 昇君)登壇〕
市民生活部長(永瀬 昇君) 川那子議員さんの2番、廃棄物処理費及び委託料についてお答えいたします。
 1番目の収集量の増減につきましては、可燃ごみが、平成17年度、これは桜川市全体でございます、9,010.4トン、18年度が8,962.8トンで、47.6トンの減でございます。不燃ごみが平成17年度790.5トン、18年度が805.3トン、14.8トンの増でございます。続きまして、資源ごみでございますが、資源ごみは平成17年度1,454.6トン、18年度は1,398.7トンで、55.9トンの減でございます。実績として、可燃ごみ及び資源ごみの収集量は減少しておりますが、不燃ごみは増加している状態でございます。
 地区別に申し上げますと、平成18年度の収集実績でございますが、岩瀬地区は、可燃ごみが4,085トン、不燃ごみが207トン、資源ごみが710トンでございます。大和地区は、可燃ごみが1,207トン、不燃ごみが118トン、資源ごみは230トンでございます。真壁地区は、可燃ごみが3,670トン、不燃ごみが480トン、資源ごみが459トンでございます。
 また、これらのごみ収集運搬業務委託料総額は、平成18年度1億3,056万7,500円で、平成19年度につきましては1億3,003万5,600円で契約をしております。前年度対比53万1,900円の減額でございます。
 続きまして、2番目の、それぞれの委託料について増減に見合った契約は適正に行われているかとのご質問でありますが、現在の委託契約の金額は、収集業者各社の収集料ではなく、市が示した要旨で廃棄物収集・運搬費の積算書を各社から提出していただいております。それらを委託契約金額の算出基礎としており、収集量は基礎としてはおりません。その理由といたしましては、収集に要する車両の購入費や人件費、保険料、車検整備費等の経費はほとんどが固定経費でございます。また、収集するものがあるなしにかかわらず、収集ステーションはすべて回らなければなりません。なお、収集ステーション数は収集量によって変動する数字ではございませんので、仮に収集量に応じた委託金額を算出するとなると、収集ステーションの箇所を減らす等の方策を講じなければなりませんが、その場合には、地域住民の混乱や行政サービスの低下が懸念されます。また、収集業者各社は、業務を受託した時点での設備投資が過剰となり、赤字経営が懸念されるなど、安定した収集業者の確保ができないと考え、現在の委託料算出方法をとっているわけでございます。以上のことから、現時点では委託額の算出につきましては適切と考えております。ただし、今後収集方法等業務内容に変更があれば、委託額の算出方法を検討の上、変更してまいりたいと考えております。
 余談でございますけれども、地方自治法第2条第14項で、「地方公共団体は、その事務をするに当たっては、住民の福祉の増進に努めるともに、最少の経費で最大の効果を上げるようにしなければならない」と規定されておりますように、今後はほかの市町村の委託額の算出方法等の情報を収集し、低額で安定した収集業務が行えるよう努めてまいります。
議長(小林正紀君) 17番、川那子君。
17番(川那子秀雄君) 水については、農業用水、水道水とも霞ヶ浦系だということであります。農業用水については、浄水場を経由しないでダイレクトに中継基地へ入ってきていると、そういうことでございますね。水道水については、説明だと、浄水場を経由して来ておると。なぜ私がこういうことをぶつけたかといいますと、ご承知の方もおいでになるかもしれませんが、今霞ヶ浦で大変な問題が起き始めている。皆さんご承知かと思いますが、カワヒバリという二枚貝の蔓延というか、広がりつつあると。これは4月13日の農業環境技術研究所のホームページに出ておりますが、カワヒバリ貝というのは全国いわゆる西の方から霞ヶ浦までとうとう来ているということ。この中で、私は、その中の福田という広報情報の情報室長なのでしょうかね、聞いてみたところ、大変にこれから心配になってくると。霞ヶ浦全域でもう要するに収集している。そうすると、このカワヒバリというのは、いずれにしてもコンクリート塀とか、配管の中とか、そこにこびりつくと。いわゆる違いというのはないわけでありまして、聞いてみると、プランクトンみたいな形で広がっていくと。それで、自分のすみかを見つけると、そこにぴたっと張りつくと。いわゆる足を出す、触手を出してそこをすみかにしてくると。どんどん、どんどん、そこへ堆積してくると。いろいろ聞いたところ、促成栽培、こういうところの水関係も、これは阿見、それからこっちの土浦の方らしいですが、水道管が詰まったと、そういう電話も来ていると。といいますと、結局もう既に紫尾のあの湖まで来ているのではないかと。私が富岡の田んぼの人に聞いたところ、蛇口をひねったら出ないと。それで、よくつついたら、タニシだったというようなことも聞いておるわけであります。将来これが蔓延していけば、そういう配管の中に、要するに体が潜っていけないようなところに入ってしまっては、もうどうしようもないと、そういうことも言っているわけです。だから、今のうちにその対策を講じなければならない。ただ、やっぱりまだ霞ヶ浦の1メートルぐらいの深度のところしかやっていないので、その下の方まで調べないと状況はよくわからないと。そのカワヒバリ貝というのは害があるか。害があるそうです。いわゆるナマズ、あるいはフナ系統の魚に寄生虫をうつすというのか、それ媒介するというか、そういうことがあるということであります。ですから、やはり農業用水の場合は、ほ場が夏は収穫終われば乾燥しますから、恐らく死んでしまうと思われますが、やはり堆積をしてくると、そういう非常に通水性が悪くなるということが起きるということですから、経済部長、そこいら辺の今後の対策は、十分にそういうところの機関と協議しながら予防に努めてほしいと、そう思っております。
 それから、水道局長、結局腐るという、要するに死ぬということですね、そうすると非常ににおいが出る、あるいは雑菌がわくということが確かだそうです。そうしますと、浄水場でにおいまではとれるのかどうなのかわかりませんが、雑菌というのは、水道水は消毒をしているでしょうけれども、万が一入ってきてしまったら、これは浄水場の消毒だけで果たして十分に安全かどうか。それと、桜川市に関していえば、例えば旧岩瀬地区の犬田の浄水場に水を押し上げているわけですよ。それから流している。ということは、プランクトンのような形で入ってきたのでは、浄水場も通過してしまうのではないかということも言われているわけです。犬田のある人に言わせると、「どうも鉄分が多いんですか、ふろが赤くなってしまう」ということはこの前5月末に私言われたのですが、「タオルが赤くなるほどですか」と。「いや、そうではないんだけど、とにかく赤い水が出る」と、そういうことを言っておられるわけであります。ですから、住民の口に入っていく水でありますから、意外と安心している部分があるのですね、あれ消毒済みなのだと。「工事やって濁る場合があるんだよ」ぐらいのことでいたのでは、住民の体に影響があるかもしれないということを想定して、十分に各支所の水道、その点検をまずもう一度するということと、そういうカワヒバリ貝の実態調査はまだ始まったばかりです。ですが、影響というのは出るそうであります。それが出てからでは遅いので、今何か博士みたいな方がいるのだそうですが、学会で発表するようであります。ですから、そういう情報もよく踏まえて、ほかの市町村に先駆けて水の問題に取り組んでいただくようにお願いをしたいと思っております。水については、特別に答えを求めません。いわゆるそういう機関との打ち合わせ、それによって安全確認を怠らないようにしていただきたいということでございます。その件については答弁は要りません。
 それから、永瀬部長の答弁で大体概略はわかりました。しかし、何かこう聞いていますと、私はこれ議員さんの各席に資料をお渡ししてあります。これは、耳で入るよりも目でわかるように配付してございます、議員さんには。ということは、先ほど永瀬部長が言いましたけれども、何かちょっとおかしな考え方があるのではないかと、担当部長として。今、きのうも総務部長も言っていましたけれども、行財政改革だと。例えば、それに邁進してまいりますよということを言っているわけですよ。ということは、冒頭言いましたように、一般会計から見れば、衛生費の割合というのは非常に多いわけであります。収集運搬費で1億3,000万円かかっているわけですね、実際には。私がまず聞きたいのは、筑西広域ごみ処理センターへ持ち込みますよね、可燃ごみ、不燃ごみ。先ほど永瀬部長が言った資料は、私、役所からもらってきてありますから、そのとおりわかっています。しかし、そこに持ち込む数量が減らなければ、必ず翌々年度、例えば今19年度は、17年度の持ち込んだ量に対して負担をさせられているわけです。そうしますと、これは岩瀬地区を言ってはおかしいのですが、合併して全部入りましたよね、持ち込みは、合併前も後も入れて。そうすると、16年度決算で岩瀬地区の負担金は1億3,500万円なのですよ、実際に。それで、19年度のことしの予算は、4億8,516万円負担をしなければいけないということに予算書には明示されているわけです。ということは、やはりどうしても減量をしていくということをしていかなければ、環境センターからの負担の割合というのはふえていくわけですよ。先ほど幾らか減っていたように言っていますけれども、実際は私、先ほど部長が不燃ごみということを言いました。真壁地区、皆さん、下の不燃物の欄にありますけれども、岩瀬地区で207トンなのですよ、18年度は。真壁地区は480トンもあるのですよ。大和地区が118トン。ということは、上の表で見てもらうとわかるのですが、真壁地区、大和地区の新聞雑誌、それは岩瀬より多いのです。しかし、透明瓶、スチール缶、これ極端に少ないです、大和、真壁については。ということは、リサイクルの推進がなされていない、そういう形になっているわけです。それで、逆に不燃ごみが岩瀬地区の倍以上あるのです。ということは、この中に、どういう収集の仕方をしているかわかりませんが、いわゆるスチール缶とか瓶とか、そういうものを不燃ごみの中に混ぜて出してしまっていると。だから、こういう量が大きくなっているのではないでしょうか。私は部長にお伺いしたいのですが、就任して間もないですから現場を回れということは言いにくいですが、やはり回らないとね、実態をよくつかんでおかないと、指図はできないという地位です。
 それで、おかしいことに、委託一覧表というのがあるのです、これね。これも役所でもらってきたのです。その中に、これは付いていません、その表では。結局大和地区は、可燃・不燃ごみ収集運搬委託者は同じなのですよ。真壁地区も可燃・不燃ごみ収集運搬ということで契約しているのです。どういう収集の仕方をしているか、わからないです。委託料は一本化になっていますから。だから、やはりどうしても負担を多くもらってはだめなわけですよ、環境センターから。それが一つですが、その中で、事業系のごみ、例えば岩瀬地区が環境センターへ持ち込みます。これはキロ15円払っていると思うのですがね。それと、例えば外郭団体、県西総合病院のごみ、これは桜川地区ですよ。そういうものは負担金の計算の中には入っていないのかどうか。私は全く皆目わかりませんので、そこいらで負担金の減らす努力をしていかなければならないだろうと。その点について、部長、教えてください。
 それから、可燃物と不燃物が真壁の収集運搬業の方から実際に環境センターに持ち込まれているわけですよね、実際には。そうすると、どういうふうな収集の方法をしているかわかりませんが、可燃物は真壁地区は18年度は3,671トン、真壁地区の不燃ごみはこれ480トン、どうやって収集をしているのか。一緒に積んでいるという話もあるのです。どういうふうにしているのかわからないのです。だから、要は収集したものは全部環境センターに行っているのではないかと。いわゆる予算書に載っている「ごみ減量化」というのがありますね、資源ごみの方ですよ。減量化の指導をしていないのではないか。私はそういうように考えておるのですよ、この表から見ると。だから、こういう集計は、担当課からもらったのですが、これを見ていてどこを直さなければいけないだろうということを考えなければならないわけです。委託料の軽減ということもありますが、まず筑西広域から負担金を抑えていく方法、これをとらなければだめですよ。これをまず全然やっていない。全くやっていない。これは間違いなのですよ。真壁地区の不燃ごみというのは、14年度500トン、18年度480トン、ずうっと変わらないです。どういう体制でやっているのかわかりませんが。大和地区も変わりませんね、不燃ごみ。大和地区の可燃ごみも余り変わりありません。岩瀬地区は、リサイクルについては、今そこにグラフで示しておりますが、減量化作戦というのはやってきているわけですよ。そうすると、これは副市長にもこの3月か4月にお渡ししましたが、結局棒グラフでわかるように、数字眺めていてもわからないのですよ。だから、私はこういう資料をつくったわけです。それで、岩瀬というのが、皆さん持っていますが、新聞、これが始まった当初、14年から表示してありますが、280トンだったのですよ、14年度は。18年は161トンなのですよ。実にずうっと坂を転げ落ちるように減ってきているわけです、収集量は。雑誌はまあまあ減っても最初は204トン、18年118トン。段ボールが59トンから47トン。しかし、ほかの地区は余り変わっていないのですよ、数字的に、大和も真壁も。ということは、減量の作戦というものを全体としてやっていないのではないかと。ということは、7億1,000万円の中から実際には848万6,000円は地区に戻しているわけですよ、売却益を。そうすると、やっぱりもっと今やれば、もっとこのリサイクル還元もできるのです。ちなみに、部長、今の新聞、雑誌、段ボールの価格、19年度、それから18年度、その資料を持っているでしょうから、答えていただきたいと思います。いわゆるリサイクル単価ですよ。それは幾らであるのか。そういうことを把握しているでしょうから。それで、やはり今量ではないのだと。各ステーション回っているから、その契約は変わらなくやっているのだと、やるつもりだと。これは大きな間違いなのですよ。リサイクルしているのであれば売れるのですから。売れる、お金が入ってくる。しかし、委託料は変わらない。手間賃ですよ、はっきり言って。手間賃、積み込みの。車の台数も少ないです。それで同じ委託料を払うなんていうのは大きな間違いですよ。やはり時代の流れに沿って、少ないときには少ないように業者さんに「申しわけないけど」とお願いをしなければだめですよ。これは当然です。役所から仕事をいただいているのですから、役所に協力することも必要なのです。それをずうっと変わりなくやっているなんてばかな話ないですよ。
 それで、私が、先ほど部長説明ありましたけれども、いいですか、例えばダンプに例えます。ダンプは1台幾らで契約するのですよ。車検代だのどうのこうのではないですよ。ごみのパッカー車だけはそういうように、何かおかしいけれども、そういう見積もりのやり方なのですね。車検代が幾らかかるかとか、それをみんな市が負担しているわけですよ、車ごと。何も腹は痛くないでしょう、業者は、そんなことやっていたら。みんな車持ちですよ。委託料で払っているのです。そんな業界どこもないです。例えばダンプ、我々が使います。10トン車で3万円、あるいは3万5,000円、安ければ2万8,000円でも2万5,000円でもやります。当然ですよ、仕事がなければ。それがね、そういうふうな随契の中での見積書をとっているということが間違いなのです。というのは、こういうことなのです。例えば5年前、6年前の車も同じ、去年入れたのも同じ、そういうことはおかしいでしょうよ。だから、私はこの質問にもあるように、その荷物の量が減ったら委託料も、全部半分にしろとかではないですよ。幾らかこういう財政状況だから協力してくれというのが当たり前ではないですか。それもやっていない。まあ先ほども言いましたけれども、18年度が1億3,056万7,500円で契約した。それで、19年度は1億3,003万5,600円、全体から減額してもらったのは53万1,900円ですよ。これ消費税込みのあれですよね。だから、要は、その前から940万円とか変わっていないのですよ。それで、田中課長に聞いたら、17年の合併当初は財政課で契約をやったから、5%削減しているということを言われたから、やっていないのですと、こういう答えを言っている。私は川股先任部長が退職されるときに田中課長に言ったら、5%は間違いなく削減しますと言っていたのですよ。したら、違うのです、資料の出したことが間違っていたから全然できなかったとかと。そんなことはおかしいのですよ、部長。たった53万1,000円。業者によっても違います。大きい人は25万2,000円も落としています。まあいろいろ事情があるのでしょうが、しかし、私が何でこういう棒グラフでやったかというのは、これだけ最初からの契約で削減してしまっているものを、何で委託料で見直せないのかということを私は申し上げているのです。当然ではないですか、荷物がないのだから。まして利益も入ってこないのですよ、桜川市に。今、後で部長は言うでしょうけれども、高いです、全体的に単価は。だから、800万円にもなっているのですよ。そこを考えてください。
 それと、もう一つ、これは市長にも関係するかどうかわかりませんが、まず有料化という方向ですよ、どこの地区でも。きのう水戸市の「有料化の1年」というのが載っていました、茨城新聞。いろんな問題はあるようです。しかし、旧岩瀬町時代は、月額約200円で1,000万円近く手数料収入があったのですよ。真壁でも、粗大ごみは何か一部有料だったというふうに聞いています。全部無料にしてしまったわけです。金、受益者負担、幾らかするべきだと思うのですよ。例えば月200円という単価は、100円のアイスクリームを孫に2本買ったら終わりですよ。それでごみ処理をしてくれると思ったら、反対はしないと思います。また、ある市町村ではデポジット方式、いわゆる指定ごみ袋に単価を上乗せして、例えば家族の大小によって出る量は違いますから、それでもってデポジット方式を採用しているところもあります。それで、生活保護世帯はもちろんただですよ、ただ。払える人には払ってもらう、ごみを出す人には払ってもらう。それがこれからの時代ですよ。こんなにごみ処理清掃費がかかっていて、一般財源ですよ、これ。その中で入ってきているのは八百何万、売却益だけが入っているだけだと。部長、あなたは新進気鋭の部長ですよ、そこら辺を考えて、もう少し頭をやわらかくして、四方八方目配り気配りしてやらなければ、あなたは部長として指導者として不適格になりますよ、そんなこと言っていたら。収集運搬、こんなの当たり前ですよなんて。何か裏にあるのですか、こんなの。そんなことはないでしょうが、まさかね。この前の3月議会でもいろんなことを議論がありました。私は議会ではそういうことをするべきでないというふうに、3月議会の件については私は常任委員会できちっとやりましたけれども、やはり問題とすることではないというふうに考えております。だから、信任を受ける部長になってくださいよ。そんなこと言っていたのでは費用の削減なんかできないですよ。どうやってやるのですか。まず聞かせてください。今言ったこと、ありますよね。あと残り20分ですからね。私も時計見ていますから。それ言ってください。
議長(小林正紀君) 永瀬市民生活部長。
市民生活部長(永瀬 昇君) 川那子議員さんの質問にお答え申し上げたいと思います。
 ご承知のように、私4月から部長職を拝命いたしました。大変期待されていることと心にとめております。
 まず1点目の、収集方式が異なっていて、真壁地区、大和地区については、不燃ごみが混同されているのではないかというご指摘でございますが、この収集方法につきましては、合併協議の中でも統一という方向で検討したわけなのですが、やはり従来の各地区の方法が違っていたということで、現在もまだ改善はされておりません。岩瀬地区におきましては、リサイクル品、不燃物については、地区ごとに毎月第1、第2、第3、第4の日曜日、各地区1回なのですが、これを割り振って行っております。大和地区並びに真壁地区につきましては、不燃ごみが地区ごとに各月1回、第1水曜日、第3水曜日、真壁地区が2回で毎週月水金、資源ごみにつきましては、月1回、毎週日曜日行っているようでございます。この大和、真壁地区と岩瀬地区の大きな違いは、不燃ごみ、これが両方とも岩瀬は指定の袋がございません。ただし、大和、真壁につきましては、指定の赤い袋を使っているということで、その中にややもすると議員ご指摘のように可燃ごみも入っているのではないかということは混同は想定されますが、私の方ではまだ確認はしておりません。ということで、収集方法の統一を早急に行わなければ、やはり議員ご指摘のことについては解消できないのではないかと思っております。
 2点目の、事業系のごみ、これが先ほど15円でしたが、確認したところ20円でございます。それで、負担金の中に入っているのかということでございますが、環境センターの方の申込料の方にはカウントされておりませんので、市が収集したごみのみが今回の分賦金の方にはね返ってくるわけでございます。
 3番目の、ごみの減量化の指導は行っているのかということでございますが、ご承知のように、各地区年間のスケジュール表を配布いたしまして、その中に、一般市民の方々にいろいろのご協力をお願いする項目が書いてございます。ただし、それがなかなか実践できないというジレンマはあるかもしれませんけれども、誠心誠意これからもこういう市民の方のご協力を啓蒙してまいりたいと思っております。
 4番目の委託料の件でございますが、これは先ほど言いましたように、業者が何社か入っております。この方式につきましては、すべて同じ方法でとってあります。ただ、ご指摘のように、収集量の増減は確かにございます。それが即委託料にはね返ってくるかというご質問でございますけれども、これらについても先ほど答弁しましたように、ほかの市町村の事例をよく検討しながら、桜川市が最もふさわしい方法で行っていきたいと思っております。ただし、これにはやはり住民の理解が不可欠でございますので、先ほども言いましたように、住民に対する啓蒙活動をさらに一層進めてまいりたいと思っております。
 もう一点の、有料化につきましては、今回一般質問の通告にございませんでしたので、私の方からは回答は控えさせていただきたいと思います。
 以上でございます。
議長(小林正紀君) 17番、川那子君。
17番(川那子秀雄君) 固定の概念で考えていたのでは、いつまでもだめなのですね。前からこうだったからずうっとこれからもそうだという考え方でやっていたのでは、何の改善もできませんよ。どこかで切りかえないと。そうでしょう。例えば、見積書というのも私ちらっと見せてもらったことあります、形式は。しかし、何年式の車で何年使ったら償却というのがあるのですよ、車は。その車を使って、新しい車も同じだということは、私はおかしいと思いますよ、まず。払っているのだから、役所で。それを見ているわけだよ、その分は。業者さんはそう言うでしょう、こうだからこうですよって。しかし、そうではないのですよね。軽減するということは、当然リサイクルの精神するということが、量が減ってきたら当然見直してくれよと。ということは、売る物も少なくなっているわけです。トン数が減ってきているのですから、価格転嫁できないわけですよ。それをそういうふうに考えていないなんていうのはね、冗談ではないですよ。市民に理解得られないですよ、そんなこと。だって、荷物もないのに。今度は、例えば運送屋ならですよ、荷物少なくなるのですから。当然それは市に協力してくれよというのが当たり前でしょう。どこで、では、減額するなんてことを考えているのですか。全然、総務部長が言っているような、きのう言っているようなところに、清掃費は全く反映してこないではないですか。7億円もあるのですよ。収集運搬車だけで1億3,000万円ですよ。それの、例えば5%ぐらい、減ったところについて、常任委員会でも言っていますから、減ったものについてはまたふえればもとへ戻すと。減ったときは協力を願う。こういう弾力性がなければだめではないですか。減ったって荷物が、多くなったら今度ふやしてくれと言いますよ、業者は。今までより荷物がふえたと、これではとてもやり切れないから、幾らか委託料ふやしてくれと言いますよ。今、部長ご承知でしょうが、先ほどの単価のこと、リサイクル単価聞きませんでしたけれども、これ、北京オリンピックの件で今高騰しているわけです。大体古紙業界、リサイクル品、大体ことしの夏ごろで決まってしまうというような見通しを立てている業者もいます。しかし、いや、まだ流れは続くと、伸び盛りの中国経済には必要なものだからと、そういう強気の人もおります。だから、やっぱりそういうことで、減ったときは、それはそうでしょう、簡単になって楽だもの、収集する方が。多くなったら大変だから、社長、上げてくれるように言ってくれよと、これ言いますよ。汗をかく量が違う。そのときどうするのか。そのときは仕方ないから上げてやるのですよ。減ったときには減ったようにやってもらうのですよ。それが柔軟性というものではないですか。楽して銭は稼げないということを業者さんにも考えていただく必要があるのです。私はずうっと長い間岩瀬町ごみ処理業者を見てきていますよ。それの経営も知っていますよ。しかし、これから合併して収集方式も違うのだと。何でだかわかりますか。リサイクルの日と不燃ごみの日が一致していないから不燃ごみがふえるのですよ。リサイクルの日と一緒であれば、リサイクル品を分別して持ってきて、不燃ごみに入れないのですよ。私はこういうことも聞いているのです。いわゆる環境センターでは、明野資源がその下請になっているのですがね、持っていきます。すると、向こうで分別します。すると、リサイクル品を受けているのは明野資源なのですよ、間違いなく。それを考えてみてください。同じ日ではないからリサイクルできないですよ。不燃ごみと一緒に突っ込んだ方が楽だと。だから、意識の高揚が真壁地区にない。大体リサイクル持ってくる人は決まっていると言われています。だからね、そういう、わかります、こうやりますという、部長、今までの部長とはまた違うのですから。アイデアとして出してどんどん指導していくべきですよ。変わらないでやったら一番体は楽です、頭も楽です。それでは経費の節減はできないと、これは間違いない。部長、きつい言葉だけれども、そういうことになりますよ。だから、業者にも我慢していただくときは「我慢してくれ」と言える部長でなければだめですよ。だれのお金だと思っているのですか、これ。一般財源ですよ。そんなこと考えないでやっていたのでは、一つも進歩しないです。そのほかに不法投棄処分料、粗大ごみだってあるのですよ、言っていないけれども。そういうことをきちっと考えて……
議長(小林正紀君) 残り6分弱です。
17番(川那子秀雄君) わかっています。時計の目の前でしゃべっていますから。
 そういうことで、部長、まだ4月、5月、6月ですよ。全部やって税務課の方も後でしょうけれども、でも担当課長は1年たっているのですよ、もう。補佐は変わってしまった。新任が来た。だけれども、部長がしっかりしなけりゃ、下なんか全然からっきし言うこと聞かないからね。それは市長だって同じですよ。市長がしみじみしないと下なんか動きませんよ。それと同じなのですよ。だから、ごみの有料化だって次回やるとしても、まあ経費節減ということをまず念頭に置いて、部長、考えてください。これからも常任委員会で検討していきますから。そうでないと、7億円という金は減っていかないですよ。そこら辺をよく考えてください。
議長(小林正紀君) 永瀬部長。
市民生活部長(永瀬 昇君) 大変有意義な発言ありがとうございました。先ほども言いましたように、私が就任しましたときにもう、今回の委託料につきましては、弁解がましいのですが、3月時点で既にもう契約が済んでいたということでございまして、これについて、私に今から言われても、前年の部長並びに副市長、市長まですべて決済済んでおりますので、覆すことできませんので、ご了承願いたいと思います。
 ただ、経費節減につきましては、前任が総務課でしたので、担当も行財政改革担当の方をやっておりましたので、ご意見等貴重なものと受けとめまして、新しい部署でも行財政改革の方に隣の総務部長ともども頑張ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。
 あと、柔軟性ということでございますが、余り頭はやっこくございませんけれども、これから酢でも飲んで頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
議長(小林正紀君) よろしいですか。
 これで川那子秀雄君の一般質問を終わります。
 ここで暫時休憩いたします。
          休 憩  (午前10時57分)

                                           
          再 開  (午前11時10分)
議長(小林正紀君) それでは、再開いたします。
 続いて、21番、仙波信綱君。
          〔21番(仙波信綱君)登壇〕
21番(仙波信綱君) さきに通告いたしました2点について質問いたします。
 まず初めに、産廃中間処理場建設計画についてですが、我々は桜川というすばらしい響きのネーミングを持つ桜川市民であります。合併協議会の中で市名についていろいろな案が出ましたが、岩瀬町、大和村、真壁町を縦断し、筑波、加波山山麓に抱きいだかれるように流れる桜川を冠とし、そういう名称に決めたことは我々桜川市民の心の豊かさであり、そのやさしさのあふれた現象にほかなりません。この桜川は、加波山の東表を巻き込むように流れくる千曲川、最北部の門毛地区から流れくる大川、西奥の大泉地区から流れくる泉川など、合流しながら霞ヶ浦へと流れ込む1級河川であります。そして、現代では霞ヶ浦へと流れ込んだ水が強大なポンプでくみ上げられ、つくし湖に貯水され、農業用水として我々の沃野を潤す、また生活用の上水道として市民の衛生環境を保全する目的で供給されております。その清流桜川の源である山口地区、鏡ヶ池から数百メートル下った場所を敷地として、本年4月下旬ごろ、「産業廃棄物処理施設の事業計画のお知らせ及び承諾、同意等に関するお願い」なる文書が突然山口区長宅に届けられたそうであります。山口区民の皆さんの不安はいかばかりかと思うのであります。その後、業者から山口区に対して何のアクションもないとのことでありますが、市としてはこのような情報をどのようにキャッチしているのか、また業者から茨城県に対して具体的な許可申請書の提出などがなされた場合、市としてはどのような対応をされるのか、お伺いいたします。
 次に、富谷山西側の旧桜井産業砕石場についてお伺いいたします。富谷山には、通称富谷の観音さんと言われる天台宗小山寺が建立されています。小山寺の歴史は、天平7年、西暦735年にさかのぼることができます。すなわち、開山以来1,260有余年の歴史を経た古刹であります。さまざまな有形文化財の建造物や仏像彫刻が保存され、近隣に二つとない地域の歴史的宝だと言えます。特に三重の塔は、室町時代、寛政6年の建立であり、明治39年には国の重要文化財指定を受けております。長い歴史の中で幾たびか修復を重ねていますが、最近では昭和63年10月から平成2年3月にかけて大幅な修復工事が施工されており、現在の姿に至っております。国、県、町の補助金と所有者負担金の合計1億8,800万有余円の総事業費でありました。富谷の観音さんの三重の塔は、それほどの大金をかけても保存する価値のある地域の宝だと言うことができます。その富谷山の西側に砕石場が開発され、山は崩され、地肌がむき出され、醜い姿をさらけ出すようになってから四、五十年になりましょうか。私は東京生活をしていた若いころ、久しぶりに帰郷し、岩瀬の駅に降り立つと、真正面に飛び込んでくる富谷山の姿は、哀れというよりはどうなってしまうのだろうという不安感の強さでありました。営業権は、経済活動を通して生活に密着する問題ですから、既得権といたしましてなかなか強力なものであることはある程度理解しているつもりであります。岩瀬町の川那子町政時代でしたが、安全上の問題があるので、稜線を下げる許可をいただきたいとの申請が茨城県にあり、県は、地元自治体の同意を求めてきました。町長の依頼により当時の岩瀬町議会として現地を視察、調査をいたしましたが、稜線にはまさしく幅の広いクラークが幾筋も発生しており、大変危険な状態であるとの説明を受けますと、まさしくそのとおりだと思わざるを得ないのでありました。しかしそれ以上稜線を下げないという協定書はほごにされたのであります。稜線は見事に下げられ、採掘はどんどん進められていって現在の姿にあります。数年前、桜井産業に撤退の兆しがあるとのうわさを耳にいたしました。私は、これは一つのチャンスだと思いました。しかし、いつの間にか別の業者に営業権が譲渡されていました。しかも、その譲渡される1年数カ月前、桜井産業において認可更新の手続がなされているのであります。かつては3年であったそうな許可期限が、今回5年に延びているということであるそうであります。そして、それはまさしく中田町政のときに行われたことであります。稜線はますます下げられ、採掘面積と深度は広げられ、生態系は回復を望むべきもありません。地下水脈は完全に流れを変え、小山寺山門わきの延命水もかつての湧水の面影はありません。この後、採掘権を持つ業者に対してどのように対応し、国指定の重要文化財を持つ小山寺をどのように守り、子孫に継承してまいるのか、市としての対応をお伺いいたします。
 以上であります。
議長(小林正紀君) 仙波信綱君の質問に対する答弁を願います。
 永瀬市民生活部長。
          〔市民生活部長(永瀬 昇君)登壇〕
市民生活部長(永瀬 昇君) 仙波議員さんの1番、産廃中間処理場建設についてお答えいたします。
 山口地区に建設計画申請の動きがあるということですが、桜川市としての対応はどうなっているとのご質問でありますが、この件につきましては、去る5月28日、山口地区の班長である方から生活環境課の方に相談に来られまして、私どもとしては初めて知ったわけでございます。これを受け、同日午後には生活環境課の職員2名が県道からの現地確認を行いました。現地確認は県道から行った理由といたしましては、私有地でございますので、入れなかったということでございます。確認後、5月30日、県西総合事務所環境保全課へ相談内容の報告並びに事前打ち合わせを行っております。その結果、事業計画概要書は担当課である県廃棄物対策課にまだ提出されていないとのことでありました。それで、私は6月5日の朝、一般質問もございましたので、山口地区の区長さん宅を訪問し、詳細について聞き取りを行った内容についてお答えいたします。先ほども言いましたように、現在のところ申請受付先の茨城県廃棄物対策課には事業計画概要書の提出がないことをご承知おき願いたいと思います。
 内容につきましては、先ほど議員さんは3月ごろと言っておりましたが、区長さんのお話では、4月20日ごろ申請予定業者が山口の区長さん宅を訪ねまして、産業廃棄物処理施設設置等産業廃棄物処理業の許可申請をするため、おおむね300メートル以内の地権者に説明会を開きたい等あるので、2週間くらいの間に関係者を集めてほしいという依頼があったとのことでございました。4月28日には地区の班長以上を集め協議した結果、山口地区の地元では、桜川の源流のすぐ近くの場所でもあり、住民一丸となって反対する方向でまとまったとのことでございます。6月5日にも、夜ですが、班長以上の集まりを持ったと聞いております。その結果につきましては、承知しておりません。
 ご指摘の桜川市の対応についてのことでございますが、今後は業者から事業計画書が提出されれば、県廃棄物対策課に同行して現地確認を行うとともに、提出された事業計画の内容を十分精査し、地元の意向を尊重しながら、関係部課との協議の上、茨城県及び業者に対し意見書を提出及び通知することとなりますが、同時に、地元説明会を開催するなどの指導を行ってまいりたいと思っております。市の方針といたしましては、地元関係者全員の同意を得ることを条件とした指導、確認を行うよう、県廃棄物対策課に要望することといたしておりますが、まだまだ概要書が提出されておりませんので、その時点で決定したいと思っております。また、山口地区区長等と連絡を密にして、地元住民の意見を茨城県廃棄物対策課及び事業計画者に伝えるなど、問題が起きないよう最善の努力を払ってまいります。
 以上でございます。
議長(小林正紀君) 山中経済部長。
          〔経済部長(山中政雄君)登壇〕
経済部長(山中政雄君) 21番、仙波議員にお答え申し上げます。
 経営者が変更になったが、その後の環境対策に問題があるということでございますけれども、とりあえず、まず経営等も含めた中でご説明申し上げたいと思います。
 富谷山砕石場の経営と認可に関しましてお答えいたします。最初に、現在までの経過を申し上げますけれども、現在の採取期間は平成15年5月7日から平成20年5月6日までの認可を受けているものでございまして、この認可は、先ほど議員も申されていましたけれども、当時桜井産業株式会社が取得したものであります。主な認可内容といたしましては、富谷2217の1ほか105筆、採取場の面積として50万1,607平米、採取予定量としては436万6,714トンということで許可がおりております。そういう中で、しかしながら、この会社の諸事情によりまして、平成16年12月1日に有限会社五月女生コンに営業譲渡がされました。さらに同月に有限会社五月女生コンから五月女興業有限会社に経営移譲がなされ、現在この会社が操業いたしているというのが現状でございます。
 次に、認可関係についてご説明申し上げます。認可期間は、先ほども議員言っていましたけれども、5年となっており、県が認可をいたしております。この際、関係する市町村長の意見も当然必要となっているわけでございます。また、認可に付される留意事項の遵守もその条件となっておりますので、営業譲渡の際は、認可の譲渡とともに義務も確実に履行されなければならないということになるわけでございます。主な留意事項を申し上げますと、土地の亀裂や崩壊、流出、粉じんの飛散、水質の汚濁、騒音の発生等、周辺住民に対して迷惑とならないよう十分配慮することというようなこと、そして、これらの災害が発生したときは直ちに報告するとともに、新たな災害の防止、災害復旧のため必要な措置をとることというようになっているわけでございます。採取場内においては、利用しない土地の緑化等を行い、環境の確保も当然図ることになっております。各般にわたる留意事項が付載されておりますので、土曜日に現地に伺いましたら、作業員の方が進入道路の除草作業を行っておりましたし、さらに事務所にて今までの経過とか、私も初めてですので、現状等をお聞きしたりしてきました。それに現場も見てきました。そういう中で、議員が申されるような地下水、粉じん、発破等の状況を早急に生活環境課ともども確認し、県に報告し、適切に対処してまいりたいと思いますので、もう少し精査する時間をいただきたいというように考えております。
 なお、採掘終了後につきましては、安全面では調整地をつくったり、自然環境に考慮した跡地とする計画書も当然出されております。
 以上でございます。
議長(小林正紀君) 中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
市長(中田 裕君) 富谷山の岩石採取許認可申請の件につきましては、当然地元の意見書が必要でございます。私もこの意見に付するに当たりましては、何をおきましても周辺住民の皆様の生活環境に悪影響があってはならないと同時に、国の宝であり、保存に努めなければならない重要文化財である小山寺三重の塔、さらには隣接する富谷山ふれあい公園等の自然環境にも、影響があってはならないということは言うまでもありません。このため、岩石採取に当たっては、のり面の崩落の防止、落石の防止、災害防止施設としての土どめ、排水沈殿池の設置と適正な維持管理、緑化による良好な環境の確保、粉じん等の公害防止等、厳しく意見を付しました。これらの履行状況につきましては、今後地域住民の皆様のご意見を伺いながら、パトロールを強化し、事に当たっては早期に対処するとともに、許認可者である県に対しても徹底した指導を働きかけてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
議長(小林正紀君) 21番、仙波君。
21番(仙波信綱君) まず、山口地区の問題でありますけれども、まだ具体的に市の方には、あるいは県の方にも、業者としては動きがないということでありますけれども、日にちがちょっと錯綜しましたけれども、4月の中旬ごろ区の方にそういう業者さんが動かれたと。実は、そのときの業者さんが持ってこられた文書がこれなのであります。これを読みますと、中間処理破砕等事業施設ということでありますから、そうそう目くじらを立てて公害云々、地下水汚濁を騒ぐような施設ではないのではないかという気が私はしております。ただしかし、やはり山口区のロケーションのありよう、桜川の最上流部であって、鏡ヶ池のすぐ下なのですね、この場所が。いかにもタイミングというか、場所、位置づけが悪い。こういう中間施設が、今の時代ですから、やはり必要な施設であるということは理解するのであります、私は。ただ、地域の皆さんの感情、あるいは我々桜川市民、あるいは霞ヶ浦の水の恩恵をこうむる茨城県民としては、霞ヶ浦へ流れる1級河川の最上流部にそういう産業廃棄物施設がいかなる形であろうともあるということはまずい。きょう、今回私2点質問しておりますけれども、この2点に共通するところがあります。これはいかにもすばらしいロケーションの中にあって、人に与える印象、これは非常に悪いと、そういうこと。富谷山に対しても、北側に屏風のように立つ富谷山連邦の真ん中に、あの地肌を見せつけるような形のものがある。これは大変イメージが悪い。桜川市としても、これはイメージが悪いと思います。そういう共通の問題を抱えながらある施設であります。ですから、ぜひこれは業者さんに強い指導、地域住民の意向をきっちり踏まえて、県の方にもきちっとした意見を出していただきたい。
 なお、この書類には図面が添付されております。あの山口地区、稲田へ抜ける県道ですか、あれは、県道の南側に桜川が流れています。あの県道の北側の山間部、あれは県立笠間自然公園のエリアなのですね。すると、あそこはできない、そこはだめなのですというのがあえて添付されている。しかし、県道の南側、県立自然公園から外れているのです。公園法からいっても、あそこに施設をつくることは何ら問題ありませんと。なおかつ、法的に縛られるものではありません。皆さんの意見聞かなくてもできるのですよというようなことがここに書いてあります。ぜひ山口区民の皆さんの意向を踏まえて、市長、部長、対応をきちっとしていただきたいと思います。答弁は結構です、今回は。
 次、この桜井産業跡地の砕石場の問題。これは大変ゆゆしき問題であると思っております。もう五十何年、そして今、部長のお答えの中で、来年5月6日までの今回の期間延長の認可がおりていると。採取予定量が436万6,714トンであるということであります。これがどの程度のものかぴんときませんけれども、日に日に、見ていますと、稜線がまさしく下がっていますね。先ほどの最初に質問したときにも言いましたように、川那子町長時代に岩瀬町の議員が何人かで現場を見に行きました。それで、しょうがないよな、危ないんだろうな、人災事故でも起きたら大変だなという思いで、稜線を下げることに岩瀬町として同意した経緯があります。でも、なぜそういうクラークが入るような危険な土砂採掘をしたのか。簡単であります。営利目的でありますから、見えないところ、下をどんどん削っている。土木工学でいいますと、土端ののりの角度、高さ何メートルに対して何度の角度をとりなさいというルールがあるはずであります。そのルールを崩して下を削っていく。のり角度が急になってくる。上が滑落する、崩れてくる、クラークが入るのは当たり前であります。それで、クラークが入ったところを見せつけて、危険だから下げさせている。これが彼ら営利を目的とした業者の論理であります。今回五月女興業さん、どういう業者さんなのか私は存じませんけれども、なぜこの問題を今になって改めて私が提起させていただくかといいますと、ここで少しくぎを刺しておかないと、ちょっとまずいことになるのではないかなという気がしたのであります。当然業者さんが変われば、譲渡金額が2億円前後と聞いております。詳しくはわかりませんけれども。あれだけの施設を2億円で買ったというのは安い買い物か高い買い物か私はわかりませんけれども、2億円投資したということは、次の業者さんはそれ以上の利益を求めて走るわけであります。そのときに旧経営者である桜井産業さんは長い歴史がありますから、地元との協定、話し合い、住民との交流、そういう心の伝わるようなことがあったかもしれません。業者が変わりましたら、その業者は、そういったことは文書にも何にもルールにも載っていませんから、そういったものに気がつかない。あるいは無視する。利益追求に走っていくわけであります。結果として、小山寺の住職さん嘆いておられました。あそこには、重要文化財ですから、防災施設として100トンの消防用水槽が上にあるそうであります。基礎が傷んできている。やはり砕石による発破の震動、それから地下水が枯渇することによって地盤の弱体化、そういったものが影響しているのではないかと。ある日瞬時に100トンの貯水槽が崩落したら、どういう現象があるか。そういったものをどなたがどういう危機管理をされているか。当然業者は関係ありませんから、そういう高いところにある消防施設などをチェックはしません。これはやっぱり行政がやるのではないかと思っております。そのほか、粉じんがひどくなっている。小山寺さんの庫裏、東と南側、もう雨戸があけられないような状態であるというふうに申しておりました。小山寺さんの川上住職さん、市長ご存じでしょうけれども、なぜ物を言わないのですか、あそこには檀家さんもあります。それから護寺会という組織もあります。皆さん、なぜ物を言わないのですかと。言えないのですね。言いたいけれども、言えない。川上住職さんはあそこに在職されて22年だそうであります。私はよそ者だからと。そういうつらい思いで、しかし私が在職している間、存命中、何としても守らなければいけないと思っていると。檀家が小さいのですね、年に1件か2件のお葬式しかないのだと、ここは。これだけのものを年金をぶち込みながらやっているそうであります。市として、これはもうきちっとした形で守るような姿を持っていただきたい。その辺の決意を市長改めて、市長の地元でもあります、意外と足元だから見えにくい部分があるかもしれませんけれども、もう一度答弁をお願いしたいと思います。
議長(小林正紀君) 中田市長。
市長(中田 裕君) 私も富谷観音護寺会の役員をしております。そういう面で、富谷観音に対する愛着というのは人一倍強いものを持っておりますし、これから重要文化財を子々孫々までに伝えてまいりたいという思いもございます。そういう面で、これからも、先ほど答弁をさせていただきましたけれども、県に対しても、許認可の権限は県が持っておりますので、そちらの方にも徹底して指導していただきたい。そして、地域との共存というものもやはり業者さんの方にも強く訴えて、やはりそういう問題に対して適切に対処していただく努力をこれからもさせていただきたいと、かように思います。
議長(小林正紀君) 21番、仙波君。
21番(仙波信綱君) 市長、本気で取り組んであげていただきたいと思います。市長は檀家ではないですかね、護寺会のメンバーであるということであります。時には、よく散歩されているようでありますから、現場を見られることも必要かなと思います。それと、その五月女さんに譲渡された期限が16年ですね。今その採掘期間、許可を受けているのが20年5月、来年5月になったときに、五月女興業さんは延長の許可申請をしてくると思うのですね、恐らくや。来年の話ですから、もう既に市長の耳には入っているかもしれませんけれども。しかし、さっき私が危惧して申し上げましたように、業者が変わると営利を目的とします。地域とのそれまでの長く培ってきた交流関係というのを無視してくると思うのですね。ですから、ここでくぎを刺しておく必要があろうかと思うのですよ。それで、市長にお願いがあるのですが、あの小山寺さんの境内にこれから1年、来年の5月まで、震度計、風じん測定器、そういったものを設置して、今までの流れ、あるいはどういう具体的な被害があるか、そういったものを継続して調査をしてあげていただきたい。それで、恐らく来年5月に継続審査が上がったときに、そういう資料をもとにして五月女興業さんを適切に指導してあげていただきたい。そうすることによって、あの文化財を守ってあげていただきたい。その辺の予算立てを、先ほど教育長に立ち話で「予算、立つかなあ」とかという話をしたのですが、これ文化財保護という意味で、教育長は指名していませんけれども、教育長の方から、やってみたい、やるというような意向、やる意識を持って市長と交渉してもらうというような考え方あるかないか。ちょっとお聞きしたいのですね。
議長(小林正紀君) 通告にないものですから、市長の方から答弁を方お願いしたいと思うのですが、よろしいですか。
21番(仙波信綱君) いや、通告になくてもいいではないですか、そんなしゃくし定規に考えなくても。
議長(小林正紀君) とりあえず、市長、お願いします。
 中田市長。
市長(中田 裕君) 鋭意検討してみたいと思います。
議長(小林正紀君) 21番。
21番(仙波信綱君) 最後になりますか。
議長(小林正紀君) はい、最後で。
21番(仙波信綱君) 市長、自分の足元なのですよ、「鋭意検討」は返事にならない。来年の5月までですよ。1年間そういう機械をリースしても幾らになるか。具体的にやってみてくださいよ。「鋭意検討」では答弁になっていないと私は感じます。
 終わります。
議長(小林正紀君) これで仙波信綱君の一般質問を終わります。
 ここで暫時休憩いたします。
          休 憩  (午前11時43分)

          再 開  (午後 1時10分)
議長(小林正紀君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 続いて、1番、風野和視君。
          〔1番(風野和視君)登壇〕
1番(風野和視君) 桜川市を何とかしなければいけないと強く熱く思う議員の中の一人の風野です。通告に従い、質問いたします。
 まず、市行財政について。具体的な財源確保の取り組み方について質問いたします。
 2005年度末総合財政状況、全国自治体1,821市町村の中で桜川市921位でございます。実質公債比率14.2%です。市長、「あなたが主役のまちづくり」の政策で現在桜川市を順位別クラス分けするならば、A、B、Cクラスのうち、BクラスのBですが、現状維持を目標とするのか、もっと上位Aクラスを目標とするのか、数値目標があればお聞きしたいと思います。また、今後合併特例債事業を行うことで実質公債比率は14%台で維持できるのか。維持できない場合、18%を超え、地方債許可団体にならない自信はあるのか、お聞きいたします。
 次に、企業誘致について質問します。北関東自動車道の開通を前に、桜川市の現在の企業誘致状況はどうなっているのか、お聞きいたします。
 続きまして、公共交通網について。つくば市へのアクセス方法について質問します。
 今まで何度か議会でも質問があった件ですが、桜川市とつくば市間の急行バス廃止に伴い、特に真壁地区の市民がつくば方面への病院や学校への交通手段がなくなり、大変困っている現状にあります。そこで、市はどう考えているのか、お聞きします。また、何らかの是正策を考えているのなら、現状の財政を考え、経費をかけず、旧真壁駅から筑波山口までの11.0キロメートルを利用者の多い時間帯に絞り、1日に数本でも直接行ける方法を考えているのか、お聞きします。補足ではありますが、私と小高議員の地元紫尾地区から筑波山口まで、ほんの3.2キロメートルでございます。また、つくば市と地域間の連携等、現在協議等は行われているのか、お聞きします。
 次に、一般県道東山田岩瀬線の名称について質問します。北関東自動車道、(仮称)岩瀬インターチェンジができれば、東山田岩瀬線の重要度は主要道つくば益子線に匹敵する幹線道になると思っております。そこで、県道東山田岩瀬線は、県道148号線です。桜川市の基幹産業である石材業の石屋と148号をもじり、「石屋街道」と名づけてみてはいかがでしょうか。財源を考え、コストをかけず桜川市の地場産業を宣伝PRする手段として提案いたします。また、148号線バイパス化は、県事業ではありますが、市の方でも早期完成に協力をすべきだと思います。
 続きまして、自殺者問題。自殺防止について質問します。平成19年度6月8日警察庁発表自殺者統計を見ますと、平成18年度まで9年連続して毎年3万人以上の自殺者がいます。日本で戦争が起きているのと同じです。桜川市においても、18年度桜川警察署管内で16人います。実際は事情により扱いを変更しているケースがあると考えますと、かなりの件数になると思われます。その中で、桜川市の公共の場所での自殺が多く、私の地元つくし湖周辺でも何件もあり、当事者はもとより、地域住民も不幸なことになっています。なぜなら、本来かなりの人々がつくし湖周辺で朝、夕、晩と散歩、ジョギング等楽しんでいたのですが、自殺の件数が重なり、怖いイメージがつき、楽しむ人が激減しました。ほか、公共の場でも同じことがあると思いますが、市長、「日本一きれいなまち桜川」に相反するこの件につき、何か防止策を考えているのか、お聞きします。
 以上大枠で3点質問しましたが、私、口下手な新人議員です。再質問のないような簡潔な答弁を期待いたします。以上です。
議長(小林正紀君) 風野和視君の質問に対する答弁を願います。
 中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
市長(中田 裕君) 風野議員さんの質問にお答えを申し上げたいと思います。
 茨城県の自治体の中でも輝く市にしてまいりたいと強く念じ、日々頑張っておるところでございます。日本は緩やかな回復の動きが続いているという現下の経済情勢の中において、桜川市では、税収増等につながる要因は非常に乏しく、さらに三位一体の改革による税源移譲が行われた一方、地方交付税が削減され、経常一般財源の増収は期待できない状況にございます。そのような中、財源確保は大変厳しい状況にありますが、歳入面については、自主財源確保策として市税等の徴収体制の充実、強化のため、4月から収税課を設置いたしました。さらに、今回補正でお願いいたしましたが、臨時徴収員を雇用することにより、滞納整理が充実されるものと思います。また、各種使用料の滞納を少なくする対策も講じていかなければならないと考えておるところでございます。料金収入については、今年度より「広報さくらがわ」に広告を掲載し、収入確保に努めました。また、受益者負担の原則に立ち、各施設の使用料や各種手数料の適正な負担も考えていかなければならない状況にございます。あわせて歳出面についても、行財政改革、特に集中改革プランを実行に移し、経費の節減、合理化や国、県の歳出予算と歩調を合わせ、歳出抑制に努めることも肝要かと考えております。
 なお、実質公債比率については総務部長から、企業誘致については市長公室長から答弁をさせますので、よろしくお願いをしたいと思います。
 次に、公共交通網の中で、つくば市へのアクセスとの風野議員のご質問にお答えをしたいと思います。近年県内各地におきましては、公共交通として採算がとれる需要等が確保できる部分と確保できない部分が混在し、バス事業者等の不採算路線からの撤退が続き、広がる傾向にございます。今後少子高齢化の進展する中、従来型の公共交通は維持できない状況になってきております。3月議会におきましても述べましたように、現在内部におきまして、市内公共交通のあるべき姿を調査、研究に当たっておるところでございます。ご承知のように、桜川市は、南北に長い市域となってございますので、循環バスあるいはデマンドタクシー等、方法はいろいろと考えられますが、南北を軸としたバス路線の確保が非常に重要であるということは認識しております。特に真壁地区の皆様は、日常生活あるいは通勤通学とつくば方面に向かっていらっしゃる方が大変多いと聞いております。この地域の実績を十分酌み取った中で、これからの公共交通のあり方について検討してまいる所存でございまして、早期に結論を出していきたいと考えておるところでございます。
 次に、一般県道東山田岩瀬線の名称についてでございますが、議員さんご承知のとおり、つくば研究学園都市の国道50号線及び北関東自動車道(仮称)岩瀬インターへのアクセス道路といたしまして、また市においては、真壁地区、大和地区、岩瀬地区の3工業団地への接続はもとより、市民生活道路として最重要な基幹道路として考えておるところでございます。議員が申されるように、私も市の産業等イメージアップ向上の一つであると考えております。つくば益子線は、筑波山と石街道のイメージ、また東山田岩瀬線は、農産物街道のイメージがある道路と考えてもいいのではないかと思っております。ネーミング等を位置づけし、市域の特徴を生かした中で道路行政を進めることも必要であり、また道路マップへの掲載等反映できれば、大変よろしいのではないかと思います。私が就任以来申し上げております「日本一きれいなまちづくり」、また地場産業の活性化等推進している中で、大変貴重なご意見と受けとめております。そのような中で、道路管理者である県当局、また隣接市と協議を重ね、桜川市の意向をご理解、ご協力いただけるように努力していきたいと思っておりますが、特段建設部長にも建設部長の思いを答弁させますので、よろしくお願いをしたいと思います。
 次に、自殺防止についてでございますが、本日の朝日新聞の社説にも、「個の問題ではない」というようなことが書いてございました。近年自殺による死亡者が高い水準で推移していることにかんがみ、国では、自殺の予防及び自殺者親族への支援の充実を図るため、自殺対策基本法を制定いたしました。自殺は、若者、高齢者や特に働き盛りの世代と多世代にわたり問題は大変深刻でございます。自殺者の約6割が50歳以上で、経済問題、健康問題が主な原因であると言われております。これは、先ほども言ったように、個人の問題ではなく、社会的要因がありますので、社会全体の問題としてとらえていかなければならないと考えております。過去において、つくし湖周辺や私の近所の富谷林道でも自殺者がございました。住民の方々の不安なお気持ちも十分理解することができます。自殺防止についての打開策は早急に打ち出すのには難しい面もございますが、国、自治体、事業主、医療機関及び民間団体と連携をとりながら、自殺者数の減少に努める必要がございます。今後つくし湖周辺の住民の方々と連携し、ご協力をいただきながら、健康で、そして日本一きれいなまちづくりを目指しての諸事業の一環としても、自殺者対策に取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご協力のほどよろしくお願いを申し上げます。
 以上でございます。
議長(小林正紀君) 次に、飯島総務部長。
          〔総務部長(飯島泰則君)登壇〕
総務部長(飯島泰則君) 風野議員さんの質問にお答えをいたします。
 実質公債費比率についてのご質問でございますが、一般会計に占める借金返済金の負担割合だけを今までは示していたわけでございますが、18年度から特別会計や企業会計等の借金返済金の負担などの公債費類似経費を算入する連結決算の指標を導入したものですが、18%を超えると、起債許可団体になり、公債費負担適正化計画の自主的策定が求められ、また25%を超えると、単独事業の起債が認められなくなり、起債制限団体となります。こういうことで、今後の推移、見通しについてでございますが、17年度決算においては、既に公表されておりますとおり14.2%という数値でした。決算が終了しないと確かな指標は出ませんが、合併特例債事業や公共下水道事業等を考慮いたしますと、上昇傾向にあることは否定できないと思います。今後の対策といたしましては、18%を超えないような財政運営を担当としては心がけていきたいというふうに考えております。ただいま14%台は維持できるのか、あるいは18%を超えない自信はあるかと、こういうご質問ございましたが、18%は超えないように努力していきたいというふうに思っております。それから、Aクラス、Bクラス、数値目標があればということですが、各種財政指標、これは適正な数値であればこれが一番よいわけですが、できるだけそういう適正な数値になるように努力していきたいというふうに思っております。
 以上でございます。
議長(小林正紀君) 飯嶌市長公室長。
          〔市長公室長(飯嶌洋一君)登壇〕
市長公室長(飯嶌洋一君) 企業誘致についてのご質問についてお答えを申し上げます。
 ご承知のように、現在少子高齢化、そして人口減少の時代を迎えております。将来にわたり財政基盤を確立していくことは大変重要なことと考えております。20年後、30年後の子供や孫たちがこのふるさと桜川市に住んでいただけるような環境をつくっていかなければならないと考えております。その一方策といたしまして、企業誘致は重要なことと考えているところでございます。平成20年度には、北関東自動車道(仮称)岩瀬インターが開通をいたします。今後茨城県の西の玄関口といたしまして、桜川市の顔として期待されているところでございます。こうした利点を生かし、流通系、あるいは新たな産業の立地のために、本年度よりインターチェンジ周辺を中心とした桜川市全体の土地利用の検討をしているところでございます。また、本年4月には企画課内に企業誘致推進室が設置されまして、既存工業団地内の未利用地や県開発公社が所有いたします、未造成ではありますが、約40ヘクタールの工業用地につきまして、桜川市の歴史、自然などの予算を含めながら、PRに努め、優良企業の誘致に努力をしているところでございます。今後とも企業誘致に積極的に取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
議長(小林正紀君) 大場建設部長。
          〔建設部長(大場敏夫君)登壇〕
建設部長(大場敏夫君) 風野議員さんのご質問にお答えいたします。
 先ほど市長が申されましたとおり、建設部としましては、筑西土木事務所、またつくば市、筑西市と連絡をとり、推進すべく努力してまいりたいと思っております。また、ちびっ子からお年寄りまで市民の皆様に親しまれやすい愛称になるよう、また地域の活性化、起爆剤に一役買うようなネーミングを県に働きかけを行ってまいりたいというふうに考えております。
 以上です。
議長(小林正紀君) 再質問があれば。
 1番、風野君。
1番(風野和視君) 答弁漏れ一つあると思うのですが。
議長(小林正紀君) どの部分。
1番(風野和視君) つくば市の地域間の連携等協議等行われているかと私聞いたのですが。
議長(小林正紀君) つくば市のアクセスについて、話し合いをしているかということですか。
1番(風野和視君) そうです。
議長(小林正紀君) 中田市長。
市長(中田 裕君) 先ほど市内の交通関係について、内部で鋭意努力をしておるというふうに答弁をさせていただきましたが、つくば市との連携はどうかという質問でございますが、今内部で市内の交通体系のありようについて市長公室長の方で取りまとめをしております。ひいては、3月議会の中でも質問が出ましたが、筑波山入り口までの交通体系もその中で整備をしてまいりたいと考えております。
1番(風野和視君) 了解しました。
議長(小林正紀君) 1番、風野君。
1番(風野和視君) 財源確保の取り組み方について、まず滞納者に対して収税課を新しく設けたと。それは滞納は少なくなればいいことだと私思いますし、その前に、人件費をかけるよりもその前の段階として督促状など出していると思いますが、その辺のちょっとしたアイデア、結局督促状1回、2回出す場合であっても、同じ封筒でなく、1度目は黄色、2回目はちょっときつい赤色とか、そういったところもちょっと考えてみてもよいのではないかと思います。
 それから、たび重なるつくば市との連携という方向では、福祉バス等の時間、経費等かかる巡回バス等でなく、本当に直接真壁地区からつくば市へ、たった11キロでございます。逆に桜川市の真壁地区の人間がつくば市、これ確かにかなり文化的な背景もあり、行き来はしていますが、それとまた別で、直接東京方面、要するにTX、つくば市だけでなくて、即、隣にも行けるというような、逆に直接東京から桜川市に来るというイメージ戦略としてもやっぱり大事なことではないかと思いますので。
 また、次に、一般県道148号線につきましては、先ほど部長から県の方へと聞きましたが、地場産業を生かせるためにだったら桜川市の方から思いっきり問いかける。また、つくば市の東大通り、西大通り等はだれもが呼んでいますが、あれは公式な名称ではないと私も存じてわかっているので、何とかそういったコストをかけない桜川市のPRのためにも、ぜひともいいネーミングを考えてください。私は、「石屋街道」がいいと思います。
 それで、2点ほど再質問させていただきたいと思います。財源確保という部分も入るのですが、企業誘致について。今の子供たちが20年後ほかの土地に住むのではなく、桜川市で家を建て、子供をつくり、生活するためにも、また大事な財源確保のためにも、特に有力な企業、トヨタ自動車など。といいますのも、栃木県の茂木町にホンダが来るとは20年前はだれも思っていなかったと思います。であれば、この地桜川市にトヨタが来てもおかしくないと思います。市長みずからトヨタ等世界に通用する有力な企業に対して働きかける意思はあるのか、所見をお聞きします。
 また、もう一点、自殺防止についてですが、確かに防止するのは難しいと思います。ただ、公共の場ということを考えますと、公園等はもとより、私たちのつくし湖、夜になれば真っ暗で、水辺で、余りいい環境ではない。その中で、赤色灯を夜数時間に数十秒回すだけでも、これはそんなに経費がかからないと思います。そういったような防止策等、もしくは今言ったように、明るい場所であればやろうとする人もなかなかできないと私は本当に思います。であれば、防犯灯設置、これも新規でというコストではなく、大和地区の500ワットの防犯灯でもよろしいですし、私本気で考えているのです。そういった部分、お古でも構いません。あれだけでやっぱり、明るければなかなかしづらいという予防の効果は出てくるかと思います。
 それに関連しまして、ちょっと変わりますが、日本で9年連続3万人自殺している現状を見、自然豊かな桜川市が全国どの自治体よりも早く国の方へ、国主導で更生施設や相談窓口業務等を働きかけるのも財源確保の方法の一つだと思いますし、そういったやりとりもどうお考えになるのか、市長にお聞きしたいと思います。
 以上2点、再質問させていただきます。
議長(小林正紀君) 中田市長。
市長(中田 裕君) 今風野議員が、世界的優良企業のトヨタ初め誘致をするつもりはないかという再質問でございますが、実は昨年から私も、トヨタ系列の方の会社で、敷地が狭くなったので違うところに求めるというような話を聞いたときにはすぐに、経済産業省の今は次官になっておりますが、今の北畑事務次官、あるいは鈴木企業課長等に遊びに行ってまいりまして、ぜひその真意を確かめてもらいたいというような努力もしております。そういうことがつながりができまして、いろいろと産業経済省の方との結びつきができました。これからもそういう優良企業を誘致してまいりたい。特に私の場合には、これから環境問題というのは非常に大切な分野になってくるのではないだろうかというので、やはり環境にやさしい企業に来ていただけるような努力を一生懸命させていただきたいと、かように考えておるところでございます。
 また、自殺者が非常に多くなってきておるというのは、本当にゆゆしき問題でございまして、先ほども言ったように、今までは個人の問題というふうに片づけられてきた。しかし、これからはそうではないのだと。みんなで自殺者を未然に防ぐ努力をしていく必要があるであろうと。その中で、更生施設等についてという質問でございますけれども、自殺者、自殺予備軍というような形の中での更生施設というのは、なかなか今私思い当たる節はございませんが、いろいろと法務局、あるいは文科省と連携をとりながら、事前にそういう防ぐ手だて、あるいは桜川市としても皆さんのご意見等聞きながら、やはりみんなで未然に防いでいく何かをつくっていく必要があるのではないかというふうに考えておりますので、答弁になるかならないかちょっとわかりませんが、今のところはそういう状況でございます。
議長(小林正紀君) 1番、風野君。
1番(風野和視君) その更生施設というのは、私もちょっと説明が足りませんでしたが、実際山梨県の有名な青木ヶ原樹海、ここでは毎年50体からの自殺者が発見されております。その中で、民間団体が、ちょっと県の方には連絡せず、自殺をとめる看板等を実際設置したところ、51日間でその看板は撤去されてしまったのですが、その51日間の間に10人という人がその看板設置の下の相談窓口に電話をし、またその流れでほとんどの人が借金苦だったりという部分で、弁護士等できちんと調べてみたら、その借金を返したのは数百万逆に過分に返していたという実例も現にありますので、そういった含みもあって、やっぱりそういった自殺をしようという人はなかなか人に相談できない。そういった部分で、そういった借金に困っているのでこの場で働きながら返していくという、そういった意味合いの更生をどうかという、私の説明不足でした。いつもいつも財源確保、これ重要な問題だと思います。そこで、私も質問はいたしませんが、財源確保の上で、私、遅出しじゃんけんは嫌いなので、答弁は今言ったとおり要りませんが、今その財源確保について一つ要望いたします。
 さきの全員協議会で大和地区の防犯灯について高田議員の発言のとおり、今すべきことは今して、合併し間もなく2年になるのですから、地域間というものでなく、桜川市民の公平性から見ても、同じ状況でなくてはおかしいのではないでしょうか。
 最後に、市長、今どこの自治体も行財政、改革、改革と躍起になっていますが、ぜひ本物の改革をお願いいたします。本来改革とは、推定というものを定義していないと思います。ですから、強い志で質の高い、全国1,821自治体の中でも目立つ独自の税収源、目立つ行政を、それによって桜川市民が、たくさんの子供たちがここで育ち、ここに住み、またお年寄りが安心して生活できることが、それでいてできるのだと思います。中田市長の強い攻めの行政を強く要望し、私の一般質問を終わります。
 以上です。
議長(小林正紀君) これで風野和視君の一般質問を終わります。

    〇議案第38号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(小林正紀君) 日程第2、議案第38号 専決処分の承認を求めることについて(桜川市税条例の一部を改正する条例)を議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 永瀬市民生活部長。
          〔市民生活部長(永瀬 昇君)登壇〕
市民生活部長(永瀬 昇君) それでは、議案書1ページをお開き願います。議案第38号 専決処分の承認を求めることについて(桜川市税条例の一部を改正する条例)についてご説明申し上げます。
 今回の税条例の改正につきましては、基本となる地方税法などの法律改正による条例への対応条文、あるいは条項及び字句の改正などでございます。
 それでは、その主な内容についてご説明いたしますので、3ページをお開き願います。
 第23条第1項は、新信託法の制定に伴う市民税の納税義務者の追加でございます。信託収益が配分されたときに、所得税、または法人税を課税するものでございます。
 同条第2項は、文言の訂正でございます。
 第31条第2項は、第23条第1項の改正により、法律番号が重複するため、削除するものでございます。
 第95条は、たばこ税の税率がこれまで地方税法の附則で規定されていたものを法則に改正し、「1,000本につき3,298円」とするものでございます。現行の附則で規定されておりますので、金額についての改正はございません。
 附則第11条の3は、鉄軌道用地の価格の特例につきましては、鉄道用地の評価替えを平成21年度の評価替えを待たずに平成19年度から評価変更を実施する規定の適用でございますが、残念ながら本市では該当いたしません。
 附則第16条の2は、先ほど説明いたしましたたばこ税の税率が本則に規定されるため、第1項を削除するものでございます。
 4ページをお開き願います。附則第17条の2は、相続等により取得した居住用財産の買いかえ及び交換における長期譲渡所得課税の特例が平成18年12月31日をもって廃止されたため、第36条の6の時限条文が削除されたものでございます。
 附則第19条の3、第20条の第7号、第20条の4第3項は、課税特例措置の期間をそれぞれ延長するものでございます。
 附則第20条の5は、租税条約実施特例法に基づく保険料を社会保険料とみなし、控除対象とするものでございます。
 そのほかの改正につきましては、法律等の改正による適用条文並びに経過措置などの改正でございます。
 附則といたしまして、この条例は、平成19年4月1日から施行する。
 以上で説明を終わります。
議長(小林正紀君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
 1番、風野君。
1番(風野和視君) 文言というか、意味がわからないので。「鉄軌道用地」の意味は。
議長(小林正紀君) 永瀬市民生活部長。
市民生活部長(永瀬 昇君) これは、先ほど言いましたように、桜川市では該当しないのですが、都市部においては鉄道の上にデパートとか、そういう建物を建てるわけです。鉄軌道用地というのは、要するに鉄道の用地なのですが、鉄道のみ、運送業のみで課税している場合と、それを商業用に使う場合がございます。それで、大都市においては当然駅のステーションビルとかそういうことがありまして、それらについては、21年まで待っていますと、その評価に合わない課税になってしまうということで、例えば大きな建物、ビルができてなった場合には、それは評価を19年度で上げて課税しますというような考え方でございます。
 以上です。
議長(小林正紀君) よろしいですか。
 ほかにございませんか。
 25番、林君。
25番(林 悦子君) 部長、この4ページの第20条の5と、その次の第36条の2第1項以下と7行ぐらいあるじゃないですか。「所得割の納税義務者が支払った又は控除される保険料については」何々を規定する社会保険料とみなしというところから、また「「医療費控除額」とあるのは、「医療費控除額、社会保険料控除額」と読み替えるものとする」というここ、ちょっと意味がいま一つよくわからないので、要するに具体的にこういうことですよという説明をいただけますか。
議長(小林正紀君) 永瀬市民生活部長。
市民生活部長(永瀬 昇君) ただいまの質問は、第20条の5の第2項の読みかえだと思うのですが、これは先ほど言いましたように、条約相手国との社会保険保障の関係につきまして、保険料について地方税法の規定する社会保険料とみなして社会保険料の控除としたということで、条約相手国の場合が今度は追加されたという考え方でございます。条約相手国との保険料の納付があった場合には、社会保険料に加えるということでございます。
          〔「具体的な事例がぴんとこないから、何か具体的な事例を当ては
            めて説明してちょうだいということで」の声あり〕
市民生活部長(永瀬 昇君) これは日本国内にいる場合は特に問題ないと思うのですが、例えば外国でそういう保険を納めたということであって、なおかつ条約の相手国であれば、それを社会保険料として控除するということでございます。
          〔「ああ、わかった。北朝鮮みたいな国じゃだめだと」の声あり〕
議長(小林正紀君) よろしいですか。
 15番、増田君。
15番(増田俊夫君) 3ページの上から4行目ですか、5番の法人課税信託ということで、その3行目に「「法人税を課せられる個人で市内に事務所又は事業所を有するもの」と書いてありますが、この業種というのはどのような事業所で、またこのような事業所というのは桜川市内に何社くらいあるのですか。
議長(小林正紀君) 永瀬市民生活部長。
市民生活部長(永瀬 昇君) ただいまの増田議員さんに答弁いたしますけれども、申しわけないのですが、細かいことはわかりません。というのは、法人課税信託という法律ができまして、新しく、恐らくこの法人税、恐らくという表現は悪いと思うのですけれども、法人税の場合はすべて申告して初めて納付になるわけです。ですから、桜川市そのものが課税をするということではなくて、法人税、皆さん同じだと思うのですが、法人登録したものが申告をして初めて納税義務が発生するわけでございますので、我々は、当然桜川市としては、そういう申告を受けてそれに課税をするということになりますので、詳細につきましては後ほど勉強してお知らせしたいと思いますけれども、そういうシステムになっております。
議長(小林正紀君) 15番。
15番(増田俊夫君) 私も、「法人税を課せられる個人で」ということが書いてあったもので、何か意味が実際のところわかりませんでした。ただ、これによってこのような業種があるならば、では、これによってまた桜川市内で課税することによって、どのような見込みがあるのかというようこともお聞きしたいと思ったわけです。実際今の答弁を聞きまして、後でよろしくお願いいたします。
議長(小林正紀君) よろしいですか。
 26番、菊池君。
26番(菊池節子君) 3ページですけれども、今市民部長、字句の読みかえと言いましたけれども、言いましたよね……。95条中「3,064円」を「3,298円」、確かに字句が変わったのですけれども、それを字句の読みかえというふうには言わないと思うのですけれども。
議長(小林正紀君) 永瀬市民生活部長。
市民生活部長(永瀬 昇君) 先ほどの説明の中で、第95条につきましては、字句の読みかえとは言っておりません。
          〔「ああ、そうですか」の声あり〕
市民生活部長(永瀬 昇君) はい。
議長(小林正紀君) よろしいですか。
          〔「増税だよね、増税でしょう、これ」の声あり〕
議長(小林正紀君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(小林正紀君) 討論なしと認めます。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり承認することにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(小林正紀君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第38号は原案のとおり承認されました。

    〇議案第39号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(小林正紀君) 日程第3、議案第39号 専決処分の承認を求めることについて(平成18年度桜川市一般会計補正予算(第8号))を議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 飯島総務部長。
          〔総務部長(飯島泰則君)登壇〕
総務部長(飯島泰則君) 議案第39号 専決処分の承認を求めることについて(平成18年度桜川市一般会計補正予算(第8号))について概要をご説明いたします。
 まず、8ページをごらんください。既定の歳入歳出予算総額に歳入歳出それぞれ1億4,146万9,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ169億8,101万円とするものであります。
 9ページから11ページをごらんいただきたいと思います。第1表は、歳入歳出予算補正の総括表となっております。
 それでは、12ページをお開きください。第2表は、繰越明許費補正であります。8款4項都市計画費、まちづくり交付金事業、140万円減額し、2億4,377万9,000円とするものであります。これは岩瀬駅前整備事業の移転再築のための用地明け渡しに日数を要することにより繰り越した事業の一部で、補償費を支払いしたことによるものであります。
 13ページをお開きください。第3表は、地方債補正であります。1、変更につきましては、石綿対策事業債880万円を560万円に、県営土地改良事業債790万円を430万円に、県営一般農道整備事業債1,500万円を1,030万円に、農村総合整備事業債5,200万円を4,480万円に、経営体育成基盤整備事業債1,860万円を1,080万円に、道路整備事業債9,540万円を1億5,730万円に、まちづくり交付金事業債6億430万円を6億1,240万円に、減税補てん債4,600万円を3,990万円に、臨時財政対策債6億2,500万円を6億2,480万円に、限度額を事業量の変更に伴い増減するものであります。
 2、廃止につきましては、交通安全施設等整備事業債810万円を工事負担金の繰り越しにより廃止するものであります。
 14ページをお開きください。続きまして、事項別明細書によりご説明いたします。歳入についてご説明いたします。
 16ページをお開きください。第2款地方譲与税、1項1目所得譲与税で8,000円を増額しております。
 次に、2項1目自動車重量譲与税で2,912万7,000円を減額しております。
 次に、3項1目地方道路譲与税で672万4,000円を減額しております。
 次に、第3款利子割交付金、1項1目利子割交付金で204万5,000円を増額しております。
 17ページに移りまして、第4款配当割交付金、1項1目配当割交付金で859万2,000円を増額しております。
 次に、第5款株式等譲渡所得割交付金、1項1目株式等譲渡所得割交付金で506万8,000円を増額しております。
 次に、第6款地方消費税交付金、1項1目地方消費税交付金で471万8,000円を増額しております。
 18ページに移りまして、第7款ゴルフ場利用税交付金、1項1目ゴルフ場利用税交付金で792万7,000円を減額しております。
 次に、第8款自動車取得税交付金、1項1目自動車取得税交付金で2,711万9,000円を減額しております。
 次に、第9款地方特例交付金、1項1目地方特例交付金で901万4,000円を減額しております。
 次に、第10款地方交付税、1項1目地方交付税で普通交付税6億5,386万8,000円を増額しております。
 以上は譲与税、交付金、交付税の確定によるものです。
 19ページに移りまして、第14款国庫支出金、3項2目民生費委託金で、国民年金事務交付金58万9,000円を減額しております。
 次に、第15款県支出金、2項1目総務費県補助金で、合併市町村特例交付金850万円を減額しております。 次に、第16款財産収入、1項2目利子及び配当金で、各基金の預金利子269万円を増額しております。
 20ページに移りまして、第18款繰入金、2項3目災害補償基金繰入金で45万1,000円を減額しております。同じく4目塚田伝奨学基金繰入金で、8万7,000円を減額しております。同じく5目地域づくり推進事業基金繰入金で、1億100万円を減額しております。同じく6目公共施設整備事業基金繰入金で、1億2,504万9,000円を減額しております。同じく7目減債基金繰入金で、3億円を減額しております。
 次に、第19款繰越金、1項1目繰越金で、前年度繰越金で5,096万7,000円を増額しております。
 次に、第21款市債、1項1目総務債で、石綿対策事業債320万円を減額しております。
 21ページに移ります。同じく2目農林業債で、県営土地改良事業債360万円、県営一般農道事業債470万円、農村総合整備事業債720万円、経営体育成基盤整備事業債で780万円を減額しております。
 同じく3目土木債で、6,190万円増額しております。道路整備事業債で6,190万円増額し、交通安全施設等整備事業債で810万円減額し、まちづくり交付金事業債で810万円を増額しております。
 同じく5目減税補てん債で、610万円減額しております。
 同じく6目臨時財政対策債で、20万円減額しております。
 22ページをお開きください。続きまして、歳出の主なものについてご説明いたします。
 第2款総務費、1項5目財政管理費、財政調整基金積立金1億3,964万4,000円、まちづくり振興基金積立金2億7,770万円増額であります。
 次に、第7款商工費、1項2目商工振興費、災害補償基金積立金86万6,000円の減額でございます。
 次に、第13款諸支出金、2項1目財政調整基金費、財政調整基金積立金50万1,000円の増額です。これは利子分の積み立てです。
 23ページに移りまして、同じく2目減債基金費、減債基金39万4,000円の増額であります。これは利子分の積み立てです。
 同じく3目その他の基金費、積立金2億7,590万4,000円の減額は、まちづくり振興基金積立金2億7,723万6,000円を財政管理費に組み替えしたものが主なものでございます。
 内容をご審議の上、ご承認くださりますよう、よろしくお願い申し上げます。
 以上でございます。
議長(小林正紀君) 提案理由の説明が終わりました。
 ご質疑願います。
 17番、川那子君。
17番(川那子秀雄君) わからないものですから、ちょっとご質問します。
 21ページの土木債、6,190万円ですか、これ整備事業債ということで増額補正になっておりますが、この内容についてちょっとお伺いをいたしたいと思います。
 以上です。
議長(小林正紀君) 大場建設部長。
建設部長(大場敏夫君) 川那子議員さんにお答えいたします。
 これは市道の真壁7―59号線、東矢貝、下谷貝地区と、市道大和1―5号線の高久の阿部田橋の関係の経費でございます。
議長(小林正紀君) よろしいですか。
 10番、相田君。
10番(相田一良君) 10番。
 市長が言っている岩瀬駅前のまちづくりについてですけれども、今開発が急ピッチに進んでいくと思いますが、市長の決意と申しますか、道路を拡張するあの開発についての思いをひとつ聞かせてください。
議長(小林正紀君) 関連性がないのですよね。
10番(相田一良君) 関連性というより、一応まち開発の……
          〔「21ページに土地計画事業債というのがある、その関連」の声あ
            り〕
10番(相田一良君) その関連関係の質問ですので。大変厳しい質問の仕方ですけれども、まあ一応市長の思いをお聞かせください。
議長(小林正紀君) 中田市長。
市長(中田 裕君) 今全国各地で商店街が壊滅的な状況で、シャッター通りが大変多い状況でございました。その中で、桜川市の場合には、岩瀬駅前と真壁五町内の方をまちづくり交付金で今事業を進めております。道路等、あるいは駅前広場、あるいは電線地中化等図りながら、民活による再活性化を強く推進してまいりたいと、かように考えております。
議長(小林正紀君) 10番。
10番(相田一良君) 私少し歴史が好きなので、また述べたいと思います。
 「あおによし 奈良の都に咲く花は 今盛りなり」、これは昔都が奈良にありました。そのとき、奈良の都は栄えに栄えた様子をうたった歌でございます。その昔、私が小さいころ、今この岩瀬町は、関鉄つくば線とそして国鉄水戸線があそこで接合しまして、そしてあそこから西に下館、小山、東京方面へ、そして東に笠間、水戸方面に、通勤また通学した人で大変に岩瀬の町は栄えに栄えておりました。でありますが、今の状況を見ますと、やはり市長があの周辺を開発するという気持ちになったのは、その辺にもあるのではないかと私は思います。また、ある大学の有名な都市開発まちづくりの人の意見を参考にさせてもらいますと、今後ますます少子高齢化が進んでいきます。その少子高齢化になった場合に、だんだんと70、80才になっていきますと、高齢者がそのときになって車の運転をやめ、そして電車を利用して行き来する人が多くなるとその学者は申しておりました。そうした場合に、各鉄道を利用した駅周辺を開発することによって、駅から駅を移動する高齢者が大変多くなるのではないかと言われております。そうなった場合、当岩瀬駅前を開発する場合には、そのような高齢者に例えば来ていただいた場合に、駅を利用する場合にも、いろいろと年配者に気を使っていただきまして、バリアフリー的なそういう整備計画をしていただけるように、これから開発すると思いますので、そのようなことを年配者の利用できるような開発をお願いしたいと思いますが、その辺の考えを市長にお伺いします。
議長(小林正紀君) 中田市長。
市長(中田 裕君) 少子高齢化、あるいは先ほども議員さんの質問の中で、これから企業誘致等も環境問題を大切にしなければいけないという答弁をさせていただきましたが、まさにこれからの交通機関の中で、我々としては、高齢化を見据えて、バリアフリーをきちんと対応できる駅前広場、あるいは駅の橋上化等でも障害者あるいは高齢者に使いやすいものをつくってまいりたいと、かように考えております。
議長(小林正紀君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(小林正紀君) 討論なしと認めます。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり承認することにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(小林正紀君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第39号は原案のとおり承認されました。
 ここで暫時休憩いたします。
          休 憩  (午後 2時17分)

          再 開  (午後 2時30分)
議長(小林正紀君) 再開いたします。

    〇議案第40号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(小林正紀君) 日程第4、議案第40号 専決処分の承認を求めることについて(平成18年度桜川市国民健康保険特別会計補正予算(第4号))を議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 永瀬市民生活部長。
          〔市民生活部長(永瀬 昇君)登壇〕
市民生活部長(永瀬 昇君) 24ページをお開き願います。議案第40号 専決処分の承認を求めることについて(平成18年度桜川市国民健康保険特別会計補正予算(第4号))についてご説明申し上げます。
 事項別から説明いたしますので、26ページをお開き願います。26ページ、第1条で、103万2,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ56億7,483万8,000円とするものでございます。
 事項別明細書より説明いたしますので、29ページをお開き願います。歳入から説明いたします。
 4款2項1目財政調整交付金、補正額103万2,000円につきましては、3月定例会以後の実績におきまして特別調整交付金が増額になったことによる補正でございます。
 歳出では、第9款3項1目直営診療施設勘定繰出金、同額の103万2,000円の補正で、内容等につきましては、市長から説明がありましたように、県西総合病院への繰出金でございます。
 以上で説明を終わります。
議長(小林正紀君) 提案理由の説明が終わりました。
 ご質疑願います。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(小林正紀君) 質疑なしと認めます。
 これから討論を行います。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(小林正紀君) 討論なしと認めます。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり承認することにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(小林正紀君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第40号は原案のとおり承認されました。

    〇議案第41号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(小林正紀君) 続いて、日程第5、議案第41号 専決処分の承認を求めることについて(平成18年度桜川市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号))を議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 大場建設部長。
          〔建設部長(大場敏夫君)登壇〕
建設部長(大場敏夫君) 30ページをお開きください。議案第41号 専決処分の承認を求めることについて、地方自治法第179条第1項の規定により、別紙のとおり専決処分したので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものです。
 記、平成18年度桜川市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)。
 32ページをお開きください。平成18年度桜川市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)。平成18年度桜川市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによる。
 (歳入歳出予算の補正)、第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ680万円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ12億8,737万8,000円とする。
 2、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」による。
 (地方債の補正)、第2条、既定の地方債の変更は、「第2表 地方債補正」による。
 35ページをお開きください。平成18年度桜川市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)事項別明細書。
 歳入、9款市債については、680万円減額して、歳入合計が12億8,737万8,000円になります。歳出については、1款下水道事業費も同額の680万円減額して、歳出合計が12億8,737万8,000円になります。
 36ページをお開きください。歳入、9款1項1目下水道事業債については、補正額680万円を減額し、6億5,790万円になります。歳出、1款1項3目公共下水道事業費、15節工事請負費の680万円減額については、桜川市全体の入札差金による減額です。
 以上です。
議長(小林正紀君) 提案理由の説明が終わりました。
 ご質疑願います。質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(小林正紀君) 質疑なしと認めます。
 これから討論を行います。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(小林正紀君) 討論なしと認めます。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり承認することにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(小林正紀君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第41号は原案のとおり承認されました。

    〇議案第42号の上程、説明、質疑、討論、採決
議長(小林正紀君) 日程第6、議案第42号 専決処分の承認を求めることについて(平成19年度桜川市野外趣味活動施設特別会計補正予算(第1号))を議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 山中経済部長。
          〔経済部長(山中政雄君)登壇〕
経済部長(山中政雄君) 議案第42号 専決処分の承認を求めることについて、提案のご説明を申し上げます。
 41ページをお開き願います。事項別明細書につきましてご説明申し上げます。
 平成19年度桜川市野外趣味活動施設特別会計補正予算(第1号)につきまして、既定の歳入歳出の総額に歳入歳出それぞれ18万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3,017万7,000円とするものでございます。
 理由につきましては、決算を行ったところ、18万189円の歳入欠陥が生じてしまい、赤字決算となってしまうために、自治法施行令第166条の2に基づき、繰り上げ充用で対応したものです。
 以上、経過措置についてご説明申し上げました。ご理解を賜り、ご承認くださいますようお願い申し上げます。
議長(小林正紀君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
 25番、林君。
25番(林 悦子君) 4点について質問します。
 今、わずか18万1,000円なのですよね。歳入赤字決算という言葉は相当何かとても大変な感じがしますけれども、金額は18万1,000円なのですよ。18万1,000円でなぜこんな歳入欠陥補てん収入のような起きている事態と、金額の差がこれ、もうちょっと事前に、3月議会もあったわけですからね、対応できたのではないかなと思うのですが、その辺のところをもうちょっとつまびらかに説明してもらいたいということが一つ。
 それから、2点目は、常々26番議員さんの方からみかげの借金体質の問題については言われて、私たちもこの2年の間じいっと耐えて聞いていたのですけれども、真壁町時代からやはりこの話は議員さんもみんな取り上げて、だれも何もしないで放置してきたわけでも何でもこれはないのですよ。ただ、現在この話が、もう2年になりますからね、合併してから。それで、現在おおよそアバウトな数字でいいですから、借金と常々言われているものの総額が大体幾らぐらいに、おおよそでいいですから、なっているのか。その中の内容、例えば、どこかの野菜を買ったのにその野菜に全然払わないまま10年も20年もいるとか、そういうことあるでしょう。借金の内容、内訳ですね、総額の。それについて。
 それから、3点目は、現在みかげの人員体制というのはどんなふうになっていますか。それは常勤なのだか、パートなのだか、行政1種なのだか、2種なのだか、わかりませんが、その辺のところを正確に教えてください。それで、今後仮にみかげが民間委託、あるいは閉鎖というようなことになったとして仮定した場合、この現在いる職員の処遇というのはどのようになっていきますか、お尋ねをいたします。
 それから、4点目ですが、今度の手法に生環林が整備されたと、みかげのね。ほとんどみかげと不可分一体です、あの生環林のところは。中田市長はご存じないでしょうが、この生環林は、真壁町時代に私が議長をやっているときにえらい大騒ぎをやりまして、減額補正で、あんな金かかるものはやめろと言って騒いだ経緯があるのです。減額補正が1回通った経緯があるのです。地元区長さん等いろいろ皆さんお骨折りをいただきまして、結果的にはその後専決で対応したのだったか何だか忘れましたが、事業を推進することにしまして、おかげさまであのような整備がなされまして、そして市報にも紹介をされているようになったわけですが、みかげと生環林はそういうわけで、もうこれ不可分一体のものになっているのですね。それで、その整備後の状況というのですかね、反応といいますか、その辺のことについて把握をしていたらご説明をお願いいたします。それから、ちなみに生環林事業で対応したものというのは、桜川市全体、ほかのものもこれはあるかと思いますが、どのようなものがございますか、これもお尋ねいたします。
 以上、4項目です。
議長(小林正紀君) 山中経済部長。
経済部長(山中政雄君) 25番、林議員にお答え申し上げます。
 先ほどの18万189円になった経過といいますか、それについてもう少し詳しくということでございますけれども、3月議会のときに補正は行ったわけでございます。そのときに、内容としては、施設使用料及び飲食料等の大幅な減額に伴いまして、一般会計からの繰入金も最小限にするためにも、原材料を初め、歳出全般について減額したというのがまず基本でございます。それでも、当時繰入金は431万円でした。結果として、歳入歳出375万7,000円の減額として、3,043万5,000円の予算に抑えたということでございます。しかしながら、結果として、歳出を極力抑えてきたが、飲食提供量の減によりまして、その結果として先ほど申し上げました18万189円の歳入不足となり、このままいくと赤字決算となってしまうというような状態になったために、先ほど申し上げました、自治法施行令166条の2に基づき対応したということでございます。166条の2には、会計年度経過後に至って歳入が歳出に不足するときは、翌年度の繰り入れを繰り上げてこれに充てることができるということで、救済措置といいますか、そういう形でやらせていただいたというような経過がございます。
 今回の事態につきましては、職員としては本来常日ごろ心がけておかなければならないことと私も認識しておりますし、このような決算になったということに対しましては、私としても大変遺憾であるというように考えております。私としても、まさかこういうことが、未曾有の事態が起きるということは想像もいたしませんでしたけれども、結果的に私の監督不行届きというものについては否めない事実でありますので、その辺につきましては、十分今後考慮していきたいというような考えております。
 それに、人員体制ということでございますけれども、職員が行1が1人、行2が1人、シルバーからの人員1人が常駐しておりまして、その後、懇親会とかいろんな委員会があるときには適宜に何名かの方をシルバーから派遣してもらうということでございます。職員の処遇ということでございますけれども、私が直接お答え申し上げていいかどうかはちょっとはばかるところでございますけれども、私が一般的に考えることであるとしてお聞きいただければ、職員でございますので、あそこが例えば閉鎖になったというようなことについても、身分は保障されるものだと私としては考えていますけれども、私が答弁する以外の答弁だと思いますので、その辺はご了承願いたいと思います。
 生環林につきましては、まず何カ所かというと、議員も話していましたように真壁ですね、それに旧大和のまほろば、岩瀬の富谷と、3カ所だと私は認識しています。真壁の生環林については、当時私も知っていますようにいろいろいきさつはありましたけれども、結果として完成しまして、平日につきましては正直言って目をみはるほどとか、そういうふうな効果は今のところ私が知る範囲ではありませんけれども、日曜日などは家族連れとか、団塊の世代で退職した人がご夫婦で来ているとか、それから自転車サイクリングで来ているとかという方を見ることは見ておりますので、それなりの波及効果というか、そういうものは生じているのではないかなというように考えております。
 借金の内訳ということでございますけれども、どの部分をどう借金といえばということでちょっと問題あると思いますけれども、単純に一般会計からの繰入金につきましてお答え申し上げれば、私の今ちょっと手元に帳簿の書類がありませんので、私の記憶が間違っていないとすれば、4億3,000万前後だったというように考えております。ちょっと今手元に資料がありませんので、開設当時から一般会計からの持ち出しをトータルした数字としては、手元に、何回も言うようですけれども、ちょっと資料を持っていませんから定かでないですけれども、4億3,000万円前後の金額になるというように覚えております。
 以上でございます。
          〔「内訳は、その4億3,000万の」の声あり〕
経済部長(山中政雄君) 4億3,000万の内訳というのはですね、ほとんどが人件費だというふうに理解しています。
議長(小林正紀君) 25番。
25番(林 悦子君) いつか言おう言おうと思っていたのですね。じいっと我慢していました、2年間。これはやはりもう何十年も前の昔の労働省の産業施策等に絡んで自治体がやってきたことの名残の施設ですから、確かに経済産業省から1万500円ぐらいで払い下げたのですかね、こんなものでしたよね、最後は。ですから、お荷物施設と言えば、確かにお荷物施設であることはこれは否めないところだと思います、そういうふうに言われても。でも、どの自治体にもそういうものというのは少しずつあるのではないですか。
 例えば、今の話を大体総合して聞いていると、一つ、1点目の、整理しながらちょっと何点か再質問、今度市長にも答えてもらいたいのですが、3月補正のときには、もうとにかく切って切って切って、いつも迷惑をかけているから最低の計上をしようということで34万5,000円計上したのだけれども、それでも18万円足りなかったと。これ泣き泣きの18万円だと思いますよね、現場にしてみれば。ところが、この赤字決算という言葉が例えば世の中でひとり歩きすれば、「みかげは赤字決算ぶったんだと」なんて話になってひとり歩きされたときの、その関係者の努力、悲しみというのを考えると、やっぱりこういうものは幾ら切り詰めるといっても切り詰めるのには限度があるのです。仮に年に1回執行部と議会で打ち上げとか、これやっていますよね、それで1回もみかげでやったことございません。遠いから……、やったことありますか。
          〔「1回やった」の声あり〕
25番(林 悦子君) 1回やりましたか。そうですか。では、それは失礼しました。ですが、何かの折にやはり市で使うということがもしあったなら、この18万5,000円、3月議会で例えばやっていたら、恐らく赤字決算ならなかったでしょうね。やっぱりそういう対応も私は必要なのではないかと思いますので、今後、皆さん委員会さんもいろいろなおつき合いとかあるかとは思いますけれども、大和のふれあいセンター、あるいは岩瀬であれば湖畔閣さん等お使いになることも多いので、それも大いに結構です。ですが、1年に1回ぐらいはね、何か例えば区長会の総会であるとか、そういう大きなものをみかげの方でお使いいただけることがあればありがたいと思いますが、今後そのようなお心遣いを市長していただけますか、これについてご答弁をお願いいたします。
 それから、2点目の、借金4億3,000万円ですが、結局人件費なのですね、ほとんどが。そうすると、今の人員体制を聞くと、行1、行2が1人ずつですか、それでシルバーからの方は来ないでもらうということになるのだかもしれませんけれども、結局この行1、行2の2名については、一般会計の方にその人件費の項目が移るだけなのですね。ですから、借金、借金と言われていますが、どこかよそさんに踏み倒しているわけでも何でもなくて、役所の中でたまたま特別会計を組んでいるから人件費の累計でこの数字になっているのであって、それをやめたからといって、例えばですよ、例えばどちらも、真壁の公民館であろうと、シトラスさんであろうと、ラスカさんであろうと、これを特別会計で運営したらほとんどのところはなかなか厳しいのではないですか。このみかげと同じような結果が出るところも出てくるでしょうよね、特別会計で運営すれば。でも、それでもサービス提供が主な目的だから、やっぱり一般会計から補てんしながらやっているということで皆さんの合意を得ている施設だと思いますから、私は、余りこの4億3,000万円を何とかしろということがこれ以上言葉としてひとり歩きすることに対しては甚だ遺憾だと思っております。結局人件費なのですから、閉鎖しようが何しようが、ほとんど変わらないのですね、状況が。ですから、市内内部の中の貸借関係でこの数字で出ているということであって、一般の方々にご迷惑をかけているという数字ではないと、民間企業に借金を踏み倒しているわけでも何でもないということは、改めて認識させてもらいたいと思っています。
 それから、この生環林に関しては、平日は効果は今のところ余り見受けられないけれども、日曜祭日等は家族、サイクリング、団塊の世代等の、要するに軽登山みたいな形でハイキング等に訪れる方がいらっしゃるということですよね。市長、私、ここはかなり頻繁に行っておりました。大体2日に一遍ぐらい行くのですね、犬を連れて。それで、私、生環林は反対したのですけれども、だれよりも一番恩恵を受けている議員かもしれません。確かに会います。きのこ山の方から自転車でおりてきた方と会ったこともありますし、それから平日は大和の方と真壁の方が一緒になって多分ゲートボールか何かなさっているのではないですか。あそこの芝生の草は一度も伸びたの見たことないのです。だれがやっているかご存じですか。そのゲートボールをなさっている方が、使う前にこうやってかまで、やっぱり自分たちで使うから、取っていらっしゃいますよ。それから、あそこの山道のところの枝が伸びたものは、やっぱり役場の職員、あるいはみかげの支配人等が休日でも軽トラックを出してきて、そして刈っているところに私は何度か会いました。これは給食センターの現場の職員なんかもそうなのですが、現場を持たされている職員というのは一生懸命やっている人が多いではないですか。体を使わないことには成果が出ませんから、机の前に座っているだけでは。ですから、単に数字の上で出てきたものだけをつかまえて、けしからぬ、体制になっていないというようなものでもないなということは、岩瀬の北の給食センターなんかも2人しかいませんからね。所長さんと女の人1人でしょう。あとはみんな調理員とかあれの人だけですよね。ですから、それは一生懸命やっているということは見てあげなくてはいけないのではないかなと思うのですが。あとは、あれもやっていますね、匠の会とかいって左官屋さんの、土壁とかを塗ったりしているのですね。普通使われないような形で大変使われているということも認識してもらった方がいいのではないかなと。それで、その左官の会なんかに来られる車は、2カ月間に1回ぐらい集まっているでしょうけれども、湘南ナンバーとか、それから宮城ナンバーの車で、トラックでいらっしゃいます。これは私がもう実際会っていますから。そういう意味で、閉鎖するとか、簡単にどこかぶん投げるとかというのではなくて、生環林まで整備したのだから、稜線林道の方からおりてくるのに、何も山道ですから舗装なんかする必要全然ないですよ。もうちょっとアピールすれば、岩瀬のそばの会の方がそば道場開いたりもしていますので、私は、三つある生環林の中ではかなり利用頻度というのは高くなってきていると思うのです。おふろも今のところやめてしまっていますが、実はあそこおふろあるのですよね。ですから、後のところを素通しガラスか何かにして、それで竹垣か何かを回せば野天ぶろ風で、実際「おふろに入れませんか」と言われることもあるそうです、ハイキングに来た人に。そして、おふろに入っていただいて、そばを食べるというようなことも、これは市がやるかどうかは別にしても、あるのですね。だから、このみかげについては、どうしても借金イメージがあるかと思うのですが、ちょっとそこを今回視点を変えてみていただけませんか。それで、今後の方針を市長に聞きたいのは、使うかどうか。それから、今言っていらっしゃるように、みかげに関しては今後もやっていくのか、それともどなたか民間の方にお預けするような方向でどのくらいその話が煮詰まっているのか、進捗状況のようなものがあったら、教えていただきたいと思います。これで2点目。
 そして、最後に、さっき仙波議員さんの話を聞いていても思ったのですが、富谷観音も、あれ富谷山というのですか、あそこの山は……富谷山でいうのですか。生環林があるのは存じ上げていました。多分岩瀬山の生環林事業をまねて、真壁の前の町長は生環林使ったと思いますからね、富谷みたいにやりたいというようなことを言っていましたから。それで、同じ一つの山で、私も同じことを思っていたのですが、今まで地元の議員さんがいらっしゃるから富谷山のお話は申しわけないからと思って話をしなかったのですが、おかげさまで仙波議員さんがやってくれましたから、この話は私たちがしても解禁になったかなと思ってついでに質問するのですが、山一つで半分は、要するにお寺さんを挟んで生環林ですよね。生活環境保全林ですからね。そして、山半分は、こっちは営利活動ですよね。すると、どこかでヒフティー・ヒフティーというわけにもいかなくなると思うのですが、さっきの質問の中では20年4月にもう一度許認可の意見書を交わすときが来るわけですね。そのときに延長の許認可の意見書を出しますか、それとももう出しませんか、それをお尋ねいたします。
議長(小林正紀君) 中田市長。
市長(中田 裕君) 林議員さんがみかげを愛しているというのがわかりました。しかし、市としてのいろいろな場で活用をさせていただいております。区長会の役員会、あるいは商工会、石材組合等に大変ご利用をいただいておるところでございまして、今市営でやっておるわけでございますので、市営でやっている限りは最善を尽くして多くの利用客に使っていただきたい。岩瀬そばの会も私の親しいグループがやっておるわけでございまして、技術を教えて、おいしいそばを召し上がってくれるようにということで、支配人初めみんなが覚えて、今提供をしておるというようなことでございます。しかし、今までの累積等かなりございます。今後議会終了後、運営協議会を開催していただいて、その中でいろいろ意見を聞かせていただいて、最終的に判断をしてまいりたいと、かように考えておるところでございます。何はともあれ、私の基本的な考え方は、やっぱり民間に任すところは民間に任せていった方がよろしいのかなというふうな思いも強く持っております。しかし、市でやっている限りは、最善を尽くしていきたいというふうにお答えをさせていただきたいと思います。
 富谷山の問題につきましては、今先ほど仙波議員の質問にお答えしたばかりでございますので、それ以上お答えを申し上げると、またいろいろと波風が起きるので、今回はいろいろと部の方で精査をしておりますので、それらを待って判断をしてまいりたいと、かように思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
議長(小林正紀君) 25番。
25番(林 悦子君) 関連でそこまで言うことを言って、これ以上は関連ですから追求しませんけれども、追求というか、言いませんけれども、今の富谷山の問題につきましては、もともと仙波さんの質問ですからね。やっぱり見た感じ、そこにおり立って正面ですから、あれ見てだれも「日本一美しいまち」だと思う人一人もいないではないですか。私は石炭でも最初出ているのかなと思いましたよ。何か炭坑のコンビナートみたいな感じになっているではないですか。だから、やっぱり今まではともかくとして、今後は方向転換するということは大事なことのような気がします。答えると波風が起きるような場所であっては困ると思います。やっぱりすっきりと復元していきたいと。私も正業が石材業ですから、山の恩恵を受けているのです。石山を切っております。ですが、やっぱりあのまま放置しておけませんからね、岩瀬の富谷山とは規模が違いますから。私どもは、個人的なことになりますが、自分の息子のことは森林学科に入れました。そういうこともあります。これからは森林の時代になりますから。ぜひ、いろんな複雑な人間関係が絡んでいるのだと思いますが、安易にまた延長を許可するというような意見書、私は付さない方がいいと思いますので、その節、時期が来ましたらば、よくそのことをお含み置きいただいて、ご判断いただいた方がいいと思います。私は延長の意見書は出すべきではないと思います。条件つきで許可するなどということもやめた方がいいと思います。
 それから、みかげについては、民間に任せたいという気持ちが強いのですね。それは時期の問題なのだなというふうに今の答弁を聞いていて思いました。民間でよくなるのなら、それでも結構なのですが、とにかく生環林だけとっても莫大な予算を、20億円ぐらいやりましたかね、あれ。しかも、民有地ですからね、投下しているものなのですね。どうしたってそこと不可分一体のものなのですよ。ですから、そこ等含めて、民間にやるというのであれば、その民間はどのようなものかということについて、私は相当厳選されてくると思います。物すごい税金が投下されていますから。
 それと、累積等問題があると言いましたが、市長、これ何回も同じ話になりますが、人件費ですから、解消されませんからね。それはあくまでもどこかまた違うところで配置転換をして、そして働く場所が確保される。当然そういう公務員ですから、簡単に首切っていけるようなものでもないし、また一生懸命努力もしていますよ、夜の9時、10時までやっているのですから。ですから、やっぱりそう簡単に審議会でもう民間と決めたから民間だというのではなくて、私は、理由がその累積額であるならば、決して問題は解消されないということは、どうぞその協議会の席でも担当部長説明していただいて、だれかに借金踏み倒してこの金額になっているわけではありませんから。市の中の貸借関係の数字ですから。そこを判断材料を間違えないようにして協議会でご説明をしていただきたいし、みかげ運営協議委員会の委員さんになっている議員さんにもその旨よろしくお願い申し上げまして、ちょっと関連で長くなりましたけれども、質問は終わりです。
議長(小林正紀君) 質疑を終わります。
 これから討論を行います。
          〔「討論なし」の声あり〕
議長(小林正紀君) 討論なしと認めます。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり承認することにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(小林正紀君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第42号は原案のとおり承認されました。

    〇報告第1号〜報告第5号の上程、説明、質疑
議長(小林正紀君) 続いて、日程第7、報告第1号 平成18年度桜川市一般会計継続費繰越計算書について、日程第8、報告第2号 平成18年度桜川市一般会計繰越明許費繰越計算書について、日程第第9、報告第3号 平成18年度桜川市国民健康保険特別会計繰越明許費繰越計算書について、日程第10、報告第4号 平成18年度桜川市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書について、日程第11、報告第5号 平成18年度桜川市介護保険特別会計繰越明許費繰越計算書について、以上5案件を一括議題といたします。
 順次説明を願います。
 飯島総務部長。
          〔総務部長(飯島泰則君)登壇〕
総務部長(飯島泰則君) 報告第1号 平成18年度桜川市一般会計継続費繰越計算書について概要をご説明いたします。
 44ページをお開きください。8款5項住宅費、御領西住宅建設事業、平成18年度継続費1億8,677万7,000円のうち、8,236万2,000円を平成19年度に逓次繰り越しするものであります。これは、工事用資材等の運搬路狭隘のため、通学路及び住宅地と近接により、安全対策の調整に時間を要したためでございます。
 続きまして、報告第2号 平成18年度桜川市一般会計繰越明許繰越計算書について概要をご説明いたします。
 46ページをお開きください。3款1項社会福祉費、後期高齢者医療制度創設準備事業1,492万円を計上しております。これは、医療制度の改正に伴う後期高齢者医療制度のシステム改修等の経費が平成18年度国の補正予算で措置されたことによるシステム構築の委託料ですが、厚生労働省より詳細が提示されないため、着手に時間を要したためでございます。
 同じく、国民健康保険特別会計繰出事業300万円を計上しております。これも後期高齢者医療制度のシステム改修等の経費で、国保会計への繰出金でございます。
 8款2項道路橋梁費、地方道路整備臨時交付金事業1,926万円を計上しております。これは、阿部田橋かけかえ工事の県への負担金であります。県発注の工事が電柱移転等に日数を要することによるものでございます。
 同じく、4項都市計画費、まちづくり交付金事業2億4,377万9,000円は、岩瀬駅前整備事業の移転再築のための用地明け渡しに日数を要することによるものでございます。
 以上ご報告申し上げます。
議長(小林正紀君) 永瀬市民生活部長。
          〔市民生活部長(永瀬 昇君)登壇〕
市民生活部長(永瀬 昇君) 47ページをお開き願います。報告第3号 平成18年度桜川市国民健康保険特別会計繰越明許費繰越計算書についてご説明申し上げます。
 平成18年度桜川市国民健康保険特別会計の繰越明許費は、別紙のとおり翌年度に繰り越したので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告するものでございます。
 次のページ、48ページをお開き願います。内容につきましては、1款2項徴税費の国保税システム改修委託料で、後期高齢者医療制度に伴う保険税賦課徴収システム改修事業の委託料2,163万2,000円を繰越明許費とするものでございます。この件に関しましても、一般会計同様、厚生労働省より当該システムの概要が示されていますが、現在のところ詳細については示されていないため、事業に着手できない状況であり、繰越明許費として計上したものでございます。
 以上で説明を終わります。
議長(小林正紀君) 続きまして、大場建設部長。
          〔建設部長(大場敏夫君)登壇〕
建設部長(大場敏夫君) 49ページをお開きください。報告第4号 平成18年度桜川市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書について。
 平成18年度桜川市公共下水道事業特別会計繰越明許費は、別紙のとおり翌年度に繰り越したので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告する。
 次ページをお開きください。平成18年度桜川市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書についてご説明いたします。第1款1項、事業名公共下水道事業、6億4,630万4,300円のうち、繰越額6,550万円でございます。これは、岩瀬地区の県西総合病院裏の1級河川桜川の横断推進工事に当たり、河川管理者である筑西土木事務所との占用協議に日数を要したため、工事発注がおくれ、繰り越したものでございます。
 次に、事業名小貝川東部流域下水道事業建設負担金、2億4,515万1,000円のうち、繰越額4,866万円でございます。これは、事業主体である県が事業を繰り越したため、関係市町村においてもその建設負担金の一部を繰り越したものでございます。
 以上です。
議長(小林正紀君) 中澤保健福祉部長。
          〔保健福祉部長(中澤 進君)登壇〕
保健福祉部長(中澤 進君) 51ページをお願いいたします。報告第5号 平成18年度桜川市介護保険特別会計繰越明許費繰越計算書についてご説明いたします。
 平成18年度桜川市介護保険特別会計繰越明許費は、別紙のとおり翌年度に繰り越したので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告するものでございます。
 次のページをお願いいたします。平成18年度桜川市介護保険特別会計繰越明許費繰越計算書。
 第1款総務費、2項徴収費、事業名介護保険システム改修事業、金額334万9,000円を翌年度に全額繰り越したものでございます。財源内訳といたしましては、国県支出金97万2,000円、一般財源237万7,000円でございます。この計算書につきましては、介護保険システム改修について、国からの仕様の内容が19年3月までに示されないので、18年度執行が困難のため、繰り越したものでございます。
 以上でございます。
議長(小林正紀君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
 17番、川那子君。
17番(川那子秀雄君) 50ページの下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書、これに関連しまして、実際に公共下水道は、私は鍬田に住んでおりますけれども、鍬田までつなげられるようになった。実際に建設部長、真壁、大和、岩瀬でどのくらいもうそういうことになっておりますか。相当な費用をかけているわけですが、あれは3年でしたよね。下水道事業法では3年間のうちにやらなければならないというふうになっているわけですよ。だから、その間にちょっと進捗状況がわかれば、教えていただきたいと思います。
議長(小林正紀君) 大場建設部長。
建設部長(大場敏夫君) 川那子議員さんにお答えします。
 東部流域下水道、あるいは桜川市公共下水道というふうなことでございますけれども、とりあえず今年度ですか、今年度につきましては、真壁町の受益面積が約8ヘクタールですか。今年度の予定というのが真壁の小学校周辺と飯塚の一部でございます。それと、大和地区につきましては、阿部田地区、あるいは本木地区ということで、受益面積で1.6ヘクタールぐらいですかね。それと、岩瀬地区につきましては、県西総合病院裏から青柳の塩田印刷所ですか、その辺あたりが今年度受益のエリアというか、網にかぶると思うのですけれども、それが約9.16ヘクタールというふうなことで私の方認識しているのですけれども、総体的などのくらいかというのは、ちょっと今資料はないのですけれども、今現在桜川市の下水道の普及率、これが今一番新しいデータでは約23%というふうなことで、極めて低廉な数字でございますので、今も関係3地区、先月あたりで集落の説明会は終わったのですけれども、非常に地域差があるということで、なかなか啓蒙なり啓発行為、これをかなり下水道課がチーフとなって頑張ってやっているのですけれども、なかなか加入の方がままならないというふうなことなのですけれども、いずれにしましても、下水道はもう桜川の浄化というのですか、霞ヶ浦へ流れるということで、非常にそういうエコに対する市民のニーズというか、かなり意識が高うございますので、そういうのを踏まえた中で、なお一層そういう啓発行為、啓蒙活動を徹底してやってみたいというふうなことで、いろいろ下水道課の方では試行錯誤しているのですけれども、議員さんにおかれましても、ひとつ啓蒙なり啓発の方はよろしくお願いしたいというふうなことです。細かい数値等につきましては、後で議員さんの方へご提示させていただきたいと思います。
議長(小林正紀君) 17番。
17番(川那子秀雄君) それは結構ですけれども、23%、3年という時限、法律で決められていると。私、県西病院のところまでは昨年……その前ですよね、そうすると、あと残っている年限はどのくらいなのですか。よく私聞かれるのですよ。何年までにつなげればいいのですかと。ところが、やっぱり金もかかるしということを言われるのですが、やっぱり全戸加入ということが原則ですから、いろいろな事情のある方がありますがね。そこいら、ちょっと、何年までにやればいいのだと。
議長(小林正紀君) 大場建設部長。
建設部長(大場敏夫君) お答えします。
 一応基本的な考え方としては、平成43年度までに整備を完了するということなのです。ただ、全体計画区域の見直しというのですか、特に小貝川流域下水道に絡んで、今つくば市の一部と下妻市の一部が何か認可面積というか、該当する地域を縮小しているというふうなこともちょっと下妻市の方から聞いてございますので、幾らか計画を圧縮して、そういうことで対応したいというふうな意見も一部筑西市さんの方からも出ていますので、よくよく近隣町村の方ともタイアップして対応していきたいというふうに考えてございます。
議長(小林正紀君) 17番。
17番(川那子秀雄君) いや、部長、そうじゃない。もう本管が使えるようになった。そこへつなげていく。そうすると、3年でしょう、それ。だから、そこら辺ちょっとね、地区によって違うと思うのですよ。
議長(小林正紀君) 大場建設部長。
建設部長(大場敏夫君) 大変失礼しました。宅内配管は、先ほど川那子議員さんがおっしゃったように、3年以内というふうなことで、都市計画法の中で、法令の中で遵守しなくてはならないと。そういうことで、一応担当の方もそういう説明をさせていただいているというふうなことです。
          〔「何年だって私聞いたんですよ」の声あり〕
議長(小林正紀君) 何年かと。
          〔「何年までにあそこは全部つなげなきゃなんないかと」の声あり〕
議長(小林正紀君) 大場部長。
建設部長(大場敏夫君) 一応そのエリアですね、エリアの、例えば岩瀬についてはここ3年ぐらいの間にできると思うのですけれども……
          〔「そうじゃないですよ」「休憩」の声あり〕
議長(小林正紀君) ちょっといいですか、休憩。
          休 憩  (午後 3時15分)

          再 開  (午後 3時17分)
議長(小林正紀君) 再開いたします。
 大場部長。
建設部長(大場敏夫君) 一応給水、先ほど言いましたように、県西総合病院裏から塩田印刷所付近につきましては……
          〔「違う違う、そこから西のこと言ってんだべ」「それはことしだか
            ら、そこから3年でしょう」の声あり〕
議長(小林正紀君) 17番。
17番(川那子秀雄君) ということは……座ってごめんなさい。こういう財源が非常に大変だということは、加入してもらわなければどうしようもないだろうと。利用がされないわけだから。だから、そこいら辺のことを私、今「その他」なんて、未収入というところが載っていないので、ここら辺をちょっとやっぱり聞きたかったわけです。みんなに聞かれるのですよ。そこいらあたり歩いているのかどうかね。きちっと担当者に何年までということをやっておいてもらいたいのですね。そうじゃないと、うちは一番最後にするからと言う人ばかりなのですよ。最後というのはいつだかわからない。
議長(小林正紀君) 建設部長。
建設部長(大場敏夫君) 一番結局新橋地区あたりは岩瀬地区では早かったということで私の方も認識はしているのですけれども。
          〔「違う違う」の声あり〕
議長(小林正紀君) 17番。
17番(川那子秀雄君) 入っている人少ないですよ。だから、市に入ってこないでしょうよ、金が。だから、それを促進をしなければならないという仕事があるわけでしょう。
          〔「違うんだな」の声あり〕
議長(小林正紀君) ちょっといいですか。暫時休憩いたします。
          休 憩  (午後 3時19分)

          再 開  (午後 3時22分)
議長(小林正紀君) 再開いたします。
 大場部長。
建設部長(大場敏夫君) 川那子議員さんにお答えします。
 18年の4月から21年の3月までというふうなことで認識してございます。
17番(川那子秀雄君) 違うな、それは。まあ、それはいいですよ。下水道課長だっていいのだろうよ。始まったのはもう、あそこへつなげることをやったのは私は全く去年の何月にやっているのだから……。
議長(小林正紀君) 中田市長。
市長(中田 裕君) 岩瀬地区につきましては、県の下水道課の方が工事の進捗が予算の面で大分おくれまして、県西病院の西側にラインが到達したのが18年の3月でございまして、大分おくれました。今でも工事はおくれております。ですから、当初の予定では17年度の最初のうちに接続開始ができるというふうな事業でやってまいりましたけれども、17年度の年度内に接続するというふうな状況になりまして、約1年間おくれました。そういう面で今ちょっと建設部長の方でも答弁の中でご理解がいただけなかったということで、事業実施も県の方の事業が大分遅延しております。そういうことも踏まえまして、これから市民の皆さんにもご理解をいただくよう、鋭意努力をしてまいりたいと考えております。
17番(川那子秀雄君) わかりました。頑張ってください。
議長(小林正紀君) ほかはございませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(小林正紀君) では、質疑を終わります。
 報告第1号から報告第5号まで、地方自治法施行令第145条第1項及び第146条第2項の規定に基づく報告でありますので、ご了承願います。

    〇議案第43号、議案第44号の上程、説明、質疑、採決
議長(小林正紀君) 日程第12、議案第43号及び日程第13、議案第44号の人権擁護委員の推薦について意見を求めることについてを一括議題といたします。
 提案理由の説明を願います。
 中田市長。
          〔市長(中田 裕君)登壇〕
市長(中田 裕君) 議案第43号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてご説明いたします。
 人権擁護委員の推薦につきましては、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、市町村長が議会の意見を聞いて法務大臣に候補者を推薦するものであります。
 提案いたしました矢部喜三郎氏は、住所、桜川市大国玉2836番地、昭和12年10月20日生まれで、現在69歳になられた方でございます。同氏は、平成13年9月1日に旧大和地区の人権擁護委員として委嘱されて以来、現在も引き続き桜川市の人権擁護委員として2期職務に活躍中であります。今般平成19年9月30日をもって任期が満了することから、同委員の再任をお願いするため、議会の意見を求めるものでございます。
 なお、人権擁護委員法第7条には、委員の欠格事項が規定されておりますが、いずれの欠格事項にも該当していないことを申し添えまして、説明といたします。
 次に、議案第44号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてご説明をさせていただきます。
 提案いたします鈴木たけ氏は、桜川市真壁町長岡560番地、昭和25年5月20日生まれで、現在57歳になられた方でございます。同氏は、永年にわたり教職に携わってこられた方であり、特に男女共同参画社会の実現及び女性の人権問題に対処する上で理解と認識のある方でございます。つきましては、今回初めて人権擁護委員として推薦したいので、議会の意見を求めるものでございます。
 また、鈴木氏につきましても、委員の欠格事項に該当しておらず、現在活躍中であります冨山和夫氏につきましては、本人より推薦を辞退したい旨の意向があったことを申し添えます。よろしくご審議の上、適切なるご議決を賜りますようお願い申し上げ、説明といたします。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
議長(小林正紀君) 提案理由の説明が終わりました。
 これより質疑を行います。質疑ありませんか。
          〔「質疑なし」の声あり〕
議長(小林正紀君) 質疑を終わります。
 お諮りいたします。議案第43号、矢部喜三郎氏を適任とすることにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(小林正紀君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第43号は適任とすることに決定されました。
 続いて、議案第44号、鈴木たけ氏を適任とすることにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」の声あり〕
議長(小林正紀君) 異議なしと認めます。
 よって、議案第44号は適任とすることに決定されました。
以上で本日の日程は終了いたしました。

    〇散会の宣告
議長(小林正紀君) 本日は、これで散会します。
 どうもご苦労さまでございました。
          散 会  (午後 3時32分)